本発明の例示する非限定的な実施形態は、図に関連した実施形態の以下の記載が記述される。1より多い図に示される、同一の構造、要素または部分は、それらが示されるすべての図において、同一のまたは類似する番号で、標識される。
図1は、本発明の例示的実施形態による、携帯電話(13070)の概略図である。携帯電話(13070)は、複数の入力キーおよび出力スクリーン(13081)を含む。入力キーのそれぞれは、1以上の入力信号を提供するためにユーザによって使用される。該信号は、文字、数、他の記号及び/又は制御機能を表わす。キーの数を制限する間にデータ入力のタスクを単純化するために、少なくともいくつかの入力信号は、複数の文字に多義的に関連する。プロセッサ(13099)は、ユーザにより作動された入力信号の表示を受け取り、使用頻度のそれぞれの格付けを有する単語をリストする内部単語辞書を任意で使用し、各受け取った入力信号の1文字を選択する。辞書の例示的部分(13090)も示される。
本発明のいくつかの実施形態において、携帯電話(13070)のキーは、2つの主なグループに含まれ、該2の主なグループ、即ち第1グループ(13097)及び第2グループ(13098)のそれぞれのグループは、アルファベットのすべての文字に関連付けられるキーを有する。文字は、任意で各グループにおけるキーの間に分配され、これにより、第1グループ(13097)からのキーと、第2グループ(13098)からのキーの各ペアは、せいぜい単一の文字を有するのみである。したがって、特定の文字位置のために第1グループのキーと第2グループのキーを押すことで、ユーザは、特定の文字を非多義的に示す。一般的にプロセッサ(13099)が第1キーのみに基づいてユーザにより意図されない単語を推測する間に、これが生じない場合、ユーザは、容易に第2キーを用いて、所望の正確な文字を示す。他の実施形態において、1又はそれより多いペアの第1及び第2キーは、必要とされるキーの数を減らすために、共通して1以上の文字を有する。任意で、共通の文字は、単語で一般的に交換不可能である文字(例えば、Q及びV)であり、これにより、プロセッサ(13099)は、辞書を使用して、どの文字が意図されるかをほとんど常に推測する。これらの実施形態において、モードキーは、特定の文字が非多義的に入力されるモードを入力するのに用いられる。
本発明の例示的実施形態において、キー(13021)から(13026)を含む第1グループ(13097)であって、この例において、4つのキー(13021)から(13024)は、多義的な文字キーであり、これらに対してラテン文字の全ての文字が割り当てられている。例えば、1つの実施形態において、キー(13021)には、文字HEBLXQ(13051)が割り当てられ、キー(13022)には、文字FARMZT(13052)が割り当てられ、キー(13023)には、文字GOVSYCK(13053)が割り当てられ、キー(13024)には文字JUINWDP(13054)が割り当てられる。他の文字の配置は、4つのキー(13021−13024)で用いられ、及び/又は文字は、第1グループのキーの異なる数に配置される。任意で、文字は、好ましくは頻繁に用いられている1単語のみと対応する、キーストロークの連続の可能性を最小化する方法で配列され、該方法は、例えば異なるキー上のA、E、I及びOの母音を置くことで行われる。キー(13026)及び(13025)は、それぞれ、スペース及びバックスペースを入力するために使用される。
本発明のいくつかの実施形態において、第2グループ(13098)は、12のキー(13001)から(13012)を含み、該12のキーは、4列3行を有する多くの携帯電話において使用される標準数字キーパッド配置で配置されている。任意で、数字にはキー(13001)から(13010)が割り当てられ、ラテン文字の文字には、8つのキー、すなわちキー(13002)から(13009)が割り当てられる。
テキストを入力するモードにおいて、現在の文字位置はディスプレイ(13081)上で定義される。任意で、単語を入力する際に、ユーザは、第1グループキー(13021)から(13024)の連続を押す。ユーザが、単語の第1位置のために第1グループキー(13021)から(13024)を押すと、現在のカーソル(例えば、キャレット)位置は、全ての文字に関連付けられ、該全ての文字は、押されたキーに関連付けられている。関連づけられた文字のうちの1つは、ディスプレイ(13081)上のカーソル位置に表示され、例えば、文字そのものが単語である文字、あるいはもっとも共通して用いられる文字が表示される。その後、カーソル位置は隣接した位置に移動される。ユーザがもうひとつ別の第1グループのキーを押す場合、現在のカーソル位置は、押されたキーに関連付けられたすべての文字に関連付けられ、文字の1つは、ディスプレイ(13081)上の文字位置で表示される。現在の位置に表示される文字は、現在の文字(character)位置のために押されたキーだけではなく、現在の単語のために押されたすべてのキーに基づいて、任意に選択されている。追加的に、現在の単語の他の文字(character)位置のために表示された文字は、現在の単語のために押されたすべてのキーによって任意に更新される。
第1グループのキーを用いて単語の入力を完了した後に、プロセッサ(13099)は、ユーザによって意図した単語を一般的に推測する。単語が正確に推測されなかった時に、ユーザは、第2グループのキーを用いて追加的情報を入力することが可能である。本発明のいくつかの実施形態において、文字が単語の終端に位置する場合、第2グループのキーを押すことは、複数の文字(非多義的にされないように本明細書に引用される)に関連づけられた単語の第1文字位置を指す。第2グループキーを押してから、文字位置は、文字位置について押された、第1グループのキー及び第2グループのキーの文字に共通する文字のみに関連付けられる。この文字は、文字(character)位置のためにディスプレイ(13081)に表示される。任意で、全単語について表示された文字は、単語辞書(13090)の対応する内容に基づいて、適宜更新される。その後、プロセッサ(13099)が意図した単語をまだ推測することができなかった場合、ユーザは、単語の後続する文字位置のために追加の第2グループキーを押してもよい。必要ならば、全単語が今回第2グループキーを用いて、再び入力されるまで、このプロセスは繰り返される。
本発明の他の実施形態において、第2グループのキーが押される場合、任意の事前に定義された文字位置、例えば、単語の第1文字ではなく、むしろ非多義的ではない単語の最後の文字位置を指す。いくつかの実施形態において、例えば単語がプロセッサ(13099)により、正確に推測されないとユーザが前もって知っている場合、ユーザは、第2グループのキーを全単語を入力する前に押してもよいことは注意されたい。プロセッサ(13099)は、第2グループのキーにより提供される第2入力信号を、同一の文字配置から、第1グループキーにより提供される第1入力信号とは、現在の単語内では、異なる位置に適用するよう構成される。
本発明者により出願された特許出願において以前述べたように、第1又は第2セットのキーの各々のキー(例えば、第1又は第2キーパッド)に対して、文字、数のような異なる記号、句読点のような特殊文字、コマンド、機能などが割り当てられ、本発明のデータ入力とは異なる方法を介して入力される。例えば、始点記号の提供に加えて、(例えば、好ましくは)第2キーパッドまたは第1キーパッドの(少なくとも)もうひとつ別のキーを押すことに関連してキーが押される場合(結局、少なくとも前もって定義された時間の経過の間)、少なくとも本発明の第1キーパッドのいくつかのキーの各々は、追加的記号を入力することを可能にするために、前もって定義された(好ましくは、異なる)モードキーとして使用されてもよい。
図2は、6つのキーを有する本発明の第1キーパッド(14000)を備えるデバイスの例を示し、英語の文字が、本発明者の出願した(例えば、現在の)特許出願において、詳細が上記に述べられてきたように、4つのキー(14001)−(14004)に対して割り当てられる。この例において、、キー(14006)上で単一/簡単に押すことで、スペース文字を提供し、その一方で、キー(14005)上での単一/簡単に押すことで、PC(QWERTY)キーボードのバックスペースコマンドを複製する。デバイスは、また本発明の第2キーパッド(14100)を含む。
本発明の1つの実施形態によれば、キー(例えば、この例では(14001)から(14006))の少なくともいくつかの各々もまた、(例えば、この例では、ことなる)「モード」(例えばモデファィア)キー(例えば、キーが異なってインタラクトされる場合)として使用されてもよい。一例として、キーのうちの1つで、前もって定義された(異なる)インタラクション(例えば、押し続けるであり、2度押し、前もって定義された長い時間キーを押すこと等)を提供するとともに、第2キーパッド又は第1キーパッドの任意のキーといったもう一つ別のキーを押すことにより、一般的に(例えば、好ましくは)異なる記号が、入力される(例えば、もうひとつ別のキーを押すことと組合わせて押される簡単/単一で押すことにより、対応するモードに入力すると考慮される)。
上記の実施形態の継続的な記載で、各モード(例えば、モディファイアキーの状態、以後「モード」キーとしばしばよばれる)は、多くの異なるキーと組み合わされ、多くの(例えば、異なる)記号(例えば特殊記号)を提供する。
モードキーを介した本発明のデータ入力システムを用いた記号は、異なるカテゴリにグループ化される。例えば、システムが少なくともQWERTYキーボードで利用可能な記号を用いる場合、記号は、この特徴に基づいた、異なるグループに分けられる。この場合、記号のグループのうちの1つの各記号は、好ましくは、第2キーパッドの異なるキー、及び/又は、第1キーパッドの(他の)キー(例えば、好ましくは対応するモディファイアキー以外)の異なるキーに割り当てられる。明確には、記号は、1以上のグループに属する又は割り当てられる。キーのグループのあらゆる記号は、対応するモディファイアキー(例えば、対応するモードインスタンスに入るための)を押し、記号が割り当てられるキーを押すことにより、入力される。
上記の言及された例において、記号の6つまでの各々のグループは、第1キーパッドのキーの異なるキー上の単一の長押し動作に割り当てられ、記号のあらゆるグループの記号の各々は、対応するモディファイアキーを押し、記号に対応するキーを押すことにより入力される。これにより、簡単な押し動作で、PCキーボードの記号の少なくともほぼすべてを入力することが可能である。さらに、ユーザがどのグループに記号が属するかを容易にわかるので、ユーザは所望の記号に対応するモードを容易に選択する。グループのカテゴリの名称は、対応する(「モード」)キー上で書かれる。例として、キー(14001)から(14006)の各々に対応するモードインスタンス/グループは、各々のキー上で書かれている。
図3は、再び図2の第1キーパッド(14000)を示し、本発明の「モード」キーを例を詳細に記している。ここで、本発明のデータ入力システムを用いて使用される各グループの記号は、6個のキー(14001)から(14006)に対して割り当てられる。この例において、記号は、文字と数以外に、少なくともQWERTYキーボードの記号のほぼすべてを含む。記号は、また、いくつかの他の/追加的なカスタマイズされた記号を含む(例えば、単語内のナビゲーションにより、ユーザは、単語内のあらゆる文字を選択することが可能であり、文字を単語内の文字位置で、もう一つ別の文字に、結果的に置き換えられ、この場合、置き換えられた文字及びユーザにより提供された単語に対応する入力情報の残りを考慮することで、システムは、その時までに、もうひとつ別の単語を予測/提案する)。記号は、6つの異なるカテゴリにおいて分類され、以下に示すように、第1キーパッドの6つのキー(例えば、モードキーとして使用される場合)に割り当てられる: キー(14005)に割り当てられた「TEXT」(例えば,ほとんどの場合、句読点文字)、キー(14003)に割り当てられた、「ARITH」(例えばほとんどの場合、演算文字)、キー(14006)に割り当てられた「CMND」(例えば、ほとんどパソコンキーボードのコマンドに関連づけられた)、キー(14004)に割り当てられた「RARE」(例えば、ほとんどの場合、文字は、それほどしばしば使用されない)キー(14002)に割り当てられた「F1−F12」及びキー(14001)に割り当てられた「PC−C」(例えば、ほとんどの場合、PC及び/又は機能のカスタマイズされた)である。
図3a−3fの各々は、モディファイアキー(例えばモードインスタンス)に対応するキーのグループの記号を示し、記号は、示される第2キーパッドのキーに一般的に割り当てられる。
容易な有用性の目的のために、1つの方法によると、少なくとも、前もって定義された時間の経過で、キー上で押し続ける動作(例えば、第1キーパッドの)などといった前もって定義されたインタラクションは、キーに割り当てられた対応するモード動作が押し動作に対応することをシステムに対して通知する。さらに、ユーザが前記キーを押し続ける場合、システムは、対応するモード/グループの記号が割り当てられる、対応するセットのキー(例えば第2キーパッド)をスクリーン上で示してもよい。
図3aは、例として、モディファイアキー(14005)(例えば「テキスト」記号)に割り当てられる記号を示す。このカテゴリは、テキストを書く際の記号に一般的に関係する。例えば、第2キーパッド(15100)のキーに(割り当てた)示されたあらゆる記号は、キー(例えば第1キーパッドの、前もって定義されたモディファイアキー)(14005)を押す(例えば、結果的に押さえる)ことにより、そして、所望の記号に対応するキーを押すことにより、入力される。例えば、記号「?」を入力するために、ユーザは、キー(14005)を押し(例えば、及び押さえる)、キー(15108)を押す。また例えば、記号「_」を入力するために、ユーザは、キー(14005)を押し(例えば、及び押さえる)、キー(15101)を押す。
したがって、図3bは、例として、モディファイアキー(14003)に割り当てられる記号を示す。このカテゴリは、「計算」記号に一般的に関係する。例えば、第2キーパッド(15100)のキーに(割り当てられた)示されるあらゆる記号は、例えば、第1キーパッド(14000)の、例となるキー(14003)のもう一つ別の前もって定義されたモディファイアキーを押すことにより、そして、所望の記号に対応するキーを押すことにより、入力される。例えば、記号「%」を入力するために、ユーザは、キー(14003)を押し(例えば、及び押さえる)、キー(15107)を押す。また例えば、記号「=」を入力するために、ユーザは、キー(14003)を押し(例えば、及び押さえる)、キー(15109)を押す。
したがって、図3cは、例として、モディファイアキー(14006)、この場合、「コマンド」記号に割り当てられる記号を示す。例えば、第2キーパッド(15100)のキーに(割り当てた)示されたあらゆる記号は、例えば第1キーパッドの、キーに前もって定義されたモディファイアキー)(14006)を押すことにより(例えば、結果として、押さえる)そして、所望の記号に対応するキーを押すことにより、入力される。例えば、記号「←」(例えば、PCキーボード上での左矢印ナビゲーション)を入力するために、ユーザは、キー(14006)を押し(例えば、及び押さえる)、キー(15107)を押す。
したがって、図3dは、例として、モディファイアキー(14004)に割り当てられるほとんど使われない(「稀な」記号)記号のグループを示す。例えば、第2キーパッド(15100)のキーに(割り当てた)示されたあらゆる記号は、キー(例えば第1キーパッドの、前もって定義されたもうひとつ別のモディファイアキー)(14004)を押すことにより(例えば、結果として、押さえる)、そして、所望の記号に対応するキーを押すことにより、入力される。例えば、記号「[」を入力するために、ユーザは、キー)14004)を押し(例えば、及び押さえる)、キー(15105)を押す。
従って、図3eは、例として、モディファイアキー(14002)に割り当てられた、もうひとつ別のグループ(例えば、パソコンキーボードのF1−F12)の記号を示す。そして、図3fは、例として、モディファイアキー(14001)(例えば、PC機能及びカスタマイズされた機能のうちのいくつか)に割り当てられたもうひとつ別のグループの記号として示す。
第2キーパッドのキーを押し続けることで、キーの機能を繰り返すのを注意すべきである。
ユーザが(モディファイア)キーを押し、システムが対応するモードに入ってから、モードに対応する記号及び/キー上の記号は、容易に使用するために、スクリーンに示される。ユーザが「モード」キーを放すと、対応するキーが消える。この特徴は、使用可能であってもよいし、または使用不可能になっていてもよい(例えば、一度、ユーザがシステムに慣れると(例えば、ブラインドタイピングが可能である))。1つの方法によると、グループの対応するキーがスクリーン上に現われた後に、ユーザがグループのあらゆるキーを押すことなくモードキーを放すと、システムは、何も行わない。
注意すべき点として、本発明の第1キーパッドは、物理的(例えば、ハード)キーパッドとしてほとんど示されるとともに記載されるが、例えば、スクリーン上のキーパッドといった仮想的なものであってもよいことは言うまでもない。注意すべき点として、例えば、第1キーパッドは、より多くのモードキーを含むこともある。また、注意すべき点として、ちょうど上述した実施形態において、数字(digits)0から9は、異なるグループに属し、「数字」モードキー(例えば、グループ上で取って替えられる、または、第1キーパッド等により多くのキーを加えることにに対して割り当てられる。
言うまでもないが、キー上の短い単一の押し動作等の前もって定義された押し動作は、文字を入力するといった初期機能/記号に対応する。また、押し続ける動作(例えばあるいは2回押し動作等)のようなもうひとつ別の押し動作は、対応する前もって定義されたモードに入ることに対応することもある。詳細に上述される本発明のデータ入力システムの原則に基づいて、例えば、キー(14002)(14001)(14004)(14003)を押すこと(例えば押さえることなく)は、単語の多義的文字を入力することに対応し(例えば、この例において、システムは、もっとも優先度の高い対応する単語を提供し、該単語は、「this(これ)」である)、この場合、図3eに記載及び示されるように、キー(14002)を押し続けることは、対応する「モード」に入るために、モディファイアキーとしてキーを押すことに対応する。
1つの方法によると、ユーザがキーを押し続け(例えば、その定義済みのモードに入る)、そして次に、もうひとつ別のキーを押すことなく放すと(モードから出る)、システムは何も行わない(例えば、ユーザがキーを押し続ける場合に、システムは、対応する記号(対応するキー上の)対応する記号を示すのみである)。
言うまでもないが、キーパッドのモードキーのインタラクションに割り当てられた記号のグループの記号のうちの少なくともいくつかは、同一のキーパッドのキーに(例えば他)割り当てられることもある。例えば、キー(14005)を押し、そして(その後)、(例えば、組み合わされて)キー(14006)を押す(例えば押さえる)ことにより、パソコンキーボードの「Enter(入力)」機能を提供することに対応する。また、例えば、キー(14006))を押し、そして(その後)、(例えば、組み合わされて)キー(14005)を押す(例えば、押さえる)ことにより、カーソル/キャレットの前の全ての単語を削除することに対応する。
ノービス(未熟な)ユーザが、適切な速度でテキストを即座で容易に入力することができるために、第1キーパッドの(例えば4)キーに割り当てられた(多義的な)文字は、ユーザが容易に見出すことができるように配されて、(キー上に、または対応するデバイスの本体上又はスクリーン上といったもうひとつ別の位置上で)示されることがある。例えば、図2のデバイス上の文字が配列されることで、各キー上の英語の順に左から右までに配列される。さらに、文字は、標準的な標準電話キーパッドの対応するキー(例えば2から9)に配されるアルファベットの文字のせいぜい1つを各々含む、8の想像上の/仮想的なランに配列される。
以前に言及されたように、システムのキーパッドのうちのいずれかが、スクリーン上のキーパッドである。本発明の1つの実施形態によれば、システムの第2(例えば、電話型)キーパッドはスクリーン上で示されることがある。このことは、デバイス上のわずかなハードキーのみを含むことを可能とし、図4で示されたようなワイドスクリーンを有することも可能とする。
異なる方法が、スクリーン上の第2キーパッドを示すために考慮される。
1つの方法によると、ユーザが、例えば前もって定義されたキーを押す場合、第2キーパッドがスクリーンに現われることがある。図4では、例として、デバイス(1600)は、8つのハードキー(1601)から(1608)を有する本発明の第1キーパッドを含み、該8つのハードキーは、デバイスの反対側に取り付けられた(4つ)のキーの2つのグループに分けられる。この例において、第1キーパッドの4つのキー(1601)から(1604)は、図2の文字キー(14001)から(14004)の文字キーを複製する。例として、キー(1607)上の前もって定義された押し動作によって、システムは、システムの第2キーパッド(1609)をスクリーン上に提示することがある。また、例として、同一のキー(1607)上のもうひとつ別の押し動作は、スクリーンからキーパッドの非表示/除去をもたらす。言うまでもないが、各側での4つのハードキーは、互いに異なって配列される。例えば、キーは、ゲームコンソール/デバイスのキーの配置を複製するように配列することができる。
もうひとつ別の方法によれば、第2キーパッドは常設的に、スクリーンに示される。
好ましくは、1の例によると、第2キーパッドは、スクリーン上の小さなフォームファクタ(small form factor)において示される。また、ユーザが小さなキーパッドに対するタップ動作を提供する場合、ユーザがより容易にインタラクトできるように、スモールフォームファクタは大きくなる。小さなキーパッド上のタップ動作は、所望の記号に対応する小さなキーパッドのキー上のタップ動作である。例えば本発明の訂正手順などの多く事例では、第2キーパッドのキーでの1のタップ動作は、所望の単語を獲得するのにほとんど十分であり、これにより、多くの事例において、拡大されるタップ動作は、必要ではない。図5は、例として、小さな(常設の)スクリーン上の第2キーパッド(1619)を有するデバイス(1600)を示す。例として、システムの単語データベースの一部分(1616)及び図2の文字キー(14001)から(14004)を複製する第1キーパッドの4つのキー(例えば、デバイス(1600)の各側に取り付けられるハードキーの2つの暗いキー)を考慮することにより、ユーザが所望の単語「bets」に対応する第1キーパッドの(4つの)文字キーを押す場合、システム(例えば、優先度に基づいた)は、単語「hers」を提案する。その後、ユーザは、小さな常設のキーパッド(1619)上のキー(1618)(文字「b」に対応する)上をタップする。システムは、その時まで、ユーザにより(例えば、システムのデータ入力および訂正の方法は、既に詳細に記述されている)提供される入力情報に対応する単語「beak」を提案する。さらに、システムは、また、拡大されたキーパッド(1609)を提供するために小さなキーパッドを拡大させる。その後、ユーザは、文字「e」に対応する拡大されたキーパッドのキー(1617)上でタップする。システムは、第1キーパッドのキーの押し動作及び第2キーパッドのキー(1618)及び(1617)上のキーの押し動作に対応する単語「bets」を提案する。
言うまでもないが、前もって定義されたインタラクションを好ましくは、自動的に、単語の終端にて、提供することにより、システムは、拡大したキーパッドを非表示にするとともに、小さなキーパッドを再び示す。
本発明のもうひとつ別の実施形態によれば、記号の追加のグループが考慮され、追加の「モード」キー(例えば、異なるカテゴリによって記号をグループ化し、これらの記号に第1(及び/又は第2)キーパッドの異なるキーを割り当てることは、既に詳細に記載されている)に割り当てられる。例として、図4において示されたように、本発明の第1キーパッドには2つの追加のキー1607、1608がそれぞれ(例えば、前に、第1キーパッドの6つのキーに割り当てられている記号の6つのグループが、例として実証された)あることがある。例として、キー(1607)上の押し続ける動作は、アルファベットの文字から成り、スクリーン上の第2仮想キーパッドに示される記号のグループに対応する。また、キー(1608)上の押し続ける動作は、数字0から9から成り、スクリーン上の第2キーパッドに示されている記号のグループに対応する。グループの記号の入力の方法は既に詳細に記述されている。
1つの方法によって、ユーザのインタラクションを容易にするために、ユーザが記号のグループに対応するキーを押す(例えば、押さえる)と、対応するスクリーン上の第2キーパッドは、スクリーンの反対側にて、ユーザに示される。
わずかなキーおよび音声認識システムを用いた本発明のデータ入力システムは、本発明者による異なる特許出願に記載されている。言うまでもないが、音声および音声認識システムの使用は、第2キーパッドに加え、又は第2キーパッドの使用に取って替えることによりシステムに用いられる。2つのキーパッドを有する本発明のデータ入力システムを組合わせるとともに、音声を用いた本発明のデータ入力システムの方法を用いることは、異なる状況において有益なことがある。例えば、利用可能な両方の方法を有することにより(例えば、1つのシステム内に)、ユーザは、第1環境における音声バージョンを使用し、もうひとつ別の環境(例えばミーティング等での非常に騒々しい環境)において、非音声バージョンを使用することがある。任意で、ユーザは、望まない予測された長いチェーンの文字を訂正するために音声バージョンを用いることがあり、該文字は、システムのデータベースにおいて利用可能な単語ではない。
記号のグループは、多くの文字を有していて、第2キーパッドのキーはこれらの文字をサポートするのには十分ではないことがある。この問題の解決策として、システムは、スクリーン上の1以上の第2型キーパッド上に記号を示す。1以上の第2型キーパッドのあらゆるキーを押し動作は、キーが表わすグループの文字に対応する(例えば、スクリーン上のキーに示される)。図6は、例として、2つの第2型キーパッド(1818)及び(1819)を示し、この場合、各々は、本明細書にて「拡大演算グループ」として呼ばれる前もって定義されたグループの文字のうちのいくつかをサポートし、該グループは、例えば、少なくとも数字および演算文字を含む。グループは、第1キーパッドのキー(1607)上の前もって定義された押し動作に割り当てられることがある。押し動作が提供される場合、システムは1より多い第2型キーパッド(1818)及び(1819)を示す。この例において、第1の第2型キーパッド(1818)は、数字を示し、第2の第2型キーパッド(1819)は他の演算文字を示す。第1の第2型キーパッドのキー上の押し動作は、キーに示される演算記号に対応する。また、第2の第2型キーパッドのキー上の押し動作は、キーに示された演算文字に対応する。この方法の利点は、例えば、演算式を入力するために、ユーザは「モード」変更動作をそれほど使用しないということである。
「モード」状態は、第1キーパッドのキーとの前もって定義されたインタラクションに割り当てられるように記載及び示され、言うまでもないが、「モード」状態は、システムの任意のキーパッドとインタラクトするように割り当てることが可能である。
例えば、第2キーパッドの「0」キー上の押し続ける動作は、システムの記号の前もって定義されたグループのうちの1つに対応する。
言うまでもないが、第1および第2キーパッドの両方が、スクリーン上のキーパッドであることは注意すべきである。
本発明者による異なる特許出願分野に述べられているように、言うまでもないが、第2キーパッドに加えて又は取って替えられて、システムは完全な(QWERTY)キーボードを使用してもよい。習慣的機能に加えて、このような完全なキーボードは、本発明(例えば、多義的な単語の正確な文字を入力するために)の訂正手順で使用される。特殊文字と機能は、完全なキーボードを介して及び/又は本発明のデータ入力システムの「モード」手順を介して入力され、該システムは、詳細に記載される第2キーパッド及び/又は音声を使用したシステムである。1つの方法によると、完全なキーボードは、単語(例えば、単語データベースに存在しない)を直接(例えば、第1キーパッドを使用することなく)入力するために使用される。
正確な文字を入力するための異なる方法は、本発明者によって出願された異なる特許出願に述べられている。方法の1つによると、システムが設計されることで、ユーザが所望の文字(例えば文字)に対応する第1の多義的なキーを押すと、システムは、多くのキー(ソフト)(例えば、デバイスのスクリーン上の領域)を提供する。これにより、(ソフト)キーの各々に対して、多義的なキーの(「多義的」)文字のうちの1つが、割り当てられる。その後、ユーザは、正確な(非多義的な)文字を入力するために、対応する(ソフト)キーを押す。
図7は、例として、本発明のデータ入力システムを有する電子デバイス(1910)を示し、該データ入力システムは、わずかな(例えばハード)キー(1901)から(1908)を有する第1キーパッドを用いる。例として、システムの単語データベースの部分(1999)を考慮することで、そしてキーパッド(例えば、デバイス(1910)の各側のハードキーの2つ)の4つの(多義的な)キー(1901)から(1904)は、図2の文字キー(14001)から(14004)を複製することを考慮することで、この例において、文字「d」を非多義的に入力するために、ユーザはキー(1904)を押す。その後、システムは、少なくとも7つのスクリーン上のキーを示し、該キーのそれぞれは、キー(1904)(上の押し動作)によって表わされる/に割り当てられる文字(letters)/文字(characters)のうちの1つを表わす/対応する(例えば、キー(1904)により表わされる場合、追加的な文字を表わすためにより多いスクリーン上のキーを有する)。その後、ユーザは、文字「d」に対応するスクリーン上のキーを押すことがある。
言うまでもないが、本実施形態を介して正確な文字を入力するシステムは、本発明の予測的データ入力システムを介してその単語の入力の間に用いられる。
前述(スクリーン上の)マッピング方法も、本発明の訂正手順において使用される。例えば、単語を入力するために、ユーザが最初の/第1の入力情報(例えば、(4つ)の多義的なキー(1901)から(1904)を用いることで)を提供してから、システムにより提案される単語が所望の単語でない場合には、1つの方法により、ユーザは、訂正キーなどの前もって定義されたキーを押す。その後、システムは、いくつかの(動的)スクリーン上のキーの上に、提供された第1の(好ましくは、多義的な)キー押し動作に対応する文字をマップし、該キー押し動作は、所望の単語(例えば、好ましくは、1のスクリーン上のキーにつき、1の文字)の第1文字の位置に対応する。その後、ユーザは、所望の単語(例えば追加的/第2入力情報)の第1文字を表わす/示す、スクリーン上のキーを押す。第1入力情報に組み合わされた追加的情報に基づいて、システムはもうひとつ別の単語を提案する。
1つの方法によると、その動作の後(例えば、直ちに)、システムは(自動的に)いくつかの(動的な)スクリーン上のキー上にて、次の(例えば、第2の)文字に対応する/割り当てられる文字にマップされ、該次の文字は、第1入力情報の(多義的な)キーの押し動作で提供され、該第1入力情報は、所望の(多義的な)次の文字の位置に好ましくは対応する。その後、ユーザが必要とする場合、ユーザは、所望の単語などの第2の正確な文字(character)/文字(letter)を、システムに通知するために、所望のスクリーン上のキーを押す。
言うまでもないが、1つの方法によると、単語の第1の(多義的な)文字位置に対応するキー(押し動作)の文字をマップするために、前もって定義されたキーを押すかわりに、システムは、マッピング動作を自動的に提供する。該マッピング動作の提供は、第1入力情報を提供する間に、ユーザが単語の第1(多義的な)文字に対応する(多義的な)押し動作を提供した後に、行われる。
例として、図7を考慮により、「lets」という単語を入力するために、ユーザは、単語(例えば、第1入力情報)の文字に対応する、多義的なキー(1901)、(1902)(1903)及び(1904)を押すことがある。システムは、単語「hers」(例えば、最も高い使用頻度を有する)を提供する。この方法によれば、単語の入力の間に、システムは、スクリーン上のキー(1909)(例えば、キー(1901)の多義的な文字「bqelxh」の1つをそれぞれを有する、6つのスクリーン上のキー(1909))を提供し、該スクリーン上のキー(1909)は、第1入力情報を提供する間に、単語の第1文字の位置に対応するように提供された第1位置動作に対応する。システムが望まれない単語「hers」を提案した後、ユーザは、文字「l」に対応するスクリーン上のキーを押す。該文字は所望の単語「lets」の第1文字である。システムは、「lets」という単語を提案することが可能である。1つの方法によると、この時点にて、システムは、ユーザに対して、第1入力情報の次の(例えば第2)キー押し動作に対応するスクリーン上のキーを提示する(例えば、キー(1901)上の押し動作に対応するスクリーン上のキー)。この時:
- 第1の例として、ユーザがスペース文字を押すと、スクリーン上のキーは消えて、「lets」という単語が入力される。
- 第2の例として、ユーザが文字「e」に対応するスクリーン上のキーを押せば、システムは、データベースの単語「leak」を提案する。この時、システムは、ユーザに対して、第1入力情報の次の(例えば第3)キー押し動作に対応するスクリーン上のキーを提示する(例えば、キー(1902)上の押し動作に対応するスクリーン上のキーなど)。
1つの実施形態によると、本システムは、(提案された)単語の(任意の)文字上でナビゲートするための手段/方法を含むことができ、本システムは、その対応する多義的なキーに対応するスクリーン上のボタンを示すことができる。ユーザは、その後、上記のように前記文字を修正/変更することができ、本システムは、最終的に、それに応じて別の単語を提案する。この特徴は、先に詳細に記載されている。
本発明の1つの実施形態によって、完全サイズのQWERTYキーボードの文字と類似する文字を任意で大文字にするための簡易化した方法は、本発明のデータ入力システムを通して考慮されてもよい。これに応じて、多くの大文字の1つを入力するために、ユーザは、(例えば、PCキーボードの「Shift」キーを繰り返し押して)あらかじめ決められたキーをあらかじめ決められたように押し(例えば、および、押さえる)、前記単語内の1以上の異なる文字位置に対応する第1のキーパッドの所望の(例えば、多義的な)文字キーを押す。システムがユーザにより提供される追加的なキーの押し動作に基づいて異なる単語を提案するたびに、提案された単語内の前記文字位置内の文字は、大文字にされる。一例として、大文字の「E」を入力するために、図2の4つの文字キー(14001−14004)を考慮することによって、ユーザは、キー(14006)を押して(例えば、および、押さえて)、キー(14001)を押すことができる。前記キーに割り当てられた文字(Chracters/letters)のなかで優先順位が最も高い文字「e」がシステムによって選択され、その大文字形「E」でユーザに提案される。この例において、ユーザが提案された文字「E」(例えば、単語の頭文字)を前記キーに割り当てられた別の文字、例えば、文字「X」などに変更したい場合、ユーザは第2のキーパッド(14100)の対応するキーを押すことができる。本システムは、その大文字形の文字「X」を提案する。
それでも、別の実施例において、world Semi−Final(この例において、その文字の2つを大文字にしなければならない)と入力するために、ユーザは前記単語のその文字に対応するキーを押す一方で、文字「S」と「F」に対応する文字キー(14003)と(14002)を押す際に、mode/Shiftキーを押すことができる。インタラクションを平易にするために、1以上のあらかじめ決められた(mode/Shift)キーのいずれかを同じ目的のために用いることができる。例えば、両方のキー(14005)と(14006)のいずれか(例えば、または、他のキーのいずれかでさえ)を、同じ目的のために用いることができる。
先に述べたように、第2のおよび/または第1のキーパッドのキー上での文字と他の記号の分布は、本出願中にもたらされる例で示されたものとは異なってもよい。(例えば、第1の)キーパッドの(第6の)キーの「モード」の例の分布は、記載の例とは異なってもよい。
先に述べたように、第1のおよび/または第2のキーパッドのキーは、任意の数のキーを有することができ、任意の配置を有することができる。例えば、第2のキーパッドのキーは、前記キーに覆われたり/妨げられたりすることなく、テキストがスクリーン上に表示可能となるように、デバイス(のスクリーン)(の側部)上に配されることができる。
本発明の1つの実施形態によって、第2のキーパッドの(例えば、スクリーン上の)キーは、デバイスの(例えば、スクリーン)の側部上の(例えば、好ましくは、1または2の横の)列上に配する(例えば、印字される)ことができる。このことは、テキストが、前記キーによって覆われることなく表示されることを認めるものである。図8は、本発明の第1と第2のキーパッドを有する電子デバイスの一例を示す。この例において、本発明の第1のキーパッドは、6つのハードキー(2111−2116)を有し、そのキー(2111−2114)の4つに対して、1つの言語の文字は、先に記載されたように、配分的に割り当てられる。同様に、この例において、本発明の第2のキーパッドのキー(この例において、該キーは、電話型のキーパッドのキーを複製している)は、デバイス(のスクリーン)の2つの(反対)側で2つのキー列(2107−2108)に配される。この例で示されるように、好ましくは、列(2107)は、デバイスの上面に配され、列(2108)は、デバイスの底面に配される。このことによって、第2のキーパッドのキーによって覆われることなく、テキストがスクリーン上に書かれることが可能となる。
明らかなように、前記のスクリーン上のキーは、図3a−3fに示す機能などの先に記載した本発明のデータ入力システムの「モード」機能のためにも用いられる。一例として、「TEXT」記号は、対応するモードキーが押された(および、押さえられた)後で、スクリーン上のキーなどの対応するキー上に現れる。ユーザは、前記記号を入力するために、所望の記号に対応するスクリーン上のキーを押すことができる。
先に述べたように、本発明のデータ入力システムの任意の1以上の(例えば、第1と第2の)キーパッドは、スクリーン上のキーパッドであってもよい。
1つの方法によって、ユーザが、例えば、(新しい)単語を入力し始めることで、必要に応じて、提案された単語を修正(例えば、変更)できるようにすると、第2のキーパッドがスクリーン上に現れる。インタラクションを容易にするために、前記第2のキーパッドは、入力される現在の単語を覆わないように(例えば、および、好ましくは現在の単語の周囲の領域を覆わない)、スクリーン上に現れる/示される。例えば、現在の単語がスクリーンの左(例えば、または上)側で入力されると、第2のキーパッドは、好ましくは、スクリーンの右(例えば、または、夫々の底部)側で示される(例えば、または、その逆も同様に)。図9は、一例として、デバイス(2200)を示し、該デバイスは、デバイスの反対側に配された4つのキーの2つのグループに分けられた8つのキー(2101−2208)を有する分割した第1のキーパッドを有する。キー(2201−2204)は多義的な文字キーである。この例において、単語(22011)が、電子デバイスのスクリーン(2200)の左側に入力され、第2のキーパッド(2209)は、スクリーンの右側に示される。
本実施形態の継続的な記載とともに、同様に、例えば、前記第2のキーパッドは、ユーザが単語を入力し終えた後に(例えば、空白文字またはリターンコマンドを入力するなどして単語の最後の記号を入力することによって)消える。第2のキーパッドを消すことによって、ユーザは、完全な表示のスクリーンを手に入れることができる。この実施形態において、システムは、第2のキーパッドが必要なときにのみ該キーパッドを示し、第2のキーパッドが不必要な時には該キーパッドを隠す。
述べてきたように、ユーザが、例えば、第1のキーパッドのキーに、長く押す動作(例えば、あらかじめ決められた時間、キーを押し続けること)といったあらかじめ決められたインタラクションを提供する場合、システムは、スクリーン上で対応する第2のキーパッド(例えば、対応する記号を含む)を示すことができる。本発明の1つの実施形態によって、ユーザはその後、第1のキーパッドの前記キーパッドを取り除くことができる。システムは、前記第2のキーパッドを示し続けることができる。このとき、ユーザは、記号を入力するために、1以上の所望の記号に夫々対応する、第2のキーパッドの1以上のキーを押すことができる。例えば、ユーザが、別の(例えば、第1の)キーパッドのキーなどの(あらかじめ決められた)キー上に押し動作を提供する場合/後、第2のキーパッドは消える。
予測データ入力システムを採用するための障害の1つは、単語の入力中に、システムが、ユーザによって提供される各々の追加キー押し動作に基づいて、異なる単語を提案することがあるためである。そのようなシステムによって生じる多義性を解決するために、本発明の実施形態によって、1つの単語に対応する第1の情報(例えば、(多義的な)キー押し動作)を入力中に、システムは、好ましくは、提案された単語の各々の文字の下の欄内で、または、スクリーンのいずれかの場所で、単語内部の文字の位置に対応する、ユーザによって提供されたあらゆる(多義的な)キー押し動作に対応する文字の少なくともいくつか(好ましくは、すべて)を示すこともできる。上記のような欄は、以後、「文字欄」と呼ぶ。前記文字欄は、提案された単語の文字を含むこともまたは排除することもできる。このことによって、ユーザは、単語の入力中に、正しい(多義的な)キーを押したのかどうかを見て確認することができる。
図10は、一例として、本発明の第1のキーパッドと第2のキーパッド(図示されず)を有する本発明のデータ入力システムを含む電子デバイス(23000)を示す。この例において、本発明の第1のキーパッドは、図2のキーパッド(14000)のキー(14001−14006)を複製する6つのキー(23001−23006)を有する。
一例として、システムのワードデータベースの一部(23019)を考慮することによって、ユーザが多義的キー(23001、23002、23003、23004)を押すと、本システムは、前記キー押し動作に対応するとともに前記押し動作に対応する単語のなかで最も優先順位の高い単語「brow」を提案する。提案された単語に加えて、本システムは、対応する欄(23010)内の前記多義的キーの押し動作の各々に対応するすべての文字も示すことができる。この例において示されるように、好ましくは、前記キー押し動作の各々に対応する文字は、提案された単語の対応する文字の上下(例えば、または、いくつかの文字は上に、いくつかの文字は下に)の欄に示すことができる。この例において、欄(23011乃至23014)は、それぞれ、キー(23001、23002、23003、および、23004)の文字を含む。
上記例において、ユーザが「baku」という単語を入力しようとすると、「b」「a」「k」および「u」の文字の各々がそれぞれ、対応する文字欄(23011、23012、23013、23014)内に含まれることを確認することができ、こうしてユーザは対応するキーを正しく押したことになる。ユーザは、所望の単語を入力するために、本発明の訂正手順を処理することができる。
文字欄を示すことは任意である。ユーザは、次のテキスト入力の間、または、単語の入力の間、文字欄を表示したいかどうかを決めることができる。1つの方法によって、テキストの入力の間、ユーザは、あらかじめ決められたキー押し動作を提供するなどのあらかじめ決められたコマンドを用いることで、その結果、対応する文字欄を隠していることをユーザに示すようシステムに知らせる。
別の例によれば、図11に示すように、本システムのワードデータベースの一部(23119)を考慮することによって、ユーザが「each」という単語を入力しようとする場合、ユーザは第1のキーパッドの対応する文字キー(23001、23002、23003、23004)を押すことができる。本システムは、前記キー押し動作に対応するとともに「each」という単語よりも優先順位の高い「have」(23108)という単語を提案する。これは、単語予測システムを使用するのに慣れていないユーザを混乱させることもある。そのため、本システムは、対応する文字欄(23110)を(例えば、スクリーン上に)示す、上記の機構を備える。文字欄を示した後、この例で示すように、ユーザは、システムが「have」という単語を提案したものの、ユーザによって提供された連続的な対応するキー押し動作は「each」という単語(の文字)にも対応することがわかる(例えば、「e」「a」「c」および「h」の文字の各々は、単語内の文字の配置に関して、文字欄(23110)のそれぞれの欄に含まれる)。ユーザは、例えば、所望の単語の最初の文字である「e」という文字に対応する本発明の第2のキーパッドのキーを押すことによって、前記の「each」という単語を入力するために、その後、本発明の訂正手順を処理することができる。電話型キーパッドなどの第2のキーパッドを用いるといった本発明の訂正手順は、本特許出願においてすでに詳細に記載されている。
別の方法によって、テキストデータ入力手順の間に文字欄を示すことまたは隠すことは、システムによって自動的に提供することができる。
1つの方法によって、「BkSp」(例えば、「back space」)キーなどの1つのあらかじめ決められたキーを押すこと、または、任意で2つのあらかじめ決められたキーを(同時に)押すことによって、(例えば、前記「BkSp」動作後に)提案された単語に関連する入力情報に対応する文字欄を(スクリーン上に)示すよう、システムに知らせることができる。これは、所望の単語に対応する(多義的な)キー押し動作を提供する間(特に、前記単語が長い単語の場合)、および、システムが所望の単語の正しい文字を示していない間、ユーザは混乱してしまい、その瞬間まで提供されるキー押し動作が正しく提供されているのかどうかわからないことがあるためである。この瞬間になってユーザは「BkSp」コマンドを提供することができる。前記「BkSp」コマンドを考慮した後、本システムは、上記のようにユーザによって提供された入力情報(例えば、多義的なキー押し動作に対応する)に対応する文字欄とともに、ユーザに別の単語(例えば、文字のない単語)を提案することができる。提供された文字欄を調べることによって、ユーザは正しいキーを押したかどうかを確認することができる。押していた場合、ユーザは所望の単語の次の文字の位置に対応する(多義的な)キーを続けて押すことができる。このとき、任意で、システムは、スクリーンから文字欄を隠すことができる。この自動的な方法は、一般的に、必要な際に文字欄を示す。
1つの方法によって、本システムによって提供される単語の少なくとも1つの文字が正確に入力される場合、本システムは、その後、前記少なくとも1つの正確な文字に対応する対応文字欄を示さない。
隣接する文字欄を互いによりよく区別するために、文字欄の各々は、異なる色または異なるフォントなどで異なるように印字される。同様に、各々の文字欄において、提供された単語の選択された文字は、異なる色または異なるフォントなどで異なるように印字することができる。
文字欄は、当業者によって先に記載された原則に基づいて、異なる手法で提供することができることに留意されたい。例えば、文字欄は、テキストキャレット(例えば、カーソル)の位置または対応する単語にかかわらず、デバイスのスクリーン上のいかなる配置でも大文字で提供されることができる。各々の欄における文字は、好ましくは、アルファベット順で配されることができるということに注目しなければならない。加えて、1つの方法によって、あらかじめ決められた横の列の欄における文字が、それぞれ、電話型キーパッドのキー上の文字と同じ文字となるように、それらの文字は配される。
文字欄を用いる代わりに、本システムは、色を用いることができる。本発明の1つの実施形態によって、多義的キーの各々(上の文字)は、異なる色を有することができる。単語に対応する多義的キーを押している間、提案された単語の多義的キーの少なくとも各々は、対応する多義的キーの色にすることができる。1つの方法によって、ユーザが単語を入力し終えると、本システムは、入力された単語の文字のすべての色を別の色(例えば、テキストの対応する部分(または、残りの部分)の色(例えば、黒色)に変える。
1つの方法によって、単語を入力中に、提案された単語の各々の正確な文字は、多義的キーとは異なるように掲示することができる(例えば、異なる色、異なるフォント、など)。
1つの方法によって、単語を入力中に、本システムは、第2のキーパッドの文字キーのみを示すことができる(例えば、電話型キーパッドの8文字キーなど)。
先に述べたように、異なるタイプのインタラクションは、本発明のデータ入力システムのキーパッドのキーとともに考慮される。本発明の第2のキーパッドは、タッチセンサの表面に配することができる。本発明の1つの実施形態によって、第2のキーパッドのキー上のタップ動作の代わりに、前記キー方向への(または、前記キー方向から離れる)(例えば、あらかじめ決められた)滑り動作が提供される。本システムは、前記滑り動作に基づいて対応する(例えば、前記)キーを認識することができる。1つの方法によって、本発明の第2のキーパッドは、3つの(四角の)キー列によって3つの(四角の)キー欄を有する(四角の)キーパッドを形成するように、配される。1つの実施形態によって、図12aに示すように、前記キーパッド(225000)のキーは、電話型のキーパッドの文字キーを複製することができる。図12bは、少しの修正(225100)を伴う同じキーパッドを示す。この例において、もともとキー(225005)に割り当てられていた「jkl」という文字は、本明細書ではキー(225001)に割り当てられている。このような文字の配置にした理由は以下に記載される。
図12cに示すように、電子デバイスの例えば、タッチスクリーン(225110)上に配された、例示的なキーパッド(225100)のキー上の文字の配置によって、キーパッドの中心(キー)(225015)から、前記キーパッドの(周囲の)文字キーに向かって(または、その逆も同様に)、異なる方向に8つの異なる滑り動作(例えば、ベクトル)を提供することができる。前記滑り動作の各々は、キーパッド(225100)の異なるキー(とのインタラクションに)に対応することができる。例えば、滑り動作(225018)は、キー(225011)(とのインタラクションに)に対応し、滑り動作(225019)は、キー(225012)(とのインタラクションに)に対応するなどである。この例において、2つの隣接する滑り動作の各々の軌道は、好ましくは、互いに約45度の角度を有する。2つの正反対の垂直な滑り動作、2つの正反対の水平な滑り動作、左上側に向かう1つの斜め方向の滑り動作とその正反対の滑り動作、および、右上側に向かう1つの斜め方向の滑り動作とその正反対の滑り動作がある。
本発明の1つの実施形態によって、前記滑り動作の各々に関連する平行な軌道を有する滑り動作は、もともとの滑り動作を複製するとともに同じキーに対応するように、タッチセンサ表面上の任意の位置に提供することができる。一例として、図12dに示すようなタッチセンサ表面(225210)を有するデバイスを使用することによって、前記タッチセンサ表面(225210)上のいずれかの位置に提供される滑り動作(225238、225239、225240)は、それぞれ、例示的な第2のキーパッド(225100)上に提供される滑り動作(225218、225219、225220)を複製する。
本発明の1つの実施形態によって、スクリーン上で第2のキーパッドを示すことまたは隠すことは任意である。1つの方法によって、それはユーザが決定することができる。そのような方法において、ユーザは、(例えば、第2のキーパッドがあらかじめ決められた仮想のキーパッドモデルの場合)スクリーン上に前記キーパッドを有することなく、(第2のキーパッドの)所望のキーに対応する滑り動作を提供することができる。電話型キーパッドの形態で本発明の第2のキーパッド(の文字キー)を有することの利点は、ほとんどのユーザが電話型キーパッドのキー上の文字位置に慣れているため、スクリーン上にそれを示すようにする必要がないということである。ユーザは、同様に、本発明のわずかに修正したキーパッド(225100)上の文字の配置を容易に覚えることができる。これによって、デバイスのスクリーンには、ユーザの入力インターフェース(例えば、キーパッド)がまったくなくなる。
テキスト入力のこのような方法の一例が、図13a乃至13cにわたって示される。図226aは、図2のキーパッド(14000)のキー(14001−14006)を複製するハードキー(226001−226006)を有する、本発明の第1のキーパッドを含むデバイス(226000)を示す。「dry」という単語を入力するために、本システムの単語データベースの一部(226009)を考慮することによって、ユーザは第1のキーパッドの対応するキーを押す。データベースの対応する単語を考慮することによって、本システムは、最も使用頻度の高い「was」という単語を提案することができる。このとき、ユーザは、上記の滑り動作方法に基づいて、本発明の訂正手順を進めることができる。図13bに示すように、ユーザは、ここで、図13aに示すように、本発明(226020)の仮想キーパッドの中心(226055)からキー(226018)に向かう滑り動作を複製する滑り動作(226105)を提供する。第1および第2のキーパッドを用いる本発明のデータ入力システムの原則に基づくとともに、本システムの単語データベースを考慮することによって、本システムは、「d」という文字で始まるデータベースの単語のなかで最も優先順位が高い「day」という単語を示す。このとき、図13cに示すように、ユーザは、本発明(226020)の仮想キーパッド(例えば、仮想キーパッドは図226aに示される)のキー(226019)とのインタラクションに対応する滑り動作(226205)を提供する。本発明のデータベースの単語入力システムの原則に基づいて、本システムは、所望の単語の第2の文字が「r」という文字で始まらなければならないということを理解しており、したがって、この例において、所望の単語である「dry」という単語を提案する。
明らかなように、本発明の第1および第2のキーパッドのいずれかは、そのキーを複製するためにタッチセンサ表面を使用する。一例として、図14aは、側部の各々に1つのタッチセンサパッドを有するデバイス(227000)を示し、前記パッド(227011)(227012)の各々は、本発明の第1のキーパッドの(少なくとも)2つの文字キーを複製する。この例において、パッドの領域/部分(227012)乃至(227004)は、図2のキーパッドのキー(14001)乃至(14004)を複製する。一例として、「test」という単語を入力するために、ユーザは、領域(14002、14001、14003、14002)上でタップする(例えば、最初の入力情報)。本システムは、提供されたタップ動作に対応するデータベースの「rest」という単語を提案することができる。このとき、ユーザは、この例では文字「t」である所望の単語の第1の文字を正確に入力するために追加的な入力情報を提供することによって、続けて訂正手順を進めることができる。この目的のため、ユーザは、この例において、本発明の第1のキーパッドのキーを複製するためにも使用されるセンサパッドの1つの上で、本発明の(仮想の)第2のキーパッドの関連するキー(例えば、図13aに示すキーパッド(226020)のキー(226017))に対応するあらかじめ決められた滑り動作(227008)(例えば、底部に向かう垂直な滑り動作)を提供することができる。本発明のデータ入力システムの原則に基づいて、本システムは、所望の単語が文字「t」で始まらなければらないことを理解し、したがって、ユーザによって提供される、組み合わせた入力情報に対応する「test」という単語を提案する。1つの実施形態によって、デバイスのスクリーンはタッチセンサであってもよく、少なくともマウスの機能のために使用される。
先に述べたように、本発明の第1および/または第2のキーパッドは、仮想キー、タッチパッドキー、スクリーン上のキーなどの任意のタイプのキーを有することができる。本発明の1つの実施形態によって、本発明の第1のキーパッドはタッチセンサ表面を備え、例えば、それは、スクリーン上のキーパッドであり、本発明の第2のキーパッドは、上記のように、仮想キーパッド/キーパッドモデルである。図15aは、一例として、タッチスクリーン(228009)を有するとともに本発明の第1および第2のキーパッドを使用する電子デバイス(228000)を示す。この例において、本発明の第1のキーパッドは、デバイスの反対側に配された、分割したスクリーン上のキーパッドであり、その4つのキー(228001−228004)は、図2のキーパッド(14000)のキー(14001−14004)を複製し、本発明の第2のキーパッドは、図13aに示すキーパッド(226020)などの仮想キーパッド(図示されず)である。図15bは、同じデバイス(228000)を示し、そのスクリーン上の第1のキーパッドのキー(228101−228106)は、ユーザが片手の指でテキストを入力できるように、互いに近接する。先の例のように、第2のキーパッドは、図15aに関連する記載で示されたような仮想キーパッドであってもよい。
本実施形態の継続的な記載とともに、1つの方法によって、本発明の第2のキーパッドに対応するタップ動作/滑り動作などのインタラクションは、第1のキーパッドのキーの領域の外側に提供されることができる。別の方法によって、スクリーン上のいずれか(例えば、第1のキーパッドのキー上でさえ)での滑り動作は、本発明の第2のキーパッドのキーとのインタラクションに関連する。
本発明の上記の実施形態によって、ハードキーを含まないデバイスが、非常に容易で迅速なデータ入力システムを有することができ(例えば、本発明の第1および第2のキーパッドを用いる本発明のデータ入力システム)、データ入力システムのスクリーン上の(例えば、第1のキーパッドのキー)、および、明らかに仮想のキー/キーパッドモデルは、デバイスのスクリーンを占有せず、したがって、本システムは、ユーザが、テキスト入力などのタスクや観賞目的のために、デバイスのスクリーン全体を使用することを許可する。
タッチセンサ表面の各々の側のキーは、例えば、各々の側に1つのキー欄を形成するなどして、様々に配することができる。これに応じて、図15cに示すように、スクリーンの境界に沿ってスクリーンの各々の側に表示された少数の小さなドット(228311−228314)(例えば、この例において、各々の側の2つのドット)は、スクリーン上に前記キーを表示することなく、第1のキーパッドのキー(228301−228306)(例えば、この例において、各々の側に3つのキー)の境界を定義するとともにユーザに示すことができる。スクリーン上のキーの領域は、スクリーン上に表示される出力のために使用することができる。少ないキーを有するキーパッドの多義的キーを少なくとも複製する動的なキーを提供する、電子デバイスのタッチスクリーン、タッチセンサーパネル、タッチセンサ指キャップ、タッチセンサーグローブなどのタッチセンサ表面を用いる様々な(ハードウェア)システムは、本発明者によって他の特許出願分野で詳細に記載されている。
1つの方法によって、本システムは、少なくとも1つのあらかじめ決められた(仮想の/想像上の)キーパッドモデルを備え、該キーパッドモデルは、互いに関連するあらかじめ決められた位置関係を有する少数のキーを有する。互いに関連して同じ関係を有する(タッチセンサ表面の)様々な領域上にタップ動作を提供することで、キーパッドモデルの対応するキーとのインタラクションを複製することができる。
別の方法によって、表面上でのユーザの(指での/タッチペンでの)タップの少なくとも第1の衝撃位置は、動的なキーパッドの他のキーの少なくともいくつかの位置も定義する対応キーを動力学的に定義することができる。一般的に、タッチセンサ表面の少数の異なる点でユーザによって提供されたタップ動作に対応する情報を受け取ることによって(以後、「初期タップ」と呼ぶ)(前記点の関係は互いに関連するキーパッドモデルの対応するキーの関係に類似する)、および、キーパッドモデルのキーの関係を考慮することによって、本システムが、キーパッドモデルの他のキーを表すタッチセンサ表面上の他の点、キーパッドモデルを表す動的キーパッドをともに構成するすべての点を、動的に定義するのに、前記情報は一般的には十分である。好ましくは、前記点の各々の周囲のあらかじめ決められた領域は、動的キーパッドのキーとして、本システムによって定義される。
任意で、ユーザがスクリーン上の所望の位置でテキストをタイプし始めて、前記初期タップを提供するたびに、本システムは、前記位置で新しい動的キーパッドを提供する。任意で、テキストを入力する間、ユーザがタップ点の修正を提供すると、本システムは、動的キーパッドの位置を調節することができる。
任意で、動的キーパッドの利点は、ユーザが、デバイスのスクリーン上などのタッチセンサ表面上のいずれかの場所にインタラクションを提供し始めることができるということであり、本システムは、対応するキーパッドモデルのキーとのインタラクションに、前記インタラクションを動的に関連付ける。さらに、前記表面/スクリーンが、横方向、縦方向、および、斜め方向でさえあるものの、ユーザは、表面/スクリーン上に入力情報(例えば、タップ動作)を提供することができる。
本発明の1つの実施形態によって、本発明の少なくとも第1のキーパッドは、動的キーパッドである。任意で、前記キーパッドは、4つの多義的(文字)キーを有する。好ましくは、前記キーパッドは、少なくとも2以上のキーを有する。
1つの実施形態によって、少なくとも前記の文字キーは隣接する。別の方法によって、動作キーパッドの少なくとも前記のキーは、互いに関連するタッチセンサ表面の反対側に配された2つのグループに分けることができる。
記載されたように、本発明の第1のキーパッドは、動的キーパッドであり、その4つのキーは、本発明の第1の(仮想)キーパッドの4つの文字キーを複製する。電子デバイスのタッチスクリーン(錠などのタッチセンサ表面)上の4つの動的キーに単語をタップすることによって、ユーザは、デバイス上のキーを探すことなく、テキストを入力することができる。一例として、ユーザが、本システムの第1のキーパッドの4つの対応する文字キー上でタップ動作を複製するために、スクリーン上の4つの異なる位置でタップする場合、本システムは、互いに関連する前記タップ動作の位置の関係に基づいて、前記タップ動作の各々の対応するキーを容易に認識することができる。この件については、本特許出願分野および本発明者による以前の特許出願分野で、詳細に記載されている。このことによって、デバイスのセンサー表面上のタップ位置の関係が、言語の文字が配分的に割り当てられる少なくとも4つのキーを好ましくは用いて、本発明のあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッド(モデル)の位置を複製する限り、ユーザは、デバイスの任意の位置でタップすることによってテキストを入力することができる。キーに対応する滑り動作によってインストラクトした、本発明の動的な第1のキーパッドと、本発明の仮想の第2のキーパッドとの組み合わせによって、ユーザは、完全に目視不要な(eye−free)入力インターフェースを可能にする前記キーパッド上のキー(例えば、キーの配置)を探すことなく、タッチセンサースクリーンを有するデバイスに非常に迅速かつ容易にデータ/テキスト入力を提供することが可能となり、前記滑り動作はスクリーン上のいずれかの場所に提供される。
本発明の1つの実施形態によって、動的キーパッドの少なくとも文字キーは、互いに関連するタッチセンサ表面の反対側に配された2つのグループに分けることができる。これに応じて、該表面の各々の側でのユーザの(指による)タップ動作の少なくとも第1衝撃の位置は、少なくとも前記の側の対応するキーパッドの他のキーの少なくともいくつかの位置を同様に定義する対応キーを動的に定義することができる。1つの方法によって、ユーザの各々の親指は(両手で前記デバイスを保持しながら)その対応する側でタップ動作を提供するために使用される。1つの方法によって、ユーザは、親指でタイプし始めることができ、同様に2つの部分に分けられるキーパッドを考慮することによって、本システムは各側の動的キーパッドの動的キーを動的に定義した。別の方法によって、ユーザは、タイプし始める前に、タッチセンサ表面の1つの側または各々の側に多くのタップ動作を提供するなどのあらかじめ決められた較正手順を提供し、その後、タイプし始める。較正手順といくつかのその方法は、本発明者の以前の特許出願と現在の特許出願に記載されている。
一例として、図15dは、(例えば、2つの部分(228228、228229)を有する)本発明のあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッドモデルを用いる、電子デバイス(228200)を示す。単語を入力するために、ユーザは、あたかも仮想キーパッドのキー上(例えば、互いに関連する仮想キーパッドの左側(228228)のキーの位置に(ほとんど)似ている、互いに関連するスクリーンの左側のタップ動作(228201、228203、228205)の位置と、互いに関連する仮想キーパッドの右側(228229)のキーの位置に(ほとんど)似ている互いに関連するスクリーンの右側のタップ動作(228202、228204、228206)の位置)でタップしているかのように、デバイスのタッチスクリーン上でタップすることができる。そうすることによって、(例えば、本システムは、対応するスクリーン上のキーパッドを動的に作ることができ、および、)ユーザによって提供されるタップ動作の各々を、本発明のあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッドの対応するキーと関連付けることができる。
明らかなように、本発明のあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッドのキーは、様々な配置を有することができる。一例として、図15eは、本発明のあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッド(228329)を用いる電子デバイス(228300)を示す。単語を入力するために、ユーザは、あたかも仮想キーパッド(228329)の多義的な文字キー上(例えば、互いに関連する仮想キーパッドのキーの位置に(ほとんど)似ている、互いに関連するスクリーン上のタップ動作(228301−228304)の位置)でタップしているかのように、デバイスのタッチスクリーン上でタップすることができる。そうすることによって(例えば、本システムは、対応するスクリーン上のキーパッドを動的に作ることができ、および)、ユーザによって提供されるタップ動作の各々を、本発明のあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッドの対応するキーと関連付けることができる。
キーパッドモデルは、例えば、ユーザの掌が表面上に置かれている間に、4つの文字キー上のタップ動作に用いられる人差し指(228305)に基づいて動的に作られる4つの文字キーの隣接する領域に対して、例えば、親指(228307および228308)などのユーザの手の別の指の位置に対応する追加キー(例えば、この例において、それらは、領域(228307、228308)で複製される)をさらに含むことができる。
本システムのモードキーの全ては、動的キーパッドを介して複製されることもできる。例えば、キーに対応するタップ動作の代わりに、ユーザは、前記キーに対応する長押し動作を提供することができる。本システムはその後、対応するモードインスタンスに入ることができる。1つの方法によって、ユーザはその後、前記滑り動作を介して複製された第2のキーパッドのキーとのインタラクションに対応する所望の記号を入力するために、滑り動作を提供することができる。
図15fと15gは、本発明の仮想の(さらに動的な)第2のキーパッドと組み合わせた、本発明の動的な第1のキーパッドを介する、テキスト入力の例を示す。図15fの一例として、および、図15eのあらかじめ決められた仮想の第1のキーパッド(228329)と、本発明の例示的な単語データベースの一部(228429)とを考慮することによって、「test」という単語を入力するために、ユーザは本発明の第1の仮想キーパッドの対応するキー上でタップしているかのように、スクリーン上でタップすることができる。この例において、所望の単語を入力するために、ユーザは、位置(228412、228411、228413、228414)上でタップする。互いに関連する前記タップ動作間の関係を考慮することによって、本システムは、前記タップ動作の各々を、あらかじめ決められた仮想の第1のキーパッド(228329)の対応するキーと関連付け(例えば、この例において示されるように、ユーザが本発明の仮想の第1のキーパッド(228329)を複製する想像上のスクリーン上のキーパッドのキー(228402、228401、228403、228402)上でタップしたかどうかについて、前記タップ動作はそのように考慮される)、「rest」という単語を提案する。先に述べたように、このとき、ユーザは、本発明の訂正手順を進めて、文字「t」が割り当てられる(先に記載の)本発明の仮想の第2のキーパッドのキーに対応する滑り動作(228408)を提供する。このとき、本システムは、「test」という単語を提案する。図15gは、本発明の第1のキーパッドのキー(228501−228506)が、2つの部分(228228と228229)を有する図15dの分割した仮想キーパッドを複製するという点で異なる、本発明の第1および第2のキーパッドの同じ型を介した、同じ「test」という同じ単語の入力を示す。最初の入力情報を提供した後、本システムは、「rest」という単語を提案し、ユーザは、滑り動作(228508)を提供し、それに応じて、本システムは、「test」という単語を提案する。
本発明者による異なる特許出願において明らかに記載されたように、本発明の第1および/または第2のキーパッドを複製するためにタッチセンサ表面を用いる代わりに、タッチセンサ表面を有する(とともに対応する電子デバイスに有線または無線で接続される)指キャップシステムなどの外部の装置/手段を用いて、本発明の第1および/または第2のキーパッドを複製することができる。本発明の(例えば、第1の)キーパッドの少なくとも4つの文字キーを複製する上記のような指キャップの機構は、参照することによって本明細書に組み込まれる特許出願で詳細に記載されている。要約すると、図16aに示すように、1つの方法によって、(表面上に)タッチセンサパッドを有する少なくとも2つの指キャップを備える指キャップ手段は、例えば、ユーザの少なくとも2つの指(249011、249012)上に配することができる。4つの文字キーを有する図15eの本発明の仮想の第1のキーパッド(228329)を考慮することによって、
−ユーザが左の指キャップの平らな部分で押し動作を提供する場合、本システムは、仮想の第1のキーパッド(228329)の左上のキーと、前記押し動作とをあらかじめ決められたように関連付けることができる。
−ユーザが左の指キャップの先端部分で押し動作を提供する場合、本システムは、仮想の第1のキーパッド(228329)の左下のキーと、前記押し動作とをあらかじめ決められたように関連付けることができる。
−ユーザが右の指キャップの平らな部分で押し動作を提供する場合、本システムは、仮想の第1のキーパッド(228329)の右上のキーと、前記押し動作とをあらかじめ決められたように関連付けることができる。
−ユーザが右の指キャップの先端部分で押し動作を提供する場合、本システムは、仮想の第1のキーパッド(228329)の右下のキーと、前記押し動作とをあらかじめ決められたように関連付けることができる。
タップ動作に加え、ユーザは、例えば、本発明の第2のキーパッドのキーに関する滑り動作を複製するために、指キャップ(のいずれか)で、(任意の表面上に)滑り動作を提供することもできる。一例として、「day」という単語を入力するために、ユーザは、
−表面上で、右の指キャップの先端部分(249002)でタップする
−その後、表面上で、右の指キャップの平らな部分(249004)でタップすることができる。
−および、前記タップ動作と図13aのシステムの単語の辞書の部分(226009)とを考慮することによって、表面上で、左の指キャップの先端部分(249003)でタップすることができ、本システムは、「was」という単語を提供することができる。その後、図16bに示すように、ユーザは、指キャップの1つを用いて、文字「d」を含む本発明の第2のキーパッド(この例において、電話型キーパッド)のキーに対応する、あらかじめ決められた滑り動作を提供することができる。前記組み合わされた入力情報を考慮することによって、本システムは「day」という単語を提供する。
本発明の1つの実施形態によって、タッチセンサ表面を有する外部の入力手段は、ユーザが上記のような発明の第1および第2のキーパッドを複製することができるように、提供される。前記入力手段は、有線または無線で、対応する電子デバイスに接続することができる。図17は、一例として、前記タッチセンサ表面(230007)を有する入力手段(230005)を示し、該入力手段は、この例において、電子デバイス(230000)に無線で接続されている。この例において、「test」という単語は、上記のような原則に基づいて入力される。
この特許出願で記載される入力手段の例は、本発明の特徴の原則を記載するためにもたらされるということに留意しなければならない。本発明の第1および/または第2のキーパッドを複製する他の入力手段は、当業者によって考慮されるということを理解されたい。例えば、図17aに示すように、電子スタイラスペン(231009)は、本発明の第1および第2のキーパッドとのインタラクションを複製する前記スタイラスペンの移動を検出するが、前記スタイラスペンは本発明のデータ入力システムとともに用いられる。
本発明のデータ入力システムのすべてのモードキーのインタラクションは、本発明の第1および第2のキーパッドを複製する任意の手段によって、複製することができるということに留意しなければならない。例えば、第1のキーパッドがタッチセンサーキーを有する場合、ユーザは、対応するモード手順に本システムを組み入れるために、前記キーパッドのあらかじめ決められたキー上に、押し動作および押さえる動作などのあらかじめ決められた押し動作を提供することができる。本システムのモード手順は、この特許出願にすでに詳細に記載されている。
本発明の1つの実施形態によって、ユーザが本システムの第1のキーパッドの文字キーの1つに触れると、本システムは、各キーが押される第1のキーパッドの前記キー上の文字に対する1つのキーであることを意味するような、多くのキーを示すことができる。図18は、一例として、押される第1のキーパッドのキー(232002)を示す。図18は、同様に、押される第1のキーパッドの前記キーに対応する(スクリーン上の)第2のキーパッド(232008)のキーを示す。対応するデバイスのスクリーンなどのタッチセンサ表面上でユーザによって提供される滑り動作が、本システムによって容易に解釈され、前記第2のキーパッドの所望のキーに関連付けられるように、本発明の第2のキーパッドのキーを配することができる。この例において、滑り動作(例えば、ベクトル)は、容易に識別しやすい様々な軌道を有する。
本発明の1つの実施形態によって、本発明の第2のキーパッドの文字キーは、図19に示すキーパッド(250000)などの標準的な電話型キーパッド上での、文字の標準的な分布を複製することができる。この実施形態において、単語の訂正手順の間、または、本発明のモードインスタンスの間、電子デバイスに対応するセンサー表面(例えば、タッチスクリーン、タッチパッド)上でのタップ動作/押し動作は、中心キー(例えば、この例において、「jfk」という単語を含むキー(250005))に対応する。他の文字キーの各々に関して、先に記載のような対応する滑り動作が提供される。
第2のキーパッドのキーに対応する滑り動作手順は、追加的な特徴として、または、前記キー上でのタップ動作/押し動作と置き換えるために、本システムのデータ入力(の実施形態)に組み込むことができる。例えば、単語の正確な文字の入力に対応する滑り動作は、単語を入力する間の任意の瞬間に提供することができる。一例として、図13a乃至13cにわたって記載された「day」という単語の入力例を参照することによって、前記単語を入力する別の方法は、第1のキーパッドのキー(226004)(例えば、「dijnpuw」という文字を有する)を押し、その後、第2のキーパッドのキー(226018)(例えば、「def」という文字を有する)に対応する滑り動作(226105)を提供することである。前記キー上での唯一共通した特徴は、文字「d」である。本発明のデータ入力システム原則によって、本システムは前記文字を入力する。ユーザは、その後、前記単語の残りの文字に対応する第1のキーパッドの多義的キー(226002、226003)を押すことができる。ユーザによって提供された入力情報の組み合わせを考慮することによって、本システムは、「day」という単語を提案する。
本発明の1つの実施形態によって、(例えば、タッチ)センサー表面から指/ペンを外すことなく様々な方向に提供される複数の滑り動作の各々は、その対応するキーに対応する。
本発明の1つの実施形態によって、ユーザがテキスト内の単語の語尾にカーソル(例えば、キャレット)を配すると、その後、ユーザは、追加的な特徴(追加的な入力情報)を前記単語に加えること、または、本発明の訂正手順を進めることのいずれかによって、前記単語の変更を進めることができる。1つの方法によって、両方の場合で、本システムは、最初の単語を入力するために提供される最初の入力情報を考慮し、前記最初の入力情報と前記追加入力情報に基づいて新しい単語を提供する。
本発明の1つの実施形態によって、ユーザが単語上にカーソルを配すると、その後、本システムは、前記単語を入力するために、ユーザによって提供された入力情報に対応する(もっとも頻繁に使用される)他の単語の少なくともいくつかを示すことができる。1つの方法によって、その後、ユーザは、本発明の訂正手順、または、本システムによって示される前記単語のひとつの選択を進めることができる。
本発明の1つの実施形態によって、本システムが本発明の訂正手順インスタンスにも、モードインスタンスにもなく、タッチセンサ表面上での滑り動作は、数を入力するために本システムによって解釈されることができる。図20は、この例において、センサー表面上でのタップ動作によって提供される、数字5を除く数字1乃至9(を含むキー)に対応する様々な方向における滑り動作(251109)を示す。
例えば、中心キー(251105)から離れてキーパッドモデル(251100)のキー(251107)に向かう滑り動作を複製する滑り動作(215127)は、キー(251107)上に配された数字「7」に対応する。タッチセンサ表面(251108)上での(いずれかの場所での)タップ動作は、キー(251105)に割り当てられる数字「5」に対応することができる。キー(251111)上にある数字「0」を入力するために、例えば、スクリーン上のいずれかの場所での長時間の押し動作、または、中心キー(251105)から離れて数字「0」を含むキー(251111)に向かう滑り動作を複製する、長い軌道を有する滑り動作(252131)(同じ方向への短い滑り動作は数字8に対応することができる)などといった様々なあらかじめ決められたインタラクションが、タッチセンサ表面上に提供されることができる。
数字を入力するためのインタラクションの方法は、(電話)番号をダイヤルするためにも用いられる。
少なくともほぼ完全な(例えば、qwerty ,azertyなどの)キーボードで、少なくとも他の記号(例えば、特異的な文字、pc、および、キーボードのキーに割り当てられるカスタマイズされた機能/コマンドを少なくとも含む、「特異的な記号」とも呼ばれる文字以外の記号)を入力するための本発明のモード手順は、先に記載されている。明らかなように、本発明の第2のキーパッドのキーに対応する滑り動作方法は、上記のように、前記キーパッドの対応するキー上でのタップ動作を複製するため、前記滑り動作は(例えば、本発明のモード手順/インスタンスを介して/の間)、前記他の記号を入力するためにも用いられることができる。
対応するモードインスタンスに入力するために、本発明の第1のキーパッドのキー上であらかじめ決められた押し動作(例えば、長押し動作、押し続ける動作など)を提供した後、本システムは、第2のキーパッドのキー上で、前記モード(キー)に対応する記号を示すことができる(キーごとに1つの記号)。ユーザは、その後、デバイスのセンサー表面上で、第2のキーパッドのキー上に示された所望の記号に対応する滑り動作/タップ動作を提供することができる。
図21は、第1のキーパッドのキー(252041)があらかじめ決められたように触れられた/押された(長押し動作、押し続ける動作、二度押し動作など)後に、デバイスのタッチスクリーン上に示されるモードキー/インスタンス「TEXT」に対応する本発明の第2のキーパッド(252000)を一例として示す。この例において、第2のキーパッドの中心キーは、あらかじめ決められたキー(252005)でもよい。このとき、タッチセンサ/タッチスクリーン表面上で滑り動作(252021)を提供することによって、対応するキー(252001)上に示されるキー記号「_」に対応することができる。同様に、一例として、タッチセンサ表面上に提供される滑り動作(252022)は、対応するキー(252002)上に示される記号に対応することができる。同様に、一例として、タッチセンサ表面上に提供されるタップ動作は、中心キー(252005)上に示される記号に対応することができる。第2のキーパッドの下部列に配されるキーなどの他のキーに関して、各々の方向へ中心(キー)から離れる長い滑り動作または二度の滑り動作などの別のタイプのインタラクションが考慮される。例えば、二度の滑り動作(252030乃至252032)は、それぞれ、キー(252010乃至252012)(の文字)に対応する。
本実施形態の継続的な記載とともに、1つの方法によって、あらかじめ決められたキー(この例において、キー(252005))の周りの/近傍の/隣のキーの方向への中心キーからの離間を複製する短い滑り動作は、前記キーに対応し、および、前記近傍のキーの後に配された遠方のキーの方向に中心キーから離れる長い滑り動作は、前記遠方のキーに対応することができる。例えば、図21に示すように、長い滑り動作(252050乃至252052)は、それぞれ、二度の滑り動作(252030乃至252032)と置きかえることができる。長い滑り動作は隣のキーの方向(例えば、この例において、キー(252007乃至252009)の方向)に提供されるが、滑り動作(252050乃至252052)の各々の軌道が長いため、本システムは、キー(252010乃至252012)に、それぞれ、それらを関連付けるということに留意しなければならない。明らかなように、第2のキーパッドは、例えば、その左、右、および、上、などの各側の後に、より多くのキーを有することができ、前記キーは、前記キーの方向上での長い滑り動作を介してインタラクトされる。
図21a−21fは、本発明のデータ入力システムの例示的なモードに対応する例示的な記号を表す、本発明の例示的な第2のキーパッドを示す(252100)。第2のキーパッドのキーに加えて、あらかじめ決められたモードに対応する記号グループの(好ましくは、しばしば使用される)記号のいくつかは、(あらかじめ決められたように)第1のキーパッドのキーのいくつかに割り当てられ、対応するモードインスタンスの間に入力される(以後、「ショートカット」と称する)。この例において、本発明の第2のキーパッドのキーは、第2のキーパッドの2つの側の2つのグループに示される。(本システムが)(例えば、前記モードに対応する第1のキーパッドのキーを押し続けることによって)対応するモードインスタンスに入力された後、前記いくつかの文字の各々は、第1のキーパッドの対応するキー上で押し動作を提供することによって、入力することができる。一例として、図21aにおいて、第1のキーパッドのキー(252101)の対応するあらかじめ決められたインタラクションを提供することによって、「TEXT」モード/インスタンスを入力した後に、キー(252102、252104、252106)(同様に、第1のキーパッドに属する)を押すことで、文字「_」「,」「.」にそれぞれ対応することができる。一例として、図21cに示すように、「ARITH」モードにしたあと、キー(252301)との対応するあらかじめ決められたインタラクションを提供することによって、キー(252302、252304、252306)を押すことで、文字「+」、「−」、「=」にそれぞれ、対応することができる。明らかなように、「FUNC」(例えば、機能)モードで、様々な機能が前記キーに割り当てられる。
明らかなように、本発明の第1のキーパッドは、任意の数のキーを含むことができる。したがって/そして、本システムは、任意の数のモードインスタンスも有することができ、好ましくは、各々のあらかじめ決められたモードインスタンスは、様々なあらかじめ決められたグループの記号に対応する。例えば、別の記号グループは、数字0乃至9からなり、(例えば、別の)モードインスタンスに割り当てることができる。
述べてきたように、本発明の第2のキーパッドの文字キーは、図19の(部分的な)キーパッド(250000)で示すような電話型キーパッドの文字キーを複製する、前記キーパッドの8つのキーを使用することができる。先に述べたように、タッチセンサ表面上の様々なあらかじめ決められた滑り動作の各々は、キーパッドの対応する(外側の)キーに対応することができ、前記タッチセンサ表面上でのタップ動作は、中心キー(250005)に対応することができる。
本発明の1つの実施形態によって、ユーザがタッチセンサ表面上で押し動作を提供する場合、本システムは、ユーザの指のどの部分によって前記押し動作が提供されたかを認識するように割り当てられる。この場合、本発明の1つの方法によって、本システムは、第1のキーパッドの対応するキーに、タッチセンサ表面上でユーザの指によって提供される押し動作を容易に対応させることができる。図22a乃至22cは、ユーザの左指の正面図を示す。例えば、図22aに示すように、
−ユーザがタッチセンサ表面上で指(253000)の平らな部分で押し動作を提供する場合、前記表面上へのタッチの衝撃は、大きな衝撃(253001)である。本システムは、第1のキーパッドの第1のキーと前記大きな衝撃を関連付けることができる。
−ユーザがタッチセンサ表面上で指(253000)の先端部分で押し動作を提供する場合、前記表面上へのタッチの衝撃は、小さな衝撃(253002)であり、本システムは、第1のキーパッドの第2のキーと前記小さな衝撃を関連付けることができる。
−ユーザがタッチセンサ表面上で指(253000)の側面部分で押し動作を提供する場合、前記表面上へのタッチの衝撃は、細長い衝撃(253003)であり、本システムは、第1のキーパッドの第3のキーと前記細長い衝撃を関連付けることができる。
キーを複製する上記方法は、電子デバイスのタッチスクリーンなどのタッチセンサ表面を使用することによって、第1のキーパッドのキーを複製するために、本発明のデータ入力システムとともに用いることができる。
本発明の1つの実施形態によって、タッチセンサ表面上の様々な領域/側に前記様々な指の接触部分(例えば、先端部分、平らな部分、側面部分など)の各々を提供することによって、様々なキーに対応することができる。例えば、ユーザは、本発明の分割した第1のキーパッドの左側部分のキーを複製するために、(左)手の指を使って、タッチセンサースクリーンの左側に、前記指の様々なあらかじめ決められた部分による前記タップ動作を提供することができ、および、ユーザは、本発明の分割した第1のキーパッドの右側部分のキーを複製するために、(右)手の指を使って、前記スクリーンの右側に、前記指の様々なあらかじめ決められた部分による前記タップ動作を提供することができる。
上記の実施形態に関連して、図22dおよび22eは、タッチスクリーン表面(253010)を有する電子デバイスを、一例として示す。キーパッド(253030)を本発明の第1のキーパッドのあらかじめ決められた仮想(のモデル)として示すことによって、一例として、
−ユーザが(左の)指の平らな部分(253011)でスクリーン上の左側を押す場合、本システムはその後、仮想のキーパッド(253050)の左上の文字キー(253051)を前記押し動作と関連付けることができる。
−ユーザが(左の)指の先端部分(253013)でスクリーン上の左側を押す場合、本システムはその後、仮想のキーパッド(253050)の左下の文字キー(253053)を前記押し動作と関連付けることができる。
−ユーザが(右の)指の平らな部分(253012)でスクリーン上の右側を押す場合、本システムはその後、仮想のキーパッド(253050)の右上の文字キー(253052)を前記押し動作と関連付けることができる。
−ユーザが(右の)指の先端部分(253014)でスクリーン上の右側を押す場合、本システムはその後、仮想のキーパッド(253050)の右下の文字キー(253054)を前記押し動作と関連付けることができる。
−ユーザが(例えば、左の)指の側面部分(図示されず)でスクリーン上の左側を押す場合、本システムはその後、仮想のキーパッド(253050)のもっとも左下の文字キー(253055)(例えば、「Bk」(Backspace)キー)を前記押し動作と関連付けることができる。
−ユーザが(例えば、右の)指の側面部分(図示されず)でスクリーン上の右側を押す場合、本システムはその後、仮想のキーパッド(253050)のもっとも右下の文字キー(253056)(例えば、「Sp」(Space)キー)を前記押し動作と関連付けることができる。
タッチセンサ表面が本システムの第1および/または第2の(仮想)キーパッドとともに使用されると、その後、明らかなように、ユーザによって提供されるタップ動作および/または滑り動作は、本システムに対して多義的である。本システムは、ユーザによって提供されるタップ動作および/または滑り動作が本発明のテキスト入力に対応するかどうか、または、それがマウスの機能に関連付けられるのかどうかを知ることができない。そのような曖昧さを避けるために、様々な手順が当業者によって考慮される。そのいくつかが以下に記載される。
本システムの第1および/または第2の(仮想)キーパッドとともに使用されるタッチセンサ表面は、マウスの機能性のためにも用いられるタッチスクリーン表面などのタッチセンサ表面であり、その後、明らかなように、ユーザによって提供されるタップ動作および/または滑り動作は本システムに対して多義的である。本システムは、ユーザによって提供されるタップ動作および/または滑り動作が本発明のテキスト入力に対応するかどうか、または、それがマウスの機能に関連付けられるのかどうかを知ることができない。そのような曖昧性を避けるために、様々な手順が当業者によって考慮される。そのいくつかが以下に記載される。
1つの手順によって、キーにあらかじめ決められた押し動作を提供するなどの切り替え手段は、テキスト入力モードからマウス機能モードへと本システムを切り替えることができる(例えば、および/または、その逆もまた同様)。
別の手順によって、第1のキーパッドのキーが、マウスが使用するタッチスクリーンなどのタッチセンサ表面の同じ表面を使用しない場合、1つの方法によって、本システムは、単語の入力中、および/または、本発明のデータ入力システムのモードインスタンス中に、(例えば、好ましくは、タッチセンサ表面のいずれかの場所で)ユーザによって提供されるタップ動作と滑り動作が本システムのデータ入力手順に対応する(例えば、前記単語の入力に対応する、および/または、これに応じて、モードインスタンスに割り当てられた記号の入力に対応する)ということを知るようにあらかじめ決められたように設計される。この理由のため、特異的な記号(例えば、数字0乃至9)のほとんどすべては、本システムのモードインスタンスにあらかじめ決められたように割り当てることができる/はずである。これに応じて、ユーザが単語を入力している最中ではないとき、本システムは、対応するマウスの機能に滑り動作を対応させることができる。これに応じて、
−第1のキーパッドがタッチセンサ表面の任意の部分を有していない場合(例えば、それがハードキーの場合)、単語の入力中に、タッチセンサ表面のいずれかの場所に提供されるタップ動作は、本発明のデータ入力システムに関連付けられ、単語の入力中には提供されないタッチセンサ表面のいずれかの場所でのタップ動作は、マウスの機能に関連付けられる。
−第1のキーパッドがタッチセンサ表面の一部を有していない場合(例えば、それがソフトキーの場合)、単語の入力中に、タッチセンサ表面上で、第1のキーパッドによって使用される領域の外側で提供されるタップ動作は、本発明のデータ入力システムに関連付けられ、前記領域の外側の単語の入力中には提供されないタップ動作は、マウスの機能に関連付けられる。
第1のキーパッドがタッチセンサ表面を使用し、キー上でのタップ動作および/または滑り動作によってインタラクションするように設計されている場合、1つの方法によって、マウスおよび/または第2のキーパッドのキーのインタラクションに関連する滑り動作の少なくとも始めは、第1のキーパッドのキーによって占有された領域の外側で提供される。
別の手順によって、迅速な滑り動作/タップ動作は、本システムのテキスト入力に対応し、緩慢な滑り動作/タップ動作は、マウスの機能に対応する(または、その逆もまた同様)。
1つのキー(例えば、中心)から別のキーに向かって離れる滑り動作を複製する、タッチセンサ表面上の滑り動作は真っすぐ(例えば、直線)に示されるが、本発明の1つの実施形態によって、前記様々な形状の軌道の始点とその終点から離れる仮想の真っすぐな軌道が、前記1つのキーから前記別のキーに向かう真っすぐな滑り動作を複製する限り、滑り動作は様々な形状の軌道(例えば、曲線、ジグザグ線)を有することができる。これはいくつかの条件下で有益でなり得る。例えば、第2のキーパッドの所望のキーに対応する滑り動作を提供する間、多くの時間、ユーザは、所望していないキーの方に誤って滑らせていることに気付く。この場合、正しくまっすぐな軌道を備える新しい滑り動作を再度与える代わりに、ユーザは、現在の滑り動作の方向を変更し、所望のキーの方に滑らせ、および、滑り動作の始点と終点が、前記1つの(例えば、中心)キーから前記別の(例えば、所望の)キーに向かって離れる真っすぐな滑り動作を複製する真っすぐな滑り動作の始点と終点となりえるであろう点/位置で、前記滑り動作を終了させることができる。図23は、本システムが「TEXT」モードに入れられた後に、デバイスのスクリーン上でシステムによって示される本発明の第2のキーパッド(254000)を一例として示す。この例において、ユーザは、特異的な文字「!」を入力することができる。この例において、初めに、ユーザは、キー(254005)から離れてキー(254007)に向かう真っすぐな軌道を複製する誤った軌道(滑り軌道(254018)の開始部分に示される)を提供する。ある時点で、ユーザは、誤りに気付き、指/スタイラスペンをスクリーンから外すことなく、滑り動作の軌道を変えることができ、仮想キーパッドの対応する点から仮想キーパッド(254000)の仮想の所望のキー(254009)に向かって滑り動作を複製しているかのように、センサー表面上で滑らせる。ユーザは、(曲線の)軌道(254018)の始点(254011)から離れて終点(254012)に向かう真っすぐな線(例えば、軌道)(254019)が、仮想キーパッド(254000)のキー(254005)から離れてキー(254009)に向かう真っすぐな滑り動作を複製するような、スクリーン上の点/位置で滑り動作を終わらせる。
本発明の別の実施形態によって、(仮想の第2のキーパッドの)複数のキーに対応する複合的な滑り動作がユーザによって提供され、本システムの以前の実施形態によってあらかじめ決められたように別に解釈される。この実施形態において、第1の滑り動作は、仮想の第2のキーパッドのあらかじめ決められたキーから離れて前記キーパッドの別の所望のキーに向かう滑り動作を複製することができる。1つの方法によって、次の滑り動作の各々は、第2のキーパッドの現在の所望のキーから離れて前記キーパッドの次の所望のキーに向かうことを複製する。図24は、ユーザが「TEXT」モードに入った後に示される本発明の例示的な仮想の第2のキーパッド(254119)を一例として示す。ここから先に、現在の実施形態によって、複合的な滑り動作の3つの例が示されている。
−最初の例によって、ユーザは、指/ペンをスクリーンから外さない、2つの連続的な短い滑り動作からなる複合的な滑り動作(254120)を提供することができる。この実施形態によって、複合的な滑り動作(254120)の第1の部分(2541201)は、キー(254105)から離れてキー(254107)に向かうことに対応する。複合的な滑り動作の第2の部分(2541202)は、キー(254107)から離れてキー(254108)に向かうことに対応する。
−2番目の例によって、ユーザは、指/ペンをスクリーンから外さない、短い滑り動作と長い滑り動作の2つの連続的な滑り動作からなる複合的な滑り動作(254121)を提供することができる。この実施形態によって、複合的な滑り動作(254121)の第1の部分は、キー(254105)から離れてキー(254107)に向かうことに対応する。複合的な滑り動作(254121)の第2の部分は、キー(254107)から離れて(キー(254107)に関連するキー(254108)よりも遠い)キー(254109)に向かうことに対応する。
−3番目の例によって、ユーザは、指/ペンをスクリーンから外さない、2つの連続的な長い滑り動作からなる複合的な滑り動作(254122)を提供することができる。この実施形態によって、複合的な滑り動作(254122)の第1の部分は、キー(254105)から離れてキー(254110)に向かうことに対応する。複合的な滑り動作(254121)の第2の部分は、キー(254110)から離れてキー(254112)に向かうことに対応する。
この特許出願で記載される複合的な滑り動作は、本発明のデータ入力システムで複合的な滑り動作を用いる原則を示すために、設計および説明される。明らかなように、様々な複合的な滑り動作が当業者によって設計可能である。それらは本発明のデータ入力および訂正システムとともに使用することができる。
先に述べたように、本発明の第2のキーパッドとともに滑り動作を用いる本発明のデータ入力システムは、完全に目視不要なデータ入力システムであることができる。該システムは、複数の環境下でデータの入力を著しく容易にすることができる。例えば、盲目の人は、該システムを使ってテキストを迅速に入力することができる。同様に、例えば、本システムは車の内部に一体化可能である。
単語の入力中に、対応するデバイスのスクリーンと目視でインタラクションする必要性を取り除くために、テキストを音声に変換するシステムは、提案された単語/文字を(ユーザに)音声で表示することができる。
1つの例によって、第1のキーパッドの(例えば、ハード、ソフト)キーと、本発明の第2のキーパッドに対応するタッチスクリーン/タッチパッドは、車のハンドル内部などの位置で一体化される。ユーザは、入力インターフェースまたは出力インターフェースですら見ることなく、テキストを入力したり、または、数字をダイヤルしたりすることができる。図25は、本発明の第1のキーパッドの分割したキー(255001、255002)を有するとともに、本発明の第2のキーパッドに対応する滑り動作/タップ動作を提供するためのタッチセンサ表面(255007)も有する、車のハンドル(255000)を一例として示す。前記データ入力システムは、ドライバーの目が道路にのみ集中できるように、前記テキストを音声に変換するシステムも含むことができる。
本発明の動的な第1のキーパッドの様々な較正方法は、当業者によって考慮される。本発明の1つの実施形態によって、ユーザが第1のキーパッドの動的キーを介して、デバイスのタッチセンサ表面(例えば、タッチスクリーン)にタイプし始めると、スクリーン上の右側に提供される第1の押し動作は、あらかじめ決められた仮想の第1のキーパッドモデルの右上(例えば、または、あらかじめ決められたように右下)のキーなどのあらかじめ決められたキーに関連付けられるものとして、システムによってあらかじめ決められたように考慮される。代替的に、スクリーン上の左側に提供される第1の押し動作は、前記キーパッドモデルの左上側(例えば、または、あらかじめ決められたように左下)のキーに関連付けられるものとして、システムによってあらかじめ決められたように考慮される。前記押し動作のいずれかに基づいて、システムは、第1のキーパッドの他のキーを動的に定義することができる。あらかじめ決められたキーが、ユーザが押したいキーではない場合、ユーザは、本システムによって定義される動的キーパッドの「BackSpace」キーを押して、前記動的キーパッドを介してテキストの入力を進めることができる。
本発明の一実施形態によれば、第2のキーパッドがスクリーン上に示される場合、ユーザは、前記キーパッドのキーを押し得るか、あるいはスクリーン上の任意の場所で、対応する滑り動作を提供し得る。
所望のキー(例えば、第2のキーパッドのキー)上で押し動作を繰り返す滑り動作が、第1のキー(第2のキーパッドのキー)などの予め定められた配置から、明らかに所望のキーの方に逸れる軌道をもつように記載されても、前記滑り動作は反対の軌道/方向(所望のキーから前記予め定められた配置へ逸れること)に提供され得る。例えば、図20の例において、電話型のキーパッドのおのおのに対応する滑り動作251109は、反対の方向(電話型の外側のキーからその中央のキー251105に逸れる方向)に提供され得る。また、例として図12cなど他の図に示された滑り動作も、同じ目的で前記図面に示された方向に関して反対の方向に設けられるように設計され得る。
説明されたとおり、本発明の第1のキーパッドは、第2のキーパッド(例えば、8個を備える電話型キーパッド)よりも一般的に少ない(文字)キー(4つの文字キー)を有している。代替的に、本発明の一実施形態によれば、第1のキーパッドは第2のキーパッドよりも多くのキーをもち得る。例えば、第1のキーパッドは電話型のキーパッドであり得、第2のキーパッドは4つのキーなどの数個のキーをもつキーパッドであり得る。好ましくは、第1のキーパッドは所望の単語に対応する第1の入力情報を入力するために使用され、第1のキーパッドと第2のキーパッドの一対のキーがせいぜい一つの文字(character)/文字(letter)を共通して有する限り、第2のキーパッドは本発明の訂正手順のために使用される。テキストを入力するためにこの実施形態を使用することは、遅いかもしれないが、T9などの電話型のキーパッドを用いる予測データ入力システムの現在のユーザが、使用されている通りにテキストを入力し、第2のキーパッドを用いて所望でない単語を訂正することを許す。第2のキーパッドのキー(例えば、この例において、四つの文字キー)の文字構成/割り当てに慣れた後は、明らかに、ユーザはキーパッドを逆にし、好ましい実施に形態(例えば、第1入力情報を入力するために4つの文字キーを用い、訂正手順のために電話型のキーパッドを用いる)にしたがったシステムを用いる。これは、次第に本発明のユーザのデータ入力システムの最適な使用への適用を許し得る。モードキーは、前記キーパッドとその使用を切り替え/逆にするため使用され得る。一例として、図26に示されるように、第1入力情報を入力するために、当該システムの第1キーパッドは、例えば、電話キーパッド25618であり得、システムの第2のキーパッド(例えば、少なくとも訂正手順)は、例えば、四つの文字キーを有するキーパッド25628(例えば、バーチャル/仮想)であり得る。この例において、例えば、タッチセンサ面上に提供された4つの異なる滑り動作25611−25614のそれぞれは、予め定義されてキーパッド25628の四つのキー25601−25604のそれぞれと対応する。
本発明の一実施形態によれば、前記タッチセンサ面(例えば、タッチセンサ面の右側での滑り/タップ動作)の第1の予め定義された領域は、第2のキーパッド(例えば、バーチャル)のいくつかのキーを押すこととのインタラクトを繰り返すように予め定義され、タッチセンサ面の第2の定義された領域上(少なくとも)での予め定義された滑り動作の(少なくとも)他のグループ(例えば、タッチセンサ面の左側での滑り/タップ動作)は、キーパッドのいくつかの別のキーとのインタラクトを複製することもある。図27aは本発明の訂正動作に対応するこの例における本発明の第2のキーパッド257000を示し、そのキー(例えば、本明細書では数字記号2、4、6、8という)とのインタラクトは、デバイス257010のタッチスクリーンの右側に提供される対応する(例えば、水平、垂直)滑り動作257102によって複製され、前記キーとのインタラクトはデバイス257010のタッチセンサ面の左側に提供される(対角方向)滑り動作257011によって繰り返される。図27aは、また、例として本発明の第2キーパッドのいくつかの他のキー(例えば、本発明において数字キー1、3、7、9と称す)を示し、キーとのインタラクトがデバイス257010のタッチスクリーン表面の左側に提供される滑り動作257011(対角線)により複製される。また例として、(あらゆる側の)表面上でのタップ動作は第2キーパッドの中央キー(例えば数字キー、5)とのインタラクトと対応する。
本発明の一実施形態によれば、タッチセンサ面の第1の予め定義された領域での予め定義された滑り/タップ動作のグループは第1のグループの記号(例えば文字)に対応する第2のキーパッドのキーとインタラクトすることに対応するように予め定義されることができ、タッチセンサ面の第2の予め定義された領域での予め定義された滑り/タップ動作の群(例えば、タッチセンサ面の左側での滑り/タップ動作)は第2のグループの記号などと対応する他の第2のキーパッドのキーとインタラクトと対応するように予め定義され得る。
図27bは例を示しており、デバイス257110のタッチスクリーン257118の右側に提供される滑り動作257111は、この例においては本出願においてすでに示された「TEXT」記号などの第1のグループの記号を含む第1の(バーチャル)の第2キーパッドのキーとインタラクトするように対応することができ、デバイス257110のスクリーン257118の左側に提供される滑り動作257112はすでに示されたとおり記号PUNCなどの第2のグループの記号を含む追加の(バーチャル)第2キーパッドのキーとインタラクトするように対応することができる。
本実施形態の連続した記載と共に、図28aおよび28bは、タッチセンサ面の異なる(予め定義された)領域上に提供される(予め定義される)滑り動作の利点のいくつかの例を示す。図28aの例において、ユーザが「day」という単語に対応する第1キーパッドのキーを押した後(例えば、この例では二つの部分258051及び258052を有しており、暗い方のキーは文字キーであり、当該文字キーはキーパッド258000の四つキー258001〜258004までの四つのキーと実質的に同じような配列を有している)、当該システムは、好ましくは「was」(示されていない)という単語を有し、この単語は所望ではない単語である。ユーザはデバイスのタッチスクリーン表面の右側を用いて本発明の訂正手順を進めることができ、前記側での滑り動作は、予め定義されて第2(バーチャル)キーパッドの文字キーとインタラクトするように繰り返し/対応し(例えば、この例では、バーチャル電話型キーパッド258010で、この例においてデバイスのスクリーン上には示されていない)、滑り動作258041を提供し、この動作は第2キーパッドキー258013とインタラクトするように対応する。当該システムは単語「day」258047を提案する。この例において、ついで、ユーザは、デバイスのタッチスクリーンの左側を使用し、前記側での予め定義された滑り動作は本発明の他の第2キーパッド258020とインタラクトするために、繰り返し/関連付け、前記他の第2キーパッドは、「TEXT」グループの記号と対応し/表わし(例えば、以前に示され/記述され、前記表面上の滑り動作258042を提供して、特殊文字「!」を表すキー258028とインタラクトする。当該システムは単語dayの終端に前記文字250047を提供する。
この実施形態の連続的な記載で、図28bは2つのスクリーン上の第1キーパッドをもつ本発明のデータ・入力・システムを示しており、第一の第2キーパッド258129(右側で)は、数字グループ(例えば「NUMB」グループ)に対応し、付加的な第2キーパッド258020(左側で)は演算文字(例えば「ARITH」グループ)に対応する。例えば、ユーザはスクリーンの左側と右側に滑り動作を使用することによりいくつかの数システムを入力することができる。この実施形態では、デバイスのそれぞれの側に提供される滑り動作258131、258132、258133および258134を提供することにより、ユーザはスクリーン258142上で演算計算258141を迅速に入力した。
モードインスタンスへ入った後、当該システムを前記モードから出させる、あらかじめ定義されたインターアクションをユーザが提供するまで前記モード内にとどまるように当該システムが設計され得ることは注目されなければならない。従って、モードインスタンス中に、ユーザは、前記モードインスタンスに関係のあるいくつかの(例えば、連続する)記号を入力することができる。1つのシステム(例えば、ついで)によれば、ユーザが別のキーを押すこと(そして−押し続ける)のない第1キーパッドの文字キー上で迅速な押し動作(例えば、タップ動作)、ついでシステムが記モードインスタンスから出て(例えば、少なくとも単語に対応する最初の入力情報の一部に入って)、システムは前記キーの多義的な文字の入力に関連づけられているような前記タップ動作を考慮し得る。また、「スペース」キーのような別のキー上でタップ動作をすることは、またシステムはモードインスタンスから出て、「スペース」文字を入力し得る。
例として、当該システムがスクリーン上で本発明の第2アクティブキーパッドを表示し、当該第2のキーパッドに対応する押されたモードキーの記号が割り当てられる場合、オン−スクリーンキーパッドの連続する押し動作がいくつかの記号を入力することを許され得る。システムは、ユーザが例えば押されたモードキーに対応するオン−スクリーンキー以外のキーを押した後に、スクリーンから前記キーを取り除くことができる。別の例によれば、本発明の第2キーパッドがあらかじめ定められたバーチャル/仮想のキーパッドモデルである場合、モードキーが押された後、ユーザは前記1以上の記号を入力するために前記モードインスタンス内の所望の記号が割り当てられる前記バーチャルキーパッド・モデルのキーとインタラクトすることに対応する1以上のタップ動作または滑り動作を提供し得る。これらの例によれば、ユーザが「NUMB」モードにシステムを入力した後、本発明のデータ・入力システムを使用して、電話番号を入力するために、ユーザはスクリーンに連続的に表示された数字キー(例えば、電話型のキーパッド)を押すことができるか、あるいはユーザは、キーとインタラクトすることに対応するタップ/滑り動作を本発明のバーチャルの第2のキーパッドモデルにそれぞれ提供し得る。
1つのシステムによれば、タッチセンサ面の領域/側のどれが第2キーパッドのどれと対応するか、ユーザが定義することができることは注目されなければならない。この目的のために、あらかじめ定義されたキーに対応するあらかじめ定義された押し動作などの手順は、対応する第2キーパッドの提供または前記第2キーパッドのペアみ合わせの提供(スクリーンの領域またはスクリーン上に印刷することに関して)のために使用され得る。別の手順によれば、システムは自動的に/動的に第2キーパッドのうちの1つの領域の少なくとも1つを割り当てる。例えば、ユーザが単語を入力している最中の場合、システムは、本発明の訂正手順に使用された文字を表わす本発明の第2キーパッドに(接触)タッチセンサ面の右(あるいは左)側を割り当て得る。
本発明の好ましい実施形態によれば、システムのデータベースの単語は、文字、数/数字、句読文字などの任意の記号を含み得る。明らかに、本発明の第1キーパッドに4つのキーなどのキーのみが数個のみの場合の多くにおいて、好ましくは、最初のキーパッドの任意の多義的なキーおよび第2キーパッドの任意の多義的なキーにせいぜい1つの共通の記号/文字があるような本発明のひとつの第1キーパッドが前記多義的な記号/文字をすべて含めるのには十分ではない可能性がある。例えば、本発明の第1キーパッドがわずか4つの多義的なキーをもち、そしてシステムのデータベースの単語がPCのキーボードで利用可能な文字を実質的に含んでいる場合、少なくとも付加的な(例えば少なくとも1以上)第2キーパッドを有していることは、必要となり得る。これは、最初のキーパッドのキーが、それぞれ、せいぜい文字の数を含み得るからであり、文字の数は第2キーパッドの数を超えないか、或いは第2キーパッドの数は文字の数を超えない。
タッチセンサ面の第1の側でのタップ/滑り動作が本発明の第1の第2キーパッドとインタラクトすることに対応し、前記タッチセンサ面の少なくとも第2の側でのタップ/滑り動作が、本発明の少なくとも付加的な第2キーパッドとインタラクトすることに対応するタッチセンサ面をもつデバイスを用いる場合とは、任意の(タイプの)文字をもつ任意の単語の入力を許し得る。
図29は、上述の多くの実施形態で示される4つの多義的なキー260001−260004がある本発明の260000の第1の(バーチャル)キーパッドを例として示す。この例において、文字に加えて、キーはそれぞれ他の多義的な文字を含んでいる。例えば、キー260001は数字0〜9(例えば文字260011の「NUMB」グループ)を含んでいる。キー260002は演算文字260012(例えば、文字の「ARITH」グループ)を含んでいる。キー260003はテキストの句読文字260013(例えば、文字の「TEXT」グループ)を含んでいる。また、キー260004は、まれな文字260014(例えば、文字の「RARE」グループ)を含んでいる。好ましくは、第1キーパッドのキーで利用可能な文字も第2キーパッド260052、260051のキー上で分配される、前述の第1キーパッドの多義的なキーおよび任意の第2キーパッドの多義的なキーから成る任意のペアのキーは、せいぜい1つの共通の文字がある。この例において、本発明の第1キーパッドに加えて(例えば、2つの部分260081および260082に分割され、その4つの多義的なキーは、バーチャルキーパッド260000の多義的なキー260001−260004を複製する)、デバイスは、また二つの(例えば、バーチャル)キーパッド260051および260052(例えば、二つの第2キーパッドモデルと考えられ得る)を含んでいる。この例において、デバイス260080のタッチスクリーンの右側にあらかじめ定められたタップ/滑り動作(例えば、260087)は、第2キーパッド260051(例えば、第1の第2キーパッド)のキーとインタラクトすることと対応し、デバイス260080のタッチスクリーンの左側にあらかじめ定められたタップ/滑り動作(例えば、260088)は、第2キーパッド260052(例えば、付加的な第2の第2キーパッド)のキーとのインタアクトすることに対応し得る。
上述の実施形態の例として、図29aは、上記に示されるような本発明の(分割)第1キーパッドを含んでいる本発明のデータ・入力・システムを有するデバイス260100を示し、キー260101−260104の4つは、キーパッドモデル260000の4つの多義的なキー260001−260004を複製する。システムは二つの(例えば、バーチャル)第2キーパッド26011および260112を含み、この例において、第1の第2キーパッド260111は、アルファベット文字のうちのほとんどの第2(例えば、付加的)第2の文字を含んでいる、第2のキーパッド260112は、上述されるようなキー上で分配された特別の記号の多くを含んでいる。第1の例によれば、システムのデータベースの部分260190を考慮することによって、辞書データベースに含まれている「f+9$」という単語を入力するために、ユーザは、まず所望の単語の文字に対応する第1キーパッドに、対応するキー260102、260102、260101および260103をまず押し得る。システムは前記押し動作に対応し、優先度の高い単語「talk」を提案し得る。所望の単語の最初の文字(例えば「f」)に対応する、第2キーパッドのキーとのインタラクトを複製するために、ユーザは、スクリーンの右側で滑り動作(図示せず)を提供し得る。この例において、前記結合した情報に対応するただ一つの言葉は単語「f+9$」である。システムは前記単語を提案する。
第2の例に従って、実施形態の連続的な記載で辞書に存在しない単語「#m6$」を入力するために、ユーザは、まず所望の単語の文字に対応する第1キーパッドに、対応するキー260102、260102、260101、および260103を押し得る。システムは前記押し動作に対応し、最も高い見込みを有している単語「talk」を提案し得る。この時に、ユーザは第2キーパッドのキーを介して前記単語を再び入力し始める。この目的のために、ユーザは、
まず、対応する第2キーパッド260112のキー260181とインタラクトすることに対応するスクリーンの左側の滑り動作260141をまず提供する。キー260102とキー260181の間の唯一の共通の文字は、文字「#」である。システムは前記正確な文字を入力する。
ついで、ユーザは、対応する第2キーパッド260111のキー260196とインタラクトすることに対応するスクリーンの右側に滑り動作260142を提供する。キー260102とキー160181の間の唯一の共通の文字は、文字「m」である。システムは前記正確な文字を入力する。
ついで、ユーザは、対応する第2キーパッド260112のキー260186と相互に作用することに対応するスクリーンの左側に滑り動作260143を提供する。キー260102とキー160181の間の唯一の共通の文字は、文字「6」である。システムは前記正確な文字を入力する。
ついで、ユーザは、対応する第2キーパッド260112のキー260184とインタラクトすることに対応するスクリーンの左側に滑り動作260144を提供する。キー260102とキー160181の間の唯一の共通の文字は、文字「$」である。システムは前記正確な文字を入力する。
所望の単語はスクリーンに表示され、好ましくはシステムの単語データベースに加えられ、その結果、ユーザが次回に前記単語を入力ことを望むとき、より速く入力することができる。
記載されたとおりの原則に基づく本発明の第1及び第2キーパッド内の少なくともキーボード上で利用できる実質的にすべての文字を含むことによって、ユーザは、非常に速い方法で、数式、URL、コンピュータ・プログラム言語、スリングなど豊富なテキストを入力することができる。例えば、URLを入力し、システムの単語データベースにそれを加えた後に、ユーザが前記URLを再度書くことを望む毎に、ユーザは本発明の第1キーパッドのみを用いて非常にほとんど迅速に入力することができる(URLは長い単語であるので、それらは、第1キーパッドによって提供される押し動作の配列に対する格別の選択でありうる)。加えて、単語完成システムは当該システムと共に使用され得るので、(そのようなタイプの)多数の単語は第1キーパッドを介してキーの押し動作を提供する間に入力され得る。
好ましくは、キーに割り当てられた多義的な特殊文字のグループは、十分に前記キーに割り当てられたモードインスタンスの特殊文字/記号のグループと同様である。したがって、ユーザは、容易に文字の前記グループの配置を思い出し得る。第1キーパッドのキー上の多義的な特殊文字を印刷する代わりに、対応するグループの名前(例えば、TEXT、NUM、ARITH)が前記キー上に印刷され得ることを注目しなければならない。
図29〜29aに正に記載され、示された実施形態も、タッチセンサ面のないデバイス(例えば、ローエンド携帯電話)にも適用され得るのであり、該デバイスはハードキーをもつ第1及び第2キーパッドを有している。一実施形態によれば、文字、数字0〜9及び特殊文字を含む記号のすべては、前記実施形態に詳細に記載されているように、前記デバイスの第1キーパッドのキーに多義的に割り当てられ得る。そのようなデバイスの第2キーパッドには2つの場合があり得る。1つの方法によれば、好ましくは、第1の場合は、モディファイア/シフトキーをインタラクトすることを要求せずに、ユーザに提案されたデフォルトにより、システムが第2のインスタンスへ入るために、システムがモディファイア/シフトキーをプレスーオンすることとインタラクトすることを要求する。別の方法によれば、モディファイア/シフトキーのようなスイッチ手段は2つのインスタンス間で前記第2キーパッドを切り替えるために使用され得る。従って、同一の前記すべての記号も2つの場合における第2キーパッドのキーに分布的に割り当てられ得る(例えば、そして少なくともほとんど多義的に)。好ましくは、文字は、第1の場合への第2キーパッドのキーに割り当てられ、数字0〜9を含む特殊文字は、第2の場合への前記キーに割り当てられ得る。この実施形態の残りは、正に上記され、図29〜29aを介して示された実施形態に記載されたものに類似している。
本発明の1以上の第2キーパッドの複製のために、タッチセンサ面の側を使用する代わりに、またはタッチセンサ面の側の使用に加えて、同じ目的のためのそのボディーのそれぞれの側にデバイスが少なくとも一つのタッチパッドを有し得ることを注目されなければならない。例えば、図14aのデバイス227000のタッチパッド227011、227012の各々の上での滑り動作は、異なるモードにおける本発明の第2キーパッドと関係し得る。1つの方法によれば、前記タッチパッドは第1の第2キーパッドおよび本発明の第2の/追加の第2キーパッドを複製し得る。
任意に、第1の側に対応する第2キーパッド、およびデバイス上の第2の側に対応する第2キーパッドには異なる数のキーをもち得るが、異なる形態のファクターで配列され得る。
もし必要ならば、システムに本発明の任意の数の第2キーパッドがあり得ることに注目されなければならない。システムは、第2(例えば、および第1)キーパッドのキーとの、押し動作などのインタラクトを複製する任意のタイプのインタラクションを使用し得る。例えば、キーに対応する長い滑り動作は、スクリーンへの長い押し動作およびその逆によって複製され得る。
単語の訂正手順の間に、ユーザは、第2キーパッドは(望まれない)キーへの/キーに関して、偶然誤ったキー押し動作または滑り動作を提供し得る、そして望まれない正確な文字(例えば、明らかに望まれない単語を提案し得る)(例えば、単語の次の多義的な文字の選択に自動的に移ってもよい)を提案し得る。単語の文字間でナビゲートする/選択する方法は上述した。他の単純化された方法によれば、提案された単語(例えば、1以上の正確な文字が入力された後)の訂正中に、好ましくは前記キーが単語の訂正に関係しない第2キーパッドの第2のキー上に提供される滑り又は押し動作もしくは当該第2のキーとのインタラクトに対応するあらかじめ定められたインタラクトは、好ましくは、ユーザが前記文字を再度訂正できる(明らかにこれはシステムに他の単語を提案させ得る)ように、システムに前記単語内であらかじめ定められたように最後に訂正された文字(character)/文字(letter)の選択を引き起こし得る。
例として、前記第2キーパッドが図30aのキーパッド259000のような部分的な電話型のキーパッドである場合、1つの文字方法によって、その上に文字を有していないキー259001への第2キーパッド225000のセンター・キー259005から外れる(例えば、バーチャル)滑り動作を複製する滑り動作259009は、前記単語(例えば、提案された単語の最後を選択され、訂正された、文字を再度選択する)の別の文字を再び選択するためにシステムに通知する。代替的に、第2キーパッドが図12bのキーパッド225100に似ている場合、デバイスのタッチセンサ面に対するタップ動作(任意の場所)は、同じ目的に使用され得る。
現在の実施形態の連続した記載と共に、一例として、図13aに示されるシステムの単語の例示的なデータベースの部分226009と本発明の例示的なキーパッド259000を、図30aに示されるように本発明の第1キーパッドを用いて考慮することで、ユーザが第1キーパッドによって前記単語を単語「day」を入力することを望む場合、システムは前記タイプする動作に対応する別の単語を提案し得るのであり、当該別の単語はこの例において単語「was」(自動的に前記単語の最初の多義的な文字259002を選択する)であるという最も高い優先度を有している。この時、図30bに示されるように、ユーザは本発明の訂正手順に移ってもよい、その結果、文字「d」に対応する第2キーパッドのキーを押すことに対応する滑り動作がインタラクトを提供し、それは文字「d」に対応する。しかし、誤って、滑り動作259103を提供するが、それはキーパッド259000の別のキー259007に対応する。組み合わされた情報に基づいて、システムは望まれない単語を提案し得るが、この例において単語「pay」(自動的に言葉の次の多義的な文字259102を選択する)である。図30cに示されるように、この時に、ユーザは自らのエラーに気づき、システムに、前に選択されたか、または訂正された文字259202を選択するために示すバーチャルキーパッド259000のキー259001とインタラクトすることに対応する滑り動作259203を提供し得る。図30dに示されるように、ユーザは今、文字「d」を含んでいるキー259003とインタラクトすることに対応する必要な滑り動作259303を提供し得る。システムは所望の単語「day」を提供し、提案された単語の次の多義的な文字259302を自動的に選択する、キー259001への滑り動作の代わりに、またはその動作に加えて、システムが同じ目的のためのあらかじめ定められたキー相互作用のような別のタイプの入力情報を得ることを目指してもよいことは注目されなければならない。
第2キーパッドに対応するスクリーンの任意の部分に対する滑り/押し動作を提供する代わりに、システムは、スクリーン上の対応するキーパッドを示し得るのであり、ユーザは前記キーパッドのキーを押し得る。
本発明の一実施形態によれば、本発明の第1及び/又は第2のキーパッドの1又は2以上のキーとのインターアクションは前記キーへ滑り動作を提供することによって提供され得る。例えば、図30のキーパッド260000を考慮することによって、キー260001から逸れ、キー260002で終了する滑り動作は、各々の前記キー上で提供される(連続的に)押し動作を複製し得る。1つの方法によれば、1つのキーとのインターアクションでさえ、前記キーに対する滑り動作を介して提供し得る。キー上の滑り動作(例えば、タッチセンサ面に提供されるキーなどのソフトキー、この出願及び本発明者らによる先願の特許出願の分野に記載されたダイナミックキー)は、本発明の入力システムの実施形態および方法を用いることができ、かかる実施形態における(キー上で)提供される押し動作との他のインタラクトを複製する。
例えば、図31を考慮することによって、タッチセンサ270000は、図30aのキーパッド(モデル)260000を複製することが示される。図31は、また、システムの単語データベースの一部270190を例示として示す。単語「this」を入力するために、ユーザは本発明の第1キーパッド270000の対応するキーの滑り動作を提供し得る。この例が例えばキー270002で始まり、キー270001、27004で継続し、キー27003で終わる、この滑り動作の軌道270018(例えば、該軌道の概ねの形状)に基づいて、システムはインタラクトし、最も高い優先度を有するキーに対応する、単語「this」を提案することができる。この例において、単語の入力の終端に、ユーザはタッチセンサ面から自らの指(あるいはスタイラスペン)を上げることができ、好ましくは、システムは空白文字を自動的に入力し得る。
本発明の別の実施形態によれば、単語を入力するための一度の滑り動作を提供する代わりに、前記単語の異なる(連続する)部分に対応するいくつかの滑り動作(例えば、ユーザは各滑り動作の後に表面からユーザの指を上げる)が提供され得る。図31aは、例として、単語「this」の入力のための動作を提供する、2つの滑り動作を示す。ユーザは、キー270002から外れて、キー270001で終わる、滑り動作270117を最初に提供する。ついで、ユーザはタッチセンサ面から指/スタイラスペンを取り除き、ついでキー270004から外れて、キー270003で終わる、別の滑り動作270118を提供する。ついで、ユーザは、タッチセンサ面から指/スタイラスペンを取り除き、ついで、ユーザは空白文字のような単語の端部の信号を提供する。システムは、本発明の第1キーパッドを介した単語の入力に対応するキーとのインタラクトが終了することを理解する。システムは、前記軌道によってインタラクトされている前記キーを考慮し得る、またシステムで利用可能な辞書データベースの単語に対応するキー押し動作と軌道とを比較し得る。対応した単語があれば、システムは前記単語を入力/出力する。1以上の単語があれば、システムは例えば、最も頻繁に用いられている単語を選択し、対応する単語「this」を提供するか、あるいは、任意に、ユーザがそれらのうちの1つを選択するように、ユーザに対応する言葉を提示し得る。述べたとおり、インタラクトしたキーに対応した1以上の単語があるとき、単語の選択の非多義的な方法及び手順は、人々に知られている。
ユーザさえ、単語の入力へのタップ動作および滑り動作をペアみ合わせ得ることは注目されなければならない。例えば、単語「this」を入力するために、ユーザは、まずキー270002および270001をタップし、ついで、滑り動作270118を提供する。
明らかに、タップ及び/又は滑り動作は、本発明の第1及び/第2動的キーパッドをインタラクトすることを複製するために提供され得る。
本発明の一実施形態によれば、本発明の第1キーパッドは、対応するデバイスのタッチスクリーンなどのタッチセンサ面上のあらかじめ定められた配置に置かれ得る。ユーザは記載されたとおりにタップ及び/又は滑り動作を提供することにより前記キーパッドを介して所望の単語に対応する第1入力情報を提供し得る。前記入力情報に対応するシステムによって提案された単語が所望の単語でない場合、ユーザは、固定された第2キーパッド(例えば、第2キーパッドの対応するキー上でタップすることによる)または上述の本発明の第2キーパッド(例えば、滑り動作が対応するあらかじめ定められたバーチャル/仮想的な第2キーパッドのキーとインタラクトすることを提供する)を介して本発明の訂正手順を処理しうる。
本発明の他の実施形態によれば、タッチセンサ面の第1の配置(例えば、右側の任意の配置)での動的なタップ及び/又は単一の/複合的な滑り動作を提供するなどのインタラクトは、本発明の第1キーパッドのキーとのインタラクションを複製することができ、タッチセンサ面の第2の配置(例えば、左側の任意の配置)でのタップ動作及び/又は滑り動作を提供するなどのインタラクションは、本発明の第2キーパッドのキーをとのインタラクションを複製し得る。例えば、実施形態30〜30aを考慮し、前記第1及び第2キーパッドがバーチャルキーパッド・モデルであることを考慮することによって、タッチセンサ面上の右側での動的なタップ/滑り動作は前記実施形態に記載された第1キーパッドのキーとのインタラクトを複製し得るものであり、タッチセンサ面上の左側での動的なタップ/滑り動作は本発明の第2キーパッドのキーとのインタラクトを複製し得るものである。
システムが第1キーパッドのキーに対応する滑り/タップ動作と、第2キーパッドのキーに対応する滑り/タップ動作とを区別するために、他のいくつかのシステムが考慮され得る。
システムの第1キーパッドがタッチセンサの固定されたキーパッドである場合、1つの実施形態に従って、前記キーパッド上で提供される滑り/タップ動作は、第1キーパッドのキーとインタラクトすることに対応する。この実施形態では、本発明の例えば、訂正手順のために)第2キーパッドに対応する滑り/タップ動作は、好ましくは第1キーパッドの表面の外側で提供される。
本発明の第1キーパッドが動的なキーパッドである場合、前記キーパッドとインタラクトすることに対応する滑り/タップ動作は、明らかに、タッチセンサ面上の任意の配置で提供され得ることが好ましい。異なる方法は、第2キーパッドのキーとインタラクトするため提供されうる滑り/タップ動作と、第1キーパッドのキーとインタラクトすることに対応する滑り/タップ動作とを区別するためと考えられ得る。
1つの方法によれば、短い滑り動作は第1キーパッドのキーとインタラクトすることを複製するために対応し得る。また、長い(例えば、あるいはカーブした)滑り動作は第2キーパッドのキーとインタラクトすること、あるいはその逆を複製するために対応し得る。図32に示されるように、例としてタッチセンサ面のスクリーン上(任意の場所)に提供される短い直線の滑り動作271017は対応する第1のキーパッドモデル271000のキー271002及び271003とインタラクトすることに対応するものに対応し得るのであり、タッチセンサ面のスクリーン上(任意の場所)に提供され交互に曲がった滑り動作271015の長い直線の滑り動作271018は、対応する第2キーパッド(例えば、文字”pqrsを有する電話キーパッドキー、図示されていない)に対応し得る。
上記の方法において、タップ動作も第1および第2キーパッドとのインタラクトの複製のために使用され得るので、そこで、1つの方法によれば、好ましくは、第1キーパッドのキーとインタラクトすることに対応するタップ動作は、対応するキーへの前記キーパッドの中心から非常に短い滑りアクションと置き換えられ得る。明らかに、キーパッドは動的なキーパッドであるので、好ましくは一般的に滑り動作は、タッチセンサ面上の任意の配置で提供され得る。図32aに示されるように、
非常に短い滑り動作271021および271022は、それぞれ、第1キーパッド271000のキー271002および271004とインタラクトすることに対応し得る。より長い直線の滑り動作271023はキー271002および271001とインタラクトすることに対応する。複合した軌道の滑り動作271024は、キー271001、271002、271003および271004とインタラクトすることに対応する。
本発明の一実施形態によれば、単語に加えて、本発明のデータベースもまた語幹を含み得るのであり、各々の前記ステムは、第1キーパッドのキー(例えば、好ましくはステムの出だしの文字を有するキー)のうちの1つ以上の長い押し動作などのあらかじめ定められたインタラクトに割り当てられ得る。例えば語幹「ture」は、文字「t」を有する第1キーパッドのキーに割り当てられ得る。例として単語「future」を入力するためにユーザはキー271002および271004のおのおのを短押し(short−press)し得るのであり、またキー271002の長押し動作(long pressing action)を提供し得る。システムは短押し動作の各々に対応する多義的な文字と、長押し動作に対応する多義的な語幹とに対応する辞書内における単語を探し出し、また前記入力情報に対応する単語を提案する辞書において探し得るのであり、例えば、最も高い優先度をもつ単語を提案し得る。
本発明の一実施形態によれば、本発明の訂正手順に対応するスクリーン上の任意の場所での、滑り/タップ動作は、それらが以前に記述されたとおりに維持され、そして滑り動作の異なる方法は、単語の入力のために本発明のバーチャル/予め定められた第1キーパッドに提供される滑り動作を複製するものと考えられ得る。任意に、滑り動作の前記異なる方法は、一般的には、後述のとおりに異なる手順をもつ1以上の単一の直線状の滑り動を含む連続的な滑り動作からなるのが好ましい。加えて、いくつかの場合に、第1キーパッドに関係のある滑り動作は、単一の非常に短い滑り動作からなるものと考えられ得る。この方法は論理的な方法であり、ユーザによって容易に採用され得る。当該方法は、今後詳細に記述される。バーチャル/仮想のあらかじめ定められたキーパッドモデル273000を含む図33は、本発明の第1キーパッドとのインタラクトを複製する滑り動作の異なる方法の原則のいくつかを示す。
上述のとおり、所望のキー(例えば、あるいは予め定められた反対方向)へのバーチャルの第1キーパッド273000の文字キーの中心から外れる滑り動作を複製するデバイスに関係する/デバイスの表面(タッチセンサ面)上の任意の場所での非常に短い滑り動作は、前記キーへのタップ動作を複製し得る。例えば短い滑り動作273051、273052、273053および273054の各々の滑り動作はバーチャルキーパッド273000のキー273001、273002、273003、273004でのタップ動作を複製する。
1つの方法によれば、表面(タッチセンサ面)から指/スタイラスペンを除去/持ち上げることなく、非常に短い滑り動作(又は、その逆)と組み合わした/連続した、複合した/複雑な、かかる長い滑り動作が本発明の第1キーパッド273000の2つの文字とインタラクトを複製し得る。より長いラインおよびその軌道は、より短いライン軌道が指すキーパッドの側部での2つの対応するキーとインタラクトすることに対応し得る。例として滑り動作273011は、バーチャルのキーパッドモデル273000のキー273003および273004(例えば、前記キーとインタラクトして)上の想像上の/バーチャルの滑り動作273091を複製する。この例において、長い滑り動作は、ランドスケープ列に左から右までの2つのキーとインタラクトを定義し、および下方を指す軌道(例えば、短い滑り動作)の終点が、システムに、前記行/列キーが最下部列キーであることを知らせる。従って、滑り動作273021はキー273002および273001とインタラクトすることに対応し、滑り動作273022は、キー273001および273002とインタラクトすることに対応し、滑り動作273024はキー273004および273003とインタラクトすることに対応する。また、滑り動作273031は、キー273002および273004とインタラクトすることに対応し、滑り動作273032はキー273003および273001とインタラクトすることに対応し、滑り動作273041はキー273001および273003とインタラクトすることに対応し、滑り動作273042はキー273004および273002とインタラクトすることに対応する。
短いライン及び長いライン並びに短いラインの軌道が、説明のみとして使用されることは注目されなければならない。同じ結果を達成するための軌道の他の形態は、当業者に考慮され得る。例えば軌道が2つの連続的な直線をもつ上述の例において、第1キーパッドの所望の側に向かって終了する長い直線は、同じ目的のために使用され得る。例えば、軌道273011が2つの連続的な直線を有している例において、所望の側273012の方へ曲げられて終了する長い直線/軌道は、同じ目的のために使用され得る。さらに、前記滑り動作をより単純化するために、所望の側273013の方へ終了する曲線/軌道は、同じ目的に使用され得る。
同じ原則は、対角線の軌道に使用され得る。単一の直線の対角線は対応するキーとインタラクトすることを定義するのに十分であり得るが、同じラインが本発明の訂正手順(例えば、第2キーパッドによる)において使用され得る/使用されるので、混乱を回避するためには、第1キーパッドのキーとインタラクトすることに対応する対角線の滑り動作は上述されるような短い滑り動作で終わる長い滑り動作を持ち得る。図33aに示されるように例として軌道273111はキー273004および273001とインタラクトすることに対応する。
従って軌道273112はキー273001及び273004とインタラクトすることに対応する。対角線の滑り動作と共に使用される短い滑り動作の方向は長い対角線の滑り動作以外の任意の方向であり得る。
例えば滑り動作273113および273114はキーパッド273000の同じキー273003および273002とインタラクトすることに対応し得る。
ユーザが第1キーパッド273000のキーと二回以上インタラクトすることを複製する、滑り動作を提供する場合、
インタラクションに同じ側の2つのキーに提供される場合、前記滑り動作は、上述のとおりキーパッドの対応する側を示す連続的な追加の短い滑り動作で終わるべきである。例えば滑り動作273117はキー273002、273001、2731002とインタラクトすることに対応する。
第1キーパッドのキーと二度以上インタラクトすることに対応する他の滑り動作は、追加の連続的な短い滑り動作を含む必要がない可能性がある。
例えば、滑り動作273118は、図273のキーパッドモデル273000のキー273002、27303、273002上の仮想の/バーチャルの滑り動作273095を複製する。従って、長い滑り動作と短い滑り動作とをもつ滑り動作273116は、キー273002及び273001とのインタラクトすることに対応する一方で二つの長い連続した直線状の滑り動作を有する滑り動作273116はキー273004、273003、273001とインタラクトすることに対応する。キー27304、273003、273001とインタラクトすることに対応し、一方長い滑り動作と短い滑り動作とをもつ滑り動作273115は、キー273002及び273001とインタラクトすることに対応する。
「this is a test(これはテストである)」という文を入力するために例のように記載されるとおりの本発明の第1及び第2キーパッドに対応する滑り動作の原則を考慮することにより、ユーザは最初に単語「this」(例えば、滑り動作の軌道はキーパッドモデル273000のキー273002、273001、273004、273003上の滑り動作を複製する)に対応する滑り動作273121をまず提供し得る。その後、ユーザは、「is」という単語に対応する、滑り動作273122を提供し得る。その後、ユーザは、システムに文字「a」を提案せしめるキーパッド273000のキー273002への単一の押し動作に対応する、短い滑り動作273122を提供し得る。ユーザは、ついで、「rest」という単語に対応する、滑り動作273124を提供し得る。
これはユーザが入力することを望んだ単語ではない。ユーザは、直線状の滑り動作(例えば、追加の短い滑り動作のない)に下方への滑り動作273125を提供することにより、発明の訂正手順を処理する。記載されたとおりの原則に基づいて、システムは、ユーザによって提供される、単一の長い滑り動作が本発明の訂正手順に対応し、文字「tuv」を含む本発明の第2キーパッドのキーとインタラクトすることを複製することを理解している/知っている。本発明の訂正手順の原則に基づいて、システムは、「rest」という単語を「test」という単語に取り替える。明らかに、各々の前記単語の入力の間で、ユーザは空白文字を入力し得る。その目的のために、表面の任意の場所での右側への非常に短い滑り動作273126は空白文字に対応し得る。従って、表面の任意の場所での左側への非常に短い滑り動作273127は、バックスペース機能に対応し得る。
辞書の単語が、対応するいくつかの滑り動作を提供することにより入力され得ることは再び注目されなければならず、この場合ユーザは前記滑り動作のおのおのを提供した後、前記表面からユーザの指を持ち上げ/取り除くことができる。単語の入力に対応する滑り動作をすべて提供した後に、ユーザは、空白文字のような単語の終了信号信号を提供し得る。当該単語の終了信号の後に提供される滑り動作は、単語を予想する/提案するために、前記単語の終了信号の前に提供される、滑り動作とペアみ合わされない。例として、上記例では、単語「this」を入力するための(複雑な)滑り動作273121の代わりに、ユーザは、同一の単語を提供するために、2つ別個の滑り動作273141(例えば、キー273002および273001とインタラクトすることに対応する)および273142(例えば、キー273004および273003とインタラクトすることに対応する)を提供し得る。
本明細書で記載した原則に由来する他の追加の滑りについての規則は、単語入力を単純化するか、又は加速するために考慮され得る。例えば、複合的な/複雑な滑り動作のうちの1つの、最初に、中間に、あるいは終わりに、多くの短い滑り動作(例えば1以上)の提供(例えば、上述されたとおり)は、その配置で表わされた対応するキーによる短い滑り動作の回数と等しい回数だけインタラクトすることに対応する。例として滑り動作273115はキー273002、273001とインタラクトすることに対応し得るのであり(例えば単語「me」に対応する)滑り動作273171は、キー273002、273002、273001とインタラクトすることに対応する(例えば、単語「are」に対応する)。従って、滑り動作273181は、キー273002、273001、273001(例えば単語「the」に対応する)とインタラクトすることに対応し得る。
好ましくは、本発明の第1キーパッドの4つの文字キーのみを有する(例えば、キーの2×2のアレイを形成する)間に、単語の入力のために滑り動作を使用することは、完全なQWERTYキーボードなどの多数のキーを使用して、滑り動作の方法を超える大きな長所を有する。本発明のデータ・入力・システムのユーザは、容易に盲目的に互いに関係のある前記4つの文字キーの配置を思い出すことができる。加えて、滑り動作は前記対応する表面(タッチセンサ面)上の殆ど任意の場所に提供されるが、前記単純なキーパッドは、システムが、対応するキーのインタラクトを容易に認識することを可能にする、単純な滑り動作を必要とする。
本発明の第1及び第2キーパッドを用いたデータ・入力・システムの他の特徴も、本発明の滑りシステムを介して複製され得ることは注目されなければならない。
例えば、ユーザは第1キーパッドのキーとのインタラクトの複製に対応する短い滑り動作を提供し得るのであるが、少なくとも予め定められた時間間隔の間、表面(タッチセンサ面)から自らの指/スタイラスペンを持ち上げない/除去しないのであり、これにより、システムは、対応するモードのインスタンス/手順(例えば「TEXT」、「ARITH」など)に入らせる。第1キーパッドの4つのキーに対応する4つの対角線方向及びそれらの対応するモードインスタンスに加えて、スクリーン上での上向きの短い滑りおよび保持動作並びにスクリーン上での下向きの短い滑りおよび下方への保持動作は、追加の異なるモードインスタンスに対応し得る。
上述したように、所望のキーに向かう図33のキーパッド273000などのバーチャルの第1キーパッドの文字キーの中心から外れる、滑り動作を複製するデバイスに関係する表面(例えば、タッチセンサ面)上の任意の配置に対する非常に短い滑り動作は、前記キーへのタップ動作を複製し得る。 本発明の一実施形態によれば、前記方法は本発明の第1キーパッドの任意の対応するキーの配置を定義するために使用され得る。図34は、例として、デバイスのスクリーン274000上に提供される、短い滑り動作274008を示す。前記滑り動作は、図33のキーパッド273000のキー273002に対応する。かかる滑り動作の提供は、スクリーン2740010上のバーチャルのキーパッド273000を複製する動的なキーパッド274000を定義するためにシステムに通知し得るのであり、この場合、動的なキーパッドのキー274002の配置が、前記短い滑り動作のまわりの領域(あらかじめ定められた大きさの領域)であり、そのことに基づいてシステムが動的なキーパッドの他のキーの配置を定義することに基づいている。この例において、システムは、それゆえに文字キー274001〜274004を定義した。1つの方法によれば、右キー274002および274004(例えば、領域274006、274016、274026)の外側の中間線274050の右側の領域を押す/タップすると、前記タップ動作は、第1キーパッド274000のスペースキーなどの少なくとも追加のキーとのインタラクトとして解釈され得る(例えば、(スペース)キーは本出願での様々な図に示されている)。従ってユーザが、左のキー274001および274003(例えば、領域274005、274015、274025)の外側の中間線274050の左側の領域でユーザが押す/タップすると、当該タップ動作は、第1キーパッド274000のバックスペースなどの少なくとも追加のキーとインタラクトすると解釈され得る(例えば、(バックスペース)キーは本出願での様々な図に示されている)。
システムが本発明の動的な第1キーパッドを定義した後、動的なキーにタップ動作を提供することにより、ユーザはそのキーとインタラクトし続け得ることは注目されなければならない。
明らかに、ユーザが表面上の任意の配置で短い滑り動作の調整を提供する都度、システムは動的なキーパッドを再度調整する。明らかに、上記に定義されている/記載されているとおりの動的なキーパッドは、あくまでも例として示されている。動的なキーパッドの他の形態が示唆され得る。例えば、ユーザによって提供される、短い滑り動作の配置に基づいて、右キーの配置を定義し得るのであり、左のキーは、スクリーン上の同じ水平部上の任意の配置に存在し得る。この場合/例において、スペースキーは2つの右キーの下側にあると定義され得るものであり、バックスペースキーは左の2つのキーなどの下側にあると定義され得る。
別の方法によれば、ユーザは、ユーザが望むような/ユーザが望むキーパッドの各側の動的なキーの配置を定義することができる。この目的のために、例として、ユーザは、キーパッドの各側の各ペアのキーのために短い滑り動作の調整を提供し得る。図34aは例として、表面2741000の各側部でユーザによって提供される2つの短い滑り動作2741008および274100を示し、前記短い滑り動作は、独立して本発明の動的なキーパッドの対応する側部の動的なキーを定義する。
第1および第2キーパッドを示す/非表示が、ユーザによって例えば任意に決定され得ることは注目されなければならない。
この特許出願において、第1及び少なくとも第2キーパッド、タップ及び/又は滑り動作などの異なる手段並びに方法が、前記第1セットの入力信号並びに前記少なくとも1つの追加の/第2セットの入力信号に対応する入力信号を提供するために記載されるが、明らかに、他の手段および方法が、当業者によって同じ目的のために使用され得ることは注目されなければならない。
一実施形態によれば、単語の(例えば、完成していない)入力中に、ユーザは、所望の単語の最初の文字に対応するように、前記部分を訂正するための訂正手順に進み得るのであり、その結果、ユーザが単語の残りの文字を入力し続ける場合、単語の少なくとも前記最初の部分はスクリーン上で変動しない(例えば、変わらない)。1つの方法によれば、例えば多義的な単語に対応する第1キーパッド上で提供される押し動作中に、ユーザは第2キーパッドのキーとのインタラクションを提供し得るのであり、その結果システムが提案するであろう(例えば間違った単語が提案される前)単語の訂正に対応する付加的な入力情報を提供する。
一実施形態によれば、第2キーパッドの対応するキーを押すことにより前記文字を変更するために、ユーザは提案された単語の任意の文字の後にカーソルを置き得る。カーソルが文字(例えば、前記単語の最後の文字の後に予め定めるのが好ましい)の前記単語/文字のチェーンの終端におけるなど前記単語に関連する予め定められた場所に配置づけると、訂正手順(例えば、提案された単語を訂正する/変更するための第2キーパッドのキーに対する押し動作)が可能であることは注目されなければならない。これは、(例えば、所望でない)単語をシステムが提案する直後、または所望でない単語を受理し、その後に、(所望でない)単語の終端で例えばカーソルの配置を変えることによって訂正手順を進めることを可能にする。
この発明者によって出願された、いくつかの特許出願では、多くの特徴および方法がモバイルの環境へのデータ・入力の容易さおよび速度を改善すると記載されたことは注目されなければならない。明らかに、多くの場合、それらの方法と特徴は別々に使用され得るか、またはペアみ合わせて使用され得る。
本発明のデータ・入力・システムの異なる実施形態、方法、特徴などを説明するために、例として第1および第2キーパッドが示されることは注目されなければならない。任意に、前記キーパッドは、任意の形態を有する任意の数のキー、任意のキーの形態、それらのキー上の記号の任意の構成、任意のタイプのキー(硬い、柔らかい、オン−スクリーン、領域など)、任意のタッチセンサ面を有し得る。これらに限定することではないがタッチセンサ表面を含む任意の形の表面を用いるシステムは、異なる入力信号を提供するために、予め定められたインタラクトの異なるタイプを可能にするように設計され得る。また、システムの記号は、任意の(例えば、恣意的な)カテゴリに基づいて、任意の数のグループにグループ化され、これらのグループ分けの全ては、本発明のデータ・入力・システムの原則を尊重することにより行われる。
本発明の第2キーパッドの少なくともキーの配列が、この特許出願に示されたものと異なり得ること、この特許出願に記載されていることは注目されなければならない。前記キーは、ユーザによって提供する、対応する滑り動作を介して、システムによるって意図されたキーのインタラクションの認識を容易にするように配列されるのが好ましい。
本発明の一実施形態によれば、例えばタッチセンサ面上に滑り動作を提供している間、ユーザは、少なくとも予め定義された時間間隔の間は前記表面上で前記指を動かさず、その直後に、前記表面からユーザが自らの指を除去するとき、システムは前記滑り動作を考慮せず、かつ任意に前記滑り動作に関して何らの動作を提供しない。
第2キーパッドのキーとのインタラクトに対応する滑り動作が一般的に示され、かつ電話型キーパッドのセンター・キー(例えば、数字5が割り当てられたキー)から外れるか、又は終了するように記載される。明らかに、任意のタイプの滑り動作、他のキーから外れるか、または終了することは、本発明の第2キーパッドの異なる対応するキーとのインタラクトを予め定められたとおりに複製すると考えられ得る。
少なくとも1つの言語のアルファベット及びその文字及び/又はその特殊文字の実質的にすべてを多義的に、数個のキーを有する第1キーパッドの4つのキーに割り当て、前記4つのキーが2つの欄を形成し、おのおのの欄が前記キーのうちの2つを含み、また1本の指によってそれらを使用するか又は異なるユーザの親指と共に、各々の前記カラムを使用すること、さらに、少なくとも1つの言語及び/又はその特殊文字の少なくとも1つの英数字の文字の実質的にすべてを、多義的に、主として親指(例えばモードインスタンス)の下の第1キーパッドの前記数個のキーの1つを押すこととペアみ合わされる表面上の任意の場所での滑り/タップ動作に割り当てることは、ユーザが非常に速く目視せず、豊富なテキスト・入力のような容易な完全なデータ・入力を可能にする。さらに追加的に、ユーザがそのように意図する時、上述されるように、システムは、マウスの機能性に自動的にユーザの滑り/タップ動作を関連づけるように設計され得る。
任意に、前記4つのキーのおのおのの側で1つ又は2つのきーなどのいくつかのキーが提供され得るのであり、特殊記号の追加のグループに割り当てられた多くのモードキーを提供するために使用されるか、あるいはマウスキーとして使用される。好ましくは、前記4つのキーは互いに接近しており、前記多くのキーが前記4つのキーからより離間した距離にあり得る。前記文字キーが、例えばデバイスの2つの側のおのおのの上の2つの文字キーに加えて分割キーであるとき、
第1キーパッドは、各側で4つのキーを有している標準的なゲーム・デバイス・インタフェースとの類似するものに対して各々の前記側でさらに2つ以上のキーを有し得る。
本発明のデータ・入力・システムは、それらにイタリア語、アラビア語、朝鮮語、のようなアルファベット文字を有する任意の言語、および中国語と日本語のような音声記号を有しているもののような任意の言語にテキストを入力するために使用されてもよい。本出願の全体にわたって記述されるような文字の代わりに、テキストを入力するために音声記号を用いる言語において、前記音声記号は、詳細に記載されたとおりの記号の分布の原則を尊重することによって本発明の第1および少なくとも1つの追加の/第2キーパッドのキーに割り当てられ得る。
本発明のいくつかの実施形態によれば、少なくとも第2キーパッドに関する滑り/タップ動作は空間/空中で提供され得る。前記滑り動作を認識するために、システムはカメラなどの適切な検知および受信手段が備えられ得る。
タッチパッドを有するマウスは、ラップトップ・コンピューターの重要な特徴である。マウスタッチセンサパッドはユーザー・フレンドリーであるが、タッチセンサパッドを使用する場合、少なくとも1つの大きな問題がある。マウスタッチセンサパッドとの僅かな接触でさえ、タッチセンサパッドは意図しないマウス(例えば、ナビゲーティング)手順を提供し得る。例えば、ユーザは何度もコンピュータキーボード上にタイプしながら、自らの手は、望まれないインタラクトを引き起こすマウスタッチセンサパッドに触れ得る。HPなどのコンピューター・メーカーは、マウスを非アクティブ化するか脱アクティブ化するように、その種のマウス内にスイッチング・ボタンを提供した。明らかに、そのようなスイッチング動作は、ユーザにとって不快である。
本発明の一実施形態によれば、マウスセキュリティ手段は、そのようなタイプのマウスを有するコンピュータに一体化される/取り付けられる可能性があり、それによってコンピュータシステムは、ユーザがそれを意図しない場合、前記マウスの意図しないアクティブ化を回避する。本発明の一実施形態によれば、ユーザがマウス・タッチパッドを使用する場合にユーザの手のひらと(自然に)インタラクトする入力受信手段は、前記コンピュータ内に配置される/一体化される可能性がある。そのような手段の配置および形態は、例えば、ユーザがタイプ中にコンピュータに手に置く場合、前記手段はユーザの手の一部(手)とインタラクトしない(例えば、(自然に)触れられない)。
好ましい実施形態によれば、マウスセキュリティ手段は、キーボード及び/又はマウス・タッチパッドが配置する前面の下の側部(例えば、対角、垂直)表面上に配置される狭く、長いタッチセンサ面の形態である。図35aは、例として、キーボード351011およびマウスをもつラップトップ・コンピューター351010を示す。マウスをもつシステム351016はタッチセンサパッド351012およびマウスボタン351017を有する。マウスタッチセンサパッド351012に加えて、前記マウスシステムも、上述のとおりの原則に基づくマウスセキュリティ手段として使用される追加のタッチセンサパッド351018を含む。
図35bに示されるように、ユーザがコンピュータ351010上に手に置いて前記マウスタッチセンサパッド351012を使用する(例えば、ユーザの指351027とインタラクトする)場合、一般的にユーザの手のひら351029は、自然に、前記マウス・セキュリティ・タッチセンサパッド351018とインタラクトし/接触し、この例においてマウス・セキュリティ・タッチセンサパッド351018は、好ましくは、マウス・ナビゲーティング・パッド351012の下のデバイス351010の側部側351013に配置づけられる(例えば、マウスの下のデバイスの側部が前面側に関連して垂直状または対角線状であり得る)。マウス・セキュリティタッチセンサパッド351018及びマウス・ナビゲーション・タッチセンサパッド351012の両方からの接触入力は、同時に受け取ることによって、マウスタッチセンサパッド351012とのインタラクトが意図的に提供されることを理解し、前記マウスインターアクションを考慮し、対応するマウス機能を提供する。
一方、図35cに示されるように、ユーザがキーボード351011を使用する場合(例えば、インタラクトするか、あるいはタイプする)、ユーザの手のひら351034および351035は、一般的に前記マウス・セキュリティ・パッド351018とインタラクトしない(例えば、上述のとおり、この例では、セキュリティ・タッチセンサパッド351018は、好ましくは、デバイス351010の垂直部側351013に配置づけられる)、それゆえユーザの手でさえ誤ってマウスパッド351012とインタラクトすることさえある。ユーザの手が、マウスセキュリティータッチパッド351018とインターラクト(同時に)しないためである。すなわち、システムは、マウスタッチセンサパッド351012によりユーザによって提供されるインターアクションが誤って提供されたと理解し、したがって、システムは、マウスタッチセンサパッド351012とのインターアクションを考慮しない。
図35a〜35cに示されるように、セキュリティ・タッチセンサパッド351018は、左利きおよび右利きの両方の人がその実行から利益を得ることを可能にするように、好ましくはやや長い形態を有し得る。明らかに、タッチセンサセキュリティーパッドの代わりに、ユーザの手のひらの配置を検知することができる他の任意の入力手段は、当業者によって考慮され得る。例えば、前記タッチセンサパッドの代わりに、マウスシステムは(例えば、やや長い)光学的入力手段などを含み得る。
正に記載された通りのラップトップに関するマウス・セキュリティー・システムの原則は、他のデバイスにおいて実行されるように一般化され得る。
前記原則は、次のものを含んでいる:
-前記デバイスの第1のあらかじめ定められた手段がユーザの指とインタラクトする場合、ユーザの手の他の部分がデバイス本体の他のあらかじめ定められた場所とインタラクトするかどうかを定義することを検討する。
-前記デバイスの第2のあらかじめ定められた手段がユーザの指とインタラクトする時、ユーザの手の他の部分が前記デバイスの本体の他の予め定めだれた場所とインタラクトするかどうかを定義することを検討する。
-前記第1および第2の予め定められた手段の両方とのインタラクトの間に前記あらかじめ定められた場所がユーザの手の他の部分によってインタラクトしない場合、前記デバイスの前記予め定められた配置上で/前記デバイスの前記予め定められた配置に対してタッチセンサ手段を実行する。
したがって、代替の実施形態に適用されるような本発明の基本的な新規な特徴が示され、記載され、指摘されたが、種々の省略および置換並びに開示された本発明の形態及び詳細における変更が、発明の精神から逸脱せずに当業者によってなされ得ることが理解される。それゆえ、ここに添付された特許請求の範囲の範囲によって示されるとおりにのみに限定されるべきことが意図される。図面が必ずしも一定の縮尺で引かれるものではなく、本来概念にすぎないことが理解される。