JP2012055403A - 洗濯機 - Google Patents

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Mikio Tawara
己紀夫 田原
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Abstract

【課題】回転槽内の洗濯物全体に満遍なく洗濯水を供給し、洗浄性能およびすすぎ性能を向上する。
【解決手段】洗濯水を溜める水槽2と、水槽2内に回転可能に配設され前面側に開口部6を設けた円筒形の回転槽4と、回転槽4を回転駆動するモータ9と、水槽2側から回転槽4側へ洗濯水を放水するポンプ(放水手段)21、噴出水路(放水手段)22、噴出口(放水手段)26を備え、回転槽4は、噴出口(放水手段)26から放水された洗濯水を衝突させる衝突面30を有し、噴出口(放水手段)26から放水された洗濯水の進行方向を衝突面30により回転槽4内に向けて変更するようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等の洗濯をおこなう洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、水槽内の洗濯水をポンプによって回転槽内へ循環させて洗濯物に噴出するようにしたものがあり、回転槽の前面側から回転槽の中心側に少しずつ角度を変えて複数形成されている噴出口より噴出するようにしたものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、洗濯槽の回転軸を鉛直方向とした縦型洗濯機において、洗濯槽の開口部に給水口を複数設けることが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−127978号公報 特開2005−334412号公報
しかしながら、前記従来の構成では、噴出口が回転槽の前面側上方に設けられ、下方に向かって洗濯水を噴出するものであるため、回転槽の奥行き方向に少しずつ角度を変えて複数の噴出口から噴出するようにしても、回転槽内の様々な位置に存在する洗濯物に対して満遍なく洗濯水をかけることができないという問題があった。また、縦型洗濯機では、洗濯物が水流によって洗濯槽の内周側面に偏った状態で洗濯水中にあり、給水されるすすぎ水を洗濯物に満遍なく供給することができないという問題があり、洗浄効率およびすすぎ効率が悪いという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、回転槽内の洗濯物全体に満遍なく洗濯水を供給し、洗浄性能およびすすぎ性能に優れた洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、水槽側から回転槽側へ洗濯水を放水する放水手段を備え、前記回転槽は、前記放水手段から放水された洗濯水を衝突させる衝突面を有し、前記放水手段から放水された洗濯水の進行方向を前記衝突面により前記回転槽内に向けて変更するようにしたものである。
これによって、放水手段により水槽側から回転槽側へ洗濯水を放水させると、洗濯水は衝突面に衝突して拡散され、かつ、回転槽の回転とともに洗濯水の放水方向が変化するため、洗濯水を回転槽内の洗濯物全体に満遍なく供給することができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
本発明の洗濯機は、放水手段から放水される洗濯水の放水方向を回転槽の回転とともに変化させることができ、回転槽内の洗濯物全体に満遍なく洗濯水を供給し、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 同洗濯機の要部拡大断面図 同洗濯機の図1のA−A矢視図 同洗濯機の要部断面図 同洗濯機の図1のB−B矢視図 本発明の実施の形態2における洗濯機のA−A矢視図 本発明の実施の形態3における洗濯機のA−A矢視図
第1の発明は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた円筒形の回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記水槽側から前記回転槽側へ洗濯水を放水する放水手段を備え、前記回転槽は、前記放水手段から放水された洗濯水を衝突させる衝突面を有し、前記放水手段から放水された洗濯水の進行方向を前記衝突面により前記回転槽内に向けて変更するようにしたことにより、放水手段により水槽側から回転槽側へ洗濯水を放水すると、洗濯水は、衝突面に衝突して拡散され、かつ、回転槽の回転とともに洗濯水の放水方向が変化するため、洗濯水を回転槽内の洗濯物全体に満遍なく供給することができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の衝突面は、放水手段から放水された洗濯水の放水方向を回転槽内の回転軸方向に向けて放水されるように傾斜させたことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、衝突面により、回転槽の径方向に拡散され、かつ、回転槽の回転とともに放水方向を回転槽の回転軸方向へ変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体に満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の衝突面は、回転槽に設けた略円形の開口部の周縁部に形成したことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、略円形の開口部の周縁部から回転槽内へ放水することができ、洗濯水を回転槽内の洗濯物全体に満遍なく供給することができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1または第2の発明の衝突面は、回転槽に設けた略円形の開口部の周縁部に複数形成したことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、複数の衝突面により、回転槽が一回転する間に、放水方向が回転槽の軸方向に複数回変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の衝突面は、回転槽に設けた略円形の開口部の周縁部に略等間隔に形成したことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水が、衝突面により、放水方向が回転槽の軸方向に変化させられる時間間隔が回転槽の一回転の間に等間隔となるため、偏りなく、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第6の発明は、特に、第4または第5の発明の衝突面は、少なくとも一個以上の衝突面の放水方向に対する傾斜角度が、他の衝突面の傾斜角度と異なるように構成したことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、複数の衝突面により、放水方向が回転槽の軸方向に多段階に変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明の衝突面は、回転槽の回転軸心を中心として円状または半円状に形成され、かつ、回転槽の異なる複数の軸方向断面から
見て、異なる複数の傾斜角度となるように構成したことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、衝突面により、放水方向が回転槽の軸方向に多段階に変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第8の発明は、特に、第7の発明の衝突面は、傾斜角度を徐々に変化させて形成したことにより、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、衝突面により、放水方向を回転槽の軸方向に連続的に変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第9の発明は、特に、第1〜第8のいずれか1つの発明の放水手段を複数設けたことにより、複数の放水手段により、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水を衝突面により拡散させ、かつ、回転槽の回転とともに、放水方向を変化させることができるため、回転槽内の広い範囲に洗濯水が行き届き、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
第10の発明は、特に、第1〜第9のいずれか1つの発明の衝突面に、回転槽の径方向断面から見て、放水手段からの放水方向に対して傾斜させた第2の傾斜面を設けたことにより、放水手段により、水槽側から回転槽側へ放水された洗濯水は、放水方向が衝突面により、回転槽の軸方向に変化させることができ、かつ、第2の傾斜面により、回転槽の径方向に放水方向を変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図、図2は、同洗濯機の要部断面図、図3は、同洗濯機の図1のA−A矢視図、図4は、同洗濯機の回転槽に設けた衝突面の断面図、図5は、同洗濯機の図1のB−B矢視図である。
図1〜図5において、筐体1内に有底円筒形に形成された水槽2がサスペンション3により弾性支持されている。この水槽2内に有底円筒形に形成された回転槽4が回転可能に配設されている。回転槽4の回転軸心4aは、回転槽4の円筒形の中心線とほぼ一致しており、これは水槽2の円筒形の中心線ともほぼ一致している。水槽2および回転槽4は、前面側に各々開口部5、6が設けてあり、水槽2の開口部5側を筐体1の正面側にして、回転槽4の回転軸心4aを水平方向から前上がりに傾斜(例えば、10〜20度)させて支持されている。
水槽2および回転槽4の開口部5、6に対向して筐体1の前面に開閉自在な扉体7が設けてあり、この扉体7を開くことにより、回転槽4に対して洗濯物を出し入れすることができる。なお、水槽2の開口部5の周囲には、柔軟な例えばラバー等の弾性体によって成形されたベローズ8が配設され、扉体7を閉じると、その内面にベローズ8の一端が圧接し、開口部5と扉体7がシールされる。
水槽2の開口部5と反対側の端面には、回転槽4を回転駆動するモータ9が取り付けられている。モータ9のロータは、槽回転軸10で回転槽4と連結されており、モータ9の回転は槽回転軸10によって回転槽4に伝達される。回転槽4の円筒壁11には、複数の突起体12が回転軸心4aに向かって内方へ突出して設けられており、回転槽4を回転させることにより、洗濯物を突起体12で引っ掛けて上方に持ち上げては、回転槽4内の上
方から落下させるといった動作を行なうことができる。
回転槽4の円筒壁11には、水槽2内と連通する小孔13が全周にわたって多数設けられており、水槽2内の洗濯水が所定の水位に溜まると、小孔13から回転槽4内に洗濯水が入ってくるように構成されている。
水槽2の上方には、洗剤を収容する洗剤容器14が設けられている。洗剤容器14は、水道の蛇口と接続されている給水弁15に接続されており、この給水弁15の開閉によって洗剤容器14への水道水の供給と停止をおこなう。また、洗剤容器14の下方には、洗剤容器14内に導入された水を洗剤とともに水槽2内に導く給水経路16が設けられている。
水槽2の下方には、水槽2内の洗濯水を排出する排出口17が設けられており、排出口17から排出される洗濯水を筐体1の外へと導く排水経路18が設けられている。排水経路18の途中には、排水経路18を開閉する排水弁19が設けられている。
排出口17には、水槽2から排出された洗濯水を回転槽4を経て、再び水槽2内へ導く循環経路20が接続されており、排水経路18と途中で分岐して設けられている。循環経路20は、水槽2の後方下部から前方に向かって水槽2の下方にほぼ水平に配設されてしいる。循環経路20の途中には、ポンプ21が設けられており、ポンプ21を駆動すると、水槽2内の洗濯水を排出口17から循環経路20内に引き込み、循環経路20に流入した洗濯水を加圧して回転槽4へ送水し、循環経路20を通して水槽2へ循環させることができる。
水槽2の前部内側には、回転槽4の開口部6側から見て、水槽2に設けた円形の開口部5の外周側に噴出水路22が環状に設けられている。この噴出水路22は、回転槽4の前面側に円形に設けた開口部6の周縁部23の外側に設けられている。水槽2に設けた開口部5と、回転槽4に設けた開口部6と、噴出水路22は略同心円状に形成され、噴出水路22の内周縁部24は、開口部6の周縁部23より半径方向の外側に位置する。
ポンプ21により送水される水槽2内の洗濯水は、循環経路20を通って噴出水路22に接続された流入口25から噴出水路22内へ導かれ、噴出水路22の回転軸心4a側に設けた少なくとも3個以上(図4の例は7個)の複数の噴出口26(26a〜26g)へ導かれる。噴出口26は、回転槽4の回転軸心4aを中心として略等間隔に設けられている。
噴出口26と、開口部6の周縁部23との間には空間部27が設けられている。空間部27には、噴出口26から空間部27に噴出した洗濯水を開口部6に向かって案内する案内部28が設けてあり、空間部27に噴出した洗濯水を開口部6へと導いて、回転槽4内へ導入されるように構成している。
ポンプ21により送水される洗濯水は、噴出口26から棒状の噴流となって回転軸心4a側へ回転槽4の開口面に対して略平行に噴出され、噴出口26から空間部27に噴出した洗濯水は、案内部28によって回転槽4の周縁部23近傍に導かれる。案内部28は、水槽2の前方内側に、回転槽4の開口部6の周縁部23と対向する形で、周縁部23との間に若干の隙間を持たせて環状に形成されており、回転槽4内の洗濯物が前方に出てきても、引っかかることのないように構成している。
複数の噴出口26(26a〜26g)は、回転槽4の開口部6の周縁部23から半径方向へ離れた位置に形成しており、噴出口26を回転槽4の開口部6に露出させることなく
、回転槽4内の洗濯物に対して、拡散した洗濯水をかけることが可能であり、かつ、回転槽4内に洗濯物を投入するとき、あるいは、取り出し時に開口部6に引っ掛かって傷めることがなく、洗濯物の出し入れが容易で、使い勝手をよくすることができる。水槽2側から回転槽4側へ洗濯水を放水する放水手段は、ポンプ21、噴出水路22、噴出口26等を含む。
噴出口26から噴出された噴流を案内部28に導くための導水壁面等はなく、噴出口26からの噴流は、空間部27に放出された後、案内部28に衝突し、拡散しながら回転槽4の開口部6に向かって噴出し、回転槽4内へと導かれるように構成しているため、噴出口26を回転槽4の開口部6の周側部から離れた位置に形成しても、噴出口26からの噴流は、不要な壁面抵抗を受けることなく回転槽4内へ導くことができ、流速の低下を最低限に抑え、洗濯水を勢いよく回転槽4内の洗濯物に供給することができる。
回転槽4の開口部6の周縁部23には、案内部28によって周縁部23の近傍に放水された洗濯水を衝突させて進行方向を変更する衝突面30が形成されている。衝突面30は、回転槽4内の回転軸4a方向に向けて放水されるように傾斜させている。
衝突面30は、回転軸心4aを中心とした円周上に略等間隔に複数個配置されている(図3の例は4箇所)。衝突面30(30a〜30d)は、回転槽4が回転することにより、案内部28により放水される洗濯水に対して順次対向することになるが、その放水方向に対する傾斜角度が、それぞれ異なるように構成されている。
図4は、衝突面30(30a〜30d)の傾斜角度を断面で示したもので、衝突面30aはイ―イ断面、衝突面30bはロ―ロ断面、衝突面30cはハ―ハ断面、衝突面30dはニ―ニ断面である。例えば、衝突面30aは、洗濯水の放水方向(X方向)に対して、回転槽4の回転軸4a方向に向けた傾斜角度θを15度、衝突面30bは同30度、衝突面30cは同45度、衝突面30dは同60度に設定している。
筐体1内の後方下部には、モータ9、給水弁15、排水弁19、ポンプ21等を制御し、洗濯、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御する制御手段31が設けられている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。洗濯または/およびすすぎ工程において、制御手段31は、排水弁19を閉じた状態で、給水弁15を開き、水槽2内に洗濯水の給水をおこないながら、回転槽4を回転させ、洗濯物を突起体12で引っ掛けて上方に持ち上げては、ある程度の高さで落下させ、洗濯水に叩きつけるといった叩き洗いの動作を行なう。
このとき、洗濯水の水位を上げすぎると、洗濯水までの洗濯物の落下距離が短くなるため、叩き効果が小さくなり、洗浄性能およびすすぎ性能が低下するので、回転槽4内の下方まで洗濯水が溜まると、給水弁15を閉じる。このように水槽2内の水位が低い状態、すなわち、洗濯水が少ない状態では、洗濯物全体に洗濯水が行き渡りにくいので、ポンプ21を駆動し、ポンプ21により送水される洗濯水を複数の噴出口26から噴出し、洗濯物にかけながら、洗濯またはすすぎを行なう。
ここで、噴出口26から噴出された洗濯水は、案内部28により回転槽4の開口部6の周縁部23近傍に放水された後、その放水方向と回転槽4に設けた衝突面30(30a〜30d)が対向しない場合は、そのままの放水方向、すなわち、図1のY方向へ放水されて回転槽4内に導かれる。そして、対向した場合は、衝突面30(30a〜30d)に衝突して放水方向が変更され、すなわち、図1のZ方向へ放水されて回転槽4内に導かれる。
このため、放水手段により放水された洗濯水は、回転槽4の回転とともに、放水方向を回転槽4の回転軸4a方向(奥行き方向)へ変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体に満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
また、衝突して進行方向が変更されるとき、洗濯水は、回転槽3の径方向に押し広げられ、拡散された後に、回転槽3内に導かれることになるため、洗濯物全体により満遍なく供給することができる。
また、1つの噴出口26から噴出された洗濯水の放水に対して、回転槽4が一回転する間に、複数の衝突面30が対向することになるため、放水方向が回転槽4の回転軸方向、すなわち、回転槽4の奥行き方向に複数回変化させることができるため、頻繁に放水方向を変化させることができ、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を一層向上させることができる。
また、複数の衝突面30は、略等間隔に配置されているため、1つの噴出口26から噴出された洗濯水の放水に対して、衝突面30により、放水方向が回転槽4の回転軸方向に変化する時間間隔が回転槽4の一回転の間に等間隔となるため、偏ることなく、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
また、1つの噴出口26から噴出された洗濯水の放水に対して、複数の衝突面30のその放水方向に対する傾斜角度がそれぞれ異なるように構成しているため、傾斜角度の違いに応じて、放水された洗濯水の変更された後の放水方向が異なり、回転槽4の回転軸方向(奥行き方向)に多段階に変化させることができ、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
また、複数の噴出口26から洗濯水を複数放水して、その全てを衝突面30により拡散させ、かつ、回転槽4の回転とともに放水方向が変化するため、回転槽4内の広い範囲に洗濯水が行き届き、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、ドラム式の洗濯機で説明したが、回転槽内の底部に攪拌翼を有する縦型の洗濯機であってもよく、回転槽4を回転させながら洗いやすすぎを行う洗濯機であれば、同様の作用効果が得られるものである。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の図1のA−A矢視図である。本実施の形態の特徴は、衝突面30を回転槽4の回転軸心4aを中心として環状に形成してあり、その衝突面30は、連なって設けられた複数の面(30a、30b、30c、30d)で、各々異なる傾斜角度に構成している。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
これにより、噴出口26から噴出された洗濯水の放水に対して、衝突面30は常に対向しているため、回転槽4の回転とともに、放水方向が回転槽4の回転軸心4a方向(奥行き方向)に多段階に変化する際、図1のY方向とZ方向を往復しながら変化するのではなく、段階的に変化させることができ、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における洗濯機の図1のA−A矢視図である。本実施の形態の特徴は、衝突面30を回転槽4の回転軸心4aを中心として環状に形成してあり、その衝突面30は、あらゆる軸方向断面で切っても連続的に傾斜角度が異なるように変化させたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
これにより、噴出口26から噴出された洗濯水の放水は、衝突面30により、放水方向が回転槽4の回転軸心4a方向(奥行き方向)に連続的に変化させられるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
また、図7に示すように、衝突面30には、回転槽4の径方向断面から見て、放水手段により放水される洗濯水の放水方向(X方向)に対して、周方向に傾斜させた第2の傾斜面32を設けている。第2の傾斜面32は、本実施の形態では環状に形成した衝突面30に2箇所設けてあり、回転軸心4aを中心として反対側に位置させている。また、その傾斜方向は、互いに逆向きとなるように異ならせて設けられている。
1つの噴出口26から噴出された洗濯水の放水に対して、第2の傾斜面32は、回転槽4の回転とともに順次対向することになるが、第2の傾斜面32が対向しない場合は、そのままの進行方向(図7のY方向)で回転槽4内に導かれ、対向した場合は、第2の傾斜面32に衝突して進行方向が変更されて(図7のZ方向)回転槽3内に導かれる。
このため、放水手段により放水された洗濯水は、回転槽4の回転とともに、放水方向が回転槽4の回転軸心4a方向(奥行き方向)だけではなく、径方向にも変化させることができるため、洗濯水を洗濯物全体により満遍なく供給し続けることができ、より洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、放水手段から放水される洗濯水の放水方向を回転槽の回転とともに変化させることができ、回転槽内の洗濯物全体に満遍なく洗濯水を供給し、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができるので、洗濯機として有用である。
2 水槽
4 回転槽
6 開口部
9 モータ
21 ポンプ(放水手段)
22 噴出水路(放水手段)
26 噴出口(放水手段)
30 衝突面

Claims (10)

  1. 洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた円筒形の回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記水槽側から前記回転槽側へ洗濯水を放水する放水手段を備え、前記回転槽は、前記放水手段から放水された洗濯水を衝突させる衝突面を有し、前記放水手段から放水された洗濯水の進行方向を前記衝突面により前記回転槽内に向けて変更するようにした洗濯機。
  2. 衝突面は、放水手段から放水された洗濯水の放水方向を回転槽内の回転軸方向に向けて放水されるように傾斜させた請求項1記載の洗濯機。
  3. 衝突面は、回転槽に設けた略円形の開口部の周縁部に形成した請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 衝突面は、回転槽に設けた略円形の開口部の周縁部に複数形成した請求項1または2記載の洗濯機。
  5. 衝突面は、回転槽に設けた略円形の開口部の周縁部に略等間隔に形成した請求項4記載の洗濯機。
  6. 衝突面は、少なくとも一個以上の衝突面の放水方向に対する傾斜角度が、他の衝突面の傾斜角度と異なるように構成した請求項4または5記載の洗濯機。
  7. 衝突面は、回転槽の回転軸心を中心として円状または半円状に形成され、かつ、回転槽の異なる複数の軸方向断面から見て、異なる複数の傾斜角度となるように構成した請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 衝突面は、傾斜角度を徐々に変化させて形成した請求項7記載の洗濯機。
  9. 放水手段を複数設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載の洗濯機。
  10. 衝突面に、回転槽の径方向断面から見て、放水手段からの放水方向に対して傾斜させた第2の傾斜面を設けた請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯機。
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