JP2012028837A - ダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
明るさにのみ変更が行われた画像データの原本性を証明するダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラムを提供することにある。
【解決手段】
画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、前記ダイジェスト値生成処理は、輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、を有する。
【選択図】 図4
明るさにのみ変更が行われた画像データの原本性を証明するダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラムを提供することにある。
【解決手段】
画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、前記ダイジェスト値生成処理は、輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、を有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラムに関する。
デジタル化された画像データは、複製、編集、及び改竄などの操作が容易である。そのため、従来から、画像データが編集、改竄されていない原本の画像データであることを証明する原本性証明のニーズがある。
画像データの原本性を証明するための技術として、例えば、次のような方法が知られる。原本画像データの付属情報(画像データ作成日の日付情報、証明書情報等)と原本画像データの各画素の情報とに基づいて、ハッシュ関数等の所定の関数によってハッシュ値等のダイジェスト値を取得し、画像データとダイジェスト値とを一対に管理する。そして、保証対象の画像データについても同様にダイジェスト値を取得し、当該画像データのダイジェスト値と比較する。これらのダイジェスト値が一致しない場合、保証対象の画像データに改竄等の変更が加えられたことを意味し、一致する場合は保証対象の画像データの原本性が証明される。
また、画像データに、画像データの情報と作成日時等の固有情報等に基づいてハッシュ関数により秘密情報及び秘密情報の埋め込み位置を求め、その位置に秘密情報を埋め込むことにより画像データの改竄を検出し、原本性を証明する技術が知られている(特許文献1)。
例えば、監視カメラ等のデジタルカメラによって撮影された画像データを証拠写真として用いるため、画像データの原本証明が必要となる。しかし、画像データが全体的に暗く物体を判別し難い場合、物体判別のため画像データの明るさの変更が必要になることがある。ところが、画像データの明るさを変更すると、変更後の画像データのダイジェスト値が原本の画像データのダイジェスト値と一致しないため、変更後の画像データの原本性が証明されず、証拠写真として認定されない。
このように、たとえ明るさにのみ変更が行われた画像データについても、その原本性が証明されなかった。また、画像データに加えられた変更内容が明るさの変更のみであることを証明することもできなかった。
そこで、本発明では、明るさにのみ変更が行われた画像データの原本性を証明するダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラムを提供することを目的とする。
第1の側面は、画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有する。
前記ダイジェスト値生成処理は、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有する。
第1の側面によれば、明るさにのみ変更が行われた画像データの原本性を証明することができる。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
本実施の形態例におけるダイジェスト値生成装置は、輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成し、差分情報と色情報とに基づくダイジェスト値をハッシュ関数を用いて生成するものである。
図1は、本実施の形態例における画像記録装置を表す図である。画像記録装置1は、例えば、監視カメラや、デジタルカメラ等である。
図1において、カメラ部10によって撮影された入力映像信号は、符号化部11で符号化され、RAM(Random Access Memory)等のフレームメモリ15に格納される。具体的に、符号化部11では、カメラ部10から時系列に送られた入力映像信号が、A/Dコンバータ(図示せず)でアナログ信号からデジタル信号に変換され、さらに、RGB信号からYCbCr信号に変換される。また、タイマー14によって画像データの撮影日時情報が生成され、画像データに付加される。
付属情報記憶部16はROM(Read Only Memory)等のメモリであり、画像記録装置1に固有の機器番号、画像記録装置1の設置位置である位置情報等の付属情報が格納される。画像データの付属情報には、画像データと共にメモリに格納される撮影日時情報と、付属情報記憶部16に格納された機器番号や位置番号等の情報がある。
ダイジェスト値生成部20は、本実施の形態例におけるダイジェスト値生成装置の一例である。ダイジェスト値生成部20は、ハッシュ関数によって画像データに基づくダイジェスト値を生成する。ダイジェスト値生成部20は、生成したダイジェスト値を画像データと共に、外部インターフェイス17を介してSDカード等の可搬性記憶媒体18に格納する。ダイジェスト値生成処理の詳細については、後述する。
ハッシュ関数とは、例えば、SHA(Secure Hash Algorithm)−1等の関数であり、入力データに基づいて固定長の擬似乱数であるダイジェスト値を生成する演算関数である。同一の入力データからは同一のダイジェスト値が生成され、入力データが1ビットでも異なると、大きく異なるダイジェスト値が生成される。また、ダイジェスト値から入力データを生成することは不可能である。
原本の画像データに基づいて生成されるダイジェスト値は、画像データと一対に管理され、原本証明の際に、証明対象の画像データに基づいて生成されたダイジェスト値と比較される。そして、双方のダイジェスト値が一致した場合、証明対象の画像データに改竄等の変更が加えられていないことが認定され、証明対象の画像データの原本性が証明される。一方、双方のダイジェスト値が一致しない場合、証明対象の画像データに改竄が加えられたとみなされ、その原本性が否定される。
図2は、フレームメモリ15に格納される画像データPIを表す図である。同図の画像データPIは、色空間「YCbCr」の画像データである。具体的に、画像データPIの各画素30は、輝度情報「Y」と、色味を表す2つの色差情報「Cb」「Cr」とを有する。なお、「Cb」は輝度値「Y」とB成分(青)との色差情報であり、「Cr」は輝度値「Y」とR成分(赤)との色差情報である。
図3は、画像データとダイジェスト値との対応関係を説明する図である。従来のダイジェスト値生成処理では、画像データPIのダイジェスト値DIは、例えば、画像データPIの付属情報41と、各画素の輝度値である輝度情報(Y)42、各画素の色差値である色情報(Cb,Cr)43、44とに基づいてハッシュ関数によって生成される。具体的に、ハッシュ関数に、例えば、「[付属情報:20100526(日付)231403(時間)N3505E13530(位置情報)BT003AC00025(機器番号)]+[輝度情報(Y)]+[色情報(Cb)]+[色情報(Cr)]」のようなデータが入力され、固定桁(例えば、160ビット)のダイジェスト値DIが生成される。
ところで、図3の画像データPIは夜間に撮影されたものであり、全体的に暗く、画像データPIにおける円柱FIの文字「T」の判別が難しい。このような画像データPIが証拠写真として用いられる場合、証拠の内容によっては、円柱FIの文字「T」がより明確に判別可能となるように、画像データPIを明るく修正することが求められる。
そこで、図3の画像データPI´は、画像データPIの各画素の輝度値「Y」が一様に高く変更された画像データである。明るく修正されたことにより、画像データPI´における円柱FI´の文字「T」が判別可能である。また、各画素の色差情報は変更されておらず輝度値のみが一様に変更されたことにより、画像データPI´において画素間の輝度バランス、及び、物体の形状が維持されている。
しかしながら、画像データPIの各画素の輝度値が変更されたことによって、画像データPI´と画像データPIとのハッシュ関数への入力データは異なり、画像データPI´に基づいて生成されるダイジェスト値は、画像データPIに基づいて生成されるダイジェスト値と異なってしまう。従って、画像データPI´はその原本性が証明されず、証拠写真としても認められない。
このように、輝度情報のみを一様に変更するような、画像データの物体の形状に影響を及ぼさない変更内容であっても、変更後の画像データPI´のダイジェスト値DI´が画像データPIのダイジェスト値DIと異なることにより、その原本性が証明されない。また、変更後の画像データPI´に対して加えられた変更内容の証明も困難である。
そこで、本実施の形態例のダイジェスト値生成装置は、画像データにおける隣接する各画素の輝度差分情報を生成し、当該輝度差分情報と各画素の色情報とに基づいてハッシュ関数によりダイジェスト値を生成する。
図4は、輝度差分情報45を表す図である。輝度差分情報45は、画像データにおける隣接画素の輝度値(例えば、Y0,Y1,Y2,Y3…)の差分値(Y1-Y0,Y2-Y1,Y3-Y2…)である。なお、画像データの右端の画素は、当該画素の一段下の左端の画素の輝度値と比較される。従って、例えば、輝度差分情報45は、画像データの総画素数に対して1画素分少ない情報であり、マイナス値を有することがある。本実施の形態例におけるダイジェスト値生成部20は、輝度情報42の代わりに輝度差分情報45に基づいてダイジェスト値DIxを生成する。
図5は、本実施の形態例のダイジェスト値生成処理を説明するフローチャート図である。はじめに、ダイジェスト値生成部20は、フレームメモリ15に格納されたYCbCrの画像データを取得する(S11)。続いて、ダイジェスト値生成部20の差分情報取得部21は、画像データの各画素について、隣接画素との輝度差分情報取得処理51を行う(S12〜S15)。
輝度差分情報取得処理51として、まず、差分情報取得部21は、変数「n」に「1」をセットする(S12)。そして、差分情報取得部21は、「n(=1)」番目の画素と「n−1(=0)」番目の画素との輝度差分値を求める(S13)。続いて、差分情報取得部21は、変数「n」が画像データの総画素数に達したか否かを判定し(S14)、達していない場合(S14のNO)、変数「n」をインクリメントし、「n(=2)」番目の画素と「n−1(=1)」番目の画素との輝度差分値を求める(S13)。このようにして、差分情報取得部21は、画像データの全画素について、隣接画素との輝度差分値を取得する。
一方、変数「n」が画像データの総画素数に達した場合(S14のYES)、差分情報取得部21は、輝度差分情報取得処理51を終了する。続いて、ダイジェスト値生成部20のハッシュ演算部22は、付属情報41を取得する(S16)。具体的に、ハッシュ演算部22は、付属情報記憶部16から機器番号と位置情報等の付属情報41を、また、画像データに付加された撮影日時情報等の付属情報41を取得する。
そして、ハッシュ演算部22は、画像データの付属情報41、輝度差分情報45、各画素の色差情報(Cb,Cr)43、44、に基づいてハッシュ関数を使用してダイジェスト値を演算する(S17)。ハッシュ演算部22は、具体的に、例えば、「[付属情報41:20100526(日付)231403(時間)N3505E13530(位置情報)BT003AC00025(機器番号)]+[輝度差分情報45]+[色情報(Cb)42]+[色情報(Cr)43]」のような入力データに基づいて、ハッシュ関数によってダイジェスト値を演算する。そして、ダイジェスト値生成部20は、生成したダイジェスト値を画像データと共に、外部インターフェイス17を介してSDカード等の可搬性記憶媒体18に格納する(S18)。
なお、ハッシュ関数への入力データは上記の例に限定されるものではない。例えば、ハッシュ演算部22は、付属情報41に署名情報や証明書情報等を含めてもよいし、付属情報41自体をハッシュ関数の入力データに含めなくてもよい。
画像データのダイジェスト値は、以上のように生成され、SDカード等の可搬性記憶媒体18に画像データと一対に格納される。そして、前述したような画像データの明るさ変更が求められる場合、コンピュータ等の画像データ編集部によって画像データに対して明るさの変更が加えられる。
図6は、画像データの編集を行うコンピュータ100の構成を表す図である。画像データ編集部は、コンピュータ100のメモリ102に格納された画像データ編集プログラム110とCPU101が協働することによって実現される。画像データ編集部は、外部インターフェイス105を介してSDカード等の可搬性記憶媒体106から原本の画像データ読み出す。そして、画像データ編集部は、操作部104からの指示に応じて、画像データの各画素の輝度値を一様に変更する。ただし、画像データ編集部は、画像データの色空間(本実施の形態例ではYCbCr)を変更しないことが前提である。
また、コンピュータ100のダイジェスト値生成部は、メモリ102に格納されたダイジェスト値生成プログラム111とCPU101とが協働することによって実現される。画像データの輝度値の変更後、ダイジェスト値生成部は、画像記録装置1のダイジェスト値生成部20と同様に(図5)、変更された画像データに基づいてダイジェスト値を生成する。
図7は、明るさ変更前後の画像データの輝度差分情報を表す図である。同図において、画像データPIは変更前の画像データであり、画像データPI´は画像データPIの全画素の輝度値に変更「+100」が加えられた画像データである。例えば、画像データPI´の画素71の輝度値「110」は、画像データPIの同画素71の輝度値「10」に「+100」が加えられた値である。画像データPI´の他の画素についても同様である。
そして、図7の左下部YDは画像データPIの輝度差分情報であり、右下部YD´は画像データPI´の輝度差分情報である。同図において、画像データPIの各画素の輝度値に対して一様の変更が行われていることにより、変更前の輝度差分情報YDと変更後の輝度差分情報YD´は同様である。
そして、輝度差分情報YD´に基づいて変更後の画像データPI´のダイジェスト値が生成され、原本である変更前の画像データPIのダイジェスト値と比較される。輝度値変更後の画像データPI´は変更が加えられているものの、その変更内容が輝度値の一様の変更であるため、変更前後の輝度差分情報(YD、YD´)は同じである。これにより、変更前後の画像データ(PI、PI´)のダイジェスト値は同一となる。従って、変更が加えられた画像データPI´であっても、その変更内容が輝度値の一様の変更であることが証明され、原本性が証明される。
なお、画像データPIの一部の画素についてのみ輝度値に変更が加えられた場合、変更後の画像データPI´における画素間の輝度値バランスが変わり、物体の形状が変わってしまうことがある。そのため、一部の画素についてのみ輝度値が変更された画像データPI´については、原本性が証明されるべきではない。ただし、この場合、輝度値変更後の画像データにおける輝度差分情報45は、原本の画像データの輝度差分情報45と異なる。従って、本実施の形態例におけるダイジェスト値生成部によると、輝度値変更後の画像データPI´に基づくダイジェスト値は、原本である変更前の画像データPIに基づくダイジェスト値と異なり、画像データPI´の原本性は証明されない。
以上のように、本実施の形態例におけるダイジェスト値生成部は、物体の形状を判別可能にするために、各画素の輝度値を一様に変更したとしても、画像データの原本性を証明可能にする。なお、上記の実施の形態例では、画像データの各画素の輝度値を一様に高く変更する例を述べたが、この例に限定されるものではない。画像データ編集部は、画像データの各画素の輝度値を一様に低く変更してもよい。
ところで、変更対象の画像データによっては、そもそも画素の一部に高い輝度値(例えば、Y=200)を有することがある。そのような画像データの場合、画像データ編集部は、画像データの各画素の輝度値を「+100」のように変更すると、高い輝度値を有する画素の輝度値が上限(Y=255)に達することにより、画像データに対して輝度情報の一様な変更を加えられないことがある。
このような場合、画像データ編集部(図6)は、例えば、輝度値が上限に達しないように、輝度値の変更度合いに制限を設けてもよい。画像データ編集部は、例えば、画像データの各画素の輝度値を取得し、輝度値の最大値及び最小値に基づいて、輝度値の上限値及び下限値を超えない範囲で輝度値の変更を許容する。具体的に、画像データ編集部は、輝度値の値範囲を超える変更が加えられると、表示部103に警告メッセージを表示し当該値範囲を超える変更を無効にする。これにより、画像データ編集部は、画像データに対して輝度情報の一様な変更を加えられず、変更前後の画像データの輝度差分情報45が異なってしまうことを回避できる。
また、上記の実施の形態例において、画像データの色空間が「YCbCr」であり、輝度差分情報45に基づいてダイジェスト値が生成される場合を例示した。しかし、色空間は「YCbCr」に限定されるものではなく、ダイジェスト値生成部は、明度の差分情報に基づいてダイジェスト値を生成してもよい。
例えば、画像データは、色空間「YUV411」「YUV422」等の画像データであってもよい。この場合、図1の符号化部11は、YCbCrの画像データを所定のサンプリング比(例えば、「YUV411」の場合、4(Y):1(Cb):1(Cr))に基づいて、「YUV411」の画像データに変換する。そして、ダイジェスト値生成部は、付属情報41、色情報(U,V)、輝度差分情報45、に基づいて、ハッシュ関数によってダイジェスト値を生成する。
また、例えば、画像データは、色空間「HLS」等の画像データであってもよい。例えば、色空間「HLS」の画像データは、各画素に、色相情報(hue)、彩度情報(saturation)、輝度情報(luminance)を有する。「HLS」の画像データも、YCbCrの画像データと同様に、輝度情報と色味を表す2つの情報を有し、輝度「L」が一様に変更された場合でも、当該画像データにおける物体の形状に影響が及ばない。従って、ダイジェスト値生成部は、「HLS」等の輝度情報と色味を表す2つの情報を有する別の色空間の画像データについても同様に、各画素の輝度値を一様に変更した画像データの原本性証明を可能にする。
また、画像データは、輝度情報の代わりに明度情報を有する「L*a*b」表色系等の画像データであってもよい。「L*a*b」表色系の画像データは、各画素に、明度情報「L」と2つの色情報を有し、YCbCrの画像データと同様に、明度「L」が一様に変更された場合でも、当該画像データにおける物体の形状に影響が及ばない。従って、ダイジェスト値生成部は、「L*a*b」等の明度情報と色味を表す2つの情報を有する別の色空間の画像データについても同様に、各画素の輝度値を一様に変更した画像データの原本性証明を可能にする。
この場合、ダイジェスト値生成部は、同様にして、画像データにおける隣接画素の明度値の差分値を明度差分情報として取得する。そして、ダイジェスト値生成部は、付属情報と明度差分情報と色情報とに基づいてハッシュ関数を使用してダイジェスト値を生成する。
<第2の実施の形態例>
第2の実施の形態例では、ダイジェスト値生成部が、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)形式の画像データのダイジェスト値を生成する処理について述べる。本実施の形態例における画像記録装置1は、図1と同様である。ただし、符号化部11によって変換された画像データは、YCbCrの画像データから、さらにJPEG形式の画像データに圧縮され、フレームメモリ15に格納される。
第2の実施の形態例では、ダイジェスト値生成部が、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)形式の画像データのダイジェスト値を生成する処理について述べる。本実施の形態例における画像記録装置1は、図1と同様である。ただし、符号化部11によって変換された画像データは、YCbCrの画像データから、さらにJPEG形式の画像データに圧縮され、フレームメモリ15に格納される。
図8は、画像データのYCbCrからJPEG形式への変換遷移を表す図である。YCbCrの画像データは、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)処理81、量子化処理82、エントロピー符号化処理によってJPEG画像データPIcに変換される。そして、JPEG画像データはPIc、逆ハフマン処理86、逆量子化処理85、IDCT処理84によってYCbCrの画像データPIaに復元される。
具体的に、符号化部11は、YCbCrの画像データPIaを、次のようにJPEG画像データPIcに変換する。まず、符号化部11は、YCbCrの画像データPIaを所定の画素数(例えば、8×8=64画素)で構成される正方形ブロックに分割する。そして、符号化部11は、分割したブロック毎に、画像データPIaをDCT処理81によって空間周波数成分の係数であるDCT成分に変換する。DCT成分は、1つのDC(直流:Direct Current)成分と63個のAC(交流:Alternating Current)成分を有する。
続いて、符号化部11は、ブロック毎に、量子化処理82として、それぞれのDC成分、AC成分を量子化テーブル(図示せず)に基づいて量子化し、量子化データPIbを生成する。そして、符号化部11は、ブロック毎に、ハフマン処理83として、量子化データPIbにおけるDC成分、AC成分を、周波数の低い順にハフマン符号テーブルに基づいて符号化する。以上のようにして、符号化部11は、画像データPIaをJPEG画像データPIcに変換する。
一方、JPEG画像データPIcは、次のようにYCbCrの画像データPIaに復号化される。まず、符号化部11は、逆ハフマン処理86として、JPEG画像データPIcに対してハフマン復号化処理を行い、DCT成分を復元する。続いて、符号化部11は、逆量子化処理85として、量子化データPIbを、逆量子化テーブル(図示せず)に基づいてDCT成分値へ復元する。なお、量子化処理82における量子化テーブルと、逆量子化処理85における逆量子化テーブルは同一のものである。そして、符号化部11は、逆離散コサイン変換(IDCT:Inverse Discrete Cosine Transform)処理84として、逆量子化処理85によって生成されたDCT成分に対してIDCT逆変換を行い、YCbCr信号の画像データPIaを復元する。
JPEG画像データPIcの場合、ダイジェスト値生成部20は、YCbCrの画像データPIaに対応する量子化データPIbに基づいてダイジェスト値を生成する。具体的に、ダイジェスト値生成部20は、YCbCrの画像データPIaからJPEG画像データPIcへの変換過程における量子化データPIbに基づいてダイジェスト値生成処理88を行う。
図9は、量子化データPIbのブロックの一例を表す図である。同図のように、量子化データPIbは、8×8画素のブロックBL毎に、1つのDC成分90と63個のAC成分91を有する。量子化データPIbは、輝度情報(Y)、色差情報(Cb,Cr)それぞれについて生成される。また、それぞれの量子化データPIbにおいて、各ブロックBのDC成分90はブロック内の平均値であり、各AC成分91はDC成分90からの差分値である。
図10は、量子化データPIbに対する明るさ変更処理を説明する図である。同図上部の量子化データPIbは、原本のJPEG画像データPIcの量子化データPIbであり、4つのブロックB1〜4が例示されている。量子化データPIbの各ブロックB1〜4は、ひとつのDC成分と63個のAC成分を有するが、同図のAC成分は16個に簡略化されている。
図9において前述したように、量子化データPIbにおける各ブロックのDC成分(1d〜4d)はブロック内の平均値であり、AC成分(1a〜4a)は同ブロックのDC成分(1d〜4d)からの差分値である。そして、ブロック間において、第2ブロックB2のDC成分2dは、前ブロックである第1ブロックB1のDC成分1dからの差分値である。同様にして、第3ブロックB3以降のDC成分についても、ひとつ前のブロックのDC成分からの差分値である。
続いて、量子化データの明るさ変更処理(図8の87)について説明する。図10の下部の量子化データPIb´は、原本の量子化データPIbに対して輝度値の変更が加えられた量子化データPIb´である。量子化データPIb´における各成分の構成は、原本の量子化データPIbと同様である。量子化データにおいて、第2ブロックB2以降のDC成分はその前のブロックのDC成分からの差分値であり、各ブロックのAC成分はDC成分からの差分値であることから、画像データ編集部は、第1ブロックのDC成分1dに変更を加えることによって、量子化データPIb全体の輝度値を一様に変更することができる。
図10の輝度値変更後の量子化データPIb´において、第1ブロックB1´のDC成分1d´「112」は、原本の量子化データPIbにおける第1ブロックB1のDC成分1d「12」に対して「+100」の変更が加えられている。この変更によって、変更後の量子化データPIb´において、全体の輝度値に一様に「+100」の変更が加えられる。
このように、明るさ変更処理(図8の87)では、第1ブロックB1のDC成分1dに対してのみ変更が行われる。そのため、原本の量子化データPIbと輝度値変更後の量子化データPIb´における第1ブロックB1のDC成分を除くブロックのDC成分、及び、全ブロックのAC成分の値(99)は同一である。そこで、第2の実施の形態例におけるダイジェスト値生成部は、輝度値の量子化データにおける初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び全ブロックのAC成分と(99)、色情報の全ブロックのDC成分及びAC成分とに基づいて、ハッシュ関数によってダイジェスト値を生成する。このようにすることによって、明るさ変更処理前後の量子化データのダイジェスト値を一致させることができる。
JPEG画像データの編集を行うコンピュータ100(図6)の構成は、第1の実施の形態例と同様である。ただし、画像データ編集部は、可搬性記憶媒体106から読み出したJPEG画像データPIcに対して逆ハフマン処理(図8の86)を行って量子化データPIbに復号化し、当該量子化データPIbに対して明るさ変更処理(図8の87)を行う。続いて、ダイジェスト値生成部は、輝度値(明るさ)変更後の量子化データPIb´に基づいて、ダイジェスト値生成処理(図8の88)を行う。
第2の実施の形態例におけるダイジェスト値生成処理(図8の88)は、図5のフローチャート図と同様である。ただし、第2の実施の形態例におけるダイジェスト値生成処理では、第1の実施の形態例における輝度差分情報生成処理51(S12〜15)と、ダイジェスト値の演算処理(S17)について異なる。
まず、ダイジェスト値生成部(図1の20、図6)は、フレームメモリ15からJPEG画像データPIcへの変換過程における量子化データPIbを取得する(S11)。続いて、ダイジェスト値生成部は、輝度差分情報45に代えて、輝度情報の量子化データPIbにおける第1ブロックを除くDC成分と、全ブロックのAC成分(図10の99)とを取得する。また、ダイジェスト値生成部は、色情報として、色差情報(Cb,Cr)の各量子化データPIbにおける全ブロックのDC成分とAC成分とを取得する。また、ダイジェスト値生成部は、付属情報41を取得する(S16)。
そして、ダイジェスト値生成部は、付属情報41、色情報(色差情報の各量子化データPIbにおける全ブロックのDC、AC成分)、輝度情報の量子化データPIbにおける第1ブロックを除くDC成分と、全ブロックのAC成分(図10の99)とに基づいてダイジェスト値を演算する(S17)。ダイジェスト値生成部は、生成したダイジェスト値を画像データと共に格納する(S18)。以上のようにして、JPEG画像データPIcのダイジェスト値が生成される。
画像データ編集部は、輝度値変更後の量子化データPIb´のダイジェスト値を生成すると、当該量子化データPIb´に対してハフマン処理83を行い、輝度値の変更が反映されたJPEG画像データPIc´に変換する。そして、輝度値が変更されたJPEG画像データPIc´の原本性証明時、輝度値変更後の量子化データPIb´に基づくダイジェスト値と、原本のJPEG画像データPIcに対応する量子化データPIbに基づくダイジェストとが比較され、一致した場合に当該JPEG画像データPIc´の原本性が証明される。
このように、本実施の形態例におけるダイジェスト値生成部は、輝度値の量子化データについては、明るさ変更処理によって変更される初めのブロックのDC成分を除いて、明るさ変更処理によっては変更されない第2ブロック以降のDC成分、及び全ブロックのAC成分(図10の99)を、色差情報の量子化データについては、全ブロックのDC、AC成分とを用いてダイジェスト値を生成する。これにより、輝度値のみを一様に変更した量子化データPIb´と、原本の量子化データPIbのダイジェスト値とが一致し、変更後の量子化データPIb´に対応するJPEG画像データPIc´の原本性を証明することができる。
このようにして、本実施の形態例におけるダイジェスト値生成部は、JPEG画像データにおける輝度値を一様に変更したとしても、輝度変更後のJPEG画像データの原本性を証明することができる。また、明るさ変更前後の画像データ(PIb、PIb´)のダイジェスト値が一致することにより、双方の量子化データにおいて、ひとつ前のブロックのDC成分との差分値である第2ブロック以降のDC成分と、各ブロックのDC成分との差分値であるAC成分とが同一であることが証明される。従って、明るさ変更後の画像データPIb´の変更内容が明るさの一様の変更であることが証明される。
以上の実施の形態をまとめると、次の付記のとおりである。
(付記1)
画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
(付記2)
付記1において、
ダイジェスト値生成プログラムは、さらに、
前記画像データの各画素の輝度または明度情報を一様に増減させる明るさ変更工程を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
付記1において、
ダイジェスト値生成プログラムは、さらに、
前記画像データの各画素の輝度または明度情報を一様に増減させる明るさ変更工程を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
(付記3)
JPEG画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
画像データを所定の画素数に分割したブロック毎に、離散コサイン変換してDC成分とAC成分を生成し、当該DC成分とAC成分を量子化して生成した量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
JPEG画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
画像データを所定の画素数に分割したブロック毎に、離散コサイン変換してDC成分とAC成分を生成し、当該DC成分とAC成分を量子化して生成した量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
(付記4)
付記3において、
前記ダイジェスト値生成処理は、さらに、
前記量子化データの前記初めのブロックのDC成分を増減させる明るさ変更工程と、
前記明るさ変更工程によって前記初めのブロックのDC成分を増減させた量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいて明るさ変更後のダイジェスト値を生成する変更後ダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
付記3において、
前記ダイジェスト値生成処理は、さらに、
前記量子化データの前記初めのブロックのDC成分を増減させる明るさ変更工程と、
前記明るさ変更工程によって前記初めのブロックのDC成分を増減させた量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいて明るさ変更後のダイジェスト値を生成する変更後ダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
(付記5)
付記2または4において、
前記明るさ変更工程は、前記輝度または明度情報の下限及び上限を超えないように増減させることを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
付記2または4において、
前記明るさ変更工程は、前記輝度または明度情報の下限及び上限を超えないように増減させることを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。
(付記6)
画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成装置であって、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成部と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成装置であって、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成部と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
(付記7)
付記6において、
ダイジェスト値生成装置は、さらに、
前記画像データの各画素の輝度または明度情報を一様に増減させる明るさ変更部を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
付記6において、
ダイジェスト値生成装置は、さらに、
前記画像データの各画素の輝度または明度情報を一様に増減させる明るさ変更部を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
(付記8)
JPEG画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成装置であって、
画像データを所定の画素数に分割したブロック毎に、離散コサイン変換してDC成分とAC成分を生成し、当該DC成分とAC成分を量子化して生成した量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
JPEG画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成装置であって、
画像データを所定の画素数に分割したブロック毎に、離散コサイン変換してDC成分とAC成分を生成し、当該DC成分とAC成分を量子化して生成した量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
(付記9)
付記8において、
前記ダイジェスト値生成装置は、さらに、
前記量子化データの前記初めのブロックのDC成分を増減させる明るさ変更部と、
前記明るさ変更部によって前記初めのブロックのDC成分を増減させた量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいて明るさ変更後のダイジェスト値を生成する変更後ダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
付記8において、
前記ダイジェスト値生成装置は、さらに、
前記量子化データの前記初めのブロックのDC成分を増減させる明るさ変更部と、
前記明るさ変更部によって前記初めのブロックのDC成分を増減させた量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいて明るさ変更後のダイジェスト値を生成する変更後ダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
(付記10)
付記7または9において、
前記明るさ変更部は、前記輝度または明度情報の下限及び上限を超えないように増減させることを特徴とするダイジェスト値生成装置。
付記7または9において、
前記明るさ変更部は、前記輝度または明度情報の下限及び上限を超えないように増減させることを特徴とするダイジェスト値生成装置。
1:画像記録装置、10:カメラ部、11:符号化部、12:表示部、13:操作部、14:タイマー、15:フレームメモリ、16:付属情報記憶部、17:外部インターフェイス、18:可搬性記憶媒体、20:ダイジェスト値生成部
Claims (5)
- 画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成工程と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。 - JPEG画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なダイジェスト値生成プログラムにおいて、
前記ダイジェスト値生成処理は、
画像データを所定の画素数に分割したブロック毎に、離散コサイン変換してDC成分とAC成分を生成し、当該DC成分とAC成分を量子化して生成した量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。 - 請求項2において、
前記ダイジェスト値生成処理は、さらに、
前記量子化データの前記初めのブロックのDC成分を増減させる明るさ変更工程と、
前記明るさ変更工程によって前記初めのブロックのDC成分を増減させた量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいて明るさ変更後のダイジェスト値を生成する変更後ダイジェスト値生成工程と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成プログラム。 - 画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成装置であって、
輝度または明度情報と、色情報とを有する画像データについて、隣接する画素の輝度または明度情報の差分情報を生成する差分情報生成部と、
前記差分情報と前記色情報とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。 - JPEG画像データのダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成装置であって、
画像データを所定の画素数に分割したブロック毎に、離散コサイン変換してDC成分とAC成分を生成し、当該DC成分とAC成分を量子化して生成した量子化データについて、輝度または明度情報の複数のブロックのうち初めのブロックのDC成分を除くDC成分、及び前記複数のブロックのAC成分と、色情報の複数のブロックのDC成分及びAC成分とに基づいてダイジェスト値を生成するダイジェスト値生成部と、
を有することを特徴とするダイジェスト値生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010162488A JP2012028837A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | ダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010162488A JP2012028837A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | ダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラム |
Publications (1)
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ID=45781299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010162488A Pending JP2012028837A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | ダイジェスト値生成装置、及び、ダイジェスト値生成プログラム |
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JP (1) | JP2012028837A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023026543A1 (ja) * | 2021-08-27 | 2023-03-02 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
-
2010
- 2010-07-20 JP JP2010162488A patent/JP2012028837A/ja active Pending
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