JP2011512749A - リモート・コンピュータからの移動体デバイス機能の利用 - Google Patents

リモート・コンピュータからの移動体デバイス機能の利用 Download PDF

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Abstract

別の計算機から移動体デバイスの情報および機能を利用するための種々の技術および技法を開示する。移動体からの通信情報を用いてデーター・ストアを更新するために、同期動作を実行する。この同期動作は、移動体デバイスによってワイヤレスに実行される。別の計算機のユーザーは、移動体デバイスとは別に、データー・ストアに格納されている通信情報にアクセスすることができる。別の計算機のユーザーは、この別の計算機から移動体デバイスにおいてリモートに動作を開始することができる。例えば、ユーザーは、別の計算機から移動体デバイスを通じてテキスト・メッセージの送出を開始することができる。別の例として、ユーザーは、別の計算機から移動体デバイスを通じてコールを開始することができる。
【選択図】 図1

Description

従来技術
今日の技術界では、種々の移動体デバイスをいつでも人々によって用いることができる。移動体デバイスの例には、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、ワイヤレス・フォン、PDAフォン、ラップトップ、車両デバイス、および埋め込みデバイスが含まれ、その他にも多くの例をあげることができる。一部の移動体デバイスは、電話をかけるため、個人情報にアクセスするため、テキスト・メッセージおよび電子メールを送るため、そしてときとして会社のネットワーク・アプリケーションに遠方から接続するためにも用いられる。多くの移動体デバイスは、ワイヤレス能力を有し、移動中でも人々はメッセージを送ることができる。例えば、SMSテキスト・メッセージおよび/または電子メールは、多くのセル・フォンおよびPDAフォンから送ることができる。
社会の移動性が増すに連れて、これらの移動体デバイスは増々頻繁に用いられるようになり、オフィス環境に設けるために用いられていた機能に取って代わりつつある。例えば、電話システムの中には、着信呼をある人のオフィス電話機に最初にルーティングし、次にその人の移動電話機にルーティングする等のことを、その人を突き止めるまで行うものもある。場合によっては、移動電話機はある人が規則的に用いる唯一の電話機であることもある。
更に、人が他のシステムに格納されている情報に関するデーターを、移動体デバイスに入力することもできる。例えば、ユーザーが約束を移動体デバイスに入力する場合、同期動作が開始されなければ、そのデーターは仕事場におけるユーザーのカレンダーに自動的に書き込まれない。典型的な同期動作では、移動体デバイスがUSBまたはその他のケーブルと繋がれる必要があり、あるいはワイヤレス接続を確立するために、同期を行うコンピュータに近接させる必要がある。
ユーザーがこの同期を行うのを忘れた場合、またはそれ以外でもユーザーが移動体デバイスから遠ざかっている場合、移動体特定機能と共に貴重な通信情報にユーザーがアクセスおよび/または利用することが不可能になる。
別の計算機から移動体デバイスの情報および機能を利用するための種々の技術および技法を開示する。移動体からの通信情報を用いてデーター・ストアを更新するために、同期動作を実行する。この同期動作は、移動体デバイスによってワイヤレスに実行される。別の計算機のユーザーは、移動体デバイスとは別に、データー・ストアに格納されている通信情報にアクセスすることができる。別の計算機のユーザーは、この別の計算機から移動体デバイスにおいてリモートに動作を開始することができる。
一実現例では、別の計算機から移動体デバイスを通じてテキスト・メッセージの送出を開始する方法について記載する。テキスト・メッセージについてのメッセージ詳細が受信される。メッセージの詳細は、別の計算機のユーザーによって入力されたものである。テキスト・メッセージは、サーバー側のアウトボックスに入れられる。このテキスト・メッセージは、移動体デバイスのワイヤレス接続を通じて、移動体デバイスのアウトボックスに同期させられ、これによってテキスト・メッセージは移動体デバイスによって送られる。
別の実現例では、別の計算機を用いて移動体デバイスを通じて遠隔ダイアリング(dialing)を開始する方法について記載する。別の計算機のユーザーからの入力が受信され、移動体デバイスを通じてコールを行う電話番号を特定する。移動体デバイスとの接続が確立され、第三者にコールを行うために、移動体デバイスにおいてダイアリング・プロセスが開始される。移動体デバイスおよび別の計算機との接続が、同時に維持される。別の計算機に送信するために、移動体デバイスから1つ以上のデーター・パケットが受信される。移動体デバイスからのデーター・パケット(1つまたは複数)は、第三者の発話音声を含む。第三者に送信するために、1つ以上のデーター・パケットが移動体デバイスに送られる。移動体デバイスに送られたデーター・パケット(1つまたは複数)は、別の計算機のユーザーの発話音声を含む。呼が終了するまで、データー・パケットは順方向および逆方向に送信され続ける。
この摘要は、詳細な説明において以下で更に説明する概念から選択したものを、簡略化した形態で紹介するために設けられている。この摘要は、特許請求する主題の鍵となる特徴や必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を判断する際に補助として用いられることを意図するのでもない。
図1は、一実現例の移動体デバイス通信システムの概略線図である。
図2は、他の計算機から移動体デバイス特定機構を用いる際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図3は、別の計算機から、ユーザーがSMS/MMSメッセージを作成し、特定の移動体デバイスに対してSMS/MMSメッセージに返答することを可能にする際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図4は、サーバーがSMS/MMSメッセージを移動体デバイスに同期させて送る際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図5は、サーバーにおけるデーターを、移動体において受信したSMS/MMSメッセージと同期させる際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図6は、ユーザーが移動体デバイスとは別にデーターにアクセスすることを可能にするために、移動体デバイスにおいて着信コール履歴および/またはミス・コール(missed call)履歴をサーバーと同期させる際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図7は、ユーザーが別の計算機から移動体デバイスのコール履歴および/またはミス・コールにアクセスすることを可能にする際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図8は、ユーザーが移動体デバイスを経由してルーティングされる電話コール(telephone call)を計算機から開始することを可能にする際に必要となる段階を示す、一実現例のプロセス流れ図である。
図9は、別の計算機からの移動体情報の目視を示す、一実現例のシミュレーション画面である。
図10は、別の計算機からの移動体デバイスに対するSMSメッセージの作成および送出の開始を示す、一実現例のシミュレーション画面である。
図11は、別の計算機からの移動体デバイスに対するミス・コールの視認、および任意の折返しコールの開始を示す、一実現例のシミュレーション画面である。
図12は、移動体デバイスからダイアルされこれを経由するコールの別の計算機からの開始を示す、一実現例のシミュレーション画面である。
図13は、新たなメッセージが移動体デバイスに到達したことを示すために、どのようなプログラムの作業中であってもユーザーに警告を表示する様子を示す、一実現例のシミュレーション画面である。
図14は、一実現例のコンピュータ・システムの概略線図である。
本明細書では、移動体デバイスの機能および/または情報を別の計算機から利用および/またはアクセスすることを可能にするアプリケーションとして、一般的な文脈において技術および技法について説明することができるが、これらの技術および技法は、これらに加えて、他の目的にも役立つものである。一実現例では、本明細書において記載する技法の1つ以上は、MICROSOFT(登録商標)Outlook Web Access(OWA)またはMICROSOFT(登録商標)Office OUTLOOK(登録商標)のような通信および情報管理プログラムから、あるいは移動体デバイスとの同期を実行する、またはそれ以外で移動体デバイスからの情報を用いる他の任意のタイプのプログラムまたはサービスから、MICROSOFT(登録商標)AirSyncのような同期プログラム内にある機構として実装することができる。
一実現例では、前述した技法の一部または全部が、別のコンピュータから移動体デバイスの機能にワイヤレスでアクセスすることをユーザーに可能にするために用いることができる。非限定的な一例として、ユーザーは、別のコンピュータを用いて、移動体デバイスのショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージを見てこれに応答することができる。別の非限定的な一例として、ユーザーは、別のコンピュータを用いて、移動体デバイスのミス・コール(missed call)履歴および/または総合コール履歴にワイヤレスにアクセスすることができる。更に別の非限定的な一例として、ユーザーは、移動体デバイスが物理的にユーザーから離れて位置する別の国または場所にある場合でも、別のコンピュータからコールを開始して、移動体デバイスを通じてワイヤレスに電話をかけることができる。これらの特徴を可能にする技術および技法について、図1から図12において更に詳しく説明する。
図1は、一実現例の移動体通信システム100の概略線図である。一実現例では、移動体デバイス通信システム100は、移動体デバイス108が、計算機102およびサーバー106のような別の計算機に対して多数の機構を露出する通信サーバーのように動作することを可能にする。計算機102およびサーバー106は、有線またはワイヤレス接続を通じてネットワーク104に結合されている。ネットワーク104は、インターネット、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、あるいはその他のタイプの有線またはワイヤレス・ネットワークのような、種々のタイプのネットワークの内の1つとすることができる。移動体デバイス108は、セルラー・ネットワーク110にワイヤレス様式で結合されている。セルラー・ネットワーク110は、メッセージを移動体デバイスに配信し、メッセージを移動体デバイスから受信することを役割とするネットワークである。セルラー・ネットワーク110は、しかしながら、ワイヤレス・コンポーネントおよび有線コンポーネントの双方を含んでもよい。例えば、セルラー・ネットワーク110は、有線電話ネットワークにリンクされているセルラー・タワーを含むことができる。通例、セルラー・タワーは移動体デバイスに対して双方向に通信を伝える。
ゲートウェイ111は、セルラー・ネットワーク110とネットワーク104との間でメッセージをルーティングする役割を果たす。例えば、サーバー106は、移動体デバイス108に宛てられたデーターを、ゲートウェイ111を経由して送ることができる。逆に、セルラー・ネットワーク110に接続されている移動体デバイスを有するユーザーは、インターネットにアクセスすることができる。ゲートウェイ111は、HTTPおよびその他のメッセージをセルラー・ネットワーク110とネットワーク104との間で転送することを可能にする。
一実現例では、サーバー106は、移動体デバイス108とデーター・ストア107との間で生じた変化を同期させる同期動作を実行する役割を果たす。データー・ストア107は、サーバー106に格納されているか、または移動体デバイス108とは別の他の何らかの計算機に格納されている。一実現例では、この同期動作は双方向であり、ある時点において変化が双方向で同期されることを意味する。双方向同期という想定場面では、移動体デバイスにあるデーターに変化が生ずると、その更新した情報を有するために、ある時点でデーター・ストア107を更新する。同様に、ユーザーが計算機102(またはサーバー106)から移動体デバイスの機能にアクセスするときにデバイスのデーターに変化が生じた場合、移動体デバイス108が更新した情報を含むように、データー・ストア107が移動体デバイス108と同期される。
一実現例では、データー・ストア107は、ショート・メッセージ・サービス(SMS)テキスト・メッセージ、テキスト・メッセージおよび/または1つ以上のマルチメディア・オブジェクト(写真のような)を含むマルチメディア・メッセージ・サービス(MMS)メッセージ、ミス・コール履歴、総合コール履歴、音声メッセージ、電子メール・メッセージ、カレンダー、連絡先、作業、および/または移動体デバイス108および/またはその他のソースから提供される多数のタイプの情報を含むことができる。この同期は、移動体デバイスとワイヤレスで行われるが、サーバー106は、先に述べたように、有線接続またはワイヤレス接続を有することができる。ネットワーク104へのワイヤレス接続を有するのは移動体デバイスであるので、本明細書において移動体デバイスとのワイヤレス通信に言及するときはいつでも、この事実に言及するのであり、計算機102またはサーバー106がネットワーク104と有線接続またはワイヤレス接続を有するか否かに言及するのではない。
一実現例では、同期動作は、何らかのユーザーが定めた設定またはアドミニストレータが定めた設定において指定されるように、予定に基づいてというように、サーバーによって周期的に開始される。別の実現例では、ユーザーが計算機102からリモートに移動デバイス108の機構を開始するときに、サーバー106によって同期動作が開始される。あるいはまたは加えて、同期動作は、移動体デバイス108からの情報にアクセスする計算機102からの要求を受けたときに、サーバーによって開始することができる。更に別の実現例では、同期動作は、移動体デバイス108における情報が変化したときのように、周期的に移動体デバイス108によって開始される。これらの同期の想定場面について、本明細書において図2から図13において更に詳しく説明する。
ユーザーは、計算機102のような、別の計算機を利用して、移動体デバイス108および/または他の場所から来てデーター・ストア107に格納されている情報にアクセスすることができる。例えば、図7において記載するように、ユーザーは、移動体デバイスにおいてミス・コールのリストに、移動体デバイスから遠ざかっている間にアクセスすることができる。このような想定場面では、図6において記載するように、計算機102は、サーバー106とまたはデーター・ストア107と直接通信して、移動体デバイスから同期された情報をデーター・ストア107から取り出すアプリケーションを有する。計算機102において移動他愛デバイスからの情報を表示するアプリケーションは、オフィス電話機、オフィス電子メールなどのような他の場所からの情報を含むこともできる。この例では、アプリケーションは、統一メッセージングまたは通信システムとすることができ、1つ以上の移動体デバイスからワイヤレスで同期させたデーターを含む、複数の場所からの情報およびメッセージを一緒にすることができる。
また、移動体デバイス108の他の多くの機構も、移動体デバイスに宛てられたSMSおよび/またはMMSメッセージの作成および/またはそれに対する応答のように、アクセスおよび/または開始することができる。図3から図5のプロセスにおいて更に詳細に説明するが、SMSメッセージおよび/またはMMSメッセージは、計算機102から開始することができるが、移動体デバイス108を経由して送ることができる(移動体デバイス108が計算機102とは別の場所にある間であっても)。図8において更に詳しく説明するが、移動体デバイス108が計算機102から離れて位置していても、電話コールを計算機102から開始し、次いで移動体デバイス108を通じてダイアルすることができる。
以下の図では、移動体デバイス108がどのように通信サーバーとして動作してある種の機構へのリモート・アクセスを提供するか、および/または移動体デバイス108がどのようにして、1つ以上の他の計算機(計算機102のような)からアクセスするために、データーをサーバー106とワイヤレスで同期させることができるかについて例示するために、追加の例および詳細を示す。
ここで図2から図8に移ると、移動体デバイス通信システム100の1つ以上の実現例を実現するための段階について詳細に記載されている。実現例によっては、図2から図8のプロセスが(図14の)計算機500の動作ロジックに少なくとも部分的に実装されることもある。
図2は、他のデバイスから移動体デバイス特定機構を用いる際に必要となる段階の一実現例を示すプロセス流れ図200である。移動体デバイスをユーザーによって通常通りに使わせる(段階202)。移動体デバイスにおいてある種の通信情報が変化すると、サーバーは移動体デバイス(図1における108)におけるデーターをリモート・データー・ストア(図1における107)とネットワークを通じて同期させる(段階204)。同期させる通信情報のタイプの非限定的な例の一部には、SMSメッセージ、MMSメッセージ、ミス・コール履歴、および/または完了コール履歴が含まれる。先に述べたように、同期動作は、新たなデーターが要求されたときからある時間期間が経過したことに応答して、ユーザーが移動体デバイスにおける機能を別の計算機から遠隔で開始することを望むときにサーバーによる要求があったときに、データーが変化したために移動体デバイスから要求があったときに、および/または移動体デバイスの現情報にアクセスしたい計算機から要求があったときに、サーバーによって開始することができる。
ユーザーは、ネットワークを通じて、サーバーに格納されている移動体デバイスのデーターに他の計算機を用いてアクセスすることができる(段階206)。言い換えると、計算機におけるクライアント・アプリケーションから要求があると、サーバーは、移動体デバイスから最新情報を表示する、データー・ストアからのデーターによって応答することができる。現在リモート・データー・ストアに(コピーとして)含まれている移動体デバイスからの情報をユーザーが見てアクセスすることを可能にすることによって、ユーザーは、移動体デバイスから遠ざかっているときでも移動体デバイスにおいて起こった通信活動を追跡することができる。あるいはまたは加えて、ユーザーは他の計算デバイスから、ネットワークを通じて、1つ以上の移動体デバイス特定機構をリモートに開始することもできる(段階208)。移動体デバイスにおける機構の遠隔開始の非限定的な一例には、計算機から開始される、計算機におけるSMS/MMSメッセージの作成および/またはその応答が含まれる。別の非限定的な一例には、計算機からの電話コールの開始が含まれ、この電話コールは、次いで移動体デバイスからルーティングおよびダイアルされる。これら種々の想定場面について、これより以下に続くプロセスおよびシミュレーション画面において更に詳細に説明する。
図3は、ユーザーが別の計算機から特定の移動体デバイスに対するSMSおよび/またはMMSメッセージを作成しそれに返答することを可能にする際に必要となるステップの一実現例を示すプロセス流れ図230である。計算機のユーザーから選択が受信され、SMSおよび/またはMMSメッセージを作成するか、あるいは移動体デバイスに送られたSMSおよび/またはMMSメッセージに対して返答する(段階232)。新たなメッセージを作成するまたは既存のメッセージに対する応答を作成するために、1つ以上の作文形態が計算機のユーザーに表示される(段階234)。SMSメッセージを宛てる先の他方のデバイスの電話番号、およびメッセージの本文というような、1つ以上の作文様式における関連欄を埋めるために、ユーザーから入力を受ける(段階236)。言い換えると、移動体デバイスとは完全に別のコンピュータを用いて、ユーザーはメッセージをタイプして、後にこのメッセージをSMSテキスト・メッセージおよび/またはMMSマルチメディア・メッセージとして移動体デバイスから直接送る。一旦ユーザーが情報を作文様式に入力し終えると、計算機のユーザーから送出選択が受け取られる(段階238)。SMSおよび/またはMMSメッセージは、サーバー側アウトボックスに置かれ、これによって移動体デバイスとの同期を促す(段階240)。この同期について、図4において更に詳細に説明する。
図4は、サーバーがSMSメッセージおよび/またはMMSメッセージを送るために移動体デバイスに同期させる際に必要となる段階の一実現例を示すプロセス流れ図260である。サーバーは、SMSメッセージおよび/またはMMSメッセージを移動体デバイスにおけるそれぞれのアウトボックスに同期させる(段階262)。移動体デバイスのアウトボックスにおけるアウトボックス状態のこの変化を受けて、丁度ユーザーがメッセージを直接デバイスにタイプ入力したかのように、移動体デバイスはSMSおよび/またはMMSメッセージを送る(段階264)。次いで、送られたメッセージは、移動体デバイスにおけるそれぞれのアウトボックス・フォルダーから、移動体デバイスおよびオプションとしてサーバーにおけるそれぞれの送出済み項目フォルダーに移される(段階266)。言い換えると、サーバーとの同期は、送出済み項目フォルダーまたはその他のフォルダーの状態が変化した直後に、またはその後の予定された時刻に実行することができる。図3および図4に記載したプロセスの最終結果は、ユーザーは、別の計算機を用いて、目標とする受取人に対してSMSメッセージおよび/またはMMSメッセージを作成することができたことであるが、メッセージは実際には移動体デバイス自体から目標とする受取人に送られたのである。
ここで図5に移り、サーバーにおけるデーターを移動体デバイスにおいて受信した着信SMSメッセージよび/またはMMSメッセージと同期させる際に必要となる段階の一実現例を示すプロセス流れ図290を示す。移動体デバイスは、1つ以上の着信SMSメッセージおよび/またはMMSメッセージを第三者から受信する(段階292)。SMSメッセージおよび/またはMMSメッセージは、移動体デバイスのそれぞれのインボックスに追加され、これによってサーバーとの同期を促す(段階294)。同期のときに、SMSメッセージおよび/またはMMSメッセージは、サーバーのデーター・ストアにセーブされる(段階296)。計算機におけるクライアント・アプリケーションは、オプションとして、新たなSMSメッセージ(1つまたは複数)および/またはMMSメッセージ(1つまたは複数)の警告を表示する(段階298)。
図6は、移動体デバイスにおける着信コール履歴および/またはミス・コール履歴をサーバーと同期させて、移動体デバイスから別個にデーターへのユーザー・アクセスを可能にする際に必要となる段階の一実現例を示すプロセス流れ図310である。移動体デバイスは着信コールを受信する(段階312)。このコールは、総合コール履歴に記録され、更にこのコールに対して移動体デバイスにおいて返答されなかった場合ミス・コール・リストに記録される(段階314)。コール履歴リストおよび/またはミス・コールリストは、サーバーのデーター・ストアにおいてセーブおよび/または更新される(段階316)。計算機におけるクライアント・アプリケーションは、オプションとして、警告を表示して、コール履歴および/またはミス・コール・リストのステータス変化を知らせることができる(段階318)。表示することができる警告の例を図13に示す。
図7は、ユーザーが別の計算機から移動体デバイスのコール履歴および/またはミス・コールにアクセスすることを可能にする際に必要となる段階の一実現例を示すプロセス流れ図340である。移動体デバイスにおけるコール履歴および/またはミス・コールにアクセスする選択を、計算機のユーザーから受ける(段階342)。データーが最近同期されていない場合、サーバーはオプションとして移動体デバイスに接続してコール履歴および/またはミス・コールを取り出して、これらをサーバーのデーター・ストアにセーブすることができる(段階344)。サーバーのデーター・ストアにセーブされたコール履歴にはアクセスすることができるので、計算機におけるクライアント・アプリケーションが、要求されたコール履歴および/またはミス・コールをユーザーに表示することができる(段階346)。一実現例では、計算機のユーザーは、クライアント・アプリケーションにおいて表示される電話番号または連絡先を選択し、そしてクライアント・アプリケーションからコールを開始することができる(段階348)。このような想定場面では、コールは、移動体デバイス以外の異なる電話機または電話対応コンピュータから、および/または移動体デバイス自体から計算機の遠隔開始によって開始することもできる。別の計算機から移動体デバイスのコール履歴を見て、オプションとしてコール履歴においてダイアルする番号を選択する一例を図11に示す。
図8は、ユーザーが電話コールを計算機から開始し、移動体デバイスを通じてルーティングすることを可能にする際に必要となる段階の一実現例を示すプロセス流れ図370である。この機構は、移動体デバイスから離れて位置するユーザーからであっても、国外からでも移動体デバイスを通じてコールを開始するを可能にする。言い換えると、この図において記載する機構に可能な1つの用法は、ユーザーが海外に旅行し、自宅で電話機のプラグを差し込んだままにしておいて、彼/彼女の移動電話機から国際電話をかけることである。これは、国際電話料金の課金を回避することができ、なおもユーザーが彼/彼女の移動体デバイスからダイアルし彼/彼女の移動体デバイスの発信側IDを有することを可能にする。
まず最初に、別の計算機から移動体デバイスにおいてコールを行うために、遠隔ダイアリング機構にアクセスする選択を、計算機のユーザーから受ける(段階372)。電話番号および/または電話する人を選択するための入力を、ユーザーから受け、更にユーザーがコールを開始する準備ができていることを示す選択を、ユーザーから受ける(段階374)。例えば、ユーザーは番号または人をタイプ入力または選択し、次いでダイアル選択肢をクリックするかまたはそれ以外の方法で選択することができる。次いで、サーバーは移動体デバイスに接続し、電話番号またはその他の必要な情報を移動体デバイスに送り、移動体デバイスにダイアリングを開始させる(段階376)。サーバーは、移動体デバイスおよび計算機との接続を同時に維持する(段階378)。1つ以上のデーター・パケットが移動体デバイスから受信され計算機に送られるので、計算機のユーザーは第三者からの応答を聞くことができる(段階380)。これは、大抵の場合、「もしもし」または「ジョンともうしますが」といような、人が電話に答えるときの挨拶である。データー・パケット(1つまたは複数)は、移動体デバイスにおいて、または開放通信接続を通じてサーバーによって取り込むことができる。
計算機のユーザーからの発話音声は、1つ以上のデーター・パケットにおいて移動体デバイスに送られるので、第三者は計算機のユーザーからの通信を聞くことができる(段階382)。データー・パケットは、サーバーにおいて作成し、計算機において取り込み、通信接続を通じてサーバーに送信することができる。尚、パケットを送出および受信する順序において、定められた順序を伝えようとしているのではないことは認められよう。例えば、想定場面によっては、コールに応じた後に第三者が何も言わず、計算機のユーザーが「もしもし、どなたですか」と言うことによって応答するときのように、最初の1つ以上のデーター・パケットが、第三者からではなく、計算機のユーザーから来ることもあり得る。
コールが進行している間(判断点384)、前述の段階が繰り返されて、サーバーは接続を維持し(段階378)、双方の側においてデーター・パケットが交換される(段階380および382)。一旦コールが終了したなら(判断点384)、プロセスが終了する(段階386)。図8の遠隔コール開始プロセスを図12に更に詳細に示す。
ここで図9から図12に移り、別の計算機から移動体デバイスの情報および/または機構にアクセスするためのユーザー・インターフェース例を例示するために、シミュレーション画面を示す。これらの画面は、(図14の)出力デバイス(1つまたは複数)511においてユーザーに表示することができる。更に、これらの画面は、(図14の)入力デバイス)1つまたは複数)512からの、ユーザーからの入力を受けることもできる。
図9は、別の計算機から移動体デバイスの情報を見る場合を示す一実現例のシミュレーション画面400である。データーに対応する移動体デバイス(Mobile Device)の電話番号402が、その移動体デバイスに関するその他のメッセージング情報と共に示されている。例えば、SMSインボックス(SMS INBOX)404、SMS送出済み項目(SMS SENT ITEMS)、コール履歴(CALL HISTORY)、およびミス・コール(MISSED CALL)のフォルダー(FOLDERS)が表示されている。SMSインボックス404が選択されているので、移動体デバイスのインボックス406についてのメッセージ406が、更に詳しく表示されている。図示の例では、選択されたメッセージの内容408の詳細も、素早い確認のために表示されている。計算機のユーザーは、SMSメッセージおよび/またはその他の移動体デバイスの通信情報を更に詳しく見ることができ、オプションとして、新たなSMSメッセージ作成するための新たなSMS(NEW SMS)メッセージ選択肢410、または選択したSMSメッセージに返答するための返答(REPLY)選択肢412を選択することによる等で、これらのメッセージに対して行動を起こすことができる。これらの機構については、図10において更に詳しく論ずることにする。
図10は、別の計算機からのSMSメッセージの作成および移動体デバイスに宛てた送出の開始を示す一実現例のシミュレーション画面420である。図10に類似した画面は、ユーザーが、図9に示したように、新たなSMSメッセージ選択肢または返答を選択したときにも示すことができる。ユーザーは、この特定のSMSメッセージを送るべき移動体デバイスの詳細を記入することができる。例えば、宛先(TO)欄422、発信元(FROM)欄424、およびメッセージ(MESSAGE)本体426に、ユーザーによっておよび/または自動的に入力することができる。例えば、宛先欄422には、ユーザーが手作業で入力することができ、またはユーザーの連絡先リストから選択し、次いでプログラムによって追加することができる。発信元欄424は、ユーザーの移動電話アカウント設定値からプログラムによって記入することができ、あるいはその移動体デバイスの番号を用いる適性な権限を有するユーザーによって手作業で入力することができる。ユーザーが送りたいメッセージを、メッセージ本体426に入力することができる。一旦メッセージを送る準備ができたなら、ユーザーは送出(SENF)選択肢428を選択することができ、図4に記載した、メッセージを移動体デバイスのアウトボックスに送るプロセスが開始される。
図11は、別の計算機から移動体デバイス宛てのミス・コールを見て、オプションとして折り返し電話を開始することを示す、一実現例のシミュレーション画面440である。この例では、ユーザーはミス・コール・フォルダー442を選択しており、特定の移動体デバイスからのミス・コール(MISSED CALL)リスト444を見ている。現在選択されているミス・コールについての追加詳細(ADDITIONAL DETAILS)446も表示することができ、および/またはミス・コール・リストには含まれいてもいなくてもよいコールについての追加情報も移動体デバイスから表示することができる。図11の例では、返答しなかったコールの相手についての連絡先記録から引き出された追加の連絡先詳細が示されている。また、ミス・コールおよび/またはコール履歴ならびに関係する詳細についても、該当する人に折返し電話をかけるというような、追加の選択肢を設けることができる。図11に示す例では、該当する人に折返し電話をかけるために、2つの選択肢が表示されている。表示されている一方の選択肢448は、現在の計算機(移動体デバイス以外)に結合されている電話機(ボイス・オーバーIP電話のような)を用いて、現在の計算機からコールを開始するためにある。表示されている他方の選択肢450は、現在の計算機を開始点として用いて、移動体デバイスからコールを開始するためにある。後者のプロセスについては、図8において詳細に説明した。
同様に、図12は、移動体デバイスからダイアルされこれを通じてルーティングされる、別の計算機からのコールの開始を示す一実現例のシミュレーション画面460である。この例では、選択された連絡先について、連絡先の詳細(CONTACT DETAILS)な記録が示されている。そのコンタクト先の電話番号から、ママに対して示されている自宅の番号468のような、1つを選択することができる。また、ダイアルする番号を自動的にダイアル番号(NUMBER TO DIAL)欄462に入力することもできる。ユーザーがコールするのを取り消したい場合、取り消し(CANCEL)選択肢466を選択することができる。一旦電話番号を入力したまたはそれ以外の方法で選択したなら、ダイアル(DIAL)選択肢464を開始して、移動体デバイスを通じてそのコールを開始することができる。次いで、コールを処理するために、移動体デバイスと計算機との間でデーター・パケットを変換する、図8において詳細に説明したプロセスが続く。
図13は、新たなメッセージが移動体デバイスに到達したことを示すために、どのようなプログラムの作業中であっても、ユーザーに警告を表示することを示す、一実現例のシミュレーション画面480である。図示の例では、警告メッセージ482が、新たなSMSメッセージが移動体デバイスに到着したことを示す。一実現例では、ユーザーは警告メッセージ482を選択し、新たなメッセージのコピーを有するサーバー側インボックスに直接ユーザーを導くことができる。別の実現例では、ユーザーは、サーバー側インボックスへのアクセスを可能にする別のプログラムを手作業で開くことができる。
図14に示すように、本システムの1つ以上の部分を実現するために用いられるコンピュータ・システム例は、計算機500のような計算機を含む。その最も基本的な構成では、計算機500は、通例、少なくとも1つの処理ユニット502とメモリ504とを含む。計算機の正確な構成およびタイプに応じて、メモリ504は揮発性(RAMのような)、不揮発性(ROM、フラッシュ・メモリ等のような)、またはこれら2つの何らかの組み合わせとすることができる。この最も基本的な構成は、図14によって破線506で示されている。
加えて、デバイス500は追加の機構/機能も有することができる。例えば、デバイス500は、磁気あるいは光ディスクまたはテープを含むがこれらに限定されない追加のストレージ(リムーバブルおよび/または非リムーバブル)を含むこともできる。このような追加のストレージは、図14では、リムーバブル・ストレージ508および非リムーバブル・ストレージ510によって例示されている。コンピュータ記憶媒体は、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含み、コンピュータ読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、またはその他のデーターというような情報の格納のために任意の方法または技術で実現されている。メモリ504、リムーバブル・ストレージ508、および非リムーバブル・ストレージ510は、全てコンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリまたはその他のメモリ技術、CD−ROM、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)またはその他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージまたはその他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を格納するために用いることができ、しかもデバイス500によってアクセスすることができる他の任意の媒体を含むが、これらに限定されるのではない。このようなコンピュータ記憶媒体の内任意のものをデバイス500の一部とすることもできる。
計算機500は、当該計算機500が他のコンピュータ/アプリケーション515と通信することを可能にする1つ以上の通信接続514を含む。また、デバイス500は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、接触入力デバイスなどのような、入力デバイス(1つまたは複数)512も有することができる。ディスプレイ、スピーカー、プリンターなどのような出力デバイス(1つまたは複数)511も含むことができる。これらのデバイスは、当技術分野では周知であり、ここでは長々と論ずる必要はない。一実現例では、計算機500は移動体デバイス通信システム10のコンポーネントの一部または全部を含む。
以上、構造的特徴および/または方法論的行為に特定的な文言で主題について説明したが、添付した特許請求の範囲において定められる主題は、必ずしも前述の特定的な特徴や行為には限定されないことは言うまでもない。むしろ、前述の特定的な特徴や行為は、特許請求の範囲を実現する形態例として開示したのである。本明細書に記載した、および/または以下の特許請求の範囲による実現例の主旨に該当する全ての同等物、変更、および修正が保護されることが望まれる。
例えば、コンピュータ・ソフトウェア技術における当業者であれば、本明細書において論じた例は、前述の例において図示したものよりも少ないまたは多い選択肢または機構を含むように、1つ以上のコンピュータにおいて様々に編成できることが認められよう。

Claims (20)

  1. コンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読み取り可能媒体であって、
    移動体デバイスからの通信情報によってデーター・ストアを更新するために同期動作を実行するステップであって、前記同期動作はワイヤレスに前記移動体デバイスによって実行されるステップと、
    別の計算機のユーザーが、前記移動体デバイスとは別に、前記データー・ストアに格納されている前記通信情報にアクセスすることを可能にするステップと、
    前記別の計算機のユーザーが、前記別の計算機から遠隔で、前記移動体デバイス対する動作を開始することを可能にするステップと、
    を含むステップをコンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能媒体。
  2. 請求項1記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、前記別の計算機のユーザーによってアクセスすることができる前記通信情報は、前記移動体デバイスに送られた1つ以上のテキスト・メッセージを含む、コンピュータ読み取り可能媒体。
  3. 請求項2記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、前記テキスト・メッセージはSMSメッセージである、コンピュータ読み取り可能媒体。
  4. 請求項2記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、前記テキスト・メッセージは、1つ以上のマルチメディア・オブジェクトを含むMMSメッセージである、コンピュータ読み取り可能媒体。
  5. 請求項1記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、前記別の計算機のユーザーによってアクセスすることができる前記通信情報は、前記移動体デバイスにおける1つ以上のミス・コールを含む、コンピュータ読み取り可能媒体。
  6. 請求項1記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、前記別の計算機のユーザーによってアクセスすることができる前記通信情報は、前記移動体デバイスにおける1つ以上のコールのコール履歴を含む、コンピュータ読み取り可能媒体。
  7. 請求項1記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、ユーザーが前記別の計算機から前記移動体デバイスにおいて開始することができる遠隔動作は、テキスト・メッセージに対する応答である、コンピュータ読み取り可能媒体。
  8. 請求項1記載のコンピュータ読み取り可能媒体において、ユーザーが前記別の計算機から前記移動体デバイスにおいて開始することができる遠隔動作は、前記移動体デバイスを通じてコールを行うことである、コンピュータ読み取り可能媒体。
  9. 移動体デバイスを通じてのテキスト・メッセージの送出を別の計算機から開始する方法であって、
    テキスト・メッセージについてのメッセージ詳細を受信するステップであって、該メッセージ詳細が、別の計算機のユーザーによって入力されたものであり、前記テキスト・メッセージが移動体デバイスを通じて送られる、ステップと、
    前記テキスト・メッセージをサーバー側アウトボックスに置くステップと、
    前記移動体デバイスのワイヤレス接続を通じて、前記移動体デバイスのアウトボックスに前記テキスト・メッセージを同期させることによって、前記テキスト・メッセージを前記移動体デバイスによって送らせるステップと、
    を含む、方法。
  10. 請求項9記載の方法において、前記メッセージ詳細は、前記テキスト・メッセージの目標とする受取人の電話番号を含む、方法。
  11. 請求項10記載の方法において、前記メッセージ詳細は、更に、前記目標とする受取人の電話番号に送られるテキスト・メッセージを含む、方法。
  12. 請求項9記載の方法であって、更に、
    サーバー側送出済み項目フォルダーに、前記テキスト・メッセージのコピーを格納するステップを含む、方法。
  13. 請求項9記載の方法において、前記テキスト・メッセージはSMSメッセージである、方法。
  14. 請求項9記載の方法において、前記テキスト・メッセージは、1つ以上のマルチメディア・オブジェクトも含むMMSメッセージである、方法。
  15. 移動体デバイスを通じての遠隔ダイアリングを別の計算機を用いて開始する方法であって、
    移動体デバイスを通じてコールを行う電話番号を特定するために、別の計算機のユーザーから入力を受けるステップと、
    前記移動体デバイスに接続し、第三者にコールを行うために前記移動体デバイスにおいてダイアリング・プロセスを開始するステップと、
    前記移動体デバイスおよび前記別の計算機との接続を同時に維持するステップと、
    前記別の計算機に送信するために、前記移動体デバイスから1つ以上のデーター・パケットを受信するステップであって、前記移動体デバイスから受信する前記1つ以上のデーター・パケットが第三者の発話音声を含む、ステップと、
    第三者への送信のために、1つ以上のデーター・パケットを前記移動体デバイスに送るステップであって、前記移動体デバイスに送る前記1つ以上のデーター・パケットが前記別の計算機のユーザーの発話音声を含む、ステップと、
    を含む、方法。
  16. 請求項15記載の方法であって、更に、
    前記呼を終了するまで、前記維持するステップ、送るステップ、および繰り返すステップを繰り返すステップを含む、方法。
  17. 請求項15記載の方法において、前記電話番号は、ユーザーによって直接入力される、方法。
  18. 請求項15記載の方法において、前記電話番号は、第三者の1つ以上の電話番号のリストからユーザーが1つの電話番号を選択したときに、プログラムによって選択される、方法。
  19. 請求項15記載の方法において、前記ダイアリング・プロセスは、前記移動体デバイスとは異なる場所に位置する前記別の計算機からユーザーによって開始されるように動作可能である、方法。
  20. 請求項19記載の方法において、前記異なる場所は、前記移動体デバイスが物理的に位置する国とは異なる国である、方法。
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