JP2012038103A - 設定情報入力支援プログラムおよび設定情報入力支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アプリケーションの自動生成に必要な情報の設定を支援することを可能とする。
【解決手段】データベース23には、カラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報が予め格納される。テーブル定義情報取得部32は、データベース23に格納されているテーブル情報のうちのアプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に基づいて、カラムによって構成される当該テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得する。入力情報決定部34は、テーブル定義情報取得部32によって取得されたテーブル定義情報に基づいて、アプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定する。入力情報設定部35は、入力情報決定部34によって決定されたアプリケーションを自動生成するために必要な情報を、入力情報ファイル22に設定する。
【選択図】図2
【解決手段】データベース23には、カラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報が予め格納される。テーブル定義情報取得部32は、データベース23に格納されているテーブル情報のうちのアプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に基づいて、カラムによって構成される当該テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得する。入力情報決定部34は、テーブル定義情報取得部32によって取得されたテーブル定義情報に基づいて、アプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定する。入力情報設定部35は、入力情報決定部34によって決定されたアプリケーションを自動生成するために必要な情報を、入力情報ファイル22に設定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、アプリケーションの自動生成に必要な情報を設定する設定情報入力支援プログラムおよび設定情報入力支援装置に関する。
近年、アプリケーションを自動生成するシステムが増加している。このようなシステムにおいて、アプリケーションを自動生成するためには、例えばデータベースのテーブル情報、カラム情報および当該自動生成されるアプリケーションのタイプ等の情報を設定する必要がある。
しかしながら、複雑なアプリケーションを自動生成するような場合には、当該アプリケーションの自動生成に必要な情報の全てをデータベースから取得できない場合がある。このような場合には、データベースから取得できない項目をユーザが設定しなければならず、当該ユーザにとっては手間がかかる。
したがって、アプリケーションの自動生成に必要な情報の設定を支援することで、ユーザの手間を軽減するような仕組みが必要となる。
これに関連して、例えばデータ項目の属性情報から入力チェック処理を行うプログラムを自動生成する技術(以下、先行技術と表記)が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
上記したように、先行技術によれば、データ項目の属性情報から入力チェック処理を行うプログラムを自動生成することができる。
しかしながら、この先行技術では、入力チェックに関する設定以外の設定を行うことはできない。
したがって、先行技術では、入力チェックに関する設定以外の必要な情報の設定を支援することはできない。
そこで、本発明の目的は、アプリケーションの自動生成に必要な情報の設定を支援することが可能な設定情報入力支援プログラムおよび設定情報入力支援装置を提供することにある。
本発明の1つの態様によれば、アプリケーションを自動生成するために必要な情報が設定される入力情報ファイルとカラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報を予め格納するデータベースとを有する外部記憶装置と、当該外部記憶装置を利用するコンピュータとから構成される設定情報入力支援装置において、前記コンピュータによって実行される設定情報入力支援プログラムであって、前記コンピュータに、前記データベースに格納されているテーブル情報のうちの前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に基づいて、カラムによって構成される当該テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得するステップと、前記取得されたテーブル定義情報によって定義されるテーブルの構造に基づいて、前記アプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定するステップと、前記決定された前記アプリケーションを自動生成するために必要な情報を、前記入力情報ファイルに設定するステップとを実行させるための設定情報入力支援プログラムが提供される。
本発明は、アプリケーションの自動生成に必要な情報の設定を支援することを可能とする。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る設定情報入力支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンピュータ10は、例えばハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)のような外部記憶装置20と接続されている。この外部記憶装置20は、コンピュータ10によって実行されるプログラム21を格納する。コンピュータ10および外部記憶装置20は、設定情報入力支援装置30を構成する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る設定情報入力支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンピュータ10は、例えばハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)のような外部記憶装置20と接続されている。この外部記憶装置20は、コンピュータ10によって実行されるプログラム21を格納する。コンピュータ10および外部記憶装置20は、設定情報入力支援装置30を構成する。
設定情報入力支援装置30は、例えばアプリケーションの自動生成に必要な情報の設定を支援するために用いられる。
図2は、図1に示す設定情報入力支援装置30の主として機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、設定情報入力支援装置30は、入力部31、テーブル定義情報取得部32、テーブル統計情報取得部33、入力情報決定部34および入力情報設定部35を含む。本実施形態において、これらの各部31〜35は、図1に示すコンピュータ10が外部記憶装置20に格納されているプログラム(設定情報入力支援プログラム)21を実行することにより実現されるものとする。このプログラム21は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、このプログラム21が例えばネットワークを介してコンピュータ10にダウンロードされても構わない。
また、設定情報入力支援装置30は、入力情報ファイル22、データベース23、テーブル定義情報保持部24、テーブル統計情報保持部25およびルール保持部26を含む。本実施形態において、入力情報ファイル22、データベース23、テーブル定義情報保持部24、テーブル統計情報保持部25およびルール保持部26は、例えば外部記憶装置20に格納される。
入力情報ファイル22には、例えばアプリケーションを自動生成するために必要な情報が設定される。この入力情報ファイル22に設定された情報は、例えばアプリケーションを自動生成する際に用いられる。
入力部31は、設定情報入力支援装置30を利用するユーザの操作に応じて、データベース23に接続するための情報(以下、データベース接続情報と表記)を入力する。
なお、入力部31によって入力されたデータベース接続情報は、入力情報ファイル22に保持される。
データベース23には、例えば複数のカラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報が予め格納される。なお、データベース23には、複数のテーブル情報が格納される。
テーブル定義情報取得部32は、データベース23に格納されているテーブル情報のうちの自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブル(以下、対象テーブルと表記)を示すテーブル情報に基づいて、カラムによって構成される当該対象テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得する。このテーブル定義情報には、対象テーブルを構成するカラムを示すカラム情報および当該対象テーブルと他のテーブルとを関連付けるための外部キーであるカラムが定義された外部キー情報が含まれる。
テーブル定義情報取得部32は、入力情報ファイル22に保持されたデータベース接続情報を用いて、テーブル定義情報を取得する。対象テーブルが複数存在する場合には、テーブル定義情報取得部32は、当該対象テーブル毎のテーブル定義情報を取得する。
テーブル定義情報取得部32によって取得されたテーブル定義情報には、例えば当該テーブル定義情報によって構造が定義されるテーブル(つまり、対象テーブル)を構成するカラムの各々が定義されたカラム情報、および当該テーブルと当該テーブルとは異なるテーブルとを関連付けるための外部キーであるカラムが定義された外部キー情報が含まれる。
テーブル定義情報取得部32によって取得されたテーブル定義情報は、テーブル定義情報保持部24に保持される。
テーブル統計情報取得部33は、データベース23に格納されているテーブル情報のうちの対象テーブルを示すテーブル情報に基づいて、当該対象テーブルを構成するカラムの各々に関するテーブル統計情報を取得する。テーブル統計情報取得部33は、入力情報ファイル22に保持されたデータベース接続情報を用いて、テーブル統計情報を取得する。
テーブル統計情報取得部33によって取得されたテーブル統計情報には、例えば対象テーブルを構成するカラムの各々に登録されているデータの数および当該データの種類の数(を示す情報)等が含まれる。
テーブル統計情報取得部33によって取得されたテーブル統計情報は、テーブル統計情報保持部25に保持される。
ルール保持部26は、後述するアプリケーションを自動生成するために必要な情報(入力情報)を決定するためのルールを予め保持する。ルール保持部26に保持されるルールには、例えばアプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルールが含まれる。このアプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルールの詳細については後述する。
入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報およびテーブル統計情報保持部25に保持されているテーブル統計情報に基づいて、アプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定する。この場合、入力情報決定部34は、ルール保持部26に保持されているルールを参照して決定処理を実行する。
入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報およびルール保持部26に保持されているアプリケーションタイプ用ルールに基づいて、自動生成されるアプリケーションのタイプ(以下、アプリケーションタイプと表記)を決定する。
また、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報およびルール保持部26に保持されている依存関係用ルールに基づいて、対象テーブルを構成するカラム(外部キーであるカラム)の依存関係を決定する。
また、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報、テーブル統計情報保持部25に保持されているテーブル統計情報およびルール保持部26に保持されているオートコンプリート用ルールに基づいて、対象テーブルを構成するカラムをオートコンプリートの対象として決定する。
入力情報設定部35は、入力情報決定部34によって決定された情報(アプリケーションを自動生成するために必要な情報)を、入力情報ファイル22に設定(反映)する。具体的には、入力情報設定部35は、入力情報決定部34によって決定されたアプリケーションタイプ、カラムの依存関係およびカラムがオートコンプリートの対象である旨を入力情報ファイル22に設定する。
図3は、図2に示すデータベース23に格納されているテーブル情報のデータ構造の一例を示す。
図3に示すように、テーブル情報には、テーブルID、当該テーブル情報によって示されるテーブルを構成するカラムを示す情報(カラム情報)および当該テーブルと他のテーブルとを関連付けるための外部キーの情報(外部キー情報)が含まれる。
テーブルIDは、テーブル情報によって示されるテーブルを識別するための識別子である。図3に示すテーブル情報には、テーブルID「emp」が含まれている。
カラム情報には、カラムID、型、桁、位取、Not Null、主キーおよび外部キー(を示す情報)が含まれる。カラムIDは、テーブルを構成するカラムを識別するための識別子である。Not Nullは、カラムIDによって識別されるカラムがNull(つまり、空)でないことを示す。主キーは、カラムIDによって識別されるカラムが主キーであることを示す。また、外部キーは、カラムIDによって識別されるカラムが外部キーであることを示す。
図3に示すテーブル情報に含まれるカラム情報には、例えばカラムID「empno」、型「number」、桁「4」、位取「0」、Not Null「○」および主キー「○」が含まれている。これによれば、カラムID「empno」によって識別されるカラムの型がnumberであり、桁が4であり、位取が0であることが示される。また、カラムID「empno」によって識別されるカラムは、Nullでなく、主キーであることが示される。なお、カラムID「empno」によって識別されるカラムは、外部キーではないことが示される。
外部キー情報には、外部キー名、外部キー参照先テーブルID、CASCADEおよび外部キー参照先構成列(を示す情報)が含まれる。外部キー名は、外部キー(であるカラム)の名称(例えば、当該カラムを識別するためのカラムID)を示す。外部キー参照先テーブルIDは、外部キーによって参照されるテーブル(当該外部キーによって関連付けられているテーブル)を識別するためのテーブルIDである。CASCADEは、外部キー(であるカラム)がCASCADEであることを示す。外部キー参照先構成列は、外部キーによって参照されるテーブルのカラムIDを示す。
図3に示すテーブル情報に含まれる外部キー情報には、例えば外部キー名「deptno」、外部キー参照先テーブルID「dept」および外部キー参照先構成列「deptno」が含まれている。これによれば、外部キー名が「deptno」である外部キーの参照先となるテーブルはテーブルID「dept」によって識別されるテーブルであり、当該外部キーによって参照されるテーブルのカラムIDが「deptno」であることが示される。また、外部キー名が「deptno」である外部キーはCASCADEでないことが示される。
なお、データベース23には、テーブル毎に上記したようなテーブル情報が格納されている。
図4は、図2に示すルール保持部26に保持されているルールの一例を示す。ルール保持部26に保持されているルールとしては、上述したようにアプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルールが予め用意されているものとする。
図4に示すルールにおいては、1行目〜4行目にアプリケーションタイプ用ルールが記述されている。アプリケーションタイプ用ルールにおいては、当該ルールの最初(つまり、1行目)に当該ルール名「アプリケーションタイプ用ルール」が記述されている。
また、アプリケーションタイプ用ルールにおいては、2行目〜4行目で当該ルール(の内容)が記述される。
図4に示すアプリケーションタイプ用ルールの2行目には、外部キーがなく、かつ、各テーブルに同じカラムID(のカラム)がない場合には排他制御なしのアプリケーションとすることが記述されている。
図4に示すアプリケーションタイプ用ルールの3行目には、外部キーがなく、かつ、各テーブルに同じカラムID(のカラム)があり、当該カラムが第1〜第3の条件を満たす場合には排他制御ありのアプリケーションとすることが記述されている。なお、第1の条件は、型がnumberであることである。第2の条件は、位取が0であることである。第3の条件は、主キーではないことである。
また、図4に示すアプリケーションタイプ用ルールの4行目には、外部キーがある場合にはテーブル関連のあるアプリケーションとすることが記述されている。
図4に示すルールにおいては、6行目〜9行目に依存関係用ルールが記述されている。依存関係用ルールにおいては、当該ルールの最初(つまり、6行目)に当該ルール名「依存関係用ルール」が記述されている。
また、依存関係用ルールにおいては、7行目〜9行目で当該ルール(の内容)が記述される。
図4に示す依存関係用ルールの7行目には、カラムが外部キーであり、Not Nullであり、かつ、CASCADEが設定されている場合には当該カラムの依存関係を親子とすることが記述されている。
図4に示す依存関係用ルールの8行目には、カラムが外部キーであり、Not Nullであり、かつ、CASCADEが設定されていない場合には当該カラムの依存関係を参照とすることが記述されている。
また、図4に示す依存関係用ルールの9行目には、カラムが外部キーであり、かつ、Not Nullでない場合には当該カラムの依存関係を参照とすることが記述されている。
図4に示すルールにおいては、11行目および12行目にオートコンプリート用ルールが記述されている。オートコンプリート用ルールにおいては、当該ルールの最初(つまり11行目)に当該ルール名「オートコンプリート用ルール」が記述されている。
また、オートコンプリート用ルールにおいては、12行目で当該ルール(の内容)が記述される。
図4に示すオートコンプリート用ルールの12行目には、型がvarchar2であり、桁が50以下であり、データベースのデータ(カラムに登録されているデータ)が全て同じでなく、かつ、当該データの種類が50未満であるカラムをオートコンプリートの対象(候補)とすることが記述されている。
ここでは、アプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルールについて説明したが、他のルールが予め用意されていても構わない。
次に、図5のフローチャートを参照して、本実施形態に係る設定情報入力支援装置30の処理手順について説明する。
まず、入力部31は、ユーザの操作に応じて、データベース接続情報を入力する(ステップS1)。
入力部31によって入力されたデータベース接続情報は、入力情報ファイル22に入力される。これにより、データベース接続情報は、入力情報ファイル22に設定される(ステップS2)。
ここで、図6は、入力情報ファイル22に設定されたデータベース接続情報のデータ構造の一例を示す。
図6に示すように、入力情報ファイル22に設定されたデータベース接続情報には、データベース23に接続するための情報として、例えばDBMS(Database Management System)、サーバ名、ポート番号、データベース(DB)名、ユーザ名およびパスワード等の情報が含まれる。
図6に示すデータベース接続情報には、例えばDBMS「xxxxxx」、サーバ名「server」、ポート番号「1521」、DB名「yyyy」、ユーザ名「scott」およびパスワード「tiger」が含まれている。
再び図5に戻ると、入力情報ファイル22に設定されたデータベース接続情報を利用して、データベース23からテーブルIDの一覧が取得される(ステップS3)。つまり、データベース23に格納されているテーブル情報の各々に含まれるテーブルIDが取得される。
次に、ステップS3において取得されたテーブルIDの一覧がユーザに対して提示される。これにより、ユーザは、提示されたテーブルIDの一覧から、対象テーブル(つまり、自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブル)を選択することができる(ステップS4)。なお、ユーザは、対象テーブルとして複数のテーブルを選択することができる。
テーブル定義情報取得部32は、データベース23に格納されているテーブル情報のうちのユーザによって選択されたテーブルIDを含むテーブル情報(つまり、対象テーブルを示すテーブル情報)に基づいて、当該対象テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得する(ステップS5)。この場合、テーブル定義情報取得部32は、対象テーブルを示すテーブル情報に含まれる例えばカラム情報および外部キー情報を含むテーブル定義情報を取得する。なお、ユーザによって複数のテーブルIDが選択された場合、つまり、対象テーブルが複数存在する場合には、当該対象テーブル毎のテーブル定義情報が取得される。
テーブル定義情報取得部32によって取得されたテーブル定義情報は、テーブル定義情報保持部24に保持される。
ここで、図7は、テーブル定義情報保持部24のデータ構造の一例を示す。テーブル定義情報保持部24には、対象テーブル毎に、テーブルID、カラム情報および外部キー情報が記述されたテーブル定義情報が保持される。
テーブルIDは、対象テーブルを識別する識別子である。カラム情報では、対象テーブルを構成するカラムの各々が定義されている。外部キー情報では、対象テーブルと他のテーブルとを関連付けるための外部キーであるカラムが定義されている。
図7に示すテーブル定義情報保持部24においては、テーブルID「emp」およびテーブルID「dept」によって識別される各テーブルのテーブル定義情報が保持されている。
図7に示す例では、テーブルID「emp」によって識別されるテーブル(以下、empテーブルと表記)のテーブル定義情報は、1行目〜10行目に記述されている。
empテーブルのテーブル定義情報においては、1行目にテーブルID(テーブル名)が記述されている。
また、empテーブルのテーブル定義情報においては、2行目〜8行目にカラム毎のカラム情報(つまり、カラムの定義)が記述されている。図7に示すように、カラム情報には、カラムID、型、桁、位取、Not Null、主キーおよび外部キー(のそれぞれの値)が含まれる。Not Null、主キーおよび外部キーの値(「true」または「false」)は、当該Not Null、主キーおよび外部キーであるか否かを示す。例えばNot Nullの値が「true」である場合にはNot Nullであることを示し、Not Nullの値が「false」である場合にはNot Nullでないとことを示す。
更に、empテーブルのテーブル定義情報においては、9行目および10行目に外部キー情報(つまり、外部キーの定義)が記述されている。図7に示すように、外部キー情報には、外部キー名、外部キー参照先テーブルID、CASCADEおよび外部キー参照先構成列(のそれぞれの値)が含まれる。外部キー名、外部キー参照先テーブルIDおよび外部キー参照先構成列の値は、当該外部キー名、外部キー参照テーブルIDおよび外部キー参照先構成列を示す。また、CASCADEの値(「true」または「false」)は、CASCADEであるか否かを示す。
なお、図7に示すempテーブルのテーブル定義情報によれば、上述した図3に示すテーブル情報によって示されるテーブルの構造が定義されている。
また、図7に示す例では、テーブルID「dept」によって識別されるテーブル(以下、deptテーブルと表記)のテーブル定義情報は、11行目〜14行目に記述されている。
deptテーブルのテーブル定義情報においては、11行目にテーブルIDが記述されている。また、deptテーブルのテーブル定義情報においては、12行目〜14行目にカラム情報が記述されている。なお、deptテーブルのテーブル定義情報においては、外部キーであるカラムが存在しないため、外部キー情報は記述されていない。
再び図5に戻ると、テーブル統計情報取得部33は、データベース23に格納されているテーブル情報のうちのユーザによって選択されたテーブルIDを含むテーブル情報(つまり、対象テーブルを示すテーブル情報)に基づいて、当該対象テーブルのテーブル統計情報(当該対象テーブルを構成するカラムの各々に関するテーブル統計情報)を取得する(ステップS6)。なお、対象テーブルが複数存在する場合には、当該対象テーブル毎のテーブル統計情報が取得される。
テーブル統計情報取得部33によって取得されたテーブル定義情報は、テーブル統計情報保持部25に保持される。
ここで、図8は、テーブル統計情報保持部25のデータ構造の一例を示す。テーブル統計情報保持部25においては、対象テーブル毎に、テーブルIDおよび当該対象テーブル全体の統計情報がカンマ区切りで記述され、更に、当該対象テーブルを構成する各カラムのカラムID(カラム名)および当該カラムに関する統計情報がカンマ区切りで記述されたデータ統計情報が保持される。
図8に示すテーブル統計情報においては、empテーブルおよびdeptテーブルのテーブル統計情報の例が示されている。
図8に示す例では、empテーブルのテーブル統計情報は、1行目〜8行目に記述されている。
empテーブルのテーブル統計情報においては、1行目に当該empテーブルのテーブルID(テーブル名)および当該empテーブル全体の統計情報がカンマ区切りで記述される。empテーブルのテーブル統計情報における1行目によれば、empテーブルにデータが10000件あるということが表される。
また、empテーブルのテーブル統計情報においては、2行目〜8行目でカラムについて記述されている。empテーブルのテーブル統計情報における2行目〜8行目の各行には、当該empテーブルを構成する各カラムのカラムID(カラム名)および当該カラムに関する統計情報がカンマ区切りで記述される。empテーブルのテーブル統計情報における例えば4行目によれば、当該empテーブルを構成するカラムであるjob(カラムID「job」によって識別されるカラム)にデータが8000件あり、そのデータの種類の数が40であるということが表される。
ここで、図8に記載されているテーブル統計情報以外のテーブル統計情報があれば、empテーブルのテーブル統計情報に追加してもよい。
また、図8に示す例では、deptテーブルのテーブル統計情報は10行目〜13行目に記述されているが、その具体的な内容についてはempテーブルのテーブル統計情報と同様であるため、その詳しい説明を省略する。
再び図5に戻ると、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報およびテーブル統計情報保持部25に保持されているテーブル統計情報に基づいて、入力情報ファイル22に設定される情報(アプリケーションを自動生成するために必要な情報)の候補を決定する処理(以下、候補決定処理と表記)を実行する(ステップS7)。この候補決定処理は、ルール保持部26に保持されているルール(アプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルール)を用いて実行される。なお、候補決定処理の詳細については後述する。
入力情報設定部35は、入力情報決定部34による候補決定処理の処理結果(入力情報決定部34によって決定された情報)を入力情報ファイル22に設定(反映)する(ステップS8)。
これにより、ユーザによる設定を要することなく、アプリケーションの自動生成に必要な情報を自動的に設定することができる。
次に、上述した入力情報決定部34による候補決定処理(図5に示すステップS7の処理)の詳細について説明する。候補決定処理においては、ルール保持部26に保持されている各ルールが用いられる。
ここでは、上述した図4に示すルール保持部26に保持されているルールが用いられるものとする。なお、入力情報決定部34は、図4に示すルール保持部26に保持されているルールにおいて記述されている順に、ルール名毎の候補決定処理を実行する。
以下、図4に示すルールのうちのアプリケーションタイプ用ルールを用いて実行される候補決定処理を第1の候補決定処理、依存関係用ルールを用いて実行される候補決定処理を第2の候補決定処理、オートコンプリート用ルールを用いて実行される候補決定処理を第3の候補決定処理と称する。
まず、図9および図10のフローチャートを参照して、第1の候補決定処理の処理手順について説明する。
第1の候補決定処理は、ルール保持部26に保持されているアプリケーションタイプ用ルールを用いてアプリケーションタイプを決定する処理である。なお、第1の候補決定処理においては、後述するようにテーブル定義情報のみが利用され、テーブル統計情報は利用されない。
まず、入力情報決定部34は、ルール保持部26に保持されているルールのうち、アプリケーションタイプ用ルールを取得する(ステップS11)。ここでは、上述した図4に示すルール保持部26に保持されているルールに含まれるアプリケーション用ルール(つまり、図4の1行目〜4行目に記述されているルール)が取得されるものとする。
なお、このアプリケーションタイプ用ルールの具体的な内容については、上述した図4において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
ステップS11の処理が実行されると、当該ステップS11において取得されたアプリケーション用ルールに基づいてステップS12以降の処理が実行される。
入力情報決定部34は、以下のステップS13およびステップS14の処理が実行されていないテーブル定義情報がテーブル定義情報保持部24にあるか否かを判定する(ステップS12)。
処理が実行されていないテーブル定義情報があると判定された場合(ステップS12のYES)、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24から当該テーブル定義情報を1つ取得する(ステップS13)。換言すれば、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24(に保持されている対象テーブル毎のテーブル定義情報)から1テーブル分のテーブル定義情報を取得する。
入力情報決定部34は、取得されたテーブル定義情報に基づいて、当該テーブル定義情報によって構造が定義されるテーブル(つまり、対象テーブル)を構成するカラムの中に外部キーであるカラム(外部キーとして定義されているカラム)が1つ以上あるか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、ステップS13において取得されたテーブル定義情報が上述した図7に示すempテーブルのテーブル定義情報(図7の1行目〜10行目に記述されている内容)である場合を想定する。この場合、図7の8行目において「外部キー=true」が記述されているため、入力情報決定部34は、empテーブルを構成するカラムの中に外部キーであるカラムが1つ以上あると判定する。
外部キーであるカラムが1つ以上あると判定された場合(ステップS13のYES)、入力情報決定部34は、アプリケーションタイプをテーブル関連のあるアプリケーションと決定する(ステップS15)。
一方、外部キーであるカラムが1つ以上ない(つまり、外部キーであるカラムがない)と判定された場合(ステップS14のNO)、上記したステップS12に戻って処理が繰り返される。
上記したステップS12において、処理が実行されていないテーブル定義情報がない(つまり、全てのテーブル定義情報について処理が実行された)と判定された場合、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報に基づいて、対象テーブルが複数であるか否かを判定する(ステップS16)。
テーブル定義情報保持部24に複数のテーブル定義情報が保持されている場合には、入力情報決定部34は、対象テーブルが複数であると判定する。一方、テーブル定義情報保持部24にテーブル定義情報が1つしか保持されていない場合には、入力情報決定部34は、対象テーブルが複数でないと判定する。
対象テーブルが複数であると判定された場合(ステップS16のYES)、入力情報決定部34は、当該複数の対象テーブル(の全て)に同一のカラム(を識別するためのカラムID)があるか否かを判定する(ステップS17)。この場合、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されている対象テーブル毎のテーブル定義情報に基づいて判定処理を実行する。具体的には、対象テーブル毎のテーブル定義情報の全てに、当該対象テーブルを構成するカラムを識別するための同一のカラムIDがあるか否かによって判定処理が実行される。
同一のカラムがあると判定された場合(ステップS17のYES)、入力情報決定部34は、当該カラムが全ての対象テーブルにおいて第1〜第3の条件を満たすか否かを判定する(ステップS18)。ここで、上述した図4において説明したように、第1の条件は型がnumberであることであり、第2の条件は位取が0であることであり、第3の条件は主キーではないことである。
なお、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されている対象テーブル毎のテーブル定義情報を参照することで、対象テーブルの各々にある同一のカラムの各々が第1〜第3の条件を満たすか否かを判定することができる。
第1〜第3の条件を満たすと判定された場合(ステップS18のYES)、入力情報決定部34は、アプリケーションタイプを排他制御ありのアプリケーションと決定する(ステップS19)。この場合、入力情報決定部34は、第1〜第3の条件を満たすカラムの各々(対象テーブルの各々にある同一のカラム)を排他制御のカラムとする。
一方、第1〜第3の条件を満たさないと判定された場合(ステップS18のNO)、入力情報決定部34は、アプリケーションタイプを排他制御なしのアプリケーションと決定する(ステップS20)。
なお、ステップS16において対象テーブルが複数でない(つまり、対象テーブルが1つである)と判定された場合およびステップS17において同一のカラムがない(つまり、同一のカラムがない対象テーブルが1つでもある)と判定された場合についても、同様にステップS20の処理が実行される。
上記したように第1の候補決定処理が実行されると、ステップS15、ステップS19およびステップS20において決定されたアプリケーションタイプが処理結果として入力情報設定部35に出力される。なお、ステップS19において排他制御ありのアプリケーションと決定された場合には、上記した排他制御のカラムを識別するためのカラムIDが処理結果として入力情報設定部35に出力される。
次に、図11のフローチャートを参照して、第2の候補決定処理の処理手順について説明する。
第2の候補決定処理は、ルール保持部26に保持されている依存関係用ルールを用いて外部キーであるカラムの依存関係を決定する処理である。なお、第2の候補決定処理においては、第1の候補決定処理と同様に、テーブル定義情報のみが利用され、テーブル統計情報は利用されない。
まず、入力情報決定部34は、ルール保持部26に保持されているルールのうち、依存関係用ルールを取得する(ステップS21)。ここでは、上述した図4に示すルール保持部26に保持されているルールに含まれる依存関係用ルール(つまり、図4の6行目〜9行目に記述されているルール)が取得されるものとする。
なお、この依存関係用ルールの具体的な内容については、上述した図4において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
ステップS21の処理が実行されると、当該ステップS21において取得された依存関係用ルールに基づいてステップS22以降の処理が実行される。
入力情報決定部34は、以下のステップS23以降の処理が実行されていないテーブル定義情報がテーブル定義情報保持部24にあるか否かを判定する(ステップS22)。
処理が実行されていないテーブル定義情報があると判定された場合(ステップS22のYES)、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24から当該テーブル定義情報を1つ取得する(ステップS23)。
入力情報決定部34は、取得されたテーブル定義情報に、以下のステップS25以降の処理が実行されていないカラム情報があるか否かを判定する(ステップS24)。
処理が実行されていないカラム情報があると判定された場合(ステップS24のYES)、入力情報決定部34は、当該カラム情報を1つ取得する(ステップS25)。なお、入力情報決定部34によって取得されるカラム情報には、上述した図7において説明したようにカラムID、型、桁、位取、Not Null、主キーおよび外部キー(の情報)が含まれる。以下の説明においては、ステップS25において取得されたカラム情報によって示されるカラム(当該カラム情報によって定義されるカラム)を対象カラムと称する。
次に、入力情報決定部34は、取得されたカラム情報に含まれる外部キー(の値)に基づいて、対象カラムが外部キーであるか否かを判定する(ステップS26)。
この場合、ステップS25において取得されたカラム情報に含まれる外部キーの値が「false」である場合には対象カラムが外部キーでないと判定され、当該カラム情報に含まれる外部キーの値が「true」である場合には対象カラムが外部キーであると判定される。
具体的には、上述した図7に示す例えば2行目のカラム情報によって示されるカラム(2行目に記述されているカラム)が対象カラムである場合には、外部キーの値が「false」であるため、対象カラムは外部キーでないと判定される。一方、図7に示す例えば5行目のカラム情報によって示されるカラム(5行目に記述されているカラム)が対象カラムである場合には、外部キーの値が「true」であるため、対象カラムは外部キーであると判定される。
対象カラムが外部キーであると判定された場合(ステップS26のYES)、入力情報決定部34は、取得されたカラム情報に含まれるNot Null(の値)に基づいて、当該対象カラムがNot Nullであるか否かを判定する(ステップS27)。
この場合、取得されたカラム情報に含まれるNot Nullの値が「false」である場合には対象カラムがNot Nullでないと判定され、当該カラム情報に含まれるNot Nullの値が「true」である場合には対象カラムがNot Nullであると判定される。
対象カラムがNot Nullであると判定された場合(ステップS27のYES)、入力情報決定部34は、ステップS23において取得されたテーブル定義情報に含まれる外部キー情報(当該対象カラムを外部キーとして定義する外部キー情報)に含まれるCASCADE(の値)に基づいて、当該対象カラムにCASCADEが設定されているか否かを判定する(ステップS28)。ここで、対象カラムを外部キーとして定義する外部キー情報とは、当該対象カラムを識別するカラムIDを外部キー名として含む外部キー情報である。
この場合、外部キー名に含まれるCASCADEの値が「false」である場合には対象カラムにCASCADEが設定されていないと判定され、当該外部キー情報に含まれるCASCADEの値が「true」である場合には対象カラムにCASCADEが設定されていると判定される。
対象カラムにCASCADEが設定されていると判定された場合(ステップS28のYES)、入力情報決定部34は、当該対象カラムの依存関係を親子(関係)と決定する(ステップS29)。
一方、ステップS27において対象カラムがNot Nullではないと判定された場合およびステップS28において対象カラムにCASCADEが設定されていないと判定された場合、入力情報決定部34は、当該対象カラムの依存関係を参照(関係)と決定する(ステップS30)。
なお、ステップS26において対象カラムが外部キーでないと判定された場合、ステップS24に戻って処理が繰り返される。ステップS29およびステップS30の処理が実行された場合についても同様である。
また、ステップS24において、処理が実行されていないカラム情報がないと判定された場合、ステップS22に戻って処理が繰り返される。
また、ステップS22において、処理が実行されていないテーブル定義情報がないと判定された場合には、第2の候補決定処理は終了される。
上記したように第2の候補決定処理が実行されると、ステップS29およびステップS30において決定されたカラムの依存関係が処理結果として入力情報設定部35に出力される。
次に、図12のフローチャートを参照して、第3の候補決定処理の処理手順について説明する。
第3の候補決定処理は、ルール保持部26に保持されているオートコンプリート用ルールを用いてカラムをオートコンプリートの対象とする旨を決定する処理である。なお、第3の候補決定処理においては、上述した第1および第2の候補決定処理とは異なり、テーブル定義情報およびテーブル統計情報が利用される。
まず、入力情報決定部34は、ルール保持部26に保持されているルールのうち、オートコンプリート用ルールを取得する(ステップS31)。ここでは、上述した図4に示すルール保持部26に保持されているルールに含まれるオートコンプリート用ルール(つまり、図4の11行目および12行目に記述されているルール)が取得されるものとする。
なお、このオートコンプリート用ルールの具体的な内容については、上述した図4において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
ステップS31の処理が実行されると、当該ステップS31において取得されたオートコンプリート用ルールに基づいてステップS32以降の処理が実行される。
入力情報決定部34は、以下のステップS33以降の処理が実行されていないテーブル定義情報がテーブル定義情報保持部24にあるか否かを判定する(ステップS32)。
処理が実行されていないテーブル定義情報があると判定された場合(ステップS32のYES)、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24から当該テーブル定義情報を1つ取得し、更に、当該取得されたテーブル定義情報に対応するテーブル統計情報をテーブル統計情報保持部25から取得する(ステップS33)。
ここで、テーブル定義情報に対応するテーブル統計情報とは、当該テーブル定義情報によって構造が定義される対象テーブルのテーブル統計情報である。換言すれば、テーブル定義情報に対応するテーブル統計情報とは、当該テーブル定義情報において記述されているテーブルIDが記述されているテーブル統計情報である。
上述した図7および図8を用いて具体的に説明すると、図7の1行目〜10行目に記述されているテーブル定義情報(つまり、empテーブルのテーブル定義情報)が取得された場合には、当該テーブル定義情報に対応するテーブル統計情報として、図8の1行目〜8行目に記述されているテーブル統計情報(つまり、empテーブルのテーブル統計情報)が取得される。
入力情報決定部34は、ステップS33において取得されたテーブル定義情報に、以下のステップS35以降の処理が実行されていないカラム情報があるか否かを判定する(ステップS34)。
処理が実行されていないカラム情報があると判定された場合(ステップS34のYES)、入力情報決定部34は、当該カラム情報を1つ取得する(ステップS35)。なお、入力情報決定部34によって取得されるカラム情報には、上述した図7において説明したようにカラムID、型、桁、位取、Not Null、主キーおよび外部キーが含まれる。以下の説明においては、ステップS35において取得されたカラム情報によって示されるカラム(当該カラム情報によって定義されるカラム)を対象カラムと称する。
次に、入力情報決定部34は、ステップS35において取得されたカラム情報に含まれる型の値(つまり、対象カラムの型)がvarchar2であるか否かを判定する(ステップS36)。
対象カラムの型がvarchar2であると判定された場合(ステップS36のYES)、入力情報決定部34は、取得されたカラム情報に含まれる桁の値(つまり、対象カラムの桁)が50以下であるか否かを判定する(ステップS37)。
対象カラムの桁が50以下であると判定された場合(ステップS37のYES)、入力情報決定部34は、上記したステップS33において取得されたテーブル統計情報に基づいて、ステップS35において取得されたカラム情報によって示されるカラム(対象カラム)に登録されているデータが全て同一であるか否かを判定する(ステップS38)。
この場合、入力情報決定部34は、ステップS33において取得されたテーブル統計情報における対象カラムに関する統計情報に基づいて判定処理を実行する。具体的には、入力情報決定部34は、対象カラムに関する統計情報におけるデータの種類の数が1であれば対象カラムに登録されているデータが全て同一であると判定し、当該データの種類の数が1でなければ対象カラムに登録されているデータが全て同一でないと判定する。
例えば図7の4行目に記述されているカラム情報がステップS35において取得されたものとすると、対象カラムのデータの種類の数は40であるため、当該対象カラムに登録されているデータが全て同一でないと判定される。
対象カラムに登録されているデータが全て同一でないと判定された場合(ステップS38のNO)、入力情報決定部34は、上記したステップS33において取得されたテーブル統計情報に基づいて、ステップS35において取得されたカラム情報によって示されるカラム(対象カラム)に登録されているデータの種類の数が50未満であるか否かを判定する(ステップS39)。
この場合、入力情報決定部34は、ステップS33において取得されたテーブル統計情報における対象カラムに関する統計情報(のデータの種類の数)に基づいて判定処理を実行する。
例えば図7の4行目に記述されているカラム情報がステップS35において取得されたものとすると、対象カラムのデータの種類の数は40であるため、当該対象カラムに登録されているデータの種類の数が50未満であると判定される。
対象カラムに登録されているデータの種類の数が50未満であると判定された場合(ステップS39のYES)、入力情報決定部34は、対象カラムをオートコンプリートの対象と決定する(ステップS40)。
ステップS40の処理が実行されると、ステップS34に戻って処理が繰り返される。なお、上記したステップS36において対象カラムの型がvarchar2でないと判定された場合、ステップS37において対象カラムの桁が50以下でないと判定された場合、ステップS38において対象カラムに登録されているデータが全て同一であると判定された場合、およびステップS39において対象カラムに登録されているデータの種類の数が50未満でないと判定された場合についても同様にステップS34に戻って処理が繰り返される。
また、ステップS34において、処理が実行されていないカラム情報がないと判定された場合、ステップS32に戻って処理が繰り返される。
また、ステップS32において、処理が実行されていないテーブル定義情報がないと判定された場合には、第3の候補決定処理は終了される。
上記したように第3の候補決定処理が実行されると、ステップS40において決定されたカラムをオートコンプリートの対象とする旨が処理結果として入力情報設定部35に出力される。
上述したように入力情報決定部34によって候補決定処理(第1〜第3の候補決定処理)が実行されると、当該候補決定処理の処理結果が入力情報設定部35に出力される。
この場合、図13に示すような処理結果が入力情報設定部35に対して出力される。図13に示すように、処理結果は、入力情報ファイル22の設定項目=設定する値の形式で記述される。
なお、図13に示す処理結果の例では、1行目が第1の候補決定処理における処理結果であり、2行目が第2の候補決定処理における処理結果であり、3行目が第3の候補決定処理における処理結果である。
図13に示す例では、1行目に「アプリケーションタイプ=テーブル関連あり」が記述されている。これによれば、第1の候補決定処理において、アプリケーションタイプがテーブル関連のアプリケーションと決定されたことを表す。なお、図13には示されていないが、第1の候補決定処理においてアプリケーションタイプが排他制御ありのアプリケーションと決定された場合の処理結果においては、例えば「排他制御=排他制御のカラムとされたカラムを識別するためのカラムID」が記述される。
また、図13に示す例では、2行目に「依存関係=mgr:参照,deptno:参照」が記述されている。これによれば、第2の候補決定処理において、外部キーとして定義されているmgrおよびdeptno(のカラム)の依存関係がそれぞれ参照と決定されたことを表す。
また、図13に示す例では、3行目に「オートコンプリート=job」が記述されている。これによれば、第3の候補決定処理において、job(のカラム)をオートコンプリートの対象とする旨が決定されたことを表す。なお、オートコンプリートの対象とするカラムが複数存在する場合には、例えばカンマ区切りで記述される。
この図13に示す処理結果は、入力情報設定部35によって入力情報ファイル22に設定(反映)される。なお、図13に示す処理結果に加えて、例えば図7に示すテーブル定義情報が入力情報ファイル22に設定される。
ここで、図14および図15を参照して、入力情報設定部35によって候補決定処理の処理結果が設定された後の入力情報ファイル22の具体例について説明する。
図14に示すように、入力情報ファイル22には、自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブル(に関する情報)が設定される。自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブル(つまり、対象テーブル)が複数存在する場合には、当該テーブルの各々が入力情報ファイル22に設定される。
また、図15に示すように、入力情報ファイル22には、アプリケーション生成情報の一例を示す。アプリケーション生成情報には、出力先およびアプリケーションタイプ(の情報)が設定される。
なお、図14および図15において、枠100に該当する項目は、ユーザが設定する項目である。また、枠200に該当する項目は、対象テーブルの構造を定義するテーブル定義情報(ここでは、上述した図7の1行目〜10行目に記述されたテーブル定義情報)から取得可能な項目である。また、枠300に該当する項目は、上述した第1〜第3の候補決定処理の処理結果から取得可能な項目である。
なお、本実施形態においては、枠100に該当する項目はユーザによって設定されていないため、図14においては空欄となっている。同様に、本実施形態においては、枠300に該当する項目のうちのラベル名については候補決定処理において決定されていないため、図14においては空欄となっている。
このような入力情報ファイル22に設定された情報を用いることによってアプリケーションを自動生成することが可能となる。
上記したように本実施形態においては、データベース23に格納されているテーブル情報に基づいて、自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブルの構造を定義するテーブル定義情報および当該テーブルを構成するカラムの各々に関するテーブル統計情報を取得し、当該取得されたテーブル定義情報およびテーブル統計情報に基づいて当該アプリケーションを自動生成するために必要な情報として例えばアプリケーションタイプ、カラムの依存関係およびカラムをオートコンプリートの対象とする旨が決定される。本実施形態においては、決定されたアプリケーションを自動生成するために必要な情報が入力情報ファイル22に反映(設定)される。
これにより、本実施形態においては、テーブル定義情報およびテーブル統計情報に基づいてアプリケーションを自動生成するために必要な情報を自動的に決定し、当該情報を入力情報ファイル22に設定することができるため、当該情報をユーザ自身が設定する必要がない。
つまり、本実施形態においては、アプリケーションを自動生成するために必要な情報の設定を支援することができるため、当該情報を設定する際におけるユーザの手間を軽減することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る設定情報入力支援装置の構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図2を用いて説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る設定情報入力支援装置の構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図2を用いて説明する。
本実施形態においては、ユーザによって指定(設定)された項目がテーブル定義情報に反映され、当該テーブル定義情報に基づいてアプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定する点が、前述した第1の実施形態とは異なる。
ここで、本実施形態に係る設定情報入力支援装置30に含まれる各部について説明するが、前述した第1の実施形態に係る設定情報入力支援装置30と同様の部分についてはその詳しい説明を省略する。
入力情報設定部35は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報を入力情報ファイル22に反映(設定)する。
入力情報設定部35によってテーブル定義情報が入力情報ファイル22に反映されると、ユーザは、対象テーブル(自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブル)を構成するカラムのカラム名等の項目の設定を入力情報ファイル22に対して行うことができる。以下、ユーザによって設定されるカラム名等の項目をユーザ設定項目と称する。
入力情報設定部35は、ユーザの操作に応じて、入力情報ファイル22に対して設定されたユーザ設定項目(当該ユーザによって新たに設定されたカラム名等の項目)をテーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報に反映する。
ルール保持部26には、前述した第1の実施形態において説明したアプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルールに加えて、更にラベル用ルールが保持されているものとする。このラベル用ルールの詳細については後述する。
入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報、テーブル統計情報保持部25に保持されているテーブル統計情報およびルール保持部26に保持されているラベル用ルールに基づいて、対象テーブルを構成するカラム(外部キーであるカラム)のラベル名をとして決定する。
ここで、図16は、本実施形態におけるルール保持部26に保持されているルールの一例を示す。ルール保持部26に保持されるルールとしては、前述したアプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルール、オートコンプリート用ルールおよびラベル用ルールが予め用意されているものとする。なお、アプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルールおよびオートコンプリート用ルールについては前述した図4において説明した通りであるため、図16においてはこれらのルールについては省略されている。ここでは、ラベル用ルールについて説明する。
図16に示すように、ラベル用ルールにおいては、当該ルールの最初(つまり、14行目)に当該ルール名「ラベル用ルール」が記述されている。
また、ラベル用ルールにおいては、15行目〜18行目で当該ルール(の内容)が記述される。
図16に示すラベル用ルールの2行目には、外部キーが参照しているテーブルが自身のテーブル(つまり、当該外部キーであるカラムから構成されるテーブル)である場合には当該外部キーであるカラムのカラム名をラベル名とすることが記述されている。
また、図16に示すラベル用ルールの16行目〜18行目には、外部キーが参照しているテーブルが自身のテーブルでない場合であって当該外部キーであるカラムが第4〜第6の条件を満たす場合には当該カラムのカラム名をラベル名とすることが記述されている。第4から第6の条件は上から順に適用され、ラベル名の候補が1つになった時点で終了される。
なお、第1の条件は、型がvarchar2であることである。第2の条件は、Not Nullである、またはカラムにデータが必ず登録されていることである。第3の条件は、桁が50以下であることである。
次に、図17のフローチャートを参照して、本実施形態に係る設定情報入力支援装置30の処理手順について説明する。
まず、前述した図5に示すステップS1〜ステップS6の処理に相当するステップS41〜ステップS46の処理が実行される。
以下の説明においては、テーブル定義情報保持部24は、前述した図7に示すデータ構造であるものとして説明する。つまり、テーブル定義情報保持部24には、前述したようにempテーブルおよびdeptテーブルのテーブル定義情報が保持されているものとする。
次に、入力情報設定部35は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報を取得する。
入力情報設定部35は、取得されたテーブル定義情報を入力情報ファイル22に反映(設定)する(ステップS47)。これにより、入力情報ファイル22には、入力情報設定部35によって取得されたテーブル定義情報によって構造が定義されるテーブル(対象テーブル)に関する情報が設定される。
ここで、図18は、前述した図7に示すテーブル定義情報保持部24に保持されている例えばempテーブルのテーブル定義情報が反映された入力情報ファイル22の一例を示す。
図18に示すように、入力情報ファイル22には、empテーブル(に関する情報)が設定されている。
なお、図18に示すような入力情報ファイル22に対して、ユーザは、例えばテーブル名およびカラム名等の項目を設定(指定)することができる。
再び図17に戻ると、入力情報設定部35は、ユーザの操作に応じて、ユーザ設定項目を入力情報ファイル22に設定する(ステップS48)。ここで、ユーザ設定項目には、例えば入力情報ファイル22に設定されたテーブル(対象テーブル)のテーブル名および当該テーブルを構成する各カラムのカラム名等が含まれる。
ここで、図19は、図18に示す入力情報ファイル22に対してユーザ設定項目(カラム名)が設定された後の入力情報ファイル22の一例を示す。
図19に示すように、入力情報ファイル22には、上記した図18に示す入力情報ファイル22と比較して、empテーブルのテーブル名および当該empテーブルを構成する各カラムのカラム名がユーザ設定項目として新たに設定されている。
再び図17に戻ると、入力情報設定部35は、ユーザ設定項目が設定された入力情報ファイル22の内容をテーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報に反映する(ステップS49)。
なお、図20は、入力情報ファイル22の内容が反映されたテーブル定義情報の一例を示す。図20に示すように、empテーブルおよびdeptテーブルのテーブル定義情報においては、前述した図7に示す各テーブル定義情報と比較して、ユーザによって設定されたテーブル名およびカラム名が記述されている。
次に、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報およびテーブル統計情報保持部25に保持されているテーブル統計情報に基づいて、入力情報ファイル22に設定される情報(アプリケーションを自動生成するために必要な情報)の候補を決定する候補決定処理を実行する(ステップS50)。この候補決定処理は、ルール保持部26に保持されているアプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルール、オートコンプリート用ルールおよびラベル用ルールを用いて実行される。
ステップS50の処理が実行されると、前述した図5に示すステップS8の処理に相当するステップS51の処理が実行される。
次に、上述した本実施形態における入力情報決定部34による候補決定処理(図17に示すステップS50の処理)の詳細について説明する。候補決定処理においては、ルール保持部26に保持されている各ルールが用いられる。
ここで、候補決定処理においては、ルール保持部26に保持されているルール(ここでは、アプリケーションタイプ用ルール、依存関係用ルール、オートコンプリート用ルールおよびラベル用ルール)毎の候補決定処理が実行されるものとする。
上記したように、アプリケーションタイプ用ルールを用いて実行される候補決定処理を第1の候補決定処理、依存関係用ルールを用いて実行される候補決定処理を第2の候補決定処理、オートコンプリート用ルールを用いて実行される候補決定処理を第3の候補決定処理と称する。また、ラベル用ルールを用いて実行される候補決定処理を第4の候補決定処理と称する。
なお、第1〜第3の候補決定処理は、前述した第1の実施形態において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
ここでは、図21および図22のフローチャートを参照して、第4の候補決定処理の処理手順について説明する。
第4の候補決定処理は、上記したようにルール保持部26に保持されているラベル用ルールを用いてカラム(外部キーであるカラム)のラベル名を決定する処理である。
第4の候補決定処理においては、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報およびテーブル統計情報保持部25に保持されているテーブル統計情報が利用される。なお、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報は、上述した図17に示すステップS49において入力情報ファイル22の内容が反映されたテーブル定義情報である。
まず、入力情報決定部34は、ルール保持部26に保持されているルールのうち、ラベル用ルールを取得する(ステップS61)。ここでは、上述した図16に示すルール保持部26に保持されているルールに含まれるラベル用ルールが取得されるものとする。
なお、このラベル用ルールの具体的な内容については、上述した図16において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
ステップS61の処理が実行されると、当該ステップS61において取得されたラベル用ルールに基づいてステップS62以降の処理が実行される。
入力情報決定部34は、以下のステップS63以降の処理が実行されていないテーブル定義情報がテーブル定義情報保持部24にあるか否かを判定する(ステップS62)。
処理が実行されていないテーブル定義情報があると判定された場合(ステップS62のYES)、入力情報決定部34は、テーブル定義情報保持部24から当該テーブル定義情報を1つ取得し、更に、当該取得されたテーブル定義情報に対応するテーブル統計情報をテーブル統計情報保持部25から取得する(ステップS63)。
なお、テーブル定義情報に対応するテーブル統計情報とは、当該テーブル定義情報によって構造が定義される対象テーブルのテーブル統計情報である。
入力情報決定部34は、ステップS63において取得されたテーブル定義情報に、以下のステップS65以降の処理が実行されていないカラム情報があるか否かを判定する(ステップS64)。
処理が実行されていないカラム情報があると判定された場合(ステップS64のYES)、入力情報決定部34は、当該カラム情報を1つ取得する(ステップS65)。なお、入力情報決定部34によって取得されるカラム情報には、カラム名、カラムID、型、桁、位取、Not Null、主キーおよび外部キーが含まれる。以下の説明においては、ステップS65において取得されたカラム情報によって示されるカラム(当該カラム情報によって定義されるカラム)を対象カラムと称する。
次に、入力情報決定部34は、取得されたカラム情報に含まれる外部キー(の値)に基づいて、対象カラムが外部キーであるか否かを判定する(ステップS66)。
この場合、ステップS65において取得されたカラム情報に含まれる外部キーの値が「false」である場合には対象カラムが外部キーでないと判定され、当該カラム情報に含まれる外部キーの値が「true」である場合には対象カラムが外部キーであると判定される。
対象カラムが外部キーであると判定された場合(ステップS66のYES)、入力情報決定部34は、上記したステップS63において取得されたテーブル定義情報における当該外部キーが定義されている外部キー情報に含まれる外部キー参照先テーブルIDが自身のテーブルIDであるか否かを判定する(ステップS67)。なお、自身のテーブルIDとは、対象カラムが構成するテーブルを識別するためのテーブルIDをいう。
例えば、上述した図20に示す5行目のカラム情報がステップS65において取得された場合を想定する。なお、このカラム情報によって示される対象カラムは、外部キーである。この場合、図20に示す9行目の外部キー情報に含まれる外部キー参照先テーブルIDは「emp」であり、かつ、対象カラムはempテーブルを構成するカラムであるため、外部キー参照先テーブルIDが自身のテーブルIDであると判定される。
一方、図20に示す8行目のカラム情報がステップS65において取得された場合を想定する。なお、このカラム情報によって示される対象カラムは、外部キーである。この場合、図20に示す10行目の外部キー情報に含まれる外部キー参照先テーブルIDは「dept」であるが、対象カラムはempテーブルを構成するカラムであるため、外部キー参照先テーブルIDが自身のテーブルIDでないと判定される。
外部キー参照テーブルIDが自身のテーブルIDであると判定された場合(ステップS67のYES)、入力情報決定部34は、ステップS65において取得されたカラム情報に含まれるカラム名(つまり、対象カラムのカラム名)をラベル名として決定する(ステップS68)。なお、ステップS68の処理が実行されると、上記したステップS64に戻って処理が繰り返される。
一方、外部キー参照テーブルIDが自身のテーブルIDでないと判定された場合(ステップS68のNO)、入力情報決定部34は、当該外部キー参照テーブルIDを含むテーブル定義情報(当該外部キー参照テーブルIDによって識別されるテーブルのテーブル定義情報)を、テーブル定義情報保持部24から取得する(ステップS69)。
上記したように図20に示す8行目のカラム情報がステップS65において取得された場合には、外部キー参照先テーブルIDが「dept」であるため、図20に示すdeptテーブルのテーブル定義情報(図20の12行目〜15行目に記述されているテーブル定義情報)が取得される。
以下の説明においては、ステップS69において取得された外部キー参照テーブルIDを含むテーブル定義情報を単に外部キー参照テーブル定義情報と称する。また、外部キー参照テーブル定義情報によって構造が定義されるテーブルを単に外部キー参照テーブルと称する。
次に、入力情報決定部34は、外部キー参照テーブル定義情報に含まれるカラム情報(に含まれる型の値)に基づいて、当該外部キー参照テーブルを構成するカラムの中で型がvarchar2であるカラムが1つであるか否かを判定する(ステップS70)。
ここで、型がvarchar2であるカラムが1つでないと判定された場合を想定する(ステップS70のNO)。以下の説明では、ステップS70において型がvarchar2であるカラムが1つでないと判定された場合における当該型がvarchar2である複数のカラムを第1の該当カラムと称する。
入力情報決定部34は、外部キー参照テーブル定義情報に含まれるカラム情報(第1の該当カラムを示すカラム情報)および当該外部キー参照テーブル定義情報に対応するテーブル統計情報(以下、単に外部キー参照テーブル統計情報と表記)に基づいて、第1の該当カラムの中で、データが必ず登録されているカラムまたはNot Nullであるカラムが1つであるか否かを判定する(ステップS71)。
なお、データが必ず登録されているカラムであるか否かは、外部キー参照テーブル統計情報における外部キー参照テーブルのデータ数(外部キー参照テーブルIDに該当するデータ数)および第1の該当カラムのデータ数(当該第1の該当カラムを識別するためのカラムIDに該当するデータ数)が一致するか否かによって判定される。つまり、外部キー参照テーブル統計情報における外部キー参照テーブルのデータ数および第1の該当カラムのデータ数が一致する場合、当該第1の該当カラムはデータが必ず登録されているカラムであると判定される。一方、外部キー参照テーブル統計情報における外部キー参照テーブルのデータおよび第1の該当カラムのデータ数が一致しない場合、当該第1の該当カラムはデータが必ず登録されているカラムでないと判定される。
また、Not Nullであるカラムであるか否かは、第1の該当カラムを示すカラム情報に含まれるNot Nullの値に基づいて判定される。つまり、第1の該当カラムを示すカラム情報に含まれるNot Nullの値が「true」である場合には、当該第1の該当カラムはNot Nullであると判定される。一方、第1の該当カラムを示すカラム情報に含まれるNot Nullの値が「false」である場合には、当該第1のカラムはNot Nullでないと判定される。
ここで、データが必ず登録されているカラムまたはNot Nullであるカラムが1つでないと判定された場合を想定する(ステップS71のNO)。以下の説明では、ステップS71においてデータが必ず登録されているカラムまたはNot Nullであるカラムが1つでないと判定された場合における当該データが必ず登録されている複数のカラムまたはNot Nullである複数のカラムを第2の該当カラムと称する。
入力情報決定部34は、外部キー参照テーブル定義情報に含まれるカラム情報(第2の該当カラムを示すカラム情報)に基づいて、当該第2の該当カラムの中で桁が50以下であるカラムが1つであるか否かを判定する(ステップS72)。なお、入力情報決定部34は、第2の該当カラムを示すカラム情報に含まれる桁の値に基づいて判定処理を実行する。
ここで、桁が50以下であるカラムが1つでないと判定された場合を想定する(ステップS72のNO)。以下の説明では、ステップS72において桁が50以下であるカラムが1つでないと判定された場合における当該桁が50以下である複数のカラムを第3の該当カラムと称する。
入力情報決定部34は、外部キー参照テーブル定義情報に含まれるカラム情報(第3の該当カラムを示すカラム情報)に含まれる桁の値に基づいて、当該第3の該当カラムの中で桁(の値)が最小のカラムを特定し、当該カラムを示すカラム情報に含まれるカラム名(当該桁が最小のカラムのカラム名)をラベル名として決定する(ステップS73)。
なお、ステップS73の処理が実行されると、ステップS64に戻って処理が繰り返される。
次に、上記したステップS70において型がvarchar2であるカラムが1つであると判定された場合、ステップS71においてデータが必ず登録されているカラムまたはNot Nullであるカラムが1つであると判定された場合、およびステップS72において桁が50桁以下であるカラムが1つであると判定された場合を想定する。
以下の説明では、ステップS70において型がvarchar2であるカラムが1つであると判定された場合における当該型がvarchar2である1つのカラム、ステップS71においてデータが必ず登録されているカラムまたはNot Nullであるカラムが1つであると判定された場合における当該データが必ず登録されている1つのカラムまたは当該Not Nullである1つのカラム、およびステップS72において桁が50以下であるカラムが1つであると判定された場合における当該桁が50以下である1つのカラムを第4の該当カラムと称する。
この場合、入力情報決定部34は、外部キー参照テーブル定義情報に含まれるカラム情報(第4の該当カラムを示すカラム情報)に含まれるカラム名(当該第4の該当カラムのカラム名)をラベル名として決定する(ステップS74)。
なお、ステップS74の処理が実行されると、ステップS64に戻って処理が繰り返される。
一方、上記したステップS66において対象カラムが外部キーでないと判定された場合、ステップS64に戻って処理が繰り返される。
また、ステップS64において、処理が実行されていないカラム情報がないと判定された場合、ステップS62に戻って処理が繰り返される。
また、ステップS62において、処理が実行されていないテーブル定義情報がないと判定された場合には、第4の候補決定処理は終了される。
上記したように第4の候補決定処理が実行されると、ステップS68、ステップS73およびステップS74において決定されたラベル名が処理結果として入力情報設定部35に出力される。
なお、本実施形態において、入力情報決定部34によって候補決定処理(第1〜第4の候補決定処理)が実行されると、例えば図23に示すような処理結果が入力情報設定部35に対して出力される。
図23に示す処理結果においては、1行目が第1の候補決定処理における処理結果であり、2行目が第2の候補決定処理における処理結果であり、3行目が第3の候補決定処理における処理結果であり、4行目が第4の候補決定処理における処理結果である。
なお、図23に示す第1〜第3の候補決定処理における処理結果については前述した図13において説明した通りであるため、その詳しい説明を省略する。
図23に示す例では、4行目に「ラベル名=mgr:上長,deptno:部署名」が記述されている。これによれば、第4の候補決定処理において、外部キーとして定義されているmgr(のカラム)のラベル名が「上長」と決定され、deptno(のカラム)のラベル名が「部署名」と決定されたことを表す。
この図23に示す処理結果は、入力情報設定部35によって入力情報ファイル22に設定(反映)される。
ここで、図24を参照して、入力情報設定部35によって第1〜第4の候補決定処理の処理結果が設定された後の入力情報ファイル22の具体例について説明する。
図24に示すように、入力情報ファイル22には、自動生成されるアプリケーションにおいて用いられるテーブル(に関する情報)が設定される。ここでは、前述した図14と異なる点について主に述べる。
図24に示す例においては、図14と比較して、テーブル名、カラム名およびラベル名の項目が設定されている。
このテーブル名およびカラム名の項目(つまり、枠100に該当する項目)は、上述した図17に示すステップS48において設定されたユーザ設定項目である。また、ラベル名の項目は、上述した第4の候補決定処理の処理結果(図23に示す処理結果の4行目の内容)に応じて入力情報設定部35によって設定された項目である。
このような入力情報ファイル22に設定された情報を用いることによってアプリケーションを自動生成することが可能となる。
上記したように本実施形態においては、テーブル定義情報保持部24に保持されているテーブル定義情報によって構造が定義されるテーブルを構成するカラムのカラム名がユーザによって設定され、当該設定されたカラム名がテーブル定義情報に反映される。本実施形態においては、ユーザによって設定されたカラム名が反映されたテーブル定義情報に基づいて、アプリケーションを自動生成するために必要な情報として当該テーブル定義情報によって構造が定義されるテーブルを構成するカラム(外部キーであるカラム)のラベル名が決定され、当該決定されたラベル名が入力情報ファイル22に反映(設定)される。
これにより、本実施形態においては、ユーザによって設定されたカラム名が反映されたテーブル定義情報に基づいてアプリケーションを自動生成するために必要な情報であるラベル名を自動的に決定し、当該情報を入力情報ファイル22に設定することができるため、当該情報をユーザ自身が設定する必要がない。
したがって、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様に、アプリケーションを自動生成するために必要な情報の設定を支援することができるため、当該情報を設定する際におけるユーザの手間を軽減することが可能となる。
なお、本願発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
10…コンピュータ、20…外部記憶装置、22…入力情報ファイル、23…データベース、24…テーブル定義情報保持部、25…テーブル統計情報保持部、26…ルール保持部、30…設定情報入力支援装置、31…入力部、32…テーブル定義情報取得部、33…テーブル統計情報取得部、34…入力情報決定部、35…入力情報設定部。
Claims (5)
- アプリケーションを自動生成するために必要な情報が設定される入力情報ファイルとカラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報を予め格納するデータベースとを有する外部記憶装置と、当該外部記憶装置を利用するコンピュータとから構成される設定情報入力支援装置において、前記コンピュータによって実行される設定情報入力支援プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記データベースに格納されているテーブル情報のうちの前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に基づいて、カラムによって構成される当該テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得するステップと、
前記取得されたテーブル定義情報によって定義されるテーブルの構造に基づいて、前記アプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定するステップと、
前記決定された前記アプリケーションを自動生成するために必要な情報を、前記入力情報ファイルに設定するステップと
を実行させるための設定情報入力支援プログラム。 - 前記データベースは、カラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報であって、当該カラムを示すカラム情報および当該テーブルと他のテーブルとを関連付けるための外部キーであるカラムが定義された外部キー情報を含むテーブル情報を格納し、
前記取得するステップにおいて、前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に含まれるカラム情報および外部キー情報を含むテーブル定義情報を取得し、
前記決定するステップにおいて、前記取得されたテーブル定義情報に含まれるカラム情報および外部キー情報に基づいて、前記アプリケーションのタイプおよび当該外部キー情報によって外部キーとして定義されているカラムの依存関係を決定し、
前記設定するステップにおいて、前記決定されたアプリケーションのタイプおよびカラムの依存関係を前記入力情報ファイルに設定する
ことを特徴とする請求項1記載の設定情報入力支援プログラム。 - 前記コンピュータに、前記データベースに格納されているテーブル情報のうちの前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に基づいて、当該テーブルを構成するカラムに関するテーブル統計情報を取得するステップを更に実行させ、
前記決定するステップにおいて、前記取得されたテーブル定義情報および前記取得されたテーブル統計情報に基づいて、前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを構成するカラムをオートコンプリートの対象として更に決定し、
前記設定するステップにおいて、前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを構成するカラムがオートコンプリートの対象として決定された場合、当該カラムがオートコンプリートの対象である旨を前記入力情報ファイルに更に設定する
ことを特徴とする請求項2記載の設定情報入力支援プログラム。 - 前記コンピュータに、
ユーザの操作に応じて、前記取得されたテーブル定義情報によって構造が定義されるテーブルを構成するカラムのカラム名を前記入力情報ファイルに設定するステップと、
前記入力情報ファイルに設定されたカラム名を、前記取得されたテーブル定義情報に反映するステップと
を更に実行させ、
前記決定するステップにおいて、前記取得されたテーブル定義情報に含まれるカラム情報および外部キー情報、当該テーブル定義情報に反映されたカラム名および前記取得されたテーブル統計情報に基づいて、当該外部キー情報によって外部キーとして定義されているカラムのラベル名を決定し、
前記設定するステップにおいて、前記決定されたラベル名を更に前記入力情報ファイルに設定する
ことを特徴とする請求項3記載の設定情報入力支援プログラム。 - アプリケーションを自動生成するために必要な情報が設定される入力情報ファイルと、
カラムによって構成されるテーブルを示すテーブル情報を予め格納するデータベースと、
前記データベースに格納されているテーブル情報のうちの前記アプリケーションにおいて用いられるテーブルを示すテーブル情報に基づいて、カラムによって構成される当該テーブルの構造を定義するテーブル定義情報を取得する取得手段と、
前記取得されたテーブル定義情報によって定義されるテーブルの構造に基づいて、前記アプリケーションを自動生成するために必要な情報を決定する決定手段と、
前記決定された前記アプリケーションを自動生成するために必要な情報を、前記入力情報ファイルに設定する設定手段と
を具備することを特徴とする設定情報入力支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010178044A JP2012038103A (ja) | 2010-08-06 | 2010-08-06 | 設定情報入力支援プログラムおよび設定情報入力支援装置 |
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Publications (1)
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ID=45850040
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015141455A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 富士通株式会社 | 情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000194548A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-14 | Nippon Steel Corp | ソフトウェアの稼働環境生成装置および方法、記録媒体 |
JP2010108055A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Toshiba Corp | プログラム生成用プログラム及びプログラム生成装置 |
-
2010
- 2010-08-06 JP JP2010178044A patent/JP2012038103A/ja active Pending
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