JP2012027705A - 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造 - Google Patents

画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2012027705A
JP2012027705A JP2010166056A JP2010166056A JP2012027705A JP 2012027705 A JP2012027705 A JP 2012027705A JP 2010166056 A JP2010166056 A JP 2010166056A JP 2010166056 A JP2010166056 A JP 2010166056A JP 2012027705 A JP2012027705 A JP 2012027705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
update
layer
hierarchy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010166056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5419822B2 (ja
JP2012027705A5 (ja
Inventor
Tetsugo Inada
徹悟 稲田
Akio Oba
章男 大場
Hiroyuki Segawa
博之 勢川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Computer Entertainment Inc filed Critical Sony Computer Entertainment Inc
Priority to JP2010166056A priority Critical patent/JP5419822B2/ja
Priority to EP11809394.7A priority patent/EP2597618A1/en
Priority to PCT/JP2011/002455 priority patent/WO2012011215A1/ja
Priority to CN201180036011.XA priority patent/CN103026386B/zh
Publication of JP2012027705A publication Critical patent/JP2012027705A/ja
Priority to US13/741,448 priority patent/US8928694B2/en
Publication of JP2012027705A5 publication Critical patent/JP2012027705A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5419822B2 publication Critical patent/JP5419822B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
    • G09G5/39Control of the bit-mapped memory
    • G09G5/395Arrangements specially adapted for transferring the contents of the bit-mapped memory to the screen

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】高精細化画像を編集する際のデータ更新を効率的に行う。
【解決手段】編集対象となる元の画像は階層データ136を用いて表示される。ユーザが、当該画像のうち領域130を編集対象として図形132を描き込むと、画像データ更新部は、描き込みがなされた領域130のみからなる階層構造のレイヤ134を生成する(S10)。具体的には、編集対象の領域130の画像を最下層とし、それを適宜縮小して上の階層の画像を生成し、階層データとする。画像表示時は、新たに表示すべきフレーム138に更新された領域130が含まれることを確認すると、元の階層データ136の画像に重ね合わせてレイヤ134の画像を表示する(S12)。
【選択図】図7

Description

本発明は、ディスプレイに表示する画像を拡大/縮小、または上下左右に移動させる画像処理技術に関する。
ゲームプログラムを実行するだけでなく、動画を再生できる家庭用エンタテインメントシステムが提案されている。この家庭用エンタテインメントシステムでは、GPUがポリゴンを用いた三次元画像を生成する(例えば特許文献1参照)。
画像表示の目的に関わらず、画像をいかに効率よく表示するかは常に重要な問題となる。特に高精細な画像を高速に描画するためには様々な工夫が必要となり、例えばテクスチャデータを別に保持しマッピングを効率的に行う手法について提案がなされている(例えば非特許文献1および2参照)。
米国特許第6563999号公報
Sylvain Fefebvre, et. al., Unified Texture Management for Arbitrary Meshes, Repport de recherche, N5210, May 2004, Institut National De Recherche En Informatique Et En Automatique Martin Kraus, et. al., Adaptive Texture Maps, Graphics Hardware (2002), pp1-10, The Eurographics Association
上述のテクスチャマッピングなどデータ構造を工夫する技術を適用した場合、表示画像のデータを一度構築してしまうと、画像の一部を更新する必要が生じた場合に処理が煩雑になりやすいという問題があった。画像の解像度が高くサイズが大きくなるほど、画像の作成や編集に高度な知識が必要となったり、装置の処理の負荷が増大してデータ更新や画像表示の応答性が低下したり、といったことが起こりやすくなる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は高精細な画像であってもデータ更新や描画を効率よく行える画像処理技術を提供することにある。
本発明のある態様は画像処理装置に関する。この画像処理装置は、一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データを格納した記憶部と、ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて階層データにおける階層を切り替えて表示領域の画像を描画する表示画像処理部と、描画された表示領域の画像に対するユーザの編集操作入力を受け付け、階層データのうち編集対象の領域の編集後の画像を表す更新用階層データを、元の階層データとともに編集後の画像データとして記憶部に格納する画像データ更新部と、を備え、表示画像処理部は、元の階層データの画像に更新用階層データの画像を重ねて描画することを特徴とする。
本発明の別の態様は画像表示装置に関する。この画像表示装置は、一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データと、当該階層データの画像に対してなされた編集の対象領域の、編集後の画像を表す更新用階層データと、をデコードするデコード部と、ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて、各階層データにおける階層を切り替えたうえデコードされた画像を重ねて描画する統合描画部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様は画像処理方法に関する。この画像処理方法は、一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データをメモリより読み出すステップと、ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて階層データにおける階層を切り替えて表示領域の画像を描画するステップと、描画された表示領域の画像に対するユーザの編集操作入力を受け付け、階層データのうち編集対象の領域の編集後の画像を表す更新用階層データを、元の階層データとともに編集後の画像データとしてメモリに格納するステップと、元の階層データの画像に更新用階層データの画像を重ねて描画するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様は画像ファイルのデータ構造に関する。このデータ構造は、画像の少なくとも一部をディスプレイに表示するために記憶装置から読み出される画像ファイルのデータ構造であって、一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる原画像の階層データと、当該原画像に対してなされた編集の対象領域の編集後の画像であり、表示時に原画像と重ね合わされる画像を表した更新用階層データと、を対応づけたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様も画像ファイルのデータ構造に関する。このデータ構造は、画像の少なくとも一部をディスプレイに表示するために記憶装置から読み出される画像ファイルのデータ構造であって、一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる原画像の階層データと、当該原画像に対してなされた編集の対象領域の編集後の画像であり、表示時に原画像と重ね合わせて描画される画像を表した複数の更新用階層データと、各更新用階層データに対応づけられ、重ね合わせて描画される際に重なりの上下を値の大小で表したパラメータを画素値として保持する上下情報画像の階層データと、を対応づけたことを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によると、画像の編集や、編集後の画像の表示を効率よく行うことができる。
実施の形態1に適用できる画像処理システムの使用環境を示す図である。 図1の画像処理システムに適用できる入力装置の外観構成例を示す図である。 実施の形態1において使用する画像データの階層構造を示す図である。 実施の形態1における画像処理装置の構成を示す図である。 実施の形態1における画像データの先読み処理を説明するための図である。 実施の形態1における、階層データの編集機能を有する画像処理装置の制御部の構成を詳細に示す図である。 実施の形態1における画像編集時のデータ更新処理の基本的な手順を説明するための図である。 実施の形態1においてレイヤの生成と統合を並列に行う機構を含む画像データ更新部の構成を示す図である。 実施の形態1においてユーザが画像の編集を行う際の画像データの更新手順を示すフローチャートである。 実施の形態2において準備するレイヤについて説明するための図である。 実施の形態2における画像データ更新部の構成を示す図である。 実施の形態2において描き込まれた図形単位でZ値を与える態様を説明するための図である。 実施の形態2において画素単位でZ値を与える態様を説明するための図である。 実施の形態2における画像表示時の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3において準備するレイヤと描画順について説明するための図である。 実施の形態3におけるデータ更新の手順を説明するための図である。 実施の形態3におけるデータ更新手順の別の例を示す図である。 実施の形態3において描き込まれた図形に外接する矩形をクリッピング領域とした態様を説明するための図である。 本実施の形態3においてクリッピング領域を切り上げた場合のデータ更新処理の手順を説明するための図である。 実施の形態3における画像データ更新部の構成を示す図である。
実施の形態1
本実施の形態において処理対象とする画像のデータは、原画像を複数段階に縮小して生成した異なる解像度の画像からなる階層構造を有する。各階層の画像は一又は複数のタイル画像に分割する。たとえば最も解像度の低い画像は1つのタイル画像で構成し、最も解像度の高い原画像は、最も多い数のタイル画像で構成する。画像表示時は、描画に使用しているタイル画像を、表示画像が所定の解像度になったときに、異なる階層のタイル画像に切り替えることで、拡大表示または縮小表示を迅速に行う。
まず、このような階層構造を有する画像の基本的な表示態様について説明する。図1は、本実施の形態を適用できる画像処理システム1の使用環境を示す。画像処理システム1は、画像処理ソフトウェアを実行する画像処理装置10と、画像処理装置10による処理結果を出力する表示装置12とを備える。表示装置12は、画像を出力するディスプレイおよび音声を出力するスピーカを有するテレビであってよい。
表示装置12は、画像処理装置10に有線ケーブルで接続されてよく、また無線LAN(Local Area Network)などにより無線接続されてもよい。画像処理システム1において、画像処理装置10は、ケーブル14を介してインターネットなどの外部ネットワークに接続し、階層化された圧縮画像データをダウンロードして取得してもよい。なお画像処理装置10は、無線通信により外部ネットワークに接続してもよい。
画像処理装置10は、たとえばゲーム装置やパーソナルコンピュータであってよく、画像処理用のアプリケーションプログラムをロードすることで画像処理機能を実現してもよい。画像処理装置10は、ユーザからの要求に応じて、表示装置12のディスプレイに表示する画像の拡大/縮小処理や、上下左右方向へのスクロール処理などを行う。以後、このような拡大/縮小を含めた表示領域の変更処理を「表示領域の移動」と表現する。ユーザが、ディスプレイに表示された画像を見ながら入力装置を操作すると、入力装置が、表示領域移動要求信号を画像処理装置10に送信する。
図2は、入力装置20の外観構成例を示す。入力装置20は、ユーザが操作可能な操作手段として、十字キー21、アナログスティック27a、27bと、4種の操作ボタン26を備える。4種の操作ボタン26は、○ボタン22、×ボタン23、□ボタン24および△ボタン25から構成される。
画像処理システム1において、入力装置20の操作手段には、表示画像の拡大/縮小要求、および上下左右方向へのスクロール要求を入力するための機能が割り当てられる。たとえば、表示画像の拡大/縮小要求の入力機能は、右側のアナログスティック27bに割り当てられる。ユーザはアナログスティック27bを手前に引くことで、表示画像の縮小要求を入力でき、また手前から押すことで、表示画像の拡大要求を入力できる。
また、スクロール要求の入力機能は、十字キー21に割り当てられる。ユーザは十字キー21を押下することで、十字キー21を押下した方向へのスクロール要求を入力できる。なお、表示領域移動要求の入力機能は別の操作手段に割り当てられてもよく、たとえばアナログスティック27aに、スクロール要求の入力機能が割り当てられてもよい。
入力装置20は、入力された表示領域移動要求信号を画像処理装置10に伝送する機能をもち、本実施の形態では画像処理装置10との間で無線通信可能に構成される。入力装置20と画像処理装置10は、Bluetooth(ブルートゥース)(登録商標)プロトコルやIEEE802.11プロトコルなどを用いて無線接続を確立してもよい。なお入力装置20は、画像処理装置10とケーブルを介して接続して、表示領域移動要求信号を画像処理装置10に伝送してもよい。
入力装置20は後述するように、図形を書き足すなどユーザによる画像の編集要求も受け付ける。そのためアナログスティック27a、27bや十字キー21に、表示画像上に表示したカーソルの移動要求や選択肢から選択する入力のための機能を割り当てたり、○ボタン22に編集を確定させる機能を割り当てたりしてもよい。あるいはそのような機能を割り当てる入力装置20を、マウスやタッチパネルなど一般的な入力装置から適宜選択してよい。
図3は、本実施の形態において使用する画像データの階層構造を示す。画像データは、深さ(Z軸)方向に、第0階層30、第1階層32、第2階層34および第3階層36からなる階層構造を有する。なお同図においては4階層のみ示しているが、階層数はこれに限定されない。以下、このような階層構造をもつ画像データを「階層データ」とよぶ。
図3に示す階層データは4分木の階層構造を有し、各階層は、1以上のタイル画像38で構成される。すべてのタイル画像38は同じ画素数をもつ同一サイズに形成され、たとえば256×256画素を有する。各階層の画像データは、一つの画像を異なる解像度で表現しており、最高解像度をもつ第3階層36の原画像を複数段階に縮小して、第2階層34、第1階層32、第0階層30の画像データが生成される。たとえば第N階層の解像度(Nは0以上の整数)は、左右(X軸)方向、上下(Y軸)方向ともに、第(N+1)階層の解像度の1/2であってよい。
画像処理装置10において、階層データは、所定の圧縮形式で圧縮された状態で記憶装置に保持されており、ディスプレイに表示される前に記憶装置から読み出されてデコードされる。本実施の形態の画像処理装置10は、複数種類の圧縮形式に対応したデコード機能を有し、たとえばS3TC形式、JPEG形式、JPEG2000形式の圧縮データをデコード可能とする。
階層データの階層構造は、図3に示すように、左右方向をX軸、上下方向をY軸、深さ方向をZ軸として設定され、仮想的な3次元空間を構築する。画像処理装置10は、入力装置20から供給される表示領域移動要求信号から表示画像の変更量を導出すると、その変更量を用いて仮想空間におけるフレームの4隅の座標(フレーム座標)を導出する。なお、仮想空間におけるフレーム座標の代わりに、画像処理装置10は、階層を特定する情報と、その階層におけるテクスチャ座標(UV座標)を導出してもよい。以下、階層特定情報およびテクスチャ座標の組み合わせも、フレーム座標と呼ぶ。
図4は画像処理装置10の構成を示している。画像処理装置10は、無線インタフェース40、スイッチ42、表示処理部44、ハードディスクドライブ50、記録媒体装着部52、ディスクドライブ54、メインメモリ60、バッファメモリ70および制御部100を有して構成される。表示処理部44は、表示装置12のディスプレイに表示するデータをバッファするフレームメモリを有する。
スイッチ42は、イーサネットスイッチ(イーサネットは登録商標)であって、外部の機器と有線または無線で接続して、データの送受信を行うデバイスである。スイッチ42は、ケーブル14を介して外部ネットワークに接続し、画像サーバから階層化された圧縮画像データを受信できるように構成される。またスイッチ42は無線インタフェース40に接続し、無線インタフェース40は、所定の無線通信プロトコルで入力装置20と接続する。入力装置20においてユーザから入力された表示領域移動要求信号は、無線インタフェース40、スイッチ42を経由して、制御部100に供給される。
ハードディスクドライブ50は、データを記憶する記憶装置として機能する。圧縮画像データはハードディスクドライブ50に格納される。記録媒体装着部52は、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体が装着されると、リムーバブル記録媒体からデータを読み出す。ディスクドライブ54は、読出専用のROMディスクが装着されると、ROMディスクを駆動して認識し、データを読み出す。ROMディスクは、光ディスクや光磁気ディスクなどであってよい。圧縮画像データはこれらの記録媒体に格納されていてもよい。
制御部100は、マルチコアCPUを備え、1つのCPUの中に1つの汎用的なプロセッサコアと、複数のシンプルなプロセッサコアを有する。汎用プロセッサコアはPPU(Power Processing Unit)と呼ばれ、残りのプロセッサコアはSPU(Synergistic-Processing Unit)と呼ばれる。
制御部100は、メインメモリ60およびバッファメモリ70に接続するメモリコントローラを備える。PPUはレジスタを有し、演算実行主体としてメインプロセッサを備えて、実行するアプリケーションにおける基本処理単位としてのタスクを各SPUに効率的に割り当てる。なお、PPU自身がタスクを実行してもよい。SPUはレジスタを有し、演算実行主体としてのサブプロセッサとローカルな記憶領域としてのローカルメモリを備える。ローカルメモリは、バッファメモリ70として使用されてもよい。
メインメモリ60およびバッファメモリ70は記憶装置であり、RAM(ランダムアクセスメモリ)として構成される。SPUは制御ユニットとして専用のDMA(Direct Memory Access)コントローラをもち、メインメモリ60とバッファメモリ70の間のデータ転送を高速に行うことができ、また表示処理部44におけるフレームメモリとバッファメモリ70の間で高速なデータ転送を実現できる。本実施の形態の制御部100は、複数のSPUを並列動作させることで、高速な画像処理機能を実現する。表示処理部44は、表示装置12に接続されて、ユーザからの要求に応じた画像処理結果を出力する。
画像処理装置10は、表示画像の拡大/縮小処理や表示領域の移動処理を行う際に表示画像をスムーズに変更させるために、圧縮画像データの一部をハードディスクドライブ50からメインメモリ60にロードしておく。また、メインメモリ60にロードした圧縮画像データのさらに一部をデコードしてバッファメモリ70に格納しておく。これにより、後の必要なタイミングで、表示画像の生成に使用する画像を瞬時に切り替えることが可能となる。このときロードやデコードの対象となるタイル画像は、それまでの表示領域の移動方向に基づき、以後、必要となる領域を先読みすることによって決定してもよい。
図5は、先読み処理を説明するための図である。同図は階層データの構造を示しており、各階層はL0(第0階層)、L1(第1階層)、L2(第2階層)、L3(第3階層)と表現されている。図5に示す階層データ構造において、深さ(Z軸)方向における位置は、解像度を示し、L0に近い位置ほど解像度が低く、L3に近い位置ほど解像度は高い。なおディスプレイに表示される画像の大きさに注目すると、深さ方向における位置は、縮尺率に対応し、L3の表示画像の縮尺率を1とすると、L2における縮尺率は1/4、L1における縮尺率は1/16となり、L0における縮尺率は1/64となる。
したがって深さ方向において、表示画像がL0側からL3側へ向かう方向に変化する場合、表示画像は拡大していき、L3側からL0側へ向かう方向に変化する場合は、表示画像は縮小していく。矢印80は、ユーザからの表示領域移動要求信号が、表示画像の縮小を要求しており、縮尺率1/4(L2)をまたいだ様子を示している。画像処理装置10では、タイル画像38として用意しているL1、L2の深さ方向の位置を、深さ方向の先読み境界として設定し、画像変更要求信号が先読み境界をまたぐと、先読み処理を開始する。
表示画像の縮尺率がL2の近傍にある場合、表示画像は、L2(第2階層)のタイル画像を用いて作成される。具体的には、表示する画像の縮尺率が、L1タイル画像とL2タイル画像の切替境界82と、L2タイル画像とL3タイル画像の切替境界84の間にある場合に、L2タイル画像が利用される。したがって、矢印80に示すように画像の縮小処理が要求されると、L2のタイル画像が拡大された画像から、縮小された画像に変換されて表示される。一方、表示領域移動要求信号から予測される将来必要なタイル画像38を特定して、デコードしておく。図5の例では、表示領域移動要求信号による要求縮尺率がL2をまたいだときに、画像処理装置10は、縮小方向にあるL1の対応するタイル画像38をハードディスクドライブ50またはメインメモリ60から先読みしてデコードし、バッファメモリ70に書き込む。
なお以上は深さ方向の先読み処理について説明したが、上下左右方向の先読み処理についても同様に処理される。具体的には、バッファメモリ70に展開されている画像データに先読み境界を設定しておき、画像変更要求信号による表示位置が先読み境界をまたいだときに、先読み処理が開始されるようにする。
ここでこれまで述べたような階層データに対し、ユーザが自分で絵や図形を追加したり、上から色を塗ったりして、画像の一部を更新する場合を考える。以後、このようなユーザの行為を「編集」と呼ぶ。また以後の説明では、編集行為として図形を描き込む場合を主に説明するが、文字を書いたり別の画像を貼り付けたり、色を塗ったり消したりすることも同様に行える。
例えばユーザは、一般的な描画装置と同様、画像の全体または一部を表示装置12に表示させ、入力装置20でカーソルを動かすことによって所望の図形を描き込んでいく。このとき編集対象の画像が上述のような階層データであった場合、データの更新に必要な処理手順が、階層構造をもたない画像と比較して複雑になる。
すなわち、(1)ユーザが表示装置12に表示させた画像上に描き込んだ内容を作業用バッファに格納し、(2)ユーザが描き込む内容を確定させた時点で、編集対象となっている階層、例えばその時点で表示装置12の画像表示に用いられている階層の画像データに、作業用バッファの内容を加えて圧縮符号化し、(3)その他の階層の画像データをデコードし、作業用バッファの内容を解像度に合わせて拡大、縮小して加え、圧縮符号化して元の階層データを更新する、という処理が必要になる。
解像度の低い上位階層におけるごく小さな領域も、階層が下位になり解像度が上がるほど、対応する領域の画像サイズが増大する。結果として、画像データの階層数が大きいと、上位の階層の小さな編集によっても更新対象のタイル画像の数が膨大になってしまう。例えば上述のような4分木の構造の階層データの場合、第1階層における1つのタイル画像の更新であっても、第2階層では2×2=4個、第n階層では2nー1×2nー1個のタイル画像を更新する必要がある。そこで本実施の形態では、ユーザの編集内容を元の階層データとは別の階層データとして保持することにより、データ更新の効率性を向上させる。
図6は本実施の形態において、階層データの編集機能を有する画像処理装置10の制御部100の構成を詳細に示している。制御部100は、ユーザが入力装置20に対して入力した情報を取得する入力情報取得部102、ユーザの要求に従い表示領域を移動させながら表示すべき画像を描画する表示画像処理部110、ユーザの編集操作に従い画像データを更新する画像データ更新部108を含む。
図6および後述する図8、11、18において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。既述したように、制御部100は1つのPPUと複数のSPUとを有し、PPUおよびSPUがそれぞれ単独または協同して、各機能ブロックを構成できる。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
入力情報取得部102は、画像表示の開始/終了、表示領域の移動などの画像表示に係る指示入力の内容を取得する表示情報取得部104と、表示されている画像に対するユーザの編集内容の情報を取得する編集情報取得部106を含む。ここで編集内容とは、ユーザが描き込んだ図形や文字の形、色、大きさ、位置などを含む。本実施の形態ではユーザは入力装置20を用いて、表示装置12に表示された画像の領域を拡大、縮小、スクロールさせる。そして所望の領域が表示された状態で、図形や文字、色、大きさを選択して描き込んだりカーソルによってフリーハンドで絵を描いたりする。
このとき表示領域移動要求信号は表示情報取得部104が、図形の描き込みなどの編集操作信号は編集情報取得部106が受け付ける。後者の処理は、一般的な画像描画ツールで実現されているのと同様でよく、編集操作の具体的手法は特に限定されない。表示情報取得部104が取得した情報は表示画像処理部110へ供給される。編集情報取得部106が取得した情報は画像データ更新部108へ供給される。
表示画像処理部110は、ユーザからの表示領域移動要求に従い新たに表示すべき領域のフレーム座標を特定するフレーム座標特定部111、新たにデコードすべきタイル画像をデコードするデコード部112、元の階層データと更新部分を表す別の階層データを統合して描画処理を行う統合描画部114を含む。
フレーム座標特定部111は、表示領域移動要求の情報に基づき次のフレーム表示までの移動量を求め、現在のフレーム座標に基づき、新たに表示すべきフレーム座標を特定する。デコード部112はフレーム座標特定部111が特定したフレーム座標に基づき、必要なタイル画像をメインメモリ60から読み出してデコードし、バッファメモリ70に格納する。ここでデコードの対象となるのは元の階層データのほか、更新部分を表す別の階層データがあればそれも含む。
デコード部112は、必要なタイル画像のデータがメインメモリ60に格納されていなければ、ハードディスクドライブ50からロードする。メインメモリ60にロードする領域、バッファメモリ70に格納する領域は、フレーム座標を含む所定範囲であれば、その具体的な決定手法は限定されない。例えばフレームサイズと比較して大きな領域をあらかじめデコードしておいたり、上述のように今後必要な領域を先読みしてロードしたりデコードしたりすることにより、表示領域移動要求に対し応答性のよい表示が可能となる。
統合描画部114は、フレーム座標特定部111が特定したフレーム座標に対応する領域の画像データをバッファメモリ70から読み出し、表示処理部44のフレームメモリに描画する。後に述べるように本実施の形態では、ユーザによって画像が編集されたことにより更新部分を表す別の階層データが存在する場合、元の階層データの画像に当該別の階層データの画像を重ね合わせることを基本とする。
したがって統合描画部114は、階層データ同士の位置的対応関係を表すデータを参照し、新たに表示すべきフレーム座標に重ね合わせの必要がある場合、重ね合わせを実行したうえでフレームメモリに格納する。編集されていなかったり重ね合わせる必要のない領域を描画する場合は、元の階層データのみを描画する。
画像データ更新部108は、ユーザが行った画像編集操作の情報を編集情報取得部106から受け取ると、それを反映させるように、元の階層データとは別の階層データを生成または更新し、ハードディスクドライブ50に格納する。また当該更新をメインメモリ60にロードされたタイル画像のデータにも反映させる。階層データを新たに生成した場合は、元の階層データとの位置的対応関係を表す情報も生成し、生成した階層データの付加情報とする。
図7は本実施の形態における画像編集時のデータ更新処理の基本的な手順を説明するための図である。図7および後述の図9、14、16、17においては各部の処理手順を、ステップを意味するS(Stepの頭文字)と数字との組み合わせによって表示する。まず、編集対象となる元の画像は階層データ136を用いて表示される。ユーザは、当該画像のうち領域130を編集対象とし、入力装置20を用いて図形132を描き込んだとする。領域130は上述のように、ユーザが描き込みを始めたときに表示装置12に表示されている領域でよい。
すると画像データ更新部108は、描き込みがなされた領域130のみからなる階層データ134を生成する(S10)。具体的には、編集対象の領域130の画像を最下層とし、それを適宜縮小して上の階層の画像を生成し、階層データとする。例えば元の階層データ136の第1階層の一部が領域130であった場合、新たに生成する階層データ134は、第1階層、第0階層からなる。以後、このように更新情報のみを有する階層データまたはその画像を「レイヤ」と呼ぶ。
画像データ更新部108は、元の階層データ136はそのままに、新たに生成したレイヤ134をハードディスクドライブ50に格納する。この際、レイヤ134の最下層を構成する領域が、元の階層データ136が形成する仮想の3次元空間内のどの座標に対応するかを示す対応関係の情報を生成して当該レイヤ134に付加しておく。
すると表示画像処理部110の統合描画部114は、対応関係の情報によって、新たに表示すべきフレーム138に更新された領域130が含まれることを確認すると、元の階層データ136の画像に重ね合わせてレイヤ134の画像を表示する(S12)。このとき、レイヤの階層データ134が保持する最下層のデータより解像度の大きい画像を表示する場合は、当該最下層の画像を拡大して重ね合わせる。
このように更新対象の領域のみの階層データを、レイヤとして元の階層データと別に生成することにより、上述のように解像度の高い階層へ更新を反映させる必要がなくなり、更新が必要なタイル画像の数を抑えられる。結果として、タイル画像ごとに行うデコード、描き込み、エンコードという一連の更新処理を行う回数を少なくでき、更新にかかる処理の負荷を軽減できる。
一方で、ユーザが描き込みを行い確定させる都度、レイヤを生成すると、編集量によってはレイヤの数が膨大になってしまう場合がある。レイヤの数が多くなると、表示時の重ね合わせの処理が増え、表示領域移動に対する応答性が悪くなるほか、全体としてデータサイズが大きくなりメインメモリ60など各記憶領域を圧迫する可能性が出てくる。
そこで本実施の形態では、レイヤの生成と統合を並列に行うようにする。図8はこのような機構を含む画像データ更新部108の構成を示している。画像データ更新部108aはレイヤを生成するレイヤ生成部116と、レイヤを統合するレイヤ統合部118を含む。レイヤ生成部116は、ユーザが編集対象の画像へ描き込みを行い確定させる都度、1つのレイヤを生成してメインメモリ60に格納する。なお描き込みの確定は図形単位で自動で認識してもよいし、ユーザが確定のための入力を入力装置20に対して行ったときでもよい。
レイヤ統合部118は、レイヤ生成部116がメインメモリ60に格納したレイヤ134a、134bをバックグラウンドで統合していく。同図では3つのレイヤ134bを統合して1つのレイヤ135が生成されている様子を表している。編集中の画像を逐次表示させるため、レイヤ統合部118は、レイヤ生成部116が生成したレイヤ134a、134bを上書きすることなく、統合した新たなレイヤ135を生成する。そして統合処理が完了した時点で、表示に用いるデータを統合前のレイヤ134bから統合後のレイヤ135へ切り替える。
3つのレイヤ134bを統合したレイヤ135は、3回分の編集結果を含んでいることになる。これを繰り返すことによりレイヤの数を減らしていき、ユーザの編集処理が終了したら、統合後のレイヤ135をハードディスクドライブ50に格納し、元の階層データとともに最終的な画像データとする。なお全てのレイヤを1つのレイヤに統合してもよいし、更新時間が近いレイヤを所定数ごとに統合したり、更新領域の近いレイヤを所定の区画ごとに統合したりするなど、所定のポリシーに従い統合後のレイヤを複数としてもよい。
次にこれまで述べた構成によって実現される画像処理装置10の動作について説明する。図9はユーザが画像の編集を行う際の画像データの更新手順を示すフローチャートである。図9および後述の図14のフローチャートにおいて、Sと数字との組み合わせによって表示した処理で何らかの判断処理が実行され、その判断結果が肯定的であった場合は、Y(Yesの頭文字)を付加して、例えば、(S10のY)と表示し、逆にその判断結果が否定的であった場合は、N(Noの頭文字)を付加して、(S10のN)と表示する。
図9のフローチャートにおける処理は、ユーザが画像の編集を開始する旨の入力を行ったときに開始される。まずユーザが入力装置20を介して画像データの指定とともに編集開始を要求すると(S20)、入力情報取得部102の表示情報取得部104が当該要求を受け付け、表示画像処理部110が、対象となる画像の階層データをハードディスクドライブ50からロードし、デコード、描画することにより、第0階層など所定の初期画像を表示する(S22)。
表示領域の移動や描き込みなどの編集操作がユーザよりなされるまでそのまま待機し(S24のN)、編集操作がなされたら(S24のY)、表示画像処理部110は、表示領域移動要求にしたがって表示領域を移動させたり、描き込み操作を表示に反映させるなどフレームの更新処理を行う(S26)。このとき描き込みが確定するまでは、描き込み中の図形などは作業用バッファに描画しておきそれを元の階層データの画像に重ね合わせて表示する。
描き込みが確定する都度、画像データ更新部108のレイヤ生成部116は、作業用バッファの画像を最下層とする階層データからなるレイヤを生成して作業用バッファをクリアする。一方、レイヤ統合部118はバックグラウンド処理として、生成されたレイヤを統合していく(S28)。その時点における統合対象のレイヤの統合が完了するまではそのまま編集操作を受け付け、フレーム更新、レイヤ生成、統合を継続する(S30のN、S24のY、S26、S28)。
その時点における統合対象のレイヤの統合が完了したら(S30のY)、当該統合対象のレイヤが表す領域を表示するのに用いるデータを統合後のレイヤに切り替える(S32)。S24からS32までの処理を、ユーザから編集終了要求の入力がなされるまで繰り返し(S34のN)、編集終了要求がなされたら(S34のY)、最終的な統合後のレイヤをハードディスクドライブ50に格納し処理を終了する(S36)。
以上述べた本実施の形態によれば、階層構造を有する画像データに対し編集がなされた場合、更新対象の領域のみからなり、更新対象となった解像度の階層と、それより小さい解像度の階層で構成される階層データをレイヤとして生成する。これにより、元の階層データに含まれる全ての階層に編集結果を反映させる必要がなくなり、更新処理の負荷が軽減される。特に階層数の大きなデータの場合、低解像度の階層で小さい領域であっても最下層の画像では広大な領域にわたってしまうため、レイヤを生成することによる効果が顕著に表れる。
またレイヤを生成する処理と並行に、統合する処理を実施する。これにより、ユーザの編集が進むにつれてレイヤの数が際限なく増加するのを防止できる。結果として、編集された画像を表示するのに画像の重ね合わせに多大な時間を要したり、メモリ領域が圧迫されたりする可能性が低くなる。なおレイヤの数に最大値を設け、レイヤがその数に達したら、統合によってレイヤ数が減少するまで編集を待機するようにユーザに警告してもよい。このようにすると、レイヤの生成速度が統合速度より速く、レイヤの数が一時的に増大するのを防止することができる
実施の形態2
本実施の形態は、更新部分を表す階層データを元の階層データと別に保持する点で実施の形態1と同様である。一方、実施の形態1が、新たな描き込みが確定する都度、新たなレイヤを作成したのに対し、本実施の形態ではあらかじめレイヤを準備しておき、編集に応じて当該レイヤを更新していくようにする。レイヤを準備する、ということは、実際には階層データを構成するデータの記憶領域を確保しておくことである。このようにすることでレイヤの数を増やさないようにする。本実施の形態は図4で示した画像処理装置10、図6で示した制御部100と同じ構成で実現できる。以後、実施の形態1と異なる点に主眼を置き説明する。
図10は本実施の形態で準備するレイヤについて説明するための図である。本実施の形態では元の階層データの階層をいくつかのグループに分け、各グループに対し1つのレイヤを準備する。同図において元の階層データ140のうち、第0、第1、第2階層に対し第0レイヤ142a、第3、第4階層に対し第1レイヤ142b、第5、第6階層に対し第2レイヤ142c、第7、第8階層に対し第3レイヤ142dを準備している。なお同図のグループ分けは一例であり、レイヤの数や各レイヤに含まれる階層数は画像の大きさや元の階層データの階層数などに応じて適宜決定してよい。
各レイヤは元の階層データのうち担当する階層に対する編集がなされたときに当該編集を反映するように更新される。そのため図10の例では、第0レイヤは合計3階層、その他のレイヤは合計2階層の、元の階層データの対応する階層と同じサイズの画像データを保持する階層データとなる。例えば図10の元の階層データ140のうち第3階層の領域148に対して編集がなされたら、第1レイヤ142bの対応する階層、すなわち第1階層の同じ領域148を更新する。
さらに同じ第1レイヤ142bに含まれるその他の階層、すなわち第0階層の対応する領域も更新する。この場合、更新された領域148を当該階層の解像度まで縮小し、その領域を含むタイル画像を更新すればよい。3階層を含む第0レイヤ142aの第1階層が更新された場合は、当該領域を拡大して一つ下の第2階層を、縮小して1つ上の第0階層を更新する。
レイヤを導入せずに元の階層データ146の全ての階層を更新する場合、階層データ146の斜線部分に含まれるタイル画像を全て更新する必要がある。一方、本実施の形態ではレイヤを導入することにより、更新対象となるタイル画像を、編集がなされたレイヤに含まれる階層に限定できる(例えば第1レイヤ142bの斜線部分)。
さらに実施の形態1では、ユーザが短時間で多量の編集を行った場合、統合処理の速度より生成処理の速度が速くなることが考えられ、レイヤ数の制御に不確定な要素が含まれやすい。本実施の形態ではあらかじめレイヤ数を固定にできるうえ、各レイヤが担当する階層が限られているため、ユーザの編集階層や編集速度が変化しても処理時間や必要な記憶領域を見積もりやすい。
本実施の形態では表示時には、元の階層データの画像に、全てのレイヤを重ね合わせて描画する。元の階層データにおける最下層より高い解像度で表示するときは、全てのレイヤの最下層の画像をその解像度まで拡大したうえで重ねる。その他の解像度でも、各レイヤにおいて最も解像度が近い階層の画像を拡大または縮小してできた同じ解像度の画像を重ねればよい。
このとき別のレイヤ間では、ユーザが編集を行った順を表す時系列情報は共有されない。このためレイヤをどの順で重ねても、後から描き足した図形がその前に描いた図形の下に隠れてしまう、といったことが発生し得る。そこで本実施の形態では、各レイヤ142a、142b、142c、142dに、重ね合わせ時の上下を定める変数を画素ごとに保持する別の階層データを対応づける。この変数は3次元グラフィックスにおいて奥行き情報を表すZ値と似通っていることから、以後、Z値と呼ぶ。
図10に示すように、画像のレイヤ142a、142b、142c、142dには、それぞれ同じ階層数および同じ大きさで、画素値がZ値となる階層データである、Zレイヤ144a、144b、144c、144dが対応づけられる。そして画像のレイヤが更新された際は、全レイヤを重ね合わせたときに当該更新領域が最も上に表示されるように、当該画像レイヤに対応づけられたZレイヤも更新する。
Zレイヤについても、更新された領域を拡大、縮小することにより、同じレイヤの他の階層に更新を反映させる。このとき縮小することにより異なるZ値を有する画素を1つの画素へ統合する場合は、平均値、最大値、最小値などあらかじめ定めた規則でZ値を決定してよい。
図11は本実施の形態の画像データ更新部108の構成を示している。画像データ更新部108bは、ユーザの編集に応じて画像のレイヤを更新する画像レイヤ更新部160と、Zレイヤを更新するZレイヤ更新部162を含む。上述のとおり元の階層データのうち担当する階層が異なる複数の画像のレイヤ142と、それぞれに対応するZレイヤ144をメインメモリ60に準備する。そして画像レイヤ更新部160は、ユーザが編集を行う都度、編集対象の階層を担当している画像のレイヤ142の対応する領域のタイル画像を、編集内容を反映するように更新する。
Zレイヤ更新部162は、画像レイヤ更新部160が更新した画像レイヤに対応づけられたZレイヤ144の、対応する領域のZ値を更新する。このとき、他のレイヤも含め対応する領域にこれまで与えられたZ値に対し、更新されたレイヤの該当領域が最も上になるようなZ値を決定する。例えば重ね合わせ時に下になるほどZ値を大きくとる場合、更新対象の領域のZ値が、全てのレイヤの対応する領域のZ値より小さくなるように更新する。
画像表示時は、表示画像処理部110の統合描画部114が、3次元グラフィックス描画時のZテストと同様に、描画済みのZ値と描画しようとしているレイヤのZ値とを画素ごとに比較して描画するか否かを決定する。これにより、常に編集時の重なりと同じ順で表示されることになる。
図12、13は、Z値の与え方を説明するための図である。これらの図では理解を容易にするため階層データの画像サイズを統一して表している。またZ値は重ね合わせ時に下にあるほど大きくするとする。図12は1回の編集単位、すなわち描き込まれた図形単位でZ値を与える場合を示している。まず元の階層データ140の画像を無限遠方と仮定する。実際には、Z値として準備されたビット長で表現し得る最大値(図中、「max」と表記)を仮定する(破線矩形141)。
ここで第0レイヤ142aが担当する階層に対し円170が描き込まれたとすると、当該レイヤに対応づけられたZレイヤ144aの画像のうち円170の領域の画素値を全て、最大値より1小さくする。次に第1レイヤ142bが担当する階層に対し矩形172が描き込まれた場合、それに対応づけられたZレイヤ144bの矩形172の領域の画素値を全て、円170よりさらに1小さくする。すなわち最大値より2小さくする。
次に第2レイヤ142cが担当する階層に対し三角形174が描き込まれた場合、それに対応づけられたZレイヤ144cの三角形174の領域の画素値を全て、矩形172よりさらに1小さくする。すなわち最大値より3小さくする。同様に、第3レイヤ142dが担当する階層に対し六角形176が描き込まれた場合、それに対応づけられたZレイヤ144dの六角形176の領域の画素値を全て、三角形174よりさらに1小さくする。すなわち最大値より4小さくする。
このようにZ値を与えるため、最後に描き込まれた図形の領域に与えられたZ値はレジスタなどに保存しておき、新たな図形のZ値は、保存された最後のZ値から1を減算することによって決定する。画像表示時は、レイヤの描画順によらず、描画しようとしているレイヤの画素のZ値が既に描画されているレイヤの画素のZ値より大きければそれを上書きしないようにすることで、描き込まれた順を踏襲して重ね合わされた画像を表示できる。図12の重ね合わせ後の画像では、Z値の大きい順に円、矩形、三角形、六角形がこの順で下から重ね合わされている(破線矩形178)。
ここで第1レイヤ142bが担当する階層に、新たに黒丸円180が描き込まれた場合は、当該黒丸円180の領域のZ値は、1つ前に第3レイヤ142dに描き込まれた六角形176のZ値より1小さい値、すなわち最大値より5小さい値となる。このようにすることで、矩形172と黒丸円180は同じ第1レイヤ142bに属していても、重ね合わせの順序が離れ、描き込まれた順序を正確に反映した表示が可能となる(破線矩形182)。
図13は画素単位でZ値を与える場合を示している。同図における第0レイヤ142aおよび第1レイヤ142bにはそれぞれ、図12と同様に円170、矩形172がこの順で描き込まれたとする。第0レイヤ142aに描き込まれた円170は全ての領域が元の階層データの画像の直上であるため、Z値は図12と同様、最大値より1小さい値となる。
次に第1レイヤ142bに対し矩形172が描き込まれた場合、画素単位で考えると、矩形172の領域には、円170と重なっている領域と、元の階層データの画像の直上にある領域とが混在している。そこで円170と重なっている領域には円170のZ値より1小さい値を、元の階層データの直上にある領域はZ値の最大値より1小さい値を与える。このようにしても、図12の場合と同様に、レイヤの描画順によらず本来の重ね合わせ順で表示させることができる。
この場合、Zレイヤ更新部162は、現在各レイヤの各階層に与えられているZ値のうち最小の値を画素ごとに保持しておく。そして新たに更新対象となった領域に含まれる画素に対し、保持しておいた最小のZ値より1小さい値を与える。図12および図13の例はいずれも、Z値を1の刻みで与えていたが、後から描き込んだ図形が常に上に表示されるようにZ値を小さくできれば、その刻み幅は1でなくてもよい。
ただし編集を重ねるに従い新規に与えるZ値が小さくなっていくと、やがてはZ値がアンダーフローして最大値に戻ってしまうことが考えられる。Z値を昇順に与えるようにしてもオーバーフローすることが考えられる。この場合、Z値を与え直すなどの処理が必要になるため、Z値の刻みは小さくすることが望ましい。またZ値を図12のように図形単位で与える場合と比較すると、図13のように画素単位で与えた方が、Z値の消費を抑えることができる。それと同時に、Z値のビット長は予想される編集量に対し十分に準備することが望ましい。
本実施の形態における画像編集時のデータ更新処理は、実施の形態1の図9で示したフローチャートにおいて、S28からS32の処理を、あらかじめ準備した画像のレイヤの更新処理、対応するZレイヤの更新処理に代えることにより実現できる。図14は画像表示時の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートはユーザが表示領域を移動させる要求を、入力装置20を介しておこなったときに開始される。
まずフレーム座標特定部111は、新たに表示すべき領域のフレーム座標を特定するが、その情報には画像の解像度が含まれている(S40)。それに応じてデコード部112は、元の階層データや各レイヤを必要に応じてデコードし、統合描画部114は、まず元の階層データのフレームを描画する(S42)。次に任意のレイヤ、例えば第0レイヤのうち、求められる解像度に近い階層の画像を当該解像度まで拡大または縮小する(S44、S46)。このとき画像のレイヤとともに、それに対応づけられたZレイヤも拡大縮小しておく。
そして次のようにして、元の階層データの画像の上に第0レイヤの画像を重ねて描画する。すなわち、座標(0,0)の画素から順に(S48)、第0レイヤに対応づけられたZレイヤにおけるZ値、Z(x,y)と、同じ画素に既に描画されている最新のZ値、Zpre(x,y)を比較して、Z(x,y)の方が小さければ(S50のY)、第0レイヤの画素を描画する(S52)。Z(x,y)がZpre(x,y)以上であった場合は描画しない(S50のN)。
そして座標(x,y)をインクリメントして次の画素について同様の処理を行う(S54のN、S56、S50、S52)。第0レイヤの全画素が終了したら(S54のY)、第1レイヤ、第2レイヤ、・・・と、同じ処理を繰り返す(S58のN、S60、S46〜S56)。全レイヤの全画素について描画の是非を判定し、それに従い描画することにより、新たな描き込みによって隠れてしまうレイヤの画素は描画されず、適正な画像の重ね合わせが表現できる。
以上述べた本実施の形態によれば、元の階層データの階層を複数のグループに分け、各グループに更新用のレイヤを準備する。これにより編集量によらずレイヤの数は一定となるため、表示時の重ね合わせ処理の負荷や必要な記憶領域を見積もりやすい。また各レイヤが担当する階層が限定されているため、更新を反映させるべき階層数が限られ、更新対象のタイル画像の数を定常的に小さくできる。また各レイヤに対応づけて、重ね合わせ時の画素の上下を決定づけるZ値を階層データとして保持することにより、レイヤの描画順によらず、正確な上下関係で重ね合わせることができ、適正な表示が可能となる。
実施の形態3
本実施の形態は、更新部分を表す階層データを元の階層データと別に保持する点で実施の形態1および2と同様である。また元の階層データの階層をグループに分け、それぞれに更新用のレイヤを準備する点で実施の形態2と同様である。一方、実施の形態2では編集を行った順を表す時系列情報をZレイヤとして画像のレイヤと別に設けたが、本実施の形態ではZレイヤを設けずに、重ね合わせの順序が適正になる機構を別に設ける。本実施の形態は図4で示した画像処理装置10、図6で示した制御部100と同じ構成で実現できる。以後、実施の形態1および2と異なる点に主眼を置き説明する。
図15は本実施の形態で準備するレイヤと描画順について説明するための図である。実施の形態2と同様、元の階層データ190の階層をグループに分け、それぞれを担当するレイヤを準備する。図15の例では元の階層データ190の第0、第1、第2階層を第0レイヤ192a、第3、第4階層を第1レイヤ192b、第5、第6階層を第2レイヤ192c、第7、第8階層を第3レイヤ192dが担当している。そして実施の形態2と同様、担当する階層に対する更新がなされたときに該当するレイヤを更新する。
以後、担当する階層の解像度が低いレイヤほど「上位」のレイヤとする。本実施の形態では同図の矢印194に示すように描画順を固定とする。具体的には元の階層データの画像を描画した後、解像度の高い階層を担当するレイヤ、すなわち下位のレイヤから順に描画していく。同図の例では第3レイヤ192d、第2レイヤ192c、第1レイヤ192b、第0レイヤ192aの順で描画する。この場合、この描画順で各レイヤに描き込みが行われていれば、それらを重ね合わせても表示される画像196は適正となる。
しかし例えば第2レイヤ192cに新たな図形197が描き込まれると、重ね合わせたときに当該図形は第1レイヤ192b、第0レイヤ192aに上書きされてしまうため適正な画像が得られない(画像198)。そこで本実施の形態では、新たに編集対象となったレイヤに、それより上位のレイヤの画像をコピーしたうえコピー元のレイヤを透明にするクリッピング処理を行う。そのため本実施の形態におけるレイヤのデータは各画素がα値を持つこととする。
図16は本実施の形態におけるデータ更新の手順を説明するための図である。同図は図15で説明したように、第2レイヤ192cに新たな図形197が描き込まれる場合を示している。このときまず、第2レイヤ192cより上位の、第1レイヤ192bおよび第0レイヤ192aの画像を、第2レイヤ192cの各階層の解像度に拡大して上書きする(S60、S62)。上書きする順序は表示時と同様、下位のレイヤからとする。
そして上書きの元となった第1レイヤ192b、第0レイヤ192aの画像を透明化する(S64、S66)。その後、編集対象の第2レイヤ192cに新たな図形197を描き込んで更新する(S68)。このようにすると、実施の形態2のようにZレイヤを用意せずとも、新たに描き込まれた図形は常にいずれかのレイヤの一番上に描画され、その後に重ね合わされる上位レイヤはそれを上書きすることがないため、最終的に表示される画像199は適正なものとなる。
また、下位レイヤから重ね合わせることにより、クリッピングは常に上位レイヤから下位レイヤの方向への拡大処理となるため、高解像度の画像を縮小してクリッピングすることによって元の情報が失われてしまうことがなく、クリッピング前後で情報量は同じとなる。このようにしても、ユーザの編集によって更新が必要となるレイヤは限定的なため、元の階層データに含まれる全ての階層を更新するのと比較して更新処理の負荷を軽減できる。
図17は本実施の形態におけるデータ更新手順の別の例を示している。この例も、図16と同様、第2レイヤ192cに新たな図形197を描き込むため、それより上位の、第1レイヤ192b、第0レイヤ192aの画像を第2レイヤ192cへクリッピングするが、当該クリッピング対象を編集対象の領域に限定する。ここで編集対象の領域とは、例えばユーザが編集のために表示装置12に表示させているフレームの領域とする。あるいは描き込まれた図形を含む所定範囲の領域とする。
図17においては、第2レイヤ192cの領域200を編集対象の領域としている。このとき、第1レイヤ192b、第0レイヤ192aの対応する領域202の画像のみを拡大して第2レイヤ192cを上書きし(S70、S72)、上書き元の領域204を透明化する(S74、S76)。このようにしても、最終的に表示される画像206は適正なものとなる。また図16の場合と比較すると、クリッピング領域が小さいため処理の負荷が軽減できる。
このようにクリッピング領域が小さいほど処理負荷の点では有利である。したがって描き込まれた図形の大きさに応じてクリッピング領域を変化させることが考えられる。図18はクリッピング領域を最小限に抑えるため、描き込まれた図形に外接する矩形をクリッピング領域とした場合を示している。このような場合、処理の負荷が最大に抑えられるが、一方で、編集対象の領域が小さいと、上位のレイヤのクリッピングすべき領域が、1画素未満となってしまう場合がある。
図18の例は、図15に示したような担当をもつ第0レイヤ192a〜第3レイヤ192dにおいて、第2レイヤ192cの最下層、すなわち元の階層データの第6階層に対し、新たな図形210を描き込んだ場合を示している。これに外接する矩形212の1辺が8画素の大きさであったとすると、第1レイヤ192bの最下層、すなわち元の階層データの第4階層における対応する領域は1辺が2画素となる。そして第0レイヤ192aの最下層、すなわち元の階層データの第2階層における対応する領域は1辺が0.5画素となる。
このような場合、0.5画素をクリッピングすることは不可能なため、このままでは目的とする表示画像214は得られない。そこで必要な階層のみ、1画素未満のクリッピング領域は1画素に切り上げる。そして本来のクリッピング領域と切り上げたことによって広がった領域との差分を、一つ下位のレイヤの対応する領域へ拡大して描き込んでおく。
図19はクリッピング領域を切り上げた場合のデータ更新処理の手順を説明するための図である。図18と同様に、第2レイヤの最下層において1辺が8画素の領域を更新したとする。このとき上述のように、第0レイヤ192aの最下層においてクリッピング領域が1画素未満となってしまう。当然第0レイヤ192aのその他の階層ではそれよりさらに小さい領域となる。このように最下層においてクリッピング領域が1画素未満となるレイヤが発生した場合は、当該レイヤの最下層のみクリッピング領域を1画素に切り上げる。そして当該レイヤに含まれるその他の階層は透明化する領域を設けない。
同図においては第0レイヤ192aの最下層のみ、本来のクリッピング領域212aの1辺0.5画素を1画素に切り上げている(領域212aとその周囲の領域218aを合わせた領域)。これは、表示時に要求される解像度が、当該レイヤが担当する階層の解像度より高いときは常に、当該レイヤの最下層の画像を拡大して用いるためである。もし最下層の画素でクリッピングを行わないと、第2レイヤ192cに描き込んだ図形210はどのような解像度でも第0レイヤ192aの図形に上書きされてしまい表示されなくなってしまう。
第0レイヤ192aの最下層において切り上げてクリッピングした領域のうち、本来クリッピングすべきであった1辺0.5画素の領域212aは、本来のクリッピング先である第2レイヤ192cに拡大して描き込む。当該領域は第2レイヤ192cにおいては1辺8画素の領域となる。そして、切り上げてクリッピングした領域のうち、残りの領域218aは、一つ下位の第1レイヤ192bに描き込む(領域218b)。その前段階として図18と同様、第1レイヤ192bの1辺2画素の領域212bが、1辺8画素に拡大されて第2レイヤ192cへクリッピングされている。
したがって同図に示すように、第1レイヤ192bでは、1辺2画素の領域212bが透明化され、その周囲の領域218bは、第0レイヤ192aのうち本来のクリッピング領域と切り上げた領域との差分の領域218aを拡大した画像となる。このようにすることで、第0レイヤ192aの最下層を拡大するような解像度では、常に適正な画像216を表示できる。
一方、第0レイヤ192aの最下層より上の階層を用いるような低解像度の画像を表示する場合は、図形210も1画素未満となるため、第0レイヤ192aの画像で上書きされても問題とならない。同図の例では第1レイヤ192bはいずれの階層もクリッピング領域は1画素以上であったが、最下層以外の階層で透明化すべき領域が1画素未満となる場合は、同様の理由で画素の透明化は行わなくてよい。
図20は本実施の形態の画像データ更新部108の構成を示している。画像データ更新部108cは、クリッピング部230およびレイヤ更新部232を含む。メインメモリ60には、元の階層データのうち担当する階層が異なる複数のレイヤ192を準備する。クリッピング部230はメインメモリ60のレイヤ192のうち、編集対象のレイヤより上位のレイヤから、編集対象のレイヤへ画像をクリッピングする。このとき、クリッピングした画像を拡大または縮小することにより、編集対象のレイヤに含まれる全ての階層にクリッピング結果が反映されるようにする。
さらにクリッピング元のレイヤについては、全ての階層のクリッピング領域のα値を0とすることにより画像を透明化する。対象となる領域は図16のように全領域としてもよいし、図17、18のように編集対象の領域や切り上げた1画素のみとしてもよい。レイヤ更新部232は編集対象のレイヤに新たな図形を描き込んで更新する。そして描き込み後の画像を拡大または縮小することにより、当該レイヤに含まれる全ての階層に描き込みを反映させる。
本実施の形態における画像編集時のデータ更新処理は、実施の形態1の図9で示したフローチャートにおいて、S28からS32の処理を、あらかじめ準備したレイヤのうち編集対象より上位のレイヤのクリッピング、および編集対象のレイヤの更新処理に代えることにより実現できる。また画像表示処理は上述のように、元の階層データの画像の上に、下位のレイヤから順に重ね合わせていくのみでよい。
以上述べた本実施の形態によれば、元の階層データの階層を複数のグループに分け、各グループに更新用のレイヤを準備する。そして編集時は、編集対象のレイヤより上位のレイヤからクリッピングを行ったうえで新たに描き込まれた図形を上書きする。これにより実施の形態2と同様、編集量によらずレイヤの数は一定となるため、表示時の重ね合わせ処理の負荷や必要な記憶領域を見積もりやすい。さらにZレイヤが不要なため実施の形態2より小さい記憶領域で済む。
また更新対象は、編集がなされたレイヤとそれより上位のレイヤに限られるため、解像度の高い画像を広い範囲にわたって更新する必要が生じる可能性が低くなり、更新処理の負荷を小さくできる。また画像表示時においても、単純に下位のレイヤから重ねていけばよいため処理の負荷が少なく、応答性のよい表示が可能となる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば本実施の形態における画像処理装置10は、階層データの編集機能と表示機能を同時に有していたが、表示機能のみを有する画像処理装置10でもよい。この場合もレイヤを元の階層データの画像に重ね合わせて表示することで、本実施の形態で述べた編集がなされた画像を表示させることができる。
1 画像処理システム、 10 画像処理装置、 12 表示装置、 20 入力装置、 30 第0階層、 32 第1階層、 34 第2階層、 36 第3階層、 38 タイル画像、 44 表示処理部、 50 ハードディスクドライブ、 60 メインメモリ、 70 バッファメモリ、 100 制御部、 102 入力情報取得部、 104 表示情報取得部、 106 編集情報取得部、 108 画像データ更新部、 110 表示画像処理部、 111 フレーム座標特定部、 112 デコード部、 114 統合描画部、 116 レイヤ生成部、 118 レイヤ統合部、 160 画像レイヤ更新部、 162 Zレイヤ更新部、 230 クリッピング部、 232 レイヤ更新部。

Claims (16)

  1. 一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データを格納した記憶部と、
    ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて前記階層データにおける階層を切り替えて表示領域の画像を描画する表示画像処理部と、
    描画された表示領域の画像に対するユーザの編集操作入力を受け付け、前記階層データのうち編集対象の領域の編集後の画像を表す更新用階層データを、元の階層データとともに編集後の画像データとして前記記憶部に格納する画像データ更新部と、
    を備え、
    前記表示画像処理部は、前記元の階層データの画像に前記更新用階層データの画像を重ねて描画することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像データ更新部は、元の階層データの階層をグループ分けしてなる複数の階層ごとに異なる前記更新用階層データを対応づけ、ユーザの編集操作入力に応じて、編集対象の領域を含む階層に対応づけられた前記更新用階層データを更新し、
    前記表示画像処理部は、前記元の階層データの画像に、前記更新用階層データの画像を全て重ねて描画することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データ更新部は、編集対象の領域を含む階層に対応づけられた前記更新用階層データを編集後の画像に更新するのに先んじて、前記表示画像処理部が画像を描画する際、更新対象の更新用階層データの画像の後に重ねられる更新用階層データの画像の少なくとも一部を更新対象の更新用階層データの画像にコピーし、コピー元の画像の領域は透明化処理を施すことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示画像処理部は、解像度が高い階層に対応づけられた前記更新用階層データから順に、前記元の階層データの画像に重ねて描画し、
    前記画像データ更新部は、更新対象の更新用階層データより解像度の低い階層に対応づけられた前記更新用階層データの画像の少なくとも一部を更新対象の更新用階層データの画像にコピーすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データ更新部は、前記更新用階層データの画像のうち透明化処理を施す領域が1画素未満であった場合、1画素に切り上げたうえ、更新対象の更新用階層データの画像にコピーすべき領域と当該切り上げた領域との差分領域を、当該更新用階層データに対応づけられた階層の1つ下の階層に対応づけられた更新用階層データの画像にコピーすることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データ更新部は、前記更新用階層データの画像を重ねて描画する際に重なりの上下を値の大小で表したパラメータを画素値として保持する上下情報画像の階層データを、各更新用階層データに対応づけて生成したうえ、前記更新用階層データを更新する際、新たな更新対象の領域が最上に描画されるように前記上下情報画像の階層データを更新し、
    前記表示画像処理部は、前記上下情報画像の階層データを参照して、前記更新用階層データの画像のうち最も上に描画すべき画素データを用いて各画素を描画することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像データ更新部は、ユーザの編集操作入力によって描き込まれた図形単位で前記上下情報画像の画素値を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像データ更新部は、ユーザの編集操作入力によって描き込まれた図形に含まれる画素単位で前記上下情報画像の画素値を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像データ更新部は、ユーザの編集操作入力を受け付ける都度、編集対象の領域のみを表し、編集対象の解像度以下の解像度の階層からなる新たな前記更新用階層データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像データ更新部は、生成された複数の前記更新用階層データを統合する処理をバックグラウンドで実行することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データと、当該階層データの画像に対してなされた編集の対象領域の、編集後の画像を表す更新用階層データと、をデコードするデコード部と、
    ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて、各階層データにおける階層を切り替えたうえデコードされた画像を重ねて描画する統合描画部と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  12. 一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データをメモリより読み出すステップと、
    ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて前記階層データにおける階層を切り替えて表示領域の画像を描画するステップと、
    描画された表示領域の画像に対するユーザの編集操作入力を受け付け、前記階層データのうち編集対象の領域の編集後の画像を表す更新用階層データを、元の階層データとともに編集後の画像データとしてメモリに格納するステップと、
    前記元の階層データの画像に前記更新用階層データの画像を重ねて描画するステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  13. 一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データをメモリより読み出す機能と、
    ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて前記階層データにおける階層を切り替えて表示領域の画像を描画する機能と、
    描画された表示領域の画像に対するユーザの編集操作入力を受け付け、前記階層データのうち編集対象の領域の編集後の画像を表す更新用階層データを、元の階層データとともに編集後の画像データとしてメモリに格納する機能と、
    前記元の階層データの画像に前記更新用階層データの画像を重ねて描画する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる階層データをメモリより読み出す機能と、
    ユーザから入力された表示領域移動要求に応じて前記階層データにおける階層を切り替えて表示領域の画像を描画する機能と、
    描画された表示領域の画像に対するユーザの編集操作入力を受け付け、前記階層データのうち編集対象の領域の編集後の画像を表す更新用階層データを、元の階層データとともに編集後の画像データとしてメモリに格納する機能と、
    前記元の階層データの画像に前記更新用階層データの画像を重ねて描画する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
  15. 画像の少なくとも一部をディスプレイに表示するために記憶装置から読み出される画像ファイルのデータ構造であって、
    一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる原画像の階層データと、
    当該原画像に対してなされた編集の対象領域の編集後の画像であり、表示時に前記原画像と重ね合わされる画像を表した更新用階層データと、を対応づけたことを特徴とする画像ファイルのデータ構造。
  16. 画像の少なくとも一部をディスプレイに表示するために記憶装置から読み出される画像ファイルのデータ構造であって、
    一の画像を異なる解像度で表した画像データを解像度順に階層化してなる原画像の階層データと、
    当該原画像に対してなされた編集の対象領域の編集後の画像であり、表示時に前記原画像と重ね合わせて描画される画像を表した複数の更新用階層データと、
    各更新用階層データに対応づけられ、重ね合わせて描画される際に重なりの上下を値の大小で表したパラメータを画素値として保持する上下情報画像の階層データと、
    を対応づけたことを特徴とする画像ファイルのデータ構造。
JP2010166056A 2010-07-23 2010-07-23 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造 Active JP5419822B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010166056A JP5419822B2 (ja) 2010-07-23 2010-07-23 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造
EP11809394.7A EP2597618A1 (en) 2010-07-23 2011-04-26 Image processing device, image display device, image processing method, and data structure of image file
PCT/JP2011/002455 WO2012011215A1 (ja) 2010-07-23 2011-04-26 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造
CN201180036011.XA CN103026386B (zh) 2010-07-23 2011-04-26 图像处理装置、图像显示装置、图像处理方法及图像文件的数据结构
US13/741,448 US8928694B2 (en) 2010-07-23 2013-01-15 Image Processing apparatus receiving editing operation, image display device, and image processing method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010166056A JP5419822B2 (ja) 2010-07-23 2010-07-23 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012027705A true JP2012027705A (ja) 2012-02-09
JP2012027705A5 JP2012027705A5 (ja) 2013-05-30
JP5419822B2 JP5419822B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=45496653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010166056A Active JP5419822B2 (ja) 2010-07-23 2010-07-23 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8928694B2 (ja)
EP (1) EP2597618A1 (ja)
JP (1) JP5419822B2 (ja)
CN (1) CN103026386B (ja)
WO (1) WO2012011215A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018045736A (ja) * 2017-12-27 2018-03-22 カシオ計算機株式会社 描画制御装置、およびその制御プログラム、描画制御方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5548671B2 (ja) * 2011-12-27 2014-07-16 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 画像処理システム、画像提供サーバ、情報処理装置、および画像処理方法
JP6326988B2 (ja) * 2014-06-05 2018-05-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
CN104035741B (zh) * 2014-06-25 2017-06-16 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种图像显示方法及装置
US10410398B2 (en) * 2015-02-20 2019-09-10 Qualcomm Incorporated Systems and methods for reducing memory bandwidth using low quality tiles
US9740379B2 (en) * 2015-03-04 2017-08-22 Flycatcher LTD Methods and systems for creating and using electronic coloring pages
DE112016007098T5 (de) * 2016-07-26 2019-04-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Indexierung von voxeln für das 3d-drucken
JP6840506B2 (ja) * 2016-10-20 2021-03-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP6969149B2 (ja) * 2017-05-10 2021-11-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 三次元形状データの編集装置、及び三次元形状データの編集プログラム
US10373290B2 (en) * 2017-06-05 2019-08-06 Sap Se Zoomable digital images
CN110443772B (zh) * 2019-08-20 2022-07-12 百度在线网络技术(北京)有限公司 图片处理方法、装置、计算机设备和存储介质
CN114816194B (zh) * 2022-06-28 2022-09-27 西安羚控电子科技有限公司 一种全能图像显控系统及方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512745A (ja) * 2004-09-07 2008-04-24 アドビ システムズ, インコーポレイテッド デジタルデータに対して局所的作業を行う方法およびシステム
JP2010085779A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sony Computer Entertainment Inc 画像処理装置および画像処理方法
JP2010117827A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理装置および情報処理方法
JP2010125040A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Sony Computer Entertainment Inc 画像処理装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5649173A (en) * 1995-03-06 1997-07-15 Seiko Epson Corporation Hardware architecture for image generation and manipulation
SG64486A1 (en) 1997-03-27 1999-04-27 Sony Corp Method and apparatus for information processing computer readable medium and authoring system
JP2006033507A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Sony Corp 遠隔編集システム、主編集装置、遠隔編集装置、編集方法、編集プログラム、及び記憶媒体
US20060053374A1 (en) 2004-09-07 2006-03-09 Adobe Systems Incorporated Localization of activity with respect to digital data
US8885208B2 (en) * 2006-07-21 2014-11-11 Adobe Systems Incorporated Progressive refinement of an edited image using secondary high resolution image processing
US7834894B2 (en) * 2007-04-03 2010-11-16 Lifetouch Inc. Method and apparatus for background replacement in still photographs
DE102007023737B4 (de) * 2007-05-16 2009-01-02 Seereal Technologies S.A. Verfahren zum Generieren von Videohologrammen in Echtzeit zur Erweiterung einer 3D-Rendering-Graphikpipeline

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512745A (ja) * 2004-09-07 2008-04-24 アドビ システムズ, インコーポレイテッド デジタルデータに対して局所的作業を行う方法およびシステム
JP2010085779A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sony Computer Entertainment Inc 画像処理装置および画像処理方法
JP2010117827A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理装置および情報処理方法
JP2010125040A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Sony Computer Entertainment Inc 画像処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018045736A (ja) * 2017-12-27 2018-03-22 カシオ計算機株式会社 描画制御装置、およびその制御プログラム、描画制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8928694B2 (en) 2015-01-06
CN103026386A (zh) 2013-04-03
US20130135347A1 (en) 2013-05-30
WO2012011215A1 (ja) 2012-01-26
JP5419822B2 (ja) 2014-02-19
EP2597618A1 (en) 2013-05-29
CN103026386B (zh) 2015-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5419822B2 (ja) 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造
JP5037574B2 (ja) 画像ファイル生成装置、画像処理装置、画像ファイル生成方法、および画像処理方法
WO2011052117A1 (ja) 画像ファイル生成装置、画像処理装置、画像ファイル生成方法、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造
JP5368254B2 (ja) 画像ファイル生成装置、画像処理装置、画像ファイル生成方法、画像処理方法、および画像ファイルのデータ構造
EP2330587B1 (en) Image processing device and image processing method
WO2011077623A1 (ja) 画像処理装置、画像データ生成装置、画像処理方法、画像データ生成方法、および画像ファイルのデータ構造
JP4850278B2 (ja) コンテンツ作成支援装置、コンテンツ作成支援方法、およびシナリオファイル生成方法
JP5713855B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびコンテンツファイルのデータ構造
US9697638B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and data structure of image file
JP5296656B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5116742B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびコンテンツファイルのデータ構造
JP5467123B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2011134101A (ja) 画像処理装置、画像データ生成装置、画像処理方法、画像データ生成方法、および画像ファイルのデータ構造
JP5399788B2 (ja) 情報処理装置
JP5061177B2 (ja) 画像処理装置、画像データ生成装置、画像処理方法、画像データ生成方法、および画像ファイルのデータ構造
JP5520890B2 (ja) 画像処理装置、画像データ生成装置、画像処理方法、画像データ生成方法、および画像ファイルのデータ構造
KR100679289B1 (ko) 벡터화소를 이용한 이미지 처리 시스템
JP2010204782A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびデータ構造
JP2008242611A (ja) 3次元モデル部分表示方法、3次元モデル部分表示装置、及び、3次元モデル部分表示プログラム
JP2004265331A (ja) 3次元描画システム、3次元描画方法、およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130415

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5419822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250