JP2012034565A - 回転電機および風力発電システム - Google Patents

回転電機および風力発電システム Download PDF

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恭祐 宮本
Hiroshi Tsumagari
宏 津曲
Daisuke Morishita
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Abstract

【課題】永久磁石の使用量を比較的容易に削減することが可能な回転電機、直動電機、および風力発電システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る回転電機は、固定子と、固定子と対向し、回転方向が固定子との対向方向に対し垂直な方向である回転子と、を備え、固定子および回転子のうちの一方は、コイルを有し、固定子および回転子のうちの他方は、回転方向に交互に並び一方側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、回転方向に並べられた複数の磁極ユニットを有し、磁極ユニットの各々は、一方側に突出する突起が回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、ユニット鉄心の一方側であって各突起の間に設けられた永久磁石と、を有し、第1磁極は、永久磁石によって形成され、第2磁極は、回転方向に隣り合う各突起によって形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機および風力発電システムに関する。
従来の回転電機においては、永久磁石を用いて磁極(界磁磁極)を形成する場合、n(nは自然数)個の永久磁石を用いてn個の磁極を形成するのが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。つまり、1個の磁極を形成するために、1個の永久磁石を用いていた。
特開平4−42743号公報
近年、コスト削減のために、永久磁石の使用量を削減することが求められている。しかしながら、上記従来技術では、1個の磁極を形成するために1個の永久磁石を用いる構成であるため、永久磁石の使用量を削減するのが比較的難しかった。
そこで本発明は、永久磁石の使用量を比較的容易に削減することが可能な回転電機および風力発電システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の一の観点によれば、コイルを有する固定子と、前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、前記回転子は、回転方向に交互に並び前記固定子側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、前記回転方向に並べられた複数の磁極ユニットと、各前記磁極ユニットを前記固定子側に保持する保持鉄心と、を有し、前記磁極ユニットの各々は、前記固定子側に突出する突起部が前記回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、前記ユニット鉄心の前記固定子側であって各前記突起部の間に設けられた永久磁石と、を有し、前記第1磁極は、前記永久磁石によって形成され、前記第2磁極は、前記回転方向に隣り合う各前記突起部によって形成され、前記ユニット鉄心の突起部には、前記磁極ユニットを前記保持鉄心に固定するボルトを挿入するためのボルト穴が形成されている、回転電機が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、発電機を備える風力発電システムであって、前記発電機は、コイルを有する固定子と、前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、前記回転子は、回転方向に交互に並び前記固定子側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、前記回転方向に並べられた複数の磁極ユニットと、各前記磁極ユニットを前記固定子側に保持する保持鉄心と、を有し、前記磁極ユニットの各々は、前記固定子側に突出する突起部が前記回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、前記ユニット鉄心の前記固定子側であって各前記突起部の間に設けられた永久磁石と、を有し、前記第1磁極は、前記永久磁石によって形成され、前記第2磁極は、前記回転方向に隣り合う各前記突起部によって形成され、前記ユニット鉄心の突起部には、前記磁極ユニットを前記保持鉄心に固定するボルトを挿入するためのボルト穴が形成されている、風力発電システムが適用される。
また、本発明の別の観点によれば、コイルを有する固定子と、前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、前記回転子は、回転方向に交互に並び前記固定子側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、前記回転方向に並べられた複数の磁極ユニットと、各前記磁極ユニットを前記固定子側に保持する保持鉄心と、を有し、前記磁極ユニットの各々は、前記固定子側に突出する突起部が前記回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、前記ユニット鉄心の前記固定子側であって各前記突起部の間に設けられた永久磁石と、を有し、前記第1磁極は、前記永久磁石によって形成され、前記第2磁極は、前記回転方向に隣り合う各前記突起部によって形成され、前記ユニット鉄心は、前記回転子の回転軸方向に積層された鋼板により構成される、回転電機が適用される。
本発明によれば、永久磁石の使用量を比較的容易に削減することが可能な回転電機および風力発電システムを提供することができる。
第1実施形態に係る回転電機の正断面図である。 第1実施形態に係る回転子の一部を拡大した図である。 第1実施形態に係る磁極ユニットの斜視図である。 他の構成をもつ磁極ユニットの正断面図である。 第2実施形態に係る磁極ユニットの正断面図である。 第2実施形態に係る磁極ユニットの斜視図である。 第3実施形態に係る磁極ユニットの正断面図である。 第3実施形態に係る磁極ユニットの斜視図である。 第4実施形態に係る磁極ユニットの正断面図である。 第4実施形態に係る磁極ユニットの正断面図である。 第4実施形態に係る磁極ユニットの配置図である。 ギャップ磁束分布を示す図である。 増速ギアと発電機とをもつ風力発電システムの概要を示す図である。 ダイレクトドライブ型の風力発電システムの概要を示す図である。 第5実施形態に係る直動電機の正断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。
<第1実施形態>
本実施形態では、回転電機について説明する。本実施形態に係る回転電機は、発電機であってもよいし、電動機であってもよい。以下、本実施形態に係る回転電機の構成例について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る回転電機の正断面図である。図1では、図1に示す回転軸Rと垂直な方向に回転電機を切断したときの回転電機の断面を示している。
図1において、回転電機は、固定子1および回転子2を備える。固定子1は、固定子鉄心11およびコイル12を有し、回転子2の外周側を取り囲む。固定子1は、ギャップを介して回転子2の外周と対向している。回転子2の外周には、磁極が形成されている。このため、本実施形態に係る回転電機が電動機である場合には、コイル12によって発生する回転磁界により、回転子2が回転軸Rまわりに回転する。一方、本実施形態に係る回転電機が発電機である場合には、回転子2が回転軸Rまわりに回転することで、コイル12に電圧が誘起される。回転子2の外形状は、円形状であり、その回転方向は、周方向となる。
回転子2は、シャフト21、回転子鉄心22、および磁極ユニット23を有する。回転子鉄心22は、シャフト21の外周に設けられる。磁極ユニット23は、回転子鉄心22の外周に周方向に並べられており、後述するボルト233によって回転子鉄心22の外周に固定される。回転子鉄心22は、磁極ユニット23を保持する保持鉄心である。
次に、図2および図3を参照して磁極ユニット23の詳細な構成について説明する。図2は、図1に示した回転子2の一部を拡大した図である。図2に示すXは、磁極ユニット23が固定子1と対向する対向方向を示し、Yは、回転子2の回転方向を示す。図3に示すZは、回転軸R方向を示す。X方向は、Y方向と垂直な方向である。X方向およびY方向は、Z方向と垂直な方向である。図3は、図2に示した磁極ユニット23の斜視図である。
図2および図3において、磁極ユニット23は、ユニット鉄心231、永久磁石232、およびボルト233を有する。ユニット鉄心231は、強磁性体であり、例えば、両面に接着剤が塗布された電磁鋼板(接着コア)を積層したものである。接着剤が塗布された所定形状の電磁鋼板をZ方向に所定枚数積層した後、積層された所定形状の電磁鋼板を加熱および加圧することにより、ユニット鉄心231が製造される。ユニット鉄心231のY方向における両端側には、突起部234が形成される。突起部234は、固定子1側に突出している。突起部234には、ボルト233が挿入されるボルト穴235が形成される。ボルト穴235は、1つの突起234に対して2つ形成されており、各ボルト穴235は、Z方向に並んでいる。このため、磁極ユニット23は、4本のボルト233によって回転子鉄心22の外周に固定されることになる。ユニット鉄心231の回転子鉄心22側の形状は、回転子鉄心22の外周形状に合わせた円弧状であってもよいし、平坦であってもよい。ユニット鉄心231の回転子鉄心22側の形状が平坦である場合、回転子鉄心22の外周にも平坦部を設けるとよい。
永久磁石232は、その断面形状が台形形状であり、ユニット鉄心231に形成された溝部236に挿入され、ユニット鉄心231の固定子1側に設けられる。また、永久磁石232は、Y方向におけるユニット鉄心231の中央に配置され、Y方向に並んだ突起部234の間に配置される。永久磁石232の固定子1側の極性はN極となっており、ユニット鉄心231側の極性はS極となっている。突起部234は、永久磁石232の固定子1側の面よりも固定子1側に突出している。
次に、図2を参照して磁極ユニット23によって回転子2に形成される磁極について説明する。永久磁石232は、第1磁極P11を形成する。ここでは、永久磁石232の固定子1側の極性はN極となっているので、第1磁極P11の固定子1側の極性もN極となる。他の磁極ユニット23との間でY方向に隣り合う2つの突起部234は、凸極性を有する第2磁極P21を形成する。第2磁極P21の固定子1側の極性は、永久磁石232のユニット鉄心231側の極性と同じであり、ここではS極となる。このような磁極を形成する磁極ユニット23をY方向に並べることにより、回転子2の外周には、Y方向に交互に並び固定子1側の極性が互いに反対となる第1磁極P11および第2磁極P21が形成される。つまり、磁極ユニット23をY方向にm(mは自然数)個並べると、総磁極数は2m個となり、永久磁石232が形成する第1磁極P11は総磁極数の半数(m個)となり、残りの半数(m個)を2つの突起部234が形成する第2磁極P21で構成することができる。
このように、総磁極数(n=2m)の半数(1/2n=m)を永久磁石232による第1磁極P11で構成し、残りの半数(1/2n=m)を突起部234による第2磁極P21で構成している。よって、上述した従来技術と比べて永久磁石の使用個数を半数にすることができる。
なお、図2に示すλpは、第1磁極P11および第2磁極P21間の磁極ピッチである。また、図2の例では、Y方向における突起部234の幅と永久磁石232の幅は、ともに1/2λpよりも狭くなっており、突起部234と永久磁石232との間には、空間が形成されている。
以上のように、本実施形態では、総磁極数の半数を永久磁石232による第1磁極P11で構成し、残りの半数を突起部234による第2磁極P21で構成している。これにより、上述した従来技術と比べて永久磁石の使用個数を半数にすることができ、永久磁石の使用量を容易に削減できる。
また、回転電機に用いられる永久磁石は、一般的に、Nd−Fe−Bを主成分とした導電体の希土類磁石である場合が多い。この場合、永久磁石の内部に渦電流損が発生してしまい、効率が低下してしまう。しかしながら、本実施形態では、上述した従来技術と比べて永久磁石の使用個数を半数にすることができるので、永久磁石にて発生する渦電流損を、回転電機全体で約半分にすることができる。その結果、回転電機の効率を向上させることができる。
さらに、第2磁極P21は、凸極性を有する。このため、回転電機が発電機である場合に、誘起電圧ベクトルに対して電流位相を進み方向にシフトさせたベクトル制御を行うことで、約30%の出力マージンを持たせることができる。結果、同サイズで発電量を増加させることができる。
また、本実施形態では、ユニット鉄心231を積層された電磁鋼板で構成していた。これにより、渦電流損をさらに低減させることができる。
また、本実施形態では、ユニット鉄心231に接着コアと言われる電磁鋼板を用いていた。これにより、ユニット鉄心231の剛性および強度が向上するため、ユニット鉄心231に直接にボルト穴235を形成することができる。そして、このボルト穴235にボルト233を挿入して、磁極ユニット23を回転子鉄心22の外周に固定することができる。ここで、上述した従来技術では、着磁された永久磁石をロータ表面に接着剤を用いて直接固定していた。そして、永久磁石間にマグネット抑え部材を設けていた。この場合、永久磁石が着磁された後なので、永久磁石の位置ずれ等が発生し易く、またマグネット抑え部材を永久磁石とは別に用意する必要があり、固定作業が困難である。これに対し、本実施形態では、磁極ユニット23を用いているので、固定作業性が容易になる。
また、本実施形態では、突起部234を永久磁石232の固定子1側の面よりも固定子1側に突出させていた。このため、回転軸R方向から回転子2を固定子1の内周側に組み込む際に、永久磁石232が固定子1に接触し難くなり、組み込み途上の永久磁石232の破損が防止し易くなる。
また、大口径の回転電機では、磁極数が多くなることから、上記本実施形態に係る効果は、より顕著なものとなる。
なお、図4に示すように、上述した磁極ユニット23に凸部237を形成し、回転子鉄心22に凸部237と嵌合可能な凹部221を形成してもよい。図4は、他の構成をもつ磁極ユニット23の正断面図である。この場合、磁極ユニット23は、ボルト233以外に、凸部237によっても固定されるので、磁極ユニット23の固定は、より強固なものとなる。
また、上述では、磁極ユニット23は、4本のボルト233によって回転子鉄心22の外周に固定されていたが、これに限定されない。例えば、ボルト233は、4本に限定されず、何本であってもよい。例えば、各突起部234に1本ずつ、つまり計2本であってもよいし、各突起部234に3本ずつ、つまり計6本であってもよい。また例えば、ボルト233を省略して接着剤にて接着固定してもよい。この場合であっても、上述した従来技術のようにマグネット抑え部材を用いない点で、固定作業性は容易になる。
また、上述では、永久磁石232の固定子1側の極性をN極とし、ユニット鉄心231側の極性をS極としていたが、これに限定されない。永久磁石232の固定子1側の極性をS極とし、ユニット鉄心231側の極性をN極としてもよい。
また、上述では、コイル12を固定子1に設け、磁極ユニット23を回転子2に設けていたが、これに限定されない。コイル12を回転子2に設け、磁極ユニット23を固定子1に設けてもよい。この場合、固定子鉄心11が磁極ユニット23を保持する保持鉄心となる。
また、上述では、回転子2が固定子1の内周側に設けられ、回転子2が固定子1の内周側で回転するインナーロータ構造であったが、これに限定されない。回転子2が固定子1の外周側に設けられ、回転子2が固定子1の外周側で回転するアウターロータ構造であってもよい。つまり、図1に示した固定子1と回転子2とを入れ替えた構造であってもよい。
<第2実施形態>
本実施形態では、第1実施形態に係る磁極ユニットとは異なる構成をもつ磁極ユニットについて説明する。図5は、第2実施形態に係る磁極ユニットの正断面図であり、図6は、第2実施形態に係る磁極ユニットの斜視図である。図5および図6に示すXは、図2および図3に示したX方向と同じ方向を示し、Yは、図2および図3に示したY方向と同じ方向を示し、Zは、図3に示したZ方向と同じ方向を示している。
図5および図6において、磁極ユニット33は、ユニット鉄心331、永久磁石332、ボルト333、ユニット鉄心片337を有する。永久磁石332およびユニット鉄心片337以外の構成は、図2および図3に示した磁極ユニット23と同様であるため、ここでは説明を省略する。
永久磁石332は、その断面形状が台形形状であり、ユニット鉄心331に形成された溝部336に挿入され、ユニット鉄心331の固定子1側に設けられる。また、永久磁石332は、Y方向におけるユニット鉄心331の中央に配置され、Y方向に並んだ突起部334の間に配置される。永久磁石332の固定子1側の極性はN極となっており、ユニット鉄心331側の極性はS極となっている。
ユニット鉄心片337は、Z方向に積層された電磁鋼板により構成される。ユニット鉄心片337は、永久磁石332の固定子1側の面に接着剤等で固定される。突起部334は、ユニット鉄心片337の固定子1側の面よりも固定子1側に突出している。
次に、図5を参照して磁極ユニット33によって回転子2に形成される磁極について説明する。永久磁石332は、第1磁極P11を形成する。ここでは、永久磁石332の固定子1側の極性はN極となっているので、第1磁極P11の固定子1側の極性もN極となる。Y方向に隣り合う2つの突起部334は、凸極性を有する第2磁極P21を形成する。第2磁極P21の固定子1側の極性は、永久磁石332のユニット鉄心331側の極性と同じであり、ここではS極となる。このような磁極を形成する磁極ユニット33をY方向に並べることにより、回転子2の外周には、Y方向に交互に並び固定子1側の極性が互いに反対となる第1磁極P11および第2磁極P21が形成される。
なお、図5に示すλpは、図2に示したλpと同様、第1磁極P11および第2磁極P21間の磁極ピッチである。また、図5の例では、Y方向における突起部334の幅と永久磁石332の幅は、ともに1/2λpよりも狭くなっており、突起部334と永久磁石332との間には、空間が形成されている。
以上のように、本実施形態では、永久磁石332の固定子1側の面に、積層された電磁鋼板により構成されるユニット鉄心片337を設けている。これにより、導電体の永久磁石を用いた場合に発生する渦電流損を第1実施形態以上に低減させることができる。その結果、回転電機の効率をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、突起部334を、ユニット鉄心片337の固定子1側の面よりも固定子1側に突出させていた。このため、回転軸R方向から回転子2を固定子1の内周側に組み込む際に、ユニット鉄心片337が固定子1に接触し難くなり、組み込み途上のユニット鉄心片337および永久磁石332の破損を抑えることができる。
なお、上述では特に説明していなかったが、ユニット鉄心片337は、第1実施形態と同様、両面に接着剤が塗布された電磁鋼板(接着コア)を積層したものであってもよい。
また、上述では、永久磁石332の固定子1側の極性をN極とし、ユニット鉄心331側の極性をS極としていたが、これに限定されない。永久磁石332の固定子1側の極性をS極とし、ユニット鉄心331側の極性をN極としてもよい。
<第3実施形態>
本実施形態では、第1および第2実施形態に係る磁極ユニットとは異なる構成をもつ磁極ユニットについて説明する。図7は、第3実施形態に係る磁極ユニットの正断面図であり、図8は、第3実施形態に係る磁極ユニットの斜視図である。図7および図8に示すXは、図2および図3に示したX方向と同じ方向を示し、Yは、図2および図3に示したY方向と同じ方向を示し、Zは、図3に示したZ方向と同じ方向を示している。
図7および図8において、磁極ユニット43は、ユニット鉄心431、永久磁石432、およびボルト433を有する。ユニット鉄心431および永久磁石432以外の構成は、図2および図3に示した磁極ユニット23と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ユニット鉄心431は、強磁性体であり、例えば、両面に接着剤が塗布された電磁鋼板(接着コア)を積層したものである。接着剤が塗布された所定形状の電磁鋼板をZ方向に所定枚数積層した後、積層された所定形状の電磁鋼板を加熱および加圧することにより、ユニット鉄心431が製造される。ユニット鉄心431のY方向における両端側には、突起部434が形成される。突起部434は、固定子1側に突出している。突起部434には、ボルト433が挿入されるボルト穴435が形成される。ここまでは、第1実施形態と同様である。
永久磁石432は、その断面形状が長方形状であり、ユニット鉄心431に形成された磁石穴436に挿入される。磁石穴436は、ユニット鉄心431の固定子1側に突出した挿入部437に形成される。これにより、永久磁石432の固定子1側の面には、積層された電磁鋼板からなる挿入部437の一部が存在することになる。挿入部437は、Y方向におけるユニット鉄心431の中央に配置され、Y方向に並んだ突起部434の間に配置される。永久磁石432の固定子1側の極性はN極となっており、ユニット鉄心231側の極性はS極となっている。突起部434は、挿入部437の前記固定子1側の面よりも固定子1側に突出している。
次に、図7を参照して磁極ユニット43によって回転子2に形成される磁極について説明する。永久磁石432は、第1磁極P11を形成する。ここでは、永久磁石432の固定子1側の極性はN極となっているので、第1磁極P11の固定子1側の極性もN極となる。Y方向に隣り合う2つの突起部434は、凸極性を有する第2磁極P21を形成する。第2磁極P21の固定子1側の極性は、永久磁石432のユニット鉄心431側の極性と同じであり、ここではS極となる。このような磁極を形成する磁極ユニット43をY方向に並べることにより、回転子2の外周には、Y方向に交互に並び固定子1側の極性が互いに反対となる第1磁極P11および第2磁極P21が形成される。
なお、図7に示すλpは、図2に示したλpと同様、第1磁極P11および第2磁極P21間の磁極ピッチである。また、図7の例では、Y方向における突起部434の幅と挿入部437の幅は、ともに1/2λpよりも狭くなっており、突起部434と挿入部437との間には、空間が形成されている。
以上のように、本実施形態では、永久磁石432の固定子1側の面に、積層された電磁鋼板からなる挿入部437が存在している。これにより、導電体の永久磁石を用いた場合に発生する渦電流損を第1実施形態以上に低減させることができる。その結果、回転電機の効率をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、永久磁石432が挿入部437で覆われるため、回転時の遠心力による永久磁石437の剥がれを防止し易くなる。
また、本実施形態では、突起部434を、挿入部437の前記固定子1側の面よりも固定子1側に突出させていた。このため、回転軸R方向から回転子2を固定子1の内周側に組み込む際に、挿入部437が固定子1に接触し難くなり、組み込み途上の挿入部437および永久磁石332の破損を抑えることができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、第1〜第3実施形態に係る磁極ユニットの回転軸R方向の並べ方について説明する。本実施形態では、一例として、第1実施形態に係る磁極ユニットを用いて説明する。図9Aおよび図9Bは、第4実施形態に係る磁極ユニットの正断面図である。図10は、第4実施形態に係る磁極ユニットの配置図である。図10に示すXは、図2および図3に示したX方向と同じ方向を示し、Yは、図2および図3に示したY方向と同じ方向を示し、Zは、図3に示したZ方向と同じ方向を示している。
図9Aおよび図9Bに示すように、磁極ユニット23として、磁極ユニット23aおよび23bの2種類を準備する。磁極ユニット23aは、永久磁石232の固定子1側の極性をN極とし、ユニット鉄心231側の極性をS極としたものである。磁極ユニット23aにおいて、固定子1側の極性がN極となる第1磁極P11が永久磁石232によって形成される。固定子1側の極性がS極となる第2磁極P21が突起部234によって形成される。
磁極ユニット23bは、永久磁石232の固定子1側の極性をS極とし、ユニット鉄心231側の極性をN極としたものである。磁極ユニット23bにおいて、固定子1側の極性がS極となる第1磁極P12が永久磁石232によって形成される。固定子1側の極性がN極となる第2磁極P22が突起部234によって形成される。
このように構成された磁極ユニット23aは、図10に示すように、Y方向に並べられ、第1ユニット群50aを構成する。第1ユニット群50aにより、回転子2の外周には、Y方向に交互に並び固定子1側の極性が互いに反対となる第1磁極P11および第2磁極P21が形成される。一方、磁極ユニット23bは、図10に示すように、Y方向に並べられ、第2ユニット群50bを構成する。第2ユニット群50bは、第1ユニット群50aのZ方向に並べられる。第2ユニット群50bにより、回転子2の外周には、Y方向に交互に並び固定子1側の極性が互いに反対となる第1磁極P12および第2磁極P22が形成される。
なお、磁極ユニット23bは、磁極ユニット23aに対し1磁極ピッチλpだけY方向にずれた位置、つまり電気角位相で180°ずれた位置に配置される。これにより、Z方向からみて、第1磁極P11と第2磁極22が同位置に配置され、第2磁極P21と第1磁極P12が同位置に配置されることになる。
図11は、ギャップ中の磁束分布(以下、ギャップ磁束分布と称す)を示す図である。図11の縦軸は、ギャップ磁束密度であり、横軸は、Y方向の位置である。図10に示すD点は、第1磁極P11の中心から1/2λp離れた地点であり、図11の「0」に位置する。
図11に示すように、第1磁極(P11、P12)のギャップ磁束分布は略正弦波となり、第2磁極(P21、P22)のギャップ磁束分布は略台形波となり、これらのギャップ磁束分布は互いに相違する。これに対し、本実施形態では、Z方向からみて、第1磁極P11と第2磁極22を同位置に配置し、第2磁極P21と第1磁極P12を同位置に配置している。これにより、第1磁極P11および第2磁極22のギャップ磁束分布を合成したN極磁束分布PNと、第2磁極P21および第1磁極12のギャップ磁束分布を合成したS極磁束分布PSとが略同一の波形になり、全体として正弦波に近づけることができる。これにより、ギャップ磁束分布に含まれる高調波成分を低減させることができ、回転電機の効率をさらに向上させることができる。回転電機が発電機である場合には、誘起電圧波形の波形率が改善されることになる。
なお、上述では、第1ユニット群50aと第2ユニット群50bを1個ずつ用い、Z方向に並べていたが、それぞれ複数個用いて、それらをZ方向に並べてもよい。第1ユニット群50aと第2ユニット群50bの並べる順番は任意だが、第1ユニット群50aと第2ユニット群50bを同数個用いることで、N極磁束分布PNとS極磁束分布PSとを略同一の波形にすることができる。
なお、第1〜第4実施形態に係る回転電機は、例えば車両等の電動機やACサーボモータ等に適用可能である。また例えば、風力発電システムや車両等の発電機にも適用可能である。以下、図12および図13を参照して、第1〜第4実施形態に係る回転電機を風力発電システムの発電機に適用した例について説明する。図12は、増速ギアと発電機とをもつ風力発電システムの概要を示す図である。図13は、増速ギアを省略したダイレクトドライブ型の風力発電システムの概要を示す図である。
図12に示す風力発電システムは、タワー61、ナセル62、発電機63、増速ギア64、風車65を主に備える。ナセル62は、タワー61上に設けられ、ナセル62内には、発電機63と増速ギア64が設けられる。発電機63は、第1〜第4実施形態に係る回転電機のいずれかである。風車65は、ロータハブ651とブレード652により構成され、増速ギア64を介して発電機63と接続される。風車65の回転は、増速ギア64で増速された後、発電機63へ伝わる。図13に示す風力発電システムは、タワー71、ナセル72、発電機73、風車74を主に備える。ナセル72は、タワー71上に設けられ、ナセル72内には発電機73が設けられる。発電機73は、第1〜第4実施形態に係る回転電機のいずれかである。風車74は、ロータハブ741とブレード742により構成され、発電機73と接続される。
このような風力発電システムでは、発電機の回転速度が極低速になる場合が多い。このため、発電容量が大きい場合(例えば数M[W]の発電容量をもつ場合)、低速にて大トルクを発生させる発電機が必要となり、発電機の磁極数は30〜100極となり、大口径になる。このような大口径の発電機に上記第1〜第4実施形態に係る回転電機を適用した場合、上記第1〜第4実施形態に係る効果は、より顕著なものとなる。
なお、風力発電システムは、図12および図13に示した構成に限らず、他の構成であってもよい。
<第5実施形態>
本実施形態では、直動電機について説明する。本実施形態に係る直動電機は、発電機(リニア発電機)であってもよいし、電動機(リニア電動機)であってもよい。以下、本実施形態に係る直動電機の構成例について図14を参照して説明する。図14は、第5実施形態に係る直動電機の正断面図である。
図14において、直動電機は、移動子8および固定子9を備える。移動子8の移動方向は、図14に示すU方向となる。移動子8は、移動子鉄心81およびコイル82を有する。固定子9は、移動子8とギャップを介して対向している。図14に示すVは、移動子8が固定子9と対向する対向方向を示す。固定子9は、固定子鉄心91および磁極ユニット92を有する。磁極ユニット92は、第1〜第4実施形態に係る磁極ユニットのいずれかに相当するものである。ここでは一例として、磁極ユニット92として、第1実施形態に係る磁極ユニット23に相当するものを用いている。
磁極ユニット92は、固定子鉄心91の移動子8側にU方向に並べられており、ボルト穴925に挿入されたボルト923によって固定子鉄心91の移動子8側に固定される。固定子鉄心91は、磁極ユニット92を保持する保持鉄心である。磁極ユニット92は、ユニット鉄心921、永久磁石922、およびボルト923を有する。ユニット鉄心921のU方向における両端側には、突起部924が形成される。突起部924は、移動子8側に突出している。突起部924には、ボルト923が挿入されるボルト穴925が形成される。永久磁石922は、その断面形状が台形形状であり、ユニット鉄心921に形成された溝部926に挿入され、ユニット鉄心921の移動子8側に設けられる。また、永久磁石922は、U方向におけるユニット鉄心921の中央に配置され、U方向に並んだ突起部924の間に配置される。永久磁石922の移動子8側の極性はN極となっており、ユニット鉄心921側の極性はS極となっている。突起部924は、永久磁石922の移動子8側の面よりも移動子8側に突出している。
次に、磁極ユニット92によって固定子9に形成される磁極について説明する。永久磁石922は、第1磁極P11を形成する。ここでは、永久磁石922の移動子8側の極性をN極としたため、ここでは、永久磁石922の移動子8側の極性はN極となっているので、第1磁極P11の移動子8側の極性もN極となる。U方向に隣り合う2つの突起部924は、凸極性を有する第2磁極P21を形成する。第2磁極P21の移動子8側の極性は、永久磁石922のユニット鉄心921側の極性と同じであり、ここではS極となる。このような磁極を形成する磁極ユニット92をU方向に並べることにより、固定子9の移動子8側には、U方向に交互に並び移動子8側の極性が互いに反対となる第1磁極P11および第2磁極P21が形成される。このため、本実施形態に係る直動電機が電動機である場合には、コイル82によって発生する磁界により、移動子8がU方向に移動する。一方、本実施形態に係る直動電機が発電機である場合には、移動子8がU方向に移動することで、コイル82に電圧が誘起される。
以上のように、磁極ユニットは、回転電機だけでなく、直動電機にも適用可能である。これにより、直動電機においても、永久磁石の使用個数を大幅に削減することができ、永久磁石の使用量を容易に削減できる。
また、直動電機に用いられる永久磁石は、一般的に、Nd−Fe−Bを主成分とした導電体の希土類磁石である場合が多い。この場合、永久磁石の内部に渦電流損が発生してしまい、効率が低下してしまう。しかしながら、本実施形態では、永久磁石の使用個数を大幅に削減することができるので、永久磁石にて発生する渦電流損を、直動電機全体で大幅に削減することができる。その結果、直動電機の効率を向上させることができる。
なお、上述では、コイル82を移動子8に設け、磁極ユニット92を固定子9に設けていたが、これに限定されない。コイル82を固定子9に設け、磁極ユニット92を移動子8に設けてもよい。この場合、移動子鉄心81が磁極ユニット92を保持する保持鉄心となる。
また、上述では、固定子9に固定子鉄心91を設けていたが、これに限定されない。固定子鉄心91を省略し、所定の軌道を描くように磁極ユニット92を直接並べる構成であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。ただし、いわゆる当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態から適宜変更が可能であり、また、上記実施形態と変更例による手法を適宜組み合わせて利用することも可能である。すなわち、このような変更等が施された技術であっても、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
1、9 固定子
2 回転子
11、91 固定子鉄心
12、82 コイル
21 シャフト
22 回転子コア
23、23a、23b、33、43、92 磁極ユニット
8 移動子
81 移動子鉄心
50a 第1ユニット群
50b 第2ユニット群
61、71 タワー
62、72 ナセル
63、73 発電機
64 増速ギア
65、74 風車

Claims (13)

  1. コイルを有する固定子と、
    前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、
    前記回転子は、
    回転方向に交互に並び前記固定子側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、前記回転方向に並べられた複数の磁極ユニットと、
    各前記磁極ユニットを前記固定子側に保持する保持鉄心と、を有し、
    前記磁極ユニットの各々は、
    前記固定子側に突出する突起部が前記回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、
    前記ユニット鉄心の前記固定子側であって各前記突起部の間に設けられた永久磁石と、を有し、
    前記第1磁極は、前記永久磁石によって形成され、
    前記第2磁極は、前記回転方向に隣り合う各前記突起部によって形成され、
    前記ユニット鉄心の突起部には、前記磁極ユニットを前記保持鉄心に固定するボルトを挿入するためのボルト穴が形成されている、回転電機。
  2. 前記磁極ユニットの各々は、前記永久磁石の前記固定子側に設けられたユニット鉄心片をさらに有する、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ユニット鉄心片は、積層された鋼板により構成される、請求項2に記載の回転電機。
  4. 各前記突起部は、前記ユニット鉄心片よりも前記固定子側に突出している、請求項2または3に記載の回転電機。
  5. 前記永久磁石は、前記ユニット鉄心に形成された磁石穴の内部に設けられる、請求項1に記載の回転電機。
  6. 各前記突起部は、前記永久磁石の前記固定子側に存在する前記ユニット鉄心の一部よりも前記固定子側に突出している、請求項5に記載の回転電機。
  7. 各前記突起部は、前記永久磁石よりも前記固定子側に突出している、請求項1に記載の回転電機。
  8. 前記ユニット鉄心は、前記回転子の回転軸方向に積層された鋼板により構成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記電磁鋼板の両面には、接着剤が塗布されている、請求項8に記載の回転電機。
  10. 前記回転子は、前記回転方向に並べられた各前記磁極ユニットにより構成されるユニット群であって、前記回転子の回転軸方向に並べられた複数のユニット群を有し、
    前記複数のユニット群は、
    前記第1磁極の前記固定子側の極性がN極となる第1ユニット群と、
    前記第1磁極の前記固定子側の極性がS極となる、前記第1ユニット群と同数個の第2ユニット群と、により構成され、
    前記回転軸方向からみて、前記第1ユニット群の第1磁極と前記第2ユニット群の第2磁極が同位置に配置され、前記第1ユニット群の第2磁極と前記第2ユニット群の第1磁極が同位置に配置される、請求項1に記載の回転電機。
  11. 発電機を備える風力発電システムであって、
    前記発電機は、
    コイルを有する固定子と、
    前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、
    前記回転子は、
    回転方向に交互に並び前記固定子側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、前記回転方向に並べられた複数の磁極ユニットと、
    各前記磁極ユニットを前記固定子側に保持する保持鉄心と、を有し、
    前記磁極ユニットの各々は、
    前記固定子側に突出する突起部が前記回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、
    前記ユニット鉄心の前記固定子側であって各前記突起部の間に設けられた永久磁石と、を有し、
    前記第1磁極は、前記永久磁石によって形成され、
    前記第2磁極は、前記回転方向に隣り合う各前記突起部によって形成され、
    前記ユニット鉄心の突起部には、前記磁極ユニットを前記保持鉄心に固定するボルトを挿入するためのボルト穴が形成されている、風力発電システム。
  12. 前記風力発電システムは、
    タワーと、
    前記タワーに設けられたナセルと、
    前記ナセルに設けられた前記発電機と、
    前記発電機に直接的または間接的に接続された風車と、を備える、請求項11に記載の風力発電システム。
  13. コイルを有する固定子と、
    前記固定子の内周側に設けられた回転子と、を備え、
    前記回転子は、
    回転方向に交互に並び前記固定子側の極性が互いに反対となる第1および第2磁極を形成する、前記回転方向に並べられた複数の磁極ユニットと、
    各前記磁極ユニットを前記固定子側に保持する保持鉄心と、を有し、
    前記磁極ユニットの各々は、
    前記固定子側に突出する突起部が前記回転方向の両端側に形成されたユニット鉄心と、
    前記ユニット鉄心の前記固定子側であって各前記突起部の間に設けられた永久磁石と、を有し、
    前記第1磁極は、前記永久磁石によって形成され、
    前記第2磁極は、前記回転方向に隣り合う各前記突起部によって形成され、
    前記ユニット鉄心は、前記回転子の回転軸方向に積層された鋼板により構成される、回転電機。
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