JP2012015938A - 受信装置、及び受信状態表示方法 - Google Patents

受信装置、及び受信状態表示方法 Download PDF

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信一 小畑
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Koichi Terui
孝一 照井
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Abstract

【課題】受信装置による放送の受信中に、ユーザが放送の受信状態を把握することを可能とする。
【解決手段】受信装置(100)は、アンテナ(1)から放送信号を受信して取得した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータに欠損が有る場合には、放送の受信状態が異常であると判定し、欠損が無い場合には、放送の受信状態が正常であると判定し、判定結果に応じて放送の受信状態を示すための情報(501A、501B)を表示部(50)に動的に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送を受信して再生する受信装置、及び当該受信装置におけるデジタル放送の受信状態表示方法に関し、特に移動通信用の受信装置に適用して有効な技術に関する。
従来、デジタル放送を受信する機器における放送波の受信状態を表示する方法として、以下に開示が有る。
例えば、特許文献1に記載の受信状態表示装置は、デジタル放送の受信電力、同期状態、及び復号エラー等に基づいて受信状態を表示する装置であって、LED(Light Emitting Diode)等を点灯させることにより受信状態を表示する。また、特許文献2に記載の地上デジタル放送受信システムは、放送波の電界強度が所定の閾値より低下した場合に、映像が途切れる可能性があることをユーザに示唆する所定の表示データを表示させる。その他、デジタル放送の受信装置ではないが、携帯電話において、電界強度をアンテナの形をしたピクト表示等で表示する方法が知られている。
特開2004−56420号公報 特開2005−244627号公報
近年の携帯端末用のデジタル放送では、ラジオ放送のように音声データに付随して送信される、動きの少ない映像コンテンツデータ及び静止画のコンテンツデータや、アナログテレビジョン放送の停波後の空き周波数帯域を利用して実現される予定のマルチメディア放送に代表されるデータ放送のように、映像や音声データが無く、携帯端末上で動作するプログラム等のデータ等、様々なコンテンツの形態がある。そのため、静止画や音声の無いコンテンツデータ等を受信端末が受信しているときには、例えば、放送を正常に受信している場合であっても、受信端末が正常に放送を受信している状態なのか、又は受信端末が正常に動作しておらずフリーズした状態なのか等を見分けることができない場合があり、ユーザが戸惑う恐れがある。
本発明の目的は、受信装置による放送の受信中に、ユーザが放送の受信状態を把握することを可能とすることにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、受信装置は、アンテナから放送信号を受信して取得した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータに欠損が有る場合には、放送の受信状態が異常であると判定し、欠損が無い場合には、放送の受信状態が正常であると判定し、判定結果に応じて放送の受信状態を示すための情報を表示部に動的に表示させる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、受信装置による放送の受信中に、ユーザが放送の受信状態を把握することが可能となる。
図1は、実施の形態1に係る、デジタル放送を受信して再生する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、受信装置100の出力画面の一例を示す説明図である。 図3は、デジタル放送用のコンテンツデータ(TSストリームデータ)の構成の一例を示す説明図である。 図4は、放送受信状態の判定処理の流れを示すフロー図である。 図5は、受信状態を示す情報の再生データの生成方法のフロー図である。 図6は、放送の受信状態を示す提示情報を再生されるコンテンツと重ねて表示した場合の説明図である。 図7は、出力処理部42による再生データの生成処理の一例を示すフロー図である。 図8は、実施の形態2に係る、デジタル放送を受信して再生する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、映像処理判定部712による映像パケットデータの欠損の判別処理の一例を示すフロー図である。 図10は、受信装置200の出力画面の一例を示す説明図である。 図11は、制御部7による視聴環境に応じた視聴方法の提示を行うための処理の流れを示すフロー図である。 図12は、受信装置200の出力画面における字幕推奨情報の表示の一例を示す説明図である。 図13は、制御部7による字幕推奨情報を表示するための処理の流れを示すフロー図である。 図14は、制御部7による字幕推奨情報の表示を停止させるための処理の流れを示すフロー図である。 図15は、実施の形態3に係る、デジタル放送を受信して再生する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図16は、受信装置300の出力画面の一例を示す説明図である。 図17は、EPG等のパケットデータの解析結果から取得したチャンネル毎のデータ種別の一例を示す説明図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕(受信状態を動的に知らせる受信装置)
本発明の代表的な実施の形態に係る受信装置(100)は、放送信号を受信するアンテナ(1)と、前記アンテナにより受信した放送信号を復調し、ストリーム形式の放送データを取得するための処理を実行する受信部(3)と、前記取得した放送データを入力し、データ処理を実行するデータ処理制御部(4)と、前記放送データに係るコンテンツを再生して表示する表示部(50)と、を有する。前記データ処理制御部は、前記放送信号を受信したとき、入力した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータに欠損が有る場合には放送の受信状態が異常であると判定し、欠損が無い場合には放送の受信状態が正常であると判定し、判定結果に応じて放送の受信状態を示すための情報を前記表示部に動的に表示させる。
これによれば、放送の受信状態を動的に表示するから、例えば、静止画のコンテンツデータを受信している場合であっても、放送を正常に受信していることをユーザが把握することができる。また、電界強度により受信状態を把握するのではなく、受信したコンテンツに係る所定の種類のパケットデータの欠損の有無により受信状態を把握するから、例えば、電界強度が急に低下して放送データの全てのパケットデータの受信ができなかった場合であっても、コンテンツの再生に必要なパケットデータの受信ができていれば、受信状態の異常を知らせることはない。これにより、視聴に影響を与えない程度の受信状態の悪化を提示する頻度を抑えることができる。
〔2〕(受信状態をPAT、PMTのパケットデータにより判断)
項1の受信装置において、前記所定の種類のパケットデータは、定期的に送信される前記放送データの構成を示す情報を有するパケットデータを含む。
これによれば、定期的に受信状態を把握することができる。
〔3〕(受信状態をA・V・字幕パケットデータにより判断)
項1又は2の受信装置において、前記所定の種類のパケットデータは、映像データに係るパケットデータと、音声データに係るパケットデータと、字幕データに係るパケットデータと、を含み、前記放送の受信状態を示すための情報は、映像データの受信状態を示す情報と、音声データの受信状態を示す情報と、字幕データの受信状態を示す情報とを含む。
これによれば、取得した放送データに含まれる映像パケットデータ、音声パケットデータ、及び字幕データの夫々のパケットデータ毎に受信状態を把握することができるから、夫々のパケットデータ毎の受信状態を表示することができ、ユーザがコンテンツを選択する一つの指標となり得る。
〔4〕(受信状態の履歴も表示する)
項1乃至3の何れかの受信装置において、前記データ処理制御部は、前記放送の受信状態を示すための情報を前記表示部に表示させるとき、過去に判定した受信状態の履歴(501A)も併せて表示させる。
これによれば、ユーザが、受信状態が一時的に悪い状態なのか、定常的に悪い状態なのか等の視聴環境の変化を知ることができるから、ユーザがコンテンツを選択する一つの指標となり得る。
〔5〕(受信状態を図形の動作により表示する)
項1乃至3の何れかの受信装置において、前記放送の受信状態を示すための情報は、所定の図形(501B)を含み、前記データ処理制御部は、放送の受信状態が正常であると判定した場合には、前記所定の図形が動作するように表示させ、放送の受信状態が異常であると判定した場合には、前記所定の図形が動作を停止するように表示させる。
これによれば、ユーザが、放送の受信状態の良し悪しを容易に認識することが可能となる。
〔6〕(第1タイマを有し、所定時間内のエラーの累積数で受信状態を把握する)
本発明の代表的な実施の形態に係る受信装置(200)は、放送信号を受信するアンテナ(1)と、前記アンテナにより受信した放送信号を復調し、ストリーム形式の放送データを取得するための処理を実行する受信部(3)と、前記取得した放送データを入力し、データ処理を実行するデータ処理制御部(7、8)と、所定時間を計時する第1タイマ部(731)と、前記放送データに係るコンテンツを再生して表示する表示部(50)と、を有する。前記データ処理制御部は、前記放送信号を受信したとき、前記所定時間内における、入力した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータの欠損の数をカウントすると共に、前記欠損の数が所定の閾値より多い場合には放送の受信状態が異常であると判定し、前記欠損の数が所定の閾値より少ない場合には放送の受信状態が正常であると判定し、判定結果に応じて、視聴を推奨するための情報を前記表示部に動的に表示させる。
これによれば、例えば、瞬間的な電波状態の不良等により、コンテンツの視聴に影響を与えない程度の受信状態の悪化があった場合には受信状態の悪化を知らせることが無いので、不必要な受信状態のエラー通知を減らすことが可能となる。
〔7〕(判定に用いるパケットデータの種類)
項6の受信装置において、前記所定の種類のパケットデータは、定期的に送信される放送データの構成を示す情報を有するパケットデータと、映像データに係るパケットデータと、音声データに係るパケットデータと、字幕データに係るパケットデータと、を含む。
これによれば、取得した放送データに含まれる映像パケットデータ、音声パケットデータ、及び字幕データの夫々のパケットデータ毎に受信状態を把握することができる。
〔8〕(字幕推奨の表示)
項7の受信装置において、前記データ処理制御部は、前記音声データの受信状態が異常であると判定した場合には、字幕の表示を推奨するための情報(1200)を前記表示部に表示させる。
これによれば、音声データの受信エラーが多く、音声が聞き取り難い状況等において、ユーザに対し字幕の表示を勧めることで、ユーザに対し視聴環境に適した視聴方法を提示することが可能となる。
〔9〕(字幕推奨の表示中に、音声データエラー少のときに字幕推奨の表示をやめる)
項8の受信装置において、前記データ処理制御部は、前記字幕の表示を推奨するための情報を前記表示部に表示させているとき、前記音声データの受信状態が正常であると判定した場合には、前記字幕の表示を推奨するための情報の表示を停止させる。
これによれば、受信状態が改善し、字幕の表示が不要と判断される状況になった場合には、前記字幕の表示を推奨するための情報の表示を停止することで、ユーザに対し視聴環境に適した視聴方法を提供することが可能となる。
〔10〕(メモリ部を更に有し、番組情報を示すパケットデータに応じたチャンネルのデータ種別を解析する)
項6乃至9の何れかの受信装置において、データを格納するためのメモリ部(6)を更に有し、前記データ処理制御部(7、8)は、取得した前記放送データに含まれる、番組情報を示すためのパケットデータに基づいて放送局毎の前記放送データに含まれるデータの種別を解析し、解析結果を前記メモリ部に格納すると共に、当該解析結果と前記判別した受信状態に応じて、前記視聴を推奨するための情報を前記表示部に表示させる。
これによれば、放送局が放送するコンテンツに含まれる映像や音声等のデータの種別を把握することができるから、解析した放送局毎のデータの種別と各種のパケットデータの受信状況に応じて、視聴環境に適した視聴方法をユーザに提示することが可能となる。
〔11〕(第2のタイマを有し、静止画の場合、一定時間内のエラーを認識しない)
項3乃至5、又は項7乃至10の何れかの受信装置において、所定時間を計時する第2タイマ部(732)を更に有し、前記データ処理制御部は、取得した前記映像データが静止画に係る映像データである場合、前記第2のタイマ部により計時される所定時間内に前記映像データに係るパケットデータの欠損が有っても、前記映像データに係るパケットデータの欠損として認識しない。
これによれば、表示に変化のない静止画の場合には、一度データを受信してしまえば、受信エラーが起きてもコンテンツの視聴に影響がない場合が多い。そこで、項12の受信装置によれば、受信するコンテンツが静止画の場合には、前記映像データの受信状態のエラーを表示する頻度を抑えることが可能となる。
〔12〕(方法・・・パケット受信→エラー判定→受信状態を表示)
本発明の代表的な実施の形態に係る受信状態表示方法は、アンテナから放送信号を受信し、受信した放送信号を復調して取得した放送データに係るコンテンツを再生して表示装置に表示する受信装置において、放送の受信状態を表示する受信状態表示方法であって、アンテナから放送信号を受信し、ストリーム形式の放送データを取得する第1処理(S101)と、取得した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータを種類毎に分離する第2処理(S102)と、前記分離されたパケットデータの種類毎に、パケットデータの欠損の有無を確認する第3処理(S103〜S106)と、前記分離されたパケットデータの種類のうち、少なくとも一つの種類のパケットデータに欠損がある場合には放送の受信状態が異常であると判定し(S109、S112、S115、S118)、そうでない場合には放送の受信状態が正常であると判定する(S108、S111、S114、S117)第4処理と、前記第4処理による判定結果に応じて、受信状態を示すための情報を前記表示装置に動的に表示させる第5処理と、を含む。
これによれば、項1と同様に、静止画のコンテンツデータを受信している場合であっても、放送を正常に受信していることをユーザが把握することができる。また、再生に必要なコンテンツデータの受信ができていれば、受信状態の異常を知らせることはないから、必要なデータの受信ができていないのではないか、という不安をユーザに生じさせることがない。
〔13〕(方法・・・前記所定の種類のパケットデータ)
項12における受信状態表示方法において、前記所定の種類のパケットデータは、前記ストリームデータの構成を示す情報を有するパケットデータと、映像データに係るパケットデータと、音声データに係るパケットデータと、字幕データに係るパケットデータとを含み、前記放送の受信状態を示すための情報は、映像データの受信状態を示す情報と、音声データの受信状態を示す情報と、字幕データの受信状態を示す情報とを含む。
これによれば、項2と同様に、夫々のパケットデータ毎の受信状態を表示することができ、ユーザがコンテンツを選択する一つの指標となり得る。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
図1は、実施の形態1に係る、デジタル放送を受信して再生する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。同図に示される受信装置100は、移動通信が可能な携帯端末であり、例えば、デジタルテレビ放送、ラジオ放送、及びマルチメディア放送等のデータ放送を受信する、携帯電話や携帯情報端末である。
受信装置100は、操作部2を介して入力されたユーザからの放送受信の指示等により選局された放送局の放送波を、アンテナ1を介して受信する。そして、受信装置100は、受信部3により受信した放送波を復調し、当該放送波に含まれるコンテンツデータを取得する。操作部2は、例えば、キーボードやタッチパネル等のユーザからの指示を受け付ける入力装置である。また、前記受信部3は、例えば、チューナ等の装置である。取得されたコンテンツデータは、制御部4に入力され、データ処理される。前記制御部4は、メモリ部6等に格納されたプログラムに従って処理を実行するプログラム処理装置であり、例えば、CPUである。制御部4は、取得したコンテンツデータを必要に応じてメモリ部6に格納すると共に、データ処理を実行して、出力部5に与える。また、制御部4は、受信装置100の統括的な制御を行う。例えば、操作部2を介して入力されたユーザからの指示に応じて、受信部3を制御して放送を受信するための処理を実行させたり、出力部5を制御してコンテンツを再生させるための処理を実行させたりする。
出力部5は、表示装置50と音声出力装置51を有し、表示装置50と音声出力装置51は、制御部4からデータ処理された映像や音声等のコンテンツデータを受け取ると、それらを再生するための処理を実行する。表示装置50は、例えば、液晶ディスプレイ等であり、音声出力装置51は、例えば、スピーカやイヤホン出力端子等である。
以上のように、実施の形態1に係る受信装置100はデジタル放送を受信して再生するが、更に受信装置100は、コンテンツデータを再生する際、デジタル放送の受信状態を表示する機能を有する。以下、受信装置100の受信状態の表示機能について詳細に説明する。
図2は、受信装置100の表示装置50の出力画面の一例を示す説明図である。
同図には、ワンセグ放送を受信して再生している様子が一例として示されている。同図に示されるように、コンテンツ表示領域503には、受信している放送局のコンテンツデータが再生されて表示され、受信状態表示領域501には、放送の受信状態が表示される。例えば、参照符号501Aや501Bに示される画像により、放送の受信状態が示される。なお、表示装置50における表示領域501、503の表示される位置は、特に限定されない。
放送の受信状態を示す情報の生成方法について説明する。
放送の受信状態の判定は、受信したコンテンツデータに基づいて、制御部4により実行される。ここでは、放送局から送信されるデジタル放送のコンテンツデータがTS(Transport Stream)形式のストリームデータであるとして、説明する。
図3は、デジタル放送用のコンテンツデータ(TSストリームデータ)の構成の一例を示す説明図である。
同図に示されるように、放送波から取得されるストリームデータは、映像(V)パケットデータ、音声(A)パケットデータ、字幕用のパケットデータ、文字スーパー用のパケットデータ、PAT(Program Association Table)のパケットデータ、及びPMT(Program Map Table)のパケットデータ等の複数のパケットデータが多重化されたデータである。なお、字幕用のパケットデータは、表示に際し映像データと同期して表示されるデータであり、文字スーパー用のパケットデータは、表示に際し映像データとの同期を必要としないデータである。
図3の(a)に示されるように、夫々のパケットデータは、ヘッダ部とデータ部に大きく区別され、ヘッダ部(「TSヘッダ」とも称する。)には、当該パケットデータを識別するための情報(PID(Packet Identification))やパケットデータの連続性を示す情報(巡回カウンタ(continuity counter))等が含まれる。また、データ部にはコンテンツを構成する音声データや画像データ等のコンテンツデータやデータ長を示す情報等が含まれる。
ここで、制御部4による放送受信状態の判別処理について説明する。
図1に示されるように、制御部4は、データ処理部41、出力処理部42、及び受信状態判定部43を有する。これらは、制御部4において実行されるプログラムによって実現される機能実現手段の一部である。
データ処理部41は、コンテンツデータ処理部416、放送関連データ処理判定部411、映像処理判定部412、音声処理判定部413、字幕/文字スーパー処理判定部414、及び分離部415を有する。
前述したように、受信装置100がアンテナを介して放送波を受信し、受信部3が放送波からコンテンツデータを取得すると、データ処理部41は当該コンテンツデータを受信部3から受け取る。そして、受け取ったコンテンツデータは分離部415に入力される。データを入力した分離部415は、コンテンツデータの夫々のパケットデータのTSヘッダに含まれるPID等の情報を参照し、コンテンツデータをパケットデータの種類毎に分離し、放送関連データ処理部411、映像処理判定部412、音声処理判定部413、及び字幕/文字スーパー処理判定部414(以下、これらを総称して、「処理判定部」とも称する。)に与えると共に、コンテンツデータ処理部416に与える。例えば、分離部415は、PATパケットデータやPMTパケットデータを放送関連データ処理部411に与え、映像(V)パケットデータを映像処理判定部412に与え、音声(A)パケットデータを音声処理判定部413に与え、字幕用パケットデータ及び文字スーパー用パケットデータを字幕/文字スーパー処理判定部414に与える。
コンテンツデータ処理部416は、受け取った各種のパケットデータに基づいて、各種のコンテンツデータを生成する。例えば、複数の映像パケットデータから映像データを生成し、複数の音声パケットデータから音声データを生成する。字幕/文字スーパーのパケットデータについても同様である。そして、コンテンツデータ処理部416は生成した映像データ等を出力処理部42に与える。
パケットデータを取得した処理判定部411〜414は、パケットデータの欠損の有無を判別する。例えば、放送関連データ処理判定部411は、PATパケットデータの巡回カウンタの値を参照してデータの連続性の有無を判別したり、PATパケットデータのデータ長を示す情報を参照して、実際に取得したパケットデータのデータ長と一致するか否かを判別したりすることで、パケットデータの欠損の有無を判別する。同じように、映像処理判定部412は映像パケットデータの欠損の有無を判別し、音声処理判定部413は音声パケットデータの欠損の有無を判別し、字幕/文字スーパー処理判定部414は字幕用パケットデータ及び文字スーパー用パケットデータの欠損の有無を判別する。そして、処理判定部411〜414は、パケットデータの欠損がある場合にはエラー有りと判定し、欠損がない場合にはエラーなしと判定し、パケットデータのエラー判定結果を受信状態判定部43に与える。
受信状態判定部43は、処理判定部411〜414からのエラー判定結果を参照し、受信状態を判定する。具体的には、受信状態判定部43は、処理判定部411〜414から与えられたエラー判定結果のうち、一つでもエラーが有る場合には、放送の受信状態は異常であると判定し、そうでない場合には、放送の受信状態は正常であると判定する。また、受信状態判定部43は、各種パケットデータの受信状態の判定も行う。具体的には、映像パケットデータにエラーが有る場合には、映像データの受信状態が異常と判定し、そうでない場合には、映像データの受信状態が正常であると判定する。その他の音声パケットデータ、字幕/文字スーパーのパケットデータについても同様に判定する。そして、受信状態判定部43は、放送の受信状態の判定結果と各種パケットデータの受信状態の判定結果を出力処理部42に与える。
上記放送受信状態の判別処理の流れについて、図4を用いて説明する。
図4は、放送受信状態の判定処理の流れを示すフロー図である。
受信部3が放送波からコンテンツデータを取得し、制御部4に与えることにより放送受信状態の判定処理が開始される(S101)。先ず、制御部4に与えられたコンテンツデータは、分離部415によりパケットデータの種類毎に分離され、処理判定部411〜414に与えられる(S102)。パケットデータを受け取った処理判定部411〜414は、上述した方法によりパケットデータの欠損の有無を判別し、パケットデータの種類毎のエラー判定結果を受信状態判定部43に与える(S103〜S106)。受信状態判定部43は、受け取った各種パケットデータのエラー判定結果を参照し、受信状態の異常の有無を判別する(S107、S110、S113、S116)。例えば、受信状態判定部43は、放送関連データ処理判定部411の判定結果を参照して受信状態の正常/異常を判別する(S107)。エラーが無いことを示す判定結果であった場合には、受信状態判定部43は、放送の受信状態は正常と判定する(S108)。エラーが有ることを示す判定結果であった場合には、受信状態判定部43は、放送の受信状態は異常と判定する(S109)。また、受信状態判定部43は、映像処理判定部412の判定結果を参照して受信状態の正常/異常を判別する(S110)。エラーが無いことを示す判定結果であった場合には、受信状態判定部43は、映像データの受信状態は正常であると判定する(S111)。エラーが有ることを示す判定結果であった場合には、受信状態判定部43は、放送の受信状態と映像データの受信状態が異常であると判定する(S112)。受信状態判定部43は、音声データと字幕/文字スーパーのデータの判定結果についても同様に、受信状態の正常/異常を判別する(S113〜S115、S116〜S117)。そして、受信状態判定部43は、放送の受信状態の判定結果と各種パケットデータの受信状態の判定結果を出力処理部42に与えることで放送受信状態の判定処理を終了する(S119)。
以上のように、受信した放送波を復号して得られたパケットデータから受信状態を判断することで、従来の受信電界の強度で受信状態を判断する方法と比較して以下のメリットがある。例えば、図3の(b)に示すように、ストリームデータを構成するパケットデータの中には、コンテンツに係るデータを含まないNullパケットが含まれる場合がある。このようなNullパケットを含むストリームデータの受信中に電界強度が急に低下したとき、従来の方法によれば、電界強度の低下によりNullパケットだけが受信できなかったとしても受信状態は異常であると判断するため、コンテンツの視聴に影響を与えない場合であっても受信状態の異常を検出する可能性がある。特にモバイル向けの放送など、情報量の少ないコンテンツの放送において、コンテンツデータ中のNullパケットデータが多い場合には十分に起こる可能性が高い。一方、実施の形態1に係る受信装置100によれば、コンテンツの再生に必要なパケットデータの欠損の有無によって受信状態を判断するから、上記のような問題は起こらない。
また、実施の形態1に係る受信装置100によれば、PMTパケットデータやPATパケットデータ等のように、ストリームデータに定期的に挿入されて送信されるパケットデータの欠損の有無を判別するから、映像データや音声データを含まないコンテンツデータを受信する場合であっても、放送の受信状態を判断することができる。このことは、特に、モバイル向けの放送番組等のように映像や音声データが必ずしも含まれるとは限らない放送を受信する際に有効である。
次に、放送受信状態の表示方法について説明する。
図1における制御部4の出力処理部42は、コンテンツデータ処理部416から受け取った映像データ等を用いてデータ処理を実行し、出力部5で再生するためのコンテンツ再生データを生成する。また、出力処理部42は提示情報作成部421を有し、提示情報作成部421により、前記放送の受信状態の判定結果及び前記各種パケットデータの受信状態の判定結果に基づいて、受信状態を示す情報の再生データを生成する。そして、出力処理部42は、生成したコンテンツ再生データと受信状態を示す情報の再生データを出力部5に与えることで、出力部5は、コンテンツの再生と受信状態の表示を行う。
受信状態を示す情報は、前述したように図2の参照符号501A又は501Bに示される画像情報である。参照符号501Bに示される画像情報は、例えば、星形の図形であり、放送の受信状態が正常である場合には回転し、異常である場合には停止するように動作する。また、参照符号501Aの画像情報は、例えば、放送の受信状態に加えて、映像データ、音声データ、字幕データ、及び文字スーパーのデータ等のデータ毎の受信状態を表示するものであり、夫々の受信状態を表示バーにより表示する画像情報である。当該画像情報では、受信の正常時と異常時が区別可能な態様で表示される。例えば、正常時と異常時の表示の色を変えたり、輝度を変えたりすることで受信状態の良し悪しが表現される。また、当該画像情報では、現在の受信状態だけでなく過去の受信状態を履歴として表示し、時間経過に伴って表示が更新される。
なお、参照符号501Aの画像情報と参照符号501Bの画像情報は、受信状態表示領域501に両方を表示しても良いし、何れか一方を表示させても良い。
受信状態を示す情報の再生データの生成処理について、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、受信状態を示す情報の再生データの生成方法のフロー図である。
図5の(a)に示されるフローは、参照符号501Bの画像情報に係る再生データを生成する際のフロー図である。図5の(a)において、先ず、提示情報作成部421は、前記放送の受信状態の判定結果及び前記各種パケットデータの受信状態の判定結果を受信状態判定部43から受け取ると、受信状態を示す情報の生成を開始する(S201)。提示情報作成部421は、前記放送の受信状態の判定結果を参照し、受信状態の正常/異常を判別する(S202)。異常がある場合には、上記の星形の図形の回転を停止させるように再生データを生成する(S204)。一方、受信状態が正常である場合には、星形の図形を回転されるように再生データを生成する(S203)。そして、生成した再生データを表示装置50に与えることで、受信状態を示す情報の生成に係る処理を終了する(S205)。提示情報作成部421が、前記放送の受信状態の判定結果を受け取る毎に上記処理(S201〜S205)を実行することで、放送の受信状態を動画として表示することが可能となる。
図5の(b)に示されるフローは、参照符号501Aの画像情報に係る再生データを生成する際のフロー図である。図5の(b)において、先ず、提示情報作成部421は、前記放送の受信状態の判定結果及び前記各種パケットデータの受信状態の判定結果を受け取ると、受信状態を示す情報の生成を開始する(S301)。提示情報作成部421は、前記放送の受信状態の判定結果を参照し、受信状態の正常/異常を判別する(S302)。異常がある場合には、参照符号501Bの放送の受信状態を示す表示バーに、異常であることを示す画像を挿入させるように再生データを生成する(S304)。一方、受信状態が正常である場合には、当該表示バーに正常であることを示す画像を挿入するように再生データを生成する(S303)。同様にして各種データの表示バーについても同様に再生データを生成する。そして、生成した再生データを表示装置50に与えることで、受信状態を示す情報の生成処理を終了する(S305)。これによれば、現在の受信状態と過去の受信状態を表示することができるから、時間経過に伴う受信状態の変化を表現することが可能となる。
以上のように放送の受信状態を表示装置50に表示させることにより、ユーザが受信装置100による放送の受信状態を容易に知ることができる。また、受信状態を参照符号501Aのように表示させることで、ユーザは、過去から現在までの受信状態の傾向を知ることが可能となり、視聴を継続するか否か等の判断指標とすることができる。更に、参照符号501Aの画像情報によれば、放送の受信状態を示すだけでなく、各種のデータの受信状態を表示するから、ユーザは、視聴環境に適した放送局の番組を選択する指標として用いることができる。例えば、映像データの受信状態は悪いが音声データの受信状態は良い場合には、音声データを主に配信するラジオ放送の視聴を行う等、ユーザは視聴環境に適した視聴方法を選択することができる。
上記の例では、図2に示したように表示装置50のコンテンツ表示領域503とは別個に設けた情報表示領域502に放送の受信状態を表示させたが、コンテンツ表示領域503に再生するコンテンツに重ねて放送の受信状態を示す情報を表示させることも可能である。
図6は、放送の受信状態を示す情報を再生コンテンツと重ねて表示した場合の説明図である。
図6の(a)は、前述した星形の図形の画像情報を表示させた場合の一例であり、図6の(b)は、前述した表示バー形式の画像情報を表示させた場合の一例である。なお、当該画像情報のコンテンツ表示領域503における表示場所は特に限定されない。
放送の受信状態を示す情報の再生データは、図7に示される手順で生成される。
図7は、出力処理部42による再生データの生成処理の一例を示すフロー図である。
同図では、コンテンツ再生データとして、映像データのみを生成する場合を一例として説明する。
図7の(a)に示されるフローは、図2のように放送の受信状態を示す情報をコンテンツと別個に表示させる場合のフロー図である。
図7の(a)において、出力処理部42は、例えば、コンテンツに係る映像データ等をコンテンツデータ処理部416から受け取り、前記放送の受信状態の判定結果及び前記各種パケットデータの受信状態の判定結果を受信状態判定部43から受け取ると、表示装置50に表示させる再生データの生成を開始する(S401)。出力処理部42は、映像データ等からコンテンツ再生データを生成すると共に、図5と同様の方法により、放送の受信状態を示す情報の再生データを生成する(S402)。そして、出力処理部42は、生成した夫々の再生データを表示装置50に与えることで、再生データの生成処理を終了する(S403)。
一方、図7の(b)に示されるフローは、図6のように放送の受信状態を示す情報をコンテンツと重ねて表示させる場合のフロー図である。
図7の(b)において、ステップ401からステップ402までは、図7の(a)と同様である。その後、出力処理部42は、生成した夫々の再生データを合成し、新たなコンテンツ再生データを生成する(S404)。これにより、受信状態を示す情報を含んだコンテンツ再生データが生成される。そして、出力処理部42は合成したコンテンツ再生データを表示装置50に与えることで、再生データの生成処理を終了する(S405)。
図6に示すように、再生されるコンテンツと受信状態の画像情報を重ねて表示させることで、ユーザがコンテンツの内容が更新されているか否かを容易に判断することができる。例えば、静止画を再生するときに、受信状態の画像表示が動作していれば、ユーザはコンテンツの更新が正常に行われていることを認識することができるし、また、受信状態の表示画像が表示バー形式の画像である場合において、その表示バーの画像の更新が行われていなければ、ユーザはコンテンツの更新が行われていないことを認識することができる。
以上実施の形態1に係る受信装置1によれば、デジタル放送の受信状態や映像や音声等のデータの受信状態を提示することで、正常な放送内容を出力できているか否かをユーザに提示することができる。
≪実施の形態2≫
図8は、実施の形態2に係る、デジタル放送を受信して再生する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。同図に示される受信装置200において、実施の形態1に係る受信装置100と同一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
受信装置200は、受信装置100と同様にデジタル放送を受信して再生すると共にデジタル放送の受信状態を表示する機能を有するが、更に受信装置200は、視聴環境に応じた視聴方法に関する情報をユーザに対して提示する機能を備える。
先ず、受信装置200による放送の受信状態の判別処理について説明する。
放送の受信状態の判別処理は、制御部7により実行される。制御部7は、実施の形態1に係る制御部4におけるデータ処理部41、受信状態判定部43及び出力処理部42の代わりにデータ処理部71、受信状態判定部74、及び出力処理部72を有する。これらは、制御部4と同様に、制御部7において実行されるプログラムによって実現される機能実現手段の一部である。
制御部7は、更にタイマ部73を備える。タイマ部73は、第1タイマ回路と第2タイマ回路を有し、これらのタイマ回路は、例えば、CPUに内蔵されるタイマ回路である。第1タイマ回路は、データ処理部71が所定時間内のパケットデータの欠損の累積数(エラー累積数)を測定するとき、その所定時間を計時するための回路である。また、第2タイマ回路は、映像処理判定部712が映像パケットデータの欠損を受信状態の異常として認識しない時間等を計時するための回路である。これらの詳細については後述する。
データ処理部71は、コンテンツデータ処理部416、放送関連データ処理判定部711、映像処理判定部712、音声処理判定部713、字幕/文字スーパー処理判定部714、及び分離部415を有する。
実施の形態1と同様に、受信装置200がアンテナを介して放送波を受信し、受信部3が放送波からコンテンツデータを取得すると当該コンテンツデータはデータ処理部71に与えられる。データ処理部71は受け取ったコンテンツデータに基づいて、コンテンツの再生に係る映像データ等の生成処理と、各種パケットデータの欠損の有無の判別処理を実行する。
パケットデータの欠損の有無の判別処理は、処理判定部711〜714によって実行される。ここで、放送関連データ処理判定部711、音声処理判定部713、及び字幕/文字スーパー処理判定部714による判別処理は、実施の形態1に係る処理判定部411〜414による処理方法と同様の方法により行われる。一方、映像処理判定部712は、映像処理判定部714とは異なる処理を実行する。以下、映像処理判定部712による処理の内容について説明する。
図9は、映像処理判定部712による映像パケットデータの欠損の判別処理の一例を示すフロー図である。
図9に示されるように、映像処理判定部714は、分離部415から映像パケットデータを受け取ると、映像パケットデータの欠損の判別処理を開始する(S701)。映像処理判定部712は先ず、実施の形態1と同様の方法により、映像パケットデータに欠損の有無を判別する(S702)。映像パケットデータに欠損がない場合には、映像処理判定部712は、当該パケットデータの受信状態が正常であると判定し(S703)、当該判定結果を受信状態判定部74に与えることで映像パケットデータの欠損の判別処理を終了する(S707)。一方、ステップ702において、映像パケットデータに欠損がある場合には、当該パケットデータが静止画の映像データに係るパケットデータであるか否かを判別する(S704)。当該パケットデータが静止画の映像パケットデータでない場合には、映像処理判定部712は、当該パケットデータの受信状態が異常であると判定し(S706)、判定結果を受信状態判定部74に与えることで映像パケットデータの欠損の判別処理を終了する(S707)。一方、ステップ704において、当該パケットデータが静止画の映像パケットデータである場合には、映像処理判定部712は、コンテンツデータを正常に受信してから一定の時間が経過しているか否かを判別する(S705)。例えば、映像処理判定部712が1ピクチャ分の映像パケットデータを受信する毎に、第2タイマ回路732に対して所定時間の計時を実行する命令を行う。そして、映像処理判定部712は、ステップ702で判別したパケットデータの欠損が、第2タイマ回路732が計時する所定時間内に生じたものであるか否かを判別する。判別の結果、パケットデータの欠損が所定時間内に発生したものである場合には、映像処理判定部712は、当該パケットデータの受信状態が正常であると判定し(S703)、判定結果を受信状態判定部74に与えることで映像パケットデータの欠損の判別処理を終了する(S707)。一方、パケットデータの欠損が所定時間経過後に発生したものである場合には、映像処理判定部712は、当該パケットデータの受信状態が異常であると判定し(S706)、判定結果を受信状態判定部74に与えることで映像パケットデータの欠損の判別処理を終了する(S707)。
その後の処理は、実施の形態1と同様とすることで、放送の受信状態を示す情報(501A、501B)を表示装置50に表示させることが可能となる。
上記の方法によれば、コンテンツデータが静止画の映像データである場合には、映像データの受信状態の異常を表示する頻度を抑えることが可能となる。静止画の場合、例えば、1ピクチャ分のデータを一度受信してしまえば、新たな静止画のデータを受信するまで同じ画像が表示されるから、その後に受信するパケットデータに欠損があったとしても視聴に影響を与えないからである。
次に、受信装置200による視聴環境に応じた視聴方法に関する情報の提示機能について説明する。
実施の形態1に係る受信装置100では、ユーザが視聴環境に応じた視聴方法を選択するための指標として、映像データ等の受信状態を表示装置50に表示した。受信装置200では更に、受信したパケットデータの所定時間内の欠損の累積数を測定し、測定結果に応じて視聴環境に応じた視聴方法に関する情報をユーザに提示する。
図10は、受信装置200の表示装置50における出力画面の一例を示す説明図である。
同図に示されるように、受信状態表示領域501には、受信装置100と同様に、放送の受信状態とデータ毎の受信状態が表示される。視聴情報表示領域502には、前記視聴環境に応じた視聴方法に関する情報が表示される。前記視聴環境に応じた視聴方法に関する情報は、例えば、参照符号502Aに示される、放送局のチャンネル番号の一覧表示である。当該チャンネル番号の一覧表示において、視聴環境に応じたユーザに勧める放送局が輝度により表現される。例えば、映像データの受信状態は悪いが、音声データの受信状態は良い場合には、ラジオ放送を行っている放送局を明るく表示し、ワンセグ放送を行っている放送局を暗く表示させる。これにより、ユーザに対して視聴環境に応じた視聴方法を提示することができる。なお、上記ユーザへの提示は、輝度による表現に限られず、色を変えて表現する方法でもよい。
上記視聴環境に応じた視聴方法の提示を行うための処理方法について、図11を用いて詳細に説明する。
図11の(a)は、制御部7による視聴環境に応じた視聴方法の提示を行うための処理の流れを示すフロー図である。
先ず、アンテナ1を介して放送波の受信が開始され、パケットデータがデータ処理部71に与えられると、処理判定部711〜714は、上述した方法により、パケットデータの欠損の判定処理を実行し、エラー判定結果を受信状態判定部74に与える。そして、受信状態判定部74は、各種パケットデータのエラー判定結果に応じて受信状態の判定処理を行う。このとき、受信状態判別部74は、受信状態の判定処理に加え、視聴環境に応じた視聴方法の提示を行うための処理を開始する(S501)。受信状態判定部74は、所定時間内の各種パケットデータの欠損の累積数(エラー累積数)を測定し、エラー累積数の判定を行う(S502〜S504)。具体的には、先ず、受信状態判定部74は、字幕/文字スーパーのパケットデータのエラー累積数の判定を行う(S502)。具体的には、エラー累積数と所定の閾値との比較により、エラー累積数が多いか少ないかが判定される。なお、当該エラー累積数の判定処理の詳細については後述する。
ステップ502において、字幕/文字スーパーのパケットデータのエラー累積数が多いと判定した場合には、受信状態判定部74は、その判定結果を提示情報作成部721に与え、提示情報作成部721は、データ放送を主とする放送局以外の放送局のチャンネル表示の輝度を暗く表示させるように、視聴方法の提示に係る再生データを生成する(S505)。一般に、デジタル放送のコンテンツに含まれる字幕/文字スーパーのデータは、映像や音声等のデータと比べてデータ量が少ないため、受信がエラーとなる確率は低い。そのため、字幕/文字スーパーのデータについて受信のエラーが多い場合には、その他の映像や音声のデータに関しても受信のエラーが起きている可能性が高い。そこで、受信状態判定部74では、データ放送等の放送以外は受信に適さないとしてそれらのチャンネル選択の表示を暗くして表示し、データ放送のチャンネルを勧めるようにする。データ放送は、同じデータを繰り返し送信するカルーセル伝送を用いて放送されることが多いため、受信のエラーに強いと考えられるからである。
一方、ステップ502において、字幕/文字スーパーのパケットデータのエラー累積数が少ないと判定した場合には、受信状態判定部74は、音声パケットデータのエラー累積数の判定を行う(S503)。音声パケットデータのエラー累積数が多いと判定した場合には、受信状態判定部74は、その判定結果を提示情報作成部721に与え、提示情報作成部721は、ラジオ放送等の音声を主とする放送局のチャンネル表示の輝度を暗く表示させるように、視聴方法の提示に係る再生データを生成する(S506)。一方、音声パケットデータのエラー累積数が少ないと判定した場合には、受信状態判定部74は、映像パケットデータのエラー累積数の判定を行う(S504)。映像パケットデータのエラー累積数が多いと判定した場合には、受信状態判定部74は、その判定結果を提示情報作成部721に与え、提示情報作成部721は、ワンセグ放送等の映像を主とする放送局のチャンネル表示の輝度を暗く表示させるように、視聴方法の提示に係る再生データを生成する(S507)。一方、映像パケットデータのエラー累積数が少ないと判定した場合には、受信状態判定部74は、各種のパケットデータのエラーが少ないと判定し、その判定結果を提示情報作成部721に与え、提示情報作成部721は、全ての放送局のチャンネル表示の輝度を明るく表示させるように、視聴方法の提示に係る再生データを生成する(S508)。
上記の受信状態判定部74におけるエラー累積数の判定処理(S502〜S504)について、図11の(b)を用いて説明する。
受信状態判定部74は、視聴方法の提示を行うための処理を開始すると(S601)、エラー累積数の測定を行う(S602)。具体的には、受信状態判定部74は、第1タイマ回路731に対して所定時間の計時の命令を行う。そして、受信状態判定部74は、各処理判定部711〜714から送られてくるパケットデータの欠損の有無の判定結果を参照し、所定時間内のエラー累積数をパケットデータの種類毎にカウントする。そして、所定時間内のエラー累積数が所定の閾値よりも多い場合には、受信状態判定部74はパケットデータのエラーが多いと判定する(S605)。一方、所定時間内のエラー累積数が所定の閾値よりも少ない場合には、受信状態判定部74はパケットデータのエラーが少ないと判定する(S604)。以上の処理により、エラー累積数の判定が行われる。
以上によれば、受信装置200の受信状態に応じて、視聴に適した放送局の提示をユーザに対して行うことができる。
受信装置200は更に、視聴環境に応じた視聴方法に関する情報として、字幕の表示を推奨する字幕推奨情報をユーザに提示する機能を備える。
図12は、受信装置200の出力画面における字幕推奨情報の表示の一例を示す説明図である。
例えば、音声データの受信状態が悪く、音声が聞き取り難い場合には、同図に示されるように字幕推奨情報1200をコンテンツの再生と共に、ポップアップ等により表示することで、視聴環境に適した視聴方法をユーザに提案することができる。
字幕推奨情報の表示の必要性の判定は、受信状態判定部74により行われる。具体的には、前述した図11の(a)におけるステップ503の音声データのエラー累積数の判定処理の後に行われる。
図13は、字幕推奨情報を表示するための処理の流れを示すフロー図である。
先ず、図11の(a)におけるステップ502において、字幕/文字スーパーのパケットデータのエラー累積数が少ないと判定されると、字幕推奨情報の表示の必要性の判定処理が開始される(S601)。受信状態判定部74は、前述の方法により、音声パケットデータのエラー累積数の判定を行う(S503)。音声パケットデータのエラー累積数が少ないと判定した場合には、受信状態判定部74は、字幕推奨情報の表示は不要と判定し(S602)、判定処理を終了する。一方、エラー累積数が多いと判定した場合には、受信状態判定部74は、字幕推奨情報の表示が必要と判定し、その判定結果を提示情報作成部721に与え、提示情報作成部721は、字幕推奨情報の再生データを生成する(S603)。
制御部7は、字幕推奨情報を表示させた後に音声データの受信状態が良くなった場合には、字幕推奨情報の表示を停止させる。
図14は、制御部7による字幕推奨情報の表示を停止させるための処理の流れを示すフロー図である。
図13に示す処理により字幕推奨情報の表示をさせた後、受信状態判定部74は、字幕推奨情報の表示を停止させるための処理を開始する(S801)。受信状態判定部74は、字幕推奨情報の表示した後、所定定時間内に、音声パケットデータのエラー累積数が多いと判定されるか否かを判別する(S802)。例えば、受信状態判定部74は、タイマ部73の第2タイマ回路732、又は図示されない他のタイマ回路を設定して所定時間を計時させ、その所定時間内にエラー累積数が多いとする判定の有無を判別する。所定時間内にエラー累積数が多いとする判定が有った場合には、受信状態判定部74は、字幕推奨情報の表示が引き続き必要と判定し、処理を終了する。一方、所定時間内にエラー累積数が多いとする判定が無かった場合には、受信状態判定部74は、字幕推奨情報が不要と判定し、その判定結果を提示情報作成部721に与え、提示情報作成部721は、字幕推奨情報の表示を停止させる(S804)。
以上実施の形態2に係る受信装置によれば、放送の受信状態等を提示するのみならず、ユーザに対し視聴環境に適した視聴方法を提示することができる。
≪実施の形態3≫
図15は、実施の形態3に係る、デジタル放送を受信して再生する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。同図に示される受信装置300において、受信装置100、200と同一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
受信装置300は、受信装置100及び200の機能に加え、視聴環境に応じた視聴方法に関し、より細かな情報をユーザに対して提示する機能を備える。例えば、受信装置300が受信する放送の一つに携帯端末向けのマルチメディア放送がある。前述したように、マルチメディア放送では、映像や音声データの他に、携帯端末上で動作するプログラム等の大容量のデータもコンテンツとして配信されることが予定されている。すなわち、マルチメディア放送では、放送局(チャンネル)に応じて、配信するコンテンツデータに含まれるデータの種別が異なる。例えば、マルチメディア放送におけるチャンネル1(CH1)が映画のコンテンツを配信している場合、CH1のコンテンツデータは、映像や音声データ等が主となるが、チャンネル2(CH2)が携帯端末上で動作するソフトウェアを配信している場合、CH2のコンテンツデータは、映像や音声データ以外のプログラムデータ等が主となる。そこで、実施の形態3に係る受信装置300では、チャンネル毎に配信するデータの種別を把握し、把握したデータ種別と各種のデータの受信状態に応じて、ユーザに対し視聴を推奨する番組を表示する機能を有する。
図16は、受信装置300の表示装置50における出力画面の一例を示す説明図である。
同図に示されるように、受信状態表示領域501には受信装置100、200と同様に、放送の受信状態とデータ毎の受信状態が表示される。視聴情報表示領域502には、前記視聴環境に応じた視聴方法に関する情報として、例えば、参照符号502Bに示される放送局のチャンネル番号の一覧表示が表示される。参照符号502Bに示されるチャンネル番号の一覧表示では、チャンネル毎に輝度を変えて推奨するチャンネルを明示する。例えば、映像データと音声データの受信状態が悪いが、字幕/文字スーパー等の受信状態は良い場合には、参照符号502Bに示されるように、ワンセグ及びラジオの放送をしているチャンネルを暗く表示する。また、携帯用のマルチメディア放送局のうち、例えば、映像や音声のコンテンツを配信しているCH1とCH3を暗く表示し、データ放送を行っているCH2とCH4を明るく表示する。なお、上記ユーザへの提示は、輝度による表現に限られず、色を変えて表現する方法でもよい。このように、受信装置300によれば、視聴環境に応じて、視聴を推奨する番組をチャンネル毎に提示することができる。
視聴を推奨するチャンネル毎の提示を行うための具体的な処理について説明する。
先ず、チャンネル毎のデータの種別の判別について説明する。
チャンネル毎のデータの種別の判別は、図14に示されるデータ処理部81のコンテンツデータ処理部815が行う。具体的には、受信装置300がアンテナを介して取得したコンテンツデータをデータ処理部81が受け取ると、前述のように分離部415がコンテンツデータをパケットデータの種類毎に分離して、コンテンツデータ処理部815と処理判定部711に与える。このとき、分離部415は、コンテンツデータに含まれる、放送関連データであるEIT(Event Information Table)やEPG等のパケットデータをコンテンツデータ処理部815に与える。コンテンツデータ処理部815は、受け取ったEPG等のパケットデータを解析し、チャンネル毎のコンテンツデータのデータ種別を判別する。
図17は、EPG等のパケットデータの解析結果から取得したチャンネル毎のデータ種別の一例を示す説明図である。
同図において、例えば、ワンセグ放送局のチャンネルCH1のコンテンツデータは、映像と音声を配信すると共にプログラム等のデータを含んでいることを示している。また、携帯端末向けのマルチメディア放送局のチャンネル3CHのコンテンツデータは、静止画の映像とプログラム等のデータを含んでいることを示している。このように、コンテンツデータ処理部815は、チャンネル毎のデータ種別を判別し、その判別結果をメモリ部6に格納する。
次に、上記のデータ種別の判別結果を用いて、視聴を推奨するチャンネルを表示させる処理について説明する。
視聴を推奨するチャンネルを表示させる処理は、受信状態判定部84と提示情報作成部721によって行われる。具体的には、受信状態処理部84は、実施の形態2に係る受信状態処理部74と同様に、各種パケットデータのエラーの累積数を図11に示される方法により判別する。そして、受信状態処理部84は、各種パケットデータのエラー累積数の判別結果と、メモリ部6に格納されたチャンネル毎のデータ種別の判別結果を参照し、視聴を推奨しないチャンネルを判別して、その判別結果を提示情報作成部721に与える。提示情報作成部721は、受け取った判別結果に基づいて、視聴を推奨しないチャンネルの表示を暗くするように再生データを生成して表示部50に与える。例えば、字幕/文字スーパーのエラー累積数が多いと判定された場合には、映像や音声等を主として配信しているチャンネルの表示を暗くするように再生データが生成される。また、音声データのエラー累積数が多いと判定された場合には、音声等を主として配信しているチャンネルの表示を暗くするように再生データが生成される。これにより、視聴環境に応じて、ユーザに対してより好適な視聴方法を提供することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態1乃至3では、受信装置100、200、300が携帯端末である場合を一例として示したが、これに限られず、デジタル放送の受信が可能なカーナビ等の移動体通信装置であってもよい。また、実施の形態2及び3においてタイマ部73として、CPUに内蔵されるタイマ回路を用いる場合を示したがこれに限られず、別途設けたハードウェアのタイマ回路を用いてもよい。
更に、実施の形態2及び3において、放送の受信状態及び各種データの受信状態に関し、パケットデータの欠損の有無により判別して受信状態(501A、501B)を表示する方法(実施の形態1と同様の方法)を示したが、これに限られず、エラー累積数の判定結果に応じて受信状態の表示(501A、501B)を行う方法でもよい。これによれば、例えば、瞬間的な電波状態の不良等により、コンテンツの視聴に影響を与えない程度の受信状態の悪化があった場合でも、エラーの累積数で受信状態を把握するから、不必要な受信状態のエラー通知を減らすことが可能となる。
100、200、300 受信装置
1 アンテナ
2 操作部
3 受信部
4、7、8 制御部
5 出力部
50 表示装置
51 音声出力装置
6 メモリ部
41、71、81 データ処理部
411、711 放送関連データ処理判定部
412、712 映像処理判定部
413、713 音声処理判定部
414、714 字幕/文字スーパー処理判定部
415 分離部
416、815 コンテンツデータ処理部
42、72 出力処理部
421、721 提示情報作成部
43、74、84 受信状態判定部
501 受信状態表示領域
501A、501B 受信状態表示
5010 受信状態の異常
502 情報表示領域
502A、502B チャンネル一覧表示
503 コンテンツ表示領域
73 タイマ部
731 第1タイマ回路
732 第2タイマ回路
1200 字幕推奨情報

Claims (13)

  1. 放送信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナにより受信した放送信号を復調し、ストリーム形式の放送データを取得するための処理を実行する受信部と、
    前記取得した放送データを入力し、データ処理を実行するデータ処理制御部と、
    前記放送データに係るコンテンツを再生して表示する表示部と、を有し、
    前記データ処理制御部は、前記放送信号を受信したとき、入力した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータに欠損が有る場合には放送の受信状態が異常であると判定し、欠損が無い場合には放送の受信状態が正常であると判定し、判定結果に応じて放送の受信状態を示すための情報を前記表示部に動的に表示させる、受信装置。
  2. 前記所定の種類のパケットデータは、定期的に送信される前記放送データの構成を示す情報を有するパケットデータを含む、請求項1記載の受信装置
  3. 前記前記所定の種類のパケットデータは、映像データに係るパケットデータと、音声データに係るパケットデータと、字幕データに係るパケットデータと、を含み、
    前記放送の受信状態を示すための情報は、映像データの受信状態を示す情報と、音声データの受信状態を示す情報と、字幕データの受信状態を示す情報とを含む、請求項2記載の受信装置。
  4. 前記データ処理制御部は、前記放送の受信状態を示すための情報を前記表示部に表示させるとき、過去に判定した受信状態の履歴も併せて表示させる、請求項3記載の受信装置。
  5. 前記放送の受信状態を示すための情報は、所定の図形を含み、
    前記データ処理制御部は、放送の受信状態が正常であると判定した場合には、前記所定の図形が動作するように表示させ、放送の受信状態が異常であると判定した場合には、前記所定の図形が動作を停止するように表示させる、請求項3記載の受信装置。
  6. 放送信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナにより受信した放送信号を復調し、ストリーム形式の放送データを取得するための処理を実行する受信部と、
    前記取得した放送データを入力し、データ処理を実行するデータ処理制御部と、
    所定時間を計時する第1タイマ部と、
    前記放送データに係るコンテンツを再生して表示する表示部と、を有し、
    前記データ処理制御部は、前記放送信号を受信したとき、前記所定時間内における、入力した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータの欠損の数をカウントすると共に、前記欠損の数が所定の閾値より多い場合には放送の受信状態が異常であると判定し、前記欠損の数が所定の閾値より少ない場合には放送の受信状態が正常であると判定し、判定結果に応じて、視聴を推奨するための情報を前記表示部に表示させる、受信装置。
  7. 前記所定の種類のパケットデータは、定期的に送信される放送データの構成を示す情報を有するパケットデータと、映像データに係るパケットデータと、音声データに係るパケットデータと、字幕データに係るパケットデータと、を含む、請求項6記載の受信装置。
  8. 前記データ処理制御部は、前記音声データの受信状態が異常であると判定した場合には、字幕の表示を推奨するための情報を前記表示部に表示させる、請求項7記載の受信装置。
  9. 前記データ処理制御部は、前記字幕の表示を推奨するための情報を前記表示部に表示させているとき、前記音声データの受信状態が正常であると判定した場合には、前記字幕の表示を推奨するための情報の表示を停止させる、請求項8記載の受信装置。
  10. データを格納するためのメモリ部を更に有し、
    前記データ処理制御部は、取得した前記放送データに含まれる、番組情報を示すためのパケットデータに基づいて放送局毎の前記放送データに含まれるデータの種別を解析し、解析結果を前記メモリ部に格納すると共に、当該解析結果と前記判別した受信状態に応じて、前記視聴を推奨するための情報を前記表示部に表示させる、請求項7記載の受信装置。
  11. 所定時間を計時する第2タイマ部を更に有し、
    前記データ処理制御部は、取得した前記映像データが静止画に係る映像データである場合、前記第2のタイマ部により計時される所定時間内に前記映像データに係るパケットデータの欠損が有っても、前記映像データに係るパケットデータの欠損として認識しない、請求項3又は7記載の受信装置。
  12. アンテナから放送信号を受信し、受信した放送信号を復調して取得した放送データに係るコンテンツを再生して表示装置に表示する受信装置において、放送の受信状態を表示する受信状態表示方法であって、
    アンテナから放送信号を受信し、ストリーム形式の放送データを取得する第1処理と、
    取得した放送データに含まれる所定の種類のパケットデータを種類毎に分離する第2処理と、
    前記分離されたパケットデータの種類毎に、パケットデータの欠損の有無を確認する第3処理と、
    前記分離されたパケットデータの種類のうち、少なくとも一つの種類のパケットデータに欠損がある場合には放送の受信状態が異常であると判定し、そうでない場合には放送の受信状態が正常であると判定する第4処理と
    前記第4処理による判定結果に応じて、受信状態を示すための情報を前記表示装置に動的に表示させる第5処理と、を含む受信状態表示方法。
  13. 前記所定の種類のパケットデータは、定期的に送信される放送データの構成を示す情報を有するパケットデータと、映像データに係るパケットデータと、音声データに係るパケットデータと、字幕データに係るパケットデータと、を含む、請求項12記載の受信状態表示方法。
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