JP2012036876A - Scroll compressor - Google Patents
Scroll compressor Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012036876A JP2012036876A JP2010180183A JP2010180183A JP2012036876A JP 2012036876 A JP2012036876 A JP 2012036876A JP 2010180183 A JP2010180183 A JP 2010180183A JP 2010180183 A JP2010180183 A JP 2010180183A JP 2012036876 A JP2012036876 A JP 2012036876A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- end plate
- compressor
- spiral body
- compression mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
Description
本発明は、たとえば空気調和装置、給湯機又は冷凍装置等のヒートポンプ装置の一構成要素として搭載されるスクロール圧縮機に関するものである。 The present invention relates to a scroll compressor that is mounted as a component of a heat pump device such as an air conditioner, a water heater, or a refrigeration apparatus.
従来から、たとえば空気調和装置、給湯機又は冷凍装置等のヒートポンプ装置の一構成要素として搭載されるスクロール圧縮機が開示されている。一般的なスクロール圧縮機は、圧縮部及び駆動部を備えている。この圧縮部は、スクロール圧縮機のシェル(密閉容器)に対して固定されている1つの固定スクロールと、その固定スクロールに対して偏心旋回運動をする1つの揺動スクロールと、で構成されている(たとえば、特許文献1参照)。各スクロールは、鏡板と、その鏡板片側に設けられたインボリュート曲線状の1つの渦巻体(スクロール歯)と、で構成されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a scroll compressor mounted as a component of a heat pump device such as an air conditioner, a hot water supply device, or a refrigeration device has been disclosed. A general scroll compressor includes a compression unit and a drive unit. This compression part is comprised by one fixed scroll currently fixed with respect to the shell (sealed container) of a scroll compressor, and one rocking scroll which carries out an eccentric turning motion with respect to the fixed scroll. (For example, refer to Patent Document 1). Each scroll is composed of an end plate and one spiral body (scroll tooth) having an involute curve shape provided on one end of the end plate.
また、2つの固定スクロールと1つの揺動スクロールとを備えたスクロール圧縮機が提案されている(たとえば、特許文献2及び3参照)。このようなスクロール圧縮機では、固定スクロールが鏡板とその鏡板片側に設けられたインボリュート曲線状の1つの渦巻体で構成され、揺動スクロールが鏡板とその鏡板両側に設けられたインボリュート曲線状の2つの渦巻体、または、揺動スクロールが鏡板とその鏡板を貫通するように設けられたインボリュート曲線状の1つの渦巻体で構成されていることが一般的である。
Further, a scroll compressor having two fixed scrolls and one swing scroll has been proposed (see, for example,
特許文献1に記載されているスクロール圧縮機のような揺動スクロールの鏡板の片側に設けられた一対の渦巻体で構成される圧縮構造(片面スクロール構造)では、圧縮ガスによる渦巻同士の反発力に対し、揺動スクロールの旋回方向に支えるジャーナル軸受と、その旋回平面に対し垂直方向(軸方向)に支えるスラスト軸受と、が設けてある。従来から、スクロール圧縮機の高効率化を目指すためにも、これらの軸受での摺動損失低減が大きな問題になっていた。
In a compression structure (single-sided scroll structure) composed of a pair of spiral bodies provided on one side of an end plate of an orbiting scroll like the scroll compressor described in
特に、スラスト軸受では、圧縮ガスによる渦巻同士の軸方向の反発力(スラスト荷重)を支えるだけでなく、ユニット制御によるガス圧変動や周波数変動によって転覆やばたつき等が発生する揺動スクロールの不安定な姿勢をも支えることになる。そのため、良好な潤滑状態を維持するのが難しく、大きな摺動ロスが発生することにもなっていた。また、摺動状態悪化による軸受焼付きにより、スクロール圧縮機の故障に繋がってしまう事態もあった。 In particular, thrust bearings not only support the axial repulsive force (thrust load) between swirls caused by compressed gas, but also the instability of an orbiting scroll that overturns and flutters due to gas pressure fluctuations and frequency fluctuations caused by unit control. It will support a good attitude. Therefore, it is difficult to maintain a good lubrication state, and a large sliding loss has occurred. In addition, bearing seizure due to worsening of the sliding state may cause a failure of the scroll compressor.
一方、特許文献2や特許文献3に記載されているスクロール圧縮機のような揺動スクロールの鏡板の両側に設けられた二対の渦巻体で構成される圧縮構造(両面スクロール構造)では、揺動スクロールの鏡板を挟んで対称に圧縮室が形成されるため、揺動スクロールに発生するスラスト荷重を基本的にはキャンセルすることができる。しかしながら、加工・組立の精度ばらつきや温度分布・流路抵抗等により圧縮過程で対称の圧縮室に圧力差が生じるため、揺動スクロールの動作が不安定となって片当たりや局部摺動による損失が発生していた。
On the other hand, in the compression structure (double-sided scroll structure) composed of two pairs of spiral bodies provided on both sides of the end plate of the orbiting scroll such as the scroll compressor described in
特に、動作圧力が高い冷媒を用いた場合は、その圧力差が顕著になり、発生したスラスト荷重により大きな摺動損失が生じる問題があった。また、両面スクロール構造は、片面スクロール構造よりも圧縮室の数が単純に倍になるため、漏れ隙間の増加による漏れ損失の増大により、圧縮効率の低下が問題になっていた。さらに、このような揺動スクロールには、鏡板を挟んで渦巻体を対称に(または同一加工基準を設けて)切削する高精度な加工や加工設備が求められるため、非常に高価になるという問題もあった。 In particular, when a refrigerant having a high operating pressure is used, the pressure difference becomes significant, and there is a problem that a large sliding loss is caused by the generated thrust load. In addition, the double-sided scroll structure simply doubles the number of compression chambers compared to the single-sided scroll structure, so that a reduction in compression efficiency has become a problem due to an increase in leakage loss due to an increase in the leakage gap. Furthermore, such an orbiting scroll requires a highly accurate process and processing equipment that cuts the spiral body symmetrically (or with the same processing standard) across the end plate, and is therefore very expensive. There was also.
本発明は、以上のような問題のうち少なくとも1つを解決するためになされたもので、揺動スクロールの不安定な挙動を低減するようにしたスクロール圧縮機を提供することを目的としている。 The present invention has been made to solve at least one of the above problems, and an object of the present invention is to provide a scroll compressor that reduces the unstable behavior of the orbiting scroll.
本発明に係るスクロール圧縮機は、固定スクロール及び揺動スクロールを有し、吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部を備えたスクロール圧縮機であって、前記固定スクロールは、インボリュート曲線形状の渦巻体と、前記渦巻体の両端面に設けられる2個の鏡板と、で構成されており、前記揺動スクロールは、前記固定スクロールの2個の鏡板の間に配置され、主軸を軸支する軸受が形成されたインボリュート曲線状の渦巻体で構成されていることを特徴とする。 A scroll compressor according to the present invention includes a fixed scroll and an orbiting scroll, and includes a compression mechanism unit that compresses a sucked refrigerant. The fixed scroll has an involute curvilinear spiral body. And two end plates provided on both end faces of the spiral body, and the orbiting scroll is disposed between the two end plates of the fixed scroll to form a bearing that supports the main shaft. The involute curved spiral body is formed.
本発明に係るスクロール圧縮機は、固定スクロール及び揺動スクロールを有し、吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構部を備えたスクロール圧縮機であって、前記揺動スクロールは、インボリュート曲線形状の渦巻体と、前記渦巻体の両端面に設けられる2個の鏡板と、で構成されており、前記固定スクロールは、前記揺動スクロールの2個の鏡板の間に配置され、主軸を軸支する軸受が形成されたインボリュート曲線状の渦巻体で構成されていることを特徴とする。 The scroll compressor according to the present invention is a scroll compressor having a fixed scroll and an orbiting scroll, and having a compression mechanism for compressing sucked refrigerant, wherein the orbiting scroll has an involute curvilinear spiral. And two end plates provided on both end surfaces of the spiral body, and the fixed scroll is disposed between the two end plates of the orbiting scroll and has a bearing that supports the main shaft. It is characterized by being formed of an involute curved spiral body formed.
本発明に係るスクロール圧縮機によれば、揺動スクロールの不安定な挙動を低減することができ、信頼性の向上を図ることができる。 According to the scroll compressor according to the present invention, the unstable behavior of the orbiting scroll can be reduced, and the reliability can be improved.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機(以下、圧縮機100と称する)の概略構成の一例を示す概略縦断面図である。図1に基づいて、圧縮機100の構成及び動作について説明する。この圧縮機100は、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和機、冷凍装置、給湯器等の冷凍サイクル装置の一構成要素となるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view showing an example of a schematic configuration of a scroll compressor (hereinafter referred to as a compressor 100) according to
この圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。圧縮機100は、圧縮機構部16と駆動機構部17とを有している。この圧縮機構部16及び駆動機構部17は、シェル(密閉容器)1内に収納されている。このシェル1は、圧力容器となっている。図1に示すように、圧縮機構部16がシェル1の上側に配置され、駆動機構部17がシェル1の下側に配置されている。シェル1の底部は、冷凍機油20を貯留する油だめ19となっている。また、シェル1には、冷媒ガスを吸入するための吸入管10と、冷媒ガスを吐出するための吐出管11とが連接されている。さらに、シェル1の内側には、ステーター2、フレーム3、及び、サブフレーム9が固定されている。
The
圧縮機構部16は、駆動機構部17により駆動され、吸入管10から吸入した冷媒ガスを圧縮してシェル1内の吐出空間15に吐出穴4aを介して排出する機能を有している。この圧縮機構部16は、固定スクロール4と、揺動スクロール5と、オルダムリング6と、で概略構成されている。なお、吐出空間15は、圧縮機100内部の上方空間に形成されており、高圧空間となっている。そして、吐出空間15に排出された冷媒ガスは、吐出空間15に連通している吐出管11から圧縮機100の外部に吐出されることになる。
The
固定スクロール4は、上部鏡板4Aと、下部鏡板4Bと、上部鏡板4Aと下部鏡板4Bに挟持されるインボリュート曲線形状の渦巻体(スクロール歯)4Cと、で構成されている。この固定スクロール4は、フレーム3に固定されてシェル1内に設置されるようになっている。上部鏡板4Aには、圧縮された冷媒ガスを吐出するための吐出穴4aが貫通形成されている。この吐出穴4aの形成位置を特に限定するものではないが、たとえば上部鏡板4Aの略中央部等に形成するとよい。下部鏡板4Bの外周側には、揺動スクロール5の自転防止機構として機能するオルダムリング6の下部爪部6aが噛み合うように装着される形状のオルダム溝4bが形成されている。
The fixed scroll 4 includes an
揺動スクロール5は、固定スクロール4に対して自転運動することなく公転運動を行なうようになっている。揺動スクロール5は、固定スクロール4の上部鏡板4Aと下部鏡板4Bとの間に配置されるようになっている。この揺動スクロール5は、固定スクロール4の渦巻体4Cと互いに噛み合うようなインボリュート曲線形状の渦巻体で構成されている。つまり、揺動スクロール5は、固定スクロール4の渦巻体4Cに噛み合うようにされた後、上部鏡板4Aと下部鏡板4Bとで挟み込まれるようになっているのである。そして、揺動スクロール5と渦巻体4Cとの間には、相対的に容積が変化する圧縮室18が形成される。
The
揺動スクロール5の中央付近には、主軸7の先端に予め設けられた偏心ピン部7aが嵌入(係合)され、この偏心ピン部7aを回転自在に支持する揺動軸受5aが設けられている。また、揺動スクロール5の外周付近には、オルダムリング6の上部爪部6bが噛み合うように装着されるオルダム溝5bが形成されている。なお、固定スクロール4及び揺動スクロール5の構成、作用、及び効果については、図2〜図8で詳細に説明するものとする。
Near the center of the
オルダムリング6は、固定スクロール4と揺動スクロール5との間、正確には下部鏡板4Bの上面と揺動スクロール5の下面との間に配設され、揺動スクロール5の偏心旋回運動中における自転運動を阻止する機能を有している。オルダムリング6を配設することで、揺動スクロール5の自転運動を阻止し、公転運動を可能とすることができる。なお、オルダムリング6の下面には下部爪部6aが、オルダムリング6の上面に上部爪部6bが、それぞれ2つずつ設けられている。
The
駆動機構部17は、圧縮機構部16の揺動スクロール5を駆動する機能を果たすようになっている。つまり、駆動機構部17が主軸7を介して揺動スクロール5を駆動することによって、圧縮機構部16で冷媒ガスを圧縮するようになっている。駆動機構部17は、主軸7に固定されたローター8と、シェル1に固着保持されたステーター2と、で概略構成されている。ローター8は、主軸7に固定され、ステーター2への通電が開始することにより回転駆動し、主軸7を回転させるようになっている。また、ステーター2の外周面は焼き嵌め等によりシェル1に固着支持されている。すなわち、ローター8及びステーター2でモータを構成しているのである。
The
また、圧縮機100は、駆動機構部17での駆動力を圧縮機構部16に伝達する駆動軸としての機能を有する主軸7を備えている。主軸7は、作用するガス荷重に対し、許容撓み量を確保できる剛性をもち、切削性が良好であって、低コスト化できる材料を選定して構成するとよい。主軸7の上端部は、揺動スクロール5の揺動軸受5aと回転自在に嵌合する偏心ピン部7aが形成されている。また、主軸7には、回転時のバランスを釣り合わせるバランサー12が取り付けられている。なお、図示していないが、油だめ19に貯留してある冷凍機油20の流路となる給油流路を主軸7の内部に形成してもよい。そうすれば、油だめ19に溜まっている冷凍機油20を、主軸7の回転に伴って吸い上げ、圧縮機構部16に給油することが可能になる。
Further, the
フレーム3は、シェル1の内周面に外周面が焼き嵌めや溶接等によって固着され、中心部に主軸7が挿通される貫通穴が形成されている。この貫通穴には、主軸7を回転自在に支持する主軸受3aが設けられている。このフレーム3は、シェル1内の上方に設置され、主軸7の上方部分を支持している。サブフレーム9も、シェル1の内周面に外周面が焼き嵌めや溶接等によって固着され、中心部に主軸7が挿通される貫通穴が形成されている。この貫通穴には、主軸7を回転自在に支持させるため副軸受9aが設けられている。このサブフレーム9は、シェル1内の下方に設置され、主軸7の下方部分を支持している。
The
ここで、圧縮機100の動作について簡単に説明する。
モータを構成するローター8は、ステーター2が発生する回転磁界からの回転力を受けて回転する。それに伴って、ローター8に固定され、主軸受3a及び副軸受9aに支持された主軸7が回転駆動する。主軸7の回転運動は、主軸7の偏心ピン部7a及び揺動軸受5aを介し揺動スクロール5に伝わる。揺動スクロール5は、オルダムリング6により自転が規制され、公転運動する。この主軸7の回転駆動によって、シェル1内の冷媒ガスが固定スクロール4の渦巻体4Cと揺動スクロール5とにより形成される外周側の圧縮室18内へ吸い込まれる。なお、冷凍サイクルを循環してきた低圧状態の冷媒は、吸入管10からシェル1内に流入するようになっている。
Here, the operation of the
The
圧縮室18内に取り込まれた冷媒ガスは、揺動スクロール5の回転とともに徐々に圧縮されながら中心部に向かうようになっている。そして、圧縮室18で圧縮された冷媒ガスは、高圧の状態となって固定スクロール4の上部鏡板4Aに形成されている吐出穴4aから吐出し、吐出空間15を経由してから圧縮機100の外部へと流出される。なお、圧縮された高圧状態の冷媒は、吐出管11からシェル1外部に流出され、冷凍サイクルを循環することになる。その後、ステーター2への通電を停止すると、圧縮機100は停止することになる。
The refrigerant gas taken into the
図2は、圧縮機構部16の分解状態を模式的に示す分解斜視図である。図3は、圧縮機構部16のメリットを説明するための説明図である。図4は、圧力が作用した場合における圧縮室18を説明するための説明図である。図5は、圧縮室18を説明するための概略平面図である。図6は、揺動スクロール5の位置決めを説明するための説明図である。図7は、圧縮室18の径方向における冷媒の漏れを説明するための説明図である。図8は、圧縮室18の周方向における冷媒の漏れを説明するための説明図である。図2〜図8に基づいて、圧縮機100の特徴部分である圧縮機構部16について詳細に説明する。なお、図3〜図8では、比較対象として従来構造を併せて示している。
FIG. 2 is an exploded perspective view schematically showing an exploded state of the
まず、圧縮機構部16の形成方法について説明する。たとえば、上部鏡板4A及び下部鏡板4Bに予め渦巻状溝を加工しておき、一方の鏡板の渦巻状溝に渦巻体4Cを圧入固定し、揺動スクロール5及びオルダムリング6を装着した後に他方の鏡板の渦巻状溝に渦巻体4Cを圧入固定して圧縮機構部16を形成できる。また、従来のように一方の鏡板に渦巻体4Cを一体で加工しておき、揺動スクロール5及びオルダムリング6を装着した後に他方の鏡板とボルト固定して圧縮機構部16を形成できる。さらに、位置決めした渦巻体4C、揺動スクロール5及びオルダムリング6を上部鏡板4A及び下部鏡板4Bで挟み、揺動スクロール5の揺動運動の外側で上部鏡板4A及び下部鏡板4B同士をボルト固定して圧縮機構部16を形成できる。
First, the formation method of the
いずれの形成方法であっても、複雑な加工を要することなく圧縮機構部16を形成することが可能である。なお、圧縮機構部16を、揺動スクロール5の鏡板を挟んで両側に対称に二対の渦巻体4Cを設けた両面スクロール構造としてもよい。このような構造で圧縮機構部16を形成した場合、以下のような大きなメリットが得られる。
In any formation method, the
図3(a)に示すような従来の圧縮機構部の構造(鏡板と渦巻体を一体で加工した渦巻を組み合わせた圧縮構造)は、材料力学でいう片持ち梁構造になっている。そのため、渦巻強度を断面図で検証した場合、差圧を受けた梁(渦巻体)は、高圧側から低圧側に向けて大きく撓み、鏡板との根元(鏡板と渦巻体との接続部分)に大きな応力が発生してしまう。 The structure of the conventional compression mechanism as shown in FIG. 3A (compression structure combining a spiral obtained by integrally processing a mirror plate and a spiral body) has a cantilever structure in terms of material mechanics. Therefore, when the vortex strength is verified by a cross-sectional view, the beam (vortex body) that has received the differential pressure is greatly bent from the high pressure side toward the low pressure side, and at the base of the end plate (the connection portion between the end plate and the spiral body). A large stress is generated.
一方、図3(b)及び図3(c)に示すような圧縮機構部16の構造(渦巻体4Cを上部鏡板4A、下部鏡板4Bに挟んだ構造)は、材料力学でいう両持ち梁構造になっている。そのため、発生応力を低減することができ、固定スクロール4の渦巻体4Cの厚みを薄く形成することができる。また、固定スクロール4の渦巻体4Cの厚みを薄くする分、渦巻体のみで形成される揺動スクロール5の厚みを大きくして形成すれば、鏡板(上部鏡板4A、下部鏡板4B)の剛性分が無くなることによる渦巻強度の極端な低下を抑制することができる。
On the other hand, the structure of the compression mechanism portion 16 (the structure in which the
従来の圧縮機構部の構造では、圧縮ガスによる鏡板の変形を介して、渦巻体がいびつに撓むことがある(図4(a)参照)。それに対して、圧縮機構部16では、揺動スクロール5の軸方向の剛性も均一になるため、圧縮ガスによる鏡板(上部鏡板4A、下部鏡板4B)の変形を抑制でき、渦巻体4C及び揺動スクロール5がいびつに撓むことがなくなり、圧縮過程での圧縮室18での漏れ隙間を小さくできる(図4(b)参照)。
In the structure of the conventional compression mechanism section, the spiral body may be bent in a distorted manner through the deformation of the end plate by the compressed gas (see FIG. 4A). On the other hand, in the
図5(a)に示すように、圧縮運動中、揺動スクロール5と固定スクロール4との側面同士により圧縮室18は形成される。渦巻体同士を遠心力で接触させている構造や、渦巻体を非接触とした構造があるが、渦巻体同士は、中心同士が予め一定の距離を保って公転運動する構造とすることが一般的である。しかしながら、圧力差が非常に大きくなった場合、渦巻体のみで形成された揺動スクロール5の剛性不足により、揺動スクロール5の撓みが大きくなって渦巻体が開いてしまい、圧縮室18に大きな隙間が生ずる可能性がある(図5(b)参照)。こうなると、冷媒の圧縮が効率的にできなくなってしまうことになる。
As shown in FIG. 5A, the
渦巻体のみで構成された揺動スクロール5の剛性が弱い要因は、他方の渦巻端(巻始め、巻終り)が拘束されていない点にある。そこで、図6に示すように、巻始め部に軸受(揺動軸受5a)を設けた構造の場合は他方渦巻端である巻終り部を、また、巻終り部に軸受を設けた構造の場合は他方渦巻端である巻き始め部を、位置決めする。揺動軸受5aは、その内部に主軸7が貫通させることで位置決めされる。
The cause of the low rigidity of the
他端の位置決めとしては、他端に位置決めピン45(突起)を設け、規定の偏心部に位置決めピンが入る穴を設けた部材51を介して、固定スクロール4の鏡板(上部鏡板4A、又は、下部鏡板4B)に回転自在に係合する構造とすればよい。上記の構造をとることで、揺動スクロール5の渦巻体の両端が位置決めできるため、揺動スクロールの剛性が飛躍的に向上し、揺動スクロール5の渦巻体が開いて圧縮室18の隙間が生じるのを低減することができる。
For positioning of the other end, the end plate of the fixed scroll 4 (
以上のような構造としたことによって、圧縮ガスから受ける軸方向への反発力は、一体構成されている固定スクロール4の鏡板(上部鏡板4A、下部鏡板4B)が撓むことによって吸収できることになる。そのため、スラスト軸受を設けなくて済み、従来からの課題であったスラスト軸受での摺動損失をほぼゼロとすることができ、飛躍的な性能向上が見込まれる。
With the above structure, the repulsive force in the axial direction received from the compressed gas can be absorbed by bending the end plate (
また、圧縮機構部16では、揺動スクロール5を鏡板無しで構成できるため、その分自重が軽くなる。それにより、揺動スクロール5の旋回運動時の遠心力も小さくなるため、回転バランスを保つためのバランサー等も縮小することが可能になる。よって、揺動軸受5aや主軸受3aといったジャーナル軸受での損失を効果的に低減できることにもなる。なお、両面スクロール構造が有していた課題に対しては、揺動スクロール5の鏡板(図示省略)を挟んで対象な圧縮室18の圧力差がなくなるため、揺動スクロール5の不安定挙動による局部当たりやこじれ等の不具合を解消することができることになる。
Moreover, in the
さらに、図7(a)に示す従来構造(両面スクロール)では固定スクロールの渦巻体と鏡板との間に隙間ができ、漏れ損失が発生してしまうが、図7(b)に示す圧縮機構部16では固定スクロール4の渦巻体4Cと鏡板(上部鏡板4A、下部鏡板4B)との隙間もゼロにできるため(図7(b)参照)、漏れ損失が低減でき、高効率化になる。加えて、渦巻体4Cを両端(上下両端)の鏡板で確実な固定(圧縮固定等)をすれば、渦巻体4Cの厚みが薄くても従来と同等の強度信頼性を確保できる。そのため、揺動スクロール5の設計自由度が増すと同時に、圧縮機構部16をより小さく設計できることで軸受負荷を低減できることにもなる。
Further, in the conventional structure (double-sided scroll) shown in FIG. 7A, a gap is formed between the spiral body of the fixed scroll and the end plate, and leakage loss occurs. However, the compression mechanism shown in FIG. 16, since the gap between the
加工面では、鏡板(上部鏡板4A、下部鏡板4B)と渦巻体4Cを別々に加工できるので、それらを一体加工していた従来構造(図8(a)参照)に対し、加工精度が向上でき、多様な加工機械が使用できるためより安価に製造できることになる。また、渦巻体4Cの根元に加工による残留応力・根元Rでの応力集中も緩和できるだけでなく、加工時の刃物の転写による渦巻体4Cの根元Rを無くすことができる(図8(b)参照)。そのため、圧縮室18を構成した際の渦巻体4Cの歯先の漏れ隙間を最小限にでき、さらなる高効率化が期待できる。
On the processing surface, the end plate (
以上のように、圧縮機100は、圧縮機構部16の構成を改良したことによって、揺動スクロール5の不安定な挙動を大幅に低減することができる。すなわち、鏡板の無い渦巻体で構成した揺動スクロール5と2個の鏡板(上部鏡板4A、下部鏡板4B)で渦巻体4Cを挟んだ構成とした固定スクロール4とによって圧縮機構部16を構成したことで、圧縮ガスから受ける軸方向への反発力は、一体構成されている固定スクロール4の鏡板が撓むことによって吸収することができるため、スラスト面での摺動損失がほぼゼロとなり、飛躍的な性能向上が見込まれる。
As described above, the
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機(以下、圧縮機100aと称する)の概略構成の一例を示す概略縦断面図である。図9に基づいて、圧縮機100aの構成及び動作について説明する。この圧縮機100aは、実施の形態1に係る圧縮機100と同様に、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和機、冷凍装置、給湯器等の冷凍サイクル装置の一構成要素となるものである。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
FIG. 9 is a schematic longitudinal sectional view showing an example of a schematic configuration of a scroll compressor (hereinafter referred to as a
この圧縮機100aは、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。圧縮機100aの圧縮機構部(以下、圧縮機構部16aと称する)の構成が、実施の形態1に係る圧縮機100の圧縮機構部16の構成と相違している。具体的には、実施の形態1に係る圧縮機100では、渦巻体で構成されている揺動スクロール5を固定スクロール4の上部鏡板4A及び下部鏡板4Bで挟持して圧縮機構部16を構成したが、実施の形態2に係る圧縮機100aでは、渦巻体で構成されている固定スクロール40を揺動スクロール50の上部鏡板50A及び下部鏡板50Bで挟持して圧縮機構部16aを構成している。
The
圧縮機100aの圧縮機構部16aは、駆動機構部17により駆動され、吸入管10から吸入した冷媒ガスを圧縮してシェル1内の吐出空間15に吐出穴4aを介して排出する機能を有している。この圧縮機構部16aは、固定スクロール40と、揺動スクロール50と、オルダムリング60と、で概略構成されている。
The
揺動スクロール50は、上部鏡板50Aと、下部鏡板50Bと、上部鏡板50Aと下部鏡板50Bに挟持されるインボリュート曲線形状の渦巻体50Cと、で構成されている。この揺動スクロール50は、公転運動可能なようにフレーム3に支承されてシェル1内に設置されるようになっている。上部鏡板50Aには、圧縮された冷媒ガスを吐出するための吐出穴5cが貫通形成されている。この吐出穴5cの形成位置を特に限定するものではないが、たとえば上部鏡板50Aの略中央部等に形成するとよい。また、上部鏡板50Aの上面には、揺動スクロール50の自転防止機構として機能するオルダムリング60の上部爪部60aが噛み合うように装着される形状のオルダム溝55bが形成されている。
The orbiting
下部鏡板50Bの下面(渦巻体50C側の反対面)には、揺動スクロール50の自転防止機構として機能するオルダムリング60の下部爪部60bが噛み合うように装着される形状のオルダム溝3bが形成されている。また、下部鏡板50Bの下面には、主軸7の先端に予め設けられた偏心ピン部7aが嵌入(係合)され、この偏心ピン部7aを回転自在に支持する揺動軸受5aが形成されている。
On the lower surface of the lower end plate 50B (opposite surface on the
固定スクロール40は、フレーム3に固定されてシェル1内に設置されるようになっている。この固定スクロール40は、揺動スクロール50の渦巻体50Cと互いに噛み合うようなインボリュート曲線形状の渦巻体で構成されている。固定スクロール40は、揺動スクロール50の上部鏡板50Aと下部鏡板50Bとの間に配置されるようになっている。つまり、固定スクロール40は、揺動スクロール50の渦巻体50Cに噛み合うようにされた後、上部鏡板50Aと下部鏡板50Bとで挟み込まれるようになっているのである。そして、固定スクロール40と渦巻体50Cとの間には、相対的に容積が変化する圧縮室18が形成される。
The fixed
フレーム3には、オルダムリング60の下部爪部60bが噛み合うように装着される形状のオルダム溝3bが形成されている。また、オルダムリング60は、揺動スクロール50の上部鏡板50Aとフレーム3との間、及び、下部鏡板50Bとフレーム3との間のそれぞれに配設されている。このオルダムリング60は、揺動スクロール50の偏心旋回運動中における自転運動を阻止する機能を有している。
The
ここで、圧縮機100aの動作について簡単に説明する。
モータを構成するローター8は、ステーター2が発生する回転磁界からの回転力を受けて回転する。それに伴って、ローター8に固定され、主軸受3a及び副軸受9aに支持された主軸7が回転駆動する。主軸7の回転運動は、主軸7の偏心ピン部7a及び揺動軸受5aを介し揺動スクロール50に伝わる。揺動スクロール50は、オルダムリング60により自転が規制され、公転運動する。この主軸7の回転駆動によって、シェル1内の冷媒ガスが固定スクロール40と揺動スクロール50の渦巻体50Cとにより形成される外周側の圧縮室18内へ吸い込まれる。なお、冷凍サイクルを循環してきた低圧状態の冷媒は、吸入管10からシェル1内に流入するようになっている。
Here, the operation of the
The
圧縮室18内に取り込まれた冷媒ガスは、揺動スクロール50の回転とともに徐々に圧縮されながら中心部に向かうようになっている。そして、圧縮室18で圧縮された冷媒ガスは、高圧の状態となって揺動スクロール50の上部鏡板50Aに形成されている吐出穴5cから吐出し、吐出空間15を経由してから圧縮機100aの外部へと流出される。なお、圧縮された高圧状態の冷媒は、吐出管11からシェル1外部に流出され、冷凍サイクルを循環することになる。その後、ステーター2への通電を停止すると、圧縮機100aは停止することになる。
The refrigerant gas taken into the
以上のように、鏡板の無い渦巻体で構成した固定スクロール40と2個の鏡板(上部鏡板50A、下部鏡板50B)で渦巻体50Cを挟んだ構成とした揺動スクロール50とによって圧縮機構部16aを構成したことで、実施の形態1と同等の効果が得られるだけでなく、揺動軸受5aを渦巻体50Cの背面に設けることで、圧縮機構部16aをより小さく構成できる。そのため、圧縮機100aにおいては、実施の形態1に係る圧縮機100の有する効果に加え、省スペース化、高性能化の両立を更に図ることが可能になる。
As described above, the
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機(以下、圧縮機100bと称する)の概略構成の一例を示す概略縦断面図である。図10に基づいて、圧縮機100bの構成及び動作について簡単に説明する。この圧縮機100bは、実施の形態1に係る圧縮機100と同様に、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和機、冷凍装置、給湯器等の冷凍サイクル装置の一構成要素となるものである。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
FIG. 10 is a schematic longitudinal sectional view showing an example of a schematic configuration of a scroll compressor (hereinafter referred to as a
この圧縮機100bは、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。圧縮機100bの圧縮機構部(以下、圧縮機構部16bと称する)の構成が、実施の形態1及び実施の形態2に係る圧縮機の圧縮機構部の構成と相違している。具体的には、実施の形態1及び実施の形態2に係る圧縮機では、圧縮機構部をシェル1内に設けて構成したが、実施の形態3に係る圧縮機100bでは、圧縮機構部16bの一部をシェル1の外側に突出させて構成している。また、図10では、圧縮機構部16bが2段圧縮可能な構造を例に示している。なお、図10では、圧縮機100bを横置きタイプとして図示している。
The
圧縮機100bの圧縮機構部16bは、駆動機構部17により駆動され、吸入管(第1吸入管10a、第2吸入管10b)から吸入した冷媒ガスを圧縮して、吐出管(第1吐出管11a、第2吐出管11b)を介して排出する機能を有している。この圧縮機構部16bは、第1吸入管10a及び第1吐出管11aが連結されている第1圧縮部16b−1、第2吸入管10b及び第2吐出管11bが連結されている第2圧縮部16b−2で構成されている。
The
第1圧縮部16b−1及び第2圧縮部16b−2は、実施の形態1で説明した圧縮機構部16、実施の形態2で説明した圧縮機構部16aのいずれかを採用しているものとする。ただし、揺動軸受(第1圧縮部16b−1の揺動軸受5a−1、第2圧縮部16b−2の揺動軸受5a−2)の位置がスクロール(固定スクロール400、揺動スクロール500)の略中心ではなく、紙面下方になっている。このような構成としておけば、主軸7の駆動力が伝達される圧縮機構部16bの一部をシェル1とは別の密閉容器(密閉容器1a)に設けることができ、圧縮機100bの適用範囲を圧縮機100bの使用用途に応じて拡大することができる。
The
ここで、圧縮機100bの動作について簡単に説明する。
モータを構成するローター8は、ステーター2が発生する回転磁界からの回転力を受けて回転する。それに伴って、ローター8に固定され、主軸受3a及び副軸受9aに支持された主軸7が回転駆動する。主軸7の回転運動は、主軸受3a−1及び主軸受3a−2を介し揺動スクロール(揺動スクロール500a、揺動スクロール500b)に伝わる。揺動スクロールは、オルダムリング600により自転が規制され、公転運動する。この主軸7の回転駆動によって、第1吸入管10aから流入してきた冷媒ガスが第1圧縮部16b−1の圧縮室18a内へ吸い込まれる。
Here, the operation of the
The
圧縮室18a内に取り込まれた冷媒ガスは、揺動スクロール500aの回転とともに徐々に圧縮されながら中心部に向かうようになっている。そして、圧縮室18aで圧縮された冷媒ガスは、高圧の状態となって固定スクロール400a(又は揺動スクロール500a)の鏡板に形成されている吐出穴4a−1から吐出し、第1吐出管11aから第1圧縮部16b−1の外部へと流出される。第1吐出管11aから第1圧縮部16b−1の外部に流出された冷媒は、第2吸入管10bから第2圧縮部16b−2に流入する。
The refrigerant gas taken into the
第2吸入管10bから流入してきた冷媒ガスは、主軸7の回転駆動によって第2圧縮部16b−2の圧縮室18b内へ吸い込まれる。圧縮室18b内に取り込まれた冷媒ガスは、揺動スクロール500bの回転とともに徐々に圧縮されながら中心部に向かうようになっている。そして、圧縮室18bで圧縮された冷媒ガスは、高圧の状態となって固定スクロール400b(又は揺動スクロール500b)の鏡板に形成されている吐出穴4a−2から吐出し、第2吐出管11bから第2圧縮部16b−2の外部へと流出される。なお、圧縮された高圧状態の冷媒は、第2吐出管11bから吐出され、冷凍サイクルを循環することになる。その後、ステーター2への通電を停止すると、圧縮機100bは停止することになる。
The refrigerant gas flowing in from the
以上のように、実施の形態1で説明した圧縮機構部16、実施の形態2で説明した圧縮機構部16aを採用することによって圧縮機構部16bを構成したことで、実施の形態1あるいは実施の形態2と同等の効果が得られるだけでなく、圧縮機100bの適用範囲を拡大することができる。なお、図10では、シェル1と密閉容器1aとが連結されている状態を例に示しているが、それぞれ独立させるようにしてもよい。
As described above, the
1 シェル、2 ステーター、3 フレーム、3a 主軸受、3b オルダム溝、4 固定スクロール、4A 上部鏡板、4B 下部鏡板 、4C 渦巻体、4a 吐出穴、4a−1 吐出穴、4a−2 吐出穴、4b オルダム溝、5 揺動スクロール、5a 揺動軸受、5a−1 揺動軸受、5a−2 揺動軸受、5b オルダム溝、5c 吐出穴、6 オルダムリング、6a 下部爪部、6b 上部爪部、7 主軸、7a 偏心ピン部、8 ローター、9 サブフレーム、9a 副軸受、10 吸入管、10a 第1吸入管、10b 第2吸入管、11 吐出管、11a 第1吐出管、11b 第2吐出管、12 バランサー、15 吐出空間、16 圧縮機構部、16a 圧縮機構部、16b 圧縮機構部、16b−1 第1圧縮部、16b−2 第2圧縮部、17 駆動機構部、18 圧縮室、18a 圧縮室、18b 圧縮室、19 油だめ、20 冷凍機油、40 固定スクロール、45 ピン、50 揺動スクロール、50A 上部鏡板、50B 下部鏡板、50C 渦巻体、51 部材、55b オルダム溝、60 オルダムリング、60a 上部爪部、60b 下部爪部、100 圧縮機、100a 圧縮機、100b 圧縮機、400 固定スクロール、400a 固定スクロール、400b 固定スクロール、500 揺動スクロール、500a 揺動スクロール、500b 揺動スクロール、600 オルダムリング。 1 shell, 2 stator, 3 frame, 3a main bearing, 3b Oldham groove, 4 fixed scroll, 4A upper end plate, 4B lower end plate, 4C spiral body, 4a discharge hole, 4a-1 discharge hole, 4a-2 discharge hole, 4b Oldham groove, 5 oscillating scroll, 5a oscillating bearing, 5a-1 oscillating bearing, 5a-2 oscillating bearing, 5b Oldham groove, 5c discharge hole, 6 Oldham ring, 6a lower claw part, 6b upper claw part, 7 Main shaft, 7a Eccentric pin part, 8 Rotor, 9 Sub frame, 9a Sub bearing, 10 Suction pipe, 10a First suction pipe, 10b Second suction pipe, 11 Discharge pipe, 11a First discharge pipe, 11b Second discharge pipe, 12 balancer, 15 discharge space, 16 compression mechanism part, 16a compression mechanism part, 16b compression mechanism part, 16b-1 first compression part, 16b-2 second compression part, 1 Drive mechanism section, 18 compression chamber, 18a compression chamber, 18b compression chamber, 19 oil sump, 20 refrigeration machine oil, 40 fixed scroll, 45 pins, 50 swing scroll, 50A upper end plate, 50B lower end plate, 50C spiral body, 51 member 55b Oldham groove, 60 Oldham ring, 60a Upper claw, 60b Lower claw, 100 Compressor, 100a Compressor, 100b Compressor, 400 Fixed scroll, 400a Fixed scroll, 400b Fixed scroll, 500 Swing scroll, 500a Swing Dynamic scroll, 500b Oscillating scroll, 600 Oldham ring.
Claims (8)
前記固定スクロールは、
インボリュート曲線形状の渦巻体と、前記渦巻体の両端面に設けられる2個の鏡板と、で構成されており、
前記揺動スクロールは、
前記固定スクロールの2個の鏡板の間に配置され、前記主軸を軸支する軸受が形成されたインボリュート曲線状の渦巻体で構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 A scroll compressor having a fixed scroll and an orbiting scroll, and comprising a compression mechanism that compresses the refrigerant sucked by the orbiting scroll being rotated by a main shaft with respect to the fixed scroll;
The fixed scroll is
An involute curvilinear spiral body, and two end plates provided on both end faces of the spiral body,
The swing scroll is
A scroll compressor comprising an involute curvilinear spiral body that is disposed between two end plates of the fixed scroll and has a bearing that supports the main shaft.
ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。 2. The scroll compressor according to claim 1, wherein an Oldham ring is provided between the swing scroll and one end plate of the fixed scroll to prevent the swing scroll from rotating. 3.
前記2個の鏡板と別体、あるいは、1つの鏡板と一体に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。 The spiral body of the fixed scroll is
The scroll compressor according to claim 1 or 2, wherein the scroll compressor is formed separately from the two end plates or integrally with one end plate.
前記揺動スクロールは、
インボリュート曲線形状の渦巻体と、前記渦巻体の両端面に設けられる2個の鏡板と、で構成されており、
前記固定スクロールは、
前記揺動スクロールの2個の鏡板の間に配置され、前記主軸を軸支する軸受が形成されたインボリュート曲線状の渦巻体で構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 A scroll compressor having a fixed scroll and an orbiting scroll, and comprising a compression mechanism that compresses the refrigerant sucked by the orbiting scroll being rotated by a main shaft with respect to the fixed scroll;
The swing scroll is
An involute curvilinear spiral body, and two end plates provided on both end faces of the spiral body,
The fixed scroll is
A scroll compressor comprising an involute curvilinear spiral body disposed between two end plates of the orbiting scroll and provided with a bearing that supports the main shaft.
ことを特徴とする請求項4に記載のスクロール圧縮機。 5. The scroll compressor according to claim 4, wherein an Oldham ring for preventing the swinging movement of the swinging scroll is disposed between the end plate of the swinging scroll and a frame for fixing the fixed scroll. .
前記2個の鏡板と別体、あるいは、1つの鏡板と一体に形成されている
ことを特徴とする請求項4又は5に記載のスクロール圧縮機。 The spiral body of the orbiting scroll is
The scroll compressor according to claim 4 or 5, wherein the scroll compressor is formed separately from the two end plates or integrally with one end plate.
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。 The scroll compressor according to any one of claims 1 to 6, wherein the compression mechanism section is accommodated in a shell.
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。 A part of the compression mechanism is housed in a shell, and the other part of the compression mechanism is disposed in a sealed container different from the shell. The scroll compressor according to item.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010180183A JP2012036876A (en) | 2010-08-11 | 2010-08-11 | Scroll compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010180183A JP2012036876A (en) | 2010-08-11 | 2010-08-11 | Scroll compressor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012036876A true JP2012036876A (en) | 2012-02-23 |
Family
ID=45849122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010180183A Withdrawn JP2012036876A (en) | 2010-08-11 | 2010-08-11 | Scroll compressor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012036876A (en) |
-
2010
- 2010-08-11 JP JP2010180183A patent/JP2012036876A/en not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5594846B2 (en) | Scroll compressor | |
JPH04121478A (en) | Scroll type compressor | |
JP6685690B2 (en) | Scroll fluid machinery | |
JP2009293523A (en) | Motor-driven compressor | |
JP6554926B2 (en) | Scroll compressor | |
JP5455763B2 (en) | Scroll compressor, refrigeration cycle equipment | |
JP2011099377A (en) | Refrigerant compressor | |
JP6366833B2 (en) | Scroll compressor | |
KR20150090164A (en) | Scroll-type fluid machine | |
JP6033467B2 (en) | Scroll compressor | |
JP2004270654A (en) | Rotary compressor | |
JP6607970B2 (en) | Scroll compressor | |
JP2012036876A (en) | Scroll compressor | |
JP5295087B2 (en) | Scroll compressor | |
JP6685689B2 (en) | Scroll fluid machinery | |
JP2012189004A (en) | Scroll fluid machine | |
JP5773922B2 (en) | Scroll compressor | |
WO2015049745A1 (en) | Scroll compressor | |
JP6598881B2 (en) | Scroll compressor | |
WO2022219668A1 (en) | Two-stage scroll compressor | |
JP6320575B2 (en) | Electric compressor | |
JP2014101835A (en) | Scroll compressor | |
JP2014218934A (en) | Scroll compressor | |
JP5889142B2 (en) | Scroll compressor | |
JP5147489B2 (en) | Scroll compressor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20131105 |