JP2012021526A - タービン回転ブレード及びロータホイール用のダブテールコネクタ - Google Patents

タービン回転ブレード及びロータホイール用のダブテールコネクタ Download PDF

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ディミトリー・ヴィクトロヴィッチ・クリクノフ
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アミール・ミュジェジノヴィック
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Abstract

【課題】タービン機械におけるタービン回転ブレード及びロータホイール用のダブテールの応力集中及び応力腐食割れを低減すること。
【解決手段】ターボ機械においてブレード120とロータホイール118とを接続するための、接線方向挿入式、直線軸方向挿入式、又は曲面状軸方向挿入式のダブテールのような旋回ダブテール接続が開示される。ダブテール接触面145の修正形状は、ブレードとロータホイールとの間に旋回ダブテール接続をもたらし、ブレードとホイールとの間の構造的接続を維持しながらホイールに対してブレードの限定的な運動を可能にする。旋回ダブテール接続は、接触面が共通の実質的にトロイダル円弧、軸方向に延びる実質的に円筒形円弧、又は実質的に円錐台円弧に沿って位置するように、ロータホイールとブレードとの間に凹面状又は凸面状のダブテール接触面を提供することにより達成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、全体的に、タービン機械に関し、より詳細には、タービン回転ブレードをタービンロータホイールに取り付けるための旋回ダブテール組立体に関する。
一般に、低圧タービンの後段におけるタービン回転ブレード及び蒸気タービンロータホイールは通常、より長く且つ重量のある後段ブレードの回転により加わる大きな遠心荷重に起因して運転中に高応力を受ける。詳細には、ブレードに応力を加えるロータホイールの高回転速度に起因して、大きな遠心荷重がブレードに加わる。これらの荷重は、ブレードをロータホイールに取り付ける接続ダブテールにおいて高い平均応力及び局所応力を誘起する。これらの応力は、蒸気タービンの蒸気流路からの湿分と共に、応力腐食割れを引き起こす。高い平均応力及び局所応力集中は共に、タービンロータホイール及びブレードダブテールの疲労寿命の低下及び応力腐食をもたらす可能性がある。より長いブレードへの需要が特に高まっていることに起因して、大きな遠心荷重下でのダブテールの応力集中及び応力腐食割れの低減は蒸気タービン製造業者にとって設計上の課題である。
ターボ機械においてブレードとロータホイールとを接続するための、接線方向挿入式、直線軸方向挿入式、又は曲面状軸方向挿入式のダブテールのような旋回ダブテール接続が開示される。ダブテール接触面の修正形状は、ブレードとロータホイールとの間に旋回ダブテール接続をもたらし、ブレードとホイールとの間の構造的接続を維持しながらホイールに対してブレードの限定的な運動を可能にする。この限定的な動きは、ロータブレードの振動の何らかの固有モードを抑制し、従って、ブレード性能を向上させることになる。旋回ダブテール接続は、接触面が共通の実質的にトロイダル円弧、軸方向に延びる実質的に円筒形円弧、又は実質的に円錐台円弧に沿って位置するように、ロータホイールとブレードとの間に凹面状又は凸面状のダブテール接触面を提供することにより達成される。
本発明の第1の態様は、ターボ機械においてブレードとロータホイールとを接続するための接線方向挿入式ダブテール組立体を提供し、該組立体が、ダブテール及びダブテールスロットのうちの一方を含むロータホイールと、ダブテール及びダブテールスロットのうちの他方を含むブレードと、を備え、ダブテールは、ブレードをロータホイールに固定するため、接線方向でダブテールスロット内に挿入されてダブテールスロットに嵌合可能に係合するよう構成され、該ダブテールが嵌合可能に係合されたときにダブテールスロットに接触するダブテール接触面のペアを含み、ダブテールスロットが嵌合可能に係合されたときにダブテール接触面に接触する対応するダブテールスロット接触面のペアを含み、ダブテール接触面のペア及びダブテールスロット接触面のペアが共通の実質的にトロイダル円弧の一部に沿って位置する。
本発明の第2の態様は、ターボ機械においてブレードとロータホイールとを接続するための直線軸方向挿入式ダブテール組立体を提供し、該組立体が、ダブテール及びダブテールスロットのうちの一方を含むロータホイールと、ダブテール及びダブテールスロットのうちの他方を含むブレードと、を備え、ダブテールは、ブレードをロータホイールに固定するため、軸方向で挿入されてダブテールスロットに嵌合可能に係合するよう構成され、該ダブテールが嵌合可能に係合されたときにダブテールスロットに接触するダブテール接触面のペアを含み、ダブテールスロットが嵌合可能に係合されたときにダブテール接触面に接触する対応するダブテールスロット接触面のペアを含み、ダブテール接触面のペア及びダブテールスロット接触面のペアが共通の軸方向に延びる実質的に円筒形の円弧の一部に沿って位置する。
本発明の第3の態様は、ターボ機械においてブレードとロータホイールとを接続するための曲面状軸方向挿入式ダブテール組立体を提供し、該組立体が、ダブテール及びダブテールスロットのうちの一方を含むロータホイールと、ダブテール及びダブテールスロットのうちの他方を含むブレードと、を備え、ダブテールは、ブレードをロータホイールに固定するため、曲面状軸方向で挿入されてダブテールスロットに嵌合可能に係合するよう構成され、該ダブテールが嵌合可能に係合されたときにダブテールスロットに接触する少なくとも1つのダブテール接触面を含み、ダブテールスロットが嵌合可能に係合されたときに少なくとも1つのダブテール接触面に接触する対応する少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含み、少なくとも1つのダブテール接触面及び少なくとも1つのダブテールスロット接触面が共通の実質的に円錐台の円弧の一部に沿って位置する。
本発明のこれら及び他の特徴は、本発明の種々の実施形態を示した添付図面を参照しながら、本発明の種々の態様に関する以下の詳細な説明から容易に理解されるであろう。
本発明の図面は縮尺通りではない点に留意されたい。当該図面は、本発明の典型的な態様のみを描くことを意図しており、従って、本発明の範囲を限定するものとみなすべきではない。図面では、同じ参照符号は、複数の図面にわたり同じ要素を示している。
蒸気タービン部分切欠き斜視図。 当該技術分野で公知の蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の接線方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 当該技術分野で公知の蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の接線方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の修正接線方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の修正接線方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 図4及び5に示す修正接線方向挿入式ダブテール接続の断面図。 当該技術分野で公知の蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の接線方向挿入式T形ダブテール接続の斜視図。 当該技術分野で公知の蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の接線方向挿入式T形ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正接線方向挿入式T形ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正接線方向挿入式T形ダブテール接続の斜視図。 図9及び10に示す修正接線方向挿入式ダブテール接続の断面図。 当該技術分野で公知の蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の直線軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 当該技術分野で公知の蒸気タービン回転ブレードとホイールとの間の直線軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正直線軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正直線軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正曲面状軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正曲面状軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。 本発明の一実施形態による、修正曲面状軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図。
本発明の少なくとも一実施形態について、蒸気タービンの形態のターボ機械に関連した応用及びその作動を参照しながら以下で説明される。更に、本発明の少なくとも一実施形態は、公称サイズを参照し且つ公称寸法のセットを含めて以下で説明される。しかしながら、本発明の実施形態が、ガスタービンなどのあらゆる好適なタービン及び/又はエンジンにも同様に適用可能であることは、当技術分野に精通し且つ本明細書における教示により示される当業者には明らかな筈である。更に、当技術分野に精通し且つ本明細書における教示により示される当業者には、本発明の実施形態が様々なスケールの公称サイズ及び/又は公称寸法に同様に適用可能であることを理解されたい。
図面を参照すると、図1は、蒸気タービン10の部分切欠き斜視図を示している。蒸気タービン10は、シャフト14及び複数の軸方向に間隔を置いて配置されたロータホイール18を備えたロータ12を含む。複数の回転ブレード20が、各ロータホイール18に対して機械的に結合される。より具体的には、ブレード20は、各ロータホイール18の円周方向周りで延びる列の形で配列される。複数の固定ベーン22が、シャフト14の円周方向周りで延び且つブレード20の隣接する列の間に軸方向に位置付けられる。固定ベーン22は、ブレード20と協働してタービン段を形成し、タービン10を通る蒸気流路の一部分を定める。
作動中、蒸気24は、タービン10の入口26に流入し、固定タービン22を通って送られる。ベーン22は、下流方向にブレード20に対して蒸気24を配向する。蒸気24は、残りの段を通って流れ、ブレード20に力を加えシャフト14を回転させる。タービン10の少なくとも一端部は、ロータ12から離れるように軸方向に延びることができ、限定ではないが、発電機及び/又は他のタービンのような負荷又は機械(図示せず)に取り付けることができる。従って、大型の蒸気タービンユニットは、実際には、同一のシャフト14に同軸に全て結合された幾つかのタービンを含むことができる。このようなユニットは、例えば、中圧タービンに結合された高圧タービンを含むことができ、該中圧タービンは低圧タービンに結合される。
図1に示す本発明の一実施形態では、タービン10は、L0、L1、L2、L3及びL4として示す5つの段を含む。段L4は第1段であり、5つの段のうちで最小のもの(半径方向において)である。段L3は第2段であり、軸方向における次の段である。段L2は第3段であり、5つの段のうちの中央に位置したものとして示している。段L1は、第4段であり、最後から2番目の段である。段L0は最終段であり、最大のもの(半径方向において)である。これら5つの段は、単に1つの実施例として示しており、低圧タービンは、5つよりも多いか又は少ない段を有することができる点を理解されたい。
蒸気タービン10(図1)においてホイール18及びブレード20を接続する第1の既存の設計が図2及び3に示される。この第1の設計は、ブレード20が実質的に接線方向で接続部に挿入され、換言すると、ブレード20がホイール18の外周に沿ってホイール18上を滑動するので、接線方向挿入式ダブテール接続と呼ばれる。図2及び3は、回転ブレード20とホイール18との間のこの接線方向挿入式ダブテール接続の斜視図を示す。各ブレード20は、ダブテールスロット40、翼形部部分42、及びこれらの間を延びる根元セクション44で形成される。翼形部部分42は、根元セクション44から先端セクション46に半径方向外向きに延びる。1つの公知の実施形態において、ダブテールスロット40、翼形部部分42、根元セクション44、及び先端セクション46は全て、耐食性材料(例えば、GTD−450)又は優れた耐食性を有する高強度チタン合金材料(例えば、Ti−62222)から単体構成部品として作製される。ブレード20は、ダブテールスロット40を介してタービンロータホイール18に結合されて、ロータホイール18から半径方向外向きに延びる。ホイール18は、各ブレード20のダブテールスロット40と嵌合可能に係合された対応するダブテール突出部50を含む。ダブテールスロット40及びダブテール突出部50は、ホイール18をブレード20に固定する接線方向挿入式ダブテール接続を提供する。
ダブテール突出部50及びダブテールスロット40は各々、少なくとも1つの接触面45を含み、すなわち、ダブテール突出部50が少なくとも1つのダブテール突出接触面を含み、且つダブテールスロット40が少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含む。接触面45は、ダブテールスロット40及びダブテール突出部50が嵌合可能に係合されたときにこれらの互いに接触する表面を指す。図2及び3で例示されるように、ダブテールスロット40及びダブテール突出部50の既存の幾何形状は、実質的に円筒形の接触面45を含む。換言すると、互いに接触するダブテール突出部50の表面及びダブテールスロット40の表面は、各々実質的に円筒形で、すなわち外側表面19と同心であり、従って、接触面45は実質的に円筒形であり、すなわちホイール18の外側表面19と同心である。透明面47が接触面45の形状を例示するために図3に示されている。図3で分かるように、接触面45は凹面状又は凸面状ではないので、接触面45は長手方向に円筒形であり、すなわち、円筒形接触面45の軸線は、タービン10(図1)の回転軸と位置することになる。
図4及び5を参照すると、本発明の第1の実施形態による、回転ブレード120とロータホイール118との間の接線方向挿入式ダブテール接続の斜視図が示される。図2及び3に示すブレード20及びホイール18と同様に、各ブレード120は、ダブテールスロット140、翼形部部分142、及びこれらの間を延びる根元セクション144を有して形成される。ブレード120は、ダブテールスロット140を介してタービンロータホイール118に結合され、ロータホイール118から半径方向外向きに延びる。ホイール118は、ブレード120をロータホイール118に固定するため各ブレード120のダブテールスロット140と嵌合可能に係合した対応するダブテール突出部150を含む。ダブテール突出部150及びダブテールスロット140は各々、少なくとも1つの接触面145を含み、すなわち、ダブテール突出部150が少なくとも1つのダブテール突出接触面を含み、且つダブテールスロット140が少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含む。接触面145は、ダブテールスロット140及びダブテール突出部150が嵌合可能に係合されたときにこれらの互いに接触する表面を指す。ダブテールスロット140及びダブテール突出部150は、ホイール118をブレード120に固定する接線方向挿入式ダブテール接続を提供する。
図4及び5に示すように、本発明の第1の実施形態によれば、ホイール118及びブレード120の幾何形状、及び具体的にはダブテールスロット140及びダブテール突出部150の幾何形状は、ブレード120とホイール118との間の変更された接触面145を生成するよう既存の設計から修正される。これらの変更接触面はまた、ホイール118とブレード120との間のダブテール接続の断面図を示した図6に示されている。図6に示すように、接触面145の角度は、接触面145が部分的にトロイダル状であり、各々がタービン10のロータ軸線と一致する第1のトーラス軸A1と、ダブテール150の上方のダブテール対称平面上に位置する第2のトーラス軸A2(図6のA2を参照、ここで軸線A2は図の平面に対して垂直であり、すなわちページの内外に延びる)とを有するように修正される。換言すると、互いに接触するダブテール突出部150及びダブテールスロット140の表面は各々、ホイール118の外側表面119に対して平面又は平坦ではなく凹面状又は凸面状の何れかで曲面状になるように変更されている。例えば、第1の接触面145が凸面状であった場合、第1の接触面145に接触した第2の接触面145は、凹面状となる。従って、接触面145は、共通の実質的にトロイダル円弧の一部に沿って位置する表面の少なくとも1つの凹面状/凸面状ペアを含む。ダブテール突出部150の接触面145は凹面状とすることができ、ダブテールスロット140の接触面145は凸面状(図5に示すように)とすることができ、或いはその逆であってもよい。ブレード120は各々、ホイール118に対して「旋回」すなわち軸方向の限定的な移動を行うことが許容されるので、接触面145のこの凹面状/凸面状ペアは、ホイール118とブレード120との間の旋回接続をもたらす。
接触面145の凹面状/凸面状の特性により、部分的にトロイダルの接触面145が得られる。図5は、透明面147としての接触面145の部分的トロイダル特性を示している。既存の接線方向挿入式ダブテール接続の図2及び3に示す面47と面147を比較すると、図4から6に示す修正接線方向挿入式ダブテール接続は、ホイール118とブレード120との間に円筒形ではなく実質的にトロイダル状の接触面145を提供している。
トロイダル状の接触面145をもたらすホイール118及びブレード120の修正幾何形状により生成される、図4〜6に示す旋回接続の実施形態の一部の実施に際して実現できる利点は、ホイール118に対して軸方向のブレード120の幾らかの限定的な運動が可能になることである。この旋回接続により許容される限定的な運動は、図6の矢印Sで示され、バケットの動的な自己調整及び自己平衡を可能にし、すなわちブレード120の振動の幾らかの軸方向固有モードを抑制する。このタービン段の動的特性の調整により、最適なタービンブレード設計を得ることができる。
図4から6は、3つのフック設計、すなわち、ホイール118とブレード120との間に6つの接触面145を生成する、3つのネック部及び3つのショルダ部を備えたダブテールスロット140及びダブテール突出部150を示しているが、3つよりも多いか又は少ないフックを用いた設計を使用してもよい点は理解される。また、異なる形状のダブテール突出部及びダブテールスロットを用いることができる(例えば、本明細書で検討され、図7及び8に示されるT形設計)点は理解される。
また、ホイール118はダブテール突出部150を有するように示され、ブレード120はダブテールスロット140を備えて示されているが、反対の構成も本明細書では開示される点は理解される。換言すると、各ブレード120は、雄ダブテール突出部150を含むことができ、ホイール118は、雌ダブテールスロット140を有して、ブレード120のダブテール突出部150と嵌合可能に係合することができる。雄ダブテールを有するブレードと、雌ダブテールスロットを有するホイールとを備えたこの種の構成が図9〜11に示される(但し、ダブテールの形状は異なる)。
蒸気タービン10(図1)においてホイール218及びブレード220を接続する既存の代替設計が図7及び8に示される。この既存の代替設計は、接線方向挿入式T形ダブテール接続と呼ばれる。この設計は、接線方向挿入式ダブテール接続と類似しているが、異なる形状のダブテールを含む。図7及び8は、回転ブレード220とホイール218との間のこの接線方向挿入式T形ダブテール接続の斜視図を示す。ブレード220は、ほぼT形の雄ダブテール突出部250を有し、該雄ダブテール突出部250は、ホイール218においてほぼT形の雌ダブテールスロット240と嵌合可能に係合するよう構成される。ダブテール突出部250及びダブテールスロット240は各々、少なくとも1つの接触面235を含み、すなわち、ダブテール突出部250が少なくとも1つのダブテール突出接触面を含み、ダブテールスロット240が少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含む。接触面245は、ダブテールスロット240及びダブテール突出部250が嵌合可能に係合されたときにこれらの互いに接触する表面を指す。図7及び8に示すように、接触面245は、実質的に円筒形であり凹面状又は凸面状ではなく、従って、図8において透明面247により示されるように長手方向に円筒形である。換言すると、円筒形接触面245の軸線は、タービン10(図1)のロータ軸線と一致することになり、ホイール218の外側表面219と同心である。
図9及び10を参照すると、本発明の第2の実施形態による、回転ブレード320とロータホイール318との間の接線方向挿入式T形ダブテール接続の斜視図が示される。図7及び8に示すブレード220及びホイール218と同様に、ブレード320は、ダブテール突出部350を介してタービンロータホイール318に結合され、ほぼT形でロータホイール318から半径方向外向きに延びる。ホイール318は、ほぼT形の対応するダブテールスロット340を含み、該ダブテールスロット340は、ブレード320をロータホイール318に固定するため各ブレード320のダブテール突出部350と嵌合可能に係合する。ダブテール突出部350及びダブテールスロット340は各々、少なくとも1つの接触面345を含み、すなわち、ダブテール突出部350が少なくとも1つのダブテール突出接触面を含み、ダブテールスロット340が少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含む。接触面345は、ダブテールスロット340及びダブテール突出部350が嵌合可能に係合されたときにこれらの互いに接触する表面を指す。ダブテールスロット340及びダブテール突出部350は、ホイール318をブレード320に固定するための接線方向挿入式T形ダブテール接続を提供する。
図9及び10に示すように、本発明の第2の実施形態によれば、ホイール318及びブレード320の幾何形状、及び具体的にはダブテールスロット340及びダブテール突出部350の幾何形状は、ブレード320とホイール318との間の変更された接触面345を生成するよう既存の設計から修正される。これらの変更接触面はまた、ホイール318とブレード320との間のダブテール接続の断面図を示した図11に示されている。図11に示すように、接触面345の角度は、接触面345が部分的にトロイダル状であり、各々がタービン10のロータ軸線と一致する第1のトーラス軸A1と、ダブテール350の上方のダブテール対称平面上に位置する第2のトーラス軸A2(図11のA2を参照、ここで軸線A2は図の平面に対して垂直であり、すなわちページの内外に延びる)とを有するように修正される。換言すると、互いに接触するダブテール突出部350及びダブテールスロット340の表面は各々、ホイール318の外側表面319に対して平坦ではなく凹面状又は凸面状の何れかで曲面状になるように変更されている。例えば、第1の接触面345が凸面状であった場合、第1の接触面345に接触した第2の接触面345は凹面状となる。従って、接触面345は、共通の実質的にトロイダル円弧の一部に沿って位置する表面の少なくとも1つの凹面状/凸面状ペアを含む。ダブテール突出部350の接触面345は凹面状とすることができ、ダブテールスロット340の接触面345は凸面状(図10に示すように)とすることができ、或いはその逆であってもよい。ブレード320は各々、ホイール318に対して「旋回」すなわち軸方向の限定的な移動を行うことが許容されるので、接触面345のこの凹面状/凸面状ペアは、ホイール318とブレード320との間の旋回接続をもたらす。
図10は、透明面347としての接触面345の部分的トロイダル特性を示している。既存の接線方向挿入式ダブテール接続の図8に示す面247と面347を比較すると、図9から11に示す修正接線方向挿入式T形ダブテール接続は、ホイール318とブレード320との間に部分的にトロイダル状の接触面345を提供している。
部分的にトロイダル状の接触面345をもたらすホイール318及びブレード320の修正幾何形状により生成される、図9〜11に示す旋回接続の実施形態の一部の実施に際して実現できる利点は、ホイール318に対して軸方向のブレード320の幾らかの限定的な運動が可能になることである。この旋回接続により許容される限定的な運動は、図11の矢印Sで示され、バケットの動的な自己調整及び自己平衡を可能にし、すなわちブレード320の振動の幾らかの軸方向固有モードを抑制する。このタービン段の動的特性の調整により、最適なタービンブレード設計を得ることができる。
図9〜11は、雄ダブテール突出部328を有するブレード320と、雌ダブテールスロット340を備えたホイール318とを示しているが、反対の構成も本明細書では開示される点は理解される。換言すると、各ブレード320は、雄ダブテールスロット340を含むことができ、ホイール318は、雄ダブテール突出部350を有して、ブレード320のダブテールスロット340と嵌合可能に係合することができる。
蒸気タービン10(図1)においてホイール418及びブレード420を接続する既存の別の代替設計が図12及び13に示される。この代替設計は、ブレード420が軸方向で接続部に挿入され、換言すると、ブレード420がホイール418に対して実質的に垂直な方向(例えば、垂直方向からおよそ±15度の範囲内)でホイール418上を滑動するので、直線軸方向挿入式ダブテール接続と呼ばれる。本明細書で検討した他のダブテール接続と同様に、直線軸方向挿入式ダブテール接続は、ダブテールを用いることによりロータホイール418に接続される回転ブレード420を含む。図12及び13は、回転ブレード420とホイール418との間の直線軸方向ダブテール接続の斜視図を示す。各ブレード420は、ホイール418において対応する雌ダブテールスロット440と嵌合可能に係合する雄ダブテール突出部450と共に形成される。図12に示すように、ロータホイール418は、複数の円周方向に間隔を置いて配置され(軸方向に整列された)ダブテールスロット440を含む。詳細には、ホイールダブテールスロット440は、ロータホイール418の半径方向外周の周りで円周方向に間隔を置いて配置され、ブレードダブテール突出部450を受けるような形状及びサイズにされる。
ダブテール突出部450及びダブテールスロット440は各々、少なくとも1つの接触面445を含み、すなわちダブテール突出部450が少なくとも1つのダブテール突出接触面を含み、且つダブテールスロット440が少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含む。接触面445は、ダブテールスロット440及びダブテール突出部450が嵌合可能に係合されたときにこれらの互いに接触する表面を指す。図12及び13で示されるように、接触面445は、透明面447により例示されるように、ホイール418の外側表面419に対して平坦又は平面であり曲面状ではない。
図14及び15を参照すると、本発明の第3の実施形態による、回転ブレード520とロータホイール518との間の直線軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図が示される。図12及び13に示すブレード420及びホイール418と同様に、ブレード520は、ダブテール突出部550を介してタービンロータホイール518に結合され、ロータホイール518から半径方向外向きに延びる。ホイール518は、円周方向に整列した対応する複数のダブテールスロット540を含み、該ダブテールスロット540は、各ブレード520のダブテール突出部550と嵌合可能に係合する。ダブテール突出部550及びダブテールスロット540は各々、少なくとも1つの接触面545を含み、すなわち、ダブテール突出部550が少なくとも1つのダブテール突出接触面を含み、ダブテールスロット540が少なくとも1つのダブテールスロット接触面を含む。接触面545は、ダブテールスロット540及びダブテール突出部550が嵌合可能に係合されたときにこれらの互いに接触する表面を指す。ダブテールスロット540及びダブテール突出部550は、ホイール518をブレード520に固定するための接線方向挿入式ダブテール接続を提供する。
図14及び15に示すように、本発明の第3の実施形態によれば、ホイール518及びブレード520の幾何形状、及び具体的にはダブテールスロット540及びダブテール突出部550の幾何形状は、ブレード320とホイール318との間の変更された接触面
545を生成するよう既存の設計とは異なることができる。図15は、ホイール518とブレード520との間の直線軸方向挿入式ダブテール接続の断面図を示す。図15に示すように、接触面545の角度は、接触面545が、ダブテール接続の下方に位置付けられてダブテールスロット540に沿って配向された軸線A2の周りで軸方向に延びて且つ実質的に円筒形であるように修正される。換言すると、互いに接触するダブテール突出部550及びダブテールスロット540の表面は各々、ホイール518の外側表面519に対して平坦ではなく凹面状又は凸面状の何れかであるように変更されている。例えば、第1の接触面545が凸面状であった場合、第1の接触面545に接触した第2の接触面545は、凹面状となる。従って、接触面545は、共通の実質的に軸方向に円筒形円弧(例えば、図15に示すような半径R1、R2、又はR3を有する円筒形円弧)の一部に沿って位置する表面の少なくとも1つの曲面状の、すなわち凹面状/凸面状のペアを含む。
ダブテール突出部550の接触面545は、外側表面519に対して凸面状とすることができ、ダブテールスロット540の接触面545は、凹面状(図15に示すように)とすることができ、或いはその逆であってもよい。ブレード520は各々、ホイール518に対して「旋回」すなわち軸方向の限定的な移動を行うことが許容されるので、接触面545のこの凹面状/凸面状ペアは、ホイール518とブレード520との間の旋回接続をもたらす。
図14は、透明面547としての接触面545の部分的軸方向円筒形特性を示している。既存の直線軸方向挿入式ダブテール接続の図13に示す面447と面547を比較すると、図14から15に示す修正直線軸方向挿入式ダブテール接続は、ホイール518とブレード520との間に円筒形の平坦でない接触面545を提供している。
部分的に円筒形接触面545をもたらすホイール518及びブレード520の修正幾何形状により生成される、図14〜15に示す旋回接続の実施形態の一部の実施に際して実現できる利点は、ホイール518に対して軸方向のブレード520の幾らかの限定的な運動が可能になることである。この旋回接続により許容される限定的な運動は、図15の矢印Sで示され、バケットの動的な自己調整及び自己平衡を可能にし、すなわちブレード520の振動の幾らかの軸方向固有モードを抑制する。このタービン段の動的特性の調整により、最適なタービンブレード設計を得ることができる。
図14及び15は、雄ダブテール突出部550を有するブレード520を示し、ホイール518が雌ダブテールスロット540を備えて示されているが、反対の構成も本明細書で開示される点は理解される。換言すると、各ブレード520は、雌ダブテールスロット540を含むことができ、ホイール518は、雄ダブテール突出部550を有して、ブレード520のダブテールスロット540と嵌合可能に係合することができる。加えて、図14及び15に示す直線軸方向挿入式ダブテール接続は、タービンロータホイール518と係合するよう構成された8つの接触面を有する4フック設計を含むが、この直線軸方向挿入式ダブテールは、4つよりも多い又は少ないフックを有することができ、或いは、異なる形状のダブテール突出部/ダブテールスロットを有することができる点は、当業者であれば理解されるであろう。
図16及び17を参照すると、本発明の第4の実施形態による、回転ブレード620とロータホイール618との間の代替の軸方向挿入式ダブテール接続の斜視図が示される。ホイール618及びブレード620は、図14及び15に示す実施形態と類似しているが、本実施形態は、図16で最もよく示されるように、ブレード620が曲面上でホイール618に軸方向に挿入されるので、曲面軸方向挿入式ダブテールと呼ばれる。換言すると、ホイール618のダブテールスロット640は、軸方向に曲面状の表面を有し、すなわち、ダブテールスロット640は、中間ではなく末端部にてホイール618内により深く突出し、ブレード620は、対応する軸方向曲面状のダブテール突出部650を有し、すなわち、ダブテール突出部650は、中間ではなく末端部でより長くなっており、ダブテールスロット640の曲面幾何形状に対応するようにする。本明細書で検討した他の実施形態と同様に、ダブテール突出部650は各々、嵌合可能に係合されたときに対応するダブテールスロット640と接触する少なくとも1つのダブテール接触面645を含む。加えて、ダブテールスロット640は各々、嵌合可能に係合されたときにダブテール接触面645に接触する少なくとも1つの対応するダブテール接触面645を含む。
図16〜18で示すように、ホイール618とブレード620との間の接触面645は、円錐台であるように変更されており、すなわち、接触面645及び対応するダブテールスロット接触面645は、共通の実質的に円錐台円弧の一部に沿って位置する。図18に示すように、ダブテール組立体の一方側の接触面645は、共通の実質的に円錐台円弧の一部に沿って位置することができ、ダブテール組立体の他方側の接触面645は、対向する実質的に円錐台円弧の一部に沿って位置することができる。このようにして、ダブテール組立体の両側の接触面645のペアは、対向する実質的に円錐台円弧の一部に沿って位置する。
円錐台接触面645の軸線は、図18に示すように、バケット軸線BA上の点を通るダブテール対称面に垂直なダブテール突出部650よりも下方に位置する。接触面645の円錐台特性は、透明面647により図18において最もよく示される。図18に示すように、ダブテール突出部650は、該ダブテール突出部650の下方に位置付けられるコーン軸線CAの周りのダブテールの断面を回転させることにより生成される。断面を回転させることにより、円錐台形状を有する接触面645が生成され、これにより矢印Sで示されるように、コーン軸線CAの周りでホイール618に対してブレード620の限定的な軸方向回転が可能になる。対照的に、図12及び13で示すものなどの従来技術のダブテール突出部450は、直線方向に沿って断面を押し出すことにより生成される。この押し出し(図16〜18に示す本発明の実施形態を提供するよう行われた回転とは対照的に)は、平坦な接触面445を生成し、ホイール418に対してブレード420の軸方向回転を可能にしない。
更に、ダブテール組立体の例示的な実施形態は、蒸気タービンのダブテール組立体を参照しながら説明してきたが、本発明は、本明細書で説明された特定の実施形態に限定されず、むしろ、他の用途内で独立して別個に利用することができる点は、当業者であれば理解されるであろう。例えば、本明細書で説明されるダブテール組立体はまた、他の工業プラント又は構成要素設計及び/又は監視システム及び方法と組み合わせて作製及び/又は使用することができ、一般的には発電プラント、或いは本明細書で説明されたように具体的には蒸気タービンエンジンでの実施にのみ限定されない。むしろ、本発明の態様は、他の構成要素又はプラント設計及び/又はシステムと関連して実施及び利用することができる。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。本明細書で使用される単数形態は、前後関係から明らかに別の意味を示さない限り複数形態も含む。更に、本明細書内で使用する場合に、用語「備える」及び/又は「備えている」という用語は、そこに述べた特徴部、完全体、ステップ、動作、要素及び/又は構成部品の存在を明示しているが、1つ又はそれ以上の他の特徴部、完全体、ステップ、動作、要素、構成部品及び/又はそれらの群の存在又は付加を排除するものではないことは理解されるであろう。
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、更に、あらゆる当業者があらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる包含の方法を実施することを含めて、本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
10 蒸気タービン
12 ロータ
14 シャフト
18,118,218,318,418,518,618 ロータホイール
20,120,220,320,420,520,620 回転ブレード
22 固定ベーン
24 蒸気
26 入口
L4 第1の段
L3 第2の段
L2 第3の段
L1 第4の段
L0 最終段
42,142 翼形部部分
44,144 根元セクション
45,145,245,345,445,545,645 接触面
46 先端セクション
50,150,250,350,450,550,650 ダブテール突出部
47,247,347,447,547 透明面
A1 第1のトーラス軸
A2 第2のトーラス軸
219,419 外側表面
240,340,440,540,640 ダブテールスロット
R1,R2,R3 半径

Claims (10)

  1. ターボ機械においてブレード(120、320)とロータホイール(118、318)とを接続するための接線方向挿入式ダブテール(150、350)組立体であって、当該組立体が、
    ダブテール(150、350)及びダブテールスロット(140、340)のうちの一方を含むロータホイール(118、318)と、
    前記ダブテール(150、350)及び前記ダブテールスロット(140、340)のうちの他方を含むブレード(120、320)と
    を備えており、前記ダブテール(150、350)が、前記ブレード(120、320)を前記ロータホイール(118、318)に固定するため、接線方向で前記ダブテールスロット(140、340)内に挿入されて前記ダブテールスロット(140、340)に嵌合可能に係合するよう構成され、前記ダブテール(150、350)が、嵌合可能に係合されたときに前記ダブテールスロット(140、340)に接触するダブテール接触面のペア(145、345)を含み、前記ダブテールスロット(140、340)が、嵌合可能に係合されたときに前記ダブテール接触面(145、345)に接触する対応するダブテールスロット接触面のペア(145、345)を含み、前記ダブテール接触面のペア(145、345)及び前記ダブテールスロット接触面のペア(145、345)が、共通の実質的にトロイダル円弧の一部に沿って位置する、接線方向挿入式ダブテール(150、350)組立体。
  2. 前記ダブテール接触面のペア(145、345)及び前記対応するダブテールスロット接触面のペア(145、345)が、前記ホイール(118、318)に対して前記ブレード(120、320)の限定的な軸方向運動を可能にする、請求項1記載の接線方向挿入式ダブテール組立体。
  3. 前記ダブテール(150、350)及び前記ダブテールスロット(140、340)がほぼT形である、請求項1記載の接線方向挿入式ダブテール組立体。
  4. 前記ダブテール(150、350)及び前記ダブテールスロット(140、340)の各々が複数のネック部及びショルダ部を含み、前記ダブテール接触面のペア(145、345)が複数のダブテール接触面のペア(145、345)を含み、前記ダブテールスロット接触面のペアが複数のダブテールスロット接触面のペア(145、345)を含む、請求項1記載の接線方向挿入式ダブテール組立体。
  5. 前記ダブテール接触面のペア(145、345)が、前記ホイール(118、318)の外側表面(119、319)に対して凹面状及び凸面状のうちの一方であり、前記ダブテールスロット接触面のペア(145、345)が、前記ホイール(118、318)の外側表面(119、319)に対して凹面状及び凸面状のうちの他方である、請求項1記載の接線方向挿入式ダブテール組立体。
  6. ターボ機械においてブレード(520)とロータホイール(518)とを接続するための直線軸方向挿入式ダブテール組立体であって、当該組立体が、
    ダブテール(550)及びダブテールスロット(540)のうちの一方を含むロータホイール(518)と、
    前記ダブテール(550)及び前記ダブテールスロット(540)のうちの他方を含むブレード(520)と
    を備えており、前記ダブテール(550)が、前記ブレード(520)を前記ロータホイール(518)に固定するため、軸方向で挿入されて前記ダブテールスロット(540)に嵌合可能に係合するよう構成され、前記ダブテール(550)が、嵌合可能に係合されたときに前記ダブテールスロット(540)に接触するダブテール接触面(545)のペアを含み、前記ダブテールスロット(540)が、嵌合可能に係合されたときに前記ダブテール接触面(545)に接触する対応するダブテールスロット接触面(545)のペアを含み、前記ダブテール接触面(545)のペア及び前記ダブテールスロット接触面(545)のペアが、共通の軸方向に延びる実質的に円筒形の円弧の一部に沿って位置する、直線軸方向挿入式ダブテール組立体。
  7. 前記接触面(545)が、前記ホイール(518)に対して前記ブレード(520)の限定的な軸方向運動を可能にする、請求項6記載の直線軸方向挿入式ダブテール組立体。
  8. 前記ダブテール接触面(545)のペアが、前記ホイール(518)の外側表面(519)に対して凹面状及び凸面状のうちの一方であり、前記ダブテールスロット接触面(545)のペアが、前記ホイール(518)の外側表面(519)に対して凹面状及び凸面状のうちの他方である、請求項6記載の直線軸方向挿入式ダブテール組立体。
  9. ターボ機械においてブレード(620)とロータホイール(618)とを接続するための曲面状軸方向挿入式ダブテール(650)組立体であって、当該組立体が、
    ダブテール(650)及びダブテールスロット(640)のうちの一方を含むロータホイール(618)と、
    前記ダブテール(650)及び前記ダブテールスロット(640)のうちの他方を含むブレード(620)と
    を備えており、前記ダブテール(650)が、前記ブレード(620)を前記ロータホイール(618)に固定するため、曲面状軸方向で挿入されて前記ダブテールスロット(640)に嵌合可能に係合するよう構成され、前記ダブテール(650)が、嵌合可能に係合されたときに前記ダブテールスロット(640)に接触する少なくとも1つのダブテール接触面(645)を含み、前記ダブテールスロット(640)が、嵌合可能に係合されたときに前記少なくとも1つのダブテール接触面(645)に接触する対応する少なくとも1つのダブテールスロット接触面(645)を含み、前記少なくとも1つのダブテール接触面(645)及び前記少なくとも1つのダブテールスロット接触面(645)が、共通の実質的に円錐台の円弧の一部に沿って位置する、曲面状軸方向挿入式ダブテール(650)組立体。
  10. 前記少なくとも1つのダブテール接触面(645)が、前記ダブテール(650)組立体の両側にダブテール接触面(645)のペアを含み、該ダブテール接触面(645)のペアが、対向する実質的に円錐台の円弧の一部に沿って位置し、前記対応する少なくとも1つのダブテールスロット接触面(645)が、前記ダブテール(650)組立体の両側にダブテールスロット接触面(645)のペアを含み、該ダブテールスロット接触面(645)のペアが、対向する実質的に円錐台の円弧の一部に沿って位置する、請求項9記載の曲面状軸方向挿入式ダブテール組立体。
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