JP2015091055A - 撮像装置及び画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
AR(拡張現実)技術で、付加情報により重要物体を視認できなくなるのを防止する。
【解決手段】
GPS受信機110はカメラ100の現在位置を検出し、撮像方向検出部111は撮像の方位と仰俯角を検出する。CPU101は、現在位置と撮像部105の撮像範囲をサーバ200に通知し、サーバ200は、撮像範囲に入る重要物体と付加情報のある被写体を検索し、重要物体情報と付加情報をカメラ100に送信する。CPU101は、付加情報を撮影画像に重畳した場合に、付加情報が重要物体を遮蔽する場合、付加情報を半透明化して撮影画像に重畳する。付加情報の重畳位置をずらす方法でも、付加情報を間欠的に重畳する方法でもよい。
【選択図】 図1
AR(拡張現実)技術で、付加情報により重要物体を視認できなくなるのを防止する。
【解決手段】
GPS受信機110はカメラ100の現在位置を検出し、撮像方向検出部111は撮像の方位と仰俯角を検出する。CPU101は、現在位置と撮像部105の撮像範囲をサーバ200に通知し、サーバ200は、撮像範囲に入る重要物体と付加情報のある被写体を検索し、重要物体情報と付加情報をカメラ100に送信する。CPU101は、付加情報を撮影画像に重畳した場合に、付加情報が重要物体を遮蔽する場合、付加情報を半透明化して撮影画像に重畳する。付加情報の重畳位置をずらす方法でも、付加情報を間欠的に重畳する方法でもよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置及び画像処理装置に関し、特に撮影画像に付加画像を重畳して表示する撮像装置及び画像処理装置に関する。
カメラによる撮影画像に他から取得した情報、例えばインターネットから取得した情報を重畳表示するAR(Augmented Reality:拡張現実感)と称される技術がある。例えば、透過型ディスプレイを使用すると、ユーザが見ている眼前の対象物に、当該対象物に関してインターネット等から取得した説明情報等を重畳表示できる。一般に、対象物を特定又は認識するために、当該特定物の周囲にマーカが表示される。
特許文献1には、撮影対象物周辺から入手可能な様々な付加情報を撮影画像に重畳して表示する端末が記載されている。
透過型ディスプレイを使用した場合の眼前の対象物や、カメラによる撮影画像にインターネット等から取得した付加情報を表示する場合、付加情報がその背景に位置する対象物又は被写体を見えなくしてしまう。
例えば、付加画像の背後に交通信号がある場合、点灯状態を視覚的に確認できない又は困難になるのは、好ましくない。
例えば、付加情報を半透明化することで、背景に位置する画像部分の視認性を改善できるが、それでは、付加情報の判読性・視認性が劣化する。
本発明は、このような不都合を解消し、付加画像とその背景画像の両方について判読性・視認性を確保できる撮像装置及び画像処理装置を提示することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、対象物を撮影する撮像手段と、前記対象物の付加情報を取得する付加情報取得手段と、前記撮像手段の撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、前記撮影画像の前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、取得した前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮像手段の撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記付加情報を半透明化して前記撮影画像に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を不透明状態で前記撮影画像に重畳する合成手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、重畳される付加情報の背後の物体が表示されていないと不都合である場合に、その物体を視認しやすくできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置又は画像処理装置の一実施例であるカメラ100の概略構成ブロック図を示す。
カメラ100のCPU101は、メモリ102上に置かれるプログラムに従い、メモリ102をワークメモリとして利用して、カメラ100の全体を制御する。メモリ102は、たとえばRAM(Random Access Memory)である。
操作部103は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号をCPU101に供給する。CPU101は、操作部103へのユーザ操作とプログラムに従い、内部バス109に接続される各部を制御する。これにより、ユーザ操作に応じた動作をカメラ100に行わせることができる。
操作部103は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、ボタンやタッチパネルといったポインティングデバイスなどを有する。タッチパネルは、接触された位置に応じた座標情報を出力する入力デバイスであり、ディスプレイ107の表示画面の上又は下に配置される。例えば、タッチパネルを光の透過率がディスプレイ107の表示を妨げないように構成し、ディスプレイ107の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネルにおける入力座標と、ディスプレイ107上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザがディスプレイ107上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
撮像部105は、撮影レンズ、及び光学像を電気信号に変換するCCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ等の撮像素子で構成される。画像処理部104は、撮像部105から出力されるアナログ画像信号をデジタル信号に変換し、所定の画素補間と縮小等のリサイズ処理及び色変換処理を行う。画像処理部104により処理されたデジタル画像信号は、メモリ102に直接書き込まれる。
メモリ102は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねており、撮像部105によって得られ画像処理部104によって処理された撮影画像データが格納される。メモリ102には更に、撮影画像データに重畳表示すべき付加情報の画像データが重畳位置に格納される。表示制御部106は、メモリ102に格納される表示用画像データを読み出し、ディスプレイ107に供給する。これにより、撮影画像が、付加情報を重畳された状態で表示される。
通信インターフェース(I/F)108は、CPU101の制御に基づき、LAN(Local Area Network)やインターネットといったネットワーク300に対する通信をおこなう。
GPS(Global Positioning System)受信機110は、GPS衛星からのデータ信号を受信し、カメラ100の現在の3次元位置(緯度、経度及び標高)を決定する。
撮像方向検出部111は方位及び仰俯角センサを具備し、カメラ100の撮像方向(方位と仰俯角)を検出し、CPU101に通知する。GPS受信機110及び撮像方向検出部111の検出結果により、CPU101は、撮像部105の撮影視野内にある被写体の三次元位置座標を決定できる。
カメラ100は、デジタルカメラ、監視カメラ、携帯端末に装備されるカメラ、又は定点カメラである。
カメラ100は、ネットワーク300を介して、ネットワーク上のサーバ200と通信可能である。
図2は、サーバ200の概略構成ブロック図を示す。ハードディスク204には、CPU201が動作するための各種プログラムなどが格納される。また、ハードディスク204は、店舗、施設、建造物等の多くの物体(被写体)に係る名称、画像、位置等の情報(表示用の付加情報を含む)を登録する記憶領域を有する。また、当該記憶領域に登録される特定の物体として、交通信号機や交通標識など、視界に有る重要物体として扱うべき物体(被写体)を含む。ハードディスク204に登録される特定の物体及びその情報とは、サーバ200を管理するサービス提供者側で予め登録されているものであるが、クライアントであるカメラ100のユーザによって予め登録されてもよい。さらに、カメラ100のユーザによって任意に追加や変更できるように構成されていても良い。メモリ202は、たとえばRAM(Random Access Memory)である。CPU201は、ハードディスク204に格納されるプログラムをメモリ202にロードし、メモリ202をワークメモリとして利用し、内部バス209に接続される各部を制御する。
操作部203は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号をCPU201に供給する。操作部203は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、キーボードといった文字情報入力デバイスや、マウスといったポインティングデバイスなどを有する。
表示制御部206は、ディスプレイ207に画像を表示させるための表示信号を出力する。たとえば、CPU201は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、表示制御部206に供給する。表示制御部206は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ207に出力する。
通信インターフェース(I/F)208は、CPU201の制御に基づき、LAN(Local Area Network)やインターネットといったネットワーク300に対する通信をおこなう。
カメラ100は、撮影画像データをサーバ200に送信し、サーバ200から撮影視野内にある物体に関する各種情報を取得する。このときCPU201は、受信した撮影画像データに付加されたカメラ100の位置情報及び撮像方向情報とハードディスク204内の登録情報とを照合することによって、撮影視野内に存在する物体を判定する。さらに、CPU201は、画像のマッチング処理を行って精度を高めて判定しても良い。このようにして、撮影画像内の物体の有無と、有る場合にはその位置を判定して、判定結果をカメラ100に通知する。
図3は、撮影画像に重畳すべき付加情報を取得して撮影画像に重畳表示するまでの処理を示すフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、CPU101がメモリ102上に展開されたプログラムを実行することにより実現される。
ステップS301では、CPU101は、撮影視野を特定する情報として、GPS受信機110からカメラ100の現在位置情報を、撮像方向検出部111からカメラ100の撮像方向情報を、それぞれ取得する。
ステップS302では、CPU101は、ステップS301で取得した現在位置情報と撮像方向情報を含む付加情報取得要求を、通信I/F108を介してネットワーク300上のサーバ200に送信する。詳細は後述するが、サーバ200は、この付加情報取得要求に従い、当該付加情報取得要求に含まれる現在位置情報と撮像方向情報から撮影画像に含まれる被写体の付加情報を検索して、カメラ100に送信する。
ステップS303では、CPU101は、サーバ200からの付加情報の受信を待つ。CPU101は、サーバ200から付加情報を受信すると、ステップS304に進む。付加情報は1又は複数の個別付加情報からなり、各個別付加情報は、情報内容を示すテキスト及びアイコン、付加情報の位置情報、並びに付加情報を示す画像データからなる。付加情報を示す画像データは存在しない場合もある。
ステップS304では、CPU101は、サーバ200から受信した付加情報データから、撮影画像に重畳すべき付加画像データを作成する。付加情報が画像データを含む場合には、この画像データを付加画像データとして使用する。付加情報が画像データを含まない場合、CPU101が、テキスト又はアイコンから不透明な付加画像データを生成する。
CPU101は、画像処理部104から出力されるライブの撮影画像データに、不透明な付加画像データを付加情報の位置情報に基づいて重畳配置する。即ち、CPU101は合成手段として、撮影画像データの、付加情報に含まれる位置情報に相当する画面位置に付加画像データが表示されるように、付加画像データを撮影画像データに合成する。CPU101は、得られた合成画像データをメモリ102に格納し、表示制御部106がメモリ102から合成画像データを読み出し、ディスプレイ107に画像として表示する。
図4は、サーバ200が、カメラ100からの付加情報取得要求に従い付加情報を検索してカメラ100に送信する処理のフローチャートを示す。図4に示すフローチャートにおける各処理は、CPU201がメモリ202上に展開されたプログラムを実行することにより実現される。ハードディスク204には予め、主要な多くの被写体又は対象物に関する付加情報が格納されている。さらに、予め登録された特定の物体に関する情報も格納されている。先に説明したように、個々の付加情報は、情報内容を示すテキスト及びアイコン、付加情報の位置情報、並びに付加情報を示す画像データからなる。付加情報を示す画像データは存在しない場合もある。
ステップS401では、CPU201は、通信I/F208からカメラ100の付加情報取得要求の受信を待機する。CPU201は、通信I/F208から付加情報取得要求を受信すると、ステップS402に進む。
ステップS402では、CPU201は、受信した付加情報取得要求からカメラ100の現在位置と撮像方向を取り出す。さらに、CPU201は、カメラ100の現在位置から一定距離以内であり、かつ、カメラ100の撮像方向から一定角度以内にある被写体又は対象物の付加情報をハードディスク204に格納される付加情報から検索する。
ステップS403では、CPU201は、ステップS402の検索でヒットした付加情報を通信I/F208を介してカメラ100に送信する。
図5A〜図5Eは撮影画像と付加情報の重畳の様子を例示する画像例である。図5Aは、カメラ100の撮影画像の一例を示す。交通信号機510とビル512がカメラ100により撮影されている。図5Bは、図5Aに示す撮影画像に、ビル512の付加情報を示す付加画像514が重畳された画像例を示す。サーバ200は、図5Aに示す撮影画像に対して、ビル512の付加情報をカメラ100に送信している。カメラ100は、サーバ200から送信されたビル512の付加情報報からビル名の付加画像514を生成し、ビル512の隣に11の合成している。図5Bに示す例では、付加画像514が、交通信号機510を遮蔽するように重畳されている。この結果、付加画像514が不透明である場合、ユーザは、交通信号機510が仮に赤信号であっても、これを視覚的には認識できない。
そこで、CPU101が物体検出手段として撮影視野内に予め登録された特定の物体(重要物体)が存在するかどうかをサーバ200に問い合わせて、特定の物体の有無と、有る場合にはその位置を示す情報(重要物体情報)を取得する。そして、CPU101は、重要物体に重なる付加画像については、半透明化するよう表示制御を変更する。図6は、カメラ100側の動作フローチャートを示し、図7は、サーバ200側の動作フローチャートを示す。重要物体とは、たとえば、交通信号機や交通標識など、ユーザが見えていないと不都合な物体又は対象である。
図6を参照して、カメラ100側の動作を説明する。図6に示すフローチャートにおける各処理は、CPU101がメモリ102上に展開されたプログラムを実行することにより実現される。
ステップS601では、CPU101は、撮影視野を特定する情報として、GPS受信機110からカメラ100の現在位置情報を、撮像方向検出部111からカメラ100の撮像方向情報を、それぞれ取得する。
ステップS602では、CPU101は、ステップS601で取得した現在位置情報と撮像方向情報を含む重要物体取得要求を、通信I/F108を介してネットワーク300上のサーバ200に送信する。サーバ200は、後述するように、図7に示すフローチャートに従い、撮影視野内の重要物体の重要物体情報をカメラ100に送信する。
ステップS603では、CPU101は、サーバ200からの重要物体情報の受信を待機する。CPU101は、サーバ200から重要物体情報を受信すると、ステップS604に進む。重要物体情報には位置情報が付加されている。
ステップS604では、CPU101は、撮影画像上で、重要物体が付加画像の背後に位置するかどうかを判断する。重要物体が付加画像の背後に位置する場合(S604)、CPU101は、ステップS605で、付加画像を半透明状態で表示するように表示制御部106に指令する。付加画像は当初は不透明状態である。付加画像の半透明化により、ユーザは、付加画像の重畳に関わらず、当該付加画像の背後の重要物体を視覚的に容易に認識できる。
図8を参照して、S604の判定の方法を説明する。カメラ100の現在位置を(X1,Y1)、重要物体の位置を(X3,Y3)、付加画像の位置を(X2,Y2)とする。カメラ100の現在位置(X1,Y1)と重要物体の位置(X3,Y3)から、カメラ100から見た重要物体の位置ベクトルVaは(X3−X1,Y3−Y1)と求められる。また、カメラ100から見た付加画像の位置ベクトルVbは(X2−X1,Y2−Y1)と求められる。
CPU101は、位置ベクトルVaの大きさが位置ベクトルVbの大きさよりも大きく、かつ、位置ベクトルVaと位置ベクトルVbの単位ベクトルの差が一定以内の大きさである場合、重要物体は付加画像の背後にあると判断する。これは、カメラ100から見て重要物体の位置(X3,Y3)が付加画像の位置(X2,Y2)より離れており、かつ、重要物体の方向と付加画像の方向が一定角度以内であることを示すからである。
図7は、サーバ200が、カメラ100からの重要情報取得要求に従い重要情報を検索してカメラ100に送信する処理のフローチャートを示す。図7に示すフローチャートにおける各処理は、CPU201がメモリ202上に展開されたプログラムを実行することにより実現される。ハードディスク204には予め、主要な多くの被写体又は対象物に関する重要情報が格納されている。先に説明したように、個々の重要情報は、名称とメモ、位置情報、サイズ又は大きさに関する情報を含む。
ステップS701では、CPU201は、カメラ100からの重要物体情報取得要求の受信を待機する。ネットワーク300を介して通信I/F208から重要物体情報取得要求を受信すると、CPU201は、ステップS603に進む。
ステップS702では、CPU201は、カメラ100の現在位置および撮像方向を参照し、カメラ100の撮像方向から一定角度以内にある重要物体をハードディスク204の登録済み重要物体情報から検索する。
ステップS703では、CPU201は、重要物体情報取得要求に対する返信として、検索した重要物体情報をカメラ100に送信する。
たとえば、サーバ200が、図7Aに示す交通信号機510を重要物体としてカメラ100に通知したとする。そして、重要物体である交通信号機510の位置は、付加画像514の位置よりもカメラ100から見て離れおり、かつ、交通信号機510の方向と付加画像514の方向が一定以内であるとする。
交通信号機510が重要物体でなければ、図5Bに示すように、付加画像514が交通信号機510を遮蔽するように、撮影画像に重畳して表示されることを許可する。しかし、交通信号機510が重要物体であるとサーバ200から通知されたことで、カメラ100のCPU101は、重要物体である交通信号機510が付加画像514の背後に位置すると判断する(S604)。そして、CPU101は、表示制御部106に指令して、付加画像を図5Cに符号516で示すように背後の交通信号機510を視認できる半透明で表示させる(S605)。
図6に示すフローでは、付加画像を半透明化したが、重要物体を遮蔽しない位置に付加画像の重畳位置を変更する方法又は位置と表示サイズを修正する方法を採用しても良い。更には、重要物体に重なる場合には、付加画像を間欠的に表示し、重要物体に重ならない場合には付加画像を継続的に表示する方法を採用しても良い。図5Dは、ビル512の説明を示す付加画像518を、ビル512の左側(付加画像514)から右側に移動した例を示す。図5Eは、ビル512の説明を示す付加画像520を、付加画像514よりも縮小したサイズで、且つ重要物体(交通信号機510)を隠さないように交通信号機510の下方向にずらして表示する例を示す。また、図5Aの表示と図5Bの表示を時間的に交互することで、付加画像514を間欠的に表示させることができ、ユーザは、付加画像514の背景となる交通信号機510を視覚的に確認できる。
重要物体を画像認識により識別しても良い。その画像認識処理は、サーバ200で実行してもよいが、ここでは、カメラ100で実行する。カメラ100が付加情報をサーバ200から取得して撮影画像に重畳する処理は、図3に示すフローチャートを参照して説明した通りである。また、サーバ200が、カメラ100からの付加情報取得要求に応じて登録情報から該当する付加情報を検索してカメラ100に送信する処理もまた、図4に示すフローチャートを参照して説明した通りである。
図9は、カメラ100において画像処理により重要物体を認識し、その結果により付加画像を半透明化する処理のフローチャートを示す。図9に示すフローチャートにおける各処理は、CPU101がメモリ102上に展開されたプログラムを実行することにより実現される。カメラ100の図示しない記憶装置には、撮影画像データを画像認識処理することにより検出され、重要物体と評価されるべき被写体について、その特徴(例えば、交通信号や標識の形状)を格納しておく。
ステップS901では、CPU101は、GPS受信機110からカメラ100の現在位置情報を、撮像方向検出部111からカメラ100の撮像方向情報を、それぞれ取得する。
ステップS902では、CPU101は、画像処理部104により撮影画像データを画像認識処理することにより重要物体を検出する。たとえば、CPU101は、撮影画像中に交通信号や標識の形状が含まれているかどうかを画像比較解析により判断する。撮影画像中に交通信号や標識の形状が含まれていると判断すると、CPU101は、それらを重要物体であると判定する。
ステップS903では、CPU101は、ステップS902で検出した重要物体が撮影画像中の位置と大きさを解析する。
ステップS904では、CPU101は、撮影画像上で、重要物体が付加画像の背後に位置するかどうかを判断する。これは実質的には、付加画像を撮影画像に重畳したときに、付加画像が重要物体に重なるかどうか、重要物体を遮蔽するかどうかで判断できる。
重要物体が付加画像の背後に位置する場合(S904)、CPU101は、ステップS905で、付加画像を半透明で表示するように表示制御部106に指令する。これにより、ユーザは、重畳される付加画像に関わらず、当該付加画像の背後の重要物体を視覚的に容易に認識できる。
本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
Claims (9)
- 対象物を撮影する撮像手段と、
前記対象物の付加情報を取得する付加情報取得手段と、
前記撮像手段の撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、
前記撮影画像に前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、
取得した前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮像手段の撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記付加情報を半透明化して前記撮影画像に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を不透明状態で前記撮影画像に重畳する合成手段
とを具備することを特徴とする撮像装置。 - 対象物を撮影する撮像手段と、
前記対象物の付加情報を取得する付加情報取得手段と、
前記撮像手段の撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、
前記撮影画像に前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、
取得した前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮像手段の撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記付加情報を前記撮影画像に間欠的に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を不透明状態で前記撮影画像に継続的に重畳する合成手段
とを具備することを特徴とする撮像装置。 - 対象物を撮影する撮像手段と、
前記対象物の付加情報を取得する付加情報取得手段と、
前記撮像手段の撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、
前記撮影画像に前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、
取得した前記付加情報を前記撮像手段の撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記撮影画像上の、前記付加情報が前記特定の物体に重ならない位置で前記付加情報を前記撮影画像に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮影画像に重畳する合成手段
とを具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記合成手段は、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記撮影画像上の、前記付加情報が前記特定の物体に重ならない位置と大きさで前記付加情報を前記撮影画像に重畳することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記物体検出手段は、前記撮像手段の撮影視野を特定する情報をサーバに送信し、前記サーバから前記撮影画像に含まれる前記特定の物体の位置情報を取得することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記物体検出手段は、前記撮像手段の前記撮影画像から画像処理により前記特定の物体を検出することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の撮像装置。
- 撮像装置による撮影画像に、前記撮影画像に含まる対象物に対する付加情報を重畳する画像処理装置であって、
前記対象物の前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、
前記撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、
前記撮影画像に前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、
取得した前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記付加情報を半透明化して前記撮影画像に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を不透明状態で前記撮影画像に重畳する合成手段
とを具備することを特徴とする画像処理装置。 - 撮像装置による撮影画像に、前記撮影画像に含まる対象物に対する付加情報を重畳する画像処理装置であって、
前記対象物の前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、
前記撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、
前記撮影画像に前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、
取得した前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記付加情報を前記撮影画像に間欠的に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を不透明状態で前記撮影画像に継続的に重畳する合成手段
とを具備することを特徴とする画像処理装置。 - 撮像装置による撮影画像に、前記撮影画像に含まる対象物に対する付加情報を重畳する画像処理装置であって、
前記対象物の前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、
前記撮影画像から予め登録された特定の物体を検出する物体検出手段と、
前記撮影画像に前記付加情報を重畳した場合に、前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置するかどうかを判定する判定手段と、
取得した前記付加情報を前記撮影画像に重畳する合成手段であって、前記判定手段により前記特定の物体が前記付加情報の背後に位置すると判定される場合に、前記撮影画像上の、前記付加情報が前記特定の物体に重ならない位置で前記付加情報を前記撮影画像に重畳し、そうでない場合に、前記付加情報を前記対象物に対応する位置で前記撮影画像に重畳する合成手段
とを具備することを特徴とする画像処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016219980A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 株式会社パスコ | 対象物情報表示装置 |
JP2017049658A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | Kddi株式会社 | Ar情報表示装置 |
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CN116883291A (zh) * | 2023-09-06 | 2023-10-13 | 山东科技大学 | 一种基于二元傅里叶级数的畸变校正方法 |
-
2013
- 2013-11-06 JP JP2013230602A patent/JP2015091055A/ja active Pending
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