JP2011517212A - アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償すること - Google Patents

アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償すること Download PDF

Info

Publication number
JP2011517212A
JP2011517212A JP2011503026A JP2011503026A JP2011517212A JP 2011517212 A JP2011517212 A JP 2011517212A JP 2011503026 A JP2011503026 A JP 2011503026A JP 2011503026 A JP2011503026 A JP 2011503026A JP 2011517212 A JP2011517212 A JP 2011517212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time domain
access terminal
paging channel
domain samples
correction value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011503026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5237436B2 (ja
Inventor
サンパス、ヘマンス
パランキ、ラビ
リン、ジェレミイ・エイチ.
カドウス、タマー・エー.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2011517212A publication Critical patent/JP2011517212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5237436B2 publication Critical patent/JP5237436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0261Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level
    • H04W52/0274Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level by switching on or off the equipment or parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0069Cell search, i.e. determining cell identity [cell-ID]
    • H04J11/0073Acquisition of primary synchronisation channel, e.g. detection of cell-ID within cell-ID group
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0069Cell search, i.e. determining cell identity [cell-ID]
    • H04J11/0076Acquisition of secondary synchronisation channel, e.g. detection of cell-ID group
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0261Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level
    • H04W52/0274Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level by switching on or off the equipment or parts thereof
    • H04W52/028Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level by switching on or off the equipment or parts thereof switching on or off only a part of the equipment circuit blocks
    • H04W52/0283Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level by switching on or off the equipment or parts thereof switching on or off only a part of the equipment circuit blocks with sequential power up or power down of successive circuit blocks, e.g. switching on the local oscillator before RF or mixer stages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
    • H04W68/02Arrangements for increasing efficiency of notification or paging channel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

スリープ期間中に生じるアクセス端末におけるドリフトを補償するための方法および装置が示される。この方法は、スリープ期間がしきい値を超えたかを判定することと、獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファすることと、サンプルをバッファした後に、アクセス端末におけるRF回路の電源を切ることと、ドリフトを補償するためにサンプルを処理することと、アクセス端末がページされたかを、処理されたサンプルに基づいて判定することとを含む。この装置は、デジタル・フロント・エンドと、デジタル・フロント・エンドに接続されたFFTエンジンと、FFTエンジンに接続されたシンボル・バッファと、デジタル・フロント・エンド、FFTエンジン、およびシンボル・バッファに接続されたプロセッサと、プロセッサに接続されたメモリとを含む。さらにこのメモリは、この方法を実行するための命令群を備えている。

Description

優先権主張
本願は、“METHOD AND APPARATUS FOR HANDLING DRIFTS DURING SLEEP FOR ACCESS TERMINALS”と題され、2008年4月1日に出願され、本願の譲受人に譲渡され、本明細書において参照によって明確に組み込まれている米国仮出願61/041,324号の優先権を主張する。
本開示の実施形態は、一般に、無線環境における通信に関する。さらに詳しくは、本開示の実施形態は、スリープ期間中に生じる無線アクセス端末内の構成要素のドリフトを補償することに関する。
無線通信システムは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信サービスを提供するために広く開発された。これらの無線システムは、(例えば、帯域幅および送信電力のような)利用可能なシステム・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPP LTEシステム、直交FDMA(OFDMA)システム、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)システム等を含む。
無線通信システムでは、(モバイル局、ハンドセット、モバイル・デバイス、および/またはユーザ端末のような)アクセス端末は、アクセス・ポイントに隣接する、または、アクセス・ポイントの周囲にある、特定の地理的領域内の通信リンクまたはサービスをサポートする(基地局、ノードB、セル・サイトまたはセルとも称される)固定位置のアクセス・ポイントから信号を受信する。有効通信範囲を提供することを助けるために、おのおののセルは、それぞれがより小さなエリアまたは地理的な領域に対応している複数のセクタへ細分割される。互いに隣接して配置されている一連のアクセス・ポイントまたはアレイは、より大きな領域にわたって、多くのシステム・ユーザへサービス提供することができる通信システムを構成しうる。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数の無線アクセス端末のための通信を同時にサポートすることができる。おのおののアクセス端末は、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信によって、1または複数のアクセス・ポイントと通信することができる。順方向リンク(すなわちダウンリンク)は、アクセス・ポイントから端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわちアップリンク)は、端末からアクセス・ポイントへの通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、複数入力単一出力システム、あるいは複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立されうる。
アクセス端末はおのおのの、アクセス端末とアクセス・ポイントとの間でメッセージを交換するために使用されうる制御チャネルをモニタすることができる。制御チャネルは、システム/オーバヘッド・メッセージを送信するために使用される。一方、トラフィック・チャネルは、一般に、アクセス端末との実質的な通信(例えば、音声およびデータ)のために使用される。例えば、当該技術分野で知られているように、制御チャネルは、トラフィック・チャネルや制御電力レベル等を確立するために使用されうる。
アクセス端末は一般に、バッテリ駆動されるので、システム設計において、節電が重要とされる。したがって、アクセス端末は、スリープ・モードに入ると、定期的にアウェイクし、アクセス端末へ送られたメッセージ/ページングを求めて制御チャネルをモニタする。スリープ・モードの間、アクセス端末内の構成要素は、ドリフトを経験しうる。これらのドリフトは、アクセス端末内の構成要素のパフォーマンスにおける制御できない変動として特徴付けられる。例えば、アクセス端末における周波数基準として使用される発振器は、時間変動および/または周波数変動を経験するクロック信号を提供しうる。構成要素のドリフトは、アクセス端末の機能および/またはパフォーマンスに悪影響を及ぼしうる。さらに、時間/周波数ドリフトはまた、ユーザ間での時間/周波数直交性を破ることによって、アップリンク(UL)における他のユーザのパフォーマンスにも悪影響を与えうる。
したがって、通信システムにおける潜在的な悪影響を緩和するために、構成要素のドリフトを補償することが望ましい。
典型的な実施形態は、アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償するためのシステムおよび方法に関する。
1つの実施形態では、スリープ期間中に生じるアクセス端末におけるドリフトを補償する方法が示される。この方法は、スリープ期間がしきい値を超えたかを判定することと、獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファすることと、サンプルをバッファした後に、アクセス端末におけるRF回路の電源を切ることと、ドリフトを補償するためにサンプルを処理することと、アクセス端末がページされたかを、処理されたサンプルに基づいて判定することとを含む。
別の実施形態では、スリープ期間中に生じたアクセス端末におけるドリフトを補償するための装置が示される。この装置は、デジタル・フロント・エンドと、デジタル・フロント・エンドに接続されたFFTエンジンと、FFTエンジンに接続されたシンボル・バッファと、デジタル・フロント・エンド、FFTエンジン、およびシンボル・バッファに接続されたプロセッサと、プロセッサに接続されたメモリとを含む。さらにこのメモリは、スリープ期間がしきい値を超えたかを判定し、獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファし、サンプルをバッファした後に、アクセス端末におけるRF回路の電源を切り、ドリフトを補償するためにサンプルを処理し、アクセス端末がページされたかを、処理されたサンプルに基づいて判定する命令群を備える。
添付図面は、本開示の実施形態の説明を助けるために示され、実施形態の例示のために提供されるものであり、限定のために提供されるものではない。
図1は、典型的な多元接続無線通信システムのトップ・レベル図を示す。 図2は、無線通信システム内の典型的なアクセス端末およびアクセス・ポイントのブロック図を示す。 図3は、典型的なスーパフレーム構造に関連付けられたフォーマット図を示す。 図4は、アクセス端末に関連付けられた典型的なハードウェア受信機アーキテクチャのブロック図を示す。 図5は、時間領域サンプルの獲得、および、アクセス端末内のドリフトの補償のための典型的な処理のフローチャートを示す。 図6は、図5に示す補償処理内の時間ドリフトおよび/または周波数ドリフトを補正する典型的な処理のフロー図を示す。
実施形態は、本開示の特定の実施形態に関する以下の記載および関連図面において開示される。本発明の範囲から逸脱せずに代替実施形態が考案されうる。さらに、本開示に関連する詳細を不明瞭にしないために、周知の要素は詳細には説明されないか、あるいは省略される。
「典型的である」という単語は「例、事例、あるいは実例として役立つ」ことを意味するために本明細書で使用される。本明細書で「典型的である」と記載されたあらゆる実施形態は、他の実施形態によりも好適であるとか有利であるとか解釈される必要は必ずしもない。同様に、用語「本発明の実施形態」は、必ずしも本発明のすべての実施形態が、説明した特徴、利点、あるいは、運転モードを含むことを必要としない。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためにあり、本発明の実施形態を限定することは意図されていない。本明細書で使用されるように、単数形“a”、“an”、および“the”は、文脈において明確に示されていないのであれば、複数形を含むと意図されている。用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または,「含んでいる(including)」は、本明細書で使用されている場合、述べられた特徴、完全体、ステップ、動作、要素、および/または、構成要素が存在することを明示するが、1または複数の他の特徴、完全体、ステップ、動作、要素、構成要素、および/または、これらのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されるだろう。
さらに、多くの実施形態は、例えばコンピュータ・デバイスの素子によって実行されるべき動作のシーケンスの観点から説明される。本明細書に記載されたさまざまな動作は、具体的な回路(例えば、特定用途向けIC(ASIC))によって、1または複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令群によって、あるいはこれら両方の組み合わせによって実行されうることが認識されるだろう。さらに、本明細書に記載されたこれら動作のシーケンスは、実行時に、本明細書に記載された機能を、関連するプロセッサに対して実行させるコンピュータ命令群の対応するセットを格納した任意の形態のコンピュータ読取可能記録媒体にその全体が組み込まれることが考慮されうる。したがって、本発明のさまざまな態様は、多くの異なる形態で具体化され、それらすべてが、権利主張される主題の範囲内にあると考えられる。さらに、本明細書に記載された実施形態のおのおのについて、そのような実施形態の対応する形態は、例えば、記載された動作を実行「するように構成されたロジック」として記載される。
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような様々な無線通信ネットワークのために使用される。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実施することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびロー・チップ・レート(LCR)を含んでいる。cdma2000はIS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現することができる。OFDMAネットワークは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実施することができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。これらさまざまなラジオ技術および規格は、当該技術分野において知られている。明確にするために、これら技術のある態様は、以下において、LTEについて記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。さらに、本明細書に記載された手続は、FD−LTEシステムおよびTD−LTEシステムにおいて使用することもできる。
シングル・キャリア変調および周波数領域等値化を用いるシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、OFDMAに基づく無線技術である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能および実質的に同じ全体的な複雑さを有する。しかしながら、SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造のために、より平均対ピーク電力比率(PAPR)が低いという長所を持つ。SC−FDMAは、送信電力効率の観点において、低いPAPRがモバイル端末に大いに有益となるアップリンク通信において特に、大きな注目を集めた。よって、現在、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)またはイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続スキームのための動作前提となっている。
図1は、典型的な多元接続無線通信システムのトップ・レベル図を示す。このシステムは、データ伝送のために、複数(N個)の送信アンテナと、複数(N個)の受信アンテナとを利用するMIMOシステムでありうる。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるN個の独立チャネルへ分割される。ここでN≦min{N、N}である。N個の独立したチャネルの各々は、ディメンションに相当しうる。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、より高いスループット、および/または、より高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与える。
無線システムは、時分割デュプレクス(TDD)システム、および/または、周波数分割デュプレクス(FDD)システムでありうる。TDDシステムでは、相互原理によって、逆方向リンク・チャネルから順方向リンク・チャネルを推定できるように、順方向リンク送信および逆方向リンク送信が、同じ周波数領域にある。これによって、アクセス・ポイントにおいて複数のアンテナが利用可能である場合、アクセス・ポイントは、順方向リンクで送信ビームフォーミング・ゲインを抽出できるようになる。
さらに図1に示すように、アクセス・ポイント100(AP)は、1つはアンテナ104、106を含み、別のものはアンテナ108、110を含み、さらに別のものはアンテナ112、114を含む複数のアンテナ・グループを含むことができる。図1では、各アンテナ・グループについて2本のアンテナしか示されていないが、各アンテナ・グループについて、異なる数のアンテナが利用されうる。アクセス端末116(AT)はアンテナ112、114と通信している。ここで、アンテナ112、114は、順方向リンク120でアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク118でアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122(AT)はアンテナ106、108と通信している。ここで、アンテナ106、108は、順方向リンク126でアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク124でアクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124、126は、通信のために、異なる周波数を使用しうる。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用されるものとは異なる周波数を使用しうる。
通信するように設計された領域および/またはアンテナのおのおののグループはしばしば、アクセス・ポイントのセクタと称される。図1に示される実施形態では、アンテナ・グループはおのおのの、アクセス・ポイント100によってカバーされた領域内の指定されたセクタ内のアクセス端末に通信するように設計される。
順方向リンク120、126による通信では、アクセス・ポイント100の送信アンテナは、別のアクセス端末116、124のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用することができる。有効範囲領域にわたってランダムに散在するアクセス端末へ送信するためにビームフォーミングを使用することにより、すべてのアクセス端末に対して単一のアンテナで送信しているアクセス・ポイントよりも、近隣セル内のアクセス端末に対して少ない干渉しかもたらさない。
図2は、無線通信システム内の典型的なアクセス端末250およびアクセス・ポイント210のブロック図を示す。この実施形態では、通信システムは、アクセス・ポイント210およびアクセス端末250を含むMIMOシステム200でありうる。ダウンリンク(DL)送信は、アクセス・ポイントからアクセス端末へ生じる。アップリンク(UL)送信は、アクセス端末からアクセス・ポイントへ生じる。アクセス・ポイント210では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース212から送信(TX)データ・プロセッサ214へ提供されうる。データ・ストリームはおのおのの、それぞれの送信アンテナによって送信されうる。TXデータ・プロセッサ214は、おのおののデータ・ストリームのトラフィック・データをフォーマットし、そのデータ・ストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて符号化し、インタリーブすることにより、符号化されたデータを提供する。
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、OFDM技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。パイロット・データは一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されうる。データ・ストリームのおのおのの多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、その後、そのデータ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、M−QAM等)に基づいて変調(すなわち、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令群によって決定されうる。
すべてのデータ・ストリームの変調シンボルは、その後、TX MIMOプロセッサ220に提供される。TX MIMOプロセッサ220は、この変調シンボルを(例えば、OFDMのために)さらに処理する。TX MIMOプロセッサ220は、その後、N個の送信機(TMTR)222a乃至222tへ、N個の変調シンボル・ストリームを提供する。ある実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データ・ストリームのシンボルに、および、これらシンボルが送信されるアンテナに、ビームフォーミング重みを適用することができる。おのおのの送信機222は、それぞれのシンボル・ストリームを受信する。そして、これらシンボル・ストリームを処理して、1または複数のアナログ信号を提供する。さらに、これらアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、および/または、アップ・コンバート)して、MIMOチャネルによる送信に適した変調信号を提供する。送信機222a乃至222tからのN個の変調信号は、その後、N個のアンテナ224a乃至224tからそれぞれ送信される。
アクセス端末250では、アクセス・ポイントからのダウンリンク(DL)信号は、N個のアンテナ252a乃至252rによって受信されうる。おのおののアンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a乃至254rへ提供される。受信機254はおのおの、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、および、ダウン・コンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを得る。さらに、これらサンプルを処理して、対応する「受信」シンボル・ストリームを提供する。
その後、RX MIMOプロセッサ260が、N個の受信シンボル・ストリームをN個の受信機254から受信し、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。その後、RXデータ・プロセッサ261が、この検出されたシンボル・ストリームを復調、デインタリーブ、および復号して、データ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RX MIMOプロセッサ260による処理は、TX MIMOプロセッサ220によって行われるものと相補的である。RXデータ・プロセッサによる処理は、アクセス・ポイント210においてTXデータ・プロセッサ214によって行なわれるものと相補的である。
その後、プロセッサ270が、通信リンクおよび/または受信データ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備える逆方向リンク・メッセージを定式化する。逆方向リンク・メッセージはその後、TXデータ・プロセッサ238によって処理される。TXデータ・プロセッサ238はまた、データ・ソース236からの多くのデータ・ストリームに関するトラフィック・データを受信する。逆方向リンク・メッセージはさらに、TX MIMOプロセッサ280によって変調され、送信機254a乃至254rによって調整され、送信機システム210へ送り戻される。送信機システム210では、受信機システム250からの変調信号が、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、RX MIMOプロセッサ240によって復調され、RXデータ・プロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。
順方向リンクおよび逆方向リンクのための送信タイムラインは、スーパフレームの単位へ分割されうる。図3は、典型的なスーパフレーム300構造に関連付けられたフォーマットの図を示す。スーパフレームはおのおのの、固定値または設定可能である特定の持続時間に及びうる。図3に示す実施形態では、スーパフレーム・プリアンブルが約25ミリ秒毎に繰り返す。順方向リンクにおいては、スーパフレーム300は、M個の物理レイヤ(PHY)フレームが続くプリアンブルを含む。ここで、Mは、任意の整数値である。逆方向リンクにおいては、各スーパフレームは、M個のPHYフレームを含みうる。ここでは、第1番目のPHYフレームが、順方向リンクにおいて、スーパフレーム・プリアンブルの長さまで広がっている(例えば、図3に示すように、フレーム0は、16のOFDMシンボルを含むことができる)。図3に示す設計では、スーパフレームはおのおのの、0乃至24とインデクスされた25のPHYフレームを含んでいる。PHYフレームはおのおのの、トラフィック・データ、シグナリング、パイロット等を搬送することができる。
スーパフレーム・プリアンブル305は、アクセス端末250がページング動作および獲得動作を実行できるようにする情報を含むことができる。迅速なページングのための情報が、例えば、クイック・ページ・チャネル(QPCH)のようなページング・チャネルによって提供されうる。獲得のための情報は、時分割多重(TDM)パイロット1、2、3に存在しうる。1つの実施形態では、スーパフレーム・プリアンブルは、0乃至7とインデクスされた8つのOFDMシンボルを含む。OFDMシンボル0は、構成特有のパラメータのための情報を搬送する順方向プライマリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−PBCCH)を備えうる。OFDMシンボル1乃至4は、順方向セカンダリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−SBCCH)または順方向クイック・ページング・チャネル(F−QPCH)のいずれかを備えうる。F−SBCCHは、セクタ特有パラメータのための情報を搬送しうる。F−QPCHは、迅速なページングに使用される情報を搬送しうる。OFDMシンボル5、6、7は、時分割多重(TDM)パイロット1、2、3それぞれを備えうる。これらは、既に説明したような初期獲得のために端末によって使用される。TDMパイロット1は、順方向獲得チャネル(F ACQCH)として使用されうる。順方向別セクタ干渉チャネル(F OSICH:A Forward Other-Sector-Interference Channel)が、TDMパイロット2、3で送信されうる。スーパフレーム・プリアンブルは、別の手法でも定義されることができ、ページングは、さまざまな信号およびチャネルを用いて実行されることができるので、提示されたフォーマットおよびチャネル構造は、単なる典型例であることが認識されるだろう。
例えば、ロング・ターム・イボリューション(LTE)システムでは、TDMパイロット1およびTDMパイロット2に相当するものは、プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号(PSS、SSS)である。他の実施形態では、プライマリ・パイロット・チャネル(PPICH)のような信号、あるいはLTEに等価な共通基準信号が、探索測定および/またはパイロット強度測定のために同期信号の代わりに使用されうる。さらに、別の実施形態では、ページングは、例えばプライマリ・データ共有チャネル(PDSCH)のようなデータ・チャネルを用いて実行されうる。
1つの実施形態では、アクセス端末がスリープした場合、クイック・ページング動作に関して、QPCHを読み取るために、定期的にウェイク・アップする必要がある。QPCH復号が成功し(すなわち、メッセージがCRCテストに合格し)、端末がページされると、ページングの詳細を決定するために、フル・ページ・チャネルを復号する必要がある。このフル・ページ・チャネルは、ハイブリッドARQ(HARQ)を用いて規則的なPHYフレームで送信されうる。この送信は6フレームに及ぶ。フレームは、約〜5ミリ秒間隔で分離されている。良好なSNRの端末は、1フレームでフル・ページを復号する。一方、貧弱なSNRの端末は、フル・ページを復号するために、6フレームもかかってしまう。したがって、フル・ページに対する合計復号時間は、高々およそ30ミリ秒でありうる。一般に、フル・ページ・チャネルを復号することは、過度の電力を消費し、バッテリ寿命を浪費する。QPCHチャネルが導入されるのは、この理由のためである。すなわち、アクセス端末250の復号に要する時間を制限し、もって、バッテリ寿命を延ばすためである。
電源投入後に、初期化されると、受信したチャネルを復号するために、アクセス端末250は、まず、獲得を実行する必要がある。アクセス端末250は、まず電源が投入されると、DLチャネルの正しい復号を行うために、アクセス端末のアクセス・ポイントに関するタイミング・オフセットおよび周波数オフセットを決定する必要がある。これらのオフセットを決定するために、アクセス端末は、本明細書において「獲得」と定義されるものを実行する。この獲得手続は、TDM−1、2、3パイロット・シンボルを追跡し、もって、正しいタイミング・オフセットおよび周波数オフセットを確立する。言い換えれば、獲得後、アクセス端末は、例えばQPCHチャネルやDCH(データ・チャネル)等のような他のチャネルを復号することができる。
1つの実施形態では、スーパフレーム・プリアンブルは、0乃至7とインデクスされた8つのOFDMシンボルを含みうる。OFDMシンボル0は、構成特有のパラメータのための情報を搬送する順方向プライマリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−PBCCH)を備えうる。OFDMシンボル1乃至4は、順方向セカンダリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−SBCCH)あるいは順方向クイック・ページング・チャネル(F−QPCH)のうちの何れかを備えうる。F−SBCCHは、セクタ特有パラメータのための情報を搬送しうる。F−QPCHは、上述したような迅速なページングに使用される情報を搬送しうる。
図4は、アクセス端末に関連付けられた受信機400の典型的なハードウェア・アーキテクチャのブロック図を示す。受信機は、フロント・エンド405、サンプル・サーバ410、FFTエンジン415、シンボル・バッファ420、復調器425、およびデコーダ430を含む、一連の信号処理機能ブロックで構成されうる。信号処理ブロックは、プロセッサ440によって制御されうる。プロセッサ440は、ハードウェア/ファームウェア(HW/FW)インタフェース435を介して信号処理ブロックとインタフェースしている。少なくとも1つのマイクロ・プロセッサ、マイクロ・コントローラ、デジタル信号プロセサ(DSP)等、あるいはこれらの任意の組み合わせでありうるプロセッサ440は、プログラム・コードおよび関連する任意のパラメータおよびデータを格納するオンボードまたは外部搭載されたメモリ445を含みうる。プログラム・コードは、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはこれらの任意の組み合わせの形態で実現されうる。
受信信号をアナログ・デジタル変換器(ADC)によってデジタル化することによって得られた受信ベースバンドのIおよびQの信号時間領域サンプルは、デジタル・フロント・エンド・ブロック405へ提供される。デジタル・フロント・エンド・ブロックは、例えばデジタルAGCやフィルタリングのような信号調整を実行する。モデムは一般に、(図示しない)RF回路の一部であるアナログ・フロンド・エンド・ブロックも有する。RF回路は、アナログAGC、ミキサ、アナログ・フィルタ等のようなアナログ構成要素を含み、受信信号がADCへ提供される前に、受信信号について演算を行う。
時間領域サンプルが、サンプル・サーバ410へ提供される。サンプル・サーバ410では、時間領域サンプルが、周波数領域に変換される前にバッファされる。時間領域サンプルは、FFTエンジン415を使用することによって、周波数領域シンボルへ変換される。周波数領域シンボルは、その後、シンボル・バッファ420内にバッファされる。周波数領域シンボルは、復調器425によって、ソフト情報ビットへと復調され、その後、デコーダ430において復号される。復調器425は、ログ尤度比(LLR)計算エンジンが後に続く、MMSE受信機のようなMIMO受信機を有しうる。デコーダ430は、Viterbiデコーダ、Turbodコーダ、および/または、LDPCデコーダを含みうる。
既に述べたように、バッテリ寿命を節約するために、端末が不動作である期間中、アクセス端末のスリープ時間が延長されうる。しかしながら、スリープ・クロックのドリフトによって、顕著な時間ドリフトおよび/または周波数ドリフトが引き起こりうる。例として、20MHzシステムにおける2ppmのスリープ・クロック・ドリフトは、10秒のスリープ期間に対して、〜20マイクロ秒のタイミング・ドリフトをもたらしうる。例えば、LTE規格、UMB規格、あるいは802.20規格のような1つの実施形態では、OFDMシンボルは、〜100マイクロ秒の長さになりうる。この場合、タイミング・ドリフトは、OFDMシンボル期間の約1/5である。例えば802.11WLAN規格のような他の実施形態では、OFDMシンボルは4マイクロ秒の長さになりうる。この場合、タイミング・ドリフトは、約5OFDMシンボルに及びうる。さらに、ppmにおいて高いドリフト仕様(例えば、50−100ppm)を有する低コストの水晶発振器(XO)を用いれば、この時間スケールに対してはるかに大きな時間/周波数ドリフトをもたらす。そのような時間ドリフトおよび/または周波数ドリフトにより、アクセス端末は、ウェイク・アップ時に、ページング・チャネル(例えば、QPCH)を復号することができない。なぜなら、一般的に、QPCHチャネルは、より高いスペクトル効率を有し、時間/周波数ドリフトによってもたらされる歪みに対して影響を受けやすいからである。その結果、アクセス端末は、ページされているのか否かを知ることができない。前述したように、これによって、端末は、フル・ページ・チャネルの復号を試みることになる。これは、端末を、最大30ミリ秒の間、アウェイクさせる。一般に、端末は、タイミング/周波数ドリフトが存在していても、フル・ページ・チャネルを復号するために適した場所に配置されている。なぜなら、情報は、30ミリ秒にわたって広がっている6つのフレームに対して符号化され、スペクトル効率が非常に低く(QPCHチャネルのスペクトル効率よりも低く)なるためである。しかしながら、時間ドリフトが、OFDMシンボルの顕著な量を占める(例えば、>25%)場合、あるいは、周波数ドリフトが、OFDMトーン・スペーシングの顕著な量を占める(例えば、>25%)場合、フル・ページ復号に失敗する可能性が高い。これによって、端末は、フレッシュな時間/周波数オフセットを取得するために、タイム・アウト期間後に獲得を再実行することになる。そして、その後、これらを用いて、フル・ページを復号する。
上記動作はすべて、バッテリ電力の顕著な消費と、スタンバイ時間の低減とをもたらす。この効果を緩和するために、従来のアクセス端末は、クロック・ドリフトを短くするために、スリープ時間を短縮している。これもまた、効率に悪影響をもたらす。代わりに、アクセス端末は、より小さなppmスリープ・ドリフトしかもたらさないより高価なLOを適用することができる。これは、端末コストを増大させる。
本開示の実施形態は、スリープ・クロックの時間ドリフトおよび/または周波数ドリフトを、最小の電力消費量で補償することによって、スタンバイ時間を改善することができる。この補償は、以下のように実行することができる。スリープ時間が十分に長く、予め定めた期間を超える場合、アクセス端末は、バッファされたサンプルにおけるある未知の時間オフセットにおいて、スーパフレーム・サンプルをも含むサンプルをバッファするために、早めにアウェイクすることができる。例えば、端末が5ppmのクロックを使用しており、10秒間スリープする場合、端末は、サンプルをバッファするために、最悪ケースのクロック・ドリフトとして〜50マイクロ秒を仮定して、〜50マイクロ秒早めにウェイク・アップする。実際のppmオフセットは、所与の任意の時間インスタントにおいて、5ppmよりも小さいので、バッファされたサンプルは、実際には、最大50マイクロ秒のある未知のオフセットにおいてスーパフレーム・プリアンブルを含むだろう。具体的にはTDMパイロットであるバッファ済みサンプルは、その後、時間オフセット値および周波数オフセット値を決定するために、分析および処理される。バッファされたサンプルはその後、迅速なページング動作前に、時間/周波数オフセット値について補正される。
このバッファリングは、獲得アルゴリズム450を実行するプロセッサ440によって、このプロセッサのタイト・カップル・メモリ(TCM)内にサンプルを格納することによって実行される。あるいは、このプロセッサは、FFTエンジン415を制御して、バイパス・モードにし、これによって、時間領域サンプルが、シンボル・バッファ420内にバッファされるようにする。ドリフト補償アルゴリズム455は、算出されたドリフト・オフセット値およびバッファされたサンプルから補正係数を計算する。そして、ドリフトを補償するために、この値を、バッファされたサンプルに適用する。獲得アルゴリズムおよびドリフト補償アルゴリズムの詳細は、図5および図6の説明において、以下に示される。
図5は、アクセス端末250内の時間領域サンプルの獲得およびドリフトの補償のための典型的な処理500のフロー図を示す。
スリープに入った後、アクセス端末250は、「持続時間=スリープ・サイクル−デルタT」において、ウェイク・アップする。ここで、デルタTは、スリープ・ドリフトである。一例において、5ppmの最大クロックと、10秒のスリープ持続時間を仮定すると、デルタTは、50マイクロ秒となりうる。プロセッサは、その後、ウェイク・アップ時に、時間領域サンプルをバッファしうる(ブロック520)。いくつかの実施形態では、時間領域サンプルは、スーパフレーム・プリアンブルの一部でありうる。
時間領域サンプルの記憶場所は、例えば、シンボル・バッファ420内のシンボル−RAM、プロセッサのタイト・カップル・メモリ(TCM)のように、アクセス端末250内で利用可能な種々の異なる記憶場所を用いて達成される。プロセッサ440は、HW/FWインタフェース435を経由して、適切な信号処理ブロックのうちの何れかを制御することにより、シンボルがどこにバッファされたかを判定する。例えば、1つの実施形態では、プロセッサ440は(獲得したサンプルを周波数領域に変換することを回避するために)、FFTエンジン415を、バイパス・モードにし、バッファリングのためのサンプルを、サンプル・サーバ410からシンボルRAMまたはTCMに移動させる。
時間領域サンプルをバッファした後、プロセッサ440は、節電するために、RF回路の電源を切る(ブロック525)。その後、プロセッサは、ドリフトを決定し補正するために、スーパフレーム・プリアンブルの純粋なデジタル処理を開始する(ブロック530)。この処理の詳細は、図6に示される。
次に、アクセス端末250は、アクセス端末250がページされたかを判定するために、補正されたバッファ済みの時間領域サンプルを用いて、ページング・チャネルの通常の復調処理を実行する(ブロック535)。ページング・チャネルの復号の結果、正しいCRCが得られ、アクセス端末250が、ページを検出した場合(ブロック540)、次のスーパフレームのフル・ページの復号に進む(ブロック545)。一方、ブロック540において、ページング・チャネルの復号の結果、正しいCRCが得られたが、ページが検出されなかった場合、アクセス端末250は、スリープ状態に再び入る(ブロック550)。
アクセス端末250のプロセッサ440はまた、ハードウェアの能力に基づいて、ページング・チャネル復調および時間/周波数補正のうちのいくつかまたはすべての部分を、ファームウェア(FW)において、オフラインで行うことを選択する。フル・ページ・チャネルを復号するために、端末は、正確な時間にウェイク・アップするために、既に計算された時間/周波数オフセットを利用する。さらに、この正確な周波数オフセットを、フェーズ・ロック・ループ(PLL)、デジタル周波数補正ブロック、あるいは、電圧制御温度補償型水晶発振器(VCTCXO)に適用する。
したがって、図5に示す上記方法にしたがうウェイク・アップ時間は、従来のウェイク・アップ処理よりも著しく短いので、スタンバイ時間が実質的に延長される。
このアプローチはまた、時間/周波数ドリフトが存在する場合、ページング・チャネルの復調および復号のパフォーマンスを高めるので、例えばフル・ページおよび/またはフル・ページ失敗のような次のページを読み取る可能性が低くなり、もって、バッテリ電源を節約する。
スリープ・ドリフト(デルタT)が、あるしきい値未満(例えば、OFDMシンボル持続時間の1/20未満)である場合、アクセス端末は、「持続時間=スリープ・サイクル」においてウェイク・アップすることを選び、ページされているかを判定するために、ページング・チャネルの通常の復調を続けることに注目されたい。言い換えれば、時間領域サンプルをバッファすることを含む、時間/周波数オフセットの推定および補正のための上述したすべての処理が、スキップされる。これは、電力消費量をさらに低減するためになされる。
図6は、図5に示す補償処理530内における時間ドリフトおよび/または周波数ドリフトを補正するための典型的な処理のフロー図を示す。
図5に示すブロック520においてサンプルをバッファした後、プロセッサ440は、クロックの時間オフセットおよび/または周波数オフセットを計算するために、アクセス端末250に対して、まず、コールド・スタート獲得モードにおいて、TDM−1,2,3パイロット・サンプルを処理するように命じる(ブロック605およびブロック610)。次に、プロセッサ440は、ページング・チャネルに対応するバッファ済みのサンプルに、時間補正および/または周波数補正を適用することによって、これらオフセットを補償する(ブロック615)。時間補正は、検出された一時的なオフセットにしたがって、ページング・チャネルの第1番目のOFDMシンボルの開始位置を変えることによって適用される。周波数補正は、推定された周波数オフセットに対応する時間領域フェーズ・ランプを用いることによって適用される。例えば、周波数オフセットが“f”と表示される場合、フェーズ・ランプは、シータ(t)=exp(j*2*π*f*t)として与えられる。ここで、j=sqrt(−1)、tは時間である。このフェーズ・ランプは、受信サンプルによって、ポイント・ワイズに乗じられ、周波数補正された受信サンプルが得られる。
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されることを認識するだろう。例えば、上記説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
さらに、当業者であれば、本明細書で開示された実施形態に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変化する方法で上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
1または複数の典型的な実施形態では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる利用可能な任意の媒体である。例として、限定することなく、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるようにディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、Blu−rayディスクを含む。ここで、diskは通常、データを磁気的に再生し、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
したがって、本発明の実施形態は、アクセス端末において、スリープ期間中に生じるドリフトを補償するための方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含みうる。したがって、この発明は、例示された例に限定されず、本明細書に記載された機能を実行するための任意の主題が、本発明の実施形態に含まれる。
先の開示は、本発明の例示的な実施形態を示しているが、本明細書では、さまざまな変更および修正が、添付された請求項によって定義されるような本発明の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。本明細書に記載される本発明の実施形態にしたがった方法請求項の機能、ステップ、および/または動作は、何れの特定の順序によっても実行される必要はない。さらに、本発明の要素は、単数形で記載も特許請求もされていないが、単数形へ限定することが明確に述べられていないのであれば、複数が考慮される。

Claims (47)

  1. アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償する方法であって、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定することと、
    少なくとも1つの獲得チャネルまたはページング・チャネルから時間領域サンプルをバッファすることと、
    前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切ることと、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理することと、
    前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定することと
    を備える方法。
  2. 前記時間領域サンプルはさらに、獲得パイロットを備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記ページング・チャネルは、クイック・ページング・チャネル(QPCH)を備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記アクセス端末がページされたかを判定することはさらに、
    前記ページング・チャネルを復調することと、
    前記ページング・チャネルを正しく復号したことに基づいて、前記アクセス端末がページされたかを判定することと
    を備える請求項2に記載の方法。
  5. 前記ページが検出された場合、前記ページング・チャネルに基づいて、次のページを復号することをさらに備える請求項4に記載の方法。
  6. 前記処理することはさらに、
    コールド・スタート獲得モードにおいてTDM−1、2、3サンプルを処理することと、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定することと、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされたページング・チャネルに適用することと
    を備える請求項2に記載の方法。
  7. 前記ページング・チャネルの第1番目のOFDMシンボルの開始位置を決定することによって、前記時間補正を適用することをさらに備える請求項5に記載の方法。
  8. 前記決定された周波数オフセット補正値に対する時間領域フェーズ・ランプを用いて周波数補正を適用することをさらに備える請求項6に記載の方法。
  9. 前記時間領域サンプルは、シンボルRAM、プロセッサ内のTCMメモリ、およびサンプル・サーバのうちの少なくとも1つを含むバッファ空間内にバッファされる請求項1に記載の方法。
  10. 前記時間領域サンプルを前記サンプル・サーバから前記シンボルRAMへ転送するバイパス・モードでFFTエンジンを動作させることをさらに備える請求項9に記載の方法。
  11. 前記スリープ期間が前記しきい値を超えていないことを判定することと、
    前記時間領域サンプルのバッファおよび処理をすることなく、前記ページング・チャネルを復調することと
    をさらに備える請求項2に記載の方法。
  12. 前記ページング・チャネルを復調した後に前記アクセス端末がページされていないことが検出されると、前記アクセス端末をスリープ・モードにすることをさらに備える請求項11に記載の方法。
  13. スリープ期間中に生じたアクセス端末におけるドリフトを補償する装置であって、
    デジタル・フロント・エンドと、
    前記デジタル・フロント・エンドに接続されたFFTエンジンと、
    前記FFTエンジンに接続されたシンボル・バッファと、
    前記デジタル・フロント・エンド、前記FFTエンジン、および前記シンボル・バッファに接続されたプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリとを備え、
    前記メモリはさらに、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定し、
    少なくとも1つの獲得チャネルまたはページング・チャネルから時間領域サンプルをバッファし、
    前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切り、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理し、
    前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定する
    命令群を備える装置。
  14. 前記時間ドメイン・サンプルはさらに、獲得パイロットを備える請求項13に記載の装置。
  15. 前記アクセス端末がページされたかを判定する命令群はさらに、
    前記ページング・チャネルを復調し、
    前記ページング・チャネルが正しく復調されたことに基づいて、前記アクセス端末がページされたかを判定する
    命令群を備える請求項14に記載の装置。
  16. 前記メモリはさらに、前記ページが検出された場合、前記ページング・チャネルに基づいて、次のページを復調する命令群を備える請求項15に記載の装置。
  17. 前記メモリはさらに、
    コールド・スタート獲得モードにおいてTDM−1、2、3サンプルを処理し、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定し、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされたページング・チャネルに適用する
    命令群を備える請求項16に記載の装置。
  18. 前記メモリはさらに、
    前記ページング・チャネルの第1番目のOFDMシンボルの開始位置を決定することによって、前記時間補正を適用する
    命令群を備える請求項17に記載の装置。
  19. 前記メモリはさらに、
    前記決定された周波数オフセット補正値に対応する時間領域フェーズ・ランプを用いて前記周波数補正を適用する命令群を備える
    請求項17に記載の装置。
  20. アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償する装置であって、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定する手段と、
    少なくとも1つの獲得チャネルまたはページング・チャネルから時間領域サンプルをバッファする手段と、
    前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切る手段と、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理する手段と、
    前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定する手段と
    を備える装置。
  21. 前記時間領域サンプルはさらに、獲得パイロットを備える請求項20に記載の装置。
  22. 前記ページング・チャネルは、クイック・ページング・チャネル(QPCH)を備える請求項21に記載の装置。
  23. 前記ページング・チャネルを復調する手段と、
    前記ページング・チャネルを正しく復号したことに基づいて、前記アクセス端末がページされたかを判定する手段と
    をさらに備える請求項21に記載の装置。
  24. 前記ページング・チャネルが検出されたことに基づいて、その後のページを復調する手段をさらに備える請求項23に記載の装置。
  25. コールド・スタート獲得モードにおいてTDM−1、2、3サンプルを処理する手段と、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定する手段と、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされたページング・チャネルに適用する手段と
    を備える請求項22に記載の装置。
  26. スリープ期間中に生じたアクセス端末におけるドリフトを補償するためのロジックを組み込んだコンピュータ読取可能媒体であって、
    前記ロジックは、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定することと、
    少なくとも1つの獲得チャネルまたはページング・チャネルから時間領域サンプルをバッファすることと、
    前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切ることと、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理することと、
    前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定することと
    を備える方法を実行するように構成されたコンピュータ読取可能能媒体。
  27. 前記時間ドメイン・サンプルはさらに、獲得パイロットを備える請求項26に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  28. 前記ページング・チャネルは、クイック・ページング・チャネル(QPCH)を備える請求項27に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  29. 前記ページング・チャネルを復調することと、
    前記ページング・チャネルを正しく復号したことに基づいて、前記アクセス端末がページされたかを判定することと
    をさらに備える前記方法を実行するための追加ロジックを備える請求項27に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  30. 前記ページが検出された場合、前記ページング・チャネルに基づいて、その後のページを復号することをさらに備える前記方法を実行するための追加ロジックを備える請求項29に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  31. コールド・スタート獲得モードにおいてTDM−1、2、3サンプルを処理することと、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定することと、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされたページング・チャネルに適用することと、
    をさらに備える前記方法を実行するための追加ロジックを備える請求項28に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  32. アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償する方法であって、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定することと、
    獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファすることと、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理することと
    を備える方法。
  33. 前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切ることをさらに備える請求項32に記載の方法。
  34. 前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定することをさらに備える請求項32に記載の方法。
  35. 前記処理することはさらに、
    コールド・スタート獲得モードにおいて、プライマリ同期信号(PSS)サンプルおよびセカンダリ同期信号(SSS)サンプルを処理することと、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定することと、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされた・ページング・サンプルに適用することと
    を備える請求項32に記載の方法。
  36. 前記ページは、データ・チャネルで送信される請求項34に記載の方法。
  37. アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償する装置であって、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定する手段と、
    獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファする手段と、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理する手段と
    を備える装置。
  38. 前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切ることをさらに備える請求項37に記載の装置。
  39. 前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定することをさらに備える請求項37に記載の装置。
  40. 前記処理することはさらに、
    コールド・スタート獲得モードにおいて、プライマリ同期信号(PSS)サンプルおよびセカンダリ同期信号(SSS)サンプルを処理することと、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定することと、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされた・ページング・サンプルに適用することと
    を備える請求項37に記載の装置。
  41. 前記ページは、データ・チャネルで送信される請求項39に記載の装置。
  42. スリープ期間中に生じたアクセス端末におけるドリフトを補償する装置であって、
    デジタル・フロント・エンドと、
    前記デジタル・フロント・エンドに接続されたFFTエンジンと、
    前記FFTエンジンに接続されたシンボル・バッファと、
    前記デジタル・フロント・エンド、前記FFTエンジン、および前記シンボル・バッファに接続されたプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリとを備え、
    前記メモリはさらに、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定し、
    獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファし、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理する
    命令群を備える装置。
  43. 前記メモリはさらに、
    前記時間領域サンプルをバッファした後に、前記アクセス端末におけるRF回路の電源を切る
    命令群を備える請求項42に記載の装置。
  44. 前記メモリはさらに、
    前記アクセス端末がページされたかを、前記処理された時間領域サンプルに基づいて判定する
    命令群を備える請求項42に記載の装置。
  45. 前記メモリはさらに、
    コールド・スタート獲得モードにおいて、プライマリ同期信号(PSS)サンプルおよびセカンダリ同期信号(SSS)サンプルを処理し、
    時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値のうちの少なくとも1つを決定し、
    前記少なくとも1つの時間オフセット補正値および周波数オフセット補正値を、前記バッファされた・ページング・サンプルに適用する
    命令群を備える請求項42に記載の装置。
  46. 前記ページはデータ・チャネルで送信される請求項44に記載の装置。
  47. アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償するためのロジックを組み込んだコンピュータ読取可能媒体であって、
    前記ロジックは、
    スリープ期間がしきい値を超えたかを判定することと、
    獲得パイロットおよびページング・チャネルを含む時間領域サンプルをバッファすることと、
    ドリフトを補償するために前記時間領域サンプルを処理することと
    を備える方法を実行するように構成されたコンピュータ読取可能能媒体。
JP2011503026A 2008-04-01 2009-03-20 アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償すること Active JP5237436B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4132408P 2008-04-01 2008-04-01
US61/041,324 2008-04-01
US12/407,467 2009-03-19
US12/407,467 US8451740B2 (en) 2008-04-01 2009-03-19 Compensating for drifts occurring during sleep times in access terminals
PCT/US2009/037898 WO2009123867A1 (en) 2008-04-01 2009-03-20 Compensating for drifts occurring during sleep times in access terminals

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011517212A true JP2011517212A (ja) 2011-05-26
JP5237436B2 JP5237436B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=41117098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011503026A Active JP5237436B2 (ja) 2008-04-01 2009-03-20 アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償すること

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8451740B2 (ja)
EP (1) EP2277345B1 (ja)
JP (1) JP5237436B2 (ja)
KR (1) KR101126511B1 (ja)
CN (1) CN101960891B (ja)
AT (1) ATE526806T1 (ja)
TW (1) TW201004434A (ja)
WO (1) WO2009123867A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8493900B2 (en) * 2009-02-25 2013-07-23 Broadcom Corporation Idle mode power consumption reduction in wireless communications
US8554251B2 (en) * 2009-06-29 2013-10-08 Qualcomm Incorporated Device, method, and apparatus for offline discontinuous reception (DRX) processing in cellular systems
CN102948223B (zh) 2010-06-08 2016-04-06 诺基亚技术有限公司 无线通信期间的数据访问
CN102291680B (zh) * 2010-06-18 2013-12-25 普天信息技术研究院有限公司 一种基于td-lte集群通信系统的加密组呼方法
KR101897119B1 (ko) * 2010-12-23 2018-09-10 한국전자통신연구원 통신 시스템에서 데이터 송수신 장치 및 방법
US8488506B2 (en) * 2011-06-28 2013-07-16 Qualcomm Incorporated Oscillator settling time allowance
KR20150080549A (ko) * 2012-10-29 2015-07-09 이카노스 커뮤니케이션스, 인크. 시분할 듀플렉스 시스템들에서 타이밍 복원을 용이하게 하기 위한 매커니즘
US9088942B2 (en) * 2013-02-08 2015-07-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Frequency offset estimation for early detection/decoding
WO2015065457A1 (en) * 2013-10-31 2015-05-07 Nokia Corporation User equipment power optimization
KR102332471B1 (ko) 2015-05-08 2021-11-30 삼성전자주식회사 동기 신호 검출을 위한 장치 및 방법
CN106656386B (zh) * 2015-10-30 2019-08-27 南京中兴新软件有限责任公司 一种本地时钟调整方法、授时方法及装置
CN108566193B (zh) * 2018-03-22 2022-02-18 深圳忆联信息系统有限公司 一种利用比较器调整动态电阻的M-phy驱动电路
US10812216B2 (en) 2018-11-05 2020-10-20 XCOM Labs, Inc. Cooperative multiple-input multiple-output downlink scheduling
US10659112B1 (en) 2018-11-05 2020-05-19 XCOM Labs, Inc. User equipment assisted multiple-input multiple-output downlink configuration
US10432272B1 (en) 2018-11-05 2019-10-01 XCOM Labs, Inc. Variable multiple-input multiple-output downlink user equipment
US10756860B2 (en) 2018-11-05 2020-08-25 XCOM Labs, Inc. Distributed multiple-input multiple-output downlink configuration
EP3888256A4 (en) 2018-11-27 2022-08-31 Xcom Labs, Inc. MULTIPLE INPUT AND INCOHERENT COOPERATIVE MULTIPLE OUTPUT COMMUNICATIONS
US11063645B2 (en) 2018-12-18 2021-07-13 XCOM Labs, Inc. Methods of wirelessly communicating with a group of devices
US10756795B2 (en) 2018-12-18 2020-08-25 XCOM Labs, Inc. User equipment with cellular link and peer-to-peer link
US11330649B2 (en) 2019-01-25 2022-05-10 XCOM Labs, Inc. Methods and systems of multi-link peer-to-peer communications
US10756767B1 (en) 2019-02-05 2020-08-25 XCOM Labs, Inc. User equipment for wirelessly communicating cellular signal with another user equipment
US11032841B2 (en) 2019-04-26 2021-06-08 XCOM Labs, Inc. Downlink active set management for multiple-input multiple-output communications
US10756782B1 (en) 2019-04-26 2020-08-25 XCOM Labs, Inc. Uplink active set management for multiple-input multiple-output communications
US10686502B1 (en) 2019-04-29 2020-06-16 XCOM Labs, Inc. Downlink user equipment selection
US10735057B1 (en) 2019-04-29 2020-08-04 XCOM Labs, Inc. Uplink user equipment selection
US11411778B2 (en) 2019-07-12 2022-08-09 XCOM Labs, Inc. Time-division duplex multiple input multiple output calibration
CN113472467A (zh) * 2020-03-30 2021-10-01 中国电信股份有限公司 时钟同步方法、装置及系统
US11411779B2 (en) 2020-03-31 2022-08-09 XCOM Labs, Inc. Reference signal channel estimation
KR20230015932A (ko) 2020-05-26 2023-01-31 엑스콤 랩스 인코퍼레이티드 간섭-인식 빔포밍
CA3195885A1 (en) 2020-10-19 2022-04-28 XCOM Labs, Inc. Reference signal for wireless communication systems
WO2022093988A1 (en) 2020-10-30 2022-05-05 XCOM Labs, Inc. Clustering and/or rate selection in multiple-input multiple-output communication systems
CN115826731B (zh) * 2022-10-19 2023-07-11 科东(广州)软件科技有限公司 休眠控制方法及装置、存储介质和计算设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110582A (ja) * 2001-10-01 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 間欠通信方法及び間欠通信装置
JP2005516565A (ja) * 2002-01-31 2005-06-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド スロットされたページングモードにおいて動作している移動局内における低周波数スリープクロックエラー補正
JP2008061134A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Canon Inc 通信装置及び通信装置を制御する制御方法、通信装置を制御するためのプログラム、プログラムを格納した記憶媒体
JP2008547277A (ja) * 2005-06-16 2008-12-25 クゥアルコム・インコーポレイテッド ページング失敗の確率を低減した高速ページング・チャネル

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484176B1 (en) 1999-06-25 2002-11-19 Baynet World, Inc. System and process for providing remote interactive access to a real estate information database using a portable computing device
US6453181B1 (en) * 1999-11-04 2002-09-17 Qualcomm, Incorporated Method and apparatus for compensating for frequency drift in a low frequency sleep clock within a mobile station operating in a slotted paging mode
US6735454B1 (en) * 1999-11-04 2004-05-11 Qualcomm, Incorporated Method and apparatus for activating a high frequency clock following a sleep mode within a mobile station operating in a slotted paging mode
US7106709B2 (en) * 2000-11-29 2006-09-12 Telefonaktiebologet Lm Ericsson (Publ) Timing drift compensation in wireless packet-based systems
EP1507333B1 (en) 2000-12-07 2007-02-14 QUALCOMM Incorporated Method and apparatus for compensating for frequency drift within a sleep clock signal
US7403507B2 (en) * 2001-06-18 2008-07-22 Texas Instruments Incorporated System and method for recovering system time in direct sequence spread spectrum communications
US7184506B2 (en) * 2002-03-30 2007-02-27 Broadcom Corporation Frequency drift and phase error compensation in a VOFDM receiver
WO2004045236A1 (en) 2002-11-11 2004-05-27 Qualcomm, Incorporated Fast reacquisition after long sleep in slotted mode operation
US7680071B2 (en) * 2005-09-16 2010-03-16 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for managing power during a discontinuous reception mode
US7466778B2 (en) * 2005-12-22 2008-12-16 Sirf Technology, Inc. Memory efficient OFDM channel estimation and frequency domain diversity processing
US7542728B2 (en) * 2006-02-09 2009-06-02 Altair Semiconductor Ltd. Dual-function wireless data terminal
KR101194072B1 (ko) * 2006-02-15 2012-10-24 삼성전자주식회사 비동기식 이동통신시스템에서 오프라인 페이징 지시자정보를 획득하는 장치 및 방법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110582A (ja) * 2001-10-01 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 間欠通信方法及び間欠通信装置
JP2005516565A (ja) * 2002-01-31 2005-06-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド スロットされたページングモードにおいて動作している移動局内における低周波数スリープクロックエラー補正
JP2008547277A (ja) * 2005-06-16 2008-12-25 クゥアルコム・インコーポレイテッド ページング失敗の確率を低減した高速ページング・チャネル
JP2008061134A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Canon Inc 通信装置及び通信装置を制御する制御方法、通信装置を制御するためのプログラム、プログラムを格納した記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
EP2277345B1 (en) 2011-09-28
JP5237436B2 (ja) 2013-07-17
WO2009123867A1 (en) 2009-10-08
EP2277345A1 (en) 2011-01-26
KR101126511B1 (ko) 2012-04-23
TW201004434A (en) 2010-01-16
KR20100127871A (ko) 2010-12-06
US8451740B2 (en) 2013-05-28
US20090245230A1 (en) 2009-10-01
CN101960891B (zh) 2014-01-22
ATE526806T1 (de) 2011-10-15
CN101960891A (zh) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5237436B2 (ja) アクセス端末においてスリープ期間中に生じるドリフトを補償すること
CN110622586B (zh) 通信设备中用于唤醒接收机(wur)的同步信道
KR101599175B1 (ko) 불연속 수신 동안 전력 소비 관리를 위한 방법 및 장치
TWI410068B (zh) 用於在一正交分頻多工系統內之天線切換多向性之裝置與方法
JP5437532B2 (ja) 高度信号処理の使用を制限することによる電力節約
JP6280245B2 (ja) Mcs値を使用したマルチレートワイヤレスシステムにおけるrf低電力モードの適応制御
US20070064662A1 (en) Method and apparatus for managing power during a discontinuous reception mode
US8711747B2 (en) Power saving methods for wireless systems
US20100118797A1 (en) Methods and systems using fast dl / ul synchronization for mobile systems
JP2013038788A (ja) Dc補償およびagcのための方法およびシステム
JP2015506618A (ja) パワーアウェア受信ダイバーシティ制御のための方法および装置
JP2013529441A (ja) 近隣の基地局をモニタするためのアイドルモード電力消費の削減
RU2475964C2 (ru) Эффективная операция спящего режима для систем ofdma
US9131444B2 (en) Optimized page matching
JP2011523512A (ja) Rf回路の中間遮断機能を有する無線受信器
EP4278518A1 (en) Reference signals in disconnected mode

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5237436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250