JP2012005051A - 低照度対応カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】低照度環境下において、強い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所と弱い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所の両方について、消費電力量を抑制しつつ、視認性の高い映像を得ることを課題とする。
【解決手段】LED7A,7Bによる照明下で被写体からの反射光を広角レンズ2で受光センサ9へ集光し、受光センサにより得られる受光強度データを所定のフレーム周期で取得してフレーム画像データD1,D2,・・・を生成し、そのフレーム画像データに基づいて動画像データを作成する際、制御部10は、LEDの発光強度を、上記フレーム周期に同期させて、互いに異なる複数の発光強度に順次切り換え、これらの発光強度それぞれの照明下で得られるフレーム画像データを用いて1つの動画像データを作成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、比較的暗い撮像箇所の撮影に適した低照度対応カメラに関するものである。
近年、タクシーなどでは車内監視のための小型カメラ(車内監視カメラ)が搭載されている。これは、車内で発生した乗客とのトラブルの状況把握に役立つだけでなく、抑止になる点でも有用だからである。このようなトラブルは昼間だけでなく深夜に発生することも多いため、車内監視カメラには、室内灯が点灯していない暗闇の中でも映像を取得できることが要求される。そのため、車内監視カメラとしては、低照度対応の受光素子(センサ)を搭載したカメラや、照明機能付きのカメラなどが用いられる。その中でも、低照度対応のセンサを搭載した車内監視カメラは比較的高価であるため、照明機能付きの車内監視カメラの方が普及している。照明機能付きの車内監視カメラは、一般に、LED等の発光手段を用いて被写体を照明し、その被写体からの反射光をセンサ(受光手段)で受光し、これにより得られる受光強度データを所定のフレーム周期(フレームレート)で取得してフレーム画像データを生成し、そのフレーム画像データに基づいて動画像データを作成する。
車内監視カメラは、一般に、運転席前の上部に配置されたルームミラー付近に設置されることが多い。車内監視カメラでは、カメラから数十cm程度の距離にある運転席だけでなく、助手席の様子、さらに運転席や助手席のドア(車体前部ドア)からの不法侵入等に対する防犯対応も考えれば車体前部ドア付近の様子までも、撮像できることが望まれる。そのため、車内監視カメラには、この撮像を可能にするほどの広画角性が望まれる。一方で、車内監視カメラとして照明機能付きのものを用いる場合、運転者の視認性に与える影響等を考慮すると、その照明に可視光を用いることには大きな制限がある。そのため、その照明としては、センサの受光感度のある帯域のうち可視光外の波長帯域(例えば赤外波長帯域)で発光する光源(赤外LED等)を用いるものが多い。しかしながら、広画角性が望まれる車内監視カメラの撮像範囲に含まれる広い領域を照明できるほどの高パワータイプの赤外LED等の可視光外波長の光源は、用途が限られているので高価であり、照明機器として蛍光灯に置き換わってきている可視光LED等の可視光の光源とは違って安価に入手することが困難である。そのため、広画角性が望まれる照明機能付きの車内監視カメラを安価に提供するためには、その光源として、安価な低パワータイプの可視光外波長の光源を高パワータイプのものよりも多く搭載して広い領域を照明できるようにする構成が提案されている。
車内監視カメラは、自動車のバッテリー等を用いたバッテリー駆動であるため、その電力消費量をむやみに増やすことはできない。そのため、照明に用いる光源の発光量を照明に必要な最小限の量に抑えることが重要となる。しかしながら、電力消費量を抑えるために、車載監視カメラに近い運転席や助手席の様子を認識するために必要な最小限の光量で照明すると、後部座席(座席が3列以上ある自動車については2列目以降の座席)の様子を撮像するには光量が不足する。そのため、後部座席の様子を認識できるほどの画像が得られず、後部座席についての視認性が悪いという問題が生じる。また、運転席や助手席であっても比較的暗い手元や足元等の暗部箇所では光量不足となり、そのような箇所も視認性が悪いという問題が生じる。
一方、後部座席や暗部箇所の視認性を高めるために、センサの感度(増幅率)を高めることも考えられるが、この場合にはセンサ出力に含まれるノイズが増大してしまい、かえって視認性を悪化させることになり得る。よって、後部座席や暗部箇所の視認性を高める場合には、照明の発光強度を高める方が好ましい。
しかしながら、後部座席の様子や暗部箇所の様子を認識できるほどの光量で照明することは、電力消費量を増大させるため、バッテリー駆動である車内監視カメラではその実現が難しいことに加え、次のような問題も発生する。すなわち、車内監視カメラは、通常、照明用の光源がカメラ本体に搭載されているため、車内監視カメラが設置されるルームミラー付近から車内を照らすことになる。そのため、単純に照明用の光源の発光量を増大させると、カメラに近い運転席や助手席に強い光が当たり、運転手や助手席の乗客の顔等の被写体部分にいわゆる白飛び(明るすぎてセンサの受光感度上限を超え真っ白くなる状態)が発生する。この場合、後部座席や暗部箇所の様子を認識できても、逆にカメラに近い被写体部分の視認性が悪化してしまうという問題が生じる。
なお、上述した問題は、照明機能付きの車内監視カメラに限ったものではなく、低照度環境下において、照明機能付きのカメラにより、比較的遠い箇所の被写体あるいは比較的暗い箇所などのように強い発光強度の照明下において高い視認性が得られる撮像箇所と、比較的近い箇所あるいは比較的明るい箇所などのように弱い発光強度の照明下において高い視認性が得られる撮像箇所の両方の画像を取得しようとする場合には、その用途あるいは使用場所などに制限されず、同様に生じ得る問題である。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、低照度環境下において、強い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所と弱い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所の両方について、消費電力量を抑制しつつ、視認性の高い映像を得ることができる低照度対応カメラを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、発光手段と、該発光手段の発光波長帯域の少なくとも一部について受光感度を持つ受光手段と、該発光手段による照明下で被写体からの反射光を該受光手段へ集光する集光手段と、該受光手段により得られる受光強度データを所定のフレーム周期で取得してフレーム画像データを生成し、該フレーム画像データに基づいて動画像データを作成する動画像データ作成手段とを有する低照度対応カメラにおいて、上記発光手段の発光強度を、上記フレーム周期に同期させて、互いに異なる複数の発光強度に順次切り換える発光強度切換手段を有し、上記動画像データ作成手段は、該複数の発光強度それぞれの照明下で得られるフレーム画像データを用いて1つの動画像データを作成することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の低照度対応カメラにおいて、上記動画像データ作成手段は、少なくとも一部の撮像可能範囲について、上記複数の発光強度のうちの少なくとも2つの発光強度の照明下でそれぞれ得られる同一撮像箇所についての複数の受光強度データを合成して該同一撮像箇所についての1つの受光強度データを生成し、これにより生成した受光強度データを用いて上記動画像データを作成することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の低照度対応カメラにおいて、上記動画像データ作成手段は、撮像可能範囲を分割して得られる複数の撮像箇所について互いに異なる発光強度の照明下で得られる受光強度データを用いて、上記動画像データを作成することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の低照度対応カメラにおいて、上記発光手段は、発光波長帯域として赤外波長帯域を有するものであることを特徴とするものである。
本発明においては、フレームごとに発光強度の強弱が切り換わるので、常に強い発光強度で照明する場合よりも消費電力量を抑えることができる。しかも、本発明においては、異なる発光強度の照明下でそれぞれ得られるフレーム画像データを用いて1つの動画像データを作成する。これにより、この動画像データの作成には、弱い発光強度の照明下において高い視認性が得られる撮像箇所に適した発光強度の照明下で得られたフレーム画像データと、高い発光強度の照明下において高い視認性が得られる撮像箇所に適した発光強度の照明下で得られたフレーム画像データとが用いられることになる。よって、本発明によれば、これらのフレーム画像データの両方が反映された動画像データを作成することができる。その結果、弱い発光強度の照明下において高い視認性が得られる撮像箇所と、高い発光強度の照明下において高い視認性が得られる撮像箇所の両方について、高い視認性を有する1つの動画像を得ることができる。
なお、特許文献1には、レンズから入射する被写体の光学像を2方向に分光する分光光学系と、2方向に分光された光学像のそれぞれを電気信号に変換する2個の固体撮像素子と、同2個の固体撮像素子を1フレーム期間ごとに1/2フレームに相当する時間以内で、かつ相互に重複しない間隔で順次露光制御する電子シャッタ制御手段と、同電子シャッタ制御手段の順次露光制御に同期して発光用同期信号を出力する発光用同期信号出力手段とを備えたカラーカメラと、同カラーカメラの上記発光用同期信号を受け上記固体撮像素子の露光制御に同期して波長帯域の異なる複数色の光を順次切り替えて発光する照明装置が開示されている。この照明装置は、固体撮像素子の露光制御に同期して、波長帯域の異なる複数色の光を順次切り替えて発光させるが、その発光強度はいずれも同じものである。したがって、この照明装置を用いても、消費電力量を抑えつつ、強い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所と弱い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所の両方について視認性の高い映像を得ることはできない。
以上、本発明によれば、低照度環境下において、強い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所と弱い発光強度の照明下で高い視認性が得られる撮像箇所の両方について、消費電力量を抑制しつつ、視認性の高い映像を得ることができるという優れた効果が得られる。
実施形態における車内監視カメラの概要を示す正面図である。 同車内監視カメラの概要を示す平明図である。 同車内監視カメラに搭載されるLEDからの出射光の強度とその照明範囲を同車内監視カメラの上方から見たときの説明図である。 同車内監視カメラにおける照明ユニット及びカメラユニットを示す機能ブロック図である。 同照明ユニットの発光ドライバの回路構成を示す説明図である。 同カメラユニットに設けられた制御部を示すブロック図である。 同制御部内のフレームメモリに対する画像処理部の処理シーケンスの一例について説明する説明図である。 2つのフレーム画像データを編集加工して新たな1つのフレーム画像データを作成する編集処理の一例を示す説明図である。 2つのフレーム画像データを編集加工して新たな1つのフレーム画像データを作成する編集処理の他の例を示す説明図である。 変形例における画像処理部の処理シーケンスを説明する説明図である。
以下、本発明を、低照度対応カメラである車内監視カメラに適用した一実施形態について説明する。
本実施形態に係る車内監視カメラは、タクシー等の車両に搭載して車内の様子を撮像した動画像を得るものであり、以下のような特徴を有する。
すなわち、従来の車内監視カメラは、夜間などに室内灯を点灯していない暗闇の車内を一定光量で照明するものであったので、一般に、消費電力を抑制するために比較的弱い発光強度で照明する。そのため、運転席や助手席などのカメラに近い撮像箇所では視認性が得られるものの、後部座席などのカメラから遠い撮像箇所については十分な視認性が得られない場合がある。一方、カメラから遠い撮像箇所の視認性を得るために強い発光強度で照明すると、消費電力量が増大するだけでなく、カメラに近い撮像箇所に白飛びが発生して視認性が悪化するという問題が出てきた。本実施形態に係る車内監視カメラは、強い発光強度と弱い発光強度の両方で順次照明し、各発光強度それぞれの照明下で得た受光強度データを用いて有効な視認性が得られる撮像箇所を切り貼りし、これにより得られるフレーム画像を用いて遠近両方の視認性が高い動画像データを作成するようにしている。
図1は、本実施形態における車内監視カメラの概要を示す正面図である。
図2は、本実施形態における車内監視カメラの概要を示す平面図である。
本車内監視カメラ1は、広角レンズ2、カメラユニット3、カメラケーブル4、照明ユニット5A,5B、照明ケーブル6A,6B、ユニット間ケーブル8などを備えている。広角レンズ2は、車内監視カメラに要求される広画角性が得られるように、90度以上180度以下の範囲内、好ましくは約135度程度の画角のものを用いる。照明ユニット5A,5Bは、広角レンズ2の近傍に配置され、本実施形態では可視光外の波長帯を持つ光源を用いるのが好ましい。本実施形態では、その光源(発光手段)として赤外波長帯の発光ダイオード(LED)7A,7Bを用いる。LED7A,7Bは、そのLED素子の光出射面に出射レンズが配置されたものであり、その出射光量が出射角全体に平均的に放射するように構成されている。LED7A,7Bは、広角レンズ2の入射範囲に照明光が直接入り込まないように構成する必要がある。本実施形態では、LED7A,7Bを6個搭載した例について説明するが、本車内監視カメラ1の設置環境などに応じ、発光強度が強すぎるようであれば数を減らし、弱すぎるようであれば数を増やすようにする。カメラケーブル4は、電源ラインと映像ラインを複合した電線である。照明ケーブル6A,6Bは、LED7A,7Bの電源ラインの電線である。ユニット間ケーブル8は、カメラユニット3と照明ユニット5A,5Bのタイミング信号(同期信号)を伝達するためのケーブルで、本車内監視カメラ1の筐体内部で接続されている。このタイミング信号は、カメラケーブル4と照明ケーブル6A,6Bを経由して外部で接続される構成でも構わない。
図3は、LED7A,7Bからの出射光の強度とその照明範囲を本車内監視カメラの上方から見たときの説明図である。
LED7A,7Bは、出射強度(発光強度)の強弱に応じてその照射範囲が変化する。特定の照度を基準とした場合、少ない電流で駆動して弱い強度で発光させた場合はその照射範囲が図3中符号Aで示す領域に限られるが、大きい電流で駆動して強い強度で発光させた場合は図3中符号Aで示す領域まで照射範囲が拡大する。ただし、出射強度を変更しても照明角度θは変化しない。照明角度θは、LED素子の光出射面に設置された出射レンズで定まり、これは適宜設計可能である。LED素子それ自体から出射される光の照明角度は広いため、LED素子そのままの光を照明すると本車内監視カメラ1の有効撮像範囲以上に広がってしまい、無駄となる。本実施形態では、出射レンズが配置されたLED7A,7Bを用いているので、LED7A,7Bから出射される光を本車内監視カメラ1の有効撮像範囲内に適切に絞り込み、無駄を無くしている。
図4は、照明ユニット5A,5B及びカメラユニット3を示す機能ブロック図である。
カメラユニット3は、LED7A,7Bによる照明下での被写体からの反射光は、集光手段としての広角レンズ2で集光され、受光手段としての受光センサ9の受光面に導かれる。広角レンズ2は、例えばガラスやプラスチックなどの材料を組み合わせた4郡6枚などで構成される複数のレンズから構成される。受光センサ9は、CCDやCMOSなどで構成されるものが知られているが、一般に、CCDの方が低照度の感度が高いので好適に利用できる。ただし、CMOSも高感度化が盛んに進められているので、CMOSを利用してもよい。受光センサ9の解像度は、本実施形態では車内監視向けの用途であるため、例えば、VGA(640×480ドット)程度に設定され、フレームレートは30fps(frame per Second)以下とする。本実施形態のような低照度対応カメラにおいては、弱い光に対応するために例えば露光時間を長くすることがあり、この場合にはフレームレートが落ちる傾向にある。また、受光センサ9の機能、若しくは、この受光センサ9の制御デバイスの機能として、暗い箇所を明るくし、明るすぎる箇所を暗くして、動画像を見やすくする輝度補正処理を行うものが知られている。これは、動画像の平均輝度を一定に保つように輝度レベルの増幅率を変更するものであり、多くの場合、複数のフレームにまたがって平均輝度を算出して徐々に補正する。
動画像データ作成手段としての制御部10は、受光センサ9の出力データ(受光強度データ)を順次取り込み、NTSCなどの標準的な映像信号伝達形式に変換した動画像データを作成してカメラケーブル4に出力する。
照明ユニット5A,5Bは、照明ケーブル6A,6Bを介してLED7A,7Bの図示しない駆動電源と接続されている。照明ユニット5A,5Bの光源としては、電球や蛍光灯なども考えられるが、消費電力の少なさや赤外波長の選択性から、本実施形態ではLED7A,7Bを採用している。
発光ドライバ11は、図示しない駆動電源を元に電流源を生成し、LED7A,7Bを駆動するように動作する。LED7A,7Bの出射角は、広角レンズ2の集光角と同等、もしくは若干広角であることが望まれる。そのため、本実施形態では出射レンズを搭載してLED7A,7Bの出射角を調整している。LED7A,7Bの出射強度は、これに搭載されるLED素子で決まっているため、出射角を広げるにつれて特定箇所に照射される光量は下がる。必要とされる光量に応じて、1つのLED7A,7Bでは対応できない場合は、複数のLED7A,7Bで分担して照明するようにすることも可能である。この場合、照明が重なって局所的に明るい箇所が存在しないように配置することが重要である。また、各領域が同じ光量になるように、各LED7A,7Bそれぞれに電流源を持つことが望ましいが、画質にこだわらない場合は、同じ電流源にLED7A,7Bを並列接続にしてもよい。
図5は、照明ユニット5A,5Bの発光ドライバ11の回路構成を示す説明図である。
本実施形態においては、照明用駆動電源12に対し、電流量の異なる2種類の定電流源13A,13Bを配置する。定電流源13Aは、電流を大きくしてLED7A,7Bを強く発光させるときに使用し、定電流源13Bは、電流を少なくしてLED7A,7Bを弱く発光させるときに使用する。定電流源13A,13BとLED7A,7Bとの間には、それぞれ、入力されるタイミング信号A,BによってON/OFF動作するスイッチ部14A,14Bが配置されている。このスイッチ部14A,14Bに入力するタイミング信号A,Bを制御することで、LED7A,7Bに対していずれかの定電流源13A,13Bを選択的に接続することができる。なお、ここでは、スイッチ部14A,14Bに入力されるタイミング信号A,Bを制御することでLED7A,7Bに対して接続する定電流源13A,13Bを選択する構成について説明したが、定電流源13A,13Bを1つのD/Aコンバータなどの電圧設定と電圧電流変換の抵抗で構成し、タイミング信号をパラレルデジタル信号とすることで、D/Aコンバータの設定電圧を逐次変更してLED7A,7Bの発光強度を変化させることもできる。
図6は、カメラユニット3に設けられた制御部10を示すブロック図である。
制御部10は、受光センサ9からの出力データを受け取って処理を行う画像処理部15と、画像処理部15での処理により得られるフレーム画像データを格納するフレームメモリ16と、フレームメモリ16に格納されたフレーム画像データからなる動画像データを、外部モニタに表示するための標準的なデータフォーマットであるNTSC規格に変換するNTSC変換部17と、撮像画像全体あるいは一部の輝度情報を取得して明るさを判別する輝度判定部18とを備えている。
画像処理部15は、30fpsもしくは60fpsの速度で受光センサ9からの出力データに基づくフレーム画像データを順次フレームメモリ16に格納する。昼間など十分な明るさ(輝度)があり、LED7A,7Bの照明を必要としない場合には、データを加工する必要はないため、フレーム画像データを適切な速度でNTSC変換部17に転送する。この場合、LED7A,7Bを使用する必要がないため、タイミング信号A,Bも出力する必要は無い。昼間か夜間かの判断は、外部からの設定で行われてもよいが、カメラが自動的にフレーム画像データの平均輝度を判断して、あらかじめ設定された輝度より暗い時間が長く続けば夜間と判断するようにしてもよい。また、輝度判定部18による輝度があらかじめ設定されたレベルを超えているかどうかの比較結果を用いてもよい。
夜間などの低照度環境下において撮像する必要がある場合、LED7A,7Bを駆動して撮像範囲を照明する。この場合、画像処理部15は、発光強度切換手段として機能し、まず、タイミング信号AをOFFにし、タイミング信号BをONにする命令を、発光ドライバ11に指示する。これにより、LED7A,7Bは比較的弱い強度で発光し、受光センサ9からの出力データに基づくフレーム画像データをフレームメモリ16の所定のメモリ領域に第1フレーム画像データとして格納する。次に、タイミング信号AをONにし、タイミング信号BをOFFにする命令を、発光ドライバ11に指示する。これにより、LED7A,7Bは比較的強い強度で発光し、受光センサ9からの出力データに基づくフレーム画像データをフレームメモリ16の所定のメモリ領域に第2フレーム画像データとして格納する。
図7は、フレームメモリ16に対する画像処理部15の処理シーケンスの一例について説明する説明図である。
なお、この説明図は、横軸に時間軸をとり、t1〜t8まで順次1フレームごとにフレームメモリ16の各メモリ領域に対してアクセスされるデータを示している。図中矢印は、データの移動を示している。
この処理シーケンスでは、1つ分のフレーム画像データを格納するメモリ領域(メモリ1〜5)を少なくとも5つ備えるフレームメモリ16を用いる。このようなフレームメモリ16は、単一の物理メモリの記憶領域を5つに分割したものを用いてもよいし、5つの物理メモリを個別に用意してもよい。ただし、後述するように、1フレーム周期内に複数の処理を行う必要があるため、データのリード速度及びライト速度には十分な高速性が要求される。
以下、本処理シーケンスの流れについて具体的に説明する。
まず、時刻t1において、メモリ1に1フレーム分のフレーム画像データD1を格納すると同時に、メモリ2に格納されている処理済みフレーム画像データP1をNTSC変換部17へ出力する。
時刻t2では、メモリ2に次の1フレーム分のフレーム画像データD2を格納すると同時に、メモリ5から既に処理済みである処理済みフレーム画像データP2をNTSC変換部17へ出力する。
時刻t3では、メモリ4に次の1フレーム分のフレーム画像データD3を格納すると同時に、時刻t2と同様にメモリ5から処理済みフレーム画像データP2を繰り返し出力する。また同時に、メモリ1に格納されているフレーム画像データD1とメモリ2に格納されているフレーム画像データD2とを組み合わせて編集処理し、その処理済みフレーム画像データD12をメモリ3に格納する。
ここで、処理済みフレーム画像データD12の編集処理については後述するが、フレーム画像データD1の画像にフレーム画像データD2のすべてを上書きするということではなく、画像フレームを領域分割して一部の領域のデータを互いに入れ替えたり、両方の画像の輝度や色差データを平均化したりすることを意味している。本実施形態において、1フレームは、少なくとも、カメラから近い被写体部分に対応するフレーム部分(近距離領域)と、カメラから遠い被写体部分に対応するフレーム部分(遠距離離領域)とに分割される。
時刻t4では、メモリ5に次の1フレーム分のフレーム画像データD4を格納すると同時に、メモリ3から処理済みフレーム画像データD12をNTSC変換部17へ出力する。
時刻t5では、メモリ2に次の1フレーム分のフレーム画像データD5を格納すると同時に、時刻t4と同様にメモリ3から処理済みフレーム画像データD12を繰り返し出力する。また同時に、メモリ4に格納されているフレーム画像データD3とメモリ5に格納されているフレーム画像データD4とを組み合わせて編集処理し、その処理済みフレーム画像データD34をメモリ1に格納する。
時刻t6では、メモリ3に次の1フレーム分のフレーム画像データD6を格納すると同時に、メモリ1から処理済みフレーム画像データD34をNTSC変換部17へ出力する。
時刻t7では、メモリ5に次の1フレーム分のフレーム画像データD7を格納すると同時に、時刻t6と同様にメモリ1から処理済みフレーム画像データD34を繰り返し出力する。また同時に、メモリ2に格納されているフレーム画像データD5とメモリ3に格納されているフレーム画像データD6とを組み合わせて編集処理し、その処理済みフレーム画像データD56をメモリ4に格納する。
時刻t8では、メモリ1に次の1フレーム分のフレーム画像データD8を格納すると同時に、メモリ4から処理済みフレーム画像データD56をNTSC変換部17へ出力する。
時刻t9以降も、上述のような処理シーケンスの繰り返しとなる。このような処理シーケンスにより、受光センサ9からの出力データを順次取得するフレーム速度の半分の速度でフレームが更新される動画像データを得ることができる。
なお、ここでは、ノンインターレースにおけるフレーム毎に画像処理を行う場合について説明したが、インターレースの場合、フィールド毎に処理を行うようにしても良い。その場合は、上記で説明したフレームをフィールドに置き換えるだけでも可能であるが、ラインズレが発生するため、2フィールドを1まとめとして扱うことが望ましい。
本実施形態では、上記処理シーケンスの処理タイミング(フレーム周期)に同期して、時刻t1ではタイミング信号AがOFFになり、タイミング信号BがONになるように、画像処理部15がLED7A,7Bの発光強度を制御する。その結果、フレーム画像データD1は比較的弱い強度の照明下で得られたものとなる。続いて、時刻t2ではタイミング信号AがONになり、タイミング信号BがOFFになるように制御される。これにより、フレーム画像データD2は比較的強い強度の照明下で得られたものとなる。処理済みフレーム画像データD12は、この2種類の照明強度で得られたフレーム画像データD1,D2を用い、フレームの一部の領域である近距離領域についてはフレーム画像データD1を積極的に採用し、フレームの他部の領域である遠距離領域についてはフレーム画像データD2を積極的に採用するなどして、編集加工したものである。このような編集加工を行うことで、遠近両方をそれぞれ適度な照明条件で撮像したようなフレーム画像データD12を得ることができる。
このとき、受光センサ9の輝度補正は、LED7A,7Bの強弱に追従しないことが重要である。本実施形態における車内監視カメラ1の特徴は、カメラから遠い被写体部分が含まれる遠距離領域の視認性を向上させるために、照明強度を強くして故意に近距離領域内の被写体部分を白飛び状態にして(ただし、この近距離領域内の被写体部分の画像は動画像データには反映されない。)、遠い被写体部分を十分な照明強度で照明しようとするものである。そのため、受光センサ9がLED7A,7Bの強弱に追従して輝度補正されると、その輝度補正により照明強度を強くしても受光センサ9の増幅率が下げられてしまい、遠い被写体部分の視認性が低下して、本車内監視カメラ1の特徴が減殺されてしまうからである。
図8は、2つのフレーム画像データD1,D2を編集加工して新たな1つのフレーム画像データD12を作成する編集処理の一例を示す説明図である。
本実施形態において、車内監視カメラ1は、自動車の運転席前の上部に配置されたルームミラー付近に設置され、そこから車内を後部側に向かって撮像するように配置される。一般に、自動車は、運転席と助手席との間に隙間があり、その隙間から後部座席を撮影することができる。したがって、本実施形態では、1フレームを三分割し、その中央領域を後部座席が含まれる遠距離領域とし、その両側領域を運転席及び助手席が含まれる近距離領域として設定している。
フレーム画像データD1は、上述したように比較的弱い照明下で得られたものであるのに対し、フレーム画像データD2は比較的強い照明下で得られたものである。本実施形態においては、運転席と助手席の視認性を優先することとし、フレーム画像データD1をベースに編集加工処理を行う。フレーム画像データD1は、照明が弱いため、図8に示すように、後部座席の乗客Cは暗くてほとんど認識できない状態である。逆に、フレーム画像データD2は、照明が強いので後部座席の乗客Cを良く認識できるが、運転席のドライバーAと助手席の乗客Bは白飛びしてしまっており、認識できていない。そのため、本実施形態においては、フレーム画像データD2から図8に示す破線で囲った領域(遠距離領域)を切り出し、その切り出した遠距離領域だけを、フレーム画像データD1に上書きする処理を行い、これによりフレーム画像データD12を得る。さらに、このようにして得たフレーム画像データD12に対して全体的な明るさ調整を行ったり、境界をぼかしたりするなどの画質改善処理を行うことが好ましい。以上のような編集加工処理を行うことで、運転席のドライバA、助手席の乗客B、後部座席の乗客Cの全員について視認性の高いフレーム画像データD12が得られる。なお、他のフレーム画像データD3〜D8についての編集加工処理も同様に行われる。
本実施形態においては、2つのフレーム画像データから1つのフレーム画像データを作成するので、受光センサ9のフレームレート(フレーム速度)に比べて半分のフレームレートに落ちることになる。NTSCフォーマットは規定のレートで映像を出力する必要があるため、本実施形態では同じフレーム画像データを2回連続で出力している。
また、編集加工処理を更に高機能で行う場合には、編集加工前のフレーム画像データから輝度レベルを読み取り、白飛びと判断する領域に対して、照度が低い方のフレーム画像データを採用し、逆に一定レベル以下の輝度の領域に対しては、照度が高い方のフレーム画像データを採用するなどの、自動判別アルゴリズムを搭載することも有効である。基本的に車内監視などのセキュリティー用途では、高速な動作の取り込みが不要なため、フレームレートが半分に落ちても、特に不具合となることは無い。また、出力されるものは動画像であるため、細かい境界での不連続性に関しても大きな不具合とはならないため、画像処理を簡素化することも可能である。
なお、本実施形態では、1フレームを図8に示すように横方向に三分割した例について説明したが、その分割方法は、カメラの撮像領域内のどの被写体の視認性を高めるかなどの設計事項に応じて適宜設定される。例えば、後部座席の乗客Cの足元の箇所は高い視認性が必要ないが、運転席のドライバーAと助手席の乗客Bの手元の箇所について高い視認性を得たい場合には、例えば図9に示すように、1フレーム中の中央領域上部を遠距離領域とし、残りの領域を近距離領域として設定してもよい。
また、照明強度を変えずに受光センサ9の輝度補正もしくは受光センサ9の増幅率をフレームごとに変えることで、本実施形態と同様の効果を得ることは不可能ではないが、後部座席の乗客Cに届く光量がわずかであることを考えると、S/N比は照明強度を変える本実施形態のもの方が有利であり、より良い方法といえる。
〔変形例〕
次に、上記実施形態における画像処理部15の処理シーケンスの変形例について説明する。
図10は、本変形例における画像処理部15の処理シーケンスを説明する説明図である。
本変形例は、1フレームの領域分割の設定が例えば図8や図9に示した分割方法のように簡単であったり、2つのフレーム画像データの編集加工処理が一方を他方のデータに置き換えるだけ等の簡単な処理であったりする場合に適した例である。
本変形例におけるフレームメモリ16は、2つのメモリ領域に分割されている。このようなフレームメモリ16は、単一の物理メモリの記憶領域を2つに分割したものを用いてもよいし、2つの物理メモリを個別に用意してもよい。ただし、1フレーム周期内に複数の処理を行う必要があるため、データのリード速度及びライト速度には十分な高速性が要求される点は、上記実施形態と同様である。
以下、本変形例における処理シーケンスの流れについて具体的に説明する。
まず、時刻t1では、メモリ1に1フレーム分のフレーム画像データD1を格納すると同時に、メモリ2から処理済みフレーム画像データP1をNTSC変換部17へ出力する。
時刻t2では、フレーム画像データD1が格納されているメモリ1に対して、次の1フレーム分のフレーム画像データD2の中から切り出された領域部分のデータのみを上書きする。例えば、図8に示した例においては、遠距離領域である中央領域のデータをフレーム画像データD2から切り出し、メモリ1にアクセスしてそのデータのみをフレーム画像データD1に上書きする。また同時に、時刻t1と同様にメモリ2から処理済みフレーム画像データP1を繰り返し出力する。
時刻t3では、メモリ2に次の1フレーム分のフレーム画像データD3を格納すると同時に、時刻t2で作成された処理済みフレーム画像データD12をメモリ1からNTSC変換部17へ出力する。
時刻t4では、時刻t2と同様の動作になる。具体的には、フレーム画像データD3が格納されたメモリ2に、次の1フレーム分のフレーム画像データD4を部分的に上書きすると同時に、メモリ1から処理済みフレーム画像データD12を繰り返し出力する。
時刻t5では、メモリ1に次の1フレーム分のフレーム画像データD5を格納すると同時に、時刻t4で作成された処理済みフレーム画像データD34を出力する。
時刻t6では、時刻t4と同様の動作になる。具体的には、フレーム画像データD5が格納されたメモリ1に、次の1フレーム分のフレーム画像データD6を部分的に上書きすると同時に、メモリ2から処理済みフレーム画像データD34を繰り返し出力する。
なお、時刻t7以降も、上述のような処理シーケンスの繰り返しとなる。このような処理シーケンスにより、受光センサ9からの出力データを順次取得するフレーム速度の半分の速度でフレームが更新される動画像データを得ることができる。
以上、本実施形態(変形例を含む。)に係る低照度対応カメラである車内監視カメラ1は、発光手段としてのLED7A,7Bと、LED7A,7Bの発光波長帯域の少なくとも一部について受光感度を持つ受光手段としての受光センサ9と、LED7A,7Bによる照明下で被写体からの反射光を受光センサ9へ集光する集光手段としての広角レンズ2と、受光センサ9により得られる受光強度データを所定のフレーム周期(フレームレート)で取得してフレーム画像データD1,D2,・・・を生成し、そのフレーム画像データに基づいて動画像データを作成する動画像データ作成手段としての制御部10とを備えている。そして、この車内監視カメラ1の制御部10は、LED7A,7Bの発光強度を、上記フレーム周期に同期させて、互いに異なる複数の発光強度に順次切り換える発光強度切換手段として機能し、これらの発光強度それぞれの照明下で得られるフレーム画像データを用いて1つの動画像データを作成する。これにより、夜間の暗い車内のような低照度環境下において、運転席や助手席などの近い被写体部分と後部座席などの遠い被写体部分の両方について、視認性の高い映像を得ることができる。
また、上記実施形態において、制御部10は、少なくとも一部の撮像可能範囲について、少なくとも2つの発光強度の照明下でそれぞれ得られる同一撮像箇所(図8に示す中央領域又は図9に示す中央領域上部)についての複数の受光強度データD1,D2から、その同一撮像箇所についての1つの新規な受光強度データD12を生成し、その受光強度データD12を用いて動画像データへ作成する。これにより、当該同一撮像箇所について、当該複数の受光強度データD1,D2が互いに補完しあった視認性の高い画像を得ることができる。
一方、上記変形例のように、制御部10は、撮像可能範囲を分割して得られる複数の撮像箇所について、それぞれ互いに異なる発光強度の照明下で得られる受光強度データD1,D2を用いて動画像データを作成するようにしてもよい。この場合、その動画像データの作成処理を簡単化することができる。
また、LED7A,7Bが発光波長帯域として赤外波長帯域を有するものであれば、本実施形態(変形例を含む。)のように車内監視カメラの用途に本発明を適用する場合でも、運転者の視認性に与える影響等を少なくできる。
なお、以上の説明では、各照明ユニット5A,5Bが発光する照明下でそれぞれ得られた2つのフレーム画像データD1,D2を用いて1つのフレーム画像データD12を生成し、フレームレートを落とした動画像データを作成する場合について説明したが、動画像データの作成方法はこれに限られない。例えば、各照明ユニット5A,5Bが発光する照明下でそれぞれ得られた2つのフレーム画像データD1,D2をそのまま用いて、あるいは、当該2つのフレーム画像データD1,D2に対して何らかの画像補正処理を施したものを用いて、フレームレートを落とさない動画像データを作成してもよい。この場合でも、当該2つのフレーム画像データD1,D2が高速に切り替わる動画像となるので、その残像により、運転席や助手席などの近い被写体部分と後部座席などの遠い被写体部分の両方とも高い視認性をもって視聴者に知覚されるので、同様の効果が得られる。
1 車内監視カメラ
2 広角レンズ
3 カメラユニット
4 カメラケーブル
5A,5B 照明ユニット
6A,6B 照明ケーブル
7A,7B LED
8 ユニット間ケーブル
9 受光センサ
10 制御部
11 発光ドライバ
12 照明用駆動電源
13A,13B 定電流源
14A,14B スイッチ部
15 画像処理部
16 フレームメモリ
17 NTSC変換部
18 輝度判定部
特開2007−215088号公報

Claims (4)

  1. 発光手段と、
    該発光手段の発光波長帯域の少なくとも一部について受光感度を持つ受光手段と、
    該発光手段による照明下で被写体からの反射光を該受光手段へ集光する集光手段と、
    該受光手段により得られる受光強度データを所定のフレーム周期で取得してフレーム画像データを生成し、該フレーム画像データに基づいて動画像データを作成する動画像データ作成手段とを有する低照度対応カメラにおいて、
    上記発光手段の発光強度を、上記フレーム周期に同期させて、互いに異なる複数の発光強度に順次切り換える発光強度切換手段を有し、
    上記動画像データ作成手段は、該複数の発光強度それぞれの照明下で得られるフレーム画像データを用いて1つの動画像データを作成することを特徴とする低照度対応カメラ。
  2. 請求項1の低照度対応カメラにおいて、
    上記動画像データ作成手段は、少なくとも一部の撮像可能範囲について、上記複数の発光強度のうちの少なくとも2つの発光強度の照明下でそれぞれ得られる同一撮像箇所についての複数の受光強度データを合成して該同一撮像箇所についての1つの受光強度データを生成し、これにより生成した受光強度データを用いて上記動画像データを作成することを特徴とする低照度対応カメラ。
  3. 請求項1又は2の低照度対応カメラにおいて、
    上記動画像データ作成手段は、撮像可能範囲を分割して得られる複数の撮像箇所について互いに異なる発光強度の照明下で得られる受光強度データを用いて、上記動画像データを作成することを特徴とする低照度対応カメラ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の低照度対応カメラにおいて、
    上記発光手段は、発光波長帯域として赤外波長帯域を有するものであることを特徴とする低照度対応カメラ。
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