JP2011514750A - 補間システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

補間システムおよび方法を開示する。特定の実施形態では、画像データを受け取る入力部を含むシステムを開示する。また、システムはデモザイクモジュールを含み、画像データに応答する画像処理システムを含む。デモザイクモジュールは、適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されている。システムは、画像処理システムに応答して出力データを提供するように適応された出力部をさらに含む。

Description

本開示は、一般に補間システムおよび方法に関する。
技術が進歩した結果、より小型でより強力な計算装置が開発された。例えば現在、小型軽量で利用者が容易に運ぶことができる携帯無線電話機、携帯情報端末(PDA)およびページング装置などのワイアレスコンピューティング機器を含む、様々な携帯用パーソナルコンピューティング機器が存在する。より具体的には、携帯電話やIP電話などの携帯無線電話機は、無線ネットワークを介して音声およびデータパケットを通信することができる。さらに、そのような無線電話機の多くはそこに組み込まれた他の種類の機器を含んでいる。例えば、無線電話機はディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、ディジタルレコーダおよびオーディオファイルプレーヤも含むことができる。また、そのような無線電話機はウェブブラウザアプリケーションなど、インターネットにアクセスするために使用できるソフトウェアアプリケーションを含む実行可能な命令を処理することができる。そのため、これらの無線電話機は優れた計算能力を含むことができる。
ディジタル信号プロセッサ(DSP)、画像処理プロセッサおよび他の処理デバイスは多くの場合、ディジタルカメラを含むか、またはディジタルカメラで取り込まれた画像またはビデオデータを表示する携帯用パーソナルコンピューティング機器で使用される。そのような処理デバイスを利用すると、ビデオおよびオーディオの機能を提供したり、画像データなどの受信データを処理したり、または他の機能を行うことができる。
デモザイクは、そのような処理デバイスによって実行できる機能の一例である。スチルカメラおよびビデオカメラを含むディジタルカメラは多くの場合、色情報を取り込むために赤、緑および青の色フィルタのモザイクで覆われているシングルチップの画像センサを使用する。各画素位置では、3つのカラー値(color value)のうち1つだけを識別することができる。一般的に、デモザイクとは赤、緑および青のカラーチャネルを推定するために、1つまたは複数の画素位置で欠けているカラー値を補間することを指している。
特定の実施形態では、色フィルタアレイ画像で欠けている緑画素の値を補間する方法を開示する。未知の緑画素の値の1次推定値を取得するには、高速な補間アルゴリズムが使用される。緑チャネルの最初の推定は、空間的に適応可能な非線形フィルタを介して精度が上げられる。本明細書では、これを適応型バイキュービックスプライン補間器と呼ぶ。緑チャネルが推定された後で、差(またはクロミナンス)チャネルの補間を使用して赤および青画素が推測される。デモザイクの性能は、広範囲に及ぶテスト画像において主観的および客観的な画質の基準を使用して評価されてきた。実験結果は、他のデモザイク方法を大きく上回る画質を示している。
他の特定の実施形態では、画像データを受け取る入力部を含むシステムを開示する。また、システムはデモザイクモジュールを含み、画像データに応答する画像処理システムを含む。デモザイクモジュールは、適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されている。システムは、画像処理システムに応答して出力データを提供するのに適した出力部をさらに含む。
他の特定の実施形態では、第1の色データを受け取るように構成され、回転重みグリッド(rotated weighting grid)を使用して補間処理を行うように構成された適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを含む補間フィルタを有する補間システムを開示する。第1の色データは、入力画像データの第1の色を表す。入力画像データは、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データをさらに含む。第1の色は、第2の色および第3の色より頻繁に入力画像データに現れる。
他の特定の実施形態では、第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含む画像データを受け取ることを含む方法を開示する。画像データは、第2の色データおよび第3の色データより第1の色データを多く含む。また、この方法は補間された第2の色データを第1の色データから減じることによって第4の色を表す第4の色データを生成することを含む。この方法は、第4の色データを補間して補間された第4の色データを生成することを含む。この方法は、第2の色データに加算された補間された第4の色データを使用して補間された第1の色データを生成することをさらに含む。
他の特定の実施形態では、プロセッサ命令を格納するプロセッサで読み取り可能な媒体を開示する。プロセッサ命令は、第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含む画像データを受け取るために、プロセッサによって実行可能な命令を含む。また、プロセッサ命令は補間された第2の色データを生成するためにプロセッサによって実行可能な命令を含む。また、プロセッサ命令は、補間された第2の色データを第1の色データから減じて第4の色を表す第4の色データを生成するプロセッサによって実行可能な命令を含む。プロセッサ命令は、適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して補間された第4の色データを生成するために、第4の色データを補間するためのプロセッサによって実行可能な命令を含む。プロセッサ命令は、補間された第1の色データを作り出し、補間された第1の色データをメモリに格納するために、第2の色データを補間された第4の色データに加算するためにプロセッサによって実行可能な命令をさらに含む。
本補間システムおよび方法の実施形態によって提供される特定の利点の1つは、処理リソースに制限のある無線機器で実行できる画像データのデモザイク処理が改善されることである。
本開示の他の態様、利点および特徴は、次の節を含む出願全体を見ることによって明白になるであろう:図面の簡単な説明、発明を実施するための形態および特許請求の範囲。
システムの特定の例示的実施形態を示すブロック図であり、適応型バイキュービックスプラインを有するデモザイクモジュールを持つ画像処理システムを含むブロック図。 システムの特定の例示的実施形態を示すブロック図であり、適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを用いるデモザイクモジュールを含むブロック図。 システムの第1の特定の例示的実施形態を示すブロック図であり、適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを用いる補間フィルタを含むブロック図。 システムの第2の特定の例示的実施形態を示す、適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを用いる補間フィルタを含むブロック図。 特定の実施形態に従ったベイヤ型モザイク画像データの補間を示す一般的な図。 補間方法の第1の特定の例示的実施形態を示すフローチャート。 補間方法の第2の特定の例示的実施形態を示すフローチャート。 適応型バイキュービックスプライン補間を使用するデモザイク処理を含む携帯機器のブロック図。 デモザイクシステムの特定の例示的実施形態を示すブロック図。 適応型バイキュービックスプライン補間器を使用して欠けている緑の画素を補間するための局所的な画素の近隣の特定の実施形態を示す一般的な図。 適応型バイキュービックスプライン補間器で使用できる画素類似性関数の特定の実施形態を示す図。 適応型バイキュービックスプライン補間器を使用した結果を含むデモザイク結果の第1の特定の実施形態を示す図。 適応型バイキュービックスプライン補間器を使用した結果を含むデモザイク結果の第2の特定の実施形態を示す図。
図1を参照すると、適応型バイキュービックスプラインを有するデモザイクモジュールを持つ画像処理システムを含むシステムの特定の例示的実施形態が描かれており、全体が100と記されている。システム100は、画像処理システム130に結合された画像キャプチャデバイス101を含む。画像処理システム130は、画像格納装置140に結合されている。画像処理システム130は、画像データ109を画像キャプチャデバイス101から受け取り、画像データ109の個々の画素から欠けている色データを補間するデモザイキング処理を行うように構成されている。一般に、システム100は比較的制限された処理リソースを使用してリアルタイム画像処理を行うように構成された携帯型電子デバイスに実装することができる。
特定の実施形態では、画像キャプチャデバイス101はビデオカメラまたはスチルカメラなどのカメラである。画像キャプチャデバイス101は、焦点モジュール104および露光モジュール106に応答するレンズ102を含む。センサ108は、レンズ102経由で光を受け取り、レンズ102経由で受け取った画像に応じて画像データ109を生成するように結合されている。焦点モジュール104は、センサ108に応答することができ、またレンズ102の焦点を自動的に制御するように適応させることができる。また、露光モジュール106もセンサ108に応答することができ、画像の露光を制御するように適応させることができる。特定の実施形態では、センサ108は隣接した検波器が異なる色の光を検出するように配列された複数の検波器を含むことができる。例えば、各検波器が赤、緑、または青の入射光を受け取るように、受信光をフィルタすることができる。
画像キャプチャデバイス101は、画像データ109を画像処理システム130の入力131に提供するように結合される。画像処理システム130は、画像データ109に応答し、また適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されたデモザイクモジュール110を含む。また、画像処理システム130は、適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されたデモザイクモジュール110から受け取ったデータ111からガンマ補正されたデータを生成するためのガンマモジュール112を含む。色校正モジュール116は、ガンマ補正されたデータに対して校正を行うために結合されている。色空間変換モジュール118は、色校正モジュール116の出力を色空間に変換するために結合されている。圧縮格納モジュール120は、色空間変換モジュール118の出力を受け取り、圧縮した出力データ121を画像格納デバイス140に格納するために結合されている。画像処理システム130に応答する出力132は、出力データ121を画像格納デバイス140に提供するように適応されている。
画像格納デバイス140は出力132に結合され、出力データ121を格納するように適応されている。画像格納デバイス140は、1つまたは複数の表示バッファ、レジスタ、キャッシュ、フラッシュメモリ素子、ハードディスク、他の記憶デバイス、またはそれらの組み合わせなど、任意の種類の記憶媒体を含むことができる。
処理中に適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されたデモザイクモジュール110は、入力画像データ109のデモザイクを効率的に行うことができる。後に詳細に記述するように、適応型バイキュービックスプライン補間を使用するデモザイクでは、画像に関連するカラーチャネルの正確な再構築が可能になり、携帯用処理デバイスではエイリアシングまたは他の高周波アーティファクトが比較的少ない。
図2を参照する。適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを用いるデモザイクモジュールを含むシステムの特定の例示的実施形態が描かれており、全体が200と記されている。デモザイクモジュール203は、画像データ201を受け取り、再構築された画像データを作り出すように結合されている。特定の実施形態では、デモザイクモジュール203は図1に描かれている適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されたデモザイクモジュール110に対応することができる。
特定の実施形態では、画像データ201は、第1の色を表す第1の色データ208、第2の色を表す第2の色データ204および第3の色を表す第3の色データ206を含むモザイク画像データ202を含む。第1の色データ208は、モザイク画像データ202の1つおきの画素に第1の色の強度を示す画素値を保持することができる。第2の色データ204は、モザイク画像データ202の奇数の列の残りの画素に第2の色の強度を示す画素値を保持することができ、第3の色データ206は、モザイク画像データ202の偶数の列の残りの画素に第3の色の強度を示す画素値を保持することができる。既に述べたように、第1の色は第2の色および第3の色より頻繁に入力画像データ201に現れる。特定の実施形態では、モザイク画像データ202は第1の色は緑、第2の色は赤、第3の色は青であるベイヤモザイクパターンに対応し、モザイク画像データ202の2画素×2画素の各部分は、2つの緑画素、1つの赤画素および1つの青画素を含む。
デモザイクモジュール203は、入力画像データ201を受け取り、補間された第1の色データ220を含むフィルタされたデータを出力するように構成された補間フィルタ214を持つ補間モジュール205を含む。特定の実施形態では、図3に関して記述しているように、補間フィルタ214は第4の色を表す第4の色データの適応型バイキュービックスプライン補間を行うために、適応型バイキュービックスプライン補間ロジック215を使用するように適応されている。また、補間モジュール205は入力画像データ201を処理し、代表的な画像特徴207など、画像データの検出可能要素(detectable elements)に対応する特徴データ217を生成するように適応された特徴抽出モジュール216を含む。特徴抽出モジュール216は、特徴データ217に基づいて画像特徴207の分類を決定するために、特徴データ217に応答する分類モジュール218に特徴データ217を提供する。例えば、分類モジュール218は画素毎に画像特徴207が一般に水平、垂直、または他の向きのいずれかを判断し、画像特徴207の向きに関連する分類出力219を生成することができる。補間フィルタ214は、分類出力219に基づいて特定の画素およびその近接する画素の重要性、またはそれらの間の類似性を一般的に決定することによって、近接する画素の値を使用して特定の画素の値を適応的に補間するために分類出力219を使用するように構成され得る。
デモザイクモジュール203は、補間された第1の色データ220を補間フィルタ214から受け取るために結合され、第2の色に対応する第1の差チャネル出力データ252を提供するように構成された第1の差チャネル240を含む。第1の差チャネル240は、補間された第1の色データ220を第2の色データ204から減じるように構成された加算器242を含む。特に、加算器242は対応する画素値を有する第2の色に対応する各画素値を補間された第1の色データ220から減じて、第1の差データ244を生成することができる。例えば、第1の色が緑で、第2の色が赤の場合には、差はR−Gとして表される。補間モジュール246は、第1の差データ244の欠けている画素値(つまり第2の色に対応していない画素の値)を補間して、補間された第1の差データ248を生成する。加算器250は、補間された第1のデータ220を補間された第1の差データ248に加算して、第1の差チャネル出力データ252を生成する。
また、デモザイクモジュール203は補間された第1の色データ220を補間フィルタ214から受け取るために結合され、第3の色に対応する第2の差チャネル出力データ272を提供するように構成された第2の差チャネル260を含む。第2の差チャネル260は、補間された第1の色データ220を第3の色データ206から減じるように構成された加算器262を含む。特に、加算器262は対応する画素値を有する第3の色に対応する各画素値を補間された第1の色データ220から減じて、第2の差データ264を生成することができる。例えば、第1の色が緑で、第3の色が青の場合には、差はB−Gとして表される。補間モジュール266は、第2の差データ264の欠けている画素値(つまり第3の色に対応していない画素の値)を補間して、補間された第2の差データ268を生成する。加算器270は、補間された第1のデータ220を補間された第2の差データ268に加算して、第2の差チャネル出力データ272を生成する。
デモザイクモジュール203は、補間された第1の色データ220を補間された第1の色出力データ222として出力する。補間された第1の色出力データ222は、第1の差チャネル出力データ252および第2の差チャネル出力データ272に加算され、入力画像データ201に対するデモザイキング処理の結果として、デモザイクモジュール203によって提供される。
補間モジュール205は適応型バイキュービックスプライン補間ロジック215を使用するが、特定の実施形態では差チャネル補間モジュール246および266は適応型バイキュービックスプライン補間を使用せず、その代わりに線形補間または双線形補間など、より少ない計算を使用する補間アルゴリズムを実装することができる。差チャネル240および260は、個別の構成要素を含むように描かれているが、1つまたは複数の構成要素が差チャネル240および260で共通していてもよい。例えば、制限を目的とせずに例を挙げると、補間モジュール246および266は第1の差データ244および第2の差データ264の両方に対して補間を行うように構成された単一の回路類構成要素、ファームウェア構成要素、またはプロセッサの動作として実装することができる。任意の3色のモザイクデータを使用することができる。例えば、モザイク画像データ202がベイヤモザイクパターンに対応し、第1の色は緑であり、第2の色は赤(または青)であり、第3の色は青(または赤)である場合、補間フィルタ214によって使用される第4の色は黄またはシアンでもよい。別の例としては、シアン−マゼンタ−黄(CMY)モザイクパターンにおいて、第1の色は黄であり、第2の色はマゼンタ(またはシアン)であり、第3の色はシアン(またはマゼンタ)である場合、第4の色は赤または青でもよい。説明を目的として3色を使用して記述したが、他の実施形態ではシステム200は任意の数の色または無色の成分を含む画像データに対してデモザイクを行うことができる。システム200で処理できる4色のモザイク画像データシステムの例としては、制限を目的とせずに例を挙げると、赤−緑−青−エメラルド(RGBE)、シアン−黄−緑−マゼンタ(CYGM)および赤−緑−青−白(または輝度もしくは全整色)(RGBW)などが挙げられる。
図3を参照する。適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを用いる補間フィルタを含むシステムの第1の特定の例示的実施形態が描かれていて、全体が300と記されている。補間フィルタ314および特徴抽出モジュール316は、それぞれ画像データ301を受け取るように構成されている。分類モジュール318は、特徴データ317を特徴抽出モジュール316から受け取り、分類出力312を補間フィルタ314に提供するように適応されている。補間フィルタ314は、画像データ301に基づいて、適応型バイキュービックスプライン補間を有する分類出力312を使用して、補間された第1の色データ320を含む出力315を生成するように構成されている。
特定の実施形態では、補間フィルタ314、特徴抽出モジュール316および分類モジュール318は、図1に描かれている適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されたデモザイクモジュール110に実装することができる。他の実施形態では、システム300のエレメントは図2に描かれているデモザイクモジュール203に組み込むことができる。例えば、補間フィルタ314は補間フィルタ214に対応することができ、特徴抽出モジュール316は特徴抽出モジュール216に対応することができ、分類モジュール318は分類モジュール218に対応することができ、またはそれらを任意に組み合わせることができる。
図に示すように、画像データ301は第1の色を表す第1の色データ308、第2の色を表す第2の色データ304および第3の色を表す第3の色データ306に分離可能なモザイク画像データ302を含む。第1の色は、第2の色および第3の色より頻繁に画像データ301に現れてもよい。例えば、モザイク画像データ302は、図2に関して記述したようにベイヤモザイクデータを含むことができる。第2の色データ304は、補間フィルタ314の第1の入力310において提供することができ、第1の色データは、補間フィルタ314の第2の入力311において提供することができる。
補間フィルタ314では、第2の色データ304は補間された第2の色画像データ372を生成するために第2の色データ304を補間するロジックを含む第2の色補間器370の入力350で受け取られる。第2の色画像データ372は、否定入力352において第4の色データ作成ロジック374に提供される。また、第4の色データ作成ロジック374は、第1の色データ308を入力354で受け取る。第4の色データ作成ロジック374は、第4の色画像データ376を生成するために、補間された第2の色画像データ372を第1の色データ308から減じるように構成されている。例示的実施形態では、第1の色は緑であり、第2の色は赤であり、第3の色は青である場合、第4の色は黄である。他の例示的実施形態では、第1の色は緑であり、第2の色は青であり、第3の色は赤である場合、第4の色はシアンである。他の例示的実施形態では、第1の色は黄であり、第2の色はマゼンタであり、第3の色はシアンである場合、第4の色は赤である。さらに他の例示的実施形態では、第1の色は黄であり、第2の色はシアンであり、第3の色はマゼンタである場合、第4の色は青である。
第4の色画像データ376は、回転重みグリッドを使用する適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378など、第4の色画像データ376を受け取り、補間された第4の色画像データ384を生成するように構成された、適応型バイキュービックスプライン補間ロジックに提供される。
特定の実施形態では、補間された第4の色画像データ384は補間された第1の色データ作成ロジック386の第1の入力388に提供される。第2の色データ304は、補間された第1の色データ作成ロジック386の第2の入力360に提供される。補間された第1の色データ作成ロジック386は、補間された第1の色データ320を作成するために第2の色データ304を補間された第4の色画像データ384に加算するように構成されている。
特徴抽出モジュール316は、入力画像データ301に関連する導関数演算(derivative operations)を行うように構成されている。例えば、特徴抽出モジュール316は入力画像データ301を受け取り、入力画像データ301の方向性導関数(directional derivative)に関係する特徴データ317を出力するように構成されている。特徴データ317は、局所的な方向性導関数を含む多次元の特徴ベクトルを含むことができる。例えば、特定の実施形態では特徴データ317は3つの方向性導関数演算(directional derivative operations)の値を持つ3次元データ324を含む。他の特定の実施形態では、特徴データ317は27の方向性導関数演算の値を持つ27次元データ326を含む。
特定の実施形態では、分類モジュール318は特徴データ317を受け取り、入力画像データ301の画像特徴の向き(orientation)に関連する分類出力312を生成するように構成され得る。分類モジュール318は、エイダブースト(Ada boost))モジュール328またはガウシアン混合モデルモジュール330を使用するなど、1つまたは複数の分類アルゴリズムを実装するように構成され得る。例えば、特徴データ317が多次元の特徴ベクトルを含む場合、分類モジュール318はガウシアン混合モデルタイプのアルゴリズムまたはエイダブーストタイプのアルゴリズムにおいて、多次元の特徴ベクトルを使用するように適応され得る。制限を目的とせずに例を挙げると、分類モジュール318は特徴データ317が3次元データ324を含むときには、ガウシアン混合モデルタイプのアルゴリズムを使用して、または特徴データ317が27次元データ326を含むときには、エイダブーストタイプのアルゴリズムを使用して、分類出力312を選択的に決定するように構成され得る。
特定の実施形態では、適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378は分類出力312を入力356で受け取るように構成されている。適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378は、分類出力312を使用して補間された第4の色データ384の初期値を生成するように構成された初期値推定モジュール380を含む。初期値推定モジュール380は、分類出力312を特定の位置に近接する位置の値に適用することによって、入力画像データの特定の位置の初期値を推定するように構成され得る。例えば、特定の画素で画像が垂直の特徴を持っていることを分類出力312が示している場合、その特定の画素で、またはその画素の近くで、画像は垂直方向にゆっくりと変動しているが、水平方向に高速に変動していると仮定することができる。このため、その特定の画素の最初の推定値は、水平に近接する画素の値より強く1つまたは複数の垂直に近接する画素の値に基づいている場合がある。
適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378は、初期値および適応的重み関数モジュール382を使用して第4の色データ376を補間するように構成されている。適応的重み関数モジュール382は、近くの位置の値と初期値との差に重み関数を適用することによって、近くの位置の差し引き値(discounted value)を使用して特定の位置で補間された値を生成するように適応され得る。特定の実施形態では、重み関数は近くの位置の値と初期値との差の4乗までの累乗を含む。
特定の実施形態では、適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378は、画素Yi,jと示される、補間された第4の色画像データ384の画素の値を決定する。
Figure 2011514750
Figure 2011514750
i,jの最初の推定値は、以下のように決定され得る。
Figure 2011514750
ここで、αは分類出力312の値である。
図に示すように、補間された第1の色データ320は第3の色データ306の画素の補間された値を含んでおらず、補間された第1の色データ320に白い四角形として示されている。しかし、他の実施形態では第3の色データ306の画素に対応する第1の色データ320の値は、例えば補間された第1の色データ320の最隣接の平均値を使用することによって、補間された第1の色データ作成ロジック386において生成され得る。これは、補間された第1の色データ320の他の画素ほど正確ではない場合がある。しかし、そのような精度の低下はカメラ画像のプレビューまたは表示解像度が低い無線機器のビューファインダなどの用途および高速な処理速度が望ましい場合など、多くの用途で十分な場合がある。第2の色データおよび第3の色データの両方を使用することによって、より正確な補間された第1の色データを生成するシステムの他の実施形態が図4に描かれている。
図4を参照する。適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを用いる補間フィルタを含むシステムの第2の特定の例示的実施形態が描かれていて、全体が400と記されている。一般的に、システム400は図3に描かれているシステム300に対応し、第1、第2および第3の色データを使用して補間された第1の色データを生成するために変更されている。補間フィルタ414および特徴抽出モジュール416は、それぞれ画像データ401を受け取るように構成されている。分類モジュール418は、特徴データ417を特徴抽出モジュール416から受け取り、分類出力412を補間フィルタ414に提供するように適応されている。補間フィルタ414は、画像データ401に基づいて、かつ適応型バイキュービックスプライン補間を有する分類出力412を使用して、補間された第1の色データ420を含む出力415を生成するように構成されている。
図に示すように、画像データ401は第1の色を表す第1の色データ408、第2の色を表す第2の色データ404および第3の色を表す第3の色データ406へと分離可能なモザイク画像データ402を含む。第1の色は、第2の色および第3の色より頻繁に画像データ401に現れてもよい。例えば、モザイク画像データ402は図2に関して記述したように、ベイヤモザイクデータを含むことができる。
第2の色データ404および第3の色データ406は、補間フィルタ414の色補間器488で受け取られる。特定の実施形態では、色補間器488は補間された第2の色画像データ472を生成するために第2の色データ404を補間するロジックを含む第2の色補間器470を含む。また、色補間器488は補間された第3の色画像データ473を生成するために第3の色データ406を補間するロジックを含む第3の色補間器471を含むことができる。
補間された第2の色画像データ472は、ネゲート入力452において色データ作成ロジック490に提供される。補間された第3の色画像データ473は、ネゲート入力453で色データ作成ロジック490に提供される。また、色データ作成ロジック490は入力454において第1の色データ408を受け取る。色データ作成ロジック490は、第4の色画像データ476を生成するために、補間された第2の色画像データ472を第1の色データ408から減じるように構成された第4の色データ作成ロジック474を含むことができる。また、色データ作成ロジック490は、第5の色画像データ477を生成するために、補間された第3の色画像データ473を第1の色データ408から減じるように構成された第5の色データ作成ロジック475を含むことができる。
第4の色画像データ476および第5の色画像データ477は、回転重みグリッドを使用する適応型バイキュービックスプライン補間ロジック478など、第4の色画像データ476を受け取り、補間された第4の色画像データ484を生成するように構成され、かつ第5の色画像データ477を受け取り、補間された第5の色画像データ485を生成するように構成された適応型バイキュービックスプライン補間ロジックに提供される。
特定の実施形態では、補間された第4の色画像データ484は第1の入力458に提供され、補間された第5の色画像データ485は補間された第1の色データ作成ロジック486の第2の入力459に提供される。第2の色データ404は第3の入力461に提供され、第3の色データ406は補間された第1の色データ作成ロジック486の第4の入力460に提供される。補間された第1の色データ作成ロジック486は、第2の色データ404に関連する位置で補間された第1の色データ420を作成するために、第2の色データ404を補間された第4の色画像データ484に加算するように構成されている。また、補間された第1の色データ作成ロジック486は第3の色データ406に関連する位置で補間された第1の色データ420を作成するために、第3の色データ406を補間された第5の色データ485に加算するように構成されている。
特徴抽出モジュール416は、入力画像データ401に関連する導関数演算を行うように構成されている。例えば、特徴抽出モジュール416は入力画像データ401を受け取り、入力画像データの方向性導関数に関係する特徴データ417を出力するように構成され得る。特徴データ417は、局所的な方向性導関数を備えた多次元の特徴ベクトルを含むことができる。例えば、特定の実施形態では特徴データ417は3つの方向性導関数演算の値を持つ3次元データ424を含む。他の特定の実施形態では、特徴データ417は27の方向性導関数演算の値を持つ27次元データ426を含む。
特定の実施形態では、分類モジュール418は特徴データ417を受け取り、入力画像データ401に関連する画像特徴の向きに関連する分類出力412を生成するように構成され得る。分類モジュール418は、エイダブーストモジュール428またはガウシアン混合モデルモジュール430を使用するなど、1つまたは複数の分類アルゴリズムを実装するように構成され得る。例えば、特徴データ417が多次元の特徴ベクトルを含む場合、分類モジュール418はガウシアン混合モデルタイプのアルゴリズムまたはエイダブーストタイプのアルゴリズムにおいて、多次元の特徴ベクトルを使用するように適応され得る。制限を目的とせずに例を挙げると、分類モジュール418は特徴データ417が3次元データ424を含むときには、ガウシアン混合モデルタイプのアルゴリズムを使用して、または特徴データ417が27次元データ426を含むときには、エイダブーストタイプのアルゴリズムを使用して、分類出力412を選択的に決定するように構成され得る。
特定の実施形態では、適応型バイキュービックスプライン補間ロジック478は分類出力412を入力456において受け取るように構成されている。適応型バイキュービックスプライン補間ロジック478は、分類出力412を使用して補間された第4の色画像データ484の初期値および補間された第5の色画像データ485の初期値を生成するように構成された初期値推定モジュール480を含む。初期値推定モジュール480は、分類出力412を特定の位置に近接する位置の値に適用することによって、入力画像データの特定の位置の初期値を推定するように構成され得る。例えば、特定の画素で画像が垂直の特徴を持っていることを分類出力412が示している場合、その特定の画素で、またはその画素の近くで、画像は垂直方向にゆっくりと変動しているが、水平方向に高速に変動していると仮定することができる。このため、その特定の画素の最初の推定値は、水平に近接する画素の値より強く1つまたは複数の垂直に近接する画素の値に基づいている場合がある。
適応型バイキュービックスプライン補間ロジック478は、補間された第4の色データ484の初期値および適応的重み関数モジュール482を使用して、第4の色画像データ476を補間するように構成されている。また、適応型バイキュービックスプライン補間ロジック478は、補間された第5の色画像データ485の初期値および適応的重み関数モジュール482を使用して、第5の色画像データ477を補間するように構成されている。適応的重み関数モジュール482は、図3に関して記述したように、近くの位置の値と初期値との差に重み関数を適用することによって、近くの位置の差し引き値を使用して特定の位置で補間された値を生成するように適応され得る。特定の実施形態では、図3に関して記述したように重み関数は近くの位置の値と初期値との差の4乗までの累乗を含む。
特定の実施形態では、補間された第1の色データ420は第1および第2の色画素を交互に持つモザイク画像データ402の列で画素値を補間するために第2の色データ404を使用して、かつ第1および第3の色画素を交互に持つモザイク入力データ402の列で画素値を補間するために第3の色データ406を使用して生成される。このため、一般的に補間された第1の色データ420は、図3に描かれた補間された第1の色データ320より正確になる場合がある。システム400は、任意のモザイク画像データに対して作動することができる。例えば、モザイク画像データ402は第1の色は緑であり、第2の色は赤であり、第3の色は青であり、第4の色は黄であり、第5の色はシアンであるベイヤモザイクパターンに対応することができる。別の例としては、モザイク画像データ402は第1の色は緑であり、第2の色は青であり、第3の色は赤であり、第4の色はシアンであり、第5の色はマゼンタであるベイヤモザイクパターンに対応することができる。別の例としては、モザイク画像データ402は第1の色は黄であり、第2の色はマゼンタであり、第3の色はシアンであり、第4の色は赤であり、第5の色は青であるシアン−マゼンタ−黄(CMY)のモザイクパターンに対応することができる。さらに別の例としては、モザイク画像データ402は第1の色は黄であり、第2の色はシアンであり、第3の色はマゼンタであり、第4の色は青であり、第5の色は赤であるシアン−マゼンタ−黄(CMY)のモザイクパターンに対応することができる。説明を目的として3色を使用して記述したが、他の実施形態ではシステム400は任意の数の色または無色の構成要素を含む画像データに対してデモザイクを行うことができる。システム400を使用してデモザイクできる4構成要素のモザイク画像データの例としては、制限を目的とせずに例を挙げると、赤−緑−青−エメラルド(RGBE)、シアン−黄−緑−マゼンタ(CYGM)および赤−緑−青−白(または輝度もしくは全整色)(RGBW)などが挙げられる。
図5を参照する。特定の実施形態に従ってベイヤモザイク画像データの補間を示す一般的な図が描かれていて、全体が500と記されている。特定の実施形態では、補間500は図1の適応型バイキュービックスプライン110を使って、図2の補間モジュール205で、図3の補間フィルタ314で、図4の補間フィルタ414で、またはそれらを任意に組み合わせて、デモザイクモジュールで行われ得る。
502では、ベイヤモザイク画像データは長方形のグリッドとして描かれていて、奇数列は、(j−4)番目、(j−2)番目、j番目、(j+2)番目および(j+4)番目の列を含み、赤画素および緑画素を交互に持ち、偶数列は(j−3)番目、(j−1)番目、(j+1)番目および(j+3)番目の列を含み、青画素および緑画素を交互に持つ。特定の画素509は、i番目の行とj番目の列とが交差するところで強調されている。赤画素は、強調されている画素509に位置する。
画素509の16個の最隣接および回転重みグリッドを510に示す。画素509の16個の最隣接のそれぞれは、緑画素である。回転重みグリッドは、画像データの行および列に対して約45度の角度で整列されている8本の重み線511〜518を含み、画像データに対して45度の角度で同様に回転するグリッドを形成する。各重み線511〜518は、第1の重み「a」または第2の重み「b」に対応付けられている。16個の最隣接は、第1の組の重み線511〜514と第2の組の重み線515〜518との交差に一致する。
16個の最隣接はそれぞれ、その画素位置で交差する重み線511〜518の重みの積に等しい重みが割り当てられる。例えば、重み線511(重み「b」を持つ)と重み線515(重み「b」を持つ)との交差にある画素は、b*b(ここで「*」は乗算を示す)、または「b2」(上付きの「2」は2乗を示す)に対応する重みを割り当てられる。別の例として、重み線511(重み「b」を持つ)と重み線516(重み「a」を持つ)との交差にある画素は、a*bまたは「ab」に対応する重みが割り当てられる。別の例として、重み線512(重み「a」を持つ)と重み線517(重み「a」を持つ)との交差にある画素は、a*aまたは「a2」(上付きの「2」は2乗を示す)に対応する重みが割り当てられる。
520に描かれているように、16個ある最隣接の緑画素はそれぞれ赤画素のそれぞれの組に隣接し、それらの間に位置している。16個ある最隣接の緑画素のそれぞれに対応する赤の値は、赤画素のそれぞれの組の赤の値の平均(算術平均)として補間され得る。例えば、画素位置531の補間された赤の値は、画素位置531の上および下の隣接画素の赤の値の平均でもよい。別の例として、画素位置532の補間された赤の値は、画素位置532の左および右の隣接画素の赤の値の平均でもよい。
540に描かれているように、第4の色に対応する差値を生成するために、画素509に対する16個の最隣接のそれぞれに対して、補間された赤の値(530に示す)を緑の値(510に示す)から減じることができる。
550に描かれているように、画素509の第4の色の補間された値は、16個の最隣接画素(画素位置に「S」組として記す)で第4のカラー値を使用して計算し、第1の組の重み線551と第2の組の重み線552との交差(例えば交差553)に従って割り当てられた重みによって調節することができる。
このため、回転重みグリッドを16個の近くの位置の値に適用することによる16個の近くの位置の重みの値、第1の重み係数の2乗の1つを示す回転重みグリッド、第2の重み係数の2乗および第1の重み係数と第2の重み係数との積を使用して特定の位置で補間された値。
例として図3のシステム300を使用すると、第2の色補間器370は補間された第2の色画像データ372を生成するために530で示された補間を行うことができる。これは、現在の例では画素位置531および532の補間された赤の値を含む。第4の色データ作成ロジック374は、540に示す差データを含む第4の色画像データ376を生成することができる。適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378は、画素509の第4の色の初期値を推定することができる(図3のシステム300は、分類出力312を使用して第4の色の初期値を推定するが、他の実施形態ではその代わりに、初期値は他の方法またはテクニックを使用して決定され得る)。適応型バイキュービックスプライン補間ロジック378は、画素509で第4の色の値を補間するために、画素類似性重み関数とともに重み線551および552によって形成された回転重みグリッドを使用することができる。
図6を参照する。補間方法の第1の特定の例示的実施形態のフローチャートが描かれている。一般的に、補間方法は図1、2および4に描かれているシステムの1つまたは複数によって実行され得る。補間方法の一部は、図3に描かれているシステムによって実行され得る。補間方法は、他の画像処理システムもしくは機器、またはそれらを任意に組み合わせて実行され得る。
602では、第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含む画像データを受け取る。画像データは、第2の色データおよび第3の色データより第1の色データを多く含む。604に進むと、補間された第2の色データを第1の色データから減じることによって、第4の色を表す第4の色データが生成される。
606に進むと、補間された第4の色データを生成するために第4の色データが補間される。特定の実施形態では、第4の色データの補間は16個の最隣接を使用して適応型バイキュービックスプライン補間操作を行うことを含むことができる。適応型バイキュービックスプライン補間操作は、初期値と近傍値との差の4乗までの累乗に基づいて補間値を調節することができる。
608に進むと、特定の実施形態では、補間された第5の色データを第1の色データから減じることによって、第5の色を表す第5の色データが生成される。610に進むと、特定の実施形態では、第5の色データは、補間された第5の色データを生成するために補間される。特定の実施形態では、第5の色データの補間は16個の最隣接を使用して適応型バイキュービックスプライン補間操作を行うことを含むことができる。
612に進むと、補間された第1の色データは第2の色データに加算された補間された第4の色データを使用して、かつ第3の色データに加算された補間された第5の色データを使用して生成される。
図7を参照する。補間方法の第2の特定の例示的実施形態のフローチャートが描かれている。一般的に、補間方法は図1〜4に描かれているシステムの1つまたは複数、他の画像処理システムもしくは機器、またはそれらの任意の組み合わせによって実行され得る。。例えば、カメラを搭載している携帯型電子デバイスは、カメラによって生成される画像データをデモザイクする補間方法を実行するために、携帯型電子デバイスのプロセッサによって実行可能な命令が格納されるメモリなど、プロセッサで読み取り可能な媒体を含むことができる。 702では、第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含む画像データが受け取られる。例えば、第1の色は緑でもよく、第2の色は赤でもよく、第3の色は青でもよい。704に進むと、近くの画素の値を複写または平均するなどによって、補間された第2の色データが生成される。706に進むと、第4の色を表す第4の色データを生成するために、補間された第2の色データが第1の色データから減じられる。例えば、第4の色は黄に対応することができる。
708に進むと、第4の色データは適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して、補間された第4の色データを生成するために補間される。特定の実施形態では、第4の色データの補間は回転重みグリッドを使用して行われる。例えば、適応型バイキュービックスプライン補間操作は、特定の位置に関連する所定位置で第4の色データの値を調節するために回転重みグリッドを適用することができる。例を示すと、図5に描かれているように所定位置は16個の最隣接のS組に対応することができ、回転重みグリッドは重み線511〜518によって形成される回転重みグリッドに対応することができる。
特定の実施形態では、適応型バイキュービックスプライン補間操作は、特定の位置の初期値と所定位置の第4の色の値との差によって、所定位置で第4の色の各値を割る。この差は4乗されている。
710に進むと、第2の色データは補間された第1の色データを作成するために補間された第4の色データに加算される。補間された第1の色データは、712でメモリに保存される。
図8を参照する。適応型バイキュービックスプライン補間を使用したデモザイキング処理を含む携帯機器の特定の例示的実施形態が描かれていて、全体が800と記されている。機器800は一般的なプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、または画像処理プロセッサなどのプロセッサ810を含み、このプロセッサはメモリ832に結合され、かつ適応型バイキュービックスプライン補間を使用するデモザイキング処理モジュール864に結合されている。説明のために例を示すと、適応型バイキュービックスプライン補間を使用するデモザイキング処理モジュール864はメモリ832に格納され、プロセッサ810によって実行可能なプログラム命令882を使用して実行され得る。他の実施形態では、適応型バイキュービックスプライン補間を使用するデモザイキング処理モジュール864はハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせに実装され得、図1〜4に描かれている1つまたは複数のシステムを含むことができ、または図6および図7に描かれている方法の1つまたは複数に従って作動することができる。
カメラ872は、カメラコントローラ870経由でプロセッサ810に結合されている。カメラ872はスチルカメラ、ビデオカメラ、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。カメラコントローラ870は、取り込まれた画像データ880をメモリ832に格納するなど、カメラ870の操作を制御するために適応されている。
また、図8はプロセッサ810およびディスプレイ828に結合されたディスプレイコントローラ826を示している。また、コーダ/デコーダ(コーデック)834をプロセッサ810に結合することもできる。スピーカ836およびマイクロフォン838は、コーデック834に結合され得る。
また、図8は無線トランシーバ840をプロセッサ810および無線アンテナ842に結合できることを示している。特定の実施形態では、プロセッサ810、ディスプレイコントローラ826、メモリ832、コーデック834、無線トランシーバ840、カメラコントローラ870および適応型バイキュービックスプライン補間を使用するデモザイキング処理モジュール864は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス822に含まれる。特定の実施形態では、入力デバイス830および電源844が、システムオンチップデバイス822に結合されている。さらに、特定の実施形態では、図8に示すようにディスプレイ828、入力デバイス830、スピーカ836、マイクロフォン838、無線アンテナ842、カメラ872および電源844は、システムオンチップデバイス822の外部にある。しかし、ディスプレイ828、入力デバイス830、スピーカ836、マイクロフォン838、無線アンテナ842、カメラ872および電源844のそれぞれは、インタフェースまたはコントローラなど、システムオンチップデバイス822の構成要素に結合することができる。
図9を参照する。デモザイクシステムの特定の例示的実施形態が描かれていて、全体が900と記されている。ディジタルカラー画像は3色のサンプル、すなわち赤(R)、緑(G)および青(B)を各画素位置に含むことができる。しかし、ディジタルカメラに各画素位置でR、GおよびBという3つのカラー値を測定するために3つの個別の色センサを使用すると、費用が非常に高くなる場合がある。このため、ディジタルカメラはシングルチップの画像センサを用いることができる。この場合、画像センサの各画素は色情報を取り込むためにR、G、またはBの色フィルタで覆われている。シングルチップの画像センサの画素を覆う小さな色フィルタのモザイクは、色フィルタアレイ(CFA)と呼ばれている。最も一般的に使用されているCFAは、2×2のサブモザイクの反復によって形成されるベイヤモザイク902であり、各サブモザイクは2つの緑、1つの青および1つの赤フィルタを含む。ディジタルカメラによって取り込まれたCFAサンプルから完全なRGBカラー画像を再構築するプロセスは、多くの場合、デモザイクと呼ばれる。
デモザイクで活用できる知見の1つは、観察されたR、G、またはBのカラー値と比較して、色差(R−GまたはB−G)または色彩比(R/GまたはB/G)は、画像のオブジェクト内で比較的一定の状態を維持することである。色差(クロミナンス)または色彩比(色相)チャネルの高周波成分は、このように大幅に減じられるため、そのようなチャネルの補間がかなり容易になる。
一定のクロミナンスまたは一定の色相の仮定に基づいたデモザイクは、欠けているG画素の補間から始めることができる。エッジセンシング(edge-sensing)または他のフレームワークに基づいた非線形の補間技術は、Gチャネルを補間するために使用され得る。Gチャネルの補間が完了した後で、わずかな差(R−GおよびB−G)または比(R/GおよびB/G)のチャネルが形成され、これはバイ線形補間またはバイキュービック補間などの比較的より単純な補間技術を使用して補間され得る。最後に、補間された差(または比)チャネルの画素にGの画素値を加算(または乗算)することによって、欠けているRおよびBの画素値を決定することができる。図2のシステム200は、そのような一定のクロミナンスの仮定に基づいてアルゴリズムを実装することができる。
特定の実施形態では、デモザイクアルゴリズムは図2に示す輝度(luminance)/色度(chrominance)分解のフレームワークを使用することによって、R、GおよびBのカラープレーン内の相関を活用することができる。これには、Gカラープレーンを補間するための補間モジュール205、ならびにRチャネルおよびBチャネルをそれぞれ補間するための第1および第2の差チャネル240および260が含まれている。Gチャネルを補間するために、空間適応型(spatially adaptive)非線形フィルタ(以下、適応型バイキュービックスプライン補間器と呼ぶ)を使用することができる。補間カーネルの空間適応係数(spatially adaptive coefficients)は、単調減少する画素類似性測定関数(pixel-similarity measure function)を利用して選択される。フィルタの重みを決定する際の画素類似性測定(pixel-similarity measure)の役割は、その強度が補間対象の未知の画素の値から大きく離れていると予想される近接画素からの影響を減らすことを含む。高速な補間アルゴリズムによって決定される未知の画素の1次推定は、現在欠けている画素の補間を決定する際に、局所的な近隣においてどの画素をアウトライアと考えるべきかを定量化するために使用される。Gチャネルが完全に推定されたら、どの欠けているRおよびBの画素値が推定されたかに基づいて、差チャネルR−GおよびB−Gはバイ線形補間を使用して補間される。
デモザイクアルゴリズム
s、GsおよびBsに、2Dの長方形サンプリンググリッドの位置s=(s1,s2)に位置する赤、緑および青画素の値をそれぞれ示させる。ベイヤのCFA画像では、Rs、Gs、またはBsという3つカラー値のうち1つだけが画素位置sで識別される。残りの2つのカラー値は推定しなければならない。
Is Cに、ベイヤのCFA画像の画素位置sで観察された色がCのときに1に等しくなり、そうでない場合は0に等しくなるインジケータ機能を示させる。次に、ベイヤモザイクXS
Figure 2011514750
として表すことができる。デモザイクアルゴリズムの目的の1つは、未知のカラー値Rs、Gs、またはBsをベイヤモザイクデータが与えられた各画素位置で推定することである。
緑チャネルの補間
特定の実施形態では、デモザイクアルゴリズムはベイヤモザイクにおいてRまたはBチャネルの一方より2倍の密度でサンプリングされ、したがって補間するのがより簡単であるGチャネルを最初に補間することによって機能する。Gチャネルの補間に使用されるアルゴリズムに基づくGチャネル補間器システムのブロック図を図9に示す。最初に、空間的特徴ベクトル
Figure 2011514750
は、ベイヤCFA画像X902の局所的な画素を使用して特徴抽出モジュール904で抽出される。次に、空間的特徴ベクトル分類器906を使用して、ローカルウィンドウのエッジの強さおよび向きを特徴づけるパラメータβ907を推定する。最後に、空間的に適応可能な非線形のフィルタ908を使用して、欠けている緑の画素値を推定する。補間するカーネルが従う一般的な規則は、欠けている緑の画素値を推定するために、エッジに沿ってはより強く、そしてエッジを横切ってはより弱く、画素に重み付けをすることである。
図9に示すGチャネル補間器のフレームワークは、エッジ有向デモザイクアルゴリズム(edge-directed demosaic algorithm)に類似してもよい。特徴ベクトルおよび分類器の決定基準の特定の選択のために、フレームワークは均一性有向補間アルゴリズム(homogeneity-directed interpolation algorithm)も包含する。特定の実施形態に従ったデモザイクパフォーマンスの向上は、主に図9において適応型バイキュービックスプライン補間器908と名前が付けられている非線形のフィルタリング手順によるものである。
特徴ベクトル
特徴ベクトル905は2次元であり、そこでは特徴ベクトル905の個々の構成要素は水平方向または垂直方向に計算された1次および2次空間的導関数の絶対和として決定される。この特徴ベクトル905は、エッジ有向補間(edge-directed interpolation)に適切な場合がある。
Figure 2011514750
h=(−1,0,1)Tおよびg=(−1,0,2,0,−1)Tをそれぞれ1次および2次導関数推定カーネルとして定義すると、現在の画素位置sの4つの水平および垂直の方向性導関数は、以下の方程式の組を使用して計算される。
Figure 2011514750
ここで、*は1D畳込み演算処理を示し、hTはhの転置を示す。
分類器の決定基準
特徴ベクトル
Figure 2011514750
が計算されたら、補間方向を決定するための分類器の決定基準β907が特徴ベクトルの個々の構成要素のリニア結合として計算され、範囲が0〜1に制限される。特に、分類器の決定基準β907は以下の式で得られる。
Figure 2011514750
ここで、β=1は垂直エッジの存在を示し、β=0は水平エッジの存在を示す。分類器の決定基準は、次の副節に記述するように、非線形の空間的に適応可能な補間カーネルの重みを導き出すために使用される。f1<f2の場合はβ=0、そうでない場合はβ=1など、他の可能な決定基準と比較すると、(2)の決定基準は範囲0から1まで円滑に達するため、誤分類によるアーティファクトの害を減らすのに役立つ。
適応型バイキュービックスプライン補間器
画像のR、GおよびBカラーチャネルの低周波成分は大きく相違している場合があるが、3つのカラーチャネルの高周波成分は相互に強く関連している場合がある。このため、3つのチャネルの1つを補間している間に、高周波情報を残りの2つのチャネルから抽出することができ、また高域情報を使用して補間しているチャネルの推定を改善することができる。この方法は、補間中にエイリアシングアーティファクトを抑制するのに特に有効である場合がある。
ベイヤCFAサンプリンググリッドにおいて、未知のG画素は、RまたはBの画素値のいずれかが識別されている位置にある。欠けているG画素が、Rサンプルが識別されている位置で推定される場合、高域周波数成分を局所的なR画素から抽出し、高域フィルタしたR値を近接するG画素から取得した低域周波数成分に加算することによって、補間を行うことができる。これに対して、既知のB画素の位置で欠けているG画素値を補間する間に、高域周波数成分は近接するR画素の代わりに、近接するB画素から取得することができる。
図9のGチャネル補間器は非線形かつ空間的に適応可能であり、前の段落で記述したものと同じように機能する。特に、赤の画素値Rsが識別されている2Dグリッドの位置をsが示していると仮定すると、Gsの値は以下のように決定される。
Figure 2011514750
ここで、r∈ηs Gはsの画素隣接を示し、αr,sは低域の適応型バイキュービックスプライン補間器の係数を示す。高域情報は、欠けているG画素値を推定する際に近接するR画素からのみ使用される。
この段落および後続の段落について記述するために、図10を参照する。ここでは、適応型バイキュービックスプライン補間器を使用して、欠けている緑画素を補間する局所的な画素の近隣の特定の実施形態が描かれており、全体が1000と記されている。(a)1002では、欠けている緑画素は、ベイヤモザイクの位置s=(s1,s2)にあり、ここでは、赤の画素値Rsが識別されている。(b)1004では、Gsの推定に使用する4×4の45°回転されたグリッドに既知の近接する緑画素位置ηs G
の組が描かれている。(c)1006では、画素sの近隣に既知の赤画素の組が描かれている。(d)1008では、赤の画素値は画素位置r∈ηs G
で推定される。(e)1010では、補間された赤の画素値を既知の緑の画素値から減じることによって、差(クロミナンス)チャネルYが形成される。(f)1012では、Ysの評価中に適応型バイキュービックスプライン補間器の空間的構成要素によって近接するY画素に割り当てられた重みが描かれている。
(3)の平均化操作が実行される局所的な空間的近隣ηs G
は、現在の画素sを中心とする4×4の45°回転された長方形のグリッドに配置された16個の画素を含む。局所的な空間的近隣ηs Gを含む画素位置rは、G画素値だけが観察される位置である。つまり、Xr=Grである。したがって、(3)の値Grは識別されているが、値Rは未知であり、推定する必要がある。Rrの値は、画素位置rに空間的に最も近い、垂直または水平に整列された2つの既知のR画素値の中央値として計算することができる。
帯域制限された差チャネル(G−R)を表すために第4の色である黄またはYを使用すると、(3)のGsの推定は以下のように記述することができる。
Figure 2011514750
ここで、
Figure 2011514750
は、適応型バイキュービックスプライン補間器フィルタ係数αr,sによって計算されたsにおける黄画素の推定値を示す。フィルタ係数αr,sは、以下のように計算することができる。
Figure 2011514750
(5)および(6)において、hr,sは適応型バイキュービックスプライン補間器の空間的構成要素を表し、g(x)はxの単調減少であるのに対して、
Figure 2011514750
係数hr,sは空間的に不変かつ対称であるため、hr,s=hr-s=hs-rと記述することができる。近接する画素と中央画素との間の空間的距離(|s−r|)の増加にともなって、係数hs-rは減少する。関数g(x)は、近接する画素と中央画素とのグレイスケール値の類似点の基準を計算し、グレイスケール値(Yr)が中央画素
Figure 2011514750
の事前推定値とは大きく異なる、それらの画素隣接rからの影響を減らすために使用される。
(5)および(6)から、適応型バイキュービックスプライン補間器は、双方向フィルタに類似している場合があるが、画像雑音除去ではなく画像補間に適応されていると言うことができる。
図10の(e)1010および(f)1012に示すように、適応型バイキュービックスプライン補間器の空間的構成要素は、近接する画素と中央画素との間の空間的距離|s−r|によって決定された3つのユニークな値の1つだけ、つまりhr-s∈{a2,ab,b2}を想定している。特定の実施形態では、aの値には経験的に0.4が選択されるのに対して、bの値には0.1が選択される。
特定の実施形態では、また画素類似性測定関数g(x)は観察された主観的および客観的なデモザイク性能に基づいて経験的に選択される。g(x)の関数形式は、以下から得られる。
Figure 2011514750
g(x)のグラフは、図11に描かれている画素類似性測定関数の特定の例示的実施形態1100に曲線1102として示されている。
sの初期値は、垂直および水平方向に向けられた画素の凸平均を使用して推定することができる。特に次のようになる。
Figure 2011514750
ここで、βは前の副節に記述した分類器の決定基準を示す。
最後に、ここまで記述した方法はR画素値が識別されている位置にある欠けているG画素だけの推定について説明している。B画素値が識別されている位置にある、欠けているG画素の残りの半分の推定は、(3)のR画素値をB画素値に置き換えて、それに応じて後の記述を変更することによって計算され得る。
赤および青画素の補間
特定の実施形態では、Gチャネルが補間されるとサブサンプリングされた差チャネル(R−G)および(B−G)が形成される。ここで、画素差はRまたはBの画素値が識別されている位置のみで計算され得る。その後、サブサンプリングされた差チャネルは、バイ線形補間アルゴリズムを使用して、各方角(垂直および水平)に2倍だけ補間され得る。G画素値を補間された(R−G)および(B−G)クロミナンスプレーンに加算して戻すと、RチャネルおよびBチャネルの補間が行われる。
実験結果
特定の実施形態では、図9〜11(「適応型バイキュービックスプライン補間器」)に関して記述した実施形態を含むデモザイクアルゴリズムの性能は、24の768×512(または512×768)のコダックカラー画像の組に対して評価される。最初に、カラー画像はベイヤCFAモザイクをシミュレートするために使用され、次に異なるデモザイクアルゴリズムを使って処理されてオリジナルの3チャネルカラー画像の推定値が取得される。
この節では、(1)バイ線形補間、(2)エッジ有向補間、(3)均一性有向補間、(4)適応型バイキュービックスプライン補間器、という4種類の異なるデモザイクアルゴリズムを性能比較に使用する。
除算を避け、必要な乗算の数を減らすために、(7)の画素類似性測定関数g(x)は、64の10ビットサイズの整数値を用いたルックアップテーブル(LUT)を使用して実装される。適応型バイキュービックスプライン補間器係数の正規化に関連する除算は、512の10ビットサイズの整数値のLUTを使用して実装される。
図12および13に、特定のデモザイク結果を示す。図12は、適応型バイキュービックスプライン補間器の一実施形態を使用した結果を含むデモザイク結果の第1の特定の実施形態を描いている。結果は、画像1202、1204、1206、1208および1210として描かれている。図13は、適応型バイキュービックスプライン補間器の一実施形態を使用した結果を含むデモザイク結果の第2の特定の実施形態を描いている。結果は画像1302、1304、1306、1308および1310として描かれている。
画像1202および1302は、オリジナルのコダック画像の異なる部分をズームインしたビューを示している。画像1204および1304は、双線形補間を使用したデモザイクされた画像である。画像1204および1304は、双線形補間は効率的ではあるが、デモザイクされた画像において深刻なジッパアーティファクトおよびエイリアシングアーティファクトが生じることを示している。ジッパアーティファクトは、デモザイクされた画像1206および1306、ならびに1208および1308で大幅に減っている。これらは、それぞれエッジ有向補間アルゴリズムおよび均一性有向補間アルゴリズムを使用して生成されたものである。適応型バイキュービックスプライン補間器の一実施形態を使用して生成されたデモザイクされた画像を画像1210および1310として示す。画像1210と画像1204〜1208との比較および画像1310と1304〜1308との比較は、適応型バイキュービックスプライン補間器が考えられる他のデモザイクソリューションのどれよりも画質において大きな改善を提供できることを示している。
表1は、適応型バイキュービックスプライン補間器を含むデモザイクアルゴリズムの比較の特定の例示的実施形態を描いている。
Figure 2011514750
表1:異なるデモザイクアルゴリズムを使用して24画像の組に対して計算された画像忠実度の測定基準を視覚的に重み付けしたPSNRおよびYCxCx/Labの平均値。
表1では、様々なデモザイクアルゴリズムの平均性能がピーク信号対雑音比(PSNR)およびYCxCz/LabΔ誤りという異なる2つの客観的な画質測定を使用して、24のコダック画像のテストセットに対して比較されている。YCxCz/Lab品質測定基準は、CIE−L*a*b*の色差に基づいているが、人間の視覚システムのコントラスト感度のローパス特性も根拠にしている。適応型バイキュービックスプライン補間器は、均一性有向補間アルゴリズムと比べて約2dBの大きな性能改善を提供することができる。後者のアルゴリズムは、他のデモザイク方法より性能が優れている場合がある。また、適応型バイキュービックスプライン補間器ではYCxCz/Lab ΔE誤りが最も低い。
結論
特定の実施形態では、シングルチップディジタルカメラによって取り込まれた色フィルタアレイデータの欠けている画素を推定するための補間アルゴリズムを開示する。シミュレートしたベイヤ色フィルタアレイモザイクは、当該補間アルゴリズムが他のデモザイクソリューションより大幅に優れた3チャネルの色再構築を提供できることを示している。また、画質の客観的に測定は当該補間アルゴリズムが他のデモザイク方法より性能が優れていることを示している。
本明細書に開示した実施形態に関して記述された、様々な実例となる論理ブロック、構成、モジュール、回路およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実装できることは当業者には自明であろう。これを明白に示すために、ハードウェアおよびソフトウェア、様々な実例となる構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路およびステップの互換性については、一般的にそれらの機能の点から上述した。そのような機能をハードウェアまたはソフトウェアのいずれとして実装するかは、全体的なシステムに課された特定の用途および設計制約に依存している。当業者であれば、各特定用途に対して、記述した機能を様々な方法で実装できるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲から逸脱するものと解釈するべきではない。
本明細書に開示した実施形態に関して記述した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、または2つの組み合わせにおいて直接的に実現することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、コンパクトディスクを使った読み出し専用メモリ(CD−ROM)、または当業者に知られている既知の他の形式の記憶媒体に収容することができる。代表的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み込んだり、情報を書き込んだりできるように、プロセッサに結合される。代替案では、記憶媒体はプロセッサに内蔵される。プロセッサおよび記憶媒体は、特定用途向けIC(ASIC)に収容することができる。ASICは、計算デバイスまたはユーザー端末に収容することができる。代替案では、プロセッサおよび記憶媒体は、個別部品として計算デバイスまたはユーザー端末に収容することができる。
開示した実施形態に関する前の記述は、任意の当業者が開示された実施形態を構成または使用できるように提供するものである。これらの実施形態に様々な変更が可能なことは当業者には明白であり、また、本明細書に定義した原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用することができる。したがって、本開示は本明細書に示した実施形態に制限することを意図するものではなく、付記の特許請求の範囲に定義した原理および新規な特徴に矛盾しない最大限の範囲を認めるものである。

Claims (32)

  1. 画像データを受け取る入力部と、
    適応型バイキュービックスプライン補間を使用するように構成されたデモザイクモジュールを含み、前記画像データに応答する画像処理システムと、
    前記画像処理システムに応答して出力データを提供するように適応された出力部と、
    を備えたシステム。
  2. 前記デモザイクモジュールは、第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含む入力画像データを受け取るように構成され、前記デモザイクモジュールは、前記入力画像データを受け取り、補間された第1の色データを含むフィルタされたデータを出力するように構成された補間フィルタを含み、前記補間フィルタは、第4の色を表す第4の色データの適応型バイキュービックスプライン補間を行うように適応されている請求項1に記載のシステム。
  3. 前記デモザイクモジュールは、
    前記入力画像データを処理し、画像特徴に対応する特徴データを生成する特徴抽出モジュールと、
    前記特徴データに応答して前記画像特徴の向きに関連する分類出力を提供する分類モジュールと、
    をさらに含む請求項2に記載のシステム。
  4. 前記補間フィルタは、
    前記第2の色データを補間して補間された第2の色データを生成するロジックと、
    前記補間された第2の色データを前記第1の色データから減じて前記第4の色データを生成するロジックと、
    前記第4の色データを受け取り、補間された第4の色データを生成するように構成された適応型バイキュービックスプライン補間ロジックと、
    前記第2の色データを前記補間された第4の色データに加算して前記第2の色データに関連する位置で補間された第1の色データ作成するロジックと
    を含む請求項3に記載のシステム。
  5. 前記第1の色は緑であり、前記第2の色は赤または青であり、前記第4の色は黄またはシアンである請求項4に記載のシステム。
  6. 前記第1の色は黄であり、前記第2の色はマゼンタまたはシアンであり、前記第4の色は赤または青である請求項4に記載のシステム。
  7. 前記特徴抽出モジュールは、前記入力画像データに関連する導関数演算を行うように構成され、前記特徴データは、3つの方向性導関数演算の値を持つ3次元データ、または27の方向性導関数演算の値を持つ27次元データを含む請求項4に記載のシステム。
  8. 前記分類モジュールは、前記特徴データが3次元データを含むときには、ガウシアン混合モデルタイプのアルゴリズムを使用し、または前記特徴データが27次元データを含むときには、エイダブーストタイプのアルゴリズムを使用して、前記分類出力を選択的に決定するように構成された請求項7に記載のシステム。
  9. 前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、前記分類出力を使用して前記補間された第4の色データの初期値を生成し、前記初期値および適応的重み関数を使用して前記第4の色データを補間するように構成された請求項4に記載のシステム。
  10. 前記補間フィルタは、
    前記第3の色データを補間して補間された第3の色データを生成するロジックと、
    前記補間された第3の色データを前記第1の色データから減じて第5の色データを生成するロジックと、
    ここで、前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、前記第5の色データを受け取り、補間された第5の色データを生成するようにさらに構成され、
    前記第3の色データを前記補間された第5の色データに加算して前記第3の色データに関連する位置で補間された第1の色データを生成するロジックと、
    を含む請求項4に記載のシステム。
  11. 前記第1の色は緑であり、前記第2の色は赤であり、前記第3の色は青であり、前記第4の色は黄であり、前記第5の色はシアンである請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第1の色は黄であり、前記第2の色はマゼンタであり、前記第3の色はシアンであり、前記第4の色は赤であり、前記第5の色は青である請求項10に記載のシステム。
  13. 前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、前記分類出力を使用して前記補間された第4の色データの初期値を生成し、前記補間された第4の色データの初期値および適応的重み関数を使用して前記第4の色データを補間するように構成され、前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、前記分類出力を使用して前記補間された第5の色データの初期値を生成し、前記補間された第5の色データの初期値および前記適応的重み関数を使用して前記第5の色データを補間するように構成される請求項10に記載のシステム。
  14. 前記画像処理システムは、
    前記デモザイクモジュールから受け取ったデータからガンマ補正されたデータを生成するガンマモジュールと、
    前記ガンマ補正されたデータに対して校正を行う色校正モジュールと、
    前記色校正モジュールの出力を色空間に変換するために結合された色空間変換モジュールと、
    前記色空間変換モジュールの出力を受け取り、圧縮された出力データを画像格納デバイスに格納する圧縮格納モジュールと
    を含む請求項1に記載のシステム。
  15. 第1の色データを受け取るように構成され、回転重みグリッドを使用して補間操作を行うように構成された適応型バイキュービックスプライン補間ロジックを含む補間フィルタを備え、
    前記第1の色データは、入力画像データの第1の色を表し、前記入力画像データは、第2の色を表す第2の色データと第3の色を表す第3の色データとをさらに含み、前記第1の色は、前記第2の色および前記第3の色より頻繁に前記入力画像データに現れる補間システム。
  16. 前記入力画像データを受け取り、前記入力画像データの方向性導関数に関連する特徴データを出力するように構成された特徴抽出モジュールと、
    前記特徴データを受け取り、前記入力画像データに関連する画像特徴の向きに関連する分類出力を生成するように構成された分類モジュールと、をさらに備え、
    前記補間フィルタは、前記分類出力を使用して補間された第1の色データを生成するように構成される請求項15に記載の補間システム。
  17. 前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、前記分類出力を特定の位置に近接する位置の値に適用することによって前記入力画像データの前記特定の位置の初期値を推定するように構成された初期値推定モジュールを含む請求項16に記載の補間システム。
  18. 前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、近くの位置の値と初期値との差に重み関数を適用することによって前記近くの位置の差し引き値を使用して前記特定の位置で補間された値を生成する適応的重み関数モジュールをさらに含む請求項17に記載の補間システム。
  19. 前記重み関数は、前記近くの位置の値と前記初期値との差の4乗までの累乗を含む請求項18に記載の補間システム。
  20. 前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックは、16個の近くの位置の値に前記回転重みグリッドを適用することによって前記16個の近くの位置の重み付けられた値を使用して特定の位置における補間された値を生成するように構成され、前記回転重みグリッドは、第1の重み係数の2乗、第2の重み係数の2乗および前記第1の重み係数と前記第2の重み係数との積をの1つを示す請求項15に記載の補間システム。
  21. 前記補間フィルタは、
    第2の補間された色データを前記第1の色データから減じることによって第4の色データを生成するように構成され、前記第4の色データを前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックに提供して補間された第4の色データを作成するように構成された第4の色作成ロジックと、
    前記補間された第4の色データを前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックから受け取り、前記第2の色データを加算して補間された第1の色データを生成するように構成された補間された第1の色データ作成ロジックと、
    をさらに含む請求項15に記載の補間システム。
  22. 前記補間フィルタは、第3の補間された色データを前記第1の色データから減じることによって第5の色データを生成するように構成され、前記第5の色データを前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックに提供して補間された第5の色データを作成するためにように構成された第5の色作成ロジックをさらに含み、前記補間された第1の色データ作成ロジックは、前記補間された第5の色データを前記適応型バイキュービックスプライン補間ロジックから受け取り、前記第3の色データに加算して前記第3の色に対応する位置における補間された第1の色データを生成するようにさらに構成された請求項21に記載の補間システム。
  23. 前記入力画像データはベイヤモザイクデータを含み、
    補間された第1の色データを補間フィルタから受け取るために結合され、前記第2の色に対応する第1の差チャネル出力データを提供するように構成された第1の差チャネルと、
    前記補間された第1の色データを前記補間フィルタから受け取るために結合され、前記第3の色に対応する第2の差チャネル出力データを提供するように構成された第2の差チャネルと、をさらに備え、
    前記補間された第1の色データ、前記第1の差チャネル出力データおよび前記第2の差チャネル出力データは、前記入力画像データに対するデモザイキング処理の結果を提供する請求項15に記載の補間システム。
  24. 第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含み、前記第2の色データおよび前記第3の色データより前記第1色データを多く含む画像データを受け取ることと、
    補間された第2の色データを前記第1の色データから減じることによって第4の色を表す第4の色データを生成することと、
    前記第4の色データを補間して補間された第4の色データを生成することと、
    前記第2の色データに加算された前記補間された第4の色データを使用して補間された第1の色データを生成することと、を含む方法。
  25. 前記第4の色は、黄、シアン、赤、または青である請求項24に記載の方法。
  26. 補間された第5の色データを前記第1の色データから減じることによって第5の色を表す第5の色データを生成することと、
    前記第5の色データを補間して補間された第5の色データを生成することと、
    前記第3の色データに加算された前記補間された第5の色データを使用して補間された第1の色データを生成することと、
    をさらに備える請求項24に記載の方法。
  27. 前記第4の色データの補間は、16個の最隣接を使用して適応型バイキュービックスプライン補間操作を行うことを含む請求項24に記載の方法。
  28. 前記適応型バイキュービックスプライン補間操作は、初期値と近傍値との差の4乗までの累乗に基づいて補間値を調節する請求項27に記載の方法。
  29. 第1の色を表す第1の色データ、第2の色を表す第2の色データおよび第3の色を表す第3の色データを含む画像データを受け取り、
    補間された第2の色データを生成し、
    前記補間された第2の色データを前記第1の色データから減じて第4の色を表す第4の色データを生成し、
    適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して前記第4の色データを補間し、補間された第4の色データを生成し、
    前記第2の色データを前記補間された第4の色データに加算して補間された第1の色データを作成し、かつ
    前記補間された第1の色データをメモリに格納するためのプロセッサにより実行可能なプロセッサ命令を格納するプロセッサで読み取り可能な媒体。
  30. 前記プロセッサ命令は、
    前記第1の色が緑であり、かつ前記第2の色が赤であるときに、前記適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して補間された黄のデータを生成し、
    前記第1の色が緑であり、かつ前記第2の色が青であるときに、前記適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して補間されたシアンのデータを生成し、
    前記第1の色が黄であり、かつ前記第2の色がマゼンタであるときに、前記適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して補間された赤のデータを生成し、
    かつ
    前記第1の色が黄であり、かつ前記第2の色がシアンであるときに、前記適応型バイキュービックスプライン補間操作を使用して補間された青のデータを生成するための
    前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに含む請求項29に記載のプロセッサで読み取り可能な媒体。
  31. 前記適応型バイキュービックスプライン補間操作は、回転重みグリッドを適用して特定の位置に関連する所定位置で前記第4の色データの値を調節する請求項30に記載のプロセッサで読み取り可能な媒体。
  32. 前記適応型バイキュービックスプライン補間操作は、前記特定の位置の初期値と前記所定位置の前記第4の色の値との差によって前記所定位置で前記第4の色の各値を割り、前記差は4乗されている請求項31に記載のプロセッサで読み取り可能な媒体。
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