JP2012029079A - 発振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電振動子を用いており、かつ出力の周波数依存性を低くした発振装置を提供する。
【解決手段】この発振装置は、シート状の振動部材10、圧電振動子20、及び支持体40を備えている。圧電振動子20は振動部材10の一面に取り付けられている。支持体40は、振動部材10の縁の少なくとも一部を支持している。振動部材10の平面形状は多角形である。この多角形の少なくとも一つの頂点から圧電振動子20の重心までの距離は、多角形の他の頂点から重心までの距離と異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカとして用いられる発振装置に関する。
近年、携帯電話やラップトップ型コンピュータの携帯端末などの需要が拡大している。特にテレビ電話や動画再生、ハンズフリー電話機能などの音響機能を商品価値とした薄型の携帯端末の開発が進められている。これらの開発の中で、小型でかつ出力が大きい電気音響変換器の要求が高まっている。従来、携帯電話等の電子機器には、電気音響変換器として動電型電気音響変換器が利用されている。この動電型電気音響変換器は、永久磁石とボイスコイルと振動膜から構成されている。しかしながら動電型電気音響変換器は、その動作原理及び構造から、薄型化には限界がある。そこで、例えば特許文献1に記載されているように、圧電振動子をスピーカとして使用することが期待されている。
国際公開第05/067346号パンフレット
圧電振動子は機械的品質係数Qが高いため、圧電振動子を発信源に用いた発振装置は、基本共振周端数で出力が大きくなりやすい。一方、発振装置をスピーカとして使用する場合、その出力は周波数によらずに一定であることが望まれる。
本発明の目的は、圧電振動子を用いており、かつ出力の周波数依存性を低くした発振装置を提供することにある。
本発明によれば、シート状の振動部材と、
前記振動部材の一面に取り付けられた圧電振動子と、
前記振動部材の縁の少なくとも一部を支持する支持体と、
を備え、
前記振動部材の平面形状は多角形であり、かつ前記多角形の少なくとも一つの頂点から前記圧電振動子の重心までの距離は、前記多角形の他の頂点から前記重心までの距離と異なる発振装置が提供される。
本発明によれば、圧電振動子を用いた発振装置において、出力の周波数依存性を低くすることができる。
第1の実施形態に係る発振装置の構成を示す平面図である。 図1に示した発振装置のA−A´断面図である。 図1に示した発振装置の要部を拡大した平面図である。 圧電振動子の厚さ方向の構成を示す断面図である。 図1の変形例に係る発振装置の要部を拡大した平面図である。 図1の変形例に係る発振装置の要部を拡大した平面図である。 第2の実施形態に係る発信装置の圧電振動子の構成を示す斜視分解図である。 第3の実施形態に係る発振装置の平面図である。 第4の実施形態に係る発振装置の平面図である。 第5の実施形態に係る発振装置の断面図である。 携帯通信端末の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発振装置の構成を示す平面図である。図2は図1に示した発振装置のA−A´断面図である。図3は、図1に示した発振装置の要部を拡大した平面図である。この発振装置は、シート状の振動部材10、圧電振動子20、及び支持体40を備えている。圧電振動子20は振動部材10の一面に取り付けられている。支持体40は、振動部材10の縁の少なくとも一部を支持している。振動部材10の平面形状は多角形である。この多角形の少なくとも一つの頂点から圧電振動子20の重心までの距離は、多角形の他の頂点から重心までの距離と異なる。この発振装置は、例えばパラメトリックスピーカや音波センサの発振源として使用される。このパラメトリックスピーカは、例えば電子機器(例えば、携帯電話機、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、小型ゲーム機器など)の音源として使用される。以下、詳細に説明する。
振動部材10は、圧電振動子20から発生した振動によって振動する。また振動部材10は、圧電振動子20の基本共振周波数を調整する。機械振動子の基本共振周波数は、負荷重量と、コンプラインスに依存する。コンプラインスは振動子の機械剛性であるため、振動部材10の剛性を制御することで、圧電振動子20の基本共振周波数を制御できる。なお、振動部材10の厚みは5μm以上500μm以下であることが好ましい。また、振動部材10は、剛性を示す指標である縦弾性係数が1Gpa以上500GPa以下であることが好ましい。振動部材10の剛性が低すぎる場合や、高すぎる場合は、機械振動子として特性や信頼性を損なう可能性が出てくる。なお、振動部材10を構成する材料は、金属や樹脂など、脆性材料である圧電振動子20に対して高い弾性率を持つ材料であれば特に限定されないが、加工性やコストの観点からリン青銅やステンレスなどが好ましい。
本実施形態において圧電振動子20の平面形状は円形である。ただし圧電振動子20の平面形状は円形に限定されない。圧電振動子20は、振動部材10に対向する面の全面が接着剤によって振動部材10に固定されている。これにより、圧電振動子20の全面が振動部材10によって拘束される。
支持体40は、矩形の枠体を複数マトリクス状に並べた形状を有している。詳細には、支持体40は、平面視において、矩形の枠体42の内側の領域を、直線状の複数の部材44を用いて縦横それぞれ複数に分割している。そして分割後の各枠の内部に、一枚の振動部材10が設けられている。この一枚の振動部材10は、縁が支持体40に固定されている。また振動部材10は、図3に示すようにスリット12を有している。スリット12が設けられることにより、一枚の振動部材10は複数に分割されている。そして分割後の振動部材10それぞれに対して圧電振動子20が固定されている。本図に示す例では、一枚の振動部材10に対して2つの圧電振動子20が、支持体40の中心を基準として点対称となるように固定されている。そしてスリット12は略矩形の支持体40の対角線の全体に沿って設けられている。なお振動部材10の平面形状は全て同じである。ただし、一枚の振動部材10にスリット12を入れることにより、一枚の振動部材10を互いに異なる平面形状の振動部材10に分割してもよい。
本実施形態において、分割後の振動部材10の平面形状は三角形、具体的には直角三角形、さらに詳細には直角二等辺三角形である。そして、分割後の振動部材10と圧電振動子20は、互いの重心が重なるように重なっている。ただし振動部材10に対する圧電振動子20の位置は、これに限定されない。
また発振装置は、発振回路として制御部50及び信号生成部54を有している。信号生成部54は、圧電振動子20に入力する電気信号、例えばパラメトリックスピーカにおける変調信号を生成する。変調信号の輸送波は、周波数が20kHz以上の超音波、例えば100kHzの超音波である。制御部50は、外部から入力された情報に基づいて、信号生成部54を制御する。発振装置をスピーカとして使用する場合、制御部50に入力される情報は音声信号である。また発振装置を音波センサとして使用する場合、制御部50に入力される信号は、音波を発信する旨の指令信号である。
図4は、圧電振動子20の厚さ方向の構成を示す断面図である。圧電振動子20は、圧電体22、上面電極24、及び下面電極26を有している。
圧電体22は厚さ方向に分極している。圧電体22を構成する材料は、圧電効果を有する材料であれば、無機材料及び有機材料のいずれであってもよい。ただし、電気機械変換効率が高い材料、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO)であるのが好ましい。圧電体22の厚さhは、例えば10μm以上1mm以下である。厚さhが10μm未満の場合、発振装置の製造時に圧電振動子20が破損する可能性が出てくる。また厚さhが1mm超の場合、電気機械変換効率が低くなりすぎてしまい、十分な大きさの振動を得られない。その理由は、圧電振動子20の厚さが厚くなると、圧電振動子内における電界強度は反比例して小さくなるためである。
上面電極24及び下面電極26を構成する材料は特に限定されないが、例えば、銀や銀/パラジウムを使用することができる。銀は低抵抗な汎用的な電極材料して使用されているため、製造プロセスやコストなどに利点がある。銀/パラジウムは耐酸化に優れた低抵抗材料であるため、信頼性の観点から利点がある。また、上面電極24及び下面電極26の厚さhは特に限定されないが、その厚さhが1μm以上50μm以下であるのが好ましい。厚さhが1μm未満では、上面電極24及び下面電極26を均一に成形することが難しくなり、その結果、電気機械変換効率が低下する可能性がある。また、上面電極24及び下面電極26の膜厚が100μmを超える場合は、上面電極24及び下面電極26が圧電体22に対して拘束面となり、エネルギー変換効率を低下させてしまう可能性が出てくる。
次に、発振装置の製造方法を説明する。まず、圧電振動子20を所定の平面形状に加工する。また振動部材10を所定の形状に加工する。この時点で、圧電振動子20の圧電体22には既に分極処理が行われている。ただし、圧電振動子20の分極処理は、圧電振動子20を振動部材10に取り付けた後に行われてもよい。また振動部材10にはスリット12は設けられていない。
次いで、エポキシ樹脂等の接着剤を用いて、圧電振動子20を振動部材10に固定する。なお振動部材10を支持体40に固定するタイミングは、圧電振動子20を振動部材10に固定した後であってもよいし、固定する前であってもよい。支持体40は、例えばステンレスなどの金属により形成される。そして振動部材10に圧電振動子20を固定し、さらに振動部材10を支持体40に固定した後、振動部材10にスリット12を形成する。
ここで、圧電振動子20は、外径=φ18mm、内径=φ12mm、厚み=100μmとすることができる。また上面電極24及び下面電極26としては、例えば厚み8μmの銀/パラジウム合金(重量比は例えば7:3)を用いることができる。また振動部材10は、外径=φ20mm、厚み=50μm(0.3mm)のリン青銅を用いることができる。
次に、本実施形態に係る発振装置をパラメトリックスピーカとして用いる場合について説明する。
まず、一般的なパラメトリックスピーカの原理を説明する。パラメトリックスピーカは、複数の発振源それぞれからAM変調やDSB変調、SSB変調、FM変調をかけた超音波(輸送波)を空気中に放射し、超音波が空気中に伝播する際の非線形特性により、可聴音を出現させるものである。ここでの非線形とは、流れの慣性作用と粘性作用の比で示されるレイノルズ数が大きくなると、層流から乱流に推移することを示す。音波は流体内で微少にじょう乱しているため、音波は非線形で伝播している。特に超音波周波数帯では音波の非線形性が容易に観察できる。そして超音波を空気中に放射した場合、音波の非線形性に伴う高調波が顕著に発生する。また音波は、空気中において分子密度に濃淡が生じる疎密状態である。そして空気分子が圧縮よりも復元するのに時間が生じた場合、圧縮後に復元できない空気が、連続的に伝播する空気分子と衝突し、衝撃波が生じる。この衝撃波により可聴音が発生する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。圧電振動子20と振動部材10を一体物として考えた場合、この一体物の共振周端数は、その幅によって決まる。この一体物の幅は、振動部材10の縁から圧電振動子20の重心までの距離として考えることができる。本実施形態では、振動部材10の平面形状は多角形である。そしてこの多角形の少なくとも一つの頂点から圧電振動子20の重心までの距離は、多角形の他の頂点から重心までの距離と異なる。このため、圧電振動子20と振動部材10の一体物には、振動部材10の各頂点から圧電振動子20の重心までの距離に応じて、複数の共振周端数(振動モード)が存在する。共振周端数の数が増えると、出力の周波数依存性が低くなる。
また振動部材10の形状を変えることにより、発振装置の特性を変えることができる。なお、圧電振動子20の形状を変えることによっても発振装置の特性を変えることができるが、圧電振動子20はセラミックスで形成される場合が多いため、圧電振動子20の加工コストが高くなってしまう。本実施形態では、このようなコストの上昇を抑制することができる。
また、一枚の振動部材10を支持体40に取り付けた後、この振動部材10にスリット12を形成することにより、振動部材10を圧電振動子20単位に分割している。従って、振動部材10を支持体40に取り付ける前に圧電振動子20単位に分割する場合と比較して、振動装置の製造コストを低くすることができる。
また、スリット12を支持体40の対角線のみに形成している。この場合、振動部材10に生じる振動の端部は、支持体40の互いに対向する2つの頂点に位置するため、振動部材10は、支持体40の対角線に沿っている部分が特に大きく上下に震動する。従って振動部材10による発振方向を、振動部材10に対して垂直な方向に近づけることができる。この場合、発振装置の指向性を向上させ、かつ振動振幅を大きくすることができる。
なお、例えば図5や図6に示すように、スリット12の位置や長さを変えることにより、圧電振動子20と振動部材10の一体物の振動モードを変えることができる。
図5に示す例では、スリット12は、支持体40の対角線のほかに、支持体40の内周のうち互いに対向する2辺に沿って設けられている。すなわちスリット12は略Z状であり、その結果、振動部材10は、支持体40の内周を構成する一辺にのみ取り付けられた状態になる。この場合、振動部材10は支持体40に取り付けられている部分を支点とした片持ち状態となる。これにより、振動部材10の可動範囲は大きくなるため、発振装置の出力を大きくすることもできる。
図6に示す例では、スリット12は、図5に示した例に加えて、支持体40のうち振動部材10が取り付けられている一辺の中央部にも設けられている。これにより、振動部材10の縁のうち支持体40に拘束されている部分が短くなるため、振動部材10の可動範囲は大きくなる。この結果、発振装置の出力を大きくすることができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る発信装置の圧電振動子20の構成を示す斜視分解図である。本実施形態に係る発振装置は、圧電振動子20が複数の圧電体22と電極24とを交互に複数積層させた構造を有している点を除いて、第1の実施形態に係る発振装置と同様の構成である。圧電体22の分極方向は、一層ごとに入れ替わっており、互い違いになっている。
本実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また圧電振動子20を、複数の圧電体22と電極24とを交互に複数積層させた構造にしているため、圧電振動子20の伸縮量が大きくなる。従って、発振装置の出力を大きくすることができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る発振装置の平面図であり、第1の実施形態における図1に相当している。本実施形態に係る発振装置は、以下の点を除いて第1又は第2の実施形態に係る発振装置と同様の構成である。
まず圧電振動子20は、スリット12により分割された後の振動部材10の相似形となっている。そして圧電振動子20の各辺は、分割後の振動部材10の各辺と平行である。また圧電振動子20の重心は、分割後の振動部材10の重心より、振動部材10の頂点のうち直角ではない頂点の近くに位置している。スリット12が図5又は図6に示す形状を有している場合、圧電振動子20は、振動部材10の頂点のうちスリット12により開放端となっている頂点の近くに位置している。
また支持体40の一つの枠の中に位置する2つの圧電振動子20は、分割前の振動部材10の中心を基準として互いに点対称に配置されている。
本実施形態によっても、第1又は第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。またスリット12が図5又は図6に示す形状を有している場合、振動部材10のうち支持体40に固定されている部分から圧電振動子20までの距離を長くすることができる。この場合、第1の実施形態と比較して振動部材10のたわみ量が大きくなるため、発振装置の出力がさらに大きくなる。
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態に係る発振装置の平面図であり、第3の実施形態における図8に相当している。本実施形態に係る発振装置は、圧電振動子20の位置を除いて第3の実施形態に係る発振装置と同様の構成である。
本実施形態において圧電振動子20の重心は、分割後の振動部材10の重心より、振動部材10の直角な頂点の近くに位置している。
本実施形態によっても、第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
図10は、第5の実施形態に係る発振装置の断面図である。この発振装置は、振動部材10の両面に圧電振動子20を有している点を除いて、第1〜第4の実施形態に係る発振装置のいずれかと同様の構成である。すなわち本実施形態において、発振装置は、振動部材10の両面を圧電振動子20で拘束したバイモルフ構造を有している。2つの圧電振動子20は、互いに同一形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。
本実施形態によっても第1又は第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また圧電振動子20がバイモルフ構造を有しているため、より大きな振動を得ることができる。
(実施例)
図5、図6、図7、図8、図9、及び図10に示した発振装置を作成し、各発振装置の特性を調べた(実施例1〜6)。本実施例では、発振装置をパラメトリックスピーカとして機能させた。また比較例として、実施例1〜6と同一の平面積を有する動電型の発振装置を作成し、特性を調べた。評価項目は以下の通りである。
(評価1:音圧レベル周波数特性の測定)
交流電圧1V入力時の音圧レベルを、素子から所定距離だけ離れた位置に配置したマイクロホンにより測定した。なお、この所定距離は、特に明記しない限り10cmであり、周波数の測定範囲は10Hz〜10kHzとした。
(評価2:落下衝撃試験)
発振装置を搭載した携帯電話を50cm直上から、5回自然落下させ、落下衝撃安定性試験を行った。具体的には、落下衝撃試験後の割れ等の破壊の有無を目視で確認し、さらに、試験後の音圧特性を測定した。その結果、音圧レベル差(試験前の音圧レベルと試験後の音圧レベルとの差のことを指す)が3dB以内を○とし、3dB以上を×とした。
評価結果を表1に示す。
Figure 2012029079
この表から、各実施例に係る発信装置は、比較例にかかる発振装置と比較して、出力が大きく、周波数特性が平坦であり、かつ落下時の衝撃に対して強いことが示された。
また、図11に示すように、携帯通信端末100のスピーカ102として、実施例1〜6に係る発振装置を使用した。スピーカ102は、携帯通信端末100の筐体の内面に取り付けた。各実施例を用いた場合のスピーカ102の特性を表2に示す。
Figure 2012029079
この表から、各実施例に係るスピーカ102は、周波数特性が平坦であり、かつ落下時の衝撃に対して強いことが示された。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 振動部材
12 スリット
20 圧電振動子
22 圧電体
24 上面電極
26 下面電極
40 支持体
42 枠体
44 直線状の部材
50 制御部
54 信号生成部
100 携帯通信端末
102 スピーカ

Claims (6)

  1. シート状の振動部材と、
    前記振動部材の一面に取り付けられた圧電振動子と、
    前記振動部材の縁の少なくとも一部を支持する支持体と、
    を備え、
    前記振動部材の平面形状は多角形であり、かつ前記多角形の少なくとも一つの頂点から前記圧電振動子の重心までの距離は、前記多角形の他の頂点から前記重心までの距離と異なる発振装置。
  2. 請求項1に記載の発振装置において、
    それぞれに前記圧電振動子が取り付けられている複数の前記振動部材と、
    前記複数の振動部材を支持するひとつの前記支持体と、
    を備え、
    前記複数の振動部材は、前記支持体により縁が支持されている一枚の振動部材を複数に分割することにより形成されている発振装置。
  3. 請求項2に記載の発振装置において、
    前記複数の振動部材は平面形状が互いに同一である発振装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発振装置において、
    前記振動部材は三角形である発振装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発振装置において、
    前記発振装置は音波センサの発振源である発振装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発振装置において、
    前記発振装置はスピーカである発振装置。
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