JP2011513154A - 多風味飲料混合ノズルのための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

多風味飲料分与ノズルが、風味シロップを混合流体内に注入するための少なくとも1つの使い捨て飲料風味シロップインジェクタを備える。風味シロップインジェクタは風味シロップを、ノズル出口オリフィスがシロップと接触しないようにノズル出口オリフィスの長手方向軸に向かってある角度で注入し、他の分与された飲料の色及び風味の汚染を回避する。また、シロップをある角度で注入することによって、混合流体はノズルの表面の下の空中でシロップと交差し、その結果、表面に溜まっているシロップ残留物が他の風味と接触することなくシロップと混合流体とが完全に且つ穏やかに混合される。混合流体を、風味シロップインジェクタを収納するハウジングに通して、またそのハウジングの周りに供給することによって、混合流体の一様な均一循環流がノズルの出口オリフィスから分与される。複数の風味シロップインジェクタを使用することによって、ノズルは、単一のフレーバーノズルに比べて小さなスペースにいくつも異なる風味を持たせることができる。

Description

本発明は、飲料分与デバイスのためのノズル、より具体的には、非限定的に、単一のノズルからさまざまな混合流体、風味シロップ(flavor syrups)、フレーバーショット、及び他の液体を分与することができる多風味飲料混合ノズル(a multiple flavor beverage mixing nozzle)に関する。
食品サービス施設のかなりの量の所得は、飲料販売に由来する。これは、「ファーストフード」事業体と「高所得層向け」レストランの両方に当てはまるだけでなく、コンビニエンスストア、軽食堂、映画館の場内売り場カウンター、及び飲料が提供される他の種類の事業についても当てはまる。これらの施設の多くは、カップをデバイスのノズルの下に置いて飲料を分与するデバイスなど、分与を行う場所で飲料のさまざまな成分を混合する飲料分与デバイスを使用している。デバイスが、例えば、コーラ飲料を分与するように作動されたとき、デバイスはソーダ水とコーラシロップを同時に分与し、これらが混ぜ合わされてカップの中にコーラ飲料を作り出す。
この分野の問題の1つは、ソフトドリンク及び他のソーダ入りでない飲料を提供するために使用される飲料分与デバイスが大型であり、かなりのスペースを占拠することである。大半の飲料分与デバイスは、典型的には、単一のノズルを使用してそれぞれの個別飲料を分与する。それぞれのノズルは、ノズルの下の領域に対し、飲料が注がれるカップ又はグラスの幅に見合う十分な広さがなければならない飲料分与デバイス内のそれぞれの個別の分与ベイを有している。カップのサイズが946.368ml(32米液量オンス)又は909.216ml(32英液量オンス)以上に達する場合、これらのスペースは、最大サイズのカップを受け入れられるように幅が10cm程度(数インチ)なければならない。それぞれの個別の飲物が単一のノズルから分与されるのに必要なスペースの大きさに、事業体が飲料分与デバイスから提供することを望んでいる異なる飲物の数を掛けるときに、さまざまな飲料を分与することを望んでいる場合に飲料分与デバイスに広い占有面積を持たせる必要がある可能性がある。
ほとんどの事業の場合と同様、賃料、増築費用、及び公共料金などの食品サービス施設の費用は、それが占有するスペースの大きさだけ増大する。そのため、食品サービス設置結果におけるスペースの節約は、必要な営業スペースを削減するだけでなく、他の機能用にカウンタースペースも解放することで事業体にとって節約となる。スペースが節約されうる1つの方法は、飲料分与デバイスの占有面積を削減する方法である。
これは、多風味飲料混合ノズルを使用することによって実現されうる。このノズルは、単純水又はソーダ水などのさまざまな混合流体、更にはコーラシロップ、ルートビールシロップ、サクランボ香料、及びレモン香料などのさまざまなシロップ及び風味量を分与することができる。複数の飲料を分与することができる単一のノズルを使用して個別の飲料を分与するノズルを置き換えることによって、相当のスペースが節約される。以前には飲料が1つしか分与されえなかった同じ領域又はベイにおいていくつかの異なる飲料を分与することが可能である。
多風味飲料混合ノズルを使用する飲料分与デバイスに内在する問題として、相互汚染/色の残留が挙げられる。これは、淡色の飲料の前に暗色の飲料が分与される場合に生じる。暗色の飲料の残留量が、淡色の飲料の分与経路の近くの両方の飲料供給経路又は領域に共通の領域内に留まりうる。淡色の飲料が分与される場合、暗色の飲料の残留量と淡色の飲料とが混じり合い、退色を引き起こし、場合によっては、淡色の飲料の風味変化を引き起こす。
多風味飲料混合ノズルを使用する現行の飲料分与デバイスの他の不利点として、「フレーバーショット」を供給できない点が挙げられる。混合流体と組み合わせずに熱い紅茶又はアイスティー用のレモン香料などの少量の濃縮風味シロップを分与することができることは、前述の同じ理由から、次に分与される飲物に濃縮風味シロップが持ち越されるため「フレーバーショット」の後に(実際にレモン香料を含まない限り)分与される飲料の色又は味に影響を及ぼすことなく行うことが可能であれば、非常に有利である。それに加えて、「フレーバーショット」で使用される液体とソーダ水又は単純水などの混合流体とを混合して飲料を生成することができることは(前述のレモンの「フレーバーショット」を使用するレモネードなど)は、更に有益である。
多風味飲料混合ノズルを使用するうえで別の問題点として、混合流体と風味シロップとを混合している間にソーダ量を最小限に抑えることが挙げられる。強引に分与された場合、ソーダ水は、シューと音を立てながら泡立ち、炭酸が抜けて、「気の抜けた(flat)」と認められる飲物ができあがる。しかし、シロップ及びソーダ水が、適切に混合するようにきちんと組み合わされない場合、飲料中でシロップとソーダ水とが層状化し、飲料の味に影響を及ぼす。
多風味飲料混合ノズルを使用するうえでのさらなる障害として、混合流体とシロップの粘性の範囲の取り扱い、シロップがノズルから滴ること、多風味飲料混合ノズルの構成部品の浸透によるピリッとした風味の保持、流体の流れが滑らかになるようにソーダ水及び単純水の異なる物理的特性、つまり分与時の流体及びシロップの使用者への撥ねを考慮すること、構成部品の接着剤による接着及び超音波溶接の必要性、多風味シロップ及びフレーバーショットを分与することができるノズルを製作するために必要な部品の点数が多いこと、並びに飲料を分与した後も混合流体が流れ続けたり、滴り続けたりするという問題が挙げられる。
多風味飲料混合ノズルを使用する試みはすでになされるが、主に、風味シロップ分与出口路が互いに近いという理由で、上述の問題のすべてについて解決に成功していない。相互汚染又は色の残留を解消するためにシロップ又はフレーバーショットを分与する導管のそれぞれの適切な分離距離を維持することも困難である。
本発明によれば、多風味飲料混合ノズルのための方法及び装置が提供され、これは、混合流体と風味シロップとを分離したままにしておくための混合流体用の流体通路と取り外し可能なインジェクタキャップを備える交換可能風味シロップインジェクタを配置するための複数の開口とを有する入口キャップと、流体インジェクタを据え付けることを可能にし、混合流体の流体経路を更に画成する内側本体と、注入口キャップ、内側本体、及び風味シロップインジェクタ組立体を収納し、混合流体用の流体経路を更に画成する本体と、係止板及び空中で風味シロップと混合するために混合流体の循環流を均一にする取り外し可能なオーバーモールドされた外側ノズルとを備える。
風味シロップインジェクタを、下側ノズル及び取り付けリングに取り付けられる内側本体内に据え付けることによって、必要な部品点数はごくわずかである。取り外し可能インジェクタキャップをシロップフレーバーインジェクタにスナップ式に嵌合し、シロップフレーバーインジェクタを内側本体内に据え付けることによって、コルセット効果をもたらし、これにより、インジェクタキャップをシロップフレーバーインジェクタ上に固定する。ロッキングリングを使用して部品をまとめることによって、いくつかのネジを緩めるだけで簡単に分解することができ、またインジェクタの取り外し及び交換に関わる労力を最小限度に抑えることができるだけでなく、構成部品を簡単に、また徹底的に洗浄することができる。嵌合してインジェクタ台座及び流体経路を形成する成形品(molded parts)を使用して内側本体を形成することにより、接着剤による接着及び超音波溶接が不要になる。取り外し可能なオーバーモールドされた外側ノズルを使用すると、使用者は洗浄のためにデバイスから外側ノズルを容易に取り外すことができ、また取り外しにくく、洗浄が難しい、Oリング又は類似の封止方法が不要になる。
個別の、容易に交換可能な、飲料毎に分離される風味シロップインジェクタを使用することによって、多くの利点が実現される。風味シロップインジェクタを物理的に分離することによって、それぞれの風味剤にそれぞれの個別経路が与えられ、これにより、個別のシロップが互いに接触することがなくなり、また共有されるシロップ経路内で生じる風味の残留及び混合が防止される。このような分離によって、フレーバーショットの分与も可能になる。風味の残留及び混合の効果は、シロップが混合流体で希釈されていないためフレーバーショットにおいてより顕著であり、フレーバーショットが接触する表面上により濃度の高い残留物を形成する。別々のシロップ経路が分離されるインジェクタによって形成されるので、フレーバーショットからのシロップは、次に分与される飲料を形成するシロップと接触しない。
容易に交換可能なインジェクタを使用することによって、ピリッとした風味の汚染がなくなる。使用者は、飲料分与デバイスにおける飲料選択を変更することを決定し、例えば、レモン飲料に対しコーラ飲料を交換することができる。接触する表面に滲み出て、その表面を共有する他の分与される飲料の味に影響を及ぼす可能性がある、コーラのピリッとした風味は、レモン飲料が新しい分離される風味シロップインジェクタからシロップを受け取るので、レモン飲料を汚染しえない。
ノズルの出口オリフィスの下で混合流体と風味シロップとの空中混合は、インジェクタ内で角度を付けたノズルを使用することで実現する。インジェクタ内でノズルに角度を付けることで、シロップは、ノズルのどの部分とも接触を回避しつつ混合流体中に注入される。混合流体と風味シロップとを、ノズルの外側で混合するまで隔離しておき、風味シロップがノズル表面と接触しないようにすることで、ノズルによって分与される風味シロップが他のシロップと共通経路を共有しなくて済む。そうすることによって、すでに混合されている飲料の残留量が、その後混合される飲料と組み合わさることがありえず、従って、風味又は色の変化を防止できる。それに加えて、水の循環カーテンを生成し、風味をその中に空中内である角度で注入すると、その結果、風味シロップが効率よく混合され、流体が無理なく混合され、飲料が層状化することが妨げられ、炭酸の抜けが低減する。
シロップの異なる粘度によって生じる問題は、風味シロップインジェクタ内の角度を付けたノズルのサイズ及び量を変えることによって対処できる。従って、本発明の目的は、飲料分与デバイス用に風味シロップ及びフレーバーショットインジェクタを組み込んで、それによりデバイスのサイズを縮小する多風味飲料混合ノズルを形成することである。
本発明の更に別の目的は、異なる風味のシロップとフレーバーショットとの間で残留及び相互汚染の生じることを防止しつつ、多数の風味を分与することのできる多風味飲料混合ノズルを提供することである。本発明の別の目的は、空中で風味シロップと混合流体とを混合し、炭酸が抜けないようにしつつシロップを穏やかに(gentle)、ただし完全に混合する多風味飲料混合ノズルを提供することである。本発明の更に別の目的は、使用する部品点数が非常に少なく、製作に念入りな接着及び超音波溶接を必要としない多風味飲料混合ノズルを提供することである。本発明の更に別の目的は、風味シロップと混合流体との間の層状化を解消する多風味飲料混合ノズルを提供することである。
本発明の更に別の目的は、飲料が分与された後の混合流体の滴りを解消する多風味飲料混合ノズルを提供することである。なお、本発明の他の目的、特徴及び利点は、当業者ならば以下の説明に照らして明らかになるであろう。また、本発明の範囲は広くあるべきことを意図するものであって、本明細書に記載された特徴、要素又は工程のあらゆる一部のいかなる組合せも、意図する本発明の範囲の一部であることが理解されるべきである。
下方から見た好ましい実施形態による多風味飲料混合ノズルの分解図である。 上方から見た好ましい実施形態による多風味飲料混合ノズルの分解図である。 好ましい実施形態による、風味シロップインジェクタを取り外した状態の、入口キャップの断面図である。 好ましい実施形態による、インジェクタを取り外した状態の、内側本体の断面図である。 好ましい実施形態による、風味シロップインジェクタの分解図である。 好ましい実施形態による、風味シロップインジェクタの断面図である。 好ましい実施形態による、インジェクタが据え付けられる状態の、風味シロップインジェクタ組立体の斜視図及び部分断面図である。 好ましい実施形態による、係止板が取り外され、流体経路が見えている状態の、多風味飲料混合ノズルの断面図である。
本発明の詳細な実施形態が本明細書に開示されるが、開示される実施形態は、本発明の典型的な例にすぎず、各種の形態で具体化されうることが理解されるべきである。更に、図面は必ずしも縮尺通りになっておらず、いくつかの特徴は誇張されて特定の構成要素又は工程の詳細を示している可能性のあることが理解されるべきである。
図1乃至図8に図示されるように、飲料分与ノズル10は、係止板20と、Oリング22と、入口キャップ18、内側本体26と、少なくとも1つの風味シロップインジェクタ27と、本体28と、外側ノズル29とを備えている。好ましい実施形態において、図示される風味シロップインジェクタ27の個数は6であるが、当業者であれば、ただ1つであってもよく、また風味シロップインジェクタ27の総数は、分与される風味の望ましい数に依存し、またサイズ制約条件のみの制限を受けることを理解するであろう。
図1乃至図3において、入口キャップ18は、少なくとも1つの上側入口キャップ開口31と、少なくとも1つの下側入口キャップ開口41と、Oリング22が取り付けられる部材30の周りの周溝32と、部材30から外方向へ突き出ている位置合わせツメ34、35を含む円盤形状部材30を備える。入口キャップ18は、部材30の頂部中心から延在する中空円筒状伸長部36を更に備える。伸長部36の頂部にある入口40及び有刺端部39により、入口キャップ18を混合流体供給源(図示されていない)に接続し、混合流体を受け入れることができる。部材30の底部中心にあるキャビティ37は、伸長部36の中空部分及び入口ポート40と連通し、流体管38を形成する。逆止弁24がキャビティ37内に配設され、リングリテーナ25で適所に固定される。
好ましい実施形態において、図示される円盤形状部材30の上側入口キャップ開口31及び下側入口キャップ開口41の数は、6であるが、当業者であれば、ただ1つであってもよく、また上側入口キャップ開口31及び下側入口キャップ開口41の総数は、分与される風味の望ましい数に依存し、またサイズ制約条件のみの制限を受けることを理解するであろう。
図1、2、及び4において、内側本体26は、実質的にドラム状の形状を有し、内側本体26の頂部周から半径方向に延在する複数の内側本体スポーク50、複数の上側インジェクタ開口51、突き出ている段部78、及び複数の対応するスペーサーリング58を備える。開口51は、内側本体キャビティ52と連通し、更にこれが下側インジェクタ開口53と連通し、内側本体インジェクタ導管55を形成する。リング58は、開口51の内径に等しい内径を有し、開口51の位置を、内側本体26の上面を超えて伸長する。内側本体26の下側部分にある陥凹室54は、開口53の周りに円形壁56を形成する。内側本体キャビティ52は、内側本体インジェクタ導管55内に入るように部分的に延在する位置合わせ溝57を含む。
図1、2、5、及び6において、風味シロップインジェクタ27は、第1の端部83及び第2の端部84を備える実質的にチューブ状の形状を有する。流体導管69は、実質的に風味シロップインジェクタ27の中心を通って第1の端部83から第2の端部84へ延在する。第1の端部83は、入口ポート70及び有刺端部71を備え、これにより、風味シロップインジェクタ27を風味シロップ供給源(図示されていない)に接続することができる。風味シロップインジェクタ27は、Oリング75、76の据え付け用の円形Oリング溝72、73も備える。円形係止溝74が、第1の端部83とOリング溝72との間に配設される。第2の端部84は、出口ポート81であり、導管69に比べて直径が大きく、風味シロップインジェクタ27の長手方向軸からオフセットされており、インジェクタキャップ77が風味シロップインジェクタ27上にスナップ式に嵌る。
インジェクタキャップ77は、風味シロップインジェクタ27に関して出口ポート81の位置決めによって風味シロップインジェクタ27の長手方向軸からオフセットされる。インジェクタキャップ77は、少なくとも1つの方向に応じて角度が付けられるノズル85を含む。好ましい実施形態において、図示される方向に応じた角度が付けられるノズル85の個数は6であるが、当業者であれば、少なくとも1つの方向に応じた角度が付けられるノズル85が必要であるけれども、総数は、インジェクタキャップ77内の方向に応じた角度が付けられるノズル85のサイズ、配置、又は形状に応じて変わりうることを理解するであろう。インジェクタキャップ77は、方向に応じた角度が付けられるノズル85を正しく配置する位置合わせツメ79によって風味シロップインジェクタ27上に配設される。入口ポート70、流体導管69、出口ポート81、及びノズル85は、互いに流体によって連通し、風味シロップ流体通路82を形成する。
図1及び2において、本体28は、適宜で且つ周知の手段を使用して、本体28を標準的な飲料分与デバイスに接続することを可能にする取り付けリング部材90を備えている。取り付けリング部材90は、止めネジ97、98、99を受けるためのセルフタッピング穴91、92、93を更に備える。本体28の内周表面101は、取り付けリング90の底部を超えて延在し、チューブ状キャビティ102を形成する。位置合わせ溝103、104が、内周表面101の縁にそって取り付けリング部材90内に配設される。取り付けリング部材90の底面から突き出ているのが、複数のスライド式係止スリーブであり、このうちスライド式係止スリーブ105、106、及び107が図示される。
図1及び図2において、外側ノズル29は、中空の円錐台形状であり、外側ノズル29の断面積は頂部から底部に向かって徐々に減り、その結果、頂部に流体入口オリフィス120が形成され、底部により小さな流体出口オリフィス121が形成され、これらが外側ノズル29の中空内部と連通し、流体通路127を形成する。外側ノズル29の外面に配置される流体入口オリフィス120の下に、複数の係止ツメがあり、そのうち係止ツメ122、123、及び124が図示される。突き出ているノズルリング126が、係止ツメ122、123、及び124の下に配置され、流体入口オリフィス120の下から外に向かって延在する平坦な水平面を形成する。好ましい実施形態では、外側ノズル29は、外側ノズル29と一体であって、ひいては洗浄時にそれと一緒に取り外し可能なオーバーモールドされたシール128を備え、これにより、別のOリング又は類似の封止方法を用意する必要がなくなる。
図1及び図2において、円形の係止板20は、それぞれ止めネジ97、98、99を受ける開口部141、142、143を有する複数の丸みを帯びた矩形突起部135、136、137を備える。開口部141、142、143の形状は、ネジ頭が開口部141、142、143のより広い部分を通り抜けることができるが、この開口部がずらされ開口部の狭い部分の中でネジを係止したときには取り外せないような形状である。係止板の中心は、風味シロップインジェクタ27の突起セクション及び入口キャップ18の円筒状伸長部36と形状補完的である開口部147を有する。
図7では、風味シロップインジェクタ組立体150は、入口キャップ18、内側本体26、及び少なくとも1つの風味シロップインジェクタ27からなる。風味シロップインジェクタ27は、第1の端部83を下側本体インジェクタ開口53内に挿入することによって内側本体26の内側本体インジェクタ導管55内に挿入される。風味シロップインジェクタ27に関するインジェクタキャップ77のオフセット位置決めは、内側本体26内の位置合わせ溝57と形状補完的であり、ノズル85が飲料分与ノズル10の長手方向軸に向かってある角度をなすように内側本体26内に嵌装されたときに風味シロップインジェクタ27を位置に応じて適切に配置するものである。
インジェクタキャップ77を開口53内に嵌装することと組み合わせて、インジェクタキャップ77を風味シロップインジェクタ27上にスナップ式に嵌めることで、インジェクタキャップ77を風味シロップインジェクタ27上に固定する。好ましい実施形態において、長手方向軸に向かうノズル85の角度は、水平に対して3乃至6度であるが、当業者であれば、望ましい空中混合点で混合流体経路と交差する風味シロップ経路を形成する角度であれば十分であることを理解する。
Oリング76は、内側本体26と風味シロップインジェクタ27との間に水密シールを形成し、風味シロップインジェクタ27を摩擦で内側本体インジェクタ導管55内に取り付ける。逆止弁24は、キャビティ37内に配置され、キャビティ37内のリングリテーナ25をスナップ式に嵌合することによって適所に保持される。風味シロップインジェクタ27は、入口キャップ18の下側入口キャップ開口41内に、上側入口キャップ開口31及び入口キャップ18と連通している内側本体26上のスペーサーリング58から突き出るまで挿入される。
Oリング75は、入口キャップ18と風味シロップインジェクタ27との間に水密シールを形成し、風味シロップインジェクタ27を摩擦で入口キャップ18内に取り付ける。残りの風味シロップインジェクタ27も同様に取り付けられ、風味シロップインジェクタ組立体150を形成する。好ましい実施形態において、図示される風味シロップインジェクタ27の個数は6であるが、当業者であれば、任意の数の風味シロップインジェクタ27を使用することができ、その数は、サイズ制約条件のみの制限を受けることを理解するであろう。
図1、2、及び8では、風味シロップインジェクタ組立体150は、本体28内に嵌合する。入口キャップ18の位置合わせ溝34、35は、位置に応じて風味シロップインジェクタ組立体150を本体28内の適所に取り付けて係止する本体28の位置合わせ溝103、104に対し形状補完的である。外側ノズル29は、本体28に固定される。外側ノズル29上の係止ツメ122、123、124は、取り付けリング部材90のスライド式係止スリーブ105、106、107と形状補間的である。係止ツメ122、123、124をスライド式係止スリーブ105、106、107内に挿入することによって、係止ツメ122、123、124はスライド式係止スリーブ105、106、107と係合し、外側ノズル29を取り付けリング部材90に固定する。本体28内に内側本体26を据え付けることで、内側本体のスポーク50は本体28の内周表面101と連通し、内側本体のスポーク50と内周表面101との間に流体経路151を形成し、この経路は内側本体のスポーク50から下方へ、流体通路127にそって、突き出ている段部78の上及び周りに延在し、流体出口オリフィス121から出る。
図1、2、及び7では、係止板20(図7には図示されていない)は、(入口キャップ18、内側本体26、及び風味シロップインジェクタ27からなる)風味シロップインジェクタ組立体150を本体28に固定し、保持している。風味シロップインジェクタ27の突起セクション及び入口キャップ18の円筒状伸長部36と形状補完的である開口部147を有する係止板20は、風味シロップインジェクタ27の突起セクション及び入口キャップ18の円筒状伸長部36の上に外嵌する。取り付けリング部材90内のセルフタッピング穴91、92、93は、係止ネジ97、98、99を受け入れる。
係止ネジ97、98、99は、受側セルフタッピング穴91、92、93内に部分的にねじ込まれ、係止板20は、風味シロップインジェクタ27の突起セクション及び入口キャップ18の円筒状伸長部36の上の取り付けリング部材90上に配置される。円形の丸みを帯びた矩形突起部135、136、137の開口部141、142、143の中心を係止ネジ97、98、99上に配置することによって、係止板20は、入口キャップ18に封止される。係止板20を回すことによって、開口部141、142、143が風味シロップインジェクタ27の円形係止溝74と係合し、風味シロップインジェクタ組立体150を固定し、本体28と接触するように保持する。係止ネジ97、98、99を締め付けると、係止板20が本体28に固定される。
入口キャップ18及び内側本体26は、風味シロップインジェクタ組立体150の構成部品として互いに連通する。スペーサーリング58は、風味シロップインジェクタ27の据え付けによって下側入口キャップ41と位置が揃い、画成された流体通路152を入口キャップ18、内側本体26の間、及びスペーサーリング58の周りに形成される空隙内に形成する。流体通路152は、流体経路151及びその下の流体通路127、及びその上の流体導管69と流体で連通する。
作動中の飲料分与ノズル10は、適宜で且つ周知の手段を使用することによって飲料分与デバイスに取り付けられる。入口キャップ18は、混合流体供給源(図示されていない)から混合流体を受け取る。混合流体は、入口ポート70を通って入口キャップ18に入り、入口キャップ18を通り、流体導管38内を通り、流体通路152へ流れる。流体通路152内では、混合流体は、流体導管38から外方向へ四方八方に流れ、内側本体のスポーク50に向かい、内側本体のスポーク50と内周表面101との間の流体経路151を通る。混合流体は、流体通路127を通り、流体通路127の周りを流れ、突き出ている段部78を通り過ぎて流体出口オリフィス121のところの出口に流れる。混合流体の流体経路は、
図8における黒色の破線153によって示される。流体オリフィス121から出た後、混合流体は、流体オリフィス121の周囲の流体の均一な流れとともに水流として落下し、ノズル85を出るときに合体する。流体オリフィス121から出た後の混合流体の流体経路は、黒色の破線154によって示される。
風味シロップは、風味シロップ供給源(図示されていない)から風味シロップを受け取る入口ポート40を通って適切な風味シロップインジェクタ27内に入る。風味シロップは、圧力下で、風味シロップ流体通路82を通って流れる。風味シロップインジェクタ27を通る風味シロップの流体経路は、黒色の破線155によって示される。風味シロップ流体通路82から、圧力下で風味シロップが角度を付けられたノズル85から出るが、これらのノズル85は、飲料分与ノズル10の長手方向軸に向かって角度を付けられる。ノズル85から出た後の風味シロップの流体経路は、黒色の鎖線156によって示される。混合流体の経路と風味シロップの経路は、混合点157で交差し、そこで、組み合わさって飲料形成する。追加の異なるフレーバーが、上で説明されるのと同じように作動する他のインジェクタを通して分与される。
前述の好ましい実施の形態について本発明を説明してきたが、かかる説明は典型的な例のためにしかすぎず、当業者ならば明らかであるように、代替物、均等物、及び程度を変えた変更例が本発明の範囲内に入るであろう。従って、その範囲は、あらゆる点で前述の詳細な説明によって限定されるものではなく、むしろ、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。

Claims (71)

  1. 飲料混合ノズルであって、
    飲料分与デバイスに固定可能な本体と、
    前記本体に固定可能な外側ノズルと、
    前記本体と結合され、前記外側ノズルと連通する風味シロップインジェクタ組立体と、を備え、
    前記風味シロップインジェクタ組立体が、混合流体を前記外側ノズル内に供給するために混合流体供給源と結合される、前記組立体内を通る混合流体経路と、シロップ供給源と結合される風味シロップインジェクタと、を備え、
    これにより、前記風味シロップインジェクタは、前記外側ノズルの長手方向軸に向かってある角度で風味シロップを前記外側ノズル内に注入し前記風味シロップが混合流体と組み合わさって前記外側ノズルから出るように適合される飲料混合ノズル。
  2. 前記外側ノズルから出る前記混合流体が合体し前記外側ノズルの前記長手方向軸に実質的に平行な流れになる請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  3. 前記風味シロップインジェクタ組立体が、本体に固定可能な入口キャップであって該入口キャップを通るオリフィスを備える入口キャップと、前記入口キャップの下に位置決めされた内側本体と、を備え、前記内側本体が、前記入口キャップの前記オリフィスと位置合わせされる中を通るオリフィスを備えて導管を形成し、前記導管が前記風味シロップインジェクタを少なくとも部分的に前記導管内に据え付けるように適合され、これにより風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体と前記入口キャップとが結合される請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  4. 前記入口キャップが、前記混合流体経路の一部をなし前記入口キャップを通じて混合流体を供給する、前記入口キャップ内を通る流路を備える請求項3に記載の飲料混合ノズル。
  5. 前記内側本体が、前記入口キャップから相隔てて並び、これにより前記入口キャップの前記流路と連通し前記混合流体経路の一部をなす間隙を前記内側本体と前記入口キャップとの間に形成し、混合流体を前記内側本体上で半径方向外向きに供給する請求項4に記載の飲料混合ノズル。
  6. 前記内側本体が、前記内側本体の周縁にそって複数の経路を備え、更に、前記内側本体は、前記本体と相隔てて並び、これによって前記内側本体と前記本体との間に、前記内側本体上で半径方向外向きに流れる混合流体が前記複数の経路を通って前記間隙内に流れ込み、突き出ている段部上に流れ、前記外側ノズル内に流れ込むように前記混合流体経路の一部をなす間隙を形成する請求項5に記載の飲料混合ノズル。
  7. 前記内側本体が、前記内側本体と前記外側ノズルとが混合流体を前記外側ノズル内に供給する前記混合流体経路の一部をなすように前記外側ノズル内に部分的に延在する請求項6に記載の飲料混合ノズル。
  8. 前記風味シロップインジェクタが、インジェクタ本体とインジェクタキャップとを備える請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  9. 前記インジェクタキャップが、風味シロップの注入用の角度を付けられた複数の開口を備える請求項8に記載の飲料混合ノズル。
  10. 前記インジェクタキャップが、前記インジェクタ本体の長手方向軸からオフセットされた位置で前記インジェクタ本体上に嵌合する請求項8に記載の飲料混合ノズル。
  11. 飲料を分与した後に混合流体の滴りを防止するために前記入口キャップの前記流路内に配設される逆止弁を更に備える請求項5に記載の飲料混合ノズル。
  12. 前記風味シロップインジェクタ組立体、前記外側ノズル、及び前記風味シロップインジェクタを前記本体とともに固定するように適合された係止リングを更に備える請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  13. 前記入口キャップが、前記風味シロップインジェクタ組立体を前記本体と結合することを補助する、前記本体内の位置合わせ溝と形状補完的である、位置合わせツメを備える請求項3に記載の飲料混合ノズル。
  14. 前記本体が、前記外側ノズルを前記本体と結合するために前記外側ノズル上の係止ツメと形状補完的であるスライド式係止スリーブを備える請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  15. 前記風味シロップインジェクタが、前記風味シロップインジェクタが前記外側ノズルの出口オリフィス上に実質的に完全に置かれるように前記風味シロップインジェクタ組立体内に配設される請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  16. 前記風味シロップインジェクタ組立体が、第2のシロップ供給源と結合された第2の風味シロップインジェクタを備え、これにより、前記第2の風味シロップインジェクタは、前記第2の風味シロップを前記外側ノズルの長手方向軸に向かってある角度で前記外側ノズル内に注入して前記第2の風味シロップが混合流体と組み合わさって前記外側ノズルの下の空中において前記外側ノズルから出るように適合される請求項3に記載の飲料混合ノズル。
  17. 前記入口キャップが、その中を貫通する第2のオリフィスを備え、
    前記内側本体が、前記入口キャップの前記第2のオリフィスと位置を合わせ、前記第2の風味シロップインジェクタを中に据え付けるように適合される第2の導管を形成する第2のオリフィスを備える請求項16に記載の飲料混合ノズル。
  18. 前記外側ノズルが、オーバーモールドされたシールを備え、これによって前記外側ノズルは、前記本体に流体的に封止される請求項1に記載の飲料混合ノズル。
  19. 多風味飲料混合ノズルであって、
    飲料分与デバイスに固定可能な本体と、
    前記本体に固定可能な外側ノズルと、
    前記本体と結合され、前記外側ノズルと連通する風味シロップインジェクタ組立体とを備え、
    前記風味シロップインジェクタ組立体は、
    混合流体を前記外側ノズル内に供給するために混合流体供給源と結合される、前記組立体内を通る混合流体経路と、
    第1のシロップ供給源と結合される第1の風味シロップインジェクタであって、前記第1の風味シロップインジェクタが前記第1の風味シロップを前記外側ノズル内に注入し前記第1の風味シロップが混合流体と組み合わさるように適合される前記第1の風味シロップインジェクタと、
    第2のシロップ供給源と結合される第2の風味シロップインジェクタであって、前記第2の風味シロップインジェクタが前記第2の風味シロップを前記外側ノズル内に注入し前記第2の風味シロップが混合流体と組み合わさるように適合される前記第2の風味シロップインジェクタと、を備える多風味飲料混合ノズル。
  20. 前記第1の風味シロップインジェクタが、前記第1の風味シロップを前記外側ノズルの前記長手方向軸に向かってある角度で前記外側ノズル内に注入して前記第1の風味シロップが混合流体と組み合わさって前記外側ノズルの下の空中において前記外側ノズルから出るように適合される請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  21. 前記第2の風味シロップインジェクタが、前記第2の風味シロップを前記外側ノズルの前記長手方向軸に向かってある角度で前記外側ノズル内に注入して前記第2の風味シロップが混合流体と組み合わさって前記外側ノズルから出るように適合される請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  22. 前記外側ノズルから出る前記混合流体は合体して、前記外側ノズルの前記長手方向軸に実質的に平行な流れになる請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  23. 前記風味シロップインジェクタ組立体が、
    前記本体に固定可能な入口キャップであって該入口キャップを通る第1及び第2のオリフィスを備える入口キャップと、前記入口キャップの下に位置決めされた内側本体と、を備え、
    前記内側本体が前記入口キャップの前記第1及び第2のオリフィスとそれぞれ位置合わせされる中を通る第1及び第2のオリフィスを備えて第1及び第2の導管を形成し、前記第1及び第2の導管が前記第1の風味シロップインジェクタ及び前記第2の風味シロップインジェクタを少なくとも部分的に前記第1及び第2の導管内にそれぞれ据え付けるように適合され、これにより前記第1及び第2の風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体と前記入口キャップとが結合される、請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  24. 前記入口キャップが、前記混合流体経路の一部をなし前記入口キャップを通じて混合流体を供給する、前記入口キャップ内を通る流路を備える請求項23に記載の多風味飲料混合ノズル。
  25. 前記内側本体が、前記入口キャップから相隔てて並び、これにより前記入口キャップの前記流路と連通し前記混合流体経路の一部をなす間隙を前記内側本体と前記入口キャップとの間に形成し、混合流体を前記内側本体上で半径方向外向きに供給する請求項24に記載の多風味飲料混合ノズル。
  26. 前記内側本体が、前記内側本体の周縁にそって複数の経路を備え、更に、前記内側本体は、前記本体と相隔てて並び、これによって前記内側本体と前記本体との間に、前記内側本体上で半径方向外向きに流れる混合流体が前記複数の経路を通って前記間隙内に流れ込み、突き出ている段部上に流れ、前記外側ノズル内に流れ込むように前記混合流体経路の一部をなす間隙を形成する請求項25に記載の多風味飲料混合ノズル。
  27. 前記内側本体が、前記内側本体と前記外側ノズルとが混合流体を前記外側ノズル内に供給する前記混合流体経路の一部をなすように前記外側ノズル内に部分的に延在する請求項26に記載の多風味飲料混合ノズル。
  28. 前記第1及び第2の風味シロップインジェクタが、それぞれ、インジェクタ本体とインジェクタキャップとを備える請求項19に記載の飲料混合ノズル。
  29. それぞれのインジェクタキャップが、風味シロップの注入用の角度を付けられた複数の開口を備える請求項28に記載の多風味飲料混合ノズル。
  30. それぞれのインジェクタキャップが、前記インジェクタ本体の長手方向軸からオフセットされた位置でインジェクタ本体上にスナップ式に嵌合する請求項28に記載の多風味飲料混合ノズル。
  31. 飲料を分与した後に混合流体の滴りを防止するために前記入口キャップの前記流路内に配設される逆止弁を更に備える請求項24に記載の多風味飲料混合ノズル。
  32. 前記風味シロップインジェクタ組立体、前記外側ノズル、及び前記第1及び第2の風味シロップインジェクタを前記本体とともに固定するように適合された係止リングを更に備える請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  33. 前記入口キャップは、前記風味シロップインジェクタ組立体を前記本体と結合することを補助する、前記本体内の位置合わせ溝と形状補完的である、位置合わせツメを備える請求項23に記載の多風味飲料混合ノズル。
  34. 前記本体が、前記外側ノズルを前記本体と結合するために前記外側ノズル上の係止ツメと形状補完的であるスライド式係止スリーブを備える請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  35. 前記第1及び第2の風味シロップインジェクタが、前記第1及び第2の風味シロップインジェクタが前記外側ノズルの出口オリフィス上に実質的に完全に置かれるように前記風味シロップインジェクタ組立体内に配設される請求項19に記載の多風味飲料混合ノズル。
  36. 前記外側ノズルがオーバーモールドされたシールを備え、これによって前記外側ノズルは、本体に流体的に封止される請求項19に記載の飲料混合ノズル。
  37. 多風味飲料混合ノズルであって、
    飲料分与デバイスに固定可能な本体と、
    前記本体に固定可能な外側ノズルと、
    前記本体に固定可能な入口キャップであって該入口キャップを通るオリフィスを備える入口キャップと、
    前記入口キャップの下に位置決めされる内側本体であって、これによって、前記入口キャップと前記内側本体とが、混合流体供給源と結合され、混合流体を前記外側ノズル内に供給するように適合される混合流体流路の少なくとも一部を画成し、更にこれによって、前記内側本体は、前記入口キャップの前記オリフィスと位置合わせされる中を通るオリフィスを備えて導管を形成する内側本体と、
    風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体と前記入口キャップとが結合されるように前記導管内に少なくとも一部が据え付けられる前記風味シロップインジェクタであって、これにより、前記風味シロップインジェクタは、シロップ供給源と結合され、風味シロップが混合流体と組み合わさるように前記風味シロップを前記外側ノズル内に注入するように適合される、前記風味シロップインジェクタとを備える多風味飲料混合ノズル。
  38. 前記風味シロップインジェクタが、前記導管から取り外し可能であり、また別の風味シロップインジェクタと交換可能である請求項37に記載の多風味飲料混合ノズル。
  39. 前記風味シロップインジェクタが、前記風味シロップを前記外側ノズルの前記長手方向軸に向かってある角度で前記外側ノズル内に注入して前記風味シロップが混合流体と組み合わさって前記外側ノズルの下の空中において前記外側ノズルから出るように適合される請求項37に記載の多風味飲料混合ノズル。
  40. 前記外側ノズルから出る前記混合流体は合体して、前記外側ノズルの前記長手方向軸に実質的に平行な流れになる請求項39に記載の飲料混合ノズル。
  41. 前記入口キャップが、前記混合流体経路の一部をなし前記入口キャップを通じて混合流体を供給する、前記入口キャップ内を通る流路を備える請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  42. 前記内側本体が、前記入口キャップから相隔てて並び、これにより前記入口キャップの前記流路と連通し前記混合流体経路の一部をなす間隙を前記内側本体と前記入口キャップとの間に形成し、混合流体を前記内側本体上で半径方向外向きに供給する請求項41に記載の飲料混合ノズル。
  43. 前記内側本体が、前記内側本体の周縁にそって複数の経路を備え、更に、前記内側本体は、前記本体と相隔てて並び、これによって前記内側本体と前記本体との間に、前記内側本体上で半径方向外向きに流れる混合流体が前記複数の経路を通って前記間隙内に流れ込み、突き出ている段部上に流れ、前記外側ノズル内に流れ込むように前記混合流体経路の一部をなす間隙を形成する請求項42に記載の飲料混合ノズル。
  44. 前記内側本体が、前記内側本体と前記外側ノズルとが混合流体を前記外側ノズル内に供給する前記混合流体経路の一部をなすように前記外側ノズル内に部分的に延在する請求項43に記載の飲料混合ノズル。
  45. 前記風味シロップインジェクタが、インジェクタ本体とインジェクタキャップとを備える請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  46. 前記インジェクタキャップが、風味シロップの注入用の角度を付けられた複数の開口を備える請求項44に記載の飲料混合ノズル。
  47. 前記インジェクタキャップが、前記インジェクタ本体の長手方向軸からオフセットされた位置で前記インジェクタ本体上にスナップ式に嵌合する請求項45に記載の飲料混合ノズル。
  48. 飲料を分与した後に混合流体の滴りを防止するために前記入口キャップの前記流路内に配設される逆止弁を更に備える請求項41に記載の飲料混合ノズル。
  49. 前記入口キャップ、前記風味シロップインジェクタ、及び前記外側ノズルを前記本体とともに固定するように適合された係止リングを更に備える請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  50. 前記入口キャップが、前記入口キャップを前記本体と結合することを補助する、前記本体内の位置合わせ溝と形状補完的である、位置合わせツメを備える請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  51. 前記本体が、前記外側ノズルを前記本体と結合するために前記外側ノズル上の係止ツメと形状補完的であるスライド式係止スリーブを備える請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  52. 前記風味シロップインジェクタが、前記風味シロップインジェクタが前記外側ノズルの出口オリフィス上に実質的に完全に置かれるように前記導管内に配設される請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  53. 前記入口キャップが、その中を貫通する第2のオリフィスを備え、
    前記内側本体は、前記入口キャップの前記第2のオリフィスと位置を合わせ、第2の導管を形成する第2のオリフィスを備える請求項37に記載の多風味飲料混合ノズル。
  54. 第2の風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体と前記入口キャップとが結合されるように前記第2の導管内に少なくとも一部が据え付けられる前記第2の風味シロップインジェクタであって、これにより、前記第2の風味シロップインジェクタは、第2のシロップ供給源と結合され、前記第2の風味シロップが混合流体と組み合わさるように前記第2の風味シロップを前記外側ノズル内に注入するように適合される、前記第2の風味シロップインジェクタを更に備える請求項53に記載の多風味飲料混合ノズル。
  55. 前記第2の風味シロップインジェクタが、前記第2の風味シロップを前記外側ノズルの前記長手方向軸に向かってある角度で前記外側ノズル内に注入して前記第2の風味シロップが混合流体と組み合わさって前記外側ノズルの下の空中において前記外側ノズルから出るように適合される請求項54に記載の多風味飲料混合ノズル。
  56. 前記第2の風味シロップインジェクタが、前記第2の導管から取り外し可能であり、また別の風味シロップインジェクタと交換可能である請求項54に記載の多風味飲料混合ノズル。
  57. 前記第2の風味シロップインジェクタが、前記風味シロップインジェクタが前記外側ノズルの出口オリフィス上に実質的に完全に置かれるように前記第2の導管内に配設される請求項54に記載の飲料混合ノズル。
  58. 前記外側ノズルは、オーバーモールドされたシールを備え、これによって前記外側ノズルが、本体に流体的に封止される請求項37に記載の飲料混合ノズル。
  59. 多風味飲料混合ノズルを組み立てる方法であって、
    内側本体を入口キャップの下に、前記内側本体の第1及び第2のオリフィスがそれぞれ前記入口キャップの第1及び第2のオリフィスと位置を合わせ、第1及び第2の導管を形成するように位置決めする工程と、
    第1の風味シロップインジェクタの少なくとも一部を前記第1の導管内に据え付けて、前記第1の風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体が前記入口キャップと結合するようにする工程と、
    第2の風味シロップインジェクタの少なくとも一部を前記第2の導管内に据え付けて、前記第2の風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体が前記入口キャップと結合するようにする工程と、
    前記入口キャップを本体に取り付ける工程と、
    外側ノズルを前記本体に固定する工程とを含む多風味飲料混合ノズルを組み立てる方法。
  60. 係止リングを前記入口キャップ並びに前記第1及び第2の風味シロップインジェクタの上に置く工程と、
    前記入口キャップ並びに前記第1及び第2の風味シロップインジェクタを前記係止リングを介して前記本体に固定する工程とを含む請求項59に記載の多風味飲料混合ノズルを組み立てる方法。
  61. 前記入口キャップを前記本体に固定する工程が、
    前記入口キャップを前記本体内に嵌合する工程と、
    前記入口キャップの位置合わせツメを前記位置合わせツメと形状補完的な前記本体内の位置合わせ溝に関して位置決めする工程とを含む請求項60に記載の多風味飲料混合ノズルを組み立てる方法。
  62. 前記外側ノズルを前記本体に固定する工程が、前記外側ノズルの係止ツメを前記本体のスライド式係止スリーブに関して位置合わせする工程を含む請求項59に記載の多風味飲料混合ノズルを組み立てる方法。
  63. 前記第1及び第2の風味シロップインジェクタの組み立て工程が、インジェクタキャップをインジェクタ本体上にスナップ式に嵌合する工程を含む請求項59に記載の多風味飲料混合ノズルを組み立てる方法。
  64. 多風味飲料混合ノズル内の部品を取り外し、交換するための方法であって、
    風味シロップインジェクタと風味シロップ供給源との接続を外す工程と、
    混合流体経路と混合流体供給源との接続を外す工程と、
    飲料分与デバイスから本体を取り外す工程と、
    外側ノズルを前記本体から取り外す工程と、
    風味シロップインジェクタ組立体を前記本体から取り外す工程と、
    風味シロップインジェクタを前記風味シロップインジェクタ組立体から取り外す工程と、
    新しい風味シロップインジェクタを前記風味シロップインジェクタ組立体内に挿入する工程と、
    前記風味シロップインジェクタ組立体を前記本体と再結合する工程と、
    前記外側ノズルを前記本体と再結合する工程と、
    前記本体を飲料分与デバイスと再結合する工程と、
    前記混合流体経路と混合流体供給源とを再接続する工程と、
    前記新しい風味シロップインジェクタを前記風味シロップ供給源又は新しい風味シロップ供給源と再接続する工程とを含む多風味飲料混合ノズル内の部品を取り外し、交換するための方法。
  65. 新しい風味シロップインジェクタを前記風味シロップインジェクタ組立体内に挿入する工程が、
    内側本体を入口キャップの下に、前記内側本体のオリフィスが前記入口キャップのオリフィスと位置を合わせ、導管を形成するように位置決めする工程と、
    前記新しい風味シロップインジェクタの少なくとも一部を前記導管内に据え付けて、前記新しい風味シロップインジェクタの据え付けで前記内側本体が前記入口キャップと結合し、これにより前記風味シロップインジェクタ組立体を形成するようにする工程とを含む請求項64に記載の多風味飲料混合ノズル内の部品を取り外し、交換するための方法。
  66. 多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法であって、
    風味シロップを風味シロップ供給源から、本体及び内側本体と結合される入口キャップによって形成される導管内に据え付けられる風味シロップインジェクタに供給する工程と、
    混合流体を混合流体供給源から、前記入口キャップ及び前記内側本体を通る混合流体経路を介して前記本体と結合される外側ノズルに供給する工程と、
    前記混合流体を前記外側ノズルの外部に供給する工程と、
    前記風味シロップを前記風味シロップインジェクタから前記ノズルの外部に供給する工程と、
    前記風味シロップと前記混合流体とを組み合わせて前記ノズルの外部に送る工程とを含む多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法。
  67. 前記風味シロップを前記風味シロップインジェクタから供給する工程が、前記風味シロップを前記風味シロップインジェクタから、前記風味シロップが前記外側ノズルと接触することなく前記混合流体流の中心で混合流体と接触するような角度で注入する工程を含む請求項66に記載の多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法。
  68. 混合流体を混合流体供給源から外側ノズルに供給する工程が、
    前記混合流体を前記混合流体供給源から前記入口キャップ内の入口ポートに供給する工程と、
    前記混合流体を、前記入口キャップを貫通して延在する流路を介して前記入口ポートから前記入口キャップに通して供給する工程と、
    前記混合流体を前記流路から前記入口キャップと前記内側本体との間のスペース内に供給し、前記混合流体が前記内側本体上で半径方向外向きに流れる工程と、
    前記混合流体を前記入口キャップと前記内側本体との間の前記スペースから前記内側本体と前記本体との間のスペースに、前記内側本体の周縁にそって配設される複数の経路を介して、供給する工程と、
    前記混合流体を、前記内側本体の周縁にそって配設される前記複数の経路から突き出ている段部上に供給する工程と、
    前記混合流体を前記突き出ている段部から前記内側本体と前記外側ノズルとの間のスペースに供給する工程と、
    前記混合流体を前記内側本体と前記外側ノズルとの間の前記スペースから前記外側ノズル内に供給する工程とを含む請求項66に記載の多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法。
  69. 第2の風味シロップを第2の風味シロップ供給源から前記入口キャップと前記内側本体とによって形成される第2の導管内に据え付けられる第2の風味シロップインジェクタに供給する工程と、
    前記第2の風味シロップを前記第2の風味シロップインジェクタから前記混合流体流内に供給する工程と、
    前記第2の風味シロップと前記混合流体とを組み合わせる工程とを含む請求項66に記載の多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法。
  70. 前記第2の風味シロップを前記第2の風味シロップインジェクタから前記ノズルの外部に供給する工程が、前記第2の風味シロップを前記第2の風味シロップインジェクタから、前記第2の風味シロップが前記外側ノズルと接触することなく前記混合流体と接触するような角度で注入する工程を含む請求項69に記載の多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法。
  71. 第2の風味シロップを第2の風味シロップ供給源から前記入口キャップと前記内側本体とによって形成される第2の導管内に据え付けられる第2の風味シロップインジェクタに供給する工程と、
    前記第2の風味シロップを前記第2の風味シロップインジェクタから前記ノズルの外部に供給する工程と、
    前記第1の風味シロップと前記第2の風味シロップと前記混合流体とを組み合わせる工程とを含む請求項66に記載の多風味飲料混合ノズルを使用して飲料物を形成する方法。
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