JP2012016067A - 無線中継システムにおける無線基地局 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】BS1が、自局よりも下位のRS2からMS3に至る経路の無線リンクにおいて新規データを送信するための無線リソースの第1の割当情報を生成し、過去の送信データに対する受信結果の下位のRS2又はMS3からの受信を待たずに、第1の割当情報と新規データとを下位のRS2又はMS3へ送信する。
【選択図】図7
Description
しかしながら、このようなBSとMSとがP−MPで接続するサービス形態では、サービスエリアがBSのカバーエリア(セル)に制限され、セルエッジでは通信レートが低くなる。
しかしながら、BSがRSを介した通信区間の全リンクのスケジューリング情報を集中的に管理、生成することを前提とするシステムにおいては、前述のRSからHARQデータの再送を行なうためには、HARQデータに誤りが発生したリンクの情報をBSに通知し、BSは当該通知を受けてから、HARQデータの再送のためのスケジューリング情報を生成することになる。
BSは、DL/UL MAPと、RSとMSとの間の無線リンク(RS−MS間DL)についてのスケジューリング(SCH)情報とをRS宛に送信するとともに(ステップA101,A102)、HARQデータ#1を当該RS宛に送信する(ステップA103)。
RSは、BSから前記HARQデータ#1の再送のためのDL/UL MAPを受信して当該DL/UL MAPが示すDLバースト(スケジューリング情報)を受信すると、その受信スケジューリング情報を基にRS−MS間についてのDL/UL MAPを生成してMSに送信するとともに、HARQデータ#1を再送する(ステップA112,A113)。
BSは、DL/UL MAPと、MSからの送信データ(HARQデータ)#1をRSにて中継するための情報として、RSとMSとの間の無線リンクについてのスケジューリング(SCH)情報とをRS宛に送信する(ステップB121,B122)。
即ち、RSは、このようにBSから受信したスケジューリング情報を基にRS−MS間についてのDL/UL MAP(MSはHARQデータ#1をどのULバーストを用いて送信すべきかを示す情報)を生成してMS宛へ送信する(ステップB123)。
RSは、MSからHARQデータ#1を正常受信すれば、BSに対してHARQデータ#1の受信成功(ACK)を通知するが、HARQデータ#1に誤りが生じて正常受信できなければ(ステップB126)、BSに対してMSからのHARQデータ#1の受信失敗(NAK)を通知する(ステップB128)。
BSは、RSから前記NAKを受信すると、MSからのHARQデータ#1の再送のためのスケジューリング情報を生成するとともに、当該スケジューリング情報をBS−RS間DLのどのDLバーストにて送信するかを示す情報(DL/UL MAP)を生成してRS宛に送信する(ステップB129,B130)。
本発明は、前記課題に鑑み創案されたもので、その目的の一つは、BSとMSとの間の通信を1又は複数のRSが中継する無線中継システムにおける再送処理の遅延を抑制できるようにすることにある。
(1)無線基地局(BS)は、下位の無線中継局(RS)あるいは無線端末(MS)からのデータの受信結果を待たずに、新規データを送信することで、無線端末に対して連続したデータ送信を行なうことができる。
(2)また、BSからMSへの方向(ダウンリンク)の経路において、データに誤りが発生した場合でも、RSが、BSから受信する新規データの送信(中継)のための無線リソースの割当情報(第1の割当情報)を基に、過去に送信したデータの再送を行なうための無線リソースの割当情報(第2の割当情報)を生成して過去のデータを再送することができるので、RSあるいはMSから要求されているデータの再送に対して、即時に対応することが可能となる。したがって、BSとMSとの間のRS数によらず再送処理の遅延を抑制することが可能となる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態に係る無線中継システムの構成を示すブロック図で、この図1に示すシステムは、無線基地局(BS)1と、複数(ここでは2台)の無線中継局(RS)2〔2−1(#1),2−2(#2)〕と、複数(ここでは3台)の無線端末(MS)3〔3−1(#1),3−2(#2),3−3(#3)〕とをそなえて構成され、MS3は、BS1と直接あるいは1又は複数のRS2を介して通信することができるようになっている。即ち、この図1においては、MS3−1はBS1と直接通信でき、BS1のサービスエリア(無線エリア)の境界近傍に位置するMS3−2はRS2−1を介してBS1と通信でき、BS1のサービスエリア外に位置するMS3−3はRS2−1及び2−2を介してBS1と通信(マルチホップ接続)できる様子が示されている。
(BS構成)
図2は前記BS1の要部に着目した構成を示す機能ブロック図で、この図2に示すBS1は、例えば、受信アンテナ10、受信部11、送信部12、送信アンテナ13、HARQバッファ14及びBS制御部15をそなえて構成されている。
HARQバッファ14は、MS3宛に送信したデータを後の再送に備えて、逐次、一時的にバッファしておくものであり、BS制御部15は、前述したように、BS1とMS3との間、BS1とRS2との間、RS2間、RS2とMS3との間の各無線リンクにおける通信を集中的に制御する機能を具備するもので、例えば、スケジューリング(SCH)情報生成部151と、DL/UL MAP生成部152と、BS状態管理部153とをそなえて構成される。
BS状態管理部153は、DLについては図4に示すような状態管理テーブルにより4つの状態S0,S1,S2,S3を管理し、ULについては図8に示すような状態管理テーブルにより3つの状態S0,S1,S2を管理するもので、BS制御部15は、当該状態に応じたDL及びULについての処理を実行するようになっている。なお、その詳細については後述する。
一方、前記RS2は、その要部の機能に着目すると、例えば図3に示すように、受信アンテナ20、受信部21、送信部22、送信アンテナ23、HARQバッファ24及びRS制御部25をそなえて構成される。
ここで、受信アンテナ20は、BS1又はMS3若しくは他のRS2からのRF信号を受信するものであり、受信部21は、この受信アンテナ20で受信されたRF信号について所要の受信処理を施すものである。
また、送信部22は、MS3又はBS1若しくは他のRS2宛の送信信号を生成するもので、例えば、信号処理部221とRF送信機(Tx)222とをそなえて構成され、信号処理部221は、MS3又はBS1へ送信すべき信号(メッセージやデータなど)の符号化(畳込み符号やターボ符号等の誤り訂正符号化)処理、所定フォーマットの送信フレーム(OFDMフレームやOFDMAフレーム)の生成処理、QPSKや16QAM等による変調処理などを含む所要のディジタル信号処理を行なうものであり、RF送信機222は、この信号処理部221により得られた送信信号(ディジタルベースバンド信号)について、アナログ信号へのDA(Digital to Analog)変換や送信RF信号への周波数変換(アップコンバート)などを含む所要の無線送信処理を施すものである。
HARQバッファ24は、MS3又はBS1若しくは他のRS2に送信したデータを後の再送に備えて、逐次、一時的に保持しておくものである。ただし、当該HARQバッファ24には、後述するように、RS制御部25の制御の下、BS1又はMS3若しくは他のRS2から受信した新規のデータ(次ホップ先ノードに未送信のデータ)も格納されるようになっている。
上述のごとく構成された本例におけるBS1及びRS2の基本的な動作(DL処理及びUL処理)について説明すると、以下のとおりである。
(DL処理)
(1)OLE_LINK3DLに関して、RS2は、BSOLE_LINK31又は上位のRS2から、自局2と下位のRS2との間、あるいは自局2とMS3との間のスケジューリング情報(第1の割当情報)と、新規HARQデータとを受信すると、その時点で下位のRS2あるいはMS3に対する過去(前回)のHARQデータの送信が完了していた場合は、受信した新規HARQデータを次ホップ先ノードである下位のRS2又はMS3へ送信(中継)するためのDL/UL MAP(第2の割当情報)を生成して次ホップ先ノードへ送信するとともに、当該新規HARQデータを次ホップ先ノードへ送信する。
(4)さらに、RS2は、BS1あるいは上位のRS2からHARQデータと、そのHARQデータの送信(中継)に関するスケジューリング情報とを受信した時に、HARQデータに誤りがある場合は、次ホップ先ノードである下位のRS2あるいはMS3に対して、前回送信したHARQデータを再送する。つまり、次ホップ先ノードから前回のHARQデータに対する応答がACK(受信成功)であった場合でも、NACK(受信失敗)であった場合でも、前回のHARQデータを送信するようにDL/UL MAPを生成して送信する。あるいは、この状況において、配下のRS2あるいはMS3から1つ前のHARQデータに対する応答がACK(受信成功)であった場合は、HARQデータは送信しないことも可能である。
(7)また、BS1は、下位のRS2あるいはMS3からの受信結果を受信し、いずれかの区間でHARQデータの伝送に失敗していた場合は、その区間でHARQデータを再送するためのスケジューリング情報を生成して、RS2に送信する。また、この際、新規HARQデータの送信は行なってもよいし停止してもよい。
(8)一方、ULに関して、RS2は、BS1又は上位のRS2から受信する、下位のRS2あるいはMS3からのHARQデータの送信(中継)のためのスケジューリング情報を基に下位のRS2あるいはMS3へのDL/UL MAPを生成する。このとき、過去(1つ前)に受信したHARQデータの受信状況によって、下位のRS2あるいはMS3に、再送を行なわせるか新規HARQデータの送信を行なわせるかを決定する。即ち、1つ前のHARQデータの受信が成功していれば、新規HARQデータを送信させ、1つ前のHARQデータの受信に失敗していれば、そのHARQデータの再送を行なわせる。
(11)また、RS2にて、配下のRS2あるいはMS3からのHARQデータをバッファしている状態において、上位のRS2あるいはBS1から、1つ前のHARQデータの再送を要求された場合は、配下のRS2あるいはMS3に対しては、バッファしているHARQデータの再送を要求する。この処理を行なうことにより、配下のRS2あるいはMS3から新規HARQデータの送信あるいは中継を抑制して、RS2のHARQバッファ24のバッファ溢れを防止することが可能である。
(13)ここで、このDL/UL MAPの生成は、BS1から直接または上位のRS2を介して受信するスケジューリング情報を基に行なう。
また、DLの経路において、HARQデータに誤りが発生した場合でも、RS2が、BS1から受信する新規HARQデータの中継のためのスケジューリング情報を基に1つ前のHARQデータの再送を行なうようにDL/UL MAPを生成(更新)し、前のHARQデータを再送することで、配下のRS2あるいはMS3から要求されているHARQデータの再送に対して、即時に対応することが可能となる。
(DL処理の詳細例)
次に、BS1とMS3との間の通信を1台のRS2が中継する場合(2ホップシステム)のDL処理の詳細について、図4〜図7を用いて説明する。
図4は、RS2に対してHARQデータの送信機会が与えられたときのBS1(BS制御部15)における処理動作例を示している。
BS1では、RS2及びMS3におけるHARQデータの受信状況(ACK及びNAK)を把握、管理し、その状況を基に次の新規HARQデータの送信や当該HARQデータの送信(中継)に関する情報を含むスケジューリング情報の送信を決定する。
(状態S1)RS2からの1つ前のHARQデータに対する応答がACK(受信成功)であり、MS3からの2つ前のHARQデータに対する応答がNACK(再送要求)の場合は、RS2にて1つ前のHARQデータがHARQバッファ24にバッファされている状況であるため、BS1は、そのバッファされているHARQデータをRS2からMS3に送信させるためのスケジューリング情報をRS2に送信する。このとき、新規HARQデータの送信は行なわない。
(状態S3)RS2からの1つ前のHARQデータに対する応答がNACK(再送要求)であり、MS3からの2つ前のHARQデータに対する応答がNACK(再送要求)の場合も状態S2と同じ処理を行なう。
一方、図5は、BS1からスケジューリング情報を受信、あるいはスケジューリング情報及びHARQデータを受信したときのRS2(RS制御部25)におけるMS3に対する処理動作例を示している。
即ち、RS2では、MS3からの1つ前のHARQデータに対する応答と、自局2のHARQバッファ24内のHARQデータの有無及びBS1からのHARQデータの受信状況とに基づいて、5つの状態S0,S1,S2,S3,S4をRS状態管理部253(状態管理テーブル)にて管理し、これらの状態に応じた処理(MS3に送信するHARQデータの決定やDL/UL MAPに設定するAI_SNの更新)を行なう。
DL/UL MAPには、無線フレームにおけるHARQデータの送信情報であるHARQ DL MAP IE(Information Element)が含まれる。このHARQ DL MAP IEの中には、MS3の識別情報(RCID_IE)やHARQデータのチャネル番号を示す情報(ACID),新規送信か再送かを示す情報(AI_SN)などを含むDL HARQ xxx sub-burst IEが含まれている。なお、xxxには、例えば、Chase,IR CTCなどのHARQのパターンが記述される。
そして、状態S3は、先に送信したHARQデータに対するMS3からの応答がACK(受信成功)の場合であるので、HARQバッファ24にバッファされているHARQデータをMS3に送信する。このとき、DL/UL MAPのAI_SNは反転する。一方、状態S4は、先に送信したHARQデータに対するMS3からの応答がNACK(再送要求)の場合であるので、MS3に前のHARQデータを再送する。この場合のDL/UL MAPのAI_SNは前回送信時のAI_SNと同じ値に設定する(AI_SN反転なし)。
次に、上述したBS1及びRS2の動作(DL処理)を前提として、BS1とMS3との間の通信を1台のRS2が中継する場合のDLの再送処理について、図7に示すシーケンス図を参照しながら説明する。この図7は、RS2からMS3へのHARQデータの伝送に誤りが生じて、RS2からMS3へ再送を行なう場合の処理について示している。
ここで、前記スケジューリング情報には、送信データ(HARQデータ)の中継に関する情報、即ち、RS2とMS3との間の無線リンク(無線フレーム)においてBS1及びRS2が通信に用いるべき領域(バースト)の割当情報が少なくとも含まれる。
したがって、RS2は、BS1から受信したDL/UL MAPが示すDLバーストの受信処理をすることにより、BS1からのスケジューリング情報及びHARQデータを受信することができ、また、受信したスケジューリング情報に基づいてMS3との間の通信(バースト割当、つまりはMS3へのDL/UL MAPの生成)を制御することができるようになる。
一方、BS1は、HARQデータ#1をRS2へ送信した後、RS2からの前記ACK(受信完了)を受信すると、次のHARQデータ(新規データ)#2の送信を行なう。即ち、BS1は、先のHARQデータ#1の送信と同様に、そのHARQデータ#2を中継するためのスケジューリング情報と、当該スケジューリング情報のバースト割当情報(DL/UL MAP)とを生成し、これらとHARQデータ#2とをRS2へ送信する(ステップA9,A10,A11)。ここで、BS1は、MS3からのHARQデータ#1に対する応答(ACK又はNAK)の受信を待たずに送信を行なう。
この間、RS2では、前記ステップA8においてMS3から受信したHARQデータ#1に対するNAKをBS1に送信(中継)し(ステップA12)、また、BS1から受信した新規HARQデータ#2の受信結果(本例ではACK)をBS1に送信(応答)している(ステップA15)。
(UL処理の詳細例)
次に、BS1とMS3との間の通信を1台のRS2が中継する場合(2ホップシステム)のUL処理の詳細について、図8〜図12を用いて説明する。
図8は、BS1(BS制御部15)のRS2に対する処理動作例を示している。
即ち、BS1は、逐次、RS2に対して、MS3にHARQデータを送信させるためのスケジューリング情報を送信する。これは、RS2での受信状況やBS1での受信状況には関係なく、RS2に対してスケジューリング情報を送信する。
(RS2での処理)
図9は、RS2(RS制御部25)におけるMS3に対する処理動作例を示している。
また、図10に、RS2からMS3に送信するDL/UL MAPの一例を示す。
次に、上述したBS1及びRS2の動作(UL処理)を前提として、BS1とMS3との間の通信を1台のRS2が中継する場合のULの再送処理について、図11及び図12に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図11は、RS2とMS3との間のHARQデータの伝送に誤りが生じて、MS3から再送を行なう場合の処理について示しており、図12は、RS2とBS1との間でHARQデータに誤りが生じ、RS2から再送を行なう場合の処理について示している。
図11に示すように、BS1は、DL/UL MAPと、MS3からの送信データ(HARQデータ)#1をRS2にて中継するための情報として、RS2とMS3との間の無線リンクについてのスケジューリング(SCH)情報とをRS2に送信する(ステップB1,B2)。
即ち、RS2は、BS1から受信したスケジューリング情報を基に、MS3との間の無線リンクにおいてHARQデータを送信させるためのDL/UL MAP(MS3はHARQデータ#1をどのULバーストを用いて送信すべきかを示す情報)を生成してMS3へ送信する(ステップB3)。
その一方で、BS1は、この間、DL/UL MAPによりRS2がHARQデータ#1をBS1へ中継するための領域(ULバースト)をRS2に割り当ててHARQデータ#1の中継(送信)を要求する(ステップB4)。
RS2は、当該DL/UL MAPにより割り当てられたDLバースト(スケジューリング情報)を受信すると、本来は、そのスケジューリング情報を基にHARQデータ#2の送信のためのDL/UL MAPを生成して送信すべきところ、HARQデータ#1の受信に失敗しているため、新規HARQデータ#2の送信を要求する代わりに、過去(1つ前)のHARQデータ#1の再送を要求する。
13,B14)。
このように、BS1が、RS2からのHARQデータの中継(受信結果の通知)を待たずに、次のHARQデータ送信のためのスケジューリング情報を周期的な送信機会(図11では3フレーム毎の送信機会)において連続的にRS2に送信することにより(前記ステップB2,B8,B14参照)、MS3は、当該周期に応じて連続的にRS2からDL/UL MAPを受信することができ、HARQデータを連続して送信することが可能になる。
図12に示すように、RS2は、MS3からHARQデータ#1を正常に受信し、BS1にHARQデータ#1の中継を行なう。一方、BS1は、MS3からの新規HARQデータ#2の送信のためのスケジューリング情報をDL/UL MAPで指定する領域(DLバースト)にてRS2に送信し(ステップB21,B22)、その後にRS2からHARQデータ#1を受信するとともに(ステップB23)、MS3が送信したHARQデータ#1のRS2での受信結果(ACK)を受信する(ステップB25)。
一方、BS1から新規HARQデータ#2を送信するためのスケジューリング情報を受信したRS2は、当該スケジューリング情報を基にMS3がHARQデータ#2を送信するためのバースト割当情報(DL/UL MAP)を生成し、MS3に送信する(ステップB26)。MS3は、当該DL/UL MAPを受信すると、HARQデータ#2をそのDL/UL MAPで指定されたULバーストにてHARQデータ#2をRS2に送信する(ステップB28)。
そして、BS1は、HAQRデータ#2の送信(中継)をDL/UL MAPによりRS2に要求し(ステップB34)、RS2は、BS1に対して、MS3から受信したHARQデータ#2を送信するとともに(ステップB38)、当該HARQデータ#2の受信結果(ACK)を送信する(ステップB39)。
次に、以下の第2実施形態では、BS1からMS3(図1の場合はMS3−3)へ送信されるHARQデータを複数台(例えば2台)のRS2−1(#1)及び2−2(#2)が中継する場合の処理(DL処理及びUL処理)について説明する。
(DL処理の詳細例)
まず、BS1とMS3との間の通信を2台のRS2(#1,#2)が中継する場合(3ホップシステム)のDL処理の詳細について、図13〜図15を用いて説明する。
図13は、RS2に対してHARQデータの送信機会が与えられたときのBS1(BS制御部15)における処理動作例を示している。
この図13に示すように、BS1(BS制御部15)は、8つの状態S0〜S7をBS状態管理部153(状態管理テーブル)にて管理し、当該状態S0〜S7に応じたDL処理を実行する。即ち、BS1は、RS2及びMS3におけるHARQデータの受信状況(つまりは、RS2及びMS3から受信したHARQデータに対する応答の状況)を把握し、その状況から次の処理(新規HARQデータの送信や、HARQデータの送信および中継のためのスケジューリング情報の送信)を決定する。
即ち、図13に示すように、HARQデータ#n+1を送信する契機を与えられたときに参照するHARQデータの応答は、RS#1に対しては1つ前のHARQデータ#nに対する応答、RS#2に対しては2つ前のHARQデータ#n−1、MS#3に対しては3つ前のHARQデータ#n−2に対する応答を確認する。
一方、図14は、BS1からスケジューリング情報を受信、あるいはスケジューリング情報及びHARQデータを受信したときのRS2(RS制御部25)のMS3に対する処理動作例を示している。
この図14に示すように、RS2は、基本的に第1の形態と同様の処理を行なう。ここで、HARQデータの送信先がRS2(#2)の場合は、次のRS#2からの応答の結果を確認して処理を行なう。
(3ホップシステムにおけるDLの再送制御シーケンス)
上述したBS1及びRS2の動作(DL処理)を前提として、BS1とMS3との間の通信を2台のRS#1,#2が中継する場合のDLの再送処理のシーケンスを図15に示す。この図15は、RS#2からMS#3へのHARQデータの伝送に誤りが生じて、RS#2からMS#3へ再送を行なう場合の処理シーケンス(ステップA31〜A63)について示している。
MS#3は、RS#2からのHARQデータ#1の受信に失敗し(ステップA41)、RS#2に対してNAK(再送要求)を送信する(ステップA42)。
RS#2は、MS#3からNAK(再送要求)を受信したときに(ステップA42)、MS#3に対して、RS#1から受信した新規HARQデータ♯2をMS#3に送信する代わりに、1つ前のHARQデータ#1の再送を行なう(ステップA55,A56)。そして、RS#2は、RS#1から受信した新規HARQデータ#2をHARQバッファ24にバッファする。
次に、BS1とMS3との間の通信を2台のRS2(#1,#2)が中継する場合(3ホップシステム)のUL処理の詳細について、図16〜図18を用いて説明する。
(BS1での処理)
図16は、BS1(BS制御部15)のRS2に対する処理動作例を示している。
一方、RS2(RS制御部25)は、例えば図17に示すように、MS3からのHARQデータの受信状況(OK又はNG)と、BS1からの1つ前のHARQデータの再送要求の受信状況とに応じた2つの状態S0,S1をRS状態管理部253(状態管理テーブル)にて管理し、その状態S0,S1に応じた処理を実行する。
次に、上述したBS1及びRS2の動作(UL処理)を前提として、BS1とMS3との間の通信を2台のRS#1,#2が中継する場合のULの再送処理のシーケンスを図18に示す。この図18は、RS#2とMS#3との間のHARQデータの伝送に誤りが生じて、MS#3から再送を行なう場合の処理(ステップB41〜B67)について示している。
RS2は、BS1あるいは上位のRS2から受信したスケジューリング情報を基に下位の無線リンクにおいてMS#3がHARQデータを送信するためのDL/UL MAPを生成、送信する(ステップB50、B52,B53,B62,B65,B66)。
なお、上述した2ホップシステムと3ホップシステムのそれぞれにおけるBS1及びRS2での処理は、基本的に同様であるが、以下の点で異なる。
(DL)
BS1:ホップ数が増えるにつれてHARQデータに対する応答を参照する数が増える。
(UL)
RS2:ホップ数が増えるにつれてHARQデータをバッファする最大数が増える。
10 受信アンテナ
11 受信部
111 無線(RF)受信機(Rx)
112 信号処理部
12 送信部
121 信号処理部
122 RF送信機(Tx)
13 送信アンテナ
14 HARQバッファ
15 BS制御部
151 スケジューリング(SCH)情報生成部
152 DL/UL MAP生成部
153 BS状態管理部
2(2−1,2−2) 無線中継局(RS:Relay Station)
20 受信アンテナ
21 受信部
211 RF受信機(Rx)
212 信号処理部
22 送信部
221 信号処理部
222 RF送信機(Tx)
23 送信アンテナ
24 HARQバッファ
25 RS制御部
251 スケジューリング(SCH)情報生成部
252 DL/UL MAP生成部
253 RS状態管理部
254 受信結果(応答:ACK/NAK)生成部
3(3−1,3−2,3−3) 無線端末(MS:Mobile Station)
Claims (2)
- 無線基地局から1又は複数の無線中継局を介して無線端末へデータを中継する無線中継システムにおける前記無線基地局であって、
自局よりも下位の無線中継局から前記無線端末に至る経路の無線リンクにおいて新規データを送信するための無線リソースの第1の割当情報を生成する割当情報生成手段と、
過去の送信データに対する受信結果の前記下位の無線中継局又は前記無線端末からの受信を待たずに、前記第1の割当情報と前記新規データとを前記下位の無線中継局又は前記無線端末へ送信する送信手段と、
をそなえたことを特徴とする、無線中継システムにおける無線基地局。 - 無線端末から1又は複数の無線中継局を介してデータを無線基地局へ送信する無線中継システムにおける前記無線基地局であって、
自局から前記無線端末に至る経路の無線リンクにおいて前記無線端末からのデータを送信させるための無線リソースの第1の割当情報を生成する割当情報生成手段と、
下位の無線中継局又は前記無線端末からのデータ受信の有無に関わらず、前記第1の割当情報を前記下位の無線中継局又は前記無線端末に送信する送信手段と、
をそなえたことを特徴とする、無線中継システムにおける無線基地局。
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