JP2012028892A - 会議支援装置 - Google Patents

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Tomoyuki Okamoto
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康二 竹内
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智 坪井
Yosuke Taniguchi
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Abstract

【課題】複数の参加者が参加する会議において、当初の出席予定者が欠席し、代理出席者が出席する場合でも、その代理出席者が、会議の進行中に適切なタイミングで事前に受けたレクチャーや指示の内容を確認できるようにする。
【解決手段】ネットワーク6に接続される会議支援装置2は、会議が開始されると、コミュニケーション対象者が操作する情報処理端末からネットワーク6を介してアクセス可能なWebページを作成し、当該Webページにより、コミュニケーション対象者が相互にコミュニケーションを行うことが可能な電子フォーラムを提供する。そして会議資料から参考情報の関連付けられたページの資料画像が読み出されて出力されたときに、当該ページに関連付けられている参考情報を電子フォーラムに追加記録する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の参加者が参加する会議を円滑に進めることができるように会議を支援するための会議支援装置に関する。
従来、映像及び音声を含むマルチメディア情報を扱う会議端末と会議サーバを通信網により接続し、多地点間で通信会議を行う遠隔会議システムが知られている(例えば特許文献1)。この従来技術は、実時間にその会議に参加できない者が予め議題に対しての意見を動画像、音声に拠って記録して、その記録を会議中に発表出来るようにする手段が設けられ、これにより、実質的に会議に参加できるようにするというものである。そのため、この従来技術によれば、遠隔会議に実時間参加できない者が、会議において意見を発表することができるようになる。
特開平7−123098号公報
しかしながら、上記従来技術は、予め議題に対しての意見を動画像や音声で記録しておく必要があり、そのための準備が煩わしいという問題がある。特に、急な出張などにより、会議に参加できないことがその会議の直前に判明した場合には、意見を記録するための十分な時間を確保することができないこともある。その場合、会議において意見を発表することができなくなる。
ところで、会議への出席予定者が都合により出席することができなくなった場合、当初の出席予定者に代わって別の参加者がその会議に代理出席することが日常的によく行われている。このような場合、例えば比較的経験の浅い者に経験を積ませることを目的として、代理出席者に指名することがある。そして当初の出席予定者は、経験の浅い代理出席者に対して事前にある程度のレクチャーを行って指示を与えておくことで、実際の会議中に代理出席者に適宜発言を行わせ、経験を積ませることができる。
しかし、この場合でも、経験の浅い代理出席者は、その会議の内容についての予備知識などが乏しいこともあり、事前に与えられるレクチャーや指示の内容を短時間で十分に吸収することが難しい。そのため、当初の出席予定者から事前に確認すべき点について指示が与えられていたとしても、実際の会議では、その点についての確認を忘れてしまうケースが多い。それ故、代理出席者が出席する場合、会議の効率が低下するという問題がある。また、このようなケースでは、当初の出席予定者は実際の会議には出席できないため、事前に行ったレクチャーや指示に基づいて代理出席者がどのように対応したかを確認することができない。そのため、会議が終了した後に、実際の会議中での代理出席者の対応の仕方について適切なアドバイスを行うことが難しく、経験の浅い者を育成するという点では十分でない。
そこで本発明は、上述した従来の問題点を解決し、複数の参加者が参加する会議において、当初の出席予定者が欠席し、代理出席者が出席する場合でも、その代理出席者が、会議の進行中に適切なタイミングで事前に受けたレクチャーや指示の内容を確認できるようにして会議を円滑に進めることができるように支援する会議支援装置を提供することを第1の目的とし、更には会議終了後においては実際の会議での対応の仕方を振り返って確認できるように支援する会議支援装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ネットワークに接続される会議支援装置であって、複数ページから成る会議資料と、前記会議資料の各ページに対して予め関連付けられた参考情報と、会議に参加する複数の参加者のうちから選択された少なくとも2人の参加者がコミュニケーション対象者として登録された会議情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記会議資料から1ページ分の資料画像を読み出して出力することにより該資料画像を表示させる表示制御手段と、前記会議情報に基づいて、前記コミュニケーション対象者のそれぞれが操作する少なくとも2つの情報処理端末から前記ネットワークを介してアクセス可能なWebページを作成し、当該Webページにより、前記コミュニケーション対象者が相互にコミュニケーションを行うことが可能な電子フォーラムを提供するWebページ作成手段と、を備え、前記Webページ作成手段は、前記表示制御手段により前記会議資料から前記参考情報の関連付けられたページの資料画像が読み出されて出力されたとき、前記電子フォーラムに当該ページに関連付けられている前記参考情報を追加記録することを特徴とする構成である。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の会議支援装置において、前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに前記参考情報を追加記録することに伴い、前記コミュニケーション対象者が操作する少なくとも1つの情報処理端末に対して前記参考情報を追加記録したことを報知する報知画像を表示させることを特徴とする構成である。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の会議支援装置において、前記参考情報は、重要な参考情報である場合に重要な参考情報であることを示す付属情報が含まれており、前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに追加記録した前記参考情報に前記付属情報が含まれているか否かに応じて、前記報知画像の種類を切り替えることを特徴とする構成である。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の会議支援装置において、前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに前記参考情報を追加記録した後、当該参考情報に対する返答が行われたか否かを判定し、所定のタイミングまでに当該参考情報に対する返答が行われなかった場合、前記電子フォーラムに追加記録した当該参考情報に対応付けて返答が行われていないことを警告する警告情報を追加記録することを特徴とする構成である。
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の会議支援装置において、前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに前記警告情報を追加記録することに伴い、前記コミュニケーション対象者が操作する少なくとも1つの情報処理端末に対して前記警告情報を追加記録したことを報知する警告画像を表示させることを特徴とする構成である。
請求項6にかかる発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の会議支援装置において、前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに記録された情報を前記記憶手段に記憶していくことを特徴とする構成である。
本発明の会議支援装置によれば、会議資料の各ページに対して予め参考情報を関連付けておくことにより、その参考情報が関連付けられたページの資料画像が読み出されて出力されると、それに伴い、電子フォーラムにその参考情報が追加記録される。そして電子フォーラムに追加記録される参考情報は、コミュニケーション対象者によって確認される。したがって、複数の参加者が参加する会議において、当初の出席予定者が欠席し、代理出席者が出席する場合でも、その代理出席者が、会議の進行中に適切なタイミングで事前に受けたレクチャーや指示の内容を確認することができるようになり、会議を円滑に進めることが可能である。
また本発明の会議支援装置は、電子フォーラムに記録された情報を記憶手段に記憶していくことにより、会議終了後においては実際の会議での対応の仕方を振り返って確認することができるようになる。
会議システムの一構成例を示す図である。 会議支援装置して動作する情報機器の内部構成の一例を示すブロック図である。 会議情報登録部により登録される会議情報の一例を示す図である。 会議資料データに含まれる資料画像の一例を示す図である。 参考情報付加データに含まれる資料画像の一例を示す図である。 ユーザの情報処理端末において表示される資料配信用Webページの表示画面の一例を示す図である。 ユーザの情報処理端末において表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面の一例を示す図である。 ユーザの情報処理端末において表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面において重要でない参考情報が自動追加された状態の一例を示す図である。 ユーザの情報処理端末において表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面において重要な参考情報が自動追加された状態の一例を示す図である。 ユーザの情報処理端末において表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面において警告表示が追加された状態の一例を示す図である。 会議支援装置によって行われる主たる処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザ認証処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 資料画像表示処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 資料画像配信処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 Webフォーラム更新処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 Webフォーラム更新処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 Webフォーラム記録処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である会議システムの一構成例を示す図である。この会議システムは、会議支援装置2と、会議に参加する各ユーザが操作する複数の情報処理端末4(4a,4b,4c,4d)と、スクリーン7に会議資料などの画像を表示する表示装置5とが、LANやインターネットなどを含むネットワーク6を介して相互にデータの入出力を行うことが可能な構成である。
本実施形態の会議支援装置2は、複合機やMFP(Multi Function Peripheral)などと呼ばれる情報機器10によって構成される。表示装置5は、例えばプロジェクタで構成され、会議の進行中に複数のユーザが同時に視認可能なように会議資料に関する資料画像をスクリーン7に投影して表示するものである。尚、表示装置5は、大画面ディスプレイ装置などで構成されても良い。
各ユーザが操作する情報処理端末4は、例えば一般的なパーソナルコンピュータ(PC)で構成される。本実施形態では、4人のユーザA,B,C,Dが会議に参加する場合を例示しており、各ユーザA,B,C,Dが個別に操作する情報処理端末4として、複数の情報処理端末4a,4b,4c,4dが設けられている。これら情報処理端末4a,4b,4c,4dには、ネットワーク6を介してWebページを閲覧するためのブラウザプログラムなどが予めインストールされている。また、これら情報処理端末4a,4b,4c,4dは、ネットワーク6に対し、有線接続されたものであっても良いし、無線接続されたものであっても良い。
本実施形態では、会議室Aに、情報機器10と、表示装置5とが設けられる場合を例示する。情報機器10には、マイク3が接続されており、会議室Aの音声を入力可能である。ただし、情報機器10は、必ずしも会議室Aに設けられていなくても良い。情報機器10が会議室Aとは別の場所に設けられる場合、マイク3だけが会議室Aに設けられ、情報機器10とマイク3とは例えばネットワーク6を介して接続される。このような情報機器10は、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能などの標準的な機能の他に、会議支援機能を備えており、その会議支援機能が作動することにより情報機器10が会議支援装置2として動作する。
また本実施形態では、一例として、会議室Aで行われる会議の参加者として、ユーザA,B,C,Dの4名が参加するが、その会議の出席者として最適なユーザDは都合により会議室Aでの会議に出席することができなくなり、ユーザDが比較的経験の浅いユーザCを代理出席者として指名し、事前にユーザCに対してレクチャーや指示を行った上でユーザCを代理出席させる場合を例示する。ユーザA,B,Cは、会議室Aにおいて会議が行われる時、それぞれが自身の情報処理端末4a,4b,4cを会議室Aに持ち込み、ネットワーク6に接続して使用する。また、ユーザDは、自身の情報処理端末4dを別の場所でネットワーク6に接続することにより、会議支援装置2にアクセスして遠隔地からユーザCを支援することができるようになっている。
このような会議支援装置2は、会議資料に関する会議資料データを保持し、会議が開始されると、その会議資料データからスクリーン7に表示すべき1ページ分の資料画像を読み出し、ネットワーク6を介して表示装置5に出力する。表示装置5は、会議支援装置2から出力される資料画像を受信すると、スクリーン7に投影して表示する。
また、この会議支援装置2は、Webサーバとしても機能する。会議支援装置2は、Webサーバとして機能することにより、会議の進行中、次の2つの機能を各ユーザに提供する。
第1の機能は、複数の情報処理端末4a,4b,4c,4dのうちから予め指定された情報処理端末に対し、会議の進行に伴って表示装置5によってスクリーン7に表示される資料画像をリアルタイムで閲覧可能にするための資料配信用のWebページを作成して提供する機能である。この資料配信用のWebページでは、マイク3から入力される会議中の音声も同時に配信される。
第2の機能は、会議の進行に伴って複数の情報処理端末4a,4b,4c,4dのうちから予め指定された少なくとも2つの情報処理端末において相互にコミュニケーションを行うことを可能にするための電子フォーラム(Webフォーラム)のWebページを作成し、そのWebページを介して複数のコミュニケーション対象者が相互にコミュニケーションを行うことができる環境を提供する機能である。
以下、このような会議支援装置2について更に詳しく説明する。図2は、会議支援装置2して動作する情報機器10の内部構成の一例を示すブロック図である。情報機器10は、各部を制御する制御部20と、ユーザが情報機器10を直接操作する際のユーザインタフェースとなる操作パネル21と、原稿を読み取って画像データを生成するスキャナ部22と、画像データに基づいてプリント出力を行うプリンタ部23と、ハードディスク装置などで構成される記憶装置24と、マイク3から音声信号入力する外部インタフェース25と、ネットワーク6を介して他の装置とデータ通信を行うためのネットワークインタフェース26とを備えている。
記憶装置24には、種々のプログラムや各種データが記憶されている。そのうち、会議支援装置2としての動作に関係するものとしては、ユーザ情報27と、会議情報28と、会議資料データ8などが格納されるBOX29とが保持される。ユーザ情報27は、例えば情報機器10を使用するユーザが予め登録された情報であり、例えば登録されたユーザごとに、ユーザを識別するための識別情報(例えばユーザIDとパスワードを組み合わせた情報)や電子メールアドレスなどが登録される。会議情報28は、会議室Aにおいて行われる会議が登録された情報である。この会議情報28の詳細は後述する。BOX29は、記憶装置24に設けられる記憶領域であり、本実施形態では会議に関する各種のデータを格納するための専用の記憶領域となっている。図例では、このBOX29に、会議資料データ8と、参考情報付加データ9とが格納された状態を示している。また、BOX29には、会議が開始されることに伴って作成される、電子フォーラム(Webフォーラム)に書き込まれた内容を記録しておくためのフォーラム情報が格納される。
制御部20は、図示しないCPUとメモリとを備えている。そしてCPUが所定のプログラムを実行することにより、制御部20は、上述したコピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、会議支援機能などの各種機能を動作させる。特に、会議支援機能を動作させると、制御部20は、図2に示すように、会議情報登録部31、および、会議支援処理部32として機能する。制御部20において、会議情報登録部31および会議支援処理部32が機能することにより、情報機器10は会議支援装置2として動作する。
会議情報登録部31は、会議支援装置2に、会議情報28、会議資料データ8および参考情報付加データ9を登録する処理部である。例えば、ユーザA,B,C,Dのいずれかが、操作パネル21を直接操作することにより、又は、情報処理端末4a,4b,4c,4dから遠隔操作を行うことにより、会議支援装置2にログインし、会議情報登録部31を機能させることで会議情報28に新たな会議に関する情報を登録したり、BOX29に会議資料データ8や参考情報付加データ9を保存したりすることができる。すなわち、会議情報登録部31は、ユーザA,B,C,Dのいずれかにより登録される新規な会議に関する情報を会議情報28に追加登録すると共に、その会議において使用される会議資料データ8、および、その会議資料データ8に任意の参考情報が付加された参考情報付加データ9を会議情報28と関連付けてBOX29に保存する。尚、これら情報やデータの登録は、会議が開始される前に行われる。
会議資料データ8は、複数ページからなる資料画像によって構成されるデータである。この会議資料データ8に含まれる各ページの資料画像は、会議の進行中に表示装置5に対して出力される画像である。また、参考情報付加データ9は、会議資料データ8に含まれる各ページの資料画像に対し、必要に応じて、例えばテキスト形式の参考情報が上書きされた画像であり、会議資料データ8と同じページ数からなる画像で構成される。
例えば、本実施形態では、ユーザDとユーザCとが会議に先立ち、会議資料データ8を取得し、会議資料データ8に含まれる各ページの資料画像を参照しながら、ユーザDが代理出席するユーザCに対して会議内容に関するレクチャーや発言ポイントなどを指示しておく。このとき、ユーザD又はユーザCは、会議資料データ8に含まれる各ページの資料画像に対してレクチャー内容や発言ポイントなどを纏めた参考情報を書き込んでおく。このようにして会議資料データ8に参考情報が書き込まれることによって改変されたデータは、参考情報付加データ9として会議資料データ8と同じBOX29に保存される。
図3は、会議情報登録部31により登録される会議情報28の一例を示す図である。会議情報登録部31は、図3に示すような会議情報28を作成して記憶装置24に保存する。図3に示すように、会議情報28には、会議室Aにおいて行われる複数の会議に関する会議情報を登録可能であり、図例では2つの会議に関する会議情報281,282が登録されている。これらの会議情報281,282は、会議ごとに、会議名28aと、会議時間28bと、参加者28cと、配信指定28dと、配信資料指定28eと、参考情報通知指定28fと、フォーラム設定28gと、フォーラムURL28hとが登録された情報となっている。
複数の会議情報281,282のそれぞれにおいて、会議名28aには、ユーザによって入力される会議の名称が登録される。会議時間28bには、会議室Aで行われるその会議の会議時間が他の会議と重複しないように登録される。参加者28cには、その会議に参加するユーザが登録される。この参加者28cには、実際にその会議に出席するユーザだけでなく、その会議に出席することができなくなったユーザも登録される。配信指定28dは、会議情報28に登録されたユーザごとに、資料配信用のWebページにより、資料画像をリアルタイムで配信するか否かを指定するためのものであり、配信する場合はYESと登録され、配信しない場合はNOと登録される。配信資料指定28eは、配信指定28dがYESの場合に登録され、会議資料データ8に複数の資料が含まれる場合、資料画像の配信を開始する資料を指定するためのファイル名などが登録される。
参考情報通知指定28fは、参考情報付加データ9において、会議支援装置2から表示装置5に出力されている資料画像に対応するページに参考情報が付加されている場合に、その参考情報に基づくポップアップ表示を行うか否かを、ユーザごとに指定するためのものである。参考情報通知指定28fでは、ポップアップ表示を行う場合はYESと登録され、ポップアップ表示を行わない場合はNOと登録される。
フォーラム設定28gは、会議の進行中に、複数のユーザが互いにコミュニケーションを行うための電子フォーラム(Webフォーラム)用のWebページを作成するか否かに関する設定が登録される。このフォーラム設定28gは、参加者28cとして登録されたユーザごとに設定され、例えば、会議に出席することができなくなったユーザDと、その代理出席者として会議に参加するユーザCとに対してWebフォーラム用のWebページを作成するための設定が登録される。そしてユーザに対応させてWebフォーラムを作成する場合はYESと登録され、Webフォーラムを作成しない場合はNOと登録される。
フォーラムURL28hは、フォーラム設定28gがYESとなっているユーザごとに登録される情報であり、Webフォーラムとして作成されるWebページのURL(Uniform Resource Locator)などのアドレス情報が登録される。このフォーラムURL28hでは、少なくとも2人のユーザに対して同じアドレス情報が登録される。つまり、それら少なくとも2人のユーザが、互いにコミュニケーションを行うコミュニケーション対象者として設定されることとなり、それらコミュニケーション対象者がWebフォーラムとして作成される1つのWebページを共有するようになっている。そして、その1つのWebページにより、それらコミュニケーション対象者が会議の進行中に互いにWebフォーラムに対して書き込みを行うことによりコミュニケーションを行うことができる環境が提供される。
図3において会議情報281には、4名のユーザA,B,C,Dが参加する会議が登録されている。上述したように、この会議では、ユーザDは都合により会議室Aでの会議に出席することができず、比較的経験の浅いユーザCが代理出席者として出席する。この場合、会議の進行中、遠隔地に居るユーザDに対してリアルタイムで資料画像を配信するために、配信指定28dが「YES」として登録され、ユーザDに対して資料画像の配信を開始する資料として「資料1」が登録されている。また、会議の進行中、ユーザCとユーザDとが互いにコミュニケーションを行う必要がある。そのため、ユーザC,Dに対応するフォーラム設定28gは「YES」として登録され、それぞれのフォーラムURL28hには、同一のアドレス情報が登録されている。また、会議の進行中、ユーザC,Dの情報処理端末4c,4dにおいて、参考情報に基づくポップアップ表示を行わせるため、ユーザC,Dに対応する参考情報通知指定28fが「YES」として登録されている。
図4は、会議資料データ8に含まれる資料画像81の一例を示す図である。図4には、1ページ分の資料画像81を示しているが、会議資料データ8には、このような資料画像が複数ページ分含まれる。このような会議資料データ8は、例えばユーザA,B,C,Dのいずれかによって作成される。
一方、参考情報付加データ9は、図5に示すような資料画像91を含んで構成される。この資料画像91には、ユーザDのレクチャー内容や発言ポイントなどが書き込まれた参考情報92が上書きされている。このような参考情報92には、重要な参考情報であるか否かによって2種類の情報が存在する。すなわち、図5(a)は、参考情報92が重要でない場合を示しており、図5(b)は、参考情報92が重要な情報である場合を示している。図5(a)と図5(b)とを比較すれば判るように、本実施形態では、重要な参考情報92である場合には、テキスト形式の参考情報92の先頭に重要であることを示す所定の文字列が付属情報93として含まれる。したがって、資料画像91に付加されている参考情報92の先頭文字列を解析すれば、その参考情報92が重要な情報であるか否かを判別することが可能である。
会議情報登録部31は、上述したような会議情報281、会議資料データ8および参考情報付加データ9を、会議が開始される前に、記憶装置24に保存する。また会議情報登録部31は、会議情報28に新規な会議情報281を登録した際、その新規な会議情報281に登録されている各ユーザA,B,C,Dに対し、登録された情報を電子メールにより通知するようにしても良い。この場合、会議名28a、会議時間28b、および、会議資料データ8の保存場所などは、全てのユーザA,B,C,Dに対して通知するが、配信指定28d、配信資料指定28e、参考情報通知指定28f、フォーラム設定28gおよびフォーラムURL28hは、それぞれ設定されたユーザに対してのみ通知するようにしても良い。
また、会議情報登録部31は、会議資料データ8および参考情報付加データ9をBOX29に保存する際、上記のような会議情報281に対応付けて保存する。これにより、記憶装置24に、会議資料データ8と参考情報付加データ9との組み合わせが複数保存されている場合でも、ひとつの会議に対応する会議資料データ8と参考情報付加データ9とを特定して読み出すことができるようになる。
次に、会議支援処理部32は、会議情報28に開始前の会議情報281が登録されている場合に機能し、会議を支援するための各種処理を実行する。この会議支援処理部32は、会議資料読出部33と、資料画像出力部34と、音声入力処理部35と、Webページ作成部36とを備えている。またWebページ作成部36は、更に、資料画像配信部37と、電子フォーラム提供部38とを備えている。
会議資料読出部33は、例えば、各ユーザA,B,C,Dが情報処理端末4a,4b,4c,4dを操作することにより、会議支援装置2に対してリモートログインした状態となり、且つ、会議情報28に登録されている会議時間になると、その会議に対応する会議資料データ8を読み出す処理部である。例えば、会議資料読出部33は、情報処理端末4a,4b,4c,4dから受信するログイン要求に基づいてユーザ情報27を参照することによりユーザ認証を行い、ユーザを特定する。そして、その特定したユーザが会議情報28に登録されている複数の会議情報281,282のいずれかに参加者として登録されていれば、その会議の会議時間になることを条件として、会議資料データ8を記憶装置24から読み出す。つまり、本実施形態では、会議資料読出部33が、会議資料データ8を読み出すことにより、会議室Aにおける会議が開始されると共に、会議支援装置2による会議進行中の会議支援機能が作動する。
資料画像出力部34は、会議資料読出部33によって読み出された会議資料データ8から1ページ分の資料画像を抽出し、その資料画像を表示装置5に出力する表示制御手段である。この資料画像出力部34は、情報処理端末4a,4b,4c,4dのいずれかからページ更新指示を入力すると、それに伴い、会議資料データ8から次のページの資料画像を抽出して生成し、表示装置5に出力する。ただし、ユーザDは、会議室Aで行われる実際の会議には出席しないため、資料画像出力部34は、ユーザDの情報処理端末4dからページ更新指示を入力した場合にはその指示を無視するようにしても良い。また、複数の情報処理端末4a,4b,4c,4dのうちの少なくとも1台の情報処理端末を、会議支援装置2に対してページ更新指示を行うことが可能な端末として予め設定しておいても良い。この資料画像出力部34は、表示装置5に対して資料画像の出力を行うと、その資料画像をWebページ作成部36にも出力する。
音声入力処理部35は、マイク3から入力する音声信号を処理する。この音声入力処理部35は、Webページ作成部36において資料画像配信部37が機能することに伴い、マイク3から入力する音声信号に所定の信号処理を行って資料画像配信部37に出力する。
Webページ作成部36は、会議情報28に登録された会議情報281,282のいずれかに対応する会議が開始されると、それに伴って機能する。図3に示した会議情報281に対応する会議が開始された場合を例に挙げると、Webページ作成部36は、会議情報281を読み出し、会議の参加者として登録されている複数のユーザA,B,C,Dのうち、配信指定28dが「YES」として登録されているユーザが存在すれば、そのユーザに対して資料画像を配信するために資料画像配信部37を機能させる。また、複数のユーザA,B,C,Dの中に、フォーラム設定28gが「YES」として登録されている少なくとも2人のユーザが存在すれば、それらのユーザに対してコミュニケーション環境を提供するために電子フォーラム提供部38を機能させる。
資料画像配信部37は、資料画像出力部34によって表示装置5に出力されている資料画像が、配信資料指定28eで指定された資料の画像である場合、資料配信用のWebページを作成し、そのユーザの情報処理端末からリアルタイムで資料画像を閲覧可能にする処理部である。例えば、図3の会議情報281では、ユーザDに対応する配信指定28dに「YES」が登録され、配信資料指定28eに「資料1」が登録されているので、資料画像配信部37は、資料画像出力部34によって表示装置5に出力されている資料画像が「資料1」に対応する画像である場合、資料配信用のWebページを作成してユーザDの情報処理端末4dからリアルタイムでその資料画像を閲覧可能にする。これにより、ユーザDの情報処理端末4dは、ブラウザプログラムを起動して会議支援装置2にアクセスすることにより、会議室Aにおいて表示装置5により表示されている資料画像をリアルタイムで表示することができるようになる。
また資料画像配信部37は、資料配信用のWebページにおいて、音声入力処理部35から入力する音声信号を資料画像と同時に配信する。
図6は、ユーザDの情報処理端末4dにおいて表示される資料配信用Webページの表示画面G1の一例を示す図である。図6に示すように、この資料配信用のWebページには、資料画像表示領域R1が設けられ、その資料画像表示領域R1に対して会議支援装置2から送信される資料画像が表示される。この資料画像表示領域R1に表示される資料画像は、表示装置5によってスクリーン7に表示される画像が更新される都度、それに対応する画像に更新される。また、図6に示す表示画面G1が表示されているとき、資料画像配信部37によって配信される音声が情報処理端末4dのスピーカから出力されるようになる。したがって、ユーザDは、会議室Aとは異なる場所に居る場合でも、会議室Aでの会議の進行状況をリアルタイムで把握することができる。
また、図6に示すように、表示画面G1において資料画像表示領域R1の下方には、フォーラム表示ボタンB1が表示される。このフォーラム表示ボタンB1には、会議情報281のフォーラムURL28hに設定されているアドレス情報がリンク設定されている。そのため、ユーザDは、情報処理端末4dのキーボードやマウスなどを操作することにより、ポインタ画像MPをフォーラム表示ボタンB1に移動させてクリック操作を行うことにより、電子フォーラム提供部38で提供されるWebフォーラム用のWebページにアクセスし、Webフォーラム用のWebページを閲覧できるようになっている。
電子フォーラム提供部38は、会議情報281においてフォーラム設定28gが「YES」に設定されている場合、その会議が開始された後に、フォーラムURL28hに登録されているアドレスに、Webフォーラム用のWebページを作成する処理部である。電子フォーラム提供部38によりWebフォーラム用のWebページが作成されると、ユーザCおよびDは、自身の情報処理端末4c,4dを操作することにより、そのWebページにアクセスして書き込みを行うことにより互いにコミュニケーションを行うことが可能となる。
図7は、ユーザC,Dの情報処理端末4c,4dにおいて表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面G2の一例を示す図である。この表示画面G2には、フォーラム表示領域R2が設けられ、そのフォーラム表示領域R2には、ユーザC,Dが質問、回答、意見、指示などを自由に書き込むことが可能な投稿欄が表示される。電子フォーラム提供部38は、ひとつの投稿欄に書き込みが行われると、その書き込み情報をWebフォーラムに追加記録して反映し、Webフォーラム用のWebページを更新する。図7の例では、ユーザC,Dが互いに複数の書き込みを行った状態を示している。つまり、ユーザC,Dによって投稿欄への書き込みが行われる都度、フォーラム表示領域R2にはその書き込み情報が記録された投稿欄がリアルタイムで順次追加されていく。このようなフォーラム表示領域R2に表示される投稿欄には、メイン投稿欄51と、サブ投稿欄52との2種類がある。
メイン投稿欄51は、例えば他の投稿欄に書き込まれた内容とは関係しない内容が書き込まれる投稿欄である。このメイン投稿欄51は、フォーラム表示領域R2において左寄せした状態の所定位置に表示される。これに対し、サブ投稿欄52は、メイン投稿欄51に書き込まれた内容に関係する返答が書き込まれる投稿欄である。このサブ投稿欄52は、フォーラム表示領域R2においてメイン投稿欄51の下に追加されると共に、通常は一定幅右寄せした状態の所定位置に表示される。これらメイン投稿欄51とサブ投稿欄52のそれぞれには、上段に投稿者であるユーザ名と、投稿が行われた時間とが表示され、その下段に書き込まれた情報が表示される。
電子フォーラム提供部38は、会議の進行中、ユーザC,Dによって投稿欄に書き込まれる情報をリアルタイムでフォーラム表示領域R2に追加記録してそれぞれの情報処理端末4c,4dに配信することにより、ユーザC,Dが互いにコミュニケーションを行うことができるようにする。
このように電子フォーラム提供部38は、コミュニケーション対象者として設定されたユーザC,Dの情報処理端末4c,4dから入力する情報に基づいてWebフォーラム用のWebページを適宜更新する。コミュニケーション対象者は、会議の進行中に、電子フォーラム提供部38により適宜更新されるWebページを閲覧することにより、相手のユーザとリアルタイムでコミュニケーションを行うことができる。したがって、ユーザDが会議室Aで行われる実際の会議に出席していなくても、代理出席者であるユーザCに対してリアルタイムで適切な指示を与えることができるようになる。また、ユーザCにとっても、会議の進行中、必要なタイミングでユーザDによる適切な判断を仰ぐことができるようになる。
そして電子フォーラム提供部38は、資料画像出力部34によって会議資料から前記参考情報の関連付けられたページの資料画像が表示装置5に出力されたとき、フォーラム表示領域R2の投稿欄に対し、その資料画像に関連付けられている参考情報を自動的に追加記録してWebフォーラム用のWebページを更新する。例えば、電子フォーラム提供部38は、会議資料データ8と参考情報付加データ9とを読み出す。そして表示装置5に出力されている資料画像81のページを特定し、参考情報付加データ9において同じページの資料画像91に参考情報92が付加されているか否かを判定する。このとき、会議資料データ8の資料画像81と、参考情報付加データ9の資料画像91との差分画像を算出し、その差分画像に何らかの有効な画像成分が含まれているか否かにより、参考情報92が付加されているか否かを判別することができる。そして参考情報92が付加されている場合、電子フォーラム提供部38は、そのページの資料画像81が表示装置5に出力されたタイミングで、Webフォーラム用のWebページに、参考情報92を追加記録する。
ただし、本実施形態では、電子フォーラム提供部38がWebフォーラム用のWebページに参考情報92を追加記録する際、その参考情報92が重要な情報であるか否かを付属情報93に基づいて判断し、重要な参考情報92である場合と、そうでない場合とで、投稿欄の表示態様を異なる表示態様とする。以下、これについて詳しく説明する。
図8は、ユーザC,Dの情報処理端末4c,4dにおいて表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面G2において重要でない参考情報が自動追加された状態の一例を示す図である。例えば、表示装置5に出力される資料画像のページが更新され、図4に示したような資料画像81が表示装置5によって表示されたと仮定する。この場合、図5(a)に示したように参考情報付加データ9において資料画像81に対応するページの資料画像91には、重要でない参考情報92が付加されている。電子フォーラム提供部38は、資料画像81と資料画像91との差分画像から図5(a)に示した参考情報92を抽出する。このとき、電子フォーラム提供部38は、抽出した参考情報92に重要であることを示す付属情報93が付加されていないため、この参考情報92は重要でないことを検知する。そして電子フォーラム提供部38は、フォーラム表示領域R2に新たなメイン投稿欄51aを作成し、そのメイン投稿欄51aに抽出した参考情報92を記録する。このメイン投稿欄51aには、上段に事前に参考情報付加データ9に書き込んでおいた参考情報であることが表示されると共に、その自動投稿が行われた時間が表示される。また、メイン投稿欄51aの下段には、参考情報付加データ9に書き込まれた参考情報92の内容が表示される。したがって、ユーザC,Dは、それぞれの情報処理端末4c,4dに表示される表示画面G2において、参考情報92が記録されたメイン投稿欄51aが表示されることにより、進行中の会議が事前にレクチャーした内容又は発言ポイントとして指示しておいたページに進んだことを把握することができ、そのページが表示されているときにどのような発言を行うべきかを確認することが可能である。
また、電子フォーラム提供部38は、メイン投稿欄51aに参考情報92を記録することに伴い、参考情報通知指定28fが「YES」に設定されているユーザC,Dの情報処理端末4c,4dに対し、Webフォーラムに参考情報92を追加記録したことを報知するための報知画像53を含むポップアップウィンドウ54を表示させる。したがって、ユーザC,Dは、それぞれの情報処理端末4c,4dにおいてポップアップ表示される報知画像53を確認することにより、フォーラム表示領域R2において参考情報92の記録されたメイン投稿欄51aが追加されたことを把握することができる。
次に図9は、ユーザC,Dの情報処理端末4c,4dにおいて表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面G2において重要な参考情報が自動追加された状態の一例を示す図である。例えば、表示装置5に出力される資料画像のページが更新され、図4に示したような資料画像81が表示装置5によって表示されたと仮定する。この場合、図5(b)に示したように参考情報付加データ9において資料画像81に対応するページの資料画像91には、重要な参考情報92が付加されている。電子フォーラム提供部38は、資料画像81と資料画像91との差分画像から図5(b)に示した参考情報92を抽出する。このとき、電子フォーラム提供部38は、抽出した参考情報92に重要であることを示す付属情報93が付加されているため、この参考情報92は重要な情報であることを検知する。そして電子フォーラム提供部38は、フォーラム表示領域R2に新たなメイン投稿欄51aを作成し、そのメイン投稿欄51aに抽出した参考情報92を記録する。このメイン投稿欄51aに書き込まれる情報は、図8の場合と同様であるが、図9の場合は参考情報92が重要な情報であるため、メイン投稿欄51aの背景色などが例えば赤色などの特定色に表示され、ユーザC,Dに重要な参考情報92であることが示される。したがって、ユーザC,Dは、それぞれの情報処理端末4c,4dに表示される表示画面G2において、背景色が特定色に装飾された参考情報92が記録されたメイン投稿欄51aが表示されることにより、進行中の会議が事前にレクチャーした重要な内容又は発言ポイントとして指示しておいたページに進んだことを把握することができ、そのページが表示されているときにどのような発言を行うべきかを確認することが可能である。
また、電子フォーラム提供部38は、メイン投稿欄51aに重要な参考情報92を記録することに伴い、参考情報通知指定28fが「YES」に設定されているユーザC,Dの情報処理端末4c,4dに対し、Webフォーラムに重要な参考情報92を追加記録したことを報知するための報知画像53を含むポップアップウィンドウ54を表示させる。このとき、表示する報知画像53は、重要でない参考情報を表示した場合の報知画像(図8参照)と異なる画像となっている。つまり、ポップアップウィンドウ54に表示する報知画像53を、参考情報92の重要度に応じて異なる種類の画像に切り替えることにより、ユーザC,Dに対して参考情報92の重要度を報知するようにしている。したがって、ユーザC,Dは、それぞれの情報処理端末4c,4dにおいてポップアップ表示される報知画像53を確認することにより、フォーラム表示領域R2において重要な参考情報92の記録されたメイン投稿欄51aが追加されたことを把握することができる。
そしてユーザCは、実際の会議において、メイン投稿欄51aに自動書き込みされた参考情報92に基づいて適切な発言などを行った場合、メイン投稿欄51aに対応するサブ投稿欄を作成して適切な対応を行った旨の書き込みを行い、メイン投稿欄51aへの返答を行う。その返答はリアルタイムでフォーラム表示領域R2に反映されるため、ユーザDは、ユーザCが適切な対応を行ったことを把握することができる。
その後、電子フォーラム提供部38は、表示装置5に出力されている資料画像のページが別のページに更新された場合、そのタイミングで、上記のように参考情報92が記録されメイン投稿欄51aへの返答が書き込まれているか否かを判断する。そして別のページに更新されたタイミングで、参考情報92が記録されたメイン投稿欄51aへの返答が行われていない場合、そのメイン投稿欄51aに警告情報を追加する。
図10は、ユーザC,Dの情報処理端末4c,4dにおいて表示されるWebフォーラム用Webページの表示画面G2において警告表示が追加された状態の一例を示す図である。例えば、ユーザC,Dの情報処理端末4c,4dにおいて図8に示した表示画面G2が表示されている状態で、表示装置5に出力される資料画像が別のページに更新され、そのタイミングでメイン投稿欄51aに対する返答が行われていないと仮定する。この場合、電子フォーラム提供部38は、フォーラム表示領域R2において参考情報92が記録されたメイン投稿欄51aへの返答が行われていないため、図10に示すように、そのメイン投稿欄51aの上段に返答が行われていないことを示す警告情報57を追加記録する。
また、電子フォーラム提供部38は、メイン投稿欄51aに警告情報57を記録することに伴い、参考情報通知指定28fが「YES」に設定されているユーザC,Dの情報処理端末4c,4dに対し、Webフォーラムに警告情報57を追加記録したことを報知するための警告画像55を含むポップアップウィンドウ56を表示させる。このとき、表示する警告画像55は、参考情報を表示した場合の報知画像53(図8,図9参照)とは異なる画像となっている。
このようにフォーラム表示領域R2に参考情報92が追加記録された後、ユーザC,D(特に実際の会議に出席しているユーザC)が、その参考情報92が追加記録されたメイン投稿欄51aに返答を行わなかった場合、そのフォーラム表示領域R2には警告表示が行われる。したがって、ユーザC,Dは、それぞれの情報処理端末4c,4dに表示される表示画面G2を確認することにより、ユーザCが事前にレクチャーされた内容又は発言ポイントに対応する適切な発言などを行わなかったことを把握することができるようになる。
図8、図9および図10に示したポップアップウィンドウ54,56は、ユーザC,Dがそれぞれウィンドウを閉じる操作を行うことにより、表示画面G2からその表示が消える。そのため、ポップアップウィンドウ54,56は、ユーザC,Dに対して一時的な注意を促すための表示である。これに対し、フォーラム表示領域R2に表示される各投稿欄に記録された情報は、電子フォーラム提供部38がフォーラム情報として記憶装置24に保存する。つまり、電子フォーラム提供部38は、各投稿欄に新規な書き込みが行われる都度、記憶装置24のフォーラム情報にその書き込まれた情報を記録していく。そして会議が終了した後も、そのフォーラム情報は、記憶装置24に保存された状態が継続する。したがって、会議が終了した後に、記憶装置24に保存されているフォーラム情報を読み出して情報処理端末4c,4dに表示させることにより、ユーザDがユーザCに対して実際の会議での対応の仕方などを適切に指導することができるようになる。
次に上記のように構成される会議支援装置2の具体的な動作について説明する。図11は、会議支援装置2によって行われる主たる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、上述した会議支援処理部32によって行われる処理であり、会議情報登録部31によって既に会議情報28、会議資料データ8および参考情報付加データ9が登録されているものとする。会議支援処理部32は、この処理を開始すると、会議情報28に登録されている会議時間が終了するまで、ユーザ認証処理(ステップS1)と、資料画像表示処理(ステップS2)と、資料画像配信処理(ステップS3)と、Webフォーラム更新処理(ステップS4)と、Webフォーラム記録処理(ステップS5)とを順次に繰り返し実行する。以下、ユーザ認証処理(ステップS1)、資料画像表示処理(ステップS2)、資料画像配信処理(ステップS3)、Webフォーラム更新処理(ステップS4)、および、Webフォーラム記録処理(ステップS5)のそれぞれについて詳しく説明する。
図12は、ユーザ認証処理(ステップS1)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。会議支援処理部32は、ユーザ認証処理を開始すると、各ユーザの情報処理端末4a,4b,4c,4dからログイン要求を入力したか否かを判断する(ステップS10)。ここでログイン要求を入力していない場合、ユーザ認証処理は終了する。またログイン要求を入力している場合、会議支援処理部32は、ユーザ情報27を読み出し(ステップS11)、ユーザ認証処理を実行する(ステップS12)。このユーザ認証処理では、例えばログイン要求に付加されているユーザIDとパスワードとの組み合わせに一致する識別情報がユーザ情報27に登録されているか否かが判断される。その結果、一致する識別情報がユーザ情報27に登録されていれば、認証成功となる。これに対し、一致する識別情報が登録されていなければ認証失敗となる。そして会議支援処理部32は、ユーザ認証処理を行った結果、認証成功であるか否かを判断する(ステップS13)。そして認証失敗であれば、ユーザ認証処理は終了する。これに対し、認証成功であれば、会議支援処理部32は、ログイン要求を行ったユーザをログインユーザとして特定し(ステップS14)、そのログインユーザがリモートログインした状態に設定し、ユーザ認証処理を終了する。
次に、図13は、資料画像表示処理(ステップS2)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。会議支援処理部32は、資料画像表示処理を開始すると、まずログインユーザがリモートログインした状態であるか否かを判断する(ステップS20)。ここでログインユーザがリモートログインした状態でない場合、資料画像表示処理は終了する。またログインユーザがリモートログインしている状態の場合、会議支援処理部32は、会議情報28を読み出し(ステップS21)、その会議情報28にログインユーザが参加者として登録されている会議情報が存在するか否かを判断する(ステップS22)。その結果、ログインユーザが参加者として登録されている会議情報が存在しない場合、資料画像表示処理は終了する。これに対し、ログインユーザが参加者として登録されている会議情報が存在する場合、現在時刻を取得し(ステップS23)、その現在時刻が会議情報28に登録されている会議時間になっているか否かを判断する(ステップS24)。現在時刻が会議時間でない場合、資料画像表示処理は終了する。また、現在時刻が会議時間内である場合、ステップS25に進む。
ステップS25に進むと、会議支援処理部32は、既に資料画像を表示装置5に出力中であるか否かを判断する。その結果、未だ資料画像の出力を開始していない場合、会議支援処理部32は、会議資料データ8を読み出し(ステップS26)、1ページ目の資料画像を生成する(ステップS27)。これに対し、既に資料画像の出力を開始している場合、会議支援処理部32は、ログインユーザの情報処理端末4a,4b,4c,4dのいずれかからページ更新指示を入力しているか否かを判断する(ステップS28)。そしてページ更新指示があれば、会議資料データ8から次のページの資料画像を生成する(ステップS29)。またページ更新指示がない場合は、ステップS29の処理はスキップする。そして会議支援処理部32は、ステップS27又はS29で生成した資料画像を表示装置5に出力する(ステップS30)。
このような資料画像表示処理により、会議情報28に参加者として登録されているユーザが、会議支援装置2に対してリモートログインした状態となり、且つ、会議情報28に登録されている会議時間になると、その会議に対応する会議資料データ8から1ページ分の資料画像が生成され、表示装置5に出力される。そして表示装置5は、会議支援装置2から入力する資料画像をスクリーン7に投影し、会議の出席者がその資料画像を視認できるようになる。
次に、図14は、資料画像配信処理(ステップS3)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。会議支援処理部32は、資料画像配信処理を開始すると、まず資料画像を表示装置5に出力中であるか否かを判断する(ステップS40)。ここで資料画像を出力中でない場合、資料画像配信処理は終了する。また資料画像を出力中である場合、会議支援処理部32は、ログインユーザに対応する配信指定28dが「YES」になっているか否かを判断する(ステップS41)。その結果、配信指定28dが「NO」であれば、ステップS48に進む。これに対し、配信指定28dが「YES」として登録されている場合、既に資料画像の配信を行っているか否かを判断する(ステップS42)。ここで、既に資料画像の配信中であれば、資料画像の配信を開始する必要がないため、ステップS48に進む。一方、資料画像の配信が行われていない場合、会議支援処理部32は、さらに配信資料指定28eに資料画像の配信を開始する資料が指定されているか否かを判断する(ステップS43)。そして資料画像の配信を開始する資料が指定されていれば、その指定された資料の画像が、表示装置5に対して出力されているか否かを判断する(ステップS44)。ここで、指定された資料の画像が未だ表示装置5に出力されていない場合、ステップS48に進む。これに対し、指定された資料の画像が既に表示装置5に出力されている場合、会議支援処理部32は、マイク3からの音声入力を開始し(ステップS45)、資料配信用のWebページを作成する(ステップS46)。そしてステップS46で作成したWebページにより、資料画像の配信を開始する(ステップS47)。
続いて会議支援処理部32は、ログインユーザに対応するフォーラム設定28gが「YES」になっているか否かを判断する(ステップS48)。ここで、フォーラム設定28gが「NO」であれば、資料画像配信処理は終了する。また、フォーラム設定28gが「YES」であれば、既にWebフォーラム用のWebページを作成済みであるか否かを判断し(ステップS49)、未だWebフォーラム用のWebページが作成されていなければ、そのWebページを作成する(ステップS50)。
このような資料画像配信処理により、会議が開始された後、表示装置5によって表示される資料画像が予め指定された資料の画像になると、その資料画像がWebページによって配信されるようになる。また、会議が開始された後、Webフォーラム用のWebページが作成されるので、コミュニケーション対象者であるユーザC,Dが互いにコミュニケーションを行うことができるようになる。
次に、図15および図16は、Webフォーラム更新処理(ステップS4)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。会議支援処理部32は、Webフォーラム更新処理を開始すると、まずWebフォーラム用のWebページが作成されているか否かを判断する(ステップS60)。ここで、Webフォーラム用のWebページが未だ作成されていない場合、Webフォーラム更新処理は終了する。またWebフォーラム用のWebページが既に作成されている場合、会議支援処理部32は、投稿欄に新規な書き込みが行われたか否かを判断する(ステップS61)。そして新規な書き込みが行われていれば、投稿欄に書き込み情報を追加記録してWebページに反映する(ステップS62)。尚、新規な書き込みが行われていない場合、ステップS62はスキップする。
次に会議支援処理部32は、表示装置5に出力されている資料画像のページが更新されたか否かを判断する(ステップS63)。ここで、資料画像のページが更新されていない場合、図16のステップS71に進む。また、資料画像のページが更新された場合、会議支援処理部32は、参考情報付加データ9に基づいて、その更新後の資料画像に参考情報92が付加されているか否かを判断する(ステップS64)。そして参考情報92が付加されていない場合にも、図16のステップS71に進む。
一方、資料画像のページが更新され、且つ、その更新されたページの資料画像に参考情報92が付加されている場合(ステップS64でYES)、会議支援処理部32は、その参考情報92を読み出し(ステップS65)、その参考情報92が重要な情報であるか否かを判断する(ステップS66)。その結果、付加されている参考情報92が重要な情報であれば、その読み出した参考情報92を重要情報としてWebフォーラム用のWebページに追加記録する(ステップS67)。つまり、この場合、図9に示したようなメイン投稿欄51aが追加記録される。そして会議支援処理部32は、重要情報の報知画像53を選択してポップアップ表示を行う(ステップS68)。これにより、図9に示したようなポップアップウィンドウ54が、コミュニケーション対象者の情報処理端末4c,4dにおいて表示されるようになる。
これに対し、資料画像に付加されている参考情報92が重要な情報でなかった場合(ステップS66でNO)、会議支援処理部32は、読み出した参考情報92を通常情報としてWebフォーラム用のWebページに追加記録する(ステップS69)。この場合、図8に示したようなメイン投稿欄51aが追加記録される。そして会議支援処理部32は、通常情報の報知画像53を選択してポップアップ表示を行う(ステップS70)。これにより、図8に示したようなポップアップウィンドウ54が、コミュニケーション対象者の情報処理端末4c,4dにおいて表示されるようになる。
図16のフローチャートに進み、次に会議支援処理部32は、再び、表示装置5に出力されている資料画像のページが更新されたか否かを判断する(ステップS71)。ここで、資料画像のページが更新されていない場合、Webページ更新処理は終了する。一方、資料画像のページが更新された場合(ステップS71でYES)、会議支援処理部32は、参考情報付加データ9を参照することにより、ページ更新される前のページの資料画像に参考情報92が付加されていたかどうかを確認する(ステップS72)。そして参考情報92が付加されていたか否かを判断し(ステップS73)、参考情報92が付加されていた場合、会議支援処理部32は、さらに、Webフォーラム用のWebページにおいて、参考情報92が記録されたメイン投稿欄51aの中に、返答の行われていないものがあるか否かを判断する(ステップS74)。そして返答の行われていない投稿欄がある場合(ステップS74でYES)、その返答が行われていないメイン投稿欄51aに対して警告情報57を追加記録する(ステップS75)。つまり、この場合、図10に示したように参考情報92が記録されたメイン投稿欄51aに警告情報57が追加記録される。そして会議支援処理部32は、警告画像55を選択してポップアップ表示を行う(ステップS76)。これにより、図10に示したようなポップアップウィンドウ56が、コミュニケーション対象者の情報処理端末4c,4dにおいて表示されるようになる。一方、ステップS73,S74の判断においてNOとなった場合、Webページ更新処理は終了する。
このようなWebフォーラム更新処理が行われることにより、コミュニケーション対象者がWebフォーラムのWebページに表示されている投稿欄に新規な書き込みを行うと、その書き込み情報がWebフォーラムに反映され、Webページが更新される。また、表示装置5によって表示される資料画像のページが更新され、その更新されたページの資料画像に参考情報92が付加されていると、WebフォーラムのWebページにその参考情報92が記録された新たな投稿欄が追加され、Webページが更新される。さらに、表示装置5によって表示される資料画像のページが更新され、参考情報92の記録された投稿欄への返答が行われていない場合、その投稿欄に警告情報57が自動記録され、Webページが更新される。
次に、図17は、Webフォーラム記録処理(ステップS5)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。会議支援処理部32は、Webフォーラム記録処理を開始すると、まずWebフォーラム用のWebページが作成されているか否かを判断する(ステップS80)。ここで、Webフォーラム用のWebページが未だ作成されていない場合、Webフォーラム記録処理は終了する。またWebフォーラム用のWebページが既に作成されている場合、会議支援処理部32は、記憶装置24に保存するためのフォーラム情報を既に作成しているか否かを判断する(ステップS81)。そしてフォーラム情報が未だ作成されていない場合、会議支援処理部32は、この会議に対応するフォーラム情報を作成し、記憶装置24に格納する(ステップS82)。尚、既にフォーラム情報が作成されている場合、ステップS82の処理はスキップする。
次に会議支援処理部32は、Webフォーラム用のWebページにおいて新たな投稿欄への追加記録があるか否かを判断する(ステップS83)。ここで新たな投稿欄への追加記録がなかった場合、Webフォーラム記録処理は終了する。これに対し、新たな投稿欄への追加記録があった場合、会議支援処理部32は、その追加記録された情報をフォーラム情報に記録する(ステップS84)。
このようなWebフォーラム記録処理が行われることにより、記憶装置24には、会議中にWebフォーラムに書き込まれた情報がフォーラム情報として保存されるようになる。したがって、会議が終了した後、ユーザC,Dがこのフォーラム情報を参照することにより、実際の会議中にユーザCが適切に対応できなかった点などを指摘しながら指導を行うことができるようになる。
以上のように本実施形態の会議支援装置2は、複数ページから成る会議資料に関する会議資料データ8と、その会議資料の各ページに対して予め関連付けられた参考情報が記録された参考情報付加データ9と、会議に参加する複数の参加者のうちから選択された少なくとも2人の参加者がコミュニケーション対象者として登録された会議情報28とを記憶しておく。そして会議が開始されると、会議資料データ8から1ページ分の資料画像を読み出して表示装置5に出力することにより、そのページの資料画像を表示させる。また、会議支援装置2は、会議情報28に基づいて、コミュニケーション対象者のそれぞれが操作する少なくとも2つの情報処理端末4c,4dからネットワーク6を介してアクセス可能なWebページを作成し、当該Webページにより、コミュニケーション対象者が相互にコミュニケーションを行うことが可能なWebフォーラムを提供するWebページ作成部36を備えている。したがって、複数の参加者が参加する会議において、当初の出席予定者が欠席して代理出席者が出席する場合、その会議の進行中に、会議を欠席している参加者が、代理出席する参加者とWebページを介して相互にコミュニケーションを行うことにより、代理出席する参加者に適切な指示などを与えることが可能であり、その会議を効率良く円滑に進めることができるようになる。
また本実施形態においてWebページ作成部36は、参考情報の関連付けられたページの資料画像が読み出されて出力されたとき、Webフォーラムに当該ページに関連付けられている参考情報を追加記録するように構成される。したがって、代理出席者が、会議の進行中に、適切なタイミングで事前に受けたレクチャーや指示の内容を確認することができるので、会議を円滑に進めることができるようになる。
また、Webページ作成部36は、Webフォーラムに記録された情報を記憶装置24に記憶していくので、会議終了後においては実際の会議での対応の仕方を振り返って確認することが可能である。それ故、本実施形態の会議支援装置2は、経験の浅い者を会議へ代理出席させることにより育成するという点では、実際の会議中だけでなく、会議が終了した後にも適切なアドバイスを行うことが可能であるので、経験の浅い者を良好に育成していくことができるようになる。
以上、本発明に関する実施形態について説明したが、本発明は上述した内容に限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。例えば、上記実施形態では、複合機やMFPなどで構成される情報機器10が会議支援装置2としての機能を実現する場合を例示したが、上述した情報機器10の機能は、例えば一般的なコンピュータやサーバ装置などによって実現しても構わない。
2 会議支援装置
4,4a,4b,4c,4d 情報処理端末
5 表示装置
6 ネットワーク
8 会議資料データ
9 参考情報付加データ
20 制御部
24 記憶装置(記憶手段)
28 会議情報
31 会議情報登録部
32 会議支援処理部
33 会議資料読出部
34 資料画像出力部(表示制御手段)
36 Webページ作成部(Webページ作成手段)
37 資料画像配信部
38 電子フォーラム提供部

Claims (6)

  1. ネットワークに接続される会議支援装置であって、
    複数ページから成る会議資料と、前記会議資料の各ページに対して予め関連付けられた参考情報と、会議に参加する複数の参加者のうちから選択された少なくとも2人の参加者がコミュニケーション対象者として登録された会議情報とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記会議資料から1ページ分の資料画像を読み出して出力することにより該資料画像を表示させる表示制御手段と、
    前記会議情報に基づいて、前記コミュニケーション対象者のそれぞれが操作する少なくとも2つの情報処理端末から前記ネットワークを介してアクセス可能なWebページを作成し、当該Webページにより、前記コミュニケーション対象者が相互にコミュニケーションを行うことが可能な電子フォーラムを提供するWebページ作成手段と、
    を備え、
    前記Webページ作成手段は、前記表示制御手段により前記会議資料から前記参考情報の関連付けられたページの資料画像が読み出されて出力されたとき、前記電子フォーラムに当該ページに関連付けられている前記参考情報を追加記録することを特徴とする会議支援装置。
  2. 前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに前記参考情報を追加記録することに伴い、前記コミュニケーション対象者が操作する少なくとも1つの情報処理端末に対して前記参考情報を追加記録したことを報知する報知画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の会議支援装置。
  3. 前記参考情報は、重要な参考情報である場合に重要な参考情報であることを示す付属情報が含まれており、
    前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに追加記録した前記参考情報に前記付属情報が含まれているか否かに応じて、前記報知画像の種類を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の会議支援装置。
  4. 前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに前記参考情報を追加記録した後、当該参考情報に対する返答が行われたか否かを判定し、所定のタイミングまでに当該参考情報に対する返答が行われなかった場合、前記電子フォーラムに追加記録した当該参考情報に対応付けて返答が行われていないことを警告する警告情報を追加記録することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の会議支援装置。
  5. 前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに前記警告情報を追加記録することに伴い、前記コミュニケーション対象者が操作する少なくとも1つの情報処理端末に対して前記警告情報を追加記録したことを報知する警告画像を表示させることを特徴とする請求項4に記載の会議支援装置。
  6. 前記Webページ作成手段は、前記電子フォーラムに記録された情報を前記記憶手段に記憶していくことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の会議支援装置。
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