JP2012045927A5 - インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
本発明は、記録データに応じて記録媒体上に文字や画像を記録するインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置に関するものである。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、特別な構成を加えずに、記録ヘッドに形成された吐出口ごとの、吐出されたインクによる記録画像の濃度の偏りを抑えることのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明のインクジェット記録方法は、インクを吐出する複数の吐出口が配列された記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、前記記録媒体の第1の領域に対する前記記録ヘッドの複数回の走査のうち少なくとも1回の走査で、記録ヘッドの端部に含まれる吐出口を用いて、前記第1の領域に前記画像の第1の部分を記録する工程と、前記記録媒体の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対する前記記録ヘッドの複数回の走査のうち全ての走査で記録ヘッドの端部に含まれる吐出口を用いずに、前記第2の領域に前記画像の前記第1の部分とは異なる第2の部分を記録する工程とを備え、前記第1の領域に対する複数回の走査の各走査における、インクの吐出が許容されるかどうかを示す記録許容率の合計が、前記第2の領域に対する複数回の走査の各走査における、インクの吐出が許容されるかどうかを示す記録許容率の合計よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、吐出制御によって記録ヘッドの吐出口ごとの温度上昇の違いによる濃度の偏りを抑えることができるので、構成を付加せず簡易に記録画像の濃度の品質を高く維持することのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することができる。
Claims (12)
- インクを吐出する複数の吐出口が配列された記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記記録媒体の第1の領域に対する前記記録ヘッドの複数回の走査のうち少なくとも1回の走査で、記録ヘッドの端部に含まれる吐出口を用いて、前記第1の領域に前記画像の第1の部分を記録する工程と、
前記記録媒体の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対する前記記録ヘッドの複数回の走査のうち全ての走査で、記録ヘッドの端部に含まれる吐出口を用いずに、前記第2の領域に前記画像の前記第1の部分とは異なる第2の部分を記録する工程と
を備え、
前記第1の領域に対する複数回の走査の各走査における、インクの吐出が許容されるかどうかを示す記録許容率の合計が、前記第2の領域に対する複数回の走査の各走査における、インクの吐出が許容されるかどうかを示す記録許容率の合計よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記第1の領域に対する前記記録ヘッドの走査回数は、前記第2の領域に対する前記記録ヘッドの走査回数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の領域に対する走査回数は3であり、前記第2の領域に対する走査回数は2であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の領域に対する走査回数は、前記第2の領域に対する走査回数と同じであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の領域に対する複数回の走査における前記記録許容率に対応する第1のマスクパターンに基づいて、前記第1の領域に対する複数回の走査のそれぞれで記録するためのデータが生成され、
前記第2の領域に対する複数回の走査における前記記録許容率に対応する第2のマスクパターンに基づいて、前記第2の領域に対する複数回の走査のそれぞれで記録するためのデータが生成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。 - 前記第1の領域に対応する前記記録許容率は、各走査に対応する前記第1のマスクパターンの記録デューティであり、
前記第2の領域に対応する前記記録許容率は、各走査に対応する前記第2のマスクパターンの記録デューティであることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録方法。 - 前記第1のマスクパターンにおいて、各走査に対応する記録デューティの合計は100パーセントよりも大きく、
それぞれの前記第2のマスクパターンにおいて、各走査に対応する記録デューティの合計は100パーセントであることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録方法。 - 所定方向に吐出口が並ぶ第1の吐出口列と、前記第1の吐出口列と同色のインクを吐出する吐出口が並ぶ第2の吐出口列と、が前記所定方向と交差する方向にずれて配列された記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記記録媒体の第1の領域に対する前記記録ヘッドの少なくとも1回の走査で、前記第1の吐出口列及び前記第2の吐出口列の端部の吐出口を用いることにより、前記第1の領域に前記画像の第1の部分を記録する工程と、
前記第1の吐出口列及び前記第2の吐出口列の端部の吐出口を用いずに、前記第2の領域に前記画像の第2の部分を記録する工程と
を備え、
前記第1の領域に対するインクの吐出の許容を示す記録許容率の合計は、前記第2の領域に対するインクの吐出の許容を示す記録許容率の合計よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記記録ヘッドの1回の走査によって、前記第1の領域及び前記第2の領域に前記画像の前記第1の部分及び前記第2の部分を記録することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の領域に対応する前記記録許容率は100パーセントよりも大きく、前記第2の領域に対応する前記記録許容率は100パーセントであることを特徴とする請求項8または9に記載のインクジェット記録方法。
- インクを吐出する複数の吐出口が配列された記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の第1の領域に対する前記記録ヘッドの複数回の走査のうち少なくとも1回の走査で、記録ヘッドの端部に含まれる吐出口を用いて、前記第1の領域に前記画像の第1の部分を記録し、前記記録媒体の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対する前記記録ヘッドの複数回の走査のうち全ての走査で、記録ヘッドの端部に含まれる吐出口を用いずに、前記第2の領域に前記画像の前記第1の部分とは異なる第2の部分を記録する記録手段を備え、
前記第1の領域に対する複数回の走査の各走査における、インクの吐出が許容されるかどうかを示す記録許容率の合計が、前記第2の領域に対する複数回の走査の各走査における、インクの吐出が許容されるかどうかを示す記録許容率の合計よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 所定方向に吐出口が並ぶ第1の吐出口列と、前記第1の吐出口列と同色のインクを吐出する吐出口が並ぶ第2の吐出口列と、が前記所定方向と交差する方向にずれて配列された記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の第1の領域に対する前記記録ヘッドの少なくとも1回の走査で、前記第1の吐出口列及び前記第2の吐出口列の端部の吐出口を用いることにより、前記第1の領域に前記画像の第1の部分を記録し、前記第1の吐出口列及び前記第2の吐出口列の端部の吐出口を用いずに、前記第2の領域に前記画像の第2の部分を記録する記録手段を備え、
前記第1の領域に対するインクの吐出の許容を示す記録許容率の合計は、前記第2の領域に対するインクの吐出の許容を示す記録許容率の合計よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録装置。
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