JP2012054891A - 画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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【課題】事前に機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける座標系対応付け手段1と、ユーザが画像中の任意の点を指定する操作を行うと、画像中の任意の点に識別子を付加する識別子付加手段2と、識別子付加手段2が付加した各識別子によって座標系上に定められる領域を特定する領域特定手段3と、画像のうちの領域特定手段3が特定した領域以外が映る範囲にマスク処理を行うマスク処理手段4とを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、許容された範囲の画像を出力する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
他社(者)の管理下にあるシステムを保守する際に、対象となる機器が多種多様に渡っている場合がある。この場合に、保守員がそれらの機器全ての保守方法を事前に熟知することは、人材教育の面からして工数がかかり、困難である。
また、近年は退職により熟練者数が減少しており、全保守現場に熟練者を派遣する事が困難になっている。そのため、現場に行く保守員が全ての機器の知識を有していない場合もあり、この場合には、遠隔地にいる人に現場の状況を伝達し、支援をもらうこととなる。
ここで、保守員が作業現場に行き、作業の支援や助言を遠隔地にいる熟練者から得るために、現場の状況を撮影して、画像(静止画像又は動画像)を送信する場合がある。しかし、保守現場が他社(者)の管理エリアの場合には、カメラの持ち込みや撮影禁止などの制約が設けられている場合が多く、画像を熟練者に送信できないことがある。
また、カメラの持込が禁止されている現場の状況を伝達するには、電話を用いることになるが、音声だけだと現場の状況がなかなか伝わらず、時間の浪費や勘違い、見落としによる保守対応時間の長時間化、保守対応誤りによるさらなる障害発生などの懸念がある。
このような課題に対応するシステムとして、例えば、特許文献1には、撮影した後に、映像において見せる部分と見せない部分とを指定することのできる映像処理システムが記載されている。
特開2010−011017号公報
特許文献1に記載された方法では、映像のうちの見せる部分と見せない部分とを、映像に含まれる予め機器等に取り付けたマーカに基づいて識別する。そのため、この方法を用いるためには、機器にマーカを取り付けておくなどの事前の作業が必要である。
しかし、現実的には、機器のメンテナンス時は、いつどの機器が故障するか分からないため、マーカを事前に機器に取り付けておくことは困難である。
また、現場の照明が暗いとマーカを認識し辛いということが考えられる。特に機器を設置しているデータセンタでは、暗い場所で作業を行う場合があり、マーカを認識するだけの明るさを確保できない場合がある。
そこで、本発明は、事前に機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明による画像処理装置は、撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける座標系対応付け手段と、ユーザが画像中の任意の点を指定する操作を行うと、画像中の任意の点に識別子を付加する識別子付加手段と、識別子付加手段が付加した各識別子によって座標系上に定められる領域を特定する領域特定手段と、画像のうちの領域特定手段が特定した領域以外が映る範囲にマスク処理を行うマスク処理手段とを含むことを特徴とする。
本発明による他の態様の画像処理装置は、撮影手段が撮影した物体の画像を解析し、物体を特定する特定手段と、特定手段が特定した物体の部分の画像と、予め記憶部が記憶している所定の物体の画像との類似度を算出する類似度算出手段と、類似度算出手段が算出した類似度が閾値以上であるか否かを判定する類似度判定手段と、類似度判定手段が閾値以上であると判定すると、画像のうちの特定した物体以外の範囲にマスク処理を行うマスク処理手段とを含むことを特徴とする。
本発明による画像処理方法は、撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付け、ユーザが画像中の任意の点を指定する操作を行うと、画像中の任意の点に識別子を付加し、付加した各識別子によって座標系上に定められる領域を特定し、画像のうちの特定した領域以外が映る範囲にマスク処理を行うことを特徴とする。
本発明による画像処理プログラムは、コンピュータに、撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける座標系対応付け処理と、ユーザが画像中の任意の点を指定する操作を行うと、画像中の任意の点に識別子を付加する識別子付加処理と、付加した各識別子によって座標系上に定められる領域を特定する領域特定処理と、画像のうちの特定した領域以外が映る範囲にマスクをかけるマスク処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、事前に機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。
本発明による画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 画像を送信可能な範囲とモザイク処理を行う範囲との指定例を示す説明図である。 画像処理装置が実行する処理例を示す流れ図である。 画像処理装置の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 画像処理装置が実行する処理例を示す流れ図である。 送信可能範囲の一例を示す説明図である。 画像処理装置の最小の構成例を示すブロック図である。
実施形態1.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明による画像処理装置の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置は、カメラ10、入力手段11、座標系対応付け手段12、識別子付加手段13、モザイク処理エリア判定手段14、モザイク処理手段15および画像送信手段16を含む。画像処理装置は、具体的には、プログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって実現される。
なお、本実施形態では、単一の装置である画像処理装置が上記の各手段を含む構成例について説明するが、これに限らず、例えば、カメラ10が異なる装置によって実現され、カメラ10と画像処理装置とが相互にデータ通信可能な構成であってもよい。
カメラ10は、具体的には、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮影機器によって実現される。カメラ10は、撮影した物体の画像データ(静止画像データまたは動画像データ)を座標系対応付け手段12に出力する。
入力手段11は、具体的には、マウスやキーボード、タッチパネル等の入力装置によって実現される。入力手段11は、ユーザの操作に従って、情報を入力する機能を備えている。
座標系対応付け手段12は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUによって実現される。座標系対応付け手段12は、画像データを予め記憶部(図示せず)が記憶している座標系に対応付ける機能を備えている。
識別子付加手段13は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUによって実現される。識別子付加手段13は、ユーザが入力手段11を用いて画像中の任意の点を指定する操作を行うと、入力手段11が入力する入力情報に基づいて、画像データに識別子を付加する機能を備えている。
モザイク処理エリア判定手段14は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUによって実現される。モザイク処理エリア判定手段14は、識別子付加手段13が画像データに付加した識別子に基づいて、画像をそのまま送信して良い範囲と画像にモザイク処理を行う範囲とが指定されているか否かを判定する機能を備えている。なお、本実施形態では、外部に送信してはいけない範囲にモザイク処理を行うが、これに限らず、塗りつぶし等の視認不可能にする処理を行うようにしてもよい。
モザイク処理手段15は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUによって実現される。モザイク処理手段15は、モザイク処理判定手段16の判定結果に基づいて、画像データにモザイク処理を行う機能を備えている。
画像送信手段16は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUおよびネットワークインタフェース部によって実現される。画像送信手段16は、インターネット等の通信ネットワークを介して、画像データを送信する機能を備えている。
図2は、画像を送信可能な範囲とモザイク処理を行う範囲との指定例を示す説明図である。図2に示す例では、保守エリア21において、画像を送信可能な範囲である画像送信可能範囲26を、第1の識別子22と、第2の識別子23と、第3の識別子24と、第4の識別子25とで指定している。具体的には、各識別子を頂点として形成される四角形の内側については画像を送信可能な範囲とし、外側についてはモザイク処理を行う範囲としている。なお、本例では、4個の識別子を用いて範囲を指定する場合について説明するが、4個に限らず3個や5個など、指定する範囲の形に応じて識別子の数を変更してもよい。
次に、画像処理装置の動作について説明する。図3は、画像処理装置が実行する処理例を示す流れ図である。なお、本実施形態では、カメラ10は、固定カメラによって実現されており、撮影位置や向きの変更を行わないものとする。
まず、保守員が作業現場において、撮影機器を起動して撮影する操作を行うと、カメラ10は、保守員の操作に従って、作業現場の撮影を開始する(ステップS101)。
次いで、座標系対応付け手段12は、カメラ10が撮影した物体の画像データを予め記憶部が記憶している(二次元)座標系に対応付ける(ステップS102)。
次いで、識別子付加手段13は、送信可能な範囲が指定されているか否かを示す値であるnについて、n=0と設定する初期化処理を行う(ステップS103)。
ここで、保守員は、入力手段11を用いて、撮影している範囲のうち、外部に送信可能な範囲を指定する操作を行う。例えば、保守員は、タッチパネル等によって実現される入力手段11を用いて、画像中の任意の点を指定する操作を行う。すると、識別子付加手段13は、保守員の操作に従って入力手段11が入力した情報に基づいて、画像データに識別子を付加する(ステップS104)。
次いで、モザイク処理エリア判定手段14は、画像データの画像解析処理を実行し(ステップS105)、画像データに識別子が含まれているか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS106において含まれていないと判定すると、モザイク処理エリア判定手段14は、処理をステップS104に戻す。その後、ステップS104以降の処理を繰り返す。なお、このとき例えば、モザイク処理エリア判定手段14は、識別子を付加する処理が成功していない旨のメッセージを表示部に表示させ、保守員に再入力を促すようにしてもよい。
一方、ステップS106において含まれていると判定すると、モザイク処理エリア判定手段14は、画像データに対応付けた座標系に基づいて、付加した識別子の座標を示す座標データを記憶部に記憶させる。そして、モザイク処理エリア判定手段14は、n=1(すなわち、送信可能な範囲が指定されている)であるか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、n=1でない(すなわち、送信可能な範囲が指定されていない)と判定した場合、モザイク処理エリア判定手段14は、画像データに識別子が4個含まれているか否かを判定する(ステップS108)。
ステップS108において、4個含まれていないと判定した場合には、モザイク処理エリア判定手段14は、処理をステップS104に戻す。その後、ステップS106以降の処理を繰り返す。なお、このとき例えば、モザイク処理エリア判定手段14は、送信可能な範囲を指定するために続けて識別子を付加する必要がある旨のメッセージを表示部に表示させ、保守員に次の入力操作を促すようにしてもよい。
一方、ステップS108において、4個含まれていると判定した場合には、モザイク処理エリア判定手段14は、各識別子の座標データを記憶部に記憶させるとともに、nについて、n=1と設定する処理を行う(ステップS109)。その後、モザイク処理エリア判定手段14は、処理をステップS110に移行する。
ステップS107においてn=1であると判定した場合、またはステップS109においてn=1と設定した場合には、モザイク処理手段15は、記憶部が記憶している各識別子の座標データに基づいて、送信可能な範囲を特定し、それ以外の範囲をモザイク処理する(ステップS110)。
具体的には、モザイク処理手段15は、各識別子によって座標系上に定められる領域を特定し、画像のうちの特定した領域が映る範囲を送信可能な範囲として特定する。そして、モザイク処理手段15は、画像のうちの特定した領域以外が映る範囲についてモザイク処理を行う。なお、本例では画像のうちの特定した領域以外が映る範囲をモザイク処理しているが、これに限らず、特定した領域が映る範囲のみをモザイク処理するようにしてもよい。
次いで、画像送信手段16は、モザイク処理手段15が一部の範囲をモザイク処理した画像データを、インターネット等の通信ネットワークを介して、外部に送信する(ステップS111)。このことによって、遠隔地にいる熟練者に必要な範囲に限定して画像データを送信することができる。そのため、保守員は、機密保持という顧客との制約を守りつつ、保守対象の機器の画像を見た熟練者からアドバイスを受けることができる。
以上のように、本実施形態では、作業時に表示部等に表示された画像を見ながら画像送信範囲を指定する。そのため、事前に機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。また、事前に機器等に取り付けたマーカを用いないので、作業場所の明るさに関係なく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図4は、画像処理装置の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、画像処理装置は、図1に示す第1の実施形態における構成に加えて、方位情報取得手段17および位置情報取得手段18を含む。また、本実施形態では、カメラ10は、第1の実施形態のように固定されておらず、移動して撮影可能である。
方位情報取得手段17は、具体的には、地磁気センサによって実現される。方位情報取得手段17は、カメラ10が撮影している方位を検出し、方位情報として出力する機能を備えている。
位置情報取得手段18は、カメラ10の撮影位置を示す位置情報を取得する機能を備えている。位置情報取得手段18は、例えば、屋外ではGPS衛星が発するGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて、位置情報を算出する。
次に、画像処理装置の第2の実施形態の動作について、図5を参照して説明する。
本実施形態における画像処理装置の動作は、第1の実施形態における動作と比較して、ステップS101とS102との間に、ステップS201およびS202を含む点で異なる。また、ステップS102において、座標系対応付け手段12が画像データを3次元の座標系に対応付ける点で異なる。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
ステップS101で作業現場の撮影を開始すると、位置情報取得手段18は、撮影位置を示す位置情報を取得し、座標系対応付け手段12に出力する(ステップS201)。例えば、位置情報取得手段18は、GPS衛星が発するGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて、撮影位置を示す位置情報を算出し、座標系対応付け手段12に出力する。
次いで、方位情報取得手段17は、カメラ10が撮影している方位を検出し、方位情報として座標系対応付け手段12に出力する(ステップS202)。なお、ステップS201とS202とは、逆の順序で処理を実行してもよい。
次いで、座標系対応付け手段12は、位置情報取得手段18が出力した位置情報と方位情報取得手段17が出力した方位情報とに基づいて、カメラ10が撮影した物体の画像データを予め記憶部が記憶している三次元の座標系に対応付ける(ステップS102)。座標系対応付け手段12は、例えば、撮影位置および既知の物体の画像中の座標を数点抽出して計算を行うことにより、画像データを座標系に対応付ける。また、本実施形態では、座標系対応付け手段12は、カメラ10が移動等して撮影範囲が変化する度に、あらためて撮影した物体の画像データを3次元の座標系に対応付ける。
以降については、第1の実施形態と同様の処理を実行する。このことによって、本実施形態では、移動して撮影可能なカメラであっても、事前に機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。また、事前に機器等に取り付けたマーカを用いないので、作業場所の明るさに関係なく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。
また、本実施形態では、一度4個の識別子を認識した後には、以後の画像中に識別子が1個しか含まれていなくても、その識別子の座標データに基づいて、画像送信範囲とモザイク処理を行う範囲との認識を行い、モザイク処理を行う。一例を図4示す。
図4は、送信可能範囲の一例を示す説明図である。図4に示すように、画像撮影範囲200に、送信可能な範囲として指定した四角形の領域のうちの左上の頂点に該当する第1の識別子22のみ含まれている場合を想定する。この場合、第1の識別子より右下に位置する画像送信範囲201を送信可能な範囲とし、それ以外の範囲についてはモザイク処理を行う範囲として認識する。
また、上記の実施形態とは別の方法として、画像解析により画像を送信して良い機器を特定し、特定した機器のみの画像を送信し、機器以外の領域はモザイク処理を施す方法がある。
具体的には、例えば、画像を解析し、画像中に存在する機器を特定する。そして、画像解析により特定した機器の部分の画像と、予め記憶している外部に送信しても良い機器の画像との類似度を算出し、算出した類似度が閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上であると判定すれば、特定した機器の部分の領域については加工することなく画像を送信し、機器以外の領域にはモザイク処理を施す。
このことによって、本実施形態では、事前に機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。また、事前に機器等に取り付けたマーカを用いないので、作業場所の明るさに関係なく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。
以上のことから、本発明は、以下のような特徴を有するといえる。
本発明は、カメラ持込や撮影禁止などの制限がかかっている他社(者)の管理エリアで保守などを実施する場合に、カメラで撮影した物体の画像を遠隔に送信する際に、領域を指定する操作を行うことで必要とする範囲の画像のみを送信し、範囲外の画像にモザイクなどのマスク処理を施す。このことにより、他社(者)の管理エリアから画像の送信承諾を可能とする事を特徴とする。
また、以上のことから、本発明は、以下のような効果を奏するといえる。
第一の効果は、予めマーカ等を取り付けていなくても、画像の送信が禁止されているエリアの画像を遠隔に送信し熟練者の指示を得ることが出来る点である。これは、座標系に対応付けた画像データに識別子を付加することで、画像を送信する範囲を特定エリアや機器のみに絞り、それ以外の画像にはモザイク処理を行うためである。
第二の効果は、カメラを近づけて撮影する場合に識別子が1個しか映っていなくても画像を送信する範囲を認識でき、範囲外の画像にはモザイク処理できる点である。これは、一度全ての識別子を認識すると識別子の番号と位置を記憶するため、以降は1個の識別子が映っている状態においても画像送信範囲とモザイク処理範囲が識別できる為である。
なお、本実施形態では、画像内の物体等を視認不能にするマスク処理としてモザイク処理(フィルタリング処理)が用いられているが、マスク処理として他の処理を用いてもよい。一例として、黒画素に置き換える処理や白画素に置き換える処理を用いることができる。
次に、本発明による画像処理装置の最小構成について説明する。図7は、画像処理装置の最小の構成例を示すブロック図である。図7に示すように、画像処理装置は、最小の構成要素として、座標系対応付け手段1と、識別子付加手段2と、領域特定手段3と、マスク処理手段4とを含む。
図7に示す最小構成の画像処理装置では、座標系対応付け手段1は、カメラ等の撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける。そして、ユーザが画像中の任意の点を指定する操作を行うと、識別子付加手段2は、画像中の任意の点に識別子を付加する。次いで、領域特定手段3は、識別子付加手段2が付加した各識別子によって座標系上に定められる領域を特定する。次いで、マスク処理手段4は、画像のうちの領域特定手段3が特定した領域以外が映る範囲にマスク処理を行う。
従って、最小構成の画像処理装置によれば、事前に撮影範囲に含まれる機器等に取り付けたマーカを用いることなく、画像のうちの見せる範囲と見せない範囲とを指定することができる。
なお、本実施形態では、以下の(1)〜(5)に示すような画像処理装置の特徴的構成が示されている。
(1)画像処理装置は、撮影手段(例えば、カメラ10)が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける座標系対応付け手段(例えば、座標系対応付け手段12によって実現される)と、ユーザが画像中の任意の点を指定する操作を行うと、画像中の任意の点に識別子(例えば、第1の識別子22)を付加する識別子付加手段(例えば、識別子付加手段13によって実現される)と、識別子付加手段が付加した各識別子によって座標系上に定められる領域を特定する領域特定手段(例えば、モザイク処理エリア判定手段14およびモザイク処理手段15によって実現される)と、画像のうちの領域特定手段が特定した領域以外が映る範囲にマスク処理を行うマスク処理手段(例えば、モザイク処理手段15によって実現される)とを含むことを特徴とする。
(2)画像処理装置において、撮影手段の撮影位置を示す位置情報を取得可能な位置情報取得手段(例えば、位置情報取得手段18によって実現される)と、撮影手段が撮影している方位を示す方位情報を取得可能な方位情報取得手段(例えば、方位情報取得手段17によって実現される)とを含み、座標系対応付け手段は、位置情報取得手段が取得した位置情報と方位情報取得手段が取得した方位情報とに基づいて、撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している三次元座標系に対応付けるように構成されていてもよい。
(3)画像処理装置において、座標系対応付け手段は、撮影手段が撮影範囲を変更するたびに撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している三次元座標系に対応付けるように構成されていてもよい。
(4)画像処理装置において、領域特定手段は、識別子付加手段が付加した各識別子の座標を頂点として座標系上に形成される領域を特定するように構成されていてもよい。
(5)画像処理装置において、マスク処理手段は、画像のうちの領域特定手段が特定した領域が映る範囲にマスク処理を行うように構成されていてもよい。
本発明は、顧客先での保守作業等を支援する用途に適用可能である。
1,12 座標系対応付け手段
2,13 識別子付加手段
3 領域特定手段
4 マスク処理手段
10 カメラ
11 入力手段
14 モザイク処理エリア判定手段
15 モザイク処理手段
16 画像送信手段
17 方位情報取得手段
18 位置情報取得手段

Claims (8)

  1. 撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける座標系対応付け手段と、
    ユーザが前記画像中の任意の点を指定する操作を行うと、前記画像中の任意の点に識別子を付加する識別子付加手段と、
    前記識別子付加手段が付加した各識別子によって前記座標系上に定められる領域を特定する領域特定手段と、
    前記画像のうちの前記領域特定手段が特定した前記領域以外が映る範囲にマスク処理を行うマスク処理手段とを
    含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 撮影手段の撮影位置を示す位置情報を取得可能な位置情報取得手段と、
    前記撮影手段が撮影している方位を示す方位情報を取得可能な方位情報取得手段とを含み、
    座標系対応付け手段は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報と前記方位情報取得手段が取得した方位情報とに基づいて、前記撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している三次元座標系に対応付ける
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 座標系対応付け手段は、撮影手段が撮影範囲を変更するたびに該撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している三次元座標系に対応付ける
    請求項2記載の画像処理装置。
  4. 領域特定手段は、識別子付加手段が付加した各識別子の座標を頂点として座標系上に形成される領域を特定する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. マスク処理手段は、画像のうちの領域特定手段が特定した領域が映る範囲にマスク処理を行う
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 撮影手段が撮影した物体の画像を解析し、前記物体を特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定した前記物体の部分の画像と、予め記憶部が記憶している所定の物体の画像との類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記類似度算出手段が算出した類似度が閾値以上であるか否かを判定する類似度判定手段と、
    前記類似度判定手段が閾値以上であると判定すると、前記画像のうちの特定した物体以外の範囲にマスク処理を行うマスク処理手段とを
    含むことを特徴とする画像処理装置。
  7. 撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付け、
    ユーザが前記画像中の任意の点を指定する操作を行うと、前記画像中の任意の点に識別子を付加し、
    付加した各識別子によって前記座標系上に定められる領域を特定し、
    前記画像のうちの特定した前記領域以外が映る範囲にマスク処理を行う
    ことを特徴とする映像マスク範囲指定方法。
  8. コンピュータに、
    撮影手段が撮影した物体の画像を記憶部が記憶している座標系に対応付ける座標系対応付け処理と、
    ユーザが前記画像中の任意の点を指定する操作を行うと、前記画像中の任意の点に識別子を付加する識別子付加処理と、
    付加した各識別子によって前記座標系上に定められる領域を特定する領域特定処理と、
    前記画像のうちの特定した前記領域以外が映る範囲にマスクをかけるマスク処理とを
    実行させるための映像マスク範囲指定プログラム。
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