JP2011526066A - 混合光を含むソリッドステート照明デバイス - Google Patents

混合光を含むソリッドステート照明デバイス Download PDF

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Abstract

ソリッドステート照明装置は、少なくとも第1LEDと第2LEDとを含む複数の発光ダイオード(LED)を備える。第1LEDと第2LEDの色度は、これらLEDのペアからの光を混合することによって生じる混合光がほぼターゲット色度を有するように選択される。第1LEDは、可視スペクトルのうちの青色部分内の光を発光する第1LEDチップ(43)と、第1LEDチップによって発光される青色光に応答し、赤色光を発光する蛍光体(44)とを含む。第2LEDは、1931CIE色度図のプランク軌跡(106)よりも上にあるカラーポイントを有する光を発光し、特に黄色−緑色、緑みを帯びた黄色、または緑色色相を有することができる。

Description

(関連出願とのクロスレファレンス)
本願は、「ソリッドステート照明デバイスおよび方法」(発明者:ジョン・ロバーツ)を発明の名称とし、2008年6月25日に出願された米国仮特許出願第61/075,513号に基づく利益と優先権を主張するものである。本願は、「照明デバイスおよび照明方法」(発明者:ジェラルド・H・ネグレーおよびアントニー・ポール・バン・デ・ヴェン)を発明の名称とし、2006年8月18日に出願された米国仮特許出願第60/792,859号、「照明デバイスおよび照明方法」(発明者:ジェラルド・H・ネグレーおよびアントニー・ポール・バン・デ・ヴェン)を発明の名称とし、2006年8月20日に出願された米国仮特許出願第60/793,524号、「照明デバイスおよび照明方法」(発明者:ジェラルド・H・ネグレーおよびアントニー・ポール・バン・デ・ヴェン)を発明の名称とし、2006年12月1日に出願された米国仮特許出願第60/868,134号に基づく利益を主張する、「照明デバイスおよび照明方法」を発明の名称とし、2007年4月18日に出願された米国特許出願第11/736,761号の一部継続出願である。本願は、「照明デバイスおよび照明方法」(発明者:ジェラルド・H・ネグレーおよびアントニー・ポール・バン・デ・ヴェン)を発明の名称とし、2006年12月1日に出願された米国仮特許出願第60/868,134号に基づく利益を主張する、「照明デバイスおよび照明方法」を発明の名称とし、2007年11月30日に出願された米国特許出願第11/948,021号の一部継続出願である。上記引用した米国特許出願の各々の開示内容全体を本明細書で参考例として援用する。
(発明の分野)
本発明は、ソリッドステート照明に関し、より詳細には、一般的照明のためのソリッドステート照明システムに関する。
(背景)
多くの照明用途のためにソリッドステート照明デバイスが使用されている。例えば建築および/またはアクセント照明における直接照明源としてこれまで例えばソリッドステート照明デバイスのアレイを含むソリッドステート照明パネルが、使用されている。ソリッドステート照明デバイスは、例えば1つ以上の発光ダイオードチップを含むパッケージされた発光デバイス(LED)を含むことができる。無機LEDは一般にp−n接合を形成する半導体層を含み、有機発光層を含む有機LED(OLED)は、別のタイプのソリッドステート発光デバイスとなっている。一般的に、ソリッドステート発光デバイスは、発光層または発光領域における電子キャリア、すなわち電子とホールとの再結合により光を発生する。LEDチップまたはダイスは、多くの異なる用途に対し、多くの異なる方法で実装できる。例えば保護、波長変換、合焦、分散/散乱などのためにLEDチップをヘッダーに実装し、閉じ込めることができる。LEDチップはPCBのようなサブマウントに直接実装し、例えば電気泳動またはその他の技術により蛍光体で直接コーティングできる。従って、本明細書で使用するような「発光ダイオード」または「LED」なる用語は、蛍光体でコーティングされるかまたは他の方法で蛍光体が設けられたLEDチップを含むLEDチップを意味することができるか、またはパッケージされたデバイス、例えばLEDチップを含む、このLEDチップのための電気コンタクト、主要光学系、放熱および/または他の機能的特徴を提供するパッケージされたデバイスを意味し得る。
ソリッドステート照明パネルは、小型液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイスクリーン、例えばポータブル電子デバイスで使用されるLCDディスプレイスクリーンのためのバックライトとして一般に使用されている。更に屋内照明または屋外照明のような一般的照明のためにソリッドステート照明パネルを使用することに対する関心が高まっている。かかる用途のために、照明デバイスによって照明される物体が、より自然なカラーを有するように見えるよう、高い色調指数(CRI)を有する白色光を照明デバイスが発生することが一般に望まれている。これと対照的に、低いCRIを有する光は、照明された物体が洗出し像または不自然な外観を有するようにし得る。
より大規模な照明用途に対しては、照明システムを形成するように、例えば一次元または二次元アレイに多数のソリッドステート照明パネルを1つに接続できる。しかしながら不幸なことに、照明システムによって発生される白色光の色相は、パネルごとに、および/または照明デバイスでも変わり得る。かかるばらつきは、異なるLEDからの発光強度のばらつき、および/または照明デバイス内、および/またはパネル上でのLEDの設置位置のばらつきを含む多数の要因から生じ得る。従って、パネルが異なっていても一貫した白色光の色相を発生できるマルチパネル照明システムを構築するには、多数のパネルによって発生される光の色相および飽和度、または色度を測定し、かつマルチパネル照明システムで使用するために色度が比較的近くなっているパネルのサブセットを選択することが望ましい。この結果、製造プロセスにおける歩留まりが低下し、および/または在庫コストが高くなり得る。
しかしながら、最初の製造時にソリッドステート照明パネルが一貫した所望する色相の光を有していたとしても、パネル内のソリッドステートデバイスの色相および/または明るさが時間と共に、および/または温度変化の結果として不均一に変動することがあり、このことにより、複数のパネルから構成された照明パネルの全体のカラーポイントが時間と共に変化し、および/またはその結果照明パネル全体のカラーの不均一性が生じ得る。更に、ユーザーは照明パネルの所望する色相および/または明るさレベルを提供するよう、照明パネルの光出力特性を変えたいことがある。
ソリッドステート照明源は、一般的照明のための従来の照明源よりも多数の利点を有し得る。例えば従来の白熱スポットライトは、約180平方cm(30平方インチ)の開口部から光を投影する150ワットのランプを含むことができる。従って、この光源は、約6平方cm(1平方インチ)当たり約5ワットのパワーを散逸し得る。かかる光源は、1ワット当たりわずか約10ルーメンの発光効率しか有することができない。このことは、所定の面積で光を発生する能力に関し、かかる光源は比較的小さい空間で、約6平方cm(1平方インチ)当たり約50ルーメンを発生することを意味する。
従来の白熱スポットライトは、比較的明るい指向性の高い光の光源となっている。しかしながら、白熱スポットライトは小面積しか照明できない。従って、白熱スポットライトの光出力が比較的高くても、白熱スポットライトは例えば部屋の照明のような一般的照明に適しているとは言えない。従って、これらスポットライトは、屋内で使用されるとき、アクセント照明またはフィルイン照明用途のために確保されている。
他方、蛍光灯は、全体的照明により適した態様で光を発生する。蛍光灯は、直線状の光源に近似しており、この光源の近くでは照明光は、1/r(ここでrは光源からの距離である)に比例して減少する。更に、蛍光光源は平面状の光源に近似するようにパネル内に一般にグループ状に設置される。このようにすることは、一般的照明および/または他の目的のためにより有効となり得る。その理由は、平面状の光源によって発生される光の強度は、ポイント光源または直線状の光源の強度のように光源の近くで急に低下することがないからである。
蛍光灯パネルの分散された性質およびその照明に対する適性によって、蛍光灯パネルは、一般的照明用途のためのポピュラーな選択案となっている。しかしながら、蛍光灯の光はわずかに青みを帯びて見え、および/または演色特性が不良となり得る。更に、蛍光灯は成分として水銀を含む場合があるので、環境上の問題を生じさせ得る。
(概要)
一部の実施形態に係わるソリッドステート照明装置は、少なくとも第1LEDと第2LEDとを含む複数の発光ダイオード(LED)を備える。第1LEDと第2LEDの色度は、これらLEDのペアからの光を混合することによって生じる混合光がほぼターゲット色度を有するように選択される。第1LEDは、可視スペクトルのうちの青色または緑色部分内の光を発光する第1LEDチップと、第1LEDチップによって発光される光に応答し、赤色光を発光する蛍光体とを含むことができる。第2LEDは、1931CIE色度図のプランク軌跡よりも上にあるカラーポイントを有する光を発光し、特に黄色−緑色、緑みを帯びた黄色、または緑色色相を有することができる。
第2LEDのカラーポイントは、プランク軌跡上の任意の点からの10段階マッカダム楕円の外に位置できる。したがって、第2LEDのカラーポイントは、非白色光のように見える。
一部の実施形態では、第1LEDチップは、約400nm〜約465nmまでの主要波長を有し、実質的に飽和した光を発光する第2LEDチップを含むことができる。
第1LEDと蛍光体によって発光される混合光のカラーポイントと第2LEDによって発光される光のカラーポイントとの間の1931CIE色度図上の線分は、約2500度ケルビンと4500度ケルビンの間でプランク軌跡に交差することができる。
第2LEDは、可視スペクトルのうちの青色部分内の飽和した光を発光する第2LEDチップを備え、更に前記第2LEDチップによって発光された光を受光し、これに応答して黄色光を発光するようになっている第2蛍光体を含むことができる。
第2LEDは、約500nm〜550nmまでの主要波長を有する可視スペクトルのうちの緑色部分内の実質的に飽和した光を発光する第2LEDチップを含むことができる。
一部の実施形態では、第2LEDは、可視スペクトルのうちの青色部分内の飽和した光を発光する第2LEDチップを備え、更に前記第2LEDチップによって発光された光を受光し、これに応答して黄色光を発光するようになっている第2蛍光体を含むことができる。第2LEDチップは、約430nm〜約470nmまでの主要波長を有することができ、第2蛍光体は、約550nm〜約590nmまでの主要波長を有する光を発光できる。
一部の実施形態では、第1LEDチップは、約500nm〜約550nmまでの可視スペクトルのうちの緑色部分内に主要波長を有することができ、第2LEDは、第2LEDチップが発光した光に応答して黄色光を発光する第2蛍光体を更に含むことができる。
一部の実施形態では、第2LEDチップは、約440nm〜約460nmまでの主要波長を有することができ、第2LEDは更に第2LEDチップが発光した光に応答して約550nmから590nmまでの主要波を有する光を発光する第2蛍光体を含むことができる。
第2LEDチップおよび第2蛍光体によって発生される混合光は、追加光がない場合、第1線分、第2線分、第3線分、第4線分および第5線分によって囲まれた1931CIE色度図内に存在し得るあるポイントを定める、x、yカラー座標を有する光のサブ混合光を発生し、前記第1線分は、第1ポイントを第2ポイントに接続し、前記第2線分は、前記第2ポイントを第3ポイントに接続し、前記第3線分は、前記第3ポイントを第4ポイントに接続し、前記第4線分は、前記第4ポイントを第5ポイントに接続し、前記第5線分は、前記第5ポイントを前記第1ポイントに接続し、前記第1ポイントは、0.32のx座標および0.40のy座標を有し、前記第2ポイントは、0.36のx座標および0.48のy座標を有し、前記第3ポイントは、0.43のx座標および0.45のy座標を有し、前記第4ポイントは、0.42のx座標および0.42のy座標を有し、前記第5ポイントは、0.36のx座標および0.38のy座標を有する。
ソリッドステート照明装置は、可視スペクトルのうちの青色部分または緑色部分内の光を発光し、第1LEDの主要波長よりも少なくとも約10nm長い主要波長を有する第3LEDを更に含むことができる。
一部の実施形態では、第3LEDは、第1LEDの主要波長よりも少なくとも約20nm長くできる主要波長を有することができる。
ソリッドステート照明装置は、可視スペクトルのうちの赤色部分内の光を発光する第3LEDを更に含むことができる。
ソリッドステート照明装置は、複数の第1LEDと複数の第2LEDとを更に備え、前記第1LEDと前記第2LEDとは、平面状の基板上に配置されており、この平面状の基板の上で第2LEDは、第1LEDの間に散在されている。
ソリッドステート照明装置は、複数の第1LEDと複数の第2LEDとを更に備え、第1LEDと前記第2LEDとは、これらLEDのそれぞれのメタメリックペア内に配置されており、LEDのそれぞれのメタメリックペアの各々によって発光される光は、ほぼターゲット色度を有する。
第1LEDチップは、約430nm〜約470nmまでの主要波長を有することができ、蛍光体は、第1LEDチップが発光した光に応答して約600nmから630nmまでの主要波を有する光を発光できる。
一部の実施形態に係わるソリッドステート照明装置は、複数の発光ダイオード(LED)を含む。複数のLEDは、LEDのメタメリックペアを含むことができ、メタメリックペアのLEDの色度は、メタメリックペアのLEDの各々からの光を混合することによって生じる混合光が、ほぼターゲット色度を有する光を含むよう選択されている。一部の実施形態では、メタメリックペアは、可視スペクトルのうちの青色部分内の光を発光する第1LEDチップおよび第1LEDチップが発光した青色光に応答し、赤色光を発光する蛍光体を含む第1LEDと可視スペクトル内の緑色光を発光する第2LEDとを含む。
別の実施形態に係わるソリッドステート照明装置は、少なくとも第1LEDおよび第2LEDを含む複数の発光ダイオード(LED)を備える。LEDのペアからの光を混合することによって生じる混合光がほぼターゲット色度を有することができる。第1LEDは、可視光のうちの青色部分または緑色部分内の光を発光する第1LEDチップを含むことができ、更に第1LEDチップによって発光された光に応答し、赤色光を発光する蛍光体を含み、第1LEDチップおよび蛍光体の混合光は、第1カラーポイントを有することができる。第2LEDは、第2カラーポイントを有する光を発光し、第1カラーポイントと第2カラーポイントとの間の1931CIE色度図上の線分は、約2500ケルビンと4500ケルビンの間でプランク軌跡に交差する。
本願を更に理解できるようにするために添付され、本願の一部で援用され、かつ本願の一部を構成する添付図面は、本発明の所定の実施形態を示す。
プランク軌跡の位置を示す1931CIE色度図のグラフである。
プランク軌跡より上の色度領域が示されている、1931CIE色度図のグラフである。
ソリッドステート照明デバイスのスペクトル分布のグラフである。
一部の実施形態に係わる直線状照明モジュールの形態をしたソリッドステート照明デバイスの平面図である。
図4Aの直線状照明モジュールの横断面図である。
一部の実施形態に係わるパッケージされた発光ダイオード横断面図である。
別の実施形態に係わる直線状照明モジュールの横断面図である。
一部の実施形態に係わる、一部が組み立てられた直線状照明モジュールの平面図である。
一部の実施形態に係わる、直線状照明モジュールの切り欠き斜視図である。
固定具内に実装された複数の直線状照明モジュールを示す斜視図である。
固定具内に実装された複数の直線状照明モジュールを示す平面図である。
別の実施形態に係わるソリッドステート照明装置を示す。 別の実施形態に係わるソリッドステート照明装置を示す。
一部の実施形態に係わるソリッドステート照明装置内のLEDの相互接続を示す回路図である。
一部の実施形態に係わる照明装置内のLEDの組み合わせを示す、1931CIE色度図である。
一部の実施形態に係わる照明装置内のLEDの組み合わせを示す、1931CIE色度図である。
別の実施形態に係わるソリッドステート照明装置の一部を示す。
ビンの位置および発生軌跡を含む二次元色度空間の一部を示す。
一部の実施形態に係わる直線状照明モジュール上の種々のタイプのLEDの設置を示す。
一般的に白色と見なされる光の黒体放射線カーブおよび関連する色温度(CCT)の区画を含む二次元色度空間の一部を示す。
次に、本発明の実施形態を示す添付図面を更に参照し、以下、本発明の実施形態についてより詳細に説明する。しかしながら、本発明は異なる多くの形態でも実施でき、本明細書に掲載されている実施形態だけに限定されると見なすべきではない。逆に、これら実施形態は発明の開示が完全となるように記載したものであり、当業者に発明の範囲を完全に伝えるものである。種々の図面にわたり、同様な番号は同様な要素を示す。
本明細書において、種々の要素を記述するのに第1、第2などの用語を使用するが、これら要素はこれら用語によって限定すべきでないと理解できよう。これら用語は、ある要素を別の要素から区別するのに使用したにすぎない。例えば本発明の範囲から逸脱することなく、第1要素を第2要素と称することもできるし、同様に第2要素を第1要素と称することもできる。本明細書で使用するような「および/または」なる用語は、記載した関連するアイテムのうちのいずれか、およびこれらの1つ以上のすべての組み合わせを含む。
層、領域または基板のような要素が別の要素の「上に」存在するか、または別の要素の「上まで」延びると記載されているとき、この要素は別の要素の上に直接存在するか、または別の要素まで直接延びることができるか、または両者の間に介在するような要素も存在し得ると理解できよう。これと対照的に、ある要素が別の要素の「上に直接」存在するか、または別の要素の「上まで直接」延びると記載されているときには、介在する要素は存在しない。ある要素が別の要素に「接続されている」か、まで「結合されている」と記載されているとき、この要素は他の要素に直接接続または結合することができるか、または介在要素が存在し得る。これと対照的に、ある要素が別の要素に「直接接続されている」か、または別の要素に「直接結合されている」と記載されているときには、介在要素は存在しない。
本明細書では、相対的な関係を示す用語、例えば「下方」または「上方」または「上部」または「下部」または「水平」または「垂直」または「前方」または「後方」なる用語は、図面に示されるような、ある要素、層または領域の別の要素、層または領域に対する関係を記述するのに使用できる。これら用語は、図面に示されている配向の他に、デバイスの異なる配向も含むことを意図することが理解できよう。
本明細書で使用する用語は、特定の実施形態を記述する目的のためのものにすぎず、発明を限定するものではない。本発明で使用されているような「ある」、「1つの」および「その」なる単数の形態は、文脈が明瞭に単一であることを明記しない限り、複数の形態も同じように含むものである。本明細書で使用される「含む」、「備える」、「有する」および/または「具備する」なる用語は、記述した特徴、整数、ステップ、動作、要素および/またはコンポーネントが存在することを特定するものであるが、他の1つ以上の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネントおよび/またはそれらの群が存在すること、またはそれらが追加されることを排除するものではないと理解できよう。
特に逆のことを明記しない限り、本明細書で使用する(科学技術用語を含む)すべての用語は、本発明が属す技術の当業者によって共通して理解される意味と同じ意味を有する。本明細書で使用する用語は、本開示の文脈における意味と一致する意味を有すると理解すべきであり、本明細書で特に明記しない限り、理想的な意味または過度に形式的な意味に解釈すべきでない。
可視光は、多くの異なる波長を有する光を含むことができる。二次元色度図、例えば図1に示された1931CIE色度図および1976u’v’CIE色度図を参照して可視光の見かけの色を示すことができる。後者の1976u’v’CIE色度図は、1931色度図に類似するが、1976u’v’CIE色度図上の同様な距離は、カラーの同様な知覚差を示すように変更されている。これら色度図は、カラーの重みづけされた和として定義するための有効な基準を提供している。
CIE−u’v’色度図、例えば1976CIE色度図では、人の視覚の差を考慮してスケーリングされたu−パラメータおよびv−パラメータを使って色度値がプロットされている。すなわち人の視覚系は、別の波長よりもある波長に対する応答性が高くなっている。例えば人の視覚系は赤色光よりも緑色光に対する応答性が高い。色度図上のある色度ポイントから別の色度ポイントまでの数学的距離が、人の観察者によってこれら2つの色度ポイント間で認識されるカラーの差に比例するように、1976CIE−u’v’色度図は、スケーリングされている。色度図上のある色度ポイントから別の色度ポイントまでの数学的距離が、これら2つの色度ポイントの間で人の観察者によって認識されるカラーの差に比例するような色度図を、知覚色度空間と称すことができる。これと対照的に、1931CIE色度図のような非知覚色度図では、顕著に異なっている2つのカラーではなく、顕著には異なっていない2つのカラーが、グラフ上の離れた位置に位置し得る。
図1に示されるように、1931CIE色度図は、全体がU字形をした領域内に入るx座標およびy座標(すなわち色度座標またはカラーポイント)によって定められる。この領域の外側またはその近くにあるカラーは、単一波長または極めて狭い波長分布を有する光から構成された飽和カラーである。この領域の内部にあるカラーは不飽和カラーとなっている。このカラーは、異なる波長の混合カラーから構成されている。異なる多数の波長の混合光である白色光は、図1内で100と表示された領域内の色度図の中心近くに一般に位置する。領域100のサイズによって示されるように、「白色」と見なされる異なる色相の光は多数存在する。例えばナトリウム蒸気の照明デバイスによって発生される光のような一部の「白色」光は、カラーが黄みを帯びたように見えるが、一部の蛍光照明デバイスによって発生される光のような他の「白色」光はカラーがより青みを帯びたように見える。
一般に緑色に見える光は、白色領域100より上方に位置する領域101、102および103内にプロットされるが、白色領域100よりも下方の白色光は一般にピンク、紫またはマゼンタのように見える。例えば図1の領域104および105内にプロットされる光は、一般にマゼンタ(すなわち赤色/紫色または紫みを帯びた赤)に見える。
2つの異なる光源からの光の2つの組み合わせは、2成分カラーのいずれかではなく、異なるカラーを有するように見えることが更に知られている。組み合わされた光のカラーは、2つの光源の相対的強度に応じて決まる。例えば青色光源と赤色光源の組み合わせによって発生された光は観察者には紫色またはマゼンタのように見える。同様に、青色光源と黄色光源との組み合わせによって発生される光は観察者には白色のように見える。
図1にはプランク軌跡106も示されており、このプランク軌跡は、種々の温度まで加熱された黒体放射体によって放射された光のカラーポイントの位置に対応する。特に図1は、黒体軌跡に沿った温度リストを含む。これら温度リストは、かかる温度まで加熱された黒体放射体によって放射された光のカラー経路を示す。加熱された物体が白熱状態となると、黒体放射体のピーク放射線に関連する波長は、温度上昇と共に徐々に短くなるので、この物体はまず赤みがかった色にグロー状態となり、次に黄みを帯びた色になり、次に白色となり、最終的に青みがかった色となる。従って、黒体軌跡の上、またはその近くにある光を発生するイルミナントは、それらに関連する色温度(CCT)によって記述できる。
特定光源の色度を、その光源の「カラーポイント」と称すことができる。白色光源に対する色度を、光源の「ホワイトポイント」と称すことができる。上で述べたように、白色光源の白色ポイントは、プランク軌跡に沿った位置に位置し得る。従って、白色ポイントは、光源の関連する色温度(CCT)によって識別できる。白色光は一般に約2000K〜8000Kの間にあるCCTを有する。4000のCCTを有する白色光は、カラーが黄みを帯びたように見えるが、8000KのCCTを有する光はカラーがより青みを帯びたように見える。約2500K〜6000Kまでの間のカラー温度にある黒体軌跡の上、またはその近くにあるカラー座標は、人の観察者に対して快適な白色光を発生できる。
「白色光」は、プランク軌跡の近くにあるが、直接プランク軌跡上に位置しない光も含む。1931CIE色度図では、人の観察者に対して同じに見えるか、または実質的に類似して見えるように密に関連したカラーポイントを識別するために、マッカダム楕円を使用できる。マッカダム楕円とは、中心点から視覚的に区別できないすべてのポイントを含む、1931CIE色度図のような二次元色度空間内の中心点のまわりの閉じた領域のことである。7段階のマッカダム楕円は、7つの標準偏差内で通常の観察者には区別できないポイントを捕捉するものであり、10段階のマッカダム楕円は10個の標準偏差値内で通常の観察者に区別できないポイントを捕捉するものであり、同様な段階のマッカダム楕円は同じようなポイントを捕捉するようになっている。従って、プランク軌跡上のポイントの10段階のマッカダム楕円内にあるカラーポイントを有する光は、プランク軌跡上のポイントと同じカラーを有するものと見なすことができる。
照明された物体でカラーを正確に再現できる光源の能力は、一般にカラーレンダリングインデックス(演色評価数、CRI)を使って特性が定められる。特にCRIは、照明システムのカラーレンダリング特性が黒対放射体の特性にどれだけ匹敵するかを示す相対的測定値のことである。照明システムによって照明されているテストカラーの1組のカラー座標が黒対放射体によって照明されるテストカラーの座標と同じである場合、CRIは100に等しくなる。昼光は(100の)最大CRIを有し、白熱球は比較的その値に近く(約95)、蛍光照明はそれほど正確ではない(70〜85)。
バックライトおよび照明用途では、照明源によって照明される物体がより自然に見えるように、高いカラーレンダリングインデックスを有する白色光を発生する照明源を設けることが望ましいことが多い。したがって、かかる照明源は赤色、緑色および青色発光デバイスを含む複数のソリッドステート照明デバイスのアレイを一般に含むことができる。赤色発光デバイスと緑色発光デバイスと青色発光デバイスを同時に附勢すると、この結果生じる混合光は、これら赤色光源、緑色光源および青色光源の相対的強度に応じて、白色またはほぼ白色に見える。しかしながら特に発光器が飽和光を発生する場合、かかる飽和光は多くの可視波長からの寄与分がない場合があるので、赤色光、緑色光および青色光の混合である光でも低いCRIを有する場合がある。
更に、所望するCCTを得ようと努力する際にソリッドステート発光デバイス内に赤色発光ダイオードを組み込むために、ソリッドステート照明デバイスのドライブ回路の複雑性が増すことがある。赤色LEDは一般にAlInGaPアクティブ層を含み、この層はデバイス内の他のLED、例えばInGaNをベースとする青色LEDと異なる熱特性を有し得る。異なる熱レジームにおいて、比較的安定したカラーポイントを維持するには、LEDへのドライブ電流を変えることにより、光源の熱特性のこれらの差を考慮することが有利であるが、このことはソリッドステート照明デバイスの複雑さを高めてしまう。
一部の実施形態に係わるソリッドステート照明デバイスは、少なくとも第1LEDと第2LEDとを含む複数の発光ダイオード(LED)を含む。第1LEDと第2LEDの色度は、これらLEDのペアから生じる光の混合によって生じる混合光がほぼターゲット(目標とする)色度(例えば白色とし得る)を有するように選択される。一部の実施形態では、第1LEDは可視スペクトルの青色部分内で光を発生する第1LEDチップを備え、青色LEDチップによって発生される光の少なくとも一部を受け、それに対応して赤色光を発生するように構成された蛍光体、例えば赤色蛍光体を含む。特定の実施形態では、第1LEDチップは、約430nm〜約480nmまでの主要波長を有することができ、一部のケースでは約450nm〜約460nmの主要波長を有することができ、蛍光体は、第1LEDが発生する光に応答して約600nm〜約630nmの主要波長を有する光を発生できる。
第2LEDは、1931CIE色度図のプランク軌跡より上方にあるカラーポイント、例えば以下より詳細に説明するように、1931CIE色度図のうちの緑色、黄みを帯びた緑色、すなわち緑色−黄色部分にあるカラーポイントを有する光を発生する。
第2LEDのカラーポイントは、プランク軌跡上の任意のポイントから10段階のマッカダム楕円の外部に存在し得る。従って、第2LEDが発生する光を一般に白色光と見なすことはできないが、外観上、より緑色または緑みを帯びた黄色となり得る。
一部の実施形態では、第2LEDは、約500nm〜約550nmの間の主要波長を有する実質的に飽和した光を発生する第2LEDチップ、例えば緑色LEDを含むことができる。別の実施形態では、第2LEDは、例えば外観が緑色−黄色である飽和していない非白色光を発生するLEDチップと蛍光体との組み合わせを含むことができる。
一部の実施形態では、第2LEDは可視スペクトルのうちの青色部分内で実質的に飽和した光を発生する第2LEDチップを含むことができ、第2LEDチップが発生した光を受け、この第2LEDチップが発生した青色光に応答して黄色光を発生するように構成された第2蛍光体を含むことができる。従って、一部の実施形態では、第1LEDチップと第2LEDチップの双方は、青色発光LEDを含むことができる。
更に別の実施形態では、第1LEDは、可視スペクトルのうちの緑色部分(すなわち約500nm〜約550nmまで)内の実質的に飽和した光を発光する第1LEDチップを含むことができ、第1LEDチップが発光した光を受け、第1LEDチップが発光した緑色光に応答し、赤色光を発光するようになっている第1蛍光体を含むことができる。第1LEDチップが発光した光と第1蛍光体とが発光した光の混合光は、プランク軌跡より下方に位置し得る。一部の実施形態では、第1LEDチップは約500nm〜約530nmまでの間の主要波長を有する実質的に飽和した光を発光でき、第1蛍光体は第1LEDが発光した光に応答して、約600nm〜630nmまでの主要波長を有する光を発光できる。
第2LEDは、可視スペクトルのうちの緑色部分内の実質的に飽和した光を発光する第2LEDチップを含むことができ、第2LEDチップが発光した光を受け、第2LEDチップが発光した緑色光に応答し、黄色光を発光するようになっている第2蛍光体を含むことができる。ここで、第2LEDチップと第2蛍光体が発光した混合光は、プランク軌跡よりも上方のカラーポイントを有する。従って、一部の実施形態では第1LEDチップと第2LEDチップの双方は、緑色発光LEDを含むことができる。すなわち緑色発光LEDチップと赤色蛍光体とを組み合わせる結果、使用する赤色蛍光体の量に応じてプランク軌跡の上方または下方に入るカラーポイントを有する光が生じ得る。緑色LEDと赤色蛍光体とを組み合わせると、波長のパーセントとして緑色から赤色への変換対青色から黄色への変換のストークス損失の減少に起因し、青色LEDと赤色蛍光体とを組み合わせた場合よりも大きい発光効率が得られる。
かかるデバイスは(例えば赤色蛍光体と組み合わされた第1緑色LEDおよび黄色蛍光体と組み合わされた第2緑色LEDを含む)、大きい発光効率を有することができるが、CRIが低いという問題を有し得る。既に述べたように、ストークス損失がより低い結果、高い発光効率が得られる。
別の実施形態では、第2LEDは、可視スペクトルのうちの青色部分(すなわち約430nm〜約480nmまでの主要波長)内の実質的に飽和した光を発光する第2LEDチップを含むことができ、第2LEDチップが発光した光を受け、第2LEDチップが発光した青色光に応答し、黄色光を発光するようになっている第2蛍光体を含むことができる。従って、一部の実施形態では、第1LEDは赤色蛍光体と組み合わされた緑色発光LEDを含むことができるが、第2LEDは、黄色蛍光体と組み合わされた青色発光LEDチップを含むことができる。かかるデバイスは、優れたカラーレンダリング特性と良好な発光効率の双方を有することができる。
更に別の実施形態では、第1LEDは実質的に飽和した青色(430nm〜480nmの主要波長)の光、および/またはシアン光(480nm〜500nmの主要波長)の光を発光でき、これら光は(赤色蛍光体と組み合わされた緑色LEDを含む)第1LEDからの光と混合されると白色に見える。かかる組み合わせは、良好なカラーレンダリング特性と優れた発光効率の双方を有する白色光を発生できる。
第1LEDチップと蛍光体と第2LEDは、第1LEDチップおよび蛍光体が発光した混合光の第1カラーポイントと第2LEDが発光した光の第2カラーポイントとの間の1931CIE色度図上の線分が、約2500Kと4500Kの間にあるポイントでプランク軌跡に交差するように選択されたそれぞれのカラーポイントを有することができる。第1LEDおよび第2LEDの相対的強度を調節することにより、第1LEDチップ、蛍光体および第2LEDからの光を組み合わせて、約2500Kと4500Kの間のプランク軌跡の近くのカラーポイントを所望するように出力できる。
一部の実施形態では、デバイスは、本明細書で参考例として援用する「照明デバイスおよび照明方法」を発明の名称とし、2007年5月8日に発行された米国特許第7,213,940号に記載されているようなLEDと蛍光体との組み合わせを含むことができる。本明細書に記載するように、照明デバイスは430nm〜480nmの範囲内に主要波長を有する光を発光する複数のソリッドステート発光器(すなわちLEDチップ)と、550nm〜580nmの範囲内に主要波長を有する光を発光する蛍光体のグループとを含むことができる。第1グループの発光器が発光する光と蛍光体のグループが発光する光の混合光は、図2に示された1931CIE色度図において、領域50として図示されている、本明細書で「青色偏位した黄色」または「BSY」と称す、1931CIE色度図上の定義された領域内に、x、yカラー座標を有する光のサブ混合光を発生する。かかる非白色光は、600nm〜630nmまでの主要波長を有する光と混合されると、暖かい白色光を発生する。
更に、本明細書に説明するように、BSY光は1931CIE色度図のうちのマゼンタから赤色−紫色領域内の光と混合されると、高い発光効率および/または高いCRIを有する暖かい白色光を発生する。
従って、一部の実施形態では、第2LEDチップおよび第2蛍光体によって発生される混合光は、追加光がない場合、第1線分、第2線分、第3線分、第4線分および第5線分によって囲まれた1931CIE色度図内に存在し得るあるポイントを定める、x、yカラー座標を有する光のサブ混合光を発生する。ここで、前記第1線分は、第1ポイントを第2ポイントに接続し、前記第2線分は、前記第2ポイントを第3ポイントに接続し、前記第3線分は、前記第3ポイントを第4ポイントに接続し、前記第4線分は、前記第4ポイントを第5ポイントに接続し、前記第5線分は、前記第5ポイントを前記第1ポイントに接続し、前記第1ポイントは、0.32のx座標および0.40のy座標を有し、前記第2ポイントは、0.36のx座標および0.48のy座標を有し、前記第3ポイントは,0.43のx座標および0.45のy座標を有し、前記第4ポイントは,0.42のx座標および0.42のy座標を有し、前記第5ポイントは、0.36のx座標および0.38のy座標を有する。
ソリッドステート照明デバイスは、可視スペクトルの青色または緑色部分内の光を発光し、第1LEDの主要波長よりも少なくとも約10nm大きい主要波長を有する第3LEDチップを更に含むことができる。すなわち、照明デバイスによって発光される光に存在し得るスペクトルギャップの一部を満たし、デバイスのCRIを改善できるような第3LEDチップを設けることができる。この第3LEDチップは、第1LEDチップチップの主要波長よりも少なくとも約20nmだけ大きく、一部の実施形態では約50nm以上大きくなり得る主要波長を有することができる。
例えば図3は、青色LEDチップと黄色蛍光体によって発光される光のスペクトル200(強度対波長)を示す。スペクトル200は、青色LEDチップによって発光される光を代表する、約450nmにある狭いピーク、および青色LEDチップによって発光される光に応答し、黄色蛍光体、例えばYAG:Ceによって発光される光を代表する、約550〜560nmを中心とする広いピークを含む。青色発光ピークと黄色発光ピークとの間のギャップ内に追加スペクトルエネルギーを提供するよう、青色LEDの他に約500nmの主要波長および発光スペクトル210を有する緑色LEDチップを設けることができる。
別の一部の実施形態では、ソリッドステート照明デバイスは、可視スペクトルのうちの赤色部分内で光を発光する更に別のLEDチップを含むことができる。この赤色LEDチップは、デバイスが発光する光のスペクトル内のスペクトルギャップを更に満たすことができ、このことは、CRIを更に改善できる。例えば図3に更に示されるように、約630nmの主要波長および発光スペクトル220を有する赤色LEDチップは、黄色発光ピークのテール内で追加スペクトルエネルギーを発生できる。図3に示されたスペクトル分布は、単に説明のための代表的なグラフであり、実際のデータまたはシミュレートされたデータを示すものではないことが理解できよう。
一部の実施形態は、高いカラー均一性、高いカラーレンダリング(CRI)、改善された熱安定性および/または高い発光効率を達成できる照明モジュールを提供する。図4Aは、一部の実施例に係わる直線状照明モジュール20の平面図であり、図4Bは、図4AのA−A線に沿った直線状照明モジュール20の横断面図である。
一部の実施形態に係わる直線状照明モジュール20は、プリント回路基板(PCB)22、例えば金属コアPCB(MCPCB)、標準FR−4PCBまたはフレックスPCBにアレイ、例えば直線状アレイ状に配置された多数の表面実装技術(SMT)によってパッケージされたLED24を含む。これらLED24は、例えば米国ノースキャロライナ州ダーハムのクリー社から入手できるXLamp(登録商標)ブランドのパッケージされたLEDを含むことができる。このアレイはLED24の2次元配列を含むことができる。PCB22は、構造上の目的のために、および/または下方の支持部材22への熱伝達を改善するために、接着剤19、例えばアドヒーシブリサーチ社からの両面PSAテープによって接着できる。
図4Aおよび4Bに示されるように、支持部材21は、アルミ成形品のような追加溝を有するか、または有しない、全体がU字形をした金属チャンネルとすることができる。この支持部材21はPCB22が接合されたベース部分23と、全体がU字形をした横断面を形成する、上に延びる側壁25とを含むことができる。この支持部材21は、PCB22を整合し、および/または締結するための補助孔(図示せず)を有することができる。かかる孔は、組み立て中に支持部材21上へのPCB22の設置をガイドするための整合ピンを挿入するのに使用できる。支持部材22は、チャンネル内で端部から端部まで置かれた多数のPCB22を支持するのに十分長くでき、互いに精密な態様でPCB22を整合するための孔を含むことができる。例えば一部の実施形態では、1つのフットセクションごとに15個のLEDが設けられるよう、規則的な直線状アレイで各PCB22上のLED24を配置できる。支持部材22上に多数のPCB22を設けると、1つのPCB22の規則的な直線状アレイが隣接するPCB22の規則的な直線状アレイの連続となるよう、整合を定めることができる。すなわち一部の実施形態では、隣接するPCB22のそれぞれの端部にあるLED24は、同じPCB22上のLED24と互いに同じ距離に位置できる。
PCBの下方の支持部材21のベース表面23は、テープ29を実装できる表面への機械的係止および熱伝達を改善するために、PCBの下方の支持部材21のベース表面23は、両面PSAテープ29のような接着剤を含むことができる。
PSAトレース41(図6参照)を使って、PSA22上のLED24を直列、並列またはこれら双方の組み合わせに配線できる。更にPSA22の上にその他の受動的または能動的電子部品を実装し、特定の機能を奏するように接続できる。かかる部品として、抵抗器、ダイオード、コンデンサ、トランジスタ、熱センサ、光センサ、増幅器、マイクロプロセッサ、ドライバー、デジタル通信デバイス、RFまたはIR受信機、または送信機、もしくはその他の部品を挙げることができる。
LED24のまわりにシート26を整合させ、LED24の最上部平面と実質的に同じ高さまたはこの平面より下方であって、PSA22よりも上方に位置するようにカットされ、位置決めされた孔26Aと共にPCB22を覆うように、マイクロセルラーポリエチレンテレフタレート(MCPET)またはその他の白色ポリマーシートのような反射性シート26を位置決めできる。図2Aに示されるように、この反射性シート26は平坦でもよいし、放物線状、円形、双曲線、V字形、U字形またはその他の形状に曲げたり、弓状とすることができる。この反射性シート26を係止するのに、支持部材21内の補助溝27を使用してもよい。これとは異なり、またはその他に、反射性シートをPCB22および/または支持部材21に保持するように、反射性シート26内の孔にプッシュピン、ネジまたはその他の締結具を挿入してもよい。反射性シート26は、反射性が極めて高い材料としてもよいし、拡散性の高い材料、例えばMCPETもしくは高度に鏡面状の材料、例えば3M社から入手できる強化鏡面反射器(ESR)を含むことができる。
支持部材21は、ベース部分23、オプションの接着テープ25およびオプションの反射シート26に対向する、延びた直線状の、または四角形の開口部を有することができる。支持部材21によって構成されるチャンネルは、上記開口部37の深さとほぼ同じ幅とすることができる。すなわち側壁から側壁までの支持部材21のベース部分23の幅は、支持部材21の側壁部分25の高さとほぼ同じにすることができる。種々の光学的効果を得るために、これらの比率はいずれかの方向(深さ/幅、または幅/深さ)に3:1まで、またはそれ以上に変化してよい。
開口部37を1つ以上の光学的シート28、30によってカバーでき、これらシートは実質的に透明であるが、全体を透明にしなくてもよい。この光学的シート28、30として、簡単な透過性デフューザ、表面がエンボス加工されたホログラフィデフューザ、明るさ増強フィルム(BEF)、フレンネルレンズ、TIRまたは他の溝付きシート、デュアルBEF(DBEF)またはその他の変更フィルム、マイクロレンズシート、またはその他の光学的シートを挙げることができる。第1フィルム28をBEFとし、第2フィルム30を平らな白色デフューザとしてもよい。一部の実施形態では、BEF28をLED24および光学的反射シート26に最も近い位置にて、平坦な構造に配置してもよい。BEF28は、支持部材21の補助的スロットまたは溝27と係合し、これら溝によって支持できる。第2フィルム30は、BEF28よりもLED24から更に遠くに配置された平坦なデフューザシートまたは弓状のデフューザシートとすることができ、更に支持部材21内の補助溝またはスロット27と係合し、これらスロットによって支持してもよい。従って、BEF28が第1光学的キャビティ32を構成し、(LED24とBEF28の間で)このキャビティ内にLED24が位置する。一部の実施形態では、反射シート26、BEF28および支持部材の側壁25によって第1光学的キャビティ32を構成できる。BEF28とデフューザシート30との間に第2光学的キャビティ34が構成されている。
高反射率を有する拡散性または鏡面反射性材料または膜により、側壁25の内側表面をペイントするか、コーティングするか、他の方法で被覆できる。
LED24によって発光された一部の光線は、BEF28により第2光学的キャビティ34内を透過できる。LED24からの他の光線はBEF28により第1光学的キャビティ32内で反射でき、この第1光学的キャビティにおいてこれら光線は後で抽出できるよう更に混合/リサイクルできる。
反射光線は、反射性シート26および散乱器に入射できる。反射性シート26からの散乱した光線の一部は、2回または多数回、BEF28に戻り、最終的にはBEF28を透過できる。透過した光は外側デフューザシート30(存在する場合)を通過でき、再び散乱されるが、外部にも透過され得る。一部の実施形態では、LED24とBEF28との間にイクストラデフューザシート39(図5)を設置できる。一方のBEF28と透過性デフューザシート39との間、更に他方のLED24と反射性シート26との間のリサイクルは、更に多数のLED24からの光を合流または混合するように働くことができる。このことは色度、視感度および/またはスペクトルパワー分布に関して直線状LEDアレイ20の見かけの均一性を大いに高めることができる。
一部の実施形態では、使用されるBEFフィルム28の直線状構造は光の混合を促進するように直線状アレイ20の長軸に垂直に配向される。特に良好なリサイクルおよび混合を行う実施形態では、多少、または実質的に異なる明度(強度、光束)、色度、色温度、カラーレンダリングインデックス(CRI)、スペクトルパワー分布またはそれらの組み合わせを有する別のLEDが配置される。このような配置は、以下、より詳細に説明するように、モジュールごと、または1つのモジュール20の両端での見かけの均一性をかなり、または許容できないほど弱体化することなく、モジュール20の全体のカラーレンダリングインデックスを高めるか、またはLED24の利用可能な分布をより完全に利用するのに有利となり得る。
図4Cは、一部の実施形態に係わるパッケージされた発光ダイオード24の横断面図である。一部の実施形態によれば、パッケージされたLED24は、1つ以上のLEDチップ43が実装されたサブマウント42を含む。このサブマウント42は、LEDチップ43をサブマウントに実装し、チップを電気的に附勢できるようにする電気的トレース、ワイヤーボンドパッド、リード線および/またはその他の機能を含むことができる。このサブマウント42は、ヒートシンク(図示せず)も含むことができる。サブマウント42内、その上またはこのサブマウントによって構成されたキャビティ内のLEDチップ43を光封入材44が囲み、これらチップを保護できる。この封入材44は、パッケージからより良好に光を抽出できるよう、LEDチップ43の光発光出力の結合を高めることができる。パッケージからの所望する近または遠フィールド発光パターンを提供するために、LEDチップ43の上方にてサブマウント42に光レンズ45を取り付けてもよい。
LEDチップ43のうちの1つ以上によって発光される光の一部またはすべてを変換するために、パターン内に1つ以上の蛍光材料を設けることができる。例えば一部の実施形態では、LEDチップ43のうちの1つ以上の上に、蛍光体をコーティングまたはその他の方法で設け、この蛍光体を封入材料44内に懸濁させてもよいし、またはレンズ45の材料にコーティングまたは材料内に混入してもよい。一部の実施形態では封入材料44とレンズ45との間に蛍光体を帯びた材料の層を設けてもよいし、一部の実施形態では蛍光体を帯びた材料の層をLEDチップ43が発光する少なくとも一部の光を受けるようになっている単結晶蛍光材料の層として設けてもよい。
図5は、別の実施形態に係わる直線状照明モジュール20の横断面図である。図5を参照する。支持部材21は、側壁25の外側に設けられ、側壁25から離間するように延びる1つ以上の溝またはフィン32を有することができる。これらフィン31は、熱スプレッダー/放熱器として作動でき、および/または支持部材21の重量を低減するように設けることができる。支持部材21は、更にシートスプレッダー/放熱器として作動し、および/または支持部材21の重量を低減するように、側壁25の内壁にも溝/フィンを更に有することができる。支持部材21は、以下、より詳細に説明するように、1つ以上のオプションの光学的要素のための実装溝を設けることができる溝27を、側壁25の内壁にも含むことができる。これら溝またはフィン31は、モジュール20の重量を大幅に増すことなく、モジュール20の剛性を高めることもできる。
図5に更に示されるように、外側のデフューザシート30は、支持部材21のU字形チャンネルから離間する方向に弓状に凸形状となり得る。LED24が発光する光を更に混合/融合するよう、BEF28と反射性シート26との間にて、第1キャビティ32内に追加デフューザシート39を設けることができる。凸状デフューザシート30は、平坦なデフューザシート30を使用する実施形態と比較し、モジュール20が発光する光のより良好な広がりおよび/またはより効率的な抽出を促進できる。
図6は、BEF28またはデフューザシート30を使用しない直線状照明モジュール20の平面図である。支持部材21のチャンネル内には複数のPCB22が示されている。PCB22上の隣接するLED24の間の電気接続部41は、雌型電気コネクタ55およびワイヤージャンプ33として示されている。
図7は、一部の実施形態に係わる直線状照明モジュール20の斜視切り欠き図である。この図に示されるように、照明モジュール20は、支持部材21の側壁25内の角度の付いた一対の溝27により所定位置に保持された凹状レフレクターシート26を含む。図5に更に示されているように、BEF28は、凸状デフューザシート30は支持部材21の側壁25内の一対の溝27によって所定位置に保持されている。
上記のように、反射性シート26は、上記の形状の外に、または上記の形状の代わりに放物線状、円形、双曲線状、V字形状、U字形状または他の形状に曲げたり、または弓形とすることもできる。
図8および9を参照する。板金トロファー(カマボコ状反射笠)40またはその他の固定具、例えば標準蛍光管固定具内およびその上に、1つ以上の、例えば3つのモジュール20を配置できる。トロファーとは、底部が天井に隣接する反転したトラフに類似した形状の、天井のリセスのことである。トロファーは、これまで例えば蛍光灯を収納するのに使用されている。図8および9に支援されるように、モジュール20を互いに平行に配置してもよいし、または他の構造に配置してもよい。
別の形態では、SMT LED24を、共融接合、導電性エポキシ、リフローペーストハンダおよび/または接着剤によりPCB22に実装されたLEDチップとすることができる。一部の実施形態では、これらLEDチップはカラーおよび/または明度に従い、蛍光材料であらかじめコーティングし、あらかじめソートできる。一部の実施形態では、SMT LED24またはLEDチップを、すべて白色発光タイプとしてもよい。一部の実施形態では、LED24の一部を飽和カラー発光タイプとしてもよい。
図10Aおよび10Bを参照すると、これら図には別の実施形態に係わる照明装置110が示されている。図10Aおよび10Bに示された照明装置110は、「カン」タイプの照明具であり、この照明具はダウンライトまたはスポットライトとして全体的照明用途で使用するのに適している。しかしながら、一部の実施形態に係わる照明装置は、異なる形状ファクターも有することができると理解できよう。例えば一部の実施形態に係わる照明装置を、従来の電球、パンまたはトレイライト、自動車用ヘッドライトまたは他の任意の適当な形状とすることができる。
照明装置110は、照明パネル120が配置されているカン形状をした外側ハウジング112を一般に含む。図10Aおよび10Bに示された実施形態では、照明パネル120は、円筒形ハウジング112の内部に嵌合するよう、全体が円形形状となっている。照明パネル120に実装されたソリッドステート照明デバイス(LED)24A、24Bによって光が発生される。これら照明デバイスは、ハウジング112の端部に取り付けられた拡散レンズ114に向けて光115を発光するように配置されている。レンズ114を通るように、拡散光117が発光される。一部の実施形態では、レンズ114は発生された光115を拡散しなくてもよく、レンズは所望する近フィールドまたは遠フィールドパターンで発光された光115を再指向および/または合焦できる。
図10Aおよび10Bを再び参照する。ソリッドステート照明装置110は、複数の第1LED24Aおよび複数の第2LED24Bを含むことができる。これら複数の第1LED24Aは、白色発光デバイスまたは非白色発光デバイスを含むことができる。複数の第2LED24Bは、第1LED24Aと第2LED24Bによって発光された混合光が、所望するカラーおよび/またはスペクトル内容を有することができるように、第1LED24Aとは異なる主要波長を有する光を発光する発光デバイスを含むことができる。
例えば、複数の第1LED24Aと複数の第2LED24Bによって発光された混合光を高いカラーレンダリングインデックスを有する暖かい白色光とすることができる。
一部の実施形態に係わる照明装置で使用される青色および/または緑色LEDチップは、本発明の譲受人であるクリー社から入手できるInGaNをベースとする青色および/または緑色LEDチップとすることができる。例えばLEDチップは、クリー社によって製造されているEZBright(登録商標)パワーチップを含むことができる。このEZBright(登録商標)パワーチップは、350mAドライブ電流にて450mWよりも大きい光学的出力パワーに対応する50A/cmで50%の大きさの外部量子効率(すなわち内部量子効率と光抽出効率との積)を有すると実証されている。照明装置で使用される赤色LEDは、例えばエピスター社、オスラム社、その他の会社から入手できるAlInGaP LEDチップとすることができる。
一部の実施形態では、LED24A、24B内のLEDチップは、約900μm以上のエッジ長さを有する正方形または長方形の外周部を有することができる(すなわちいわゆるパワーチップ)。しかしながら別の実施形態では、LEDチップ24A、24Bは、500μm未満のエッジ長さを有することができる(すなわちいわゆる小型チップ)。特に、小型LEDチップは、パワーチップよりも良好な電気変換効率で作動できる。例えば500ミクロン未満、および260ミクロン程度の小型の最大エッジ寸法を有する緑色LEDチップは、900ミクロンのチップよりも高い電気変換効率を一般に有し、代表的には、1ワットの散逸電力当たり55ルーメンの光束および1ワットの散逸電力当たり多くて90ルーメンの光束を一般に発生することが知られている。
照明装置110内のLED24A、24Bは、図11内の回路略図に示されるようにそれぞれのストリング内で電気的に相互に接続できる。この図に示されるようにLED24A、24Bは、第1ストリング132Aを形成するように、LED24Aを、直列接続するように相互に接続できる。同様に第2ストリング132Bを形成するようにLED24Bを直列に配置できる。各ストリング132A、132Bは、それぞれのアノードターミナル123A、125Aおよびカソードターミナル123B、125Bに接続できる。
図9には、2つのストリング132A、132Bが示されているが、照明装置110は2つより多いか、または少ないストリングも含むことができると理解できよう。更に、LED24Aの多数のストリングおよびその他のカラーのLED24Bの多数のストリングを設けることができる。
暖かい色の白色発光を達成するために、従来のパッケージされたLEDは、青色LEDチップと組み合わせた単一成分のオレンジ色蛍光体または青色LEDチップと組み合わせた黄色/緑色蛍光体とオレンジ色/赤色蛍光体の混合物のいずれかを含む。しかしながら、単一成分のオレンジ色蛍光体を使用すると、緑みを帯びた色相と赤みを帯びた色相が存在しない結果、CRIが低くなり得る。他方、赤色蛍光体は一般に黄色蛍光体よりも効率がより低く、黄色発光体が発生した光を再吸収し得る。従って、黄色蛍光体内に赤色蛍光体を添加すると、パッケージの効率が低下し、この結果、発光効率が悪くなり得る。発光効率とは、光エネルギーに変換される、ランプに供給されるエネルギーの比率の尺度のことである。この効率はルーメンで測定されたランプの光束をワットで測定された電力消費量で除算することによって計算される。更に、赤色蛍光体と黄色蛍光体とを混合する結果、効率の損失が生じ得る。その理由は、赤色蛍光体の励起バンドと黄色蛍光体の発光スペクトルとがオーバーラップする場合があり、このことは黄色蛍光体によって発光される一部の光が赤色蛍光体によって再吸収され得るからである。
従って、一部の実施形態では、PCB120上で物理的に別個の発光器として設けられるマゼンタまたは青色偏位した赤色(BSR)発光蛍光体をベースとするLED24Aと、緑色−黄色、BSYまたは緑色発光器24Bが存在し得る。マゼンタ発光蛍光体をベースとするLEDが、例えば赤色蛍光体とコーティングされるか、または他の方法で組み合わされた青色LEDチップを含むことができる。赤色蛍光体でコーティングされるか、または他の方法で組み合わされた青色LEDチップによって発光されるマゼンタ光と例えば緑色LEDチップによって発光された緑色光または緑色−黄色光(すなわち青色偏位した黄色、すなわちBSY)とを組み合わせ、高い発光効率(lm/W)で、(例えば95より大きい)高CRIを有する暖かい白色光を発生する。InGaNをベースとする緑色LEDは、比較的高い効率を有することができるので、かかる組み合わせが特に有効である。更に、人の眼はスペクトルのうちの緑色部分内の光に対して最も感度が高い。従って、赤色蛍光体を使用することにより、一部の効率が失われ得るが、下記に説明するように、緑色LEDまたはBSY LEDの高い効率に起因し、LEDペアの全体の効率が高くなり得る。
白色光を発生するために緑色LEDと組み合わせたマゼンタLED(例えば赤色蛍光体と組み合わされた青色LEDチップ)を使用すると、驚くような利点が得られる。例えばかかるLEDの組み合わせを使用するシステムは、熱−光学的安定性を改善できる。これと対照的に、InGaNをベースとする青色LEDと、AlInGaPをベースとする赤色LEDを含むシステムは、熱−光学的安定性の問題を有し得る。その理由は、AlInGaPをベースとするLEDによって発光される光のカラーは、InGaNをベースとするLEDによって発光される光のカラーよりも、より急激に温度と共に変化し得るからである。従って、温度のレンジにわたって安定したカラーポイントを提供する試みとして、アセンブリの作動温度が変化する際のアセンブリによって発光される赤色光と青色光の比を変える能動的補償回路が、InGaNをベースとする青色LEDと、AlInGaPに基づく赤色LEDを含むLEDをベースとする照明アセンブリに設けられることが多い。
これと対照的に赤色蛍光体および緑色またはBSY LEDと組み合わされた青色LEDチップを含むアセンブリは、可能な場合には、色温度補償を必要とすることなく、より良好な熱安定性を有することができる。その理由は、青色LEDチップと緑色LEDは、温度変化に対する同様な応答性を有するInGaNをベースとするデバイスとすることができるからである。一部の実施形態では、色温度補償を行うことができるが、温度で誘導されるカラースィープを狭くできるので、補償回路における必要な制御条件を低減し、および/またはシステムのためのカラー許容度およびビニング方式に対する潜在的利点と共に、追加設計自由度の提供できる。
一部の実施形態では、(上記のように赤色蛍光体による黄色光の自己吸収はデバイスの効率を低下し得るが)非白色光を発生するように赤色蛍光体と黄色蛍光体の双方と青色LEDチップとを組み合わせることができる。かかるLEDチップ/蛍光体の組み合わせによって発生される非白色光と、InGaNをベースとする緑色LEDチップによって発生される緑色光とを組み合わせ、高いカラーレンダリング能力および改良された熱安定性を有する白色光を発生できる。黄色蛍光体は、広いスペクトルを有する光を発生できるので、黄色蛍光体を添加することによってデバイスのカラーレンダリング能力を改善できる。広いスペクトル光は、狭い発光ピークを有する光源によって発生される光と比較し、より良好なカラーレンダリング特性を提供できる傾向がある。
緑色光源が50%以上の照明をできるLCDバックライト照明にとって530nmの近くの効率的な飽和緑色発光器をLEDデバイスに設けることが重要となり得る。さらに、マゼンタ/グリーンLEDの組合わせは、蛍光ランプ(CCFL)又は緑がかった白色蛍光LEDからの不飽和光を用いるシステムよりも良効な全体的なシステム効率を提供でき得る。緑みを帯びた白色LEDと同じ主要波長で効率が等しい純粋な緑色LEDは、緑みを帯びた白色LEDよりも実質的に高いスクリーン正面(FOS)輝度を提供できる。その理由は、照明光がより高い効率でフィルタを通過できるからである。
1931CIE色度図である図2は、照明デバイスにおけるマゼンタLEDと緑色LEDの組み合わせを示す。本図に示されるように、約400nm〜約470nm、一部の実施形態では約450nm〜約465nm、一部の実施形態では約460nmの主要波長を有するカラーポイントP1で光を発光する第1LEDが設けられている。青色LEDによって発光された少なくとも一部の光を赤色蛍光体が受光し、これに応答して約600nm〜約630nmの主要波長を有するカラーポイントP2で光を発光するようになっている。青色LEDおよび赤色蛍光体によって発光された混合光は、図12に示されるようなビンB1〜B5のうちの1つに入るカラーポイントP3を有することができる。これらビンB1〜B5は、少なくとも7段階マッカダム楕円、一部のケースでは少なくとも1つの10段階マッカダム楕円だけ、隣接ポイントから離間するそれぞれのカラーポイントを中心とすることができる。
適当な赤色蛍光体は、CaAlSiN:Eu2+およびSrSi:Eu2+を含む。この蛍光体は、150℃よりも高い温度で80%よりも高い量子効率を維持できる。使用できるその他の赤色蛍光体は、Eu2+−SiAlON族の蛍光体だけでなく、CaSiN:Ce3+、CaSiN:Eu2+および/または(Ca、Si、Ba)SiO:Eu2+(BOSE)族も含む。特に三菱化学から入手できるCaAlSiN:Eu2+蛍光体は、約624nmの主要波長、約628nmのピーク波長および約100nmのFWHMを有することができる。
窒化蛍光体は、広い励起バンドを特徴とする。システム内のある蛍光体の励起バンドとシステム内の別の蛍光体の発光スペクトルとが重なり合う結果、例えば混合された赤色/黄色蛍光体を使用するシステム内ではフォトンの再吸収が生じ得る。特にほとんどの赤色窒化蛍光体は、500nmにわたって良好に延びる励起バンドを有する。黄色−緑色蛍光体と赤色蛍光体とを混合したときに生じ得る再吸収は、特に蛍光体の変換効率が90%よりも低い場合に、大きな損失を生じさせ得る。
従って、一部の実施形態は、温度に対して安定した蛍光体を使用する多数のカラー蛍光体変換LEDを使用している。暖かい白色光を発生する代表的なアプローチは、直接発光LEDと蛍光体変換黄色−緑色LEDとを組み合わせることである。このアプローチの欠点は、赤色直接発光(すなわち蛍光体を使用しない)LEDの温度感応性にあり、このことはシステムがヒートアップしたときの赤色LEDの出力パワーをモニタし、バランスさせるための複雑なドライブ回路を必要とする。全体的照明のために適当な放射束を生じさせるのに必要な代表的な温度作動レベルは、125℃以上の接合温度にある。これら温度では効率が低下する以外の別の欠点として、光のCCT値が大きくドリフトすることである。赤色LEDまたはYAG蛍光体の不安定性は、室温から作動温度までほぼ400KのCCT変位を生じさせる。赤色光の直接(すなわち蛍光体を用いない)発光を含まない一部の実施形態は、これら問題の一部またはすべてを解消できる。
ビンB1〜B5は、図1に示される赤色−紫色または紫みを帯びた赤色領域104、105のような領域に位置し得る。青色LEDと赤色LEDの組み合わせによって発生されるかかるビン内の光を本明細書では青色偏位赤色光、すなわちBSR光と総称する。
青色LEDと赤色蛍光体の組み合わせの他に、カラーポイントP4を有する緑色LEDが設けられている。このカラーポイントP4は、プランク軌跡よりも上方に位置でき、約500nm〜約550nmのレンジ内、特に約525nmの波長を有する実質的に飽和した光と関連させることができる。約2000K〜6000Kまでの間、特に約2500K〜4500Kの間のCCTに、カラーポイントP4を有する白色光を発生するために、ビンB1〜B5内のBSR光と緑色光とを混合する。従って、第1LEDおよび蛍光体によって発光された混合光のカラーポイントP3と第2LEDによって発生された光のカラーポイントP4との間の1931CIE色度図の上の線分Lは、約2500ケルビンと4500ケルビンとの間でプランク軌跡に交差できる。
図13は、照明デバイスにおけるマゼンタLEDとBSYLEDとの組み合わせを示す1931CIE色度図である。この図に示されるように、約400nm〜約470nm、一部の実施形態では約450nm〜約465nm、一部の実施形態では約450nmの主要波長を有するカラーポイントP1で光を発光する第1LEDが設けられている。赤色蛍光体は、青色LEDが発光した少なくとも一部の光を受光し、これに応答して約600nm〜630nmの主要波長を有するカラーポイントP2にて光を発光するようになっている。青色LEDおよび赤色蛍光体によって発生された混合光は、図13内に示されるビンB1〜B5のうちの1つに入るカラーポイントP3を有するBSR光を含むことができる。これらビンB1〜B5は、図1に示される赤色−紫色または紫みを帯びた赤色領域104のような領域内に入り得る。
青色LEDと赤色蛍光体との組み合わせの他に、領域50内にカラーポイントP6を有するBSY LEDが設けられる。従って、このカラーポイントP6は、プランク軌跡よりも上に位置し得る。約430nm〜480nm、一部の実施形態では約450〜465nm、一部の実施形態では約460nmのカラーポイントP4で主要波長を有する青色LEDと、カラーポイントP5でBSY光を生成する光を発光する黄色発光蛍光体とを組み合わせることによりBSR光を発生できる。適当な黄色蛍光体は、YAl12:Ce3+(Ce:YAG)、CaAlSiN:Ce3+およびEu2+−SiAlON族からの蛍光体、および/またはBOSE族を含む。所望する波長の光を出力するのに適当なレベルで蛍光体をドープしてもよい。一部の実施形態では、約0.1%〜約20%のレンジ内のドーパント濃度で、蛍光体内にCeおよび/またはEuをドープできる。日本国東京の三菱化学、ドイツ・ブライツンゲンのロイヒシュトフヴェルク・ブライツンゲンGmbH、および米国カリフォルニア州フレモントのインテマティックス社を含む多数の供給者から適当な蛍光体を入手できる。
約2000K〜6000K、特に約2500K〜4500Kの間のCCTでカラーポイントP7を有する白色光を発生するように、ビンB1〜B5内のBSR光とBSY光とを混合する。従って、第1LEDおよび赤色蛍光体によって発光される混合光のカラーポイントP3と、第2LEDおよび黄色蛍光体によって発光される光のカラーポイントP6との間の1931CIE色度図上の線分Lは、約2500ケルビンと4500ケルビンとの間でプランク軌跡と交差できる。
図13には、カラーポイントP1とP3とが異なる位置にあるように示されているが、これらカラーポイントP1とP3とは同一位置にあってもよいと理解できよう。すなわちBSR光を発生するのに使用される青色LEDは、BSY光を発生するのに使用される青色LEDと同一の主要波長を有していてよい。
GSR光とBSY光の双方を発生するために別個の青色LEDを使用すると、次のような利点が得られる。すなわちある蛍光体によって発生される光が別の蛍光体によって実質的に再吸収されないよう(すなわち生じ得る付随的吸収が微弱となり得るよう)、BSR光を発生するのに使用される蛍光体とBSY光を発生するのに使用される蛍光体とを互いに分離できるという利点が得られる。例えばBSY LED内で黄色蛍光体によって発生される光は、BSR光を発生するのに使用される赤色蛍光体の励起領域内に位置し得る。従って、同じ発光器上で蛍光体を組み合わせた場合、BSY光を構成する黄色光の一部は、望ましくないことに再吸収されることがある。
単一照明デバイスは、多数のBSRビンおよび/または多数のBSYビンからのLEDを含むことができる。例えば図14を参照すると、単一照明デバイスは複数の第1BSR LED24A−1、第2BSR LED24A−2および/または複数の第1BSY LED24B−1および第2BSY LED24B−2を含むことができる。第1BSR LED24A−1は、BSRビンB1〜B5のうちの第1ビン内に入るが、他方、第2BSR LED24A−2は、第1ビンと異なるBSRビンB1〜B5のうちの第2ビン内に入ることができる。同様に、第1BSY LED24B−1は、BSY領域50の第1部分内(図13)内に入るが、第2BSY LED24B−2は、第1部分と異なるBSY領域50のうちの第2部分内に入ることができる。BSY領域50のうちの第1部分と第2部分とは、これらが少なくとも1つの7段階マッカダム楕円だけ、一部のケースでは少なくとも1つの10段階マッカダム段階だけ分離しているカラーポイントを中心とするという点で区別できる。ビンB1〜B5は、ビンB1〜B5内の任意のポイントとBSY領域50内の任意のポイントとの間の線分が、約2500Kと6000Kとの間にあるポイントでプランク軌跡に交差できるように選択または定めることができる。
従って、一部の実施形態に係わる照明装置は、知覚的に異なるカラーの光を発光する第1および第2BSR LEDおよび/または知覚的に異なるカラーの光を発光する第1および第2BSY LEDを含むことができる。第1および第2BSR LEDからの光と、第1および第2BSY LEDからの光とを混合し、約2000K〜6000Kの間、特に約2500K〜4500Kの間のCCTを有する暖かい白色光を発生できる。
一部の実施形態では、より明るいLED24Aと暗いLED24Bとを直線状アレイ内で交互に配置してもよい。あるタイプの実施形態に対し、独立電流制御またはデューティサイクル制御をするようにLED24A、24Bを2つ以上のグループに配線できる。この結果、一般に均一な高い効率の発光ダイオード照明モジュール20が得られる。
前に述べたように、多数のLED24が使用される照明アセンブリを大量生産する上での大きな課題の1つは、使用されるLEDデバイスの色度および強度/光束のばらつき、および/またはカラー変換(これを行う場合)に使用される蛍光媒体のばらつきから生じるカラーおよび/または視感度の潜在的な不均一性にある。
かかる不均一性を処理するには一般にルミネールアセンブリまたはマルチLEDサブアセンブリ内にLEDデバイスを設置する前に、これらLEDデバイスを100%測定し、ソートし、物理的にビニング(グループ分け)する。しかしながらこのアプローチは、場合によっては頻繁に生じるように、カラーおよび/または視感度のデバイスごとのばらつきが多い場合、深刻な運輸上の問題を与え得る。この場合、生じる問題は、デバイスをアセンブリに物理的にソートし、グループ分けすることにより、個々のアセンブリのために均一性を良好に管理できるが、アセンブリごとに大きな差異も生じ得ることである。設備(例えばオフィスの天井の多数の照明具)内で多数のアセンブリを使用する場合、アセンブリごとの差異が極めて顕著となり、かつ許容できないものとなり得る。この問題に対する共通する解決方法は、ルミネールを製造するアセンブリ会社がビニングされた後のLEDデバイスの集団の一部だけを購入し、利用することである。このようにアセンブリ会社によって製造される照明具のすべてが同様に見えるようにしなければならない。しかしながらこの方法も別の問題を有する。すなわち照明具を製造するのにソートされ、グループ分けされたが、購入されていない他のすべてのLEDデバイスに対しても何かを行わなければならないことである。従って、一部の実施形態は、この問題を解決し、よって組み立て中の高い均一性、組立体ごとの高い類似性および/またはLEDデバイスの製造分配の高い利用性を潜在的に同時に得られる。
例として、1931CIE色度図の一部である、図5に示された白色LEDのためのビニングシステムについて検討する。この図に示されるように、特定の製造システムは、製造軌跡P内に入る色度を有するLEDを製造する。軌跡Pは、例えば製造レシピを分散するための二次元の色度空間内のばらつきの境界部を示す。この二次元の色度空間は、例えば1931CIE色度空間とすることができる。図15に示された番号の付いた多角形1〜12は、色度ビンである。LED製造集団の各構成要素をテストするごとに、LEDの色度を決定し、適当なビン内にLEDを入れる。同じビン関連性を有する集団の構成要素をソートし、1つにグループ分けする。ルミネールのメーカーは、これらビンのうちの1つからの構成要素を使用し、マルチLEDアセンブリ内の均一性およびかかるすべてのアセンブリ間の類似性を保証するようにアセンブリを製造することが一般的である。しかしながら、かかる状況では、軌跡Pの多くが未使用のまま残されることになる。
一部の実施形態は、LED24からの光を注入する(反射性光シートおよびその他の光シート、デフューザー、BEFなどにより境界が形成されるリサイクルキャビティ32、34を使用することにより)光の混合を強化している。一部の実施形態は、メタメリックな等価的アセンブリを得るために、交互二元加色混合も使用できる。「二元加色混合」とは、所望する第3の見かけのカラーが創出されるように、光一様化キャビティ内で異なる既知の色度の2つの光源(例えばLEDデバイス)を使用し、2つの照明光を混合することを意味する。二次元色度空間内ですべて同じ(すなわちメタメリックな等価物)とし得る種々の交互二元混合から第3の見かけのカラーを得ることができる。
依然として図15を参照する。この図には、製造集団の色度軌跡Pが5つのビンのグループ1〜5を少なくとも部分的にカバーするように示されている。
図16を参照する。ここには、照明アセンブリで使用するための複数のLEDデバイス24を含む直線状照明モジュール20が示されている。このモジュール20は、少なくとも1つの一様化キャビティ32、34(図4B)を含む。図16に示されるように、LEDデバイスの交互に配置された2つのグループは、グループAとグループBと表示されている。これらLEDデバイス24は、本明細書でメタメリックグループ60A−60Dと称されるグループ60にグループ分けされている。メタメリックグループ60A−60DのLED24の色度は、メタメリックグループ60A−60DのLED24の各々からの光を混合することによって生じた混合光がほぼターゲット色度Tを有する光を含むことができるように選択されている。二次元の色度空間内の2つのポイントは、一方のポイントが他方のポイントの7段階マッカダム楕円内にあるか、または他方のポイントが一方のポイントの7段階マッカダム楕円内にある場合に、ほぼ同じ色度を有するものと見なされる。マッカダム楕円とは、中心ポイントから視覚的に区別できないすべてのポイントを含む、二次元状の色度空間、例えば1931CIE色度空間内の中心ポイントを中心とする閉じた領域のことである。7段階マッカダム楕円は7つの標準偏差内にて、通常の観察者に区別できないようなポイントを捕捉する。
二次元色度空間は、1931CIE色度空間または1976CIE色度空間を含むことができる。
一部の実施形態では、メタメリックグループ60A−60DのLED24の各々の色度は、4000K〜8000Kの関連する色温度(CCT)からの1931CIE色度空間上の黒体放射曲線上のポイントのまわりの7段階マッカダム楕円内に存在し得る。従って、LED24の各々は、一般に白色と見なされる領域内にある色度を別々に有することができる。例えば図12は、黒体放射曲線70および複数のCCT区画、すなわちビン72を含む1931CIE色度図の一部を示す。更に、図17は、黒体放射曲線70Aまたはその近くの種々のポイント76のまわりの複数の7段階マッカダム楕円74を示す。
しかしながら、一部の実施形態では、メタメリックグループ60A−60DのLED24の1つ以上は4000K〜8000Kの関連する色温度からの1931CIE色度空間上の黒体放射曲線上のポイントのまわりの7段階マッカダム楕円の外側にあり、よって観察者には白色と見なされない色度を有することができる。
従って、ターゲットポイントTにて、実質的に等しい見かけ上の色度を有するシリーズと共に、かかる直線状モジュール20を有する所望するシリーズの照明アセンブリを得て、各アセンブリが色度Tのメタメリック等価的な値を提供するために、A/Bの二元加算的組み合わせの次の3つの異なるペアを使用できる。
・ビン3からのAおよびB
・ビン2からのAおよびビン4からのB
・ビン1からのAおよびビン5からのB
従って、ターゲット色度ポイントTからほぼ等距離にある実際の色度ポイントまたはターゲット色度ポイントTが位置するビンからほぼ等距離にあるビン内の実際の色度ポイントに基づき、モジュール20内のデバイスAとBの隣接するペアを選択できる。
加色混合における明るさの効果を検討することにより、一部の実施形態は、同じメタメリックな等価的ターゲットTの色度アセンブリを創出するのに有効な加算的二元ペアを提供する。例えば次のように、輝度の3つの昇順レンジの輝度(ルミナス強度、光束など)のランキングシステムを定義できる。
・Af:85〜90ルーメン
・Bf:90〜95ルーメン
・Cf:95〜100ルーメン
次に、前の例に対する許容可能な追加ペアは、次のものを含むことができる。
・ビン2、ランクCfからのAおよびビン5、ランクAfからのB
・ビン4、ランクCfからのAおよびビン1、ランクAfからのB
・ビン3、ランクAfからのAおよびビン3、ランクCfからのB
従って、各メタメリックグループ60A−60DのLED24の各々は、二次元色度空間におけるLED24の色度からターゲット色度Tまでの距離に一般的に反比例する視感度を有することができる。
従って、所望する光出力が得られるように、モジュール20内のデバイスAとBとの隣接するグループを選択できる。例えばデバイスのペアのうちの第1デバイスのほうがターゲット色度ポイントTにより近くなっている二元システムでは、第1デバイスはこれらデバイスのペアのうちの第2デバイスよりも高い明るさを有することができる。同様に、これらデバイスのペアのうちの第1デバイスのほうが、ターゲット色度ポイントTよりも遠くなっている場合、第1デバイスはこれらデバイスのペアのうちの第2デバイスよりも低い明るさを有することができる。これらデバイスがターゲット色度ポイントからほぼ等距離にある色度ビン内にある場合、これらデバイスはほぼ同じ明るさを有することができる。従って、一部の実施形態では、メタメリックグループ60A−60DのうちのLED24の各々は、ほぼ同じ明るさを有することができ、二次元色度空間内のターゲット色度Tからほぼ同じ距離にある色度を有することができる。
多数のビングループからの等価的メタメリックターゲットを得るために、交互混合を使用し、および/または直線状モジュール20の交互LEDデバイスレイアウトを使用する効果的な一様化器を使用することにより、各ルミネールアセンブリ内の良好な均一性および/または製造された一連のルミネールアセンブリ間の良好な類似性を有する製造分布を得ながら、分布軌跡Pの大部分を使用することが可能となる。リサイクル一様化効果が良好になればなるほど、均一性に影響を与えることなくメタメリックグループを構成するデバイス間でより大きくなる差を許容できる。
図15には、二元グループが示されているが、メタメリックグループが3つ以上のLEDデバイスを含むような、三元、四元およびそれより多い数の多元バージョンも使用できることが理解できよう。
更に、実質的に同じ電流でドライブされるときに、所望するターゲット色度を提供するのに利用されるグループを設けることにより、複数のLEDを単一ストリングのLEDとしてドライブしてもよい。従って、LEDの強度を制御し、よって組み合わされた出力の合成色度を制御するのに電流を使用するマルチストリングアプローチ、例えばRGBアプローチにより、LEDをドライブするためのドライブ回路を簡略化できる。かかる合成ターゲット色度を、照明デバイス全体の全ターゲット色度とするか、または照明デバイスの1つのコンポーネントに対するターゲット色度、例えば所望するBSYまたはBSRカラーポイントとすることができる。従って、ターゲット色度を提供するLEDの組み合わせを単一ストリングで提供しながら、他方、照明デバイスの出力全体をLEDのかかるグループの多数のストリングによって提供できる。
以上で、図面および明細書において、本発明の代表的な実施形態について開示した。特定の用語を用いたが、これら用語は包括的かつ説明のために使用したにすぎず、発明を限定するために使用したものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載されている。

Claims (30)

  1. 少なくとも第1LEDと、第2LEDとを含む複数の発光ダイオード(LED)を備えるソリッドステート照明装置であって、前記LEDのペアからの光を混合することによって生じた混合光がほぼターゲット色度を有し、前記第1LEDが可視スペクトルのうちの青色部分または緑色部分内の光を発光する第1LEDチップを含むと共に、前記第1LEDチップが発光した光に応答して赤色光を発光する蛍光体を含み、前記第2LEDは、1931CIE色度図のプランク軌跡よりも上にあるカラーポイントを有する光を発光する、ソリッドステート照明装置。
  2. 前記第2LEDの前記カラーポイントは、前記プランク軌跡上の任意の点からの10段階マッカダム楕円の外側にある、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  3. 前記LEDと前記蛍光体によって発光される混合光のカラーポイントと前記第2LEDによって発光される光のカラーポイントとの間の1931CIE色度図上の線分が、約2500ケルビンと4500ケルビンの間で前記プランク軌跡に交差する、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  4. 前記第2LEDは、約500nm〜550nmまでの主要波長を有する実質的に飽和した光を発光する第2LEDチップを含む、請求項1に記載のソリッドステート照明デバイス。
  5. 前記第2LEDは、可視スペクトルのうちの青色部分内の飽和した光を発光する第2LEDチップを備え、更に前記第2LEDチップによって発光された光を受光し、これに応答して黄色光を発光するようになっている第2蛍光体を含む、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  6. 前記第2LEDチップは、約430nm〜約470nmまでの主要波長を有し、前記第2蛍光体は、約550nm〜約590nmまでの主要波長を有する光を発光する、請求項5に記載のソリッドステート照明装置。
  7. 第2LEDチップおよび第2蛍光体によって発生される混合光は、追加光がない場合、第1線分、第2線分、第3線分、第4線分および第5線分によって囲まれた1931CIE色度図内に存在し得るあるポイントを定める、x、yカラー座標を有する光のサブ混合光を発生し、前記第1線分は、第1ポイントを第2ポイントに接続し、前記第2線分は、前記第2ポイントを第3ポイントに接続し、前記第3線分は、前記第3ポイントを第4ポイントに接続し、前記第4線分は、前記第4ポイントを第5ポイントに接続し、前記第5線分は、前記第5ポイントを前記第1ポイントに接続し、前記第1ポイントは、0.32のx座標および0.40のy座標を有し、前記第2ポイントは、0.36のx座標および0.48のy座標を有し、前記第3ポイントは、0.43のx座標および0.45のy座標を有し、前記第4ポイントは、0.42のx座標および0.42のy座標を有し、前記第5ポイントは、0.36のx座標および0.38のy座標を有する請求項5記載のソリッドステート発光装置。
  8. 前記第1LEDチップは、約500nm〜約550nmまでの主要波長を有する、請求項5に記載のソリッドステート照明装置。
  9. 前記第1LEDチップは、約500nm〜約550nmまでの主要波長を有する、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  10. 前記第2LEDチップは、約500nm〜約550nmまでの主要波長を有し、前記蛍光体は、第1蛍光体を備え、前記第2LEDは、更に前記第2LEDチップが発光した光に応答して黄色光を発光する第2蛍光体を備える、請求項8に記載のソリッドステート照明装置。
  11. 前記第1LEDチップは、約440nm〜約460nmまでの主要波長を有し、前記蛍光体は、前記第1LEDが発光した光に応答して約600nm〜約630nmまでの主要波長を有する光を発光する、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  12. 前記第2LEDチップは、約440nm〜約460nmまでの主要波長を有し、前記第2LEDは更に前記第2LEDチップが発光した光に応答して約550nmから590nmまでの主要波長を有する光を発光する第2蛍光体を備える、請求項11に記載のソリッドステート照明装置。
  13. 可視スペクトルのうちの青色部分または緑色部分内の光を発光し、前記第1LEDの主要波長よりも少なくとも約10nm長い主要波長を有する第3LEDを更に含む、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  14. 前記第3LEDは、前記第1LEDの主要波長よりも少なくとも約20nm長い主要波長を有する、請求項13に記載のソリッドステート照明装置。
  15. 前記可視スペクトルのうちの赤色部分内の光を発光する第3LEDを更に含む、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  16. 複数の第1LEDと複数の第2LEDとを更に備え、前記第1LEDと前記第2LEDとは、これらLEDのそれぞれのメタメリックペア内に配置されており、前記LEDのそれぞれのメタメリックペアの各々によって発光される光は、ほぼターゲット色度を有する、請求項1に記載のソリッドステート照明装置。
  17. 複数の発光ダイオード(LED)を含むソリッドステート照明装置であって、前記LEDの色度は、これらLEDによって発光される光を混合することによって生じる混合光がほぼターゲット色度を有するよう選択されており、前記複数のLEDは、可視スペクトルのうちの青色部分内の飽和光を発光する第1LEDチップを含む第1LEDと、前記第1LEDチップによって発光される青色光に応答して赤色光を発光する第1蛍光体と、(a)可視スペクトルのうちの緑色部分内の飽和光を発生する第2LED、または(b)可視スペクトルのうちの青色部分内の飽和光を発光する第2LEDチップと、この第2LEDチップによって発光される光に応答して黄色光を発光する第2蛍光体を含む第2LEDのうちの一方を含み、前記第2LEDチップおよび前記第2蛍光体によって発光される混合光は、1931CIE色度図上のプランク軌跡上のポイントのまわりの10段階マッカダム楕円の外に位置するソリッドステート照明装置。
  18. 前記第1LEDと前記第2LEDとは、メタメリックペアとしてソリッドステート照明デバイス内に配置されている、請求項17に記載のソリッドステート照明装置。
  19. 前記ターゲット色度は、1931CIE色度図のプランク軌跡上のポイントの10段階マッカダム楕円内に位置する、請求項17に記載のソリッドステート照明装置。
  20. 前記第2LEDは、可視スペクトルのうちの青色部分内の飽和光を発光する第2LEDチップと、前記第2LEDチップによって発光された青色光に応答し、黄色光を発光する第2蛍光体とを含み、第2LEDチップおよび第2蛍光体によって発生される混合光は、追加光がない場合、第1線分、第2線分、第3線分、第4線分および第5線分によって囲まれた1931CIE色度図内に存在し得るあるポイントを定める、x、yカラー座標を有する光のサブ混合光を発生し、前記第1線分は、第1ポイントを第2ポイントに接続し、前記第2線分は、前記第2ポイントを第3ポイントに接続し、前記第3線分は、前記第3ポイントを第4ポイントに接続し、前記第4線分は、前記第4ポイントを第5ポイントに接続し、前記第5線分は、前記第5ポイントを前記第1ポイントに接続し、前記第1ポイントは、0.32のx座標および0.40のy座標を有し、前記第2ポイントは、0.36のx座標および0.48のy座標を有し、前記第3ポイントは、0.43のx座標および0.45のy座標を有し、前記第4ポイントは、0.42のx座標および0.42のy座標を有し、前記第5ポイントは、0.36のx座標および0.38のy座標を有する請求項17記載のソリッドステート発光装置。
  21. 前記第1LEDチップおよび前記第1蛍光体によって発光される混合光は、追加光がない場合、1931CIE色度図上の紫みを帯びた赤または赤−紫色領域内にあるポイントを定めるx、yカラー座標を有するサブ混合光を発生する、請求項17に記載のソリッドステート照明装置。
  22. 前記第1LEDチップおよび前記蛍光体によって発光される混合光のカラーポイントと前記第2LEDによって発光される光のカラーポイントとの間の1931CIE色度図上の線分は、約2500ケルビンと約4500ケルビンの間でプランク軌跡に交差する、請求項17に記載のソリッドステート照明装置。
  23. 前記第1LEDチップは、約440nm〜460nmまでの主要波長を有し、前記蛍光体は、前記第1LEDチップが発光する光に応答して、約600nm〜約630nmまでの主要波長を有する光を発光する、請求項17に記載のソリッドステート照明装置。
  24. LEDのメタメリックペアを含む複数の発光ダイオード(LED)を備える照明モジュールであって、前記メタメリックペアの前記LEDの色度は、前記メタメリックペアの前記LEDの各々からの光を混合することによって生じる混合光が、ほぼターゲット色度を有する光を含むよう選択されており、前記メタメリックペアは、可視スペクトルのうちの青色部分内の光を発光する第1LEDチップおよび前記第1LEDチップが発光した青色光に応答し、赤色光を発光する蛍光体を含む第1LEDと、他の光が存在しない場合に緑色、黄みを帯びた緑色、または黄色−緑色に見える非白色光を発光する第2LEDとを含む、照明モジュール。
  25. 前記第2LEDは、青色光を発光する第2LEDチップと、前記第2LEDによって発光された青色光に応答して黄色光を発光する蛍光体とを含む、請求項24に記載の照明モジュール。
  26. 少なくとも第1LEDおよび第2LEDを含む複数の発光ダイオード(LED)を備えたソリッドステート照明装置であって、前記LEDのペアからの光を混合することによって生じる混合光は、ほぼターゲット色度を有し、
    前記第1LEDは、可視光のうちの青色部分または緑色部分内の光を発光する第1LEDチップを含み、更に前記第1LEDチップによって発光された光に応答し、赤色光を発光する蛍光体を含み、
    前記第1LEDチップおよび前記蛍光体の混合光は第1カラーポイントを有し、
    前記第2LEDは、第2カラーポイントを有する光を発光し、
    前記第1カラーポイントと前記第2カラーポイントとの間の1931CIE色度図上の線分は、約2500ケルビンと4500ケルビンの間でプランク軌跡に交差する、ソリッドステート照明装置。
  27. 前記第2LEDチップは、約430nm〜約500nmまでの主要波長を有する、請求項26に記載のソリッドステート照明装置。
  28. 前記第2LEDチップは、約480nm〜約500nmまでの主要波長を有する、請求項27に記載のソリッドステート照明装置。
  29. 前記第2LEDチップは、約490nm〜約500nmまでの主要波長を有する、請求項28に記載のソリッドステート照明装置。
  30. 前記第2LEDの前記カラーポイントは、前記プランク軌跡上のポイントからの10段階のマッカダム楕円の外にある、請求項26に記載のソリッドステート照明装置。
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