JP2012057689A - 仕切弁及び仕切弁の制御方法 - Google Patents

仕切弁及び仕切弁の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】弁箱の内部に乾灰が固着することを防止する仕切弁を提供する。
【解決手段】仕切弁V1は、乾灰Daが流通する輸送管91の流路を開閉する。仕切弁V1は、弁箱1と弁体2を備える。弁箱1は、輸送管91に接続され、輸送管91の流路の一部を構成する弁室11を内部に有する。弁体2は、弁箱1の外周に設けた開口1aに出入りすると共に、弁室11の遠心方向に進退して弁室11を開閉する、又、仕切弁V1は、空気圧シリンダ3とジェットノズル4を備える。空気圧シリンダ3は、弁箱1に取り付けられ、弁体2を進退させる。ジェットノズル4は、弁箱1の外周に取り付けられ、弁体2及び弁体2を囲う弁室11の内壁に付着する乾灰Daを飛散させて除去するように、弁体2及び弁室11の内壁に向けて圧縮空気を噴出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、仕切弁及び仕切弁の制御方法に関する。特に、石炭又はガス化された石炭をボイラーの燃料とする発電所などで用いられ、燃焼後の石炭灰(乾灰)を輸送する輸送管に設置される仕切弁の構造及び仕切弁の制御方法に関する。
火力発電所は、石炭又は重油を燃料としてボイラーを加熱し、ボイラーから発生した高圧蒸気でタービンを回転させ、タービンに連結された発電機が回転することで、発電している。そして、火力発電所では、脱硫された燃焼後の石炭灰を回収して、船舶で輸送する一方で、リサイクルに手間がかからず環境に負荷を与えない「エコマテリアル」として、この石炭灰を再利用している。
例えば、脱硫された燃焼後の石炭灰は、サイロに一時的に貯蔵され、傾斜して配置された輸送管、又は鉛直方向に延びる輸送管でサイロから輸送されている。そして、この輸送管の途上に設置した仕切弁を開閉することにより、船舶輸送用の流路とエコマテリアル用の流路を切り換えている。
一般に、仕切弁は、ゲートバルブとも呼ばれ、バルブ(弁)の弁箱に収納された平板状の弁体が流路に対し直角に動作して、流路を開閉する構造になっている。仕切弁は、構造が単純であり、輸送管を流通する流体の圧力及び温度に対応できる範囲が広いことが特徴とされている。
この仕切弁として、石炭ガス化プラントで発生する未燃焼分の粉粒体を含む流体を遮断及び密封可能な仕切弁であって、粉粒体が弁箱の内部に堆積することによる動作不良を防止すると共に、良好なシール性と高い耐久性を有する仕切弁が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による仕切弁は、流入部及び排出部を有する弁箱と、流入部と排出部との間に、流路の軸線方向に対し直交する開閉方向に延在されると共に、開閉方向に移動可能に設けた平板状の弁体を備えている。
又、特許文献1による仕切弁は、弁体と流入部との間に、開閉方向に延在して設けられた楔板と、弁体と排出部との間に、開閉方向に延在して設けられた案内板と、弁体に係合し開閉方向に移動させる移動手段と、を備えている。
そして、特許文献1による仕切弁は、弁体と楔板との間、及び弁体と案内板との間が面接触によってシールされていることを特徴としている。
特開2006−342859号公報
特許文献1による仕切弁は、弁箱の外部に設置されたハンドルを回転することにより、弁棒に連結した平板状の弁体を開閉方向に移動させている。つまり、特許文献1による仕切弁は、手動式の仕切弁となっている。
一方、燃焼後の乾灰を輸送する輸送管に設置される仕切弁は、空気圧シリンダに設けたピストンロッドの先端部が平板状の弁体に連結している。そして、空気圧シリンダを駆動することにより、この弁体を開閉方向に移動させている。つまり、このような既存の仕切弁は、自動式の仕切弁となっている。
又、このような既存の仕切弁は、特許文献1による仕切弁とは異なって、構成がより簡易になっている。例えば、既存の仕切弁は、弁箱の外周に設けた開口(ゲート)に平板状の弁体が出入りして、輸送管の流路を開閉する構造となっている。
しかしながら、この既存の仕切弁は、平板状の弁体が通常、外部に露出するように配置され、この弁体が風雨にさらされことが多い。このため、弁体に付着した水分の影響で、乾灰が湿気を含んだ湿灰に変容し、この湿灰が弁箱の内部に固着して、弁体の移動を困難にするという問題があった。
乾灰が弁箱の内部に固着しないように改善できれば、弁体の移動が容易となり、仕切弁を分解して、固着した乾灰を剥離する保守作業(保守費用)も削減できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、弁箱の内部に乾灰が固着することを防止する仕切弁及び仕切弁の制御方法を提供することを目的とする。
本発明者は、弁箱の内部に堆積する乾灰を飛散させて除去するジェットノズルを仕切弁に取り付けると共に、外部に露出した弁体、及びこの弁体が出入りする開口を雨水防止カバーで覆うことにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな仕切弁及び仕切弁の制御方法を発明するに至った。
(1)本発明による仕切弁は、乾灰が流通する輸送管の流路を開閉する仕切弁であって、前記輸送管に接続され、前記輸送管の流路の一部を構成する弁室を内部に有する円筒状の弁箱と、この弁箱の外周に設けた開口に出入りすると共に、前記弁室の遠心方向に進退して当該弁室を開閉する平板状の弁体と、前記弁箱に取り付けられ、前記弁体を進退させる移動手段と、前記弁箱の外周に取り付けられ、前記弁体及び当該弁体を囲う前記弁室の内壁に付着する前記乾灰を飛散させて除去するように、前記弁体及び前記弁室の内壁に向けて圧縮空気を噴出する一つ以上のジェットノズルと、を備える。
(2)前記ジェットノズルの少なくとも一つは、前記弁箱の開口と反対側に取り付けられていることが好ましい。
(3)前記ジェットノズルは、前記弁体が前記弁室を閉じた停止時に、圧縮空気を噴出することが好ましい。
(4)前記移動手段が空気圧シリンダからなり、前記ジェットノズルには、前記空気圧シリンダに供給される圧縮空気が分配されてもよい。
(5)前記空気圧シリンダの進退方向を制御する電磁制御弁と、前記ジェットノズルに圧縮空気を供給又は停止する電磁開閉弁と、を更に備えることが好ましい。
(6)外部に露出した状態の前記弁体、及び前記弁箱の開口を覆う雨水防止カバーを更に備えることが好ましい。
(7)本発明による仕切弁の制御方法は、乾灰が流通する輸送管の流路を開閉する仕切弁であって、前記輸送管に接続され、前記輸送管の流路の一部を構成する弁室を内部に有する円筒状の弁箱と、この弁箱の外周に設けた開口に出入りすると共に、前記弁室の遠心方向に進退して当該弁室を開閉する平板状の弁体と、前記弁箱に取り付けられ、前記弁体を進退させる空気圧シリンダと、前記弁箱の外周に取り付けられ、付着する前記乾灰を飛散させて除去するように、前記弁体及び当該弁体を囲う前記弁室の内壁に向けて圧縮空気を噴出する一つ以上のジェットノズルと、前記空気圧シリンダの進退方向を制御する電磁制御弁と、前記ジェットノズルに圧縮空気を供給又は停止する電磁開閉弁と、を備える仕切弁の制御方法であって、前記電磁制御弁を作動して、前記弁体を前記弁室に進出させて前記弁室を閉じる第1ステップと、前記弁体が前記弁室を閉じた停止時に、前記電磁開閉弁を作動して、前記ジェットノズルに圧縮空気を供給する第2ステップと、を含む。
本発明による仕切弁は、弁箱の内部に堆積する乾灰を飛散させて除去するジェットノズルを弁箱に取り付けているので、乾灰が弁箱の内部に固着することを防止できる。又、本発明による仕切弁は、外部に露出した弁体、及びこの弁体が出入りする開口を雨水防止カバーで覆っているので、弁体に水分が付着することを防止できる。
本発明の一実施形態による仕切弁の構成を示す斜視図である。 前記実施形態による仕切弁の縦断面図であり、弁体が弁室から後退して弁室を開いた状態図である。 前記実施形態による仕切弁の縦断面図であり、弁体が弁室に進出して弁室を閉じた状態図である。 前記実施形態による仕切弁を用いた輸送管の構成を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[仕切弁の構成]
最初に、本発明の一実施形態による仕切弁の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による仕切弁の構成を示す斜視図である。図2は、前記実施形態による仕切弁の縦断面図であり、弁体が弁室から後退して弁室を開いた状態図である。図3は、前記実施形態による仕切弁の縦断面図であり、弁体が弁室に進出して弁室を閉じた状態図である。図4は、前記実施形態による仕切弁を用いた輸送管の構成を示す縦断面図である。
図1又は図4を参照すると、脱硫された燃焼後の乾灰Daは、図示しないサイロに一時的に貯蔵される。そして、サイロの底部が開かれ、乾灰Daが自由落下により、主輸送管90で輸送される。
図1又は図4を参照すると、主輸送管90は、輸送管91と輸送管92に分岐している。輸送管91は、傾斜して配置されている。輸送管92は、主輸送管90と連続するように鉛直方向に延びている。
図1又は図4を参照すると、実施形態による仕切弁V1は、輸送管91に設置されている。一方、実施形態による仕切弁V2は、輸送管92に設置されている。仕切弁V1を開いて、仕切弁V2を閉じると、乾灰Daを輸送管91で輸送できる。一方、仕切弁V2を開いて、仕切弁V2を閉じると、乾灰Daを輸送管92で輸送できる。
図1又は図4を参照すると、輸送管91で輸送された乾灰Daは、例えば、エコマテリアルEmとして、再利用される。一方、輸送管92で輸送された乾灰Daは、例えば、船舶Shで輸送される。すなわち、仕切弁V1・V2は、乾灰Daの行き先をエコマテリアルEm用と船舶Sh用とに切り替える「切替弁」として機能している。
なお、仕切弁V1と仕切弁V2は、それらの機能、構成、及び構造が同じものであるが、説明の便宜上符号を変えて区別した。そして、以下の説明では、仕切弁V1を代表して、主に説明する。
図1から図4を参照すると、実施形態による仕切弁V1は、円筒状の弁箱1と平板状の弁体2を備えている。弁箱1は、輸送管91の流路の一部を構成する弁室11を内部に有している。
図1から図3を参照すると、弁箱1は、一対のフランジ11a・11aを両管端に有している。そして、これらのフランジ11a・11aが、輸送管91に設けた対向するフランジ91a・91aにボルトとナットで接続されている。すなわち、仕切弁V1は、フランジ接続形の弁(バルブ)になっている。
図1から図4を参照すると、弁箱1の外周には、矩形の開口1aを設けている。弁体2は、開口1aに嵌合するように出入りすることができる。そして、弁体2は、弁室11の遠心方向に進退して、弁室11を開閉することができる。
図1から図4を参照すると、仕切弁V1は、移動手段となる空気圧シリンダ3とジェットノズル4を備えている。空気圧シリンダ3は、一対のアーム31・31及び面板32に支持されている。一対のアーム31・31の基端部は、弁箱1の外周に固定(溶接)されている。一対のアーム31・31の先端部は、面板32で固定(溶接)されている。このように、空気圧シリンダ3は、弁箱1の外方に延在するように取り付けられている。
図1から図3を参照すると、空気圧シリンダ3のピストンロッド3aの先端部には、二山クレビス形の継手31aを介して、弁体2を連結している。空気圧シリンダ3は、複動形シリンダとなっており、ピストンロッド3aを進出すると、弁体2が弁室11を閉じることができる。一方、ピストンロッド3aを後退すると、弁体2が弁室11を開くことができる。
図1から図4を参照すると、ジェットノズル4は、弁箱1の開口1aと反対側に取り付けられている。ジェットノズル4は、弁体2及び弁体2を囲う弁室11の内壁に向けて圧縮空気を噴出できる。そして、弁体2及び弁体2を囲う弁室11の内壁に付着する乾灰Daを飛散させて、除去することができる。実施形態による仕切弁V1は、ジェットノズル4が一つのみであるが、弁箱1の外周に複数のジェットノズル4を配置してもよい。
図1から図4を参照すると、仕切弁V1は、電磁制御弁5と電磁開閉弁6を備えている。電磁制御弁5は、空気圧シリンダ3の進退方向を制御している。電磁開閉弁6は、ジェットノズル4に圧縮空気を供給又は停止する。
図1から図4を参照すると、仕切弁V1は、空気圧シリンダ3及びジェットノズル4の動作が電磁制御弁5及び電磁開閉弁6の制御によって切り換えられる空気圧回路を構成している。そして、電磁制御弁5及び電磁開閉弁6は、図示しない制御部からの電気信号によって作動される電気回路を構成している。つまり、仕切弁V1は、自動式の仕切弁となっている。
図1から図4を参照すると、電磁制御弁5は、5ポート2位置切換弁を有する方向制御弁を示している。通常は、電磁制御弁5に接続する圧縮空気源Aからの圧縮空気が配管A1を介して、空気圧シリンダ3の第1ポートP1に供給されるように、電磁制御弁5が制御されている。つまり、通常は、弁体2の大部分が外部に露出して、弁室11を開いている。
図3を参照すると、制御部からの駆動信号によって、電磁制御弁5を作動すると、圧縮空気源Aからの圧縮空気が配管A2を介して、空気圧シリンダ3の第2ポートP2に供給される。又、空気圧シリンダ3の内部の空気は、第1ポートP1及び配管A1を介して、電磁制御弁5の排気口から排気される。そして、ピストンロッド3aを進出して、弁体2で弁室11を閉じることができる。
一方、図2を参照すると、制御部からの駆動信号を停止すると、電磁制御弁5が初期の状態に復帰する。そして、圧縮空気源Aからの圧縮空気が配管A1を介して、第1ポートP1に供給される。又、空気圧シリンダ3の内部の空気は、第2ポートP2及び配管A2を介して、電磁制御弁5の排気口から排気される。そして、ピストンロッド3aを後退して、弁体2が弁室11を開くことができる。
図1から図4を参照すると、電磁開閉弁6は、内部の弁体が通常、閉じている。制御部からの駆動信号によって、電磁開閉弁6を作動すると、内部の弁体を開いて、ジェットノズル4の先端部から圧縮空気を噴出できる。
図1から図4を参照すると、配管A3の一端部は、配管A2の途中に分岐接続している。配管A3の他端部は、電磁開閉弁6に接続している。つまり、ジェットノズル4には、空気圧シリンダ3に供給される圧縮空気が分配されるように、仕切弁V1の空気圧回路を構成している。
このように、仕切弁V1の空気圧回路を構成することにより、弁体2が弁室11を閉じた停止時に、適宜なタイミングで、ジェットノズル4から圧縮空気を噴出することができる。
図1から図4を参照すると、通常は、弁体2の大部分が外部に露出して、弁室11を開いている。したがって、弁体2及び開口1aに雨水などの水分が付着して、乾灰Daが湿度を帯びないように、仕切弁V1は、外部に露出した状態の弁体2、及び弁箱1の開口1aを覆う雨水防止カバー7を備えている。
図1又は図4を参照して、前述したように、仕切弁V1と仕切弁V2は、それらの機能、構成、及び構造が同じものであるが、仕切弁V1と同じ構成の仕切弁V2の構成品には、仕切弁V1の構成品の符号に「0(零)」を付加して(例えば、弁箱1→弁箱10)、示している。
[仕切弁の作用]
次に、実施形態による仕切弁V1の制御方法を説明すると共に、仕切弁V1の作用及び効果を説明する。
最初に、図2を参照して、通常は、電磁制御弁5が作動することなく、圧縮空気源Aからの圧縮空気が配管A1を介して、第1ポートP1に供給されている。そして、ピストンロッド3aが後退して停止しており、弁体2が弁室11を開いている。又、電磁開閉弁6は、内部の弁体を閉じており、ジェットノズル4の先端部からの圧縮空気の噴出は、停止されている。
次に、図3を参照して、電磁制御弁5を作動して、配管A2を介して、圧縮空気源Aからの圧縮空気を空気圧シリンダ3の第2ポートP2に供給する。そして、ピストンロッド3aを進出して、弁体2で弁室11を閉じる(第1ステップ)。
次に、図3を参照して、弁体2が弁室11を閉じた停止時に、電磁開閉弁6を作動して(内部の弁体を開いて)、配管A2から分配される圧縮空気をジェットノズル4に供給する(第2ステップ)。これにより、弁体2及び弁体2を囲う弁室11の内壁に付着する乾灰Daを飛散させて、除去することができる。
実施形態による仕切弁V1は、弁箱1の内部に堆積する乾灰Daを飛散させて除去するジェットノズル4を弁箱1に取り付けているので、乾灰Daが弁箱1の内部に固着することを防止できる。
実施形態による仕切弁V1は、ジェットノズル4が弁箱1の開口1aと反対側に取り付けられていることが好ましいが、弁箱1の外周に複数のジェットノズル4を配置してもよい。ジェットノズル4は、弁体2が弁室11を閉じた停止時に、圧縮空気を噴出することが好ましく、空気圧シリンダ3に供給される圧縮空気を分配するように、空気圧回路を構成することにより、空気圧回路を簡易にできる。
又、実施形態による仕切弁V1は、外部に露出した弁体2、及び弁体2が出入りする開口1aを雨水防止カバー7で覆っているので、弁体2に水分が付着することを防止できる。
実施形態による仕切弁V1及び輸送管91に流通される乾灰Daは、石炭又はガス化された石炭を燃焼後の乾灰を適用することもでき、バイオマス燃料を燃焼後の乾灰を適用することもでき、石炭を主原料とし、バイオマス燃料を副燃料とする微粉炭を燃焼後の乾灰を適用することもできる。
実施形態による仕切弁V1は、弁体2を進退させる移動手段として、空気圧シリンダ3を開示したが、移動手段は、油圧シリンダを適用してもよく、モータの回転を直進運動に変えるボールスクリュー装置を用いて、移動手段としてもよい。これらのアクチュータの場合、ジェットノズル4は、圧縮空気源を共用できないが、圧縮空気源を別途、用意してジェットノズル4を作動するように構成してもよい。
実施形態による仕切弁は、既存の仕切弁に適用することもでき、ジェットノズル及び雨水防止カバーを設置する費用に比べて、仕切弁を分解して、固着した乾灰を剥離する保守作業の費用は十分大きい。したがって、実施形態による仕切弁は、保守費用を大幅に削減でき、改善効果を大きなものとすることができる。
1 弁箱
1a 開口
2 弁体
3 空気圧シリンダ(移動手段)
4 ジェットノズル
11 弁室
91 輸送管
Da 乾灰

Claims (7)

  1. 乾灰が流通する輸送管の流路を開閉する仕切弁であって、
    前記輸送管に接続され、前記輸送管の流路の一部を構成する弁室を内部に有する円筒状の弁箱と、
    この弁箱の外周に設けた開口に出入りすると共に、前記弁室の遠心方向に進退して当該弁室を開閉する平板状の弁体と、
    前記弁箱に取り付けられ、前記弁体を進退させる移動手段と、
    前記弁箱の外周に取り付けられ、前記弁体及び当該弁体を囲う前記弁室の内壁に付着する前記乾灰を飛散させて除去するように、前記弁体及び前記弁室の内壁に向けて圧縮空気を噴出する一つ以上のジェットノズルと、を備える仕切弁。
  2. 前記ジェットノズルの少なくとも一つは、前記弁箱の開口と反対側に取り付けられている請求項1記載の仕切弁。
  3. 前記ジェットノズルは、前記弁体が前記弁室を閉じた停止時に、圧縮空気を噴出する請求項1又は2記載の仕切弁。
  4. 前記移動手段が空気圧シリンダからなり、
    前記ジェットノズルには、前記空気圧シリンダに供給される圧縮空気が分配される請求項1から3のいずれかに記載の仕切弁。
  5. 前記空気圧シリンダの進退方向を制御する電磁制御弁と、
    前記ジェットノズルに圧縮空気を供給又は停止する電磁開閉弁と、を更に備える請求項4記載の仕切弁。
  6. 外部に露出した状態の前記弁体、及び前記弁箱の開口を覆う雨水防止カバーを更に備える請求項1から5のいずれかに記載の仕切弁。
  7. 乾灰が流通する輸送管の流路を開閉する仕切弁であって、
    前記輸送管に接続され、前記輸送管の流路の一部を構成する弁室を内部に有する円筒状の弁箱と、
    この弁箱の外周に設けた開口に出入りすると共に、前記弁室の遠心方向に進退して当該弁室を開閉する平板状の弁体と、
    前記弁箱に取り付けられ、前記弁体を進退させる空気圧シリンダと、
    前記弁箱の外周に取り付けられ、付着する前記乾灰を飛散させて除去するように、前記弁体及び当該弁体を囲う前記弁室の内壁に向けて圧縮空気を噴出する一つ以上のジェットノズルと、
    前記空気圧シリンダの進退方向を制御する電磁制御弁と、
    前記ジェットノズルに圧縮空気を供給又は停止する電磁開閉弁と、を備える仕切弁の制御方法であって、
    前記電磁制御弁を作動して、前記弁体を前記弁室に進出させて前記弁室を閉じる第1ステップと、
    前記弁体が前記弁室を閉じた停止時に、前記電磁開閉弁を作動して、前記ジェットノズルに圧縮空気を供給する第2ステップと、を含む仕切弁の制御方法。
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