JP2011523560A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2011523560A5
JP2011523560A5 JP2011512566A JP2011512566A JP2011523560A5 JP 2011523560 A5 JP2011523560 A5 JP 2011523560A5 JP 2011512566 A JP2011512566 A JP 2011512566A JP 2011512566 A JP2011512566 A JP 2011512566A JP 2011523560 A5 JP2011523560 A5 JP 2011523560A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid sequence
amino acid
seq
xbp
terminus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011512566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011523560A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2009/045866 external-priority patent/WO2009149021A2/en
Publication of JP2011523560A publication Critical patent/JP2011523560A/ja
Publication of JP2011523560A5 publication Critical patent/JP2011523560A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Description

本発明の他の特徴および利点(例えば、被験体における免疫応答の誘導方法)は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかであろう。
したがって、本発明は、以下の項目を提供する:
(項目1)
配列番号1〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチドであって、
上記ペプチドが主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子に結合する、単離ペプチド。
(項目2)
配列番号1〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチドであって、
上記ペプチドが、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子と会合して、T細胞上の抗原特異的T細胞受容体によって認識される、単離ペプチド。
(項目3)
配列番号1〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるペプチドからなる第1のアミノ酸配列、および
上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列
を含む単離ペプチド。
(項目4)
配列番号1〜18のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド。
(項目5)
配列番号1〜18のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および
上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列
を含む単離ペプチド。
(項目6)
上記4個以下の置換の少なくとも1つが保存的置換である、項目4または5に記載の単離ペプチド。
(項目7)
上記ペプチドが主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子に結合する、項目3から6のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目8)
上記MHC分子がヒトMHC分子である、項目1、2、または7に記載の単離ペプチド。
(項目9)
上記ペプチドが、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子と会合して、T細胞上の抗原特異的T細胞受容体によって認識される、項目1、または3から7のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目10)
上記MHC分子がMHCクラスI分子である、項目1、2、または7から9のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目11)
上記MHC分子がHLA−A2分子である、項目10に記載の単離ペプチド。
(項目12)
上記MHC分子がMHCクラスII分子である、項目1、2、または7から9のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目13)
上記第2のアミノ酸配列がターゲティングポリペプチドを構成する、項目3または5から12のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目14)
上記ターゲティングポリペプチドにより、上記単離ペプチドが抗原提示細胞にターゲティングされる、項目13に記載の単離ポリペプチド。
(項目15)
上記抗原提示細胞が樹状細胞である、項目14に記載の単離ペプチド。
(項目16)
上記抗原提示細胞がマクロファージ、単球、またはB細胞である、項目14に記載の単離ペプチド。
(項目17)
上記第2のアミノ酸配列が免疫刺激分子を構成する、項目3または5から12に記載の単離ペプチド。
(項目18)
上記免疫刺激分子がサイトカインまたはTヘルパーエピトープである、項目17に記載の単離ペプチド。
(項目19)
上記第2のアミノ酸配列が免疫グロブリンまたはその抗原結合フラグメントを構成する、項目3または5から12のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目20)
上記免疫グロブリンが単鎖Fv免疫グロブリンフラグメントである、項目19に記載の単離ペプチド。
(項目21)
上記第2のアミノ酸配列が免疫グロブリン分子のFc受容体結合領域を含む、項目3または5から12のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目22)
上記第2のアミノ酸配列が免疫グロブリン分子全体を構成する、項目21に記載の単離ペプチド。
(項目23)
上記第2のアミノ酸配列がキャリアポリペプチドを含む、項目3または5から12のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目24)
上記キャリアペプチドがKLHポリペプチドを含む、項目23に記載の単離ペプチド。
(項目25)
リンカー配列をさらに含む、項目3または5から24のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目26)
上記リンカー配列が上記第1のアミノ酸配列を上記第2のアミノ酸配列に連結させる、項目25に記載の単離ペプチド。
(項目27)
上記リンカー配列が少なくとも1つのプロテアーゼ切断部位を含む、項目25または26に記載の単離ペプチド。
(項目28)
上記リンカー配列が少なくとも1つのプロテアーゼ切断部位からなる、項目25から27のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目29)
上記第2のアミノ酸配列が上記第1のアミノ酸配列のアミノ末端またはカルボキシ末端側にある、項目3または5から28のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目30)
上記単離ペプチドが検出可能に標識される、項目1から29のいずれか1項に記載の単離ペプチド。
(項目31)
配列番号1から18のいずれか1つからなる単離ペプチド。
(項目32)
項目1から31のいずれか1項に記載のペプチドをコードする単離核酸。
(項目33)
項目32に記載の核酸配列を含むベクター。
(項目34)
上記核酸配列が発現調節配列に作動可能に連結される、項目33に記載のベクター。
(項目35)
項目33に記載のベクターを含む培養細胞。
(項目36)
項目34に記載のベクターを含む培養細胞。
(項目37)
上記細胞が哺乳動物細胞である、項目35または36に記載の培養細胞。
(項目38)
上記細胞がヒト細胞である、項目37に記載の培養細胞。
(項目39)
上記細胞が免疫細胞である、項目35から38のいずれか1項に記載の培養細胞。
(項目40)
ペプチドの産生方法であって、項目36から39のいずれか1項に記載の細胞を上記ペプチドを発現させる条件下で培養する工程を含む、方法。
(項目41)
上記細胞または上記細胞が培養された培地から上記ペプチドを単離する工程をさらに含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
1つまたは複数の項目1から31のいずれか1項に記載のペプチドおよび薬学的に許容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
(項目43)
1つまたは複数の免疫刺激剤をさらに含む、項目42に記載の薬学的組成物。
(項目44)
上記1つまたは複数の免疫刺激剤が、Tヘルパーエピトープ、改変ペプチドリガンド、およびアジュバントからなる群より選択される、項目43に記載の薬学的組成物。
(項目45)
上記TヘルパーエピトープがPADRE配列またはユニバーサル破傷風トキソイドTヘルパー(TT Th)エピトープである、項目44に記載の薬学的組成物。
(項目46)
上記アジュバントが、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジュバント、ミョウバン、Toll受容体のリガンド、QS21、RIBI、コレラ毒素(CT)、E.coli易熱性毒素(LT)、変異体CT(MCT)、および変異体E.coli易熱性毒素(MLT)からなる群より選択される、項目44に記載の薬学的組成物。
(項目47)
1つまたは複数の治療薬、診断薬、または予防薬をさらに含む、項目42から46のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
(項目48)
1つまたは複数の項目1から31に記載の任意のペプチド、および
上記ペプチドを被験体に投与するための説明書
を含む、キット。
(項目49)
1つまたは複数の薬学的に許容可能なキャリアをさらに含む、項目48に記載のキット。
(項目50)
1つまたは複数の免疫刺激剤をさらに含む、項目48または49に記載のキット。
(項目51)
上記1つまたは複数の免疫刺激剤が、Tヘルパーエピトープ、改変ペプチドリガンド、およびアジュバントからなる群より選択される、項目50に記載のキット。
(項目52)
1つまたは複数の治療薬、診断薬、または予防薬をさらに含む、項目48から51のいずれか1項に記載のキット。
(項目53)
容器、および
上記容器内に含まれる組成物
を含む、製造品であって、
上記組成物が哺乳動物において免疫応答を誘導するための有効成分を含み、上記有効成分が1つまたは複数の項目1から31に記載の任意のペプチドを含み、上記容器は、上記組成物が哺乳動物において免疫応答を誘導するのに使用するものであることを示すラベルを有する、製造品。
(項目54)
上記ラベルが、多発性骨髄腫を有するか、有する疑いがあるか、発症するリスクがある哺乳動物に上記組成物を投与すべきであることをさらに示す、項目53に記載の製造品。
(項目55)
上記ラベルが、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有するか、有する疑いがあるか、発症するリスクがある哺乳動物に上記組成物を投与すべきであることをさらに示す、項目53または54に記載の製造品。
(項目56)
上記哺乳動物に上記組成物を投与するための説明書をさらに含む、項目53から55のいずれか1項に記載の製造品。
(項目57)
上記組成物が乾燥または凍結乾燥されている、項目53から56のいずれか1項に記載の製造品。
(項目58)
被験体において免疫応答を誘導するための方法であって、1つまたは複数の項目1から31に記載の任意のペプチドを被験体に送達する工程を含む、方法。
(項目59)
上記被験体への1つまたは複数のペプチドの送達後に、上記被験体において免疫応答が起こったかどうかを決定する工程をさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
上記1つまたは複数のペプチドを薬学的組成物として上記被験体に送達する、項目58または59に記載の方法。
(項目61)
上記被験体が哺乳動物である、項目58から60のいずれか1項に記載の方法。
(項目62)
上記哺乳動物がヒトである、項目61に記載の方法。
(項目63)
上記被験体が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有するかどうかを決定する工程をさらに含む、項目58から63のいずれか1項に記載の方法。
(項目64)
上記被験体が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有するか、有する疑いがある、項目58から63のいずれか1項に記載の方法。
(項目65)
上記被験体が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症からの寛解にある、項目58から64のいずれか1項に記載の方法。
(項目66)
上記被験体の多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症の1つまたは複数の形質細胞がXBP1、CD138、またはCS1を発現するかどうかを決定する工程をさらに含む、項目64または65に記載の方法。
(項目67)
1つまたは複数の化学療法薬、電離放射線の1つまたは複数の形態、あるいは1つまたは複数の免疫療法薬を上記被験体に投与する工程をさらに含む、項目58から66のいずれか1項に記載の方法。
(項目68)
上記電離放射線の1つまたは複数の形態がγ線照射、X線照射、またはβ線照射である、項目67に記載の方法。
(項目69)
上記1つまたは複数の化学療法薬が、シスプラチン、カルボプラチン、プロカルバジン、メクロレタミン、シクロホスファミド、カンプトセシン、アドリアマイシン、イフォスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン(bisulfan)、ニトロソ尿素(nitrosurea)、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、プリコマイシン、マイトマイシン、エトポシド、ベラムピル、ポドフィロトキシン、タモキシフェン、タキソール、トランス白金、5−フルオロウラシル(5−flurouracil)、ビンクリスチン(vincristin)、ビンブラスチン(vinblastin)、メトトレキサート、および上記のいずれかのアナログからなる群より選択される、項目67に記載の方法。
(項目70)
上記被験体に1つまたは複数の免疫刺激剤を投与する工程をさらに含む、項目58から69のいずれか1項に記載の方法。
(項目71)
上記送達する工程が、上記1つまたは複数のペプチドを上記被験体に投与することを含む、項目58から70のいずれか1項に記載の方法。
(項目72)
上記送達する工程が1つまたは複数の核酸を上記被験体に投与することを含み、上記核酸がそれぞれ上記1つまたは複数のペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、上記ヌクレオチド配列が発現調節配列に作動可能に連結される、項目58から70のいずれか1項に記載の方法。
(項目73)
上記核酸が上記核酸でトランスフェクトされた組換え細胞中に存在し、上記1つまたは複数のペプチドを発現する、項目72に記載の方法。
(項目74)
上記組換え細胞が、上記被験体から得た細胞のトランスフェクションによって作製されたトランスフェクトされた細胞またはトランスフェクトされた細胞の子孫である、項目73に記載の方法。
(項目75)
上記組換え細胞が抗原提示細胞である、項目73または74に記載の方法。
(項目76)
上記抗原提示細胞が樹状細胞である、項目75に記載の方法。
(項目77)
上記抗原提示細胞がマクロファージ、単球、またはB細胞である、項目76に記載の方法。
(項目78)
上記送達する工程が、
上記1つまたは複数のペプチドを細胞と接触させること、および
上記細胞への上記1つまたは複数のペプチドの接触後、上記細胞を上記被験体に送達すること
を含む、項目58から77のいずれか1項に記載の方法。
(項目79)
上記細胞が抗原提示細胞である、項目78に記載の方法。
(項目80)
上記抗原提示細胞が、樹状細胞、マクロファージ、単球、またはB細胞である、項目79に記載の方法。
(項目81)
上記細胞が、上記被験体から得た細胞または細胞の子孫である、項目78から80のいずれか1項に記載の方法。
(項目82)
上記細胞が、上記被験体と同一の種の別の被験体から得た細胞または細胞の子孫である、項目78から80のいずれか1項に記載の方法。
(項目83)
その他の被験体が上記被験体と共通の少なくとも1つのMHC分子を発現する、項目82に記載の方法。
(項目84)
上記少なくとも1つのMHC分子がMHCクラスI分子である、項目83に記載の方法。
(項目85)
上記MHCクラスI分子がHLA−A2分子である、項目84に記載の方法。
(項目86)
上記1つまたは複数のペプチドを上記被験体に投与する前に上記被験体から1つまたは複数の造血幹細胞を含む細胞集団を得る工程をさらに含む、項目58から85のいずれか1項に記載の方法。
(項目87)
多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を治療するための方法であって、
1つまたは複数の項目1から31に記載の任意のペプチドを被験体に投与する工程を含み、上記被験体が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有するか、発症するリスクがある、方法。
(項目88)
処置を必要とする哺乳動物に処置を選択するための方法であって、
哺乳動物中の癌の1つまたは複数の癌細胞がXBP1を発現するかどうかを決定する工程であって、上記癌が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症である、工程、および
1つまたは複数の上記癌細胞がXBP1を発現する場合、
(a)配列番号1〜10のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチド、
(b)配列番号1〜10のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド、
(c)(i)配列番号1〜10のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド、および
(d)(i)配列番号1〜10のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド
からなる群より選択される1つまたは複数のペプチドを上記哺乳動物のための治療薬として選択する工程、を含む、方法。
(項目89)
上記1つまたは複数の癌細胞がXBP1を発現することを決定した後に、上記選択された1つまたは複数のペプチドを上記被験体に送達する工程をさらに含む、項目88に記載の方法。
(項目90)
癌を有する哺乳動物のための処置を選択するための方法であって、
哺乳動物中の癌の1つまたは複数の癌細胞がCD138を発現するかどうかを決定する工程であって、上記癌が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症である、工程、ならびに
1つまたは複数の上記癌細胞がCD138を発現する場合、
(a)配列番号11〜14のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチド、
(b)配列番号11〜14のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド、および
(c)(i)配列番号11〜14のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド、および
(d)(i)配列番号11〜14のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド
からなる群より選択される1つまたは複数のペプチドを上記哺乳動物のための治療薬として選択する工程、を含む、方法。
(項目91)
上記1つまたは複数の癌細胞がCD138を発現することを決定した後に、上記1つまたは複数のペプチドを上記被験体に送達する工程をさらに含む、項目90に記載の方法。
(項目92)
処置を必要とする哺乳動物に処置を選択するための方法であって、
哺乳動物中の癌の1つまたは複数の癌細胞がCS1を発現するかどうかを決定する工程であって、上記癌が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症である、工程、ならびに
1つまたは複数の上記癌細胞がCS1を発現する場合、
(a)配列番号15〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチド、
(b)配列番号15〜18のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド、
(c)(i)配列番号15〜18のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド、および
(d)(i)配列番号15〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド
からなる群より選択される1つまたは複数のペプチドを上記哺乳動物のための治療薬として選択する工程、を含む、方法。
(項目93)
上記1つまたは複数の癌細胞がCS1を発現することを決定した後に、上記選択された1つまたは複数のペプチドを上記被験体に送達する工程をさらに含む、項目92に記載の方法。
(項目94)
多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有する哺乳動物のために治療薬を選択するための方法であって、哺乳動物の多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症の1つまたは複数の癌細胞がXBP1を発現する場合、
(a)配列番号1〜10のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチド、
(b)配列番号1〜10のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド、および
(c)(i)配列番号1〜10のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド、および
(d)(i)配列番号1〜10のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド
からなる群より選択される1つまたは複数のペプチドを上記哺乳動物のための治療薬として選択する工程を含む、方法。
(項目95)
多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有する哺乳動物のために治療薬を選択するための方法であって、哺乳動物の多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症の1つまたは複数の癌細胞がCD138を発現する場合、
(a)配列番号11〜14のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチド、
(b)配列番号11〜14のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド、および
(c)(i)配列番号11〜14のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド、および
(d)(i)配列番号11〜14のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド
からなる群より選択される1つまたは複数のペプチドを上記哺乳動物のための治療薬として選択する工程を含む、方法。
(項目96)
多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症を有する哺乳動物のために治療薬を選択するための方法であって、哺乳動物の多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症の1つまたは複数の癌細胞がCS1を発現する場合、
(a)配列番号15〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる単離ペプチド、
(b)配列番号15〜18のいずれか1つのアミノ酸配列からなるが、4個以下の置換を有する単離ペプチド、および
(c)(i)配列番号15〜18のいずれか1つからなるが、4個以下の置換を有する第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド、および
(d)(i)配列番号15〜18のいずれか1つと少なくとも66%同一であるアミノ酸配列からなる第1のアミノ酸配列、および(ii)上記第1のアミノ酸配列に対して異種の第2のアミノ酸配列、を含む単離ペプチド
からなる群より選択される1つまたは複数のペプチドを上記哺乳動物のための治療薬として選択する工程を含む、方法。
(項目97)
上記被験体または哺乳動物が多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症の治療を受けており、且つ上記治療に応答しなかった、項目88から96のいずれか1項に記載の方法。
(項目98)
哺乳動物において免疫応答を誘導するための方法であって、1つまたは複数の項目1から31に記載の任意のペプチドと接触させた免疫細胞または上記免疫細胞の子孫を被験体に投与する工程を含む、方法。
(項目99)
上記方法が接触する工程を含む、項目98に記載の方法。
(項目100)
上記免疫細胞がT細胞である、項目98または99に記載の方法。
(項目101)
上記T細胞を、抗原提示細胞の存在下で上記1つまたは複数のペプチドと接触させる、項目100に記載の方法。
(項目102)
上記接触前に上記免疫細胞を得る工程をさらに含む、項目99から101のいずれか1項に記載の方法。
(項目103)
上記免疫細胞を上記被験体から得る、項目98から102のいずれか1項に記載の方法。
(項目104)
上記免疫細胞を上記被験体と同一の種の別の被験体から得る、項目98から102のいずれか1項に記載の方法。
(項目105)
上記免疫細胞が上記被験体と共通の少なくとも1つのMHC分子を発現する、項目104に記載の方法。
(項目106)
上記少なくとも1つのMHC分子がMHCクラスI分子である、項目105に記載の方法。
(項目107)
上記MHCクラスI分子がHLA−A2分子である、項目106に記載の方法。
(項目108)
(i)項目1から31のいずれか1項に記載のペプチドおよび(ii)主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子多量体を含み、上記多量体がMHC分子の2個以上のペプチド結合領域を含む、組成物。
(項目109)
上記MHC分子多量体がMHC分子の4個または5個のペプチド結合領域を含む、項目108に記載の組成物。
(項目110)
各ペプチド結合領域がこれに結合した(i)を有する、項目108または109に記載の組成物。
(項目111)
各ペプチド結合領域がこれに非共有結合した(i)を有する、項目110に記載の組成物。
(項目112)
各ペプチド結合領域がこれに共有結合した(i)を有する、項目110に記載の組成物。
(項目113)
上記MHC分子多量体が2個以上のMHC分子全体を含む、項目108から112のいずれか1項に記載の組成物。
(項目114)
上記MHC分子多量体がヒトMHC分子を含む、項目108から113のいずれか1項に記載の組成物。
(項目115)
上記MHC分子多量体がMHCクラスI分子を含む、項目108から114のいずれか1項に記載の組成物。
(項目116)
上記MHCクラスI分子がHLA−A2分子である、項目115に記載の組成物。
(項目117)
上記組成物が少なくとも2個以上の上記ペプチドを含む、項目108から116のいずれか1項に記載の組成物。
(項目118)
上記2個以上のペプチド結合領域が同一のMHC分子に由来する、項目108から117のいずれか1項に記載の組成物。
(項目119)
上記2個以上のペプチド結合領域が異なるMHC分子に由来する、項目108から117のいずれか1項に記載の組成物。
(項目120)
上記MHC分子多量体が上記1つまたは複数のペプチドのうちの少なくとも1つに結合することができる、項目108から119のいずれか1項に記載の組成物。
(項目121)
上記組成物が検出可能に標識されている、項目108から120のいずれか1項に記載の組成物。
(項目122)
各多量体がMHC分子の2個以上のペプチド結合領域を含む、1つまたは複数の主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子多量体、および
1つまたは複数の項目1から31のいずれか1項に記載のペプチド
を含む組成物を含むキット。
(項目123)
上記組成物の細胞との接触についての説明書をさらに含む、項目122に記載のキット。
(項目124)
1つまたは複数の検出可能な標識をさらに含む、項目122または123に記載のキット。
(項目125)
上記1つまたは複数の検出可能な標識が、発光標識、蛍光標識、放射性標識、および酵素標識からなる群より選択される、項目124に記載のキット。
(項目126)
上記1つまたは複数のMHC分子多量体のうちの1つまたは上記1つまたは複数のペプチドのうちの1つを検出可能に標識するための説明書をさらに含む、項目122から125のいずれか1項に記載のキット。
(項目127)
上記1つまたは複数の検出可能な標識の少なくとも1つを検出するための説明書をさらに含む、項目125または126に記載のキット。
(項目128)
上記1つまたは複数のMHC分子多量体の少なくとも1つまたは上記1つまたは複数のペプチドの少なくとも1つを検出可能に標識する、項目122から127のいずれか1項に記載のキット。

Claims (25)

  1. 以下:
    配列番号15〜17のうちのいずれかの第1のCS−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第1のCS−1アミノ酸配列と、前記第1のCS−1アミノ酸配列のC末端に隣接するおよび/またはN末端に隣接する、配列番号22の天然CS−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第1のCS−1ペプチド;ならびに
    配列番号18の第2のCS−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第2のCS−1アミノ酸配列と、前記第2のCS−1アミノ酸配列のN末端に隣接する、配列番号22の天然CS−1タンパク質に由来する8個までの連続アミノ酸、および/または前記第2のCS−1アミノ酸配列のC末端に隣接する、配列番号22の天然CS−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第2のCS−1ペプチド
    からなる群より選択されるペプチドを含む、薬学的組成物。
  2. 前記第1のCS−1ペプチドが、配列番号15〜17のうちのいずれかの前記第1のCS−1アミノ酸配列と、前記第1のCS−1アミノ酸配列のC末端に隣接するおよび/もしくはN末端に隣接する、配列番号22の天然CS−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなり;かつ
    前記第2のCS−1ペプチドが、配列番号18の前記第2のCS−1アミノ酸配列と、前記第2のCS−1アミノ酸配列のN末端に隣接する、配列番号22の天然CS−1タンパク質に由来する8個までの連続アミノ酸、および/または前記第2のCS−1アミノ酸配列のC末端に隣接する、配列番号22の天然CS−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、請求項1に記載の薬学的組成物。
  3. 前記第1のCS−1ペプチドが、配列番号15〜17のうちのいずれかの前記第1のCS−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第1のCS−1アミノ酸配列からなり;かつ
    前記第2のCS−1ペプチドが、配列番号18の前記第2のCS−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第2のCS−1アミノ酸配列からなる、請求項1に記載の薬学的組成物。
  4. 1つまたは複数のXBP−1ペプチド、1つまたは複数のCD−138ペプチドおよびそれらの組み合わせをさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の薬学的組成物。
  5. 前記組成物が、1つまたは複数のXBP−1ペプチドをさらに含み、前記1つまたは複数のXBP−1ペプチドは、以下:
    配列番号1〜6のうちのいずれかの第1のXBP−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第1のXBP−1アミノ酸配列と、前記第1のXBP−1アミノ酸配列のN末端に隣接するおよび/またはC末端に隣接する、配列番号19のスプライシングされていない天然XBP−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第1のXBP−1ペプチド;
    配列番号7もしくは8の第2のXBP−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第2のXBP−1アミノ酸配列と、前記第2のXBP−1アミノ酸配列のN末端に隣接するおよび/またはC末端に隣接する、配列番号20のスプライシングされていない天然XBP−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第2のXBP−1ペプチド;ならびに
    配列番号9もしくは10の第3のXBP−1アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第3のXBP−1アミノ酸配列と、前記第3のXBP−1アミノ酸配列のN末端に隣接する、配列番号20のスプライシングされていない天然XBP−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第3のXBP−1ペプチド
    からなる群より選択される、請求項4に記載の薬学的組成物。
  6. 前記組成物が、1つまたは複数のCD−138ペプチドをさらに含み、前記1つまたは複数のCD−138ペプチドは、以下:
    配列番号11もしくは12の第1のCD−138アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第1のCD−138アミノ酸配列と、前記第1のCD−138アミノ酸配列のN末端に隣接するおよび/またはC末端に隣接する、配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第1のCD−138ペプチド;
    配列番号13の第2のCD−138アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第2のCD−138アミノ酸配列と、前記第2のCD−138アミノ酸配列のN末端に隣接する、配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する4個までの連続アミノ酸、および/または前記第2のCD−138アミノ酸配列のC末端に隣接する、配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第2のCD−138ペプチド;ならびに
    配列番号14の第3のCD−138アミノ酸配列または1〜3個の置換を有する前記第3のCD−138アミノ酸配列と、前記第3のCD−138アミノ酸配列のN末端に隣接する、配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する8個までの連続アミノ酸 、および/または前記第3のCD−138アミノ酸配列のC末端に隣接する、配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸とからなる、第3のCD−138ペプチド
    からなる群より選択される、請求項4または5に記載の薬学的組成物。
  7. 前記組成物が、1つまたは複数のXBP−1ペプチドを含み、前記1つまたは複数のXBP−1ペプチドは、以下:
    前記第1のXBP−1アミノ酸配列のN末端に隣接するおよび/またはC末端に隣接する配列番号19のスプライシングされていない天然XBP−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸を有する、配列番号1〜6のうちのいずれかの前記第1のXBP−1アミノ酸配列からなる、前記第1のXBP−1ペプチド;
    前記第2のXBP−1アミノ酸配列のN末端に隣接するおよび/またはC末端に隣接する配列番号20のスプライシングされていない天然XBP−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸を有する、配列番号7もしくは8の前記第2のXBP−1アミノ酸配列からなる、前記第2のXBP−1ペプチド;ならびに
    前記第3のXBP−1アミノ酸配列のN末端に隣接する配列番号20のスプライシングされていない天然XBP−1タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸を有する、配列番号9もしくは10の前記第3のXBP−1アミノ酸配列からなる、前記第3のXBP−1ペプチド
    からなる群より選択される、請求項5に記載の薬学的組成物。
  8. 前記組成物が、1つまたは複数のCD−138ペプチドを含み、前記1つまたは複数のCD−138ペプチドは、以下:
    前記第1のCD−138アミノ酸配列のN末端に隣接するおよび/またはC末端に隣接する配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸を有する、配列番号11もしくは12の前記第1のCD−138アミノ酸配列からなる、前記第1のCD−138ペプチド;
    前記第2のCD−138アミノ酸配列のN末端に隣接する配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する4個までの連続アミノ酸、および/または前記第2のCD−138アミノ酸配列のC末端に隣接する配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸を有する、配列番号13の前記第2のCD−138アミノ酸配列からなる、前記第2のCD−138ペプチド;ならびに
    前記第3のCD−138アミノ酸配列のN末端に隣接する配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する8個までの連続アミノ酸、および/または前記第3のCD−138アミノ酸配列のC末端に隣接する配列番号21の天然CD−138タンパク質に由来する40個までの連続アミノ酸を有する、配列番号14の前記第3のCD−138アミノ酸配列からなる、前記第3のCD−138ペプチド
    からなる群より選択される、請求項6または7に記載の薬学的組成物。
  9. 前記ペプチドのうち少なくとも3つを含む、請求項4、5、6、7または8に記載の薬学的組成物。
  10. 少なくとも4種のペプチドを含む、請求項9に記載の薬学的組成物。
  11. 互いに異なる2つのXBP−1ペプチド、1つのCD−138ペプチドおよび1つのCS−1ペプチドを含む、請求項10に記載の薬学的組成物。
  12. Tヘルパーエピトープ、改変ペプチドリガンド、またはアジュバントのような、1つまたは複数の治療薬、診断薬、予防薬、および免疫刺激剤をさらに含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  13. 前記1つまたは複数の治療薬、診断薬、予防薬、および免疫刺激剤が、Tヘルパーエピトープ、改変ペプチドリガンド、およびアジュバントからなる群より選択される、請求項12に記載の薬学的組成物。
  14. 前記アジュバントが、フロイント不完全アジュバント、ミョウバン、Toll受容体のリガンド、QS21、RIBI、コレラ毒素(CT)、E.coli易熱性毒素(LT)、変異体CT(MCT)、および変異体E.coli易熱性毒素(MLT)のうちの1つまたはそれより多くからなる群より選択される、請求項13に記載の薬学的組成物。
  15. 被験体における癌を処置または予防することに使用するための、請求項1〜14のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  16. 前記癌が、形質細胞癌である、請求項15に記載の薬学的組成物。
  17. 前記形質細胞癌が、多発性骨髄腫またはワルデンシュトレームマクログロブリン血症である、請求項16に記載の薬学的組成物。
  18. 前記被験体が、前記癌を有するか、前記癌を有する疑いがあるか、前記癌を発症するリスクがあるか、または前記癌からの寛解状態にある、請求項15〜17のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  19. 前記被験体が、活動性多発性骨髄腫(active multiple myeloma)を発症するリスクがある、請求項15〜17のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  20. 前記被験体が、意義未確定の単クローン性免疫グロブリン血症(MGUS)を有する、請求項15〜17のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  21. 1つまたは複数の化学療法薬、電離放射線の1つまたは複数の形態、または1つまたは複数の免疫調節薬と組み合わせて使用するための、請求項1〜20のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  22. 薬学的に許容可能なキャリアをさらに含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
  23. 前記薬学的に許容可能なキャリアが、溶媒、分散媒、コーティング、抗菌薬、抗真菌薬、等張剤および吸収遅延剤のうちの1つまたは複数を含む、請求項22に記載の薬学的組成物。
  24. 請求項1〜23のいずれか一項に記載の薬学的組成物を含む、キット。
  25. 容器と、前記容器内に収容された請求項1〜23のいずれか一項に記載の薬学的組成物とを含む、製造品。
JP2011512566A 2008-06-02 2009-06-01 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド Withdrawn JP2011523560A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5818008P 2008-06-02 2008-06-02
US61/058,180 2008-06-02
PCT/US2009/045866 WO2009149021A2 (en) 2008-06-02 2009-06-01 Xbp1, cd138, and cs1 peptides

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262194A Division JP6085289B2 (ja) 2008-06-02 2014-12-25 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011523560A JP2011523560A (ja) 2011-08-18
JP2011523560A5 true JP2011523560A5 (ja) 2012-07-05

Family

ID=41398806

Family Applications (7)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011512566A Withdrawn JP2011523560A (ja) 2008-06-02 2009-06-01 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2014262194A Active JP6085289B2 (ja) 2008-06-02 2014-12-25 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2017013407A Active JP6224280B2 (ja) 2008-06-02 2017-01-27 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2017194380A Active JP6438100B2 (ja) 2008-06-02 2017-10-04 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2018214477A Active JP6796123B2 (ja) 2008-06-02 2018-11-15 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2020189192A Active JP7321137B2 (ja) 2008-06-02 2020-11-13 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2023120931A Pending JP2023134812A (ja) 2008-06-02 2023-07-25 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド

Family Applications After (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262194A Active JP6085289B2 (ja) 2008-06-02 2014-12-25 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2017013407A Active JP6224280B2 (ja) 2008-06-02 2017-01-27 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2017194380A Active JP6438100B2 (ja) 2008-06-02 2017-10-04 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2018214477A Active JP6796123B2 (ja) 2008-06-02 2018-11-15 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2020189192A Active JP7321137B2 (ja) 2008-06-02 2020-11-13 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド
JP2023120931A Pending JP2023134812A (ja) 2008-06-02 2023-07-25 Xbp1ペプチド、cd138ペプチドおよびcs1ペプチド

Country Status (6)

Country Link
US (3) US9096681B2 (ja)
EP (2) EP2300034B1 (ja)
JP (7) JP2011523560A (ja)
CN (1) CN102112147B (ja)
CA (2) CA2726804C (ja)
WO (1) WO2009149021A2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9096681B2 (en) * 2008-06-02 2015-08-04 Dana-Farber Cancer Institute, Inc. XBP1, CD138, and CS1 peptides
CN105377288B (zh) 2012-11-05 2019-11-15 达纳-法伯癌症研究所股份有限公司 Xbp1、cd138和cs1肽的组合物制备药物的用途
EP2956481B1 (en) 2013-02-15 2020-07-01 The Johns Hopkins University Antigen-specific t cell redirectors
WO2016049022A1 (en) * 2014-09-23 2016-03-31 Board Of Trustees Of Michigan State University Compositions and methods for modulating an immune response
DE102017207683A1 (de) 2016-05-09 2017-11-09 Nichia Corporation Verfahren zur Herstellung eines Nickel-Kobalt-Verbundhydroxids und Verfahren zur Herstellung eines Aktivmaterials einer Positivelektrode für eine wasserfreie Elektrolytsekundärbatterie
CN106093393A (zh) * 2016-06-02 2016-11-09 滨州医学院 一种基于XBP1和XBP1s表达水平的检测胃癌组织的试剂盒
CN111465411A (zh) * 2017-10-24 2020-07-28 恩科佩普股份有限公司 用于治疗乳腺癌的肽疫苗和派姆单抗
CN115040663B (zh) * 2022-06-15 2023-12-12 上海交通大学医学院附属仁济医院 溶质载体家族38成员2在制备多发性骨髓瘤治疗药物中的应用

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4407957A (en) 1981-03-13 1983-10-04 Damon Corporation Reversible microencapsulation of a core material
US4522811A (en) 1982-07-08 1985-06-11 Syntex (U.S.A.) Inc. Serial injection of muramyldipeptides and liposomes enhances the anti-infective activity of muramyldipeptides
US4879231A (en) 1984-10-30 1989-11-07 Phillips Petroleum Company Transformation of yeasts of the genus pichia
GB8607679D0 (en) 1986-03-27 1986-04-30 Winter G P Recombinant dna product
US4929555A (en) 1987-10-19 1990-05-29 Phillips Petroleum Company Pichia transformation
IL162181A (en) 1988-12-28 2006-04-10 Pdl Biopharma Inc A method of producing humanized immunoglubulin, and polynucleotides encoding the same
US5530101A (en) 1988-12-28 1996-06-25 Protein Design Labs, Inc. Humanized immunoglobulins
US5328470A (en) 1989-03-31 1994-07-12 The Regents Of The University Of Michigan Treatment of diseases by site-specific instillation of cells or site-specific transformation of cells and kits therefor
ES2107537T3 (es) 1991-04-25 1997-12-01 Univ Brown Res Found Vehiculo inmunoaislante biocompatible implantable para suministrar productos terapeuticos seleccionados.
CA2103059C (en) 1991-06-14 2005-03-22 Paul J. Carter Method for making humanized antibodies
CA2142007C (en) 1992-08-11 2007-10-30 Robert Glen Urban Immunomodulatory peptides
DE69419721T2 (de) 1993-01-12 2000-04-27 Biogen Inc Rekombinante anti-vla4 antikörpermoleküle
DE19541844C1 (de) 1995-11-09 1997-07-24 Gsf Forschungszentrum Umwelt Verfahren zur Herstellung von menschlichen Antikörpern und deren Verwendung
US7026443B1 (en) 1999-12-10 2006-04-11 Epimmune Inc. Inducing cellular immune responses to human Papillomavirus using peptide and nucleic acid compositions
AU6802801A (en) * 2000-03-01 2001-09-24 Genentech Inc Secreted and transmembrane polypeptides and nucleic acids encoding the same
US8288322B2 (en) 2000-04-17 2012-10-16 Dyax Corp. Methods of constructing libraries comprising displayed and/or expressed members of a diverse family of peptides, polypeptides or proteins and the novel libraries
JP2005503118A (ja) 2001-02-14 2005-02-03 ジェンザイム・コーポレーション 改変ペプチドリガンド
US7041499B2 (en) * 2001-12-12 2006-05-09 University Of North Texas Health Science Center Immuno activation of CS1 receptor in natural killer cells to inhibit tumor cell growth
US6979720B2 (en) 2002-05-03 2005-12-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company manufacture of certain cyclic ester oligomers
US20050025763A1 (en) * 2003-05-08 2005-02-03 Protein Design Laboratories, Inc. Therapeutic use of anti-CS1 antibodies
WO2005037855A2 (en) 2003-10-17 2005-04-28 Pecos Labs, Inc. T cell epitopes useful in a yersinia pestis vaccine and as diagnostic tools and methods for identifying same
DK2301576T3 (da) * 2004-03-29 2012-12-10 Abbott Biotherapeutics Corp Terapeutisk anvendelse af anti-CS1-antistoffer
CA2577073C (en) * 2004-09-02 2016-10-11 Wyeth Systems and methods for protein production employing polypeptides functional in unfolded protein response pathway
LT2641601T (lt) * 2006-08-07 2016-10-10 Abbvie Biotherapeutics Inc. Daugybinės mielomos, naudojant kombinuotas terapijas, pagrįstas huluc63 su bortezomibu, gydymo būdai
US7842293B2 (en) 2006-08-07 2010-11-30 Facet Biotech Corporation Compositions and methods using anti-CS1 antibodies to treat multiple myeloma
US9096681B2 (en) 2008-06-02 2015-08-04 Dana-Farber Cancer Institute, Inc. XBP1, CD138, and CS1 peptides
CN105377288B (zh) * 2012-11-05 2019-11-15 达纳-法伯癌症研究所股份有限公司 Xbp1、cd138和cs1肽的组合物制备药物的用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11406692B2 (en) Cell-targeting molecules comprising de-immunized, Shiga toxin a subunit effectors and CD8+ t-cell epitopes
JP2011523560A5 (ja)
AU2015257652B2 (en) Novel immunotherapy against several tumors of the blood, such as acute myeloid leukemia (AML)
JP6884133B2 (ja) 志賀毒素aサブユニットエフェクター及びcd8+t細胞エピトープを含む細胞標的化分子
AU2022287621A1 (en) Peptides and combination of peptides for use in immunotherapy against non-small cell lung cancer and other cancers
AU2015335054B2 (en) Methods and compositions for diagnosis and treatment of cancer
CN111909278A (zh) Mhc i类表位递送多肽
EA013876B1 (ru) Опухолеассоциированные пептиды, беспорядочно связывающиеся с молекулами класса ii человеческого лейкоцитарного антигена (hla)
KR20190137858A (ko) 백혈병 및 다른 암에 대한 면역요법에 사용하기 위한 펩티드 및 펩티드의 조합
Hoffmann et al. ESCRT recruitment to SARS-CoV-2 spike induces virus-like particles that improve mRNA vaccines
US20240100149A1 (en) Sars-cov-2 constructs, vaccines, and methods
EP1709971A1 (en) Peptide antigens useful for the prophylaxis, treatment and diagnosis of poxvirus infections
Hoffmann et al. ESCRT recruitment to mRNA-encoded SARS-CoV-2 spike induces virus-like particles and enhanced antibody responses
EP4320145A1 (en) Methods and compositions comprising mhc class i peptides
WO2022225852A1 (en) Methods and compositions comprising mhc class i peptides
EP4247402A1 (en) Methods and compositions comprising mhc class i peptides
KR20240005714A (ko) Sars-cov-2 항원을 표적화하는 펩티드 및 조작된 t 세포 수용체 및 사용 방법