JP2011517995A - 脊椎固定システム - Google Patents

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Abstract

脊椎インプラントシステムの実施形態は、固定要素と、コネクタ本体と、押圧部材を含んでいる。固定要素は、骨係合部分と、枢軸回転部分と、蝶番部分を有している。蝶番部分は、骨係合部分に対する枢軸回転部分の枢軸回転運動を許容する。更に、コネクタ本体は、細長い部材を受け入れるように構成されているチャネルを画定しており、且つ固定要素の枢軸回転部分を受け入れるように構成されている細長いスロットを画定している。枢軸回転部分は、細長いスロットに沿って複数の位置のうちの何れの位置に配置することもできる。押圧部材は、固定要素の枢軸回転部分に係合し、コネクタ本体を押さえ、枢軸回転部分を骨係合部分に対して所望の角度位置に拘束し、コネクタ本体を細長いスロットに沿って所望の位置で固定要素に拘束するように適合されている。
【選択図】図1

Description

本開示は、広義には、脊椎固定システムに関係し、概括的には、枢軸回転ねじ組立体を含んでいる多面調節システムに関する。本システムは、脊椎の傷害又は変形の矯正に有用である。
本開示は、概括的には、脊椎の傷害又は変形の矯正に有用な脊椎固定システムに関する。より厳密には、但し排他的にではなく、本開示は、骨ねじの枢軸回転運動及び当該骨ねじに対する脊椎ロッドコネクタの横方向の調節を可能にし、骨ねじ及びコネクタを所望の位置に拘束するための拘束機構を提供する、脊椎固定システムに関係する。
整形外科手術の分野では、骨の位置を固定するのにインプラントを使用することはよく知られている。こうすれば、折れた骨の癒合を促進させ、奇形又は他の傷害を矯正させることができる。例えば、脊椎手術の領域では、その様なインプラントを、(a)脊柱側弯性湾曲を含め、脊椎の異常な湾曲を矯正すること、(b)折れたり又は他に傷害のある椎骨を適切な間隔を取って維持し、支持を提供するため、及び(c)脊柱に他の療法を行うため、を含む様々な理由で椎骨の中へ設置することはよく知られている。
植え込み及び接続システムにおいては、特定の他の部品としか協働させることができない部品を幾つか含んでいるものがある。骨ねじ、フック、クランプ、又は他の固定装置は、骨と接続システムの間の接続部として、或る特定の骨に接続又は隣接させるものであって、脊椎ロッドの様な支持及び/又は安定化部材を含むものである。その様なシステムでは、連なった2つ又はそれ以上のねじが、器械処置を受ける2つ又はそれ以上の椎骨に挿入されることがある。次いでロッドが、ねじ内に設置されるか又はねじに連結され、或いはロッドとねじを連接する接続用装置内に設置され、接続部が締め付けられる。こうして、剛性の支持構造は、椎骨を特定の位置に保つことによって椎骨の奇形又は傷害の矯正又は癒合を促す支持を提供しているロッドと共に、椎骨に固定されている。
脊椎インプラントシステム又は他の類似のシステムは、椎骨又は脊椎ロッドに関して複数の角度で配置することができるアンカーを有していることがある。その様な特徴を備えていれば、椎骨又は脊椎ロッドに関する角度関係において骨アンカーを精密に配置する必要が無いことから、インプラントシステムの設置又は同システムの配置の補正がより簡単に行えるようになる。むしろ、多軸性能を備えていれば、例えば、骨の都合のよい場所に、及び/又は骨に都合のよい角度で、穴を開け、そこにねじを差し込めばよい。
多面調節を可能にする脊椎固定システムであって、(単数又は複数の)細長い部材を(単数又は複数の)固定装置に連接し且つシステムの構成要素の枢軸回転及び他の調節性能を可能にする脊椎固定システムが、今なお必要とされている。
1つの実施形態によるインプラントシステムの側面図である。 図1に示されている実施形態によるインプラントシステムの構成要素の前面図である。 図1に示されている実施形態によるインプラントシステムの構成要素の側面図である。 図1に示されている実施形態によるインプラントシステムの或る構成要素の斜視図である。 図1に示されている実施形態と同様のインプラントシステムの或る構成要素の斜視図である。 別の実施形態によるインプラントシステムの側面図である。 図4に示されている実施形態によるインプラントシステムの分解図である。 図4及び図5に示されている実施形態によるインプラントシステムの構成要素の斜視図である。 更に別の実施形態によるインプラントシステムの側面図である。 図7に示されている実施形態によるインプラントシステムの部分分解図である。 図7及び図8に示されている実施形態によるインプラントシステムの前面図である。
本開示の原理の理解を促すために、これより図面に例示されている各実施形態を参照してゆくが、説明に際して特定の言語を使用する。しかしながら、これによって特許請求の範囲の各請求項の範囲を限定する意図の無いことは理解されるところであり、例示されている装置におけるその様な変更や更なる修正、及びここに説明されている本開示の原理のその様な他の応用は、本開示が関連する分野の当業者であれば普通に想起されるものと考えている。
図1−図3を全体的に参照すると、同図には脊椎固定システム20の或る実施形態が示されている。システム20は、全体として、当該実施形態では、固定装置又はアンカー(例えば枢軸回転骨ねじ又はボルト22)と、コネクタ24と、ナット26を含んでいる。上面24aと下面24bを有するコネクタ24は、脊椎ロッド、棒材、又は他のその様な整形外科用構造体、の様な細長い部材を、アンカー22に接続することができる。細長い部材は、多くの所望の長さの何れを有していてもよい。骨ねじ22は、骨係合部分32と、枢軸回転支柱部分34と、骨係合部分32と枢軸回転支柱部分34の間の蝶番部分36を含んでいる。蝶番部分36は、骨係合部分32に対する支柱部分34の枢軸回転運動を許容する。
特定の実施形態では、骨係合部分32は、椎体の様な骨構造に係合し、当該骨構造にねじ22を堅固に固定するために、ねじが切られていてもよい。その様な実施形態では、骨係合部分32は、椎体の海綿質骨内への堅固な固定に適応させ易い粗いねじ部を含むことができ、またねじ部を徐々に椎体に係合させ、椎体の中へ進めるのを支援するため、先細の先端で終端させることができる。代わりの実施形態では、骨係合部分32は様々な構成を有することができ、及び/又は、フック又は他のその様な適切な骨係合構造であってもよいものと理解されたい。支柱部分34も、ナット26又は他のその様なねじが切られた物品に係合させるために、ねじが切られていてもよい。特定の実施形態では、支柱部分34は、外科医がクランプの様な物品を取り付けることができる機械ねじ部を含んでいる。ナット26は、支柱部分34に螺合させるために、ねじが切られた内穴27を画定している。ナット26は、枢軸回転支柱部分34を、骨係合部分32に対して所望の角度位置に拘束する働きをする。ナット26を回して締め付けると、その結果、コネクタ24は、支柱部分34と同じ所望の角度位置に拘束される。特定の実施形態では、ナット26は、システム20を所定の位置に、更にしっかりと固定し、拘束するために、拘束タブ28を含むことができる。
図2Aは、図1に示されている実施形態によるアンカー22の前面図である。支柱部分34は近位端34aと遠位端34bを含んでおり、遠位端34bは、蝶番部分36と作動可能に連結されている。ねじ22の蝶番部分36は、延長部50と52を含むことができる。特定の実施形態では、延長部50と52は、概ね平行であり、骨係合部分32から上向きに延びている。延長部50と52は、支柱部分34の遠位端34bを受け入れるチャネルを概ね画定するように離間されている。延長部50と52の間の空間の幅は、支柱部分34の直径より大きくてもよい。ねじ22の蝶番部分36は、更に蝶番ピン54を含むことができる。特定の実施形態では、支柱部分34は、骨係合部分32に対し蝶番ピン54周りに回転する。更に、蝶番ピン54を受け入れるために、支柱部分34は開口部56を含み、延長部50と52は、それぞれに開口部58と60を含んでいる。特定の実施形態では、蝶番ピン54は、開口部56、58、及び60に受け入れられ、干渉嵌め関係に維持されることになる。組み立て時、ピン54は、一方の開口部58又は60を通し、支柱部分34の開口部56を通し、そして他方の開口部58又は60を通して、挿通させることができる。
図2Bは、図1に示されている実施形態のアンカー22の側面図である。例示されている様に、支柱部分34は、骨係合部分32に対して蝶番54周りに枢軸回転することができる。例示されている実施形態では、支柱部分34は、支柱部分34と骨係合部分32の間が角度Aになるような位置まで枢軸回転される。蝶番部分36の延長部50と52は、コネクタ24に接触する3つの概ね直線状の区分62を含むことができる。他の実施形態では、直線状の区分62の数は3つより多くすることも少なくすることもできる。更に、他の実施形態では、延長部50と52は、コネクタ24に接触させるための、概ね曲線状の凹形又は円錐形の上面を含むことができる。例示されている実施形態では、直線状の区分62は、コネクタ24の下面24bに接触するように構成されている。直線状の区分62は、骨係合部分32に対する支柱部分34の(単数又は複数の)角度位置に対応することができる。
図3は、図1に示されている実施形態によるコネクタ24の斜視図である。例示されている実施形態では、コネクタ24は、長手方向軸Lに沿って延び、細長部材係合部分80とアンカー係合部分82を含んでいる。部分80は、脊椎ロッドの様な細長い部材を受け入れるように構成されたチャネル84を画定している。特定の実施形態では、チャネル84は、長手方向軸Lに概ね垂直である。部分82は、この実施形態では、細長いスロット86を画定しており、同スロットは、この実施形態では、骨ねじ22の支柱部分34を受け入れるように構成されている。特定の実施形態では、スロット86は、概ね長手方向軸Lに沿って延びている。図3Aは、図3の部分82より幾分短いアンカー係合部分82に実質的に円形の穴86’を有するコネクタ24を示している。
更に、部分80は、止めねじ85の様な保持部材を受け入れるように構成されている、チャネル84と連通する貫通穴88を画定していてもよい。特定の実施形態では、穴88は、細長い部材をチャネル84に固定するため、保持部材を螺合させる(単数又は複数の)雌ねじが切られた部分を含むことができる。その様な実施形態では、雌ねじが切られた部分は、逆傾斜ねじ、即ち米国特許第6,296,642号に開示されている様に前方面が尖っているねじ、を含むことができ、前記特許の全体を参考文献としてここに援用する。特定の実施形態では、保持部材85は、雄ねじ部を有する概ね円筒形の止めねじであるが、代わりに、別の型式の保持又は拘束機構であってもよい。しかしながら、細長い部材は他の適切な方法によってチャネル84内に固定することができるものと理解されたい。特定の実施形態では、チャネル84は、止めねじの様な保持部材に細長い部材をチャネル84内に堅く保持させ易くなるように、非円形の形状であってもよい。チャネル84は、当業者が一般に想起し得る、異なった構成及び形状であってもよいものと理解されたい。
特定の実施形態では、スロット86は、支柱部分34の調節を可能にし、且つ支柱部分34をスロット86に沿って複数の位置のうちの何れの位置にも配置できるようにするのに十分な長さを、長手方向軸Lに沿って含んでいる。支柱部分34をスロット86に沿って複数の位置に配置できるようになることで、その結果、チャネル84に受け入れられている細長い部材を、骨ねじ22に対して複数の位置で相対的に配置することが可能になる。ナット26は、枢軸回転支柱部分34を、スロット86に沿って所望の位置に拘束する働きをする。
図1−図3を全体的に参照しながら、システム20の動作と使用を、一脊椎区間が係わる外科処置に関連付けて説明してゆく。システム20は他の外科処置では他の使われ方をされ得ることは理解されるであろう。
患者の病態又は傷害を治療するのに、外科医は、当技術でよく知られているやり方、例えば組織の切開と牽引を介して手術部位へのアクセスを得る。例えば、病変区域上方の正中切開の様な開口を介して、又は組織を外側へ横突起まで切除して、また或いは他の外科処置によって、手術部位へのアクセスが得られたら、外科医は、状態を軽減又は改善するために圧縮又は伸延が必要な隣接又は近傍の椎骨に、1つ又はそれ以上の骨ねじの様なインプラントを接続することができる。一例として、椎骨、例えば椎弓根の、パイロット穴を作成し、アンカー(例えばねじ22)を、2つ又はそれ以上の椎骨の中へ挿入するか又は他のやり方で接続してもよい。1つの実施形態では、手術部位への適切なアクセスが得られたら、システム20を、手術部位まで挿入させ、特定の椎骨の又はそれに隣接する所望の位置に設置することができる。例えば、ねじ22を椎骨の様な骨構造の中へ、所望の位置で挿入させることができる。それぞれのその様なねじ22のねじが切られた部分32を、骨の中へ所望の深さまで進ませ、コネクタ24を、部分34がスロット86を通って延びるようにして、ねじ22に載せることができる。
細長い部材(例えばロッドR)は、コネクタ24がねじ22に接続されるか又はシステム20が椎骨の近くに設置されるかする前又は後のどちらかの時点で、コネクタ24のチャネル84に設置される。細長い部材Rをそこに緩く保持しながら、その間に並進方向及び回転方向の調節が行えるように、保持部材85をコネクタ24の穴88に受け入れることができる。細長い部材Rは、その後、一椎骨区間を固定するために別の椎骨の中へ挿入されている骨ねじ又は他のインプラントを有する別の接続用組立体に受け入れられることになる。
特定の実施形態では、システム20の使用者は、支柱部分34を、骨係合部分32に対して所望の角度位置まで枢軸回転させることができる。例示されている実施形態では、コネクタ24の下面24bを、支柱部分34の所望の角度位置に対応する、延長部50と52の1つ又はそれ以上の直線状の区分62に接触させることができる。代わりの実施形態では、コネクタ24は、当業者に想起され得る他のやり方で、延長部50と52に係合する。更に、使用者は、支柱部分34を、コネクタ24のスロット86に沿った所望の場所に配置することができる。コネクタ24は、拘束される前は、アンカー22の部分32に関して枢軸回転させることができるか、又はアンカー22の部分34の軸周りに動かすことができる。コネクタ24は、同様に、ねじ22に関しては、スロット86に沿って並進させることができる。コネクタ24は、同様に、細長い部材Rに関して枢軸回転させるか、又は細長い部材Rに沿って並進させることができる。
システム20は、その多面調節の後、細長い部材Rとねじ22とコネクタ24の相対位置を固定するため、拘束することができる。特定の実施形態では、ナット26を支柱部分34に通して下げてゆくことによってナット26を支柱部分34に係合させれば、その結果、コネクタ24が骨ねじ22の蝶番部分36に圧締めされることにより、システム20を所望の位置に拘束することができる。特定の実施形態では、支柱部分24へ更にしっかりと係合し、システム20を所望の位置に拘束するために、拘束タブ28を使用することができる。システム20が拘束される前でも後でもよいが、使用者は、アンカー22の部分32を椎体に挿入し、細長い部材Rをチャネル84に挿入することができる。部材Rをコネクタ24に堅固に保持するために、止めねじ又は他の保持部材85が穴88に締め付けられる。システム20は、一般的には、外科処置で使用される前に組み立てられてもよい。しかしながら、システム20は外科処置中に組み立てることもできるものと理解されたい。
図4は、別の実施形態によるシステム120を例示しており、図中、同様の参照番号は、これまでに論じられている同様の特徴を指している。システム120は、全体として、骨ねじ122の様な枢軸回転アンカーと、コネクタ24と、ナット26を含んでいる。コネクタ24は、脊椎ロッドRの様な細長い部材を、ねじ122に接続する。システム120は、更に、コネクタ24の下方で下面24bに隣接して配置することができる拘束部品100を含むことができる。
図5は、システム120の分解図である。例示されている様に、拘束部品100は、ねじ122の支柱部分を受け入れるように構成されている穴102を画定している。ねじ122は、骨係合部分132と、枢軸回転支柱部分134と、部分132と枢軸回転支柱部分134の間の蝶番部分136を含むことができる。アンカー22と同様に、ねじ122の蝶番部分136は、係合部分132に対する支柱部分134の枢軸回転運動を許容する。特定の実施形態では、骨係合部分132は、椎骨に係合させるために、ねじが切られていてもよい。更に、特定の実施形態では、支柱部分134には、ナット126又は他のその様な物品に係合させるためにねじが切られていてもよい。
例示されている様に、骨ねじ122の蝶番部分136は、延長部150と152を含んでいる。特定の実施形態では、延長部150と152は、概ね平行であり、骨係合部分132から上向きに延びている。更に、蝶番部分136は、枢軸回転支柱部分134を骨係合部分132に対して回転させる蝶番ピン54を含むことができる。ねじ22と同様に、支柱部分134と、延長部150と152は、蝶番ピン54を受け入れる穴を含むことができる。
図6は、延長部150と152及び拘束部品100を含めた、システム120の選ばれた構成要素を例示している。延長部150と152は、全体として、それぞれに上側凸面160と162を含んでおり、凸面は、それぞれに、スプライン164と166を有している。拘束部品100の下面は、それぞれに、複数の位置で延長部150と152側のスプライン164と166に係合するスプライン174と176を有する、2つの概ね平行な凹面170と172を含んでいる。スプラインの組同士の様々な位置での係合は、骨係合部分132に対する支柱部分134の様々な角度位置に対応している。代わりの実施形態では、延長部と拘束部品のスプラインは無く、延長部と拘束部品の概ね曲線状の凹面と凸面が係合する。
図4−図6を全体的に参照しながら、システム120の動作と使用を、一脊椎区間が係わる外科処置に関連付けて説明してゆく。システム120は他の外科処置では他の使われ方をされ得ることは理解されるであろう。外科医は、既により詳しく説明されている様に、手術部位へのアクセスを得る。1つの実施形態では、手術部位への適切なアクセスが得られたら、システム120を、手術部位まで挿入させ、特定の椎骨の又はそれに隣接する所望の位置に設置することができる。その後、ねじ122は、椎骨の様な骨構造の中へ、所望の位置で挿入される。ねじが切られた係合部分132は、骨の中へ、所望の深さまで進めることができる。
細長い部材(例えばロッドR)は、コネクタ24がアンカー122に接続されるか又はシステム120が椎骨の近くに設置されるかする前又は後のどちらかの時点で、コネクタ24のチャネル84に設置される。細長い部材Rをそこに緩く保持しながら、その間に並進方向及び回転方向の調節が行えるように、保持部材(例えば止めねじ85)をコネクタ24の穴88に受け入れることができる。細長い部材Rは、その後、一椎骨区間を固定するために別の椎骨の中へ挿入されている骨ねじ又は他のインプラントを有する別の接続用組立体に受け入れられることになる。
特定の実施形態では、システム120の使用者は、支柱部分134を、骨係合部分132に対して所望の角度位置まで枢軸回転させることができる。例示されている実施形態では、コネクタ24の下面24bは、拘束部品100の上面と接触する。更に、拘束部品100側のスプラインは、支柱部分134の所望の角度位置に対応する所望の位置で、延長部150と152側のスプラインと接触する。代わりの実施形態では、拘束部品100は、他のやり方で延長部150と152に係合する。更に、システム20と同様に、使用者は、支柱部分134を、コネクタ24のスロット86に沿って所望の場所に配置することができる。コネクタ24は、部分132に関しては、部分134と共に枢軸回転することができ、アンカー122に関しては、スロット86に沿って並進することができる。コネクタ24は、細長い部材Rに関しても、枢軸回転及び/又は並進させることができる。
システム120は、その多面調節の後、細長い部材Rとコネクタ24とねじ122を互いに関して固定するため、拘束することができる。特定の実施形態では、ナット26を支柱部分134に通して下げてゆくことによってナット26を支柱部分134に係合させれば、コネクタ24がナット26と拘束部品100の間に圧締めされ、その結果、拘束部品100が骨ねじ122の蝶番部分136に圧締めされることにより、システム120を所望の位置に拘束する働きをする。更に、システム120と同様に、システム120が拘束される前でも後でもよいが、使用者は、骨係合部分132を椎骨に挿入し、細長い部材Rをコネクタ24のチャネル84に挿入することができる。細長い部材Rをコネクタ24に堅固に保持するために、保持部材(例えば止めねじ85)を穴88に締め付けてもよい。システム120は、一般的には、外科処置で使用される前に組み立てられてもよい。しかしながら、システム120は外科処置中に組み立てることもできるものと理解されたい。
図7は、もう1つの実施形態によるシステム220を例示しており、図中、同様の参照番号は、これまでに論じられている同様の特徴を指している。システム220は、全体として、骨ねじ122の様な枢軸回転アンカーと、コネクタ224と、ナット26を含んでいる。コネクタ224は、脊椎ロッドRの様な細長い部材を骨ねじ122に接続する働きをし、上面224aと下面224bを含んでいる。システム220は、更に、コネクタ224内に、又はコネクタ224に沿って、配置することができる拘束部品200を含んでいる。例示されている実施形態では、コネクタ224は、拘束部品200をコネクタ224内へより挿入し易くするために陥凹区域225を含んでいる。
例示されている様に、コネクタ224は、長手方向軸Lに沿って延び、細長部材係合部分280とアンカー係合部分282を含むことができる。部分280は、脊椎ロッドRの様な細長い部材を受け入れるように構成されている実質的にC字形状のチャネル284を画定している。特定の実施形態では、チャネル284は、長手方向軸Lに概ね垂直である。例示されている実施形態では、チャネル284は、側方装入式脊椎ロッドチャネルである。しかしながら、チャネル284は、当業者に想起され得る、異なった寸法及び/又は構成であってもよいものと理解されたい。更に、ロッド係合部分280は、止めねじの様な保持部材285を受け入れるように構成されている、チャネル284と連通する貫通穴288を画定することができる。保持部材は、細長い部材をチャネル284に固定する働きをする。
骨ねじ係合部分282は、骨ねじ122の支柱部分134を受け入れるように構成されている細長いスロット286を画定している。特定の実施形態では、スロット286は、概ね、長手方向軸Lに沿って、又は長手方向軸に平行に、延びている。骨ねじ係合部分282は、更に、スロット286に隣接して、拘束部品200に係合するように構成されている長手方向溝290を画定することができる(図9参照)。例示されている実施形態では、溝290は、概ね、長手方向軸Lに沿って、又は長手方向に平行に、延びており、スロット286の各側に一つずつ溝290がある。特定の実施形態では、長手方向溝290は、実質的に、スロット286のそれぞれの長手方向の側面の全長を走っている。
スロット86と同様に、スロット286は、支柱部分134の調節を可能にし、且つ支柱部分134をスロット286に沿って複数の位置のうちの何れの位置にも配置できるようにするのに十分な長さを、長手方向軸Lに沿って含んでいる。特定の実施形態では、スロット286は、第1の長さを有する上区間286aと、第2の長さを有する下区間286bと、を含んでおり、上区間286aはコネクタ224の上面224aに隣接し、下区間286bはコネクタ224の下面224bに隣接している。更に、特定の実施形態では、下区間286bは、支柱部分134がスロット286内で占めることのできる複数の位置を増やすために、上区間286aより長い長さを、長手方向軸Lに沿って含んでいる。スロット286の中での支柱部分134の配置が可変であることにより、チャネル284に受け入れられている細長い部材を、骨ねじ122に対して複数の距離又は位置に配置することができるようになる。特定の実施形態では、ナット26は、同様に、枢軸回転支柱部分134を、スロット286内の所望の位置に拘束する働きをする。
図8は、システム220の部分分解図である。特定の実施形態では、拘束部品200は、コネクタ224と一体化されている(図7参照)。拘束部品200は、スロット286の中に配置することができ、滑動可能にチャネル290に係合する、フィンガ202の様な延長部を含むことができる。拘束部品100と同様に、拘束部品200の下面は、それぞれに、複数の位置で延長部150と152側のスプライン164と166と係合するスプライン274と276を有する、2つの概ね平行な凹面270と272を含んでいる。代わりの実施形態では、スプラインは無く、拘束部品200と延長部150及び152の凹面と凸面は滑動可能に係合される。スプラインの組同士の様々な位置での係合は、骨係合部分132に対する支柱部分134の様々な角度位置に対応している。
図9は、システム220の前面図を示している。例示されている様に、拘束部品200は、拘束部品200の互いに反対側に、溝290内に滑動可能に受け入れられる1つ又はそれ以上のフィンガ202を含むことができる。例示されている実施形態では、フィンガ202は、断面形状が概ね矩形である。しかしながら、フィンガ202はそれ以外の寸法及び構成であってもよいものと理解されたい。スロット286は、コネクタ224の上面224aに隣接する上幅区間286cと、コネクタ224の下面224bに隣接する下幅区間286dを含んでいる。特定の実施形態では、下区間226dは、拘束部品200のスロット286への装入と並進に対応するために、上区間226cより大きい幅を含んでいる。拘束部品200は、スロット286に沿って複数の位置に配置することができ、それにより、支柱部分134をスロット286に沿って複数の位置のうちの1つに配置することができる。
図7−図9を全体的に参照しながら、システム220の動作と使用を、一脊椎区間が係わる外科処置に関連付けて説明してゆく。システム220は他の外科処置では他の使われ方をされ得ることは理解されるであろう。外科医は、既により詳しく説明されている様に、手術部位へのアクセスを得る。1つの実施形態では、手術部位への適切なアクセスが得られたら、システム220を、手術部位まで挿入させ、特定の椎骨の又はそれに隣接する所望の位置に設置することができる。例えば、ねじ122を、椎骨の様な骨構造の中へ、所望の位置で挿入させることができる。それぞれのその様なアンカー122のねじが切られた部分132は、骨の中へ、所望の深さまで進めることができる。
細長い部材(例えばロッドR)は、コネクタ224がねじ122に接続されるか又はシステム220が椎骨の近くに設置されるかする前又は後のどちらかの時点で、コネクタ224のチャネル84に設置される。細長い部材Rをそこに緩く保持しながら、その間に並進方向及び回転方向の調節が行えるように、保持部材(例えば止めねじ85)をコネクタ224の穴288に受け入れることができる。細長い部材Rは、その後、一椎骨区間を固定するために別の椎骨の中へ挿入されている骨ねじ又は他のインプラントを有する別の接続用組立体に受け入れられることになる。
特定の実施形態では、システム220の使用者は、支柱部分134を、骨係合部分132に対して所望の角度位置まで枢軸回転させることができる。特定の実施形態では、拘束部品200側のスプラインは、支柱部分134の所望の角度位置に対応する所望の位置で、延長部150と152側のスプラインと接触する。代わりの実施形態では、拘束部品200は、当業者に想起され得る他のやり方で延長部150と152に係合する。コネクタ224は、部分132に関しては、部分134と共に枢軸回転することができ、アンカー122に関しては、スロット286に沿って並進することができる。コネクタ224は、細長い部材Rに関しても、枢軸回転及び/又は並進させることができる。
システム20及び120と同様に、システム220の使用者は、拘束部品200をコネクタ224内へ滑動式に係合させることにより、支柱部分134をコネクタ224のスロット286に沿った所望の場所に配置することができる。支柱部分134のスロット286に沿った配置は、フィンガ202を溝290に沿って滑動させることによる拘束部品200のスロット286に沿った配置に対応している。
システム220は、その多面調節の後、細長い部材Rとコネクタ224とアンカー122を互いに関して固定するため、拘束することができる。特定の実施形態では、ナット26を支柱部分134に通して下げてゆくことによってナット26を支柱部分134に係合させれば、その結果、コネクタ224と拘束部品200が骨ねじ122の蝶番部分136に圧締めされることによって、システム20は所望の位置に拘束される。更に、システム20及び120と同様に、システム220の使用者は、骨係合部分132を椎体に挿入し、細長い部材を側方装入式チャネル284に挿入することができる。システム220は、一般的には、外科処置で使用される前に組み立てられてもよい。しかしながら、システム220は外科処置中に組み立てることもできるものと理解されたい。
以上に論じられている部分、特徴、及び工程は、互いに又は実施形態同士で入れ替えられてもよい。従って、1つの例として、アンカー22がシステム220と共に使用されてもよい。システム20、120、及び220の様々な構成要素は、チタン、ステンレス鋼、特定のセラミック又はプラスチックなど、の様な生体適合性材料から構成されている。
開示を図面に示し上記説明の中で詳細に説明してきたが、それらは、説明が目的であり何ら制限を課すものではないと見なされるべきである。好適な実施形態を示し説明したに過ぎず、本開示の真髄に含まれるあらゆる変更及び修正は保護の対象とされることを求める旨理解されたい。
20 システム
22 骨ねじ、ボルト、又はアンカー
24 コネクタ
24a コネクタの上面
24b コネクタの下面
26 ナット
27 ねじが切られた内穴
32 骨係合部分
34 枢軸回転支柱部分
34a 支柱部分の近位端
34b 支柱部分の遠位端
36 蝶番部分
50、52 延長部
54 蝶番ピン
56、58、60 開口部
62 直線状の区分
80 細長部材係合部分
82 アンカー係合部分
84 チャネル
85 保持部材、止めねじ
86 スロット
86’ 穴
88 貫通穴
100 拘束部品
102 穴
120 システム
122 ねじ
132 骨係合部分
134 枢軸回転支柱部分
136 蝶番部分
150、152 延長部
160、162 凸面
164、166 延長部側のスプライン
170、172 凹面
174、176 拘束部品側のスプライン
200 拘束部品
202 フィンガ
220 システム
224 コネクタ
224a コネクタの上面
224b コネクタの下面
226c 上区間
226d 下区間
270、272 凹面
274、276 スプライン
280 細長部材係合部分
282 アンカー係合部分
284 チャネル
285 保持部材
286 スロット
286a スロットの上区間
286b スロットの下区間
286c スロットの上幅区間
286d スロットの下幅区間
288 貫通穴
290 長手方向溝、チャネル
A 支柱部分と骨係合部分の間の角度
L 長手方向軸
R 細長い部材

Claims (18)

  1. 脊椎インプラントシステムにおいて、
    ねじが切られた骨係合部分と、枢軸回転部分と、前記骨係合部分と前記枢軸回転部分の間の蝶番部分であって、前記骨係合部分に対する前記枢軸回転部分の枢軸回転運動を許容する蝶番部分と、を有しており、それにより、前記枢軸回転部分は、前記骨係合部分に対して、複数の角度位置のうちの何れの位置にも配置することができる、固定要素と、
    細長部材係合部分と固定要素係合部分とを有するコネクタ本体であって、前記細長部材係合部分は、細長い部材を受け入れるように構成されているチャネルを画定しており、前記固定要素係合部分は、前記固定要素の前記枢軸回転部分を受け入れるように構成されている細長いスロットを画定しており、前記枢軸回転部分は、前記細長いスロットに沿って、複数の位置のうちの何れの位置にも配置することができる、コネクタ本体と、
    前記固定要素の前記枢軸回転部分に係合し、前記コネクタ本体を押さえ、それにより、前記枢軸回転部分を、前記骨係合部分に対して所望の角度位置に拘束し、前記コネクタ本体を前記固定要素に拘束するように適合させた押圧部材と、を備えている脊椎インプラントシステム。
  2. 前記コネクタ本体は長手方向軸を有し、前記細長いスロットは前記長手方向軸に平行に延びており、前記細長いスロットは、前記コネクタ本体の前記固定要素に対する横方向の調節を可能にする長さを、前記長手方向軸に沿って含んでおり、前記コネクタ本体は、前記枢軸回転部分が前記細長いスロットに受け入れられたら、前記固定要素の前記蝶番部分に隣接して配置することができる、請求項1に記載の脊椎インプラントシステム。
  3. 前記枢軸回転部分はねじが切られており、前記押圧部材はナットであって、前記ナットは、穴を画定している雌ねじが切られた面を含んでおり、前記ナットは、前記枢軸回転部分に上から通して下へ前記コネクタ本体の前記固定要素係合部分まで進められるように適合されており、それにより、前記ねじが切られた枢軸回転部分が前記穴に受け入れられる、請求項1に記載の脊椎インプラントシステム。
  4. 前記蝶番部分は、蝶番部材と、前記骨係合部分から延びる2つの側面延長部を含んでおり、前記延長部のそれぞれと前記固定要素の前記枢軸回転部分は、前記蝶番部材を通すための穴を画定している、請求項1に記載の脊椎インプラントシステム。
  5. 前記延長部のそれぞれは、前記枢軸回転部分の枢軸回転運動に対応して、前記コネクタ本体の前記固定要素係合部分の下面に接触する2つ又はそれ以上の直線状の区分を有する上面を含んでいる、請求項4に記載の脊椎インプラントシステム。
  6. 前記細長部材係合部分によって前記チャネルと連通して画定されている穴であって、細長い部材を前記チャネルに固定する保持部材を受け入れるように構成されている穴を備えている、請求項1に記載の脊椎インプラントシステム。
  7. 脊椎インプラントシステムにおいて、
    ねじが切られた骨係合部分と、ねじが切られた支柱部分と、前記骨係合部分と前記支柱部分の間の蝶番部分と、を有する骨ねじであって、前記支柱部分は、前記骨係合部分に対して枢軸回転するように構成され、前記蝶番部分は、前記骨係合部分から延びる2つの概ね平行な側面延長部であって、それぞれが概ね凸状の上面を有する側面延長部を含んでいる、骨ねじと、
    前記支柱部分を受け入れるように構成されている貫通穴を画定し、上面と下面を有している拘束部品であって、前記下面は、前記延長部の前記凸状の上面に、2つ又はそれ以上の位置で係合するように構成されている2つの概ね平行な凹面を含んでいる、拘束部品と、
    前記骨ねじと脊椎ロッドに、係合し、接続するように構成されているコネクタ本体と、
    前記固定要素の前記支柱部分に螺合し、下へ前記コネクタ本体まで進められ、それにより、前記支柱部分を、前記骨係合部分に対して所望の角度位置に拘束し、前記コネクタ本体を、前記骨ねじに拘束するように適合させたナットと、を備えている脊椎インプラントシステム。
  8. 前記コネクタ本体は、長手方向軸と、ロッド係合部分と、調節部分と、を有しており、前記ロッド係合部分は、前記長手方向軸に概ね垂直に延びていて前記脊椎ロッドを受け入れるように構成されているチャネルを画定しており、前記調節部分は、前記長手方向軸に沿って延びていて前記固定要素の前記支柱部分を受け入れるように構成されているスロットを画定している、請求項7に記載の脊椎インプラント。
  9. 前記スロットは、前記コネクタ本体の前記骨ねじに対する横方向の調節を可能にし、それにより、前記骨ねじの前記支柱部分を前記スロットに沿って複数の位置に配置できるようにするのに十分な長さを、前記長手方向に沿って延びている、請求項8に記載の脊椎インプラントシステム。
  10. 前記ロッド係合部分によって前記チャネルと連通して画定されている穴であって、脊椎ロッドを前記チャネルに固定する止めねじを受け入れるように構成されている穴を備えている、請求項8に記載の脊椎インプラントシステム。
  11. 前記拘束部品は、前記コネクタ本体と協働し、前記拘束部品は、2つの平行な側面に1つ又はそれ以上の延長部を有しており、前記コネクタ本体は、前記スロットの2つの平行な側面に隣接する2つの平行なチャネルを画定しており、前記延長部は、前記チャネルに滑動可能に受け入れられるように構成されている、請求項8に記載の脊椎インプラントシステム。
  12. 前記拘束部品の前記下面の前記凹面のそれぞれと、前記延長部の前記凸状の上面のそれぞれとに設けられているスプラインの組を備えており、前記拘束部品の前記凹面側の前記スプラインは、前記支柱部分の枢軸回転運動に対応する前記2つ又はそれ以上の位置で、前記延長部の前記凸状の上面側の前記スプラインと協働及び係合するように構成されている、請求項7に記載の脊椎インプラント。
  13. 前記ナットは、穴を画定している雌ねじが切られた面を含んでおり、前記雌ねじが切られた面は、前記ねじが切られた支柱部分に係合するように構成されており、それにより前記ねじが切られた支柱部分は、前記穴に受け入れられる、請求項7に記載の脊椎インプラントシステム。
  14. 前記蝶番部分は、蝶番支柱を含んでおり、前記延長部のそれぞれと前記支柱部分は、前記蝶番支柱を通すための穴を画定している、請求項7に記載の脊椎インプラントシステム。
  15. 脊椎インプラントシステムにおいて、
    遠位端と近位端を有する骨係合部分と、遠位端と近位端を有する枢軸回転支柱部分と、前記骨係合部分の前記近位端と前記枢軸回転支柱部分の前記遠位端に係合して、前記骨係合部分と前記枢軸回転支柱部分を枢軸連結するように構成されている蝶番ピンと、を含んでいる骨ねじであって、前記支柱部分は、前記骨係合部分に対して前記蝶番ピン周りに枢軸回転するように構成されており、前記骨係合部分は、前記骨係合部分の前記近位端に隣接する2つの概ね平行な側面延長部を含んでおり、前記延長部のそれぞれは、概ね凸状の上面を有し、前記延長部のそれぞれと前記支柱部分は、前記蝶番ピンを受け入れるように構成されている穴を含んでいる、骨ねじと、
    前記支柱部分を受け入れるように構成されている貫通穴を画定していて、上面と下面を有している拘束部品であって、前記下面は、前記延長部の前記凸状の上面に2つ又はそれ以上の位置で係合するように構成されている2つの概ね平行な凹面を含んでいる、拘束部品と、
    長手方向軸と、ロッド係合部分と、骨ねじ係合部分と、を有しているコネクタ本体であって、前記ロッド係合部分は、前記長手方向軸に概ね垂直に延びていて、脊椎ロッドを受け入れるように構成されているチャネルを画定し、前記骨ねじ係合部分は、前記長手方向軸に沿って延びていて、前記骨ねじの前記支柱部分を受け入れるように構成されているスロットを画定しており、前記コネクタ本体は、前記スロットに隣接し、実質的に前記スロットの長さを、前記長手方向軸に沿って延びている、2つの長手方向溝を画定しており、前記拘束部品は、前記拘束部品の2つの平行な側面の1つ又はそれ以上のフィンガであって、前記溝に滑動可能に受け入れられるように構成されているフィンガを含んでいる、コネクタ本体と、
    前記骨ねじの前記支柱部分に上から通して下へ前記コネクタ本体の前記骨ねじ係合部分まで進められ、それにより、前記支柱部分を前記骨係合部分に対して所望の位置に拘束し、前記コネクタ本体を前記骨ねじに拘束するように適合させたナットと、を備えている、脊椎インプラントシステム。
  16. 前記拘束部品の前記下面の前記凹面のそれぞれと、前記延長部の前記凸状の上面のそれぞれとに設けられているスプラインの組を備えており、前記拘束部品の前記凹面側の前記スプラインは、前記支柱部分の枢軸回転運動に対応する前記2つ又はそれ以上の位置で、前記延長部の前記凸状の上面側の前記スプラインと協働及び係合するように構成されている、請求項15に記載の脊椎インプラントシステム。
  17. 前記スロットは前記コネクタ本体の前記骨ねじに対する横方向の調節を可能にし、それにより、前記骨ねじの前記支柱部分を、前記スロットに沿って複数の位置に配置できるようにするのに十分な長さを、前記長手方向軸に沿って延びている、請求項15に記載の脊椎インプラントシステム。
  18. 脊椎ロッドを前記チャネルに固定するために、前記ロッド係合部分によって、前記チャネルと連通して画定されている穴を備えている、請求項15に記載の脊椎インプラントシステム。
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