JP2012026648A - 保温付フレキシブルダクト - Google Patents

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Takashi Fukumura
貴司 福村
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

【課題】ダクト強度を向上させることで、ダクト軸線方向の吊り間隔を大きく取ることができ、吊り部材数を削減してコストの低減と設置労務工数の低減を図ることができる。
【解決手段】ダクト本体1に設けられる螺旋鋼線13は、第1鋼線13Aと第2鋼線13Bとの2条からなり、それぞれが螺旋状に捩った状態で設けられており、これら2条の第1鋼線13Aと第2鋼線13Bとは、それぞれ螺旋方向が同一であり、且つダクト軸線方向Xにずれた位置に配置されている。第1鋼線13Aと、ダクト軸線方向Xに隣り合う第2鋼線13Bとの間隔D2をダクト軸線方向Xで全体にわたって一定となるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、建築設備用の空調ダクトなどに使用される保温付フレキシブルダクトに関する。
従来、建築設備用の空調ダクトとして、塩化ビニルフィルム等の表面材の内面にグラスウールや硬鋼線からなる保温材を設けた構成の保温付フレキシブルダクトが知られている。このような保温付フレキシブルダクトでは、保温工事が不要であるうえ、その長さ寸法を例えば1/10程度に圧縮でき、全体の容量を小さくすることが可能であることから吊り込み作業が容易であり、近年では多く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−82436号公報
しかしながら、従来の保温付フレキシブルダクトでは以下のような問題があった。
すなわち、鋼線により構成される螺旋状の上部はアーチ状を形成しているが、螺旋の下部にあっては逆アーチが形成されている。つまり、アーチ部では上部から受ける荷重に対してアーチ部の鋼線が開く方向に作用するので、部材の突っ張りに対する抵抗力が大きく鋼線としての強度が確保できるが、逆アーチ部では鋼線が閉じる方向に作用するので、部材が収縮する力に対する抵抗力が小さく、これによりダクトがしぼんで垂れ下がりが生じている。
そしてフレキシブルダクトにあっては、吊り込み間で垂れ下がってダクト内の圧力損失が低下するのを防止する必要がある。そのため、フレキシブルダクトでは、インサートを取り付けるための吊り込み箇所の間隔を1.2mピッチや1.5mピッチにしているのが一般的であるが、例えばスパイラルダクトの3mピッチに比べて短く、その吊り込み箇所数が多くなり、その吊り込みに要する部材が増大し、コストと設置労務工数がかかるという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ダクト強度を向上させることで、ダクト軸線方向の吊り間隔を大きく取ることができ、吊り部材数を削減してコストの低減と設置労務工数の低減を図ることができる保温付フレキシブルダクトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る保温付フレキシブルダクトでは、表面材の内面に保温材を備えた保温付フレキシブルダクトであって、保温材の内面に沿って少なくとも2条以上の鋼線が螺旋状に捩った状態で設けられ、複数の鋼線は、それぞれ螺旋方向が同一であり、且つダクト軸線方向にずれた位置に配置されていることを特徴としている。
本発明では、保温付フレキシブルダクトを設置した状態で、このダクトの下側に配置される一方の鋼線の逆アーチ部の上部側には、他の鋼線のアーチ部が配置されることになる。そのため、下向きの荷重に強いアーチ部と下向きの荷重に弱い逆アーチ部とが相互に作用し合うことになり、逆アーチ部を形成する鋼線のダクト内側へ作用する力を小さくすることができ、1条の鋼線からなるダクトの場合に比べて、逆アーチ部だけの部分がなくなり、より高い強度を確保することができる。
そのため、ダクト内空側へのダクトの収縮を抑制することができ、ダクト内の内空断面が確保され、圧力損失の低下を防止することができる。また、ダクト強度の向上によってダクトの収縮が小さくなるので、垂れ下がりを抑えることが可能となり、これによりダクト軸線方向の吊り間隔を大きくすることができる。
また、本発明に係る保温付フレキシブルダクトでは、ダクト軸線方向に隣り合う他の鋼線との間隔がダクト軸線方向全体にわたって一定であることが好ましい。
本発明では、保温付フレキシブルダクトを設置した状態で、ダクトの同一断面内で一方の鋼線のアーチ部の最上端と他方の鋼線の逆アーチ部の最下端とが配置されることになるので、双方の相互作用を確実に発揮させることができ、ダクト強度を高めることができる。
本発明の保温付フレキシブルダクトによれば、一方の鋼線の逆アーチ部に対向する反対側に他の鋼線のアーチ部を配置させることで、ダクト強度が向上され、ダクトの収縮が小さくなり、垂れ下がりを抑えることが可能となる。したがって、ダクト軸線方向の吊り間隔を大きくすることができ、吊り部分に必要な部材数を削減してコストの低減と設置労務工数の低減を図ることができる。
本発明の実施の形態による保温付フレキシブルダクトの概略構成を示す一部破断した側面図である。 保温付フレキシブルダクトの断面図である。 図1に示す保温付フレキシブルダクトの部分拡大図である。 螺旋鋼線の配置状態の概略構成を示す斜視図である。 螺旋鋼線の配置状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態による保温付フレキシブルダクトについて、図面に基づいて説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態による保温付フレキシブルダクト(以下、単に「ダクト本体1」という)は、ダクト最外周層を形成するポリエチレン樹脂系フィルムからなる表面材11と、その表面材11の内面側に所定の厚さで積層されたグラスウール板からなる保温材12と、さらに保温材12の内周側に螺旋状に巻き回してなる螺旋鋼線13(第1鋼線13A、第2鋼線13B)と、さらにその内側に被覆されたポリエチレンテレフタレート樹脂系フィルムからなる接着層14とから構成されている。
そして、ダクト本体1は、従来と同様に、螺旋鋼線13により長手方向(ダクト軸線方向X)に圧縮し容量を小さくし得る構成となっている。
ここで、図4および図5において、螺旋鋼線13の螺旋方向を符号Pで示し、また螺旋鋼線13における半分より上部側を「アーチ部S」、下部側を「逆アーチ部T」として以下、必要に応じて使用する。
図4および図5に示すように、螺旋鋼線13は、第1鋼線13Aと第2鋼線13Bとの2条からなり、それぞれが螺旋状に捩った状態で設けられている。2条の第1鋼線13Aと第2鋼線13Bとは、それぞれ螺旋方向Pが同一であり、且つダクト軸線方向Xにずれた位置に配置されている。ここで、第1鋼線13Aと第2鋼線13Bとのそれぞれの螺旋ピッチを符号D1で示している。
そして、第1鋼線13Aと、ダクト軸線方向Xに隣り合う第2鋼線13Bとの間隔(図4および図5の符号D2)がダクト軸線方向Xで全体にわたって一定となっている。
なお、図4および図5では、見易いように第1鋼線13Aを実線で示し、第2鋼線13Bを二点鎖線で示している。
また、ダクト本体1を吊った状態において、螺旋鋼線13のアーチ部Sの最上端の位置をアーチ上端点13aとし、逆アーチ部Tの最下端の位置を逆アーチ下端点13bとする。
このように構成されるダクト本体1では、図5に示すように、ダクト本体1を設置した状態で、このダクトの下側に配置される一方の第1鋼線13Aの逆アーチ部Tの上部側には、他の第2鋼線13Bのアーチ部Sのアーチ上端点13aが配置されている。
そのため、下向きの荷重に強いアーチ部Sと下向きの荷重に弱い逆アーチ部Tとが相互に作用し合うことになり、逆アーチ部Tを形成する螺旋鋼線13のダクト内側へ作用する力を小さくすることができ、1条の鋼線からなるダクトの場合に比べて、逆アーチ部Tだけの部分がなくなり、より高い強度を確保することができる。
これによりダクト内空側へのダクトの収縮を抑制することができ、ダクト内の内空断面が確保され、圧力損失の低下を防止することができる。また、ダクト強度の向上によってダクトの収縮が小さくなるので、垂れ下がりを抑えることが可能となり、これによりダクト軸線方向Xの吊り間隔を大きくすることができる。
とくに、ダクト軸線方向Xに隣り合う他の螺旋鋼線13との間隔D2がダクト軸線方向Xで全体にわたって一定であることから、ダクト本体1の同一断面内(例えば図5でL1−L2線断面)で一方の鋼線13(ここでは第1鋼線13A)のアーチ部Sのアーチ上端点13aと他方の鋼線13(ここでは第2鋼線13B)の逆アーチ部Tの逆アーチ下端点13bとが配置されることになり、双方の相互作用を確実に発揮させることができ、ダクト強度を高めることができる。
例えば、本実施の形態によるダクト本体1では、螺旋鋼線13を1条の螺旋鋼線のみの従来のものと同じ太さとして螺旋ピッチD1を2倍にすることで、使用する螺旋鋼線量を1条のみの螺旋鋼線よりもやや多い程度にすることができる。そして、1条の螺旋鋼線の螺旋ピッチD1が25mmである場合よりも、2条の第1鋼線13Aと第2鋼線13Bのそれぞれの螺旋ピッチD1が50mmである場合の方が、垂れ下がり量が同じであっても吊り間隔を長くすることができる。
上述のように本実施の形態による保温付フレキシブルダクトでは、一方の第1鋼線13Aの逆アーチ部Tに対向する反対側に他方の第2鋼線13Bのアーチ部Sを配置させることで、ダクト強度が向上され、ダクト本体1の収縮が小さくなり、垂れ下がりを抑えることが可能となる。したがって、ダクト軸線方向Xの吊り間隔を大きくすることができ、吊り部分に必要な部材数を削減してコストの低減と設置労務工数の低減を図ることができる。
以上、本発明による保温付フレキシブルダクトの実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では螺旋鋼線13を2条としているが、条数は2条以上であればとくに制限されることはなく、3条の螺旋鋼線をそれぞれダクト軸線方向Xにずれた位置となるように配置してもよい。
また、螺旋鋼線13の太さ、螺旋方向P、螺旋ピッチD1などの構成、さらにはダクト本体1を形成する表面材11、保温材12、接着層14についても材質、厚さ寸法などの構成はダクトの径寸法などに応じて適宜設定することができる。
1 ダクト本体(保温付フレキシブルダクト)
11 表面材
12 保温材
13 螺旋鋼線
13A 第1鋼線
13B 第2鋼線
D1 螺旋ピッチ
D2 螺旋間隔
P 螺旋方向
S アーチ部
T 逆アーチ部
X ダクト軸線方向

Claims (2)

  1. 表面材の内面に保温材を備えた保温付フレキシブルダクトであって、
    前記保温材の内面に沿って少なくとも2条以上の鋼線が螺旋状に捩った状態で設けられ、
    複数の前記鋼線は、それぞれ螺旋方向が同一であり、且つ前記ダクト軸線方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする保温付フレキシブルダクト。
  2. 前記ダクト軸線方向に隣り合う他の鋼線との間隔が前記ダクト軸線方向全体にわたって一定であることを特徴とする請求項1に記載の保温付フレキシブルダクト。
JP2010166044A 2010-07-23 2010-07-23 保温付フレキシブルダクト Pending JP2012026648A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105240651A (zh) * 2015-11-11 2016-01-13 浙江创想节能科技有限公司 一种集测温与电伴热功能的可拆卸式保温盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105240651A (zh) * 2015-11-11 2016-01-13 浙江创想节能科技有限公司 一种集测温与电伴热功能的可拆卸式保温盒

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