JP2012000052A - 潅水チューブ - Google Patents

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田 将 慶 籠
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Abstract

【課題】給水孔毎の給水量のばらつきを抑制する潅水チューブを提供する。
【解決手段】潅水チューブは、液体搬送路11を有する主管10と、主管10の外周に設けられ、液体搬送路11との間に設けられた連通孔21と、外方へ向かう給水孔22と、連通孔21と給水孔22との間に延びる給水路23を有する支管20と、を備える。連通孔21は、液体搬送路11の長手方向Lに沿って所定間隔を空けて複数配置される。液体搬送路11の内径は、長手方向Lに沿って変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、植物体の株元への潅水を行う潅水チューブに関する。
農作物への潅水が過剰にならないように、緩やかな速度で一滴ずつ潅水する点滴潅水が行われている。点滴潅水を行う潅水チューブとして、例えば、潅水用の水を搬送する水搬送ホース、水搬送ホースに所定間隔で設けられた開口、及びこの開口と農作物へ水を給水する給水孔(滴下出口)との間に延びる散布ホースを備えるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
農業では、水搬送ホースの全長が数百メートルから数キロメートルとなることがある。水搬送ホースの全長が長い場合、水搬送ホース内での水圧が場所によって大きく異なる。水搬送ホースのうち水圧が高い部分に接続された散布ホースの流量及びこの散布ホースの給水孔からの給水量と、水圧が低い部分に接続された散布ホースの流量及びこの散布ホースの給水孔からの給水量とは異なる。このように、水搬送ホース内に水圧差が生じると、各給水孔からの給水量がばらつくという問題があった。
また、水搬送ホースを流れる水が開口の端部に当たって、開口が浸食されて広がり、散布ホースの流量が変化し、各給水孔からの給水量がばらつくという問題があった。
特公昭60−29306号公報
本発明は、液体搬送路の搬送方向に沿った給水水圧に大きな差異を生じさせることなく、このことにより複数の給水孔からの流量の差を低減することができ、これにより給水孔毎の給水量のばらつきを抑制すると共に、連通孔の保護強化を図ることができる潅水チューブを提供することを目的とする。
本発明による潅水チューブは、液体搬送路を有する主管と、前記主管の外周に設けられ、前記液体搬送路との間に設けられた連通孔と、外方へ向かう給水孔と、前記連通孔と前記給水孔との間に延びる給水路を有する支管と、を備え、前記連通孔は、前記液体搬送路の長手方向に沿って所定間隔を空けて複数配置され、前記液体搬送路の内径は、前記長手方向に沿って変化するものである。
本発明による潅水チューブにおいては、前記主管の前記液体搬送路内面のうち前記連通孔の近傍に、前記液体搬送路の内方へ延びる突出部を設けることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記液体搬送路は、第1の連通孔に対応する部分の内径と、前記第1の連通孔に隣接する第2の連通孔に対応する部分の内径とが異なることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記液体搬送路は、前記液体搬送路の搬送方向に沿って、徐々にその内径が小さくなることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記主管及び前記支管は、少なくとも一部に遮光層を有することが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記支管の連通孔の近傍に、パーティクルを除去するフィルタが設けられていることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記主管及び前記支管の内面及び/又は外面の少なくとも一部は、撥水処理、又は撥油処理、又は親水処理されていることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記主管はフィルム材からなり、前記フィルム材は表面の少なくとも一部に凸形状部又は凹形状部を有することが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記支管はフィルム材からなり、前記給水路は、表面に凸形状部又は凹形状部を有する前記フィルム材の前記凸形状部又は凹形状部により形成されることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記主管及び前記支管の外面に、前記主管及び前記支管を補強する補強フィルムが設けられていることが好ましい。
本発明による潅水チューブにおいては、前記主管の前記液体搬送路は、フィルム材を筒状に組み立て、一対の端縁を接着することにより形成される筒部を有し、前記支管は、前記フィルム材が接着された背シール部を有することが好ましい。
本発明によれば、液体搬送路の内径を長手方向に沿って変化させているので、液体搬送路内での水圧差を低減でき、このため各給水孔からの流量の差を低減できる。このことにより、潅水チューブにおける給水孔毎の給水量のばらつきを抑制できる。
また、本発明によれば、主管の液体搬送路内面に連通孔を保護する突出部を設けているので、連通孔が浸食されて広がることを防止でき、このため各給水路の流量の差を低減できる。このことにより、潅水チューブにおける給水孔毎の給水量のばらつきを抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る潅水チューブの外観斜視図である。 同第1の実施形態に係る潅水チューブの側面図である。 同第1の実施形態に係る潅水チューブの断面図である。 同第1の実施形態に係る潅水チューブの製造方法を説明する図である。 給水路の賦形化方法を説明する図である。 主管に対する賦形化処理の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る潅水チューブの外観斜視図である。 同第2の実施形態に係る潅水チューブの側面図である。 同第2の実施形態に係る潅水チューブの断面図である。 同第2の実施形態に係る潅水チューブの製造方法を説明する図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 同第1の実施形態の変形例による潅水チューブの製造方法を説明する図である。 同第1の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 同第2の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 同第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 同第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 同第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例による潅水チューブの側面図である。 同第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例による潅水チューブの外観斜視図である。 同第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例による潅水チューブの外観斜視図である。
本発明の第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の第1の実施形態に係る潅水チューブの外観斜視図を示し、図2に側面図を示す。なお、図2において波線の左側は潅水チューブの切断面を示す。また、図2におけるA−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E線に沿った断面図をそれぞれ図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示す。
図1乃至図3に示すように、潅水チューブ1は液体搬送路11を有する主管10と、主管10の外周に設けられ、液体搬送路11との間に設けられた複数の連通孔21と、外方へ向かう複数の給水孔22とを有する支管20とを備えている。
また、支管20に設けられた各給水孔22は、給水路23を介して各々対応する連通孔21に接続されている。給水路23は全体としてW字形状になっている。ここで、給水路23は図1及び図2(図2の波線の右側)において破線で示されている。
また、主管10の液体搬送路11内には、潅水用の水や、水と肥料が混合された養液等の液体が流れるようになっている。以下、本実施の形態において、主管10の液体搬送路11は水を搬送するものとして説明する。
図1乃至図3において、主管10の液体搬送路20は、液体搬送路20の長手方向に延びる水の搬送方向(図1及び図2における方向L)に進むに伴い内径が小さくなっている。従って、図2及び図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、A−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E線に沿った断面における主管10の液体搬送路11の内径をそれぞれd1、d2、d3、d4、d5とした場合、d1>d2>d3>d4>d5という関係が成り立つ。すなわち、主管10は、先細円筒形状となっている。
例えば、主管10の液体搬送路11の内径は、最も大きい箇所で20mmとなっており、長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って20m進むに従い、内径は1mm小さくなる。このように、液体搬送路11は、内径の最大値を基準にして、搬送方向20mあたり内径が5%程度小さくなることが好ましい。
図1乃至図3において、支管20の連通孔21及び給水孔22は、主管10の液体搬送路11の水の搬送方向Lに沿って、所定間隔を空けて複数設けられている。主管10の液体搬送路11を流れる水は、連通孔21、給水路23、及び給水孔22を介して外部へ排出される。給水孔22から排出された水は、農作物に与えられる。
上述のように、図1乃至図3において、支管20の給水路23は全体としてW字形状になっており、連通孔21と給水孔22との間に延びる給水路23の全長を長くとりつつ、給水路23の外径寸法をコンパクトにすることができる。このように給水路23はその全長が長くなるため、給水路23内において水の圧力を減少させることができ、給水孔22からの点滴潅水に好適である。支管20の幅(液体搬送路11の水の搬送方向Lに直交する方向における長さ)T1は一定であり、各給水路23の全長は同じになっている。
ところで、潅水チューブ1は、農業で使用される場合、その全長が数百メートルから数キロメートルとなり得る。従って、主管10の液体搬送路11は、一端から供給された水を数百メートルから数キロメートル先の他端まで搬送することになる。
主管10の液体搬送路11の内径が一定である場合、液体搬送路11内の水圧は、水が供給される一端から他端に向かって遠くなるに従って低下する。そのため、主管10の液体搬送路11内の水圧は、水が供給される一端に近い箇所と一端から遠い箇所とで大きく異なる。主管10の液体搬送路11内の水圧は、支管20の給水孔22からの給水量に影響するため、液体搬送路11内における水圧差により、各給水孔22からの給水量にばらつきが生じることが考えられる。
これに対して、本発明によれば、主管10の液体搬送路11の内径は、長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って徐々に小さくなっている。従って、主管10の液体搬送路11の内径の大きい一端から水を供給した場合、水が供給される一端から遠い箇所では液体搬送路11の内径が小さくなるため、水圧の低下を効果的に防止することができ、水が供給される一端に近い箇所と一端から遠い箇所との水圧差を低減し、液体搬送路11の全体にわたって水圧をほぼ一定にすることができる。
例えば、図2には隣接する2つの連通孔21が示されており、図2中の右側の連通孔(第1の連通孔)21に対応する部分の液体搬送路11の内径は、図2中の左側の連通孔(第2の連通孔)21に対応する部分の液体搬送路11の内径より小さくなっている。図2では水の搬送方向Lは左から右へ向かう方向である。従って、図2中の右側の連通孔21は、左側の連通孔21と比較して、水が供給される一端から遠い箇所に位置するが、液体搬送路11の内径が小さいため、図2に示される2つの連通孔21に対応する部分の液体搬送路11の水圧は同程度となる。
このように、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。
次に、本実施形態に係る潅水チューブの製造方法について、図4(a)、(b)、及び図5により説明する。潅水チューブは図4(a)に示すような1枚の等脚台形形状のフィルム材40からなっている。このフィルム材40を図4(b)に示すように円筒状に組み立て、一対の端縁41の内面同士(一組の平行でない対辺同士)をフィルム材外側からヒータで溶融接着(以下では「ヒートシール」とも呼ぶ)する。フィルム材40の溶融接着の際に、長手方向の一端から他端に向かって一定の溶融接着幅となるようにすることで、図4(c)に示す潅水チューブ1が構成される。
この場合、円筒状に組み立てられたフィルム材40の円筒部42が主管10となり、フィルム材40が接着(合掌貼り)された背シール部43が支管20となる。例えば、図4(c)において、円筒部42の外周の最も大きい箇所は約6cm、円筒部42の外周の最も小さい箇所は約3cm、背シール部43の幅は1〜2cm程度となっている。なお、主管10の断面形状としては、図4に示すような円形のほか、矩形、多角形、楕円形等を挙げることができる。
フィルム材40のヒートシールを行う時、給水路23となる部分は加熱を行わないようにする。このことにより、フィルム材40の非接着部が連通孔21、給水孔22、及び給水路23となる。フィルム材40としては、例えばポリエチレン(PE)フィルムや無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムを用いることができる。
なお、上述したような給水路23の形成方法では、非接着部のフィルム同士が重なったままブロッキング状態となり、水が流れ難くなる場合がある。そのため、給水路23を賦形化して、ブロッキングの発生を防止することが好適である。
例えば、あらかじめ給水路23の形状に加工した型を準備し、この型を挟み込んでフィルム材40をヒートシールし、その後、型を抜くことで、給水路23を賦形化できる。
また、図5(a)に示すような給水路23に対応する部分が矩形状に凹んだ一対の金型、又は、図5(b)に示すような給水路23に対応する部分が三角形状に凹んだ一対の金型を準備し、この金型でフィルム材40をプレスして加熱すると共に、金型の凹部は加熱せずに真空引きしてフィルム材40を引き離すようにすることでも、給水路23を賦形化できる。賦形化は、給水路23の一部のみ行うようにしてもよい。
また、主管10の液体搬送路11においても上述のようなブロッキングが発生することが考えられる。従って、図4(a)に示すフィルム材40のうち、主管10を構成する部分に予め賦形処理を施しておくようにしてもよい。例えば、図6(a)に示すように、主管10の長手方向に延びる水の搬送方向に沿って、主管10の全体に直線状の賦形処理を施すことで、液体搬送路11におけるブロッキングの発生を防止できる。
また、図6(b)に示すように、主管10の長手方向に延びる水の搬送方向に対して斜めになる賦形処理を所定間隔毎に施すようにしてもよい。また、主管10に対する賦形処理を液体搬送路11の内径が小さい領域等の一部区間に限定して行ってもよい。このような賦形処理を行うことで、液体搬送路11におけるブロッキングの発生を防止し、かつ、図6(a)に示す賦形処理と比較して、賦形化部分が小さいため、コストを削減できる。
このようにして、主管10の液体搬送路11の内径を水の搬送方向Lに沿って小さくすることができ、これにより支管20の給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる潅水チューブ1が得られる。
本発明の第2の実施形態
次に、図7乃至図9(a)、(b)、(c)により、本発明の第2の実施形態について説明する。
ここで、図7に本実施形態に係る潅水チューブの外観斜視図を示し、図8に側面図を示す。なお、図8において波線の左側は潅水チューブの切断面を示す。また、図8におけるF−F線、G−G線、H−H線に沿った断面図をそれぞれ図9(a)、(b)、(c)に示す。
図7乃至図9に示すように、潅水チューブ101は液体搬送路111を有する主管110と、主管110の外周に設けられ、液体搬送路111との間に設けられた複数の連通孔121と、外方へ向かう複数の給水孔122とを有する支管120とを備えている。
また、支管120に設けられた各給水孔122は、給水路123を介して各々対応する連通孔121に接続されている。給水路123は、連通孔121と給水孔122との間において直線状に延びている。ここで、給水路123は図7及び図8(図8の波線の右側)において破線で示されている。支管120の幅(液体搬送路111の長手方向に延びる水の搬送方向Lに直交する方向における長さ)T2は一定であり、各給水路123の全長は同じになっている。
また、主管110の液体搬送路111内には、潅水用の水や、水と肥料が混合された養液等の液体が流れるようになっている。以下、本実施の形態において、主管110の液体搬送路111は水を搬送するものとして説明する。
図7乃至図9において、支管120の連通孔121及び給水孔122は、主管110の液体搬送路111の長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って、所定間隔を空けて複数設けられている。主管110の液体搬送路111を流れる水は、連通孔121、給水路123、及び給水孔122を介して外部へ排出される。給水孔122から排出された水は、農作物に与えられる。
図7乃至図9において、主管110の液体搬送路111の内面のうち支管120の連通孔121の近傍には、液体搬送路111の中央部側に延びた突出部112が設けられている。液体搬送路111は円筒形状になっており、液体搬送路111の中央部側とは、半径方向中心側をいう。突出部112と連通孔121は、液体搬送路111の長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿ってほぼ一直線に並んで配置されている。
主管110の液体搬送路111の内径は20mmであり、突出部112は、2mm程度の大きさの立方体や半球体、又は液体搬送路111のフィルム同士を2mmの正方形や半球形で貼り付けた状態となっている。また、突出部112は、主管110の液体搬送路111の内面のうち支管120の連通孔121の近傍に設けられているが、「連通孔121の近傍」とは、連通孔121の出来るだけ近く、かつ連通孔121を塞がない程度の位置である。
主管110の液体搬送路111内面に突出部112が設けられていない場合、液体搬送路111を流れる水が支管120の連通孔121の端部に直接当たって、連通孔121が浸食されて孔径が広がり、給水路123の流量が変化して、各給水孔122からの給水量にばらつきが生じることが考えられる。
これに対して本発明によれば、連通孔121の近傍に突出部112が設けられているため、突出部112が防波堤のような役割を果たし、連通孔121の端部に当たる水流を弱めて連通孔121を保護し、連通孔121の孔径が広がることを防止できる。このことにより、連通孔が破損するおそれが低減でき、本発明の潅水チューブを交換する頻度も少なくなり、省資源化につながる。
このように、連通孔121の孔径が広がることを防止できるため、各給水路123の水の流量を同程度にし、給水孔122毎の給水量のばらつきを抑制できる。
次に、本実施形態に係る潅水チューブの製造方法について、図10(a)、(b)及び図5により説明する。潅水チューブは図10(a)に示すような1枚の長方形形状のフィルム材140からなっており、このフィルム材140を図10(b)に示すように円筒状に組み立て、一対の端縁141の内面同士をフィルム材外側からヒータで溶融接着(ヒートシール)することで、図10(c)に示すように、潅水チューブ101が構成される。この場合、円筒状に組み立てられたフィルム材140の円筒部142が主管110となり、フィルム材140が接着(合掌貼り)された背シール部143が支管120となる。例えば、図10(c)において、円筒部142の外周は約6cm、背シール部143の幅は1〜2cm程度となっている。
フィルム材140のヒートシールを行う時、給水路123となる部分は加熱を行わないようにする。このことにより、フィルム材140の非接着部が連通孔121、給水孔122、及び給水路123となる。フィルム材140としては、例えばポリエチレン(PE)フィルムや無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムを用いることができる。
また、図10(a)に示すように、フィルム材140には予め連通孔121近傍となる位置に、突出部112となるフィルム片144を接着しておく。フィルム片144を挟み込んで一対の端縁141を溶融接着することで、液体搬送路111内面の連通孔121近傍に突出部112を設けることができる。
突出部112はフィルム片144でなく、プラスチックや不織布で形成してもよい。また、フィルム片144等を用いずに、フィルム材140の一対の端縁141を溶融接着する際に、連通孔121近傍の突出部112に相当する部分のフィルム材140を溶融接着することで突出部112を設けるようにしてもよい。フィルム材140を溶融接着することにより、液体搬送路111内面の連通孔121近傍に突出部112を簡便に設けることができる。また、潅水チューブを形成するフィルム材140により突出部112が形成されるため、フィルム片144等を用いて突出部112を別体で形成する場合に比べて、突出部112をさらに強固なものとして設けることができる。
なお、上述したような給水路123の形成方法では、非接着部のフィルム同士が重なったままブロッキング状態となり、水が流れ難くなる場合がある。そのため、給水路123を賦形化して、ブロッキングの発生を防止することが好適である。
例えば、あらかじめ給水路123の形状に加工した型を準備し、この型を挟み込んでフィルム材140をヒートシールし、その後、型を抜くことで、給水路123を賦形化できる。
また、図5(a)に示すような給水路123に対応する部分が矩形状に凹んだ一対の金型、又は、図5(b)に示すような給水路123に対応する部分が三角形状に凹んだ一対の金型を準備し、この金型でフィルム材140をプレスして加熱すると共に、金型の凹部は加熱せずに真空引きしてフィルム材140を引き離すようにすることでも、給水路123を賦形化できる。賦形化は、給水路123の一部のみ行うようにしてもよい。
このようにして、主管110の液体搬送路111内面のうち支管120の連通孔121近傍に連通孔121を保護する突出部112を設けることができ、これによって、給水孔122毎の給水量のばらつきを抑制できる潅水チューブ101が得られる。
本発明の第1の実施形態の変形例
次に、図11乃至図13により、図1乃至図6に示す第1の実施形態に係る潅水チューブの変形例を示す。図11乃至図13に示す変形例において、図1乃至図6に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
図11に上記第1の実施形態の変形例による潅水チューブ1Aの側面図を示す。上記第1の実施形態では、図1乃至図5に示すように、支管20の幅T1は一定であったが、図11に示すように、液体搬送路11の内径が長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って小さくなるに伴い、潅水チューブ1Aの支管20の幅T3を徐々に大きくしてもよい。
図11に示す潅水チューブ1Aは、図1乃至図6に示す第1の実施形態と同様に、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。
次に、潅水チューブ1Aの製造方法について、図12(a)、(b)により説明する。潅水チューブ1Aは図12(a)に示すような1枚の長方形形状のフィルム材50からなっており、このフィルム材50を図12(b)に示すように円筒状に組み立て、一対の端縁51の内面同士をフィルム材外側からヒータで溶融接着(ヒートシール)する。フィルム材51の溶融接着の際に、円筒の長手方向の一端から他端に向かって溶融接着幅が大きくなるようにすることで、図12(c)に示すように、潅水チューブ1Aが構成される。この場合、円筒状に組み立てられたフィルム材50の円筒部52が主管10となり、フィルム材50が接着(合掌貼り)された背シール部53が支管20となる。
なお、図11に示す潅水チューブ1Aでは、支管20の幅T3が大きくなるに従って、W字形状の給水路23の折り返し点の数を減らしたり、折り返し部分の長さを短くしたりして、各給水路23の全長が同じになるようにしてもよい。このことにより、各給水路23における水圧の減少度合いを同程度にし、各給水孔22からの給水量のばらつきをさらに効果的に抑制することができる。
図13(a)に、上記第1の実施形態の他の変形例による潅水チューブの側面図を示す。図13(a)に示す潅水チューブ1Bは、主管10の液体搬送路11の内径が長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って段階的に小さくなるような構成になっている。具体的には、1つの連通孔21に対応する部分の液体搬送路11の内径と、隣接する連通孔21に対応する部分の液体搬送路11の内径とが異なるような構成になっている。
この潅水チューブ1Bは、支管20の給水路23が、連通孔21と給水孔22との間で直線状に延びているが、図1及び図2に示す上記第1の実施形態と同様に、給水路23を全体としてW字形状にしてもよい。
図13(a)に示すような構成の潅水チューブ1Bは、図1乃至図6に示す第1の実施形態と同様に、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。
図13(a)に示す潅水チューブ1Bは、図12に示す潅水チューブ1Aの製造方法と同様の方法で製造することができ、例えば、図12(b)におけるフィルム材50の一対の端縁51の内面同士を溶融接着する際に、円筒部の長手方向の一端から他端に向かって溶融接着幅を段階的に大きくしていけばよい。
図13(a)では、各連通孔21に対応する部分の液体搬送路11の内径が異なっていたが、図13(b)に示すように、複数(ここでは3つ)の連通孔21を含む連通孔群毎に、対応する液体搬送路11の内径を変えるようにしてもよい。言い換えれば、同一の連通孔群に含まれる複数の連通孔21は、対応する液体搬送路11の内径が同じであり、液体搬送路11の内径が変わる段差部分を挟んで互いに隣接する連通孔(第1の連通孔及び第1の連通孔に隣接する第2の連通孔)21は、対応する部分の液体搬送路11の内径が異なる。図13(b)に示すような構成の潅水チューブ1Bによっても、図1乃至図6に示す第1の実施形態と同様に、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。
本発明の第2の実施形態の変形例
次に、図14及び図15により、図7乃至図10に示す第2の実施形態に係る潅水チューブの変形例を示す。図14及び図15に示す変形例において、図7乃至図10に示す第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
図14に上記第2の実施形態の変形例による潅水チューブ101Aの側面図を示す。上記第2の実施形態では、図7及び図8に示すように、主管110の液体搬送路111の長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って、連通孔121の両側に突出部112を設けていたが、図14に示すように、連通孔121の両側でなく一方にのみ突出部112を設けるようにしてもよい。
突出部112は、連通孔121の端部に直接当たる水流を弱めるものである。従って、連通孔121からみて、液体搬送路111を流れる水の上流側に突出部112が設けてあればよい。図14に示すような構成の潅水チューブ101Aも、上記第2の実施形態と同様に、連通孔121の孔径が広がることを防止できるため、各給水路123の水の流量を同程度にし、給水孔122毎の給水量のばらつきを抑制できる。
また、図14に示すような構成にすることで、図7及び図8に示す第2の実施形態と比較して、突出部112の個数を減らすことができるため、コストを削減できる。
図15に上記第2の実施形態の他の変形例による潅水チューブ101Bの側面図を示す。上記第2の実施形態では、図7及び図8に示すように、主管110の液体搬送路111の長手方向に延びる水の搬送方向Lに沿って、連通孔121の両側に突出部112を設けていたが、図15に示すように、連通孔121間に1つの突出部112を設けるようにしてもよい。突出部112は、連通孔121間のほぼ全域にわたる大きさとなっている。
この場合、各突出部112は、液体搬送路111のどちらから水が供給されても、下流側の連通孔121を保護することができる。
図15に示すような構成の潅水チューブ101Bは、図7及び図8に示す第2の実施形態と同様に、連通孔121の孔径が広がることを防止できるため、各給水路123の水の流量を同程度にし、給水孔122毎の給水量のばらつきを抑制できる。
本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例
次に、図16及び図21により、図1乃至図6に示す第1の実施形態に係る潅水チューブ及び図7乃至図10に示す第2の実施形態に係る潅水チューブの変形例を示す。図16乃至図21に示す変形例において、図1乃至図6に示す第1の実施形態、図7乃至図10に示す第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
図16に変形例による潅水チューブ1Cの側面図を示す。この潅水チューブ1Cは、図11に示す潅水チューブ1Aの主管10の液体搬送路11の内面のうち、支管20の連通孔21近傍に、図7及び図8に示す上記第2の実施形態における突出部112を設けた構成となっている。
このような潅水チューブ1Cは、図1乃至図6に示す第1の実施形態と同様に、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。また、突出部112を設けたことで、連通孔21の孔径が広がることを防止できるため、給水孔22毎の給水量のばらつきをさらに効果的に抑制できる。
なお、図16に示す潅水チューブ1Cは、液体搬送路11の内径の大きい方から水が供給される。従って、図17に示すように、突出部112は、連通孔21から見て液体搬送路11を流れる水の上流側(液体搬送路11の内径が大きい方)にのみ設けてあればよい。図17に示す構成は、図16に示す構成と比較して、突出部112の個数を減らすことができるため、潅水チューブの製造コストを削減できる。
図18にさらに他の変形例による潅水チューブの側面図を示す。この潅水チューブ1Dは、図13(a)に示す潅水チューブ1Bの主管10の液体搬送路11の内面のうち、支管20の連通孔21近傍に、図7及び図8に示す第2の実施形態における突出部112を設けた構成となっている。
このような潅水チューブ1Dは、上記第1の実施形態と同様に、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。また、突出部112を設けたことで、連通孔21の孔径が広がることを防止できるため、給水孔22毎の給水量のばらつきをさらに効果的に抑制できる。
図13(b)に示す潅水チューブ1Bの主管10の液体搬送路11の内面のうち、支管20の連通孔21近傍に、図7及び図8に示す第2の実施形態における突出部112を設けた構成としてもよい。このような構成によっても、上記第1の実施形態と同様に、主管10の液体搬送路11内の水圧差を低減できるため、支管20の各給水路23の水の流量を同程度にし、給水孔22毎の給水量のばらつきを抑制できる。また、突出部112を設けたことで、連通孔21の孔径が広がることを防止できるため、給水孔22毎の給水量のばらつきをさらに効果的に抑制できる。
なお、図18に示す潅水チューブ1Dは、液体搬送路11の内径の大きい方から水が供給される。従って、図19に示すように、突出部112は、連通孔21から見て液体搬送路11を流れる水の上流側にのみ設けてあればよい。図19に示す構成は、図18に示す構成と比較して、突出部112の個数を減らせることができるため、潅水チューブの製造コストを削減できる。
支管20、120の給水孔22、122からの給水量がばらつく要因の1つに、給水路23、123の目詰まりが挙げられる。従って、給水路23、123の目詰まりを防止することは、給水孔22、122からの給水量のばらつきを抑制することにつながる。給水路23、123の目詰まりを防止する潅水チューブ1、101の構成の一例を図20(a)、(b)に示す。
図20(a)、(b)に示すように、支管20、120の給水孔22、122間(給水孔22、122近傍)に尖鋭突起部80を設ける。尖鋭突起部80は、例えば、図4(a)や図10(a)に示す1枚のフィルム材40、140の一対の端縁に三角形状の突起を設けておき、ヒートシールの際に一対の突起を重ね合わせて接着することで形成できる。
このような潅水チューブ1、101を、図20(c)、(d)に示すように、尖鋭突起部80を地面に刺して敷設することで、給水孔22、122と地面との間に空隙ができる。これにより、土に含まれる異物を給水孔22、122から吸引することを防止し、支管20、120の給水路23、123における目詰まり発生を防止できる。従って、給水孔22、122の給水量がばらつくことを抑制できる。さらに、給水孔22、122と地面との間に空隙があることで、給水孔22、122下方の所望の領域に潅水することができる。
なお、給水孔22、122近傍に設ける突起部は、潅水チューブ1、101を敷設した際に給水孔22、122と地面との間に空隙を設けることができるものであれば、その形状は尖鋭形状に限定されない。
なお、上記実施形態及び変形例では、背張り型の潅水チューブ1、101を用いて説明を行っていたが、図21に示すような、1枚のフィルム材を、端部からある幅を有するように互いに反対方向で重ね合わせた状態でヒートシールして形成する内張り型の潅水チューブとしてもよい。図21において、円筒部91が主管となり、フィルム材の接着(封筒貼り)部92が支管となる。また、ヒートシール時に非加熱にした部分が非接着となり、給水路となる。
さらに、内張り部分をあらかじめ別途2枚のフィルムで整形しておき、整形部分を連通孔に後から接続して潅水チューブとしてもよい。この場合、あらかじめ整形する部分はフィルムの重ね合わせで製造してもよいし、フィルムを利用せずプラスチック樹脂の型への流し込みで製造してもよい。
例えば、1枚のフィルム材を重ね合わせる幅が徐々に大きくなるようにしてヒートシールすることで、図1乃至図3に示す第1の実施形態のような、主管10の液体搬送路11の内径が、長手方向に延びる水の搬送方向に沿って徐々に小さくなる潅水チューブが得られる。
潅水チューブの材料
次に、潅水チューブ1を構成する主管10及び支管20の材料について説明する。以下、主管10及び支管20の材料については、上述した図1乃至図6に示す第1の実施形態、図7乃至図10に示す第2の実施形態、図11乃至図13に示す第1の実施形態の変形例、図14及び図15に示す第2の実施形態の変形例、及び図16乃至図21に示す第1の実施形態及び第2の実施形態の変形例に対して適用することができる。
潅水チューブ1の支管20の給水路23における目詰まり発生要因の1つとして、微生物や藻などの繁殖がある。従って、微生物や藻などの繁殖を抑えるために、潅水チューブ1の少なくとも一部が遮光性を有するようにすることが好適である。
例えば、潅水チューブ1の主管10及び支管20の材料を黒色で着色したり、潅水チューブ1を形成するフィルム材40にカーボンブラックを添加したり、カーボンブラックを添加した遮光フィルムを含む多層フィルムで潅水チューブを形成することで、遮光性を有する潅水チューブが得られる。
潅水チューブ1の主管10及び支管20の材料は、遮光・防霜・防風目的で利用する寒冷紗と同様の遮光率30%以上をもつことが望ましく、防草目的で利用する黒色マルチと同様の遮光率90%以上をもつことがより望ましい。潅水チューブ1の主管10及び支管20の材料は、高性能な防草目的や暗所設計目的で利用する黒色マルチや遮光カーテンと同様の遮光率99.99%以上をもつことがさらに望ましい。
また、パーティクル等を除去するフィルタを支管20の連通孔21に設けてもよい。支管20の給水路23は、主管10の液体搬送路11と比較して、口径が小さく、目詰まりが発生しやすい。フィルタを設けることで、給水路23への異物の侵入を防止し、目詰まり発生を防止できる。フィルタとしては、例えば、発泡体や布(不織布含む)などを用いることができる。
また、潅水チューブ1の主管10及び支管20の内面(液体搬送路11及び給水路23の表面)に、撥水処理、又は撥油処理、又は親水処理を施してもよい。これにより、汚れの付着を防ぎ(耐汚性)、目詰まりを防止することができる。
例えば、撥水処理を施すことで、水分をはじくことができ、水分に付随する異物の付着を防止できる。撥水処理としては、飽和フルオロアルキル基、アルキルシリル基、フルオロシリル基、長鎖アルキル基などを用いることができる。
また、撥油処理を施すことで、油分をはじくことができ、油分に付随する異物の付着を防止できる。撥油処理としては、フッ素樹脂などを用いることができる。
また、親水処理を施すことで、水分に付随する異物が乾いて析出することを防止できる。親水処理としては、酸化チタンなどを用いることができる。
このような潅水チューブ1は、例えば、上述の耐汚性処理を、潅水チューブの材料となるフィルム材の一面に予め施しておき、この面を内側にして潅水チューブを組み立てることで得られる。
耐汚性処理は、潅水チューブ1の内面だけでなく、外面に施してもよい。例えば、チューブ外面に親水処理をすることで、カビの発生を防ぎ、カビがチューブ内に侵入することを防止できる。
また、潅水チューブ1の主管10及び支管20の外面に、主管10及び支管20全体を補強するための補強フィルムを積層してもよい。補強フィルムとしては、二軸延伸ナイロンフィルム等を用いることができる。補強フィルムを設けることで、潅水チューブ1の突き刺し強度、引っ張り強度、耐圧性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、1A、1B、1C、1D、101、101A、101B 潅水チューブ
10、110 主管
11、111 液体搬送路
20、120 支管
21、121 連通孔
22、122 給水孔
23、123 給水路
40、50、140 フィルム材
41、51、141 端縁
42、52、142 円筒部
43、53、143 背シール部
80 尖鋭突起部
91 円筒部
92 接着部
112 突出部

Claims (11)

  1. 液体搬送路を有する主管と、
    前記主管の外周に設けられ、前記液体搬送路との間に設けられた連通孔と、外方へ向かう給水孔と、前記連通孔と前記給水孔との間に延びる給水路を有する支管と、
    を備え、
    前記連通孔は、前記液体搬送路の長手方向に沿って所定間隔を空けて複数配置され、前記液体搬送路の内径は、前記長手方向に沿って変化することを特徴とする潅水チューブ。
  2. 前記主管の前記液体搬送路内面のうち前記連通孔の近傍に、前記液体搬送路の内方へ延びる突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の潅水チューブ。
  3. 前記液体搬送路は、第1の連通孔に対応する部分の内径と、前記第1の連通孔に隣接する第2の連通孔に対応する部分の内径とが異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の潅水チューブ。
  4. 前記液体搬送路は、前記液体搬送路の搬送方向に沿って、徐々にその内径が小さくなることを特徴とする請求項1又は2に記載の潅水チューブ。
  5. 前記主管及び前記支管は、少なくとも一部に遮光層を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の潅水チューブ。
  6. 前記支管の連通孔の近傍に、パーティクルを除去するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の潅水チューブ。
  7. 前記主管及び前記支管の内面及び/又は外面の少なくとも一部は、撥水処理、又は撥油処理、又は親水処理されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の潅水チューブ。
  8. 前記主管はフィルム材からなり、前記フィルム材は表面の少なくとも一部に凸形状部又は凹形状部を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の潅水チューブ。
  9. 前記支管はフィルム材からなり、前記給水路は、表面に凸形状部又は凹形状部を有する前記フィルム材の前記凸形状部又は凹形状部により形成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の潅水チューブ。
  10. 前記主管及び前記支管の外面に、前記主管及び前記支管を補強する補強フィルムが設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の潅水チューブ。
  11. 前記主管の前記液体搬送路は、フィルム材を筒状に組み立て、一対の端縁を接着することにより形成される筒部を有し、前記支管は、前記フィルム材が接着された背シール部を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の潅水チューブ。
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