JP2012044522A - ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法 - Google Patents

ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012044522A
JP2012044522A JP2010185028A JP2010185028A JP2012044522A JP 2012044522 A JP2012044522 A JP 2012044522A JP 2010185028 A JP2010185028 A JP 2010185028A JP 2010185028 A JP2010185028 A JP 2010185028A JP 2012044522 A JP2012044522 A JP 2012044522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
measurement target
tree
nodes
round measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010185028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5473827B2 (ja
Inventor
Tan Min Yum Jonathan
タン ミン ユ ジョナサン
Boon Ping Lim
ブン ピン リン
Ettikan Kandasamy Karuppiah
カンダサミ カルッピアー エティカン
Eiichi Muramoto
衛一 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010185028A priority Critical patent/JP5473827B2/ja
Priority to US13/500,382 priority patent/US8812663B2/en
Priority to EP11817875.5A priority patent/EP2538622B1/en
Priority to PCT/JP2011/001108 priority patent/WO2012023223A1/ja
Priority to CN201180003937.9A priority patent/CN102577282B/zh
Publication of JP2012044522A publication Critical patent/JP2012044522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5473827B2 publication Critical patent/JP5473827B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/12Shortest path evaluation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/48Routing tree calculation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】メトリックツリーを高精度にかつ短時間で作成することができるネットワーク遅延推定装置を提供すること。
【解決手段】ネットワーク遅延推定装置302は、複数のノードを含むネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリーを作成する装置であって、既知のメトリックツリーから、互いの距離が長い一対または複数対のノードを一巡目測定対象ノードとして選択し、任意のノードとの距離の測定を行う一巡目測定対象ノード選択部306と、この距離および既知のメトリックツリーに基づいて、任意のノードとの距離が短いと推定されるノードを二巡目測定対象として選択し、任意のノードとの距離の測定を行う二巡目測定対象ノード選択部310と、この距離および既知のメトリックツリーに基づいて、任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーを作成する最適ツリー処理部314とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリーを作成するネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法に関する。
インターネット通信は、特定のタスクを目的として連携する多数のノードに分散化し、それらのノード間の相互依存の度合いは高くなりつつある。また、ピアツーピア通信、グリッドコンピューティング、クラスターコンピューティング、およびALM(アプリケーション層マルチキャスティング)等は、多数のノードによる連携や通信を頼みとする新しい技術である。これらの技術を利用するアプリケーションは、相互依存的なタスクを正確に実行するために、ネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリー(metric tree)を構築しておく必要がある。メトリックツリーを構築しておくことにより、任意のノード間の遅延を即時に推定することができるからである。
ところが、測定の対象となるノードの数がNである場合、総当り的にフルメッシュで遅延測定を行うと、その測定回数はN×N−1となる。したがって、測定対象となるノードが多い場合には、メトリックツリーの構築のために、長い処理時間、高い演算能力、および大きい記憶容量が必要となる。このように負担が大きいと、例えば、アプリケーションによっては、メトリックツリーの構築が完了したときには、そのメトリックツリーが必要とされたタイミングが過ぎてしまっているといった事態が発生し得る。
そこで、ネットワークに新たにノードが追加される毎に、その加入ノードと、既知のメトリックツリーのノードとの間の遅延測定を行い、その測定結果をメトリックツリーに追加していく技術が、例えば非特許文献1に記載されている。この技術によれば、フルメッシュでの遅延測定を行うことなく、メトリックツリーを構築することができる。
ところが、非特許文献1記載の技術では、測定が行われなかった他のノードとの間の遅延は、低い精度でしか推定することができない。
そこで、加入ノードに最も近い(距離が短い)と推定される2つのノードを測定対象と選択する技術が、例えば、特許文献1に記載されている。この技術によれば、測定が行われなかった他のノードとの間の遅延を、より高い精度で推定することができる。
米国特許出願公開第2008/0304421号明細書
Peter Buneman, "A Note on the Metric Properties of Trees", Journal of combinatorial theory(B) 17, February 1974, p.48-50,
しかしながら、特許文献1記載の技術では、加入ノードに近い2つのノードの推定が誤っていた場合、加入ノードと測定が行われなかった他のノードとの間の遅延は、低い精度でしか推定することができない。すなわち、特許文献1記載の技術は、メトリックツリーの精度の向上のために、加入ノードに近い2つのノードを特定する必要がある。このために、特許文献1記載の技術は、結局多数のノードの遅延測定を行うことになり、メトリックツリーが構築されるまでに時間が掛かるという課題がある。
本発明の目的は、メトリックツリーを高精度にかつ短時間で作成することができるネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法を提供することである。
本発明のネットワーク遅延推定装置は、複数のノードを含むネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリーを作成するネットワーク遅延推定装置であって、既知のメトリックツリーから、互いの距離が長い一対または複数対のノードを一巡目測定対象ノードとして選択し、任意のノードと各一巡目測定対象ノードとの距離の測定を行う一巡目測定対象ノード選択部と、前記一巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードとの距離が短いと推定されるノードを二巡目測定対象として選択し、前記任意のノードと各二巡目測定対象ノードとの距離の測定を行う二巡目測定対象ノード選択部と、前記二巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーを作成する最適ツリー処理部とを有する。
本発明のネットワーク遅延推定方法は、複数のノードを含むネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリーを作成するネットワーク遅延推定方法であって、既知のメトリックツリーから、互いの距離が長い一対または複数対のノードを一巡目測定対象ノードとして選択し、任意のノードと各一巡目測定対象ノードとの距離の測定を行うステップと、前記一巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードとの距離が短いと推定されるノードを二巡目測定対象として選択し、前記任意のノードと各二巡目測定対象ノードとの距離の測定を行うステップと、前記二巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーを作成するステップとを有する。
本発明によれば、どのノードが任意のノードに近いのかを高精度に推定することができるので、メトリックツリーを高精度にかつ短時間で作成することができる。
本発明の一実施の形態におけるネットワークシステムの構成の一例を示すシステム構成図 本実施の形態に係るネットワーク遅延推定装置が保持する現在の最適ツリーの内容の一例を示す図 本実施の形態における一巡目の測定対象ノード選択の概要を説明するための図 本実施の形態における二巡目の測定対象ノード選択の概要を説明するための図 本実施の形態に係るネットワーク遅延推定装置の構成の一例を示すブロック図 本実施の形態におけるメトリックデータの構成の一例を示す図 本実施の形態における候補ツリーデータの構成の一例を示す図 本実施の形態における最適ツリーデータの構成の一例を示す図 本実施の形態に係るネットワーク遅延推定装置の全体動作を示すフローチャート 本実施の形態におけるネットワークメッセージの構成の一例を示す図 本実施の形態におけるネットワークメトリックの測定結果の構成の一例を示す図 本実施の形態における一巡目測定対象ノードを選択する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における第1の一巡目測定対象ノードを設定する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における最良ノードを決定する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における二巡目測定対象ノードを選択する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における候補ツリーのセットを作成する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における仮想ノードを追加する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における二巡目測定対象ノードを抽出する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における新しい最適ツリーを作成する処理の詳細を示すフローチャート 本実施の形態における累積誤差を算出する処理の詳細を示すフローチャート
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施の形態の説明に先立って、本実施の形態における主な用語の定義について説明する。
「ツリー」とは、ノードとノード間を結ぶエッジとにより構成されるネットワークの構造である。
「メトリックツリー」とは、ノードと、ノード間の通信の遅延を示す重み付きエッジとにより構成される、ネットワークの各ノード間の遅延を記述する無方向の仮想的なツリーである。
「ネットワークメトリック」とは、2つのノード間の遅延の大きさを示すネットワークの特性値であり、2つのノード間のエッジの値の合計値である。
「実ノード」とは、メトリックツリーを構成するノードのうち、ネットワーク内に実際に存在する物理的なノードである。
「仮想ノード」とは、メトリックツリーを構成するノードのうち、ネットワーク内に実際に存在しない仮想的なノードであって、後述の実ノードのペア間のネットワークメトリックを作成するために使用されるノードである。
「候補ツリー」とは、加入ノードがネットワークに追加される際に、ツリーの構築メカニズムの一部として作成される一時的なメトリックツリーであり、測定対象ノードを選択するために使用されるツリーである。
「最適ツリー」とは、候補ツリーの中から最良のツリーとして選択される、加入ノードを含むネットワークのメトリックツリーであり、その後の遅延推定に用いられるツリーである。
「新たな実ノード」とは、メトリックツリーに最後に追加された実ノード(このノードは、通常、加入ノードを指す)である。
「新たな仮想ノード」とは、メトリックツリーに最後に追加された仮想ノードである。
「現在の最適ツリー」とは、過去に生成された最適ツリーのうち最後のものである。
「加入ノード」とは、現在の最適ツリーには存在しない、ネットワークへの加入を要求したノードである。
「測定対象ノード」とは、現在の最適ツリーの実ノードのうち、加入ノードとの間の遅延が実際に測定される実ノードである。
「一巡目測定対象ノード」とは、現在の最適ツリーにおける各実ノードの位置に単に基づいて選択された測定対象ノードである。
「第1の一巡目測定対象ノード」とは、一巡目の遅延測定において、最初に選択される一巡目測定対象ノードのペアである。
「第2の一巡目測定対象ノード」とは、一巡目の遅延測定において、第1の一巡目測定対象ノードが選択された後に、第1の一巡目測定対象ノード以外の実ノードの中から選択される一巡目測定対象ノードのペアである。
「二巡目測定対象ノード」とは、一巡目の遅延測定の後に、現在の最適ツリーにおける各実ノードの位置だけでなく、加入ノードと一巡目測定対象ノードとの間の遅延測定結果に基づいて選択された、測定対象ノードである。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係るネットワーク遅延推定装置が管理対象とするネットワークシステムの構成図の一例である。
図1に示すように、ネットワークシステム100は、例えば、ノードA〜ノードG102〜114を有している。これらのノードは、ネットワーク116にそれぞれ接続されている物理的なノードである。なお、図示しないが、ネットワーク116には、他にも物理的なノードが存在し得る。ここでは、説明の簡便化のため、各ノードと他の全てのノードとの間に経路が存在しているものとするが、これに限定されない。ネットワーク遅延推定装置は、いずれかのノードに備えられていても良いし、ネットワーク116に接続された図示しない装置に備えられていても良い。
本実施の形態では、過去に取得されたメトリックツリーが、現在の最適ツリーとして既にネットワーク遅延推定装置に保持されているものとする。
図2は、ネットワーク遅延推定装置が保持する現在の最適ツリーの内容の一例を示す図である。
図2に示すように、現在の最適ツリー200は、図1のネットワークシステム100の現在の論理的な構造を推定したものである。現在の最適ツリー200は、例えば、実ノードA〜G202〜214と、仮想ノード216〜224と、これらの実ノードおよび仮想ノードを結ぶ重み付きエッジ226〜246とにより構成される。
実ノードA〜G202〜214は、図1のノードA〜ノードGに対応する要素である。仮想ノード216〜224は、実ノード間の遅延に基づいて挿入された仮想的な要素である。重み付きエッジ226〜246は、実ノードおよび仮想ノードを結び、それぞれ遅延値を持つ要素である。現在の最適ツリー200の任意の2つの実ノード間における遅延は、その実ノードの間の全てのエッジの遅延値を合計する事によって、高い精度で推定することが可能となっている。また、実ノードA〜G202〜214は、現在の最適ツリー200の端部にそれぞれ位置するものとする。
新たな加入ノードが追加された後のネットワークのメトリックツリーは、加入ノードと他の全てのノードとの間の遅延を測定すれば、最も高精度に得ることができるが、上述の通り、これには膨大な処理時間と処理負荷を伴う。ところが、一部の実ノードを選択して遅延測定を行う場合は、上述の通り、どの実ノードを測定対象ノードとして選択するかが問題となる。
そこで、本実施の形態に係るネットワーク遅延推定装置(以下、単に「ネットワーク遅延推定装置」という)は、下記の通り、入念に実ノードを選択し、選択した実ノード(測定対象ノード)のみについて遅延測定を行う。これにより、ネットワーク遅延推定装置は、少ない処理時間と処理負荷で、高精度な最適ツリーを構築することを可能にする。
ここで、ネットワーク遅延推定装置による最適ツリーの構築の仕方の概要について説明する。最適ツリーの構築とは、つまり、加入ノードを接続する仮想ノードを決定し、加入ノードと仮想ノードとの間の遅延を決定し、決定結果を現在の最適ツリーに反映させることである。
ネットワーク遅延推定装置は、大まかには、一巡目の測定対象ノード選択、一巡目の遅延測定、二巡目の測定対象ノード選択、二巡目の遅延測定、および接続ノードの決定を、この順序で行う。
図3は、一巡目の測定対象ノード選択の概要を説明するための図である。
図3(A)に示すようなメトリックツリー200aが、現在の最適ツリーである場合を想定する。この場合、図3(B)に示すように、ネットワーク遅延推定装置は、最も長い経路である経路241aの両端に位置する第1のノード251aおよび第2のノード252aを、第1の一巡目測定対象ノードのペアとして選択する。更に、ネットワーク遅延推定装置は、図3(C)に示すように、経路241aからの距離が最も長い第3のノード253aと、経路241aからの距離が次に長い第4のノード254aとを、それぞれ選択する。そして、ネットワーク遅延推定装置は、選択した第3のノード253aおよび第4のノード254aを、第2の一巡目測定対象ノードとする。
そして、ネットワーク遅延推定装置は、加入ノードと各一巡目測定対象ノード251a〜254aとの間の遅延測定を行う。そして、ネットワーク遅延推定装置は、測定結果に基づいて、二巡目測定対象ノードの選択を行う。
図4は、二巡目の測定対象ノード選択の概要を説明するための図である。
まず、ネットワーク遅延推定装置は、図4(A)に示すように、上記測定結果に基づき、加入ノード261aとの距離262aが最も近くなる位置に、仮想接続ノード263aを設定する。この仮想接続ノード263aは、既存の仮想ノードであっても良いし、適当な仮想ノードが存在しない場合には、新たに作成された仮想ノードであっても良い。
そして、ネットワーク遅延推定装置は、図4(B)に示すように、仮想接続ノード263a毎に、その仮想接続ノード263aに隣接する2つの実ノード264aを、二巡目測定対象ノードとして選択する。
そして、ネットワーク遅延推定装置は、加入ノード261aと各二巡目測定対象ノード264aとの間の遅延測定を行う。そして、ネットワーク遅延推定装置は、測定結果に基づいて、二巡目測定対象ノード264aの中から、加入ノード261aとの間の遅延が最も少ない二巡目測定対象ノード264aを、加入ノード261aの計測対象ノードとして選択する。
加入ノードに近いノードをより高精度に推定するためには、できるだけ遠くのノードとの間で行われた遅延測定結果が用いられる事が望ましい。このため、ネットワーク遅延推定装置は、上述のように、最も長い経路の両端のノードを、第1の一巡目測定対象ノードに選択し、更に、この経路から遠くに位置するノードを、第2の一巡目測定対象ノードに選択する。このような処理により、ネットワーク遅延推定装置は、加入ノードに近いノードを高精度に推定することができるので、高精度にかつ短時間で、最適ツリーを構築することができる。
次に、ネットワーク遅延推定装置の構成について説明する。
図5は、ネットワーク遅延推定装置の構成の一例を示すブロック図である。
図5において、ネットワーク遅延推定装置302は、イベント検出部304、一巡目測定対象ノード選択部306、メトリック処理部308、二巡目測定対象ノード選択部310、候補ツリー作成部312、最適ツリー処理部314、配信ツリー構築部316、候補ツリーデータベース(DB)318、メトリックデータベース(DB)320、および最適ツリーデータベース(DB)322を有する。
イベント検出部304は、ネットワーク遅延推定装置302の動作を開始させるネットワークイベントの発生を検出する。このネットワークイベントとは、加入ノードからネットワーク加入時に送信されるもので、加入ノードのネットワークID(identifier)を含むメッセージの受信である(324)。イベント検出部304は、メッセージを受信すると、そのメッセージに含まれているネットワークIDを、一巡目測定対象ノード選択部306へ渡す(326)。
一巡目測定対象ノード選択部306は、最適ツリーデータベース322に格納された現在の最適ツリーから、事前の評価に基づいて、互いの距離がより長い実ノードのペアを優先して、一巡目測定対象ノードとして選択する。また、一巡目測定対象ノード選択部306は、選択していない他の全てのノード(以下「非選択ノード」という)の、上述の実ノードのペアからの距離を評価し、距離が長い非選択ノードを探索する。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、探索された非選択ノードについても、一巡目測定対象ノードとして選択する(328)。
具体的には、一巡目測定対象ノード選択部306は、全ノードのうち所定の割合のノード(例えば、8分の1。ここでは、4つの実ノードとする。)が一巡目測定対象ノードとして選択される等、所定の終了条件が満たされるまで、この選択を繰り返す。終了条件は、ユーザの優先事項(精度または測定時間)に基づいて設定されてもよい。終了条件を、より高い割合のノード選択とすればするほど、新たに作成される最適ツリーの精度は向上するが、最適ツリーが作成されるまでに要する処理負荷は高くなり、処理時間は長くなる。
また、一巡目測定対象ノード選択部306は、終了条件が満たされると(例えば4つの実ノードが一巡目測定対象ノードとして選択されると)、メトリック処理部308に対して、一巡目のメトリック収集の開始を指示する(330)。一巡目のメトリック収集とは、加入ノードと各一巡目測定対象ノードとの間のネットワークメトリックの測定を行い、測定結果を収集することである。
メトリック処理部308は、他の機能部からの指示に従って、ネットワーク116から必要なネットワークメトリックを取得し、メトリックデータベース320に格納する。
具体的には、メトリック処理部308は、一巡目測定対象ノード選択部306からの指示を受けたときは、各一巡目測定対象ノードとの間の遅延測定を要求するネットワークメッセージを、加入ノードへ送信する(332)。そして、メトリック処理部308は、加入ノードから返信されてきた一巡目の遅延測定結果を(334)、メトリックデータとしてメトリックデータベース320へ格納する(336)。
また、メトリック処理部308は、後述の二巡目測定対象ノード選択部310からの指示を受けたときは、各一巡目測定対象ノードとの間の遅延測定を要求するネットワークメッセージを、加入ノードへ送信する(332)。そして、メトリック処理部308は、加入ノードから返信されてきた二巡目の遅延測定結果のデータを、メトリックデータとしてメトリックデータベース320へ格納する(336)。
図6は、メトリックデータベース320が格納するメトリックデータの構成の一例を示す図である。
図6に示すように、メトリックデータ1800は、発側ノードID1808、着側ノードID1810、および遅延1812を、対応付けて記述する。発側ノードID1808には、加入ノードのネットワークIDが記述される。着側ノードID1810には、測定対象ノードのネットワークIDが記述される。遅延1812には、発側ノードID1808が示すノード(加入ノード)から着側ノードID1810が示すノード(測定対象ノード)への送信の遅延が、その組み合わせ毎に記述される。
二巡目測定対象ノード選択部310は、メトリックデータベース320に新たな一巡目の遅延測定結果の全てが格納される毎に、候補ツリー作成部312に対し、一巡目の遅延測定結果を渡して、候補ツリーの作成を指示する(338、340)。候補ツリーは、加入ノードを、推定される接続位置で現在の最適ツリーに追加した、一時的なメトリックツリーである。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリー作成部312によって候補ツリーデータベース318に格納された、全ての候補ツリーの遅延実測値との誤差を評価して、遅延実測値との誤差が少ない候補ツリーを探索する(344)。
そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、評価結果に従って、最良から最悪まで候補ツリーの順位付けを行い、より最良のものから順に、候補ツリー毎に巡目測定対象ノードの抽出を行う。
二巡目測定対象ノード選択部310は、全ノードのうち所定の割合のノード(例えば、8分の3)が二巡目測定対象ノードとして選択される等、所定の終了条件が満たされるまで、この抽出を繰り返す。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、終了条件が満たされると、抽出した二巡目測定対象ノードのリストを、メトリック処理部308へ渡す(346)。この結果、上述の通り、二巡目の遅延測定結果のデータが、メトリックデータベース320へ格納されることになる(336)。
候補ツリー作成部312は、他の機能部からの指示に従って、候補ツリーを作成し、作成した候補ツリーのデータ(以下「候補ツリーデータ」という)を、候補ツリーデータベース318に格納する(342)。
具体的には、候補ツリー作成部312は、二巡目測定対象ノード選択部310からの指示を受けたとき、一巡目測定対象ノードのペア毎に、ペアを結ぶ経路に対する加入ノードの相対位置を算出する。そして、候補ツリー作成部312は、経路との距離が最も短くなる位置で加入ノードを現在の最適ツリーに接続した場合のツリーを、候補ツリーとして作成する。
また、候補ツリー作成部312は、最適ツリー処理部314からの指示を受けたとき、一巡目測定対象ノードの全てのペアおよび二巡目測定対象ノードの全てのペア間におけるネットワークメトリックに基づいて、再び候補ツリーを作成する。
候補ツリーデータベース318は、候補ツリー作成部312の処理を受けて、候補ツリーデータを格納する。
図7は、候補ツリーデータベース318が格納する候補ツリーデータの構成の一例を示す図である。
図7に示すように、候補ツリーデータ1700は、候補ツリーの各ノードの、ツリーID1708、ノードID1710、および種別1712を対応付けて記述する。また、候補ツリーデータ1700は、候補ツリーの各エッジに関する、ツリーID1720、発側ノード1722、着側ノード1724、および距離1726を対応付けて記述する。ノードの種別1712には、ノードが実ノードと仮想ノードのいずれであるかを示す情報が記述される。また、エッジの距離1726には、発側ノード1722が示すノードと着側ノード1724が示すノードとの間の距離が記述される。
候補ツリーデータベース318に格納された候補ツリーデータは、二巡目測定対象ノード選択部310によって、二巡目測定対象ノードを選択する際に使用される。
最適ツリー処理部314は、メトリックデータベース320に新たな一巡目の遅延測定結果および二巡目の遅延測定結果の全てが格納される毎に、候補ツリー作成部312に対し、候補ツリーの作成を指示する(348、350)。この結果、上述の通り、二巡目測定対象ノードに基づいて作成された候補ツリーが、候補ツリーデータベース318へ格納されることになる(342)。そして、最適ツリー処理部314は、加入ノードと各測定対象ノードとの間の遅延測定結果(ネットワークメトリック)に基づいて、全ての候補ツリーを評価し(352)、最良の候補ツリーを、最適ツリーに決定する。そして、最適ツリー処理部314は、決定した最適ツリーのデータ(以下「最適ツリーデータ」という)を、最適ツリーデータベース322に格納する(354)。
図8は、最適ツリーデータベース322が格納する最適ツリーデータの構成の一例を示す図である。
図8に示すように、最適ツリーデータ1900は、最適ツリーの各ノードの、ノードID1908および種別1910を対応付けて記述する。また、最適ツリーデータ1900は、候補ツリーの各エッジに関する、発側ノード1918、着側ノード1920、および距離1922を対応付けて記述する。ノードの種別1910には、ノードが実ノードと仮想ノードのいずれであるかを示す情報が記述される。また、エッジの距離1922には、発側ノード1918が示すノードと着側ノード1920が示すノードとの間の距離が記述される。
配信ツリー構築部316は、例えば、オペレータ操作等による任意の区間の遅延の問い合わせを受けて、問い合わせのあった区間の遅延を、最適ツリーデータベース322の最適ツリーデータから取得する。
また、ネットワーク遅延推定装置302は、図示しないが、例えば、CPU(central processing unit)、制御プログラムを格納したROM(read only memory)等の記憶媒体、RAM(random access memory)等の作業用メモリ、および通信回路等を有する。この場合、上記した各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
このようなネットワーク遅延推定装置302は、加入ノードとの遅延測定の対象を、一巡目測定対象ノードおよび二巡目測定対象ノードのみに絞って、最適ツリーの構築を行うことができる。
次に、ネットワーク遅延推定装置302の動作について説明する。
図9は、ネットワーク遅延推定装置302の全体動作を示すフローチャートである。
まず、イベント検出部304において、メトリックツリー構築を伴うネットワークイベントが検出される(加入ノードからネットワークメッセージを受信)(S402)。すると、一巡目測定対象ノード選択部306は、現在の最適ツリーOから、一巡目測定対象ノードST1を選択する(S404)。この一巡目測定対象ノードST1を選択する処理の詳細については、後述する。一巡目測定対象ノードST1が選択されると、メトリック処理部308は、加入ノードに対し、一巡目測定対象ノードST1のネットワークIDのリストを含むネットワークメッセージを送信する。これにより、メトリック処理部308は、加入ノードに対し、各一巡目測定対象ノードST1との間のネットワークメトリック(遅延)の測定を要求する(S406)。
図10は、ネットワークメッセージの構成の一例を示す図である。
図10に示すように、ネットワークメッセージ1500は、ノード数1502と、ネットワークIDのリスト1504とを記述している。ネットワークIDのリスト1504は、選択された全ての一巡目測定対象ノードST1のネットワークIDのリストである。ノード数1502は、ネットワークIDのリスト1504が対応するノード数、つまり、リスト1504に記述されたネットワークIDの個数である。
図11は、ネットワークメトリックの測定結果の構成の一例を示す図である。
図11に示すように、測定結果1600は、ノード数1602と、ネットワークID1604とそのノードについての結果1606とのペアとを記述している。ネットワークID1604は、ネットワークメッセージ1500でリストアップされていたネットワークIDに対応している。
そして、メトリック処理部308により一巡目の全ての測定結果は、メトリックデータベース320へ格納される。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、一巡目測定対象ノードST1と現在の最適ツリーOとを使用して、二巡目測定対象ノードST2を選択する(S408)。この二巡目測定対象ノードST2を選択する処理の詳細については、後述する。二巡目測定対象ノードST2のリストが得られると、メトリック処理部308は、二巡目測定対象ノードST2のネットワークIDのリストを含むネットワークメッセージを、加入ノードへ送信する。これにより、メトリック処理部308は、加入ノードに対して、各二巡目測定対象ノードST2との間のネットワークメトリック(遅延)の測定を要求する(S410)。
そして、メトリック処理部308は、二巡目の全ての測定結果をメトリックデータベース320に格納する。すると、最適ツリー処理部314は、一巡目測定対象ノードST1および二巡目測定対象ノードST2と現在の最適ツリーOとを使用して、新たな最適ツリーO'を作成する(S412)。最適ツリーO'は、加入ノードを含む新たな最適ツリーである。この新たな最適ツリーO’を作成する処理の詳細については、後述する。そして、作成された最適ツリーO'が最適ツリーデータベース322に格納されると、配信ツリー構築部316は、コンテンツ配信のためのツリーを作成するために、適宜、最適ツリーO'を使用する(S414)。
以下、図9の各処理の詳細について説明する。
図12は、図9のステップS404の、一巡目測定対象ノードを選択する処理の詳細を示すフローチャートである。
一巡目測定対象ノード選択部306は、現在の最適ツリーOにおいて、最も距離が長い実ノードのペアを、第1の一巡目測定対象ノードST1として選択する(S502)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、残っている非選択ノードSを評価して、最良のノード(第1の一巡目測定対象ノードST1のペアを結ぶ経路からの距離が長いノード)Nを決定する(S504)。これらの、第1の一巡目測定対象ノードST1を選択する処理の詳細、および、最良ノードNを決定する処理の詳細については、後述する。非選択ノードとは、現在の最適ツリーOにおける全ての実ノードSから、一巡目測定対象ノードST1を除いた残りの実ノードである。
そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、決定した最良のノードNを、第2の一巡目測定対象ノードST1として選択して一巡目測定対象ノードST1のセットに追加する(S506)。一巡目測定対象ノード選択部306は、一巡目測定対象ノードST1の数が所要数に到達するまで、ステップS504、S506の処理を繰り返す(S508)。本実施の形態では、所定数は4であるため(図3(A)参照)、ステップS502で第1の一巡目測定対象ノードのペアが選択され、ステップS504で第2の一巡目測定対象ノードのペアが選択されることになる。
図13は、図12のステップS502の、第1の一巡目測定対象ノードを設定する処理の詳細を示すフローチャートである。
一巡目測定対象ノード選択部306は、まず、現在の最適ツリーOにおける全ての実ノードを、実ノードSに設定する(S602)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、ノード間の距離を比較するためのパラメータとして用いる最大距離Dmaxを、ゼロに初期化し(S604)、実ノードSの全てのペアSNNのセットを作成する(S606)。ペアSNNは、実ノードSと別の実ノードSとの組み合わせ(S*S={(a,b)}である。未処理のペアSNNが残っている間は、以下のステップS610〜S616の処理を繰り返す(S608)。
まず、一巡目測定対象ノード選択部306は、ペアSNNを1つ選択し(S610)、選択中のペアSNNのノードAとノードBとの間の距離Dを、現在の最適ツリーOに基づいて算出する(S612)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、算出した距離Dが最大距離Dmaxよりも大きい場合(S614:YES)、この距離Dを最大距離Dmaxとして記憶し、選択中のペアSNNを現在の最良ノードとして記憶する(S616)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、全てのペアSNNについて調べた後、その時点の最良ノードを、第1の一巡目測定対象ノードST1に設定する(S618)。
図14は、図12のステップS504の、最良ノードを決定する処理の詳細を示すフローチャートである。
一巡目測定対象ノード選択部306は、まず、その時点の一巡目測定対象ノードST1を、初期の選択ノードSとする(S702)。すなわち、選択ノードSのセットの初期状態は、第1の一巡目測定対象ノードST1のみから成る。また、一巡目測定対象ノード選択部306は、ネットワークを形成するネットワークノードSを、空に初期化する(S704)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、次に、選択ノードSのセットから任意のノードNを1つ取り出し(S706)、未処理のノードが残っている間は、以下のステップS710、S712の処理を繰り返す(S708)。一巡目測定対象ノード選択部306は、選択ノードSの残りである他のノードNを1つ取り出す(S710)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、現在の最適ツリーOにおけるノードNとノードNとの間の経路を算出し、経路上の全てのノードを、ネットワークノードSのセットに追加する(S712)。
そして、全ての選択ノードSが処理されたら、一巡目測定対象ノード選択部306は、ネットワークノードSのセットを使用して、非選択ノードSの評価を開始する。まず、一巡目測定対象ノード選択部306は、実ノードSのセットから全ての一巡目測定対象ノードST1を除外した残りのノードを、非選択ノードSとする(S714)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、未処理の非選択ノードSが残っている間は、以下のステップS718〜722の処理を繰り返す(S716)。
一巡目測定対象ノード選択部306は、非選択ノードSから任意のノードNを1つ取り出し(S718)、現在の最適ツリーOにおいて、ノードNからの横型探索を、ネットワークノードSのいずれかに到達するまで実行する(S720)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、ノードNと出くわしたネットワークノードSのとの間の距離を、そのノードNの指標値v(N)と定義する(S722)。そして、一巡目測定対象ノード選択部306は、全てのノードNのうち、指標値v(N)が最大となるノードを、最良ノードNに設定する(S724)。すなわち、一巡目測定対象ノード選択部306は、ネットワークノードSのとの距離が最大となるノードであり、第1の一巡目測定対象ノードST1のペアを結ぶ経路との距離が最も長くなるノードを、最良ノードNに設定する。
図15は、図9のステップS408の、二巡目測定対象ノードを選択する処理の詳細を示すフローチャートである。
二巡目測定対象ノード選択部310は、まず、一巡目測定対象ノードST1を、測定対象ノードSとする(S802)。すなわち、測定対象ノードSのセットの初期状態は、第1の一巡目測定対象ノードST1のみから成る。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリー作成部312を用いて、候補ツリーSのセットを作成する(S804)。この候補ツリーSのセットを作成する処理の詳細については、後述する。候補ツリーSは、最適ツリーOにおいて、測定対象ノードS(ここでは一巡目測定対象ノードST1)のペアを接続したときの、メトリックツリーである。また、候補ツリーSのセットとは、全てのペアについての候補ツリーSのセットある。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリーデータベース318から候補ツリーSのセットを取り出し、各候補ツリーSを以下のように評価する。
まず、二巡目測定対象ノード選択部310は、評価ツリーSC’を空に初期化する(S806)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、未処理の候補ノードSが残っている間は、以下のステップS810〜S814の処理を繰り返す(S808)。
まず、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリーSのセットから任意の候補ツリーTを1つ取り出す(S810)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリーTにおける、新たな実ノード(加入ノード)と新たな仮想ノード(加入ノードの接続位置)との間の距離Dを求める(S812)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリーTを評価ツリーSC’のセットに追加し、求めた距離Dを、その候補ツリーTの指標値v(T)と定義する(S814)。そして、全ての評価候補ツリーSを評価すると、二巡目測定対象ノード選択部310は、評価ツリーSC’を指標値v(T)の昇順にソートする(S816)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、ソートされた順序に従って、評価ツリーSC’のセットから、二巡目測定対象ノードST2を抽出する(S818)。この二巡目測定対象ノードST2を抽出する処理の詳細については、後述する。
図16は、図15のステップS804の、候補ツリーのセットを作成する処理の詳細を示すフローチャートである。
候補ツリー作成部312は、まず、測定対象ノードSの中から、全ての可能なペアSTTを作成し(S902)、2つのノードの両方が同一となっているペアをペアSTTから除外する(S904)。そして、候補ツリー作成部312は、未処理のペアSTTが残っている間は、以下のステップS908〜S922の処理を繰り返す(S906)。
まず、候補ツリー作成部312は、ペアSTTを1つ選択し(S908)、現在の最適ツリーOにおいて、選択中のペアSTTのノードAおよびノードBのうち、ノードAから、追加される仮想ノードまでの距離Dを算出する(S910)。距離Dは、つまり、候補ツリー作成部312は、加入ノードの接続位置として、当該ペアSTTの間の経路上に追加される、仮想ノードの位置を示す値である。候補ツリー作成部312は、例えば、当該STTの間の遅延(現在の最適ツリーOからの推定値)とノードAと加入ノードとの間の遅延(測定値)とを加算し、この加算値からノードB加入ノードとの間の遅延(測定値)を差し引く。そして、候補ツリー作成部312は、その差し引いた結果を2で割ることにより、距離Dを算出する。
そして、候補ツリー作成部312は、現在の最適ツリーOの複製ツリーO’を作成し(S912)、新たな仮想ノードVを、距離Dの位置で複製ツリーO’に追加する(S914)。この仮想ノードVを追加する処理の詳細については、後述する。そして、候補ツリー作成部312は、加入ノードに相当する新たな実ノードJを作成して複製ツリーO’に追加し(S916)、仮想ノードVと実ノードJとの間の距離を算出する(S918)。そして、候補ツリー作成部312は、算出した距離のエッジで、実ノードJを仮想ノードVに接続し(S920)、候補ツリーデータベース318に、候補ツリーSとして、複製ツリーO’を追加する(S922)。
図17は、図16のステップS914の、仮想ノードを追加する処理の詳細を示すフローチャートである。
候補ツリー作成部312は、まず、現在のノードCをノードAに初期化し(S1002)、現在の距離Dをゼロに初期化する(S1004)。現在のノードCとは、仮想ノードの位置の近傍であるか否かの判断対象となっている、複製ツリーO’上の仮想ノードを示す。そして、候補ツリー作成部312は、現在の距離Dが仮想ノードの位置を示す上述の距離D未満である間は(S1006:YES)、以下のステップS1008〜S1012の処理を繰り返す。
まず、候補ツリー作成部312は、ノードAとノードBとの間の経路にある、現在のノードCの直後の仮想ノードを直後ノードCとする(S1008)。そして、候補ツリー作成部312は、距離Dを、現在のノードCと直後ノードCとの間の距離だけ増加させ(S1010)、その後、直後ノードCを現在のノードCに設定する(S1012)。
そして、現在の距離Dが上述の距離D以上になると(S1006:NO)、候補ツリー作成部312は、まず、ノードAとノードBとの間の経路にある、現在のノードCの直前の仮想ノードを直前ノードCとする(S1014)。そして、候補ツリー作成部312は、現在のノードCと直前ノードCとの間の距離を距離Eとし(S1016)、現在のノードCと直前ノードCとの間のエッジを除去する(S1018)。そして、候補ツリー作成部312は、新たな仮想ノードVを作成して複製ツリーO’に追加する(S1020)。そして、候補ツリー作成部312は、仮想ノードVを、現在の距離Dと上述の距離Dとの差に相当するエッジで、現在のノードCに接続する(S1022)。そして、候補ツリー作成部312は、距離Eと、仮想ノードVと現在のノードCとの間の距離との差に相当するエッジで、直前ノードCに接続する(S1024)。
図18は、図15のステップS818の、二巡目測定対象ノードを抽出する処理の詳細を示すフローチャートである。
二巡目測定対象ノード選択部310は、まず、二巡目測定対象ノードST2を空に初期化する(S1102)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、未処理の評価ツリーSC'が残っている間は、以下のステップS1106〜S1114の処理を繰り返す(S1104)。
まず、二巡目測定対象ノード選択部310は、未処理の評価ツリーSC'から、上述の指標値v(T)のソートの順序に従って、候補ツリーTを1つ取り出す(S1106)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、取り出した候補ツリーTにおいて、新たな実ノード(加入ノード)に最も近い2つの実ノードを、ノードDおよびノードEを決定する(S1108)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、ノードDが、一巡目測定対象ノードST1のセットおよび二巡目測定対象ノードST2のセットに含まれているか否かを判定する。二巡目測定対象ノード選択部310は、ノードDがいずれにも含まれていなければ、ノードDを、二巡目測定対象ノードST2のセットに追加する(S1110)。同様に、二巡目測定対象ノード選択部310は、ノードEが、一巡目測定対象ノードST1のセットおよび二巡目測定対象ノードST2のセットに含まれているか否かを判定する。二巡目測定対象ノード選択部310は、ノードEがいずれにも含まれていなければ、ノードEを、二巡目測定対象ノードST2のセットに、最後の位置で追加する(S1112)。
そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、二巡目測定対象ノードST2の数が所定値に到達し、十分となるまで、ステップS1106〜S1112の処理を繰り返す(S1114)。
図19は、図9のステップS412の、新しい最適ツリーを作成する処理の詳細を示すフローチャートである。
二巡目測定対象ノード選択部310は、まず、一巡目測定対象ノードST1および二巡目測定対象ノードST2の両方を、現在の測定対象ノードSに設定する(S1202)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリー作成部312を用いて、現在の測定対象ノードSおよび現在の最適ツリーOに基づいて候補ツリーSを作成し(S1204)、評価ツリーSC’を空に初期化する(S1206)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、未処理の候補ノードSが残っている間は、以下のステップS1210〜S1214の処理を繰り返す(S1208)。
まず、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリーSのセットから任意の候補ツリーTを1つ取り出す(S1210)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、一巡目測定対象ノードST1を使用して、その時点の累積誤差Eを算出し、新たな実ノードに対する候補ツリーTの相対誤差に設定する(S1212)。この累積誤差Eを算出する処理の詳細については、後述する。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、候補ツリーTを評価ツリーSC’のセットに追加し、求めた累積誤差Eを、その候補ツリーTの指標値v(T)と定義する(S1214)。
そして、全ての候補ツリーSが処理されると、最適ツリー処理部314は、全ての候補ツリーSのうち、指標値v(T)が最小となる候補ツリーSを、新たな最適ツリーO’に決定する(S1216)。なお、指標値v(T)が最小となる候補ツリーSとは、つまり、相対誤差が最小となる候補ツリーSのことである。
図20は、図19のステップS1212の、累積誤差を算出する処理の詳細を示すフローチャートである。
二巡目測定対象ノード選択部310は、まず、累積誤差Eをゼロに初期化し(S1302)、測定対象ノードSを、選択ノードSとする(S1304)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、未処理の選択ノードSが残っている間は、以下のステップS1308〜S1316の処理を繰り返す。
まず、二巡目測定対象ノード選択部310は、選択ノードSのセットから任意のノードNを1つ取り出し(S1308)、候補ツリーTにおいて、ノードNと新たな実ノード(加入ノード)との間との距離Dを算出する(S1310)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、ノードNと新たな実ノード(加入ノード)との間の実際の遅延測定値(ネットワークメトリック)Mを、メトリックデータベース320から取得する(S1312)。そして、二巡目測定対象ノード選択部310は、距離Dと遅延測定値Mとの差の絶対値を遅延測定値Mで割った値を、相対誤差Rとして算出する(S1314)し、累積誤差Eを、算出した相対誤差Rだけ増加させる(S1316)。
上記により、ネットワーク遅延推定装置302は、一巡目測定対象ノードST1および二巡目測定対象ノードST2を選択し、これらと現在の最適ツリーOとに基づいて、加入ノードを追加した新たな最適ツリーO’を作成することができる。
以上のように、本実施の形態に係るネットワーク遅延推定装置302は、測定対象の入念なノードサンプリングを行う。すなわち、ネットワーク遅延推定装置302は、加入ノードからの距離測定となる実ノードを、一巡目測定対象ノードおよび二巡目測定対象ノードとして選択する。一巡目測定対象ノードは、現在の最適ツリーにおいて最も経路が長い、つまり最も外側に位置する実ノードのペアを含む。二巡目測定対象ノードは、一巡目測定対象ノードのペアを結ぶ経路において、加入ノードからの距離が近い実ノードである。これにより、ネットワーク遅延推定装置302は、加入ノードに近いノードを高精度に推定することができる。
また、ネットワーク遅延推定装置302は、一巡目測定対象ノードおよび二巡目測定対象ノードのみに絞って遅延測定を行い、現在の最適ツリーに測定結果を追加する形で、新たな最適ツリーを作成する。これにより、ネットワーク遅延推定装置302は、精度の高い新たな最適ツリー(メトリックツリー)を、短時間で作成することができる。
例えば、端末中継型マルチポイント通信の配送木の計算の前工程として、このようなメトリックツリーの作成を行えば、より少ない待ち時間で、配送木の計算に必要な情報を得ることができ、結果として、通信を短時間で開始することができる。また、ネットワーク遅延推定装置302は、この処理を繰り返すことにより、ネットワーク全体について、遅延実測値との誤差が少ないメトリックツリーを構成することが可能となる。
なお、本実施の形態のネットワーク遅延推定装置302は、一巡目測定対象ノードの追加を2段階で行うことにより計測誤差の削減を図ったが、1段階の追加に止めても良いし、3段階の追加を行なってもよい。例えば、ネットワーク遅延推定装置302は、3段階目では、上述の第1の一巡目測定対象ノードおよび第2の一巡目測定対象ノードのそれぞれからの距離が最も離れている実ノードを選定し、追加してもよい。
本発明に係るネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法は、メトリックツリーを高精度にかつ短時間で作成することができるネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法として有用である。すなわち、本発明は、ネットワークメトリックの取得を必要とする各種用途に適する。
100 ネットワークシステム
102〜114 ノード
116 ネットワーク
200 最適ツリー
202〜214 実ノード
216〜224 仮想ノード
226〜246 重み付きエッジ
302 ネットワーク遅延推定装置
304 イベント検出部
306 一巡目測定対象ノード選択部
308 メトリック処理部
310 二巡目測定対象ノード選択部
312 候補ツリー作成部
314 最適ツリー処理部
316 配信ツリー構築部
318 候補ツリーデータベース
320 メトリックデータベース
322 最適ツリーデータベース

Claims (8)

  1. 複数のノードを含むネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリーを作成するネットワーク遅延推定装置であって、
    既知のメトリックツリーから、互いの距離が長い一対または複数対のノードを一巡目測定対象ノードとして選択し、任意のノードと各一巡目測定対象ノードとの距離の測定を行う一巡目測定対象ノード選択部と、
    前記一巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードとの距離が短いと推定されるノードを二巡目測定対象として選択し、前記任意のノードと各二巡目測定対象ノードとの距離の測定を行う二巡目測定対象ノード選択部と、
    前記二巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーを作成する最適ツリー処理部と、
    を有するネットワーク遅延推定装置。
  2. 前記二巡目測定対象ノード選択部は、
    前記一巡目測定対象ノード間を結ぶ経路との距離が短い位置のノードを、前記任意のノードとの距離が短いノードと推定する、
    請求項1記載のネットワーク遅延推定装置。
  3. 前記一巡目測定対象ノードと、この一巡目測定対象ノードに基づいて選択された前記二巡目測定対象ノードとに基づいて、前記既知のメトリックツリーに前記任意のノードを追加した候補ツリーを作成する候補ツリー作成部、を更に有し、
    前記最適ツリー処理部は、
    前記候補ツリーのうち、前記任意のノードと前記一巡目測定対象ノードおよび前記二巡目測定対象ノードとの間の各距離の、測定値に対する誤差が少ない候補ツリーを、前記任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーとする、
    請求項2記載のネットワーク遅延推定装置。
  4. 前記二巡目測定対象ノード選択部は、
    前記一巡目測定対象ノード間を結ぶ経路が複数存在するとき、前記任意のノードとの距離が短い経路上のノードを優先して、複数のノードを前記任意のノードとの距離が短いノードと推定し、
    前記最適ツリー処理部は、
    前記誤差が最も少ない候補ツリーを、前記任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーとする、
    請求項3記載のネットワーク遅延推定装置。
  5. 前記最適ツリー処理部が作成したメトリックツリーを、以降の処理における前記既知のネットワークツリーとして格納する最適ツリーデータベース、を更に有する、
    請求項1記載のネットワーク遅延推定装置。
  6. 前記一巡目測定対象ノード選択部は、
    前記互いの距離が長い一対または複数対のノードに加えて、対となる前記ノード間を結ぶ経路からの距離が長いノードを、前記一巡目測定対象ノードとして更に選択する、
    請求項1記載のネットワーク遅延推定装置。
  7. 前記一巡目測定対象ノード選択部、前記二巡目測定対象ノード選択部、および前記最適ツリー処理部は、
    前記任意のノードが前記ネットワークに追加されることを条件として、それぞれ動作を開始する、
    請求項1記載のネットワーク遅延推定装置。
  8. 複数のノードを含むネットワークの各ノード間の遅延を記述するメトリックツリーを作成するネットワーク遅延推定方法であって、
    既知のメトリックツリーから、互いの距離が長い一対または複数対のノードを一巡目測定対象ノードとして選択し、任意のノードと各一巡目測定対象ノードとの距離の測定を行うステップと、
    前記一巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードとの距離が短いと推定されるノードを二巡目測定対象として選択し、前記任意のノードと各二巡目測定対象ノードとの距離の測定を行うステップと、
    前記二巡目測定対象ノードとの前記距離および前記既知のメトリックツリーに基づいて、前記任意のノードを含むネットワークのメトリックツリーを作成するステップと、
    を有するネットワーク遅延推定方法。
JP2010185028A 2010-08-20 2010-08-20 ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法 Expired - Fee Related JP5473827B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010185028A JP5473827B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法
US13/500,382 US8812663B2 (en) 2010-08-20 2011-02-25 Network delay estimation apparatus and a network delay estimation method
EP11817875.5A EP2538622B1 (en) 2010-08-20 2011-02-25 Network delay estimation apparatus and network delay estimation method
PCT/JP2011/001108 WO2012023223A1 (ja) 2010-08-20 2011-02-25 ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法
CN201180003937.9A CN102577282B (zh) 2010-08-20 2011-02-25 网络延迟估计装置和网络延迟估计方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010185028A JP5473827B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012044522A true JP2012044522A (ja) 2012-03-01
JP5473827B2 JP5473827B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=45604894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010185028A Expired - Fee Related JP5473827B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8812663B2 (ja)
EP (1) EP2538622B1 (ja)
JP (1) JP5473827B2 (ja)
CN (1) CN102577282B (ja)
WO (1) WO2012023223A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9191330B2 (en) * 2013-11-14 2015-11-17 International Business Machines Corporation Path selection for network service requests
CN108235447B (zh) * 2018-01-15 2019-07-02 淮阴师范学院 一种复杂动态网络的连接方法
CN114296445B (zh) * 2021-11-26 2024-03-29 山东大学 基于回环路网随机树的最优路径实时规划方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717921B1 (en) * 2000-05-17 2004-04-06 Lucent Technologies Inc. Method for configuring a shared tree for routing traffic in a multicast conference
US7558875B2 (en) * 2003-09-15 2009-07-07 Microsoft Corporation Measurement-based construction of locality-aware overlay networks
WO2005062549A1 (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Ntt Docomo, Inc. ネットワークトポロジー生成方法及びノード
US20080304421A1 (en) 2007-06-07 2008-12-11 Microsoft Corporation Internet Latencies Through Prediction Trees
JP2010185028A (ja) 2009-02-13 2010-08-26 Ube Ind Ltd 樹脂粒子及びその製造方法並びに化粧料

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNG201100350016; 橋本仁・大石翼・井上武・上松仁: 'Flexcast型ストリーム配信における経路設定法およびレイヤ3トポロジ考慮法の検討' 電子情報通信学会技術研究報告 NS2011-37 Vol.111 No.43, 20110512, pp.115-120, 社団法人電子情報通信学会 *
JPN6013050406; 橋本仁・大石翼・井上武・上松仁: 'Flexcast型ストリーム配信における経路設定法およびレイヤ3トポロジ考慮法の検討' 電子情報通信学会技術研究報告 NS2011-37 Vol.111 No.43, 20110512, pp.115-120, 社団法人電子情報通信学会 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP5473827B2 (ja) 2014-04-16
US8812663B2 (en) 2014-08-19
US20120198060A1 (en) 2012-08-02
EP2538622A4 (en) 2014-09-24
CN102577282B (zh) 2017-08-25
CN102577282A (zh) 2012-07-11
WO2012023223A1 (ja) 2012-02-23
EP2538622B1 (en) 2016-05-18
EP2538622A1 (en) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10715638B2 (en) Method and system for server assignment using predicted network metrics
KR101030653B1 (ko) 정보 엔트로피를 이용하여 유사도를 보정하는 사용자 기반 협업 필터링 추천 시스템
JP4736136B2 (ja) 品質劣化箇所推定システム、及び品質劣化箇所推定方法
CN111865799B (zh) 路径规划方法、装置、路径规划设备及存储介质
RU2763530C1 (ru) Клиент, сервер и система клиент-сервер, адаптированные для генерации персонализированных рекомендаций
CN109413202B (zh) 区块链交易信息的排序系统及方法
JP5473827B2 (ja) ネットワーク遅延推定装置およびネットワーク遅延推定方法
CN104243598A (zh) 一种信息推荐方法及装置
CN110402567A (zh) 信息为中心的网络中基于中心性的缓存
CN106105346B (zh) 确定无线通信网络的时间和频率资源的方法和设备
CN111078560B (zh) 基于流量剪枝的测试方法、装置、电子设备及存储介质
Karamshuk et al. SPoT: Representing the social, spatial, and temporal dimensions of human mobility with a unifying framework
CN104735237B (zh) 一种路径预测方法及交互式语音应答ivr路径预测系统
JP2017011465A (ja) 物理経路割当装置、物理経路割当方法、及びプログラム
JP5840111B2 (ja) 位置情報提供装置、安全度評価装置、位置情報提供方法、安全度評価方法、プログラム
JP5806081B2 (ja) レコメンド装置、レコメンドシステム、レコメンド方法およびプログラム
JP2019144643A (ja) 分散処理システムおよび分散処理方法
KR101761184B1 (ko) 협업 필터링 기반 추천 시스템의 유사도 계산의 신뢰성을 향상한 아이템 추천 장치 및 그 방법
JP2023511999A (ja) ソーシャルアカウントの推奨方法及び電子デバイス
KR20180005461A (ko) 유저 맞춤형 어플 자동 추천 장치 및 그 방법
JP4652357B2 (ja) メディア編集サーバ装置、メディア編集システム、およびメディア編集プログラム
JP4479601B2 (ja) マルチキャスト経路計算方法及び装置およびプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体
CN108255871A (zh) 一种数据查询方法及数据查询节点
JP6541598B2 (ja) ネットワークの機能の配置位置の判定装置及びプログラム
JP4586710B2 (ja) 計測端末及びネットワーク輻輳区間推定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5473827

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees