JP2012012777A - アンロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常用いるアンロック制御部に故障が生じても、非常事態発生時にロック状態を解除してアンロック状態にすることができるアンロック装置を得る。
【解決手段】WD3はCPU1の動作異常を検出して、動作異常検出時に活性状態のリセット信号RTを出力する。強制アンロック制御部4は活性状態のリセット信号RTの入力時に動作状態となり、非常事態判定情報E1に基づき、衝突事故等の非常事態の有無を判定し、非常事態を判定するとアンロックを指示する強制アンロック制御信号S4を駆動回路5に出力する。駆動回路5はアンロックを指示する強制アンロック制御信号S4に基づき、アンロック状態を指示する駆動信号S5をロック装置30に出力することにより、ロック装置30のロック状態を解除してアンロック状態にする。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車における非常時に各種ロック状態を解除しアンロック状態にするアンロック装置に関する。
衝突事故等の非常事態において、緊急のアンロック処置を効果的に行うアンロック装置として例えば特許文献1に開示された車両用ロック装置が挙げられる。
この車両用ロック装置は、非常事態検出部において、衝突などの非常事態を検出した場合には、制御部が各種ロック装置におけるロック状態を解除してアンロック状態にしている。
図4は特許文献1に開示されたアンロック装置に代表される、従来のアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。
同図に示すように、ロック装置30に対するアンロック制御機能を有する車載用ECU20は内部にCPU21、駆動回路22及びWD23を有している。
CPU21は、非常事態判定情報E1及びE2に基づき、衝突事故等の非常事態の有無を判定し、非常事態を判定するとアンロックを指示するCPU制御信号S21を駆動回路2に出力する。非常事態判定情報E1はエアバッグSW、車速(履歴)を含み、非常事態判定情報E2は電源リレー、シフトポジション、ID照合有効性(OK)を含んでいる。
駆動回路2はアンロックを指示するCPU制御信号S21に基づき、アンロック状態を指示する駆動信号S22をロック装置30に出力することにより、ロック装置30の所定のロック状態を解除してアンロック状態にする。なお、ロック装置30によるロックとして、ステアリングロック(ステロク)、シフトロック、イモビ(ライザ)、ドアロック、パーキングブレーキ等の各種ロックが考えられる。
WD(ウォッチドッグ)23はCPU21よりパルス信号P21を定期的にモニタし、このパルス信号P21によるパルスが所定期間途切れる等の状態を認識することにより、CPU21の動作異常を検出して、動作異常検出時に活性状態のリセット信号RTを出力する。なお、WD23は動作異常検出時以外において非活性状態のリセット信号RTを出力する。
また、ロック装置30は現在のロック/アンロック状態を指示するモニタ信号であるロック装置モニタ信号S30をCPU21に出力する。したがって、CPU21は駆動回路22の駆動信号S22がCPU制御信号S21の指示に従って正しく出力されているか否かを、ロック装置モニタ信号S30によって確認することができる。
このような構成において、車載用ECU20を搭載した車両に衝突事故等が発生し、エアバッグSWのオンを指示する非常事態判定情報E1等がCPU21に検知されると、CPU21は非常事態の発生を判定して、アンロックを指示するCPU制御信号S21を出力することにより、駆動回路22を介してロック装置30の各種ロック状態を解除して自動的にアンロック状態にすることができる。
特許第3578017号公報
しかしながら、従来のアンロック装置では、アンロック制御部(図4のCPU21に相当)自体が故障したときの対策が何ら講じられていないという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、通常用いるアンロック制御部に故障が生じても、非常事態発生時にロック状態を解除してアンロック状態にすることができるアンロック装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のアンロック装置は、自動車における所定のロック装置におけるロック状態を解除してアンロック状態にするアンロック装置であって、自動車における各種状態を指示する非常事態判定情報に基づき、所定の非常事態の発生を判定すると、前記所定のロック装置によるロック状態を解除してアンロック状態にする通常アンロック制御駆動部と、所定状態の成立時に動作状態となり、前記非常事態判定信号の少なくとも一部に基づき、前記所定の非常事態の発生を判定すると、前記所定のロック装置によるロック状態を解除してアンロック状態にする強制アンロック制御駆動部とを備える。
請求項2記載のアンロック装置は、請求項1記載のアンロック装置であって、前記通常アンロック制御駆動部から出力される制御部検出用信号をモニタすることにより前記通常アンロック制御駆動部の動作異常を検出する異常検出部をさらに備え、前記所定状態は、前記異常検出部によって前記通常アンロック制御駆動部の動作異常が検出された状態を含む。
請求項3記載のアンロック装置は、請求項1記載のアンロック装置であって、自動車内における所定の操作によって動作オン要求信号が出力可能な強制アンロック操作部をさらに備え、前記所定状態は、前記強制アンロック操作部からの前記動作オン要求信号の出力された状態を含む。
請求項4記載のアンロック装置は、請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載のアンロック装置であって、少なくとも前記通常アンロック制御駆動部と前記強制アンロック制御駆動部とは同一ユニット内に設けられる。
請求項5記載のアンロック装置は、請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載のアンロック装置であって、前記通常アンロック制御駆動部と前記強制アンロック制御駆動部とは互いに独立した異なるユニット内にそれぞれ設けられる。
請求項1記載の本願発明において、通常アンロック制御駆動部に動作異常が生じても、所定状態を成立させて、強制アンロック制御駆動部を動作状態にすることにより、非常事態判定情報に基づき、非常事態発生時に所定のロック装置によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
請求項2記載の本願発明において、通常アンロック制御駆動部の動作異常が異常検出部により検出されるため、通常アンロック制御駆動部に動作異常が生じた場合は確実に強制アンロック制御駆動部を動作状態にして、非常事態発生時に所定のロック装置によるロック状態を確実に解除してアンロック状態にすることができる。
請求項3記載の本願発明において、通常アンロック制御駆動部に動作異常が生じた場合は、運転者等が強制アンロック操作部を操作して動作オン要求信号を出力させることにより、通常アンロック制御駆動部の異常を検出する手段に頼ることなく強制アンロック制御駆動部を動作状態にして、非常状態発生時に所定のロック装置によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
請求項4記載の本願発明において、通常アンロック制御駆動部と強制アンロック制御駆動部とは同一ユニット内に設けられるため、装置における集積度の向上を図ることができる。
請求項5記載の本願発明において、通常アンロック制御駆動部と強制アンロック制御駆動部とは互いに独立した異なるユニット内にそれぞれ設けられるため、一方のユニット全体が使用不能になっても他方のユニットに存在する(通常あるいは強制)アンロック制御駆動部が正常に動作すれば、所定のロック装置をアンロック状態にすることができ、非常事態発生時においてもほぼ確実にアンロック制御機能を発揮させることができる。
この発明の実施の形態1であるアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。 この発明の実施の形態2であるアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。 この発明の実施の形態3であるアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。 従来のアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1であるアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。
同図に示すように、ロック装置30に対するアンロック制御機能を有する車載用ECU11は内部にCPU1、駆動回路2、WD3、強制アンロック制御部4及び駆動回路5を有している。
CPU1は、非常事態判定情報E1及びE2に基づき、衝突事故等の非常事態(所定の非常事態)の有無を判定し、当該非常事態を判定するとアンロックを指示するCPU制御信号S1を駆動回路2に出力する。非常事態判定情報E1はエアバッグSW、車速(履歴)を含み、非常事態判定情報E2は電源リレー、シフトポジション、ID照合有効性(OK)を含んでいる。
以下、非常事態判定情報E1及びE2の個々の情報について説明する。例えば、エアバッグSWがオン状態(エアバッグが作動する)でも、車速履歴が停止状態を指示している場合は衝突事故でなく盗難等による故意のエアバッグ差動が推測される。同様に走行中であれば電源リレーはイグニッションONを指示することが推測され、シフトポジションはドライブであると推測される。また、通常は正規の運転者が運転していることからID照合有効性は良(OK)を示していると推測される。
このように非常事態判定情報E1及びE2の情報を総合的に判断することにより、CPU1は衝突事故等の非常事態の有無を正確に判定することができる。
駆動回路2はアンロックを指示するCPU制御信号S1に基づき、アンロック状態を指示する駆動信号S2をロック装置30(所定のロック装置)に出力することにより、ロック装置30の所定のロック状態を解除してアンロック状態にする。なお、ロック装置30による所定のロック状態として、ステアリングロック(ステロク)、シフトロック、イモビ(ライザ)、ドアロック、パーキングブレーキ等のロック状態が考えられる。
このようにCPU1及び駆動回路2は、非常事態判定情報E1及びE2に基づき、非常事態の発生を判定すると、ロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にする通常アンロック制御駆動部として機能する。
WD(ウォッチドッグ)3はCPU1よりパルス信号P1を定期的にモニタし、このパルス信号P1によるパルスが所定期間途切れる等の状態を認識することにより、CPU1の動作異常を検出して、動作異常検出時に活性状態のリセット信号RTを出力する。なお、WD3は動作異常検出時以外において非活性状態のリセット信号RTを出力する。
また、ロック装置30は現在のロック/アンロック状態を指示するモニタ信号であるロック装置モニタ信号S30をCPU1に出力する。したがって、CPU1は駆動回路2の駆動信号S2がCPU制御信号S1の指示に従って正しく出力されているか否かを、ロック装置モニタ信号S30によって確認することができる。
さらに、強制アンロック制御部4はリセット信号RTを受け、活性状態のリセット信号RTの入力時に動作状態となり、非活性状態のリセット信号RTの入力時には非動作状態となる。
強制アンロック制御部4は動作状態時に、非常事態判定情報E1に基づき、衝突事故等の非常事態の有無を判定し、非常事態を判定するとアンロックを指示する強制アンロック制御信号S4を駆動回路5に出力する。強制アンロック制御部4は非常事態判定情報E1のみに基づくことにより判断基準をCPU1より簡略化することにより、内部構成の簡略化を図っている。
駆動回路5はアンロックを指示する強制アンロック制御信号S4に基づき、アンロック状態を指示する駆動信号S5をロック装置30に出力することにより、ロック装置30の所定のロック状態を解除してアンロック状態にする。
このように強制アンロック制御部4及び駆動回路5は、非常事態判定情報E1に基づき、非常事態の発生を判定すると、ロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にする強制アンロック制御駆動部として機能する。
このような構成において、CPU1が正常動作をしている場合、車載用ECU11は以下のアンロック制御機能を発揮することができる。
車載用ECU11を搭載した車両に衝突事故等が発生し、エアバッグSWのオンを指示する情報を含む非常事態判定情報E1及び非常事態判定情報E2がCPU1に検知されると、CPU1は衝突事故等の非常事態(所定の非常事態)の発生を判定して、アンロックを指示するCPU制御信号S1を出力することにより、駆動回路2を介してロック装置30の各種ロック状態をアンロック状態に自動的に解除することができる。
一方、CPU1が異常動作をしている場合、車載用ECU11は以下のアンロック制御機能を発揮することができる。
CPU1の異常動作が、パルス信号P1をモニタするWD3によって検出され、リセット信号RTが活性状態となるため、強制アンロック制御部4は動作状態となる。この場合、CPU1によるアンロック制御は不可能な状況であるが、代わりに強制アンロック制御部4によるアンロック制御が可能となる。
したがって、例えば、非常事態判定情報E1によってエアバッグSWがON、車速が急激に低下したことが認識されると、強制アンロック制御部4は、衝突事故等の非常事態の発生を判定して、アンロックを指示する強制アンロック制御信号S4を出力することにより、駆動回路5を介してロック装置30の各種ロック状態をアンロック状態に自動的に解除することができる。
実施の形態1のアンロック装置において、通常アンロック制御駆動部を構成するCPU1に動作異常が生じても、CPU1の動作異常が異常検出部であるWD3により検出されるという状態(所定状態)を成立させて、強制アンロック制御部4を動作状態にすることにより、非常事態判定情報E1に基づき、非常状態発生時にロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
さらに、実施の形態1のアンロック装置は、CPU1の動作異常がWD3により検出されるため、CPU1に動作異常が生じた場合は確実に強制アンロック制御部4を動作状態にして、非常状態発生時にロック装置30によるロック状態を確実に解除してアンロック状態にすることができる。
また、実施の形態1では、CPU1と強制アンロック制御部4とは同一の車載用ECU11内に設けられるため、アンロック装置における集積度の向上を図ることができる。
<実施の形態2>
図2はこの発明の実施の形態2であるアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。
同図に示すように、ロック装置30に対するアンロック制御機能を有する車載用ECU12は内部にCPU1、駆動回路2、WD3、強制アンロック制御部4及び駆動回路5を有しており、車載用ECU12外に強制アンロック操作部8を有している。
強制アンロック操作部8は運転者等が操作可能な車内の所定位置に配置されており、運転者等が所定の操作を行うことにより、強制アンロック制御部4に対し動作オン要求信号RQを出力することができる。
CPU1、駆動回路2及びWD3の並びにロック装置30の動作は、実施の形態1の車載用ECU11と同様であるため説明を省略する。ただし、WD3のリセット信号RTは強制アンロック制御部4に出力されていない点が車載用ECU11と異なる。
強制アンロック制御部4は動作オン要求信号RQの入力が検知されると動作状態となり、動作オン要求信号RQの入力が検知されない場合は非動作状態となる。
強制アンロック制御部4は動作状態時に、非常事態判定情報E1に基づき、衝突事故等の非常事態の有無を判定し、非常事態を判定するとアンロックを指示する強制アンロック制御信号S4を駆動回路5に出力する。
駆動回路5はアンロックを指示する強制アンロック制御信号S4に基づき、アンロック状態を指示する駆動信号S5をロック装置30に出力することにより、ロック装置30の所定のロック状態を解除してアンロック状態にする。
このような構成において、CPU1が正常動作をしている場合、車載用ECU12は、実施の形態1の車載用ECU11と同様に、CPU1によるアンロック制御機能を発揮することができる。
一方、CPU1が異常動作をしている場合、車載用ECU12は以下のアンロック制御機能を発揮することができる。
CPU1の異常動作を車内の運転者等が認識すると、運転者等は強制アンロック操作部8を操作して動作オン要求信号RQを発生させる。すると、強制アンロック制御部4は動作状態となる。この場合、CPU1によるアンロック制御は不可能な状況である可能性が高いが、確実に強制アンロック制御部4によるアンロック制御が可能となる。
したがって、強制アンロック制御部4は、非常事態判定情報E1に基づき、非常事態の発生を判定すると、アンロックを指示する強制アンロック制御信号S4を出力することにより、駆動回路5を介してロック装置30の各種ロック状態をアンロック状態に自動的に解除することができる。
実施の形態2のアンロック装置において、CPU1に動作異常が生じても、強制アンロック操作部8を操作して動作オン要求信号RQを出力するという状態(所定の状態)を成立させることにより、強制アンロック制御部4を動作状態にすることにより、非常事態判定情報E1に基づき、非常状態発生時にロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
さらに、実施の形態2のアンロック装置は、実際に車両にいる運転者等の判断で強制アンロック操作部8を操作して強制アンロック制御部4を動作状態にすることができるため、WD3の判断に頼ることなく、CPU1の故障が想定される時は強制アンロック制御部4によって、非常状態発生時にロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
なお、実施の形態2のアンロック装置においては、予め強制アンロック操作部8を操作して強制アンロック制御部4を動作状態に設定しておき、CPU1と強制アンロック制御部4との2つのアンロック制御部を並行に動作させるという利用も可能となる。
また、実施の形態2では、CPU1と強制アンロック制御部4とは同一の車載用ECU12内に設けられるため、実施の形態1と同様、アンロック装置における集積度の向上を図ることができる。
<実施の形態3>
図3はこの発明の実施の形態3であるアンロック装置の構成を模式的に示すブロック図である。
同図に示すように、ロック装置30に対する一方のアンロック制御駆動部を有する車載用ECU13は内部にCPU1、駆動回路2及びWD3から構成され、ロック装置30に対する他方のアンロック制御駆動部を有する車載用ECU14は内部に強制アンロック制御部6及び駆動回路7を有しており、車載用ECU13及び車載用ECU14の外部に強制アンロック操作部8を有している。
強制アンロック操作部8は運転者等が操作可能な車内の所定位置に配置されており、運転者等が所定の操作を行うことにより、車載用ECU14内の強制アンロック制御部6に対し動作オン要求信号RQを出力することができる。
車載用ECU13内のCPU1、駆動回路2及びWD3並びにロック装置30の動作は、実施の形態1及び実施の形態2と同様であるため説明を省略する。ただし、WD3のリセット信号RTは車載用ECU14内の強制アンロック制御部6に出力されていない点が車載用ECU11と異なる。
強制アンロック制御部6は動作オン要求信号RQの入力が検知されると動作状態となり、動作オン要求信号RQの入力が検知されない場合は非動作状態となる。
強制アンロック制御部6は動作状態時に、非常事態判定情報E1に基づき、衝突事故等の非常事態の有無を判定し、非常事態を判定するとアンロックを指示する強制アンロック制御信号S6を駆動回路7に出力する。
駆動回路7はアンロックを指示する強制アンロック制御信号S6に基づき、アンロック状態を指示する駆動信号S7をロック装置30に出力することにより、ロック装置30の所定のロック状態を解除してアンロック状態にする。
このように強制アンロック制御部6及び駆動回路7は、非常事態判定情報E1に基づき、非常事態の発生を判定すると、ロック装置30によるロック状態をアンロック状態にする強制アンロック制御駆動部として機能する。
このような構成において、CPU1が正常動作をしている場合、車載用ECU13は、実施の形態1の車載用ECU11と同様に、CPU1によるアンロック制御機能を発揮することができる。
一方、CPU1が異常動作をしている場合、車載用ECU14は以下のアンロック制御機能を発揮することができる。
CPU1の異常動作を車内の運転者等が認識すると、運転者等は強制アンロック操作部8を操作して動作オン要求信号RQを発生させる。すると、強制アンロック制御部6は動作状態となる。この場合、車載用ECU13内のCPU1によるアンロック制御は不可能な状況である可能性が高いが、確実に車載用ECU14内の強制アンロック制御部6によるアンロック制御が可能となる。
したがって、強制アンロック制御部6は、非常事態判定情報E1に基づき、非常事態の発生を判定すると、アンロックを指示する強制アンロック制御信号S6を出力することにより、駆動回路7を介してロック装置30の各種ロック状態をアンロック状態に自動的に解除することができる。
実施の形態3のアンロック装置において、CPU1に動作異常が生じても、実施の形態2と同様に、強制アンロック制御部6を動作状態にすることにより、非常事態判定情報E1に基づき、非常状態発生時にロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
さらに、実施の形態3のアンロック装置は、実施の形態2と同様、実際に車両にいる運転者等の判断で強制アンロック操作部8を操作して強制アンロック制御部6を動作状態にすることができるため、WD3の判断に頼ることなく、CPU1の故障が想定される時には強制アンロック制御部6によってロック装置30によるロック状態を解除してアンロック状態にすることができる。
加えて、実施の形態3のアンロック装置は、CPU1と強制アンロック制御部6とは互いに独立した異なる車載用ECU13内及び車載用ECU14内にそれぞれ設けられる。このため、車載用ECU13及び14のうち、一方のユニット全体が使用不能になっても他方のユニットに存在するCPU1あるいは強制アンロック制御部6が正常に動作すれば、ロック装置30をアンロック状態にすることができ、非常事態発生時においても比較的高い確率でアンロック制御駆動部を動作させることができる。
<その他>
実施の形態2の車載用ECU12あるいは実施の形態4の車載用ECU14において、強制アンロック制御部4あるいは強制アンロック制御部6は、実施の形態1のようにWD3からの活性状態のリセット信号RTの入力時にも動作状態になるようにしても良い。
ロック装置30は、上述したステアリングロック(ステロク)、シフトロック、イモビ(ライザ)、ドアロック、パーキングブレーキ等の自動車上で設定される各種ロックのうち少なくとも一つのロック/アンロックが行える装置であれば良い。
強制アンロック制御部4あるいは強制アンロック制御部6は非常事態判定情報E1のみ入力したが、CPU1と同様に非常事態判定情報E2も入力するようにして、詳細な情報に基づき非常事態の発生の有無を判断させるようにしても良い。
1 CPU
2,5,7 駆動回路
3 WD
4,6 強制アンロック制御部
8 強制アンロック操作部
11〜14 車載用ECU
30 ロック装置

Claims (5)

  1. 自動車における所定のロック装置におけるロック状態を解除してアンロック状態にするアンロック装置であって、
    自動車における各種状態を指示する非常事態判定情報に基づき、所定の非常事態の発生を判定すると、前記所定のロック装置によるロック状態を解除してアンロック状態にする通常アンロック制御駆動部と、
    所定状態の成立時に動作状態となり、前記非常事態判定信号の少なくとも一部に基づき、前記所定の非常事態の発生を判定すると、前記所定のロック装置によるロック状態を解除してアンロック状態にする強制アンロック制御駆動部とを備える、
    アンロック装置。
  2. 請求項1記載のアンロック装置であって、
    前記通常アンロック制御駆動部から出力される制御部検出用信号をモニタすることにより前記通常アンロック制御駆動部の動作異常を検出する異常検出部をさらに備え、
    前記所定状態は、前記異常検出部によって前記通常アンロック制御駆動部の動作異常が検出された状態を含む、
    アンロック装置。
  3. 請求項1記載のアンロック装置であって、
    自動車内における所定の操作によって動作オン要求信号が出力可能な強制アンロック操作部をさらに備え、
    前記所定状態は、前記強制アンロック操作部からの前記動作オン要求信号の出力された状態を含む、
    アンロック装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載のアンロック装置であって、
    少なくとも前記通常アンロック制御駆動部と前記強制アンロック制御駆動部とは同一ユニット内に設けられる、
    アンロック装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載のアンロック装置であって、
    前記通常アンロック制御駆動部と前記強制アンロック制御駆動部とは互いに独立した異なるユニット内にそれぞれ設けられる、
    アンロック装置。
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