JP2012057326A - 作業機械の油圧制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械の油圧制御回路に関し、アタッチメント装置の交換作業に伴う圧力設定の労力を軽減し、アタッチメント装置が要求する作動油流量及び作動油圧等に応じた油圧制御を容易とする。
【解決手段】アタッチメント装置に供給される作動油の流量及び流通方向を制御する制御弁4をベース油圧回路CB上に設ける。また、制御弁4よりも上流側のベース油圧回路CBから優先回路CPを分岐形成し、アタッチメント装置に供給される作動油の流量を優先的に確保する優先弁5を介装する。さらに、優先回路CPが接続されたベース油圧回路CBの一方からリリーフ回路CRを分岐形成し、リリーフ弁7を介装する。リリーフ弁7のリリーフ圧は、優先回路CP側の流量に応じて変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベルに代表される作業機械において、作動に必要な作動油の流量及び圧力が異なるアタッチメント装置を交換して使用するのに適した油圧制御回路に関する。
従来、油圧ショベルでは、要求される機能や能力に応じて、アタッチメント装置の交換が可能なものが市販されている。例えば、トンネル内での掘削作業において土砂や軟岩を掘削するときには、作業装置の先端にツインヘッダやクラッシャ等が装着される。一方、硬岩やコンクリート等を掘削するときには、それらの代わりにブレーカ等が装着される(特許文献1参照)。
アタッチメント装置は、その種類や作動モード等に応じて、作動に必要な作動油流量や許容される作動油圧の上限値が異なる。例えば、ツインヘッダはブレーカと比較して大流量のアクチュエータを内蔵しており、供給可能な作動油圧の上限値も高圧である。
このように、作動油流量,作動油圧の異なる複数のアタッチメント装置に対応するための油圧回路として、図8及び図9に示すような併用式油圧回路が知られている。図8はアタッチメント装置としてツインヘッダを使用する場合の油圧回路であり、図9はブレーカを使用する場合の油圧回路である。
図8,9中の符号CBは、油圧ポンプから吐出された作動油をアタッチメント装置側へ供給するための作動油通路であり、コントロールバルブユニット内のアタッチメント用電磁制御弁43とアタッチメント装置との間を接続する通路(ベース油圧回路)である。一方、符号CPは、コントロールバルブユニットを経由せずに作動油をアタッチメント装置に供給するための優先回路である。
ベース油圧回路CBには、アタッチメント装置からの戻り油を作動油タンク側へ導く二本の通路が分岐形成されており、それぞれをタンクラインLT,リリーフ回路CRと呼ぶ。タンクラインLT上には電磁切換弁46が設けられ、リリーフ回路CR上には電磁切換弁45及びリリーフ弁47が設けられる。これらの電磁切換弁45,46は、タンクラインLT,リリーフ回路CRへの戻り油の流通を許可又は禁止するための切換弁である。
また、優先回路CPには、回路内の作動油を直接作動油タンク側へ導く通路が分岐形成され、その分岐通路上に電磁切換弁44を有している。
このような併用式油圧回路を備えた油圧ショベルのアタッチメント装置としてツインヘッダが装着されている場合、ツインヘッダの使用時(正転使用時)には、ツインヘッダ用油圧モータ32に大量の作動油を供給する必要がある。そのため、図示しない他の油圧シリンダ等よりも優先して作動油を供給するための優先回路CPがツインヘッダ用油圧モータ32に接続され、作動油流量が確保される。図8に示すように、優先回路CPからツインヘッダ用油圧モータ32に供給された作動油は、タンクラインLTを通って作動油タンクに戻る。
一方、ブレーカを駆動するブレーカ用油圧アクチュエータ34は、ツインヘッダ用油圧モータ32ほど大量の作動油を要求せず、ブレーカ使用時には優先回路CPから作動油を供給する必要がない。そのため、図9に示すように、コントロールバルブユニット内のアタッチメント用電磁制御弁43を経由する通常の経路であるベース油圧回路CBから作動油が供給され、その後、タンクラインLTとアタッチメント用電磁制御弁43を経由する経路(ベース油圧回路CB)との二経路で作動油タンクに戻る。
ブレーカ用油圧アクチュエータ34は、単方向に供給される作動油を受けて内部切換弁機構によりブレーカを往復駆動する。また、油圧回路内の作動油の流れは、油圧回路に介装されたソレノイド式のバルブ43〜46のスプール位置をコントローラ(図示略)が電子制御することで設定されるようになっている。また、ツインヘッダ用油圧モータ32及びブレーカ用油圧アクチュエータ34の供給ラインの手前の位置にはリリーフ回路CRが設けられ、各油圧アクチュエータ32,34を過大な油圧から保護している。
なお、アタッチメント装置の種類に応じて作動油の供給量を変更可能とした油圧回路としては、特許文献1に記載のものが知られている。
特開2005−336849号公報
ところで、ブレーカの使用時には作業中に作動油に粉塵等のコンタミネーション(コンタミ)が侵入しやすく、一方、ツインヘッダはコンタミが侵入する構造ではないため、ブレーカの使用時にのみ有効に機能するリターンフィルタの装着が望まれている。しかしながら、図8及び図9に示すような併用式油圧回路では、ブレーカの使用時にのみ作動油が流通するような流路がなく、リターンフィルタを設けることができない。
また、ツインヘッダの使用時とブレーカの使用時とでは作動に必要な油量や油圧の大きさが異なる。そのため、アタッチメント装置を交換したときには、リリーフ回路CRに設けられるリリーフバルブ47の設定圧(リリーフ圧)を各アタッチメント装置に適した大きさに変更する必要がある。しかしながら、このようなリリーフバルブ47の圧力設定は作業者に委ねられており、作業者の負担になっている。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、アタッチメント装置の交換作業に伴う圧力設定の労力を軽減し、アタッチメント装置が要求する作動油流量及び作動油圧等に応じた油圧制御を容易とする作業機械の油圧制御回路を提供することを目的の一つとする。
開示の作業機械の油圧制御回路は、作業機械に装着されるアタッチメント装置に作動油を供給するベース油圧回路と、前記ベース油圧回路を介して前記アタッチメント装置に供給される作動油の流量及び流通方向を制御する制御弁とを備える。また、前記制御弁よりも上流側の前記ベース油圧回路から分岐形成され、前記制御弁を迂回して前記アタッチメント装置に作動油を供給する優先回路と、前記ベース油圧回路及び前記優先回路の分岐部に設けられ、前記優先回路を介して前記アタッチメント装置に供給される作動油の流量を優先的に確保する優先弁とを備える。さらに、前記優先回路が接続された前記ベース油圧回路から分岐形成され、作動油を作動油タンクにリリーフするリリーフ回路と、前記リリーフ回路に設けられ、前記優先弁で優先的に確保された前記優先回路側の流量に応じて、リリーフ圧を変更するリリーフ弁とを備える。
また、前記優先弁と前記リリーフ弁とを電子制御する制御手段を備えることが好ましい。前記制御手段は、前記アタッチメント装置の種類に応じて前記優先弁を制御する。さらに、前記制御手段は、前記優先回路を介して作動油が優先供給されているときの前記リリーフ圧が、優先供給されていないときの前記リリーフ圧よりも高圧となるように、前記リリーフ弁を制御する。
また、前記優先回路が接続されていない前記ベース油圧回路から分岐形成され、作動油を作動油タンクにリリーフするタンクラインと、前記タンクラインに設けられ、前記優先弁で優先的に確保された前記優先回路側の流量に応じて、開度を変更するリターン用切換弁とを備えることが好ましい。前記制御手段は、前記優先回路を介して作動油が優先供給されているときに前記リターン用切換弁を開放し、優先供給されていないときに前記リターン用切換弁を閉鎖する。
また、前記制御弁よりも下流側の前記ベース油圧回路から分岐して前記作動油タンクに連通するフィルタ回路と、前記フィルタ回路に設けられ、作動油に混入したコンタミネーションを除去するフィルタと、前記フィルタ回路の前記フィルタよりも上流側に設けられるフィルタ用切換弁とを備えることが好ましい。前記制御手段は、前記アタッチメント装置の種類に応じて前記フィルタ用切換弁を制御する。
また、前記フィルタ回路の前記フィルタよりも下流側に設けられる第二フィルタ用切換弁を備えることが好ましい。前記制御手段は、前記ベース油圧回路を介して作動油が供給されているときに、前記フィルタ用切換弁及び前記第二フィルタ用切換弁側から前記ベース油圧回路側への作動油の流通を許容する。さらに、前記制御手段は、前記ベース油圧回路を介して作動油が供給されていないときに、前記フィルタ用切換弁及び前記第二フィルタ用切換弁側から前記ベース油圧回路側への作動油の流通を禁止する。
なお、前記制御手段が、前記アタッチメント装置として、ツインヘッダの使用時に、前記優先回路を介した作動油の優先供給を実施し、ブレーカの使用時に、前記優先回路を介した作動油の優先供給を不実施とすることが好ましい。
また、前記作業機械に装着された前記アタッチメント装置の種類を検出する検出手段をさらに備え、前記制御手段が、前記検出手段で検出された前記アタッチメント装置の種類に応じて制御を実施することが好ましい。
開示の作業機械の油圧制御回路によれば、優先回路からアタッチメント装置に供給される作動油の流量に応じてリリーフ圧を変更することにより、優先制御時の過昇圧を確実に防止することができ、油圧回路を保護することができる。したがって、アタッチメント装置の交換作業に伴う圧力設定の労力を軽減することができ、アタッチメント装置が要求する作動油流量及び作動油圧等に応じた油圧制御を容易とすることができる。
本発明の一実施形態に係る作業機械の油圧制御回路の構成を模式的に示す油圧回路図である。 本油圧制御回路に係る制御ブロック図である。 本油圧制御回路の制御用のコントローラに記憶されたテーブルである。 本油圧制御回路のブレーカ使用時の状態を示す油圧回路図である。 本油圧制御回路のツインヘッダ正転使用時の状態を示す油圧回路図である。 本油圧制御回路のツインヘッダ逆転使用時の状態を示す油圧回路図である。 本油圧制御回路が適用された油圧ショベルを示す側面図である。 従来技術に係る作業機械の油圧回路図であって、ツインヘッダ(正転)使用時を示す。 従来技術に係る作業機械の油圧回路図であって、ブレーカ使用時を示す。
以下、図面を参照して作業機械の油圧制御回路の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、その趣旨を逸脱しない範囲で本実施形態を種々変形して実施してもよい。
[1.油圧ショベル構成]
本実施形態の油圧制御回路は、図7に示すような油圧ショベル(作業機械)20に適用される。油圧ショベル20は、クローラ式の走行装置を装備した下部走行体21と、下部走行体21上に旋回自在に結合された上部旋回体22とを備える。上部旋回体22には、前方へ延出するように取り付けられて種々の作業を実施する作業装置23が設けられ、その左側方に操作者(オペレータ)が搭乗するキャブが設けられる。
作業装置23は、その基端部が上部旋回体22に上下揺動自在に支持されるブーム24と、ブーム24の先端部に前後揺動自在に支持されるアーム25と、アーム25の先端部に取り付けられるアタッチメント装置とを備える。アタッチメント装置はアーム25に対して着脱自在である。図7では、アーム25の先端にツインヘッダ31を装着した状態を記載するとともに、ブレーカ33を装着した状態も例示する。
ブーム24及び上部旋回体22の間には左右一対のブームシリンダ26が介装され、伸縮動作によりブーム24を上下方向に駆動する。同様に、ブーム24及びアーム25間にはアームシリンダ27が介装され、アーム25及びツインヘッダ31間にはアタッチメントシリンダ28が介装される。これらのアームシリンダ27及びアタッチメントシリンダ28は、伸縮動作によりアーム25及びツインヘッダ31をそれぞれ揺動駆動する。また、ツインヘッダ31には、その先端に設けられた切削ドラムを回転駆動するツインヘッダ用油圧モータ32が内蔵される。
本実施形態では、アタッチメント装置としてツインヘッダ31とブレーカ33とを交換して使用するための油圧回路に焦点を当てて説明する。以下、ブレーカ33のチゼルを往復駆動するためのアクチュエータをブレーカ用油圧アクチュエータ34と呼ぶ。
[2.油圧回路構成]
図1に、ツインヘッダ用油圧モータ32やブレーカ用油圧アクチュエータ34に供給される作動油を制御するための油圧制御回路を示す。アタッチメント装置側の油圧回路は、図1中のポートP1,P2に接続される。ここでは、アタッチメント装置が取り付けられていない状態の回路が示されている。
第一油圧ポンプ1及び第二油圧ポンプ2は、ツインヘッダ用油圧モータ32及びブレーカ用油圧アクチュエータ34をはじめとして、油圧ショベル20に備えられる各種の油圧アクチュエータの駆動源である。第一油圧ポンプ1から吐出された作動油は、複数の制御弁を内蔵したコントロールバルブユニット15を介して各種の油圧アクチュエータに供給される。コントロールバルブユニット15内に設けられる複数の制御弁は、上記の各種油圧アクチュエータに対応して設けられ、図示しない操作レバーの作動量に応じて、油圧アクチュエータに供給される作動油流量や作動油の流通方向を制御する。
図1では図面の簡略化のために、アタッチメント装置側への作動油制御に係るアタッチメント用電磁制御弁4(制御弁)と他の油圧アクチュエータ用電磁制御弁との二種類のみを示しているが、実際には、第一油圧ポンプ1の吐出する作動油で作動するように設定された各種油圧アクチュエータ用の制御弁やその他のバルブがコントロールバルブユニット15に組み込まれており、コントロールバルブユニット15を構成するバルブや個数や種類は、図1等に示すものに限定されるものではない。
ここでいう各種油圧アクチュエータ,他の油圧アクチュエータとしては、例えば、ツインヘッダ用油圧モータ32やブレーカ用油圧アクチュエータ34の他に、旋回モータ(旋回用油圧アクチュエータ)や右走行モータ及び左走行モータ(左右一対の走行用油圧アクチュエータ),図7に示すブームシリンダ26,アームシリンダ27,アタッチメントシリンダ28等が挙げられる。
以下、油圧ポンプ1からコントロールバルブユニット15を介してアタッチメント装置に接続される作動油通路のことをベース油圧回路CBと呼ぶ。
コントロールバルブユニット15よりも上流側(第一油圧ポンプ1側)には、ベース油圧回路CBから分岐して優先回路CPが設けられ、その分岐部には第一優先バルブユニット5(優先弁)が介装される。優先回路CPは、コントロールバルブユニット15を迂回して油圧ポンプ1からの作動油をアタッチメント装置側へ導入するための作動油通路である。また、第一優先バルブユニット5は、優先回路CP側の作動油の流量をベース油圧回路CB側よりも優先的に確保するためのバルブユニットである。第一優先バルブユニット5の動作は、後述するコントローラ10(制御手段)によって制御される。
また、第二油圧ポンプ2から吐出された作動油も、図示しないコントロールバルブユニット介して各種の油圧アクチュエータに供給される。油圧ショベル20に搭載される油圧アクチュエータのうち、アタッチメント装置に供給される作動油は、第一油圧ポンプ1及び第二油圧ポンプ2の両方から供給されるようになっており、第一油圧ポンプ1側の優先回路CP及び第二油圧ポンプ2側の優先回路CPは下流側で一本に合流している。
コントロールバルブユニット15よりも下流側(アタッチメント装置が接続される側)には、ベース油圧回路CBから分岐してリリーフ回路CR,フィルタ回路CF及びタンクラインLTが設けられる。これらの作動油通路はともに、作動油タンク3に接続される。
続いて、本油圧制御回路の詳細な構造について順に説明する。
[2−1.ベース油圧回路]
第一油圧ポンプ1からアタッチメント装置に至るベース油圧回路CBは、その途中に介装されたコントロールバルブユニット15及び第一優先バルブユニット5によって、三種類の部位に分類される。第一油圧ポンプ1から第一優先バルブユニット5までの区間を第一ポンプラインLB-P1と呼ぶ。第一ポンプラインLB-P1は、第一油圧ポンプ1の吐出ポートと後述する第一優先バルブユニット5のインポートとに接続される。
第一優先バルブユニット5からコントロールバルブユニット15までの区間をコンバルラインLB-CV1と呼ぶ。コンバルラインLB-CV1は、優先バルブユニット5のコンバル側アウトポートとアタッチメント用電磁制御弁4のインポートとに接続される。
コントロールバルブユニット15よりもアタッチメント装置側の区間をアタッチラインと呼ぶ。アタッチラインには、第一アタッチラインLB-A1及び第二アタッチラインLB-A2の二本の作動油通路が平行に設けられる。
これらの一対の作動油通路は、一方がアタッチメント装置に作動油を供給するものとなり、他方がアタッチメント装置から作動油を排出するものとなる。第一アタッチラインLB-A1は、アタッチメント用電磁制御弁4の第一アウトポートとアタッチメント装置の一方のポートP1とを接続する。また、第二アタッチラインLB-A2は、アタッチメント用電磁制御弁4の第二アウトポートとアタッチメント装置の他方のポートP2とを接続する。
コントロールバルブユニット15内のアタッチメント用電磁制御弁4は、アタッチメント装置に供給される作動油の流入方向及び流入流量を制御するための制御弁であり、図示しない操作装置への入力量(アタッチメント装置の作動量)に応じてスプールを中立位置t0,第一作動位置t1及び第二作動位置t2の三つの状態に切り換え可能に構成されている。
例えば、アタッチメント用電磁制御弁4のスプールが第一作動位置t1にあるときには、第一アタッチラインLB-A1がアタッチメント装置に作動油を供給する供給ライン(供給路)となる。また、アタッチメント用電磁制御弁4のスプールが第二作動位置t2にあるときには、第二アタッチラインLB-A2がアタッチメント装置に作動油を供給する供給ラインとなる。さらに、アタッチメント用電磁制御弁4のスプールが中立位置t0にあるときには、作動油の流れが遮断される。つまり、第一作動位置t1と第二作動位置t2とではアタッチメント装置に供給される作動油の流入方向が逆転する。
アタッチメント用電磁制御弁4内には、スプールが中立位置t0にあるときにセンタバイパスラインLCに連通するセンタバイパス通路4cが設けられている。コントロールバルブユニット15を構成する全ての制御弁が中立位置t0にあるときには、コントロールバルブユニット15に導入された作動油は各制御弁のセンタバイパス通路とセンタバイパスラインLCとを通過して、作動油タンク3に戻る。
[2−2.優先回路]
図1に示すように、優先回路CPは三種類の部位、すなわち、合流優先ラインLPr0と第一優先ラインLPr1と第二優先ラインLPr2とを備える。第一優先バルブユニット5には、前述の第一ポンプラインLB-P1及びコンバルラインLB-CV1の他に、優先回路CPの第一優先ラインLPr1が接続されている。
第一優先ラインLPr1は、ベース油圧回路CB上の第一優先バルブユニット5からの分岐通路である。第一優先バルブユニット5は、第一優先ラインLPr1側に予め設定された所定流量が確保されるように、第一油圧ポンプ1の吐出した作動油をコンバルラインLB-CV1と第一優先ラインLPr1とに分配する。つまり、第一優先バルブユニット5は、第一優先ラインLPr1へ優先的に作動油を流通させる機能を持つ。また、優先的な作動油供給が不要である場合には、第一優先ラインLPr1側への流れを遮断することが可能であり、この遮断用の第一電磁切換弁5aが第一優先バルブユニット5に内蔵されている。第一電磁切換弁5aは、コントローラ10によって制御される二位置切換弁であり、第一優先ラインLPr1への作動油流通を禁止又は許可する機能を持つ。
第一電磁切換弁5aの開放時には、第一優先バルブユニット5に流入する作動油流量,作動油圧の大きさに関わらず、所定流量の作動油が第一優先ラインLPr1側へ優先的に導入され、残りの作動油がコンバルラインLB-CV1側に導入される。一方、第一電磁切換弁5aの閉鎖時には、第一優先ラインLPr1側の流路が閉鎖され、全ての作動油がコンバルラインLB-CV1側に導入される。
同様に、第二油圧ポンプ2から吐出される作動油は、第二優先バルブユニット6(優先弁)によってコンバルラインLB-CV2側と第二優先ラインLPr2側とに分配される。第一優先ラインLPr1及び第二優先ラインLPr2はダブルチェック弁16を介して合流し、合流優先ラインLPr0を構成している。第二優先バルブユニット6の内部構成は第一優先バルブユニット5と同様であり、第二電磁切換弁6aを備える。
第二電磁切換弁6aの開放時には、第二優先バルブユニット6に流入する作動油流量,作動油圧の大きさに関わらず、所定流量の作動油が第二優先ラインLPr2側へ優先的に導入され、残りの作動油がコンバルラインLB-CV2側に導入される。一方、第二電磁切換弁6aの閉鎖時には、第二優先ラインLPr2側の流路が閉鎖され、全ての作動油がコンバルラインLB-CV2側に導入される。
合流優先ラインLPr0は、逆流防止用のチェック弁17を介して第一アタッチラインLB-A1に合流する。また、合流優先ラインLPr0はチェック弁17の上流側で作動油タンク3に連通する優先用タンクラインLPrTに分岐している。
優先用タンクラインLPrT上には、優先用電磁切換弁18が介装される。優先用電磁切換弁18はコントローラ10によって制御される二位置切換弁であり、合流優先ラインLPr0側から作動油タンク3側への作動油の流通を禁止又は許可する機能を持つ。なお図1に示すように、優先用電磁切換弁18には、作動油の流通を許容するスプール位置と、作動油タンク3側から合流優先ラインLPr0側への作動油の流通のみを許容するスプール位置(チェック弁として機能するスプール位置)とが設けられている。
[2−3.リリーフ回路]
リリーフ回路CRは、アタッチメント装置を高圧から保護するための作動油通路である。リリーフ回路CRは第一アタッチラインLB-A1から分岐して形成され、作動油タンク3に連通する。第一アタッチラインLB-A1とリリーフ回路CRとの分岐点は、第一アタッチラインLB-A1と合流優先ラインLPr0との分岐点よりもアタッチメント装置側に位置する。
リリーフ回路CRには、リリーフ圧が変更可能であるリリーフバルブユニット7(リリーフ弁)が介装される。リリーフバルブユニット7には、リリーフ用電磁切換弁7a,高圧リリーフ弁7b及び低圧リリーフ弁7cが備えられる。高圧リリーフ弁7bが作動するリリーフ圧及び低圧リリーフ弁7cが作動するリリーフ圧はともに予め設定されており、少なくとも高圧リリーフ弁7bのリリーフ圧(例えば32[MPa])が低圧リリーフ弁7cのリリーフ圧(例えば19[MPa])よりも高く設定される。
リリーフバルブユニット7の内部には、第一アタッチラインLB-A1側の作動油をリリーフするための二系統の流路が形成されている。一方の流路には高圧リリーフ弁7bが介装され、他方の流路には低圧リリーフ弁7cが介装される。また、リリーフ用電磁切換弁7aは、コントローラ10によって制御され、低圧リリーフ弁7c側への流路を開放又は閉鎖する二位置切換弁である。例えば、リリーフ用電磁切換弁7aが閉位置にあるときには高圧リリーフ弁7bが機能し、リリーフ用電磁切換弁7aが開位置にあるときには低圧リリーフ弁7cが機能する。
なお、高圧リリーフ弁7bのスプールの一端には、低圧リリーフ弁7cの下流圧がパイロット圧として導入されている。これにより、低圧リリーフ弁7c側から作動油がリリーフされているときには、高圧リリーフ弁7bが開放されないようになっている。
[2−4.タンクライン]
タンクラインLTは、アタッチメント装置側の戻り油を、フィルタ回路CFやコントロールバルブユニット15を経由させることなく作動油タンク3に戻すための戻り油専用通路であり、第二アタッチラインLB-A2から分岐して形成される。タンクラインLTと第二アタッチラインLB-A2との分岐点は、フィルタ回路CFと第二アタッチラインLB-A2との分岐点よりもアタッチメント装置側に位置する。
タンクラインLTには、リターン用電磁切換弁11(リターン用切換弁)が介装される。リターン用電磁切換弁11は、コントローラ10によって制御される二位置切換弁である。リターン用電磁切換弁11には、作動油の流通を許容するスプール位置と、作動油タンク3側からアタッチメント装置側への作動油の吸い込みのみを許容するスプール位置(チェック弁として機能するスプール位置)とが設けられている。
例えば、リターン用電磁切換弁11のスプールが前者の位置にあるときには第二アタッチラインLB-A2から作動油タンク3側に作動油が排出され、後者の位置にあるときにはタンクラインLTからの作動油排出が禁止される。
[2−5.フィルタ回路]
フィルタ回路CFは、第二アタッチラインLB-A2から分岐して形成され、作動油タンク3に連通する作動油通路である。フィルタ回路CFには作動油中に含まれる異物,コンタミ等を濾過するためのフィルタ8が介装される。また、フィルタ回路CFのフィルタ8よりも上流側には第一フィルタ用電磁切換弁12(フィルタ用切換弁)が介装され、フィルタ8よりも下流側には第二フィルタ用電磁切換弁13(第二フィルタ用切換弁)が介装される。第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13はともにコントローラ10によって制御される二位置切換弁である。
第一フィルタ用電磁切換弁12には、作動油の流通を許容するスプール位置と、作動油タンク3側への流通のみを禁止するスプール位置(チェック弁として機能するスプール位置)とが設けられる。一方、第二フィルタ用電磁切換弁13には、作動油の流通を許容するスプール位置と、作動油タンク3側への流通のみを許容するスプール位置(チェック弁として機能するスプール位置)とが設けられる。これにより、作動油がフィルタ8に流入する方向を規定することが可能となっている。
また、第一フィルタ用電磁切換弁12と第二フィルタ用電磁切換弁13との間には、フィルタ用圧力制御弁14がフィルタ8と並列に設けられる。フィルタ用圧力制御弁14は、フィルタ8よりも上流側(第一フィルタ用電磁切換弁12)の作動油圧が所定圧以上となったときに、その作動油圧をフィルタ8の下流側(第二フィルタ用電磁切換弁13)に逃がして圧力を解放する機能を持つ。
[3.制御構成]
コントローラ10(制御手段)は、周知のマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして提供される電子制御装置である。このコントローラ10は、油圧ショベル20に装着されているアタッチメント装置の種類に応じて、本油圧制御回路上のバルブを制御する。コントローラ10の制御対象となるバルブは、第一電磁切換弁5a,第二電磁切換弁6a,優先用電磁切換弁18,リリーフ用電磁切換弁7a,リターン用電磁切換弁11,第一フィルタ用電磁切換弁12,第二フィルタ用電磁切換弁13である。
アタッチメントの種類は、油圧ショベル20のオペレータによって手動で入力される。本実施形態では、図2に示すように、コントローラ10の入力側にモニタコンソール19が接続されており、アタッチメント装置の選択情報(ブレーカ33やツインヘッダ31等)及び作動情報(ツインヘッダ31選択時のツインヘッダ31の正転作動又は逆転作動)が入力されるようになっている。なお、アタッチメント装置の選択情報及び作動情報を検出するセンサを用い、センサで検出された情報をコントローラ10に入力する構成としてもよい。
まず、コントローラ10は、アタッチメント装置の選択情報及び作動情報に基づく以下の三通りの制御パターンを持つ。
(1)ブレーカ使用時制御
(2)ツインヘッダ正転使用時制御
(3)ツインヘッダ逆転使用時制御
これらの制御のそれぞれにおいて、コントローラ10は本油圧制御回路上のバルブを個別に制御する。
[3−1.優先回路の制御]
ブレーカ使用時制御時及びツインヘッダ逆転使用時には、コントローラ10が第一電磁切換弁5a及び第二電磁切換弁6aをともに閉鎖し、優先用電磁切換弁18を開放する。これにより、優先回路CPを介したアタッチメント装置への優先供給が停止し、作動油はコントロールバルブユニット15を介してアタッチメント装置へ導入される。つまり、第一油圧ポンプ1から吐出された作動油は全てコンバルラインLB-CV1側へ流入し、第一優先ラインLPr1側へは流入しない。
一方、ツインヘッダ正転使用時には、コントローラ10が第一電磁切換弁5a及び第二電磁切換弁6aをともに開放し、優先用電磁切換弁18を閉鎖する。優先用電磁切換弁18は、作動油タンク3側への作動油流通が禁止されたチェック弁として機能する。これにより、優先回路CPを介したアタッチメント装置への優先供給がなされる。したがって、第一油圧ポンプ1及び第二油圧ポンプ2の吐出流量,吐出圧に関わらず、所定量の作動油がアタッチメント装置へ導入される。
[3−2.リリーフ回路の制御]
ブレーカ使用時制御時及びツインヘッダ逆転使用時には、コントローラ10がリリーフ用電磁切換弁7aを制御して低圧リリーフ弁7c側への流路を開放させる。これにより、リリーフ回路CRの作動油は低圧リリーフ弁7cを通過して作動油タンク3に排出される。
一方、ツインヘッダ正転使用時には、コントローラ10がリリーフ用電磁切換弁7aを制御して低圧リリーフ弁7c側への流路を閉鎖させる。これにより、リリーフ回路CRの作動油は高圧リリーフ弁7bを通過して作動油タンク3に排出される。したがって、作動油のリリーフ圧はブレーカ使用時制御時及びツインヘッダ逆転使用時と比較して高圧となる。
[3−3.タンクラインの制御]
ブレーカ使用時及びツインヘッダ逆転使用時には、コントローラ10がリターン用電磁切換弁11を制御して、タンクラインLTを閉鎖させる。リターン用電磁切換弁11は、作動油タンク3側への作動油流通が禁止されたチェック弁として機能する。これにより、タンクラインLTを介した作動油のリターンが停止する。
一方、ツインヘッダ正転使用時には、コントローラ10がリターン用電磁切換弁11を制御して、タンクラインLTを開放させる。これにより、第二アタッチラインLB-A2の作動油の一部がタンクラインLTを介して作動油タンク3にリターンされる。
[3−4.フィルタ回路の制御]
第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13は、上記の三通りの制御のそれぞれで異なる制御態様を持つ。
まず、ブレーカ使用制御時には、コントローラ10が第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13をともに開放する。これにより、第二アタッチラインLB-A2の作動油の一部がフィルタ回路CFを流通し、フィルタ8で濾過される。
また、ツインヘッダ正転使用時には、コントローラ10が第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13をともに閉鎖する。この場合、フィルタ回路CFが完全に封鎖され、フィルタ8による作動油の濾過が行われない。
さらに、ツインヘッダ逆転使用時には、コントローラ10が第一フィルタ用電磁切換弁12を閉鎖するとともに、第二フィルタ用電磁切換弁13を開放する。つまり、第二アタッチラインLB-A2側からの作動油の流入が禁止される一方、作動油タンク3側からの作動油の流入(吸い込み)が許容される。
コントローラ10で実施される制御内容をまとめて図3に示す。
[4.作用]
[4−1.ブレーカ使用時]
ブレーカ33の使用時には、図3に示すように、コントローラ10が優先用電磁切換弁18,リリーフ用電磁切換弁7a,第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13にオン信号を送信する。これを受けて、優先用電磁切換弁18,リリーフ用電磁切換弁7a,第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13はそれぞれ開位置にスプールが移動する。また、残りのソレノイド式バルブである第一電磁切換弁5a,第二電磁切換弁6a及びリターン用電磁切換弁11は、初期位置としての閉位置に設定される。したがって、図4に太線で示す作動油の流路が形成される。
図4では、アタッチメント用電磁制御弁4,第一電磁切換弁5a,第二電磁切換弁6a,リリーフ用電磁切換弁7a,リターン用電磁切換弁11,第一フィルタ用電磁切換弁12,第二フィルタ用電磁切換弁13,優先用電磁切換弁18のそれぞれのスプールの位置を識別しやすいように灰色トーンを貼り付けてある。また、図4はリリーフ回路CRが作動している状態を示している。図5及び図6についても図4と同様である。
第一電磁切換弁5aが閉位置にあるため、第一油圧ポンプ1から第一ポンプラインLB-P1に吐出された作動油は全てコンバルラインLB-CV1へと導入され、アタッチメント用電磁制御弁4を経由して第一アタッチラインLB-A1に導入される。第一アタッチラインLB-A1に供給される作動油量は、アタッチメント用電磁制御弁4の開度に依存し、すなわち図示しない操作装置へ入力された入力量に依存する。
アタッチメント用電磁制御弁4からブレーカ用油圧アクチュエータ34に向かう第一アタッチラインLB-A1の途中にリリーフ回路CRが設けられているので、ブレーカ用油圧アクチュエータ34の供給ラインとなる第一アタッチラインLB-A1内の圧力が高まったときには作動油がリリーフ回路CR側に流出する。リリーフ回路CRは、リリーフ用電磁切換弁7aが開位置にあるので低圧リリーフ弁7cが機能し、第一アタッチラインLB-A1内の圧力が低圧リリーフ弁7cの設定圧に達したときに作動油がリリーフされて、作動油タンク3に戻る。一方、リリーフされなかった作動油は、ブレーカ用油圧アクチュエータ34の第一ポートP1に導入され、ブレーカ33の駆動に用いられる。
また、タンクラインLTが閉鎖されるとともにフィルタ回路CFの第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13のスプール位置が開位置にあるため、ブレーカ用油圧アクチュエータ34の第二ポートP2から流出した作動油の一部はフィルタ回路CFを通過する。これにより、ブレーカ33から排出された作動油がフィルタ回路CF上に設けられたフィルタ8で濾過される。
また、ブレーカ用油圧アクチュエータ34の第二ポートP2から流出した作動油の一部はコントロールバルブユニット15側にも導入され、コントロールバルブユニット15のタンクポートから作動油タンク3側へ排出される。なお、コントロールバルブユニット15を経由する作動油も図示しないフィルタを通過し、作動油タンク3に戻る。
このように、ブレーカ33からの戻り油は、フィルタ回路CF及びコントロールバルブユニット15経由の二経路を通って作動油タンク3に戻る。
[4−2.ツインヘッダ正転使用時]
ツインヘッダ31の正転使用時には、図3に示すように、コントローラ10が第一電磁切換弁5a,第二電磁切換弁6a及びリターン用電磁切換弁11にオン信号を送信する。これを受けて、第一電磁切換弁5a,第二電磁切換弁6a及びリターン用電磁切換弁11はそれぞれ開位置にスプールが移動する。また、残りのソレノイド式バルブである優先用電磁切換弁18,リリーフ用電磁切換弁7a,第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13は、初期位置としての閉位置に設定される。したがって、図5に太線で示す作動油の流路が形成される。
第一電磁切換弁5aが開位置にあるため、第一油圧ポンプ1から第一ポンプラインLB-P1に吐出された作動油のうちの所定量の作動油が第一優先ラインLPr1側に導入され、残りの作動油がコンバルラインLB-CV1へと導入される。また、第二電磁切換弁6aも開位置にあるため、第二油圧ポンプ2から第二ポンプラインLB-P2に吐出された作動油のうちの所定量の作動油が第二優先ラインLPr2側に導入され、残りの作動油がコンバルラインLB-CV2へと導入される。
これにより、第一優先ラインLPr1の作動油と第二優先ラインLPr2の作動油とがダブルチェック弁16で合流し、合流優先ラインLPr0へと導かれる。合流優先ラインLPr0の作動油は、第一アタッチラインLB-A1に導入される。また、コンバルラインLB-CV1の作動油は、ブレーカ33の使用時と同様に、アタッチメント用電磁制御弁4を介して第一アタッチラインLB-A1に導入される。この結果、ツインヘッダ用油圧モータ32の第一ポートP1には、ベース油圧回路CBを介して導入される作動油と、優先回路CPを介して導入される作動油とを合計した流量の作動油が流れ込むことになり、大量の作動油が確実に供給される。
このとき、アタッチメント用電磁制御弁4からツインヘッダ用油圧モータ32に向かう第一アタッチラインLB-A1の途中にはリリーフ回路CRが設けられているので、ツインヘッダ用油圧モータ32の供給ラインとなる第一アタッチラインLB-A1の圧力が高まったときにはリリーフ回路CRにより圧力が解放される。リリーフ回路CRはリリーフ用電磁切換弁7aが閉位置にあるので高圧リリーフ弁7bが機能し、第一アタッチラインLB-A1内の圧が高圧リリーフ弁7bの設定圧に達したときに作動油がリリーフされて作動油タンク3に戻る。
作動油はツインヘッダ用油圧モータ32の第一ポートP1に供給され、ツインヘッダ31は正転方向に駆動される。その後、ツインヘッダ用油圧モータ32からの戻り油は第二ポートP2から排出される。このとき、タンクラインLTのリターン用電磁切換弁11のスプール位置が開位置にあるため、戻り油の一部はタンクラインLTを通って作動油タンク3に戻る。また、フィルタ回路CFの第一フィルタ用電磁切換弁12のスプール位置が閉位置にあるため、戻り油はフィルタ回路CFには導入されない。
また、戻り油の一部はコントロールバルブユニット15側にも導入され、コントロールバルブユニット15のタンクポートから作動油タンク3側へ排出される。なお、コントロールバルブユニット15を経由する作動油も図示しないフィルタを通過し、作動油タンク3に戻る。
[4−3.ツインヘッダ逆転使用時]
ツインヘッダ31の逆転使用時には、図3に示すように、コントローラ10が優先用電磁切換弁18,リリーフ用電磁切換弁7a及び第二フィルタ用電磁切換弁13にオン信号を送信する。これを受けて、優先用電磁切換弁18,リリーフ用電磁切換弁7a及び第二フィルタ用電磁切換弁13はそれぞれ開位置にスプールが移動する。また、残りのソレノイド式バルブである第一電磁切換弁5a,第二電磁切換弁6a,リターン用電磁切換弁11及び第一フィルタ用電磁切換弁12は、初期位置としての閉位置に設定される。したがって、図6に太線で示す作動油の流路が形成される。
この場合、ブレーカ33の使用時と同様に第一電磁切換弁5aが閉位置にあるため、第一油圧ポンプ1から第一ポンプラインLB-P1に吐出された作動油は全てコンバルラインLB-CV1へと導入される。一方、ツインヘッダ用油圧モータ32の回転方向が正転使用時とは逆方向であるため、作動油はアタッチメント用電磁制御弁4を経由して第二アタッチラインLB-A2に導入される。第二アタッチラインLB-A2に供給される作動油量は、アタッチメント用電磁制御弁4の開度に依存し、すなわち図示しない操作装置へ入力された入力量に依存する。
アタッチメント用電磁制御弁4からツインヘッダ用油圧モータ32に向かう第二アタッチラインLB-A2の途中には、タンクラインLT及びフィルタ回路CFが設けられている。だが、この制御時にはタンクラインLTに介装されたリターン用電磁切換弁11及びフィルタ回路CFに介装された第一フィルタ用電磁切換弁12がともに閉鎖されているため、作動油はツインヘッダ用油圧モータ32の第二ポートP2に導入され、ツインヘッダ31の駆動に用いられる。
また、作動油はツインヘッダ用油圧モータ32の第一ポートP1から排出された作動油は、第一アタッチラインLB-A1を流通する。この第一アタッチラインLB-A1の途中にはリリーフ回路CRが設けられているので、第一アタッチラインLB-A1内の圧力が高まったときには作動油がリリーフ回路CR側に流出する。リリーフ回路CRは、リリーフ用電磁切換弁7aが開位置にあるので低圧リリーフ弁7cが機能し、第一アタッチラインLB-A1内の圧力が低圧リリーフ弁7cの設定圧に達したときに作動油がリリーフされて、作動油タンク3に戻る。一方、リリーフされなかった作動油は、コントロールバルブユニット15側に導入され、コントロールバルブユニット15のタンクポートから作動油タンク3側へ排出される。なお、コントロールバルブユニット15を経由する作動油も図示しないフィルタを通過し、作動油タンク3に戻る。
なお、第一アタッチラインLB-A1から分岐した優先回路CP上に介装されたチェック弁17により、優先回路CP側への戻り油の逆流が防止される。
また、このときフィルタ回路CFでは、第二フィルタ用電磁切換弁13のスプール位置が開位置となっているため、作動油タンク3側からの作動油の流入が許容される。つまり、フィルタ回路CFを介した作動油の吸い込みが許容され、吸い込まれた作動油は第二アタッチラインLB-A2に導入される。
[5.効果]
[5−1.優先回路とリリーフ回路との連動]
本実施形態の油圧制御回路では、ベース油圧回路CBと優先回路CPとの両方から大量の作動油が供給されるツインヘッダ正転使用時制御において、リリーフバルブユニット7のリリーフ圧を高圧側に変更している。また、ブレーカ使用時制御やツインヘッダ逆転使用時制御のように、アタッチメント装置に供給される作動油の流量が少ない状態では、リリーフバルブユニット7のリリーフ圧を低圧にしている。このように、優先回路CPを通ってアタッチメント装置に供給される作動油の流量に応じてリリーフ圧を変更することにより、作動油の過昇圧を確実に防止することができ、油圧回路を保護することができる。
また、ツインヘッダ31の正転使用時には作動油が優先回路CPを通って優先的にツインヘッダ31に供給されるとともに、リリーフ回路CRは高圧リリーフ弁7bが機能する。これにより、大流量かつ高圧の作動油が要求されるツインヘッダ31の用時には、優先供給によって作動油流量及び作動油圧を確保することができる。
一方、比較的流量を必要としないブレーカ33に対してはコントロールバルブユニット15を経由する通常のルートで作動油が供給されるとともに、リリーフ回路CRは低圧リリーフ弁7cが機能する。これにより、低めの作動油圧を維持することができ、ブレーカ本体の破損を防止することができる。
このように、優先回路側からの作動油供給を必要とするアタッチメント装置の使用時にはリリーフ圧が高められるため、アタッチメント装置を適切に作動させることができる。一方、優先回路側からの作動油供給を必要としないアタッチメント装置の使用時にはリリーフ圧を低めることができ、アタッチメント装置の破損を防止することができる。つまり、必要とする作動油の流量及び圧力が異なるブレーカ33とツインヘッダ31の使用に一台の油圧ショベルの一つの油圧制御回路で対応することができる。
また、コントローラ10が自動的に各ソレノイド式バルブのスプール位置を切り換えるだけで、(A)高圧リリーフ+フィルタなし、(B)低圧リリーフ+フィルタあり、の何れかの状態を選択することができ、従来のようにリリーフバルブの圧力の設定を作業者に負担させないですむとともに、ブレーカ33専用のフィルタを備えることができるという利点がある。このように、コントローラ10を用いることで、確実かつ自動的に優先弁とリリーフ弁との作動状態を連動させることができる。
[5−2.タンクライン]
優先回路CP側からの作動油供給を必要とするアタッチメント装置の使用時にはタンクラインLTのリターン用電磁切換弁11が開放されるため、戻り油を速やかに作動油タンク3へ戻すことができる。一方、優先回路CP側からの作動油供給を必要としないアタッチメント装置の使用時にはタンクラインLTのリターン用電磁切換弁11が閉鎖されるため、コントロールバルブユニット15を介した一般的なルートで戻り油を作動油タンク3へ戻すことができる。
[5−3.フィルタ回路]
フィルタ8は、ブレーカ33の使用時にのみ作動油が流通するフィルタ回路CF上に設けられてブレーカ33の使用時にのみ機能するようになっているので、ブレーカ33の使用時に作動油に混入する粉塵をフィルタ8で濾過することができる。また、ツインヘッダ31の使用時には作動油はフィルタ8の介装されたフィルタ回路CFを流通しないので、ツインヘッダ31の使用時にまでもフィルタ8が機能するという無駄を省くことができる。ツインヘッダ31はその構造上、粉塵が入らないようになっているのでフィルタ8は不要である。
このように、アタッチメント装置の種類に応じて第一フィルタ用電磁切換弁12及び第二フィルタ用電磁切換弁13を制御することで、コンタミの侵入しやすいアタッチメント装置の使用時にのみフィルタ8で作動油を濾過することができ、油圧機器の破損を防止することができる。また、コンタミの侵入しにくいアタッチメント装置の使用時にはフィルタ8を不使用状態とすることができる。
さらに、フィルタ8の下流側(作動油タンク3側)に第二フィルタ用電磁切換弁13を設けることにより、作動油がベース油圧回路を流通しているときには、アタッチメント装置の停止時や作動開始時における作動油の吸い込みを許容することができ、油圧ショックを防止することができる。
[6.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では、第一優先バルブユニット5及び第二優先バルブユニット6に第一電磁切換弁5a及び第二電磁切換弁6aを備えたものを例示したが、第一優先バルブユニット5及び第二優先バルブユニット6の構成はこれに限定されず、各油圧ポンプ1,2の吐出する作動油を所定流量だけ優先的に優先回路CPへ導くものであればよい。
また、上記実施形態では、アタッチメント装置の選択情報及び作動情報がオペレータによって手動で入力されるものを例示したが、これらの情報を検出するセンサを油圧ショベル20に取り付けて、センサで検出された情報をコントローラ10に入力する構成としてもよい。これにより、自動的に油圧制御回路を切り換えることができ、アタッチメント装置の交換時にオペレータが油圧制御回路の切り換えを意識する必要がなく、作業機械の使い勝手をより高めることができる。
また、上記実施形態では、ツインヘッダ31とブレーカ33とを交換して使用する場合について説明したが、使用するアタッチメント装置の種類はこれに限定されない。大流量且つ高圧の作動油で作動する第一アタッチメント装置と、前記第一油圧アクチュエータよりも小流量且つ低圧の作動油で作動する第二アタッチメント装置とを交換して使用することができる油圧ショベル20であれば、本制御回路を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、油圧ショベル20に適用した場合について説明したが、上述したようなアタッチメント装置を交換して使用することができる他の作業機械(例えば、クレーン等)に適宜変更して適用してももちろんよい。
4 アタッチメント用電磁制御弁(制御弁)
5 第一優先バルブユニット(優先弁)
5a 第一電磁切換弁
6 第二優先バルブユニット(優先弁)
6a 第二電磁切換弁
7 リリーフバルブユニット(リリーフ弁)
7a リリーフ用電磁切換弁
7b 高圧リリーフ弁
7c 低圧リリーフ弁
8 フィルタ
10 コントローラ(制御手段)
11 リターン用電磁切換弁(リターン用切換弁)
12 第一フィルタ用電磁切換弁(フィルタ用切換弁)
13 第二フィルタ用電磁切換弁(第二フィルタ用切換弁)
14 フィルタ用圧力制御弁
15 コントロールバルブユニット
16 ダブルチェック弁
17 チェック弁
18 優先用電磁切換弁
19 モニタコンソール
20 油圧ショベル(作業機械)
31 ツインヘッダ
32 ツインヘッダ用油圧モータ
33 ブレーカ
34 ブレーカ用油圧アクチュエータ
B ベース油圧回路
B-P1 第一ポンプライン
B-CV1 コンバルライン
B-A1 第一アタッチライン
B-A2 第二アタッチライン
B-CV2 コンバルライン
P 優先回路
Pr0 合流優先ライン
Pr1 第一優先ライン
Pr2 第二優先ライン
PrT 優先用タンクライン
R リリーフ回路
F フィルタ回路
T タンクライン

Claims (7)

  1. 作業機械に装着されるアタッチメント装置に作動油を供給するベース油圧回路と、
    前記ベース油圧回路に設けられ、前記ベース油圧回路を介して前記アタッチメント装置に供給される作動油の流量及び流通方向を制御する制御弁と、
    前記制御弁よりも上流側の前記ベース油圧回路から分岐形成され、前記制御弁を迂回して前記アタッチメント装置に作動油を供給する優先回路と、
    前記ベース油圧回路及び前記優先回路の分岐部に設けられ、前記優先回路を介して前記アタッチメント装置に供給される作動油の流量を優先的に確保する優先弁と、
    前記優先回路が接続された前記ベース油圧回路から分岐形成され、作動油を作動油タンクにリリーフするリリーフ回路と、
    前記リリーフ回路に設けられ、前記優先弁で優先的に確保された前記優先回路側の流量に応じて、リリーフ圧を変更するリリーフ弁と
    を備えたことを特徴とする、作業機械の油圧制御回路。
  2. 前記優先弁と前記リリーフ弁とを電子制御する制御手段を備え、
    前記制御手段が、
    前記アタッチメント装置の種類に応じて前記優先弁を制御するとともに、
    前記優先回路を介して作動油が優先供給されているときの前記リリーフ圧が、優先供給されていないときの前記リリーフ圧よりも高圧となるように、前記リリーフ弁を制御する
    ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の油圧制御回路。
  3. 前記優先回路が接続されていない前記ベース油圧回路から分岐形成され、作動油を作動油タンクにリリーフするタンクラインと、
    前記タンクラインに設けられ、前記優先弁で優先的に確保された前記優先回路側の流量に応じて、開度を変更するリターン用切換弁とを備え、
    前記制御手段が、
    前記優先回路を介して作動油が優先供給されているときに前記リターン用切換弁を開放し、優先供給されていないときに前記リターン用切換弁を閉鎖する
    ことを特徴とする、請求項2記載の作業機械の油圧制御回路。
  4. 前記制御弁よりも下流側の前記ベース油圧回路から分岐して前記作動油タンクに連通するフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路に設けられ、作動油に混入したコンタミネーションを除去するフィルタと、
    前記フィルタ回路の前記フィルタよりも上流側に設けられるフィルタ用切換弁とを備え、
    前記制御手段が、前記アタッチメント装置の種類に応じて前記フィルタ用切換弁を制御する
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の作業機械の油圧制御回路。
  5. 前記フィルタ回路の前記フィルタよりも下流側に設けられる第二フィルタ用切換弁を備え、
    前記制御手段が、
    前記ベース油圧回路を介して作動油が供給されているときに、前記フィルタ用切換弁及び前記第二フィルタ用切換弁側から前記ベース油圧回路側への作動油の流通を許容し、
    前記ベース油圧回路を介して作動油が供給されていないときに、前記フィルタ用切換弁及び前記第二フィルタ用切換弁側から前記ベース油圧回路側への作動油の流通を禁止する
    ことを特徴とする、請求項4記載の作業機械の油圧制御回路。
  6. 前記制御手段が、前記アタッチメント装置として、
    ツインヘッダの使用時に、前記優先回路を介した作動油の優先供給を実施し、
    ブレーカの使用時に、前記優先回路を介した作動油の優先供給を不実施とする
    ことを特徴とする、請求項2〜5の何れか1項に記載の作業機械の油圧制御回路。
  7. 前記作業機械に装着された前記アタッチメント装置の種類を検出する検出手段をさらに備え、
    前記制御手段が、前記検出手段で検出された前記アタッチメント装置の種類に応じて制御を実施する
    ことを特徴とする、請求項2〜6の何れか1項に記載の作業機械の油圧制御回路。
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