JP2012054763A - 無線通信システム、及び通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信システムは、基地局装置と、基地局装置と通信する複数の通信装置とを具備する。通信装置は、自装置以外の他の通信装置からデータを受信し、該データ及び自装置において生成されたデータを他の通信装置に送信する第1通信部と、受信したデータ及び生成されたデータを第1通信部と異なる通信方式を用いて基地局装置に送信する第2通信部と、第1通信部を用いて自装置以外の他の通信装置を経由して基地局装置と通信をする際の通信品質に応じて算出される通信コストと、第2通信部を用いて基地局装置と直接通信をする際の通信品質に応じて算出される通信コストとに基づいて、第1通信部と第2通信部とのいずれを用いてデータを送信するかを選択する通信経路選択部とを備える。
【選択図】図5
Description
また、複数の電力量計(通信装置)が基地局装置を介してデータを送信する無線通信システムにおいて、各電力量計(通信装置)が、基地局装置と直接通信してデータを送信するか、基地局と直接通信をする通信方式と異なる通信方式により他の電力量計(通信装置)を介して基地局装置と通信してデータを送信するかを、通信品質に応じて適切に選択するものはなかった。すなわち、通信品質に基づいて、異なる通信方式から一つを適切に選択するものはなかった。
また、通信装置1は、定期的に、自装置が情報を中継している通信装置1の数を測定し、測定した通信装置1の数と、自装置を識別する識別子とを組み合わせた通信装置接続情報を監視サーバ5に送信する。なお、自装置が情報を中継している通信装置1の数には、自装置も含む。
また、監視サーバ5は、同様に、他の通信装置1の通信を中継する通信装置1の通信負荷が高くならないように、通信装置1が中継する通信装置1の数を制御する。具体的には、1つの通信装置1が通信を中継する通信装置1の数が、予め定められた上限値より多くならないようにする。
集計サーバ6は、各通信装置1から電力量を示す情報を受信して集計を行う。
図2は、本実施形態における監視サーバ5の構成を示す概略ブロック図である。
同図に示すように、監視サーバ5は、経路選択パラメータ記憶部51、入力部52、ネットワーク通信部53、ネットワーク構成記憶部54、監視制御部55を備えている。
図3は、本実施形態における広域通信コストテーブルの一例を示す図である。同図に示すように、通信品質を示すCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio;搬送波レベル対干渉・雑音比)と、集約度αとの組み合わせごとに対応付けられた通信コストが定められている。ここで、通信品質は、20[dB]以上、15[dB]以上20[dB]まで、10[dB]以上15[dB]まで、5[dB]以上10[dB]まで、0[dB]以上5[dB]まで、0[dB]未満、広域通信を行うことができない「圏外」の7段階で表されている。
なお、本実施形態では、CINRに基づいて広域通信コストを設定しているが、これに限ることなく、SNRや、BER、パケットエラー率などの通信品質を示す指標を用いて広域通信コストを設定するようにしてもよい。
同図に示すように、近距離通信コストは、通信品質を示す到着率rに対応付けられて定められている。到着率rの高さに応じて低い近距離通信コストが対応付けられている。ここで、通信品質を示す到着率rが、r=1、0.8≦r<1、0.6≦r<0.8、0.4≦r<0.6、0.2≦r<0.4、0≦r<0.2の6段階に分けられ、それぞれに到着率rが高くなるほど低い近距離通信コストが対応付けられている。
すなわち、通信品質が良い環境では、パイロット信号を取りこぼすことがほとんどなく正しく受信することができ、高い到着率rとなる。一方、通信品質が悪い環境では、パイロット信号を取りこぼして正しく受信できるパイロット信号が少なくなり、低い到着率rとなる。
同図に示すように、通信装置1は、経路選択パラメータ記憶部11、経路情報記憶部12、電力量測定部13、広域通信部14、近距離通信部15、制御部16を備えている。
経路情報記憶部12には、経路情報テーブルが記憶される。経路情報テーブルは、基地局装置2に対する経路情報と、他の通信装置1に対する経路情報とが含まれている。
近距離通信コストは、対応するIDにより識別される通信装置1と自装置とが近距離通信部15を用いて通信した場合の通信コストである。総コストは、対応するIDにより識別される通信装置1を経由して基地局装置2と通信した場合の通信コストの総和である。ホップ数は、対応するIDにより識別される通信装置1を経由して基地局装置2と通信する際に経由する通信装置1の数である。最終更新日時は、当該経路情報が更新された日時を示す。
広域通信部14は、基地局装置2と通信を行うとともに、通信を行う基地局装置2とのCINRを測定して制御部16に出力する。
近距離通信部15は、広域通信部14と異なる通信方式により他の通信装置1と通信を行うとともに、通信を行う他の通信装置1ごとに到着率rを測定して制御部16に出力する。
制御部16は、送信情報生成部161、通信経路選択部162、報知情報生成部163、報知情報処理部164、通信管理部165、タイマ166を有している。
通信管理部165は、監視サーバ5から送信された集約度α、広域通信コストテーブル、近距離通信コストテーブルを広域通信部14又は近距離通信部15が受信すると、受信した集約度α、広域通信コストテーブル、近距離通信コストテーブルを経路選択パラメータ記憶部11に記憶させる。
図7は、本実施形態における経路を選択する処理を示すフローチャートである。
まず、通信経路選択部162は、経路情報記憶部12から経路情報テーブルを読み出し、読み出し経路情報テーブルに含まれる経路情報のうち、総コストが最小の経路情報を選択する(ステップS101)。通信経路選択部162は、ステップS101において選択した経路情報が複数あるか否かを判定し(ステップS102)、選択した経路情報が複数でない場合(ステップS102:no)、経路を選択する処理を終了する。
ここで、上述のステップS101〜107の処理において選択された経路情報のIDが自装置のIDである場合、通信経路選択部162は、広域通信部14を選択するとともに、基地局装置2と直接通信することを選択する。一方、選択された経路情報のIDが他の通信装置1のIDである場合、通信経路選択部162は、近距離通信部15を選択するとともに、選択した経路情報に含まれるIDの通信装置1と通信することを選択する。
図8は、本実施形態において、10個の通信装置1(ID:A〜J)が1つの基地局装置2と通信しているネットワークの構成の一例を示す概略図である。各通信装置1を示す楕円(ノード)内に記載されているアルファベット(A〜J)は、通信装置1それぞれのIDを示し、IDとともに楕円内に記載されている数値は広域通信コストを示している。また、通信装置1同士を接続している枝(エッジ)は、近距離通信が可能であることを示し、その枝に添えて記載されている数値は、近距離通信コストを示している。また、同図における通信コストは、図3の広域通信コストテーブルと、図4の近距離通信コストテーブルとが適用され、集約度αが10である場合を示している。
また、通信装置1(B)は、通信装置1(A,C)と近距離通信が行え、また、基地局装置2と広域通信が行うことができる。このとき、通信装置1(B)の通信装置1(A,C)それぞれに対する近距離通信コストは10、20であり、通信装置1(B)の基地局装置2に対する広域通信コストは30である。
また、通信装置1(D)は、通信装置1(C,E)と近距離通信が行え、また、基地局装置2と広域通信が行うことができる。このとき、通信装置1(D)の通信装置1(C,E)それぞれに対する近距離通信コストは10、10であり、通信装置1(D)の基地局装置2に対する広域通信コストは10である。
また、通信装置1(F)は、通信装置1(E,H,G)と近距離通信が行え、また、基地局装置2と広域通信が行うことができる。このとき、通信装置1(F)の通信装置1(E,H,G)それぞれに対する近距離通信コストは10、20、50であり、通信装置1(F)の基地局装置2に対する広域通信コストは60である。
また、通信装置1(I)は、通信装置1(H,J)と近距離通信が行え、また、基地局装置2と広域通信が行うことができる。このとき、通信装置1(I)の通信装置1(H,J)それぞれに対する近距離通信コストは10、60であり、通信装置1(I)の基地局装置2に対する広域通信コストは∞である。
図9(a)に示される通信装置1(F)の経路情報テーブルには、図8のネットワークの構成に対応して、自装置(F)の経路情報と、他の通信装置1(E,G,H)の経路情報とが含まれている。
通信装置1(F)において、通信経路選択部162は、上述のステップS101〜S107の処理を行うことにより、経路情報テーブルIDが「E」である経路情報を選択する。選択された経路情報は、総コストが最小の「30」であり、ホップ数が最小の「1」であり、近距離通信コストが最小の「10」である。そして、通信経路選択部162は、基地局装置2との通信に、近距離通信部15を用いて他の通信装置1(E)を経由することを選択する。
また、通信装置1(I)において、図9(c)に示されている経路情報テーブルに基づいて、通信経路選択部162は、IDが「H」の経路情報を選択し、基地局装置2との通信に、近距離通信部15を用いて他の通信装置1(H)を経由することを選択する。
また、通信装置1(J)において、図9(d)に示されている経路情報テーブルに基づいて、通信経路選択部162は、IDが「I」の経路情報を選択し、基地局装置2との通信に、近距離通信部15を用いて他の通信装置1(I)を経由することを選択する。
図10は、本実施形態における報知情報を送信する処理を示すフローチャートである。
まず、各通信装置1において、報知情報生成部163は、広域通信部14が測定する通信品質(CINR)に変化があるか否かを判定する(ステップS201)。通信品質(CINR)の変化は、例えば、広域通信部14が測定するCINRに対応する通信コストと、経路情報記憶部12に記憶されている自装置の経路情報の総コストとが異なるか否かにより判定する。
ステップS203において、自装置に対応する経路情報の総コストが「∞」以上である場合(ステップS203:no)、報知情報生成部163は、経路情報記憶部12に記憶されている経路情報テーブルに、総コストが、「∞」未満の経路情報が含まれているか否かを判定(ステップS205)する。
一方、ステップS205において、総コストが「∞」未満の経路情報が含まれている場合(ステップS205:yes)、報知情報生成部163は、図7において示した通信経路選択部162の経路情報の選択と同じ処理を行い、経路情報記憶部12に記憶されている経路情報テーブルから総コストが最小の経路情報を選択して読み出す(ステップS206)。
報知情報生成部163は、読み出した経路情報のID、総コスト、及びホップ数を含む報知情報を生成し、生成した報知情報を近距離通信部15に出力して当該報知情報を他の通信装置1に向けてブロードキャスト送信させる(ステップS208)。
なお、通信の遅延が許容される場合、報知情報生成部163は、図10のステップS203及びS204を省いた処理を行うようにしてもよい。
図11は、本実施形態における報知情報を受信した際の処理を示すフローチャートである。
まず、近距離通信部15は、他の通信装置1から報知情報を受信すると、当該報知情報に含まれるIDの通信装置1に対応する到着率rと、当該報知情報とを報知情報処理部164に出力する(ステップS301)。
また、報知情報処理部164は、近距離通信部15から入力された報知情報の総コストと、ステップS302において読み出した通信コストとを加算して総コストを算出する(ステップS303)。
報知情報処理部164は、入力された報知情報のIDと、ステップS302により読み出した近距離通信コストと、ステップS303において算出した総コストと、ステップS304において算出したホップ数と、報知情報を受信した日時とを含む経路情報を生成し、生成した経路情報を経路情報記憶部12に記憶させる(ステップS305)。このとき、記憶させる経路情報と同一のIDを含む経路情報が記憶されている場合、上書きをして更新する。
まず、報知情報処理部164は、タイマ166が予め定められた期間の経過を検出すると、経路情報記憶部12に記憶されている各経路情報を読み出して、各経路情報の最終更新日時から予め定められた期間である有効期間が経過している経路情報があるか否かを判定する(ステップS401)。
ステップS401において、有効期間が経過している経路情報がある場合、報知情報処理部164は、有効期間が経過している経路情報を経路情報記憶部12から削除し(ステップS402)、経路を選択する処理(図7)を通信経路選択部162に行わせる(ステップS403)。
図13は、本実施形態において、新たな通信装置1が設置された場合における処理を説明するための図である。ここで、同図における通信コストは、図8と同様に、図3の広域通信コストテーブルと、図4の近距離通信コストテーブルとが適用され、集約度αが10である場合を示している。
そして、通信装置1(K)において、受信した上限値M、上限値N、集約度αの初期値、広域通信コストテーブル、近距離通信コストテーブルが、経路選択パラメータ記憶部11に記憶される。また、報知情報生成部163が報知情報を生成して送信する(図10:ステップS201〜206)。通信装置1(K)が送信する報知情報は、ID「K」、総コスト「10」、ホップ数「0」が組み合わされた情報である。
また、この経路情報が、通信装置1(F)の経路情報テーブルにおいて総コストが最小の経路情報になる。その結果、通信装置1(F)において通信経路選択部162は、当該経路情報を選択し(図7:ステップS101〜S107)、基地局装置2との通信に、近距離通信部15を用いて通信装置1(K)を経由することを選択する。
図15は、本実施形態において、設置されていた通信装置1が撤去(削除)された場合における処理を説明するための図である。ここで、同図における通信コストは、図8と同様に、図3の広域通信コストテーブルと、図4の近距離通信コストテーブルとが適用され、集約度αが10である場合を示している。また、図15におけるネットワークの構成は、図8に示したネットワークの構成においてID「D」により識別される通信装置1が削除された構成である。ここでは、通信装置1(D)が削除された場合の各通信装置1の処理について説明する。
そして、図8のネットワークの構成から図15のネットワークの構成に変化(通信装置1(D)の撤去)により、報知情報処理部164がID「D」の経路情報を削除して、通信装置1(C)の経路情報テーブルは、図16(b)のようになる。そして、通信経路選択部162は、IDが「C」の経路情報を選択し(図7:ステップS101〜S107)、基地局装置2との通信に、広域通信部14を用いて基地局装置2と直接通信することを選択する。
そして、図8のネットワークの構成から図15のネットワークの構成に変化(通信装置1(D)の撤去)により、報知情報処理部164がID「D」の経路情報を削除して、通信装置1(E)の経路情報テーブルは、図17(b)のようになる。
図18は、本実施形態における集約度更新部551が、集約度αを更新する処理のフローチャートである。
集約度更新部551は、ネットワーク構成記憶部54に記憶されている各基地局装置2の基地局接続情報を読み出し、直接通信をしている通信装置1の数が、上限値Nを超えている基地局装置2があるか否かを判定する(ステップS502)。
図19は、本実施形態において基地局装置2と直接通信する通信装置1の数が上限値Nを超過した場合の動作の一例を示す概略図である。図19(a)に示すように、7つの通信装置1(A〜G)が基地局装置2と通信しており、そのうち4つの通信装置1(A、D、E、G)が基地局装置2と直接通信をしている。また、通信装置1(B)は、通信装置1(A)を経由して基地局装置2と通信している。また、通信装置1(C)は、通信装置1(D)を経由して基地局装置2と通信している。また、通信装置1(F)は、通信装置1(E)を経由して基地局装置2と通信している。また、各通信装置1(A〜G)における広域通信コストと、各通信装置1間における近距離通信コストとは、図8と同様に示されている。ここでは、上限値Mは「3」であり、上限値Nは「4」であり、各通信装置1に対する集約度αは「10」であり、広域通信コストテーブルは図3に示したものが適用され、近距離通信コストテーブルは図4に示したものが適用されている場合について説明する。
なお、1つの通信装置1が通信を中継する通信装置1の数には、自装置も含まれている。
そして、各通信装置1(A〜H)は、集約度αを更新したことにより、報知情報を送信し、各通信装置1(A〜H)の経路情報テーブルが更新される。
図20は、図19に示す通信コストの変化による経路情報の変化を示す図である。図20(a)は、図19(b)に対応する集約度αが「10」の場合の経路情報を示す図である。このとき、通信装置1(H)は、総コストに基づいて、基地局装置2と直接通信をしている。
図20(b)は、図19(c)に対応する集約度αが「11」の場合の経路情報を示す図である。集約度αが「11」に更新されたことにより、通信装置1(H)において、最小の総コストを含む経路情報が、ID「H」の経路情報から、ID「E」の経路情報に変わっている。そして、通信装置1(H)において、通信経路選択部162が広域通信部14を用いた通信から、近距離通信部15を用いて通信装置1(E)を経由した通信に切り替える選択を行うことになる。
図21は、本実施形態において1つの通信装置1が通信を中継する通信装置1の数が上限値Mを超過した場合の動作の一例を示す概略図である。図21(a)に示すネットワークの構成は、図19(a)に示すネットワークの構成と、上限値Mが「2」である点、上限値Nが「5」である点、集約度αが「11」である点が相違し、広域通信コストテーブル及び近距離通信コストテーブルについては同じである。
そして、通信装置1(E,F,H)は、集約度αを更新したことにより、報知情報を送信し、各通信装置1(B,C,D,E,F,G,H)の経路情報テーブルが更新される。
また、図21(b)に示す接続状態における通信装置1(H)の経路情報テーブルは、図20(b)に示した経路情報テーブルと同じである。また、図21(c)に示す接続状態における通信装置1(H)の経路情報テーブルは、図20(a)に示した経路情報テーブルと同じである。
また、監視サーバ5は、上限値M及び上限値Nにより定められる制約に基づいて、各通信装置1の集約数αを更新して通信装置1の接続先を変更させることにより、基地局装置2が直接通信する通信装置1の数(集約の度合い)を簡易に制御することができる。
Claims (5)
- 基地局装置と、該基地局装置とデータを送受信する複数の通信装置とを具備する無線通信システムであって、
前記通信装置は、
自装置以外の他の通信装置からデータを受信し、受信したデータ及び自装置において生成されたデータを他の通信装置に送信する第1通信部と、
前記受信したデータ及び前記生成されたデータを前記第1通信部と異なる通信方式により前記基地局装置に送信する第2通信部と、
前記第1通信部を用いて自装置以外の他の通信装置を経由して前記基地局装置と通信をする際の通信品質に応じて算出される通信コストと、前記第2通信部を用いて前記基地局装置と直接通信をする際の通信品質に応じて算出される通信コストとに基づいて、前記第1通信部と前記第2通信部とのいずれを用いてデータを送信するかを選択する通信経路選択部と
を備えていることを特徴とする無線通信システム。 - 前記基地局装置に接続されている監視サーバであって、前記基地局装置及び前記通信装置の通信の負荷に応じて、前記基地局装置と直接通信する際の通信コストの算出に用いる重み係数を更新する係数更新部を備えている監視サーバを更に具備し、
前記通信装置において算出される前記第1通信部を用いた通信の通信コストは、前記重み係数を乗じて算出される
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記重み係数は、前記基地局装置と直接通信をする前記通信装置の数と、1つの前記通信装置がデータを中継する前記通信装置の数とを制御する集約度であり
前記係数更新部は、
前記基地局装置と直接通信する前記通信装置の数が、予め定められている第1上限値を超えると、前記集約度を増加させ、1つの前記通信装置がデータを中継する前記通信装置の数が、予め定められている第2上限値を超えると、該通信装置に対する前記集約度を減少させ、
前記通信経路選択部は、
前記第1通信部に対する通信コストが前記第2通信部に対応する通信コストより小さい場合、前記第1通信部を選択し、前記第1通信部に対する通信コストが前記第2通信部に対応する通信コスト以上の場合、第2通信部を選択する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の無線通信システム。 - 前記通信経路選択部は、
前記第2通信部が複数の他の前記通信装置と通信できる場合、該通信装置ごとに算出された通信コストのうち最も小さい通信コストに対応する他の前記通信装置を経由して前記基地局装置と通信をすることを選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。 - 基地局装置と、該基地局装置とデータを送受信する複数の通信装置とを具備する無線通信システムにおける通信装置であって、
自装置以外の他の通信装置からデータを受信し、受信したデータ及び自装置において生成されたデータを他の通信装置に送信する第1通信部と、
前記受信したデータ及び前記生成されたデータを前記第1通信部と異なる通信方式により前記基地局装置に送信する第2通信部と、
前記第1通信部を用いて自装置以外の他の通信装置を経由して前記基地局装置と通信をする際の通信品質に応じて算出される通信コストと、前記第2通信部を用いて前記基地局装置と直接通信をする際の通信品質に応じて算出される通信コストとに基づいて、前記第1通信部と前記第2通信部とのいずれを用いてデータを送信するかを選択する通信経路選択部と
を備えていることを特徴とする通信装置。
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