JP2011508925A - 行動関連性のウィジェット支援による検出および公表 - Google Patents

行動関連性のウィジェット支援による検出および公表 Download PDF

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Abstract

コンテンツプロバイダシステムは行動ベースのコンテンツをユーザに提供するためにウェブサイトのネットワークと相互作用する。ウェブサイトのオペレータはサイトの選択されたウェブページにウィジェットを追加し、このウィジェットがユーザ生成イベントをコンテンツプロバイダシステムに報告する。コンテンツプロバイダシステムは報告されたイベントを分析し、特定のウェブサイト、ウェブページ、製品および他のタイプのアイテムの行動的な関連性を検出する。ウィジェットはまた、アイテム・ツー・アイテム行動関連性に基づき行動ベースのコンテンツを検索して表示することができる。例えば、ユーザが特定のウェブページを見ると、そのページのウィジェットは他のサイトまたはページの記述またはそれらとのリンクをリクエストし、表示することができる。

Description

著作権表示
本明細書の開示内容の一部は、著作権保護の対象となる内容を含む。著作権者は、特許文献または特許公開のいかなるものによる複製が米国特許商標局内で特許権を持つファイルまたは記録を生じさせる場合、それに対し意義を申し立てないが、その他の場合の全ての著作権は保護される。
比較的大きい洗練されたウェブサイトは一般に個人化システムを実現し、個人化されたコンテンツ、例えば個人化されたアイテム推薦をその個人化システムのユーザに提供する。そのような個人化システムは、例えばアイテムの購入、アイテムを見るないしビューするイベントおよび/またはアイテムをレンタルするなどのようなアイテムに関連するユーザアクティビティの1つまたは複数のタイプを例えばモニタリングおよび記録することができ、また収集したデータを分析し、特定のアイテム間の関連性を検出および定量化することができる。ユーザが特定のアイテム、例えばeコマースサイトのカタログ内の製品、または新規のサイトにおける商品にアクセスすると、関連するアイテムをユーザに通知する適切なメッセージ(例えば「このアイテムを見た人は〜も見ています」または「最近の購入から、〜にも興味がありませんか」)を表示することができる。個人化システムは、ターゲットユーザ、すなわち対象となるユーザの購入履歴、アイテムのビューイング履歴、アイテムの格付けおよび/または他の幾つかのタイプのユーザデータを基礎とした、個人化されたアイテム推薦を行うこともできる。
残念なことに、個人化システムの実現および管理には費用がかかる。例えば、比較的洗練された個人化システムは一般に、他のタスクの中から、顧客行動データを記憶し、記憶された行動データを処理してアイテム関連性を検出し、アイテムを相互に関連付けるデータベースを記憶するインフラストラクチャコンポーネントを必要とする。推薦すべきアイテムのカタログが増えると、推薦を行うために必要とされるデータ量および計算機能力が著しく増加する。その結果、他に理由はあるものの、洗練された個人化システムは多くの場合、そのようなシステムを立ち上げて維持できる比較的大きい企業によって実現される。
さらには、種々の理由から、幾つかの個人化システムは個人化されたコンテンツを提供する制限的な行動データのセットに依存する傾向がある。個人化システムのエンドユーザにとっての価値は、個人化された関連性が引き出される基礎となるデータベースのサイズおよび品質に依存しており、収集された行動データの量および用途のさらなる改善が望まれる。
ユーザアクションをモニタリングし、複数のメンバウェブサイトに表示するための行動的なコンテンツを生成するコンテンツプロバイダシステムの1つの実施形態を概略的に示す。 メンバサイトのウェブページにおける行動的なコンテンツのウェジェットベースの表示を示す。 ウィジェット生成コンテンツリクエストを満たすために、イベントデータを記憶し、行動ベースのコンテンツを生成する方法の1つの実施形態を示す。 収集された行動データを使用する、アイテム・ツー・アイテム関連性マッピングを生成する方法の1つの実施形態を示す。 ウェブサイトオペレータがコンテンツプロバイダシステムを用いて登録を行い、またコンテンツプロバイダと対話するために自身のウェブサイトを構成する処理の実施形態を示す。 コンテンツプロバイダシステムからコンテンツを検索するウィジェットを使用するために構成されたウェブサイトの別の実施形態を概略的に示す。 ユーザ紹介に関してメンバウェブサイトのオペレータに請求および支払いを行うためにコンテンツプロバイダシステムによって実施することができるステップのシーケンスを示す。 ウィジェットのJavaScriptベースの実施形態を擬似コードで示したものである。
以下では図面を参照しながら、複数の種々の発明を実施するシステムを説明する。当業者であれば分かるように、本明細書で説明する多くの本発明の特徴を相互に独立して使用することができ、また本明細書において記述したやり方とは異なるやり方で実施することができる。したがって、この詳細な説明において記述することは、本明細書で記載したシステムいずれかの特定の特徴、特性または構成要素が重要であることを意味しているのではない。本発明は請求項に記載の事項によってのみ定義される。
I.概要
複数のウェブサイトにわたるユーザアクティビティを表す行動データを収集するためにウェブページウィジェットを使用するシステムを説明する。(術語「ウィジェット」は一般的に、ウェブページまたは他のドキュメントに含まれているか、含ませることができる実行可能なコードを表す)例えば、ユーザがウィジェットを含むウェブページにアクセスすると、ウィジェットはユーザのブラウザ/コンピュータにインターネットにわたるイベントへのアクセスをモニタリングシステムに報告させることができる。報告されるイベントデータを、例えば、アクセスしたURLおよびユーザまたはクライアントのシステム識別子から構成することができる。もしくは、報告されるイベントデータは、より詳細な情報、例えばアイテムタイプ識別子(例えば製品、ニュースストーリー、ブログなど)、アイテム識別子、および/または、イベントタイプ(例えば見る、購入、ダウンロードなど)を含むことができる。
多数のユーザの収集されたクリックストリームデータは、1つまたは複数のタイプのアイテム、例えばウェブサイト、ウェブページ、ユーザプロフィール(例えば専門的または社会的なネットワーキングプロフィール)、製品、製品カタログ、ニュースストーリー、ニュースフィード、ブログ、音楽ファイル、ビデオファイル、ドキュメント、キーワードなどの間での行動関連性を検出するために合計ベースで分析される。アイテム・ツー・アイテム行動関連性、すなわちアイテムとアイテムの行動関連性は、イントラサイト関連性(例えばサイトA上のページAはサイトA上のページBに関連している)も、インターサイトまたは「クロスサイト」関連性(例えばサイトAはサイトBに関連しているか、サイトB上のページAはサイトD上のページCに関連している)も含むことができる。さらに、収集されたデータを、異なるアイテムタイプ間の行動関連性(例えば、サイトAはサイトCから入手可能な製品Bに関連している)を検出するために使用することができる。
ウィジェットを、行動ベースの種々のタイプのコンテンツをアクセスしたウェブページ上に表示するために使用することもできる。行動コンテンツを、合計行動データからマイニングされたアイテム・ツー・アイテム行動関連性から導出することができる。例えば、ユーザが特定のウェブページにアクセスすると、そのページに含まれるウィジェットは、アクセスしている特定のページまたはサイトに関連している特定のアイテムのイメージまたは他の記述を検索および表示することができる。そのようなイメージまたは記述の各々を表示されたアイテムにアクセスするためのリンクとして使用することができる。例えば、サイトAのページを見ている間に、ユーザには関連するサイトBのホームページのサムネイルイメージを表すことができ、またユーザはサイトBにアクセスするためにこのイメージをクリックすることができる。行動コンテンツを、ウィジェット報告行動データを収集および分析するタスクも処理するシステムによって使用することができる。このシステムがウェブページ上に表示するためのコンテンツを供給する場合、本明細書ではこのシステムを「コンテンツプロバイダシステム」とも称する。
ウィジェットによって表示される行動コンテンツは付加的に、または代替的に個人化されたアイテム推薦を含むことができる。例えば、コンテンツプロバイダシステムは、ユーザによって最近アクセスされたアイテム(ウェブサイト、ウェブページ、製品など)のセットを参照するためにウィジェット生成リクエストと共に伝送されたブラウザクッキーを使用することができる。この場合コンテンツプロバイダシステムは、ユーザに推薦する付加的なアイテムのセットを選択するために、それらのアイテムを行動ベースのアイテム・ツー・アイテム関連性と組み合わせて使用することができる。例えば、ユーザが最近サイトAおよびサイトBにアクセスしており、今現在はサイトCにアクセスしている場合、ウィジェットはサイトA,BおよびCに集合的に関連する付加的なウェブサイト(および/または他のタイプのアイテム)を推薦することができる。
図2は、外部的にコンテンツプロバイダシステムに提供することができるウェブページ上に行動関連アイテムのセットをウィジェットはどのように表すことができるかの1つの実施例を示す。この特定の実施例においては、「このページを見た人は以下のことにも興味がありました(図2における「People Who Viewed This Page Were Also Interested In:」)」の見出しの下に5つのアイテムが示されている。左から出発して、最初の2つのアイテム128はユーザが現在アクセスしている「news.org」のサイト上のウェブページであり;2番目のアイテム129は別の外部ウェブサイト上のウェブページであり、最後の2つのアイテム130はコンテンツプロバイダシステム130と関連付けられたマーチャントから入手可能な特定の本のタイトルである。これらのアイテムの実際のイメージおよび関連付けられたアートワークは、図面を見やすくするために省略する。各イメージは、対応するウェブページとのユーザ選択可能なリンクとして使用されるか、対応するウェブページとのユーザ選択可能なリンクを伴う。この特定の実施例において、ウィジェットはこの特定のウェブページにアクセスしたユーザのアイテムビューイング履歴内に比較的頻繁に共起したアイテムを表示している。この特定のユーザの過去のブラウジング履歴を表示するアイテムの選択に際し考慮することができるので、その表示が推薦の個人化されたセットを表す。
図2は、ウィジェットを介して表すことができる多くのタイプの関連性または推薦の内のただ1つのみを示している。別の例として、ユーザがマーチャントウェブサイト上の特定の製品を見ると、ユーザにはこの製品と関連する(同一のウェブサイトおよび/または他のサイトの)ウェブページとの1つまたは複数のウィジェット表示リンクを示すことができる。例えば、ハリーポッターの本に関する製品詳細ページ(例えば電子カタログから消費のために入手可能な製品に関するページ)は、ユーザがこの本について議論している外部メッセージボートとのリンクを表示することができるか、販売数を知らせるニュースサイトとのリンクを表示することができる。(行動的に関連するアイテムを伴うことができるラベルの観点における)他の例は以下のものを含む:(a)このページを見た人は後続の製品を購入した;(b)このページを見た人は後続のブログも見た;(c)このページを見た人は後続のウェブサイトも見た;(d)このストーリーを見た人はこのサイト上の後続のストーリーも見た;(e)サイトAにおけるこの記事を見た人はサイトBの後続の記事も見た;(f)このストーリーを見た人は後続のビデオクリップを視聴した;(g)このウェブサイトを見た人は後続の宣伝もクリックした;(h)後続アイテムはこのウェブサイトおよび他のウェブサイトへの訪問に基づき推薦される;(i)後続のアイテムは購入、格付けおよび/または訪問に基づき推薦される。これらの記述的なラベルを実際にウィジェット生成表示126に実際に含ませることができる。上記においてはマーチャントに関する製品詳細ページを説明したが、他のタイプのアイテム詳細ページも考えられる。例えば、ニュース記事詳細ページ、社会的なプロフィール詳細ページ、映画レンタル詳細ページなどが考えられる。そのようなページはアイテム記述、アイテムのイメージ、ユーザレビューおよびアイテムに関する他の情報の1つまたは複数を含むことができる。
幾つかの実施形態において、システムの1つの潜在的な利益は、ウェブサイトオペレータが個人化されたコンテンツおよび行動ベースのコンテンツを、そのようなコンテンツを生成するための大規模なインフラストラクチャを要することなく、ウェブサイトオペレータのウェブサイトに提供できることである。例えば、ウィジェットを単純に1つまたは複数のウェブページに追加することによって、比較的基本的なウェブページのオペレータ(例えば静的なウェブページのみを使用するオペレータ)は個人化された推薦を自身のユーザに提供するためにサイトを構成することができる。別の潜在的な利益は、多数の異なるビジネスエンティティの多数の異なる(ウィジェットを使用可能な)ウェブサイトにわたるターゲットユーザのブラウジングアクティビティに基づいて個人化されたアイテム推薦を生成できることである。したがって、推薦はターゲットユーザの関心をより正確に反映することができる。
幾つかの実施形態において、コンテンツプロバイダシステムは紹介プログラムを実現することができ、この紹介プログラムにより関連するウェブサイトオペレータは入って来るユーザ紹介に関して支払いを行うことができる、および/または、ウェブサイトオペレータに出て行くユーザ紹介に関して支払いを行うことができる。例えば、サイトAを見ているユーザがサイトBとのウィジェット表示リンクをクリックすると、コンテンツプロバイダシステムはサイトBのオペレータに料金を請求することができ、またサイトAのオペレータへのこの料金の全てまたは一部を貸し方記入することができる。料金の支払いは択一的に、ユーザによる幾つかのアクションの実施によるものでもよい。
幾つかの実施形態においては、コンテンツプロバイダシステムが、製品のブラウジング可能な電子カタログを有するウェブサイトを提供するマーチャントまたは他のeコマースエンティティによって運営される。そのような実施形態においては、eコマースエンティティは自身のサイトのユーザへの改善された製品推薦を提供するためにウィジェット報告特性データを使用することができる。例えば、eコマースエンティティは、(a)ターゲットユーザの購入および/またはeコマースエンティティのウェブサイトにおける他の製品選択と、(b)他のウェブサイトへのユーザのアクセスに関するウィジェット報告データとの組み合わせに基づきターゲットユーザへの個人化された製品推薦を提供することができる。これらの製品推薦をeコマースエンティティのウェブサイト、および/または、他のウェブサイトにおいて、ウィジェットを介してユーザに提示することができる。eコマースエンティティは、製品推薦を表示するウェブサイトのオペレータを補償するためのアフィリエイトプログラムを提供することもできる。例えば、アフィリエイトウェブサイトのページを見ている間に、ユーザにはeコマースエンティティのカタログにおける製品詳細ページに対応するリンクと共にウィジェット表示製品推薦を提示することができる。ユーザがそれらのリンクの内の1つをクリックし、eコマースエンティティのウェブサイトから買い物をすると、eコマースエンティティはアフィリエイトウェブサイトのオペレータに手数料または他の料金を支払うことができる。幾つかの実施形態においては、eコマースエンティティは付加的または代替的に、ユーザが買い物をしたか否かに係わらず、クリックスルーイベントに対してアフィリエイト/オペレータに支払いを行うことができる。例えば、アクティビティは、eコマースエンティティが利益を提供するものとみなすあらゆるものでよい。例えば、ユーザが数多くの可能性の中から、新規アカウントを作成する、マーチャントによって提供されたクレジットカードに関するサインアップを行う、広告をクリックする、レビューまたは他のユーザ作成コンテンツを加えることが挙げられる。
II.システムアーキテクチャ(図1を参照されたい)
図1は、コンテンツプロバイダビジネスエンティティに運営されるコンテンツプロバイダシステム100の1つの実施形態を示す(術語「コンテンツプロバイダ」はコンテンツのオリジナルのクリエータまたは作成者を参照するために使用されることがあるが、この術語は本明細書においてより一般的に、ユーザにコンテンツを提供するエンティティまたはシステムを参照するために使用される)。コンテンツプロバイダシステム100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)、例えばインターネットを介してエンドユーザのユーザコンピューティングデバイス106(1つのみ示されている)と対話するためのユーザハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせを含む。ユーザコンピューティングデバイス106は、例えば、パーソナルコンピュータ、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、移動電話、電子ブックリーダ、インタラクティブTVシステム、テレビ受像機用のセットトップボックス、またウェブブラウジング能力を有する他のタイプのデバイスを含む。図1に示されている特定の実施形態においては、コンテンツプロバイダシステムはeコマースウェブサイトも提供し、このeコマースウェブサイトはユーザがアイテムの電子カタログを見て買い物をする機能、また特定のカタログアイテムを評価しタグを付ける機能を有する。しかしながら当業者であれば分かるように、コンテンツプロバイダシステム100およびコンテンツプロバイダエンティティは、いずれかのeコマースサイトまたはeコマースビジネスまたは何らかの特定のタイプのそれらと関連付けられている必要はない。
また図1には複数のエンティティによって運営される複数のウェブサイトが示されている。各ウェブサイト104は、エンドユーザのブラウザ/コンピューティングデバイス106からのページリクエストを受信し応答するための(1つまたは複数の物理的なサーバとして実施されている)ウェブサーバ101により構成される。幾つかの実施例において、エンドユーザは実際のユーザをエミュレートする自動化されたエージェントまたは「ボート(bot)」でよい、または、コンピュータを共有している個人のグループでよい。各ウェブサイト104は少なくとも1つのHTMLファイルを含み、このHTMLファイルはコンテンツプロバイダシステム100と対話するためのウィジェットコードを含む。以下において説明するように、コンテンツプロバイダシステム100は、ウェブサイトオペレータが自身のサイト104のページに追加するためのカスタマイズされたウィジェットを取得するためにウェブサイトオペレータにインタラクティブサービスを提供するウェブサイトを提供することができる(術語「オペレータ」または「サイトオーナー」は、本明細書においてメンバサイト104のコンテクストに使用されるように、一般的に主としてメンバサイトのコンテンツに対して責任を負うビジネスエンティティまたは個人を参照する)。
コンテンツプロバイダシステム100と対話するためのウィジェットコードを含むウェブサイト104およびこれらのサイト104のオペレータは本明細書においてコンテンツプロバイダのネットワークの「メンバ」とみなすことができる。理想的には、何万もの独立したウェブサイトがこのネットワークのメンバであり、ユーザのウェブブラウジングアクティビティの顕著なセグメントをモニタリングすることができる。幾つかの実施形態において、このネットワークのメンバになりたいウェブサイトオペレータはコンテンツプロバイダのウィジェットサービスへの登録を行うことによってメンバになることができる。この処理の一部として、システム100はユニークなメンバIDをメンバサイト104またはそのオペレータに割り当てることができる。
幾つかのウェブサイト104は、購入、レンタル、ダウンロード、申込、ビューイングおよび/または消費の他の何らかの形態に関して利用可能なアイテムの電子カタログまたはリポジトリを提供することができる。ウェブサイトの例には小売店ウェブサイト、音楽およびビデオダウンロードサイト、オンラインの旅行予約サイト、ニュースサイト、オークションサイト、ショッピングポータル、デーティングサイト、ソーシャルネットワーキングサイトおよびそれらの機能の組み合わせを提供するサイトが含まれる。例えば、本明細書において使用されているように、術語「アイテム」は広範に制限無く使用され、また一般的に、表示、購入、レンタル、ダウンロード、申込もしくは他の行動のためにユーザによって選択することができるあらゆるオブジェクトを含む。アイテムの例には、ウェブページ、ウェブサイト、URL、物理的な製品、ブログ、ブログエントリ、ニュース記事、RSSフィード、広告、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、ユーザおよびポッドキャストが含まれる。
メンバウェブサイト104を相互に異なるビジネスエンティティによって、またコンテンツプロバイダシステム100のオペレータ/プロバイダとは異なるエンティティによって運営または提供することができる。典型的なシナリオにおいては、エンドユーザ106が特定のウェブサイト104Aを訪問し、ウェブサイト104Aによって提供されるアイテムの電子カタログまたはリポジトリにアクセスする。エンドユーザ106は、ウェブサイト104Aのウェブサーバ101に送信されるべきページリクエスト102を行うことによってウェブサイト104Aの特定のページにアクセスする。ページリクエスト102は通常の場合、ウェブサイトのホームページを見るため、特定のアイテムまたはアイテムのカテゴリを見るため、アイテムの購入を処理するためなどのリクエストでよい何らかのアクションに対応する。ウェブサーバ101は通常の場合、ウェブページ125のHTMLファイル103を有するページリクエスト102に対応するが、XHTMLのような他のマークアップ言語も使用することができる。HTMLファイル103は通常の場合、静的および/または動的なコンテンツ、例えばアイテムの記述、ウェブサイト104Aにおける他のアイテムとのハイパーテキストリンクもしくは外部のウェブサイト104Aとのハイパーテキストリンク、購入確認、またページリクエスト102と密接な関係がある他の何らかの情報を含む。
またHTMLファイル103は、エンドユーザのコンピューティングデバイス106においてウィジェットを示すためのフォーマット適合メカニズムも含む。ウィジェットは例えばJavaScriptコードを含むことができるが、ウィジェットをAdobe Flash,ActiveX,VBScriptまたは他のスクリプト言語を用いて実施することもできる。ウィジェットをウェブサーバ101によって提供されるものとしてHTMLファイル103に完全に含ませることができる。1つの実施形態において、HTMLファイルはウィジェットの一部(例えば1行のコード)を含み、このウィジェットの一部によりブラウザ124は動的に1つまたは複数のウィジェットコードモジュールをコンテンツプロバイダシステム100および/またはブラウザキャッシュからロードすることができる。幾つかのケースでは、ウェブサイト104Aのオペレータはコンテンツプロバイダシステム100とインターオペラビリティがあるように設計された自身のウィジェットコードを提供することができる。
ウィジェットコードを含むHTMLファイル104の受信に基づき、エンドユーザのコンピュータにおけるブラウザ124が幾つかの実施形態においてウィジェットコードの実行によりウィジェットを示す。ウィジェットはウェブページのコンテクストおよびページリクエスト、アイテム識別子、イベント識別子(イベント「購入」、「見る」、「カートに入れる」などに分類することができる)、ユーザ識別子、既知であれば、プロバイダシステムからのコンテンツが存在しない場合(またはプロバイダシステムからのコンテンツを検索する前に)に表示すべきデフォルトコンテンツ、ウィジェットがインストールされているメンバサイト104のメンバIDなどを表すパラメータを含むことができるか、そのようなパラメータにアクセスすることができる。これらの識別子をオペレータによってプログラミングにより生成することができる。択一的に、幾つかの実施形態においては、オペレータは特殊なパラメータを提供する必要はなく、またウィジェットおよびコンテンツプロバイダシステム100は以下において説明するようなパラメータを推論することができる(例えば、コンテンツプロバイダシステムはアイテム識別子としてのウェブページ125のURIの一部を使用することができる)。このようにして、コンテンツプロバイダシステム100はメンバウェブサイト104のオペレータにフレキシビリティを提供する。すなわち、一方ではパラメータによって細密に制御することによりウィジェットの詳細なカスタマイズを選択することができ、他方では、例えばJavaScriptの数行を選択されたウェブページ125に追加するに過ぎない「プラグ・アンド・プレイ」アプローチを選択することができる。このJavaScriptは潜在的に、コンテンツプロバイダ100によってオペレータに対して自動的に生成される。
エンドユーザのコンピューティングデバイス106に示されると、ウィジェットはコンテンツプロバイダシステム100のウェブサーバ121または他のタイプのサーバに対して少なくとも1つのリクエスト120を生成することができる。これらのリクエストをAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース;Application Program Interface)またはウェブサービスインタフェースと関連付けて行うことができるが、必ずしも必要ではない。ウィジェット生成リクエスト、すなわちウィジェットにより生成されたリクエスト120は、ウェブページ103および/またはページリクエスト102のコンテクストに関する情報、例えばウェブページのURL、ウェブページに関連付けられたアイテムの識別子、イベントタイプ識別子および/またはユーザ識別子を含むことができる。付加的に、ウィジェット生成リクエストは、ユーザ識別子(上述したユーザ識別子と同一のもの、またはそれとは異なるもの)、セッション識別子もしくはそれら2つを含むブラウザクッキーを含むことができる。ユーザ識別子は特定の個人を識別する必要なく特定のユーザコンピューティングデバイス106またはクライアントを識別することができる。したがって、例えば、複数のファミリーメンバが1つの特定のコンピュータ106を共有している場合、システム100はそれらのファミリーメンバを集合的に単一のユーザとして扱うことができる。ウィジェット生成リクエスト120は対応するメンバサイト104のメンバIDも含むことができ、例えば、リクエスト120と共にサイトAのメンバIDを送信するようにメンバサイトAのページにインストールされたウィジェットを構成することができる。
エンドユーザが特定のタイプのアイテム関連イベント(例えば、ウェブページアクセス、ウェブサイトアクセス、アイテム購入、アイテムダウンロード、アイテムレンタル、アイテムビューイングイベントなど)を実行すると、関連付けられたウェブページ125に実装されているウィジェットはそれらのイベントをウィジェット生成リクエスト120によりコンテンツプロバイダシステム100に報告する。以下においてより詳細に述べるが、コンテンツプロバイダシステム100はそれらのイベント(すなわちイベントを記述するデータ)をイベント履歴リポジトリ143内にエンドユーザのイベント履歴の一部として永続的に記憶することができる。所定のユーザのイベント履歴は種々異なるメンバサイト104へのユーザのアクセスを反映することができ、またコンテンツプロバイダのウェブサイトにおいて実行されたユーザアクションも反映することができる。
ウィジェット生成リクエスト120はウェブページ125に表示すべきウィジェットコンテンツ126に関するリクエストも含むことができる。コンテンツに関するリクエストを上述したようなイベント報告リクエストの一部として含ませることができる。もしくは、コンテンツに関するリクエストは別個のリクエストの形態でもよい。コンテンツプロバイダシステム100がコンテンツに関するウィジェット生成リクエスト120を受信すると、コンテンツプロバイダシステム100は、表示すべきウィジェットコンテンツ126を生成または選択するために、合計ユーザイベント履歴から導出されたアイテム・ツー・アイテム行動関連性と組み合わせて、ウィジェットリクエスト120において提供されているコンテクスト情報を使用する。このコンテンツは「行動ベース」コンテンツまたは「行動」コンテンツと称され、これはコンテンツが目下のユーザおよび/または他のユーザのモニタリングされた行動に依存していることを意味する。幾つかのケースにおいては、ユーザに表示されるウィジェットコンテンツ126を、(1)eコマースシステムによって提供されているeコマースサイトにおけるユーザの識別子、および/または、(2)アクセスしているメンバサイト104、もしくは一般的にメンバサイト104にわたるユーザの識別子に依存させることができる。
幾つかのケースにおいては、ウィジェットコンテンツ126は付加的または代替的に、アイテム間の(行動ベースとは異なり)コンテンツベースの関係に基づき選択されたアイテムを含むことができる。例えば、特定のウェブページを見ている間に、ユーザには同様のコンテンツまたはキーワードを含む他のページとのリンクを示すことができる。コンテンツプロバイダシステムは、特定のアイテムに関して信頼性の高い行動ベースの関係を生成するために、行動データの量が不十分なコンテンツベースの関係を使用することができる。ハイブリッド型のコンテンツベース/行動ベースの関係を使用することもできる。
図示されている実施形態において、コンテンツプロバイダシステム100のウェブサーバ121はウィジェット生成コンテンツリクエスト120を受信し、ウェブサーバは要求されたコンテンツ126と共に応答122を返送する。1つの実施形態において、応答はHTMLドキュメントであり、このHTMLドキュメントはメンバサイト104からロードされたメインHTMLドキュメント内のIフレーム(インラインフレーム)に埋め込まれるように構成されている。この埋め込まれたHTMLドキュメントは、表示のためにシステム100によって選択された特定のアイテムのサムネイルイメージおよび特定のアイテムに対応するリンクを含むことができる。コンテンツプロバイダシステム100は、ウィジェット生成リクエスト120に応答してオン・ザ・フライ(on-the-fly)でメンバサイトのページのサムネイルイメージを生成することができる、および/または、それらのイメージを事前に生成しキャッシュすることができる。応答122の受信に基づき、ウィジェット/ブラウザはウィジェットコンテンツ126をユーザコンピューティングデバイス上にウィジェットページ125の一部として表示する。
ウィジェットコンテンツ126はユーザ固有でなくてよく、例えば行動的に関連しているアイテムの記述でよい、および/または、コンテンツベースの分析に基づき見ているソースアイテムに関連付けられてもよい。例えば、ウィジェットは、アクセスしているサイト104Aまたはページ125に行動的に関連付けられている、および/または、キーワード分析に基づき関連付けられている他のウェブサイトおよび/またはページのサムネイルイメージおよび他のウェブサイトおよび/またはページとのリンクを表すことができる(図2を参照されたい)。ウィジェットコンテンツ126は付加的または代替的に、この特定のユーザの以前のイベント履歴に依存する個人化されたアイテム推薦を含むことができる。この以前のイベント履歴は他のメンバウェブサイト104においてユーザによって実行されたアクションを含むことができるか、そのようなアクションから構成することができる。
したがって、所定のサイト104Aへのブラウジングの行為により、コンテンツプロバイダシステム100によって供給された行動ベースのウィジェットコンテンツ126をユーザのウェブブラウザ124に表示させることができる。このコンテンツは多数のウェブサイトにわたるユーザアクション/イベントを反映しているので、行動ベースのコンテンツは見ているウェブページまたはウェブサイトおよび/または特定のユーザに非常に関連する傾向にある。
上述したように、コンテンツプロバイダシステム100は、ユーザ固有のイベント履歴を記憶しているデータリポジトリを有する。これらのイベント履歴に含まれているイベントは上述のタイプのウィジェット報告イベントからなるものでよい。幾つかの実施形態においては、イベント履歴は1つまたは複数の他のタイプのエンティティによって報告またはモニタリングされたイベントも含む。例えば、コンテンツプロバイダシステム100はアイテムの自身の電子カタログを提供する場合、ユーザのイベント履歴は、ユーザがこれらのカタログから購入した、見た、評価した、さもなければ選択した何れかのアイテムを表すイベントデータを含むことができ、これらのイベントをシステム100によってウィジェットを使用することなく収集することができる。別の例として、幾つかのウェブサイト104を、2007年3月30日付けで出願されたU.S. Appl. No. 11/694,758に記載されているように(この開示内容は参照により本願に含まれるものとする)、ウェブサービスインタフェースによってイベントを直接的にコンテンツプロバイダシステム100に報告するよう構成することができる。別の例として、エンドユーザにはブラウジングイベントをコンテンツプロバイダシステム100に報告するブラウザツールバー/プラグインをインストールするオプションを与えることができ、そのような実施形態においては、イベント履歴はコンテンツプロバイダのネットワークの一部ではないウェブサイトにおけるユーザブラウジングアクティビティを反映することができる。したがって所定のユーザのイベント履歴は、ウィジェットベースの方式および非ウィジェットベースの方式を含む複数の方式に従い収集されたイベントを含むことができる。イベント履歴データリポジトリ143は1つしか示されていないが、異なるタイプのイベントまたはイベント履歴を相互に別個に(例えば別個のデータベースに)記録することができる。
ユーザイベント履歴はウィジェットによって表示されるアイテムのユーザ選択を反映することもできる。例えば、図2を参照すると、5つのウィジェット表示アイテム/リンクはそれぞれ実際にコンテンツプロバイダシステム100を示すことができる。したがって、ユーザが特定のウィジェット表示アイテムを選択すると、コンテンツプロバイダシステムは選択イベントを記録し、ユーザのブラウザ124に転送し、ユーザが認めた選択に基づいてウェブサイト104からコンテンツを検索することができる。ウィジェット表示リンク128,129,130は代替的にそれらのそれぞれの目的地を示すことができる。
幾つかの実施形態においては、コンテンツプロバイダシステム100はメンバサイト104のウェブページをキャッシュすることができる。これらの実施形態においては、コンテンツプロバイダシステム100はメンバサイト104のページをユーザコンピューティングデバイス106に供給することができる。1つの例として、メンバサイトAのページがメンバサイトBのターゲットページとのリンクを表示するウィジェットを提供すると仮定する。このリンクのユーザ選択により、ユーザのコンピューティングデバイス106はコンテンツプロバイダシステム100からターゲットページをリクエストすることができる。コンテンツプロバイダシステムが自身のキャッシュ内にこのページのコピーを有している場合、リクエストを行ったデバイス106にキャッシュされているコピーを直接的に返すことができるか、さもなければコンテンツプロバイダシステムはリクエストをメンバサイトBの外部サーバに転送することができる。幾つかの実施形態においては、択一的にコンテンツプロバイダシステム100は全てのメンバサイト104を提供することができる。
特定のイベントに関するデータリポジトリ143に記憶されている情報は以下の情報の内の幾つかまたは全てを含むことができる:アクセスしたウェブサイトの識別子(例えば特定のメンバサイト104のメンバID)、アクセスしたURL、アイテム識別子(殊に、アイテムがURLによって一義的に識別されない場合)、アイテムタイプ識別子、ユーザの識別子(例えば特定のユーザコンピューティングデバイス106を一義的に識別するクッキー値)、イベントのタイプの識別子(例えば購入する、見る、レンタルする、評価する、など)。イベントがウィジェットによって表示されたアイテムの選択を反映する場合、イベントデータは参照しているサイトも参照したサイト(幾つかのケースにおいてこれらは同一でもよい)も識別することができる。アイテム格付けイベントに関して、イベントデータはユーザによってアイテムに割り当てられた格付け、例えば1つ星から5つ星までの評価で割り当てられた格付けまたは「関心無し」としての格付けを含むこともできる。
ユーザのアクションをメンバサイト104のネットワークにわたりモニタリングできるようにするために、コンテンツプロバイダシステム100はユニークなトラッキングクッキーを各ユーザまたはユーザコンピュータ106に割り当てる。このクッキーを、ユーザコンピュータ106がコンテンツプロバイダシステム100と関連付けられたウィジェットを有するウェブページに最初にアクセスする場合にセットすることができ、続けて、各ウィジェット生成リクエストと共にシステム100に返送することができる。コンテンツプロバイダシステム100はユーザを識別するための1つまたは複数の付加的な方式をサポートすることができる。例えば、コンテンツプロバイダシステムがeコマースウェブサイトを提供する場合、このeコマースウェブサイトのユーザを識別するために使用されたクッキーはメンバサイト104におけるユーザのアクションをモニタリングするために使用することもできる。
行動ベースのコンテンツを生成するために、関連性マイニングコンポーネントまたはシステム145(図1を参照されたい)が、特定のアイテム(例えばページ、サイト、製品、ストーリーなど)間の類似性/関連性を検出および定量化するためにエンドユーザのイベント履歴を一括して分析する。顕著な強さのアイテム・ツー・アイテム関連性は特定のアイテムを行動的に関連するアイテムにマッピングするデータリポジトリ147に記録される。図1に示されているように、これらのアイテム・ツー・アイテムマッピングは、コンテンツに関するウィジェット生成リクエストに応答して表示するためのアイテムを選択するために、ウィジェットコンテンツ生成サービスまたはシステムによって使用される。さらに示されているように、ウィジェットコンテンツ生成サービス140は認識されたユーザに示すアイテムの個人化された推薦を取得するために推薦サービス110へのアクセスも行う。推薦サービス110はこれらの個人化された推薦を、例えば、(a)イベント履歴リポジトリ143内に存在する場合にはターゲットユーザの過去のイベント履歴、(b)ユーザによって現在アクセスされているページまたは他のアイテム、(c)ユーザによってアクセスされたアイテムに関連するアイテム・ツー・アイテム関連性、の組み合わせに基づき生成することができる。アイテム間の行動関連性をマイニングし、個人化された推薦と他の行動ベースのコンテンツを生成するためにそれらの関連性を使用することができるアルゴリズムの例は上記において参照したU.S. Appl. No. 11/694,758およびU.S. Pat. 6,912,505(その開示内容全体は参照により本願に含まれるものとする)に記載されている。
有利には、1つのウェブサイト104Aに関係するイベントを行動ベースのコンテンツをその同一のサイト104Aにおけるそのユーザ、同一のサイト104Aにおける他のユーザ、他のサイト104における同一のユーザおよび他のサイト104における他のユーザに提供するために使用することができる。コンテンツプロバイダシステム100は複数の独立したウェブサイト104にわたるユーザ行動をトラッキングすることができるので、「クロスサイト」関連性を検出することができる。例えば、コンテンツプロバイダシステムはサイトAおよびサイトBが行動的に関連していること、サイトAにおける特定のページが行動的にサイトBにおける特定のページに関連していること、またはサイトAにおける特定のページが行動的にコンテンツプロバイダのサイトまたは他のウェブサイトにおいて入手可能な特定の製品に関連していることを検出することができる。サイトAとサイトBとの間の情報の何らかの通信または共有を必要とせずに、また潜在的に感知可能な何らかのユーザ情報をメンバサイト104のオペレータに公開することを必要とせずに、クロスサイト関連性をマイニングすることができ、また行動ベースのコンテンツをユーザに提供するために使用することができる。
例えば、コンテンツプロバイダシステム100は、アイテムビューイングベースのアイテム関連性の1つまたは複数の包括的なデータセットを生成するために、メンバウェブサイト104、また場合によっては1つまたは複数の付加的なウェブサイト、例えばコンテンツプロバイダのeコマースサイトにわたる全てのエンドユーザのアイテムビューイング履歴を分析することができる。同様にコンテンツプロバイダシステムは、購入ベースのアイテム関連性の1つ以上のデータセットを生成するために、それらのウェブサイトにわたるユーザのアイテム購入履歴を分析することができる。コンテンツプロバイダシステムは続いて、例えば特定のアイテムと関連付けられた他のアイテムのリストを検索し、ユーザが既に見たアイテムまたは購入したアイテムをフィルタリングし、残ったアイテムをユーザの過去のブラウジング履歴との類似度に基づき格付けすることによって、特定のアイテムを見ている特定のユーザに対する推薦を生成することができる。ユーザに提示される最終的な行動ベースのコンテンツは、個人化されていない関連性ベースのコンテンツ、例えば見ているページまたはサイトに関連するアイテムのリストも、個人化されたアイテム推薦も含むことができる。
コンテンツプロバイダシステム100は関連性の生成と推薦の生成を別個に行うことができる。殊に、アイテム・ツー・アイテム関連性はユーザによるリクエストに関して非同期で(例えばオフライン処理モードにおいて)生成することができるが、所定のユーザに対する推薦はそのユーザによるリクエストと同期して生成することができる。したがって、典型的には行動関連性のマイニング時に実施される重要な処理はユーザが経験するページロード時間に寄与する必要はない。
幾つかの実施形態においては、コンテンツプロバイダシステム100が、トラッキングおよびアカウンティングシステム130を介して認証および/または計測/課金を実施することができる。以下においてより詳細に説明するように、メンバウェブサイト104のオペレータには、殊に、(1)オペレータのウェブページ125にウィジェットコンテンツ126を表示できるようにするためのオペレータの了承および要望、(2)オペレータのウェブページ125または他のウェブサイト104のウェブページに置かれているウィジェットコンテンツ、および/または、(3)エンドユーザの行動、に基づいて貸方記入または借方記入することができる。例えば、アイテムAに関する推薦(サイトAとのリンクを有する)が所定のページ125におけるサイトBのウィジェットコンテンツ表示領域126内に配置される場合、コンテンツプロバイダシステム100はサイトAのアカウントに所定の額を請求することができ、またその額の一部をサイトBのアカウントに貸方記入することができる。より一般的に、この送金はユーザが関連付けられたリンクをクリックした場合にのみ行われるか、幾つかの実施形態においてはユーザがこのリンクをクリックし、その後にアイテムAを購入した場合にのみ行われる。クリックおよび購入のようなそれらのイベントのトラッキングは、部分的に、上述したようなウィジェットの特徴を報告するイベントに基づき可能である。オペレータは自身に適用されるようなアカウンティングシステムの詳細、例えば種々の収益モデル(クリック毎のコスト、手数料など)間の選択、所定のアイテムに関連する紹介に対して支払おうとする入札額の設定をカスタマイズすることができる。
図1において参照番号160によって示されているように、メンバサイトのオペレータ(「サイトオーナー」)はカスタムウィジェットを構成するためにウィジェットコンフィギュレーションウェブサイトまたはポータル160を使用することができる。この処理の一部として、サイトオーナーは、表示すべきウィジェットコンテンツタイプを規定するオプションを含む、種々のコンフィギュレーションオプションの中から選択を行うことができる。それらの選択肢をコンテンツプロバイダシステム100によって生成されたウィジェットコードに組み込むことができる、および/または、サイト選好データベース141に記憶させることができる。特定のコンフィギュレーションオプションの例を以下に記載する。システム100は新規なアイテムタイプおよびイベントタイプを定義するために、および/または、特定のアイテムタイプおよび特定のイベントタイプが行動関連性をマイニングするためにどのように使用されるべきかを規定するために、サイトオーナーに関する能力をサポートすることもできる。
URLによって一義的には識別されないアイテムに関して、コンテンツプロバイダシステム100は、ウィジェット/メンバサイト104によって報告されたユニークなアイテムのトラックを維持するための適切なトラッキングメカニズムを使用することができる。1つの例として、報告された各アイテムを、(1)アイテムタイプ識別子、(2)アイテム識別子、および、(3)メンバ識別子の組み合わせによってシステム100内で一義的に識別することができる。アイテムタイプ識別子を包括的にシステム100内で規定することができ、このことは、同一のアイテムタイプ識別子が全てのメンバサイト104にわたり使用されることを意味する。システムがサポートできるアイテムタイプの例は以下のものを含む:製品、ブラウズノード、広告、記事、オーディオダウンロード、バンドル、車、コメント、ドキュメント、フライト、グループ、ホテル、リスティング、人物、郵便、レストラン、レビュー、サービス、ビデオダウンロード、検索クエリ、ウェブサイト、ジャーナル、ポーリング、取引。アイテム識別子はメンバサイト104のオペレータによって自由に割り当て可能なものでよい。アイテムIDはアイテムタイプまたはメンバサイト104にわたりユニークである必要はなく、例えば、2つの異なるウェブサイト104は異なるアイテムを識別するために同一のアイテムIDを使用することができ、また単一のメンバサイト104は異なるアイテムタイプを有する2つのアイテムを識別するために同一のアイテムIDを使用することができる。メンバIDはアイテムを報告する責任のあるメンバを識別する。ウィジェットが非URLベースのアイテムについてアイテム関連イベントを報告すると、情報のそれらの3つのピース(すなわち、アイテムタイプ識別子、アイテム識別子およびメンバID)をコンテンツプロバイダシステム100に伝送することができる。
図1に示されている実施形態においては、コンテンツプロバイダシステム100がアイテムの電子カタログを含むeコマースウェブサイトを提供する。カタログは、カタログコンテンツ151のリポジトリにアクセスするカタログサービス150を使用して実現されている。このカタログ内のアイテムは1つまたは複数のメンバサイト104のカタログに含まれているアイテムと重複することができるが、これは必ずしも必要ではない。ユーザは、コンテンツプロバイダのネットワーク内のいずれかのサイト104にアクセスすることなくこのカタログから検索し、購入を行うことができる。付加的に、ユーザはサイト104にアクセスすることができ、また上述のように、eコマースサイトにアクセスせずともユーザには行動ベースのコンテンツ(個人化されたアイテム推薦を含む)をそのようなサイトに提供することができる。図示されている実施形態において、共通のウェブサーバまたはウェブサーバ121のセットはウィジェット生成コンテンツリクエストも、eコマースウェブサイトのページに関する通常のページリクエストも提供するが、別個のウェブサーバがそれらの各々タスクについて専用のものであってもよい。
eコマースサイトは推薦サービス110によって生成された個人化された推薦を表示するために構成されているウェブページ(図示せず)を含む。これらの推薦は、(a)eコマースサイトにおけるユーザの購入および/または他のアクション、(b)他のネットワークメンバサイト104におけるユーザのアクション、または(c)それら(a)と(b)の組み合わせに基づくものでよい。ウェブサイト104におけるアクティビティの特性を推薦処理に組み込むことによって、eコマースサイトは自身のカタログからユーザに対して改善されたアイテム推薦を提供することができる。
さらに、eコマースサイトは有用な個人化された推薦を、今まで一度もこのeコマースサイトにアクセスしたことがなかった新たなユーザに提供することができる。例えば、ユーザがメンバサイトA,BおよびCにアクセスし、続いて、初めてeコマースサイトにアクセスした場合を仮定する。eコマースサイトの開始ページのリクエストに応答して、コンテンツプロバイダシステム100は、(a)過去のブラウジング履歴を参照するため、(b)サイトA,Bおよび/またはCに行動的に関連する製品のセットを参照するためにサイト・ツー・プロダクト行動関連性/マッピング147のデータセットを使用するため、また、(c)リクエストされたウェブページへのそれらの製品の記述を組み込むために、リクエストと一緒に伝送されたクッキーを使用することができる。システム100はこれとは逆のシナリオもサポートすることができる。つまり、eコマースサイトの顧客が始めてメンバサイト104にアクセスすると、システムはメンバサイト104において顧客に提示するためのアイテムを選択するためにeコマースサイト104における顧客の以前のアクティビティ(例えば購入)に依存することができ、それらのアイテムをメンバサイト104のページに含まれるウィジェットを介して提示することができる。
コンテンツプロバイダシステム100によって提供されるeコマースサイトは、電子カタログのアイテム詳細ページに関連するアイテムの個人化されていないリストを表示するために、クロスサイトのアイテム・ツー・アイテムマッピング147を使用することもできる。例えば、ユーザが電子カタログの特定の製品詳細ページを要求すると、ウェブサーバ121は、(1)行動的に関連するメンバサイト104との外部リンク、(2)メンバサイト104の行動的に関連するウェブページとの外部リンク、(3)電子カタログにおける行動的に関連する製品の詳細ページとの内部リンク、(4)電子カタログにおいては入手できない行動的に関連する製品を表示するメンバサイトにおけるページとの外部リンクの内の1つまたは複数を製品詳細ページに組み込むことができる。これらの例の各々において、関連付けられたアイテムのイメージおよび記述テキストと一緒にリンクも表示することができる。
図8は、関連付けられたウェブページが製品推薦を表示できるようにするために、メンバサイト104のHTMLドキュメントに含ませることができるJavaScriptベースのウィジェットの1つの例を示す。この例においてウィジェットは、コンテンツプロバイダシステム100によって提供されるHTMLドキュメントをインラインフレームとしてメンバサイト104のホストページ内に組み込ませることができるIフレームベースのウィジェットである。このインラインの次元が第28行〜第30行に規定されている。ウィジェットはメンバサイトのオペレータのユニークなID(第3行を参照されたい)およびウィジェットに対応するアイテムのユニークなID(第4行を参照されたい)を規定する変数を含む。これらのIDをウィジェット生成リクエストと共にコンテンツプロバイダシステム100に渡すことができる。第22行は、イベントを記録し、推薦を検索するためのコンテンツプロバイダシステム100へのリクエストを生成する命令を含む。第12行〜第18行は、推薦アイテムをインラインフレームにおいてどのように表すか(例えば価格および製品イメージを一緒に表示するかしないか)を規定している。図8に示されているタイプのウィジェットを、メンバウェブサイト104と関連付けられたセッティングまたは選好に基づいてコンテンツプロバイダシステム100によって自動的に生成することができるか、サイトオーナーによって生成することができる。そのようなJavaScriptは、実行されと、サイトオーナーによって規定された次元および表示属性に従って生成および表示される、個人化された、または個人化されていない推薦を有する、図2に示されているものに類似するウィジェットコンテンツ126を表示させるHTMLを返す。
さらに図1を参照すると、コンテンツプロバイダシステム100の機能ブロックまたは機能コンポーネント110,121,130,140,141,143,145,147,150,151,160のそれぞれを、コンピュータハードウェア(例えば汎用コンピュータまたは汎用プロセッサ)と組み合わせて実施することができ、またそれらはコードモジュールを実行することができる。コードモジュールをいずれかのタイプのコンピュータ記憶装置または記憶媒体内に記憶させることができる。ユーザコンピューティングデバイス106とコンテンツプロバイダシステム100との間の通信、またユーザコンピューティングデバイス106とメンバウェブサイト104との間の通信はコンピュータネットワーク、例えばインターネットを介して行うことができる。ユーザコンピューティングデバイス106はウェブブラウジング能力がある何らかのタイプのデバイス、例えばパーソナルコンピュータ、パーソナルディジタルアシスタント、移動電話、インタラクティブテレビまたはセットトップボックスを含むことができる。幾つかの実施形態において、システム100の種々のコンポーネントは地理的に分散していてもよい。
III.ウィジェット生成リクエストの処理(図3を参照されたい)
図3は、コンテンツプロバイダシステム100がどのようにウィジェット生成リクエストを処理できるかについての1つの実施例を示す。ウェブサーバ121によるリクエストの受信に基づき、ブロック312において、システムはリクエストが以下のタイプのクッキー、すなわち、(1)このユーザがこのウェブサイトにアクセスしたか登録された場合に存在する、コンテンツプロバイダのeコマースウェブサイトに対応するクッキー、(2)メンバサイト104におけるウィジェットを介するコンテンツプロバイダシステム100によってセットされたクッキー、の一方または両方を含んでいるか否かを確認する。システム100は、アクセスしたそのような全てのクッキーに関する識別値をリポジトリ143において相互に関連付けることができる。
システム100は、インスタントウィジェットリクエストおよび先行のリクエストによって提供された種々の識別子を調和させることを試みることもできる。例えば、現在のウィジェットリクエストがコンテンツプロバイダのウェブサイトに関するクッキーを含む場合、システム100は現在のリクエストにおいて提供されたウィジェット識別子が先行のリクエストにおいて提供された(したがってリポジトリ143内に記憶されている)いずれかのウィジェット識別子と同じものであるか否かを検査することができる。そのような識別子が同一でない場合、ウェブサーバは関連性を2つのウィジェット識別子をリンクさせるリポジトリ143に記憶することができる。
次に、必要に応じて、システム100はエンドユーザのコンピューティングデバイス106における識別情報を含むクッキーをセットまたはリセットすることを試みる。ウィジェット生成リクエストが識別子を含んでいなかった場合、システム100はユーザのコンピューティングデバイス106に配置するための新規ユーザ識別子およびクッキーを生成することができる(ブロック314)。一致しないウィジェットクッキーの前述の例においては、ウェブサーバがウィジェット識別子をリポジトリ143における先行の値にリセットするために選択を行うことができる。同様の調和アクションをウィジェット生成リクエストにおいて送信された他のデータに関して行うことができる。
システム100は続いて調和されたイベントデータをリポジトリ143に記録することができる(ブロック316)。記録すべきデータはサイトID、アイテムID、タイムスタンプ、イベントタイプおよび/または他のイベントデータを含むことができる。イベントタイムスタンプを必要に応じて、他のイベントデータに比べて任意に長く保存されている異なるイベントタイプと共に、「古い」イベントデータをパージするために使用することができる。イベントタイムスタンプはまた、アイテム・ツー・アイテム関連性を生成するために、および/または、個人化された推薦を生成するために、比較的最近のユーザアクティビティにより大きい重みを与えるために使用することもできる。アイテムIDは汎用的な識別子であり、あらゆるオブジェクトを識別することができ、またグッズ、サービス、ウェブページ、シンジケーションフィード、検索クエリなどを含むことができる。有利には、アイテム識別子はユニークな値である。幾つかの実施形態において、オブジェクトの統一資源識別子(URI;uniform resource identifier)をそのオブジェクトに関するアイテムIDとして使用することができる。
ブロック318においては、ウィジェットコンテンツ生成サービス(図1を参照されたい)がユーザによって見られているサイト104、ページ125または他のアイテムに関するアイテム関連性を検索する。この情報をアイテム関連性データベース110から検索することができる。ブロック320および322においては、先行のイベント履歴がこのユーザ/クッキー(すなわち、ブロック316において記録したイベントに先行して発生した1つまたは複数のイベントを有するイベント履歴)に関して存在する場合、システム100はユーザに対して個人化されたアイテム推薦を生成するために推薦サービス110を呼び出すことができる。これらの推薦を上記において記載したように生成することができる。生成すべき類似性および推薦を、このウェブサイト104Aに関する汎用的な選好、ウィジェット生成リクエスト120のパラメータ、および/または、ユーザ固有の選好に基づき、アイテムの特定の関係またはタイプに制限することができる。
推薦サービス110は、(選択的にブロック316において記録された現在のイベントを含む)イベント履歴データ143のデータベースからエンドユーザのイベント履歴の全てまたは選択された一部を検索することによって、また、このイベント履歴におけるアイテムに関連するアイテムを参照するためにアイテム関連性データベース147にアクセスすることによって、個人化された推薦を生成することができる。特定のアイテム・ツー・アイテム関連性の強さを反映している関連性スコアをアイテム関連性データベース147から検索することができ、またターゲットユーザのイベント履歴との関連性の総合的な度合いに基づき、参照したアイテムを格付けするために使用することができる。
ブロック324においては、ウィジェットコンテンツ生成サービスが表示に適していないアイテムをフィルタリングする。フィルタリングはここでもまた、ウェブサイト104A(例えばアイテムカテゴリ選好またはブラックリスト)、ウィジェット生成リクエスト120のパラメータ、ユーザ固有の選好および/または他の判定基準に関連付けられた汎用的な選好に基づくものでよい。次に、ブロック326においては、ウィジェットコンテンツ生成サービス140が、残りのアイテムの上位にランクされているサブセットをカプセル化するウィジェットコンテンツを生成する。ウィジェットコンテンツ126はアイテムの記述、アイテムのイメージ、アイテムを購入することができる場所とのウェブリンクなどを含むことができる。コンテンツプロバイダシステム100の電子カタログに製品が示される場合、このコンテンツ126はカタログサービス150(図1を参照されたい)から検索されたカタログコンテンツ38を含むことができるか、カタログコンテンツ38から構成することができる。外部ウェブサイトおよび外部ウェブページの場合、関連付けられたウェブページのサムネイルイメージを定期的に生成することによって、また関連付けられたウェブページから記述テキストを抽出することによって、ウィジェットコンテンツ126を自動的に取得することができる。サイトオーナーは特定のタイプのアイテムに関するアイテム記述および広告クリエイティブのシステム100へのアップロードが許可される。
このウィジェットコンテンツをウェブサーバ121に戻すことができ、ウェブサーバ121は生成されたウィジェットコンテンツ126を含む応答122を構成する。この応答はユーザコンピューティングデバイス106に戻され、これに基づいてユーザコンピューティングデバイス106はエンドユーザが利用可能なコンテンツを表示することができるか、そのようなコンテンツを作成することができる。ウィジェットコンテンツは、図2に示されているようなウェブページ125の一部として有利には表示されるが、択一的にはRSSニュースフィードエントリとしてポップアップウィンドウ内に表示することができるか、ユーザがページ125の特定のオブジェクトまたは領域上でマウスポインタを停止させたときに現れる「ポップオーバー」内に表示することができる。幾つかの実施形態においては、コンテンツが難聴の人のために読み上げられる。
図3に示されている処理のヴァリエーションを、トラッキングされないよう要求したユーザに対して使用することができる。1つの実施形態においては、ユーザがトラッキングされないよう要求すると、プライバシークッキーがユーザのコンピューティングデバイス106にセットされる。システム100がそのようなプライバシークッキーを含むウィジェット生成リクエストを受信すると、システムはブロック316におけるイベントの永続的な記録を停止し、また何らかの付加的なクッキーをユーザのデバイス106にセットすることを停止する。さらには、ブロック322(個人化された推薦の生成)がスキップされるので、推薦は現在見ているサイトまたはページと関連付けられたアイテムから構成される。図2に示されているウェブページの実施例においては、ユーザがウィジェット表示領域126における「プライバシー情報」リンクをクリックし、続けてシステム100のプライバシーセッティングページにおいて「トラックしない」オプションを選択することによってトラッキングされないよう要求することができる。
エンドユーザのブラウザに表示するためにHTTPを介して伝送されるウィジェットは、コンテンツプロバイダシステム100によって使用することができるメカニズムのただ1つのタイプである。ウェブウィジェットに加えて、またはウェブウィジェットに完全に取って代わって、コンテンツプロバイダシステムはブラウザツールバープラグイン、ブラウザ拡張部および他のタイプの表示メカニズム(広告および他のタイプのコンテンツをモバイルデバイスに表示させることができるメカニズムを含む)を使用することができる。
IV.ユースケースの例
以下の例は、行動ベースのコンテンツをユーザに供給するためにコンテンツプロバイダシステム100を使用することができる種々のやり方の内の幾つかを表す。当業者であれば分かるように、各ユースケースを他のユースケースの内のいずれか1つまたは複数と組み合わせることができる。
関連するウェブサイトのメンバサイトにおける表示。メンバサイト104のオペレータは、関心のある他のウェブサイトにいる自身のユーザを支援するためにウィジェットサービスの使用を希望することができる。そのような機能を追加するために、ウェブサイトオペレータは他のメンバウェブサイト104との出力リンクを表示するよう構成されているウィジェットを自身のホームページに増補することができる。この例において、また以下において説明する例において、ウィジェット構成パラメータをウィジェット自体に組み込むことができる、および/または、コンテンツプロバイダシステム100のサイト選好データベース141に記憶することができるユーザが増補されたホームページにアクセスすると、ウィジェットはユーザのブラウザ124にメンバサイト104を識別するリクエストを生成させることができる。コンテンツプロバイダシステム100は、関連するウェブサイト104のリストを参照するためにアイテム関連性データベース147にアクセスすることによって、また出力リンクを有するウィジェット表示オブジェクト126をそれらの関連するサイトのホームページに戻すことによって応答することができる。これらのリンクを選択的に、上述のような対応するホームページのサムネイルイメージとして表示することができるか、サムネイルイメージと関連付けることができる。関連するサイトのリストは多数のメンバサイト104にわたる合計ユーザブラウジング履歴に基づくものでよい。1つのヴァリエーションとして、ウェブサイトオペレータは、ウィジェットが紹介料を支払う他のメンバサイトとのリンクのみを表示するように、ウィジェットサービスを構成することができる。さらに別のヴァリエーションとして、個人化されたウェブサイト推薦を認識されたユーザに付加的に表示するようウィジェットサービスを構成することができる。
到来するトラフィックに対する紹介料を支払うためのメンバサイト登録。他のユースケースの例として、メンバサイト104(「現在のサイト」)のオペレータは自身のホームページを、このページへのアクセスを単にコンテンツプロバイダシステム100に報告するウィジェットでもって増補することができる(このウィジェットはアクセスしているユーザに何らかのコンテンツを表示する必要はない)。オペレータはまた到来する紹介に関して他のメンバサイトオペレータに支払いを行うために登録を行うこともできる。現在のサイトに行動的に関連している他のメンバサイトを見ている間に、ユーザには現在のサイトとのリンクを表示することができる。ユーザがそのようなリンクを追跡すると、コンテンツプロバイダシステム100は現在のサイトのオペレータに紹介料を請求し、また紹介メンバサイトのオペレータにこの金額の一部を支払う。
メンバサイトにおけるイントラサイトの関連するアイテムの表示。メンバサイト104のオペレータは、このメンバサイトにおいて関心のあるアイテムを捜しているユーザを単に支援するためにウィジェットサービスの使用を欲することができる。例えばメンバサイトは、アイテムの電子カタログを提供し、それらのアイテムの各々がメンバサイトのそれぞれのアイテム詳細ページに表示されるマーチャントサイトでよい。関心のあるカタログアイテムを捜しているユーザを支援するために、オペレータはウィジェットを各アイテム詳細ページに追加することができ、またそれぞれの詳細ページにおいてフィーチャーされたアイテムと行動的に関連する他のカタログアイテムを表示するためにこのウィジェットを構成することができる。ユーザがそのような詳細なページにアクセスすると、関連付けられたウィジェットはユーザのブラウザに、そのページにおいてフィーチャーされたアイテムを識別するコンテンツプロバイダシステム100にリクエストを送信させることができるコンテンツプロバイダシステム100は、フィーチャーされたアイテムに非常に密接に(行動的に)関連している(メンバのサイトの)カタログアイテムの記述およびそのようなカタログアイテムに関する詳細なページとの内ブリンクを含むウィジェット表示オブジェクト126でもって応答することができる。関連するアイテムのこのセットはメンバサイト104のユーザの合計詳細ページビューイング履歴に基づくものでよい。このユースケースはカタログアイテムを、メンバサイト104に含ませることができるか、メンバサイトに表示することができる他のいずれかのタイプのアイテム(例えばニュースストーリー、ブログ、ブログエントリ、ユーザプロフィールページ、製品、ビデオクリックなど)に置き換えることによって変更される可能性がある。
メンバサイトにおけるイントラサイトの個人化された推薦の表示。このユースケースのシナリオにおいて、ウェブサイトオペレータは上述のようにアイテム詳細ページにウィジェットを追加するが、メンバサイトのカタログアイテムの個人化された推薦を表示するためにウィジェットを構成する。カタログにアクセスするユーザがコンテンツプロバイダシステム100によって認識され、有意味なイベント履歴を有する場合には、コンテンツプロバイダシステムはユーザに示すためのカタログアイテムの選択を個人化することができる。例えば、このユーザが以前にメンバサイトAおよびBにアクセスしており、またこれらのサイトがメンバサイトのカタログにおけるカタログアイテムCと強い行動的な関連性を有する場合、このユーザが以前に現在のメンバサイトにアクセスしたか否かにかかわらず、アイテムCを示すために選択することができる。ここでもまた、メンバサイト104に含ませることができるか、メンバサイト104に提示させることができる他のあらゆるタイプのアイテムにこの例を拡張させることができる。
集合的な電子カタログ。アイテムの電子カタログを提供するウェブサイトのオペレータに、効果的に自身のそれぞれの電子カタログを、コンテンツプロバイダシステム100が推薦を行うことができる集合的な(ネットワークワイドの)電子カタログの一部にするオプションを与えることができる。この処理の一部として、コンテンツプロバイダシステムがより多くのタイプのカタログアイテム選択イベント(例えば詳細ページビューイングイベント、ほしい物リスト追加イベント、ショッピングカート追加イベント、レンタルキュー追加イベントなど)をトラックできるようにするために、関与するウェブサイトオペレータはウィジェットをこれらの電子カタログのアイテム詳細ページに追加することができる。コンテンツプロバイダシステムは、クロスサイトの関連性もイントラサイトの関連性も含む、特定のカタログアイテム間の関連性を検出するために、集合的な電子カタログにわたり収集された結果としてのイベントデータを使用することができる。これらの関連性をクロスサイトのカタログアイテム推薦もイントラサイトのカタログアイテム推薦も関与するサイト104のウィジェット使用可能アイテム詳細ページに組み込むことができる。個人のサイトによって提供されている電子カタログは相互に重畳していてもよいが、これは必ずしも必要ではない。幾つかの実施形態においては、コンテンツプロバイダシステム100によって提供される電子カタログを集合的な電子カタログに含ませることができる。
アフィリエイトプログラムへの参加。このユースケースの例においては、メンバウェブサイト104はコンテンツプロバイダのeコマースサイトによって実現されるアフィリエイトプログラムに登録される。予めメンバサイトのオペレータはコンテンツプロバイダの電子カタログからカタログアイテムを手動で選択しており、またこのオペレータにはeコマースサイトの対応するアイテム詳細ページとの出力リンクが提供されている。手数料を増やすために、このメンバサイトのオペレータはウィジェットを1つまたは複数のウェブページに追加し、eコマースサイトにおいて提供されたカタログアイテムの個人化された推薦を表示するためにこれらのウィジェットを構成する。ウィジェットはカタログアイテム(および/またはメンバサイトに行動的に関連するカタログアイテム)の個人化された推薦を表示するので、ユーザはeコマースサイトを介してよりクリックを行い、またより購入を行うようになる。したがって、オペレータはその手数料を増やし、潜在的に自身のメンバサイト104とのトラフィックを増やす。アフィリエイトプログラムを完全にコンテンツプロバイダシステムによって実現する必要はない。例えば、当業者には周知であるように、所定のタスク、例えば紹介イベントのトラッキングおよび手数料の計算を、多数のeコマースエンティティのアフィリエイトプログラムを管理するサードパーティーサービスプロバイダによって実行することができる。
クリックストリーム履歴に基づいたユーザの区分コンテンツプロバイダがeコマースサイトを運営する実施形態においては、コンテンツプロバイダシステム100がまだそのeコマースサイトを訪れていないエンドユーザを区分/分類することができる。それらのユーザの内の一人がeコマースサイトにアクセスすると、このユーザに事前に割り当てられた1つまたは複数のカテゴリを製品の選択のために使用し、表示のために推薦または広告することができる。例えば、ユーザが以前にネットワーク内の1つまたは複数の電子レビューサイト104にアクセスしていた場合、eコマースサイトはユーザに電子製品に関連する広告またはオファーを提示することができる。別の例として、コンテンツプロバイダシステムは、関連するコンテンツを提示するために、メンバウェブサイト104からのデータを使用し、ユーザのショッパー(shopper)タイプを決定することができる。例えば、取引およびクーポンウェブサイトを訪れたユーザを「ディールハンター(deal hunters)」として分類することができ、ガジェット関連ブログおよびニュースサイトのユーザを「アーリアダプタ(early adopters)」として分類することができ、またコンテンツを発見するために一方のページまたはウェブサイトから他方のページまたはウェブサイトへとブラウジングする傾向にあるユーザは「ブラウザ」ショッパータイプでよい。続いて、この情報を支出情報のような他の情報と共にeコマースウェブサイトによって、ショッパータイプに基づいて広告、提供またはアイテムを提示するために使用することができる。
サイト・ツー・カテゴリ関連性前述のユースケースの1つのヴァリエーションでは、ウェブサイト・ツー・プロダクトカテゴリ関連性を計算するために多数のユーザの合計イベントデータを使用することができる。これらの関連性は例えばメンバサイト104へのアクセスと特定の製品カテゴリからの購入との間の相関関係に基づくものでよい。例えば、メンバサイトAにアクセスした人が比較的高い割合でeコマースサイトからガーデニング製品も購入する場合、関連性をこのメンバサイト104と製品カテゴリ「ガーデニング」との間で生成することができる。一度計算が行われると、ウィジェット・ツー・プロダクトカテゴリ関連性を、特定のユーザが訪れた1つまたは複数のメンバサイト104と最も強く関連付けられた1つまたは複数の製品カテゴリを選択するために使用することができる。そのような1つまたは複数の製品カテゴリに対応する広告または他のコンテンツをユーザに提供することができる。
特定のメンバサイト104に関する行動データ量が有意味なサイト・ツー・プロダクトカテゴリ関連性の生成には十分でなければ、コンテンツベースの関連性を代替的に使用することができる。例えば、コンテンツプロバイダシステム100はメンバサイトのウェブページから特徴キーワードを自動的に抽出し、多数のユーザの合計イベント履歴データを使用してキーワード・ツー・プロダクトカテゴリ関連性を生成することができる。これらのキーワード・ツー・製品カテゴリ関連性を、特定のメンバサイト104(例えば比較的少ない行動データが存在するメンバサイト)の特定の製品カテゴリへのマッピングに使用することができる。
このユースケースを他のタイプのアイテムカテゴリ、例えばブログカテゴリ、ポッドキャストカテゴリおよびニュースカテゴリに拡張することができる。
ユーザ・ツー・ユーザ関連性コンテンツプロバイダシステム100は付加的に、特定のユーザ間の類似性/関連性を計算するために、収集されたマルチサイトクリックストリーム(イベント)データを使用することができる。続いてこれらの関連性を、ユーザが自身のソーシャルネットワークに追加する他のユーザを捜し出すことを支援するために使用することができる。例えば、コンテンツプロバイダのウェブサイトは、ユーザが個人プロフィールを公表でき、また類似するブラウジング特性を有する他のユーザの推薦を受信できる領域を含むことができる。
ソーシャルネットワーキングアプリケーションの発見。例えば、フェイスブックおよびオープンソーシャルアプリケーションのようなソーシャルネットワーキングアプリケーションを別のタイプのアイテムとして処理することができる。そのようなアプリケーションの開発者は、自身のソーシャルネットワーキングアプリケーションを同様のアプリケーションのユーザに自動的に奨励するためにCPC参加者としてネットワークに参加する。
ニュースペーパーサイト。顧客がニュースペーパーのウェブサイト104Aを訪れる頻度を増やし、またその期間を長くするために、ニュースペーパー発行者はウィジェットサービスを利用することができる。有利には、エンドユーザ106はウェブサイト104A(他のウェブサイト104)における関心のある付加的なコンテンツとのリンクにより、このメンバサイト104および他のメンバサイト104におけるエンドユーザの集合的な行動に基づいて、コンテンツプロバイダシステムのウィジェットを利用することができる。コンテンツプロバイダシステムを、カテゴリによってフィルタリングされた記事関連性を含むニュース記事のようなアイテムの推薦を提供する能力をサポートするよう構成することができる。フィルタリングされた記事をさらに人気によって格付けすることができる。付加的に、アイテムのカテゴリをさらに詳細に区分したサブカテゴリを支援することができる。図2は、そのように構成されたニュースサイトの一実施例を示す。現在のブラウジング行動に関連する推薦を提供することによって、ウィジェット提供コンテンツはウェブサイト104Aまたは他のウェブサイト104においてより多くのコンテンツを読むことをエンドユーザ104に奨励することができる。各ページが代済みの広告を含むことができるので、ニュースペーパーはエンドユーザが選択する各ページにつきより多くの収益を得ることができる。さらには、多くのニュースペーパーウェブサイトは購読料金を請求するので、関心のある付加的なコンテンツにエンドユーザが気付く機会を増やすことはロイヤリティを発生させることができ、また加入者のベースの成長を促進することができる。
V.関連性マイニング(図4を参照されたい)
関連性マイニングコンポーネント145(図1を参照されたい)は異なるタイプのアイテムおよびイベントに関するアイテム関連性データセットまたはテーブルを生成することができる。例えば、購入ベースのアイテム関連性のデータセットを、記憶されている購入イベントデータに基づき生成することができ、またビューイングベースのアイテム関連性の別個のデータセットを記憶されているビューイングイベントデータに基づき生成することができる。関連性マイニングアルゴリズムは選択的に、より最近のイベントにより高い重みを与えるためにイベントタイムスタンプを使用することができ、これにより検出された関連性はユーザの現在のアイテム選好をより強く反映する。タイムスタンプを相互に時間的に近接して行われたイベントにより高い重みを与えるために使用することができる。例えば、同日に行われた2回の購入を異なる日に行われた2回の購入に比べてより密接に関連するものとして処理することができる。必要に応じて使用することができる関連性マイニング方式の例は以下の特許文献に記載されており、その限りにおいてそれらの文献の開示内容は参照により本願に含まれるものとする:2004年1月28日付けで出願されたU.S. Pat. Nos. 6,912,505;U.S. Appl. No. 10/766,368および2004年6月9日付けで出願されたU.S. Appl. No. 10/864,288。
アイテム関連性マッピングを生成するための一実施例が図4に示されている。ブロック401においては、ソースアイテムタイプおよびターゲットアイテムタイプを選択する処理が行われる。例えば、ウェブサイト104を関連する製品にマッピングする対応付けを生成するために、ソースアイテムタイプは「ウェブサイト」でよく、またターゲットアイテムタイプは「製品」でよい。種々のデータセットをこれら2つのパラメータの種々の組み合わせ(例えば、ウェブサイトとウェブサイト、ウェブサイトと製品、ウェブサイトと製品カテゴリ、キーワードと製品カテゴリ、タグと製品、ページとページ、ページと製品など)に関して生成することができる。
ブロック402においては、何人かのユーザまたは全てのユーザのイベント履歴を検索する処理が行われる。イベント履歴は特定のユーザに属するイベントの内の少なくとも幾つかのイベントのレコードである。所定のイベント履歴は、メンバサイト104もコンテンツプロバイダによって運営されるサイトも含む、種々異なるウェブサイトへのユーザのアクセスを反映することができる。幾つかのケースにおいては、同一のユーザに関して複数のイベント履歴が存在していてもよく、各イベント履歴を相互に別個に分析することができる。
ブロック404においては、イベント履歴の閾値内で共起する<ソースアイテム、ターゲットアイテム>のペアを識別する処理が行われる。特定の条件を満たさないアイテムペアをこの処理中に無視することができる。例えば、ムービー・ツー・ムービーマッピングを生成する場合、異なるMPAA格付けを有するムービーペアを無視することができる。ブロック406においては、イベント履歴におけるソースアイテムとターゲットアイテムの共起の頻度を反映する各<ソース、ターゲット>ペアに関する関連性スコアを生成する処理が行われる。他の種々の判定基準をそのようなスコアの生成時に考慮することもできる。例えばブースト(boost)を比較的利益の高いアイテムに与えることができる。ブロック408においては、各ソースアイテムに関して、関連性スコアによって格付けされたトップN個(例えば20個)の関連付けられたターゲットアイテムを選択し、結果として生じたターゲットアイテムおよびスコアのリストをデータベース147内のマッピングテーブルに記憶する処理が行われる。
異なるアイテムタイプ間の関連性の検出に加えて、ターゲットイベントタイプとは異なるソースイベントタイプを使用して関連性をマイニングすることができる。例えば、ソースイベントタイプ「見る」およびターゲットイベントタイプ「購入」を使用することによって、「このアイテムを見ている人は以下のアイテムも購入しています」の形で関連性を生成することができる。例えば、メンバサイトへのアクセスを特定の製品の購入または特定のDVD/ムービーのレンタルに関連付けるデータセットを生成することができる。
VI.ウェブサイト登録およびウィジェットカスタマイズ(図5を参照されたい)
1つまたは複数のウィジェットを有する自身のサイト104をカスタマイズしようとするウェブサイトオペレータには、先ずウィジェットサービスを利用するためにコンテンツプロバイダシステム100への登録を要求することができる。択一的に、コンテンツプロバイダシステムは、登録を要することなくあらゆるオペレータがそのオペレータのウェブサイト104において利用できる汎用ウィジェットを交付することができる。
図5は、ウェブサイトオペレータ252がコンテンツプロバイダシステム100に登録することができ、またコンテンツプロバイダシステム100と協働させるために自身のウェブサイトを構成することができる方式250の一実施形態を示す。この特定の方式は比較的高度なウェブサイトオペレータに対して編成されたものであり、省略することも可能な複数のステップを含む。例えば、ウェブサービスインタフェースはこの実施例においてサイトオーナー/オペレータに公開されているが、あらゆるサイトオーナーにウェブサービスインタフェースを公開せずとも上述した全ての特徴を実現することができる。
イベント254においては、ウェブサイトオペレータ252はコンテンツプロバイダシステム100にアカウントを作成する。このために、図1において参照番号160で示されているように、ウェブポータルまたはウェブポータルを提供することができる。再び図5を参照すると、登録を行っている間に、ウェブサイトオペレータ252は種々のタイプの情報、例えばEメールアドレス、ウェブサイトURL、ウェブサイト分類、アカウント情報および/または支払い情報などを提供することができる。
イベント256において、アカウントの作成に続いて、ウェブサイトオペレータ252は選択的に、ウェブサービスアクセスキーIDおよびパスワードを例えば個人化されたアカウントページにアクセスすることによってコンテンツプロバイダシステム100から受け取る。ウェブサービスアクセスキーIDおよびパスワードは、認証に関してウィジェット要求に署名するために使用することができる。ウェブサービスインタフェースが公開されていない実施形態においては、ウィジェット生成リクエストに含ませることができるユニークなIDをウェブサイトオペレータ252に提供することができる。
ブロック260においては、登録後に、ウェブサイトオペレータはウィジェットコード、ウィジェットとのコンテンツプロバイダシステムのインタフェースを表すWSDLファイル、および、メンバウェブサイト104に関するコンテンツプロバイダシステムのインタフェースを表すWSDLファイルの内の幾つかまたは全てを検索することができる。殊に、ウェブサービスインタフェースがウェブサイトオペレータに公開されていない実施形態またはユースケースにおいては、WSDLファイルを省略することもできる。ウェブサイトオペレータ252は、公知の方式を用いてウェブサイト104にクライアントサイドコードを生成するために、提供されたウィジェットコードまたはWSDLインタフェース記述を使用することができる。例えば、ウェブサイトオペレータはWSDLファイルからウィジェットコードを生成するために市販のツールキットを利用することができる。このクライアントサイドコードはクライアントサイトAPIインプリメンテーション214を実現する。択一的に、コンテンツプロバイダシステム100は、インタラクティブウィジェット作成ツールによってウィジェットコードを生成することができ、サイトオーナーはこのウィジェットコードを1つまたは複数のHTMLファイルにカット・アンド・ペーストすることができる。
ウェブサイトオペレータ252は共通APIコールに関するコードを含むクライアントライブラリ216にアクセスすることができる。1つの実施形態においては、クライアントライブラリ216はAPIコールの内の少なくとも2つ、すなわちセット・ストップ・リスト(Set Stop List)およびレコード・イベント(Record Event)に関してバルク・アップロード・インタフェース(bulk upload interface)を提供する。他のタイプのツール、例えばゲッティング・スタート・ガイド(getting started guide)、デベロッパー・ガイド(developer guide)および/またはオンラインド・キュメンテーション(online documentation)も付加的に利用することができる。
図5のブロック262においては、ウェブサイトオペレータ252は選択的に、既存のエンドユーザ履歴データ(イベントデータ)をコンテンツプロバイダシステム100に提供するためにバルク・アップロードAPIを使用する。1つの実施形態においてバルク・アップロードを実施するために、ウェブサイトオペレータは以前に記録されたイベントを含むイベントデータ(ユーザID、イベントタイプ、アイテムID、アイテムタイプおよびイベントタイムスタンプ)を作成してアップロードする。そのような予め収集されたデータのアップロードにより、コンテンツプロバイダシステム100は、ウェブサイトオペレータのサイト104における特定のアイテム間のイントラサイト関連性をより高速に検出することができる。
後続の登録中に、例えば自身のウェブページに表示すべき行動的なコンテンツの1つまたは複数のタイプのような種々のウィジェットに関連する選好を規定するために、ウェブサイトオペレータはコンテンツプロバイダシステム100を使用することができる。これらの選好をウィジェットコンフィギュレーションポータル160(図1を参照されたい)によって規定することができ、また関連付けられたデータベース141に記憶することができる、および/または、ウィジェットコードに組み込むことができる。コンテンツプロバイダシステム100がコンテンツに関するウィジェット生成リクエスト120を受信すると、コンテンツプロバイダシステム100はデータベース141からサイトオーナーの選好の内の幾つかまたは全てを参照し、表示のために行動的なコンテンツの1つまたは複数の特定のタイプを選択するためにそれらの選好を使用することができる。
種々のタイプのカスタマイズをサポートすることができる。コンテンツプロバイダシステム100はウェブサイトオペレータがそのウェブサイト104の異なるページに関して異なるウィジェットカスタマイズ選好を規定することを許可する。このことは、各ウィジェットに関してコンフィギュレーションページを有することによって達成することができるか、ウィジェットカスタマイズを階層的に引き継ぐか共有するシステムを有することによって達成することができる。
ウェブサイトオペレータ104に提供することができる幾つかのカスタマイズのタイプを以下に列挙する。この列挙は排他的なものではなく、またコンテンツプロバイダシステムがそれらのオプションを全て(または、それらのオプションのサブセット)を実施することは要求されない。
ウィジェット表示属性:オペレータはウィジェットコンテンツ126を表示するために使用されるサイズ、色および/または表示フォーマットを規定することができる。
関連するアイテムの表示:選択された場合、ウィジェットは、見ているページ、サイトまたは他のアイテムに行動的に関連付けられているアイテムの記述を表示することができる。サイトオーナーはまた、自身のサイト104内の関連するアイテムに表示を制限するためのオプションを有することもできる。
個人化された推薦の表示:選択された場合、ウィジェットコンテンツはアイテムの個人化された推薦を含むことができる。ウェブサイトオペレータは推薦を生成するために使用されるべき行動的なイベント(見る、購入など)の1つまたは複数のタイプを規定することもできる。
アイテムカテゴリ:サイトオペレータは、表示されるべき、または表示されるべきではないアイテム(例えばウェブサイト、ポッドキャスト、製品、ビデオ、本など)の1つまたは複数のカテゴリを規定することができる。
他のサイトにおけるこのサイトの公開:選択された場合、他のウェブサイトおよびページにおけるウィジェットは現在のサイトのホームページおよび/または他のページとのリンクを表示することができる。
他のメンバサイトとのアウトバウンドリンクの表示:選択された場合、ウィジェットコンテンツは他のメンバサイト104とのインターサイトリンクを含むことができる。ウェブサイトオペレータは幾つかの実施形態において、紹介料を提供するメンバサイト104とのリンクを表示することのみを選択することができる。
到来するリンクまたはトラフィックに関する支払いこのオプションは、サイトオーナーが現在のサイトとのリンクを表示するための他のメンバサイト104のオペレータに進んで支払いを行う場合に選択することができる。このオプションを選択したサイトオーナーは暗黙的に、他のメンバサイトにおいて自身のサイトを公開することを選択する。支払いはコスト・パー・クリック(CPC;cost-per-click)モデル、ペイ・パー・インプレッション(pay-per-impression)モデル、ペイ・パー・トランザクション(pay-per-transaction)モデル、または他の収益モデルに基づくものでよい。1つの実施形態においては、CPCモデルが全てのメンバサイト104に適用される固定のCPC額と共に使用される。
メンバサイトブラックリスト:オペレータはアウトバウンドリンクが現在のサイトに表示されるべきではないメンバサイト104のリストを提供することができる。例えば、オペレータは好ましくないコンテンツを有する競争者またはサイトとのリンクを提供することを好まないことが考えられる。システム100はホワイトリストを作成するオプションを提供することもできる。システムはまた、含まれるべき、または除かれるべきメンバサイトのカテゴリ全体をオペレータが規定できるようサポートすることもできる。
サムネイルイメージの使用:オペレータは、推薦されたアイテムのサムネイル記述のようなイメージがウィジェットコンテンツに含まれるべきか否かを規定することができる。
アフィリエイトマーケティングプログラムへの参加。選択された場合、ウィジェットコンテンツ126はコンテンツプロバイダのサイトにおいて入手可能なカタログアイテムの個人化された推薦および/または個人化されていない推薦を含むことになる。ユーザがそのような製品をクリックし、次いで購入すると、コンテンツプロバイダはサイトオーナーに手数料を支払うことになる。その他の点では、アフィリエイトプログラムをU.S. Pat. No. 6,029,141に記載されているように実施することができ、この文献の開示内容全体は参照により本願に含まれるものとする。
VII.ウィジェットベースのイベントの報告および記憶
ユーザのブラウザからコンテンツプロバイダシステム100へのウィジェット生成リクエストは、コンテンツプロバイダシステム100にイベントの記憶を指示する特定のAPIコールを含むことができる。択一的に、ウィジェットは単純にイベントデータを報告し、コンテンツプロバイダシステム100はイベントを記憶すべきか否かを決定することができる。イベントデータを専門リクエストによって、またはウィジェットコンテンツ126に関するリクエストの一部として報告することができる。ウィジェットによって報告することができ、またコンテンツプロバイダシステム100によって記録することができるユーザ生成イベントのタイプは、例えば、アイテムを見る、アイテムを購入する、アイテムをレンタルする、アイテムをダウンロードする、アイテムを電子ショッピングカードに入れる、アイテムを格付けする、アイテムのコメントを提出する、キーワードを検索する、などを含むことができる。そのようなイベントの各々に関係する捕捉情報、例えばイベントのタイプ、ユーザの識別子(ユーザが既知でない、または認識されていない場合にはセッションIDでよい)およびアイテムの識別子も報告することができる。
ウェブサイト104AはAPIコール、アイテム識別子などのようなパラメータを動的に「満たす」。例えばウィジェットは、エンドユーザのデバイス106に示されると、ウェブページ125のコンテクストからパラメータを決定することができる。当業者であれば、例えば、ウェブページのドキュメントオブジェクトモデルを動的に検査することによって、ウィジェットはそれを達成できることが分かる。例えば、ページのナビゲーションオプションの階層的な分析から推測することができるアイテム識別子およびアイテムタイプ識別子として提供するために、ウェブページの最も大きいヘッダ内のテキストを選択するようウィジェットを設定することができる。他方では、ウィジェットによって明示的に報告されずに、オペレータによって「満たされている」か、ウィジェット自体によって推論される情報をコンテンツプロバイダシステム100によって推論することができる。例えば、リクエストが明示的にアイテム識別子を含んでいない場合に、コンテンツプロバイダシステムは、ウィジェット生成リクエスト120の一部として伝送された参照URI(Uniform Resource Identifier:統一資源識別子)をアイテム識別子として使用することができる。
ウィジェット報告イベントを記録するため、また行動的なコンテンツを検索するために使用することができるオペレーション、APIコールおよびパラメータを含む、システム100によって実現することができるウェブサービスインタフェースの一例は上記において参照したU.S. Appl. No. 1 1/694,758に記載されている。幾つかの実施形態において、このウェブサービスインタフェースはサイトオーナーに公開されることなく、システム100に対して内部的に使用される。例えば、コンテンツプロバイダシステム100の特定のサービスがウィジェット生成リクエストを受信すると、このサーバは1つまたは複数の内部サービスに対応する1つまたは複数のAPIコールを生成するためにウェブサービスを使用することができる。択一的に、上述したように、ウェブサービスインタフェースの幾つかの詳細または全ての詳細を外部のエンティティに公開することができるので、APIコールをウィジェットによって直接的に行うことができる。
VIII.エンドユーザの選好
コンテンツプロバイダシステム100は、幾つかの実施形態において、登録されたエンドユーザにウィジェットに関連する選好の1つまたは複数のタイプを規定させることができる。例えば、エンドユーザはコンテンツプロバイダシステムがメンバサイト104におけるユーザのアクションの永続的な記録を停止するプライバシーオプションをセットすることができる。他のセッティングには、(a)メンバサイトにおけるウィジェットによって名前で迎えられるべきか否か、(b)表示すべきアイテムのタイプ、(c)個人化された推薦を提示すべきか否か、の内の1つまたは複数を含むことができる。ユーザの選好セッティングを、エンドユーザのコンピューティングデバイス106に対して書かれ、また各ウィジェット生成リクエストと共に返されたクッキーにおいてエンコーディングすることができる。
IX.ウィジェットベースの報告およびユーザフィードバックの表示(図6を参照されたい)
図6は、ウィジェットコンテンツ表示領域1266がサイトを見た他のユーザによって提供されたコンテンツを含んでいる実施形態を示す。ここでは、コンテンツプロバイダシステムが、現在のウェブサイト104Aおよびウェブページ125に関して、他のエンドユーザからの推薦132を提供している。そのようなシステムは新たなイベントタイプ「推薦」を追加することによって実現することができ、エンドユーザはウェブサイト104Aまたはアイテムを推薦することができる。続けてコンテンツプロバイダシステム100は、エンドユーザ106が特定のウェブサイトまたはページを推薦したことを他のユーザに通知するウィジェットコンテンツを作成することができる。有利には、コンテンツプロバイダシステム100はエンドユーザの相関性のようなマッピングを他のエンドユーザに提供することができ、エンドユーザ106は以前にエンドユーザとして同一(または類似する)アイテムを推薦した他のユーザの推薦132を見られるようになる。
X.サイト・ツー・サイト紹介に関するアカウンティング
図7は、コスト・パー・クリック(CPC)紹介モデルを実現するコンテンツプロバイダシステムによって実施することができる方法を示す。殊に図面には、ユーザが一方のメンバサイト140から他方のメンバサイト140へのウィジェット表示リンクをクリックしたときに、コンテンツプロバイダシステム100によって実行される複数のステップが示されている。ハイパーリンク参照として以下のようなものが考えられる。
href=www.cps.com/redirect?source=website1url&target=website2url&member=a5db...
ここで、パラメータ「source」はウィジェットコンテンツが表示されるURLまたはウェブサイトであり、パラメータ「target」はブラウザが転送されるべきURLであり、またパラメータ「member」はメンバサイト140またはそのオペレータのメンバIDを規定する。他のパラメータ(図示せず)、例えばアイテムIDが含まれていてもよく、リクエストはユーザを識別するクッキーをトラッキングすることによって達成することができる。
ブロック502においては、コンテンツプロバイダシステム100のウェブサーバ121がユーザのブラウザ125からの転送リクエストの受信に基づいて、ブラウザをターゲットURLに転送する。そのような転送を、当業者には公知であるように、htnlメタタグリダイレクト、301リダイレクトまたは同様のメカニズムを含む応答によって達成することができる。有利には、ウェブサーバ101はユーザのイベント履歴の一部としてのイベント履歴データリポジトリ内のリダイレクト/アイテム選択を記録する。
ブロック504においては、コンテンツプロバイダシステム100、より詳細にはアカウンティングコンポーネント130がリダイレクトイベントに関する請求を試みることができる。図1に示されているように、アカウンティングコンポーネント130はリポジトリ141からアカウント選好を検索することができる。ターゲット領域またはソース領域がCPCを利用できない場合、アカウンティングコンポーネント130はCPCを利用できないウェブサイトのオペレータ(図示せず)に送信すべき通知を作成することができる。通知はCPCを利用できないウェブサイトのオペレータがCPCを利用できた場合に得ることができる収益額の見積もりを含むことができ、またどのようにCPCアカウンティングを利用できるかに関するインストラクションを含むことができる。別の実施形態においては、図7に示されているように、ソース領域またはターゲット領域がCPCを利用できない場合、アカウンティングコンポーネントは単純に何もしなくてもよい。
ブロック506においては、ソース領域およびターゲット領域が共通(commonly owned)でない場合、アカウンティングメカニズムはソースのアカウントに貸方記入または借方記入することができ、またより多い額またはより少ない額をターゲットのアカウントに貸方記入または借方記入することができる。例えば、各リダイレクトに関して、コンポーネントプロバイダシステムはターゲットのアカウントから$0.30を控除し、ソースのアカウントに$0.27を貸方記入することができる。そのようなシステムにおいて、コンテンツプロバイダシステムをソースとターゲットとの間の仲介人として行動するものとして表すことができ、この場合、ターゲットはリダイレクト毎に$0.27を(トラフィックに関する支払いとして)ソースに支払い、またリダイレクト毎に$0.03を(利用料金として)コンテンツプロバイダシステム100に支払う。別の例として、コンテンツプロバイダシステムはターゲットに$0.10を(コンテンツの提供に関する固定給として)貸方記入することができ、その一方で、ソースに$0.15を(エンドユーザがクリックしようと思える程度の関心となるものを発見したソースのウェブページにおけるコンテンツの提供に対する料金として)借方記入することができる。そのようなシステムは、例えばウェブサイトがソースのページ閲覧に対して支払いを行う(コンテンツプロバイダシステムとは異なる)付加的な収益確保システムを有する場合には、幾つかのソースウェブサイトにとって有利となる。
択一的に、ソース領域およびターゲット領域が共通である場合、アカウンティングメカニズムは利用料金(または固定給)をウェブサイトオペレータのアカウントに貸方記入または借方記入することができる。例えば、コンテンツプロバイダシステム100は各共通のリダイレクトに関してウェブサイトオペレータに$0.10をコンテンツプロバイダシステムの推薦、ウィジェット、リポジトリなどの利用料金として請求することができる。択一的に、コンテンツプロバイダシステムは各共通のリダイレクトに関してウェブサイトオペレータのアカウントに$0.10をコンテンツプロバイダシステムの利用に関する固定給として貸方記入することができる。そのような固定給はコンテンツプロバイダシステムのオーナによるコンテンツプロバイダシステムの利用および浸透の促進を支援することができる。コンテンツプロバイダシステムは種々の額を種々のオペレータ、ウェブサイトのタイプ、およびアイテム、日時などに対して貸方記入または借方記入することができる。
これらの例は単に例示的なものであり、他の多数の収益モデルが考えられる。例えば、コンテンツプロバイダシステム100は手数料ベースの収益確保を提供することができ、この場合ターゲットウェブサイトオペレータは、ウィジェット表示リンクを介してターゲットにリダイレクトされたユーザが続いてターゲットウェブサイトにおいてアクション(例えば購入)を実行すると、コンテンツプロバイダに手数料を支払うことに承認している。手数料はユーザがリダイレクトされている特定の期間内にアイテムを購入する場合にのみ発生するようセットすることができる。
アカウンティングシステム130は、手数料パターンを満たしている現在のユーザのイベント履歴に関してイベント履歴リポジトリ143をポーリングすることによって、手数料ベースのアカウンティングのトラッキングを実現することができる。一例として、所定のユーザが所定のアイテムを購入したことを表すリクエストをウィジェットが生成した場合にはいつでも、ターゲットがそのアイテムに関する購入ベースの手数料を使用可能にしている場合、アカウンティングシステムはそのユーザがウィジェット生成コンテンツのクリックによって事前にターゲットアイテムまたはウェブページに向けられていたか否かを決定するためにイベントデータリポジトリ143に問い合せを行うことができる。別の実施形態においては、ウィジェットはセッション識別子を伝送し、また識別子のセッション履歴がアイテムへのリダイレクトおよび後続の購入を指示する場合には、手数料アカウンティングイベントがアカウンティングコンポーネント130によって生成されることになる。
エンドユーザの同一の「ブラウジングセッション」における複数のサイトにわたる複数のリダイレクトをトラッキングするようにコンテンツプロバイダシステムを構成することができる。そのような「遷移的な」リダイレクトの例として、エンドユーザがサイトAからサイトBにリダイレクトされ、続いてサイトBからサイトCにリダイレクトされ、さらにサイトCにおいてアイテムを購入した場合、コンテンツプロバイダシステムはサイトAおよびサイトBに関して手数料イベントを生成することができる。幾つかの実施形態においては、サイトCにサイトAおよびサイトBの両方に関する手数料が借方記入される。別の実施形態においては、サイトCにサイトBに関する手数料が借方記入され、サイトBにサイトAに関する手数料が借方記入される。
アカウンティングシステムが依存するイベント履歴およびデータはウィジェットからのみ取得されるものである必要はない。上述のように、コンテンツプロバイダシステム100はオペレータにAPIによるデータのようにセルフレポートさせることができるか、データをインストールされたブラウザツールバーから取得することができる。ユーザクリックストリームデータをインターネットサービスプロバイダ、また一般的に、そのようなデータとのアクセスを有するあらゆるエンティティまたはプログラムから取得することができる。
XI.アフィリエイトマーケティングプログラム
アフィリエイトプログラムは上述のようなメカニズムを介して付加的なカスタマイズオプションをウェブサイトオペレータに提供することによって実現することができる。アフィリエイトプログラムは、コンテンツプロバイダによって運営されている1つまたは複数のサイト、および/または、ネットワークメンバによって運営されている1つまたは複数のウェブサイトと関連させて実現することができる。
幾つかの実施形態によれば、コンテンツプロバイダウェブサイトは、売り物としての製品、レンタル、ダウンロードまたは他の消費形態を電子カタログに提供するマーチャントウェブサイトである。そのようなプログラムを用いることにより、ユーザがメンバサイト104におけるウィジェット表示リンクをクリックし、デスティネーションサイトにおいてトランザクションを完了させた場合(例えば購入を行った場合)、デスティネーションサイトのオペレータは料金(例えばパーセンテージベースの手数料、定額料金など)をメンバサイトのオペレータに支払う。
アフィリエイトとして登録されようとするオペレータには潜在的なマーチャントサイトのリストを提示することができる。オペレータが(1つまたは複数の)マーチャントサイトを選択すると、オペレータのウェブサイト(または少なくとも所定のウィジェット)はその後にそのマーチャントサイトのアフィリエイトになる。その後は、そのようにして構成されたコンテンツプロバイダシステム100のウィジェットは有利にはマーチャントサイトによって販売されているアイテムの推薦を提供することができる。オペレータはカスタムアフィニティレベルをセットすることができ、オペレータは所定のウィジェットによって示される推薦の全て、または幾つか、または大半が所定のマーチャントシステムになるか否かを決定する。推薦を選択的に特定の製品カテゴリのサブセット、あるいはアフィリエイトサイトのテーマに対応するサブセットに制限することができる。
術語「マーチャント」は説明を簡潔且つ容易にするために使用されたものであり、実際に商品を販売しているシステムにマーチャントサイト制限することを意図したものではないと解するべきである。ニュースペーパー、ブログ、サーチエンジン、DVDレンタルサイトなどは全てマーチャントサイトとして使用することができる。
また、本明細書における実施例はマーチャントウェブサイトを用いて実施されるものとして説明したが、そのようなアフィリエイトプログラムはコンテンツプロバイダシステムによって提供される基礎をなすコンテンツまたはサービスに制限されるものではないと解される。むしろ、メンバサイト104のオペレータに支払われる上記の料金を、あらゆる遠隔アクセスコンテンツと関連して生じるあらゆるアクティビティに関してトリガすることができる。例えば、売り物としての製品の代わり、コンテンツは広告支持情報またはサービス、例えばニュース記事、検索エンジン結果、ウェブベースのソフトウェアアプリケーション、ソーシャルネットワーキングプロフィールまたはブログエンティティであってもよい。そのようなケースにおいては、例えば、コンテンツプロバイダ100によって運営されているウェブサイトに関する広告または他の収益を生む(または何らかの利益を提供する)アクティビティを実行する(例えば広告をクリックまたは閲覧する、アカウントを開く、など)参照ユーザに依存して、メンバウェブサイトオペレータに料金を支払うことができる。
より具体的な例として、コンテンツプロバイダシステム100は、ユーザの加入および広告を介して収益を生むデーティングウェブサイトを運営することができる。上記のようなシステムを使用して、メンバウェブサイト104におけるスキーおよび食品に関連するページに関連付けられたページをブラウジングするユーザは、プロのシェフであり大のスキー好きの女性のコンテンツプロバイダシステム100におけるデーティングプロフィールもブラウジングしていることが確認される。したがって、スキーおよび食品に関連するページがメンバサイト104によって表示されると、その女性のデーティングプロフィールとのリンクをウィジェット表示内で提供することができる。コンテンツプロバイダシステム100によって提供される女性のデーティングプロフィールとのそのリンクにユーザが従うと、後続の種々のアクティビティ、例えば他の多くの可能性の中から、ユーザがプロフィールを閲覧する、アカウントを開く、女性とのデートが上手くいった、ユーザがプロフィールと一緒に表示されている広告をクリックする、などのアクティビティに基づいて、参照ウェブサイト104のオペレータに料金を支払うことができる。
さらに別の例として、コンテンツプロバイダシステム100は、例えば検索結果と関連させてペイ・パー・クリック(pay-per-click)広告を提供することによって収益を生むインターネット検索ウェブサイトを提供することができる。この例によれば、上述のようなシステムを使用して、メンバウェブサイト104におけるスキーおよび食品に関連するページに関連付けられているメンバサイト104におけるページをブラウジングしているユーザはコンテンツプロバイダシステム100において「スキーリゾート」という語句も検索していることが確認される。したがって、スキーおよび食品に関連するページがメンバサイト104によって表示されると、「スキーリゾート」という語句に関する検索結果を表示するページとのリンクをウィジェット表示コンテンツ内に提供することができる。コンテンツプロバイダシステム100によって提供された検索結果とのリンクにユーザが従うと、後続の種々のアクティビティ、例えば他の多くの可能性の中から、ユーザがペイ・パー・クリック広告の内の1つまたは複数を実際にクリックするなどのアクティビティに基づいて、参照ウェブサイト104のオペレータに料金を支払うことができる。幾つかの実施形態においては、ウィジェットリンクのユーザの選択に基づき最新の検索結果を提供するために、検索結果を動的に更新することができ、その一方で別の実施形態においては、ウェブサイト104におけるコンテンツと関連付けられた正確な検索結果をユーザに提示することができる。
XII.結論
当業者であれば分かるように、上記の種々の特徴を、インタラクティブテレビジョンシステム、オンラインサービスネットワーク、シンジケーションフィードを提供するシステム、およびインストアキオスクを含む、他のタイプのインタラクティブコンピュータシステムにおける行動ベースのコンテンツを表示するために使用することができる。さらに、ウィジェットのコンテクストにおいて説明したが、類似する機能を提供する他のコンテンツ表示メカニズムを代替的に使用することができる。
本明細書において説明した種々の特徴の全ての組み合わせが考えられ、また本明細書の範囲に含まれることを意図している。例えば、本明細書において説明した例示的なアイテム・ツー・アイテム関連性は特定のアイテムタイプの組み合わせ(例えばサイト・ツー・サイト、ページ・ツー・サイト、サイト・ツー・プロダクトなど)に対応するが、本明細書において説明したアイテムタイプの全ての組み合わせが考えられ、また本発明の範囲に含まれることを意図している。
上記の説明は特定の実施形態を表しているが、その実施形態に制限することは意図されていない。本明細書において説明した全ての特徴および利益は提供しない実施形態およびアプリケーションも含めた、当業者には明らかである他の実施形態およびアプリケーションも本発明の範囲に含まれる。本発明の範囲は、内容の参照により明示的または暗示的に含ませることができるあらゆる定義に依存することなく解釈されるべきことが意図されている請求項に記載の構成によってのみ定義される。

Claims (51)

  1. イベント記録システムと、関連性マイニングシステムと、コンテンツ生成システムとを有するシステムにおいて、
    前記イベント記録システムは、ユーザによってアクセスされたウェブサイトを識別するイベントデータを収集して記憶し、該イベントデータは前記ウェブサイトのウェブページに含まれているウィジェットコードの実行によって前記ユーザのコンピューティングデバイスによって報告され、
    前記関連性マイニングシステムは、少なくとも部分的に前記イベントデータを合計ベースで分析することによって、特定のウェブサイト間の行動関連性を検出するよう構成されており、
    前記コンテンツ生成システムは、前記コンピューティングデバイスに、前記関連性マイニングシステムによって検出された前記行動関連性に関する情報を前記ウェブページ上に表示させるために前記ウェブページに含まれる前記ウィジェットコードと相互作用する、
    ことを特徴とする、システム。
  2. さらにウェブサイトを有し、該ウェブサイトは、ウェブサイトオペレータが該ウェブサイトオペレータのウェブサイトのページに組み込むために前記ウィジェットコードのカスタマイズされたバージョンを取得できるようにするインタラクティブツールを提供する、請求項1記載のシステム。
  3. 前記インタラクティブツールを用いてウェブサイトオペレータは前記ウィジェットコードを介して表示できる行動ベースのコンテンツの1つまたは複数のタイプを規定する、請求項2記載のシステム。
  4. 前記関連性マイニングシステムは付加的に、特定のウェブページ間のインターサイト行動関連性を検出するためにイベントデータを使用する、請求項1記載のシステム。
  5. 前記関連性マイニングシステムは付加的に、特定のウェブページ間のイントラサイト行動関連性を検出するためにイベントデータを使用する、請求項1記載のシステム。
  6. 前記関連性マイニングシステムは付加的に、少なくとも幾つかのウェブサイトによって提供される電子カタログのカタログアイテム間のクロスサイト関連性を検出するためにイベントデータを使用するよう構成されている、請求項1記載のシステム。
  7. 前記コンテンツ生成システムは、ウィジェット生成リクエストに応答してウィジェットコンテンツオブジェクトを生成して戻すために行動関連性を使用するよう構成されている、請求項1記載のシステム。
  8. 前記コンテンツ生成システムは、前記ウィジェットコンテンツオブジェクト内に、該ウィジェットコンテンツオブジェクトが表示されるべきウェブサイトに行動的に関係するウェブサイトのサムネイルイメージおよびウェブサイトとのユーザ選択可能なリンクを含ませるよう構成されている、請求項7記載のシステム。
  9. 前記コンテンツ生成システムは、前記ウィジェットコンテンツオブジェクト内に、該ウィジェットコンテンツオブジェクトが表示されるべきウェブページに行動的に関係するウェブページのサムネイルイメージおよびウェブページとのユーザ選択可能なリンクを含ませるよう構成されている、請求項7記載のシステム。
  10. 前記関連性マイニングシステムは付加的に、特定のウェブページ間のクロスサイト関連性を検出するためにイベントデータを使用するよう構成されている、請求項1記載のシステム。
  11. 前記関連性マイニングシステムは付加的に、特定のウェブページ間のイントラサイト関連性を検出するためにイベントデータを使用するよう構成されている、請求項1記載のシステム。
  12. 実行可能なウィジェットコードが記憶されているコンピュータ記憶装置において、
    前記ウィジェットコードはウェブサイトのウェブページに組み込まれ、該ウェブページとは異なるコンテンツプロバイダシステムにユーザによる該ウェブページへのアクセスを報告するよう適合されており、
    前記ウィジェットコードはさらに、行動的に関係する1つまたは複数のアイテムを記述しているコンテンツを前記コンテンツプロバイダシステムから検索し、前記ウェブページに表示するよう構成されていることを特徴とする、コンピュータ記憶装置。
  13. 前記ウィジェットコードは前記コンテンツを前記ウェブページのインラインフレーム内に表示するよう構成されている、請求項12記載のコンピュータ記憶装置。
  14. アイテム間の行動関連性を検出するために前記ウィジェットコードによって報告されたイベントデータを使用するよう構成されている前記コンテンツプロバイダシステムと協働する、請求項12記載のコンピュータ記憶装置。
  15. 複数のウェブサイトの各ウェブサイトのそれぞれのオペレータにウィジェットコードを提供するステップを有し、前記ウィジェットコードは、前記ウェブサイトのウェブページコーディングに組み込まれて、モニタリングシステムが前記複数のウェブサイトにわたるユーザのブラウジング行動を監視できるよう適合されており、
    前記複数のウェブサイトのウェブページにアクセスするユーザのコンピューティングデバイスによって前記モニタリングシステムに報告されたイベントデータを受信および記憶するステップを有し、前記イベントデータは、前記コンピューティングデバイスにおける前記ウィジェットコードの実行の結果として前記モニタリングシステムに報告されるものであり、且つ、少なくとも第1のユーザに対して、前記複数のウェブサイトの中から該第1のユーザによってアクセスされた複数のウェブサイトを表すものであり、
    前記複数のウェブサイトの特定のウェブサイト間の行動関連性を検出するために、前記ユーザのイベントデータを合計ベースでプログラミング的に分析し、検出された行動関連性を反映するデータをコンピュータ記憶装置に記憶するステップを有することを特徴とする、コンピュータ実施方法。
  16. ユーザコンピューティングデバイスが前記複数のウェブサイトの内の第1のウェブサイトのページにアクセスした場合に、前記ページのウィジェットコードと相互作用し、該ページに、検出された行動関連性を反映するデータから求められた、前記第1のウェブサイトと行動的に関連付けられている他のウェブサイトとのユーザ選択可能なリンクを表示させるステップをさらに有する、請求項15記載の方法。
  17. 前記第1のユーザに対して個人化されたウェブサイト推薦を生成するために、前記検出された行動関連性を反映するデータと組み合わせて、前記第1のユーザに関して収集されたイベントデータを使用するステップをさらに有する、請求項15記載の方法。
  18. 前記ウィジェットコードは個人化されたウェブサイト推薦をユーザに表示するよう構成されており、
    前記個人化された推薦を前記ウィジェットコードによって表示させるために前記第1のユーザのコンピューティングデバイスに伝送するステップをさらに有する、請求項17記載の方法。
  19. 前記ウィジェットコードは前記ウェブサイトのウェブページにおいて前記ユーザによって選択された特定のアイテムの識別子を前記モニタリングシステムに報告するよう構成されており、
    前記アイテムにおける特定のアイテム間の行動関連性をプログラミング的に検出するために行動データを使用するステップをさらに有する、請求項15記載の方法。
  20. (a)第1のウェブサイトに表示される第1のアイテムと、(b)該第1のアイテムは表示されない第2のウェブサイトとの行動関連性を検出するためにイベントデータを使用するステップをさらに有する、請求項19記載の方法。
  21. 前記モニタリングシステムはアイテムの電子カタログを提供するウェブサイトシステムと協働し、
    前記ウェブサイトシステムは、特定のユーザによって前記電子カタログから選択された特定のアイテムを反映するユーザ固有のアイテム選択履歴を管理し、
    前記ユーザに対して個人化されたアイテム推薦を生成するために、前記ウェブサイトシステムによって前記ユーザに関して管理されているアイテム選択履歴と組み合わせて、前記ウィジェットコードを介してユーザに関して収集されたイベントデータを使用するステップをさらに有する、請求項15記載の方法。
  22. 前記イベントデータは前記ウェブサイトの内の少なくとも幾つかのウェブサイトの電子カタログからユーザによって選択されたカタログアイテムを付加的に反映し、
    特定のカタログアイテム間のクロスサイト行動関連性を検出するためにイベントデータを使用するステップをさらに有する、請求項15記載の方法。
  23. 前記クロスサイト行動関連性の検出は、第1のウェブサイトの電子カタログにおける第1のカタログアイテムと第2のウェブサイトの電子カタログにおける第2のカタログアイテムとの行動的な関連性の検出を含み、前記第1のウェブと前記第2のウェブサイトはそれぞれ異なるエンティティによって運営されている、請求項22記載の方法。
  24. 請求項15記載の方法を実施するようにプログラミングされ構成されていることを特徴とするコンテンツプロバイダシステム。
  25. 少なくとも部分的に、ユーザのイベント履歴における特定のウェブサイトと特定のカタログアイテムの共起を検出することによって、アイテムの電子カタログ内に表されている特定のカタログアイテムと特定のウェブサイトとのマッピングを作成し、該マッピングをコンピュータ記憶装置に記憶するステップを有し、
    少なくとも部分的に、前記複数のウェブサイトのウェブページに含まれているウィジェットのコードの実行を介して前記ユーザコンピューティングデバイスによって報告されたウェブサイトアクセスイベントを記録することによって、ユーザコンピューティングデバイスによってアクセスされた複数のウェブサイトのレコードを管理するステップを有し、
    前記ユーザコンピューティングデバイスがアイテムの電子カタログを提供するウェブサイトのウェブページを要求すると、前記ウェブページに提示されるカタログアイテムの個人化されたセットを選択するために、特定のカタログアイテムと特定のウェブサイトとの前記マッピングと組み合わせて、前記ユーザコンピューティングデバイスによってアクセスされた複数のウェブサイトのレコードを少なくとも使用するステップを有することを特徴とする、コンピュータ実施方法。
  26. 前記マッピングの作成は、
    複数のユーザの各々に関して、それぞれのユーザによってアクセスされたウェブサイトを識別するイベント履歴およびそれぞれのユーザによって選択されたカタログアイテムの管理と、
    特定のカタログアイテムと関連付けられた特定のウェブサイトを識別するためのイベント履歴の集合的な分析とを含む、請求項25記載の方法。
  27. カタログアイテムの個人化されたセットの記述を前記ウェブページに組み込ませ、該ウェブページをウェブサーバから前記ユーザコンピューティングデバイスに伝送するステップをさらに有する、請求項25記載の方法。
  28. 前記ユーザコンピューティングデバイスは以前に前記電子カタログからアイテムを選択したことがないデバイスである、請求項25記載の方法。
  29. 前記ユーザコンピューティングデバイスは前記電子カタログから以前に1つまたは複数のカタログアイテムを選択したことがあり、
    前記ウェブページに提示するためにカタログアイテムの前記個人化されたセットを選択する際に、前記1つまたは複数のカタログアイテムを考慮する、請求項25記載の方法。
  30. 提示するカタログアイテムの前記個人化されたセットを選択するために、ページと製品の関連性のマッピングと組み合わせて、前記複数のウェブサイトにわたり前記ユーザコンピューティングデバイスによってアクセスされた特定のウェブページに関連する情報を使用するステップをさらに有する、請求項25記載の方法。
  31. 提示するカタログアイテムの前記個人化されたセットを選択するために、カタログアイテム間のクロスサイト行動関連性に関連するデータと組み合わせて、前記複数のウェブサイトにわたり前記ユーザコンピューティングデバイスを介して選択された特定のカタログアイテムに関連する情報を使用するステップをさらに有する、請求項25記載の方法。
  32. 前記電子カタログを提供し、且つ、前記複数のウェブサイトとは異なるものであるコンテンツプロバイダシステムによって実行する、請求項25記載の方法。
  33. 請求項25記載の方法を実施するように構成およびプログラミングされていることを特徴とするコンテンツプロバイダシステム。
  34. イベント記録システムと、関連性マイニングシステムと、推薦システムとを有するシステムにおいて、
    前記イベント記録システムは、複数のユーザの各々に関して、少なくとも、(1)それぞれのユーザによって第1のウェブサイトの電子カタログから選択されたカタログアイテムのレコード、および、(2)それぞれのユーザによってアクセスされた他のウェブサイトのレコードを管理し、
    前記関連性マイニングシステムは、特定のウェブサイトと特定のカタログアイテムの行動関連性を検出するために、カタログアイテム選択のレコードおよびユーザのウェブサイトアクセスを合計ベースで分析し、
    前記推薦システムは、対象となるユーザに対して個人化されたカタログアイテム推薦を生成するために、前記対象となるユーザによってアクセスされたウェブサイトのレコードと組み合わせて、検出された行動関連性を使用するよう構成されている、
    ことを特徴とする、システム。
  35. 前記イベント記録システムは、前記他のウェブサイトのウェブページに含まれるウィジェットコードとの相互作用によって、前記ウェブサイトアクセスの内の少なくとも幾つかを検出する、請求項34記載のシステム。
  36. 前記他のウェブサイトは、ユーザコンピューティングデバイスにおいて実行されると、前記ユーザコンピューティングデバイスにウェブサイトアクセスイベントを前記イベント記録システムに報告させるウィジェットコードを含む少なくとも1つのウェブページを各々有しており、
    前記イベント記録システムはアクセスされた他のウェブサイトのレコードを管理するために前記ウィジェットコードを介して報告されたウェブサイトアクセスイベントを使用する、請求項34記載のシステム。
  37. 前記推薦システムは、第1のウェブサイトを提供するコンテンツプロバイダシステムの一部であり、該コンテンツプロバイダシステムは前記推薦システムによって生成された個人化された推薦を前記第1のウェブサイトのウェブページに組み込むよう構成されている、請求項34記載のシステム。
  38. 前記推薦システムは、以前にアイテムを選択したことがない対象となるユーザに対して前記個人化されたカタログアイテム推薦を生成する、請求項34記載のシステム。
  39. 前記推薦システムは付加的に、前記対象となるユーザに対して前記個人化されたカタログアイテム推薦を作成する際に、前記対象となるユーザによって選択された1つまたは複数のカタログアイテムを考慮するよう構成されている、請求項34記載のシステム。
  40. 前記推薦システムは付加的に、前記対象となるユーザに対して前記個人化されたウェブサイトを作成するために、前記対象となるユーザによってカタログのレコードと組み合わせて、検出された行動関連性を使用するよう構成されている、請求項34記載のシステム。
  41. 相互に独立して運営されているウェブサイトを含む複数のウェブサイトの各々のウェブサイトへのユーザのアクセスを反映しており、前記複数のウェブサイトのウェブページに含まれているウィジェットコードの実行によってユーザのユーザコンピューティングデバイスからネットワークを介して報告されたイベントデータを受信し記憶するステップを有し、
    前記ユーザコンピューティングデバイスが前記複数のウェブサイトの第1のウェブサイトのウェブページにアクセスすると、前記複数のウェブサイトの各々のウェブサイトへの前記ユーザアクセスに依存する個人化された行動ベースのコンテンツを生成し、ネットワークを介して前記ウェブページのウィジェットコードと相互作用し、前記ユーザのユーザコンピューティングデバイスに前記個人化された行動ベースのコンテンツを前記ウェブページに表示させるステップを有することを特徴とする、コンピュータ実施方法。
  42. 前記個人化された行動ベースのコンテンツは、前記ユーザコンピューティングデバイスによってアクセスされた前記複数のウェブサイトに行動的に関連する付加的なウェブサイトとのユーザ選択可能なリンクを含む、請求項41記載の方法。
  43. 前記ユーザ選択可能なリンクを前記付加的なウェブサイトのそれぞれのウェブページの自動的に生成されたイメージと一緒に表示する、請求項42記載の方法。
  44. 前記個人化された行動ベースのコンテンツは電子カタログに表されるカタログアイテムの推薦を含む、請求項41記載の方法。
  45. 前記電子カタログを前記第1のウェブサイトとは異なるウェブサイトに提供する、請求項44記載の方法。
  46. 前記個人化された行動ベースのコンテンツは、前記第1のウェブサイトとは異なる1つまたは複数のウェブサイトにおいて前記ユーザによって実行されたアクションに基づき選択された付加的なページとのユーザ選択可能なリンクを含む、請求項41記載の方法。
  47. 前記ユーザ選択可能なリンクは前記第1のウェブサイトとは異なる第2のウェブサイトへのアクセスを提供する、請求項46記載の方法。
  48. イベント記録システムと、関連性マイニングシステムと、コンテンツ生成システムとを有するコンテンツプロバイダシステムにおいて、
    前記イベント記録システムは、複数のウェブサイトのウェブページに含まれているウィジェットのコードの実行を介して報告されたイベントを含む、複数のウェブサイトにわたりユーザによって実行されたイベントを記録し、
    前記関連性マイニングシステムは、クロスサイトアイテム関連性を含む特定のアイテム間の行動関連性を検出するために、前記イベント記録システムによって記録されたイベントを使用し、
    前記コンテンツ生成システムは、対象となるユーザに提示する個人化されたアイテム推薦を生成するために、前記関連性マイニングシステムによって検出された前記行動関連性と組み合わせて、前記対象となるユーザのイベント履歴を使用する、
    ことを特徴とする、コンテンツプロバイダシステム。
  49. 前記コンテンツ生成システムは前記ウィジェットコードと相互作用し、前記個人化されたアイテム推薦を前記複数のウェブサイトの内の少なくとも幾つかのウェブサイトにおいて前記対象となるユーザに提示するよう構成されている、請求項48記載のコンテンツプロバイダシステム。
  50. 前記コンテンツ生成システムは、個人化されたウェブサイト推薦を前記対象となるユーザに提供するために、前記関連性マイニングシステムによってマイニングされた、サイトとサイトの関連性を使用するよう構成されている、請求項48記載のコンテンツプロバイダシステム。
  51. 前記コンテンツ生成システムは、個人化された製品推薦を前記対象となるユーザに提供するために、前記関連性マイニングシステムによってマイニングされた、サイトと製品の関連性を使用するよう構成されている、請求項48記載のコンテンツプロバイダシステム。
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