JP2012008092A - メータ指針バランサ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長さの異なる指示部を有する複数種類の指針に対応して、カウンタウエイトの重さの調整を容易に行えて、部品管理及び組付作業性を向上させることが出来るメータ指針バランサ構造を提供する。
【解決手段】 カウンタウエイトは、薄板状の金属板17…が、積層プレス加工される際に、型抜きと共に、一枚化させる毎にハーフピアス加工17a…が、三カ所で行われて、十枚積層された各金属板17…18が、一枚ずつ積層される毎に、圧接される。
そして、隣接積層された金属板17,17若しくは18間が、一体となるように固定された状態で、バランサ部材16には、指針ポインタ部材14に装着される際に、ウエイト受面部14gに当接される平板状の金属板18が、設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用の情報表示機器であるアナログ指針メータ装置等に用いられる指針ポインタの指針バランサ構造に関し、特に、指針回転駆動軸を挟んで、前後のバランスを容易に均衡させることが出来るメータ指針バランサ構造に関するものである。
従来、メータ指針バランサ構造としては、複数のバランサを組み合わせてカウンタウエイトとして用いるものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
例えば、図9乃至図11に示すように、車両用メータ装置には、駆動アクチュエータとしてのムーブメント2が設けられている。
このムーブメント2は、制御信号に応じて、所望の角度まで回転駆動される回転駆動軸3を有していて、この回転駆動軸3の先端3aが、指針ポインタ本体1と共に回動する台座部材4の軸受部4aに挿着されている。
すなわち、この台座部材4には、前記軸受部4aと一体に支持面部4bが設けられていて、前記指針ポインタ本体1の略半円形状の座面部1bが、この支持面部4bに支持されている。
また、この指針ポインタ本体1には、前記回転駆動軸3の回動に応じて、エンジン回転数、車速等の車両情報を表示する長尺状の指示部1aが一体に形成されている。
この指針ポインタ本体1の指示部1aには、指針キャップ部材5のスリット部5aを介して、前記回転駆動軸3の軸径方向である外側に向けて突出する所定の長手方向寸法Lが設けられている。
更に、この従来のものでは、図10に示すように、前記指針キャップ部材5の内壁面5bからは、複数のリブ部5c,5c及び5d…が一体に突設形成されている。
また、図11に示すように、前記台座部材4の支持面部4bには、押圧リブ部6が、一体に突設されている。
そして、これらの押圧リブ部6の傾斜部6aと、前記リブ部5c,5c及び5d…との間に、2つのバランサ7,7aが、組み合わせられて重ねられた状態で挟持されることにより、指針ポインタ本体1の長手方向寸法Lを有する指示部1aの延設される方向とは反対側に、固定されるように構成されている。
次に、この従来のメータ指針バランサ構造の作用効果について説明する。
この従来のメータ指針バランサ構造では、前記2つのバランサ7,7aが、上,下方向に重ねられた状態で、前記指針ポインタ本体1の指示部1aが延設されている方向とは、反対側に装着されている。
このため、前記バランサ7,7aが、所定の長手方向寸法Lを有する前記指示部1aのカウンタウエイトとして機能して、指針ポインタ本体1の前後方向のバランスを均衡させることが出来る。
なお、バランサを指針延設方向前後にスライド移動させるものや、或いは、接着材等で固定される金属製のバランサが用いられるもの等が、知られている(例えば、特許文献2,3等参照)。
特開2008−232901号公報 実開平5−57621号公報 特開平8−86669号公報
このように構成された従来のメータ指針バランサ構造では、前記指針ポインタ本体1の指示部1aに設けられた長手方向寸法Lの長短に応じて、前記バランサ7,7aを各々構成する部品として、重さや、大きさ及び形状の異なるものを、複数種類用意する必要がある等、成形型等の種類が増大したり、部品管理が煩雑となるといった問題があった。
また、バランサ7,7aの厚みを大きく設定すると、プレス成型等を行う場合に、部材の周囲がダレて、寸法形状が一定になりにくく、カウンタウエイトとして重要な重量の管理が、困難であった。
更に、複数に分割形成されている前記バランサ7,7aを、指針キャップ部材5内に各々装着する際の組立作業は、容易ではなく、接着材等で接着する等、水平方向にずらして重ねた状態で、前記押圧リブ部6の傾斜部6aと、前記リブ部5c,5c及び5d…との間に、押し込む作業では、位置決め精度を向上させることが困難であった。
そこで、本願発明は、長さの異なる指示部を有する複数種類の指針に対応して、カウンタウエイトの重さの調整を容易に行えて、部品管理及び組付作業性を向上させることが出来るメータ指針バランサ構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載されたものは、回転駆動軸に軸着されて、所望の回転角度を示す指示部を有する指針ポインタ本体に対して、該回転駆動軸を挟んで、反対側にカウンタウエイトを配したメータ指針バランサ構造であって、前記カウンタウエイトは、金属板を積層プレス加工する際に、型抜きと共に、該積層された各金属板間で、ハーフピアス加工が行われることにより、圧接合されて一体となるバランサ部材から構成されるメータ指針バランサ構造を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、ハーフピアス加工が行われることにより、前記バランサ部材を構成する金属板が、圧接合されて一体となるので、積層される該金属板の枚数によって、容易に重量を異ならせた複数種類のカウンタウエイトを得られる。
このため、長さ方向寸法の異なる指示部を有する複数種類の指針に対応して、適宜該バランサ部材を用いることにより、前記指針ポインタ本体のカウンタウエイトとして容易に組み立てられる。
また、前記バランサ部材では、前記積層プレス加工の型抜きと共に、複数枚の金属板間で、各々ハーフピアス加工が、同じ位置で行われることにより、一体となるように固定される。
このため、接着材及び接着工程を不要として、一部品として用いることが出来る。
しかも、一枚の金属板から、型抜きプレス加工時が行われるので、部材の周囲がダレにくく、重量管理も容易に行える。
よって、従来のように、複数種類のバランサ部品を組立時に組み合わせる必要が無く、従来のメータ指針構造に比して、組付作業性が良好であると共に、前記金属板の製造に用いる材料の種類数も減少させて、部品管理を容易とすることが出来、製造コストの増大を抑制できる。
この発明の実施の形態のメータ指針バランサ構造で、全体の構成を説明する分解斜視図である。 この発明の実施の形態のメータ指針バランサ構造で、指針の上面図である。 この発明の実施の形態のメータ指針バランサ構造で、図2中A−A線に沿った位置での断面図である。 この発明の実施の形態のメータ指針バランサ構造で、図3中矢視B方向から見た指針の底面図である。 この発明の実施の形態のメータ指針バランサ構造で、薄板を十枚積層したカウンタウエイトの構成を説明し、(a)は、正面図,(b)は、上面図,(c)は、側面図である。 この発明の実施の形態のメータ指針バランサ構造で、図5中C−C線に沿った位置での拡大断面図である。 この発明の実施の形態の実施例1のメータ指針バランサ構造で、指示部の長さ方向寸法が異なる大,小の指針の重心位置を比較し、図3に相当する位置での断面図図である。 この発明の実施の形態の実施例1のメータ指針バランサ構造で、カウンタウエイトの位置変形例の構成を説明し、(a)は、正面図,(b)は、上面図,(c)は、側面図である。 従来例のメータ指針バランサ構造で、全体の構成を説明する分解斜視図である。 従来例のメータ指針バランサ構造で、一部組み付けられた状態で下面側から見た平面図である。 従来例のメータ指針バランサ構造で、組み付けられた状態の内部の構成を説明する図10中D−D線に沿った位置での部分断面図である。
次に、この発明を実施するための実施の形態のメータ指針バランサ構造について、図1乃至図8を用いて説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施の形態の車両用メータ装置10に用いられるメータ指針バランサ構造の構成について説明する。
この実施の形態では、図1に示すように、文字盤11の背面側に設けられる回路基板12に、駆動アクチュエータとしてのムーブメント2が設けられている。
このムーブメント2は、制御信号に応じて、所望の角度回転駆動する回転駆動軸3を有していて、この回転駆動軸3の先端3aが、前記文字盤11に開口形成された円形の挿通孔11a内に挿通されて、直接軸着されることにより、指針ポインタ部材14の回動角度が、変更可能に構成されている。
すなわち、指針ポインタ部材14のうち、略長尺状に形成された指針ポインタ本体14aからは、文字盤11方向へ向けて一体となるように、円筒状取付部14bが突設されている。
そして、この先端3aが、前記円筒状取付部14bの下端面側中央に穿設形成された取付軸孔14cに挿着されている。
この指針ポインタ本体14aのうち、前記円筒状取付部14bの上部には、軸延設方向と直交する水平方向で、しかも、長手方向では、左,右側面に開口する取付開口部14dが設けられていて、この取付開口部14dに、略円盤形状の調光部材13が介装されている。
また、この指針ポインタ本体14aの調光部材13が設けられた部分近傍には、指針キャップ部材15が被着されている。
この指針キャップ部材15には、中央部を軸径方向へ横切って、切欠状のスリット部15aが形成されている。
この指針キャップ部材15のスリット部15aの後方には、内側面にカウンタウエイトを接触させること無く、離間させて収納するウエイト収容凹部15bが凹設形成されている。
そして、このスリット部15aを介して前記回転駆動軸3の軸径方向である外側に向けて、前記指針ポインタ本体14aが突出されている。
この指針ポインタ本体14aには、前記回転駆動軸3の回動に応じて、エンジン回転数、車速等の車両情報を表示する長尺状の指示部14eが一体となるように形成されている。
この実施の形態の指針ポインタ部材14の指示部14eの先端14fは、前記回転駆動軸3の先端3aが挿着される取付軸孔14cから、長手方向寸法LLを有する位置に設けられていて、文字盤11への取付状態では、目盛部11b,11cの径方向寸法に適合する指針ポインタ部材14若しくは、図1中二点鎖線で示すような短尺の長手方向寸法LSを有する指針ポインタ部材24等が、長手方向長さ寸法若しくは大きさの異なる指針ポインタ部材が、選択可能に構成されている。
これらの指針ポインタ部材14には、前記指示部14eが突設される前端側に対して、前記回転駆動軸3を挟んで反対側である後端部に、カウンタウエイトを嵌着するウエイト保持部14jが凹設形成されている。
この実施の形態のウエイト保持部14jには、前記指針ポインタ本体14a裏面側の円筒状取付部14b近傍から、径方向へ離間する外側の後部14iに向けて一体となるように、平板状に延設されるウエイト受面部14gが突設されている。
また、この実施の形態のウエイト保持部14jには、前記取付開口部14d近傍に位置して、左右両側から挟持されると共に、前記取付開口部14dの後壁に形成されて、突き当たり面を有する斜壁部14hが設けられている。
この斜壁部14hには、突き当たり面が形成されていて、回転駆動軸3の先端3aの方向へ向けて嵌着される際に、当接により位置決めが行われるように構成されている。
そして、この斜壁部14hは、この突き当たり面の左,右両側面に、前記カウンタウエイトの嵌着凹部16bが、挟着されることにより、周方向へも位置決めされて移動不能に保持可能となるように形成されている。
この実施の形態のカウンタウエイトは、薄板状の金属板17…が、積層プレス加工される際に、型抜きと共に、一枚化させる毎にハーフピアス加工17a…が、三カ所で行われて、十枚積層された各金属板17…18が、一枚ずつ積層される毎に、圧接されて、隣接積層された金属板17,17若しくは18間が、面内外方向へ向けて一体となるように固定された状態で、バランサ部材16,26が構成されている。
この実施の形態のバランサ部材16,26には、図3に示すように、前記指針ポインタ部材14,24に装着される際に、前記ウエイト受面部14gに当接される平板状の金属板18が、設けられている。
この金属板18は、積層プレス加工が行われる際に、最初に積層される一枚目の金属板18として用いられて、図5及び図6に示すように、前記他の金属板17のハーフピアス加工17a…される箇所に対応して、前記面内外方向へ連通する受け孔部18a…が、三カ所形成されている。
また、これらの指針ポインタ部材14,24のバランサ部材16,26に用いられる各金属板17…18には、前記ウエイト保持部14jに、嵌着される際に、このウエイト保持部14jの左,右両側から挟持する部分が凹設形成されていて、積層状態で、前記嵌着凹部16bとなるように構成されている。
更に、各金属板17…18には、前記指針キャップ部材15の内側に凹設形成されたウエイト収容凹部15bの内側壁形状に適合して各々凸設されていて、積層状態では、一体となることで後側凸部16aが、形成されるように構成されている。
この後側凸部16aの外側縁は、図3に示すように、前記ウエイト収容凹部15bの内側壁面に、このカウンタウエイトを接触させることが無いように、所定の間隙を設けて収納されている。
そして、図5に示すように、前記バランサ部材16の嵌着凹部16bの左,右両側には、一対のハーフピアス加工17a,17aが、対称となるように施されている。
また、この左,右一対のハーフピアス加工17a,17aの間に位置して、前記後側凸部16aには、外側方にオフセットされたハーフピアス加工17aが、施されていて、平面視で合計3箇所の固定点が設けられている。
更に、この実施の形態のバランサ部材16の重心S2位置は、この後側凸部16a内に位置すると共に、前記指針キャップ部材15が組み付けられた状態で、前記指針キャップ部材15の側壁面と略同一周上に位置されている。
次に、この実施の形態のメータ指針バランサ構造の作用効果について説明する。
この実施の形態では、前記バランサ部材16の金属板17…が積層される枚数を変更することにより、容易に重量の異なるカウンタウエイトを得られる。
このため、図1に示すように、長さの異なる指示部14eを有する複数種類の指針ポインタ部材14又は24等に対応して、カウンタウエイトの重さの調整を容易に行える。
従って、目盛部11b,11cの径方向寸法が異なっても、適合する指針ポインタ部材14若しくは、図1中二点鎖線で示すような短尺の長手方向寸法LSを有する指針ポインタ部材24が選択可能である。
よって、前記調光部材13及び指針キャップ部材15は、指示部14eの長さの相違に拘わらず、共用出来、部品点数の増大を抑制出来る。
例えば、図7に示すように、前記回転駆動軸3の先端3aが挿着される取付軸孔14cの回動軸中心から、指針ポインタ部材14の指示部14eの先端14fまでの各長手方向寸法LS又は、LLによって、重心位置S3若しくはS1に示すように異なる場合(この実施の形態では、取付軸孔14cの回動軸中心からの長手方向寸法で、L3:L1=3:5であれば、金属板17…18の枚数比は、5:3)にも、同一形状の金属板17…18の積層枚数の調整を行うことにより、バランス調整が可能である。
また、前記バランサ部材16,26等は、各々ハーフピアス加工が同じ位置で行われることにより、積層方向で隣接する前記金属板17…18間が、一体に固定されて、一部品として用いることが出来る。
このため、複数のバランサを、個別に組み合わせて用いる従来のメータ指針構造に比して、組付作業性が良好であると共に、部品管理を容易とすることが出来る。
更に、接着材も不要となるので、この点においても組付作業性が良好で、部品点数を減少させることが出来ると共に、製造コストの増大を抑制できる。
また、この実施の形態のバランサ部材16,26は、同一材質で、同一厚みの金属板素材を、高速積層プレス加工する際に、ハーフピアス加工を施して、切断と共に金属板17…18が一体化される。
指針ポインタ部材14又は24への組み付け工程では、前記一体化されたバランサ部材16,26を、指針ポインタ本体14aの後部14iに凹設形成されたウエイト保持部14jに径方向で、後方から嵌着させる。
この際、前記ウエイト受面部14gに接触する最も下方の金属板18は、図6に示すように、受け孔部18aに下から二枚目の金属板17のハーフピアス加工によって突出した部分を嵌着させているので、下方に向けて突出する部分が無く、下面側が略平坦である。
従って、円滑に装着出来ると共に、回転駆動軸3延設方向への位置決めが確実に行われる。
このウエイト保持部14jに径方向で、後方から、前記バランサ部材16等を嵌着させると、斜壁部14hの突き当たり面に、前記嵌着凹部16bが当接して、前記回転駆動軸3へ近接する径方向への位置決めを正確に行えると共に、左右両側から、このウエイト保持部14jが挟持されて、周方向への位置決めも行われる。
このため、前記後側凸部16aの外側縁は、図3に示すように、前記ウエイト収容凹部15bの内側壁面に対して、このカウンタウエイトが接触することが無いように、所定の間隙を容易に形成することができる。
従って、組み付け装着工程で、前記指針キャップ部材15に応力が加わるような当接
状態が生じにくく、形状保持性が良好であると共に、この点においても装着作業性が良好である。
よって、複数のバランサを、個別に組み合わせて用いる従来のメータ指針構造に比して、装着工程での位置ヅレによるバランスの狂いが生じにくい。
上述してきた様に、前記バランサ部材16,26等を構成する薄板状の金属板17…18の積層する枚数を変更することにより、容易に重量の異なる複数種類のカウンタウエイトとなるバランサ部材16等を得られる。
このため、長さ方向寸法LS〜LLの異なる指示部14eを有する複数種類の指針ポインタ部材14等に対応して、適宜金属板17…の枚数の異なるバランサ部材16等を用いることにより、カウンタウエイトの重さの調整を容易に行える。
また、前記バランサ部材16,26等では、前記積層プレス加工の型抜きと共に、金属板17又は18に対して、各々受け孔部18aの開孔加工の位置若しくは、直前のハーフピアス加工と、同じ位置で、パーフピアス加工が、行われる。
このため、複数枚の前記金属板17…18間が、一体に固定されて、接着材及び接着工程を不要として、部品管理が容易なカウンタウエイトとなる一部品を得ることが出来る。
また、前記金属板17…の製造に用いる金属板材料の種類数も、前記金属板18と共通化することにより、一種類まで減少させることが出来る。
このため、更に部品管理を容易とすることが出来、製造コストの増大を抑制できる。
しかも、一枚の金属板17…18は、均一厚さを有する薄板状材で構成することにより、型抜きプレス加工時に、部材の周囲がダレにくく、重量管理も容易に行える。
このため、図9に示す従来のもののように、複数のバランサ7,7を組み合わせて用いる従来のメータ指針構造に比して、組付作業性が良好であると共に、部品点数を減少させて、部品管理を容易とすることが出来、製造コストの増大を抑制できる。
更に、この実施の形態のこれらの金属板17…18を構成する金属板素材は、同一素材である金属板が用いられて、複数枚、積層されることより、カウンタウエイトとして充分な重量を得られる。
このため、薄板状の金属板部材を用いて、打ち抜き加工を行う際にも、金属板部材の周縁のダレを減少させることが出来、一枚毎の重量差を減少させて、更に、重量精度及び形状の精度を良好なものとすることが出来る。
他の実施例
図8は、この発明の実施の形態のうち、他の実施例のメータ指針バランサ構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施例のカウンタウエイトとしてのバランサ部材36の構成について説明する。
この実施例では、前記実施の形態のバランサ部材16を構成する金属板17…のうち、上側の3枚として、左,右両側が切り欠かれた切欠部117a,117aを有する金属板117…が用いられて、積層されている。
そして、これらの前記切欠部117a,117aを有する金属板117…が積層されている状態で、上側となるように、前記指針ポインタ本体14a等の後部14iに凹設形成されたウエイト保持部14jに径方向で、後方から嵌着されて配されている。
次に、この他の実施例のメータ指針バランサ構造の作用効果について説明する。
この実施例のメータ指針バランサ構造では、前記実施の形態のメータ指針バランサ構造の作用効果に加えて、更に、上側の3枚として、左,右両側の一部117a,117aが.上面から3枚の金属板117…では、切り欠かれて構成されるバランサ部材36では、バランサ部材36の上,下積層方向での重心位置が下がり、前記指針ポインタ部材14を支持する回転駆動軸3の揺動中心を下げて、耐久性を良好なものとすることが出来る。
具体的には、図8に示すように、前記実施の形態のバランサ部材16の重心S2位置よりも、径方向外側で、前記指針キャップ部材15の側壁面の周上よりも、更に外側に重心S4に位置させることも出来、バランス調整が容易に行える。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例のメータ指針バランサ構造を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例のメータ指針バランサ構造に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、図7に示すように、前記回転駆動軸3の先端3aが挿着される取付軸孔14cの回動軸中心から、指針ポインタ部材14の指示部14eの先端14fまでの各長手方向寸法LS又は、LLによって、重心位置S3若しくはS1に示すように異なる場合(この実施の形態では、取付軸孔14cの回動軸中心からの長手方向寸法で、L3:L1=3:5であれば、各指針ポインタ部材14,24に用いる金属板17…18の枚数比は、5:3)にも、同一の金属板17…18の積層枚数の調整を行うことにより、バランス調整が可能であるが、特に5:3に限らず、重心位置までの寸法比に応じて、前記金属板17の枚数、形状、厚さ及び材質を変更して調整するように構成してもよい。
更に、前記実施例では、上側の3枚として、左,右両側の一部117a,117aが切り欠かれた金属板117…が用いられたバランサ部材36を示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、1,2枚若しくは上側の4枚以上の左,右両側の一部117a,117aが切り欠かれた金属板117…が、用いられたバランサ部材等、切り欠きの形状及び切り欠かれる枚数が、限定されるものではない。
この実施の形態のメータ指針バランサ構造は、アナログメータ装置を有する車両に用いて好適で、特に、内燃機関による動力源を有する自動車に限らず、電動車若しくは、複数の動力源を有するハイブリッドカー等に用いてもよいものである。
3 回転駆動軸
14,24 指針ポインタ部材
14a 指針ポインタ本体
16,26,36 バランサ部材(カウンタウエイト)
17,18,117 金属板
17a ハーフピアス加工
18a 孔部
117a,117a 切欠部

Claims (2)

  1. 回転駆動軸に軸着されて、所望の回転角度を示す指示部を有する指針ポインタ本体に対して、該回転駆動軸を挟んで、反対側にカウンタウエイトを配したメータ指針バランサ構造であって、
    前記カウンタウエイトは、金属板を積層プレス加工する際に、型抜きと共に、該積層された各金属板間で、ハーフピアス加工が行われることにより、圧接合されて一体となるバランサ部材から構成されることを特徴とするメータ指針バランサ構造。
  2. 前記カウンタウエイトは、薄板状の金属板を積層プレス加工する際に、型抜きされた金属板の一部を切り欠いた切欠部を設け、前記切欠部を上側として、前記指針ポインタ本体を配したことを特徴とする請求項1記載のメータ指針バランサ構造。
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