JP2011519218A - 双方向信号伝送における近端漏話を減衰させる方法およびハイブリッド回路 - Google Patents

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Abstract

本発明は、双方向信号伝送における遠隔の受信信号とローカル伝送信号の間の近端漏話を減衰させる方法であって、前記伝送信号と受信信号の間に非相関関係を提供するために、アナログ自動フィードバック駆動式補正ループを作製するステップを含む方法、および前記方法を可能にするハイブリッド回路に関する。

Description

本発明は、通信の分野に関し、より詳細には、双方向伝送におけるハイブリッド回路および漏話消去技法の設計に関する。
双方向伝送手段を実施すると、通信システムの容量を著しく増大させることができ、したがって、通信ネットワークを取り扱う会社および通信サービス・プロバイダに非常に大きな利益をもたらすことができる。それにもかかわらず、そのような伝送手段を使用すると、追加の技術上の問題に対処しなければならない。ワイヤ伝送の場合、主な問題の1つは、前記ワイヤの端部に漏話現象が現れて前記信号の劣化をもたらすことである。実際には、信号の伝送と受信に同じ線が使用されるので、何らかの手段を用いて、強い近端の伝送信号と、より弱い遠端の受信信号を分離しなければならない。受信される信号と伝送される信号を分離するように設計された回路は、ハイブリッド回路と呼ばれる。
図1は、2つのハイブリッド送受信器間のワイヤ接続を示す。ハイブリッド回路2を備える第1のハイブリッド送受信器1は、第1の信号V1(V1は、伝送すべきデータ信号Vt1に対応する)を生成して伝送し、また同じワイヤライン3上で、異なる信号V2(V2は、遠隔のハイブリッド送受信器5から生成され伝送された信号Vt2に対応する)を受信する。
受信信号V2に対応する信号電圧Vr1を得るには、ハイブリッド送受信器1は、生成され伝送された信号V1を、ワイヤライン3上のハイブリッド信号Vb(Vb=V1+V2)から減算するだけでよい。
同じように、ハイブリッド回路6を有する第2のハイブリッド送受信器5は、信号Vt2を伝送して、V1に対応する信号Vr2を取り出す。
伝送信号と受信信号を分離するためのそのような動作は、たとえば、図2に提示する現況技術によるハイブリッド回路によって実施される。
出力Vr1上の受信信号V2に対応する信号を取り出すために、V1+V2に対応するハイブリッド信号Vbは減算器7のポジティブ入力に結合され、一方V1に対応する信号はネガディブ入力に結合される。
異なるアナログ構成要素(Ra、Ze)のインピーダンス値は、ライン・インピーダンス(Zi)を基準にして選択される。
主な問題は、これらの構成要素のインピーダンスは固定されており、一方ラインのライン・インピーダンスZiは、伝送パラメータ(ラインの長さ、ワイヤラインのタイプなど)に応じて大いに変動する可能性があることである。そのような場合、伝送信号と受信信号の分離は不完全であり、受信信号内に伝送信号の寄与が残留する。これは、近端漏話(NEXT)と呼ばれる。したがって、近端漏話(NEXT)は、ワイヤライン3上で異なる干渉する信号を送受信することに起因する。上述のワイヤラインは、プリント基板上のツイスト・ペア(TP)、同軸リンク、マイクロストリップ、またはストリップラインなどの媒体を備える。
信号伝送を改善するために、前記伝送パラメータ上で妥協点を見出さなければならず、またはローカルのハイブリッド機器の構成要素に調整を加えなければならない。ほとんど場合、この調整は製造中に1度行われ、その場合この調整により、たとえば温度または供給の値のような環境パラメータのディレーティングを考慮するのに十分な余裕をもたせなければならない。より複雑な手法は、開発されているデジタル適応フィルタを使用する技法を提案する。しかし、これらのフィルタの係数を決定するには、前記技法では外部の専用の計算器を必要とし、したがって、実施するのは高価でかつ困難である。
本発明の1つの目的は、現況技術の前述の欠点を克服して、双方向信号伝送における近端漏話を減衰させる方法およびハイブリッド回路を提供することである。
本発明は、双方向信号伝送における遠隔の受信信号とローカル伝送信号の間の近端漏話を減衰させる方法であって、前記伝送信号と受信信号の間に非相関関係を提供するために、アナログ自動フィードバック駆動式補正ループを作製するステップを含む方法を実現する。
優先的に、自動フィードバック駆動式補正ループを作製するステップは、前記ローカル伝送信号の振幅補正した第1のフィードバック・ループ推定値を生成するステップを含む。
本発明の別の態様によれば、前記遠隔の受信信号を取り出すために、前記伝送信号の前記振幅補正した第1のフィードバック・ループ推定値がハイブリッド信号から減算される。
さらなる態様によれば、自動フィードバック駆動式補正ループを作製するステップは、振幅補正した第1のフィードバック・ループ推定値に応じて、前記伝送信号の位相補正した第2のフィードバック・ループ推定値を生成するステップを含む。
前記伝送信号の前記位相補正した第2のフィードバック・ループ推定値が、インピーダンス調整のために使用されると有利である。
本発明は、双方向信号伝送における遠隔の受信信号とローカル伝送信号の間の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路であって、
・ 遠隔機器に伝送すべき信号に対する入力ノードと、
・ 遠隔機器から受信した信号に対する出力ノードと、
・ 遠隔機器と信号を送受信するハイブリッド入出力ノードと、
・ 前記入力、出力、およびハイブリッド入出力ノードにリンクされ、また入力ノードをハイブリッド入出力ノードに結合させるように、そしてハイブリッド入出力ノードを前記出力に結合させるように構成された回路とを備え、
前記回路が、前記伝送信号と受信信号の間に非相関関係を提供するためにアナログ自動フィードバック駆動式補正ループを備える、ハイブリッド回路をさらに実現する。
本発明の一態様によれば、前記入力ノードは、一方では出力抵抗を介してハイブリッド入出力ノードに、また他方では分圧器を介して接地に結合され、分圧器は、第1の分岐抵抗をもつ第1の分岐と、接地に結合された第2の分岐とを有し、前記第2の分岐は、前記第2の分岐の抵抗および調整可能なインピーダンス構成要素を直列に提示し、前記ハイブリッド回路はまた、
− 第1のフィードバック・ループであって、
・ 前記分圧器の前記第1の分岐と第2の分岐の間の接続ノードに、またハイブリッド入出力ノードにそれぞれ結合された第1の入力および第2の入力と、
・ 主減算器のネガディブ入力に結合された出力とを備え、前記主減算器のポジティブ入力がハイブリッド入出力ノードに結合され、また前記主減算器の出力が前記ハイブリッド回路の前記出力ノードに結合される、第1のフィードバック・ループと、
− 第2のフィードバック・ループであって、
・ 第1のフィードバック・ループの出力、入力ノード、およびハイブリッド入出力ノードにそれぞれ結合された第1の入力、第2の入力、および第3の入力と、
・ 調整可能なインピーダンス構成要素の制御入力に結合された出力とを備える第2のフィードバック・ループとを備える。
優先的に、調整可能なインピーダンス構成要素は、第1の抵抗と直列のコンデンサを備え、第1の抵抗とコンデンサはどちらも第2の抵抗と並列であり、前記第1および第2の抵抗は接地に接続され、前記第1の抵抗とコンデンサの間に第1の接続点が位置し、前記調整可能なインピーダンス構成要素はまた、2つの入力をもつ乗算器を備え、一方は、前記分圧器の第2の分岐抵抗と調整可能なインピーダンス構成要素の間に位置する第2の接続点に結合され、また他方は、前記第2のフィードバック・ループの出力に結合された前記調整可能なインピーダンス構成要素の制御入力であり、前記乗算器の出力は、前記第1の接続点に結合される。
本発明のさらなる態様によれば、前記第1のフィードバック・ループは、減算器であって、
・ 第1の平均演算器を介して第1の乗算器の出力に結合されたポジティブ入力であって、前記第1の乗算器の入力が、前記分圧器の前記第1の分岐と第2の分岐の間の前記接続ノードに、また前記ハイブリッド入出力ノードにそれぞれ結合される、ポジティブ入力と、
・ 第2の平均演算器を介して第2の乗算器の出力に結合されたネガディブ入力であって、前記第2の乗算器の入力が、前記分圧器の前記第1の分岐と第2の分岐の間の前記接続ノードに、また第3の乗算器にそれぞれ結合され、第3の乗算器が、前記分圧器の前記第1の分岐と第2の分岐の間の前記接続ノードに、また定数演算器を介して前記減算器の出力に結合された入力を有し、前記第3の乗算器の出力が前記第1のフィードバック・ループの出力である、ネガディブ入力とを有する減算器を備える。
前記第2のフィードバック・ループは、減算器であって、
・ 第1の平均演算器を介して第1の乗算器の出力に結合されたネガディブ入力であって、前記第1の乗算器の入力が、ハイブリッド入出力ノードに、また遅延演算器を介して前記ハイブリッド回路の入力ノードにそれぞれ結合される、ネガディブ入力と、
・ 第2の平均演算器を介して第2の乗算器に結合されたポジティブ入力であって、前記第2の乗算器の入力が、前記第1のフィードバック・ループの出力に、また前記遅延演算器を介して前記ハイブリッド回路の入力ノードにそれぞれ結合され、前記減算器の出力が定数演算器の入力に結合され、前記定数演算器の出力が前記第2のフィードバック・ループの出力である、ポジティブ入力とを有する減算器を備えると有利である。
別法として、前記第1のフィードバック・ループは、前記ハイブリッド入出力ノードに結合されたポジティブ入力と、第1の乗算器の出力に結合されたネガディブ入力とを有する減算器を備え、前記減算器の出力は第2の乗算器の第1の入力に結合され、一方前記第2の乗算器の第2の入力は、前記分圧器の前記第1の分岐と第2の分岐の間の前記接続ノードに結合され、前記第2の乗算器の出力は、平均演算器を介して定数演算器に結合され、前記定数演算器の出力は前記第1の乗算器の第1の入力に結合され、一方前記第1の乗算器の第2の入力は前記接続ノードに結合され、前記第1の乗算器の出力はまた、前記第1のフィードバック・ループの出力である。
別の代替形態によれば、前記第2のフィードバック・ループは、前記第1のフィードバック・ループの出力に結合されたポジティブ入力と、前記ハイブリッド入出力ノードに結合されたネガディブ入力とを有する減算器を備え、前記減算器の出力は乗算器の第1の入力に結合され、一方前記乗算器の第2の入力は、遅延演算器を介して前記ハイブリッド回路の入力ノードに結合され、前記乗算器の出力は、平均演算器を介して定数演算器に結合され、前記定数演算器の出力はまた、前記第2のフィードバック・ループの出力である。
現況技術による2つのハイブリッド送受信器間の双方向伝送を表すブロック図である。 現況技術によるハイブリッド送受信器の一実施形態のブロック図である。 本発明によるハイブリッド送受信器のブロック図である。 本発明による調整可能なインピーダンス構成要素の可能な実施形態のブロック図である。 本発明による補正された振幅推定値の生成を可能にするフィードバック・ループの第1の実施形態のブロック図である。 本発明による補正された振幅推定値の生成を可能にするフィードバック・ループの第2の実施形態のブロック図である。 本発明による補正された位相推定値の生成を可能にするフィードバック・ループの第1の実施形態のブロック図である。 本発明による補正された位相推定値の生成を可能にするフィードバック・ループの第2の実施形態のブロック図である。 ハイブリッド回路の細部を示す、本発明によるハイブリッド回路の第1の可能な実施形態のブロック図である。 ハイブリッド回路の細部を示す、本発明によるハイブリッド回路の第2の可能な実施形態のブロック図である。
本明細書では、「アナログ構成要素」という用語は、いかなるソフトウェア処置、ソフトウェア処理手段なども示唆しない構成要素を指す。アナログ構成要素は、たとえば抵抗、コンデンサ、トランジスタ、論理ゲートなどによって構築される。
本明細書では、「乗算器」という用語は、その入力に接続される信号の乗算に対応する信号をその出力上で提供するアナログ構成要素を指す。
本明細書では、「減算器」という用語は、そのポジティブ入力上に接続される信号からそのネガディブ入力に接続された信号を減算した値に対応する信号をその出力上で提供するアナログ構成要素を指す。
本明細書では、「平均演算器」という用語は、時間t内で変動する、その入力に接続される信号e(t)の期間Tにわたる平均値
Figure 2011519218
に対応する信号をその出力で提供するアナログ構成要素を指す。
本明細書では、「遅延演算器」という用語は、その入力に接続される信号を所定の値だけ遅延させた値に対応する信号をその出力上で提供する構成要素を指す。前記遅延は、たとえば、アナログ構成要素(遅延伝送ライン)によって、またはデジタル構成要素(信号をクロック制御するシリアル・ラッチD)によって行うことができる。この遅延は、乗算によって、e−iφの形の信号に導入される。ここで、iは虚数定数を表し、φは信号の位相を表す。
本明細書では、「定数演算器」という用語は、その入力に接続される信号を特有の定数で乗算した値に対応する信号をその出力上で提供するアナログ構成要素を指す。
異なるブロック図上に存在する矢印はワイヤ接続を表し、矢印の方向は、前記ワイヤ上で信号が伝送される方向に対応する。
本発明は、両信号間の漏話を可能な限り減衰させながら、一方では、双方向接続時に第1の信号の伝送を可能にし、また他方では、同じ双方向接続時に前記第1の信号とは異なる第2の信号の受信を可能にするハイブリッド回路に言及する。
双方向信号伝送における遠隔の受信信号とローカル伝送信号の間の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路の概略的なブロック図を、図3に示す。この回路は、外部の信号を伝送または受信する3つの接続ノード、すなわち
− 遠隔機器に伝送すべき信号に対する入力ノードVt1と、
− 遠隔機器から受信した信号に対する出力ノードVr1と、
− 遠隔機器と信号を送受信するハイブリッド入出力ノードVbとを備える。
ハイブリッド入出力ノードVbは、双方向接続を介してネットワークと接続する点に対応する。
ハイブリッド入出力ノードVbは、遠隔機器と信号を送受信する双方向接続にリンクされる。前記遠隔機器に信号を伝送する必要があるとき、この信号は、入力Vt1へ送られる。前記遠隔機器から信号を受信したとき、この受信信号は出力Vr1へ転送されて、たとえば、図示しない処理手段へ伝送される。
ハイブリッド回路2は、前記入力、出力、およびハイブリッド入出力ノードにリンクされ、また入力ノードをハイブリッド入出力ノードに結合させ、かつハイブリッド入出力ノードを前記出力ノードに結合させるように構成された回路をさらに備える。
ハイブリッド回路2は、
入力ノードVt1が一方では出力抵抗Raを介してハイブリッド入出力ノードVbに、また他方では分圧器8を介して接地に結合されるように構成されたアナログ構成要素のみを備えると有利である。
分圧器は、第1の分岐抵抗R1をもつ第1の分岐10と、接地に結合された第2の分岐12とを有し、第2の分岐12は、第2の分岐抵抗R2、および回路2のインピーダンス調整を可能にするために、位相に対応する信号を受け取るように適合される制御入力を有する調整可能なインピーダンス構成要素Zaを直列に提示する。調整可能なインピーダンス構成要素Zaで使用される構成要素の値は、ラインのパラメータおよび適用例で満たされるその異なる長さに従って、また調整可能なインピーダンス構成要素Zaを、前記伝送信号の帯域幅上のインピーダンス・ラインZiの挙動から近接させるように伝送された信号の帯域幅に従って、選択される。
本発明の一態様によれば、ハイブリッド回路2は、前記分圧器8の前記第1の分岐10と第2の分岐12の間の接続ノードVeに、またハイブリッド入出力ノードVbにそれぞれ結合された第1の入力9aおよび第2の入力9bを備える第1のフィードバック・ループ9を備える。
第1のフィードバック・ループの出力9cは、主減算器11のネガディブ入力に結合される。前記主減算器11のポジティブ入力は、ハイブリッド入出力ノードVbに結合され、また前記主減算器11の出力は、ハイブリッド回路2の前記出力ノードVr1に結合される。
この第1のフィードバック・ループ9は、Vbを通って遠隔機器へ伝送される信号V1の振幅推定値ka.Veを生成するように設計される。
本発明のさらなる態様によれば、ハイブリッド回路2は、第1のフィードバック・ループ9の出力9c、入力ノードVt1、およびハイブリッド入出力ノードVbにそれぞれ結合された第1の入力13c、第2の入力13a、および第3の入力13bを備える第2のフィードバック・ループ13を備える。
前記第2のフィードバック・ループ13の出力13dは、調整可能なインピーダンス構成要素Zaの制御入力に結合される。
この第2のフィードバック・ループ13は、Vbを通って遠隔機器へ伝送される信号V1の位相推定値kpを生成するように設計される。この位相推定値は、いかなるソフトウェア処理手段も用いないでハイブリッド回路のインピーダンスを自動的に適合させるために、調整可能なインピーダンス構成要素Zaへ送出される。
フィードバック・ループは相互に織り合わされることに留意しなければならない。その結果、どちらのフィードバック・ループも、互いに依存して影響し合う。
したがって、従来技術に対して、図3に示すハイブリッド回路は、調整可能なインピーダンス構成要素Zaと、振幅推定値および位相推定値をそれぞれ生成する2つのフィードバック・ループ9および13とをさらに備える。
調整可能なインピーダンス構成要素Zaを実現する1つの可能な実施形態を、図4に示す。
より具体的には、調整可能なインピーダンス構成要素Zaは、第1の抵抗Rと直列にコンデンサCを備える。第1の抵抗RとコンデンサCはどちらも、第2の抵抗R3と並列である。前記第1および第2の抵抗は接地に接続され、また前記第1の抵抗RとコンデンサCの間に第1の接続点Vcが位置する。
調整可能なインピーダンス構成要素Zaはまた、2つの入力をもつ乗算器15を備え、一方は、前記分圧器の第2の分岐抵抗R2と調整可能なインピーダンス構成要素Zaの間に位置する第2の接続点V3に結合され、また他方は、前記第2のフィードバック・ループの出力13dに結合された前記調整可能なインピーダンス構成要素Zaの制御入力である。前記乗算器15の出力は、コンデンサCと第1の抵抗Rの間の前記第1の接続点Vcに結合される。
したがって、インピーダンス構成要素Zaは、位相推定値kpを受け取るために、第2のフィードバック・ループ13の出力13dに接続される。
第1のフィードバック・ループ9の第1の実施形態を示す図5を参照されたい。
前記第1のフィードバック・ループ9は、第1の平均演算器21を介して第1の乗算器19の出力に結合されたポジティブ入力を有する減算器17を備える。前記第1の乗算器19の入力は、前記分圧器8の前記第1の分岐10と第2の分岐12の間の前記接続ノードVeおよび前記ハイブリッド入出力ノードVbにそれぞれ結合される。
減算器17のネガディブ入力は、第2の平均演算器25を介して第2の乗算器23の出力に結合される。前記第2の乗算器23の入力は、前記分圧器8の前記第1の分岐10と第2の分岐12の間の前記接続ノードVeに、また第3の乗算器27にそれぞれ結合され、第3の乗算器27は、前記分圧器8の前記第1の分岐10と第2の分岐12の間の前記接続ノードVeに、また定数演算器28を介して前記減算器17の出力に結合された入力を有する。前記第3の乗算器27の出力は、前記第1のフィードバック・ループ9の出力9cである。
より少ないアナログ構成要素を必要とする前記第1のフィードバック・ループ9の第2の実施形態を、図6に示す。
前記第1のフィードバック・ループ9のこの代替解決策は、前記ハイブリッド入出力ノードVbに結合されたポジティブ入力と、第1の乗算器43の出力に結合されたネガディブ入力とを有する減算器41を備える。
前記減算器41の出力41aは第2の乗算器45の第1の入力45aに結合され、一方前記第2の乗算器45の第2の入力45bは、前記分圧器8の前記第1の分岐10と第2の分岐12の間の前記接続ノードVeに結合される。
前記第2の乗算器45の出力45cは、平均演算器47を介して定数演算器48に結合され、また前記定数演算器48の出力48aは、前記第1の乗算器43の第1の入力43aに結合され、一方前記第1の乗算器43の第2の入力43bは、前記分圧器8の前記第1の分岐10と第2の分岐12の間の前記接続ノードVeに結合される。前記第1の乗算器43の出力もまた、前記第1のフィードバック・ループ9の出力9cである。
第2のフィードバック・ループ13の第1の実施形態を、図7に詳細に示す。
前記第2のフィードバック・ループ13は、第1の平均演算器33を介して第1の乗算器31の出力に結合されたネガディブ入力を有する減算器29を備える。前記第1の乗算器31の入力は、ハイブリッド入出力ノードVbに、また遅延演算器35を介して前記ハイブリッド回路2の入力ノードVt1にそれぞれ結合される。遅延の値は、信号の期間の一部分である。効率的にするために、この値は、出力ノードVr1の信号とハイブリッド入出力ノードVbの信号の間の遅延より大きくしなければならない。好ましい値は、信号の期間の4分の1とすることができる。
減算器29のポジティブ入力は、第2の平均演算器39を介して第2の乗算器37に結合される。前記第2の乗算器37の入力は、前記第1のフィードバック・ループ9の出力9cに、また前記遅延演算器35を介して前記ハイブリッド回路2の入力ノードVt1にそれぞれ結合される。前記減算器29の出力は、定数演算器30の入力に結合される。
前記定数演算器30の出力30aは、前記第2のフィードバック・ループ13の出力13dであり、したがってZaの制御入力に結合される。
より少ないアナログ構成要素を必要とする前記第2のフィードバック・ループ13の第2の実施形態を、図8に示す。
第2のフィードバック・ループ13のこの代替解決策は、前記第1のフィードバック・ループ9の出力9cに結合されたポジティブ入力と、前記ハイブリッド入出力ノードVbに結合されたネガディブ入力とを有する減算器49を備える。前記減算器49の出力49aは乗算器51の第1の入力51aに結合され、一方前記乗算器51の第2の入力51bは、遅延演算器53を介して前記ハイブリッド回路2の入力ノードVt1に結合される。
前記乗算器51の出力51cは、平均演算器55を介して定数演算器54に結合される。前記定数演算器54の出力54aもまた、前記第2のフィードバック・ループ13の出力13dであり、したがってZaの制御入力に結合される。
図9は、第1のフィードバック・ループ9として図5の回路と、第2のフィードバック・ループ13として図7の回路とを有する、本発明によるハイブリッド回路の第1の構成の全体図を示す。
図10は、第1のフィードバック・ループ9として図6の回路と、第2のフィードバック・ループ13として図8の回路とを有する、本発明によるハイブリッド回路の第2の好ましい構成の全体図を示す。この構成は、より少ない構成要素を必要とし、したがってより安価であるため好ましい。
また本発明によれば、第1および第2のフィードバック・ループの他の組合せも実施できること、したがって図9および10に提示した組合せに限定されるものではないことに留意しなければならない。
第1および第2のフィードバック・ループの両方を組み合わせると、遠隔機器に伝送される信号V1のそれぞれ振幅および位相推定値に対応する推定値信号を生成することができる。したがって、減算器11によって信号Vbから振幅推定値を減算し、位相推定値を使用してインピーダンス調整を行うと、信号Vr1を取り出すことができる。
本発明の機能について、次に詳細に説明する。
本発明の理解を容易にするために、正弦波信号に基づいて、様々な信号の式を導入する。双方向伝送では通常、ローカル側からの信号と遠隔側からの信号は非相関関係にあり、したがって正弦波信号に対してもこの同じ特性をもたせるために、本記載では、信号のパルセーション(pulsation)は、近接するが異なるものと見なす。遅延は、伝送される信号の期間の4分の1に等しいものと見なす。これは、π/2ラジアンの位相遅延を提供する。
Vt1=cos(ωt)
V1=Acos(ωt−φ)およびV2=Acos(ωt−φ)とすると、
Vb=V1+V2=Acos(ωt−φ)+Acos(ωt−φ
Ve=Acos(ωt−φ
Vr1=Vb−ka Ve=Acos(ωt−φ)+Acos(ωt−φ)−ka.Acos(ωt−φ
ここで、A、A、およびAは振幅係数であり、φ、φ、およびφは位相係数を表す。
kaは係数であり、ωおよびωはパルセーションである。
相関関係にない信号であることを保証するために、パルセーションωおよびωは異なる。
第1のフィードバック・ループ9の出力9cで、
Figure 2011519218
などのkaの値が生じる。
α>>1とすると、kaは、
Figure 2011519218
になる。
調整可能なインピーダンスZaを用いると、R、C、kp回路により、抵抗R3と並列に見られる等価容量の値を修正することができる。
R3と並列に得られる等価容量Cは、1>kp>0とすると、C(1−kp)に等しい。
R1、R2、およびR3に関連するCにより、Veの位相φの値を修正することができる。使用される構成要素に関連して、位相φの値は、tanφ
tanφ=λ(1−kp) (式2)
に近接するような値である。ここで、λはR1、R2、R3、C、およびωに関連する。
第2のフィードバック・ループ13の出力13dでは、kpの値は、
kp=1/2αkaAsinφ−1/2αsinφ (式3)
などである。
2つの式、(式2)および(式3)を結合させると、kpは、
Figure 2011519218
に等しくなる。
α>>1の場合、kpは、
Figure 2011519218
になる。
前の式(式1)内のka.Aに代入することによって、kpは、
Figure 2011519218
になる。
最後に、(式2)内のkpに代入することによって、
tanφ=tanφ
になり、したがって
φ=φ
になる。
その結果、(式1)から
ka=A/A
になる。
ka.AにAを、またφにφを代入することによって、ka.Veは、
ka.Ve=A.cos(ωt−φ
になる。
Vr1=Vb−ka.Veなので、Vr1は、
Vr1=A.cos(ωt−φ
に等しくなる。
ハイブリッド回路の出力Vr1の受信信号は、遠隔機器から受信した信号V2のみと関連する。したがって、信号Vr1は、遠隔機器へ伝送する必要のある信号の一部分から「消去」される。
したがって、本発明は、2つの相補型フィードバック・ループのために、別の信号内に含まれる既知の信号を消去することができる。本発明は、目標帯域幅内の広い範囲のワイヤで効率的な解決策を提供する。さらに、その実施が容易であるため、本発明は、コストの低減ためにリンク上のデータ速度を2倍にするために、単方向伝送を双方向伝送にアップグレードする良好な代替手段を提供することができる。

Claims (12)

  1. 双方向信号伝送における遠隔の受信信号とローカル伝送信号の間の近端漏話を減衰させる方法であって、前記伝送信号と受信信号の間に非相関関係を提供するために、アナログ自動フィードバック駆動式補正ループを作製するステップを含む方法。
  2. 自動フィードバック駆動式補正ループを作製する前記ステップが、前記ローカル伝送信号の振幅補正した第1のフィードバック・ループ推定値を生成するステップを含む、請求項1に記載の近端漏話を減衰させる方法。
  3. 前記遠隔の受信信号を取り出すために、前記伝送信号の前記振幅補正した第1のフィードバック・ループ推定値がハイブリッド信号から減算される、請求項2に記載の近端漏話を減衰させる方法。
  4. 自動フィードバック駆動式補正ループを作製する前記ステップが、前記振幅補正した第1のフィードバック・ループ推定値に応じて、前記伝送信号の位相補正した第2のフィードバック・ループ推定値を生成するステップを含む、請求項2または3に記載の近端漏話を減衰させる方法。
  5. 前記伝送信号の前記位相補正した第2のフィードバック・ループ推定値が、インピーダンス調整のために使用される、請求項4に記載の近端漏話を減衰させる方法。
  6. 双方向信号伝送における遠隔の受信信号とローカル伝送信号の間の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)であって、
    遠隔機器に伝送すべき信号に対する入力ノード(Vt1)と、
    遠隔機器から受信した信号に対する出力ノード(Vr1)と、
    遠隔機器と信号を送受信するハイブリッド入出力ノード(Vb)と、
    前記入力、出力、およびハイブリッド入出力ノードにリンクされ、また前記入力ノードを前記ハイブリッド入出力ノードに結合させるように、そして前記ハイブリッド入出力ノードを前記出力に結合させるように構成された回路とを備え、前記回路が、前記伝送信号と受信信号の間に非相関関係を提供するためにアナログ自動フィードバック駆動式補正ループを備える、ハイブリッド回路(2)。
  7. 前記入力ノード(Vt1)が、一方では出力抵抗(Ra)を介して前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)に、また他方では分圧器(8)を介して接地に結合され、前記分圧器が、第1の分岐抵抗(R1)をもつ第1の分岐(10)と、接地に結合された第2の分岐(12)とを有し、前記第2の分岐(12)が、前記第2の分岐の抵抗(R2)および調整可能なインピーダンス構成要素(Za)を直列に提示し、前記ハイブリッド回路(2)がまた、
    第1のフィードバック・ループ(9)であって、
    前記分圧器(8)の前記第1の分岐(10)と第2の分岐(12)の間の接続ノード(Ve)に、また前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)にそれぞれ結合された第1の入力(9a)および第2の入力(9b)と、
    主減算器(11)のネガディブ入力に結合された出力(9c)とを備え、前記主減算器(11)のポジティブ入力が前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)に結合され、また前記主減算器(11)の出力が前記ハイブリッド回路(2)の前記出力ノード(Vr1)に結合される、第1のフィードバック・ループ(9)と、
    第2のフィードバック・ループ(13)であって、
    前記第1のフィードバック・ループ(9)の前記出力(9c)、前記入力ノード(Vt1)、および前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)にそれぞれ結合された第1の入力(13c)、第2の入力(13a)、および第3の入力(13b)と、
    前記調整可能なインピーダンス構成要素(Za)の制御入力に結合された出力(13d)とを備える第2のフィードバック・ループ(13)とを備える、請求項6に記載の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)。
  8. 前記調整可能なインピーダンス構成要素(Za)が、第1の抵抗(R)と直列のコンデンサ(C)を備え、前記第1の抵抗(R)と前記コンデンサ(C)どちらも第2の抵抗(R3)と並列であり、前記第1および第2の抵抗が接地に接続され、前記第1の抵抗(R)とコンデンサ(C)の間に第1の接続点(Vc)が位置し、前記調整可能なインピーダンス構成要素(Za)がまた、2つの入力をもつ乗算器(15)を備え、一方が、前記分圧器の前記第2の分岐抵抗(R2)と前記調整可能なインピーダンス構成要素(Za)の間に位置する第2の接続点(V3)に結合され、また他方が、前記第2のフィードバック・ループの前記出力(13d)に結合された前記調整可能なインピーダンス構成要素(Za)の前記制御入力であり、前記乗算器(15)の前記出力が、前記第1の抵抗(R)とコンデンサ(C)の間に位置する前記第1の接続点(Vc)に結合される、請求項7に記載の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)。
  9. 前記第1のフィードバック・ループ(9)が、減算器(17)であって、
    第1の平均演算器(21)を介して第1の乗算器(19)の出力に結合されたポジティブ入力であって、前記第1の乗算器(19)の入力が、前記分圧器(8)の前記第1の分岐(10)と第2の分岐(12)の間の前記接続ノード(Ve)に、また前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)にそれぞれ結合される、ポジティブ入力と、
    第2の平均演算器(25)を介して第2の乗算器(23)の出力に結合されたネガディブ入力であって、前記第2の乗算器(23)の入力が、前記分圧器(8)の前記第1の分岐(10)と第2の分岐(12)の間の前記接続ノード(Ve)に、また第3の乗算器(27)にそれぞれ結合され、前記第3の乗算器(27)が、前記分圧器(8)の前記第1の分岐(10)と第2の分岐(12)の間の前記接続ノード(Ve)に、また定数演算器(28)を介して前記減算器(17)の出力に結合された入力を有し、前記第3の乗算器(27)の出力が前記第1のフィードバック・ループ(9)の出力(9c)である、ネガディブ入力とを有する減算器(17)を備える、請求項7または8に記載の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)。
  10. 前記第2のフィードバック・ループ(13)が、減算器(29)であって、
    第1の平均演算器(33)を介して第1の乗算器(31)の出力に結合されたネガディブ入力であって、前記第1の乗算器(31)の入力が、前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)に、また遅延演算器(35)を介して前記前記ハイブリッド回路(2)の前記入力ノード(Vt1)にそれぞれ結合される、ネガディブ入力と、
    第2の平均演算器(39)を介して第2の乗算器(37)に結合されたポジティブ入力であって、前記第2の乗算器(37)の入力が、前記第1のフィードバック・ループ(9)の前記出力(9c)に、また前記遅延演算器(35)を介して前記ハイブリッド回路(2)の前記入力ノード(Vt1)にそれぞれ結合され、前記減算器(29)の出力が定数演算器(30)の入力に結合され、前記定数演算器(30)の出力(30a)が前記第2のフィードバック・ループ(13)の前記出力(13d)である、ポジティブ入力とを有する減算器(29)を備える、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)。
  11. 前記第1のフィードバック・ループ(9)が、前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)に結合されたポジティブ入力と、第1の乗算器(43)の出力に結合されたネガディブ入力とを有する減算器(41)を備え、前記減算器(41)の出力が第2の乗算器(45)の第1の入力に結合され、一方前記第2の乗算器(45)の第2の入力が、前記分圧器(8)の前記第1の分岐(10)と第2の分岐(12)の間の前記接続ノード(Ve)に結合され、前記第2の乗算器(45)の出力が、平均演算器(47)を介して定数演算器(48)に結合され、前記定数演算器(48)の出力(48a)が、前記第1の乗算器(43)の第1の入力に結合され、一方前記第1の乗算器(43)の第2の入力が、前記分圧器(8)の前記第1の分岐(10)と第2の分岐(12)の間の前記接続ノード(Ve)に結合され、前記第1の乗算器(43)の出力がまた、前記第1のフィードバック・ループ(9)の前記出力(9c)である、請求項7、8、または10に記載の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)。
  12. 前記第2のフィードバック・ループ(13)が、前記第1のフィードバック・ループ(9)の前記出力(9c)に結合されたポジティブ入力と、前記ハイブリッド入出力ノード(Vb)に結合されたネガディブ入力とを有する減算器(49)を備え、前記減算器(49)の出力(49a)が乗算器(51)の第1の入力に結合され、一方前記乗算器(51)の第2の入力が、遅延演算器(53)を介して前記ハイブリッド回路(2)の前記入力ノード(Vt1)に結合され、前記乗算器(51)の出力が、平均演算器(55)を介して定数演算器(54)に結合され、前記定数演算器(54)の出力(54a)がまた、前記第2のフィードバック・ループ(13)の前記出力(13d)である、請求項7、8、9、または11に記載の近端漏話を減衰させるハイブリッド回路(2)。
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