JP2012018588A - ジョブ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟な構造を備えたジョブネットワークの設定情報に基づいて、各ジョブを必要なタイミングで実行可能とする。
【解決手段】最下位概念のジョブと、中位概念のネットと、最上位概念のフレームとの上下の対応関係と、各ジョブ及びネット間の先後の対応関係が規定された定義情報を登録しておくジョブ定義記憶部14と、ジョブを起動させて具体的な処理を実行するジョブ実行部24と、定義情報を参照して各ジョブの実行のタイミングを特定し、ジョブ実行部24にジョブの実行を指令するスケジュール管理部14とを備えたジョブ制御システム10。ジョブ定義記憶部14には、フレームとネットまたはジョブとの上下関係、ネットとジョブまたは他のネットとの上下関係、同一フレームまたは同一ネットに属するジョブ相互間の先後関係、同一フレームまたは同一ネットに属するネット相互間の先後関係、同一フレームまたは同一ネットに属するネット−ジョブ間の先後関係が規定されている。
【選択図】図2

Description

この発明はジョブ制御システムに係り、特に、多数のジョブの集合体であるジョブネットワークの定義情報に基づいて、各ジョブの実行を制御する技術に関する。
コンピュータに対して複雑な処理を効率的に実行させるために、一連の処理を「ジョブ」と称する比較的小さな実行単位に分けた上で、各ジョブ間の繋がりを定義することにより、全体の処理フローを設計することが行われている。
コンピュータシステムは、この複数のジョブに関する定義情報を参照することにより、最適なタイミングで必要なジョブを次々に起動させ、複雑な処理を確実に実行していくことが可能となる。
このようなジョブ間の連携を効率化するための制御技術も、以下の通り種々提案されている。
特開平8−95916 特開2000−347884 特開2002−157134
図7は、従来のジョブネットワークの構造を模式的に表したものであり、Frame層、NET層、JOB層からなる三層構造のジョブネットワークが描かれている。
具体的なジョブは最下層のJOB層に配置されており、各ジョブ間に先後関係が存在する場合には、実線の矢印によって表される。例えば、「JOB 03」は「JOB 04」及び「JOB 05」に先行するジョブとなる。
各ジョブは、上位のNET層に配置された何れかのネットに従属している。ここでネットとは、複数のジョブを包括した処理単位を表しており、各ネット間に先後関係が存在する場合には、実線の矢印によって表される。例えば、「NET 1」は「NET 2」及び「NET 3」に先行するネットとなる。
さらに各ネットは、上位のFrame層に配置された何れかのフレームに従属している。ここでフレームとは、複数のネットを包括した最上位かつ独立の処理単位を表しており、各フレーム間に先後の関係は存在しない。
図中の破線は、フレームとネット間の従属関係と、ネットとジョブ間の従属関係を表している。
このジョブネットワーク図に従えば、例えば「JOB 09」に関しては先後にジョブが配置されていないため、JOB層においては独立したジョブといえるが、「NET 1」に後続する「NET 3」に従属しているため、「NET 1」に従属する全ジョブ(「JOB 01」及び「JOB 02」)が完了した後に起動されるべきことが読み取れる。
図8は、このジョブネットワークの定義情報を例示するものであり、「FRAME ID」、「NET ID」、「JOB/NET区分」、「JOB ID」、「TIMER」、「先行JOB ID」のデータ項目を備えたレコードが複数登録されている。
各レコードは一つのネットまたはジョブに対応しており、「JOB/NET区分」に「1」が設定されている場合にはネットを、「2」が設定されている場合にはジョブを表している。
このように、ジョブネットワークをFrame層、NET層、JOB層の階層構造を備えたものとして観念することにより、設計者は複雑な処理体系を比較的容易に構築可能になるものとされてきた。
また実際に、全てのジョブ間の繋がりを同一次元内で表現するよりも、関連の深いジョブ同士を上位概念となるネットに包摂させ、必要に応じてネット間の繋がりとして表現した方が、処理の全体像が理解しやすくなることは間違いない。
しかしながら、上記のように従来のジョブネットワークはネットとジョブを階層で完全に区切ってしまっているため、視覚的な分かりやすさが増す反面、設計の柔軟性に欠けてしまい、設計者は思い通りのジョブネットワークを直感的に構築し難くなるという問題が生じていた。
例えば図9(a)に示すように、「NET 10」配下の全てのジョブ(JOB 50, 51, 52)が完了した時点で「JOB 53」及び「JOB 54」を起動させたい場合、本来であれば図示の通り「NET 10」を「JOB 53」及び「JOB 54」に直に結びつければ済む筈である。
ところが、従来の方式ではNET層にジョブを配置することができず、ネットとジョブとの間で直に先後関係を設定することもできないため、図9(b)に示すように、NET層に敢えて「NET 11」を設けて「NET 10」の後続処理と位置付けた上で、「NET 11」の配下に「JOB 53」と「JOB 54」をぶら下げる必要があった。
また、ネットを省略してフレームに直にジョブを従属させることや、ネットの配下に他のネットを配置することもできなかった。
この発明は、従来の上記問題を解決するために案出されたものであり、柔軟性を備えたジョブネットワークの設定情報に基づいて、各ジョブを必要なタイミングで確実に実行可能とする技術の提供を目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載したジョブ制御システムは、具体的な処理に対応した(=具体的なプログラムまたはプログラム群に対応した)最下位概念のジョブと、1または複数のジョブを少なくとも包摂する中位概念のネットと、上記ジョブ及びネットを包摂する最上位概念のフレームとの上下の対応関係(親子関係)と、各ジョブ及びネット間の実行の先後の対応関係が規定されたジョブネットワークの定義情報を登録しておくジョブ定義記憶手段と、ジョブを起動させて具体的な処理を実行するジョブ実行手段と、上記定義情報を参照して各ジョブの実行のタイミングを特定し、上記ジョブ実行手段に対してジョブの実行を指令するスケジュール管理手段とを備えたジョブ制御システムであって、上記定義情報には、ジョブが何れかのフレームに直属(直接従属)している場合には、当該フレームとジョブとの上下の対応関係、ジョブが何れかのネットに直属している場合には、当該ネットとジョブとの上下の対応関係、ネットが何れかのフレームに直属している場合には、当該フレームとネットとの上下の対応関係、ネットが他の何れかのネットに直属している場合には、当該ネット相互間の上下の対応関係、同一フレームまたは同一ネットに属するジョブ相互間の先後の対応関係、同一フレームまたは同一ネットに属するネット相互間の先後の対応関係、同一フレームまたは同一ネットに属するネットとジョブ間の先後の対応関係についての設定が含まれていることを特徴としている。
請求項2に記載したジョブ制御システムは、請求項1のシステムであって、さらに、上記ジョブ定義記憶手段にはネットまたはジョブの識別情報と、所属フレームの特定情報と、直属する上位のフレームまたはネットの特定情報と、先行するネットまたはジョブの特定情報を備えたレコードが、ネット及びジョブ毎に格納されていることを特徴としている。
請求項3に記載したジョブ制御システムは、請求項1のシステムであって、さらに、上記定義情報には異なるフレームまたはネットに属するジョブ間に介在し、両者間の先後の対応関係を形成するトリガ、異なるフレームまたはネットに属するネット間に介在し、両者間の先後の対応関係を形成するトリガ、異なるフレームまたはネットに属するネットとジョブとの間に介在し、両者間の先後の対応関係を形成するトリガ、の中の少なくとも一つのトリガについての設定が含まれていることを特徴としている。
請求項4に記載したジョブ制御システムは、請求項3のシステムであって、上記ジョブ定義記憶手段にはネット、ジョブまたはトリガの識別情報と、先行するネット、ジョブまたはトリガの特定情報を少なくとも備えたレコードが、ネット、ジョブ及びトリガ毎に格納されており、ネット及びジョブに関するレコードはさらに、所属フレームの特定情報、直属する上位のフレームまたはネットの特定情報を備えていることを特徴としている。
請求項5に記載したジョブ制御システムは、請求項2または4のシステムであって、さらに、ジョブに関するレコードは処理の開始時刻を指定する情報を備えており、上記スケジュール管理手段は、この処理の開示時刻を指定する情報に基づいて当該ジョブの実行のタイミングを特定することを特徴としている。
請求項6に記載したジョブ制御システムは、請求項2、4または5のシステムであって、さらに、ジョブに関するレコードは処理の実行日を指定する情報を備えており、上記スケジュール管理手段は、この処理の実行日を指定する情報に基づいて当該ジョブの実行のタイミングを特定することを特徴としている。
この発明に係るジョブ制御システムにあっては、ネットを間に介在させることなく、ジョブを最上位のフレームに直属させたり、ネットの下に他のネットをぶら下げたりすることや、ジョブとネット間で先後関係を形成することを許容する定義情報に基づいて、各ジョブの実行が制御される仕組みを備えているため、設計者は極めて直感的かつ柔軟にジョブネットワークを設計することが可能となる。
図1は、この発明に係るジョブ制御システム10の全体構成を示すブロック図であり、ジョブ定義設定部12と、ジョブ定義記憶部14と、スケジュール管理部16と、稼働状況記憶部18と、複数のジョブ実行部24と、業務用DB記憶部26を備えている。
上記のジョブ定義設定部12及びスケジュール管理部16は、コンピュータのCPUが、OS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。また、ジョブ定義記憶部14及び稼働状況記憶部18は、同コンピュータのハードディスク内に設けられている。
ジョブ定義設定部12には、設計端末20がネットワーク接続されている。また、スケジュール管理部16には、管理端末22がネットワーク接続されている。
上記の各ジョブ実行部24はAPサーバよりなり、様々な業務処理用のアプリケーションプログラムがそれぞれに搭載されている。ジョブ実行部24による実行結果は、業務用DB記憶部26内の各種テーブルに格納される。
ジョブ定義記憶部14内には、ジョブネットワークの定義情報が格納されている。
図2は、この定義情報に基づいて実現されるジョブネットワークの一例を模式的に表現したものであり、第1層〜第5層の階層構造を備えている。
このジョブネットワークの場合、最上位の第1層にはフレームのみが配置されているが、第2層以下の階層には、ネット及びジョブが混在している点に特徴がある。
また、ジョブネットワークの構成要素として、フレームやネット、ジョブ以外にも「トリガ」と称する構成要素が含まれている。ジョブネットワーク中の「TR 1」及び「TR 2」がこのトリガに該当するが、その詳細な属性や機能については後述する。
図3及び図4は、この定義情報の一例を示すものであり、「FRAME ID」、「NODE」、「上位ID」、「JOB/NET区分」、「JOB ID」、「TIMER」、「CALENDAR ID」、「先行JOB/NET区分」、「先行JOB ID」のデータ項目を備えたレコードが複数登録されている。
各レコードは一つのネット、ジョブ、またはトリガに対応しており、「FRAME ID」には所属フレームを特定する値が格納されている。
また、「NODE」に充填された数値がフレームからの距離を表しており、この数値+1が、当該構成要素の所属階層を表している。
「上位ID」には、当該構成要素が直接従属するフレームまたはネットを特定する情報が格納される。
ただし、トリガに限っては特定のフレームやネットに従属する存在ではないため、「FRAME ID」、「NODE」及び「上位ID」については空欄となされている。
「JOB/NET区分」のデータ項目には、当該構成要素の種別を表すコードが充填される。ここでは、当該構成要素がネットの場合に「1」が、ジョブの場合に「2」が、トリガの場合に「00」が充填されている。
「JOB ID」のデータ項目には、個々の構成要素の識別コードが、「NET 1(ネットの場合)」、「JOB 00(ジョブの場合)」、「TR 1(トリガの場合)」のように充填される。
「TIMER」のデータ項目には、必要に応じて各ジョブの起動時刻が設定される。
「CALENDAR ID」のデータ項目には、各ジョブの稼働日を指定する値が設定されている。例えば、「Dairy」の場合には毎日稼働し、「MON」の場合には月曜日のみ稼働することが規定されている。
このデータ項目に異なる値をセットすることにより、全く同じJOB IDを備えた複数のレコードを登録することができる。例えば、レコードNO.021、NO.022、NO.024は何れも「JOB ID」が「JOB 12」であるが、「CALENDAR ID」に「SAT」、「SUN」、「Dairy」の異なった値をセットすることにより、曜日による使い分けがなされている。
「先行JOB/NET区分」のデータ項目には、先行する構成要素の種類を示すコードが充填される。すなわち、当該構成要素に先行する構成要素がネットの場合には「1」が、ジョブの場合には「2」が、トリガの場合には「00」が充填される。
「先行JOB ID」のデータ項目には、先行する構成要素を特定するIDが充填される。
つぎに、図5のフローチャートに従い、スケジュール管理部16による処理手順を説明する。
まず、管理端末22からジョブ実行リクエストが送信されると、これを受けたスケジュール管理部16は(S10)、ジョブ定義記憶部14内の各レコードを参照して、最初に起動すべきジョブを特定する(S12)。
図2のジョブネットワークの場合、「NET 1」配下の「JOB01」が先行する構成要素を持たないため、最初に起動すべきジョブに該当する。
これに対し、「JOB00」は先行構成要素として「NET 1」を有しているため、「NET 1」に従属する全てのジョブの処理が完了するまで起動できないことになる。
同様に、「NET 2」及び「NET 3」は先行構成要素として「NET 1」を有しているため、「NET 1」に従属する全てのジョブの処理が完了するまで、それぞれの配下に属するジョブ(「JOB 03」、「JOB 06」等)を起動させることができない。
つぎにスケジュール管理部16は、各ジョブとジョブ実行部24との対応関係を定義したテーブル(図示省略)を参照し、「JOB 01」を担当すべきジョブ実行部24を特定した上で、当該ジョブ実行部24に対してジョブの実行を指令する(S14)。
これを受けたジョブ実行部24は、「JOB 01」に対応したプログラムを起動して必要な処理を実行し、その結果を業務用DB記憶部26内のテーブルに格納する。
つぎにジョブ実行部24は、処理完了通知をスケジュール管理部16に送信する。
この処理完了通知を受信したスケジュール管理部16は(S16)、これを稼働状況記憶部18に記録する(S18)。
つぎにスケジュール管理部16は、ジョブ定義記憶部14内の各レコードを参照して次に起動すべきジョブを特定し(S20)、S14〜S18の処理を実行する。
以後もスケジュール管理部16は、定義情報に規定された順番に従い、次々とジョブの実行を対応のジョブ実行部24に対して指令し、ジョブ実行部24から返ってきた処理完了通知を稼働状況記憶部18に格納する処理を、全てのジョブが完了するまで継続する(S20)。
また、ジョブ実行部24から何らかのエラー通知が送信された場合、スケジュール管理部16は稼働状況記憶部18に当該エラー通知を格納すると同時に、管理端末22にエラーメッセージを送信し、管理者に対して必要な障害対応を促す。
ジョブとジョブとの間の先後関係、ジョブとネットとの間の先後関係、ネットとネットとの間の先後関係は、同一ネットまたは同一フレームに直接従属する構成要素同士に限って成立するというのが原則であるが、トリガを間に介在させることにより、ネットやフレームの垣根を越えて構成要素間(ジョブ相互間、ネット相互間、ジョブ−ネット間)に先後関係を付与することが可能となる。
例えば、「NET 3」配下の「JOB 09」と「NET 4」配下の「JOB 10」は、所属ネットを異にしているため直接先後関係を形成することはできないが、間に「TR 1」を設けることにより、「JOB 09」と「JOB 10」との間に先後関係が形成されている。
この結果、「NET 4」の「JOB 10」は、「NET 3」の「JOB 09」の処理が完了するまで起動することができなくなる。
あるいは、「FRAME 1/NET 8」配下の「JOB 21」と、「FRAME 2/NET 9」配下の「JOB 22」は、所属フレーム及びネットを異にしているが、間に「TR 2」が設けられているため、両者間に先後関係が形成されている。
この結果、「FRAME 2/NET 9」の「JOB 22」は、「FRAME 1/NET 8」の「JOB 21」の処理が完了するまで起動することができない。
つぎに、ジョブネットワーク定義情報の登録方法について説明する。
まず、ジョブネットワークの設計者が設計端末20からジョブ定義設定部12にアクセスし、ジョブネットワークの定義情報の登録をリクエストすると、ジョブ定義設定部12から定義情報登録画面が送信される。
図6は、設計端末20のディスプレイに表示された定義情報登録画面50を示すものであり、ジョブネットワーク表示領域52と、部品格納領域54と、定義情報入力領域56とを備えている。
部品格納領域54には、フレーム部品58と、ネット部品59と、ジョブ部品60と、トリガ部品61が配置されている。
各部品は、ジョブネットワークの構成要素に対応しており、設計者がこの中から例えばジョブ部品60をドラッグ&ドロップによってジョブネットワーク表示領域52の任意の位置に移動させると、ジョブネットワーク64に新たなジョブが追加される。
この時点では単に「JOB」と表示されているだけであるため、設計者は当該ジョブ部品60をダブルクリックして編集可能状態となした後、「JOB 00」のようにジョブ名を打鍵入力する。
このジョブ部品60の右辺にマウスポインタを翳すと、実線状のリンク線65が現れる。そして、設計者がこのリンク線65の先端を右隣のジョブ部品60の左辺までドラッグさせると、両部品間がリンク線65によって結ばれる。このリンク線65は、構成要素間の先後関係を表している。
また、ネット部品59の下辺にマウスポインタを翳すと、破線状のリンク線66が現れる。そして、設計者がこのリンク線66の先端を下方に配置されたジョブ部品60の上辺までドラッグさせると、両部品間がリンク線66によって結ばれる。このリンク線66は、構成要素間の上下関係(従属関係)を表している。
一旦配置させた部品を削除する場合、設計者は当該部品を選択した状態で右クリックし、展開されたメニュー中から「削除」を選択する。
以上の操作を何度か繰り返し、必要な部品の配置とリンク線65及びリンク線66による関連付けを完了させた設計者は、登録ボタン68をクリックし、定義情報の登録を求める。
これに対しジョブ定義設定部12は、ジョブネットワーク表示領域52に配置された部品の種類、名称、各部品間のリンク関係(上下関係/先後関係)を反映させたレコードを自動生成し、ジョブ定義記憶部14に登録する。
ここで設計者が一覧表示ボタン69をクリックすると、ジョブ定義設定部12から定義情報の一覧画面が送信され、設計端末20のディスプレイに表示される。図示は省略したが、この一覧画面には、「FRAME ID」、「NODE」、「上位ID」、「JOB/NET区分」、「JOB ID」、「TIMER」、「CALENDAR ID」、「先行JOB/NET区分」、「先行JOB ID」のデータ項目を備えた複数のレコードが、リスト表示されている(図2及び図3参照)。
ここで設計者は、必要なレコードについて「TIMER」や「CALENDAR ID」の具体的な値をセットすることができる。
また、この段階で記述の不備を発見した場合、設計者は表示内容を直接修正することもできる。
レコードの追加ボタンをクリックすることにより、新たなレコードをその場で追加入力することもできる。
あるいは、特定のレコードを選択した状態で削除ボタンをクリックすることにより、不要な構成要素を除去することもできる。
このように、設計者が一覧画面上での訂正を行った後、ジョブネットワーク表示ボタンをクリックすると、図6の定義情報登録画面50が設定端末20のディスプレイに再表示される。
この際、画面中のジョブネットワーク64には、一覧画面上でなされた訂正が反映されている。
設計者は、定義情報入力領域56を介して定義情報を直接入力することもできる。
すなわち、設計者が定義情報入力領域56に設けられた「FRAME ID」、「NODE」、「上位ID」、「JOB/NET区分」、「JOB ID」、「TIMER」、「CALENDAR ID」、「先行JOB/NET区分」、「先行JOB ID」の各入力フィールド70に具体的な値を打鍵入力し、追加ボタン72をクリックすると、その定義情報を反映させた部品がジョブ定義設定部12によって生成され、ジョブネットワーク表示領域52の該当箇所に配置される。
この際、当該部品と「先行JOB ID」に入力された部品との間がリンク線65によって結ばれると共に、「上位ID」に入力された部品との間がリンク線66によって結ばれる。
このジョブ制御システム10の場合、ジョブネットワークの定義情報が従来のようにFrame層、NET層、JOB層の三層構造に限定されることなく、ネットの下にネットを従属させることにより、階層を無限に深化させることができる。
また、従来のように「同一階層に配置できるのは同種の構成要素のみ」という限定がなく、ジョブとネットを同一階層に混在させると共に、両者間に先後関係のリンクを張ることもできる。
さらに、構成要素としてのトリガを介在させることにより、ネットやフレーム、階層を越えてジョブ間、ネット間、ジョブ−ネット間に先後のリンク関係を設定することができる。
以上の結果、設計者は極めて柔軟かつ直感的にジョブネットワーク64を構築することが可能となる。
この発明に係るジョブ制御システムの全体構成を示すブロック図である。 この発明に係るジョブネットワークを示す模式図である。 この発明に係るジョブネットワークの定義情報を示す図である。 この発明に係るジョブネットワークの定義情報を示す図である。 スケジュール管理部による処理手順を示すフローチャートである。 定義情報登録画面を示す図である。 従来のジョブネットワークを示す模式図である。 従来のジョブネットワークの定義情報を示す図である。 従来のジョブネットワークの問題点を示す模式図である。
10 ジョブ制御システム
12 ジョブ定義設定部
14 ジョブ定義記憶部
16 スケジュール管理部
18 稼働状況記憶部
20 設計端末
22 管理端末
24 ジョブ実行部
26 業務用DB記憶部

Claims (6)

  1. 具体的な処理に対応した最下位概念のジョブと、1または複数のジョブを少なくとも包摂する中位概念のネットと、上記ジョブ及びネットを包摂する最上位概念のフレームとの上下の対応関係と、各ジョブ及びネット間の先後の対応関係が規定されたジョブネットワークの定義情報を登録しておくジョブ定義記憶手段と、
    ジョブを起動させて具体的な処理を実行するジョブ実行手段と、
    上記定義情報を参照して各ジョブの実行のタイミングを特定し、上記ジョブ実行手段に対してジョブの実行を指令するスケジュール管理手段とを備えたジョブ制御システムであって、
    上記定義情報には、ジョブが何れかのフレームに直属している場合には、当該フレームとジョブとの上下の対応関係、ジョブが何れかのネットに直属している場合には、当該ネットとジョブとの上下の対応関係、ネットが何れかのフレームに直属している場合には、当該フレームとネットとの上下の対応関係、ネットが他の何れかのネットに直属している場合には、当該ネット相互間の上下の対応関係、同一フレームまたは同一ネットに属するジョブ相互間の先後の対応関係、同一フレームまたは同一ネットに属するネット相互間の先後の対応関係、同一フレームまたは同一ネットに属するネットとジョブ間の先後の対応関係についての設定が含まれていることを特徴とするジョブ制御システム。
  2. 上記ジョブ定義記憶手段には、ネットまたはジョブの識別情報と、直属する上位のフレームまたはネットの特定情報と、先行するネットまたはジョブの特定情報を備えたレコードが、ネット及びジョブ毎に格納されていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ制御システム。
  3. 上記定義情報には、異なるフレームまたはネットに属するジョブ間に介在し、両者間の先後の対応関係を形成するトリガ、異なるフレームまたはネットに属するネット間に介在し、両者間の先後の対応関係を形成するトリガ、異なるフレームまたはネットに属するネットとジョブとの間に介在し、両者間の先後の対応関係を形成するトリガ、の中の少なくとも一つのトリガについての設定が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ制御システム。
  4. 上記ジョブ定義記憶手段には、ネット、ジョブまたはトリガの識別情報と、先行するネット、ジョブまたはトリガの特定情報を少なくとも備えたレコードが、ネット、ジョブ及びトリガ毎に格納されており、
    ネット及びジョブに関するレコードはさらに、直属する上位のフレームまたはネットの特定情報を備えていることを特徴とする請求項3に記載のジョブ制御システム。
  5. ジョブに関するレコードはさらに、処理の開始時刻を指定する情報を備えており、
    上記スケジュール管理手段は、この処理の開示時刻を指定する情報に基づいて当該ジョブの実行のタイミングを特定することを特徴とする請求項2または4に記載のジョブ制御システム。
  6. ジョブに関するレコードはさらに、処理の実行日を指定する情報を備えており、
    上記スケジュール管理手段は、この処理の実行日を指定する情報に基づいて当該ジョブの実行のタイミングを特定することを特徴とする請求項2、4または5に記載のジョブ制御システム。
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