JP2012026748A - 分光用計測プローブ及び分光計測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で高感度な分光用計測プローブ及び分光計測システムを提供する。
【解決手段】分光計測システム1は、第1中空部100を有し、試料に赤外光を照射する第1中空導光路10と、第1中空導光路10と並列に配置され、試料内に染み出し反射、若しくは散乱した赤外光を受光し、当該赤外光を伝搬する第2中空部200を有する第2中空導光路20と、第1中空導光路10の一端と第1中空導光路10の一端に並列に配置されている第2中空導光路20の一端とに装着されるプリズム30とを備え、プリズム30が、第1中空部100と第2中空部200とを封止する封止面300と、第1中空導光路10から出射された赤外光を反射する第1反射面305と、第1反射面305で反射された赤外光を第2中空導光路20に導光させる第2反射面310とを有する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、分光用計測プローブ及び分光計測システムに関する。特に、本発明は、食品、化学物質、生体細胞、環境ガス等の赤外分光分析に用いる分光用計測プローブ及び分光計測システムに関する。
タンパク質、脂肪酸、アルコール、糖、色素等の食品、化学物質の分析、生体細胞を構成する分子状態の把握、化学反応過程のモニタリング、環境汚染又は地球温暖化ガスの濃度の分析等に、赤外吸収スペクトルを利用した分析である赤外分光分析法が用いられている。赤外分光分析法を実現する装置として、干渉計を用いたフーリエ変換赤外(FTIR)分光光度計、回折格子を用いた分散型分光光度計がある。これらの計測器により赤外光を特定の試料に照射し、その試料を透過した光、又は試料から反射若しくは散乱した光をMCT(Mercury Cadmium Tellurium)等の検出器で受光することにより赤外吸収スペクトルを測定し、その吸収特性から定量的な分析ができる。
従来、光源からの赤外光を試料に照射するプローブとして、中空構造の導光路を用いた中空ファイババンドルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。当該中空ファイババンドルは、被測定物に照射光を照射し、被測定物からの反射光及び散乱光を検出することができる。
特開2008−209160号公報
しかしながら、特許文献1に記載の中空ファイババンドルにおいては、被測定物に垂直に照射光を照射しているので、被測定物からの反射光及び散乱光は、被測定物の略真上に伝搬する。したがって、検出用の中空ファイバに向かう光の量が少なく、反射光及び散乱光を検出光として十分に検出することができない場合がある。したがって、測定感度の向上にはまだ工夫の余地がある。
したがって、本発明の目的は、簡易な構成で高感度な分光用計測プローブ及び分光計測システムを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、赤外光を伝搬する第1中空部を有し、所定の試料に赤外光を照射する第1中空導光路と、第1中空導光路と並列に配置され、試料内に染み出し反射、若しくは散乱した赤外光を受光し、当該赤外光を伝搬する第2中空部を有する第2中空導光路と、第1中空導光路の一端と、第1中空導光路の一端に並列に配置されている第2中空導光路の一端とに装着されるプリズムとを備え、プリズムが、第1中空部と第2中空部とを封止する封止面と、第1中空導光路から出射された赤外光を反射する第1反射面と、第1反射面で反射された赤外光を第2中空導光路に導光させる第2反射面とを有する分光用計測プローブが提供される。
また、上記分光用計測プローブにおいて、第1反射面により反射される赤外光の光軸と、第1中空導光路及び第2中空導光路が配列される方向とが平行になる配置に、第1中空導光路及び第2中空導光路とプリズムとが配置されることが好ましい。
また、上記分光用計測プローブにおいて、第1中空導光路及び第2中空導光路が、金属管と、金属管の内面に設けられ、赤外領域で透明な誘電体層とを有することもできる。
また、上記分光用計測プローブにおいて、第1反射面が、第1中空導光路から出射される赤外光の光軸と45度の角度をなし、第2反射面が、第1反射面で反射される赤外光の光軸と45度の角度をなしてもよい。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、赤外光を伝搬する第1中空部を有し、所定の試料に赤外光を照射する第1中空導光路と、第1中空導光路と並列に配置され、試料において透過した赤外光を受光し、当該赤外光を伝搬する第2中空部を有する第2中空導光路と、第1中空導光路の一端と、第1中空導光路の一端に並列に配置されている第2中空導光路の一端とに装着され、第1中空部と第2中空部とを封止する平板ウインドウと、試料が搭載されるステージとを備え、ステージが、第1中空導光路から出射された赤外光を反射する第1反射面と、第1反射面で反射された赤外光を第2中空導光路に導光させる第2反射面とを有する分光計測システムが提供される。
また、上記分光計測システムにおいて、第1反射面により反射される赤外光の光軸と、第1中空導光路及び第2中空導光路が配列される方向とが平行になる配置に、第1中空導光路及び第2中空導光路とステージとが配置されることが好ましい。
また、上記分光計測システムにおいて、第1中空導光路及び第2中空導光路が、金属管と、金属管の内面に設けられ、赤外領域で透明な誘電体層とを有することもできる。
また、上記分光計測システムにおいて、第1反射面が、第1中空導光路から出射される赤外光の光軸と45度の角度をなし、第2反射面が、第1反射面で反射される赤外光の光軸と45度の角度をなしてもよい。
本発明に係る分光用計測プローブ及び分光計測システムによれば、簡易な構成で高感度な分光用計測プローブ及び分光計測システムを提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る分光計測システムの概要図である。 図1AのA−A線における第1の実施の形態に係る分光用計測プローブの断面図である。 第1の実施の形態に係る分光用計測プローブの先端の概要図である。 本発明の第2の実施の形態に係る分光計測システムの概要図である。 第2の実施の形態に係る分光用計測プローブの先端の概要図である。
[第1の実施の形態]
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る分光計測システムの概要を示し、図1Bは、図1AのA−A線における第1の実施の形態に係る分光用計測プローブの断面の概要を示す。更に、図1Cは、第1の実施の形態に係る分光用計測プローブの先端の概要を示す。
図1A及び図1Bに示すように、第1の実施の形態に係る分光計測システム1は、赤外光(例えば、0.7μm以上1mm以下の波長の赤外光)を伝搬する第1中空部100を有する照射用中空導光路としての第1中空導光路10と、赤外光を伝搬する第2中空部200を有する検出用中空導光路としての第2中空導光路20と、第1中空導光路10の一端と第2中空導光路20の一端とに装着されるプリズム30とを備える。更に、分光計測システム1は、赤外光を発する光源40と、光源40が発する赤外光を分光すると共に第1中空導光路10に当該赤外光を導入する分光器50と、第2中空導光路20を伝搬する赤外光を検出する検出器60とを備える。
分光計測システム1は、試料台70上に置かれた試料80に赤外光を照射して試料80の特性を測定することができる。なお、第1中空導光路10と、第2中空導光路20と、プリズム30とを有するユニットを、第1の実施の形態では分光用計測プローブという。また、本実施の形態においては、赤外光は、2μm以上300μm以下程度の波長を有する光である。当該波長領域においては、通信用、産業用として広く用いられている石英系の光ファイバが透明性を失い、損失が高くなるので、中空構造の導光路による光の伝送が有利である。
(第1中空導光路10及び第2中空導光路20)
第1中空導光路10は、所定の試料に光源40からの赤外光を照射する。また、第2中空導光路20は、第1中空導光路10と並列に配置され、試料80内に染み出し反射、若しくは散乱した赤外光を受光する。第1中空導光路10及び第2中空導光路20は、例えば、内径が0.75mmであり、外径が1.2mmの金属管と、金属管の内面に設けられ、赤外領域で透明な誘電体層とを有して構成される。一例として、第1中空導光路10及び第2中空導光路20は、金属管としてのステンレス管と、当該ステンレス管の内面にクラッドとして設けられ、銀からなる銀(Ag)層と、銀層の表面がヨウ素化されることにより形成されるヨウ化銀からなるヨウ化銀層とを有して構成される。ヨウ化銀は、赤外光の波長領域では透明な誘電体である。このような金属管の内側に誘電体からなる薄膜を内装した中空構造の導光路は、赤外光を低損失で伝送することができる。
また、第1中空導光路10及び第2中空導光路20として金属管を主な構成要素として用いることにより、第1中空導光路10及び第2中空導光路20の途中の部分を容易に湾曲させることができる。これにより、光源40側に第1中空導光路10の一端を固定させると共に、第1中空導光路10と分離させて第2中空導光路20の一端を検出器60側に容易に固定することができる。そして、金属管は形状が変形された後、変形された後の形状を保持することができるので、外部からの振動等に起因する赤外光の伝搬損失の変動を抑制でき、安定した分光分析の実施ができる。
(プリズム30)
プリズム30は、第1中空導光路10の一端と、第1中空導光路10の一端に並列に配置されている第2中空導光路20の一端とに装着される。より具体的に、プリズム30は、第1中空部100と第2中空部200とを封止する封止面300と、第1中空導光路10から出射される赤外光の光軸と45度の角度をなしており、出射された赤外光を反射する第1反射面305と、第1反射面305で反射される赤外光の光軸と45度の角度をなしており、反射された赤外光を第2中空導光路20の第2中空部200に導光させる第2反射面310とを有する。ここで、第1反射面305により反射される赤外光の光軸と、第1中空導光路10及び第2中空導光路20が配列される方向とが平行になる配置に、第1中空導光路10及び第2中空導光路20とプリズム30とが配置される。
また、プリズム30は、赤外領域で透明であり、屈折率が大きな材料から構成することが好ましい。例えば、プリズム30は、ゲルマニウム、セレン化亜鉛、又はダイヤモンドから構成することができる。
図1Cを参照し、分光用計測プローブの機能をより詳細に説明する。まず、プリズム30の封止面300により、第1中空導光路10の一端、及び第2中空導光路20の一端は封止されている。そして、第1反射面305及び他の第2反射面310はそれぞれ、第1中空導光路10の光軸及び第2中空導光路20の光軸に対して45度の角度を有して形成される。図1Cの(a)に示すように、第1中空導光路10の一端から出射した赤外光(すなわち、照射光)は、プリズム30の第1反射面305と第2反射面310とで2回反射する。この際、各々の反射面で反射される赤外光は試料80内にエバネッセント光として染み出し吸収を受ける。
各反射点の中心は、図1Cの(b)に示すように第1中空導光路10の光軸と、第2中空導光路20の光軸とに一致する。これにより、照射光は、効率よく第2中空導光路20に受光される。また、図1Cの(b)に示すように、第1中空導光路10の一端から出射する赤外光は第1反射面305において他の第2反射面310に向けて反射され、第2反射面310において当該赤外光は第2中空導光路20の一端に導光される。この場合において第1反射面305において反射される赤外光の進行方向は、第1中空導光路10と第2中空導光路20とが配置される方向、すなわち、第1中空導光路10の断面中心から第2中空導光路20の断面中心に向かう方向に平行な方向である(つまり、図1Cの(b)のBの方向)。これにより、第1中空導光路10から出射された赤外光は、第1反射面305において、第1中空導光路10の一端に向かう方向とは90度折り曲がった方向に反射されることになる。
なお、第1の実施の形態においてプリズム30は、断面が三角形である。しかしながら、第1の実施の形態の変形例においては、プリズム30は、封止面300と、第1反射面305と、第2反射面310とを少なくとも有していれば良く、例えば、台形状の断面を有して構成することもできる。
プリズム30の第1反射面305及び第2反射面310に被測定物である試料80が接触すると、第1中空導光路10から出射された赤外光が第1反射面305で反射するときに、赤外光の一部がエバネッセント光として試料80内に染み出し、特定の波長において吸収を受ける。これにより、試料80の赤外吸収特性を容易に高精度で計測できる。
ここで、第1中空部100及び第2中空部200内に異物が侵入し、第1中空部100及び第2中空部200が汚染されることを抑制する必要がある。また、プリズム30は、第1中空導光路10から出射する照射光を被測定物である試料80に接触している面(つまり、第1反射面305及び第2反射面310)において反射させ、検出光として第2中空導光路20に導光するだけでなく、第1中空導光路10の第1中空部100、及び第2中空導光路20の第2中空部200を封止する機能も有する。これにより、プリズム30に接触している試料80が第1中空部100及び第2中空部200内に侵入することを防止できる。
なお、本実施の形態に係る分光計測システム1は、固体状、液体状、又は気体状の試料80を被測定物にすることができる。また、分光用計測プローブの先端が微小なプローブ構造であるので、試料80が微量であっても測定することができ、また、特別な容器に試料80を入れることも要さない。
[第2の実施の形態]
図2Aは、本発明の第2の実施の形態に係る分光計測システムの概要を示し、図2Bは、第2の実施の形態に係る分光用計測プローブの先端の概要を示す。
第2の実施の形態に係る分光計測システム2は、第1の実施の形態に係る分光計測システム1とは、第1中空導光路10の一端、及び第2中空導光路20の一端に平板状のウインドウ35が接続されると共に、試料80が所定のステージ75上に載置される点を除き、分光計測システム1と同様の構成及び機能を有する。したがって、相違点を除き詳細な説明は省略する。
分光計測システム1と同様に、分光計測システム2においても、第1中空導光路10と第2中空導光路20とは並列に配置される。そして、第1中空導光路10の一端、及び第2中空導光路20の一端には平板状のウインドウ35が装着される。これにより、図2Bに示すように、第1中空部100及び第2中空部200が封止される。なお、平板状のウインドウ35は、赤外領域で透明であり、例えば、ゲルマニウム、セレン化亜鉛、ダイヤモンド、フッ化カルシウム、又はサファイアから構成することができる。
また、被測定物としての試料80は、第1中空導光路10の光軸に対し、45度の角度をなす第1反射面750と、第2中空導光路20の光軸に対し、45度の角度をなす他の第2反射面755とからなるV溝を有する試料ステージとしてのステージ75上に置かれる。ステージ75としては、例えば赤外光の反射率が比較的大きい金属材料、又は化学的に安定な金(Au)等からなる金属薄膜を第1反射面750及び第2反射面755の領域に設けたガラス基板を用いることができる。
そして、図2Bに示すように、第1中空導光路10から出射される照射光は試料80を透過し、第1反射面750及び第2反射面755において反射され、検出光として第2中空導光路20に導光される。すなわち、照射光は、2回反射されることになる。ここで、第1反射面750及び第2反射面755はそれぞれ第1中空導光路10の光軸と第2中空導光路20の光軸とに対し45度の角度をなし、その反射点の中心はそれぞれ第1中空導光路10の光軸上、及び第2中空導光路20の光軸上に一致する。これにより、試料80に照射された照射光は、検出光として効率よく第2中空導光路20に導光されることになる。
なお、試料80は、ウインドウ35と第1反射面750及び第2反射面755を有するステージ75の間に挿入されている。これにより、第1中空導光路10から出射した照射光が試料80を透過すると、特定の波長の光が試料80に吸収され、吸収されなかった波長の光が第2中空導光路20に導光される。第2中空導光路20によって受光された光、すなわち、検出光は、第2中空部200を伝搬し、検出器60において検出される。
[第1の実施の形態及び第2の実施の形態の変形例]
分光計測システム1及び分光計測システム2においては、第1中空導光路10を伝搬して試料80に照射される照射光は、分光器50により分光されている。しかし、分光計測システム1及び分光計測システム2の変形例においては、干渉光を発生させてフーリエ変換により分光特性を得る構成、試料に広帯域光を照射し、検出器60側で分光して吸収スペクトル特性を測定する構成、又は多波長若しくは狭帯域で波長可変の光源を用い、特定の波長における吸収損失を測定する構成にすることもできる。
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係る分光計測システム1及び2は、第1中空導光路10及び第2中空導光路20という2本の中空導光路を用いるだけであることから、照射光の損失が少なく、十分な光量の検出光を検出器60に受光させることができる。これにより、分光計測システム1及び2は、測定感度を向上させることができる。また、分光計測システム1および2は、分析用計測プローブの先端を微小なプローブ構成にすることができるので、微小な試料又は微量な試料の分光計測をすることができる。更に、第1中空導光路10及び第2中空導光路20の主たる構成要素が機械的に強固な金属管であることから、第1中空導光路10及び第2中空導光路20に曲げ加工を施すことができる。これにより、分光計測システム1および2は、測定系の光軸調整が容易になると共に、衝撃、振動に強く、装置全体を強固、かつ、コンパクトに構成することができる。
また、分光計測システム1あるいは2においては、第1反射面305あるいは第1反射面750で反射された赤外光の光軸と、第1中空導光路10及び第2中空導光路20が配置されている向きとが平行であるので、第1反射面305あるいは第1反射面750および第2反射面310あるいは第2反射面755において反射された赤外光を効率よく第2中空導光路20に導光させることができる。これにより、試料80の諸特性について、高感度で計測できる。
また、分光計測システム1および2においては、第1中空導光路10及び第2中空導光路20を用いている。中空構造の導光路は、充実型の光ファイバより口径を大きくできるので、1本でも十分な光量の光を伝搬できる。また、中空導光路は、充実型の光ファイバと比較して、出射光の拡がり角を小さくできる。したがって、照射用中空導光路としての第1中空導光路10から出射された光をプリズム30または反射鏡により折り曲げて、検出用中空導光路としての第2中空導光路20に導くためには、中空構造の導光路を用いる方が、充実型の光ファイバを用いる場合に比べ、有利である。
また、中空構造の導光路は、充実型の光ファイバと異なり、端面を研磨することを要さず、切断するだけで受光面を形成することができる。これにより、中空導光路の端面のリムにプリズム30又はウインドウ35を接触させて容易に接着することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1、2 分光計測システム
10 第1中空導光路
20 第2中空導光路
30 プリズム
35 ウインドウ
40 光源
50 分光器
60 検出器
70 試料台
75 ステージ
80 試料
100 第1中空部
200 第2中空部
300 封止面
305 第1反射面
310 第2反射面
750 第1反射面
755 第2反射面

Claims (8)

  1. 赤外光を伝搬する第1中空部を有し、所定の試料に前記赤外光を照射する第1中空導光路と、
    前記第1中空導光路と並列に配置され、前記試料内に染み出し反射、若しくは散乱した前記赤外光を受光し、当該赤外光を伝搬する第2中空部を有する第2中空導光路と、
    前記第1中空導光路の一端と、前記第1中空導光路の一端に並列に配置されている前記第2中空導光路の一端とに装着されるプリズムと
    を備え、
    前記プリズムが、
    前記第1中空部と前記第2中空部とを封止する封止面と、
    前記第1中空導光路から出射された前記赤外光を反射する第1反射面と、
    前記第1反射面で反射された前記赤外光を前記第2中空導光路に導光させる第2反射面とを有する分光用計測プローブ。
  2. 前記第1反射面により反射され、前記第2反射面に向かう前記赤外光の光軸と、前記第1中空導光路及び前記第2中空導光路が配列される方向とが平行になる配置に、前記第1中空導光路及び前記第2中空導光路と前記プリズムとが配置される請求項1に記載の分光用計測プローブ。
  3. 前記第1中空導光路及び前記第2中空導光路が、金属管と、前記金属管の内面に設けられ、赤外領域で透明な誘電体層とを有する請求項1又は2に記載の分光用計測プローブ。
  4. 前記第1反射面が、前記第1中空導光路から出射される前記赤外光の光軸と45度の角度をなし、
    前記第2反射面が、前記第1反射面で反射される前記赤外光の光軸と45度の角度をなす請求項1〜3のいずれか1項に記載の分光用計測プローブ。
  5. 赤外光を伝搬する第1中空部を有し、所定の試料に前記赤外光を照射する第1中空導光路と、
    前記第1中空導光路と並列に配置され、前記試料を透過した前記赤外光を受光し、当該赤外光を伝搬する第2中空部を有する第2中空導光路と、
    前記第1中空導光路の一端と、前記第1中空導光路の一端に並列に配置されている前記第2中空導光路の一端とに装着され、前記第1中空部と前記第2中空部とを封止する平板ウインドウと、
    前記試料が搭載されるステージと、
    を備え、
    前記ステージが、
    前記第1中空導光路から出射された前記赤外光を反射する第1反射面と、
    前記第1反射面で反射された前記赤外光を前記第2中空導光路に導光させる第2反射面とを有する分光計測システム。
  6. 前記第1反射面により反射され、前記第2反射面に向かう前記赤外光の光軸と、前記第1中空導光路及び前記第2中空導光路が配列される方向とが平行になる配置に、前記第1中空導光路及び前記第2中空導光路と前記ステージとが配置される請求項5に記載の分光計測システム。
  7. 前記第1中空導光路及び前記第2中空導光路が、金属管と、前記金属管の内面に設けられ、赤外領域で透明な誘電体層とを有する請求項5又は6に記載の分光計測システム。
  8. 前記第1反射面が、前記第1中空導光路から出射される前記赤外光の光軸と45度の角度をなし、
    前記第2反射面が、前記第1反射面で反射される前記赤外光の光軸と45度の角度をなす請求項5〜7のいずれか1項に記載の分光計測システム。
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