JP2012021831A - 電磁流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】定量ポンプに対して従来より容易に設置可能な電磁流量計の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の電磁流量計10は、1対の検知電極23,23間の電位差Vが閾値Lv1を超えたか否かを判定する閾値比較部34を備え、電位差Vが閾値Lv1を越えたか否かによって脈流が電磁流量計10に到達したか否かを判別することができる。そして、電位差Vが閾値Lvを越えた閾値クロスタイミングtxから待機期間T3が経過したときに磁束を反転させることで、磁束の向きが反転してから次ぎの反転までの間の1パルス励磁期間TP毎に1つずつの脈流を収めることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、定量ポンプから吐出されて計測流路内を脈流になって流れる流体に磁束を付与することで、その計測流路内の1対の検知電極間に電位差を発生させて、その電位差の時間積分に基づいて流体の流量を計測する電磁流量計に関する。
一般にこの種の電磁流量計では、磁束の向きを交互に反転させることで、1対の検知電極間に生じる電気ノイズをキャンセルさせている。そして、磁束の反転から次ぎの反転までの間の1パルス励磁期間内に1つの脈流が丁度収まるようにするために、従来の電磁流量計では、定量ポンプからトリガ用電気信号を受け取って定量ポンプとの同期を図っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−304288号公報(段落[0024]〜[0026]、第3図)
ところが、上述した従来の電磁流量計では、トリガ用電気信号の出力機能を有しない定量ポンプに対しては、トリガ出力回路を後付けする必要が生じ、設置に手間がかかった。また、定量ポンプと電磁流量計との間の流路長の相違により、電磁流量計がトリガ用電気信号を受け取ってから電磁流量計に脈流が到達するまでの時間が異なるので、定量ポンプと電磁流量計との間の流路長が相違する度にトリガ用電気信号に応じた磁束の反転タイミングを調整し直す必要が生じ、この点においても設置に手間がかかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、定量ポンプに対して従来より容易に設置可能な電磁流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る電磁流量計は、流体が定量ポンプから間欠的な脈流となって流される計測流路内に1対の検知電極を対向配置し、計測流路内の流体に励磁コイルが付与する磁束の向きを交互に反転して反転から次ぎの反転までの間の1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流を収め、流量演算部が1対の検知電極間に生じた電位差の時間積分値に基づいて流体の流量を計測する電磁流量計において、1対の検知電極間に生じた電位差が予め定められた閾値を越えたか否かを判定し、電位差が閾値を越えた閾値クロスタイミングから予め定められた待機期間が経過したときに磁束を反転させて1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流が収まるように励磁コイルを励磁するコイル励磁制御手段を備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る電磁流量計は、流体が定量ポンプから間欠的な脈流となって流される計測流路内に1対の検知電極を対向配置し、計測流路内の流体に励磁コイルが付与する磁束の向きを交互に反転して磁束の向きが同じ状態で継続した1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流を収め、流量演算部が1対の検知電極間に生じた電位差の時間積分値に基づいて流体の流量を計測する電磁流量計において、1対の検知電極間に生じた電位差が予め定められた閾値を越えたか否かを判定し、電位差が閾値を越えた閾値クロスタイミングから予め定められた継続励磁期間の経過前迄は励磁コイルの励磁を同じ状態で継続し、継続励磁期間の経過後、予め定められた停止期間の経過前迄は励磁コイルの励磁を停止し、停止期間の経過後に励磁コイルを逆向きに励磁して磁束を反転させ、1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流が収まるように励磁コイルを励磁するコイル励磁制御手段を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の電磁流量計において、流量演算部は、閾値クロスタイミングに対して予め定められた遡及期間だけ遡ったスタートタイミングから、閾値クロスタイミングに対して予め定められた事後期間経過後のエンドタイミングまでの実演算期間の電位差の時間積分値に基づいて流体の流量を計測するように構成され、遡及期間以上に長い所定期間分だけ過去最新の電位差のデータを更新して記憶し、スタートタイミングから閾値クロスタイミングまでの電位差のデータを流量演算部に付与する更新記憶手段を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電磁流量計において、コイル励磁制御手段が励磁コイルに通電する電流値を変更する電流切替タイミングに対して、スタートタイミング及びエンドタイミングをずらしたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の電磁流量計によれば、計測流路内の流速に応じて1対の検知電極間の電位差が変化し、その電位差が閾値を越えたか否かによって脈流が電磁流量計に到達したか否かを判別することができる。そして、電位差が閾値を越えた閾値クロスタイミングから待機期間が経過したときに磁束を反転させることで、1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流を収めることができる。このように本発明によれば、定量ポンプからの脈流自体をトリガ信号にして励磁コイルの反転タイミングを決定するので、従来、必要とされた定量ポンプへのトリガ出力回路の取り付けや、定量ポンプと電磁流量計との間の流路長に応じた磁束の反転タイミングの調整が不要となる。即ち、本発明によれば、定量ポンプに対する電磁流量計の設置が従来より容易になる。
[請求項2の発明]
請求項2の電磁流量計によれば、計測流路内の流速に応じて1対の検知電極間の電位差が変化し、その電位差が閾値を越えたか否かによって脈流が電磁流量計に到達したか否かを判別することができる。そして、電位差が閾値を越えた閾値クロスタイミングから継続励磁期間の経過前迄は励磁コイルの励磁を同じ状態で継続し、継続励磁期間の経過後、停止期間の経過前迄は励磁コイルの励磁を停止し、さらに、その停止期間の経過後に励磁コイルを逆向きに励磁して磁束を反転させることで、1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流を収めることができる。このように本発明によれば、定量ポンプからの脈流自体をトリガ信号にして励磁コイルの反転タイミングを決定するので、従来、必要とされた定量ポンプへのトリガ出力回路の取り付けや、定量ポンプと電磁流量計との間の流路長に応じた磁束の反転タイミングの調整が不要となる。即ち、本発明によれば、定量ポンプに対する電磁流量計の設置が従来より容易になる。
[請求項3の発明]
本発明の構成によれば、1パルス励磁期間には、実際に流体が脈流として流れている流動期間と流体が流れていない停滞期間とが存在することになるが、1パルス励磁期間の全てにおいて、1対の検知電極間の電位差を時間積分して流量を求めると、停滞期間中のノイズの影響により計測精度が低下し得る。これに対し、請求項3の電磁流量計では、閾値クロスタイミングに対して遡及期間だけ遡ったスタートタイミングから、閾値クロスタイミングに対して事後期間経過後のエンドタイミングまでの実演算期間の電位差の時間積分値に基づいて流体の流量を計測する。そして、実演算期間に上記した流動期間が収まるようにすることで、停滞期間中のノイズの影響が抑えられ、計測精度を高めることができる。
[請求項4の発明]
一般に、磁束が反転するタイミングではノイズ(所謂、磁束微分ノイズ)が発生し得るが、請求項4の発明によれば、1対の検知電極間の電位差の検出データのうち各脈流を流量を演算するために使うスタートタイミングからエンドタイミングの期間の検出データを、磁束が反転するタイミングから外して、計測精度を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る電磁流量計と定量ポンプの概念図 電磁流量計のブロック図 (A)磁束(励磁電流)の波形、(B)計測流路における流量(流速)の波形、(C)検知電圧の波形、(D)脈動ノイズ相殺後の検知電圧の波形 本発明の第2実施形態に係る(A)磁束(励磁電流)の波形、(B)計測流路における流量(流速)の波形、(C)検知電圧の波形
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すように、液体タンク50から延びた管路51の途中には定量ポンプ40が備えられている。定量ポンプ40は、例えば、公知なダイアフラム式の電磁定量ポンプ或いはバルブレスポンプであって、ダイアフラム或いはピストンの往復動により、液体タンク50に貯留された液体が一定量ずつ一定周期で吐出される。管路51内では、液体が流れる流動期間T6と、液体が流れず静止した停滞期間T7とが交互に繰り返され、液体が間欠的な脈流となって下流側に流れる(図3(B)を参照)。なお、定量ポンプ40は、1回の吐出(1ショット)当たりの液体の吐出量及び、単位時間当たりの吐出回数を任意に設定可能となっている。
定量ポンプ40から間欠的な脈流になって流される液体の流量を計測するために、管路51のうち定量ポンプ40より下流側には、本発明に係る電磁流量計10が設けられている。図2に示すように、電磁流量計10は、検出器20と変換器30とから構成されている。
検出器20は、管路51の途中に接続されて定量ポンプ40から吐出された液体が流れる計測管21と、計測管21の側方に配置された励磁コイル22と、計測管21に固定された1対の検知電極23,23とを備えている。励磁コイル22に励磁電流Ieが流れると、計測管21内(計測流路21A)を横切る磁束が発生し、その磁束が計測流路21A内の液体に付与される。1対の検知電極23,23は、計測流路21A内で磁束及び液体の流れの向きと直交する方向に対向配置されており、計測流路21A内の液体に磁束が付与された状態でその磁束に直交して液体が流れると、1対の検知電極23,23間に液体の流速に比例した電位差Vが発生する。
一方、変換器30は、励磁回路31、演算処理部32(例えばMPU)、主記憶部33(メインメモリ)、閾値比較部34(コンパレータ)を主要部として備えている。1対の検知電極23,23間に発生した電位差V(以下、適宜、「検知電圧V」という)は、アンプ35及びA/D変換器36を介して演算処理部32に取り込まれる。演算処理部32はこの検知電圧Vに基づいて流量を演算する。励磁回路31は、図3(A)に示すように励磁波形が2値の方形波となるように励磁コイル22に励磁電流Ieを流す。詳細には、演算処理部32からの励磁切替信号S1に基づいて励磁コイル22に流す励磁電流Ieの向きを逆転させ、計測流路21Aを横切る磁束の向きを所定時間毎に交互に反転させる。主記憶部33は、後述する遡及期間T1以上に長い所定期間分だけ過去最新の検知電圧Vのデータを更新して記憶する。閾値比較部34は、検知電圧V(絶対値)が予め定められた閾値Lv1を越えたか否かを判定する。なお、演算処理部32は本発明の「流量演算部」に相当し、主記憶部33は、本発明の「更新記憶手段」に相当する。また、励磁回路31と演算処理部32と閾値比較部34とから、本発明の「コイル励磁制御手段」が構成されている。これら変換器30の主要部の動作については後に詳説する。
変換器30には、表示回路37及び出力回路38が備えられている。表示回路37は、演算処理部32による流量の演算結果等を表示する。また、出力回路38に図示しない外部機器を接続することで、流量の演算結果を外部機器に出力することができる。例えば、出力回路38を定量ポンプ40の駆動制御部に接続することで、流量の演算結果を定量ポンプ40のフィードバック制御に使用することも可能である。
ここで、図3(A)に示すように磁束の向きが反転すると、同図(C)に示すように1対の検知電極23,23による検知電圧Vの波形も反転する。また、1対の検知電極23,23間には、磁束の有無や向きに拘わらず吐出動作が起きる毎に毎回ほぼ一定の脈動ノイズが発生する(図3(C)のハッチング部分)。即ち、1対の検知電極23,23による検知電圧V(実測流量)は、流速(図3(B)参照)に比例した理論上の検知電圧(真の流量)に脈動ノイズが重畳したものである。詳細には、磁束の向きが一の方向のときの検知電圧Vは、脈動ノイズの影響で、理論上の検知電圧よりも大きくなり、磁束の向きが他の方向を向いたときの検知電圧Vは、脈動ノイズの影響で、理論上の検知電圧よりも小さくなる。なお、脈動ノイズは、液体が停滞状態から流動状態に急峻に変化することで1対の検知電極23,23間の電位バランスが変化するために生じるものと推測される。
本実施形態の電磁流量計10の構成は以上であり、次に、本実施形態の作用及び効果について図3を参照しつつ説明する。
定量ポンプ40が吐出動作を1回行うと、1脈分(1ショット分)の液体が計測流路21A内を流れる。液体は、計測管21の軸方向で減衰振動(下流側と上流側とに交互に移動)しながら全体として下流側に流れる(図3(B)参照)。
図3(A)及び同図(B)に示すように、計測流路21A内を液体が流れる流動期間T6中は励磁電流Ieが一定に保持され、液体に対して一定方向かつ一定強度の磁束が付与される。すると、1対の検知電極23,23間に液体の流速に比例した電位差Vが発生する。この電位差Vのデータは、主記憶部33に過去最新の所定期間に亘って更新して記憶される。さらに、閾値比較部34は、検知電圧Vと閾値Lv1とを比較して、検知電圧Vが閾値Lvを越えたか否かを判定する。図3(C)に示すように、閾値Lv1は、検知電圧Vのピークと脈動ノイズの中間の値になるように設定されている。
閾値比較部34にて検知電圧Vが閾値Lv1を越えたと判定されると、その閾値を越えた時点tx(以下、「閾値クロスタイミングtx」という)で主記憶部33に更新記憶されている過去最新の所定期間分の検知電圧Vのデータのうち、所定の遡及期間T1だけ遡ったスタートタイミングtsから閾値クロスタイミングtxまでの検知電圧Vのデータが、演算処理部32の一時記憶部(レジスタ)に読み込まれる。また、閾値クロスタイミングtx以降の予め定められた所定の事後期間T2(図3(C)参照)経過後のエンドタイミングteまでの検知電圧Vのデータを一時記憶部(レジスタ)に取り込む。そして、スタートタイミングtsからエンドタイミングteまでの期間T5(以下、「実演算期間T5」という)の検知電圧Vの時間積分値に基づいて流量が演算される。
ここで、閾値クロスタイミングtxを終点とした遡及期間T1の始点(スタートタイミングts)は磁束の反転タイミングより後でかつ流動期間T6の始点以前になるように、遡及期間T1の長さが予め設定されている。また、閾値クロスタイミングtxを始点とした事後期間T2の終点(エンドタイミングte)は流動期間T6の終点以降でかつ磁束の反転タイミングより前になるように、事後期間T2の長さが予め設定されている。
つまり、実演算期間T5に、計測流路21A内を1脈分(1ショット分)の液体が流れる流動期間T6が含まれている。また、流動期間T6を含む実演算期間T5は、磁束が反転してから次ぎに磁束が反転するまでの1パルス励磁期間TPより短くなっており、1パルス励磁期間TP内に含まれている(図3参照)。即ち、磁束の反転タイミングに対して実演算期間T5のスタートタイミングtsとエンドタイミングteとがずらされている。なお、閾値Lv1と、各期間T1,T2,T3の長さは、定量ポンプ40により流される流体の流量波形に基づいて容易に設定することができる。磁束の反転タイミングは、本発明の「電流切替タイミング」に相当する。
図3(B)及び同図(C)に示すように、実演算期間T5のエンドタイミングteにおいて、計測流路21A内は既に流動期間T6から停滞期間T7に移行している。この停滞期間T7中、詳細には、エンドタイミングteより後でかつ次回の流動期間T6の始点より前に、演算処理部32は励磁回路31を制御して磁束の向きを反転させる。具体的には、演算処理部32は閾値クロスタイミングtxで内蔵タイマをスタートさせ、事後期間T2より長い所定の待機期間T3が経過(事後期間T2経過後さらに所定時間T4が経過)したときに、内蔵タイマをリセットすると共に励磁回路31に励磁切替信号S1を出力する。
励磁切替信号S1を受けた励磁回路31は、図示しないスイッチを切り替えて励磁コイル22に流す励磁電流Ieの向きを反転させる。これにより計測流路21A内の磁束の向きが反転する。
以上が、定量ポンプ40による1回の吐出動作に対して電磁流量計10が行う1サイクルの動作であり、以下、上述した1サイクルの動作が定量ポンプ40の吐出動作に同期して繰り返される。
演算処理部32は、各実演算期間T5(スタートタイミングtsからエンドタイミングteまで)における検知電圧Vの時間積分値に基づいて各実演算期間T5の実測流量を演算すると共に、複数の実演算期間T5の実測流量を積算して積算流量を演算する。
具体的には、例えば、磁束の向きが互いに反対になった連続2回分の実演算期間T5,T5の実測流量の和を演算する。ここで、実演算期間T5のスタートタイミングtsとエンドタイミングteを、磁束の反転タイミングからずらしたことで、所謂、磁束微分ノイズの影響を抑え、計測精度を高めることができる。また、停滞期間T7のうち、磁束の反転タイミングを含む実演算期間T5,T5の合間(実演算期間T5のエンドタイミングteから次ぎの実演算期間T5のスタートタイミングtsまでの期間)の検知電圧Vは、流量演算用のデータから外すことができるから、停滞期間T7中のノイズの影響を抑えることができ、計測精度を高めることができる。
さらに、連続した2回の実演算期間T5,T5は、磁束の向きが互いに反対になっているので、それらの実測流量の和を演算すると、結果的に各実演算期間T5,T5の実測流量に含まれる脈動ノイズを相殺することができる。その理由は以下の通りである。
1対の検知電極23,23に脈動ノイズが生じないと仮定した場合の真の流量を、図3(B)に示すように、実演算期間T5の古い方から順に「R1」,「R2」,「R3」,「R4」とし、同図(C)に示すように定量ポンプ40の吐出動作毎(各実演算期間T5毎)に発生する毎回ほぼ一定の脈動ノイズをそれぞれ「N1」とすると、磁束が一の方向を向いた1回目の実演算期間T5では、真の流量R1と脈動ノイズN1とが同符号なので、実測流量は「R1+N1」と表すことができる。一方、磁束が他の方向を向いた2回目の実演算期間T5では、真の流量R2に対して脈動ノイズN1が逆符号なので、実測流量は「R2−N1」と表すことができる。
つまり、磁束が一の方向を向いた1回目の実演算期間T5で検出される実測流量は、真の流量R1より脈動ノイズN1だけ大きい値となり、磁束が他の方向を向いた2回目の実演算期間T5で検出される実測の流量は、真の流量R2より脈動ノイズN1だけ小さい値となる。
そして、これら1回目と2回目の各実演算期間T5,T5にて検出された2脈分の実測流量の和「(R1+N1)+(R2−N1)」を演算すると、結果的に、1回目と2回目の各実演算期間T5,T5の各実測流量に含まれる脈動ノイズN1,N1が相殺され、1回目と2回目の各実演算期間T5,T5における真の流量の和「R1+R2」となる(図3(D)を参照)。
1回目の実演算期間T5と同様に、磁束が一の方向を向いた3回目の実演算期間T5で検出される実測流量は「R3+N1」と表すことができる。つまり、3回目の実演算期間T5における実測流量は、真の流量R3より脈動ノイズN1分だけ大きい値となる。また、2回目の実演算期間T5と同様に磁束が他の方向を向いた4回目の実演算期間T5に検出される実測流量は「R4−N1」と表すことができる。つまり、4回目の実演算期間T5における実測流量は、真の流量R4より脈動ノイズN1分だけ小さい値となる。そして、3回目と4回目の各実演算期間T5,T5で検出された2脈分の実測流量の和「(R3+N1)+(R4−N1)」を演算することで、結果的に、3回目と4回目の各実演算期間T5,T5で検出された各実測流量に含まれる脈動ノイズN1,N1が相殺され、3回目と4回目の各実演算期間T5,T5における真の流量の和「R3+R4」となる(図3(D)参照)。
このように、連続した2回の実演算期間T5,T5毎にそれら2脈分の実測流量の和を演算すると共に、その実測流量の和を積算していくことで、脈動ノイズN1をキャンセルした積算流量を演算することができる。
なお、本実施形態では、磁束が一の方向を向いたときに検出される1脈分の流量と、磁束が他の方向を向いたときに検出される1脈分の流量との和を演算することで、一度に2脈分の脈動ノイズを相殺していたが、磁束が一の方向を向いたときに検出される所定の複数脈分の流量と、磁束が他の方向を向いたときに検出される同一複数脈分の流量との和を演算することで、4以上の偶数脈分の脈動ノイズを一度に相殺するようにしてもよい。
このように、本実施形態の電磁流量計10によれば、計測流路21A内の流速に応じて1対の検知電極23,23間の電位差Vが変化し、その電位差Vが閾値Lv1を越えたか否かによって脈流が電磁流量計10に到達したか否かを判別することができる。そして、電位差Vが閾値Lvを越えた閾値クロスタイミングtxから待機期間T3が経過したときに磁束を反転させることで、1パルス励磁期間TP毎に1つずつの脈流を収めることができる。このように本発明によれば、定量ポンプ40からの脈流自体をトリガ信号にして励磁コイル22の反転タイミングを決定するので、従来、必要とされた定量ポンプ40へのトリガ出力回路の取り付けや、定量ポンプ40と電磁流量計10との間の流路長に応じた磁束の反転タイミングの調整が不要となる。よって、定量ポンプ40に対する電磁流量計10の設置が従来より容易になる。
また、液体が滞留している停滞期間T7のうち、磁束が反転するタイミングを含む実演算期間T5,T5の合間の検知電圧Vを流量演算用のデータから外すことができるから、磁束の反転に伴うノイズや、停滞期間T7中のノイズの影響を抑えて、計測精度を高めることができる。
また、例えば、計測流路21Aの液体が流れているか否かに拘わらず、1パルス励磁期間TPの全てにおいて検知電圧Vを時間積分して流量を求めた場合、液体が流れていない停滞期間T7が平均流量を大きく低下させることになり、A/D変換時に発生する誤差(量子化誤差)が相対的に大きくなって計測精度が低下し得る。これに対し、本実施形態では、停滞期間T7の一部を除いたスタートタイミングtsからエンドタイミングteまでの限られた実演算期間T5の検知電圧Vの時間積分値に基づいて流量を演算するので、実演算期間T5の平均流量を大きくすることができ、A/D変換による誤差の影響を小さく抑えることができるから計測精度を向上させることができる。
また、磁束の有無に拘わらず1対の検知電極23,23間に発生する脈動ノイズは、磁束が一の方向を向いたときに検出される流量を真の流量よりも増加させる一方、磁束が他の方向を向いたときに検出される流量を真の流量よりも減少させる。これに対し、本実施形態の電磁流量計10は、磁束が一の方向を向いたときに検出される所定の脈数分(1脈分)の流量と、磁束が他の方向を向いたときに検出される同一脈数分(1脈分)の流量との和を演算することで、それら和を演算した複数脈分の脈動ノイズを相殺させることができる。これにより、脈動ノイズをキャンセルして計測精度を高めることができる。
[第2実施形態]
前記第1実施形態では、励磁コイル22の励磁方式が2値励磁方式であったが、流動期間T6に対して停滞期間T7が長い場合(脈流の発生間隔が十分に長い)場合には、互いに反転した1パルス励磁期間TP,TPの間に無励磁期間TNを設けた3値励磁方式にしてもよい。なお、電磁流量計10の構成部品は上記第1実施形態と同一であるので説明を省略し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
本実施形態の電磁流量計10は、図4に示すように、1対の検知電極23,23間に発生した電位差V(検知電圧V)が閾値Lv1を越えた閾値クロスタイミングtxから予め定められた継続励磁期間T31の経過前までは励磁コイル22の励磁を同じ状態で継続し、継続励磁期間T31の経過後、予め定められた停止期間T32が経過する前までは励磁を停止して無励磁期間TNとし、停止期間T32の経過後に励磁コイル22を励磁停止前とは逆向きに励磁して、磁束の向きを反転させることで、磁束の向きが同じ状態で継続した1パルス励磁期間TP毎に1つずつの脈流を収めるようになっている。
ここで、閾値クロスタイミングtxを始点とした事後期間T2の終点(エンドタイミングte)は、流動期間T6の終点以降でかつ励磁停止タイミングより前になるように、予め事後期間T2の長さが設定されている。また、閾値クロスタイミングtxを終点とした遡及期間T1の始点(スタートタイミングts)は、励磁開始タイミングより後でかつ流動期間T6の始点以前となるように、遡及期間T1の長さが予め設定されている。
つまり、スタートタイミングtsからエンドタイミングte迄の間の実演算期間T5に、計測流路21A内を1脈分(1ショット分)の液体が流れる流動期間T6が含まれている。また、流動期間T6を含む実演算期間T5は、励磁開始タイミングから次ぎの励磁停止タイミングまでの1パルス励磁期間TPより短くなっており、その1パルス励磁期間TP内に含まれている(図3参照)。なお、励磁開始タイミング及び励磁停止タイミングは、本発明の「電流切替タイミング」に相当する。
このように、励磁開始タイミングに対して実演算期間T5のスタートタイミングtsがずらされ、励磁停止タイミングに対してエンドタイミングteがずらされたことで、励磁電流Ieの変化に起因したノイズの影響を抑えることができる。また、停滞期間T7のうち、実演算期間T5,T5の合間の検知電圧Vを流量演算用のデータから外すことができるから、停滞期間T7中のノイズの影響を抑えることができる。そして、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同等の効果を奏する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1及び第2実施形態では、脈流が2回起こる毎に流量を積算する構成であったが、磁束が反転しかつ連続した2脈分の流量の移動平均を演算しながら移動平均値を積算していってもよい。即ち、1,2回目の実演算期間T5,T5における流量の平均値に、2,3回目の実演算期間T5,T5における流量の平均値を積算し、次いで3,4回目の実演算期間T5,T5における流量の平均値を積算していくようにしてもよい。
(2)前記第1及び第2実施形態では、実演算期間T5のエンドタイミングteを磁束の反転タイミング又は励磁停止タイミングに対してずらすと共に、実演算期間T5のスタートタイミングtsを磁束の反転タイミング又は励磁開始タイミングに対してずらしていたが、エンドタイミングteと磁束の反転タイミング又は励磁停止タイミングを一致させ、スタートタイミングtsと磁束の反転タイミング又は励磁開始タイミングを一致させてもよい。
なお、磁束の反転タイミング、励磁開始タイミング、励磁停止タイミングでは励磁電流Ieの変化に起因したノイズが発生し易いので、計測精度を高めるためには上記第1及び第2実施形態の構成が好ましい。
[参考例]
本参考例は前記実施形態を応用したものであって、本発明の技術的範囲には含まれないが本発明と同等の効果を奏する。具体的には、前記第1及び第2実施形態では、閾値クロスタイミングtxが、遡及期間T1、事後期間T2、待機期間T3の基点(始点又は終点)となっていたが、検知電圧Vがピーク値になったときを遡及期間T1、事後期間T2、待機期間T3の基点としてもよい。詳細には、1脈分(1ショット)の液体が計測流路21A内を流れるときの検知電圧Vが最初のピーク値になったときから所定の待機期間T3が経過したときに、演算処理部32が励磁切替信号S1を出力して励磁回路31が計測流路21A内の磁束を反転させる。また、主記憶部33は、ピーク値になったときから遡って過去最新の所定の遡及期間T1分の検知電圧Vのデータと、ピーク値になったとき以降の所定の事後期間T2分の検知電圧Vのデータとから液体の流量を演算する。
10 電磁流量計
21A 計測流路
22 励磁コイル
23,23 検知電極
31 励磁回路(コイル励磁制御手段)
32 演算処理部(流量演算部、コイル励磁制御手段)
33 主記憶部(更新記憶手段)
34 閾値比較部(コイル励磁制御手段)
40 定量ポンプ
Lv1 閾値
N1 脈動ノイズ
T1 遡及期間
T2 事後期間
T3 待機時間
T5 実演算期間
T6 流動期間
T7 滞留期間
V 検知電圧

Claims (4)

  1. 流体が定量ポンプから間欠的な脈流となって流される計測流路内に1対の検知電極を対向配置し、前記計測流路内の流体に励磁コイルが付与する磁束の向きを交互に反転して反転から次ぎの反転までの間の1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流を収め、流量演算部が前記1対の検知電極間に生じた電位差の時間積分値に基づいて前記流体の流量を計測する電磁流量計において、
    前記1対の検知電極間に生じた電位差が予め定められた閾値を越えたか否かを判定し、前記電位差が前記閾値を越えた閾値クロスタイミングから予め定められた待機期間が経過したときに前記磁束を反転させて、前記1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流が収まるように前記励磁コイルを励磁するコイル励磁制御手段を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  2. 流体が定量ポンプから間欠的な脈流となって流される計測流路内に1対の検知電極を対向配置し、前記計測流路内の流体に励磁コイルが付与する磁束の向きを交互に反転して前記磁束の向きが同じ状態で継続した1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流を収め、流量演算部が前記1対の検知電極間に生じた電位差の時間積分値に基づいて前記流体の流量を計測する電磁流量計において、
    前記1対の検知電極間に生じた電位差が予め定められた閾値を越えたか否かを判定し、前記電位差が前記閾値を越えた閾値クロスタイミングから予め定められた継続励磁期間の経過前迄は前記励磁コイルの励磁を同じ状態で継続し、前記継続励磁期間の経過後、予め定められた停止期間の経過前迄は前記励磁コイルの励磁を停止し、前記停止期間の経過後に前記励磁コイルを逆向きに励磁して前記磁束を反転させ、前記1パルス励磁期間毎に1つずつの脈流が収まるように前記励磁コイルを励磁するコイル励磁制御手段を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  3. 前記流量演算部は、前記閾値クロスタイミングに対して予め定められた遡及期間だけ遡ったスタートタイミングから、前記閾値クロスタイミングに対して予め定められた事後期間経過後のエンドタイミングまでの実演算期間の電位差の時間積分値に基づいて前記流体の流量を計測するように構成され、
    前記遡及期間以上に長い所定期間分だけ過去最新の前記電位差のデータを更新して記憶し、前記スタートタイミングから前記閾値クロスタイミングまでの電位差のデータを前記流量演算部に付与する更新記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁流量計。
  4. 前記コイル励磁制御手段が前記励磁コイルに通電する電流値を変更する電流切替タイミングに対して、前記スタートタイミング及び前記エンドタイミングをずらしたことを特徴とする請求項3に記載の電磁流量計。
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