JP2011521465A - 結像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】結像システムを提供する。
【解決手段】複数のビームレットを使用してターゲット(11)を露光するための荷電粒子マルチビームレットシステム。システムは、荷電粒子ビーム(20)を生成するための荷電粒子ソース(1)と、生成ビームからビームレット(23)の群を規定するためのビームレット開口アレイ(4D)と、ビームレット(23)を制御可能に無効化するためのブランカーのアレイを備えているビームレットブランカーアレイ(6)と、ブランカーによって偏向されたビームレット(23)を無効化するためのビームストップアレイ(8)と、開口のアレイを備えているビームストップアレイ(8)を備えており、各ビームストップ開口はブランカーの一つ以上に対応しており、さらにターゲットの表面にビームレットを投影するための投影レンズ系(10)のアレイを備えている。

Description

本発明は、結像システム、特に荷電粒子マルチビームレットリソグラフィシステムまたは検査システムに関する。
現在、たいていの商業リソグラフィシステムは、レジストのコーティングを備えたウェーハなどのターゲットを露光するためのパターンデータを記憶し再生する手段としてマスクを使用する。マスクレスリソグラフィシステムでは、ターゲット上にパターンデータを書き込むために荷電粒子のビームレットが使用される。ビームレットは、必要とされるパターンを生成するために、たとえばそれらのオンオフを切り替えることによって、個々に制御される。商業上容認可能なスループットで動作するように設計された高分解能リソグラフィシステムについては、そのようなシステムのサイズと複雑さとコストが障害になる。
荷電粒子マルチビームレットシステムに使用される一つのタイプの設計は、たとえば米国特許第5,905,267号に示されており、その中では、電子ビームは、広げられ、コリメートされ、開口アレイによって複数のビームレットに分割される。それから、得られた画像は、縮小電子光学系によって縮小され、ウェーハ上に投影される。縮小電子光学系は、ビームレットすべてを一緒に合焦させて縮小し、その結果、ビームレットの組全体が結像されサイズが縮小される。この設計では、ビームレットすべてが共通クロスオーバーにおいて交差し、それは、ビームレットの荷電粒子間の相互作用のために解像度のひずみと低下をもたらす。
そのような共通クロスオーバーのない設計も提案された。その中では、ビームレットは個々に合焦され縮小される。しかしながら、多数のビームレットを有しているそのようなシステムが構成されるとき、各ビームレットを個々に制御するための多数のレンズを提供することは非実用的になる。多数の個々に制御されるレンズの構成はシステムに複雑さを追加し、レンズ間のピッチは、各レンズのために必要なコンポーネントの余地を許し、かつ各レンズへの個別制御信号のためのアクセスを許すのに十分でなければならない。そのようなシステムの光学カラムのより大きい高さは、維持されるべき真空の増大したボリュームと、たとえばビームレットのドリフトによって引き起こされる配列誤差の影響を増大させるビームレットのための長い経路などのいくつかの欠点を招く。
さらに、既存の荷電粒子ビーム技術は、たとえば90nm以上の限界寸法を達成する、画像の比較的粗いパターニングのためのリソグラフィシステムに適している。しかしながら、改善された性能に対する強まる必要性が存在する。十分なウェーハスループット、たとえば時間あたり10ないし60ウェーハを維持しながら、相当により小さい限界寸法、たとえば22nmを達成することが望まれている。
本発明は、十分なウェーハスループット、たとえば時間あたり10ないし60のウェーハを維持しながら、より小さい限界寸法、たとえば22nmを達成することが可能である多重ビームレット荷電粒子リソグラフィシステムを提供することをめざす。本発明の基礎となる見識は、スポットサイズを相当に低減しながら同時にシステムで生成される流れを相当に増大させることによってこの高い解像度がマルチビームレット荷電粒子システムに得られることが可能であるということである。
所望の性能を達成するために必要とされる低減されたスポットサイズだけでなく、ビームレットの低減された点像分布関数が、十分な露光許容範囲を維持するために必要とされる。十分な露光許容範囲は、比較されるビームレットからターゲット上のピーク露光レベルと、近隣ビームレットの周囲ガウス部分によって通常引き起こされるような露光の基礎または背景レベルの比較的高い比を必要とする。しかしながら、より小さい点像分布関数を有するビームレットを生成するシステムを設計することは、各ビームレットによってターゲットに適用され得る荷電粒子流を相当に低減する。
低減されたスポットサイズ、増大した流れ、低減された点像分布関数の要請は、システム中のビームレットの数の相当な増大を意味する。これは、マルチビームレットシステム中の投影光学系の制限された物理的寸法による問題を引き起こし、それは一般に、露光されるべきダイのサイズに対応するサイズに制限されている。既知の技術を使用してそのような寸法内に構成されることが可能である投影レンズの数は、所与の上記要請で所望のウェーハスループットを達成するために必要とされるビームレットの数よりも相当に少ない。
本発明は、一つの投影レンズにつき多数のビームレットを有する結像システムを提供することによってこの問題に応える。一つの側面では、発明は、結像システム中の素子の数が低減されたシステムを提供し、複雑さが少なく費用のかさみの少ないシステムとする。別の側面では、発明は、投影カラムがより短いシステムを提供し、荷電粒子のドリフトの影響を低減し、システムハウジングのサイズを低減する。
一つの側面では、本発明は、複数のビームレットを使用してターゲットを露光するための荷電粒子マルチビームレットシステムを提供する。前記システムは、荷電粒子ビームを生成するための荷電粒子ソースと、生成ビームからビームレットの群を規定するためのビームレット開口アレイと、前記ビームレットを制御可能に無効化するためのブランカーのアレイを備えているビームレットブランカーアレイと、前記ブランカーによって偏向されたビームレットを無効化するためのビームストップアレイを有しており、前記ビームストップアレイは開口のアレイを備え、各ビームストップ開口は前記ブランカーの一つ以上に対応しており、さらに、前記ターゲットの表面にビームレットを投影するための投影レンズ系のアレイを有しており、前記システムは、前記ビームストップアレイにある平面上に、前記投影レンズ系の有効レンズ平面に、または前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面の間に前記ソースを結像し、さらに前記システムは、前記ターゲット上に前記ビームレット開口アレイを結像する。
前記ソースは、コンデンサーレンズアレイを使用して、前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面にあるまたは間にある平面上に結像されてよく、前記コンデンサーレンズアレイは好ましくは前記ビームレット開口アレイの上流に配置されており、それゆえにカラム長さを低減する。さらなる側面では、前記ビームレットブランカーアレイ平面は、従来のシステムでのように前記ビームストップアレイの平面上にではなく前記ターゲット上に結像される。前記システムはまた、生成ビームから前記サブビームを規定するためのサブビーム開口アレイを有していてよく、前記ビームレット開口アレイは、前記サブビームから前記ビームレットの群を規定する。前記サブビームは好ましくは、コンデンサーレンズアレイによって前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面にあるまたは間にある平面上に合焦され、前記コンデンサーレンズアレイは好ましくは、前記サブビーム開口アレイと前記ビームレット開口アレイの間に配置されている。
別の側面では、システムはまた、複数のビームレットを使用してターゲットを露光するための荷電粒子マルチビームレットシステムを提供する。前記システムは、荷電粒子ビームを生成するための荷電粒子ソースと、生成ビームからビームレットの群を規定するための第一の開口アレイと、第二の開口アレイと、前記ビームレットを制御可能に無効化するためのブランカーのアレイ備えているビームレットブランカーアレイと、前記ブランカーによって偏向されたビームレットを無効化するためのビームストップアレイを有しており、前記ビームストップアレイは開口のアレイを備え、各ビームストップ開口は前記ブランカーの一つ以上に対応しており、さらに、前記ターゲットの表面にビームレットを投影するための投影レンズ系のアレイを有しており、前記システムは、前記ビームレットブランカーアレイの平面上に前記ソースを結像し、さらに前記システムは、前記ターゲット上に前記ビームレットブランカーアレイを結像する。前記ソースは、第一のコンデンサーレンズアレイによって前記ビームレットブランカーアレイにある平面を通って前記ターゲット上に結像されてよい。この設計のさらなる側面は、前記第一の開口アレイが前記ビームストップアレイの平面上に結像されるということである。
前記システムはまた、前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面にあるまたは間にある平面上に前記ビームレットの群を収束させるための第二のコンデンサーレンズアレイを有していてよい。前記コンデンサーレンズアレイの各レンズは好ましくは、前記ビームストップアレイ中の対応開口にビームレットの群を合焦させる。あるいは、前記システムは、前記第二のコンデンサーレンズアレイの代わりに、各群の収束の共通点に向けて前記ビームレットの群を収束させるためのビームレットマニピュレーターを有していてもよい。ビームレットの各群の収束の共通点は好ましくは、前記ビームストップアレイ中の対応開口にあり、前記ビームレットマニピュレーターは、ビームレット群偏向器を備えていてよい。
さらなる側面では、発明は、荷電粒子ビームを生成するための少なくとも一つの荷電粒子ソースと、生成ビームからサブビームを作り出すための第一の開口アレイと、前記サブビームを合焦させるためのコンデンサーレンズアレイと、各合焦サブビームからビームレットの群を作り出すための第二の開口アレイと、前記ビームレットの群中のビームレットを無効化するためのビームレットブランカーと、前記ターゲットの表面上にビームレットを投影するための投影レンズ系のアレイを有し、前記コンデンサーレンズアレイが、前記投影レンズ系の一つに対応している点に各サブビームを合焦させることに適しているシステムを提供する。
発明のさまざまな側面が、図面に示された実施形態を参照して説明される。
図1は、荷電粒子マルチビームレットリソグラフィシステムの例の簡易概略概観である。 図2は、図1のリソグラフィシステムの端部モジュールの、側面図の、簡易概略概観である。 図3は、図2の投影レンズのレンズアレイの基板の斜視図である。 図4は、群ビームレットを有する荷電粒子マルチビームレットリソグラフィシステムの実施形態の簡易概略概観である。 図5は、サブビームから形成されたビームレットを有する荷電粒子マルチビームレットリソグラフィシステムの実施形態の簡易概略概観である。
下記は、単なる例として図面を参照して与えられた発明のさまざまな実施形態の説明である。
図1は、電子ビームレットすべての共通クロスオーバーのない電子ビーム光学系に基づく荷電粒子マルチビームレットリソグラフィシステムの実施形態の簡易概略図を示している。そのようなリソグラフィシステムは、たとえば米国特許第6,897,458号と第6,958,804号と第7,019,908号と第7,084,414号と第7,129,502号と、米国特許出願公開2007/0064213号と、共同係属中米国特許出願シリアル番号61/031,573と61/045,243に説明されており、それらはすべて本発明の所有者に譲渡されており、これによってすべて参照によってそのまま組み込まれる。
図1に示された実施形態では、リソグラフィシステムは、一様拡大電子ビーム20を生成するための電子ソース1を備えている。電子が、ソースの上方の点すなわちソース1の上方の仮想ソースから生じるように見え、米国特許第6,897,458号に記述するように、電子の仮想クロスオーバーがあることに注意されたし。ビームエネルギーは好ましくは、約1ないし10keVの範囲内に比較的低く維持される。これを達成するために、加速電圧は好ましくは低く、電子ソースは好ましくは、接地電位にあるターゲットに対して約−1ないし−10kVの間に維持されるが、他のセッティングが使用されてもよい。
電子ソース1からの電子ビーム20は、コリメータレンズ3を通過してコリメート電子ビーム21を生成し、それは開口アレイ4に入射し、それはビームの一部を遮断し、複数のビームレット22が開口アレイを通り抜けることを可能にする。開口アレイ4は好ましくは、貫通穴を有しているプレートを備えている。したがって、複数の平行電子ビームレット22が生成される。システムは、多数のビームレット22、好ましくは約10,000ないし1,000,000ビームレットを生成するが、もちろん、より多いまたはより少ないビームレットを使用することも可能である。コリメートビーム21を生成するために他の既知の方法が使用されてもよく、ビームレット22を生成するために他の既知の方法が使用されてもよいことに注意されたし。
複数の電子ビームレット22は、ビームレットブランカーアレイ6の平面中に電子ビームレット22を合焦させるコンデンサーレンズアレイ5を通り抜ける。このようにして、ソース1は、ビームレットブランカーアレイ6上に結像される。コンデンサーレンズアレイ5は好ましくは、後述する投影レンズ系のアレイと同様に構成されており、好ましくは、それらの中に形成された開口を備えたプレートまたは基板を備えている。図1には三枚の基板が示されているが、より少ないまたはより多くの基板が使用されてもよく、システムの複雑さとコストを低減するためにできる限り少ない基板を使用することが好ましい。開口は、好ましくは基板を貫通する丸穴として形成されるが、他の形が使用されることも可能である。一実施形態では、基板は、半導体チップ産業でよく知られているプロセスステップを使用して処理されたシリコンまたは他の半導体で形成される。たとえば、開口は、半導体製造産業で既知のリソグラフィーおよびエッチング技術を使用して基板中に便利に形成されることが可能である。使用されるリソグラフィーおよびエッチング技術は好ましくは、開口の位置とサイズと形の均一さを保証するように十分に正確に制御される。基板は、好ましくは、電極を形成するために電気的導電性コーティングに被覆される。導電性コーティングは、好ましくは、開口のまわりと穴の内側のプレートの両方の表面をおおっている各基板上の単一電極を形成する。たとえば、半導体製造産業でよく知られている技術を使用して基板上に堆積されるモリブデンなどの電極に、導電性天然酸化物を備えた金属が好ましく使用される。各開口の個所に静電レンズを生成するために各電極に電圧が印加され、レンズの強さは使用される電圧に依存する。各電極は、完全なアレイに対して単一制御電圧によって制御される。したがって、三つの電極を備えた図示の実施形態では、コンデンサーアレイの数千のレンズすべてに対して三つの電圧があるだけである。
電子光学の分野の熟練者に知られているであろうように、(実施形態のいずれかの)コンデンサーレンズアレイが、単一のコンデンサーレンズアレイまたは一組のコンデンサーレンズアレイを備えていてよいことは注目されるべきである。
このビームレットブランカーアレイ6は好ましくは、ビームレット22の一つ以上をそれぞれ偏向することが可能である複数のブランカーを備えている。ビームレットブランカーアレイ6は以下により詳細に説明され、また、ビームレットブランカーアレイと、ビームレットブランカーアレイを制御するためのデータ経路の詳細はまた、米国特許第6,958,804号と第7,019,908号と、米国特許出願公開2007/0064213号と、共同係属中米国特許出願シリアル番号61/045,243に提供される。
続いて、ビームレット22は端部モジュール7を入る。端部モジュール7は好ましくは、さまざまなコンポーネントを備えている挿入可能・交換可能ユニットとして構成される。この実施形態では、端部モジュールは、ビームストップアレイ8とビーム偏向器アレイ9と投影レンズ配列10を備えているが、これらのすべてが端部モジュールに含まれている必要はなく、それらは違ったふうに配列されてもよい。端部モジュール7は、機能に加えて、約25ないし500倍の、好ましくは50ないし200倍の範囲内の縮小率を提供する。図4と5のシステムについて後述されるように、わずかにより少ない縮小率が、パターンビームレットを生成するシステムに25ないし100倍の範囲の中で必要とされる。後述されるように、端部モジュール7は好ましくはビームレットを偏向する。端部モジュール7を去った後、ビームレット22は、ターゲット面に配置されているターゲット11の表面に入射する。リソグラフィー適用に関して、ターゲットは通常、荷電粒子感応層またはレジスト層が設けられたウェーハを備えている。
モジュール7中では、非偏向電子ビームレット22はパスビームストップアレイ8を最初に通過する。このビームストップアレイ8は主として、ビームレットの開口角を決定する。この実施形態では、ビームストップアレイは、ビームレットが通り抜けることを可能にするための開口のアレイを備えている。ビームストップアレイは、その基本形態では、一般に丸穴であるが他の形が使用されてもよい貫通穴が設けられた基板を備えている。一実施形態では、ビームストップアレイ8の基板は、規則的に離間した貫通穴のアレイを備えたシリコンウェハーから形成され、また充電帯電を防止するために金属の表面層で被覆されてよい。一実施形態では、金属は、CrMoなどの天然酸化被膜の層を形成しないタイプである。
ビームストップアレイ8中の各開口または開口は、ビームレットブランカーアレイ6の一つ以上の素子と対応している。一実施形態では、ビームストップアレイ8の開口は、ビームレットブランカーアレイ6の素子と整列されている。ビームレットブランカーアレイ6とビームストップアレイ8は一緒に動作してビームレット22を遮断または通過させる。ビームレットブランカーアレイ6がビームレットを偏向すると、それはビームストップアレイ8中の対応開口を通り抜けず、代りにビームストップアレイ8の基板によって遮断される。しかし、ビームレットブランカーアレイ6がビームレットを偏向しないと、それはビームストップアレイ8中の対応開口を通り抜け、それからターゲット11の表面にスポットとして投影される。このように、個々のビームレットのオンオフが有効に切り替えられ得る。
次に、ビームレットは、非偏向ビームレット22の方向に実質的に垂直であるXおよび/またはY方向の各ビームレット21の偏向を提供するビーム偏向器アレイ9を通り抜ける。X方向の機械的移動を提供するステージ上にウェーハが支持される場合、X方向の偏向は小さく、ステージ位置決めの誤差を修正するために使用されてよく、Y方向の偏向は大きく、好ましくは2μmの範囲内にあってよい。別々の偏向器が、各方向の偏向のために設けられてよく、一つを超える偏向器アレイがY方向の偏向に使用されてよい。次に、ビームレット22は投影レンズ配列10を通り抜け、ターゲット面中の、一般にウェーハであるターゲット11上に投影される。
ターゲット上の一つの投影スポット内および複数の投影スポット中の両方の流れと電荷の密度と均質のために、また、ビームストップ8が主としてビームレットの開口角を決定するので、ビームストップアレイ8中の開口の直径は好ましくは、ビームストップアレイに到達したときのビームレットの直径よりも小さい。一実施形態では、ビームストップアレイ8中の開口は、5ないし20μmの範囲中の直径を有する一方、説明実施形態中のビームストップアレイ8に入射するビームレット22の直径は一般に約15ないし75μmの範囲中にある。
本実例のビームストッププレート8中の開口の直径は、他の方法では30ないし75μmの範囲内の直径値になるであろうビームレットの断面を、5ないし20μmの範囲内、より好ましくは5ないし10μmの範囲内の上記値に制限する。このように、ビームレットの中央部だけが、ターゲット11上に投影のためのビームストッププレート8を通り抜けることを許可される。ビームレットのこの中央部は比較的均一の電荷密度を有する。ビームストップアレイ8によるビームレットの周辺セクションのそのようなカットオフはまた主として、ターゲット11における流れの量のほかにシステムの端部モジュール7中のビームレットの開口角を決定する。一実施形態では、ビームストップアレイ8中の開口は円形であり、ほぼ均一の開口角を備えたビームレットをもたらす。
図2は、端部モジュール7の実施形態をより詳細に示し、ビームストップアレイ8と偏向アレイ9と投影レンズ配列10を示し、ターゲット11に電子ビームレットを投影している。ビームレット22はターゲット11に投影され、好ましくは直径が約10ないし30ナノメートルの、より好ましくは約20ナノメートルの幾何学的スポットサイズをもたらす。そのような設計の投影レンズ配列10は好ましくは、約100ないし500倍の縮小率を提供する。この実施形態では、図2に示されるように、ビームレット21の中央部はまず、(ビームレットブランカーアレイ6によって偏向されていないと仮定して)ビームストップアレイ8を通り抜ける。それから、ビームレットは、ビーム偏向器アレイ9として示された偏向システムを形成する順序で配列された一つの偏向器または一組の偏向器を通り抜ける。ビームレット21は、続いて投影レンズ配列10の電気光学システムを通り抜け、最後にターゲット面中のターゲット11に入射する。
投影レンズ配列10は、図2に示された実施形態では、静電レンズのアレイを形成するために使用される、順に配列された三枚のプレート12と13と14を有する。プレート12と13と14は好ましくは、それらの中に形成された開口を備えたプレートまたは基板を備えている。開口は、好ましくは基板を貫通する丸穴として形成されるが、他の形が使用されることも可能である。一実施形態では、基板は、半導体チップ産業でよく知られているプロセスステップを使用して処理されたシリコンまたは他の半導体で作られる。たとえば、開口は、半導体製造産業で既知のリソグラフィーおよびエッチング技術を使用して基板中に便利に形成されることが可能である。使用されるリソグラフィーおよびエッチング技術は好ましくは、開口の位置とサイズと形の均一さを保証するように十分に正確に制御される。この均一さが、各ビームレットの焦点と経路を個々に制御する要請の除去を許す。
基板は、好ましくは、電極を形成するために電気的導電性コーティングに被覆される。導電性コーティングは、好ましくは、開口のまわりと穴の内側のプレートの両方の表面をおおっている各基板上の単一電極を形成する。たとえば、半導体製造産業でよく知られている技術を使用してプレート上に堆積されるモリブデンなどの電極に、導電性天延酸化物を備えた金属が好ましく使用される。各開口の個所に静電レンズを発生させるために各電極に電圧が印加され、レンズの強さは使用される電圧に依存する。各電極は、完全なアレイに対して単一制御電圧によって制御される。したがって、三つの電極レンズを備えた図示の実施形態では、数千のレンズすべてに対して三つの電圧があるだけである。
図2は、それらの電極にそれぞれ印加された電圧V1とV2とV3を有するプレート12と13と14を示している。プレート12と13の電極の間と、プレート13と14の間の電圧差が、プレート中の各開口の個所に静電レンズを作り出す。これは、開口のアレイの各位置に一「垂直」組の静電レンズを生成し、相互に整列され、投影レンズ系のアレイを作り出す。各投影レンズ系は、各プレートの開口のアレイの対応点に形成された一組の静電レンズを備えている。投影レンズ系を形成する各組の静電レンズは、一つ以上のビームレットを合焦させて縮小する単一の有効投影レンズと見なすことが可能であり、有効焦点距離と有効縮小率を有している。単一のプレートだけが使用されるシステムでは、単一の電圧が接地平面と一緒に使用されてよく、その結果、プレート中の各開口の個所に静電レンズが形成される。
投影レンズ配列は、好ましくは、ターゲット表面上にビームレットを合焦させるための合焦手段のすべてを形成する。これは投影レンズの均一さによって可能になり、個々の電子ビームレットの焦点および/または経路の修正が必要とされないようにビームレットの十分に均一な合焦と縮小率を提供する。これは、システムの構成を単純化し、システムの制御と調整を単純化し、システムのサイズを大幅に低減することによって、全システムのコストと複雑さを相当に低減する。
一実施形態では、投影レンズが形成される開口の配置と寸法は、0.05%よりも良い焦点距離均一さを達成する一つ以上の共通制御信号を使用して電子ビームレットの合焦を可能にするのに十分な許容差内に制御される。投影レンズ系は、わずかなピッチで離間しており、各電子ビームレットは合焦されてターゲットの表面にスポットを形成する。プレート中の開口の配置と寸法は、好ましくは、わずかなピッチの0.2%未満のターゲットの表面のスポットの空間的分布の変動を達成するのに十分な許容差内に制御される。
投影レンズ配列10はコンパクトであり、プレート12,13,14が互いに接近して配置されており、その結果、(電子ビーム光学系で一般に使用される電圧と比較して)比較的低い電圧が電極に使用されるにもかかわらず、それは非常に高い電場を生成することが可能である。静電レンズにとって、焦点距離は、電極間の静電場強度によって分割されるビームエネルギーに比例すると推定されることが可能であるので、これらの高い電場は、焦点距離の短い静電投影レンズを生成する。この点で、前もって10kV/mmが実現され得る場合、本実施形態は好ましくは、第二のプレート13と第三のプレート14の間に25ないし50kV/mmの範囲内の電位差を印加する。これらの電圧V1とV2とV3は好ましくは、第二と第三のプレート(13と14)の間の電圧の差が第一と第二のプレート(12と13)の間の電圧の差より大きくなるように設定される。これは、レンズ開口中のプレート13と14の間の湾曲破線によって図2に示されるように、各投影レンズ系の有効レンズ平面がプレート13と14の間に配置されるように、より強いレンズがプレート13と14の間に形成されることをもたらす。これは、有効レンズ平面をターゲットの近くに置き、投影レンズ系がより短い焦点距離を有することを可能にする。
静電投影レンズを生成するために使用される高い電場は、プレート12,13,14のたわみまたはゆがみを引き起こし得る。投影レンズの位置決めに要求される厳しい許容差のために、プレートの小量のたわみでさえ有害になり得る。プレートの表面を横切って固着された支柱が、この問題を軽減するためにプレートを堅くするために使用されてよい。その支柱は好ましくは、電荷のフラッシュオーバーまたは短絡をさらに防止するためにプレートをさらに電気的に分離する絶縁物質で構成される。
図2はまた、偏向アレイ9によるY方向のビームレット21の偏向を示しており、左から右へのビームレットの偏向としての図2に示されている。図2の実施形態では、偏向アレイ9中の開口は、一つ以上のビームレットが通り抜けるように示されており、電極は開口の両側に設けられ、電極には電圧−Vと+Vが印加される。電極を横切って電位差を印加することは、開口を通り抜ける一つまたは複数のビームレットの偏向を引き起こす。電圧(または電圧の符号)を動的に変化させることは、一つ(または複数)のビームレットが走査流儀に、ここではY方向に掃引されることを可能にする。
Y方向の偏向について説明されるのと同様の方法で、X方向の偏向も後方および/または前方におこなわれ得る(図2では、X方向は、紙面に出入りする方向にある)。説明された実施形態では、一つの偏向方向は、基板の表面にわたってビームレットを走査するために使用される一方、走査モジュールまたは走査ステージを使用して基板が別の方向に移送されてよい。移送の方向は、好ましくは、Y方向を横切り、X方向に一致している。
リソグラフィーのための投影システムの適用では、ビームレットは、極めて高い精密さで、数十ナノメートルのスポットサイズと、ナノメートルのサイズの精度と、ナノメートルオーダーの位置決め精度で、合焦され配置されるべきである。たとえば、発明者は、たとえばビームレットの光軸から数百ナノメートル遠くに合焦ビームレットを偏向することは非合焦ビームレットを容易にもたらすであろうことを悟った。精度要請を満たすために、これは、偏向の量を厳しく制限するであろう、あるいは、ビームレットが、ターゲット11の表面で急速に非合焦になるであろう。
焦点距離は、そのような配列を備えた軸外収差の明白な発生にもかかわらず任意の偏向器または偏向器システムが投影レンズの前に配置されるべきであるような制限された大きさあるべきであることを発明者は認識した。
偏向アレイ9上流と投影レンズ配列10下流の図1と2に示される配列はさらに、各投影レンズ系が一つのビームレット(または少数のビームレット)だけを合焦させるシステムにおいて、ビームレット21の強い合焦を可能にし、特に少なくとも約100倍、好ましくは約350倍のビームレットのサイズの低減(縮小率)を許す。図4と5のシステムのような、各投影レンズ系がビームレットの群、好ましくは10から100までのビームレットを合焦させるシステムでは、各投影レンズ系は少なくとも約25倍、好ましくは約50倍の縮小率を提供する。この高い縮小率は、投影レンズ配列10の前(上流)の開口とレンズの精度に関する要請が非常に低減され、それによってリソグラフィー装置の構成を容易にし、コスト低減に向かうという別の利点を有する。この配列の別の利点は、全システムのカラム長さ(高さ)が大幅に低減されることが可能であるということである。この点で、投影レンズの焦点距離を短くし、縮小係数を大きくすることも好ましく、その結果、好ましくはターゲットから電子ソースまで1メートル未満、より好ましくは高さが約150ないし700mmの間に、制限された高さの投影カラムに到達する。短いカラムを備えたこの設計は、リソグラフィシステムを設置および収納することをより容易にし、システムを収納するために必要とされる真空チャンバーのサイズを低減し、制限されたカラム高さとより短いビームレット経路による別々のビームレットのドリフトの影響をまた低減する。小さいドリフトほど、ビームレット配列問題を低減し、より単純で費用のかさみの少ない設計が使用されることを可能にする。しかしながら、この配列は、端部モジュールのさまざまなコンポーネントの追加の要求を招く。端部モジュールと投影レンズ配列の追加の詳細は、共同係属中米国特許出願シリアル番号61/031,573と61/045,243に提供される。
図3は、プレート12か13か14の一つの斜視図であり、それらは好ましくは、穴18が設けられた、好ましくはシリコンなどの材料製の基板を備えている。穴は、穴18の直径d7の約一倍半の近隣の穴の中心の間の相互距離P(ピッチ)で、(図示されるような)三角形または正方形または他の好適な関係で配列されてよい。一実施形態によるプレートの基板は約20〜30mm角であってよく、好ましくは、それらの全エリアにわたって一定の相互距離で配置されている。一実施形態では、基板は約26mm角である。
特定のスループット(すなわち時間あたりに露光されるウェーハの特定の数)を達成するために必要とされるビームレットの合計流れは、必要線量とウェーハの面積とオーバーヘッド時間(たとえば新規ウェーハを露光のための位置に移動させる時間)に依存する。これらのショットノイズ制限システムにおける必要線量は、他の要因の中の、必要特徴サイズおよび均一さと、ビームエネルギーに依存する。
電子ビームリトグラフィーを使用してレジスト中にある形態サイズ(臨界寸法またはCD)を得るために、ある解像度が必要とされる。この解像度は、ビームサイズと、レジスト中の電子の散乱と、酸拡散と結合される二次電子平均自由行程による寄与を備えている。これらの三つの寄与は、二次の関係で合計スポットサイズを決定することになる。これらの三つの寄与のうち、ビームサイズと散乱は加速電圧に依存する。レジスト中の形態を解決するために、合計スポットサイズは、所望の形態サイズ(CD)と同じオーダーの大きさであるべきである。CDだけでなくCD均一さも実際の適用にとって重要であり、この後者の要件は、実際の必要スポットサイズを決定する。
電子ビームシステムについては、最大単一ビーム流れはスポットサイズによって決定される。小さいスポットサイズについては、流れはまた非常に小さい。良いCD均一さを得るため、必要スポットサイズは、単一ビーム流れを、高スループットを得るために必要とされる流れよりもはるかに少なく制限する。したがって、多数のビームレットが必要とされる(時間あたり10ウェーハのスループットに対して一般に10,000以上)。電子ビームシステムについては、一つのレンズを通る合計流れは、電子間のクーロン相互作用によって制限され、その結果、制限された数のビームレットは、一つのレンズおよび/または一つのクロスオーバー点を通って送られることが可能である。したがってこれは、高スループットシステム中のレンズの数がまた大きい必要があることを意味する。好適な実施形態では、低エネルギーの多数のビームレットの非常に濃厚な配列が達成され、その結果、一般的ウェーハ露光場のサイズにサイズで比較可能なエリアに多数のビームレットが詰め込まれることが可能である。
投影レンズのプレート12と13と14中の開口のピッチは好ましくは、小さいエリア中にできる限り多くの静電レンズを作り出すようにできる限り小さい。これは、ビームレットの高密度を可能にする。高密度配列で相互に近接して離間した多数のビームレットはまた、ビームレットがターゲット表面を横切って走査されなければならない距離を低減する。しかしながら、開口の所与のボアサイズに対するピッチの低減は、開口の間の小さい距離のためにプレートがあまりにも脆弱になるときに引き起こされる生産と構造問題によって、また、近隣のレンズのフリンジフィールドによって引き起こされるレンズ中の可能な収差によって制限される。
マルチビームレット荷電粒子システムは、スポットサイズを相当に低減すると同時に、システム中で生成される流れを相当に増大させるように設計される。そのようにすると、システム中の流れを増大させることによって、ターゲット上の合計流れも増大されてショットノイズの発達を制限することも実現された。しかしながら、同時に、臨界寸法平方あたりに(すなわちCD二乗の面積の単位あたりに)ターゲット表面に入射する電子の数は一定に維持されるべきである。以下に詳細に論じられるように、これらの要請は荷電粒子システムの設計に対する修正を必要とし、また、最適な性能のために、例としては一般に現在実行されている値の二倍である30μm/cm以上の、比較的高感度レジストを備えたターゲットが、必要とされる。
スポットサイズは好ましくは、所望の臨界寸法(CD)サイズの大きさと同じオーダーある。所望の性能を達成するために低減スポットサイズが必要とされるだけではなく、十分な露光許容範囲を維持するためにビームレットの低減点像分布関数も必要とされる。十分な露光許容範囲は、近隣のビームレットの周囲ガウス部分によって通常引き起こされるような露光の基礎または背景レベルと比較して、ビームレットからターゲット上のピーク露光レベルの比較的高い比率を必要とする。しかしながら、より小さい点像分布関数を有するビームレットを生成するシステムを設計することは、各ビームレットによってターゲットに適用され得る荷電粒子流れを相当に低減する。使用される荷電粒子ソースの輝度にかかわりなく、低減スポットサイズと増大流れと低減点像分布関数の前述の要請は、同じウェーハスループットにおける臨界寸法の低減に比較して、システム中のビームレットの数の線形の増大よりも相当に大きいことを暗示する。
システム中のビームレットの数の相当な増大のための要件は、マルチビームレットリソグラフィシステムの投影光学系の制限された物理的な寸法による実際問題を作り出す。そのようなシステム中の投影光学系は一般に、たとえばシステムによって露光されるターゲットの場を収容するサイズに制限される。投影光学系すなわち端部投影モジュールが実際設計を占め得る比較的小さいエリア内に物理的に実現され得るレンズの数の制限がある。達成されるべき低減限界寸法において、既知の技術を使用してこれらの寸法内に構成されることが可能であるレンズの数は、所望のウェーハスループットを達成するのに必要とされるビームレットの数よりも相当に少ない。
一つの解決策は、一つコンデンサーレンズまたは一連のコンデンサーレンズを使用して開口アレイ4の像を低減すること、それによってまたビームレットのピッチを低減することである。しかしながら、この解決策は一般に、すべてのビームレットの共通クロスオーバーを招き、それは著しい量の収差を引き起こす。これは、特に本要請を考慮すると、望ましくなく、この収差を打ち消すためにシステムをさらに複雑にするであろう。採用された解決策は、ターゲット上に投影するための各単一投影レンズ系へビームレットの群を方向付けるための群偏向器アレイまたはコンデンサーレンズアレイを追加することである。これは、システム中のビームレットの数の不釣り合いな増大を可能にしながらシステムの収差を最小にする。
各投影レンズ系へ方向付けられた複数のビームレットの一部またはすべてが、動作のあいだ任意の時点において無効化され得るので、本発明によるシステムはパターンドビームレットシステムとも呼ばれる。このパターンドビームレットシステムはまた、並べて配列された多数の小型結像システムと見なされてもよい。
図4は、システム中のビームレットの増大した数を可能にするために、ウェーハにおける増大された流れまたは低減されたスポットサイズまたは両方を可能にする発明による設計の一実施形態を示している。図4に示される実施形態は一般に、多数のビームレットが単一投影レンズ系によって合焦され得るようにビームレットが群に配列されていることを除いては、図1のシステムについて説明されるように構成される。この実施形態では、開口アレイ4Aは、コリメートビーム21からビームレット22を生成する。ビームレット22は、第二の開口アレイ4Bの平面中のコンデンサーレンズアレイ5Aによって合焦され、その結果、ソース1がビームレットブランカーアレイ6上に(開口アレイ4Bがビームレットブランカーアレイと一体化されているときにはその上にも)結像される。ソース1は、コリメーティングレンズ3の焦点面にあり、それは、コリメートビーム21中に平行ビームを生成し、コリメートビーム21から生成されたビームレット22は次に、開口アレイ4Bの平面中に合焦される。
ビームレット22は群として配列され、第二のコンデンサーレンズアレイ5Bは、ビームレットの各群をほぼビームストップアレイ8の平面中に、ビームストップアレイ8中の対応開口に向けて合焦させる。したがってビームレットは、ターゲット11の前に合焦される。原理的に、ビームレットの各群は、ビームストップアレイ8の適切な開口または適切な投影レンズ系の有効レンズ平面のいずれかに集中させることが可能である(すなわち、それらが横切るクロスオーバーする単一点に方向付けられる)。実際、これらの二つの点の間のどこかにビームレットを集中させることは好ましい。ビームストップアレイにビームレットを集中させることはレンズエラーを作り出すことがある一方、投影レンズの有効レンズ平面にビームレットを集中させることはドーズエラーを引き起こすことがある。あるいは、群偏向器アレイ5Bは、第二のコンデンサーレンズアレイの代わりに設けられ、各ビームレットの偏向器をすることが可能である。群偏向器アレイは、ビームレットの各群が、ほぼビームストップアレイ8の平面にあるクロスオーバー点、または適切な投影レンズ系の有効レンズ平面に、またはこれらの二つの点の間に収束するようにビームレットを偏向する。
ビームレットブランカーアレイ6は開口アレイ4Bの後ろに配置されている。ビームレットブランカーアレイ6は代替的に開口アレイ4Bの前に配置されてもよく、または、ビームレットブランカーアレイ6は、第二の開口アレイとビームレットブランカーアレイの両方として機能する単一コンポーネントに第二の開口アレイ4Bと一体化されてもよい。図1のシステムのように、ビームレットブランカーアレイ6は、偏向ビームレットがビームストップアレイ8によって遮断されるようにビームレットを偏向する動作をおこなう。
無効化されない(すなわちビームレットブランカーアレイ6によって偏向されない)ビームレットは、ビームストップアレイ8中の対応開口に入射し、非無効化ビームレットの中央部は開口を通り抜け、偏向アレイ9によって偏向され、投影レンズ配列10によってターゲット11上に合焦される。これは、ビームレットブランカーアレイ6(およびビームレットブランカーアレイと一体化されているときには開口アレイ4B)がターゲット11上に結像されることをもたらす。これは、システムのより大きい安定性の利益を有する。なぜなら、開口アレイ4Bの上流のシステムのレンズと開口と他の素子のサイズと位置決めのエラーが低減されるか開口アレイ4Bの下流のシステムに影響しないからである。
図4は、コンデンサーアレイ5Bによって偏向された三つのビームレットの三つの群を示しており、三つのビームレットは、端部モジュール7中の各投影レンズ系によって方向付けられる。この実施形態では、したがって、端部モジュール7中に形成された投影レンズ系があるのよりも、開口アレイ4Aとコンデンサーレンズアレイ5Aと開口アレイ4Bとビームレットブランカーアレイ6中に三倍の多くの開口がある。一つの投影レンズ系あたり三つのビームレットが図4に示されているが、一つの投影レンズ系あたりビームレットの他の数が使用されてもよく、100ビームレットまでの群またはそれ以上が各投影レンズ系によって方向付けられることが可能である。好適な実施形態では、7かける7の49ビームレットの群が各投影レンズ系によって偏向される。図4は、アレイ4Aと5Aと5Bと4Bと6が、端部モジュール7のビームストップアレイ8および他のコンポーネントとほぼ同じサイズであるように示しているが、それらは、特に端部モジュール7と比較してアレイ4Aと5A中に多数の開口を必要とする投影レンズ系あたり多数のビームレットを有する設計のために大きくてもよい。
好ましくは、ビームレット開口角を規定するビームストップアレイ8中の開口は、あたかもそれらが単一ビームレットだけを制限しているかのように比較的小さい。大きい開口ほど、より大きい偏向経路を必要とし、無効化ビームレットの部分的無効化のみによって引き起こされる「テイル」効果により敏感になり、ビームレットを無効化するためのビームストップアレイ8に許される制限された空間をさらに低減するであろう。
この設計では、多数のビームレットが各投影レンズ系を通り抜けるため、荷電粒子光学スリットは、ビームレットの規則的アレイからなるのではなく、ビームレットの群の規則的アレイからなる。いかなる瞬間においても、群中のビームレットのいくつかはビームストップアレイ8の対応開口によって方向付けられてターゲット上に投影され得るが、他のビームレットはビームレットブランカーアレイ6によって追加量偏向される。この追加の偏向は、これらのビームレットがビームストップアレイ8の対応開口を外れるようにし、それらがターゲットに到達することから遮断され、それにより前に説明されたように無効化または「オフに切り替えられる」。このように、ビームレットは変調され、ビームレットの各群は、ビームブランカーアレイ6によって決定されたパターンを露光し、各群は単一パターンビームレットと見なされることが可能である。
図4のシステムは、一つの投影レンズ系あたり多数のビームレットを提供する一方、二組のコンデンサーレンズアレイ5Aと5Bを、各コンデンサーレンズアレイが三枚の基板を備えている示された実施形態では合計で六つのコンポーネントを必要とするより複雑なシステムをもたらす。これはまた、不所望なより大きい投影カラム長さ(ソースからターゲットまでのより大きい距離)をもたらす。システムは一般に真空チャンバー中で動作し、より長いカラムは、より大きくより高価なチャンバーを必要とする。より長いカラムはまた、ビームレットの路程を増大させて、ビームレットドリフトの影響を増大させる。図5は、システムの複雑さとカラム長さを低減するシステムの代替配列を示している。
図5のシステムは、より大きいサブビーム25を生成する開口アレイ4Cを有している。サブビームは、ほぼビームストップアレイ8の平面中でビームストップアレイ8の対応開口にサブビームを合焦させるコンデンサーレンズアレイ5Cを通り抜ける。原理的に、各サブビームは、ビームストップアレイ8の平面中または対応する投影レンズ系の有効レンズ平面のいずれか、これらの二つの平面の間に合焦されることが可能である。これは、ソース1がこの平面(すなわちビームストップアレイ8または投影レンズ系の有効レンズ平面またはそれらの間の平面)上に合焦されることをもたらす。
サブビーム25は、各サブビームの経路に多くの開口を有している開口アレイ4Dに入射し、したがって、各サブビーム25からビームレットの群23を生成する。ビームレットの群は、サブビームから形成され、ビームストップアレイ8にある平面または投影レンズ系の有効レンズ平面またはそれらの間に合焦され、ビームレットの各群は、ビームストップアレイ8の対応開口に向けて方向付けられる。
あるいは、群偏向器アレイが、コンデンサーレンズアレイ5Cの代わりに開口アレイ4Dの後ろに設けられ、各ビームレット23の偏向器を提供することが可能である。群偏向器アレイは、ビームレットの各群が、ほぼビームストップアレイ8の平面にあるクロスオーバー点、または適切な投影レンズ系の有効レンズ平面に、またはこれらの二つの点の間に収束するようにビームレットを偏向する。
それから、これらのビームレット23はビームレットブランカーアレイ6を通り抜け、前に説明されたように動作する。無効化されない(すなわちビームレットブランカーアレイ6によって偏向されない)ビームレットは、ビームストップアレイ8中の対応開口に入射し、非無効化ビームレットの中央部は開口を通り抜け、偏向アレイ9によって偏向され、投影レンズ配列10によってターゲット11上に合焦される。これは、開口アレイ4Dがターゲット11上に結像されることをもたらす。これは、システムのより大きい安定性の利益を有する。なぜなら、開口アレイ4Dの上流のシステムのレンズと開口と他の素子のサイズと位置決めのエラーが低減されるか開口アレイ4Dの下流のシステムに影響しないからである。
図5に示された例では、開口アレイ4Dは、各サブビーム25から三つのビームレット23の群を生成する。ビームレットの群は、ビームブランカーアレイ6によって偏向されなければ、三つのビームレットが投影レンズ系10によってターゲットに投影されるようにビームストップアレイ8に対応開口に入射する。実際上は、各投影レンズ系10に対して非常に多くのビームレットが生成されてよい。実際的な実施形態では、50もの多くのビームレットが単一投影レンズ系によって方向付けられてよく、これは200以上に増大されてもよい。
図5に示されるように、ビームレットブランカーアレイ6は、ビームレットの群中のビームレット23を無効化するためにある時刻にそれらを個々に偏向し得る。これは、図5に左側のサブビーム25によって示され、中央のビームレット23は、ビームレットが無効化されるように開口に近いがそこではないビームストップアレイ8上の個所に偏向された。中央のサブビーム25では、右側のビームレット23が偏向されて無効化されており、右側のサブビーム25では、偏向され無効化されるビームレットはない。
図5の実施形態で実現される利点は、ビームレットを生成し合焦させるために必要とされるコンポーネントの数を減らしながら、一つの投影レンズあたりに多数のビームレットを有するシステムである。図4のシステムと比較して、図5のシステムは、一つのコンデンサーレンズアレイ(または代替的に一つの群偏向器アレイ)のみを必要とし、示された実施形態ではコンデンサーレンズコンポーネントの数を6から3に減らしている。より少数のコンポーネントは投影カラムの長さの低減を可能にし、システムと、システムを収納する真空チャンバーのサイズとコストを低減し、ビームレットドリフトの影響を低減する。
図4のシステムと比較したときの不利益は、ターゲットにおける低い合計流れである。図4は、コリメートビーム21からビームレットを直接生成し、ビームレットを開口アレイ4B上に合焦させる追加コンデンサーレンズアレイ5Aを有している。図5のシステムは、開口アレイ4Bを使用してサブビームからビームレットを生成し、コンデンサーレンズアレイ5Aを省略しており、ターゲットへのコリメートビーム21の低い伝達をもたらしている。しかしながら、この不利益は、多数のビームレットを有するシステムにおいて低減される。好適な実施形態では、図5のシステムは、ほぼ13,000のサブビームとほぼ100万のビームレットを生成する。
発明は、上に論じられたある実施形態を参照して説明された。これらの実施形態は、発明の趣旨と要旨から逸脱することなくこの分野の当業者によく知られているさまざまな修正および代替形態が可能であることが認識されるであろう。したがって、特定の実施形態が説明されたが、これらは単なる例であり、発明の要旨を限定するものではなく、それは添付の特許請求の範囲によって規定される。

Claims (21)

  1. 複数のビームレットを使用してターゲット(11)を露光するための荷電粒子マルチビームレットシステムであり、
    荷電粒子ビーム(20)を生成するための荷電粒子ソース(1)と、
    生成ビームからビームレット(23)の群を規定するまたはビームレット開口アレイ(4D)と、
    前記ビームレットを制御可能に無効化するためのブランカーのアレイを備えているビームレットブランカーアレイ(6)と、
    前記ブランカーによって偏向されたビームレットを無効化するためのビームストップアレイ(8)を備えており、前記ビームストップアレイは開口を備え、各ビームストップ開口は前記ブランカーの一つ以上に対応しており、さらに、
    前記ターゲットの表面上にビームレットを投影するための投影レンズ系(10)のアレイを備えており、
    前記ビームストップアレイにある平面上に、前記投影レンズ系の有効レンズ平面に、または前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面の間に前記ソースを結像し、さらに前記ターゲット上に前記ビームレット開口アレイを結像する、システム。
  2. 前記ソースは、コンデンサーレンズアレイ(5C)によって前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面にあるまたは間にある平面上に結像される、請求項1のシステム。
  3. 前記コンデンサーレンズアレイは前記ビームレット開口アレイの上流に配置されている、請求項2のシステム。
  4. 前記生成ビームからサブビーム(25)を規定するためのサブビーム開口アレイ(4C)をさらに備えており、前記ビームレット開口アレイは前記サブビームから前記ビームレットの群を規定する、前述の請求項にいずれかのシステム。
  5. 前記サブビームは、コンデンサーレンズアレイによって前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面にあるまたは間にある平面上に合焦される、請求項4のシステム。
  6. 前記コンデンサーレンズアレイは、前記サブビーム開口アレイと前記ビームレット開口アレイの間に配置されている、請求項5のシステム。
  7. 前記ビームレット開口アレイと前記ビームレットブランカーアレイは一体化されている、前述の請求項のいずれかのシステム。
  8. 前記ビームストップアレイの前記開口は前記システム中に制限されている、前述の請求項のいずれかひとつのシステム。
  9. 複数のビームレットを使用してターゲットを露光するための荷電粒子マルチビームレットシステムであり、
    荷電粒子ビームを生成するための荷電粒子ソース、
    生成ビームからビームレットの群を規定するための第一の開口アレイと、
    第二の開口アレイと、
    前記ビームレットを制御可能に無効化するためのブランカーのアレイを備えているビームレットブランカーアレイと、
    前記ブランカーによって偏向されたビームレットを無効化するためのビームストップアレイを備えており、前記ビームストップアレイは開口のアレイを備え、各ビームストップ開口は前記複数のブランカーに対応しており、さらに、
    前記ターゲットの表面上にビームレットを投影するための投影レンズ系のアレイを備えており、
    前記ビームレットブランカーアレイにある平面上に前記ソースを結像し、さらに前記ターゲット上に前記ビームレットブランカーアレイを結像する、システム。
  10. 前記ソースは、第一のコンデンサーレンズアレイによって前記第二の開口アレイに平面上に結像される、請求項9のシステム。
  11. 前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面にあるまたは間にある平面上に前記ビームレットの群を収束させるための第二のコンデンサーレンズアレイをさらに備えている、請求項9または10のシステム。
  12. 前記コンデンサーレンズアレイの各レンズは、前記ビームレットの群を前記ビームストップアレイ中の対応開口に収束させる、請求項11のシステム。
  13. 前記第二のコンデンサーレンズアレイは、前記第一のコンデンサーレンズアレイと前記第二の開口アレイの間に配置されている、請求項11または12のシステム。
  14. 前記ビームレットの群を、各群の収束の共通点に向けて収束させるためのビームレットマニピュレーターをさらに備えている、請求項9または10のシステム。
  15. 前記ビームレットの各群の収束の共通点は前記ビームストップアレイ中の対応開口にある、請求項14のシステム。
  16. 前記ビームレットマニピュレーターはビームレット群偏向器を備えている、請求項14または15のシステム。
  17. 前記第二の開口アレイと前記ビームレットブランカーアレイは一体化されている、請求項9〜16のいずれかのシステム。
  18. 前記ビームストップアレイの開口は前記システムに制限されている、請求項9〜17のいずれかのシステム。
  19. 前記第一の開口アレイは、前記ビームストップアレイ上に、前記投影レンズ系の有効レンズ平面上に、または前記ビームストップアレイと前記投影レンズ系の有効レンズ平面の間の平面上に投影される、請求項9〜18のいずれかのシステム。
  20. 複数のビームレットを使用してターゲットを露光するための荷電粒子マルチビームレットシステムであり、
    荷電粒子ビームを生成するための少なくとも一つの荷電粒子ソースと、
    生成ビームからサブビームを作り出すための第一の開口アレイと、
    前記サブビームを合焦させるためのコンデンサーレンズアレイと、
    各合焦サブビームからビームレットの群を作り出すための第二の開口アレイと、
    前記ビームレットの群中のビームレットを制御可能に無効化するためのビームレットブランカーと、
    前記ターゲットの表面上にビームレットを投影するためのアレイ投影レンズ系を備えており、
    前記コンデンサーレンズアレイは、前記投影レンズ系の一つに対応する点に各サブビームを合焦させることに適している、システム。
  21. 前記第二の開口アレイは前記ビームレットブランカーアレイと結合されている、請求項20のシステム。
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