JP2012008668A - 移行計画作成支援装置、移行計画作成方法、およびプログラム - Google Patents

移行計画作成支援装置、移行計画作成方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できなかった。
【解決手段】1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約であり、一システム内の作業に関する制約である内部制約と二以上のシステム間の作業に関する制約である外部制約の情報である2以上の制約情報と、年総費用条件を格納し、2以上の制約情報を満たすように、かつ年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するスケジュール部と、スケジュール部が取得した作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する出力部を具備する移行計画作成支援装置により、移行時の効果を定量的に分かりやすく提示できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2以上の各システムを他のシステム環境に移行する際の適切な作業計画を出力する移行計画作成支援装置等に関するものである。
従来、好適な移行計画を作成する移行計画作成システムがあった(例えば、特許文献1参照)。本システムは、記憶装置とプロセッサを備える。記憶装置には、移行元サーバのそれぞれの資源使用量を示すデータDSと、移行先サーバのそれぞれの資源容量を示すデータDDとが格納される。プロセッサは、資源使用量の降順で移行元サーバを1つずつ選択し、また、移行先サーバのうちいずれかを選択する。プロセッサは、選択された移行元サーバの資源使用量と選択された移行先サーバの資源容量の残量を比較する。資源使用量が残量より大きい場合、プロセッサは、別の移行先サーバを選択した後、上記比較を再度行う。資源使用量が残量以下の場合、プロセッサは、選択された移行元サーバを選択された移行先サーバに割り当てる。
特開2008−210001号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来のシステムにおいては、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できなかった。また、特に、企業経営を加味して、費用的に移行しやすい計画を容易に策定できなかった。また、長年の運用を考慮した計画を策定できなかった。具体的には、例えば、長年の運用中に、必要でなくなる作業、または必要になってくる作業が存在することを考慮した計画を策定できなかった。
本第一の発明の移行計画作成支援装置は、システム環境の構築または保守または運用に関する作業を識別する作業識別情報と作業に必要な費用に関する情報である費用情報とを対応付けて有する情報である作業情報を、2以上の各システムのn(nは2以上の整数)年間の間の各年分、格納し得る作業情報格納部と、1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約であり、一システム内の作業に関する制約である内部制約と二以上のシステム間の作業に関する制約である外部制約についての情報である2以上の制約情報を格納し得る制約情報格納部と、システム環境の構築または保守または運用に関する1年の総費用に関する条件である年総費用条件を格納し得る年総費用条件格納部と、他のシステム環境移行後の各年の費用を出力する指示である費用出力指示を受け付ける受付部と、費用出力指示を受け付けた場合、制約情報格納部に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するスケジュール部と、スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する出力部とを具備する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できる。また、費用的に移行しやすい計画を容易に策定できる。さらに、長年の運用を考慮した計画を策定できる。
また、本第二の発明の移行計画作成支援装置は、第一の発明に対して、他のシステム環境移行後に発生する新規な作業を識別する新規作業識別情報と新規な作業に必要な費用に関する情報である新規費用情報と新規な作業に関する制約についての情報である新規制約情報とを格納し得る新規情報格納部と、スケジュール部は、費用出力指示を受け付けた場合、制約情報格納部に格納されている2以上の制約情報を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するシステム毎作業情報取得手段と、新規作業識別情報で識別される作業を、新規制約情報を満たすように、かつ年総費用条件を満たすように、新規作業識別情報で識別される作業の全部または一部を行う年を決定する新規作業行使年決定手段とを具備し、出力部は、システム毎作業情報取得手段が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、および新規作業行使年決定手段が決定した新規作業の全部または一部を行う年に従って、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に精度高く、かつ分かりやすく提示できる。また、費用的に移行しやすい計画を容易に策定できる。さらに、長年の運用を考慮した計画を策定できる。
また、本第三の発明の移行計画作成支援装置は、第一または第二の発明に対して、年総費用条件は、2以上の各年の費用総額の最大値が最小になることである移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できる。また、費用的に移行しやすい計画を容易に策定できる。
また、本第四の発明の移行計画作成支援装置は、第一または第二の発明に対して、年総費用条件は、2以上の各年のすべての費用総額が予め決められた費用以下または予め決められた費用未満になることである移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できる。また、費用的に移行しやすい計画を容易に策定できる。
また、本第五の発明の移行計画作成支援装置は、第一から第四いずれかの発明に対して、出力部は、各年の2以上のシステムの総合的な費用を、年ごとの各費用を積み上げたグラフを用いて出力する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に、極めて分かりやすく提示できる。
また、本第六の発明の移行計画作成支援装置は、第五の発明に対して、出力部は、スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行後費用出力手段と、作業情報格納部に格納されている2以上の各システムの各年分の作業情報から、他のシステム環境移行前の各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行前費用出力手段とを具備する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に、極めて分かりやすく提示できる。
また、本第七の発明の移行計画作成支援装置は、第六の発明に対して、出力部は、移行後費用出力手段が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線と、移行前費用出力手段が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線とを出力する投資ピーク抑制明示ライン出力手段をさらに具備する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に、極めて分かりやすく提示できる。
また、本第八の発明の移行計画作成支援装置は、第五から第七いずれかの発明に対して、出力部は、各システムの費用が他のシステムの費用と視覚的に区別可能なように、かつ一の作業識別情報が示す作業が他の作業識別情報が示す作業と視覚的に区別可能なようにグラフを出力する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に、極めて分かりやすく提示できる。
また、本第九の発明の移行計画作成支援装置は、第五から第八いずれかの発明に対して、他のシステム環境を構築した場合に、省略できる作業を識別する省略作業識別情報を格納し得る省略作業識別情報格納部をさらに具備し、出力部は、省略作業識別情報で識別される作業が他のシステム環境移行後に必要である場合の費用を、実際に必要な作業の費用を視覚的に区別可能なようにグラフ上に出力する省略作業出力手段をさらに具備する移行計画作成支援装置である。
かかる構成により、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に、極めて分かりやすく提示できる。
本発明による移行計画作成支援装置によれば、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できる。
実施の形態1における移行計画作成支援装置1のブロック図 同移行計画作成支援装置1の動作について説明するフローチャート 同システム毎作業情報取得処理について説明するフローチャート 同新規作業行使年決定処理について説明するフローチャート 同移行前費用出力処理について説明するフローチャート 同移行後費用出力処理について説明するフローチャート 同投資ピーク抑制明示ライン出力処理について説明するフローチャート 同省略作業出力処理について説明するフローチャート 同作業情報管理表を示す図 同システムごとの作業情報を示す図 同移行前費用の出力例を示す図 同移行後費用の出力例を示す図 同投資ピーク抑制明示ライン出力手段183の出力例を示す図 同省略作業出力手段184の出力例を示す図 同出力例を示す図 同コンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、移行計画作成支援装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上の各システムを他のシステム環境に移行する際の適切な作業計画を出力する移行計画作成支援装置1について説明する。他のシステム環境への移行とは、例えば、物理環境から仮想環境(仮想化環境)への移行である。また、他のシステム環境への移行とは、例えば、OSが異なる環境への移行でも良い。なお、一の環境から他の環境へ移行した場合、長年の運用中に、必要でなくなる作業、または必要になってくる作業が存在することが好適である。
図1は、本実施の形態における移行計画作成支援装置1のブロック図である。移行計画作成支援装置1は、作業情報格納部11、制約情報格納部12、省略作業識別情報格納部13、新規情報格納部14、年総費用条件格納部15、受付部16、スケジュール部17、出力部18を具備する。
スケジュール部17は、システム毎作業情報取得手段171、新規作業行使年決定手段172を具備する。
出力部18は、移行後費用出力手段181、移行前費用出力手段182、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183、省略作業出力手段184、コメント出力手段185を具備する。
作業情報格納部11は、2以上の各システムのn(nは2以上の整数)年間の間の各年の作業情報を格納し得る。作業情報とは、作業を識別する作業識別情報と作業に必要な費用に関する情報である費用情報とを対応付けて有する情報である。作業とは、システム環境の構築または保守または運用に関する作業である。作業とは、例えば、初期投資(初期のシステム設置作業)、運用(システムの運用)、システム再構築、ハードリプレース等がある。作業識別情報は、作業IDや作業名など、作業を識別できる情報であれば良い。費用情報とは、金額や人月など、必要な費用を特定する情報であれば何でも良い。
制約情報格納部12は、2以上の制約情報を格納し得る。制約情報とは、1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約である。制約情報には、内部制約についての情報と外部制約についての情報とがあり得る。内部制約とは、一システム内の作業に関する制約である。外部制約とは、二以上のシステム間の作業に関する制約である。内部制約とは、例えば、初期投資からシステム再構築までの期間の間隔が閾値(例えば、「6年」)と一致または閾値以下である、という制約である。また、内部制約とは、例えば、システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値(例えば、「4年」)と一致または閾値以下である、という制約である。また、内部制約とは、例えば、初期投資、システム再構築、ハードリプレースが無い年は運用がある、という作業内容についての条件である。また、外部制約とは、2以上のシステム間において同一年にシステム再構築を行わない、という制約である。
省略作業識別情報格納部13は、省略作業識別情報を格納し得る。省略作業識別情報とは、他のシステム環境を構築した場合に、省略できる作業を識別する情報である。物理環境から仮想環境への移行の場合、省略できる作業とは、例えば、ハードリプレースである。
新規情報格納部14は、新規作業識別情報と新規費用情報と新規制約情報とを格納し得る。新規作業識別情報とは、他のシステム環境移行後に発生する新規な作業を識別する情報である。新規費用情報とは、新規な作業に必要な費用に関する情報である。新規制約情報とは、新規な作業に関する制約についての情報である。物理環境から仮想環境への移行の場合、新規な作業は、例えば、仮想サーバリプレースである。新規費用情報とは、金額、人月など、費用を特定できる情報であれば何でも良い。新規制約情報は、例えば、仮想サーバリプレースの期間の間隔の条件を示す情報や、仮想サーバリプレースの作業が分割可能か否かを示す情報などである。また、新規制約情報は、例えば、仮想サーバリプレースと1以上のシステム再構築は同じ年には行わない、という制約を示す情報である。なお、新規作業は、一つでも2以上でも良い。
年総費用条件格納部15は、年総費用条件を格納し得る。年総費用条件とは、システム環境の構築または保守または運用に関する1年の総費用に関する条件である。年総費用条件は、例えば、2以上の各年の費用総額の最大値が最小になることである。また、年総費用条件は、例えば、2以上の各年のすべての費用総額が予め決められた費用以下になること、または予め決められた費用未満になることなどでも良い。
作業情報格納部11、制約情報格納部12、省略作業識別情報格納部13、新規情報格納部14、および年総費用条件格納部15は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。作業情報格納部11等に作業情報等の情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して作業情報等の情報が作業情報格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された作業情報等の情報が作業情報格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された作業情報等の情報が作業情報格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部16は、費用出力指示等の指示やデータ等を受け付ける。費用出力指示とは、他のシステム環境移行後の各年の費用を出力する指示である。また、ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
指示等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部16は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
スケジュール部17は、受付部16が費用出力指示を受け付けた場合、制約情報格納部12に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ年総費用条件格納部15に格納されている年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得する。ここで、制約情報を満たすとは、通常、制約情報をすべて満たすことであるが、1以上の制約情報を満たすこと、1以上のできるだけ多くの制約条件を満たすこと、または制約条件ごとにポイントを管理しており、できるだけ高いポイントの制約条件を満たすこと等と考えても良い。スケジュール部17の処理は、通常、後述するシステム毎作業情報取得手段171の処理、および新規作業行使年決定手段172の処理により実現されるが、システム毎作業情報取得手段171の処理のみにより実現されても良い。
スケジュール部17は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。スケジュール部17の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
システム毎作業情報取得手段171は、受付部16が費用出力指示を受け付けた場合、制約情報格納部12に格納されている2以上の制約情報を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得する。
新規作業行使年決定手段172は、新規作業識別情報で識別される作業を、新規制約情報を満たすように、かつ年総費用条件を満たすように、新規作業識別情報で識別される作業の全部または一部を行う年を決定する。新規作業識別情報で識別される作業が、2年以上に渡って分割可能な場合、一の年には、新規作業識別情報で識別される一部の作業を行い、他の年には、新規作業識別情報で識別される一部の他の作業を行っても良い。
出力部18は、スケジュール部17が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する。ここで、総合的な費用の算出とは、総合的な費用を計算するのでは無く、総合的な費用が視覚的に把握出来る態様で出力されれば良い。かかる出力態様の例は、複数のシステムの各年の費用のグラフを積み上げて出力することである。なお、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
また、出力部18は、システム毎作業情報取得手段171が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、および新規作業行使年決定手段172が決定した新規作業の全部または一部を行う年に従って、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力しても良い。
また、出力部18は、各年の2以上のシステムの総合的な費用を、年ごとの各費用を積み上げたグラフを用いて出力することは好適である。
また、出力部18は、各システムの費用が他のシステムの費用と視覚的に区別可能なように、かつ一の作業識別情報が示す作業が他の作業識別情報が示す作業と視覚的に区別可能なようにグラフを出力することはさらに好適である。ここで、視覚的に区別可能とは、例えば、背景色、文字などの表示オブジェクトの属性値により区別する方法があり、その区別の方法は問わない。
また、出力部18は、生成された「運用」作業に対する費用は前年の運用費(「運用」作業に対する費用)と同じにする、というルールを持っており、かかるルールに従って、スケジュール部17が生成した「運用」作業に対する費用を決定し、出力することは好適である。
出力部18は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部18は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
なお、出力部18は、後述する移行後費用出力手段181、移行前費用出力手段182、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183、および省略作業出力手段184により、情報を出力することは好適であるが、上記4つの手段をすべて含まなくても良い。例えば、出力部18は、移行後費用出力手段181のみでも良く、移行後費用出力手段181と他の1以上の手段だけでも良い。
出力部18を構成する移行後費用出力手段181は、スケジュール部17が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する。ここで、総合的な費用の算出とは、例えば、グラフを積み上げ、視覚的に総合的な費用が認識可能になるような処理でも良く、数値である総合的な費用を得る必要はない。
移行前費用出力手段182は、作業情報格納部11に格納されている2以上の各システムの各年分の作業情報から、他のシステム環境移行前の各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する。
投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、移行後費用出力手段181が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線と、移行前費用出力手段182が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線とを出力する。
省略作業出力手段184は、省略作業識別情報で識別される作業が他のシステム環境移行後に必要である場合の費用と、実際に必要な作業の費用とを視覚的に区別可能なようにグラフ上に出力する。
コメント出力手段185は、所定の条件に合致した場合に、条件に対応するコメントを出力する。つまり、コメント出力手段185は、所定の1以上の条件とコメントとを対応付けて保持している。「条件」と「コメント」の組(1以上の条件,1以上のコメント)は、例えば、(投資の最大と最小の高低差が閾値以上,"毎年の投資コストの高低差が高い")、(現状のサイクルの投資の最大と最小の高低差>仮想化実施後のサイクルの投資の最大と最小の高低差,"投資ピークの抑制が可能""投資の最大と最小の高低差が減少")である。
次に、移行計画作成支援装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受付部16は、費用出力指示を受け付けたか否かを判断する。費用出力指示を受け付ければステップS202に行き、費用出力指示を受け付けなければステップS208に行く。
(ステップS202)スケジュール部17のシステム毎作業情報取得手段171は、システム毎作業情報取得処理を行う。システム毎作業情報取得処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS203)新規作業行使年決定手段172は、新規作業行使年決定処理を行う。新規作業行使年決定処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS204)出力部18の移行前費用出力手段182は、移行前費用出力処理を行う。移行前費用出力処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS205)移行後費用出力手段181は、移行後費用出力処理を行う。移行後費用出力処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS206)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、投資ピーク抑制明示ライン出力処理を行う。投資ピーク抑制明示ライン出力処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS207)省略作業出力手段184は、省略作業出力処理を行う。省略作業出力処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。ステップS201に戻る。
(ステップS208)受付部16は、費用出力指示以外の他の指示やデータ等を受け付けたか否かを判断する。他の指示やデータ等を受け付ければステップS209に行き、受け付けなければステップS201に戻る。
(ステップS209)図示しない手段は、他の指示やデータに従った動作を行う。ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
また、図2のフローチャートにおいて、ステップS203の新規作業行使年決定処理は、図示しない記録媒体に保持されている新規作業の行使年を読み出すだけでも良い。
次に、ステップS202のシステム毎作業情報取得処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)スケジュール部17のシステム毎作業情報取得手段171は、作業情報格納部11からすべての作業情報を読み出し、バッファに複写する。なお、このバッファは、移行後の作業情報を格納するバッファである。また、ここで、システム毎作業情報取得手段171は、システム毎に、作業情報をバッファに格納する。
(ステップS302)システム毎作業情報取得手段171は、省略作業識別情報格納部13から省略作業識別情報を読み出す。
(ステップS303)システム毎作業情報取得手段171は、制約情報格納部12から制約情報を読み出す。
(ステップS304)システム毎作業情報取得手段171は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS305)システム毎作業情報取得手段171は、i番目のシステムが存在するか否かを判断する。システム毎作業情報取得手段171は、通常、作業情報格納部11から読み出した作業情報からシステム数を取得し、i番目のシステムが存在するか否かを判断する。i番目のシステムが存在すればステップS306に行き、i番目のシステムが存在しなければステップS314に行く。
(ステップS306)システム毎作業情報取得手段171は、バッファ内の作業情報であり、i番目のシステムの作業情報のうち、ステップS302で読み出した省略作業識別情報を含む作業情報が存在するか否かを判断する。
(ステップS307)システム毎作業情報取得手段171は、バッファ内から省略作業識別情報を含む作業情報を削除する。
(ステップS308)システム毎作業情報取得手段171は、i番目のシステムにおいて、何らの作業情報にも対応しない年(何の作業もしない年)が存在するか否かを判断する。何らの作業情報にも対応しない年が存在すればステップS309に行き、存在しなければステップS311に行く。
(ステップS309)システム毎作業情報取得手段171は、何らの作業情報にも対応しない年の前の年の作業情報が有する運用の費用情報を取得する。
(ステップS310)システム毎作業情報取得手段171は、何らの作業情報にも対応しない年の作業情報として、作業識別情報「運用」、およびステップS309で取得した費用情報を有する作業情報をバッファに蓄積する。
(ステップS311)システム毎作業情報取得手段171は、i番目のシステムのバッファ内の作業情報が、制約情報格納部12の内部制約の制約情報が示す内部制約に合致するか否かを判断する。合致すればステップS313に行き、合致しなければステップS312に行く。
(ステップS312)システム毎作業情報取得手段171は、内部制約に合致するように、i番目のシステムのバッファ内の作業情報を変更する。ここでの変更の方法は、内部制約の制約情報によって、種々、あり得る。作業情報の変更の具体例については後述する。
(ステップS313)システム毎作業情報取得手段171は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS305に戻る。
(ステップS314)システム毎作業情報取得手段171は、i番目のシステムのバッファ内の作業情報が、制約情報格納部12の外部制約の制約情報が示す外部制約に合致するか否かを判断する。合致すれば上位処理にリターンし、合致しなければステップS315に行く。
(ステップS315)システム毎作業情報取得手段171は、外部制約に合致するように、1以上のシステムのバッファ内の作業情報を変更する。ここでの変更の方法は、外部制約の制約情報によって、種々、あり得る。作業情報の変更の具体例については後述する。
(ステップS316)システム毎作業情報取得手段171は、各システムの作業情報が、それぞれ内部制約に合致するか否かを判断する。内部制約に合致すれば上位処理にリターンし、合致しなければステップS315に戻る。
なお、図3のフローチャートのステップS302において、システム毎作業情報取得手段171は、省略作業識別情報格納部13に予め格納されていた省略作業識別情報を読み取った。しかし、省略作業識別情報格納部13は、1以上の新規作業を識別する情報と1以上の省略作業識別情報との対応を管理している対応情報格納手段を具備し、システム毎作業情報取得手段171は、1以上の新規作業を識別する情報に対応する省略作業識別情報を、対応情報格納手段から読み出しても良い。なお、1以上の新規作業を識別する情報と1以上の省略作業識別情報との対応とは、例えば、(仮想サーバリプレース,ハードリプレース)である。(仮想サーバリプレース,ハードリプレース)は、「仮想サーバリプレース」が新規作業として発生した場合、「ハードリプレース」の作業は必要ではなくなる、ことを意味する。
次に、ステップS203の新規作業行使年決定処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)新規作業行使年決定手段172は、新規情報格納部14から新規情報を読み出す。
(ステップS402)新規作業行使年決定手段172は、ステップS401で読み出した新規情報の新規制約情報から、新規作業が2以上の年に分割可能か否かを判断する。分割可能であればステップS403に行き、不可能であればステップS404に行く。
(ステップS403)新規作業行使年決定手段172は、ステップS401で読み出した新規情報の新規費用情報が示す費用を分割し、2以上の新規な作業情報を取得する。ここでの作業情報は、例えば、新規な作業の作業識別情報とその新規費用情報とを有する。
(ステップS404)新規作業行使年決定手段172は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS405)新規作業行使年決定手段172は、i番目の年が存在するか否かを判断する。
(ステップS406)新規作業行使年決定手段172は、バッファ内の作業情報から、i番目の年の作業情報の作業費用情報を取得し、すべてのシステムの総費用を算出し、図示しない記憶媒体に一時格納する。
(ステップS407)新規作業行使年決定手段172は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS405に戻る。
(ステップS408)新規作業行使年決定手段172は、ステップS406で算出した総費用のうちで、最も安い総費用の年に、一の新規作業を配置する。つまり、新規作業行使年決定手段172は、一の新規作業に対応付けて、最も安い総費用の年の情報を記録する。
(ステップS409)新規作業行使年決定手段172は、一の新規作業とは異なる他の新規作業が存在するか否かを判断する。他の新規作業が存在すればステップS410に行き、存在しなければステップS411に行く。
(ステップS410)新規作業行使年決定手段172は、新規制約情報が示す制約(新規制約)に合致するように、他の新規な作業情報の年を決定する。
(ステップS411)新規作業行使年決定手段172は、1以上の新規作業が新規成約に合致するか否かを判断する。合致すれば上位処理にリターンし、合致しなければステップS408に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、最も安い総費用の年に、一の新規作業を配置した。しかし、新規作業(例えば、仮想サーバリプレース)を配置する年は、予め決められており、かかる新規作業の年を図示しない記録媒体に保持していても良い。また、かかる場合、仮想サーバリプレースの費用も図示しない記録媒体に保持されている。そして、その前提の下に、他の費用を平準化しても良いことは言うまでもない。
次に、ステップS204の移行前費用出力処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)出力部18の移行前費用出力手段182は、作業情報格納部11からすべての作業情報を読み出す。
(ステップS502)移行前費用出力手段182は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS503)移行前費用出力手段182は、i番目のシステムが存在するか否かを判断する。i番目のシステムが存在すればステップS504に行き、存在しなければステップS509に行く。
(ステップS504)移行前費用出力手段182は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS505)移行前費用出力手段182は、j番目の年が存在するか否かを判断する。j番目の年が存在すればステップS506に行き、存在しなければステップS508に行く。
(ステップS506)移行前費用出力手段182は、i番目のシステムのj番目の年の領域に、作業情報を出力する。例えば、移行前費用出力手段182は、この作業情報が有する作業費用情報が示す費用の大きさを示す矩形を出力し、当該矩形の中に作業識別情報を出力する。なお、かかる場合、出力される情報は、棒グラフである。また、移行前費用出力手段182は、複数のシステムの作業情報の出力において、作業情報を出力する領域が重ならないように、システム毎に出力領域をずらすことは言うまでもない。
(ステップS507)移行前費用出力手段182は、カウンタjを1,インクリメントする。ステップS505に戻る。
(ステップS508)移行前費用出力手段182は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS503に戻る。
(ステップS509)移行前費用出力手段182は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS510)移行前費用出力手段182は、j番目の年が存在するか否かを判断する。j番目の年が存在すればステップS511に行き、存在しなければ上位処理に戻る。
(ステップS511)移行前費用出力手段182は、j番目の年の全システムの作業情報から、各システムの作業情報を積み上げて出力する。なお、作業情報を積み上げた出力は、各システムの一作業情報が有する作業費用情報に応じた矩形を積み上げたものであり、当該矩形の中に、対応する作業識別情報が出力されている矩形である。かかる出力により、棒グラフが出力される。
(ステップS512)移行前費用出力手段182は、カウンタjを1,インクリメントする。ステップS410に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、システム毎に、出力される矩形の属性値(背景色や、線種や、線の太さや、矩形内の文字色や、フォントなど)が異なり、視覚的にシステムを識別できることは好適である。
次に、ステップS205の移行後費用出力処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)出力部18の移行後費用出力手段181は、バッファからすべての作業情報を読み出す。
(ステップS602)移行後費用出力手段181は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS603)移行後費用出力手段181は、i番目のシステムが存在するか否かを判断する。i番目のシステムが存在すればステップS604に行き、存在しなければステップS609に行く。
(ステップS604)移行後費用出力手段181は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS605)移行後費用出力手段181は、j番目の年が存在するか否かを判断する。j番目の年が存在すればステップS606に行き、存在しなければステップS608に行く。
(ステップS606)移行後費用出力手段181は、i番目のシステムのj番目の年の領域に、作業情報を出力する。例えば、移行後費用出力手段181は、この作業情報が有する作業費用情報が示す費用の大きさを示す矩形を出力し、当該矩形の中に作業識別情報を出力する。なお、かかる場合、出力される情報は、棒グラフである。また、移行後費用出力手段181は、複数のシステムの作業情報の出力において、作業情報を出力する領域が重ならないように、システム毎に出力領域をずらすことは言うまでもない。
(ステップS607)移行後費用出力手段181は、カウンタjを1,インクリメントする。ステップS605に戻る。
(ステップS608)移行後費用出力手段181は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS603に戻る。
(ステップS609)移行後費用出力手段181は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS610)移行後費用出力手段181は、j番目の年が存在するか否かを判断する。j番目の年が存在すればステップS611に行き、存在しなければステップS613に行く。
(ステップS611)移行後費用出力手段181は、j番目の年の全システムの作業情報から、各システムの作業情報を積み上げて出力する。なお、作業情報を積み上げた出力は、各システムの一作業情報が有する作業費用情報に応じた矩形を積み上げたものであり、当該矩形の中に、対応する作業識別情報が出力されている矩形である。かかる出力により、棒グラフが出力される。
(ステップS612)移行後費用出力手段181は、カウンタjを1,インクリメントする。ステップS610に戻る。
(ステップS613)移行後費用出力手段181は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS614)移行後費用出力手段181は、i番目の新規作業が存在するか否かを判断する。i番目の新規作業が存在すればステップS615に行き、存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS615)移行後費用出力手段181は、i番目の新規作業を、移行後費用の出力領域に出力する。
(ステップS616)移行後費用出力手段181は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS614に戻る。
次に、ステップS206の投資ピーク抑制明示ライン出力処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の最大費用の年を取得する。
(ステップS702)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の最小費用の年を取得する。
(ステップS703)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行後の最大費用の年を取得する。
(ステップS704)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行後の最小費用の年を取得する。
(ステップS705)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の最大費用の年の作業情報、環境移行後の最大費用の年の作業情報とを用いて、投資ピーク抑制を明示するラインを出力する。ここでの出力は、グラフ上での投資ピークの抑制を明示する線の出力でも良いし、環境移行前の最大費用の年の総費用と、環境移行後の最大費用の年の総費用との差の出力でも良い。
(ステップS706)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の投資コストの高低差を取得し、出力する。
(ステップS707)投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行後の投資コストの高低差を取得し、出力する。
(ステップS708)コメント出力手段185は、保持している「条件」と「コメント」の組を読み出し、当該条件に合致するか否かを判断する。合致すればステップS708に行き、合致しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS709)コメント出力手段185は、合致した1以上の各条件と対になる1以上のコメントを出力する。なお、コメントの出力態様は問わない。上位処理にリターンする。
次に、ステップS207の省略作業出力処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)省略作業出力手段184は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS802)省略作業出力手段184は、i番目のシステムが存在するか否かを判断する。i番目のシステムが存在すればステップS803に行き、存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS803)省略作業出力手段184は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS804)省略作業出力手段184は、j番目の変更作業が存在するか否かを判断する。存在すればステップS805に行き、存在しなければステップS807に行く。
(ステップS805)省略作業出力手段184は、移行後の出力画面上に、変更分の情報を出力する。
(ステップS806)省略作業出力手段184は、カウンタjを1,インクリメントする。ステップS614に戻る。
(ステップS807)省略作業出力手段184は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS802に戻る。
以下、本実施の形態における移行計画作成支援装置1の具体的な動作について説明する。ここでは、移行計画作成支援装置1が、物理環境から仮想環境へ移行する場合の,各年の作業計画を出力する例について説明する。
今、移行計画作成支援装置1の作業情報格納部11は、図9に示す作業情報管理表を保持している。作業情報管理表は、「ID」「システム名」「年数」「作業識別情報」「費用情報」を属性値として有するレコードを、1以上保持している。「ID」は、レコードを識別する情報であり、表管理のために存在する。「システム名」は、現在の環境から、他の環境に移行するシステムの名称である。「A」は、「システムA」と同じ意味である。「年数」は、現在からの年であり、「年数=1」は1年目である。「作業識別情報」は、作業を識別する情報であり、「初期投資」は、ここで、初期の作業を示している、と考える。「費用情報」は、作業識別情報で識別できる作業にかかる費用を示す情報であり、ここでは、千万円の単位の数値である、とする。なお、作業情報格納部11は、作業情報自体を格納していても良いが、作業情報を生成するための以下のような情報を格納していても良い。その情報とは、「「初期投資またはハードリプレースまたはシステム再構築またはハードリプレースでの再構築」から1年目の作業「運用」の費用情報は2.0」「「初期投資またはハードリプレースまたはシステム再構築またはハードリプレースでの再構築」から2年目の作業「運用」の費用情報は1.5」「「初期投資またはハードリプレースまたはシステム再構築またはハードリプレースでの再構築」から3年目以降の作業「運用」の費用情報は1.0」などである。
また、制約情報格納部12は、「初期投資からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である8年と一致または閾値以下である」「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」という内部制約の情報を保持している、とする。また、制約情報格納部12は、「2以上のシステム間において同一年に初期投資、ハードリプレース、システム再構築、およびハードリプレースでの再構築を行わない」という外部制約の情報を保持している、とする。
また、スケジュール部17は、制約情報格納部12に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ年総費用条件格納部15に格納されている年総費用条件を満たすように、システム再構築の年を移動する(ずらす)ことができる、とする。つまり、例えば、仮想化環境に移行することにより、ハードリプレースを気にせずに、システム再構築の時期を調整できる、という特徴に応じたスケジューリングを、スケジュール部17は行える。
また、省略作業識別情報格納部13は、省略作業識別情報「ハードリプレース」を保持している、とする。
また、新規情報格納部14は、新規作業識別情報「仮想サーバリプレース」、「仮想サーバリプレース」の一部の年は4年目で費用は「2.0」、かつ「仮想サーバリプレース」の残りの年は7年目で費用は「2.0」という情報を有する新規情報を保持している、とする。また、新規情報格納部14は、新規制約情報「仮想サーバリプレースと、1以上の初期投資、ハードリプレース、システム再構築、およびハードリプレースとは同じ年には行わない」「仮想サーバリプレースの作業が分割可能である」という情報を有する新規情報を保持している、とする。
さらに、年総費用条件格納部15は、年総費用条件「9.0以下」を保持している、とする。
かかる状況において、ユーザは、移行計画作成支援装置1に対して、費用出力指示を入力した、とする。そして、受付部16は、費用出力指示を受け付ける。
次に、スケジュール部17のシステム毎作業情報取得手段171は、図9の作業情報管理表から作業情報をすべて読み出し、バッファに格納する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、省略作業識別情報格納部13から省略作業識別情報「ハードリプレース」を読み出す。また、システム毎作業情報取得手段171は、制約情報格納部12からすべての制約情報を読み出す。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムAから順に以下のように、システム毎の作業情報を取得する処理を行う。
つまり、まず、システム毎作業情報取得手段171は、バッファ内の作業情報であり、1番目のシステムAの作業情報のうち、読み出した省略作業識別情報「ハードリプレース」を含む作業情報を検出し、バッファから削除する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、何らの作業情報にも対応しない年「7年目」(作業情報管理表では、省略作業識別情報「ハードリプレース」が配置されていた年)の前の年の作業情報が有する運用の費用情報「1.0」を取得し、バッファに蓄積する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムAのバッファ内の作業情報が、制約情報格納部12の内部制約の制約情報「初期投資からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である8年と一致または閾値以下である」「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」が示す内部制約に合致するか否かを判断する。ここでは、システム毎作業情報取得手段171は、内部制約に合致する、と判断する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムBに関して、システム毎の作業情報を取得する処理を行う。
つまり、まず、システム毎作業情報取得手段171は、バッファ内の作業情報であり、2番目のシステムであるシステムBの作業情報のうち、読み出した省略作業識別情報「ハードリプレース」を含む作業情報(7年目の作業)を検出し、バッファから、作業情報「ハードリプレース」を削除する。そして、システムBの7年目の作業は「システム再構築」となる。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムBのバッファ内の作業情報が、制約情報格納部12の内部制約の制約情報「初期投資からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である8年と一致または閾値以下である」「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」が示す内部制約に合致するか否かを判断する。ここでは、システム毎作業情報取得手段171は、内部制約に合致する、と判断する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムCに関して、システム毎の作業情報を取得する処理を行う。
つまり、まず、システム毎作業情報取得手段171は、バッファ内の作業情報であり、3番目のシステムであるシステムCの作業情報のうち、読み出した省略作業識別情報「ハードリプレース」を含む作業情報を検出し、バッファから削除する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、何らの作業情報にも対応しない年「1年目」および「9年目」の前の年の作業情報が有する運用の費用情報「1.0」を取得し、バッファに蓄積する。なお、「1年目」の前の年は存在しないので、ここでは、システム毎作業情報取得手段171は、デフォルト値の運用の費用情報「1.0」を、年「1年目」に対応付けてバッファに蓄積する、とする。システム毎作業情報取得手段171は、デフォルト値の運用の費用情報「1.0」を予め格納している、とする。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムCのバッファ内の作業情報が、制約情報格納部12の内部制約の制約情報「初期投資からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である8年と一致または閾値以下である」「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」が示す内部制約に合致するか否かを判断する。ここでは、システム毎作業情報取得手段171は、内部制約「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」に合致しない、と判断する。
つまり、ここで、作業情報格納部11には、システムCが以前にシステム再構築を行ったのは、今から3年間であることを示す情報を格納している、とする。そして、システム毎作業情報取得手段171は、上記で、1年目の「ハードリプレース」を「運用」に変更したことにより、以前にシステム再構築を行ってから、次回のシステム再構築が7年経過することを検出し、内部制約「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」を満たさなくなる、と判断する。
そして、システム毎作業情報取得手段171は、内部制約「システム再構築からシステム再構築までの期間の間隔が閾値である6年と一致または閾値以下である」を満たすために、4年目の「システム再構築」を3年目にする。それに伴い、システム毎作業情報取得手段171は、システムCの4年目の作業識別情報を「運用」に変更し、かつ、4年目の作業費用情報を「2.0」に変更する。また、システム毎作業情報取得手段171は、システムCの5年目の作業費用情報を「1.5」に変更する。さらに、システム毎作業情報取得手段171は、システムCの6年目の作業費用情報を「1.0」に変更する。
次に、システム毎作業情報取得手段171は、システムAからシステムCのバッファ内の作業情報が、外部制約「2以上のシステム間において同一年に初期投資、ハードリプレース、システム再構築、およびハードリプレースでの再構築を行わない」に合致するか否かを判断する。ここで、システム毎作業情報取得手段171は、システムBのシステム再構築と、システムCのシステム再構築が同一年(2年目)に行われることとなる、と検出する。そして、システム毎作業情報取得手段171は、システムCのシステム再構築を3年目に移動する。つまり、システム毎作業情報取得手段171は、システムCの2年目の作業識別情報を「運用」に、3年目の作業識別情報を「システム再構築」に変更する。そして、システム毎作業情報取得手段171は、システムCの2年目の作業費用情報を「1.0」、3年目の作業費用情報を「5.0」、4年目の作業費用情報を「2.0」、5年目の作業費用情報を「1.5」に変更する。
また、システム毎作業情報取得手段171は、システムBの7年目のシステム再構築と、7年目の「仮想サーバリプレース」とが同一年に行われることとなる、と検出する。そして、システム毎作業情報取得手段171は、システムBのシステム再構築を8年目に移動する。つまり、システム毎作業情報取得手段171は、システムBの7年目の作業識別情報を「運用」に、8年目の作業識別情報を「システム再構築」に変更する。なお、システム毎作業情報取得手段171は、固定されている「仮想サーバリプレース」の年を移動させることができないことを知っており、システムBのシステム再構築の年を移動する。そして、システム毎作業情報取得手段171は、システムBの7年目の作業費用情報を「1.0」、8年目の作業費用情報を「5.0」、9年目の作業費用情報を「2.0」に変更する。
以上により、システム毎作業情報取得手段171は、図10に示すシステムごとの作業情報をバッファ内に得る。
次に、新規作業行使年決定手段172は、新規情報格納部14から新規情報を読み出す。ここで、新規情報は、新規作業識別情報「仮想サーバリプレース」、「仮想サーバリプレース」の一部の年は4年目で費用は「2.0」、かつ「仮想サーバリプレース」の残りの年は7年目で費用は「2.0」、および新規制約情報「仮想サーバリプレースと、1以上の初期投資、ハードリプレース、システム再構築、およびハードリプレースとは同じ年には行わない」「仮想サーバリプレースの作業が分割可能である」という情報を有する。
次に、新規作業行使年決定手段172は、1年目から9年目までの各年の総費用を算出する。つまり、新規作業行使年決定手段172は、図10のバッファの「年数」を共通にするレコードの費用情報を合計し、かつ、新規情報格納部14の新規情報が有する新規費用情報4年目「2.0」、7年目「2.0」を加える。そして、新規作業行使年決定手段172は、「1年目:7.0」「2年目:8.0」「3年目:8.5」「4年目:6.5」「5年目:3.5」「6年目:3.0」「7年目:5.0」「8年目:8.0」「9年目:8.0」を得る。
次に、移行前費用出力手段182は、次にように、移行前費用出力処理を行う。つまり、移行前費用出力手段182は、図9の作業情報管理表からすべての作業情報を読み出す。そして、システム毎に、各年の作業情報を棒グラフで出力する。また、移行前費用出力手段182は、全システムの作業情報から、各システムの作業情報を積み上げて出力する。ここでの移行前費用の出力例を図11に示す。
次に、移行後費用出力手段181は、次にように、移行後費用出力処理を行う。つまり、移行後費用出力手段181は、図10の作業情報から、システム毎に、各年の作業情報を棒グラフで出力する。また、移行後費用出力手段181は、全システムの作業情報から、各システムの作業情報を積み上げて出力する。また、移行後費用出力手段181は、「4年目,仮想サーバリプレース,2.0」「7年目,仮想サーバリプレース,2.0」の新規作業情報から、新規作業の情報を出力する。ここでの移行後費用の出力例を図12に示す。
次に、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、以下のように、投資ピーク抑制明示ライン出力処理を行う。つまり、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の最大費用の年「9年目」を取得する。次に、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の最小費用の年「6年目」を取得する。次に、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行後の最大費用の年「2年目」を取得する。次に、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行後の最小費用の年「5年目」を取得する。次に、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の最大費用の年の作業情報、環境移行後の最大費用の年の作業情報とを用いて、投資ピーク抑制を明示するライン(131)を出力する。また、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行前の投資コストの高低差(132)を取得し、出力する。さらに、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183は、環境移行後の投資コストの高低差(133)を取得し、出力する。なお、投資ピーク抑制明示ライン出力手段183の出力例を図13に示す。図13において、131は投資ピーク抑制を明示するラインである。132は環境移行前の投資コストの高低差を示す情報である。133は環境移行後の投資コストの高低差を示す情報である。
次に、省略作業出力手段184は、以下のように、省略作業出力処理を行う。省略作業出力手段184は、作業情報管理表の作業情報とバッファ内の作業情報とを比較し、変更されている作業を検出する。そして、省略作業出力手段184は、移行後の出力画面上に、変更分の情報を出力する。省略作業出力手段184の出力例は、図14である。図14において、費用の減少分と増加分がそれぞれ明示されている。
以上、本実施の形態によれば、2以上の各システムを他のシステム環境に移行する際の適切な作業計画を出力することができる。かかる移行計画作成支援装置1は、システム移行をモデル化することにより実現できた。つまり、かかるモデルは、移行前の作業情報、内部制約および外部制約を規定する制約情報、省略作業の情報、年総費用条件の情報、および新規情報から、各システムおよびシステム全体の適切な各年の作業を自動抽出するモデルである。
なお、本実施の形態において、出力例を図11から図14に示した。しかし、出力例は図11から図14の棒グラフに限らないことは言うまでもない。また、本実施の形態において、図11等の出力情報を統合した、図15のような出力でも良い。なお、図15の各棒グラフを構成する矩形の大きさは、正確ではなく、図15は出力イメージである。
また、本実施の形態の具体例において、コメント出力手段185が行うコメント出力について説明しなかった。つまり、コメント出力は必須ではない。なお、図15は、コメント出力手段185がコメントを出力した例である。ここでのコメントは、「毎年の投資コストの高低差が高い」「投資ピークの抑制が可能」「投資の最大と最小の高低差が減少」等である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における移行計画作成支援装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記憶媒体に、システム環境の構築または保守または運用に関する作業を識別する作業識別情報と当該作業に必要な費用に関する情報である費用情報とを対応付けて有する情報である作業情報を、2以上の各システムのn(nは2以上の整数)年間の間の各年分、格納しており、かつ、記憶媒体に、1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約であり、一システム内の作業に関する制約である内部制約と二以上のシステム間の作業に関する制約である外部制約についての情報である2以上の制約情報を格納しており、かつ、記憶媒体に、他のシステム環境を構築した場合に、省略できる作業を識別する省略作業識別情報を格納しており、かつ、システム環境の構築または保守または運用に関する1年の総費用に関する条件である年総費用条件を格納しており、かつ、コンピュータを、他のシステム環境移行後の各年の費用を出力する指示である費用出力指示を受け付ける受付部と、前記費用出力指示を受け付けた場合、前記記憶媒体に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ前記年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するスケジュール部と、前記スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する出力部として機能させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおいて、記憶媒体に、他のシステム環境移行後に発生する新規な作業を識別する新規作業識別情報と当該新規な作業に必要な費用に関する情報である新規費用情報と当該新規な作業に関する制約についての情報である新規制約情報とを格納ており、前記スケジュール部は、前記費用出力指示を受け付けた場合、前記記憶媒体に格納されている2以上の制約情報を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するシステム毎作業情報取得手段と、前記新規作業識別情報で識別される作業を、前記新規制約情報を満たすように、かつ前記年総費用条件を満たすように、前記新規作業識別情報で識別される作業の全部または一部を行う年を決定する新規作業行使年決定手段とを具備し、前記出力部は、前記システム毎作業情報取得手段が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、および前記新規作業行使年決定手段が決定した前記新規作業の全部または一部を行う年に従って、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、前記各年の2以上のシステムの総合的な費用を、年ごとの各費用を積み上げたグラフを用いて出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、前記スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行後費用出力手段と、前記記憶媒体に格納されている2以上の各システムの各年分の作業情報から、他のシステム環境移行前の各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行前費用出力手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、前記移行後費用出力手段が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線と、前記移行前費用出力手段が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線とを出力する投資ピーク抑制明示ライン出力手段をさらに具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、各システムの費用が他のシステムの費用と視覚的に区別可能なように、かつ一の作業識別情報が示す作業が他の作業識別情報が示す作業と視覚的に区別可能なように前記グラフを出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記出力部は、前記省略作業識別情報で識別される作業が他のシステム環境移行後に必要である場合の費用を、実際に必要な作業の費用を視覚的に区別可能なように前記グラフ上に出力する省略作業出力手段をさらに具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、図16は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した実施の形態の移行計画作成支援装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図16は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図17は、コンピュータシステム340の内部構成を示す図である。
図16において、コンピュータシステム340は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412を含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
図17において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412に加えて、MPU3413と、CD−ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3415とに接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態の移行計画作成支援装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD−ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD−ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態の移行計画作成支援装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる移行計画作成支援装置は、複数のシステムを他のシステム環境に移行する場合の効果を定量的に分かりやすく提示できる、という効果を有し、移行計画作成支援装置等として有用である。
1 移行計画作成支援装置
11 作業情報格納部
12 制約情報格納部
13 省略作業識別情報格納部
14 新規情報格納部
15 年総費用条件格納部
16 受付部
17 スケジュール部
18 出力部
171 システム毎作業情報取得手段
172 新規作業行使年決定手段
181 移行後費用出力手段
182 移行前費用出力手段
183 投資ピーク抑制明示ライン出力手段
183 同投資ピーク抑制明示ライン出力手段
184 省略作業出力手段
184 同省略作業出力手段

Claims (11)

  1. システム環境の構築または保守または運用に関する作業を識別する作業識別情報と当該作業に必要な費用に関する情報である費用情報とを対応付けて有する情報である作業情報を、2以上の各システムのn(nは2以上の整数)年間の間の各年分、格納し得る作業情報格納部と、
    1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約であり、一システム内の作業に関する制約である内部制約と二以上のシステム間の作業に関する制約である外部制約についての情報である2以上の制約情報を格納し得る制約情報格納部と、
    システム環境の構築または保守または運用に関する1年の総費用に関する条件である年総費用条件を格納し得る年総費用条件格納部と、
    他のシステム環境移行後の各年の費用を出力する指示である費用出力指示を受け付ける受付部と、
    前記費用出力指示を受け付けた場合、前記制約情報格納部に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ前記年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するスケジュール部と、
    前記スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する出力部とを具備する移行計画作成支援装置。
  2. 他のシステム環境移行後に発生する新規な作業を識別する新規作業識別情報と当該新規な作業に必要な費用に関する情報である新規費用情報と当該新規な作業に関する制約についての情報である新規制約情報とを格納し得る新規情報格納部と、
    前記スケジュール部は、
    前記費用出力指示を受け付けた場合、前記制約情報格納部に格納されている2以上の制約情報を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するシステム毎作業情報取得手段と、
    前記新規作業識別情報で識別される作業を、前記新規制約情報を満たすように、かつ前記年総費用条件を満たすように、前記新規作業識別情報で識別される作業の全部または一部を行う年を決定する新規作業行使年決定手段とを具備し、
    前記出力部は、
    前記システム毎作業情報取得手段が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、および前記新規作業行使年決定手段が決定した前記新規作業の全部または一部を行う年に従って、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する請求項1記載の移行計画作成支援装置。
  3. 前記年総費用条件は、2以上の各年の費用総額の最大値が最小になることである請求項1または請求項2記載の移行計画作成支援装置。
  4. 前記年総費用条件は、2以上の各年のすべての費用総額が予め決められた費用以下または予め決められた費用未満になることである請求項1または請求項2記載の移行計画作成支援装置。
  5. 前記出力部は、
    前記各年の2以上のシステムの総合的な費用を、年ごとの各費用を積み上げたグラフを用いて出力する請求項1から請求項4いずれか記載の移行計画作成支援装置。
  6. 前記出力部は、
    前記スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行後費用出力手段と、
    前記作業情報格納部に格納されている2以上の各システムの各年分の作業情報から、他のシステム環境移行前の各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する移行前費用出力手段とを具備する請求項5記載の移行計画作成支援装置。
  7. 前記出力部は、
    前記移行後費用出力手段が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線と、前記移行前費用出力手段が出力した各年の2以上のシステムの総合的な費用のうちの最大値を示す線とを出力する投資ピーク抑制明示ライン出力手段をさらに具備する請求項6記載の移行計画作成支援装置。
  8. 前記出力部は、
    各システムの費用が他のシステムの費用と視覚的に区別可能なように、かつ一の作業識別情報が示す作業が他の作業識別情報が示す作業と視覚的に区別可能なように前記グラフを出力する請求項5から請求項7いずれか記載の移行計画作成支援装置。
  9. 他のシステム環境を構築した場合に、省略できる作業を識別する省略作業識別情報を格納し得る省略作業識別情報格納部をさらに具備し、
    前記出力部は、
    前記省略作業識別情報で識別される作業が他のシステム環境移行後に必要である場合の費用を、実際に必要な作業の費用を視覚的に区別可能なように前記グラフ上に出力する省略作業出力手段をさらに具備する請求項5から請求項8いずれか記載の移行計画作成支援装置。
  10. 記憶媒体に、システム環境の構築または保守または運用に関する作業を識別する作業識別情報と当該作業に必要な費用に関する情報である費用情報とを対応付けて有する情報である作業情報を、2以上の各システムのn(nは2以上の整数)年間の間の各年分、格納しており、かつ、記憶媒体に、1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約であり、一システム内の作業に関する制約である内部制約と二以上のシステム間の作業に関する制約である外部制約についての情報である2以上の制約情報を格納しており、かつ、システム環境の構築または保守または運用に関する1年の総費用に関する条件である年総費用条件を格納しており、
    受付部、スケジュール部、および出力部により実現される移行計画作成方法であって、
    前記受付部が、他のシステム環境移行後の各年の費用を出力する指示である費用出力指示を受け付ける受付ステップと、
    前記スケジュール部が、前記費用出力指示が受け付けられた場合、前記記憶媒体に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ前記年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するスケジュール部と、
    前記出力部が、前記スケジュールステップで取得されたシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する出力部とを具備する移行計画作成方法。
  11. 記憶媒体に、システム環境の構築または保守または運用に関する作業を識別する作業識別情報と当該作業に必要な費用に関する情報である費用情報とを対応付けて有する情報である作業情報を、2以上の各システムのn(nは2以上の整数)年間の間の各年分、格納しており、かつ、記憶媒体に、1以上の各システムの作業の順序または作業の間隔を含む作業に関する制約であり、一システム内の作業に関する制約である内部制約と二以上のシステム間の作業に関する制約である外部制約についての情報である2以上の制約情報を格納しており、かつ、システム環境の構築または保守または運用に関する1年の総費用に関する条件である年総費用条件を格納しており、
    コンピュータを、
    他のシステム環境移行後の各年の費用を出力する指示である費用出力指示を受け付ける受付部と、
    前記費用出力指示を受け付けた場合、前記記憶媒体に格納されている2以上の制約情報を満たすように、かつ前記年総費用条件を満たすように、各システムのn年間の各年の作業を決定し、システムごとに各年に対応する作業識別情報を取得するスケジュール部と、
    前記スケジュール部が取得したシステムごとの各年に対応する作業識別情報を用いて、各年の2以上のシステムの総合的な費用を算出し、他のシステム環境移行後の当該各年の2以上のシステムの総合的な費用を出力する出力部として機能させるためのプログラム。
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