JP2012027070A - 車室内通信システム、車載端末、および携帯端末 - Google Patents

車室内通信システム、車載端末、および携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末が車内で車載端末と連携する技術において、ドライバの安全性または利便性を向上させる。
【解決手段】携帯端末は、車載ナビゲーション装置と接続しているとき、携帯側音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、車載ナビゲーション装置が既に出力させているナビ側音声の音量を低減させるために、音声出力要求701を車載ナビゲーション装置に送信し、当該音声出力要求701を送信した後に、車室用スピーカに携帯側音声を出力させるため、当該携帯側音声の音声データ705を車載ナビゲーション装置に送信する。そして車載ナビゲーション装置は、音声出力要求701を携帯端末から受信したことに基づいて、既に出力させているナビ側音声の音量を低減させ。
【選択図】図3

Description

本発明は、車室内通信システム、車載端末、および携帯端末に関するものである。
従来、携帯端末が車内で車載端末と連携する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−250703号公報
しかし、従来の技術では、携帯端末と車載端末の連携は限定的なものであった。本発明は上記点に鑑み、携帯端末が車内で車載端末と連携する技術において、ドライバの安全性または利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両に搭載される車載端末(1)と、前記車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末(5)と、を備えた通信システムであって、前記車載端末(1)は、前記車両に設置されて車室内に音声を出力する車室用スピーカ(4)に音声を出力させるための音声出力処理を実行する音声出力処理手段(17a)を備え、前記携帯端末(5)は、前記車載端末(1)と接続しているとき、第1の音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、音声出力要求を前記車載端末(1)に送信する音声出力要求手段(120、130)と、前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるために前記第1の音声の音声データを前記車載端末(1)に送信するか、または、前記携帯端末(5)に搭載されるスピーカ(54)に前記第1の音声を出力させる出力制御手段(160)と、を備え、前記車載端末(1)は更に、前記音声出力要求を前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させる音量低減手段(270)を備えたことを特徴とする通信システム。
このように、携帯端末(5)において出力したい第1の音声があるとき、まず音声出力要求を車載端末(1)に送信し、その上で、第1の音声を出力させるので、車載端末(1)で第2の音声が出力されていても、その音の音量は低減される。したがって、第1の音声と第2の音声とが重なってドライバにとって聴き取りづらくなる可能性が低減される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信システムにおいて、前記音声出力要求手段(120、130)は、前記車載端末(1)と接続しているとき、前記第1の音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記第1の音声の種別を特定し、特定した種別の情報を含む前記音声出力要求を前記車載端末(1)に送信し、前記車載端末(1)は更に、前記携帯端末(5)から前記音声出力要求を受信すると、受信した前記音声出力要求に含まれる前記情報に基づいて、前記第1の音声の種別を特定し、また、前記車載端末(1)が既に出力させている前記第2の音声の種別を特定する特定手段(220、230)と、前記特定手段が特定した前記第1の音声の種別と前記第2の音声の種別を比較することで、どちらの音声が優先するかを判定し、前記第2の音声が優先すると判定した場合、音声出力不許可の応答を前記携帯端末(5)に送信し、前記第1の音声が優先すると判定した場合、音声出力許可の応答を前記携帯端末(5)に送信する応答手段(240、250、260)と、を備え、前記音量低減手段(270)は、前記第1の音声が優先すると前記応答手段(240、250、260)が判定したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させ、前記出力制御手段(160)は、前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記携帯端末(5)から音声出力許可の応答を受信した場合、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるために前記第1の音声の音声データを前記車載端末(1)に送信するか、または、前記携帯端末(5)に搭載されるスピーカ(54)に前記第1の音声を出力させ、また、前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記携帯端末(5)から音声出力不許可の応答を受信した場合、前記第1の音声の出力を禁止することを特徴とする。
このように、携帯端末(5)から車載端末(1)に送信する音声出力要求に、出力したい第1の音声の種別を含め、車載端末(1)では、その第1の音声の種別と既に出力させている第2の音声の種別とを比較し、第1の音声が優先する場合に、第2の音声の音量を低減して音声出力許可の応答を携帯端末(5)に送信し、携帯端末(5)では、音声出力許可の応答を受けると当該第1の音声を(車室用スピーカ(4)または携帯端末(5)のスピーカに)出力させる。つまり、車載端末(1)は、第1の音声と第2の音声の優先度に鑑みて、第1の音声を出力するか否かを切り替えるという、よりきめ細かい処理を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の通信システムにおいて、前記出力制御手段(160)は、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるための処理として、前記第1の音声の音声データを車載端末(1)に送信し、前記車載端末(1)は更に、前記第1の音声の音声データを前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)を用いて、前記音声データの示す前記第1の音声を前記車室用スピーカ(4)に出力させることを特徴とする。
車室用スピーカ(4)は、車室内のドライバにとって聞こえ易く配置および設定されているので、同じ音声でも、携帯端末(5)のスピーカが出力する場合と、車室用スピーカ(4)が出力する場合とでは、後者の方がドライバにとって聞こえ易い。したがって、上記のように、携帯端末(5)において送信する必要が発生した第1の音声データも、車両に設置された車室用スピーカ(4)から出力させれば、ドライバの快適性が向上する。
また、請求項4に記載の発明は、車両に搭載される車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末であって、前記車載端末(1)と接続しているとき、第1の音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記車載端末(1)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させるために、音声出力要求を前記車載端末(1)に送信する音声出力要求手段(120、130)と、前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるために前記第1の音声の音声データを前記車載端末(1)に送信するか、または、当該携帯端末に搭載されるスピーカ(54)に前記第1の音声を出力させる出力制御手段(160)と、を備えた携帯端末である。このように、携帯端末単体としても、本発明を捉えることができる。
また、請求項5に記載の発明は、車両に搭載されると共に、携帯端末(5)と接続して通信可能な車載端末であって、前記車両に設置されて車室内に音声を出力する車室用スピーカ(4)に音声を出力させるための音声出力処理を実行する音声出力処理手段(17a)と、音声出力要求を前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記携帯端末(5)が前記第1の音声を出力させるための処理を行うよう、前記携帯端末(5)に音声出力許可の応答を送信する応答手段(240、250、260)と、
前記音声出力要求を前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させる音量低減手段(270)と、を備えた車載端末である。
このように、車載端末が、携帯端末(5)から音声出力要求を受けたことに基づいて、携帯端末(5)に対して第1の音声の出力用の処理を行わせ、かつ、自機が既に出力させている第2の音声の音量を低減させることで、したがって、第1の音声と第2の音声とが重なってドライバにとって聴き取りづらくなる可能性が低減される。
また、請求項6に記載の発明は、車両に搭載される車載端末(1)と、前記車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末(5)と、を備えた通信システムであって、前記車載端末(1)は、前記携帯端末(5)と接続しているとき、音声認識の必要があると判定したことに基づいて、音声認識要求を前記携帯端末(5)に送信する音声認識要求送信手段(420)を備え、前記携帯端末(5)は、前記車載端末(1)から前記音声認識要求を受信したことに基づいて、ドライバの発話した音声のデータである発話音声データを取得する発話音声データ取得手段(360)と、前記発話音声データ取得手段(360)が取得した前記発話音声データに対する音声認識結果の文字列を取得する音声認識結果取得手段(370、380)と、前記音声認識結果取得手段(370、380)が取得した音声認識結果の文字列を前記車載端末(1)に送信する音声認識結果送信手段(390)と、を備えたことを特徴とする通信システムである。
車載端末(1)が提供する音声認識機能よりも、携帯端末(5)が利用する音声認識機能の方が何らかの点で高性能な場合がある。そのような場合は、上記のように、車載端末(1)側で音声認識の必要があるときに、携帯端末(5)側でドライバの発話音声に対する認識結果の文字列を取得し、取得した文字列を車載端末(1)に送ることで、車載端末(1)と携帯端末(5)とが連携した音声認識を実現でき、ドライバの利便性が向上する。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の通信システムにおいて、前記携帯端末(5)は更に、前記車載端末(1)から前記音声認識要求を受信したことに基づいて、所定の認識開始通知を車載端末(1)に送信する認識開始通知手段(350)を備え、前記車載端末(1)は更に、前記携帯端末(5)から前記認識開始通知を受信し、前記認識開始通知を受信したことに基づいて、ドライバに発話を促す報知を行うガイド手段(450、460)を備えたことを特徴とする。
携帯端末(5)が利用する音声認識機能を使用する場合でも、ドライバは携帯端末(5)のディスプレイを見ることは困難である。そこで、上記のように携帯端末(5)から車載端末(1)に認識開始通知を送信し、車載端末(1)ではその認識開始通知の受信に基づいてドライバに発話を促すことで、ドライバは発話のタイミングを安全かつ快適に知ることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の通信システムにおいて、前記認識開始通知手段(350)は、前記認識開始通知に、前記携帯端末(5)が利用する音声認識機能が認識できる語彙を示す認識語彙情報を含め、前記ガイド手段(450、460)は、受信した前記認識開始通知に含まれる前記認識語彙情報に基づいた表示を行うことを特徴とする。
携帯端末(5)の音声認識で認識語が限定される場合、携帯端末(5)から車載端末(
1)へ認識語彙情報を通知し、車載端末からガイド画面を出力することで、ドライバは許容される認識語を安全、快適に知ることができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8のいずれか1つに記載の通信システムにおいて、前記音声認識結果取得手段(370、380)は、前記発話音声データ取得手段(360)が取得した前記発話音声データを含む問い合わせを、車両外に設置された音声認識サーバに送信し、前記音声認識サーバから、前記発話音声データに対する音声認識結果の文字列を受信することを特徴とする。
このように、携帯端末(5)が車両外に設置された音声認識サーバを利用して音声認識結果を得ることで、より高機能な音声認識を実現できる可能性が高くなる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項6ないし9のいずれか1つに記載の通信システムにおいて、前記車載端末(1)は更に、前記音声認識要求送信手段(420)が前記音声認識要求を送信した後、ドライバの発話した音声の音声信号を前記車両の車室内に搭載されたマイク(15)から取得し、取得した前記音声信号に基づいてドライバの発話音声データを生成して前記携帯端末(5)に送信する音声データ送信手段(470)を備え、前記発話音声データ取得手段(360)は、前記車載端末(1)が送信した前記発話音声データを受信することで、前記発話音声データを取得することを特徴とする。
前記車両の車室内に搭載されたマイク(15)は、車室内のドライバの発話した音声を良好に取得するよう配置および設定されているので、同じ音声でも、携帯端末(5)のマイクから発話音声を取得する場合と、車室内に搭載されたマイク(15)が出力する場合とでは、後者の方がより望ましい。
また、請求項11に記載の発明は、車両に搭載される車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末であって、前記車載端末(1)から音声認識要求を受信したことに基づいて、ドライバの発話した音声のデータである発話音声データを取得する発話音声データ取得手段(360)と、前記発話音声データ取得手段(360)が取得した前記発話音声データに対する音声認識結果の文字列を取得する音声認識結果取得手段(370、380)と、前記音声認識結果取得手段(370、380)が取得した音声認識結果の文字列を前記車載端末(1)に送信する音声認識結果送信手段(390)と、を備えた携帯端末である。このように、携帯端末単体としても、本発明を捉えることができる。
また、請求項12に記載の発明は、車両に搭載されると共に、前記車両のドライバが携帯する携帯端末(5)と接続して通信可能な車載端末であって、前記携帯端末(5)と接続しているとき、音声認識の必要があると判定したことに基づいて、音声認識要求を前記携帯端末(5)に送信する音声認識要求送信手段(420)と、前記音声認識要求に応じて前記携帯端末(5)がドライバの発話した音声の音声認識結果の文字列を送信したとき、送信された前記音声認識結果の文字列を受信し、受信した文字列に応じた処理を実行する認識結果対応手段(480、490)と、を備えた車載端末である。このように、車載端末単体としても、本発明を捉えることができる。
また、請求項13に記載の発明は、車両に搭載される車載端末(1)と、前記車両のドライバが携帯し、前記車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末(5)と、を備えた通信システムであって、前記携帯端末(5)は、前記車載端末(1)と接続しているとき、画像を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記画像のデータを前記車載端末(1)に送信する出力制御手段(520)を備え、前記車載端末(1)は、前記画像のデータを前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記画像を、前記車両に設置される画像表示装置(12)に表示させる画像表示制御手段(620)を備えたことを特徴とする通信システムである。
このように、携帯端末(5)において出力したい画像があるとき、その画像のデータを車載端末(1)に送信し、車載端末(1)がその画像データを車両に搭載される画像表示装置(12)に表示させる。
携帯端末(5)が、自機の画像表示部に画像を表示しても、運転中のドライバにとっては見づらいので、このように、携帯端末(5)が表示したい情報を車両に搭載された画像表示装置(12)に表示することで、ドライバにとっても無理なく表示を閲覧することができる。
また、請求項14に記載の発明は、車両に搭載される車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末であって、前記車載端末(1)と接続しているとき、画像を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記画像を前記車両に搭載された画像表示装置(12)に表示させるため、前記画像のデータを前記車載端末(1)に送信する出力制御手段(520)を備えた携帯端末である。このように、携帯端末単体としても、本発明を捉えることができる。
また、請求項15に記載の発明は、車両に搭載されると共に、前記車両のドライバが携帯する携帯端末(5)と接続して通信可能な車載端末であって、画像のデータを携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記画像を、前記車両に設置される画像表示装置(12)に表示させる画像表示制御手段(620)を備えたことを特徴とする車載端末である。このように、車載端末単体としても、本発明を捉えることができる。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
本発明の実施形態に係る車載ナビゲーション装置1等の構成を示す図である。 携帯端末5の構成を示す図である。 第1実施形態において携帯側制御部が実行する処理のフローチャートである。 第1実施形態においてナビゲーション制御部が実行する処理のフローチャートである。 第1実施形態における車載ナビゲーション装置1と音声出力制御装置2の信号のやり取りを示すシーケンス図である。 第2実施形態においてナビゲーション制御部が実行する処理のフローチャートである。 第2実施形態において携帯側制御部が実行する処理のフローチャートである。 第2実施形態における車載ナビゲーション装置1と音声出力制御装置2の信号のやり取りを示すシーケンス図である。 第3実施形態において携帯側制御部が実行する処理のフローチャートであ 第3実施形態においてナビゲーション制御部が実行する処理のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1、図2に、本実施形態に係る通信システムの構成を示す。図1は、通信システムの一部を構成する車載ナビゲーション装置1、音声出力制御装置2、RSE3、車室用スピーカ4の図であり、図2は、同じく通信システムの一部を構成する携帯端末5の構成図である。
車載ナビゲーション装置1(車載端末の一例に相当する)、音声出力制御装置2、RSE3、車室用スピーカ4は、車両に搭載される車載システムを構成する。携帯端末5は、この車両のドライバが携帯する携帯端末(携帯電話機、PDA等)であり、ドライバがこの携帯端末5を携帯して車室内に入ると、携帯端末5と車載ナビゲーション装置1とが無線接続して通信可能となる。
図1に示すように、車載ナビゲーション装置1は、無線部10、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、音声信号入出力部14、マイク15、地図データ取得部16、ナビゲーション制御部17を備えている。
また、音声出力制御装置2には、RSE3、車載ナビゲーション装置1の音声信号入出力部14等の車内の装置から音声信号が入力されるようになっており、音声出力制御装置2は、それら入力された音声信号の出力の可否および出力音量を設定し、設定に従ってそれら音声信号を合成して車室内スピーカに出力する。音声出力制御装置2の設定内容は、ナビゲーション制御部17によって制御される。
RSE(Rear Sheat Entertainment)3は、車両の後席の乗員に動画表示や音声出力を行うための装置であり、動画を記憶媒体から読み取る動画読み取り装置、読み取った動画を再生して後席専用のディスプレイに表示させる動画再生制御装置、および当該後席専用のディスプレイ等を有している。また、動画再生制御装置は、動画に含まれる音声信号を音声出力制御装置2に入力することで、当該音声信号の示す音声を車室用スピーカ4で出力させようとする。
車室用スピーカ4は、車両のダッシュボード、ドア等に設置され、車室内に音声を出力するスピーカである。
ここで、車載ナビゲーション装置1の各部の機能について説明する。無線部10は、車室内の携帯端末5と無線通信を実現するための周知の無線機である。使用する無線通信規格としては、Bluetooth、無線LAN等、赤外線通信等、車室内で通信可能なものならば、どのようなものであってもよい。
位置検出器11は、GPS受信機、車速センサ、ジャイロセンサ等、車両の現在位置を特定するための信号をナビゲーション制御部17に出力するセンサである。画像表示装置12は、ナビゲーション制御部17の制御に従って文字や画像をユーザに表示する液晶ディスプレイ等の装置である。操作部13は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた信号をナビゲーション制御部17に出力する装置である。
音声信号入出力部14は、ナビゲーション制御部17から音声データを受け、受けた音声データに対応する音声信号生成し、生成した音声信号を音声出力制御装置2に入力する装置である。複数個の音声データを同時に受けた場合は、それら複数の音声データに対応する音声信号を合成した結果の音声信号を音声出力制御装置2に入力する。また、音声信号入出力部14は、ナビゲーション制御部17の制御に従い、音声データ毎に、対応する音声信号の音量を調整することができる。また音声信号入出力部14は、マイク15が取得した音声信号を受け、受けた音声信号を示す音声データをナビゲーション制御部17に出力する。
マイク15は、車両のドライバ席の近傍(ダッシュボード、ドア、天井、ステアリングホイール等)に設置され、車室内の音声を音声信号として取得し、取得した音声信号を音声信号入出力部14に出力する。
地図データ取得部16は、地図データ等のデータを記憶する記憶媒体(DVDメディア、磁気記憶媒体、フラッシュメモリ等)からデータを読み出す装置である。地図データは、道路を表すリンクの位置、形状、接続関係を示す道路データ、施設(ホテル、レストラン、コンビニエンスストア等)の位置を示す施設データ等から成る。
ナビゲーション制御部17は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備えた制御回路(例えばマイクロコントローラ)であって、ROMまたはフラッシュメモリに記録されたプログラムをCPUが実行することで、各種処理を実現するようになっている。
例えば、ナビゲーション制御部10は、基本的な処理として、音声出力処理17a、音声認識処理17b、画像表示処理17cを実行し、これら基本的な処理を適宜利用する処理として、現在位置特定処理、地図表示処理、目的地設定処理、経路算出処理、経路案内処理、楽曲再生処理等を実行する。
音声出力処理17aは車室用スピーカ4に音声を出力させるための処理である。より具体的には、ナビゲーション制御部17は、音声出力処理17aにおいて、ナビゲーション制御部17が実行する他の処理から音声出力命令を受けると、この命令に従って、音声信号入出力部14を制御する。
音声出力命令には、車室用スピーカ4に出力させる音声の音声データ、および、その音声の種別を示す種別データが含まれる。音声の種別としては、「音楽」、「アナウンス音声」等がある。
例えば、経路案内処理が、案内用の音声データと「アナウンス音声」を示す種別データを含む音声出力命令を音声出力処理17aに渡すと、ナビゲーション制御部17は音声出力処理17aを実行し、受けた音声出力命令中の音声データを音声信号入出力部14に出力する。これにより、音声信号入出力部14は音声出力制御装置2に当該音声データに対応する音声信号を入力し、音声出力制御装置2は車室用スピーカ4にこの音声信号に応じた音声を出力させる。また音声出力処理17aにおいてナビゲーション制御部17は、当該音声信号を音声信号入出力部14が出力している間、当該音声出力命令中の種別データの示す種別(「アナウンス音声」)を、RAM中の所定の再生中音声種別変数として保持し、当該音声信号の出力が終了すると、当該再生中音声種別変数の値をデフォルト値(何も再生していないことを示す値)に書き換える。
また例えば、楽曲再生処理が、再生用の楽曲データと「音楽」を示す種別データとを含む音声出力命令を音声出力処理17aに渡すと、ナビゲーション制御部17は音声出力処理17aを実行し、受けた音声出力命令中の音声データを音声信号入出力部14に出力する。また音声出力処理17aにおいてナビゲーション制御部17は、当該音声信号を音声信号入出力部14が出力している間、当該音声出力命令中の種別データの示す種別(「音楽」)を、RAM中の所定の再生中音声種別変数として保持し、当該音声信号の出力が終了すると、当該再生中音声種別変数の値をデフォルト値に書き換える。
音声認識処理17bは、車室内のドライバの発話内容を文字列として認識するための処理である。より具体的には、ナビゲーション制御部17は、音声認識処理17bにおいて、ナビゲーション制御部17が実行する他の処理から音声認識命令を受けると、マイク15の取得した音声信号に対応する音声データを、音声信号入出力部14から取得し、取得した音声データに対して周知の音声認識処理を行うことで、この音声データの示す語句の文字列を特定し、特定した文字列を、音声認識命令の出力元の処理に返す。
画像表示処理17cは、画像表示装置12に画像を表示させる処理である。より具体的には、ナビゲーション制御部17は、画像表示処理17cにおいて、ナビゲーション制御部17が実行する他の処理から画像表示命令および画像データを受けると、この画像データを画像表示装置12に表示させる。
現在位置特定処理は、位置検出器11からの信号に基づいて車両の現在位置(緯度、経度)を繰り返し特定する処理である。
地図表示処理は、記憶部15中の地図データに基づいて、現在位置周辺の地図を画像表示装置12に表示させる処理である。具体的には、ナビゲーション制御部17は、地図表示処理において、現在位置周辺の地図の画像データを地図データから読み出し、読み出した画像データと画像表示命令を画像表示処理17cに出力する。
目的地設定処理は、ドライバの入力に基づいて車両の目的地を設定する処理である。ドライバの入力としては、操作部13を用いた目的地名称等の入力でもよいし、音声による目的地名称等の入力でもよい。音声による入力の場合、ナビゲーション制御部17は目的地設定処理において、音声認識命令を音声認識処理17bに出力する。そして、音声認識処理17bから音声認識によって特定された発話音声の文字列を受ける。
経路算出処理は、現在位置から目的地設定処理が設定した目的地までの最適な誘導経路を地図データに基づいて算出する処理である。
経路案内処理は、経路算出処理によって算出された誘導経路に沿った車両の走行を案内する処理である。具体的には、誘導経路に沿った右左折交差点の手前で右折または左折の案内音声を出力させる。この案内音声を出力させる際は、案内用の音声データと「アナウンス音声」を示す種別データを含む音声出力命令を音声出力処理17aに渡すと、上述の通り、車室用スピーカ4から案内用の音声データに対応する音声が出力される。
楽曲再生処理は、ユーザの操作部13に対する楽曲選択操作および再生操作に基づいて、楽曲選択操作によって選択された楽曲のデータをフラッシュメモリ、HDD等の記憶媒体から読み出し、必要ならばデコードし、得た楽曲の音声データと「音楽」を示す種別データとを含む音声出力命令を音声出力処理17aに渡す。すると、上述の通り、車室用スピーカ4から楽曲の音声データに対応する音楽が再生される。
ナビゲーション制御部17の他の処理については後述する。次に、携帯端末5の構成について説明する。図2に示すように、携帯端末5は、近距離無線部50a、遠距離無線部50b、位置検出器51、画像表示装置52、操作部53、スピーカ54、マイク55、地図データ取得部56、携帯側制御部57を備えている。
近距離無線部50aは、車載ナビゲーション装置1と無線通信を実現するための周知の無線機である。使用する無線通信規格としては、車載ナビゲーション装置1の無線部10と同じものを採用する。
遠距離無線部50bは、車外の無線通信基地局に無線接続し、その無線基地局を介して車外の各種通信装置と通信を行うための無線機である。
位置検出器51は、GPS受信機、車速センサ、ジャイロセンサ等、車両の現在位置を特定するための信号を携帯側制御部57に出力するセンサである。画像表示装置52は、携帯側制御部57の制御に従って文字や画像をユーザに表示する液晶ディスプレイ等の装置である。操作部53は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた信号を携帯側制御部57に出力する装置である。
スピーカ54は、携帯端末5の筐体内に内蔵され、携帯側制御部57から出力された音声信号に応じた音声を出力する装置である。マイク55は、携帯端末5の筐体内に内蔵され、携帯端末5のユーザ(すなわちドライバ)が発した音声の音声信号を取得して携帯側制御部57に出力する装置である。地図データ取得部56は、地図データ取得部16と同等の地図データを読み取る装置である。
携帯側制御部57は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備えた制御回路(例えばマイクロコントローラ)であって、ROMまたはフラッシュメモリに記録されたプログラムをCPUが実行することで、種々の処理を実現するようになっている。携帯側制御部57が行う処理としては、例えば、ナビゲーション制御部17と同様の現在位置特定処理、地図表示処理、目的地設定処理、経路算出処理、経路案内処理、楽曲再生処理等がある。
ただし、携帯側制御部57が実行する各処理において、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5が接続しているときの音声出力命令の出力先は、後述する図3の携帯側排他制御処理である。
以下、本実施形態における車載ナビゲーション装置1と携帯端末5の連携作動について説明する。本実施形態では、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5は、音声の排他制御を行う。具体的には、携帯端末5が音声(第1の音声に相当する)を出力する必要がある場合は、ナビゲーション制御部17は、その時点で音声出力制御装置2が車室用スピーカ4に出力させている音声(第2の音声に相当する)の音量を低減させ、更に、車室用スピーカ4に当該第1の音声を出力させる。
これを実現するために、携帯側制御部57は、図3に示す携帯側排他制御処理を実行し、ナビゲーション制御部17は、図4に示す車載側排他制御処理を実行するようになっている。以下、これらのフローチャートに基づく携帯側制御部57、ナビゲーション制御部17の作動について、図5のシーケンス図も参照して説明する。
まず、ドライバが携帯端末5を携帯して車両の車室内に搭乗したとする。このとき、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5とは、無線部10および近距離無線部50aを介して周知の接続手順を経て互いに無線接続する。車載ナビゲーション装置1と携帯端末5の無線接続が確立すると、携帯側制御部57は図3に示す処理を開始し、ナビゲーション制御部17は図4に示す処理を開始する。
そしてまず携帯側制御部57は、ステップ110で音声出力の必要があるか否かを判定し、音声出力の必要があると判定するまで、この判定を繰り返す。またナビゲーション制御部17は、ステップ210で音声出力要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定するまで、この判定を繰り返す。
携帯側制御部57における音声出力の必要の有無については、携帯側制御部57が同時に実行している他の処理から新たに音声出力命令を受けたときに、音声出力の必要があると判定し、それ以外の場合には、音声出力の必要がないと判定する。
音声出力命令を受けて音声出力が必要であると判定すると、続いてステップ120に進み、出力したい音声の種別を特定する。出力したい音声(第1の音声)は、当該音声出力命令に含まれる音声データに対応する音声であり、出力したい音声の種別は、当該音声出力命令に含まれる種別データに基づいて特定する。
続いてステップ130では、近距離無線部50aを用いて、図5に示すように、音声出力要求701を車載ナビゲーション装置1に送信する。この音声出力要求701には、ステップ120で特定した音声種別の情報を含める。ステップ130に続いては、ステップ140で、この音声出力要求701に対する応答を待つ。
すると、ナビゲーション制御部17が無線部10を介してこの音声出力要求701を受信し、ステップ210で音声出力要求を受信したと判定し、続いてステップ220に進む。ステップ220では、受信した音声出力要求に含まれる音声種別の情報に基づいて、携帯端末5が出力したい音声(第1の音声)の種別を特定する。
続いてステップ230では、車載ナビゲーション装置1側の音声出力状態を特定する。すなわち、車載ナビゲーション装置1が既に車室用スピーカ4に音声を出力させているか否かを特定し、また、出力させていれば、どのような種別の音声を出力させているかを特定する。
車載ナビゲーション装置1が既に車室用スピーカ4に音声を出力させているか否かは、音声出力処理17aにおいて説明した再生中音声種別変数の値がデフォルト値であるときに、音声を出力させていないと判定し、デフォルト値でないときに、既に音声を出力させていると判定する。また、どのような種別の音声を出力させているかについても、再生中音声種別変数の値に基づいて特定する。
続いてステップ240では、ステップ220で特定した音声種別と、ステップ230で特定した音声出力状態に基づいて、携帯端末5側の要求による音声出力の方が車載ナビゲーション装置1の要求による音声出力よりも優先するか否かを判定する。
具体的には、ステップ230で、車載ナビゲーション装置1が車室用スピーカ4に音声を出力させていないと判定していれば、携帯端末5側の要求による音声出力の方が優先すると判定する。
また、ステップ230で、車載ナビゲーション装置1が車室用スピーカ4に音声を出力させていると判定していれば、車載ナビゲーション装置1が出力させている音声(第2の音声の一例に相当する)の種別(ステップ230で特定済み)と携帯端末5が出力したい音声(第1の音声)の種別(ステップ220で特定済み)を比較することで、どちらの音声が優先するかを判定する。
具体的には、携帯端末5が出力したい音声を携帯側音声とし、車載ナビゲーション装置1が出力させている音声をナビ側音声とすると、ナビ側音声の種別が「アナウンス音声」で、携帯側音声の種別が「アナウンス音声」または「音楽」の場合、ナビ側音声が優先であると判定する。このようにするのは、ナビ側音声の種別が「アナウンス音声」である場合は、携帯側音声よってナビ側音声が中断されたり聞こえ難くなってしまうことを防ぐためである。
また、ナビ側音声の種別が「音楽」で、携帯側音声の種別が「アナウンス音声」の場合、携帯側音声が優先であると判定する。このようにするのは、音楽よりもアナウンス音声の方がドライバにとって重要であると考えられ、また、音楽が中断したり音量が低下しても害はさほどないと考えられるからである。
また、ナビ側音声の種別が「音楽」で、携帯側音声の種別も「音楽」である場合は、ナビ側音声を優先としてもよいし、携帯側音声を優先としてもよい。
ステップ240で、ナビ側音声が優先すると判定した場合、続いてステップ250に進み、無線部10を用いて、音声出力不許可(NG)の応答702を携帯端末5に送信し、その後ステップ210に戻って再度音声出力要求を受信するまで待つ。
携帯側制御部57は、ステップ140で音声出力要求701に対する応答を待っている状態で、近距離無線部50aを介して応答を受信すると、その応答が音声出力許可(OK)であるか音声出力不許可(NG)であるかを判定する。
したがって、上述の応答702を受信すると、応答が音声出力不許可(NG)であると判定し、続いてステップ150で、所定の待機時間(例えば1分間)待機する。この待機中は、携帯側音声を送信も出力もしないので、携帯側音声の出力が禁止された状態になる。待機した後、ステップ130に戻り、音声出力要求701と同じ音声種別の情報を含む音声出力要求703を送信し、続いてステップ140で応答を待つ。
するとナビゲーション制御部17は、この音声出力要求703を受信することで、ステップ210で音声出力要求を受信したと判定し、続いてステップ220で上述の通り携帯側音声の種別を特定し、更にステップ230で上述の通り車載ナビゲーション装置1側の音声出力状態を特定する。
音声出力要求701、703に含まれる音声種別の情報は同じなので、今回のステップ220で特定する音声の種別は、前回のステップ220で特定した音声の種別と変わりない。しかし、前回の音声出力要求701の送信から待機時間が経過しているので、今回のステップ230における特定結果は、前回のステップ230における特定結果とは異なる場合がある。
例えば、前回のステップ230ではアナウンス音声を出力していると判定されたが、その後、アナウンス音声の出力が終了し、今回のステップ230では、車載ナビゲーション装置1は車室用スピーカ4に何も出力させていないと判定するか、あるいは、音楽を出力させていると判定する場合もある。
このような場合、ステップ220で特定した携帯側音声の種別が「アナウンス音声」であれば、続くステップ240では、携帯側音声が優先であると判定し、続いてステップ260に進み、無線部10を用いて、音声出力許可(OK)の応答704を携帯端末5に送信する。
そして更にステップ270に進み、現在車室用スピーカ4に出力させている音声の音量を低減させる。音量を低減させる方法としては、音量を完全にゼロにするためにミュートする方法を採用してもよいし、あるいは、音量を今よりも小さくかつゼロよりは大きい音量に下げる方法を採用してもよい。
例えば、現在出力している音声の種別が「アナウンス音声」であれば前者を採用し、現在出力している音声の種別が「音楽」であれば後者を採用してもよい。これは、音楽は音量を下げれば他の音声と重なり合っても当該他の音声が聴き取り難くなる可能性が低いからである。
音量低減は、具体的には、ナビゲーション制御部17から音声出力制御装置2を制御して、RSE3から入力される音声信号の音量を低減させる。これにより、車内の他の機器(具体的にはRSE3)から車室用スピーカ4に出力される音声の音量も低下する。
また、現在音声信号入出力部14に対して出力している音声データのそれぞれについて、対応する音声信号の音量を低減させるよう、音声信号入出力部14を制御する。これにより、現在車載ナビゲーション装置1から出力されている音声の音量も車室用スピーカ4において低下する。ステップ270に続いてステップ280では、携帯端末5から音声データを受信するまで待つ。
また、携帯側制御部57は、ステップ140において、この応答704を受信すると、応答が音声出力許可(OK)であると判定し、続いてステップ160に進む。そしてステップ160では、出力したい携帯側音声の音声データ705(音声データの実体)を車載ナビゲーション装置1に送信する。送信する携帯側音声の音声データは、上述の音声出力命令に含まれている音声データである。続いてステップ170では、終了通知の受信を待つ。
また、ナビゲーション制御部17は、ステップ280において、この音声データ705を受信すると、受信した音声データを音声信号入出力部14に出力する。なお、この音声データに対応する音声信号の音量については、ステップ270のように低下させることはない。したがって、車載ナビゲーション装置1から出力される音声でも、携帯端末5から受けた音声データに対応する音声信号は音量が低減されず、他の音声データに対応する音声信号は音量が低減される。
携帯端末5から受けた音声データに対応する音声信号の出力が音声信号入出力部14で終了した場合、音声信号入出力部14はその旨をナビゲーション制御部17に通知する。するとナビゲーション制御部17はステップ290に進み、終了通知706を携帯端末5に送信し、その後、処理を再度ステップ210に戻す。また、携帯側制御部57は、ステップ170において、この終了通知706を受信すると、再度ステップ110に戻る。
なお、図5の例では、携帯端末5が最初に音声出力要求701を送信した後、車載ナビゲーション装置1は音声出力不許可(NG)の応答702を携帯端末5に返しているが、ステップ240の判定結果によっては、このときに音声出力許可(OK)の応答を送信する場合もある。
このように、車載ナビゲーション装置1は携帯端末5から音声出力要求701を受けると、車載ナビゲーション装置1が出力中の音声と種別を比較して優先度を決定し、携帯側音声の音声出力が優先する場合であれば、車載ナビゲーション装置1およびRSE3が現在出力する音声の音量を低減させる。このため、ドライバは、あるときは、車載ナビゲーション装置1由来のナビ側音声を、またあるときは、携帯端末5由来の携帯側音声を、車室用スピーカ4によって聞くことができるようになる。
以上説明した通り、携帯端末5は、車載ナビゲーション装置1と接続しているとき、携帯側音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、車載ナビゲーション装置1が既に出力させているナビ側音声の音量を低減させるために、音声出力要求を車載ナビゲーション装置1に送信し(ステップ120、130)、当該音声出力要求を送信した後に、車室用スピーカ4に携帯側音声を出力させるため、当該携帯側音声の音声データを車載ナビゲーション装置1に送信する(ステップ160)。そして車載ナビゲーション装置1は、音声出力要求を携帯端末5から受信したことに基づいて、既に出力させているナビ側音声の音量を低減させる(ステップ270)。
このように、携帯端末5において出力したい携帯側音声があるとき、まず音声出力要求を車載ナビゲーション装置1に送信し、その上で、携帯側音声を出力させるので、車載ナビゲーション装置1でナビ側音声が出力されていても、その音の音量は低減される。したがって、車両側音声とナビ側音声とが重なってドライバにとって聴き取りづらくなる可能性が低減される。
また、携帯端末5は、車載ナビゲーション装置1と接続しているとき、携帯側音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、携帯側音声の種別を特定し、特定した種別の情報を含む前記音声出力要求を前記車載ナビゲーション装置1に送信し、車載ナビゲーション装置1は更に、携帯端末5から音声出力要求を受信すると、受信した音声出力要求に含まれる音声種別情報に基づいて、携帯側音声の種別を特定し、また、車載ナビゲーション装置1が既に出力させているナビ側音声の種別を特定する(ステップ220、230)。
そして、特定した携帯側音声の種別とナビ側音声の種別を比較することで、どちらの音声が優先するかを判定し、ナビ側音声が優先すると判定した場合、音声出力不許可の応答を携帯端末5に送信し、携帯側音声が優先すると判定した場合、携帯端末5が携帯側音声を出力させるための処理を行うよう、音声出力許可の応答を携帯端末5に送信する(ステップ240、250、260)。
そして車載ナビゲーション装置1は、携帯側音声が優先すると判定したことに基づいて、車載ナビゲーション装置1が既に出力させているナビ側音声の音量を低減させ、また携帯端末5は、音声出力要求を送信した後に携帯端末5から音声出力許可の応答を受信した場合、車室用スピーカ4に前記携帯側音声を出力させるための処理を実行するか、または、携帯端末5に搭載されるスピーカ54に携帯側音声を出力させ、また、音声出力要求を送信した後に、携帯端末5から音声出力不許可の応答を受信した場合、携帯側音声の出力を少なくとも待機時間だけ禁止する。
このように、携帯端末5から車載ナビゲーション装置1に送信する音声出力要求に、出力したい携帯側音声の種別を含め、車載ナビゲーション装置1では、その携帯側音声の種別と既に出力させているナビ側音声の種別とを比較し、携帯側音声が優先する場合に、ナビ側音声の音量を低減して音声出力許可の応答を携帯端末5に送信し、携帯端末5では、音声出力許可の応答を受けると当該携帯側音声を車室用スピーカ4に出力させる。つまり、車載ナビゲーション装置1は、携帯側音声とナビ側音声の優先度に鑑みて、携帯側音声を出力するか否かを切り替えるという、よりきめ細かい処理を行うことができる。
また、車載ナビゲーション装置1は、車室用スピーカ4に携帯側音声を出力させるための処理として、携帯側音声の音声データを車載ナビゲーション装置1に送信し、車載ナビゲーション装置1は更に、携帯側音声の音声データを携帯端末5から受信したことに基づいて、音声データの示す携帯側音声を車室用スピーカ4に出力させる。
車室用スピーカ(4)は、車室内のドライバにとって聞こえ易く配置および設定されているので、同じ音声でも、携帯端末(5)のスピーカが出力する場合と、車室用スピーカ(4)が出力する場合とでは、後者の方がドライバにとって聞こえ易い。したがって、上記のように、携帯端末(5)において送信する必要が発生した携帯側音声データも、車両に設置された車室用スピーカ(4)から出力させれば、ドライバの快適性が向上する。
なお、本実施形態においは、ナビゲーション制御部17が、音声出力処理17aを実行することで音声出力処理手段の一例として機能し、120、130を実行することで音声出力要求手段の一例として機能し、ステップ160を実行することで出力制御手段の一例として機能する。また、携帯側制御部57が、ステップ220、230を実行することで、特定手段の一例として機能し、ステップ240、250、260を実行することで、応答手段の一例として機能し、ステップ270を実行することで音量低減手段の一例として機能する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係る通信システムのハードウェア構成は、第1実施形態と同じである。また、本実施形態の通信システムは、第1実施形態において説明した通信システムの作動を行うと共に、以下に示すような作動を更に行う。
本実施形態では、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5は、車載ナビゲーション装置1が音声認識のために携帯端末5を利用する。具体的には、車載ナビゲーション装置1が音声認識をする必要がある場合は、ナビゲーション制御部17が音声認識の要求を携帯端末5に送信し、この要求を受けた携帯端末5の携帯側制御部57が、音声認識サーバと通信して音声認識結果の文字列を取得し、取得した音声認識結果の文字列を車載ナビゲーション装置1に送信する。
音声認識サーバは無線基地局を介して携帯端末5等と通信可能になっており、通信によって外部から問い合わせを受信すると、その問い合わせに含まれる音声データに対して音声認識を行うことで、音声データの表す語句の文字列を特定し、その音声認識結果の文字列を、音声データの送信元に返送する装置(例えば、ワークステーション)である。このような音声認識サーバは周知であり、例えば、Android端末およびiPhone端末向けのgoogleモバイルサービスにおいて音声検索サービスを実現するサーバとして実現されている。このような音声認識サーバは、携帯端末5に比べて、製品のサイズ、機能等の制約があまりないので、高い処理能力を持たせることが比較的容易であり、それ故、高品質の音声認識を実現できる。
このために、ナビゲーション制御部17は、図6に示す車載側音声認識連携処理を実行し、携帯側制御部57は、図7に示す携帯側音声認識連携処理を実行するようになっている。以下、これらのフローチャートに基づく携帯側制御部57、ナビゲーション制御部17の作動について、図8のシーケンス図も参照して説明する。
まず、第1実施形態と同様、ドライバが携帯端末5を携帯して車両の車室内に搭乗し、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5とが、無線部10および近距離無線部50aを介して互いに無線接続したとする。車載ナビゲーション装置1と携帯端末5の無線接続が確立すると、ナビゲーション制御部17は図6に示す処理を開始し、携帯側制御部57は図7に示す処理を開始する。
そしてまずナビゲーション制御部17は、ステップ410で音声認識の必要があるか否かを判定し、音声認識の必要があると判定するまで、この判定を繰り返す。また携帯側制御部57は、ステップ310で音声認識要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定するまで、この判定を繰り返す。
なお、本実施形態では、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5が接続している間は、ナビゲーション制御部17が実行する各種処理(例えば目的地設定処理)において、ドライバの音声による入力を受け付ける際には、第1実施形態のように音声認識処理17bに音声認識命令を出力するのではなく、図6の車載側音声認識連携処理に出力するようになっている。
ナビゲーション制御部17における音声認識の必要の有無については、ナビゲーション制御部17が同時に実行している他の処理から新たに音声認識命令を受けたときに、音声認識の必要があると判定し、それ以外の場合には、音声認識の必要がないと判定する。
音声認識命令を受けて音声認識が必要であると判定すると、続いてステップ420に進み、無線部10を用いて、図8に示すように、音声認識要求801を携帯端末5に送信する。ステップ420に続いては、ステップ430で、この音声認識要求801に対する応答を待つ。
すると、携帯側制御部57が近距離無線部50aを介してこの音声認識要求801を受信し、ステップ310で音声認識要求を受信したと判定し、続いてステップ320に進む。ステップ320では、携帯端末5が音声認識可能か否かを判定する。例えば、上述の音声認識サーバと遠距離無線部50bを介して通信可能か否かで、音声認識可能か否かを判定してもよい。
ここでは、ステップ320で、音声認識可能であると判定したとする。すると携帯側制御部57は続いてステップ340で、音声認識可(OK)の応答802を車載ナビゲーション装置1に送信する。
ステップ430でこの応答801を受信したナビゲーション制御部17は、応答が音声認識可(OK)の応答であるか音声認識不可(NG)の応答であるかを判定し、この場合、音声認識可(OK)の応答であると判定し、続いてステップ450に進み、携帯端末5から認識開始通知を受信するまで待つ。
一方携帯側制御部57は、ステップ340で音声認識可(OK)の応答802を送信した後、続いてステップ350で、まず遠距離無線部50bを用いて音声認識サーバとの接続を試み、接続に成功すると、近距離無線部50aを用いて、所定のデータフォーマットの認識開始通知803を車載ナビゲーション装置1に送信する。このようにすることで、音声認識を行う直前に、車載ナビゲーション装置1に通知を行うことができる。
なお、この認識開始通知803には、音声認識サーバが認識可能な語彙を示す認識語彙情報を含める。音声認識サーバが認識可能な語彙を示す認識語彙情報は、認識可能な語彙の文字列のリストであってもよいし、認識可能な語彙が属するカテゴリ(例えば、数字、人名、地名)のリストであってもよい。なお、音声認識サーバの認識語彙情報は、あらかじめ遠距離無線部50bを用いて音声認識サーバと通信し、その通信の際に音声認識サーバから受信するようになっていてもよいし、操作部53を用いてドライバが携帯端末5にあらかじめ登録し、携帯側制御部57がその登録内容をフラッシュメモリに記録しておいてもよい。
携帯側制御部57は、ステップ350に続いては、ステップ360で、車載ナビゲーション装置1から発話音声データを受信するまで待つ。
一方ナビゲーション制御部17は、ステップ450で、上記のように携帯端末5から送信された認識開始通知803を受信すると、続いてステップ460に進み、ガイド表示を行い、続いてステップ470でドライバの発話を待つ。ガイド表示では、ドライバに発話を促す音声報知または画面表示を、音声信号入出力部14または画像表示装置12を制御して行う。さらにこの際、受信した認識開始通知803に含まれる認識語彙情報を、画像表示装置12に表示させる。
そして、このようなガイド表示に応じてドライバが発話すると、ドライバの発話した音声の音声信号をマイク15が取得し、ナビゲーション制御部17は、ステップ470で、その音声信号に対応した音声データを音声信号入出力部14から取得する。
このように、ドライバの発話した音声の音声データ(以下、発話音声データという)を取得したナビゲーション制御部17は、引き続きステップ470で、当該発話音声データ804を携帯端末5に送信する。そして続いてステップ480で、携帯端末5から認識結果を受信するまで待つ。
携帯側制御部57は、ステップ360でこの発話音声データ804を受信すると、続いてステップ370に進み、遠距離無線部50bを用いて、当該発話音声データを含む問い合わせ805を、無線基地局を介して、音声認識サーバに送信する。そして、ステップ380で、この問い合わせに対する認識結果の受信を待つ。
すると音声認識サーバは、上述の通り、当該発話音声データに対して音声認識を行い、その結果、発話音声データが示す語句の文字列を特定し、特定した文字列を、認識結果806として、携帯端末5に送信する。
携帯側制御部57は、ステップ380でこの認識結果806を遠距離無線部50bを介して受信すると、続いてステップ390に進み、受信した認識結果806と同じ内容の認識結果807を、近距離無線部50aを用いて、車載ナビゲーション装置1に送信し、その後、処理をステップ310に戻し、次の音声認識要求の受信を待つ。
ナビゲーション制御部17は、ステップ480でこの認識結果807を受信すると、続いてステップ490で、認識結果の文字列を、音声認識命令の出力元の処理に返す。
そして、ナビゲーション制御部17は、音声認識命令の出力元の処理において、この認識結果の文字列を受け取り、受け取った文字列に応じた処理を行う。例えば、音声認識命令の出力元の処理が目的地設定処理ならば、その文字列を名称に含む地点を地図データから抽出し、それらを目的地候補として、画像表示装置12に表示させる。
なお、図8のシーケンス図には記載されていないが、携帯側制御部57がステップ320で音声認識不可能であると判定すると、続いてステップ330で、音声認識不可(NG)の応答を車載ナビゲーション装置1に送信し、その後、ステップ310に戻る。ステップ430でこの応答を受信したナビゲーション制御部17は、応答が音声認識可(OK)の応答であるか音声認識不可(NG)の応答であるかを判定し、この場合、音声認識不可(NG)の応答であると判定し、続いてステップ440に進み、自機で音声認識を行う。具体的には、音声認識処理17bに音声認識命令を出力する。これによって、音声認識処理17bの処理によって音声認識結果の文字列を取得できる。続いてステップ490で、認識結果の文字列を、音声認識命令の出力元の処理に返す。
以上説明した通り、本実施形態においては、車載ナビゲーション装置1は、携帯端末5と接続しているとき、音声認識の必要があると判定したことに基づいて、音声認識要求を携帯端末5に送信し(ステップ420)、携帯端末5は、車載ナビゲーション装置1から音声認識要求を受信したことに基づいて、ドライバの発話した音声のデータである発話音声データを取得し(ステップ360)、取得した発話音声データに対する音声認識結果の文字列を取得し(ステップ370、380)、取得した音声認識結果の文字列を車載ナビゲーション装置1に送信する。
車載ナビゲーション装置1が提供する音声認識機能よりも、携帯端末5が利用する音声認識機能の方が何らかの点で高性能な場合がある。そのような場合は、上記のように、車載ナビゲーション装置1側で音声認識の必要があるときに、携帯端末5側でドライバの発話音声に対する認識結果の文字列を取得し、取得した文字列を車載ナビゲーション装置1に送ることで、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5とが連携した音声認識を実現できる。
また、携帯端末5は更に、車載ナビゲーション装置1から音声認識要求を受信したことに基づいて、所定の認識開始通知を車載ナビゲーション装置1に送信する(ステップ350)。そして、車載ナビゲーション装置1は更に、携帯端末5から認識開始通知を受信し、認識開始通知を受信したことに基づいて、ドライバに発話を促す報知を行う(ステップ450、460)。
携帯端末5が利用する音声認識機能を使用する場合でも、ドライバは携帯端末5の%音声出力制御装置2を見ることは困難である。そこで、上記のように携帯端末5から車載ナビゲーション装置1に認識開始通知を送信し、車載ナビゲーション装置1ではその認識開始通知の受信に基づいてドライバに発話を促すことで、ドライバは発話のタイミングを安全かつ快適に知ることができる。
また、携帯端末5は、認識開始通知に、携帯端末5が利用する音声認識機能が認識できる語彙を示す認識語彙情報を含め、車載ナビゲーション装置1は、受信した認識開始通知に含まれる認識語彙情報に基づいた表示を行う。
携帯端末5の音声認識で認識語が限定される場合、携帯端末5から車載ナビゲーション装置1へ認識語彙情報を通知し、車載端末からガイド画面を出力することで、ドライバは許容される認識語を安全、快適に知ることができる。
また、携帯端末5は、取得した発話音声データを含む問い合わせを、車両外に設置された音声認識サーバに送信し、音声認識サーバから、発話音声データに対する音声認識結果の文字列を受信し、その音声認識結果の文字列を車載ナビゲーション装置1に送信するようになっている。このように、携帯端末5が車両外に設置された音声認識サーバを利用して音声認識結果を得ることで、より高機能な音声認識を実現できる可能性が高くなる。
また、車載ナビゲーション装置1は更に、音声認識要求を携帯端末5に送信した後、ドライバの発話した音声の音声信号をマイク15から取得し、取得した音声信号に基づいてドライバの発話音声データを生成して携帯端末5に送信する(ステップ470)。そして、携帯端末5は、車載ナビゲーション装置1が送信した発話音声データを受信することで、発話音声データを取得する。
車両の車室内に搭載されたマイク15は、車室内のドライバの発話した音声を良好に取得するよう配置および設定されているので、同じ音声でも、携帯端末5の内蔵マイク55から発話音声を取得する場合と、車室内に搭載されたマイク15が出力する場合とでは、後者の方がより望ましい。
なお、本実施形態においては、携帯側制御部57が、ステップ350を実行することで認識開始通知手段の一例として機能し、ステップ360を実行することで発話音声データ取得手段の一例として機能し、ステップ370、380を実行することで音声認識結果取得手段の一例として機能し、ステップ390を実行することで音声認識結果送信手段の一例として機能する。また、ナビゲーション制御部17が、ステップ420を実行することで音声認識要求送信手段の一例として機能し、ステップ450、460を実行することでガイド手段の一例として機能し、ステップ470を実行することで音声データ送信手段の一例として機能する。また、ナビゲーション制御部17が、ステップ480、490の処理、および、音声認識命令の出力元の処理を実行することで、認識結果対応手段の一例として機能する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態に係る通信システムのハードウェア構成は、第1実施形態と同じである。また、本実施形態の通信システムは、第1、第2実施形態において説明した通信システムの作動を行うと共に、以下に示すような作動を更に行う。本実施形態では、携帯端末5が画像を出力する必要がある場合は、ナビゲーション制御部17が画像表示装置12を制御して当該画像を表示させる。
このために、携帯側制御部57は、図9に示す画像送信制御処理を実行し、ナビゲーション制御部17は、図10に示す処理を実行するようになっている。以下、これらのフローチャートに基づく携帯側制御部57、ナビゲーション制御部17の作動について説明する。
まず、第1実施形態と同様、ドライバが携帯端末5を携帯して車両の車室内に搭乗し、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5とが、無線部10および近距離無線部50aを介して互いに無線接続したとする。車載ナビゲーション装置1と携帯端末5の無線接続が確立すると、携帯側制御部57は図9に示す処理を開始し、ナビゲーション制御部17は図10に示す処理を開始する。
また、携帯側制御部57が実行する各処理において、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5が接続している場合に限り、画像出力命令および画像データの出力先は、画像送信制御処理であり、そうでない場合、
そしてまず携帯側制御部57は、ステップ510で画像出力の必要があるか否かを判定し、画像出力の必要があると判定するまで、この判定を繰り返す。またナビゲーション制御部17は、ステップ610で携帯端末5から画像データを受信したか否かを判定し、受信したと判定するまで、この判定を繰り返す。
携帯側制御部57における画像出力の必要の有無については、携帯側制御部57が同時に実行している他の処理から新たに画像表示命令を受けたときに、画像出力の必要があると判定し、それ以外の場合には、画像出力の必要がないと判定する。
例えば、携帯側制御部57が経路案内処理を実行しており、かつ、渋滞情報取得処理において、遠距離無線部50bを用いてインターネット等の広域ネットワークを介して誘導経路上の渋滞情報を取得した場合、渋滞情報取得処理から画像送信制御処理に対して、画像表示命令および渋滞情報を示す画像データが出力され、ステップ510で、画像出力の必要があると判定される。
また例えば、携帯側制御部57が楽曲再生処理において、再生中の楽曲のアーティスト(実演者)の情報を、遠距離無線部50bを用いてインターネット等の広域ネットワークを介して取得した場合、楽曲再生処理から画像送信制御処理に対して、画像表示命令およびアーティスト名称を示す画像データが出力され、ステップ510で、画像出力の必要があると判定される。
画像出力の必要があると判定すると、続いてステップ520に進み、画像表示命令と共に受けた画像データを、近距離無線部50aを用いて、車載ナビゲーション装置1に送信し、その後、処理をステップ510に戻す。
ナビゲーション制御部17では、この画像データを無線部10を介して受信すると、ステップ610から620に進み、受信した画像データを画像表示装置12に表示させ、その後、処理をステップ610に戻す。
このように、携帯端末5において出力したい画像があるとき、その画像のデータを車載ナビゲーション装置1に送信し、車載ナビゲーション装置1がその画像データを車両に搭載される画像表示装置12に表示させる。
携帯端末5が、自機の画像表示部に画像を表示しても、運転中のドライバにとっては見づらいので、このように、携帯端末5が表示したい情報を車両に搭載された画像表示装置12に表示することで、ドライバにとっても無理なく表示を閲覧することができる。
なお、本実施形態においては、携帯側制御部57が、ステップ520を実行することで出力制御手段の一例として機能し、また、ナビゲーション制御部17が、ステップ620を実行することで画像表示制御手段の一例に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。例えば、以下のような形態も許容される。
(1)上記各実施形態では、車載ナビゲーション装置1と携帯端末5とは無線通信によって接続および通信を実現しているが、ケーブルを介して有線で接続および通信を実現してもよい。
(2)また、第1実施形態において携帯側制御部57は、ステップ160で携帯端末5に内層されるスピーカ54に携帯側音声(第1の音声)を出力させてもよい。このように、車両に設置された車室用スピーカ4ではなくスピーカ54に音を出力させても、車室用スピーカ4の音量は低減されているので、携帯側音声と車室用スピーカ4の出力する音声とが重なってドライバにとって聴き取りづらくなる可能性が低減される。
(3)また、第1実施形態では、ナビゲーション制御部17は、ステップ220では、RSE3が出力している音声の種別を特定し、その種別と携帯側音声の主津別を比較するようになっていてもよい。
(4)また、第1実施形態では、携帯側制御部57は、図3のステップ140で、応答が音声出力不許可(NG)であると判定した場合、ステップ150で所定の待機時間だけ待機するが、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、ステップ140で、応答が音声出力不許可(NG)であると判定した場合、ステップ110に戻ってもよい。この場合、携帯側音声の出力を取りやめる(すなわち、再度同じ音声出力命令を受けない限り、リトライすることなく完全に出力を禁止する)ようになっていてもよい。
(5)また、第1実施形態では、音声出力制御装置2に音声信号を入力するのは音声信号入出力部14のみであり、車両内にRSE3がなくてもよい。つまり、車室用スピーカ4に音声を出力させるのは車載ナビゲーション装置1のみである例があってもよい。
(6)また、第2実施形態では、携帯側制御部57が認識語彙情報を送信しているが、音声認識サーバの音声認識で認識語が限定されない場合は、携帯側制御部57は、ステップ350で、認識語彙情報を含まない認識開始通知を車載ナビゲーション装置1に送信し、ナビゲーション制御部17は、ステップ450で認識語彙情報を含まない認識開始通知を受信した場合、ステップ460では、音声認識サーバの認識可能な語彙についての表示は行わないようにすればよい
(7)また、第2実施形態では、音声認識サーバを使わず、携帯端末5単体で音声認識してもよい。この場合、携帯端末5は、自機の音声認識機能を使用して音声認識を行い、その結果を車載ナビゲーション装置1に返すこともできる。このように、携帯端末5が単体で認識する場合も、携帯端末5が認識可能な語彙を示す認識語彙情報を携帯側制御部57が送信し、ナビゲーション制御部17がその認識語彙情報を表示するようになっていてもよい。
(8)また、第2実施形態では、ドライバの発話した音声を車載ナビゲーション装置1側で取得しているが、携帯端末5側で取得してもよい。その場合、ナビゲーション制御部17は、図10のステップ460の実行後はステップ470をバイパスしてステップ480に進み、携帯側制御部57は、ステップ360で、マイク15から取得したドライバの発話音声信号に基づいて発話音声データを作成することで、ドライバの発話した音声に対応する発話音声データを取得することができる。
(9)また、上記の実施形態において、ナビゲーション制御部17、携帯側制御部57がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
1 車載ナビゲーション装置
2 音声出力制御装置
3 RSE
4 車室用スピーカ
5 携帯端末
12 画像表示装置
14 音声信号入出力部
15 マイク
50a 近距離無線部
50b 遠距離無線部
55 マイク
56 地図データ取得部
57 携帯側制御部

Claims (15)

  1. 車両に搭載される車載端末(1)と、前記車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末(5)と、を備えた通信システムであって、
    前記車載端末(1)は、前記車両に設置されて車室内に音声を出力する車室用スピーカ(4)に音声を出力させるための音声出力処理を実行する音声出力処理手段(17a)を備え、
    前記携帯端末(5)は、
    前記車載端末(1)と接続しているとき、第1の音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、音声出力要求を前記車載端末(1)に送信する音声出力要求手段(120、130)と、
    前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるために前記第1の音声の音声データを前記車載端末(1)に送信するか、または、前記携帯端末(5)に搭載されるスピーカ(54)に前記第1の音声を出力させる出力制御手段(160)と、を備え、
    前記車載端末(1)は更に、前記音声出力要求を前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させる音量低減手段(270)を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記音声出力要求手段(120、130)は、前記車載端末(1)と接続しているとき、前記第1の音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記第1の音声の種別を特定し、特定した種別の情報を含む前記音声出力要求を前記車載端末(1)に送信し、
    前記車載端末(1)は更に、前記携帯端末(5)から前記音声出力要求を受信すると、受信した前記音声出力要求に含まれる前記情報に基づいて、前記第1の音声の種別を特定し、また、前記車載端末(1)が既に出力させている前記第2の音声の種別を特定する特定手段(220、230)と、
    前記特定手段が特定した前記第1の音声の種別と前記第2の音声の種別を比較することで、どちらの音声が優先するかを判定し、前記第2の音声が優先すると判定した場合、音声出力不許可の応答を前記携帯端末(5)に送信し、前記第1の音声が優先すると判定した場合、音声出力許可の応答を前記携帯端末(5)に送信する応答手段(240、250、260)と、を備え、
    前記音量低減手段(270)は、前記第1の音声が優先すると前記応答手段(240、250、260)が判定したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させ、
    前記出力制御手段(160)は、前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記携帯端末(5)から音声出力許可の応答を受信した場合、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるために前記第1の音声の音声データを前記車載端末(1)に送信するか、または、前記携帯端末(5)に搭載されるスピーカ(54)に前記第1の音声を出力させ、また、前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記携帯端末(5)から音声出力不許可の応答を受信した場合、前記第1の音声の出力を禁止することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記出力制御手段(160)は、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるための処理として、前記第1の音声の音声データを車載端末(1)に送信し、
    前記車載端末(1)は更に、前記第1の音声の音声データを前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)を用いて、前記音声データの示す前記第1の音声を前記車室用スピーカ(4)に出力させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 車両に搭載される車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末であって、
    前記車載端末(1)と接続しているとき、第1の音声を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記車載端末(1)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させるために、音声出力要求を前記車載端末(1)に送信する音声出力要求手段(120、130)と、
    前記音声出力要求手段(120、130)が前記音声出力要求を送信した後に、前記車室用スピーカ(4)に前記第1の音声を出力させるために前記第1の音声の音声データを前記車載端末(1)に送信するか、または、当該携帯端末に搭載されるスピーカ(54)に前記第1の音声を出力させる出力制御手段(160)と、を備えた携帯端末。
  5. 車両に搭載されると共に、携帯端末(5)と接続して通信可能な車載端末であって、
    前記車両に設置されて車室内に音声を出力する車室用スピーカ(4)に音声を出力させるための音声出力処理を実行する音声出力処理手段(17a)と、
    音声出力要求を前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記携帯端末(5)が前記第1の音声を出力させるための処理を行うよう、前記携帯端末(5)に音声出力許可の応答を送信する応答手段(240、250、260)と、
    前記音声出力要求を前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記音声出力処理手段(17a)が既に出力させている第2の音声の音量を低減させる音量低減手段(270)と、を備えた車載端末。
  6. 車両に搭載される車載端末(1)と、前記車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末(5)と、を備えた通信システムであって、
    前記車載端末(1)は、前記携帯端末(5)と接続しているとき、音声認識の必要があると判定したことに基づいて、音声認識要求を前記携帯端末(5)に送信する音声認識要求送信手段(420)を備え、
    前記携帯端末(5)は、
    前記車載端末(1)から前記音声認識要求を受信したことに基づいて、ドライバの発話した音声のデータである発話音声データを取得する発話音声データ取得手段(360)と、
    前記発話音声データ取得手段(360)が取得した前記発話音声データに対する音声認識結果の文字列を取得する音声認識結果取得手段(370、380)と、
    前記音声認識結果取得手段(370、380)が取得した音声認識結果の文字列を前記車載端末(1)に送信する音声認識結果送信手段(390)と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  7. 前記携帯端末(5)は更に、前記車載端末(1)から前記音声認識要求を受信したことに基づいて、所定の認識開始通知を車載端末(1)に送信する認識開始通知手段(350)を備え、
    前記車載端末(1)は更に、前記携帯端末(5)から前記認識開始通知を受信し、前記認識開始通知を受信したことに基づいて、ドライバに発話を促す報知を行うガイド手段(450、460)を備えたことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記認識開始通知手段(350)は、前記認識開始通知に、前記携帯端末(5)が利用する音声認識機能が認識できる語彙を示す認識語彙情報を含め、
    前記ガイド手段(450、460)は、受信した前記認識開始通知に含まれる前記認識語彙情報に基づいた表示を行うことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記音声認識結果取得手段(370、380)は、前記発話音声データ取得手段(360)が取得した前記発話音声データを含む問い合わせを、車両外に設置された音声認識サーバに送信し、前記音声認識サーバから、前記発話音声データに対する音声認識結果の文字列を受信することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1つに記載の通信システム。
  10. 前記車載端末(1)は更に、前記音声認識要求送信手段(420)が前記音声認識要求を送信した後、ドライバの発話した音声の音声信号を前記車両の車室内に搭載されたマイク(15)から取得し、取得した前記音声信号に基づいてドライバの発話音声データを生成して前記携帯端末(5)に送信する音声データ送信手段(470)を備え、
    前記発話音声データ取得手段(360)は、前記車載端末(1)が送信した前記発話音声データを受信することで、前記発話音声データを取得することを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1つに記載の通信システム。
  11. 車両に搭載される車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末であって、
    前記車載端末(1)から音声認識要求を受信したことに基づいて、ドライバの発話した音声のデータである発話音声データを取得する発話音声データ取得手段(360)と、
    前記発話音声データ取得手段(360)が取得した前記発話音声データに対する音声認識結果の文字列を取得する音声認識結果取得手段(370、380)と、
    前記音声認識結果取得手段(370、380)が取得した音声認識結果の文字列を前記車載端末(1)に送信する音声認識結果送信手段(390)と、を備えた携帯端末。
  12. 車両に搭載されると共に、前記車両のドライバが携帯する携帯端末(5)と接続して通信可能な車載端末であって、
    前記携帯端末(5)と接続しているとき、音声認識の必要があると判定したことに基づいて、音声認識要求を前記携帯端末(5)に送信する音声認識要求送信手段(420)と、
    前記音声認識要求に応じて前記携帯端末(5)がドライバの発話した音声の音声認識結果の文字列を送信したとき、送信された前記音声認識結果の文字列を受信し、受信した文字列に応じた処理を実行する認識結果対応手段(480、490)と、を備えた車載端末。
  13. 車両に搭載される車載端末(1)と、前記車両のドライバが携帯し、前記車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末(5)と、を備えた通信システムであって、
    前記携帯端末(5)は、前記車載端末(1)と接続しているとき、画像を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記画像のデータを前記車載端末(1)に送信する出力制御手段(520)を備え、
    前記車載端末(1)は、前記画像のデータを前記携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記画像を、前記車両に設置される画像表示装置(12)に表示させる画像表示制御手段(620)を備えたことを特徴とする通信システム。
  14. 車両に搭載される車載端末(1)と接続して通信可能な携帯端末であって、
    前記車載端末(1)と接続しているとき、画像を出力する必要があると判定したことに基づいて、前記画像を前記車両に搭載された画像表示装置(12)に表示させるため、前記画像のデータを前記車載端末(1)に送信する出力制御手段(520)を備えた携帯端末。
  15. 車両に搭載されると共に、前記車両のドライバが携帯する携帯端末(5)と接続して通信可能な車載端末であって、
    画像のデータを携帯端末(5)から受信したことに基づいて、前記画像を、前記車両に設置される画像表示装置(12)に表示させる画像表示制御手段(620)を備えたことを特徴とする車載端末。
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