JP2012029345A - Motor and electric mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動式のモータに関する。 The present invention relates to an electric motor.
従来より、空調機器やロボット等の様々な機器にモータが利用されている。例えば、空調機器では、モータのトルクを利用して、制御弁の開閉が行われる。このようなモータには、モータのベース部に取付孔が設けられ、機器内の他の部材とベース部とがビス留めされる。特開2009−232676号公報には、ディスク駆動装置に搭載されたモータが開示される。回路基板が取り付けられた取付板では、回路基板の外周縁よりも側方に突出した部位に、取付板とディスク駆動装置内の他の部材とを固定するための取付穴が設けられる。
ところで、近年、機器の小型化や部品点数の増加により、機器内のモータを搭載するスペースが狭くなっており、モータに対して小型化が要求されている。しかし、ベース部の大きさを小さくして回路基板と重なる範囲にビス留め用の雌ねじ部を設けると、ビスの先端が回路基板と干渉してしまう。ビスの先端を雌ねじ部から確実に突出させない対策を採用すると、ビスが雌ねじ部に螺合する範囲が短くなり、ベース部の取付強度が低下する。また、短いビスにてベース部を取付部に固定しようとすると、ビスが損傷する虞がある。 By the way, in recent years, due to the downsizing of devices and the increase in the number of parts, the space for mounting motors in the devices has become narrow, and the motors are required to be downsized. However, if a screw fixing female screw portion is provided in a range where the size of the base portion is reduced and overlaps the circuit board, the tip of the screw interferes with the circuit board. When measures are taken to ensure that the tip of the screw does not protrude from the female screw portion, the range in which the screw is screwed into the female screw portion is shortened, and the mounting strength of the base portion is reduced. Further, if the base part is fixed to the attachment part with a short screw, the screw may be damaged.
本発明は、ベース部の取付強度を確保するとともに、雄ねじであるビスの回路基板への干渉を防止することを目的としている。 An object of the present invention is to secure the mounting strength of a base portion and prevent interference of a screw, which is a male screw, with a circuit board.
本発明の例示的なモータは、静止部と、回転部と、中心軸を中心として前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受機構と、を備え、前記回転部が、有蓋略円筒状のロータハブと、前記ロータハブの円筒部の内側に固定されるロータマグネットと、を備え、前記静止部が、前記軸受機構の周囲に配置され、前記ロータマグネットと径方向に対向するステータと、前記ステータの下方に位置し、前記中心軸に垂直な方向に広がるベース部と、前記ベース部の上面に固定される回路基板と、を備え、前記ベース部が、前記ベース部を貫通する雌ねじ部を備え、前記雌ねじ部と前記回路基板とが前記中心軸に平行な方向に重なり、前記ベース部の前記上面のうち前記雌ねじ部の周囲の領域であるねじ部周囲領域が、前記上面のうち前記回路基板に当接または近接する領域である基板載置領域よりも下方に位置する。 An exemplary motor of the present invention includes a stationary part, a rotating part, and a bearing mechanism that rotatably supports the rotating part with respect to the stationary part around a central axis, the rotating part having a lid A substantially cylindrical rotor hub, and a rotor magnet fixed to the inside of the cylindrical portion of the rotor hub, wherein the stationary portion is disposed around the bearing mechanism and is opposed to the rotor magnet in a radial direction. A base portion extending below the stator and extending in a direction perpendicular to the central axis, and a circuit board fixed to the upper surface of the base portion, wherein the base portion penetrates the base portion. The female screw portion and the circuit board are overlapped in a direction parallel to the central axis, and a screw portion peripheral region that is a region around the female screw portion of the upper surface of the base portion is included in the upper surface. Above Located below the depositing area substrate placement is a region in contact with or in proximity to road substrate.
本発明によれば、ベース部の取付強度を確保するとともに、取付用の雄ねじの回路基板への干渉を防止することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while ensuring the attachment intensity | strength of a base part, the interference to the circuit board of the external thread for attachment can be prevented.
本明細書では、モータの中心軸方向における上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。 In the present specification, the upper side in the central axis direction of the motor is simply referred to as “upper side”, and the lower side is simply referred to as “lower side”. Note that the vertical direction does not indicate the positional relationship or direction when incorporated in an actual device.
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電動機構10の内部構成の一部を拡大して示す図である。電動機構10は、例えば、空調機器内の制御弁の開閉に利用される。電動機構10は、モータ11と、動力伝達機構12と、取付部13と、雄ねじであるビス14と、を備える。図2は、図1の取付部13近傍を拡大して示す図である。取付部13は、中央孔部131と、中央孔部131の周囲にて取付部13を貫通する複数の周辺孔部132と、を備える。モータ11は取付部13上に載置され、ビス14にて固定される。
(First embodiment)
FIG. 1 is an enlarged view showing a part of the internal configuration of the
図1に示すように、動力伝達機構12は、第1歯車121と、第2歯車122と、軸部材123と、を備える。第1歯車121は、モータ11の後述のシャフト41の先端に固定される。第2歯車122は、第1歯車121と係合する。軸部材123の一方の端部は、第2歯車122の中央に固定される。実際には、動力伝達機構12は、他の複数の部品を有する。電動機構10の駆動時には、モータ11の回転により第1歯車121が回転し、第1歯車121と係合する第2歯車122も回転する。第2歯車122に固定された軸部材123は、中心軸J2を中心として回転する。このように、第1および第2歯車121,122並びに軸部材123の回転によりモータ11の動力が伝達される。
As shown in FIG. 1, the
モータ11は、アウタロータ型のモータである。モータ11は、回転組立体である回転部2と、固定組立体である静止部3と、軸受機構4と、を備える。回転部2は、軸受機構4を介してモータ11の中心軸J1を中心に、静止部3に対して回転可能に支持される。
The
回転部2は、有蓋略円筒状のロータハブ21と、ロータマグネット22と、を備える。ロータマグネット22は、ロータハブ21の円筒部211の内側に固定される。
The rotating unit 2 includes a lid-shaped substantially
静止部3は、ベース部31と、ステータ32と、回路基板33と、を備える。ベース部31は、金属、例えば、亜鉛メッキ鋼板にて形成される。ベース部31は、環状であり、中心軸J1に垂直な方向に広がる。回路基板33は、ベース部31の上面5(以下、「ベース上面5」という。)に接着剤や粘着材等にて固定される。回路基板33上には、ロータマグネット22と上下方向に対向するホールセンサ(ホール素子やホールIC等)331が実装される。また、回路基板33のベース部31よりも径方向外方に突出した部位には、コネクタ332が実装される。ステータ32は、ベース部31の上方にて軸受機構4の周囲に配置され、ロータマグネット22と中心軸J1を中心とする径方向に対向する。以下、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」という。モータ11の駆動時には、ロータマグネット22とステータ32との間にてトルクが発生する。
The
軸受機構4は、シャフト41と、スリーブ42と、略円筒状の軸受保持部43と、環状の2つの上シール部44と、環状の下シール部45と、を備える。シャフト41は、スリーブ42に挿入される。シャフト41の図1における上端は、ロータハブ21の蓋部212の中央に設けられた孔部に固定される。シャフト41の下端には、上述の第1歯車121が固定される。
The
スリーブ42は、含油焼結金属にて形成される。軸受保持部43は、スリーブ42の外周を覆う。軸受保持部43の下部の外周には、ベース部31が固定される。軸受保持部43のベース部31よりも下側には、径方向外方に突出するフランジ部431が設けられる。図2に示すように、フランジ部431は、取付部13の中央孔部131の内側に位置する。スリーブ42に代えてボールベアリング等の他の軸受部品が用いられてもよい。
The
図1に示す上シール部44および下シール部45は、軸受保持部43の上部および下部の内側にそれぞれ取り付けられる。シャフト41は、上シール部44および下シール部45を貫通する。シャフト41の下シール部45よりも下側には、抜止部材411が取り付けられ、シャフト41および回転部2が上方に移動することが防止される。
The
軸受機構4では、軸受保持部43、上シール部44および下シール部45により軸受機構4内に潤滑油が保持される。モータ11の駆動時には、シャフト41がスリーブ42に対して潤滑油を介して回転可能に支持される。なお、シャフト41は、回転部2と共に回転するため、回転部2の一部と捉えられてもよい。
In the
図3は、ベース部31の平面図である。図4は、図3の矢印Aの位置にてベース部31を切断した断面図である。ベース部31は、中央の孔部311と、3つの窪み部312と、雌ねじ部313と、2つの突起314と、を備える。図2に示すように、ベース部31が軸受保持部43に固定される際には、軸受保持部43がベース部31の孔部311に下方から挿入される。孔部311は、軸受保持部43の環状のかしめ部432とフランジ部431との間に位置し、かしめ部432が径方向外方に折り曲げられることにより、孔部311の上端のエッジが下方かつ径方向外方に向かって押圧される。なお、図1および図2では、かしめ部432が径方向外方に折り曲げられる前の状態を示している。
FIG. 3 is a plan view of the
図4に示す窪み部312は、ベース部31の元となる板部材に対する半抜き加工により、周囲の部位よりも下方に押し下げられた部位として形成される。すなわち、板部材をパンチにより塑性変形させる際に、その下降を途中で停止することにより、窪み部312が形成される。半抜き加工が利用されることにより、窪み部312の上面51および下面61が容易に中心軸J1に垂直な面となる。図3に示すように、3つの窪み部312は、中心軸J1を中心とする周方向におよそ等間隔に設けられ、軸受保持部43の周囲を囲む。以下、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」という。
The
図3および図4に示すように、雌ねじ部313は、窪み部312内に位置し、ベース部31を中心軸J1に平行な方向に貫通する。雌ねじ部313のねじ山は、ねじ穴の(ほぼ)全長に亘って設けられる。もちろん、不完全ねじ部や面取りが存在する場合は、これらの部位には完全な雌ねじは形成されない。以下の説明では、窪み部312の上面51、すなわち、ベース上面5のうち雌ねじ部313の周囲の領域を「ねじ部周囲領域51」と呼ぶ。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
ベース部31では、ベース上面5のうち、ねじ部周囲領域51よりも上側に位置する領域52に回路基板33が載置される。以下、領域52を「基板載置領域52」と呼ぶ。図4に示すように、ねじ部周囲領域51と基板載置領域52との間の中心軸J1に平行な方向における距離は、ベース部31の厚さのおよそ1/3倍である。ねじ部周囲領域51と基板載置領域52との間の側壁511は、中心軸J1に平行である。これにより、基板載置領域52をねじ部周囲領域51との境界近傍まで広げることができる。
In the
基板載置領域52では、上方に向かって突出する突起314が設けられる。突起314は、窪み部312の場合と同様に、ベース部31の元となる板部材に対する半抜き加工により形成される。回路基板33がベース部31に取り付けられる際には、図2に示すように、回路基板33に設けられた位置決め用の微小な孔333にベース部31の突起314が挿入される。これにより、回路基板33のベース部31に対する位置および向きが容易に決定される。回路基板33は、基板載置領域52に取り付けられた状態において、雌ねじ部313と中心軸J1に平行な方向において重なる。ここでの「重なる」は、回路基板33が雌ねじ部313と中心軸J1に平行な方向において部分的に重なる場合を含む。また、ねじ部周囲領域51が基板載置領域52よりも下方に位置するため、雌ねじ部313は、回路基板33から離間している。
In the
本実施形態では、半抜き加工を利用することにより比較的薄い板部材からベース部31を形成することができる。以下の説明において、半抜き加工を利用しない場合に比べてベース部31が厚くないことを、単に「薄い」と表現する。厚い板部材にてベース部を形成する場合は、位置決め用の突起の径を小さくすることが困難となるが、薄いベース部31を利用することにより、径が小さい突起314を容易に形成することができる。さらに、回路基板33の孔333の大きさも小さくすることができ、配線が形成される領域や電子部品が実装される領域をより確保することができる。その結果、回路基板33を小さくすることができる。
In the present embodiment, the
図3に示すように、ベース部31では、雌ねじ部313の周囲のみが下方に向かって窪むことから、周方向において雌ねじ部313と雌ねじ部313との間の部位が、基板載置領域52の一部となっている。これにより、基板載置領域52が広い範囲に存在し、回路基板33を安定してベース部31上に固定することができる。
As shown in FIG. 3, in the
図5は、ベース部31の底面図である。図5では、ベース部31の下面(以下、「ベース下面6」という。)のうち窪み部312に対応する下面61にクロスハッチングを付している。また、孔部311の周囲の環状領域(以下、「中央環状領域62」という。)にもクロスハッチングを付している。図2に示すように、窪み部312の下面61は、中心軸J1に平行な方向において中央環状領域62よりも下側に位置し、モータ11が取付部13に載置された状態において、取付部13の上面と当接する。以下、下面61を「取付領域61」という。中心軸J1を含む面にて、中央環状領域62と面一の領域と取付領域61との間の部位の側壁521は、中心軸J1に平行である。これにより、取付領域61を側壁521まで広げることができる。
FIG. 5 is a bottom view of the
中央環状領域62は、軸受保持部43のフランジ部431の上面と上下方向に当接する。ベース部31では、取付領域61を基準面として中央環状領域62の平行度が管理される。すなわち、取付領域61を基準として中央環状領域62の加工が行われたり、中央環状領域62の平行度が十分でないベース部31が排除される。これにより、取付領域61に対するシャフト41の垂直度が容易に確保される。その結果、取付部13に対してモータ11が軸倒れすることが防止される。ベース部31では、基板載置領域52上の回路基板33の傾きも防止される。これにより、図1に示す回転部2と回路基板33との接触が防止され、配線パターンの損傷が防止される。さらに、ホールセンサ331によるロータマグネット22の位置検出を精度よく行うことができる。また、取付領域61を基準面として軸受保持部43の中心軸J1方向における高さが管理され、モータ11の高さの精度を容易に確保することができる。
The central
モータ11が取付部13に取り付けられる際には、図2のベース部31の雌ねじ部313と取付部13の周辺孔部132とを上下方向に対向させつつ、軸受保持部43のフランジ部431が、取付部13の中央孔部131に嵌め込まれる。次に、ビス14が周辺孔部132に下方から挿入されるとともに、雌ねじ部313と螺合される。これにより、ベース部31が取付部13に固定される。なお、中心軸J1に平行な方向において、ビス14の先端の不完全ねじ部142は、上下方向に関してねじ部周囲領域51と基板載置領域52との間に位置する。
When the
ところで、ベース部のビス留めを行う位置においてベース部に回路基板が接するモータの場合、ビスの先端と回路基板とが干渉してしまう。ビスの先端を雌ねじ部から確実に突出させないためには、ビスを雌ねじ部および取付部の軸方向の長さ(深さ寸法)よりも短くする必要があり、その結果、雌ねじ部との噛み合い歯数が少なくなる。 By the way, in the case of a motor in which the circuit board is in contact with the base part at a position where the base part is screwed, the tip of the screw interferes with the circuit board. In order to ensure that the tip of the screw does not protrude from the female screw part, it is necessary to make the screw shorter than the axial length (depth dimension) of the female screw part and the mounting part. As a result, the meshing tooth with the female screw part The number decreases.
これに対し、モータ11では、図2に示すように、窪み部312が設けられることにより、中心軸J1に平行な方向において、ビス14の先端の不完全ねじ部142が、ねじ部周囲領域51と基板載置領域52との間に位置する。このため、ビス14が回路基板33と干渉することが防止される。また、ビス14を短くすることなく、ビス14の完全ねじ部141を雌ねじ部313の全長に亘って螺合させることができ、ベース部31と取付部13との取付強度が十分に確保される。
On the other hand, in the
さらに、回路基板33にはビスの先端を逃がすための孔が設けられないため、他の構造のモータとの間にて回路基板を共通にした設計とすることができる。その結果、回路基板33を安価に製造することができる。ビス逃がし用の孔が回路基板33にないため、回路基板33の配線が形成される領域や電子部品が実装される領域を十分に確保することができる。
Further, since the
モータ11では、ベース部に回路基板と重ならない部位を設けて当該部位にてモータをビス留めする場合に比べて、ベース部を小さくすることができる。また、ベース部31の厚さが薄いため、径の小さい雌ねじ部313を容易に形成することができ、ベース部31をより小さくすることができる。その結果、モータ11を小型化することができる。
In the
薄いベース部31が利用されることにより、ベース部31を軸受保持部43に容易にかしめ固定することができる。図2に示すベース部31の中央環状領域62と軸受保持部43のフランジ部431の上面との間の当接位置は、ベース部が厚い場合に比べて、中心軸J1方向において上側に位置させることができる。その結果、軸受保持部43全体の高さを低くすることができ、モータ11を薄型化することができる。ベース部31には、安価なプレス部品が利用されるとともに、元部材が薄いため、モータ11の製造コストが低減される。
By using the
ベース部31では、半抜き加工を利用することによりスプリングバックの影響を考慮することなく、周囲の部位に対する窪み部312の変位量を精度よく調整することができる。これにより、取付領域61と基板載置領域52との間の距離が不必要に大きくなることが防止される。窪み部312の変位量が小さく、かつ、ベース部31を厚くすることが許容される場合は、ベース部31を厚くして雌ねじ部313とビス14との噛み合い長さを長くしてもよい。ねじ部周囲領域51と基板載置領域52との間の距離は、中心軸J1に平行な方向においてビス14の不完全ねじ部142の一部がねじ部周囲領域51よりも上側に位置するために、0.5mm以上とし、ベース部31の強度を確保するために、ベース部31の厚さの3/4倍以下とすることが好ましい。
In the
モータ11では、図6に示すように、ベース部31の基板載置領域52に、回路基板33の位置決め用の貫通孔315が設けられてもよい。貫通孔315は、打ち抜き加工により中心軸J1に平行に伸びるように形成される。回路基板33がベース部31に取り付けられる際には、貫通孔315および図2に示す回路基板33の孔333に対してピンが挿入されることにより、ベース部31に対する回路基板33の位置決めが行われる。図6においても、ベース部31の元部材が薄いことにより、径が小さい貫通孔315を容易に形成することができる。このため、回路基板33に形成される孔333の径も小さくすることができ、回路基板33上の配線等の領域を十分に確保することができる。
In the
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係るモータ11aの一部の断面図である。モータ11aでは、周方向に3つの窪み部312aが形成される。窪み部312aは、ベース部31の元となる板部材に対する曲げ加工により、周囲の部位よりも下方に折れ曲がった部位として形成される。曲げ加工では、原則1回のプレスにより窪み部312aが形成される。ベース部31は、金属、例えば、亜鉛メッキ鋼板にて形成される。雌ねじ部313は、窪み部312a内に設けられ、ベース部31を上下方向に貫通する。図8は、ベース部31の平面図である。3つの窪み部312aは、図7の軸受機構4の周囲を囲むようにして周方向に等間隔に配置される。窪み部312aを平面視した際の形状は、円形である。以下、第1の実施形態と同様に、雌ねじ部313が形成される窪み部312aの上面を「ねじ部周囲領域51」と呼ぶ。ベース上面5のうち回路基板33が載置される領域を「基板載置領域52」と呼ぶ。モータ11aの他の構造は、モータ11と同様であり、以下、同様の構成には同符号を付して説明する。
(Second Embodiment)
FIG. 7 is a partial cross-sectional view of the
ねじ部周囲領域51は、基板載置領域52よりも下方に位置する。ねじ部周囲領域51と基板載置領域52との間の部位512を中心軸J1を含む面にて切断した断面は、下方に向かうとともに窪み部312aの中央に向かって傾斜する。回路基板33はベース部31に取り付けられた状態にて、雌ねじ部313の少なくとも一部と中心軸J1に平行な方向において重なる。モータ11aは、ビス14が取付部13の周辺孔部132に挿入されるとともに雌ねじ部313と螺合することにより、取付部13に固定される。
The screw
第2の実施形態においても、窪み部312aが設けられることにより、ベース部31と回路基板33との間の距離が確保され、ビス14が回路基板33と干渉することが防止される。さらに、ビス14を雌ねじ部313と十分な長さに亘って螺合させることができ、ベース部31と取付部13との取付強度を十分に確保することができる。モータ11aでは、ベース部31の回路基板33と重なる位置にてビス留めを行うことができるため、ベース部31を小さくすることができる。その結果、モータ11aを小型化することができる。
Also in the second embodiment, by providing the
曲げ加工が利用されることにより、薄い板部材からベース部31を形成することができる。これにより、ベース部31とフランジ部431との上下方向における当接位置を上側に位置させることができる。その結果、軸受保持部43全体の高さを低くすることができる。
By utilizing the bending process, the
モータ11aでは、取付部13と回路基板33との間の距離がある程度許容されるのであれば、曲げ加工により下方に大きく折れ曲がる窪み部312aが形成されてもよい。これにより、長いビス14が使用される場合であっても、ビス14と回路基板33との干渉が防止される。
In the
第2の実施形態では、板部材に対する絞り加工により窪み部312aが形成されてもよい。絞り加工では、板部材に対して厚さ方向に圧縮する複数回プレスが行われることにより、ベース部31の窪み部312a近傍の部位が加工硬化する。これにより、ビス14が雌ねじ部313に強固に取り付けられ、ベース部31と取付部13との間の取付強度を向上することができる。
In the second embodiment, the recessed
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、ベース部31では、4以上の雌ねじ部313が設けられてもよい。ベース部31には2つの雌ねじ部313が設けられてもよい。すなわち、ベース部31には2以上の雌ねじ部313が設けられる。複数の雌ねじ部313は望ましくは軸対称に配置される。同様に、ベース部31には、下方に向かって窪む2以上の窪み部が設けられ、各雌ねじ部313が各窪み部に設けられる。この場合においても、好ましくは、雌ねじ部313と隣接する雌ねじ部313との間の部位を基板載置領域52の一部とすることにより、回路基板33をベース部31に安定して固定することができる。
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible. For example, in the
ベース部31に2以上の雌ねじ部313が設けられる場合、隣接する2つの雌ねじ部313の間の中心軸J1を中心とする角度は180度以下、好ましくは120度以下とされる。これにより、雌ねじ部313は、軸受機構4を囲むように周方向に配置され、ベース部31が取付部13に適切に固定される。回路基板33と少なくとも一部が上下方向に重なる雌ねじ部313は、1つのみであってもよい。
When two or more
上記実施形態では、ベース部31として厚い板部材を用いてよい場合には、プレス加工に代えて切削加工により窪み部が形成されてもよい。切削加工では、ベース部31が高精度に形成される。切削により、厚い板部材をそのままベース部31として用いる場合に比べて、ベース部31の重量が削減される。この場合においても、上記実施形態と同様に、ベース部31と取付部13との取付強度を十分に確保しつつ、ビス14の先端の回路基板33との干渉が防止される。ベース部31の元となる板部材には、例えば、真鍮が利用される。
In the said embodiment, when you may use a thick board member as the
ベース部31は、ダイカストを利用して形成されてもよい。さらに、ベース部31は、樹脂の射出成型により形成されてもよい。ベース部31が樹脂材料にて形成されることにより、ベース部31を安価に製造することができる。ダイカストおよび樹脂の射出成型が利用されることにより、窪み部を容易に精度よく形成することができる。ベース部31の平面視における形状は、円形には限定されず、多角形(三角形、四角形ほか)や楕円等であってもよい。
The
モータ11,11aでは、ベース部31が取付部13に強固に締結され、かつ、シャフト41の垂直度が確保されるため、これらのモータは、空調機器内の制御弁の開閉以外に、ロボットや監視カメラ等の駆動といった、動力伝達機構を介して大きな出力トルクを得る電動機構に適している。
In the
ビス14の回路基板33への干渉を防止する手法は、回路基板33がインシュレータを介してステータに取り付けられるモータに適用されてもよい。当該モータにおいても、ベース部31のねじ部周囲領域51が、回路基板33と近接する基板載置領域52よりも下方に位置することにより、ビス14の先端が回路基板33と干渉することが防止される。上記手法は、ファンが搭載される機器において、ファンのモータ部と取付部との取り付けに適用されてもよい。
The technique for preventing the
本発明は、動力を出力する様々な電動機構のモータとして利用可能であり、電動機構以外のモータとしても利用可能である。 The present invention can be used as a motor of various electric mechanisms that output power, and can also be used as a motor other than the electric mechanism.
2 回転部
3 静止部
4 軸受機構
5 (ベース部の)上面
10 電動機構
11,11a モータ
13 取付部
14 ビス
21 ロータハブ
22 ロータマグネット
31 ベース部
32 ステータ
33 回路基板
41 シャフト
42 スリーブ
43 軸受保持部
51 ねじ部周囲領域
52 基板載置領域
121 第1歯車
122 第2歯車
123 軸部材
132 周辺孔部
211 円筒部
311 (ベース部の)孔部
313 雌ねじ部
314 突起
315 貫通孔
J1 中心軸
2 Rotating
Claims (8)
回転部と、
中心軸を中心として前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受機構と、
を備え、
前記回転部が、
有蓋略円筒状のロータハブと、
前記ロータハブの円筒部の内側に固定されるロータマグネットと、
を備え、
前記静止部が、
前記軸受機構の周囲に配置され、前記ロータマグネットと径方向に対向するステータと、
前記ステータの下方に位置し、前記中心軸に垂直な方向に広がるベース部と、
前記ベース部の上面に固定される回路基板と、
を備え、
前記ベース部が、前記ベース部を貫通する雌ねじ部を備え、
前記雌ねじ部と前記回路基板とが前記中心軸に平行な方向に重なり、前記ベース部の前記上面のうち前記雌ねじ部の周囲の領域であるねじ部周囲領域が、前記上面のうち前記回路基板に当接または近接する領域である基板載置領域よりも下方に位置する、モータ。 A stationary part;
A rotating part;
A bearing mechanism that rotatably supports the rotating portion with respect to the stationary portion around a central axis;
With
The rotating part is
A substantially cylindrical rotor hub with a lid;
A rotor magnet fixed to the inside of the cylindrical portion of the rotor hub;
With
The stationary part is
A stator disposed around the bearing mechanism and opposed to the rotor magnet in a radial direction;
A base portion located below the stator and extending in a direction perpendicular to the central axis;
A circuit board fixed to the upper surface of the base part;
With
The base portion includes a female screw portion that penetrates the base portion,
The female screw portion and the circuit board are overlapped in a direction parallel to the central axis, and a screw portion peripheral region that is a region around the female screw portion of the upper surface of the base portion is connected to the circuit substrate of the upper surface. A motor that is positioned below a substrate placement area that is in contact with or close to the substrate.
前記突起または前記貫通孔が、半抜き加工または打ち抜き加工により形成されており、前記ベース部に対する前記回路基板の位置決めに利用される、請求項2ないし4のいずれかに記載のモータ。 Protrusions or through holes projecting upward are provided in the substrate placement region of the base portion,
The motor according to any one of claims 2 to 4, wherein the protrusion or the through hole is formed by half punching or punching, and is used for positioning the circuit board with respect to the base portion.
前記2以上の雌ねじ部と前記回路基板とが前記中心軸に平行な方向において重なり、前記ベース部の前記上面のうち前記2以上の雌ねじ部の周囲の領域である2以上のねじ部周囲領域が、前記基板載置領域よりも下方に位置し、前記中心軸を中心とする周方向において、各雌ねじ部と隣接する雌ねじ部との間に前記基板載置領域の一部が位置する、請求項1ないし5のいずれかに記載のモータ。 The base portion includes two or more female screw portions penetrating the base portion, and the two or more female screw portions are positioned to surround the bearing mechanism;
The two or more female screw portions and the circuit board overlap in a direction parallel to the central axis, and two or more screw portion surrounding regions, which are regions around the two or more female screw portions, of the upper surface of the base portion. A part of the substrate placement region is located between each female screw portion and an adjacent female screw portion in a circumferential direction centered on the central axis and positioned below the substrate placement region. The motor according to any one of 1 to 5.
上端が前記ロータハブに固定されるシャフトと、
前記シャフトが挿入される軸受部品と、
前記軸受部品の外周を覆う軸受保持部と、
を備え、
前記軸受保持部が、前記ベース部に形成された孔部に挿入されて固定される、請求項1ないし6のいずれかに記載のモータ。 The bearing mechanism is
A shaft whose upper end is fixed to the rotor hub;
A bearing part into which the shaft is inserted;
A bearing holding portion covering the outer periphery of the bearing component;
With
The motor according to claim 1, wherein the bearing holding portion is inserted and fixed in a hole formed in the base portion.
前記回転部に固定された歯車と、
前記歯車と係合して前記モータの動力が伝達される他の歯車と、
前記ベースが固定される取付部と、
前記取付部の貫通孔に挿入されて前記雌ねじ部と螺合することにより、前記ベース部を前記取付部に固定する雄ねじと、
を備える、電動機構。 A motor according to any one of claims 1 to 7;
A gear fixed to the rotating part;
Other gears that engage with the gears and transmit the power of the motor;
A mounting portion to which the base is fixed;
A male screw that is inserted into the through hole of the mounting portion and screwed into the female screw portion, thereby fixing the base portion to the mounting portion;
An electric mechanism.
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