JP2012000352A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者が設定した目標消費電力量以下に消費電力を抑制する。
【解決手段】布量検知部203で検知した布量から各工程の消費電力を予測し、動作時間とその動作時間経過後の予測電力量を算出する予測電力算出部205と、消費電力の発生する動作部206、207、208の各々の消費電力を測定する電力測定部209、210、211と、動作部206、207、208の電力制御をおこなう電力制御部212とを備え、動作開始から所定時間経過時の実測電力量値とその時点の予測電力量値を比較し、運転終了時に実測電力量値が予測電力量値を超えないように動作部206、207、208を制御し、利用者が設定した目標消費電力量以下となるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯乾燥機の利用者が目標消費電力量を事前に設定し、布量検知後に推奨するコース運転と運転後の仕上がり予測状況を表示し、目標消費電力量以下となる制御運転をおこない、利用者の省エネへの啓蒙を高め、利用者の利便性を向上する洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の電気機器において、使用者が消費電力量や動作時間等の目標値を設定して使用することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。図5は、特許文献1に記載された温水洗浄暖房便座のブロック構成図である。図5において、11は温水洗浄暖房便座10の本体機能部で、便座の保温や、洗浄用温水の沸き上げや保温、および洗浄用温水の出水等の本体機能を有している。12は本体機能部11を制御する本体制御手段、13は商用電源接続部(電源プラグ)で、商用電源に接続して温水洗浄暖房便座10に電源を供給する。14は電力目標設定手段、15は電力制御手段、16はメモリ、17はタイマ、18は温水洗浄暖房便座10の消費電力を計測する電力計測手段18である。
電力目標設定手段14により目標とする消費電力を設定することにより、電力制御手段15は、電力計測手段18から得た消費電力情報と、タイマ17の時間情報から消費電力量を予測し、この予測値と電力目標設定手段14で設定した目標値を比較し、予測値が目標値を上回る場合は、24時間(1日)の消費電力が目標値となるように制御するものである。
特開2003−222402号公報
しかしながら、前記従来の構成では、主幹のみで電力の計測をしているために、目標値との比較をおこなう場合に、各工程での各部の消費電力が分からず、どこをどれだけ制御すれば削減できるかを把握することができず、精度が低くなっていた。したがって、目標値に対して精度が悪く、目標値を上回る場合が生じるという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、各部の消費電力を計測し、目標電力量に対して各部の動作を制御し、利用者が設定した目標消費電力量以下にすることができるようにした洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯槽に投入された衣類等の洗濯物の量を検知する布量検知部と、目標の消費電力量を設定する設定部と、前記設定部で設定された消費電力量時の動作コースおよび衣類の仕上がり予測を表示する表示部と、全体の消費電力を測定する第一電力測定部と、前記洗濯槽を駆動する洗濯モータの消費電力を測定する第二電力測定部と、乾燥用空気を送風するファンを駆動する乾燥モータの消費電力を測定する第三電力測定部と、乾燥用空気を加熱する加熱部の消費電力を測定する第四電力測定部と、前記布量検知部で検知した布量から各工程の消費電力を予測し、動作時間とその経過後の予測電力量を算出する予測電力算出部と、前記各部の電力制御をおこなう電力制御部とを備え、動作開始から所定時間経過時の実測電力量値とその時点の予
測電力量値を比較し、運転終了時に実測電力量値が予測電力量値を超えないように前記各部の動作を制御し、利用者が設定した目標消費電力量以下となるようにしたものである。
これによって、投入された布量から各工程での消費電力を予測し、任意の時間経過時の実測電力量値とその時点の予測電力量値を比較し、実測電力量値が予測電力量値を超過しないように、電力制御部により各部の動作を制御することができ、利用者によって設定された目標消費電力量以下にすることができる。また、利用者が設定した所望の消費電力量とする動作コースおよび仕上がり状況を事前に表示することができる。
本発明の洗濯乾燥機は、設定された目標の消費電力量以下に精度よく制御することができるとともに、利用者が設定した所望の消費電力量とする動作コースおよび仕上がり状況を事前に表示することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機のブロック構成図 同洗濯乾燥機の全工程での電力予測図 同洗濯乾燥機の洗濯工程での電力予測図 同洗濯乾燥機の洗濯工程での洗濯モータの動作図 従来の電気機器のブロック構成図
第1の発明は、洗濯槽に投入された衣類等の洗濯物の量を検知する布量検知部と、目標の消費電力量を設定する設定部と、前記設定部で設定された消費電力量時の動作コースおよび衣類の仕上がり予測を表示する表示部と、全体の消費電力を測定する第一電力測定部と、前記洗濯槽を駆動する洗濯モータの消費電力を測定する第二電力測定部と、乾燥用空気を送風するファンを駆動する乾燥モータの消費電力を測定する第三電力測定部と、乾燥用空気を加熱する加熱部の消費電力を測定する第四電力測定部と、前記布量検知部で検知した布量から各工程の消費電力を予測し、動作時間とその経過後の予測電力量を算出する予測電力算出部と、前記各部の電力制御をおこなう電力制御部とを備え、動作開始から所定時間経過時の実測電力量値とその時点の予測電力量値を比較し、運転終了時に実測電力量値が予測電力量値を超えないように前記各部の動作を制御し、利用者が設定した目標消費電力量以下となるようにしたことにより、電力を消費する各部の消費電力を計測するとともに、投入された布量から各工程の消費電力を予測し、任意の時間経過時の実測電力量値とその時点の予測電力量値を比較し、実測電力量値が予測電力量値を超過しないように、電力制御部により各部の動作を制御することができ、利用者によって設定された目標消費電力量以下にすることができる。また、任意の時間経過時点での実測電力量値と、その時点の予測電力量値を比較し、工程終了時に実測電力量値が予測電力量値を超過しないように、各工程での残時間から各部の動作を前記電力制御部で制御をおこなうことができ、各工程でのどの部分の実測電力値が目標値に対して差があるかを把握でき、どの部分をどの程度削減するかを把握することができ、目標電力量値以内に制御することができる。また、設定された消費電力量時の動作コースと、その時の衣類の仕上がり状況を予測して表示することにより、標準値からどの程度差があるかを表示することができ、利用者の消費電力優先運転時の納得性が得られ、利便性を向上することができる。また、あらかじめ実験値から予測電力量を算出しているために大幅な差異はないものの、実測値では多少の差異が発生する。そのために各部の電力測定部を設け、その合算値と主幹の電力値との比較から、各工程でのどの部分の実測電力値が目標値に対して差があるかを把握でき、削減対象を明確にすることができる。したがって、その削減のために対象工程の対象部分を運転制御することができ、その結果、目標電力量値以内とすることができる。また、各部の電力測定部の合算値と主幹の電力値との比較から、各工程でのどの部分の実測電力値が目標
値に対して差があるかを把握でき、削減対象を明確にすることができるとともに、予測電力値の精度を向上することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の電力制御部は、工程の終了時に実測電力量値が予測電力量値を超えないように、各工程の残時間内に動作を制御するようにしたことにより、布量検知部により検知した布量に基いて、あらかじめ各工程での予測電力量値を算出し、その値からコース時間とその時の消費電力量を算出することで、各工程での目標電力量値を決定し、各工程でその目標値となるように動作をおこなうことができる。また、実測値が目標電力値を超過する場合でも、各工程の動作残時間内に目標電力量値までの電力削減制御を各工程の制御対象を詳細に制御することができ、各工程での動作終了時に目標消費電力量以下にすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の第二電力測定部と第三電力測定部および第四電力測定部の電力測定値の合算値を第一電力測定部の値としたことにより、第一電力計測部を演算により求めることで不要にすることができ、経済性、省スペース性を向上することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の設定部に設定範囲を制限する制限部を設け、前記制限部は、布量検知部で検知した布量から実現可能な最少消費電力量値を制限値とし、利用者によって設定された目標消費電力量の設定値が制限値以下の場合に表示部に表示するようにしたことにより、利用者の設定誤りの防止、利用制限による納得性のある利便性を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機のブロック構成図を示すものである。
図1において、洗濯乾燥機100は、運転操作をおこない、電装部200内に目標消費電力の設定をおこなう設定部202と、その設定により各部の目標消費電力値への運転動作を制御する制御部201と、洗濯衣類の量を検知する布量検知部203と、検知した布量に応じて設定された目標消費電力量で運転した際に衣類の仕上がり状況を表示する表示部204と、設定された目標消費電力量値とするための予測電力量を算出する予測電力算出部205と、設定部202で設定された値が、布量検知部203で検知した衣類量から実現可能な設定値であるか判断する制限部213とから構成している。
さらに、洗濯乾燥機100内の電力消費となる洗濯工程や脱水工程、乾燥工程で動作する洗濯モータ206と、乾燥工程で乾燥風を送風する乾燥モータ207と、その乾燥用の温風を作るための加熱部208と、それぞれの動作を制御する電力制御部212を構成している。
さらに、これらの消費電力を測定するために、洗濯モータ206の電力を測定する第二電力測定部209と、乾燥モータ207の電力を測定する第三電力測定部210と、加熱部208の電力を測定する第四電力測定部211と、洗濯乾燥機100全体の消費電力を測定する第一電力測定部300と、その商用電源を入力する電源プラグ400から構成している。
洗濯モータ206は、一般的な洗濯乾燥機100の水槽(図示せず)内に回転可能に設
けられた洗濯槽(図示せず)を回転駆動するもので、例えば、ブラシレス直流モータで構成するとともに、インバータ制御され、回転速度を自在に変化させて回転させることができる。洗濯槽は、回転軸を水平またはななめに傾斜させた有底円筒状のドラム、または、回転軸を鉛直方向に設けた縦型のいずれの構成でもよい。
衣類等の洗濯物を収容する洗濯槽は、水槽内に供給された洗濯水によって洗濯をおこなう洗濯槽として機能するほか、水槽内の洗濯水を排水した後、高速回転により脱水をおこなう脱水槽として機能する。さらに、脱水後は、乾燥用空気が供給され、洗濯物を撹拌しながら乾燥をおこなう乾燥槽として機能する。
乾燥モータ207は、乾燥用空気を洗濯槽内へ供給する送風ファン(図示せず)を回転駆動するもので、送風ファンによって送風される乾燥用空気を、例えば、ヒータ等で構成される加熱部208により加熱して温風とし、回転する洗濯槽内で撹拌されている衣類を乾燥させる。なお、加熱部208は、乾燥用空気を加熱して温風とするものであるから、例えば、ヒートポンプで構成してもよく、この場合は、冷媒を循環させる圧縮機が制御対象となる。
洗濯乾燥機100の運転は、制御部201を含む制御手段(図示せず)によって制御される。洗濯槽内へ洗濯物を投入し、運転を開始すると、洗濯槽が回転し投入された洗濯衣類の量を布量検知部203で検知し、設定された運転プログラムで洗濯がおこなわれ、洗濯、排水、給水、すすぎ、脱水、乾燥の各工程を逐次実行し、乾燥モータ207、排水弁(図示せず)、給水弁(図示せず)、乾燥モータ207、加熱部208等を制御する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機100の全工程での予測電力量と実測電力量を示すものである。
図2において、横軸を動作時間(分)、縦軸を電力量(Wh)とし、洗濯乾燥機100の設定された目標電力量Sに対して、その目標電力量値Sを基に算出した予測電力量値を洗濯工程電力A、脱水工程電力B、乾燥工程電力Cを示し、実際の第一電力測定部300での実測電力量値Dを示している。
また、洗濯時間501と脱水時間502および乾燥時間503は、目標電力量Sを設定した段階で可変し、各工程の時間と各工程の目標電力量(例えば、洗濯工程では目標電力量SA、脱水工程ではSB)を設け、その値となる制御をおこなう。その結果、全工程では設定された目標電力量Sに達するように予測電力量値は設定される。
図3は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機100の洗濯工程での予測電力量と実測電力量を示すものである。
図3において、横軸を動作時間(分)、縦軸を電力量(Wh)とし、洗濯乾燥機100の設定された目標電力量Sに対して、洗濯工程での目標消費電力量SAを基に算出した予測電力量値を洗濯工程電力Aに示し、実際の第一電力測定部300での実測電力量値DAを示している。また、洗濯工程では、洗濯モータ206が主に消費する電力として動作しているため、第二電力測定部209の測定値を実測電力量値DA1として示している。実測電力量値DAと実測電力量値DA1の差は、制御部201および電力制御部212等の固定的な消費電力量である。
また、洗濯工程の初期期間5011と中間期間5012と終了期間5013に任意の期間を設け、初期期間5011経過後に実測電力値の推移と予測電力値の差分を確認し、その電力量差から残時間における削減電力を算出し、削減制御を実施する期間を中間期間5
012とし、その後の終了期間5013では、継続的に実測電力値と予測電力値の差分を確認しながら洗濯モータ206の制御をおこなったことを示している。
図4は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機100の洗濯工程での動作シーケンスを示すものである。
図4において、(a)は、洗濯工程における洗濯モータ206の定常時の動作シーケンス、(b)は、消費電力削減動作時、(c)は、定常時の電力値変化、(d)は、消費電力削減動作時の電力値変化を示している。
図4(a)は、洗濯工程における洗濯モータ206の定常時の動作シーケンスで、洗濯モータ206のON動作時間が6T秒で、OFF停止時間が1T秒で繰り返し(右回転、左回転を交互に繰り返す)おこなう波形S1を示している。
図4(b)は、削減時の動作シーケンスで、洗濯モータ206のON動作時間が11T秒で、OFF停止時間が3T秒で繰り返し(右回転、左回転を交互に繰り返す)おこなう波形S2を示しており、定常時(a)よりもON時間が1T秒短く、OFF時間が1T秒長く、右回転、左回転の繰り返し回数が半減する動作を示している。
図4(c)は、定常時の動作シーケンス時に洗濯モータ206に入力される入力電力(W)の変化を波形H1に示しており、ON動作の立ち上がり時にオーバーシュートによる電力波形U1が、立ち上がり毎に発生している。
図4(d)は、削減時の動作シーケンス時に洗濯モータ206に入力される入力電力(W)の変化を波形H2に示しており、ON動作の立ち上がり時にオーバーシュートによる電力波形U2が、立ち上がり毎に発生している。その発生回数は、繰り返し回数が波形H1の半減しており、立ち上がり時のオーバーシュートによる電力U2は波形H1のオーバーシュート電力U1とほぼ同等となっている。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下にその動作、作用を説明する。まず、商用電源に電源プラグ400を接続して電源を供給し、第一電力測定部300が洗濯乾燥機100の全体の消費電力を測定する。
次に、電装部200は、洗濯乾燥機100の全ての制御をおこなう制御部201を備えており、この制御部201から洗濯モータ206と乾燥モータ207と乾燥時の加熱をおこなう加熱部208の電力制御を主におこなう電力制御部212を制御する。
制御部201は、利用者が衣類を洗濯乾燥機100に投入した後に、布量検知部203が投入された衣類の衣類量を検出し、利用者が目標の消費電力量を設定部202でおこなった際に、その衣類量から洗濯乾燥機100の運転コースおよびその運転時間と、その設定時の仕上がり状況を予測電力算出部205で算出し、表示部204に表示する制御をおこなう。
また、布量検知部203で検知した衣類量から予測電力算出部205で算出した運転コースおよび運転時間と、予測消費電力が、設定部202で設定された目標消費電力量を達成できない場合は、衣類量に対して実現不可能な設定部202の設定値であることを制限部213が判断し、制御部201が表示部204に設定値が実現できないことを表示し、設定値の変更を促す表示をおこなう。
ここでは、設定変更を促す表示をおこなうとしているが、設定値の変更がされない場合
は、運転を開始しない。もしくは、設定値をクリアして、表示部204に設定が不可能な条件であることと、設定に関係なく動作をおこなうことの表示をおこない、一定時間後に動作を開始するとしてもよい。その場合は、目標消費電力量とならないことを表示部204に表示する。
次に、設定部202の設定値が制限部213の範囲内である場合に、予測電力算出部205は、あらかじめ洗濯モータ206や乾燥モータ207および加熱部208の負荷−電力の関係を実験値から分かっているため、布量検知部203で検知した布量により負荷条件が分かることから消費電力を予測でき、洗濯、脱水、乾燥の各工程での運転時間から合計の消費電力量を予測することができる。
その予測値から、利用者が設定した目標消費電力量となるために、各工程の動作時間を決定し、その結果、標準動作時の仕上がり状況よりも脱水仕上がりや乾燥仕上がりの状態がプラスかマイナスかを算出し、表示部204に表示をおこなう。
さらに、利用者が目標消費電力量を設定した際に、設定値が、布量検知部203で検知した衣類量から予測電力算出部205で算出した値に対し、実行不可能な値が設定されている場合に、表示部204に設定不可または目標値の変更を促す表示をおこなう。
実行不可能な値とは、あらかじめそれぞれの衣類量の動作に必要な最低消費電力量が予測電力算出部205で実験値から分かっているため、その値よりも小さな消費電力量が設定された場合には、運転をおこなってもその値以下に消費電力量を抑制できないと分かっているような場合に、実行不可能な値と判断する。
次に、電力制御部212は、洗濯モータ206に洗濯、脱水、乾燥工程時のそれぞれの回転数、動作時間、動作シーケンス等で決められた条件で動作するために、制御部201からの指令に合わせた動作をおこなうように制御する。また、その時の洗濯モータ206の入力である消費電力を第二電力測定部209で測定をおこなう。
同様に、電力制御部212は、乾燥工程で乾燥時の送風を発生させる乾燥モータ207の制御をおこなう。また、その時の乾燥モータ207の入力である消費電力を第三電力測定部210で測定をおこなう。
さらに電力制御部212は、乾燥工程で乾燥モータ207で送風する際に、温風を発生させるために送風する空気を加熱し、規定の温度となるように加熱部208を制御する。また、その時の加熱部208の入力である消費電力を第四電力測定部211で測定をおこなう。
また、予測電力算出部205は、第二電力測定部209と第三電力測定部210および第四電力測定部211と第一電力測定部300のそれぞれの測定電力値から各工程の時間経過後の実測消費電力量を算出することができ、その算出結果から目標消費電力量に対して、残りの時間経過後に目標値を超過するかどうかを予測することができる。
次に、各工程の経過時点での実測消費電力量を、各電力測定部からの測定値により算出し、目標消費電力量を超過しそうな場合は、電力制御部212に対して、制御部201は消費電力削減のための制御方式に変更を指令する。
例えば、図2に示すように、利用者が目標消費電力を設定部202で1000Whと設定した場合に、洗濯乾燥機100の目標電力量Sが1000Whとなり、その目標値を実現するために、各工程の各部の消費電力の目標電力量を予測電力算出部205で算出し、
その結果が、洗濯工程501では目標SA、脱水工程502での目標SB、乾燥工程503での目標Sとなる。
実際に動作開始後の時間経過における電力量が、実測電力量Dとなる場合は、各工程での目標消費電力量の内、洗濯、脱水工程で超過し、乾燥工程で消費電力を抑制し、目標電力量Sに推移しており、そのために各工程で、実測消費電力の値を各電力測定部で測定し、電力制御部212で制御をおこない、目標電力量S以下となるように制御をおこなう。
実測電力量が各工程で目標電力量以下に推移している場合には、電力制御部212は標準動作を継続し、消費電力削減のための制御をおこなう必要は無い。
次に、図2のように洗濯工程ですでに実測消費電力が目標消費電力を超過するような場合において、図3に示すように洗濯工程で消費電力を削減する制御をおこない、目標消費電力量以下にする動作を示している。
図3では、洗濯工程の動作開始から期間5011の間に実測消費電力量は、第二電力測定部209と第一電力測定部300で測定し、予測消費電力Aの値を超過しており、期間5011経過時点で超過しているために、電力制御部212は、図4(a)に示すように洗濯工程の動作を6T時間動作、1T時間停止の繰り返しから、11T時間動作、3T時間停止に変更することで、動作条件が12T/14Tから11T/14Tとなり、約8.3%の削減と、図4(b)に示すように、動作停止時間の回数が変わることにより、起動時の消費電力が約2%削減できることが実験値から分かっている。したがって、約10%の削減制御をおこなうことができる。ただし、この場合、動作時間が短くなるために、洗濯時の洗浄度がやや標準より下がる。したがって、表示部204にややマイナスの表示をする。
この結果、残時間の期間5012は、図4(b)に示す制御方法で洗濯工程をおこない、その推移DAとなる場合に、その時間経過後に、再度、実測消費電力を第二電力測定部209と第一電力測定部300で測定した経過時点での消費電力量と、予測電力算出部205で算出した予測消費電力量を比較し、予測値を下回っているため、さらに残時間の期間5013では、図4(a)に示す標準動作に戻し運転する。その間、消費電力量の推移DA1となり、第二電力測定部209と第一電力測定部300が、消費電力量を継続して測定し、目標消費電力量SAを超過しないように管理する。
例えば、利用者の目標消費電力量の設定部202への設定値が1000Whで、布量検知部203が衣類の量を6kgと検知した場合に、予測電力算出部205は、あらかじめ実験値から分かっている負荷と電力値の関係から洗濯工程の平均電力は120Wとして、動作時間20分の場合、消費電力量が40Wh、脱水工程の平均電力は600Wとして、動作時間16分で160Wh、乾燥工程の平均電力は400Wとして、動作時間120分で800Whとなり、合計1000Whとして予測電力値を算出し、目標設定どおりの動作時間で運転をおこなう。
しかし、実際の動作中に、例えば、洗濯工程で10分経過後に第一電力測定部300の計測値が平均電力で126Wで推移し、10分経過時点での消費電力が21Whとなり、第二電力測定部209の平均電力が120Wで20Wh、第三電力測定部210と第四電力測定部211の平均電力は0Wで0Whである。この時、予測電力算出部205は、10分経過時点での21Whから洗濯工程終了の20分経過後に42Whとなることを予測できるため、10分経過時点で、制御部201は電力制御部212に対して洗濯モータ206の制御を変更し、消費電力削減をおこなう。また、ここで第一電力測定部300の計測値と第二電力計測部209の差が、固定的に消費される電力となり、平均電力が6Wと
なっている。
この消費電力削減方法は、前記の図4(a)に示すように、洗濯工程の動作を6T時間動作、1T時間停止の繰り返しから、11T時間動作、3T時間停止に変更することで、動作条件が12T/14Tから11T/14Tとなり約8.3%の削減と、図4(b)に示すように、動作停止時間の回数が変わることにより、起動時の消費電力が約2%削減できることが実験値から分かっている。したがって、約10%の削減制御をこの動作変更によりおこなう。
その結果、最初の10分間に測定された第二電力測定部209の平均電力120Wが約10%削減されるため、平均電力は108Wで、残り10分間の消費電力量は18Whとなる。さらに、固定的に消費される電力が残り時間10分間でも同じであるため、平均電力が6Wで、消費電力量が1Whとなる。
したがって、制御前の10分間に消費される電力量は、洗濯モータ206が20Wh、固定的に消費される電力量が1Whの合計21Wh(第一電力計測部300の計測値と同じ)であり、制御後の残り10分間に消費される電力量は、洗濯モータ206が18Wh、固定的に消費される電力量が1Whの合計19Wh(第一電力測定部300の計測値と同じ)となり、洗濯工程全体の合計は、21Wh+19Wh=40Whとなり、洗濯工程での目標消費電力量と同じとなり、制御部201が電力制御部212を制御して目標値を達成することができる。
電力削減制御は、時間経過途中で超過予測となった場合には、起動停止の回数の抑制による微調整でおこなうことができ、さらに目標値との差が大きい場合には、動作時間の変更や回転数の変更により、消費電力を残時間内に目標電力値内に抑制する動作に変更をおこなうことで、省エネ優先の動作を提供することができる。
また、洗濯工程の洗濯モータ206の回転数を通常よりやや遅くすることでも消費電力削減をおこなうことができる。
また、例えば、水槽の洗濯液の汚れ度合いを検知するセンサを設けている場合には、その良否判定の条件を緩和することで洗濯やすすぎ時間を短縮し、その仕上がり状態を表示部204に表示することで消費電力削減も可能である。
脱水工程では、規定回転数を3段階程度に区分けし、その区分けした動作時間を調整することで、消費電力の抑制をおこなうことができる。例えば、消費電力は回転数が小さいほど少なくなるため、脱水時の回転数を900rpm、1200rpm、1600rpmと段階的に上昇させる場合に、動作時間の配分を変えることで消費電力量を調整することができる。また、それ以外にも段階的に変化させる回転数の規定値を変えることでも調整は可能である。
乾燥工程では、洗濯工程と同様の方法で、動作時間と停止時間の変更や、合計の動作時間の変更などでも調整が可能である。また、乾燥工程では、洗濯モータ206と乾燥モータ207および加熱部208が同時に動作しており、その時の消費電力をそれぞれ第二電力測定部209と第三電力測定部210および第四電力測定部211が測定し、その電力値から一律の動作時間を短縮することで消費電力を抑制することでも可能であるが、電力値の比率に合わせて、動作の抑制を決定し消費電力を削減する方法でもよい。
また、脱水工程の回転数を高め、脱水率を上昇させることで脱水時間と乾燥時間を短縮し、脱水回転数上昇における消費電力上昇を時間短縮することで相殺し、乾燥時間の短縮
により消費電力を合計で削減することができる。
また、乾燥工程での加熱部208の加熱動作を連続で通電するのではなく、一旦温まった状態で温度が維持されるため、加熱動作時間を短縮またはオンオフを繰り返し、動作時間を短縮することで消費電力の削減をおこなうことができる。
例えば、第二電力測定部209と第三電力測定部210および第四電力測定部211の電力値の比率が1:3:6である場合に、洗濯モータ206は制御に変更をせず、乾燥モータ207を約10%、加熱部208を約20%削減する制御をおこなうことで、消費電力削減の効果を高める。その結果、加熱部208の性能が約20%低下した運転での仕上がりをあらかじめ表示部204に表示することで、利用者の目標消費電力に対する仕上がりを理解できるようにすることで、利用者の納得性を得ることができる。
ここでは、洗濯乾燥機100全体の電力測定を第一電力測定部300で測定をおこなっているが、固定的に消費する部分の平均電力は、実験値等から洗濯乾燥機100固有の値としてあらかじめわかっているため、固定値として考慮することができる。
したがって、第二電力測定部209と第三電力測定部210および第四電力測定部211の合算値とから第一電力測定部300の全体の電力測定値(固定値の値を考慮した)として判断することができる。
このように、洗濯乾燥機100の動作における消費電力を所望の消費電力値以下に抑制したい場合に、運転時にあらかじめ利用者の目標消費電力を設定することで、目標消費電力量となる動作運転に切換え、その時の仕上がり状況を同時にあらかじめ表示することで、利用者に納得性のある動作を示すことができる。さらに、利用者がその仕上がり状況を見て、変更をおこなう場合には、設定部202で目標消費電力量の変更をおこなうことで、さらに変更後の仕上がり状況を確認し、洗濯乾燥機100の動作を開始できる。
さらに、利用者が目標消費電力値を動作上不可能な設定をおこなった場合でも、動作前にその設定値が洗濯衣類の量から実現不可能な値であるかを制限部213が判断し、表示部204で不可能であることを表示することで利用者の利便性を高めることができる。
したがって、消費電力を抑制するとともに、その仕上がり状況を利用者自ら確認できることで利便性を高め、省エネ効果が高く、利用者の省エネ啓蒙を図ることができる。
また、ここでは設定部202の設定を目標消費電力量としたが、目標電気代として金額設定とすることであってもよく、利便性を高めることや効果、作用は同じである。したがって、家庭用の洗濯乾燥機に限らず、コインランドリーの洗濯機や乾燥機、洗濯乾燥機のように、あらかじめ投入した金額が目標設定値として動作をおこなうことも可能であり、利用者が投入する金額に応じてコースや動作を変更することができる。
以上のように、本発明の洗濯乾燥機は、利用者が目標消費電力量を事前に設定し、布量検知後に推奨するコース運転と運転後の仕上がり予測状況を表示し、目標消費電力量以下となる制御運転をおこない、利用者の省エネへの啓蒙を高め、利用者の利便性を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、設定された目標の消費電力量以下に精度よく制御することができるとともに、利用者が設定した所望の消費電力量とする動作コースおよび仕上がり状況を事前に表示できるので、洗濯乾燥機として有用である。
201 制御部
202 設定部
203 布量検知部
204 表示部
205 予測電力算出部
206 洗濯モータ
207 乾燥モータ
208 加熱部
209 第二電力測定部
210 第三電力測定部
211 第四電力測定部
212 電力制御部
213 制限部
300 第一電力測定部

Claims (4)

  1. 洗濯槽に投入された衣類等の洗濯物の量を検知する布量検知部と、目標の消費電力量を設定する設定部と、前記設定部で設定された消費電力量時の動作コースおよび衣類の仕上がり予測を表示する表示部と、全体の消費電力を測定する第一電力測定部と、前記洗濯槽を駆動する洗濯モータの消費電力を測定する第二電力測定部と、乾燥用空気を送風するファンを駆動する乾燥モータの消費電力を測定する第三電力測定部と、乾燥用空気を加熱する加熱部の消費電力を測定する第四電力測定部と、前記布量検知部で検知した布量から各工程の消費電力を予測し、動作時間とその経過後の予測電力量を算出する予測電力算出部と、前記各部の電力制御をおこなう電力制御部とを備え、動作開始から所定時間経過時の実測電力量値とその時点の予測電力量値を比較し、運転終了時に実測電力量値が予測電力量値を超えないように前記各部の動作を制御し、利用者が設定した目標消費電力量以下となるようにした洗濯乾燥機。
  2. 電力制御部は、工程の終了時に実測電力量値が予測電力量値を超えないように、各工程の残時間内に各部の動作を制御し、利用者が設定した目標消費電力量以下となるようにした請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 第二電力測定部と第三電力測定部および第四電力測定部の電力測定値の合算値を第一電力測定部の値とした請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 設定部に設定範囲を制限する制限部を設け、前記制限部は、布量検知部で検知した布量から実現可能な最少消費電力量値を制限値とし、利用者によって設定された目標消費電力量の設定値が制限値以下の場合に表示部に表示するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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