JP2012011595A - 刻印装置 - Google Patents

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Yukio Fujii
行雄 藤井
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Fujii Seisakusho Kk
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Abstract

【課題】 複数のワークを同時に、かつ、均等に刻印できる刻印装置を提供することである。
【解決手段】 ベース板1に、一対のローラ13からなる少なくとも二組のワーク支持手段H1、H2を設け、これらワーク支持手段H1,H2と対向する位置に、刻印手段12を取付ける取付けプレート8を回転自在に設けてなり、この取付けプレート8は、ワーク支持手段H1,H2との対向間隔を調整可能にしかつ刻印手段12を取り外し可能に保持する構成にしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、円柱状のワークに刻印を施す刻印装置に関する。
従来から知られている刻印装置は、ワークに対して刻印手段を打ち付けて刻印する構成にしていた。例えば、特許文献1に記載されたものは、シリンダを動力源として、ワークに対して刻印手段を打ち付けるようにしている。
特開平8−132722号公報
上記従来の刻印装置は、刻印手段をワークに打ち付けるようにしているので、例えば、ひとつのシリンダの1動作で複数のワークを同時に刻印することはほとんど不可能であった。なぜなら、ひとつのシリンダの1動作で複数のワークに同時に刻印しようとすると、刻印時の力のバランスを均等に維持し難いので、刻印にばらつきが生じてしまうからである。
そのためにシリンダの1動作でひとつのワークを刻印することになり、その作業効率が悪くなるという問題があった。
また、刻印手段をワークに打ち付ける場合に、その打ち付け力を一定にさせないと、安定した刻印ができなくなるが、打ち付け力を一定に保つことが非常に難しく、その分、装置の精度を上げなければならないので、それがコストアップの要因にもなっていた。
この発明の目的は、複数のワークを同時にかつ均等に刻印できる刻印装置を提供することである。
第1の発明は、ベース板に、一対のローラからなる少なくとも二組のワーク支持手段を設け、これらワーク支持手段と対向する位置に、刻印手段を取付ける取付け手段を回転自在に設けてなり、この取付け手段は、ワーク支持手段との対向間隔を調整可能にしかつ刻印手段を取り外し可能に保持する構成にした点に特徴を有する。
第2の発明は、上記ベース板であって複数のワーク支持手段間に支持軸を設け、この支持軸に上記刻印手段を取付ける取付け手段を回転自在に支持させるとともに、この取付け手段にハンドルを設けた点に特徴を有する。
第1の発明の刻印装置によれば、複数のワーク支持手段のそれぞれに円柱状のワークを載せた状態で、刻印手段を取付けた取付け手段を回せば、その取付け手段に取付けた刻印手段が上記ワークに押し付けられながら、当該ワークと相対回転して刻印をする。つまり、取付け手段を回すだけで複数のワークを同時に刻印でき、その分、刻印作業が効率的になる。
また、ワークに対する刻印手段の押し付け力は、刻印手段を取付ける取付け手段の高さ調整によって一定に保つことができるので、安定した刻印を施すことができる。
第2の発明によれば、取付け手段に設けたハンドルを持って取付け手段を回せば、目的のワークに簡単に刻印できる。
この発明の実施形態を示す断面図である。 ベース板に設けた保持手段の斜視図である。
図示の実施形態は、ベース板1の中心に筒状支持部材2を起立させ、この筒状支持部材2には、この発明の支持軸であるねじ軸3を、ねじ結合させながらはめ入れている。さらに、このねじ軸3に固定ナット4をはめ、この固定ナット4を締め付けることでねじ軸3を筒状支持部材2に固定している。
さらに、上記固定ナット4よりもさらに上方に、ロックナット5およびスラスト軸受6を設け、このスラスト軸受6上には、中心部に設けたブッシュ7にねじ軸3を貫通させた取付けプレート8を、上記ねじ軸3に対して回転自在に設けている。なお、この取付けプレート8が、この発明の取付け部材を構成するものである。
上記のようにした取付けプレート8を境にして、上記スラスト軸受6とは反対側にスラスト軸受9を設けるとともに、このスラスト軸受9の上方にロックナット10を設けている。
したがって、ロックナット5,10を回して、ねじ軸3に対するこれらロックナット5,10の位置を調整しつつ、スラスト軸受6,9および取付けプレート8の位置を調整する。そして、取付けプレート8の所定の位置において、上記ロックナット5,10を締め付ければ、取付けプレート8は両スラスト軸受6,9間において回転自在に支持される。
なお、図中符号11は上記取付けプレート8の両端に固定したハンドルである。
上記のようにした取付けプレート8の下面であって、ねじ軸3を基準にして対称となる位置に、刻印手段12,12を取付けているが、この刻印手段12,12は取付けプレート8に対して取り外し可能にしている。言い換えると、刻印する文字に応じて、この刻印手段12,12をその都度取り替えられるようにしている。
また、取付けプレート8に取付けた上記刻印手段12,12に対応する上記ベース板1上には、一対のローラ13,13からなる二組のワーク支持手段H1,H2を設けている。すなわち、これらワーク支持手段H1,H2は、ベース板1上において、ねじ軸3を基準にして対称位置に設けたブラケット14,14に一対のローラ13,13を回転自在に設けたものである。
そして、上記ローラ13,13の回転軸13a,13aは、取付けプレート8に取付けた刻印手段12の移動方向にほぼ直交する方向に設けている。
上記のようにした刻印装置を用いるときには、刻印すべきワークWの直径に応じて取付けプレート8の高さ位置を調整する。すなわち、両ワーク支持手段H1,H2のローラ13,13間にワークW1、W2を載せた状態で、ハンドル11,11とともに取付けプレート8を回したとき、この取付けプレート8に取付けた刻印手段12,12が、ローラ13,13間に載せたワークW1,W2に押し付けられながら相対移動できるように、取付けプレート8の高さ位置を調整する。
上記のように刻印手段12,12を取付けた取付けプレート8の高さ位置を調整したら、ハンドル11,11とともに取付けプレート8を回して、刻印手段12,12をワーク支持手段H1,H2と対向する位置から退避させる。
刻印手段12,12をワーク支持手段H1,H2と対向する位置から退避させたら、ローラ13,13間にワークW1,W2を載せる。
ローラ13,13間にワークW1,W2を載せたら、今度は、ハンドル11,11を握って取付けプレート8を所定の方向に回すと、上記のように刻印手段12,12がワークW1,W2に押し付けられながら、それらが相対移動するので、刻印手段12,12に形成された文字等がワークW1,W2に同時に刻印されることになる。
上記のようにしてワークW1,W2に刻印を施すが、このときには取付けプレート8の高さ位置に応じて刻印手段12,12をワークW1,W2に押し付ける力が決まるので、押し付け力のばらつきがほとんどなく、安定した刻印を施すことができる。
また、上記ワーク支持手段を、ねじ軸3を中心にした円周上に3つ以上設けることができるが、これらワーク支持手段の数分だけ、多くのワークに同時に刻印を施すことができる。
円柱状のワークに刻印を施す刻印装置に最適である。
1 ベース板
3 ねじ軸
12 ローラ
H1,H2 ワーク支持手段
13 ローラ

Claims (2)

  1. ベース板に、一対のローラからなる少なくとも二組のワーク支持手段を設け、これらワーク支持手段と対向する位置に、刻印手段を取付ける取付け手段を回転自在に設けてなり、この取付け手段は、ワーク支持手段との対向間隔を調整可能にしかつ刻印手段を取り外し可能に保持する構成にした刻印装置。
  2. 上記ベース板であって複数のワーク支持手段間に支持軸を設け、この支持軸に上記刻印手段を取付ける取付け手段を回転自在に支持させるとともに、この取付け手段にハンドルを設けた請求項1記載の刻印装置。
JP2010148086A 2010-06-29 2010-06-29 刻印装置 Pending JP2012011595A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105835549A (zh) * 2016-03-23 2016-08-10 凌云工业股份有限公司 一种可调式通用型打标站
CN105882170A (zh) * 2016-06-29 2016-08-24 定襄县安宝锻压有限公司 圆盘钢号打字机
CN110549758A (zh) * 2019-09-25 2019-12-10 山东兴田阳光智能装备股份有限公司 一种转盘打字机

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