JP2011521733A - 眼圧を低下させる非侵襲性の装置 - Google Patents

眼圧を低下させる非侵襲性の装置 Download PDF

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Abstract

本発明は眼圧を非侵襲的に低下させる装置及び方法を提供する。特に、本発明の幾つかの非侵襲性の眼圧低下装置は近位端及び先端プローブを有する振動子を備える。典型的に、上記振動子の先端プローブは、組織へのいかなる著しい損傷も生じさせずに眼表面と接触するように構成される実質的に非研磨性の材料を含み、角膜縁領域の眼表面に合致する形状になっている。上記装置はまた、振動機構であって、該振動機構が動作しているときに上記振動先端部が眼細胞を損傷せずに軸方向に動くように上記振動先端部の近位端に動作可能に接続される、振動機構も備える。本発明の眼圧低下装置は、角膜縁組織に近接した組織に機械的な力を非侵襲的に伝えることが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、眼圧を非侵襲的に低下させる装置及び方法に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、2008年5月30日出願の米国仮特許出願第61/057,468号(その全体が参照により本明細書に援用される)の優先権の利益を主張する。
緑内障は世界的に失明の主要原因である。複数の研究において眼圧(IOP)上昇が緑内障性視神経症(GON)の主要原因として同定されている。緑内障の家族歴、高齢及び人種等、緑内障の多くの危険因子が同定されているが、IOP上昇は、医学的又は外科的な介入によって改善可能な唯一の危険因子である。IOPを低下させることは、様々な種類の緑内障のみならず高眼圧症の患者の視野欠損のより遅い進行に関連している。緑内障を治療する医学的及び外科的な物理療法の使用は、IOPを低下させるのに多くの場合に効果的であるが、望ましくない副作用、局所点眼治療とのコンプライアンスの悪さ、並びに、侵襲性の手技による感染、疼痛及び視野欠損の可能性に関連付けられる。
したがって、眼圧を低下させる非侵襲性の方法が必要とされている。
本発明の幾つかの態様は、IOPを低下させる非侵襲性の装置及び方法を提供する。本発明のこれらの態様は繰り返し適用することができ、結果として、IOPを低下させるのに現在使用されている多くの従来の治療に比して副作用がより少ない。本発明の装置及び方法の他の利点として、使用の容易性及び他の用途との適合性が挙げられるがこれらに限定されない。さらに、本発明の方法の実施又は本発明の装置の使用に必要とされる技術レベルは、マイクロサージャリー(microsurgery:顕微鏡下手術)等、他の従来の治療手技よりもはるかに低い。
本発明の幾つかの態様は、振動子と該振動子に動作可能に接続される振動機構とを備える、非侵襲性のIOP低下装置を提供する。振動子は近位端及び先端プローブを含む。振動子の近位端は、振動機構が動作しているときに振動子が軸方向に動くように振動機構に動作可能に接続される。振動子のかかる動きは非侵襲性の機械的な力を眼組織に及ぼす。先端プローブは、眼表面と接触するように構成される実質的に非研磨性の材料を含むことができ、多くの場合は眼表面の、眼の解剖学的な角膜縁(limbus)と合致する形状とすることができる。動作の際、IOP低下装置は角膜縁に近接した組織に非侵襲性の機械的な力を伝える。多くの場合、機械的な力は小柱網、シュレム管、周囲組織及び/又はそれらの組合せを含む細胞に伝えられる。
非侵襲性のIOP低下装置は、設定された周波数及び振幅で組織に力を繰り返し加える。幾つかの実施の形態では、振動機構の周波数は約1Hz〜約40kHzである。典型的には100Hz〜約1kHz、多くの場合は約100Hz〜約900Hzである。
他の実施の形態では、振動の周波数は少なくとも約1Hz〜約1kHzに調整することができる。典型的には100Hz〜約900Hz、多くの場合は約100Hz〜約900Hzである。
さらに他の実施の形態では、振動の振幅は約0.1mm〜約1mmの範囲とすることができる。典型的には、振動子の動きを実質的にその軸方向に限定することで、眼の動きを制限し、典型的に眼のいかなる著しい振動ももたらすことなく標的組織に機械的な力を集中させる。他の実施の形態では、振動子は横方向に動くことができる。多くの場合、振動の振幅は約0.2mm〜約0.8mm、より多くの場合は約0.3mm〜約0.7mmに及び、さらに多くの場合は約0.5mmである。
さらに他の実施の形態では、振動の振幅は軸方向に約0.1mm〜約1mmに調整可能である。典型的には振動の振幅は約0.2mm〜約0.8mm、より多くの場合では約0.3mm〜約0.7mmに調整可能である。
概して、振動プローブの先端部(すなわち先端プローブの先端部)の材料は、接触する組織に損傷を生じさせないように選択される。幾つかの実施の形態では、振動プローブの先端部の材料はプラスチック、金属、シリコーン、ポリプロピレン若しくは他の非研磨性材料、又はそれらの組合せを含む。
振動プローブの先端部は、指定した眼表面に機械的な力を集中させて伝えることを可能にするように設計される。振動プローブの先端部の形状は、指定した眼表面に機械的な力を非侵襲的に伝えることができる限り、円形、楕円形、卵形又は任意の他の形状とすることができる。多くの例では、振動プローブの先端部は円形、楕円形又は卵形の形状である。概して、眼表面と接触する先端プローブの領域は平均直径が約0.1mm〜約6mm、典型的には約0.2mm〜約3mm、多くの場合は約0.2mm〜約1mm、より多くの場合は約0.3mm〜約0.7mmである。幾つかの特定の実施の形態では、振動プローブの先端部は平均直径が約0.5mmである。
本発明の他の態様は被検体のIOPを低下させる方法を提供する。本方法は概して、被検体のIOP低下を引き起こすのに十分な状況下で、角膜縁組織(limbal tissue)に近接した組織に非侵襲性の機械的な力を加えることを含む。かかる力は、眼表面と接触して、角膜縁組織に近接した組織に力を伝えさせるのに十分な量の力を及ぼすことによって加えられる。幾つかの例では、非侵襲性の機械的な力は、小柱網、シュレム管又はそれらの組合せ等の角膜縁組織に近接した組織に力を伝える効果を有する角膜縁領域に加えられる。
幾つかの実施の形態では、非侵襲性の機械的な力は複数の角膜縁領域に加えられる。例えば、角膜縁領域は角膜の周囲360度を含む。したがって、幾つかの例では、非侵襲性の機械的な力は(角膜の周囲の)少なくとも90度の角膜縁領域に加えられる。他の例では、非侵襲性の機械的な力は(角膜の周囲の)少なくとも180度の角膜縁領域に加えられる。さらに他の例では、非侵襲性の機械的な力は(角膜の周囲の)360度の角膜縁領域に加えられる。非侵襲性の機械的な力が複数の角膜縁領域に加えられる場合、典型的には各非侵襲性の機械的な力の印加は、多くの場合は著しく重なるいかなる区域もなく前の印加区域に実質的に隣接する角膜縁領域に適用される。しかしながら、本発明の範囲はかかる印加に限定されず、角膜縁領域の断続した区域への機械的な力の印加のみならず重なる区域の一部又は全てへの機械的な力の印加を含むことができることを理解されたい。
本発明の方法は、角膜縁領域に非侵襲性の機械的な力を加えることが可能ないかなる装置も使用することができ、幾つかの実施の形態では、本明細書に開示される非侵襲性のIOP低下装置を使用する。
典型的に、非侵襲性の機械的な力は、本明細書に開示される周波数及び振幅で振動プローブが角膜縁領域を押圧するように、例えば本明細書に開示される装置を使用することによって、角膜縁領域を非侵襲的に繰り返し押圧することによって加えられる。
本発明のさらに他の態様は、被検体の視野欠損の進行を遅らせる又は防止する方法を提供する。かかる方法は典型的に、被検体のIOP低下を引き起こすのに十分な時間、角膜縁組織に近接した組織に非侵襲性の機械的な力を加えることによって、被検体の眼圧を非侵襲的に低下させることを含む。
幾つかの実施の形態では、非侵襲性の機械的な力は、本明細書に開示される非侵襲性のIOP低下装置を使用して加えられる。
本発明の非侵襲性のIOP低下装置の特定の一実施形態を示す図である。 図1に示す装置の振動子の拡大図である。 図1に示す装置の振動子の拡大図である。 図1に示す装置の振動子の拡大図である。 図1に示す装置の切欠き図である。 図1の装置を使用してのウサギの長期試験の結果を示す、IOPのグラフである。
緑内障は失明の主要原因である。緑内障の高い眼圧を治療する主要な方法である局所薬物治療は、圧力を十分なレベルに低下させるに至らない場合が多い。他の治療方法はレーザー又は他の侵襲手術若しくは侵入手術(penetrating surgery)を伴い、これには眼に対して深刻なリスクがあるという可能性を伴う。
いかなる理論にも縛られるものではないが、緑内障患者のIOP上昇の原因は眼の排出口である隅角(drainage angle)の機能障害によるものであると考えられている。典型的には房水が小柱網(TM)細胞に流れ、次いでシュレム管に入り、最終的に集水チャネルに移り、この集水チャネルで房水が脈管系に吸収される。流出機能障害は少なくとも部分的にTMの異常によるものであることが示されている。TMを形成している細胞は複雑であり、この領域の構造及び微小環境の生理機能の真の理解は曖昧である。これらの細胞は、内皮細胞の特性を共有し、その機能は局所(regional)タンパク質によって調節され、これにより前眼房からの房水流出の増減がもたらされ得る。
内皮細胞は、せん断力又は交互の圧力勾配を受けると特定のタンパク質を分泌することが知られている。TM細胞もまた、同様のストレッサーを受けるとタンパク質を分泌する。これらのタンパク質はTM細胞及び周囲の細胞外マトリックスの再構築(remodulation)により圧力を低下させるように作用することができると考えられている。複数の報告書には、白内障摘出術を受けた後での、緑内障を患っている眼のみならず正常の眼におけるIOP低下が記載されている。眼から白内障を取り除くプロセスは、IOP低下をもたらすストレスタンパク質の産生を誘導するようにTMにストレス負荷を与えると考えられている。培養TM細胞の使用を通じて、TMへのストレス負荷と内皮白血球接着分子(ELAM)−1のみならずインターロイキン1(IL−1)の分泌とのつながりが示されている。
本発明者は、TMに重なる角膜縁の上に集中させる振動力を外部から加えることにより、TMに対する同様の変化をin vivoで眼に誘導することができることを見出した。いかなる理論にも縛られるものではないが、この形式の治療はTM及び周囲のECMのリモデリング(remodeling)につながり、それにより、房水流出の増加及びIOP低下につながると考えられている。幾つかの実施形態では、力の印加がいかなる組織の著しい加熱、周囲組織の振動又は治療部位の表面細胞の損傷も生じさせずに集中する。
本発明の幾つかの態様では、非侵襲性のIOP低下装置は所望の又は設定された周波数及び振幅で組織に力を繰り返し加える機械である。したがって、本発明の他の態様は非侵襲性の治療により内眼組織を改善する方法を提供する。本明細書に用いられる場合の「非侵襲性の」とは、細胞膜、皮膚又は体腔に侵入又は破壊しない、すなわち、細胞若しくは身体への切開(すなわち侵襲)又は生体組織の除去を必要としない手技を指す。
ここで、本発明の非侵襲性のIOP低下装置の幾つかの態様を、本発明の種々の特徴を示す助けとなる添付の図面に関して説明する。しかしながら、図面は本発明の幾つかの態様を説明するためだけに提示されるにすぎず、本発明の範囲に対する限定を構成するものではないことを理解されたい。本発明の非侵襲性のIOP低下装置の特定の一実施形態は図1〜図3に示す。
図1〜図3を参照すると、幾つかの実施形態では、本発明の非侵襲性のIOP低下装置100は振動子104と、振動機構108と、角膜位置決め部材(corneal positioning element:角膜への位置決めを行う部材)112とを備える。振動子104は近位端116及び先端(又は振動)プローブ120を含む。先端プローブ120は眼表面(図示せず)と接触するようになっており、動作時に角膜縁組織に近接した組織に機械的な力を非侵襲的に伝えるように構成される。したがって、先端プローブ120は典型的に、眼表面又は組織を損傷させないように実質的に非研磨性の材料を含む。さらに、先端プローブ120の先端部は概して滑らかな表面を含む。
図3に示すように、近位端116は振動機構108に動作可能に接続される。この実施形態では、振動機構108はモーター200と、第1の歯車204と、第2の歯車208と、近位端116に接続されるリンカー212とを備える。一対の歯車(例えば、第1の歯車204及び第2の歯車208)はモーター200の円運動を横運動に変換する。モーター200は交流又は直流によって作動することができる任意の電気モーターとすることができる。図1〜図3では、モーター200の円運動は一対の歯車204及び208によって横運動に変換される。モーター200は、回転するにつれ、はめ歯216を回転させ、次にこのはめ歯216が第1の歯車204を回転させる。第1の歯車204のはめ歯は、第2の歯車208のはめ歯に動作可能に接続される。リンカー212は第2の歯車208の若干中心ずれした位置に動作可能に接続される。リンカー212を第2の歯車208にこのようにして接続することによって、第2の歯車208の円運動によりリンカーの横運動が生じ、次にこの横運動により先端プローブ120の横運動がもたらされる。横運動の量は第2の歯車の中心からのリンカー212の変位量によって調整することができる。
再び図1〜図3を参照すると、幾つかの実施形態では、非侵襲性の眼圧低下装置100は角膜位置決め部材112をさらに備える。角膜位置決め部材112は、装置100の動作時に振動子104に眼表面組織に対して侵入又は損傷させないように構成される。幾つかの実施形態では、角膜位置決め部材112はまた、標的組織又は標的区域に対しての先端プローブ120の適正な配置を導くように構成される。幾つかの実施形態では、角膜位置決め部材112は眼表面の眼の角膜縁領域に実質的に合致する形状になっている。振動子104に対する角膜位置決め部材112の長さは、先端プローブ120に眼表面組織に対して損傷又は侵入させないようなものである。
本発明のさらなる目的、利点及び新たな特徴は、本発明の以下の実施例(限定であることを意図されない)を検討すれば当業者には明らかとなるであろう。
実施例1
試験は全て米国視覚眼科学会(the Association forResearch in Vision and Ophthalmology)の実験動物の管理と使用に関する方針に従って行い、プロトコル(protocol:臨床試験計画表)はコロラド大学動物管理使用委員会(Universityof Colorado Institutional Animal Care and Use Committee)によって認可された。9匹のBrown Norwayラットを動物実験室に収容し、それぞれに前眼部の生体顕微鏡検査を行って登録前に正常な眼表面状態を確保した。これらの動物は全て登録時に正常眼圧であり、同室に収容し、試験全体を通して全く同じ食餌を与えた。
この臨床試験に使用した装置は本発明者が考案したものであり、電子作動式(electronically powered)発振器を含む。発振器はスリーブ又は角膜位置決め部材によって覆われた特別設計の先端プローブに取り付けられる。典型的には、プローブの先端部は角膜縁の解剖学的構造に合致するように設計される。装置の機械的な動きは、メカニカルカプラーへの動力を交互に切り替える回路に応じ、このメカニカルカプラーにより、手術者によって変更可能な方式で先端プローブを上下に(すなわち軸方向に)動かす。スリーブを接触させ、振動プローブの先端部がラットの眼の所望の区域に機械的な力を加えるように位置決めした。接触を各印加につき約0.5mm(直径)区域に限定し、振動による移動(oscillatory migration)の程度が約0.5mmであることで眼全体の動きを制限して標的組織にエネルギーを集中させた。装置を試験眼(コイン投げによって無作為に選択した各ラットの片目)に対して位置決めし、非侵襲性の機械的な力を一度に30秒間、設定された周波数で振動プローブの先端部を角膜縁と接触させることによって加えた。同じ眼に、いかなる著しい重なりもなく前の治療箇所に隣接して連続印加を行った。リドカインゲルを使用する表面麻酔(麻痺剤)を全ての治療前に眼の表面に施した。この手技のための全身(体全体)麻酔には、カテーテルを尾静脈に入れた状態で各ラットを拘束装置に入れた後、プロポフォール(2mg/kg〜15mg/kg;静脈内(IV))の使用を伴った。必要時に補助剤としてグリコピロレート(Gycopyrolate)を0.01mg/kg〜0.02mg/kgの用量でSQ(皮下)に使用した。
9匹のラットを、20Hz〜1kHzの範囲の周波数を用いて、(角膜の周囲の)90度〜360度の範囲の角膜縁にわたる表面積を覆う装置により処置した。
麻酔の誘導直後にトノペン手持ち式アプラネータ(applanator:圧平眼圧計)及び空気眼圧計を使用して眼圧を検査したが、このトノペン手持ち式アプラネータ及び空気眼圧計はいずれもヒトの使用にFDA認可されており、Moore他著「NoninvasiveMeasurement of Rat Intraocular Pressure With the Tono-Pen」(InvestigativeOphthalmology 8c Visual Science, 1993, 34 (2), 363-9)に記載の手技に従って表面麻酔と共に毎日使用した。これらの装置もまた、Brown Norwayラット試験において支障なく使用された。各圧力検査は3回の連続測定の平均を表す。非処置眼にも、試験眼に対して述べたような圧力検査を行った。第2及び第3の圧力検査を各処置から2分後及び15分後に行った。IOP検査の第2のセッションを一週間後に実施した。アセトアミノフェン(acetominophen)450mg/100mLを、各手技の前後48時間連続的に飲用水に入れて投与した。
結果
各ラットは麻酔及び処置に耐え、合併症を起こさなかった。処置後に外面的な眼の病変又は白内障の発症は見られず、ラットは追跡期間中、それらのケージの中で正常な行動及び食習慣を維持した。試験の終了時の、瞳孔散大させての検査(dilation)は、剥離又は出血のない正常な網膜の解剖学構造を示した。最初の治療前では、平均IOP(mmHg、SD)は試験眼及び対照眼についてそれぞれ(28.22±1.48)及び(27.78±1.47)であった。処置から2分後の平均IOPの最初の検査は処置眼について(26.67±1.80)及び対照眼について(27.67±1.49)であった。15分の時点でのIOP検査は処置眼について(25.56±1.59)及び対照眼について(27.33±1.05)の平均圧を示した。一週間後、処置眼は平均IOPが(21.56±1.13)であり、対照眼は平均IOPが(27.89±0.99)であった。以下は各被検体についての実際のIOPデータである。IOP測定値は先に処置眼の数値(readings)、次に対照眼の数値を示す。
(表1)
試験 対照
ラットA (27、26、24、22) (28、28、27、29)
ラットB (28、26、25、21) (29、30、29、29)
ラットC (27、24、23、23) (27、27、28、27)
ラットD (28、27、25、22) (29、29、27、28)
ラットE (29、26、26、20) (30、28、28、27)
ラットF (27、26、25、22) (26、27、27、28)
ラットG (30、29、27、23) (29、29、28、29)
ラットH (31、30、28、21) (26、26、27、28)
ラットJ (27、26、27、20) (26、25、25、26)

処置眼全体:
ベースライン(BL):28.22±1.48
2分後:26.67±1.80
15分後:25.56±1.59
一週間後:21.56±1.13

対照眼全体:
BL:27.78±1.47
2分後:27.67±1.49
15分後:27.33±1.05
一週間後:27.89±0.99

処置眼:
p=0.06 BL対2分
p=0.002 BL対15分
p<0.001 BL対一週間

対照眼:
p=0.88 BL対2分
p=0.47 BL対15分
p=0.85 BL対一週間
実施例2
ウサギの眼の房水流出に対する機械的な振動の効果を調べた。各ウサギに前眼部の生体顕微鏡検査(眼の検査)を行って、登録前に正常の眼表面状態を確保した。各群のウサギを同室に収容し、試験全体を通して全く同じ食餌を与えた。
本発明者は、緑内障患者の眼圧が白内障の除去後に有意に低下することを見出した。これは眼組織細胞内のタンパク質産生の増大によるものであることが試験において示された。白内障摘出術に使用した装置は25kHz〜40kHzの範囲で前後に動く。いかなる理論にも縛られるものではないが、この動きは、TM細胞の周りでのタンパク質産生につながり、次にこれにより眼の排出口が開くと考えられている。不都合なことに、白内障手術は侵襲性の手技であり(眼に切開部(an opening)を要する)、緑内障を有する者全てにとって不適切である。本発明者は、非侵襲性の経路によりTM細胞を機械的に動かす装置を白内障手術の代わりに使用することができることを見出した。
本装置を使用して角膜縁(角膜縁は、虹彩の正面の透明組織である角膜と白目部分である強膜とが合流する区域である)に振動プローブを適用した。この臨床試験に使用した、機械的発振器と呼ばれる装置は電動式発振器から構成される。装置は、プラスチックスリーブ(角膜位置決め部材)によって覆われた先端プローブに取り付けられる機械的駆動装置(振動機構)を含む。装置の機械的な動きは電力によって作動し、この電力は次いで、先端プローブを動かすメカニカルカプラーへの動力を交互に切り替える回路に供給される。スリーブ及び振動先端部はウサギの眼と接触する唯一の構成要素である。接触を各印加につき0.5mm〜1.0mm区域に制限し、振動による移動の程度が0.3mm〜0.5mmであることで眼全体の動きを制限して標的組織にエネルギーを集中させた。この試験は、眼表面に対するあらゆる外傷を詳細に扱う組織試験のみならず眼の細隙灯検査が繰り返される安全試験も提供した。眼は非常に弾力性があり、へこみを有することがないため、外傷は局所的な組織に観察されなかった。試験には片目を無作為に選択された8羽のウサギを伴い、設定された周波数で装置を使用して処置を行った。
処置方法
眼表面にリドカインゲルを使用する表面麻酔を全ての処置前に施した。残りの手技(survivalprocedure)のための全身麻酔にはイソフルランの使用を伴った。各手技は開始から完了まで2分(房水の採取時間を含む)を要した。眼圧はヒト試験及び動物試験において使用されるFDA認可装置であるトノペンを用いて測定され、デジタル読出しが内部圧力を捉えるまで眼の組織を外部から押圧することによって眼圧を測定した。処置前に一滴の抗生物質(ベガモックス(vigamox))をリドカインゲルと共に角膜に入れた。装置を各ウサギの角膜縁区域の上に配置し、その後、重なる箇所のない連続的な接触を用いて360度にわたる機械的な振動力の印加を行った。これは処置される各眼につき約60秒〜90秒の時間を要した。房水の回収には、TBシリンジに通した30ゲージ針を用いて角膜縁(角膜と強膜とが合流する)から入れることにより、総じて50マイクロリットル〜100マイクロリットル吸引した。本方法は、ヒトにおいて診断目的又は試験目的のいずれにも通例的に用いられる。
次に、ウサギに、最初の処置後1週目、4週目、8週目及び12週目に眼圧の再検査を行った。各圧力検査は上記のようにイソフルラン処置下で行った。房水の回収を上記のように各眼に各処置後に行った。12週目の検査時、最終の細隙灯検査後に、各動物を25mg/kgの塩酸ケタミン及び5mg/kgの塩酸キシラジンで麻酔し、その後、ペントバルビタール(150mg/kg)耳介静脈IVで安楽死させた。摘出した眼に関して組織学的評価を行った。
結果
図4に示すように、処置眼には16.13±1.46〜12.25±2.31の眼圧低下が起こった。これは3.88ポイント(24%)の眼圧低下であった。対照的に、対照眼にはベースラインからのいかなる有意な眼圧低下も起こらなかった。さらに、処置したウサギの房水中のMMP2のレベルは処置前レベルから1週目のレベルへの著しい増加があった。対照眼に比した処置眼の組織では、MMP2の染色は増大し、TIMP2の染色は変わらないままであった。これらの結果は統計的に有意であった。
本発明の上記の説明は図示及び記載のために示してきた。上記は本明細書に開示される形態(単数又は複数)に本発明を限定することを意図しない。本発明の記載は1つ又は複数の実施形態並びに特定の変形及び変更の記載を含んでいるが、例えば本開示の理解後に当業者の技術及び知識内にあり得るような他の変形及び変更も本発明の範囲内にある。特許請求されている構造、機能、範囲又は工程に対して代替的な、交換可能な及び/又は均等な構造、機能、範囲又は工程が本明細書に開示されているかどうかにかかわらず、また、いかなる特許可能な主題も公的に指定することなく、かかる代替的な、交換可能な及び/又は均等な構造、機能、範囲又はステップを含む、許される程度の代替的な実施形態を含む権利を得ることが意図される。
100:IOP低下装置
104:振動子
108:振動機構
112:角膜への位置決めを行う部材
116:近位端
120:先端(又は振動)プローブ
200:モーター
204:第1の歯車
208:第2の歯車
212:リンカー
216:はめ歯

Claims (20)

  1. 非侵襲性の眼圧低下装置であって、
    近位端及び先端プローブを含む振動子であって、該先端プローブが眼表面と接触するように構成されると共に、動作時に角膜縁組織に近接した組織に機械的な力を非侵襲的に伝えるように構成される、振動子と、
    振動機構であって、該振動機構が動作しているときに前記振動子が軸方向に動くと共に、該眼表面と断続的に接触して該角膜縁組織に近接した該組織に非侵襲性の断続した機械的な力を伝えるように、前記振動子の該近位端に動作可能に接続される、振動機構と、
    前記装置の動作時に前記振動子に該眼表面の組織に対して侵入させないように構成される、角膜位置決め部材と、
    を備える、非侵襲性の眼圧低下装置。
  2. 前記角膜位置決め部材は、眼表面の眼の該角膜縁領域に実質的に合致する形状になっている、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置。
  3. 前記振動子は前記角膜位置決め部材内に位置する、請求項3に記載の非侵襲性の眼圧低下装置。
  4. 前記振動子の該先端プローブは実質的に非研磨性の材料を含む、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置。
  5. 前記振動子の振動周波数は約1Hz〜約40kHzの範囲である、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置。
  6. 前記振動子の軸方向の動きは約0.1mm〜約1mmの範囲である、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置。
  7. 先端プローブの、該眼表面と接触する区域は、平均直径が約0.2mm〜約0.5mmである、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置。
  8. 被検体の眼圧を低下させる方法であって、前記被検体の眼圧低下を引き起こすのに十分な時間、角膜縁組織に近接した組織に非侵襲性の機械的な力を加えることを含む、方法。
  9. 非侵襲性の機械的な力は小柱網、シュレム管又はそれらの組合せを含む組織に加えられる、請求項8に記載の方法。
  10. 非侵襲性の機械的な力を該角膜縁領域に加える、請求項8に記載の方法。
  11. 非侵襲性の機械的な力を複数の角膜縁領域に加える、請求項10に記載の方法。
  12. 非侵襲性の機械的な力を(角膜の周囲の)少なくとも90度の角膜縁領域に加える、請求項11に記載の方法。
  13. 非侵襲性の機械的な力を(角膜の周囲の)少なくとも180度の角膜縁領域に加える、請求項11に記載の方法。
  14. 非侵襲性の機械的な力を(角膜の周囲の)360度の角膜縁領域に加える、請求項11に記載の方法。
  15. 前記非侵襲性の機械的な力を加えるステップは、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置を使用して該角膜縁領域と接触することを含む、請求項10に記載の方法。
  16. 前記非侵襲性の機械的な力を加えるステップは、該角膜縁領域を非侵襲的に繰り返し押圧することを含む、請求項10に記載の方法。
  17. 角膜縁領域を約0.1mm〜約1mm、非侵襲的に繰り返し押圧する、請求項16に記載の方法。
  18. 角膜縁領域を約1Hz〜約40kHzの周波数で非侵襲的に繰り返し押圧する、請求項16に記載の方法。
  19. 被検体の視野欠損の進行を遅らせる又は防止する方法であって、前記被検体の眼圧低下を引き起こすのに十分な時間、角膜縁組織に近接した組織に非侵襲性の機械的な力を加えることによって、該被検体の眼圧を非侵襲的に低下させることを含む、方法。
  20. 前記非侵襲性の機械的な力を加えるステップは、請求項1に記載の非侵襲性の眼圧低下装置を使用して該角膜縁領域と接触することを含む、請求項19に記載の方法。
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