JP2012006634A - 充填包装機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダブルパック用の充填包装機は、第1と第2の袋部に挿入される第1と第2のシュートの充填筒50a,50bの中心が垂直軸を中心とする円弧34上を第1と第2の袋部の中心に位置しながら移動するように、第1と第2のシュートの充填筒50a,50bの中心と、昇降シャフト41の中心44と、昇降シャフト41に対応する偏心シャフトの中心58の位置が決められている。
【選択図】図7
Description
垂直軸(26)を中心として回転可能に配置され、上記垂直軸(26)を中心とする円周に沿って一定の間隔をあけて上記垂直軸(26)に平行な方向に向けて形成された2n(n:整数)個の貫通孔(42)を有する回転体(29)と、
上記偶数個の貫通孔(42)に上記垂直軸(26)と平行な方向に昇降可能に且つ上記貫通孔(42)の中心軸(44)を中心に回転可能に挿通された2n(n:整数)個の昇降シャフト(41)と、
上記回転体(29)から上方に突出した上記昇降シャフト(41)の上部にそれぞれ取り付けられ、上記昇降シャフト(41)から径方向外側に向けて伸びるアーム(45)及び上記アーム(45)に支持されたシュート(46a,46b)と、
上記回転体(29)から下方に突出した上記昇降シャフト(41)の下部にそれぞれ取り付けられ、上記昇降シャフト(41)の中心から偏心した偏心シャフト(57)と、
上記垂直軸(26)の周囲に連続的に形成され、上記偏心シャフト(57)を案内する環状の案内部(60)を備えており、
上記第1と第2の袋部(103,104)に挿入される上記第1と第2のシュート(46a,46b)の充填筒(50a,50b)の中心が上記垂直軸(26)を中心とする円弧(34)上を上記第1と第2の袋部(103,104)の中心に位置しながら移動するように、上記第1と第2のシュート(46a,46b)の充填筒(50a,50b)の中心と、上記昇降シャフト(41)の中心(44)と、上記昇降シャフト(41)に対応する上記偏心シャフト(57)の中心(58)の位置が決められていることを特徴とする。
包装機1(図1参照)について、これによって製造される袋体を表した図4を参照して説明すると、該包装機1は、帯状のフィルム又はシートからなる包装材100(図1参照)を水平方向(矢印方向)に搬送しながらその長手方向中心線に沿って二つ折りし、次に、この二つ折りした包装材100を長手方向に所定間隔ごとに接着又はシール(縦シール101,102を形成)して第1の袋部103と第2の袋部104を交互に形成し、次に、第1の袋部103に第1の充填材105を充填するとともに第2の袋部104に第2の充填材106を充填し、次に、第1の袋部103と第2の袋部104の上端開口を接着することによりトップシール107を形成して連続袋体108を形成し、最後に、包装材100の搬送方向(矢印111方向)に関して第2の袋部104とこれに続く第1の袋部103との間の縦シール101に沿って切断し又は該縦シール101の中央に断続的に切断線又はミシン目109を入れて、第1の袋部103とこれに続く第2の袋部104を一単位とする袋体110を連続的に製造するものである。
図1に示すように、包装材供給部11は、装置本体10の下部に配置されており、所定の横幅を有する帯状のフィルム又はシートからなる包装材100を巻回したロール21を支持する支軸22を有する。また、包装材供給部11は、支軸22に装着されたロール21から繰り出される包装材100を折り上げ部12に案内する複数のローラ23a〜23fを有する。
図1に示すように、折り上げ部12は、包装材供給部11の最後のローラ23fからほぼ水平方向に向けて送られる包装材100の上面に接触する横断面が略V字形の折り上げガイド24を有する。折り上げガイド24の上方開き角(V字断面の上方開き角)は包装材搬送方向111に沿ってローラ23fから離れるに従って徐々に小さくなるようにしてある。
図5を参照すると、第1のシール部13は、装置本体10に固定された固定円筒部25を有する。固定円筒部25は、軸(垂直軸)26に中心とする外周円筒面を備えている。固定円筒部25には回転円筒部27が同心的に外装されている。固定円筒部25と回転円筒部27の間には軸受28が配置されており、図示しないモータを備えた駆動源の駆動に基づいて、回転円筒部27が軸26を中心に固定円筒部25の周囲を包装材搬送方向(上方から見たときの反時計回り方向)111(図2参照)に回転するようにしてある。
第1の充填材充填部14と第2の充填材充填部15は、シール部13に対応して配置された複数(2n)の昇降シャフト41を有する。昇降シャフト41を軸26と平行な上下方向に昇降させるために、テーブル29にはシール部13の内側に複数(2n個)のシャフト貫通孔42が形成されている。シャフト貫通孔42は軸26を中心とするシャフト基準円43(図7参照)上に等間隔(360°/2n)に形成されており、そこに挿通された昇降シャフト41が軸44に沿って昇降自在に且つ該軸44を中心として回転可能としてある。
図10を参照すると、第1の充填材供給部16は第1の袋部103に充填する第1の充填材を第1の充填シュート46aに落下供給し、第2の充填材供給部17は第2の袋部104に充填する第2の充填材を第2の充填シュート46bに落下供給するもので、包装材100の搬送経路112に沿って、第1の充填材供給部16が上流側に配置され、第2の充填材供給部17が下流側に配置されている。
図1に示すように、第2のシール部18は、シール領域37の下流側で包装材搬送経路111に沿って配置されており、第1と第2の充填材が充填された後の包装材100の上端を予熱する予熱部91と、該予熱部91で予熱された包装材100の上部を加圧し又は加圧加熱してトップシール107を形成する加圧部92を備えている。
図示しないが、第2のシール部18の下流側には、図4に示す連続袋体110の幅広縦シール102の中央で連続袋体110を切断して個々の袋体110に分離する切断部、又は幅広縦シール部102の中央にミシン目を入れる切断部が設けてある。
以上の構成を備えた包装機1の動作を説明する。図示しないモータの電源が投入されると、これに駆動連結された回転円筒部27、シャフト72,82が回転する。また、シャフト72,82の回転により、第1及び第2の充填材供給部16、17の計量板76,86が回転する。これにより、図1に示すように、装置本体10の下部にある包装材供給部11から繰り出された包装材100は、複数のローラ23a〜23fによって上方に案内され、最後のローラ23fから送り出された包装材100はその主要面(表面、裏面)をほぼ水平面に平行に向けられる。ローラ23f通過した包装材100は、V字状横断面の折り上げガイド24の下面に沿って搬送されながら、包装材100の長手方向中心線を境に二つ折りされる。
図12は、計量板76の詳細を示す。上述のように、計量板76は軸71を中心とする円78に沿って等間隔に配置された計量孔79を有する。また、計量板76の底面には、各計量孔79に対応して該計量孔79の周囲を囲む充填材回収部121が設けてある。充填材回収部121は、所定の厚みを有する薄い金属の板を加工して形成されており、計量孔79の周囲を囲む環状部分122と、該環状部分122から計量板回転方向に沿って「ハ」の字状に広がる伸出部123を有し、計量板76の底面に図示する状態で固定されている。したがって、計量板76と該計量板76の下に固定されている支持部材76aとの隙間に入り込んだ充填材は、計量板76の回転に基づいて両伸出部分123によって集められて計量孔79の領域に戻される。そのため、計量板76と支持部材76aとの間から落下する充填材が無くなる又は極めて少なくなる。なお、第1の充填材充填部16の計量板79に回収部121を設けた例を説明したが、同様の構成を第2の充填材充填部17に設けてもよい。
10:装置本体
11:包装材供給部
12:折り上げ部
13:第1のシール部(縦シール部)
14:第1の充填材充填部
15:第2の充填材充填部
16:第1の充填材供給部
17:第2の充填材供給部
18:第2のシール部(トップシール部)
21:ロール
22:支軸
23a〜23f:ローラ
24:折り上げガイド
25:固定円筒部
26:軸
27:回転円筒部
28:軸受
29:テーブル
30:シール部
31:固定シール部
31a:幅狭固定シール部
31b:幅広固定シール部
32:可動シール部
33:加熱面
33a:幅狭加熱面
33b:幅広加熱面
34:シール基準円
35:被ガイド部
36:ガイド部
37:シール領域
41:昇降シャフト
42:シャフト貫通孔
43:シャフト基準円
44:中心軸
45:アーム
46:充填シュート
46a:第1の充填シュート
46b:第2の充填シュート
49a:漏斗状上部
50a:筒状下部(充填筒)
49b:漏斗状上部
50b:筒状下部(充填筒)
53:被ガイド部
54:昇降ガイド用筒体
55:ガイド部
56:連結部
57:偏心シャフト
58:偏心軸
59:被ガイド部
60:第2のガイド部
61:円
62:円形円弧部分
63:非円形円弧部分
71:中心軸
72:シャフト
73:歯車
74:シャフト
75:歯車
76:計量板
77:ホッパ
78:円
79:計量孔
80:第2の充填材供給領域
81:中心軸
82:シャフト
83:歯車
86:計量板
87:ホッパ
88:円
89:計量孔
90:第2の充填材供給領域
91:予熱部
92:加圧部
100:包装材
101:縦シール(幅広縦シール)
102:縦シール(幅狭縦シール)
103:第1の袋部
104:第2の袋部
105:第1の充填材
106:第2の充填材
107:トップシール
108:連続袋体
109:ミシン目
110:袋体
111:包装材搬送方向
112:包装材搬送経路
Claims (4)
- 連続的に供給される帯状の包装材(100)を二つ折りし、この二つ折りされた包装材(100)を固定シール部(31)と可動シール部(32)で挟持し、上記包装材(100)を該包装材(100)の長手方向に所定の間隔をあけてヒートシールして上記長手方向に第1と第2の長さを有する第1の袋部(103)と第2の袋部(104)を交互に形成し、上記第1と第2の袋部(103,104)に挿入された第1と第2のシュート(46a,46b)を介して上記第1と第2の袋部(103,104)に第1と第2の充填材(105,106)をそれぞれ充填するダブルパック用の充填包装機(1)であって、
垂直軸(26)を中心として回転可能に配置され、上記垂直軸(26)を中心とする円周に沿って一定の間隔をあけて上記垂直軸(26)に平行な方向に向けて形成された2n(n:整数)個の貫通孔(42)を有する回転体(29)と、
上記偶数個の貫通孔(42)に上記垂直軸(26)と平行な方向に昇降可能に且つ上記貫通孔(42)の中心軸(44)を中心に回転可能に挿通された2n(n:整数)個の昇降シャフト(41)と、
上記回転体(29)から上方に突出した上記昇降シャフト(41)の上部にそれぞれ取り付けられ、上記昇降シャフト(41)から径方向外側に向けて伸びるアーム(45)及び上記アーム(45)に支持されたシュート(46a,46b)と、
上記回転体(29)から下方に突出した上記昇降シャフト(41)の下部にそれぞれ取り付けられ、上記昇降シャフト(41)の中心から偏心した偏心シャフト(57)と、
上記垂直軸(26)の周囲に連続的に形成され、上記偏心シャフト(57)を案内する環状の案内部(60)を備えており、
上記第1と第2の袋部(103,104)に挿入される上記第1と第2のシュート(46a,46b)の充填筒(50a,50b)の中心が上記垂直軸(26)を中心とする円弧(34)上を上記第1と第2の袋部(103,104)の中心に位置しながら移動するように、上記第1と第2のシュート(46a,46b)の充填筒(50a,50b)の中心と、上記昇降シャフト(41)の中心(44)と、上記昇降シャフト(41)に対応する上記偏心シャフト(57)の中心(58)の位置が決められていることを特徴とする充填包装機。 - 上記昇降シャフト(41)の中心(44)から上記第1と第2のシュート(46a,46b)の充填筒(50a,50b)の中心までの距離(L1,L2)に応じて上記昇降シャフト(41)の中心(44)から対応する上記偏心シャフト(57)の中心(58)までの距離(e1,e2)が決められており、上記二つ折りされた包装材(100)の間に上記充填筒(50a、50b)が進入する領域において、上記偏心シャフト(57)を案内する案内部(63)の形状と協働して、上記充填筒(50a、50b)が直線状に移動するようにしてあることを特徴とする請求項1の充填包装機。
- 連続的に供給される帯状の包装材(100)を二つ折りし、この二つ折りされた包装材(100)を基準円(34)の内側と外側に配置されたシール部(31,32)で挟持し、上記包装材(100)を該包装材(100)の長手方向に所定の間隔をあけてヒートシールして上記長手方向に第1の袋部(103)と第2の袋部(104)を交互に形成し、上記第1と第2の袋部(103,104)に挿入された第1と第2のシュート(46a,46b)を介して上記第1と第2の袋部(103,104)に第1と第2の充填材(105,106)をそれぞれ充填するダブルパック用の充填包装機(1)であって、
上記基準円(34)にほぼ内接する内円(78)の円周上に等間隔に配置された複数の第1の計量孔(79)を有し、上記内円(78)の中心軸(71)を中心にする回転する第1の計量部材(76)と、
上記基準円(34)にほぼ外接する外円(88)の円周上に等間隔に配置された複数の第2の計量孔(89)を有し、上記外円(88)の中心軸(81)を中心に回転する第2の計量部材(86)を備えており、
上記基準円(34)と上記内円(78)が接近する第1の充填材供給領域(80)で、上記第1の計量孔(79)に収容されている第1の充填材(105)を上記第1のシュート(46a)に落下供給し、
上記基準円(34)と上記外円(88)が接近する第2の充填材供給領域(90)で、上記第2の計量孔(89)に収容されている第2の充填材(106)を上記第2のシュート(46b)に落下供給するようにしてあり、
上記第2のシュート(46b)は上記基準円(34)の径方向に向けた長軸を有する楕円形横断面を有することを特徴とする充填包装機。 - 垂直軸(71)を中心に回転自在に支持された板からなり、上記垂直軸(71)を中心とする円上に所定の間隔をあけて形成された複数の計量孔(79)を備えた計量板(76)と、
供給領域(80)以外の領域において上記計量孔(79)の下端開口を塞ぐ支持部材(76a)を備えており、
上記計量孔(79)に充填された粉剤を上記供給領域(80)で上記計量孔(79)から落下して供給する粉剤供給部(16)を備えた充填包装機(1)において、
上記計量板(76)は、上記支持部材(76a)に対向する下面に、上記下面から僅かに突出し、上記計量孔(79)の周囲を囲む環状部分(122)と、上記環状部分(122)から上記計量板(76)の回転方向下流側に向けてハの字状に広がる伸出部(123)を有し、上記計量板(76)の回転に基づいて、上記計量板(76)と上記支持部材(76a)の間に存在する粉剤を上記ハの字状に広がる伸出部(123)で集めて上記計量孔(79)に戻すようにしたことを特徴とする充填包装機。
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