JP2012056444A - Walking type delivery vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、荷台の下方に原動機からの動力で駆動する走行装置を備えた歩行型運搬車に関する。 The present invention relates to a walking-type transport vehicle including a traveling device that is driven by power from a prime mover below a loading platform.
従来、所謂猫車タイプの歩行型運搬車において、クローラや車輪からなる一個の走行装置を、エンジンや電動モータ等の原動機で強制駆動し、運搬中、作業者の労力を軽減させる技術は知られている。(例えば、特許文献1、2参照。)。
2. Description of the Related Art Conventionally, in a so-called cat cart type walking transport vehicle, a technique for forcibly driving a traveling device composed of a crawler and wheels with a prime mover such as an engine or an electric motor to reduce the labor of an operator during transport is known. ing. (For example, refer to
しかしながら、特許文献1、2に記載のものは、運搬中、常に走行装置を接地させてその駆動により強制的に走行させるものであるため、人力のみによる手押し走行が容易に行える下り坂走行や空荷で平地走行する場合等でも、走行装置を強制駆動せねばならず動力が無駄であった。また、仮に原動機から走行装置の間にクラッチ等を設けて、原動機を停止し走行装置をニュートラル状態にして手押し走行をする場合も、走行装置への伝動系がどうしてもつれ回り回転するため、手押し荷重が大きくなる問題がある。
本発明は、上記従来の問題を改善するもので、走行装置を強制駆動させて走行ができるものでありながら、手押し走行も容易に行うことができる歩行型運搬車を提供することを目的とする。
However, since the ones described in
The present invention improves the above-described conventional problems, and an object thereof is to provide a walking-type transport vehicle that can be easily driven by hand while being capable of traveling by forcibly driving a traveling device. .
上記目的を達成するために、本発明は、原動機4からの動力により強制駆動する走行装置2を荷台1の下方に設け、荷台1の後方に手持ち式のハンドル3を設けた歩行型運搬車において、前記走行装置2より後方で前記ハンドル3の把持部3aより前方下方の左右位置に自由回転する補助車輪5,5を設け、機体前後方向において該左右の補助車輪5,5と前記走行装置2の車軸2aとの間に機体重心Gが位置するように構成し、左右の補助車輪5,5を、走行装置2より後方の第1接地走行位置イと、該第1接地走行位置イより前方で機体重心Gに接近する第2接地走行位置ロとに切り換え自在に構成し、前記左右の補助車輪5,5の第1接地走行位置イにおいて、左右の補助車輪5,5と走行装置2とを共に接地させた状態で、走行装置2を強制駆動することにより機体を走行可能となし、前記左右の補助車輪5,5の第2接地走行位置ロにおいて、作業者が前記ハンドル3を押し下げることにより左右の補助車輪5,5を接地させた状態で走行装置2を地面から浮上した非接地状態となして作業者による手押し走行が可能となるように構成したことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the present invention provides a walking-type transport vehicle in which a traveling
また、上記走行装置2を機体の左右方向中央部にのみ設けると共に、左右の補助車輪5,5を第1接地走行位置イより後方上方の非接地走行位置ハに切り換え自在に構成したことを特徴とする。
In addition, the
また、上記左右の補助車輪5,5を、第1接地走行位置イにおいて左右方向に回動自由に構成すると共に、左右の補助車輪5,5の第2接地走行位置ロへの切り換えに連動して左右の補助車輪5,5を直進姿勢に固定保持するように構成したことを特徴とする。
Further, the left and right
上記請求項1に記載した発明は、重量物を荷積みした場合や上り坂走行では、左右の補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットし、走行装置2と左右の補助車輪5,5を接地させて安定した姿勢で走行することができると共に、走行装置2を駆動させて強制駆動走行することにより、運搬中、作業者の労力を軽減させることができる。また、下り坂走行や空荷で平地を走行する場合等には左右の補助車輪5,5を第2接地走行位置ロにセットし、走行装置2を駆動させずに地面から浮上した非接地状態として、左右の補助車輪5,5のみを接地させて人力のみで手押し走行することができ、動力の無駄を無くすことができる。
また、左右の補助車輪5,5の第2接地走行位置ロは、第1接地走行位置イより前方で機体重心G位置に近接する位置としたから、作業者は比較的軽い力でハンドル3を押し下げることにより、左右の補助車輪5,5を接地させた状態即ち支点として走行装置2を容易に上昇させ非接地状態とすることができる。
According to the first aspect of the present invention, the left and right
In addition, since the second ground traveling position B of the left and right
また、請求項2に記載した発明では、左右の補助車輪5,5を上方の非接地走行位置ハにセットし、機体の左右方向中央部に位置する走行装置2のみを接地させた状態で強制駆動走行させることにより、走行路幅が狭い場合や圃場内の不整地等でも容易に走行させることができる。
In the invention described in
また、請求項3に記載した発明では、左右の補助車輪5,5を第1接地走行位置イでは左右方向に回動自由にしたことにより、走行装置2と左右の補助車輪5,5を接地させて安定走行する場合に、左右の方向変換や回向操作を手持ち式のハンドル3の操作で容易に行うことができると共に、第2接地走行位置ロでは、左右の補助車輪5,5を直進姿勢に固定保持することにより、左右の補助車輪5,5のみ接地させた手押し走行において、機体の不用意な左右へのふらつきを防止して容易に直進走行させることができる。
Further, in the invention described in
本発明の実施の形態の一つを図1〜11に基づいて説明する。
図1は本発明を採用した歩行型運搬車の右側面図(運搬車の前進方向に対して右側)、図2は歩行型運搬車の左側面図、図3は歩行型運搬車の平面図であり、荷台1の下方で機体の左右方向中央部には単一の走行装置2を、荷台1の後方に手持ち式のハンドル3をそれぞれ設け、ハンドル3の基部側下方には前記走行装置2を強制駆動する原動機(エンジン)4を配置している。
また、前記走行装置2の後方で機体の左右位置に補助車輪5,5を設け、該補助車輪5,5は、詳細構造は後述するが、走行装置2に対して後方に大きく離間した第1接地走行位置イと、第1接地走行位置イより前方で走行装置2に接近し、かつ機体重心Gに近接する第2接地走行位置ロと、第1接地走行位置イより後方上方に退避した非接地走行位置ハとに切り換え自在に構成している。
One embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
1 is a right side view of a walking type transport vehicle adopting the present invention (right side with respect to the forward direction of the transport vehicle), FIG. 2 is a left side view of the walking type transport vehicle, and FIG. 3 is a plan view of the walking type transport vehicle. A
前記荷台1は、左右両側に設けた前後方向のサイドフレーム1L,1R、該両サイドフレーム1L,1Rの前端部と後部にそれぞれ固着した左右方向の前フレーム1fと後フレーム1b、両サイドフレーム1L,1Rの内側で、上記前フレーム1fと後フレーム1bに前後端を固着した2本の中フレーム1m,1m、該2本の中フレーム1m,1mの間に設けた前後のプレート1p,1k、両サイドフレーム1L,1Rの後部で原動機4の前方上方に設けた立壁1u、及び両サイドフレーム1L,1Rの外側と前フレーム1fの前側に設けたスライド自在の枠体1w,1w,1w等より構成している。
The loading platform 1 includes front and
前記ハンドル3は、前記両サイドフレーム1L,1Rを後方上方に向けて一体的に延出して形成した左右のハンドルフレーム3L,3R及びハンドルフレーム3L,3Rの後部に設けた把持部3a等より構成し、把持部3aは両サイドフレーム1L,1Rの後端に設けた第1把持部3a1,3a1と、第1把持部3a1,3a1のやや前方で上方に突出した第2把持部3a2を有している。この第2把持部3a2は、図1,2及び歩行型運搬車の後面図である図7に示すように、左右端を両サイドフレーム1L,1Rに固着した左右方向の棒状体からなり、棒状体の左右方向中央が上方に突出していて、後方視で中央が高い山形状に形成しており、かかる構成により側面視で第2把持部3a2は第1把持部3a1,3a1より高位に位置している。
尚、右の第1把持部3a1の近傍には原動機4のスロットルレバー6を設けている。
The
A
次に、図1〜4に基づき走行装置2について説明する。
走行装置2は車軸(駆動軸)2aに固定した後側の駆動輪2bと、前側の従動輪2cにクローラ2dを巻き掛けたクローラ式で構成している。前記中フレーム1m,1mの下方には、前後端部を該中フレーム1m,1mに固着した左右の下部フレーム7,7を設け、該下部フレーム7,7に固着した左右のブラケット7aに前記車軸2aを回動自在に取り付け、車軸2aに基端部を回動自在に外嵌支持したクローラフレーム2eの先端に従動輪2cを支持している。そして上記支持構造により、クローラ式の走行装置2は車軸2aを中心に従動輪2c側が上下揺動自在となるように構成している。かかる構成により、走行中に路面が前後傾斜していたり凹凸があっても、クローラ式の走行装置2が路面に追従して上下揺動することでクローラ式の走行装置2を全長にわたり十分に接地させ、駆動走行力を維持することができる。
また、クローラフレーム2eの後端には下限ストッパー29を左側方に向け突設し、該下限ストッパー29は前記左のブラケット7aの下方に臨んでいて、上記クローラ式の走行装置2が車軸2aを中心に一定量下方へ回動(揺動)したとき、下限ストッパー29が左のブラケット7aの下辺に接当することそれ以上の下方回動(揺動)を規制するように構成している。また、図示は省略するが、上限ストッパーも設けている。
尚、走行装置2の駆動は、原動機4の動力を遠心クラッチ8、減速機9、チェン伝動装置10等により車軸2aに伝動することで行う。
Next, the
The
In addition, a
The
次に、図1、5,6に基づき補助車輪5,5について説明する。
左右の補助車輪5,5は走行装置2の後方であって、前記ハンドル3の把持部3aより前方下方に配置され、前後方向で走行装置2の車軸2aと補助車輪5,5との間に歩行型運搬車の機体重心Gが位置する。
前述したように、左右の補助車輪5,5は一体で、走行装置2に対して後方に大きく離間した第1接地走行位置イと、第1接地走行位置イより前方で機体重心Gに近接する第2接地走行位置ロと、第1接地走行位置イより後方上方に退避した非接地走行位置ハとに切り換え自在となるように構成している。
Next, the
The left and right
As described above, the left and right
そして、図1に示すように、補助車輪5,5の第1接地走行位置イにおいて、機体は前方中央の走行装置2と後方左右の補助車輪5,5の3者が接地した所謂三輪状態で安定よく支持され、かかる状態で走行装置2を原動機4で駆動することにより機体を走行させる。尚、走行装置2と左右の補助車輪5,5の3者が接地した状態で荷台1が地面とほぼ並行となるように補助車輪5,5の高さを設定している。
As shown in FIG. 1, at the first ground traveling position A of the
また、補助車輪5,5の第2接地走行位置ロは、第1接地走行位置イにおける高さを略保ちながら前方の機体重心Gに近接する位置であり、図5に示すように、この補助車輪5,5の第2接地走行位置ロにおいて、作業者は前記ハンドル3を押し下げて補助車輪5,5の接地点を支点に走行装置2を地面から浮上させた非接地状態とし、原動機4を停止させて、ハンドル3の把持部3a(特に第2把持部3a2)を把持して人力により手押し走行(所謂リヤカー走行)を行う。
尚、実施例においては、補助車輪5,5の第2接地走行位置ロの高さを、第1接地走行位置イのそれよりやや低位に設定している。また、第2接地走行位置ロにおいて、補助車輪5,5は機体重心Gの後方近傍に位置し、機体重心Gは前後方向で走行装置2の車軸2aと補助車輪5,5の接地点との間に位置している。
Further, the second ground travel position B of the
In the embodiment, the height of the second ground traveling position b of the
また、図6に示すように、補助車輪5,5を非接地走行位置ハに切り換えた場合は、作業者は、原動機4で走行装置2を駆動し、ハンドル3の把持部3a(特に第1把持部3a1)を把持しながら、走行装置2のみを接地させた所謂一輪状態で走行を行う。
As shown in FIG. 6, when the
次に、補助車輪5,5の上記3位置イ〜ハへの切り換え構造の詳細を、特に図5〜10に基づいて説明する。
左右の補助車輪5,5は一体で、前記下部フレーム7,7側に支持される左右方向の支点軸11を中心に回動固定可能に構成することにより、上記3位置イ〜ハに切り換える。
即ち、下部フレーム7,7の後側下面に溶着固定されたブラケット7b,7bに支持プレート12をボルト12a・・・により締着固定し、該支持プレート12に筒体13を溶着固定している。該筒体13に前記支点軸11を回動自在に内嵌し、該支点軸11の左右突出部にそれぞれ左右の支持アーム14,14を一体的に固定している。そして、支持アーム14,14は支点軸11を挟んで前後方向に延びており、支持アーム14,14の後側に上下方向の回動軸15,15を枢着し、該回動軸15,15の下側に固定した支持ブラケット16,16に、補助車輪5,5を支軸5a,5aを介して自由回転するように取り付けている。
Next, details of the structure for switching the
The left and right
That is, the
上記筒体13の左右端部にはガイドプレート17,17を外嵌させて溶着固定し、右のガイドプレート17に上記支点軸11を中心とした長孔17aと丸孔17bを設け、また、左右のガイドプレート17,17には上記支持アーム14,14の上方に臨む突起(ピン)17c,17cを突設している。一方、右の支持アーム14の前側には上記右ガイドプレート17の長孔17a又は丸孔17bに抜き差し自在なストッパーピン18を取り付けており、該ストッパーピン18を長孔17a又は丸孔17bの挿入方向にスプリング19により付勢している。
そして、補助車輪5,5の第1接地走行位置イと第2接地走行位置ロ間の切り換えは、ストッパーピン18を右のガイドプレート17の長孔17aに挿入したままの状態で行い、図8に示すように、第1接地走行位置イではストッパーピン18が長孔17aの下端に接当することで補助車輪5,5を第1接地走行位置イで位置規制し(上方即ち非接地走行位置ハ側への回動を規制する)、図5に示すように、第2接地走行位置ロではストッパーピン18が長孔17aの上端に接当することで補助車輪5,5を第2接地走行位置ロで位置規制(上方への回動を規制)している。尚、第2接地走行位置ロでは上記左右の支持アーム14,14の上面が突起17c,17cにも接当し、突起17c,17cが補助車輪5,5の上限ストッパーにもなっている。
Then, the switching between the first ground travel position A and the second ground travel position B of the
また、図10に示すように、補助車輪5,5の第1接地走行位置イから非接地走行位置ハへの切り換えは、スプリング19に抗してストッパーピン18を長孔17aから抜いた状態で仮保持し(コ字状のストッパー18aがストッパーピン18に一体的に設けられており、ストッパーピン18を長孔17aから抜いた後90度回動させて、コ字状のストッパー18aを支持アーム14の側面に接当させて仮保持する)、補助車輪5,5を非接地走行位置ハ方向に回動し、図6に示すように、左右の支持アーム14,14の上面が突起17c,17cに接当した上限状態でストッパーピン18の上記仮保持状態を解除してストッパーピン18を右のガイドプレート17の丸孔17bに挿入し、補助車輪5,5を非接地走行位置ハで位置規制(下方への回動を規制)する。
以上のように、ガイドプレート17、長孔17a、丸孔17b、突起17c、ストッパーピン18、スプリング19、及び支持アーム14,14等により、補助車輪5,5を第1接地走行位置イ、第2接地走行位置ロ及び非接地走行位置ハにおいて各々位置規制する固定機構を構成している。
Further, as shown in FIG. 10, the
As described above, the
更に、図9に示すように、左右の補助車輪5,5を第1接地走行位置イでは、上下方向の回動軸15,15を中心に左右方向に回動自由に構成し、左右の補助車輪5,5を第2接地走行位置ロ又は非接地走行位置ハへ切り換えたときは、かかる切り換え操作に連動して左右の補助車輪5,5を直進姿勢に固定保持するように構成している。
即ち、左右の補助車輪5,5を取り付ける左右の支持ブラケット16,16をリンク20により枢支連結し、左右の補助車輪5,5をリンク20を介して一体的に回動軸15,15を中心に左右回動可能となるように構成し、また、上記リンク20の左右方向中央部にガイドピン20aを上方に向け突設する一方、リンク20の上方に位置する前記支持プレート12にガイドピン20aが下方から挿入するガイド孔12bを設けている。
Further, as shown in FIG. 9, the left and right
That is, the left and
そして、補助車輪5,5が第1接地走行位置イでかつ直進姿勢にあるときはガイドピン20aはガイド孔12bの中央位置イ′に位置しており、補助車輪5,5が回動軸15,15中心に左右方向に回動すると、ガイドピン20aはガイド孔12b内を左右位置イ″,イ″に亘り自由に移動する。即ち、左右の補助車輪5,5は第1接地走行位置イでは左右方向に回動自由自在となる。尚、左右の支持ブラケット16,16の上面に突起(ピン)16a,16aを突設し、該突起16a,16aが支持アーム14,14の内側面に接当することで、左右の補助車輪5,5の左右回動限界を設定している。
また、支持プレート12上面のガイドピン20aを挟む両側には弾性体(巻きスプリング)21,21を固定し、該弾性体21,21がガイドピン20aの左右に接当して、ガイドピン20aを中央位置に復帰させる(即ち補助車輪5,5が直進姿勢となる)ように常に付勢している。
When the
Further, elastic bodies (winding springs) 21 and 21 are fixed to both sides of the upper surface of the
また、補助車輪5,5を支点軸11を中心に第1接地走行位置イから第2接地走行位置ロに回動させると、リンク20及びガイドピン20aも一体で回動し、ガイドピン20aはガイド孔12bの中央前側の幅狭部である位置ロ′に入るから、該幅狭部でガイドピン20aの左右移動を規制する。即ち、左右の補助車輪5,5を第2接地走行位置ロへ切り換えたときは左右の補助車輪5,5を直進姿勢に固定保持する。
また、同様に、補助車輪5,5を第1接地走行位置イから非接地走行位置ハに回動させると、ガイドピン20aがガイド孔12bの中央後側の幅狭部である位置ハ′に入るから、ガイドピン20aの左右移動が規制され左右の補助車輪5,5を直進姿勢に固定保持する。
Further, when the
Similarly, when the
更に、本実施例の歩行型運搬車には、クローラ式の走行装置2を車軸2a中心に下動した位置で固定して、クローラ式の走行装置2が車軸2aを中心に上下揺動するのを規制するクローラ固定切換手段を設けている。
図2,11によりかかるクローラ固定切換手段を説明すると、図2はクローラ固定切換手段による規制を解除した状態、図11はクローラ固定切換手段によりクローラ式の走行装置2を位置固定して規制した状態を示すもので、クローラ固定切換手段は、前記クローラフレーム2eの左側面に、先端部にローラ22aを取り付けたアーム22を上下回動自在に支軸2fに枢着し、該アーム22とハンドル3側に設けた操作具(固定切換操作レバー)23を連繋具(ロッド)24で連結して構成している。
Furthermore, in the walking type transport vehicle of this embodiment, the crawler
The crawler fixing switching means will be described with reference to FIGS. 2 and 11. FIG. 2 shows a state in which the restriction by the crawler fixing switching means is released, and FIG. 11 shows a state in which the crawler
そして、操作具23を図11において仮想線位置から実線位置に操作すると、アーム22が上方に回動し、アーム22先端のローラ22aが前記左の下部フレーム7の下面に固定したガイド体25に下方から接当し、その操作力により走行装置2を車軸2aを中心に従動輪2c側が下動するように揺動させ、走行装置2の従動輪2c側と左右の補助車輪5,5が接地した状態で、相対的に走行装置2の車軸2b側が上動して地面から若干離間する。そして、この状態で操作具23はその回動支点23aを越えた支点越え状態となって固定され、クローラ式の走行装置2は従動輪2c側(先端側)が接地した姿勢で位置固定し、クローラ式の走行装置2が車軸2a中心に上揺動するのを規制する。尚、実施例においてはクローラ式の走行装置2の上方向の揺動を規制したが、上下何れの方向への揺動も規制するようにしてもよい。
When the operating
尚、図12に示すものは、上記実施例のような補助車輪を設けず、代わりにスタンド25を設けた単一のクローラ式の走行装置2を有する歩行型運搬車に、上記クローラ固定切換手段を設けたもので、操作具26の操作により連繋具(ワイヤー)26aを介して、下部フレーム7に支軸7fを介して枢着されたアーム27を下方回動させて、アーム27先端のローラ27aによりクローラフレーム28と一体のガイド体28aを押圧し、クローラフレーム28を下動位置で固定する。これにより、クローラ式の走行装置2が車軸2a中心に上揺動するのを規制し、スタンド25とクローラ式の走行装置2の先端側(従動輪2c側)の3点を接地させて歩行型運搬車を待機姿勢としたものである。
In addition, what is shown in FIG. 12 does not provide an auxiliary wheel like the said Example, and is the above-mentioned crawler fixed switching means to the walk-type transport vehicle which has the single crawler
本発明の実施の形態は上述の通りであり、以下に本歩行型運搬車の使用形態を説明する。
先ず、平地で重量物を荷積みした場合や上り坂等では、図1に示すように、左右の補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットして走行装置2と左右の補助車輪5,5を接地させた状態で、走行装置2を原動機4により駆動させて走行させる。そしてこの使用形態では、機体は前方中央の走行装置2と後方左右の補助車輪5,5の3者により安定よく支持して走行することができる共に、走行装置2を強制駆動することにより、作業者が歩行型運搬車を人力で手押し操作しなくてもよく、作業者の労力を軽減させることができる。
The embodiment of the present invention is as described above, and the usage pattern of the walking type transport vehicle will be described below.
First, when a heavy object is loaded on a flat ground or when going uphill, as shown in FIG. 1, the left and right
また、上記のように補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットすると、前述のように左右の補助車輪5,5はリンク20を介して一体で回動軸15,15を中心に左右方向に回動自由自在となるから、左右の補助車輪5,5が所謂キャスター状態となり、作業者は、ハンドル3の第1把持部3a1を把持して操向操作することにより機体を容易に方向変換及び回向させることができる。また、前記のように、リンク20は弾性体21,21により中央位置に復帰するように付勢され、この中央位置で補助車輪5,5は直進姿勢で保持されるから、作業者は、ハンドル3操作による方向変換又は回向操作を終えた後、機体を容易に直進状態に復帰させることができると共に、かかる直進状態を保持することができる。
Further, when the
また、クローラ式の走行装置2は車軸2aを中心に自由に上下揺動自在に構成されているから、走行中に地面が前後傾斜していたり凹凸がある場合等であっても、クローラ式の走行装置2が地面の傾斜等に追従して上下揺動し、クローラ式の走行装置2をその全長にわたり十分に接地させて駆動走行力を維持することができる。
Further, since the crawler
また、補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットしたとき、運搬車の荷積み前の待機姿勢では、走行装置2が接地し、かつ左右の補助車輪5,5が接地してスタンド代わりとなるが、この時上記のようにクローラ式の走行装置2が車軸2aを中心に自由に上下揺動自在の状態であると、例えば図2に示すように、機体は左右の補助車輪5,5と、荷台1の前後方向略中央部に位置する車軸2aに固定した駆動輪2b直下の3点で支持されることになるから、荷台1の前方側は実質的に支持されない。従って、この状態で例えば、荷台1の前側の左右の端に荷積みしようとすると、その重さで機体が荷積みした左右の方向に倒れる心配がある。
In addition, when the
しかしながら、前述のように、クローラ固定切換手段を設け、図11に示すように、操作具23を仮想線位置から実線位置に操作すると、クローラ式の走行装置2はその従動輪2c側が接地した姿勢で上下揺動が規制されて位置固定され、かかる待機姿勢では、機体の支持点が左右の補助車輪5,5とクローラ式の走行装置2の先端側(従動輪2c側)となるから、荷台1の前側の左右の端に荷積みするとき、上記クローラ式の走行装置2の上下揺動を規制しない場合に対して、機体の転倒を防止することができる。
荷積み終了後は、操作具23を操作してクローラ固定切換手段によるクローラ式の走行装置2の上記規制を解除して走行操作する。
尚、図12に示すように、上記クローラ固定切換手段は、単一のクローラ式の走行装置を有する所謂猫車タイプの歩行型運搬車で、本発明のような補助車輪を設けず代わりにスタンド25を設けたものにも応用できる。
However, as described above, the crawler fixing switching means is provided, and as shown in FIG. 11, when the operating
After completion of loading, the
As shown in FIG. 12, the crawler fixing switching means is a so-called cat-car-type walking transport vehicle having a single crawler type traveling device, and is not provided with auxiliary wheels as in the present invention, but instead is a stand. It can be applied to those provided with 25.
また、上記補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットして畑地の畝間を走行する場合、畝間隔に適合するように左右の補助車輪5,5のトレッドを調節変更するようにしてもよい。
Further, when the
次に、下り坂走行の場合や平地で空荷又は積載量が少ない場合等で、作業者の人力によるに比較的小さな押し操作力で走行が可能な場合は、左右の補助車輪5,5を第2接地走行位置位ロにセットする。
補助車輪5,5の第1接地走行位置位イから第2接地走行位置位ロへの切り換えは以下の手順で行う。即ち、図1に示す第1接地走行位置イの状態からハンドル3を持ち上げて補助車輪5,5を地面から浮かせると、その自重により補助車輪5,5が前記支点軸11中心に前方へ回動し、更に作業者は補助車輪5,5を押して前方へ回動させながらハンドル3を下ろすと、補助車輪5,5が接地すると共に機体重量が加わって前方へ回動し、前記ストッパーピン18が長孔17aの上端に接当して補助車輪5,5の回動が規制され第2接地走行位置ロに切り換わる。
Next, when traveling on a downhill or when there is little load or load on a flat ground, and when it is possible to travel with a relatively small pushing force by the operator's human power, the left and right
The
そして、補助車輪5,5の第2接地走行位置ロでも機体重心Gは、前後方向において走行装置2の車軸2aと補助車輪5,5の接地点との間に位置しているから、第2接地走行位置ロで左右の補助車輪5,5と走行装置2の3点が接地した状態で機体は安定した待機姿勢となる。尚、この待機姿勢で荷積みする場合は、補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットした場合と同様に、クローラ固定切換手段によりクローラ式の走行装置2の上下揺動を規制して位置固定するとよい。
Since the body center of gravity G is located between the
次に、走行するに当たっては、図5に示すように、作業者はハンドル3の第2把持部3a2を持ってハンドル3を押し下げ、補助車輪5,5のみを接地させて走行装置2は地面から浮上させた非接地状態とする。このとき、クローラ式の走行装置2は自重により、車軸2aを中心に下方に回動するが、前記クローラフレーム2eの後端に突設した下限ストッパー29が左のブラケット7aの下辺に接当しそれ以上の下方回動が規制されるから、走行装置2は地面から浮上する。そして、この状態で原動機4を停止させたまま、ハンドル3の把持部3a(特に第2把持部3a2)を把持して人力のみで手押し走行(所謂リヤカー走行)を行う。
Next, when traveling, as shown in FIG. 5, the operator holds down the
上記手押し走行では原動機4を停止させた走行が可能となるから、動力の無駄即ち原動機であるエンジンの燃料消費等を少なくできる。また、第2接地走行位置ロでは補助車輪5,5は機体重心Gに近接しているから、作業者は比較的軽い力でハンドル3を押し下げることにより、左右の補助車輪5,5を支点として走行装置2を容易に上昇させ非接地状態とすることができる。
また、ハンドル3の第2把持部3a2は第1把持部3a1より上方に突出して高位置であるから、作業者は高位の第2把持部3a2を握ってハンドル3を容易に押し下げ操作できると共に、走行中もハンドル3の第2把持部3a2は必要以上に低位置となることがないから、作業者は第2把持部3a2を持ちながら容易に走行操作できる。
In the above-described manual travel, it is possible to travel with the
In addition, since the second gripping portion 3a2 of the
また、前述したように、補助車輪5,5の第2接地走行位置ロではリンク20に突設したガイドピン20aが支持プレート12のガイド孔12bの中央前側の幅狭部である位置ロ′に入って、左右の補助車輪5,5が直進姿勢に固定保持されるから、補助車輪5,5のみを接地させた手押し走行において、機体の左右へのふらつきを極力防止して直進性を向上させることができる。
また、上記手押し走行において例えば下り坂等でハンドル3を上げて走行装置2を接地させると、走行装置2が実質的にブレーキ作用をするように構成されている。即ち、走行装置2が接地し回転しようとしても走行装置2へ伝動する減速機が回転作動せずブレーキの役目をなし、走行装置2は自由回転しないように構成されている。従って、走行装置2を接地させるだけの簡単操作で、下り坂等においても機体の必要以上の加速を防止でき安全走行が可能であると共に、専用のブレーキ装置を不要とすることができ、コスト低減となる。
Further, as described above, at the second ground traveling position b of the
Further, in the above-described manual travel, for example, when the traveling
また、補助車輪5,5を第1接地走行位置位イにセットして走行装置2の駆動による走行操作中であっても、補助車輪5,5を第2接地走行位置ロの手押し走行状態に切り換えて走行装置2を浮上させれば、ハンドル3を引っ張って後進走行ができるから、走行装置2に後進用変速機が不要となりコスト低減となる。
Further, even when the
更に、走行路幅の狭いあぜ道や畑地の畝間等を走行する場合は、図6に示すように、左右の補助車輪5,5を非接地走行位置ハにセットする。
そして、作業者は左右の補助車輪5,5と走行装置2を接地させた待機姿勢で荷積みした後、原動機4で走行装置2を駆動させ、作業者はハンドル3の第1把持部3a1を持ちながら機体を持ち上げて左右の補助車輪5,5を非接地状態とし、走行装置2のみを接地させた所謂1輪走行を行う。この1輪走行においては、走行路幅が狭くても走行することができる。また、前述の補助車輪5,5を第1接地走行位置イにセットして走行する場合と同様に、クローラ式の走行装置2は駆動軸2aを中心に自由に上下揺動自在であるから、地面に傾斜や凹凸がある不整地でも、クローラ式の走行装置2が地面に追従して上下揺動し、その駆動走行力を維持することができる。
また、補助車輪5,5を非接地走行位置ハに切り換えると、左右の補助車輪5,5が直進姿勢に固定保持されるから、安定した待機姿勢をとることができると共に、走行中に補補助車輪5,5が左右に揺れて走行操作の邪魔になることもない。
Further, when traveling on a narrow road with a narrow traveling path or a gap between fields, the left and right
Then, after loading the left and right
In addition, when the
尚、本発明の実施の形態においては、走行装置2をクローラ式で構成しているが、ホイール式の走行装置としてもよい。
また、補助車輪5,5を左右方向の支点軸11を中心に回動させて、第1接地走行位置イと第2接地走行位置ロに切り換えるようにしているが、本発明は、かかる構成に特定されるものではなく、例えば、前後スライド操作により第1接地走行位置イと第2接地走行位置ロに切り換えるように構成しても、また第1接地走行位置イと第2接地走行位置ロとに着脱自在とすることにより、切り換えるように構成してもよい。また、補助車輪5,5の非接地走行位置ハへの切り換えも、上記と同様、支点軸11を中心に回動させる構造に特定されるものではない。
また、本発明の実施の形態においては、補助車輪5,5の第1接地走行位置イと第2接地走行位置ロとの切り換え操作に連動して、補助車輪5,5が第1接地走行位置イでは左右方向に回動自由となり、第2接地走行位置ロでは直進姿勢に固定保持するように構成したが、補助車輪5,5を回動自由状態と固定保持状態に切り換える操作具を別途設けることも可能である。
また、原動機4はエンジンに限らず電動モータ等でもよい。
In addition, in embodiment of this invention, although the traveling
Further, the
In the embodiment of the present invention, the
The
1 荷台
2 走行装置
2a 車軸
3 ハンドル
3a 把持部
4 原動機
5 補助車輪
G 機体重心
イ 第1接地走行位置
ロ 第2接地走行位置
ハ 非接地走行位置
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010201599A JP2012056444A (en) | 2010-09-09 | 2010-09-09 | Walking type delivery vehicle |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2542832C2 (en) * | 2012-06-08 | 2015-02-27 | Александр Андреевич Овчинников | General-purpose trolley |
JP2018034708A (en) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 直治 長通 | Transport vehicle for work |
CN113716494A (en) * | 2020-05-25 | 2021-11-30 | 广东博智林机器人有限公司 | Running gear and transport vechicle |
-
2010
- 2010-09-09 JP JP2010201599A patent/JP2012056444A/en active Pending
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