図1は、無線通信システムを示すブロック図である。無線通信システムは、音声、パケットデータなどのような多様な通信サービスを提供するために広く配置される。
図1を参照すると、無線通信システムは、ユーザ端末(10、User Equipment:UE)及び基地局(20、Base Station:BS)を含む。端末(10)は、固定される、或いは移動性を有することができて、移動局(Mobile Station:MS)、ユーザターミナル(User Terminal:UT)、加入者局(Subscriber Station:SS)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語で呼ばれることができる。基地局(20)は、一般的に端末(10)と通信する固定局(fixed station)をいい、ノードB(NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることができる。一つの基地局(20)には一つ以上のセルが存在することができる。
以下、ダウンリンク(Downlink、DL)は、基地局(20)から端末(10)への通信を意味して、アップリンク(Uplink、UL)は、端末(10)から基地局(20)への通信を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は基地局(20)の一部分であり、受信機は端末(10)の一部分である。アップリンクにおいて、送信機は端末(10)の一部分であり、受信機は基地局(20)の一部分である。
無線通信システムは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)/OFDMA(Orthogonal frequency division multiple access)ベースのシステムであることができる。OFDMは、複数の直交サブキャリアを用いる。OFDMは、逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)と高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)との間の直交性特性を用いる。送信機におけるデータはIFFTを実行して送信する。受信機で受信信号に対してFFTを実行して元データを復元する。送信機は、多重サブキャリアを結合するためにIFFTを使用して、多重サブキャリアを分離するために受信機は対応するFFTを使用する。
図2は、フレーム構造の一例を示す。フレームは、物理的仕様によって使われる固定された時間の間のデータシーケンスである。これはIEEE標準802.16-2004「Part 16:Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems」の8.4.4.2節を参照することができる。
図2を参照すると、フレームは、ダウンリンク(DL)フレーム及びアップリンク(UL)フレームを含む。時間分割デュプレックス(time division duplex:TDD)方式において、アップリンク及びダウンリンク送信は、同一周波数帯域を共有するが、異なる時間ポイントで行われる。ダウンリンクフレームは、アップリンクフレームより時間的に前である。ダウンリンクフレームは、プリアンブル(Preamble)、FCH(Frame Control Header)、DL(Downlink)-MAP、UL(Uplink)-MAP、バースト領域の順序で始まる。アップリンクフレーム及びダウンリンクフレームを区分するための保護時間(guard time)がフレームの中間部分(ダウンリンクフレームとアップリンクフレームとの間)と最後の部分(アップリンクフレームの後)に挿入される。TTG(transmit/receive transition gap)は、ダウンリンクバーストと後続する(subsequent)アップリンクバーストとの間のギャップである。RTG(receive/transmit transition gap)は、アップリンクバーストと後続するダウンリンクバーストとの間のギャップである。
プリアンブルは、基地局と端末との間の初期同期、セル探索、周波数オフセット及びチャネル推定に使われる。FCHは、DL-MAPメッセージの長さ及びDL-MAPのコーディング方式(coding scheme)情報を含む。
DL-MAPは、DL-MAPメッセージが送信される領域である。DL-MAPメッセージは、ダウンリンクチャネルの接続を定義する。DL-MAPメッセージは、ダウンリンクチャネル記述子(Downlink Channel Descriptor:DCD)の構成変化カウント及び基地局識別子(identifier:ID)を含む。DCDは、現在マップに適用されるダウンリンクバーストプロファイル(Downlink Burst Profile)を記述する。ダウンリンクバーストプロファイルは、ダウンリンク物理チャネルの特性をいい、DCDは、DCDメッセージを介して周期的に基地局によって送信される。
UL-MAPは、UL-MAPメッセージが送信される領域である。UL-MAPメッセージは、アップリンクチャネルの接続を定義する。UL-MAPメッセージは、アップリンクチャネル記述子(Uplink Channel Descriptor:UCD)の構成変化カウント、UL-MAPによって定義されるアップリンク割当の有効開始時刻を含む。UCDは、アップリンクバーストプロファイル(Uplink Burst Profile)を記述する。アップリンクバーストプロファイルは、アップリンク物理チャネルの特性をいい、UCDは、UCDメッセージを介して周期的に基地局によって送信される。
図3は、フレーム階層構造の一例を示す。
図3を参照すると、各スーパーフレーム(Superframe)は、同じ大きさを有する4個の無線フレーム(Radio frame、以下、フレーム)に分かれる。スーパーフレームは、スーパーフレームヘッダ(Superframe Header)を含むことができる。スーパーフレームヘッダは、スーパーフレームを構成する複数のフレームのうち最初のフレームに割り当てられることができる。スーパーフレームヘッダには共通制御チャネル(Common Control Channel)が割り当てられることができる。共通制御チャネルは、スーパーフレームを構成するフレームに対する情報またはシステム情報のように全ての端末が共通的に活用できる制御情報を送信するために使われる。システム情報は、端末が基地局と通信するために知っていなければならない必須情報であり、基地局は、周期的にシステム情報を送信する。システム情報は、20〜40ms毎に周期的に送信されることができ、システム情報の送信周期を反映してスーパーフレームの大きさを定めることができる。図3において、各スーパーフレームの大きさは20msであり、各フレームの大きさは5msであると例示しているが、これに限定されることではない。
一つのフレームは、8個のサブフレーム(Subframe)で構成される。一つのサブフレームは、アップリンクまたはダウンリンクの送信のために割り当てられることができる。ダウンリンク送信のための各サブフレームは、リソース割当のための信号を含むことができる。サブフレームは、例えば、6個のOFDMシンボルを含むことができる。これは例示に過ぎず、制限ではない。
以下、レガシー(legacy)システムに対する下位互換性を満たすTDDフレーム構造及びFDDフレーム構造に対して説明する。ここで、TDD(time division duplexing)フレームとは、全体周波数帯域をアップリンクまたはダウンリンクに使用し、時間領域でアップリンク及びダウンリンクを区分するフレームをいう。FDD(Frequency Division Duplexing)フレームとは、アップリンク送信及びダウンリンク送信が相違する周波数帯域を占めて、同時に行われることをいう。レガシーシステムに対する下位互換性を満たすフレームを二重フレーム(dual frame)という。 二重フレームは、レガシーシステム(legacy system)をサポートするリソース領域及び新しい/発展したシステム(new/evolved system)をサポートするリソース領域を含む。レガシーシステムは、IEEE802.16eシステムを意味して、新しいシステムは、IEEE802.16mを意味する。前記図2で説明したIEEE802.16eのフレーム構造で使われる用語は、IEEE802.16mのフレーム構造で同一に定義されて使われることができ、一部変更されて定義されてもよい。
下記の表1は、フレームパラメータを示す。
レガシーシステム(即ち、IEEE802.16eシステム)のフレームに対する下位互換性を満たすために、新しいシステムのパラメータ(例えば、送信帯域幅(Transmission Bandwidth)、サンプリング(Sampling)周波数、FFTの大きさ、サブキャリア間隔(Subcarrier Spacing)など)は、IEEE802.16eのフレームパラメータに従うことができる。IEEE802.16eをサポートする従来のレガシーシステムモードにおいて、CPの長さは1/8有効シンボル時間(Tu)に設定することができ、一つのフレームは48個のOFDMシンボルを含むことができる。レガシーシステムをサポートしない従来のレガシーサポート不可モード(Legacy Support Disabled Mode)において、新しいCPの長さは1/4Tu、1/16Tuまたは1/32Tuに設定することができ、一つのフレームは、新たなCP長に対し、それぞれ43個、51個または53個のOFDMシンボルを含むことができる。例えば、一つのサブフレームが6個のOFDMシンボルからなる時、CPの長さが1/4Tuであるフレームは、7個のサブフレームと1個の残余OFDMシンボル、CPの長さが1/16Tuであるフレームは、8個のサブフレームと3個の残余OFDMシンボル、CPの長さが1/32Tuであるフレームは、8個のサブフレームと5個の残余OFDMシンボルからなることができる。
ここで、CPは、最終の有効シンボル周期(Useful Symbol Period)Tgのコピーであり、有効シンボル時間(Useful symbol time: Tu)に対する割合で表すことができる。
下記の表2は、IEEE802.16e標準のTDD構造におけるTTG及びRTGの長さを示す。以下、TTGは、スイッチングポイントまたはアイドル(Idle)フレームなどの用語で表現されることができる。これは例示に過ぎず、制限ではない。新しいシステムのスイッチングポイントは、IEEE802.16e標準より長くてもよく、短くてもよい。
図4は、ダウンリンクとアップリンク(DL/UL)との比率が4:4の場合、図5は、DL/UL比率が5:3の場合、図6は、DL/UL比率が6:2の場合、図7は、DL/UL比率が7:1の場合、CPの長さが1/8TuであるTDDフレーム構造の一例を示す。
図4乃至図7を参照すると、下位互換性を満たす新しいTDDフレームは、既存TDDフレーム構造、前記表1及び前記表2の値に基づく。即ち、新しいTDDフレームは、5msの長さであり、CPの長さは1/8Tuであり、10MHzの帯域幅を有し、48個のOFDMシンボルを含む。また、IEEE802.16e標準に応じてプリアンブル、FCH、MAPのような基本制御情報が定義されることができる。前記表2のようなTTG及びRTGの大きさを有する。
図4乃至図7において、一つのTDDフレームは8個のサブフレームからなる。ここで、サブフレームは、データの割当とスケジューリングの基本単位であり、一般的に6個のOFDMシンボルからなる。これはMACとPHYの符号化と変調を介して割り当てられるデータの大きさと無線チャネルの特性を考慮する時、時間軸への帯域幅とパイロット割当パターンを考慮して定められた値である。一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、DL/UL比率を効率的に設定することができ、UL区間のOFDMシンボル個数を二重フレーム(dual frame)で3の倍数に合わせることができ、データの遅延性能を向上させることができる。然しながら、一つのサブフレームを構成するOFDMシンボルの数は、これに限定されることではない。
DL領域とUL領域との間にはTTG(Transmit/receive transition gap)が位置して、UL領域と後続するフレームとの間にはRTG(Receive/transmit transition gap)が位置する。TTGまたはRTGにはシンボル間干渉を防止するためにCPの大きさに応じてアイドル時間(Idle Time)が含まれることができる。
具体的に、図4を参照すると、フレームの開始地点から1/8TuのCPの長さを有する23個のOFDMシンボルを含む2364.86μs地点まではDL区間に設定されて、2364.86μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する107.46μs区間を含む2472.32μs地点まではTTG区間に設定されて、2472.32μs地点から1/8TuのCPの長さを有する24個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。
図5を参照すると、フレームの開始地点から1/8TuのCPの長さを有する29個のOFDMシンボルを含む2981.78μs地点まではDL区間に設定されて、2981.78μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する107.46μs区間を含む3089.24μs地点まではTTG区間に設定されて、3089.24μs地点から1/8TuのCPの長さを有する18個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。
図6を参照すると、フレームの開始地点から1/8TuのCPの長さを有する35個のOFDMシンボルを含む3598.7μs地点まではDL区間に設定されて、3598.7μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する107.46μs区間を含む3706.16μs地点まではTTG区間に設定されて、3706.16μs地点から1/8TuのCPの長さを有する12個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。
図7を参照すると、フレームの開始地点から1/8TuのCPの長さを有する41個のOFDMシンボルを含む4215.62μs地点まではDL区間に設定されて、4215.62μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する107.46μs区間を含む4323.08μs地点まではTTG区間に設定されて、4323.08μs地点から1/8TuのCPの長さを有する6個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。
図4乃至図7において、RTGは60.0μsに設定され、TTGは、アイドル時間(Idle time)の大部分がTTGに属することを許可することにより107.46μsに設定される。しかし、上記の表2に示されるように、アイドル時間の大部分がRTGに属することを許可することにより、TTGを105.71μsに、RTGを61.77μsに設定することも可能である。
図8は、CPの長さが1/8TuであるFDDフレーム構造の一例を示す。
図8を参照すると、フレームの全長が5msである場合、一つのフレームに48個のOFDMシンボルが入る。一つのフレームは、8個のサブフレームで構成されて、一つのサブフレームは、6個のOFDMシンボルで構成される。フレームの端でアイドル時間は、前記表1のように64.64μsである。
図4乃至図8は、CPの長さが1/8TuであるTDD及びFDDフレーム構造を示す。然しながら、異なるCPの長さを有するTDDフレーム構造が隣接セルで共存する時、データ送信において、DL及びUL送信間の不整合(mis-alignment)のため相互干渉がおきる可能性がある。本発明ではCPの長さが1/8TuであるTDDフレームと相互干渉がおきない多様な長さのCPの長さを有するTDDフレーム構造及び前記TDDフレームと共通性を有するFDDフレーム構造を提供する。
<相違するCPの長さを有するフレーム間でスイッチングポイントがオーバラップするフレーム構造>
図9は、DL/UL比率が4:4の場合、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるTDDフレーム構造を示す図である。
図9を参照すると、基準フレーム(Reference Frame)は、図4のような既存構造であり、全体フレーム長さは5msであり、CPの長さは1/8Tuであり、8個のサブフレームからなっている。
本実施例の第1のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さは5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する21個のOFDMシンボルを含む2399.25μs地点まではDL区間に設定されて、2399.25μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む2540.75μs地点まではTTG区間に設定されて、2540.75μs地点から1/4TuのCPの長さを有する21個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを5個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個の残余OFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個の残余OFDMシンボルはTTG及びRTG区間に割り当てる。即ち、最後のDLサブフレームはFDDにおいて6OFDMシンボルで構成されて、このサブフレームの最後のOFDMシンボルはパンクチャ(puncture)され、TTG区間のために、TDDにおいて5OFDMシンボルのサブフレームに変換される。図9の第1のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレーム及びUL区間の最後のサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成しているが、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームが前記最初のフレームの代わりに6個のOFDMシンボルで構成されることができ、UL区間に属するいずれか一つの前記最後のフレームの代わりに6個のOFDMシンボルで構成されることができる。また、DL区間を5個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を5個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構成は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
本実施例の第2のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/16Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/16TuのCPの長さを有する25個のOFDMシンボルを含む2427.8μs地点まではDL区間に設定されて、2427.8μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する84.5μs区間を含む2511.6μs地点まではTTG区間に設定されて、2511.6μs地点から1/16TuのCPの長さを有する25個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、3個の残余OFDMシンボルが残り、前記3個の残余OFDMシンボルのうち1個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。即ち、最後のDLサブフレームはFDDで7OFDMシンボルで構成されて、このサブフレームの最後のOFDMシンボルはパンクチャされ、TTG区間のためTDDで6OFDMシンボルのサブフレームに変換される。図9の第2のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成しており、UL区間の最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームが前記最初のフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成されることができ、UL区間に属するいずれか一つの前記最後のフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成されることができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構成は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
本実施例の第3のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/32Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/32TuのCPの長さを有する26個のOFDMシンボルを含む2450.76μs地点まではDL区間に設定されて、2450.76μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する132.22μs区間を含む2583.5μs地点まではTTG区間に設定されて、2583.5μs地点から1/32TuのCPの長さを有する25個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、5個の残余OFDMシンボルが残り、5個の残余OFDMシンボルのうち2個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの2個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。図9の第3のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレーム及び最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成しており、UL区間の最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか二つのサブフレームを前記最初及び最後のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができ、UL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最後のULサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの2個の独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構成は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
図9のように、TDDフレームを構成すると、相違するCPの長さを有するフレーム構造が隣接セルに共存する場合にも相互干渉がおきないようになる。即ち、CPの長さが1/8TuであるフレームのDL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのUL区間が重ならず、CPの長さが1/8TuであるフレームのUL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのDL区間が重ならないため、相互干渉がおきない。
図10は、DL/UL比率が5:3の場合、本発明の一実施例に応じて1/8TuのCPの長さに対比してCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるTDDフレーム構造を示す図である。
図10を参照すると、基準フレーム(Reference Frame)は図5のような既存構造であり、全体フレーム長さが5msであり、CPの長さは1/8Tuであり、8個のサブフレームからなっている。
本実施例の第1のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する25個のOFDMシンボルを含む2856.25μs地点まではDL区間に設定されて、2856.25μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む2997.75μs地点まではTTG区間に設定されて、2997.75μs地点から1/4TuのCPの長さを有する17個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルをDL区間にさらに割り当て、UL区間の最初のサブフレームは5個のOFDMシンボルで構成して、前記UL区間の最初のサブフレームの前方に位置した1個のOFDMシンボルはパンクチャする。図10の第1のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最初のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレーム構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
他の例として、CPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造で、一つのサブフレームを5個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個の残余OFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個の残余OFDMシンボルはTTG区間に割り当てる構造を有することもできる。この構造は、図9のDL/UL比率が4:4に記述された1/4Tuの場合と同一である。
本実施例の第2のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/16Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/16TuのCPの長さを有する31個のOFDMシンボルを含む3010.41μs地点まではDL区間に設定されて、3010.41μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する84.5μs区間を含む3094.91μs地点まではTTG区間に設定されて、3094.91μs地点から1/16TuのCPの長さを有する19個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、3個の残余OFDMシンボルが残り、前記3個の残余OFDMシンボルのうち1個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。即ち、最後のDLサブフレームはFDDで7OFDMシンボルで構成されて、このサブフレームの最後のOFDMシンボルはパンクチャされて、TTG区間のためTDDで6OFDMシンボルのサブフレームに変換される。図10の第2のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成しており、UL区間の最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最初のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができ、UL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最後のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。前記残りの一つの独立したOFDMシンボルは、6OFDMシンボルで構成されたサブフレームに後続されることができ、または7OFDMシンボルで構成されたサブフレームのシンボル(7番目または最後のシンボル)であることができる。このようなサブフレーム構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
本実施例の第3のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/32Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/32TuのCPの長さを有する32個のOFDMシンボルを含む3016.32μs地点まではDL区間に設定されて、3016.32μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する38.48μs区間を含む3054.80μs地点まではTTG区間に設定されて、3054.80μs地点から1/32TuのCPの長さを有する20個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、5個の残余OFDMシンボルが残り、前記5個の残余OFDMシンボルのうち2個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、2個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。図10の第3のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレーム及び最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成しており、UL区間の最初のサブフレーム及び最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか二つのサブフレームを前記最初及び最後のDLサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができ、UL区間に属するいずれか二つのサブフレームを前記最初及び最後のULサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの2個の独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの2個の独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
もし、TTG区間が38.48μsより長い区間を要求する場合、DL区間またはUL区間に追加的に割り当てられたOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当てることができる。例えば、UL区間に追加的に割り当てられたOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当て、TTG区間を132.74μsにしてもよい。
図10のようにTDDフレームを構成すると、相違するCPの長さを有するフレーム構造が隣接セルに共存する場合にも相互干渉がおきないようになる。即ち、CPの長さが1/8TuであるフレームのDL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのUL区間が重ならず、CPの長さが1/8TuであるフレームのUL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのDL区間が重ならないため、相互干渉がおきない。
図11は、DL/UL比率が6:2の場合、本発明の一実施例に応じて1/8TuのCPの長さに対比してCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるTDDフレーム構造を示す図である。
図11を参照すると、基準フレーム(Reference Frame)は、図6の既存構造のように、全体フレーム長さが5msであり、CPの長さは1/8Tuであり、8個のサブフレームからなっている。
本実施例の第1のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する31個のOFDMシンボルを含む3541.8μs地点まではDL区間に設定されて、3541.8μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.45μs区間を含む3683.25μs地点まではTTG区間に設定されて、3683.25μs地点から1/4TuのCPの長さを有する11個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルをDL区間にさらに割り当て、UL区間の最初のサブフレームは5個のOFDMシンボルで構成して、前記UL区間の最初のサブフレームの前方に位置した1個のOFDMシンボルはパンクチャする。図11の第1のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最初のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
他の例として、CPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造で、一つのサブフレームを5個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個の残余OFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個の残余OFDMシンボルはTTG区間に割り当てる構造を有することもできる。この構造は、図9のDL/UL比率が4:4に記述された1/4Tuの場合と同一である。
本実施例の第2のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/16Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/16TuのCPの長さを有する37個のOFDMシンボルを含む3593.07μs地点まではDL区間に設定されて、3593.07μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する84.5μs区間を含む3677.57μs地点まではTTG区間に設定されて、3677.57μs地点から1/16TuのCPの長さを有する13個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、3個の残余OFDMシンボルが残り、前記3個の残余OFDMシンボルのうち1個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。即ち、最後のDLサブフレームはFDDで7OFDMシンボルで構成されて、このサブフレームの最後のOFDMシンボルはパンクチャされて、TTG区間のためTDDで6OFDMシンボルのサブフレームに変換される。図11の第2のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成しており、UL区間の最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最初のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができ、UL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最後のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
本実施例の第3のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/32Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/32TuのCPの長さを有する38個のOFDMシンボルを含む3581.88μs地点まではDL区間に設定されて、3581.88μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する38.48μs区間を含む3620.36μs地点まではTTG区間に設定されて、3620.36μs地点から1/32TuのCPの長さを有する14個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、5個の残余OFDMシンボルが残り、前記5個の残余OFDMシンボルのうち2個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、2個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。図11の第3のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレーム及び最後のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか二つのサブフレームを前記最初及び最後のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの2個の独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの2個の独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
また、TTG区間が38.48μsより長い区間を要求する場合、DL区間またはUL区間に追加的に割り当てられたOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当てることができる。例えば、UL区間に追加的に割り当てられたOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当て、TTG区間を132.74μsにしてもよい。
図11のようにTDDフレームを構成すると、相違するCPの長さを有するフレーム構造が隣接セルに共存する場合にも相互干渉がおきないようになる。即ち、CPの長さが1/8TuであるフレームのDL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのUL区間が重ならず、CPの長さが1/8TuであるフレームのUL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのDL区間が重ならないため、相互干渉がおきない。
図12は、DL/UL比率が7:1の場合、本発明の一実施例に応じて1/8TuのCPの長さに対比してCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるTDDフレーム構造を示す図である。
図12を参照すると、基準フレーム(Reference Frame)は、図7の既存構造のように、全体フレーム長さが5msであり、CPの長さは1/8Tuであり、8個のサブフレームからなっている。
本実施例の第1のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する37個のOFDMシンボルを含む4227.25μs地点まではDL区間に設定されて、4227.25μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む4368.75μs地点まではTTG区間に設定されて、4368.75μs地点から1/4TuのCPの長さを有する5個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルをDL区間にさらに割り当て、UL区間の最初のサブフレームは5個のOFDMシンボルで構成して、前記UL区間の最初のサブフレームの前方に位置した1個のOFDMシンボルはパンクチャする。図12の第1のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最初のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
他の例として、CPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造で、一つのサブフレームを5個のOFDMシンボルで構成する場合、1個の残余OFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個の残余OFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個の残余OFDMシンボルはTTGとRTG区間に割り当てる構造を有することもできる。この構造は、図9のDL/UL比率が4:4に記述された1/4Tuの場合と同一である。
本実施例の第2のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/16Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/16TuのCPの長さを有する43個のOFDMシンボルを含む4175.73μs地点まではDL区間に設定されて、4175.73μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する84.5μs区間を含む4260.23μs地点まではTTG区間に設定されて、4260.23μs地点から1/16TuのCPの長さを有する7個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを複数のOFDMシンボルで構成する場合、3個の残余OFDMシンボルが残り、前記3個の残余OFDMシンボルのうち1個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。即ち、最後のDLサブフレームはFDDで7OFDMシンボルで構成されて、このサブフレームの最後のOFDMシンボルはパンクチャされて、TTG区間のためTDDで6OFDMシンボルのサブフレームに変換される。図12の第2のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか一つのサブフレームを前記最初のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレーム及び残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
本実施例の第3のTDDフレーム構造は、CPの長さが1/32Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/32TuのCPの長さを有する45個のOFDMシンボルを含む4241.7μs地点まではDL区間に設定されて、4241.7μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する38.48μs区間を含む4280.18μs地点まではTTG区間に設定されて、4280.18μs地点から1/32TuのCPの長さを有する7個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。従って、一つのサブフレームを6個のOFDMシンボルで構成する場合、5個の残余OFDMシンボルが残り、前記5個の残余OFDMシンボルのうち3個のOFDMシンボルはDL区間にさらに割り当て、1個のOFDMシンボルはUL区間にさらに割り当て、残りの1個のOFDMシンボルはTTG及びRTG区間にさらに割り当てる。図12の第3のTDDフレーム構造で、DL区間の最初のサブフレームと6番目及び7番目のサブフレームを7個のOFDMシンボルで構成している。然しながら、DL区間に属するいずれか3個のサブフレームを前記3個のサブフレームの代わりに7個のOFDMシンボルで構成することができる。また、DL区間を6個のOFDMシンボルからなる複数のサブフレームと残りの3個の独立したOFDMシンボルで構成することができ、UL区間を6個のOFDMシンボルからなるサブフレームと残りの一つの独立したOFDMシンボルで構成することもできる。このようなサブフレームの構造は、例示に過ぎない。即ち、DL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、UL区間に属するサブフレームを任意の個数のOFDMシンボルで構成してもよく、各サブフレームは相違する大きさを有してもよい。
また、TTG区間が38.48μsより長い区間を要求する場合、DL区間またはUL区間に追加的に割り当てられたOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当てることができる。例えば、UL区間に追加的に割り当てられたOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当て、TTG区間を132.74μsにしてもよい。
図12のようにTDDフレームを構成すると、相違するCPの長さを有するフレーム構造が隣接セルに共存する場合にも相互干渉がおきないようになる。即ち、CPの長さが1/8TuであるフレームのDL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのUL区間が重ならず、CPの長さが1/8TuであるフレームのUL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのDL区間が重ならないため、相互干渉がおきない。
下記の表3は、図9乃至図12に示している特徴を要約したものであり、既存フレーム構造と相互共存して異なるCPの長さを有する本発明の実施例に係るフレーム構造を示す。
前記表3のDL/UL比率が4:4であり、CPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造で、一つのサブフレームは5個のOFDMシンボルからなると仮定し、1/32TuであるTDDフレーム構造でTTG区間に一つのOFDMシンボルがさらに割り当てられる。また、DL/UL比率が7:1であり、CPの長さが1/32TuであるTDDフレーム構造で、DL区間のために一つのサブフレームのみが割り当てられたため、残余OFDMシンボルをUL区間にさらに割り当てる。表3で、(*)表示がある最後の2行は、一つのサブフレームが基本的にいくつかのOFDMシンボルで構成されたかに応じて変わる。前記表3の構成がシステムに適用される時、必要に従ってDL区間またはUL区間で一個のシンボルをさらにパンクチャすることができる。
<サブフレームに含まれるOFDMシンボル個数にともなうサブフレームタイプ>
以下、図13乃至図16は、1)隣接セルで1/8TuのCPの長さを有するTDDフレーム構造と共存して異なるCPの長さを有する図9乃至図12のTDDフレーム構造、及び、2)前記TDDフレーム構造と共通性を有するFDDフレーム構造を示す。CPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるTDDフレーム及びFDDフレームは3つのタイプのサブフレームで構成される。
以下、6個のOFDMシンボルで構成されたサブフレームタイプをSFT-1(Subframe Type-1)、5個のOFDMシンボルで構成されたサブフレームタイプをSFT-2、7個のOFDMシンボルで構成されたサブフレームタイプをSFT-3という。ここで、SFT-3タイプのサブフレームは、SFT-1タイプのサブフレームに一つのOFDMシンボルが追加される形態であり、前記一つのOFDMシンボルが追加される位置は、SFT-1タイプのサブフレームの前、後または任意の中間位置であってもよい。追加された前記一つのOFDMシンボルは、プリアンブルまたはサウンディング(Sounding)などのような制御情報に使われる、或いはデータに使われることができる。
図13は、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造及び前記TDDフレーム構造と共通性を有するFDDフレーム構造を示す図である。図13において、SFT-2及びSFT-3タイプのサブフレームを除いた残りのサブフレームは全部SFT-1タイプのサブフレームである。
図13を参照すると、本実施例の第1のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が4:3であり、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する25個のOFDMシンボルを含む2856.25μs地点まではDL区間に設定されて、2856.25μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む2997.75μs地点まではTTG区間に設定されて、2997.75μs地点から1/4TuのCPの長さを有する17個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。
従って、DL区間は、3個のSFT-1サブフレーム及び1個のSFT-3サブフレームで構成されて、UL区間は、2個のSFT-1サブフレーム及び1個のSFT-2サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置に制約をおかない。
本実施例の第2のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が5:2であり、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する31個のOFDMシンボルを含む3541.8μs地点まではDL区間に設定されて、3541.8μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む3683.25μs地点まではTTG区間に設定されて、3683.25μs地点から1/4TuのCPの長さを有する11個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。
従って、DL区間は、4個のSFT-1サブフレーム及び1個のSFT-3サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び1個のSFT-2サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置に制約をおかない。
本実施例の第3のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が6:1であり、CPの長さが1/4Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する37個のOFDMシンボルを含む4227.25μs地点まではDL区間に設定されて、4227.25μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む4368.75μs地点まではTTG区間に設定されて、4368.75μs地点から1/4TuのCPの長さを有する5個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。
従って、DL区間は、5個のSFT-1サブフレーム及び1個のSFT-3サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-2サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置に制約をおかない。
TDDフレームを前述したように構成する場合、CPの長さが1/8Tuであるフレーム構造とDL/ULスイッチング区間を一致させて、隣接セルに1/8TuのCPの長さを有するシステムが存在する場合にもダウンリンクとアップリンク送信間の干渉を最小化することができる。
DL/UL比率に関係なく、DL区間は、1個のSFT-3タイプのサブフレームを含む。図13において、DL区間の最初のサブフレーム(#1)をSFT-3タイプのサブフレームで構成しているが、これは例示に過ぎない。即ち、DL/UL比率が4:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3及び#4のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つに位置することができる。
また、DL/UL比率に関係なく、UL区間は、1個のSFT-2タイプのサブフレームを含む。図13において、UL区間の最初のサブフレームをSFT-2タイプのサブフレームで構成しているが、これは例示に過ぎない。即ち、DL/UL比率が4:3の場合、SFT-2タイプのサブフレームは、#5、#6及び#7のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:2の場合、SFT-2タイプのサブフレームは、#6及び#7のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:1の場合、SFT-2タイプのサブフレームは、#7に位置することができる。
次に、FDDフレーム構造を記述すると、FDDフレームは、一つのピボットサブフレーム(pivot subframe)を含む。ピボットサブフレームとは、TDDフレームと共通性を維持するためにTDDフレームのTTG区間と対応する位置にあるサブフレームである。CPの長さが1/4Tuの場合、ピボットサブフレームは、SFT-1タイプのサブフレームである。DL/UL比率が4:3の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#4と#5との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#5に位置することができる。DL/UL比率が5:2の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#5と#6との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#6に位置することができる。また、DL/UL比率が6:1の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#6と#7との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#7に位置することができる。TDDフレームと共通性を維持するために前記ピボットサブフレームより前方位置に一つのSFT-3タイプのサブフレームを位置させる。即ち、DL/UL比率が4:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3及び#4のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つに位置することができる。
図13において、ピボットサブフレームがサブフレーム#5、#6及び#7に位置しているが、これは例示に過ぎない。ピボットサブフレームを異なる位置に有する他のFDDフレームが同一に考慮されることができる。
図13は、CPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造で、基本(basic)サブフレームをSFT-1タイプのサブフレームで構成したものである。然しながら、基本サブフレームをSFT-2タイプのサブフレームで構成することも可能である。
図14は、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/4Tuであり、SFT-2サブフレームで構成された基本サブフレームで構成されたTDDフレーム及び前記TDDフレームと共通性を有するFDDフレームを示す図である。図14において、SFT-1タイプのサブフレームを除いた残りのサブフレームは、SFT-2タイプのサブフレームである。
図14を参照すると、本実施例の第1のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が4:4であり、CPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームがSFT-2タイプのサブフレームである。この構造は、図9のCPの長さが1/4TuであるTDDフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び3個のSFT-2サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び3個のSFT-2サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置に制約をおかない。
本実施例の第2のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が5:3であり、CPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームがSFT-2タイプのサブフレームである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する26個のOFDMシンボルを含む2970.5μs地点まではDL区間に設定されて、2970.5μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む3112μs地点まではTTG区間に設定されて、3112μs地点から1/4TuのCPの長さを有する16個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。
従って、DL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び4個のSFT-2サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び2個のSFT-2サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置に制約をおかない。
本実施例の第3のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が6:2であり、CPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームがSFT-2タイプのサブフレームである。この構造は、図11のCPの長さが1/4Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び5個のSFT-2サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-1サブフレームと1個のSFT-2サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置に制約をおかない。
本実施例の第4のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が7:1であり、CPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームがSFT-2タイプのサブフレームである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/4TuのCPの長さを有する36個のOFDMシンボルを含む4113μs地点まではDL区間に設定されて、4113μs地点から表2のTTG区間及びアイドル時間の一部に該当する141.5μs区間を含む4254.5μs地点まではTTG区間に設定されて、4254.5μs地点から1/4TuのCPの長さを有する6個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。各地点は、TTG区間及びRTG区間に応じて変化されることができる。
従って、DL区間は、1個のSFT-1サブフレーム及び6個のSFT-2サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-1サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
TDDフレームを前述したように構成する場合、CPの長さが1/8Tuであるフレーム構造とDL/ULスイッチング区間を一致させて、隣接セルに1/8TuのCPの長さを有するシステムが存在する場合にもダウンリンクとアップリンク送信間の干渉を最小化することができる。
基本サブフレームをSFT-2タイプのサブフレームで構成する場合、DL/UL比率に関係なく、DL区間は、1個のSFT-1タイプのサブフレームを含む。DL/UL比率が4:4の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#1、#2、#3及び#4のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-1タイプのサブフレームは#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7のうち一つに位置することができる。
基本サブフレームをSFT-2タイプのサブフレームで構成する場合、DL/UL比率に関係なく、UL区間は、1個のSFT-1タイプのサブフレームを含む。DL/UL比率が4:4の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#5、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、SFT-1タイプのサブフレームは、#8に位置することができる。
次に、CPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームは、SFT-2サブフレームで構成されたFDDフレーム構造を記述すると、ピボットサブフレームは、TDDフレームのTTG区間と対応する位置に位置することができる。ここで、ピボットサブフレームはSFT-1タイプサブフレームである。DL/UL比率が4:4の場合、TTDフレーム内のTTG区間は、#4と#5との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#4または#5に位置することができる。DL/UL比率が5:3の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#5と#6との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#5または#6に位置することができる。DL/UL比率が6:2の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#6と#7との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#6または#7に位置することができる。また、DL/UL比率が7:1の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#7と#8との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#7または#8に位置することができる。ただし、UL区間は、一つのSFT-1タイプのサブフレームを含むため、DL/UL比率が7:1の場合、ピボットサブフレームの位置は、#7であることが望ましい。
TDDフレームと共通性を維持するために前記ピボットサブフレームより前方位置に1個のSFT-1タイプのサブフレームを位置させて、前記ピボットサブフレームの後方に1個のSFT-1タイプのサブフレームを位置させる。即ち、DL/UL比率が4:4の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-1タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#4に位置する場合、#1、#2及び#3のうち一つと#5、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#5に位置する場合、#1、#2、#3及び#4のうち一つと#6、#7及び#8のうち一つに位置することができる。DL/UL比率が5:3の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-1タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#5に位置する場合、#1、#2、#3及び#4のうち一つと#6、#7及び#8のうち一つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#6に位置する場合、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つと#7及び#8のうち一つに位置することができる。DL/UL比率が6:2の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-1タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#6に位置する場合、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つと#7及び#8のうち一つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#7に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つと#8に位置することができる。DL/UL比率が7:1の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-1タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#7に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5または#6のうち一つと#8に位置することができ、またはピボットサブフレームが#8に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7のうち二つに位置することができる。
図14において、ピボットサブフレームがサブフレーム#5、#6、#7及び#8に位置しているが、これは例示に過ぎない。ピボットサブフレームを異なる位置に有する他のFDDフレームが同一に考慮されることができる。
図15は、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/16TuであるTDDフレーム構造及び前記TDDフレーム構造と共通性を有するFDDフレーム構造を示す図である。図15において、SFT-3タイプサブフレームを除いた残りのサブフレームは、SFT-1タイプサブフレームである。
図15を参照すると、本実施例の第1のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が4:4であり、CPの長さが1/16Tuである。この構造は、図9のCPの長さが1/16Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び3個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び3個のSFT-1サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
本実施例の第2のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が5:3であり、CPの長さが1/16Tuである。この構造は、図10のCPの長さが1/16Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び4個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び2個のSFT-1サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
本実施例の第3のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が6:2であり、CPの長さが1/16Tuである。この構造は、図11のCPの長さが1/16Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び5個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び1個のSFT-1サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
本実施例の第4のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が7:1であり、CPの長さが1/16Tuである。この構造は、図12のCPの長さが1/16Tuであるフレーム構造と同一である。
従って、DL区間は、1個のSFT-3サブフレーム及び6個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-3サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内のサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
TDDフレームを前述したように構成する場合、CPの長さが1/8Tuであるフレーム構造とDL/ULスイッチング区間を一致させて、隣接セルに1/8TuのCPの長さを有するシステムが存在する場合にもダウンリンクとアップリンク送信間の干渉を最小化することができる。
DL/UL比率に関係なく、DL区間は、1個のSFT-3タイプのサブフレームを含む。図15において、DL区間の最初のサブフレーム(#1)をSFT-3タイプのサブフレームで構成しているが、これは例示に過ぎない。即ち、DL/UL比率が4:4の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3及び#4のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7のうち一つに位置することができる。
また、DL/UL比率に関係なく、DL区間は、1個のSFT-3タイプのサブフレームを含む。図15において、UL区間の最後のサブフレーム(#8)をSFT-3タイプのサブフレームで構成しているが、これは例示に過ぎない。
即ち、DL/UL比率が4:4の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#5、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#8に位置することができる。
次にFDDフレーム構造を記述すると、FDDフレームは、一つのピボットサブフレームを含む。図15のように、前記ピボットサブフレームは、SFT-3タイプのサブフレームであってもよい。また、前記ピボットサブフレームは、TDDフレームのTTG区間と対応する位置に位置することができる。即ち、DL/UL比率が4:4の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#4と#5との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#4または#5に位置することができる。DL/UL比率が5:3の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#5と#6との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#5または#6に位置することができる。また、DL/UL比率が6:2の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#6と#7との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#6または#7に位置することができる。また、DL/UL比率が7:1の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#7と#8との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#7または#8に位置することができる。ただし、UL区間は、一つのSFT-3タイプのサブフレームを含むため、DL/UL比率が7:1の場合、ピボットサブフレームの位置は、#7であることが望ましい。
TDDフレームと共通性を維持するために前記ピボットサブフレームより前方位置に1個のSFT-3タイプのサブフレームを位置するようにして、前記ピボットサブフレームの後方に1個のSFT-3タイプのサブフレームを位置するようにする。即ち、DL/UL比率が4:4の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#4に位置する場合、#1、#2及び#3のうち一つと#5、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#5に位置する場合、#1、#2、#3及び#4のうち一つと#6、#7及び#8のうち一つに位置することができる。DL/UL比率が5:3の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#5に位置する場合、#1、#2、#3及び#4のうち一つ(望ましくは#1)と#6、#7及び#8のうち一つ(望ましくは#8)に位置することができ、またはピボットサブフレームが#6に位置する場合、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つと#7及び#8のうち一つに位置することができる。DL/UL比率が6:2の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#6に位置する場合、#1、#2、#3、#4及び#5のうち一つと#7及び#8のうち一つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#7に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つと#8に位置することができる。DL/UL比率が7:1の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#7に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち一つと#8に位置することができる。
図15において、ピボットサブフレームがサブフレーム#4、#5、#6及び#7に位置しているが、これは例示に過ぎない。ピボットサブフレームを異なる位置に有する他のFDDフレームが同一に考慮されることができる。
図16は、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/32TuであるTDDフレーム構造及び前記TDDフレーム構造と共通性を有するFDDフレーム構造を示す図である。図16において、SFT-3タイプのサブフレームを除いた残りのサブフレームは、SFT-1タイプのサブフレームである。
図16を参照すると、本実施例の第1のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が4:4であり、CPの長さが1/32Tuである。全体フレーム長さが5msであり、フレームの開始地点から1/32TuのCPの長さを有する26個のOFDMシンボルを含む2450.76μs地点まではDL区間に設定されて、2450.76μs地点から表2のTTG区間アイドル時間の一部に該当する38.48μs区間を含む2489.24μs地点まではTTG区間に設定されて、2489.24μs地点から1/32TuのCPの長さを有する26個のOFDMシンボルを含む4940μs地点まではUL区間に設定されて、4940μs地点から表2のRTG区間に該当する60μs区間を含むフレームの最後の地点まではRTG区間に設定される。
従って、DL区間は、2個のSFT-3サブフレーム及び2個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、2個のSFT-3サブフレーム及び2個のSFT-1サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内でサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
本実施例の第2のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が5:3であり、CPの長さが1/32Tuである。この構造は、図10のCPの長さが1/32Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、2個のSFT-3サブフレーム及び3個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、2個のSFT-3サブフレーム及び1個のSFT-1サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内でサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
本実施例の第3のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が6:2であり、CPの長さが1/32Tuである。この構造は、図11のCPの長さが1/32Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、2個のSFT-3サブフレーム及び4個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、2個のSFT-3サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内でサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
本実施例の第4のTDDフレーム構造において、DL/UL比率が7:1であり、CPの長さが1/32Tuである。この構造は、図12のCPの長さが1/32Tuであるフレーム構造と同一である。従って、DL区間は、3個のSFT-3サブフレーム及び4個のSFT-1サブフレームで構成されて、UL区間は、1個のSFT-3サブフレームで構成される。ここで、UL区間とDL区間内でサブフレームタイプの配置には制約をおかない。
TDDフレームを前述したように構成する場合、CPの長さが1/8Tuであるフレーム構造とDL/ULスイッチング区間を一致させて、隣接セルに1/8TuのCPの長さを有するシステムが存在する場合にもダウンリンクとアップリンク送信間の干渉を最小化することができる。
DL区間は、複数のSFT-3タイプのサブフレームを含む。DL/UL比率が4:4の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3及び#4のうち二つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4及び#5のうち二つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち二つに位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7のうち三つに位置することができる。
また、UL区間は、複数のSFT-3タイプのサブフレームを含む。DL/UL比率が4:4の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#5、#6、#7及び#8のうち二つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#6、#7及び#8のうち二つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#7と#8に位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#8に位置することができる。
ただし、TTG区間が38.48μsより長い区間を要求する場合、TTG区間に2個のOFDMシンボルを割り当てることができる。例えば、UL区間のOFDMシンボルのうち一つをTTG区間のためにさらに割り当て、TTG区間を132.74μsにしてもよい。ここで、DL/UL比率が4:4の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3及び#4のうち二つと#5、#6、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4及び#5のうち二つと#6、#7及び#8のうち一つに位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち二つと#7及び#8のうち一つに位置することができる。DL/UL比率が7:1の場合、SFT-3タイプのサブフレームは、#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7のうち二つと#8に位置することができる。
次に、FDDフレーム構造を記述すると、FDDフレームは、一つのピボットサブフレームを含む。図16のように、前記ピボットサブフレームは、SFT-3タイプのサブフレームであってもよい。また、前記ピボットサブフレームは、TDDフレームのTTG区間に対応する位置に位置することができる。即ち、DL/UL比率が4:4の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#4と#5との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#4または#5に位置することができる。また、DL/UL比率が5:3の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#5と#6との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#5または#6に位置することができる。また、DL/UL比率が6:2の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#6と#7との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#6または#7に位置することができる。ただし、UL区間は、2個のSFT-3タイプのサブフレームを含むため、ピボットサブフレームの位置は、#6であることが望ましい。また、DL/UL比率が7:1の場合、TDDフレーム内のTTG区間は、#7と#8との間に位置するため、FDDフレーム内のピボットサブフレームは、#7または#8に位置することができる。ただし、UL区間は、一つのSFT-3タイプのサブフレームを含むため、ピボットサブフレームの位置は、#7であることが望ましい。
TDDフレームと共通性を維持するために前記ピボットサブフレームより前方位置に2個のSFT-3タイプのサブフレームを位置するようにして、前記ピボットサブフレームの後方に2個のSFT-3タイプのサブフレームを位置するようにする。即ち、DL/UL比率が4:4の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#4に位置する場合、#1、#2及び#3のうち二つと#5、#6、#7及び#8のうち二つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#5に位置する場合、#1、#2、#3及び#4のうち二つと#6、#7及び#8のうち二つに位置することができて、DL/UL比率が5:3の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#5に位置する場合、#1、#2、#3及び#4のうち二つと#6、#7及び#8のうち二つに位置することができ、またはピボットサブフレームが#6に位置する場合、#1、#2、#3、#4及び#5のうち二つと#7及び#8に位置することができて、DL/UL比率が6:2の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#6に位置する場合、#1、#2、#3、#4及び#5のうち二つと#7及び#8に位置することができ、またはピボットサブフレームが#7に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち三つと#8に位置することができて、DL/UL比率が7:1の場合、ピボットサブフレームを除いたSFT-3タイプのサブフレームは、ピボットサブフレームが#7に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5及び#6のうち3個と#8に位置することができ、またはピボットサブフレームが#8に位置する場合、#1、#2、#3、#4、#5、#6及び#7のうち四つに位置することができる。
図16において、ピボットサブフレームがサブフレーム#4、#5、#6及び#7に位置しているが、これは例示に過ぎない。ピボットサブフレームを異なる位置に有する他のFDDフレームが同一に考慮されることができる。
図13乃至図16のようにTDDフレーム構造を構成すると、相違するCPの長さを有するフレーム構造が隣接セルに共存する場合にも相互干渉がおきないようになる。即ち、CPの長さが1/8TuであるフレームのDL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのUL区間が重ならず、CPの長さが1/8TuであるフレームのUL区間とCPの長さが1/4Tu、1/16Tuまたは1/32TuであるフレームのDL区間が重ならないため、相互干渉がおきない。
また、図13乃至図16のようにFDDフレーム構造を構成すると、前記TDDフレームと共通性を有するため、TDD方式のシステムで使われるアルゴリズムやリソースの割当方法など関連通信アルゴリズムをFDD方式のシステムで再使用することができる。
下記の表4は、図13乃至図16の特徴を要約して、本発明の一実施例に係るTDDフレーム構造の特徴を示す。
下記の表5は、図13乃至図16の特徴を要約して、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームをSFT-2タイプのサブフレームで構成する場合のTDDフレームの特徴を示す。
下記の表6は、図13乃至図16の特徴を要約して、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/32Tuであり、TTG区間に2個のOFDMシンボルを割り当てた場合のTDDフレームの特徴を示す。
下記の表7は、図13乃至図16の特徴を要約して、本発明の一実施例に係るFDDフレーム構造の特徴を整理した表である。
下記の表8は、図13乃至図16の追加的な特徴を要約して、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/4Tuであり、基本サブフレームをSFT-2タイプのサブフレームで構成する場合のFDDフレームの特徴を示す。
下記の表9は、図13乃至図16の追加的な特徴を要約して、本発明の一実施例に応じてCPの長さが1/32Tuであり、TTG区間に2個のOFDMシンボルを割り当てた場合のFDDフレームの特徴を整理した表である。
図17は、前述した実施例に使われる無線通信装置を示すブロック図である。無線装置(50)は、端末の一部であることができる。無線装置(50)は、プロセッサ(51)、メモリ(52)、RF部(53)、ディスプレー部(54)、ユーザインターフェース部(55)を含む。プロセッサ(51)は、フレームで少なくとも一つのサブフレームを設定する。フレームは、前述した方式によって構成されることができる。メモリ(52)は、プロセッサ(51)と連結されて、フレーム内のサブフレームを設定するための多様な情報を格納する。ディスプレー部(54)は、端末の多様な情報を表示して、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)等、よく知られた要素を使用することができる。ユーザインターフェース部(55)は、キーパッドやタッチスクリーンなどよく知られたユーザインターフェースの組合せからなることができる。RF部(53)は、プロセッサと連結されて、フレーム内のサブフレームを送信及び/または受信する。
本発明によると、IEEE802.16m形式をサポートする多様なCPの長さを有するフレーム構造が隣接セルで共存する時、データ送信時の相互干渉を緩和させることができる。
また、TDDフレームと共通性を有するFDDフレーム構造を提供してTDDシステムで使われるアルゴリズムやリソースの割当方法など関連通信アルゴリズムをFDDシステムで再使用することができる。
本発明は、ハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの組合せで具現されることができる。ハードウェア具現において、前述した機能を遂行するためにデザインされたASIC(application specific integrated circuit)、DSP(digital signal processing)、PLD(programmable logic device)、FPGA(field programmable gate array)、プロセッサ、制御機、マイクロ・プロセッサ、他の電子ユニットまたはこれらの組合せで具現されることができる。ソフトウェア具現において、前述した機能を遂行するモジュールで具現されることができる。ソフトウェアは、メモリユニットに格納されることができて、プロセッサによって実行される。メモリユニットやプロセッサは、当業者によく知られた多様な手段を採用することができる。
以上、本発明の望ましい実施例に対して詳細に記述したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、添付の請求範囲に定義された本発明の精神及び範囲を外れない限り、本発明を多様に変形または、変更して実施できることが分かる。従って、本発明の今後の実施例の変更は、本発明の技術を外れることができない。