JP2011508873A - ワイヤレス位置検出システムにおけるcmda信号の到達時間検出 - Google Patents

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Abstract

CDMAベースのワイヤレス通信システムと共に展開されたワイヤレス位置検出システム(WLS)において、到達時間差(TDOA)および混成測位方法において用いるためのマルチパス破損無線シグナリングを収集するために、位置測定ユニットを用いる。最小時間遅延のマルチパス成分を判定するWLSの能力を改善し、したがってCDMAベースのワイヤレス通信システムにおいてTDOA位置検出の精度を高めるために、信号処理技法を用いる。信号処理には、相互相関関数の先行サイドローブを低減するフィルタリング技法、および前縁発見手順が含まれる。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般的には、アナログまたはディジタル・セルラ・システム、個人通信システム(PCS)、改良特殊移動体無線(ESMR)、およびその他の種類のワイヤレス通信システムにおいて用いられるような、移動局(MS)とも呼ばれているワイヤレス・デバイスの位置検出方法および装置に関する。更に特定すれば、排他的ではないが、本発明は、符号分割多元接続(CDMA)スペクトル拡散無線技術を用いたワイヤレス通信システムにおいて、最初に到達する無線信号の検出を改良する方法に関する。
従来技術
符号分割多元接続(CDMA)は、今や音声およびデータの無線送信では極普通の方法となっている。TruePosition社は、CDMA移動体の位置検出における先駆者であり、2000年にニューヨーク州のミッドタウン・マンハッタンにおいてVerizon Wirelessと広範な検査を実施した。Verizon Laboratoriesは、CDMA開発グループ(CDG)が発行した厳格な検査計画を用いて、TruePosition社のネットワーク・ベースの位置検出技術の性能を、難関である都市渓谷(10階から25階の建造物)環境において判定した。WLSは、種々の屋内、屋外、歩道、および移動車両の場面において、100メートル未満の位置検出結果を実証した。試行において、未修正CDMA(IS−95)移動体電話機を用いて、30,000回を超える検査通話を行った。これらの通話は、到達時間差(TDOA)受信機をホストする30カ所のセル・サイトが担当範囲とする(cover)エリアにおいて、Verizon Labs(以前のGTE Labs)およびTruePosition社双方によって行われた。
本発明は、部分的に、2000年の試行中に収集したデータから派生しており、位置検出性能に関して、試行システムを超える格別の改良である。また、開示する技法は、混合解決策においても有用であり、奨励されるGPS(A−GPS)およびアップリンク到達時間差(U−TDOA)技術が独立してそして同時に動作して、距離推定値を求め、これを最終的なTDOA計算において組み合わせることができる。あるいは、これらの技術は、フォールバック・モード(fallback mode)で動作し、A−GPSに障害が発生したときにU−TDOAが用いられる。本発明の概念を用いた混成ワイヤレス位置検出システムを使用することにより、精度、歩留まり、および性能が向上した、改良位置検出解決策が得られる。
本明細書に記載する発明的技法および概念は、技術仕様書ではCDMAOne(TIA/EIA IS−95 CDMAならびにIS−95AおよびIS−95B改訂版)と呼ばれている技術を含む、符号分割無線通信システム、無線プロトコルのCMDA2000族(第3世代パートナーシップ・プロジェクト2(3GPP2)によって定められた)、および第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)によって定められた広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)無線システムにおいては、全世界移動体電話システム(UMTS)の一部として、適用される。ここで論ずるUMTSモデルは、本発明を用いることができる環境の一例であるが、専用の環境ではない。
CDMAベースのワイヤレス通信システムの要件は、ワイヤレス位置検出システム(WLS)の要件とは異なる。CDMAベース通信システムでは、マルチパス無線環境のために、送信した信号に時間遅れや周波数ずれが生じて複数のコピーが受信アンテナに到達する。CDMA符号および受信機の設計によって、これらの遅延波形を復元し組み合わせることによって、改良した信号を得ることができる。何故なら、直接波が必ずしも最良の信号とは限らないからである。
CDMAを用いると、基地局および移動体受信機の双方が、レーク受信機の技法を用いる。これは、1958年Price およびGreenによって考案された。(Price, R; Green, P. Jr; "A Communication Technique for Multipath Channels"(マルチパス・チャネルの通信技法)Proc. IRE, vol. 46, pp.555-570, Mar. 1958(非特許文献1)を参照のこと。)レーク受信機における各相関器は「フィンガ」と呼ばれる。レーク受信機フィンガの出力は、コヒーレントにまたは非コヒーレントに組み合わせることができる。典型的なCDMA受信機は、3つから5つのフィンガを用いる。レーク受信機のフィンガ出力を組み合わせ、こうして信号利得を高めるために用いられるリアル・タイムの方法には、主に2つある。これらの信号増幅技法は、等利得組み合わせまたは最大比組み合わせである。これらの信号増幅技法は、ワイヤレス通信には有用であるが、CMDA信号のタイミングがこれらの組み合わせ技法によって混乱させられるので、これらはTDOAベースのワイヤレス位置検出にはさほど有用ではない。
WLSは、周知の基本的CDMAレーク受信機の設計を用いることもできるが、音声/データ・ワイヤレス通信システムに対して、WLSには非リアル・タイムの制約があるため、他の信号収集および信号処理技法の方が、TDOAタイミングの判断のために時間遅延を最小限に抑えた信号を保存しつつ、標準的なビット毎の等利得組み合わせまたは最大比組み合わせよりも、大きな処理利得が得られる。本明細書で記載するように、U−TDOA位置検出について言えば、処理技法の組み合わせを用いると、時間遅延および周波数ずれを伴うマルチパスCDMA信号の存在下において、時間遅延を最小限に抑えた有効な信号を判断することができる。
以下の摘要は、本明細書において記載する発明的方法およびシステムの上位全体像を規定する。この摘要は、以下に更に詳細に記載する発明の主題全てを包含することを意図するのでなければ、本明細書の末尾にある請求項の保護範囲を限定することを意図するのでもない。
本発明の例示的実施形態は、WLSにおいてTDOA推定値を改良する方法を提供する。このようなシステムにおけるTDOA推定値は、時間ドメインまたは周波数ドメインの相互相関プロセスのいずれかを用いて、ローカル信号を基準信号と相関させることによって求める。ここで用いる場合、相互相関プロセスという用語は、時間ドメイン相互相関および周波数ドメイン相互相関の双方を包含することを意図している。この実施形態例では、ローカル信号は、移動体送信機が送信した信号の、第1アンテナにおいて受信したコピーであり、基準信号は、移動体送信機が送信した信号の、第2アンテナにおいて受信したコピーである。ローカル信号は、第1位置測定ユニット(LMU)において受信され、ローカル信号および基準信号を処理して、相関関数を生成する。この相関関数は、相関−時間−周波数マップを含むと見なすことができ、次いでこの相関−時間−周波数マップを検索して、検出保証しきい値よりも上の全域最大値を求め、有効な全域最大相関ピークを特定する。次いで、相関−時間−周波数マップを、有効な全域最大相関ピークの周波数を中心とする二次元時間−相関タイムスライスに縮小する。次いで、この二次元時間−相関タイムスライスを検索して、全域最大相関ピークよりも時間的に早く現れ、検出保証しきい値よりも上の局所最大値を求める。最後に、前縁発見手順を実行する。前縁発見手順によって、二次元時間−相関タイムスライスの相関エンベロープ内に隠されている早期前縁を発見する。
加えて、好適な実施形態では、前述の処理は、振幅を減少させた先行サイドローブを含む相関相関−時間−周波数関数を生成するために、ローカル信号および基準信号の相関処理およびフィルタリングを含むこともできる。これによって、マルチパスおよび/またはその他の干渉信号によって隠されてしまうことになる信号イベントを検出するシステムの感度および能力を向上させる。
好適な実施形態の別の形態は、前縁発見手順に関する。この形態によれば、WLSに報告されるTDOA値は、前縁発見手順が早期前縁の発見に成功した後に実行する、既定の到達時間判定手順によって計算される値である。
また、本発明は、少なくとも第1LMUおよび第2LMUを含む、位置測定ユニット(LMU)のネットワークを含むWLSも含む。少なくとも第1LMUは、プロセッサと、先に明記した既定の方法にしたがってTDOA推定値を計算するようにプロセッサを構成するための命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含む。
本発明の方法およびシステムのその他の形態については、以下に説明する。
以上の摘要、および以下の詳細な説明は、添付図面と関連付けて読んだときに、一層深く理解することができる。本発明を例示する目的で、図面には本発明の例示的構造を示すが、本発明は、開示する特定の方法や手段に限定されるのではない。図面において、
図1aは、UMTSベースのワイヤレス通信システムと共に用いるワイヤレス位置検出システムを模式的に示す。
図1bは、CDMAベースのワイヤレス通信システムと共に用いるワイヤレス位置検出システムを模式的に示す。
図1cは、CDMA 全IPベースのワイヤレス通信システムと共に用いるワイヤレス位置検出システムを模式的に示す。
図2aは、マルチパス成分を有する受信スペクトル拡散CDMA信号の代表的な時間−周波数相関マップを示す。
図2bは、代表的な時間−周波数−相関マップを用語と共に示す。
図2cは、代表的な時間−周波数−相関マップを記述用語と共に示す。
図3aは、相関させられたCMDA信号(基準およびローカル)および関連するサイドローブのタイムスライス表現を示す。
図3bは、非対称、線形位相有限インパルス応答(FIR)フィルタによって処理した後における、相関させられたCDMA信号(基準およびローカル)および関連するサイドローブのタイムスライス表現を示す。
図4aは、CDMAタイムスライスの一例を示し、図4bは、相関エンベロープ内に隠されているCDMA信号の早期到達前縁を発見するために、CDMAタイムスライスの一例において用いられるプロセスを示す。
図5は、本発明の例示的実現例にしたがって、CDMA信号のTDOA値を決定するプロセスのフロー・チャートである。
これより、本発明の例示的実施形態について説明する。最初に、全体像を示し、次いで本発明が取り組む問題および本発明の解決策の論述を含む、更に詳細な説明を示す。
全体像
本発明の一実施形態は、時間ドメインまたは周波数ドメインのいずれかの相互相関プロセスを用いて、ローカル信号を基準信号と相互相関させることによって生成されるTDOA推定値を改良する方法を提供する。ローカル信号は、移動体送信機によって送信され第1アンテナにおいて受信される信号のコピーであり、基準信号は、移動体送信機によって送信され第2アンテナによって受信される信号のコピーである。本発明の方法は、ローカル信号を第1位置検出ユニット(LMU)において受信し、ローカル信号および基準信号を処理して、相関−時間−周波数マップを含む相関関数を生成するステップを含む。次いで、本方法は、相関関数を検索して検出保証しきい値よりも上である包括的最大値を求め、有効包括的最大相関ピークを特定することを伴う。次に、相関−時間−周波数マップを、有効包括的最大相関ピークの周波数を中心とする二次元時間−相関タイムスライスに縮小する。次いで、二次元時間−相関タイムスライスを検索して、包括的最大相関ピークよりも時間的に速く発生した検出保証しきい値よりも上の局所最大値を求める。最後に、前縁発見手順を実行する。前縁発見手順は、二次元時間−相関タイムスライスの相関エンベロープ内に隠匿されている早期前縁を発見することを目的とする。
以下で更に詳しく説明するが、好適な実施形態では、ローカル信号および基準信号を処理して相関関数を生成する前述の方法は、相関−時間−周波数マップ処理を含み、振幅を縮小した先行サイドローブを含む相関相関−時間−周波数関数を生成するために、ローカル信号および基準信号の相関処理およびフィルタリングを含むことができる。例えば、一実施形態例では、フィルタリングによって、先行サイドローブの振幅を少なくとも8デシベル(8dB)縮小する。例えば、以下に記載する例では、フィルタを用いないとサイドローブは13dB低下する。検出マージンを6dB見込むと、これによって、ピークの7dB低下の検出が可能となる。対照的に、フィルタを用いると、サイドローブは21dB低下する。検出マージンを6dB見込むと、これによって、ピークの15dB低下の検出が可能となる。この改良は、2通りで視認することができる。即ち、サイドローブがどれくらい低下するか(21−13)、またはこれによって検出感度がどれくらい向上するか(15−7)である。いずれにおいても、8dBの改善が達成されている。勿論、当業者には、単に異なるフィルタを用いることによっても、実際の改善量を変化させることができることが認められよう。本発明は、特定のフィルタ実現例にも、サイドローブ消去(cancellation)の範囲にも全く限定されない。
好適な実施形態の別の形態は、前縁発見手順に関する。この形態によれば、WLSに報告されるTDOA値は、既定の到達時間判断手順(以下で説明するタウ手順)によって計算された値である。この手順は、前縁発見手順が早期前縁の発見に成功した後に実行される。
また、本発明は、ワイヤレス位置検出システム(WLS)もその範囲に含む。このワイヤレス位置検出システムは、少なくとも第1LMUと第2LMUとを含む位置測定ユニット(LMU)のネットワークを含み、少なくとも第1LMUがプロセッサとコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、先に明記した既定の方法にしたがってTDOA推定値を計算するようにプロセッサの構成を設定する命令を含む。
これより、本発明を有利に用いることができる、様々な異なる環境例について説明する。その後に、本発明の到達時間検出技法について更に詳しく説明する。
オーバーレイWLS環境
図1a、図1b、および図1cは、本発明が機能するワイヤレス通信ネットワークの色々な種類を示す。以下の副章では通信システムの実現例をUMTS、IS−95、およびCDMA2000セルラ通信システムとして説明するが、本発明の教示は、他の様式で実現される他の広帯域、スペクトル拡散パケット無線通信システムにも同様に適用可能である。
図1a
図1aは、本発明のための例示的なUMTSネットワーク基準モデルのアーキテクチャを示す。
UE(100)
UMTS UE(ユーザ機器)100は、ME(移動機器)101とSIM/USIM(加入者個人情報モジュール/UMTS加入者個人情報モジュール)102との論理的組み合わせである。UEは、UMTSハンドセットまたは移動体に対する正式名称である。
ME(101)
移動機器(ME)101は、移動局のハードウェア・エレメントであり、キーボード、画面、無線機、回路ボード、およびプロセッサを備えている。MEのプロセッサは、通信信号の処理と、UEベースのLCSクライアント・アプリケーションも含むことができる種々のUEベースのサービスの処理との双方をサポートする。
USIM(102)
USIM(UMTS加入者個人情報モジュール)102は、SIMカードとも呼ばれており、UMTS移動体ネットワークのユーザ加入情報を保持するプログラマブル・メモリ・デバイスである。USIMは、加入した運営業者のネットワークへのアクセス、およびUEベースLCSクライアント・アプリケーションを含むことができるUEベース・サービスへのアクセスを可能にする関連情報を収容する。
ノードB(105)
ノードB105は、UMTSネットワーク内において、UE100(ユーザ機器)と陸上側ネットワークとの間に物理的無線リンクを提供する機能である。無線インターフェースを跨るデータの送信および受信と共に、ノードBは、W−CDMAシステムにおいてチャネルを記述するために必要な符号も供給する。ノードBは、タイミング情報をUE100にUu105インターフェースを通じて供給する。ノードBは、有線アンテナ・フィード104を通じて、Uuインターフェースにアクセスする。
UTRAN(UMTS地上無線アクセス・ネットワーク)は、1つ以上のRNS(無線ネットワーク・サブシステム)を備えている。各RNSは、1つ以上のRNC107と、それらがサポートするノードB105とを備えている。各RNSは、特定の無線資源の割り当ておよび解除を制御して、UE100とUTRANとの間に接続を確立する。RNSは、1群のセルにおける資源および送信受信を担当する(responsible)。
S−RNC(107)
RNC107(無線ネットワーク・コントローラ)がノードB105を介してUE(ユーザ機器)との論理RRC(無線資源制御)接続を有する場合、そのUE100にとって、それはS−RNC107として認識される。S−RNC107は、UTRANネットワーク内におけるユーザの移動性を担当し、CN(コア・ネットワーク)112に向かう接続の地点でもある。S−RNC107は、3GPP標準化Iubインターフェース106を通じてノードBに接続する。
D−RNC(108)
接続状態にあるUE100(ユーザ機器)が、異なるRNCと関連のあるセルに受け渡されるとき、これはドリフトされたと言う。しかしながら、RRC(無線資源制御)接続はなおもS−RNC107で終端する。実際、D−RNC108はスイッチとして作用し、S−RNC107とUE100との間で情報を導く。
C−RNC
制御無線ネットワーク・コントローラは、ノードBの構成設定を担当するRNC(無線ネットワーク・コントローラ)である。UE(ユーザ機器)がシステムにアクアセスする際、ノードBにアクセスを送り、一方ノードBはこのメッセージをそのCRNCに転送する。C−RNCは、表記上S−RNCとなる。
コア・ネットワーク(112)
コア・ネットワーク112は、移動性管理の機能、ユーザ機器(UE)と外部ネットワークとの間における呼接続制御シグナリングのための交換サービス、ならびにUTRAN無線アクセス・ネットワークと外部パケットおよび交換回路ネットワークとの間における相互作業機能(interworking function)を設ける。また、コア・ネットワークは、課金(billing)機能、外部ネットワークとのセキュリティおよびアクセス制御管理を設ける。
LMU(114)
位置測定ユニット(LMU)は、UEの測位をサポートするために無線測定を行う。LMUは、UMTSネットワークに対する付加するオーバーレイとすることができ、またはノードBのハードウェアまたはソフトウェアに統合することもできる。本発明では、LMUはTDOAおよび/またはTDOA/AoA計算位置および速度推定値の発生(development)のためにUm無線インターフェースを受ける。LMUは、セル・サイト・アンテナに接続するか、またはアンテナ・フィード113への無線カプラを介してノードBに接続する。
U−TDOAおよびU−TDOA/AOA LMUの例が、既に、米国特許第6,184,829号"Calibration for a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムの較正)、米国特許第6,266,013号"Architecture for a Signal Collection System in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおける信号収集システムのアーキテクチャ)、および米国特許第6,108,555号"Enhanced Time Difference Localization System"(改良した時間差位置判定システム)に記載されている。これらの特許は全て、TruePosition社が保有し、ここで引用したことにより本願にも含まれるものとする。
SMLC(116)
SMLC116は、論理機能エンティティであり、別個のネットワーク・エレメント(またはエレメントの分散クラスタ)またはRNC107における統合機能のいずれかとして実装する。SMLC116は、位置検出を基本とするサービスをサポートするために必要な機能を内蔵している。SMLC113は、地理的エリアおよび無線ネットワーク・トポロジに関するデータを所有することによって、ワイヤレス・ネットワークと位置検出ネットワーク(LMU114、SMLC116、およびGMLC119)との間にブリッジを提供する論理的エンティティである。SMLC116は、移動体の位置検出に必要なLMU114の資源の全体的な調整およびスケジューリングを管理する。また、最終的な位置、速度、高度の推定値を計算し、各々について達成される精度を推定する。本発明では、SMLC116は、そのLMUが担当する地理的エリアにおいてUE100を位置検出するため、または位置検出に役立てるために、無線インターフェース測定値を得る目的で、パケット・データ接続115を通じて、1組のLMUを制御し相互接続する。SMLC116は、位置、信頼間隔(confidence interval)、速度、高度、および移動方向を計算するために、U−TDOA、AoA、およびマルチパス軽減アルゴリズムを内蔵している。また、SMLC116は、リンク監視システム(LMS)124からのトリガリング(triggering)または3GPP標準化Iupcインターフェース117からインフラストラクチャ・ベンダの無線ネットワーク・コントローラ(RNC)局コントローラ107への要求に基づいて、どのワイヤレス電話機の位置を検出するのか判断することができる。
GMLC(119)
ゲートウェイ移動体位置検出センタ(GMLC)119は、3GPP規格によって、GSM/GPRS/UMTSネットワークにおける位置検出記録のクリアリングハウスとして定められている。GMLC119は、厳格に制御されるSS7ネットワーク(GSM−MAPおよびCAPネットワーク)とインターネットのような保証のない(unsecure)パケット・データ・ネットワークとの間におけるバッファとしての機能を果たす。位置検出に基づくサービスのための認証、アクセス制御、課金、および認可(authorization)機能は、纏めてGMLC119に位置し、これによって制御される。ゲートウェイ移動体位置検出センタ(GMLC)は、LBSサービスをサポートするために必要な機能、ならびに相互作業、アクセス制御、認証、加入者プロファイル、セキュリティ、運営管理、および課金/課金機能を内蔵するサーバである。また、GMLCは、GSM−MAPおよびCAPネットワークにアクセスして、加入者の個人情報を発見し、ルーティング情報を要求および受信し、低精度UE位置を入手し、そしてUE位置検出に基づく呼制御を実施することもできる。任意のUMTSネットワークにおいて、複数のGMLCがあってもよい。
ネットワークLCSクライアント(122)
ネットワークLCSクライアント112は、1つまたは1つよりも多い目標UEの位置情報を求める要求を、PLMN LCSサーバに対して行う論理機能エンティティである。図1に示すUTMSネットワークでは、LCSサーバは、GMLC119プラットフォーム上におけるソフトウェアおよびデータとして実現されている。LCSサーバをGMLC119と一緒に含むことは、展開されるシステムでは通例のことである。LCSサーバは、LCSクライアントに応対するために必要な多数の位置検出サービス・コンポーネントおよびベアラを備えている。LCSサーバは、音声、データ、メッセージング、その他の遠隔サービス、ユーザ・アプリケーションおよび補足サービスというような、その他の電気通信サービスと並行して、位置検出に基づくサービスのサポートを可能にするプラットフォームを提供することになる。ネットワークLCSクライアントは、Leインターフェース121を用いてGMLCにアクセスする。ネットワークLCSクライアントは、GMLCベースLCSサーバ119と通信を行い、GMLCベースLCSサーバ119が提供するセキュリティおよびプライバシ保護によって許可されるのであれば、指定された1組の位置検出関係サービス品質パラメータの範囲内で1つ以上の目標UEについて即座、周期的、または据置位置情報を要求することができる。
移動体LCSクライアント
移動体LCSクライアントは、不揮発性または移植可能データ記憶のためにUSIM102を用いる、UE100のME101内に常駐するソフトウェア・アプリケーションである。移動体LCSクライアントは、Leインターフェース121を用いて、ワイヤレス・データ接続を介してGMLC119を通じて位置情報を入手すればよい。
LMS
LMS133は、1つの中央サーバまたはサーバ・クラスタに報告する受動プローブ(図示せず)によって、Iub、Iur、Iu−CS,およびIu−PSのようなUMTSネットワーク・インターフェースの受動的監視を行う。これらのインターフェースを監視することによって、LMS133は作業委任(tasking)およびトリガリング(triggering)情報を生成することができ、予めプロビジョニングされているLBSアプリケーションについてSMLC116が自律的で低レイテンシの位置推定値を提供可能にする。LMS133が発生したトリガリングおよび作業委任情報は、通常はTCP/IPベースである、汎用データ接続123を通じて、SMLC116に配信される。LMS133は、エービス監視システム(AMS)に対する修正である。エービス監視システムについては、米国特許第6,782,264号"Monitoring of Call Information in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおける呼情報の監視)に記載されており、後に米国特許出願第11/150414号"Advanced Triggers for Location Based Service Application in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおける位置検出に基づくサービス適用のためのトリガの改良)において説明する。これら双方の米国特許出願をここで引用したことにより、その内容は本願にも含まれるものとする。LMS133は、ソフトウェアとして、UMTSシステムのノードB105またはRNC107、108ノードに組み込むこともでき、あるいは受動プローブのオーバーレイ・ネットワークとして展開することができる。
インターフェース
Uuインターフェース103は、3GPPによって定められたUMTSエアー・インターフェースである。このUTRAN(UMTS地上無線アクセス・ネットワーク)とUE(ユーザ機器)との間における無線インターフェースは、W−CDMAおよび周波数分割二重化(FDD)または時分割二重化(TDD)のいずれかを利用する。UMTS無線インターフェースについては、3GPP技術仕様書25.201および45.201に十分に記載されており、双方共"Physical layer on the radio path; General description"(無線経路上の物理レイヤ;概説)という名称である。FDD W−CDMA無線システムにおいて実施した場合のUu無線インターフェースの詳細は、3GPP技術仕様書25.213"Spreading and modulation(FDD)"(拡散および変調(FDD))に記載されている。FDD W−CDMA UMTSにおいて用いられる物理チャネルおよび論理チャネルの詳細および説明は、3GPP技術仕様書25.211"Physical channels and mapping of transport channels onto physical channels (FDD)"(物理チャネルおよびトランスポート・チャネルの物理チャネルに対するマッピング(FDD))において見られる。
Iubインターフェース106は、UMTS無線ネットワーク内に位置し、RNC(無線ネットワーク・コントローラ)107とノードB105との間にある。Iubインターフェースは、3GPP TS25.430"UTRAN Iub Interface: general aspects and principles"(UTRAN Iubインターフェース:総合的形態および原理)において定められた通りである。
Iur109は、UMTSネットワークにおいて、UMTSサーバまたはコアRNC70をドリフトRNC108と相互接続する。Iurインターフェースは、3GPP技術仕様書25.420"UTRAN Iur Interface: General Aspects and Principles"(UTRAN Iurインターフェース:総合的形態および原理)において標準化されている。
Iu−CS(回線交換)インターフェース110は、UMTS RNC107をコア・ネットワーク112の回線交換通信指向部分と接続する。
Iu線PS(パケット交換)インターフェース111は、UMTS RNC107をコア・ネットワーク112のパケット交換通信指向部分と接続する。
IuPc117は、位置推定の実行(generation)のために、UMTSネットワークにおいてUMTS RNC70をSMLC(SASとも呼ばれている)と相互接続する。Iupcインターフェースは、3GPP技術仕様書25.450"UTRAN Iupc interface general aspects and principles"(UTRAN Iupcインターフェースの総合的形態および原理)において紹介されている。
E5+インターフェース118は、北アメリカのE9−1−1についてのJoint ANSI/ETSI Standard 036において定められているE5インターフェースの修正である。E5+インターフェース118は、SMLC116およびGMLC119ノードを直接接続し、ワイヤレス位置検出システムによって、ネットワーク取得情報(セル−ID、NMR、TA等)を用いて、あるいはLMU114の特殊受信機によって実行されるTDOAおよび/またはAoA(到達角度)によってLMS114のトリガが用いられたときに、プッシュ動作に対処することができる。
Leインターフェース121は、IPベースXMLインターフェースであり、当初はLocation Interoperability Forum(LIF:位置検出相互動作フォーラム)によって開発され、その後GSM(GERAN)およびUMTS(UTRAN)の第3世代パートナーシップ・プログラム(3GPP)によって標準化されている。位置検出に基づくサービス(LBS)のクライアント122は、LCS(位置検出サービス)としても知られている。LCSクライアント122に位置するLBSおよびLCSサービスは、移動体デバイスの位置検出を用いる資格を一義的に与えられたソフトウェア・アプリケーション、データ格納、およびサービスである。
図1b
図1bは、ANSI/ETSI Joint Standard "J-STD-036","Enhanced Wireless 9-1-1 Phase 2"(強化ワイヤレス9−1−1フェーズ2)に記載されているワイヤレス通信システムに基づく、システムの主要コンポーネントの代表的構成を模式的に示す。本発明では、標準化したノードおよびインターフェースを有するTIA−EIA−95(IS−95)ベースCDMAワイヤレス通信システム内における本発明を表すために、図2bを用いる。本来緊急サービス(E911、E112)を支援するために作成されたが、この機能的ネットワークは、MSC135およびMPC141がリンクE3 140を用いて、ANSI−4プロトコルと通信する、混合回線交換、パケット交換ネットワークにおける商用位置検出サービスの配信にも用いることができる。本発明は、基準ネットワークの測位決定機器143ノード内に位置する。
MS
CDMA移動局(MS)130は、ハードウェア・ソフトウェア・システムであり、CDMA無線インターフェース132へのユーザ・アクセスを可能とし、したがって完全なワイヤレス通信ネットワークおよびサービスを可能にする。
MS130は、位置検出に基づくソフトウェア・アプリケーション、宅内LBSクライアント131を有することができる。MSベースLBSクライアントは、MS130が提供する資源を用いて機能する。
IS−95基地局は、BSC(基地局コントローラ)、および1つ以上のBTS(基地送受信局(1つ又は複数))を備えている。BS133は、移動体がIS−95CDMAエアー・インターフェースを通じてネットワーク・インターフェースおよびサービスにアクセスすることを可能にする機能を提供する。
BS133は、CDMA無線インターフェース132を、陸ベースのワイヤレス通信システム・ネットワークとインターフェースする。BS133は、MS130へのチャネル割り当て、電力制御、周波数管理(administration)、および他の近隣BS間におけるハンドオーバー(ソフト、よりソフト、およびハード)に備えている。
Aインターフェース134は、名目上IS−95CDMAシステム用のIS−634準拠インターフェースであり、BS133をMSC135にインターフェースして、MSC135とBS133との間において制御メッセージングを搬送し、更にMS130と対称とするMSC135からのDTAP(直接転送アプリケーション・パート)メッセージングを搬送する。
MSC(移動体交換局)135は、移動体管理の機能、MS130と外部交換回線ネットワーク147との間における呼接続制御シグナリングの交換サービス、およびCDMA無線アクセス・ネットワークと外部パケット交換ネットワークとの間における相互作用機能を備えている。また、MSC135は呼ルーティングおよび課金機能も備えている。一部の販売業者の実現例では、MSC135はディジタル・パケット通信用の相互作業、ルーティング、および符号変換サービスも提供する。
MSC135は、ANSI−41が定めるEインターフェース136を用いて、他のMSC137と接続することができる。
MSC135は、Ai/Di 138 インターフェースおよびトランクとして標準化されている(Telcordia GR-154およびT1.113)ISDNユーザ・パート(ISUP)のような制御インターフェースによって、交換回線ネットワーク139に接続する。
J−STD−036標準化E3 140インターフェースが、MSC135をMPC141に接続するために用いられている。E3は、位置検出のためにワイヤレス・インテリジェント・ネットワーキング(WIN)能力を含む、ANSI−41ベースのインターフェースである。
MPC(移動体測位局)141は、移動体ネットワーク、位置検出ネットワーク、およびネットワーク・ベースの位置検出アプリケーション間におけるゲートウェイである。MPC141は、TCP/IPベース、J−STD−036規定、位置検出サービス・プロトコルにおけるE5インターフェース142特定TCAP、E3インターフェース140ANSI−41メッセージング、および外部LBSクライアント148に対するTCP/IPベースのデータ・リンク151間において、ルータおよびプロトコル変換器として作用する。MPCは、E3 140メッセージングに含まれるサービス品質パラメータに基づいて、展開したPDE143の中から選択することができる。
MPCは、前述のE5インターフェースを通じて、位置判定エンティティ(PDE)143に接続する。本発明では、PDE143は、1群の集中プロセッサ、サービング移動体位置検出局(SMLC)116、および企業固有のTCP/IPベースのインターフェース115によって相互接続されている、地理的に分散した位置測定ユニット(LMU)114の母集団(population)を備えている。LMU114は、BS133の受信アンテナからの無線周波数アンテナ・フィード149、または代わりにBS133の各受信アンテナからの受信信号のディジタル化表現を搬送するデータ・リンクを通じてBSC133に接続する。
J−STD−036が定めたLBSネットワークの一部ではないが、SMLC116はネットワークLBSクライアント148と直接通信することができ、更にデータ接続を通じてMSベースLBSクライアント133に、汎用パケット・データ・ネットワーク147へのパケット・データ接続リンク150を介して通信することができる。
図1c
図1Cは、パケット・ベースのトランスポート・ネットワークに基づく、ワイヤレス通信システムおよびワイヤレス位置検出システムの主要コンポーネントの代表的構成を模式的に示す。この図では、ワイヤレス通信システムは、IS−2000CDMAまたはCDMA200(登録商標)システムに基づくと仮定する。
このパケットベース(全IPベースとしても知られている)LBSネットワークについては、3GPP2規格、TIA-1020, "IP based location services" (IPベース位置検出サービス)(3GPP2 x.P0024)、TIA-881, "LS Authentication/Privacy/Security Enhancements"(LS認証/プライバシ/セキュリティ強化) (3GPP2 X.P0002)、TIA-83, “Wireless Intelligent network LBS Phase III”(ワイヤレス・インテリジェント・ネットワークLBSフェーズIII) (3GPP2 X.P0009)、およびTIA-801, "Position Determination Service for cdma2000"(cdma2000(登録商標)用位置判定サービス)に記載されている。本発明は、ローカルPDEにおいても実現される。
図1cに図示する全IPワイヤレス通信システムは、ホーム・ネットワーク175部分と、訪問ネットワーク(visited network)176部分とを含む。多くの場合、訪問ネットワーク176はホーム・ネットワーク175となる。ホーム・ネットワーク175および訪問ネットワーク176は、公衆インターネットのようなパケット・データ・ネットワーク174によって、互いに接続されている。各ネットワーク部分、ホーム175および訪問176は、ローカル・ワイヤレス・ネットワーク・オペレータIPネットワーク173、180によって相互接続されている複数の機能的エンティティを備えている。
位置検出に基づくサービスを可能にするために、ホーム測位サーバ(H−PSまたは単にPS)171は、パケット・ベースの接続を通じて、管理ノード170と相互接続する。管理ノード170は、加入およびユーザ・プロファイルの格納、LBSサービス管理およびアクセス制御を提供する。LBSサービスの配信のために、H−PS171は、ホーム・ネットワーク175ベースのネットワークLBSクライアント172、外部LBSクライアント177、訪問ネットワーク176ベースLBSクライアント178、またはMSベースLBSクライアント188に相互接続することができる。MS187の現在の位置または過去の位置を得るためには、H−PS171はパケット・ベースのデータ接続を通じてローカルPDE183に相互接続することができる。
H−PS171は、認証、アクセス制御、管理、および課金(accounting)機能に関しては、IS−41ネットワークにおけるホーム・ネットワークMPCと同じ役割を果たす。
パケット・データ供給ノード(PDSN)181は、無線アクセスと訪問ネットワーク176との間における接続点として作用する。この接続は、移動体提供業者のコアIPネットワークと移動局との間におけるPPPセッション管理を担当する。
S−PS即ちサービング測位サーバ176は、訪問ネットワークではPSとなる。サービングPS176は訪問するMSの位置情報を、ホームPS171、ネットワークLBSクライアントのような要求元エンティティに提供する。これは、IS−41ネットワークにおけるサービングMPCと同じ役割を果たし、認証、アクセス制御、管理、および課金機能の役割に関して、H−PS171のローカル・プロキシとして作用する。
BSC/PCF182は、基地局コントローラ/パケット制御機能ノードである。BSC/PCF182ノードは、無線ネットワーク186とPDSNとの間における相互接続および通信を管理する。BSC/PCF182は、MS187とネットワーク・ベースの宛先との間におけるトラフィックおよびシグナリング・メッセージの透過的(transparent)交換を担当する。
無線ネットワーク186は、実際のCDMA2000(登録商標)エアー・インターフェース、および無線送信設備を備えている。無線送信設備は、代わりに、BS(基地局)、BTS(基地局送受信サイト)、AP(アクセス・ポイント)、およびセルとも呼ばれている。無線ネットワーク186は、パケット・データおよびパケット化音声通信のために、BSC/PCF182をMS187と相互接続する。
本発明では、ローカルPDE183は、サーバ・クラスタ・ベース(server cluster based)のSMLC116と、地理的に分散したLMU114の母集団とを含む。
PDE183は、(恐らくはPS171、179をプロキシとして用いて)MS187と相互作用を行い、位置検出サービスを、MSベースLBSクライアント188を通じてユーザに、または移動体の位置に基づいてその他のLBSクライアント172、177、178に提供する。
ワイヤレス通信システムの全IPパケット・アーキテクチャのその他のエレメントは、簡略化の理由のため、示されていない。
WLSにおける改良TOA検出の詳細な説明
アップリンク到達時間差(U−TDOA)位置検出方法は、その最も基本的なレベルでは、送信局と受信局との間に、信号エネルギが十分な直接見通し線(LOS)経路が存在するという想定を拠り所にしている。遮られないLOS経路が送信機と受信機との間に存在することは必ずしも必要ではないが、信号は、反射、回折、ダクティングなどによる方向変化を受けないことを想定する。この想定は、到達時間差を、移動局から主要および協力LMUまでの空間的直線距離に変換するためになされたものである。850/1900MHz(北アメリカ)および900/1800/2100MHz(ヨーロッパ)セルラ、GSM、PCS、DCS、およびUMTS周波数帯域を現在含む、予約ワイヤレス通信帯域では、ワイヤレス通信ネットワークのために用いられている無線受信局によって受信される大量の信号エネルギは、マルチパス成分によるものとなっている。実際、CDMAシステムでは、広帯域システムのこのマルチパス・フェーディング特性が、要求フェード・マージンを減少させるために実際に用いられている。
米国特許第5,327,144号、"Cellular Telephone Location System"(セルラ電話機位置検出システム), Stilp et al.において最初に開示されたように、位置検出すべき発信機(emitter)、この場合、CDMA移動体デバイスの信号は、地理的に散在する1群の特殊受信機(位置測定ユニットまたはLMU、以前は信号収集システムまたはSCSと呼ばれていた)によって収集される。ワイヤレス位置検出システム(WLS)は、無線監視センサ、リンク監視システム、またはワイヤレス運営業者からの要求によって誘起されると、最初に、無線信号メトリックの収集、ならびに最良のLMUおよび1組の協力LMUの決定を行う。最良のLMUは、通常、サービング・セル・アンテナと関連付けられており、一方協力LMUは、名目上、最良の/サービングLMUに地理的に近接し、容認可能なSNRおよびEb/Noを有し、大きな幾何学的正確度希釈(geometric-dilution-of-precision)を生じないLMUである。最良の(信号に関して)LMUは、好ましくは、広帯域受信機を用いて、サンプル期間の間RFを収集しディジタル化する。LMU内にあるディジタル信号処理ソフトウェアが、レーク受信機をモデル化し、対象のCDMA変調信号を従来と同様に復調する。この復調した「完全な」基準信号は、無線メトリック収集に基づいて選択された協力LMUに送られる。各協力LMUは、基準を再度変調し、これを相関プロセスにおいて用いて、最良/サービングLMUにおける対象信号の到達時間(TOA)を判定する。
本発明の好ましい実現例では、再変調した基準および記録した受信信号を、可能性の高い時間および周波数範囲においてずらした基準信号と相関させる。非対称、線形位相有限インパルス応答(FIR)フィルタを時間軸において適用すると、これによって先行(時間的に早い方)サイドローブの抑制が得られる。後から到達する側のサイドローブの試験は、行わない。FIRフィルタは、早い側のサイドローブの振幅において、少なくとも8デシベル(8dB)の低減を生み出す。この動作によって、時間および周波数の可能な範囲について、時間/周波数/相関マップが得られる。
次に、米国特許第6,876,859号"Method of Estimating TDOA and FDOA in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおいてTDOAおよびFDOAを推定する方法)において教示されているように、時間/周波数/相関マップに制約を加え、検索して全域的最大相関ピークを求める。一旦全域的最大相関ピークを発見したなら、検索空間を、全域的最大相関ピークが見つかった周波数に狭める。次いで、「タイムスライス」と見なされる新たな検索空間を時間的に検索して、早期、局所的最大相関ピークを求める。このピークが発見されるのは、相関値が検出保証しきい値よりも上である場合である。
一旦このタイムスライスを検索して、検出保証しきい値よりも上の最早相関ピークが得られたなら、前縁発見手順を適用する。前縁発見手順の意図は、マルチパス反射の添加作用によって生ずる相関エンベロープの中に隠されている、早期到達信号を見つけることである。
前縁発見手順の好ましい実現例では、最も早く発見された最大相関ピークを中心とするタイムスライスを、先行(早い方)方向および背向(遅い方)方向双方においてタイム・ビン群(time bins)に分割する。また、この動作によって、最も早く発見された最大相関ピークの相関値に基づいて、2つの追加のしきい値も得られる。
先行サイドローブ低減
重大なマルチパスがあり、受信した反射信号の強度が受信したLOS信号よりも強い場合、相互相関の最大値が、この反射に対応する時点において、つまりより大きな遅延値において生ずる。先行相関ピーク検索アルゴリズムを用いて、この問題を軽減しようとすることができる。しかしながら、送信フィルタおよび受信フィルタ全てのインパルス応答の組み合わせのみによる相互相関における先行ピーク(leading peak)は、このようなアルゴリズムの有効性を著しく阻害する可能性がある。これらのフィルタは、送信信号の帯域幅を制限するため、そして隣接するシンボル干渉の影響を最小に抑える(または解消する)ための双方に用いられる。
基準およびローカルCDMA信号のための相関処理の間に適用すると、相互相関処理データ・フローに追加のフィルタを挿入することによって、先行インパルス応答ピークを低減することができる。このフィルタは、インパルス応答の先行ピーク(サイドローブ)を最小に抑えるように、インパルス応答全体を変化させる。利用できるこのようなフィルタは、数多くある。
ここに、1形式の一例を紹介する。このフィルタは、全通過、位相シフトのフィルタ(all-pass, phase shifting filter)である。これが意味するのは、フィルタの周波数応答が平坦であり、周波数による変動が実質的にないということである。しかしながら、位相応答は、周波数の関数として変動する。この特定例は、その伝達関数によって表すことができる。
このフィルタのラジアン周波数応答H(ω)は、上の式におけるsをjωで置換することによって決定することができる。ここで、j=√(−1)、これは虚数成分である。この単純なフィルタによって、得られるインパルス応答は、単に「a」の値を変化させるだけで修正することができる。
FFT(高速フーリエ変換)を用いて、典型的な相互相関計算を計算することができる。このフィルタは、相互相関を得るためにIFFT(逆高速フーリエ変換)を実行する前に、基準および受信信号FFTの積を、フィルタの複素周波数応答と乗算することによって実現することができる。図3bは、この種のフィルタを追加することによって得られた相互相関を示す。「a」の値は、先行ピークのいずれについても最小の最悪事態値となるように、最適化されている。
図3bにおいて見られるように、最大の先行ピークが、主要なローブ・ピークから約21dBまで低減している。ここでも、6dBのノイズ・マージンを用いると、その結果、フィルタがない場合の7dBだけではなく、後の反射経路信号よりも15dB下にある、見通し線受信信号成分を検出することが可能となる。このフィルタ例をここで紹介したのは、単純なフィルタ応答を用いても改善を行えることを示すためである。フィルタ応答の調査および最適化をそれ以上に隈無く行って、元のフィルタ応答の組み合わせの正確なフィルタ応答に一層近づけるようにすれば、先行ピークの内任意のものについての最悪事態値の更に一層の低減が得られるはずである。
前縁検出
早期のCDMA前縁発見アルゴリズムでは、全域最大相関ピークの前に現れる相関ピークが、検出成功に対する検出保証しきい値よりも上の局所最大値でなければならない。このために、WLSでは、レッジ(ledge)またはランプ(ramp)のような、最も早い最大相関ピークの相関エンベロープの中に隠されている前縁を発見することができない。本明細書において記載する本発明の方法の好適な実現例では、LMUが早期の前縁を発見し損ねた場合、タイムスライスをサンプリングし直し、1組の相関しきい値を設定する。最早最大相関ピークの時点を「B」に設定する。しきい値は、最早最大相関ピークの値、および1間隔後のサンプルの値に基づく。これらのしきい値は、次の式で記述される。
W>0.7×時点T=B+1における相関値、
Y>0.2×時点T=Bにおける最早最大相関ピーク、および
Z>検出保証しきい値または0.01
最早最大相関ピークから開始して、前述のアルゴリズムのステップは、時間的に(timewise)早期のサンプル群またはビン群を3つのしきい値(W,Y,Z)と比較する。一旦サンプルの相関値がこれらのしきい値のいずれかよりも下に低下したなら、アルゴリズムは、最早最大相関値から最早有効(全てのしきい値よりも上)サンプルまでのサンプルを計数する。
次いで、サンプル数「m」を用いて、最早到達時間を求める。m=0であれば、直前の最早最大相関ピークの時点が、局所的に受信した信号についての到達時間のままであり続ける。0よりも大きなmの値全てについて、以下のアルゴリズム(タウ・アルゴリズムと呼ぶ)を用いて、到達時間を確定する。
ここで、
m=最早有効ビンと最大相関ピークのビンとの間におけるビン数(この例では、m=4)、
チップ・レート=表1の通り

c=(主要相関ピークの相関値)/(主要相関ピーク・ビンよりも1ビン後の相関値)
w=経験的に決定したオフセット。既知の位置での移動体の測定を用いて決定した。密集した都市環境におけるIS−95では、このオフセットは678となる。
一旦Tauを計算したなら、時点Tau417を、最大相関ピーク405に対応する時点から減算し、その結果新たな到達時間418が得られる。これは、CDMA移動体デバイスの到達時間差の計算に用いられる。
ここで、図2から図5を参照して、以上の詳細な説明を纏める。
図2aは、LMUが受信した、CDMAに用いられるスペクトル拡散信号200が、周波数ずれ、マルチパス、およびノイズによって破損した場合を示す。信号200は、振幅軸201、周波数軸202、および時間軸203から成る三次元でプロットされている。
図2bは、本発明において用いられる用語を示すために用いられる。検索空間は、相関204、時間203、および周波数202の三次元から成る。タイムスライス205は、ある固定周波数における時間の範囲を内包するように示されている。固定時間および固定周波数を明示するビン206が示されている。
図2cは、相関204、時間203、および周波数202の検索空間における相関ローカルおよび基準信号207を示す。検出しきい値208が示されており、最小の容認可能な相関を例示する。全域最大相関209が示されている。一旦全域最大相関206が発見されたなら、次に検索空間を、全域最大相関209の周波数210を中心としたタイムスライスに狭める。
図3aは、有限インパルス応答(FIR)フィルタの適用によるサイドローブ低減の適用前における、相関させられたローカルおよび基準信号207ならびに検出しきい値300を含むタイムスライスを示す。この例では、最初の前縁ピーク(leading edge peak)(サイドローブ)302の振幅が、主要ローブ相関ピーク301からわずかに低減したに過ぎない。
図3bは、FIRフィルタの適用によるサイドローブ低減の適用の後における、相関させられたローカルおよび基準信号301をフィルタ処理したもの、ならびに検出しきい値を含むタイムスライスを示す。ピーク相関信号のサイドローブを低減することにより、早期に到達した信号を露出させることができる。この例では、先行サイドローブを低減することにより、主要ローブの前に隠されていた早期到達相関ピークが露出する。
図4aは、全域最大相関ピーク405を含むタイムスライス402の期間にわたる、基準信号とローカル信号400との間の相関を示す。一旦全域最大相関ピーク405が発見され、この全域最大相関ピークが検出しきい値404よりも上であれば、周波数ずれが発見されたと考えられ、三次元時間−周波数−相関検索空間を、相関値対時間空間の二次元「タイムスライス」に圧縮(collapse)する。図4a、図4b、および図4cは全て、相関軸401および時間軸403によって定められる二次元検索空間を示す。この検索空間の時間範囲は、ここでは、現行のビン402およびそれよりも前のビンに狭められている。
図4bは、全域最大相関405よりも前に現れる早期光線または信号前縁を発見するために用いられる前縁発見プロセスを示す。無線エネルギが付加されるので、早期到達光線は、相関エンベロープ400の中に隠されていることもあり得る。この例では、相関エンベロープをサンプリングし直して、2つの新たなしきい値を確立する。第1しきい値414は、最大相関ピーク405よりも1ビン後の相関値406の70%に設定される。第2しきい値415は、最大相関ピークの20%に設定される。最大相関ピーク405よりも前の各サンプリング407、408、409、410、411、412、413について、相関エンベロープ400の値をしきい値404、414、415と比較する。相関値がこれら3つのしきい値411のいずれか1つの下に来る場合、プロセスは最後の有効サンプル410まで時間的に逆戻りする。一旦最後の有効サンプル410が決定されたなら、前述したTau(τ)の式を用いて到達時間を計算する。
図5は、前述のプロセス全体についての動作ステップを示す。最初のステップ500は、ローカルLMUにおけるローカル信号の収集、および基準信号の受信である(信号収集プロセスの更なる詳細については、米国特許第6,047,192号"Robust Efficient Localization System"(ロバストな効率的位置測定システム)を参照のこと)。2番目のステップ501は、先行サイドローブを低減するための、時間的FIRフィルタリングとの相関付けである。これは、相関−時間−周波数マッピングを発生する第2ステップであり、第3ステップ502においてこれに制約を加える(更なる詳細については米国特許第6,876,859号を参照のこと)。三次元検索空間の時間軸および周波数軸に制約を加えるのは任意であるが、以降の相関検索が一層効率的になる。
次のステップ503は、検出保証しきい値よりも上の全域最大値の検索を含む。検出保証しきい値よりも上の全域最大値が見つからない場合、手順は504において終了し、ローカルLMUに対してTDOA値は得られない。有効な全域最大値が検出された場合、相関−時間−周波数マップを、検出可能な全域最大値の周波数を中心とする二次元時間−相関タイムスライスに縮小する。次いで、得られたタイムスライスを検索して、ステップ5 505における全域最大値よりも時間的に早く現れ、検出保証しきい値よりも上の局所最大値を求める。一旦検出保証しきい値よりも上の最早局所最大値(これは、既に発見されている全域最大値であることもあり得る)が発見されたなら、前縁検出動作506を用いて、相関エンベロープ内に隠されている早期前縁を発見しようとする。前縁検出動作で早期前縁を発見し損ねた場合、プロセスは、最早局所最大値のTDOA値を首尾よく用いて、507において終了する。前縁検出動作が早期前縁の発見に成功した場合、Tauアルゴリズムによって計算したTDOA値を508において報告する。
結論
本発明の真の範囲は、本明細書において開示した、現時点における好適な実施形態に限定されるのではない。例えば、以上のワイヤレス位置検出システムの現時点における好適な実施形態の開示は、位置測定ユニット(LMU)、サービング移動体位置検出センタ(SMLC)等というような説明的用語を用いているが、以下の特許請求の範囲の保護範囲を限定するように解釈してはならず、それ以外でも、ワイヤレス位置検出システムの発明的形態が、開示された特定の方法および装置に限定することを暗示するように解釈してはならない。更に、当業者には言うまでもなかろうが、本明細書において開示した発明的形態の多くは、TDOA技法を基本としない位置検出システムにおいても適用することができる。例えば、本発明は、先に一例として説明した種類のFIRフィルタを採用するシステムには限定されず、また前述のように作成され展開されるLMUを採用するシステムにも限定されるのではない。LMUおよびSMLC等は、本質的に、プログラマブル・データ収集および処理デバイスであり、本明細書に開示した発明的概念から逸脱することなく、種々の形態をなすことができる。ディジタル信号処理およびその他の処理機能のコストが急速に低下していることから、本システムの発明的動作を変更することなく、例えば、特定の機能のための処理を、本明細書に記載した機能的要素(LMUのような)の1つから、ワイヤレス通信ネットワーク内にある別の機能的要素(BSまたは基地局のような)に移すことは容易に可能である。多くの場合、本明細書に記載した実現例(即ち、機能的要素)の配置は、単に設計者の好みであり、厳しい要件ではない。したがって、明示的に限定されていると考えられる場合を除いて、以下の特許請求の範囲の保護範囲が、先に説明した具体的な実施形態に限定されることは意図していない。

Claims (46)

  1. 移動体送信機の位置を検出するのに用いるワイヤレス位置検出システムにおいて、時間ドメインまたは周波数ドメインの相互相関プロセスのいずれかを用いて、ローカル信号を基準信号と相互相関させることによって生成される到達時間差(TDOA)推定値を改善する方法であって、前記ローカル信号は、前記移動体送信機が送信した信号の、第1アンテナにおいて受信したコピーであり、前記基準信号は、前記移動体送信機が送信した信号の、第2アンテナにおいて受信したコピーであり、前記方法は、
    第1位置測定ユニット(LMU)において前記ローカル信号を受信するステップと、
    相関−時間−周波数マップを含む相関関数を生成するために、前記ローカル信号および基準信号を処理するステップと、
    前記相関関数を検索して、検出保証しきい値よりも上の全域最大値を求め、有効な全域最大相関ピークを特定するステップと、
    前記有効全域最大相関ピークの周波数を中心とする二次元時間−相関タイムスライスに、前記相関−時間−周波数マップを縮小するステップと、
    前記二次元時間−相関タイムスライスを検索して、前記全域最大相関ピークよりも時間的に早く現れた、前記検出保証しきい値よりも上の局所最大値を求めるステップと、
    前記二次元時間−相関タイムスライスの相関エンベロープ内に隠された早期前縁を発見するために、前縁発見手順を実行するステップと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1記載の方法において、前記処理は、先行サイドローブおよび後続サイドローブを含む相関相関−時間−周波数関数を生成するために、前記ローカル信号および基準信号の相関処理およびフィルタリングを含み、前記先行サイドローブの振幅を減少させる、方法。
  3. 請求項2記載の方法において、前記フィルタリングは、前記先行サイドローブの振幅の少なくとも8デシベル(8dB)の減少を発生する、方法。
  4. 請求項3記載の方法において、前記フィルタリング・プロセスは、有限インパルス応答(FIR)フィルタリング・プロセスの使用を含む、方法。
  5. 請求項4記載の方法において、前記FIRフィルタリング・プロセスは、実質的に平坦な周波数応答を生成する、全通過、位相シフトのフィルタリング・プロセスを含む、方法。
  6. 請求項4記載の方法であって、更に、高速フーリエ変換(FFT)を用いて相互相関計算を行うステップを含み、基準およびローカル信号のFFTの積を、前記FIRフィルタリング・プロセスの複素周波数応答で乗算し、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行して前記相互相関関数を得ることによって、前記FIRフィルタリング・プロセスを実行する、方法。
  7. 請求項2記載の方法であって、更に、時間−周波数相関検索を狭めるために限度を決定するステップを含む、方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、更に、前記前縁発見手順が早期前縁を発見し損ねた後、最早局所最大相関ピークのTDOA値を報告するステップを含む、方法。
  9. 請求項7記載の方法であって、更に、前記前縁発見手順が早期前縁の発見に成功した後に実行する既定の到達時間判定手順(Tau)によって計算したTDOA値を報告するステップを含む、方法。
  10. 請求項2記載の方法において、サンプル期間において対象の符号分割多元接続(CDMA)−変調信号を収集しディジタル化するように構成された広帯域受信機を含む第2LMUを用いて、前記基準信号を入手し、前記第2LMU内にあるディジタル信号処理ソフトウェアが、レーク受信機をモデル化し、前記対象信号を復調する、方法。
  11. 請求項10記載の方法であって、更に、前記復調された対象信号を前記第2LMUから前記第1LMUに送り、前記第1LMUにおいて前記基準信号を得るために前記復調された対象信号を再度変調するステップを含む、方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、更に、前記第1LMUにおいて、前記受信したローカル信号を記録するステップと、相関関数を求めるために、前記記録した信号を、時間および周波数範囲においてずらした基準信号と相関させるステップと、前記相関関数の先行サイドローブを抑制するために、非対称、線形位相有限インパルス応答(FIR)フィルタを時間軸において適用するステップとを含む、方法。
  13. 請求項7記載の方法であって、更に、全域最大相関ピークを発見するステップと、前記検索空間を、前記全域最大相関ピークに対応する選択した周波数に狭めるステップと、次いで早期、局所最大相関ピークを特定するために、前記選択した周波数に対応するタイムスライスを検索するステップとを含む、方法。
  14. 請求項13記載の方法であって、更に、前記早期、局所最大相関ピークが、前記検出保証しきい値よりも上であることを判定するステップを含む、方法。
  15. 請求項14記載の方法であって、マルチパス反射の添加効果によって作成される相関エンベロープに隠された早期到達信号を特定するために、前記前縁発見手順を適用するステップを含む、方法。
  16. 請求項14記載の方法において、前記前縁発見手順において、最早最大相関ピークを中心とする前記タイムスライスを、先行方向および背向方向にタイム・ビン群に分割する、方法。
  17. 請求項16記載の方法において、前記前縁発見手順は、前記最早最大相関ピークの相関値に基づいて、追加のしきい値を作成することを含む、方法。
  18. 請求項17記載の方法において、前記前縁発見手順は、前記全域最大相関ピークの前に現れ、前記検出保証しきい値よりも下の局所最大値である、第2相関ピークを検出することを含む、方法。
  19. 請求項18記載の方法において、前記第2相関ピークは、最早最大相関ピークの相関エンベロープ内にレッジまたはランプとして隠された、方法。
  20. 請求項19記載の方法において、前記前縁発見手順は、更に、早期前縁を発見し損ねたときに、前記タイムスライスをサンプリングし直し、複数の相関しきい値を設定することを含む、方法。
  21. 請求項20記載の方法において、前記最早最大相関ピークを第1の値(B)に設定し、前記しきい値は、前記最早最大相関ピークの値、および以降の間隔におけるサンプルの値に基づく、方法。
  22. 請求項21記載の方法において、前記しきい値は、以下の到達時間判定手順(Tau)にしたがって決定し、
    W>0.7×時点T=B+1における相関値、
    Y>0.2×時点T=Bにおける最早最大相関ピーク、および
    Z>検出保証しきい値または0.01
    最早最大相関ピークから開始して、前記到達時間判定手順のステップは、時間的に(timewise)、早期のサンプルをしきい値(W,Y,Z)と比較し、一旦サンプルの相関値がこれらのしきい値のいずれかよりも下に低下したなら、前記手順は、最早最大相関ピークから前記最早サンプルまでの、全てのしきい値よりも上のサンプルを計数し、次いで、サンプル数「m」を用いて、以下の規則集合にしたがって最早到達時間を求め、
    m=0であれば、直前の最早最大相関ピークの時点が、局所的に受信した信号についての到達時間のままであり続け、
    0よりも大きなmの値全てについて、以下の規則を用いて、到達時間を確定し、
    Tau=1/4×(チップ・レート)-m/2×(チップ・レート)+(0.7-c)×w
    ここで、mは、最早有効ビンと最大相関ピークのビンとの間におけるビン数であり、チップ・レートは、異なるスペクトル拡散技術についてチップ・レートを定める表に基づいて決定され、cは、主要相関ピークの相関値の主要相関ピーク・ビンよりも1ビン後の相関値に対する比率であり、wは、経験的に決定したオフセットである、方法。
  23. 請求項22記載の方法において、一旦到達時間(Tau)を計算したなら、Tauを、前記最大相関ピークに対応する時間から減算し、前記到達時間差の計算に用いられる、新たな到達時間を求める、方法。
  24. 移動体送信機の位置を検出するのに用いるワイヤレス位置検出システム(WLS)であって、
    少なくとも第1LMUおよび第2LMUを含む位置測定ユニット(LMU)のネットワークを含み、前記第1LMUは、プロセッサと、該プロセッサに結合されたコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含み、前記コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、時間ドメインまたは周波数ドメインの相互相関プロセスのいずれかを用いて、ローカル信号を基準信号と相互相関させることを含む既定の方法にしたがって到達時間差(TDOA)推定値を計算するように前記プロセッサを構成するための命令を含み、前記ローカル信号は、前記移動体送信機が送信した信号の、前記第1LMUと関連のある第1アンテナにおいて受信したコピーであり、前記基準信号は、前記移動体送信機が送信した信号の、前記第2LMUと関連のある第2アンテナにおいて受信したコピーであり、前記既定の方法は、
    第1位置測定ユニット(LMU)において前記ローカル信号を受信するステップと、
    相関−時間−周波数マップを含む相関関数を生成するために、前記ローカル信号および基準信号を処理するステップと、
    前記相関関数を検索して、検出保証しきい値よりも上の全域最大値を求め、有効な全域最大相関ピークを特定するステップと、
    前記有効全域最大相関ピークの周波数を中心とする二次元時間−相関タイムスライスに、前記相関−時間−周波数マップを縮小するステップと、
    前記二次元時間−相関タイムスライスを検索して、前記全域最大相関ピークよりも時間的に早く現れた、前記検出保証しきい値よりも上の局所最大値を求めるステップと、
    前記二次元時間−相関タイムスライスの相関エンベロープ内に隠された早期前縁を発見するために、前縁発見手順を実行するステップと、
    を含む、ワイヤレス位置検出システム。
  25. 請求項24記載のWLSにおいて、前記処理は、先行サイドローブおよび後続サイドローブを含む相関相関−時間−周波数関数を生成するために、前記ローカル信号および基準信号の相関処理およびフィルタリングを含み、前記先行サイドローブの振幅を減少させる、WLS。
  26. 請求項25記載のWLSにおいて、前記フィルタリングは、前記先行サイドローブの振幅の少なくとも8デシベル(8dB)の減少を発生する、WLS。
  27. 請求項26記載のWLSにおいて、前記フィルタリング・プロセスは、有限インパルス応答(FIR)フィルタリング・プロセスの使用を含む、WLS。
  28. 請求項27記載のWLSにおいて、前記FIRフィルタリング・プロセスは、実質的に平坦な周波数応答を生成する、全通過、位相シフトのフィルタリング・プロセスを含む、WLS。
  29. 請求項27記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、高速フーリエ変換(FFT)を用いて相互相関計算を行うステップを含み、基準およびローカル信号のFFTの積を、前記FIRフィルタリング・プロセスの複素周波数応答で乗算し、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行して前記相互相関関数を得ることによって、前記FIRフィルタリング・プロセスを実行する、WLS。
  30. 請求項25記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、時間−周波数相関検索を狭めるために限度を決定するステップを含む、WLS。
  31. 請求項30記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、前記前縁発見手順が早期前縁を発見し損ねた後、最早局所最大相関ピークのTDOA値を報告するステップを含む、WLS。
  32. 請求項31記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、前記前縁発見手順が早期前縁の発見に成功した後に実行する既定の到達時間判定手順(Tau)によって計算したTDOA値を報告するステップを含む、WLS。
  33. 請求項25記載のWLSにおいて、サンプル期間において対象の符号分割多元接続(CDMA)−変調信号を収集しディジタル化するように構成された広帯域受信機を含む第2LMUを用いて、前記基準信号を入手し、前記第2LMU内にあるディジタル信号処理ソフトウェアが、レーク受信機をモデル化し、前記対象信号を復調する、WLS。
  34. 請求項33記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、前記復調された対象信号を前記第2LMUから前記第1LMUに送り、前記第1LMUにおいて前記基準信号を得るために前記復調された対象信号を再度変調するステップを含む、WLS。
  35. 請求項34記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、前記第1LMUにおいて、前記受信したローカル信号を記録するステップと、相関関数を求めるために、前記記録した信号を、時間および周波数範囲においてずらした基準信号と相関させるステップと、前記相関関数の先行サイドローブを抑制するために、非対称、線形位相有限インパルス応答(FIR)フィルタを時間軸において適用するステップとを含む、WLS。
  36. 請求項31記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、全域最大相関ピークを発見するステップと、前記検索空間を、前記全域最大相関ピークに対応する選択した周波数に狭めるステップと、次いで早期、局所最大相関ピークを特定するために、前記選択した周波数に対応するタイムスライスを検索するステップとを含む、WLS。
  37. 請求項36記載のWLSにおいて、前記方法は、更に、前記早期、局所最大相関ピークが、前記検出保証しきい値よりも上であることを判定するステップを含む、WLS。
  38. 請求項37記載のWLSにおいて、前記方法は、マルチパス反射の添加効果によって作成される相関エンベロープに隠された早期到達信号を特定するために、前記前縁発見手順を適用するステップを含む、WLS。
  39. 請求項37記載のWLSにおいて、前記前縁発見手順において、最早最大相関ピークを中心とする前記タイムスライスを、先行方向および背向方向にタイム・ビン群に分割する、WLS。
  40. 請求項39記載のWLSにおいて、前記前縁発見手順は、前記最早最大相関ピークの相関値に基づいて、追加のしきい値を作成することを含む、WLS。
  41. 請求項40記載のWLSにおいて、前記前縁発見手順は、前記全域最大相関ピークの前に現れ、前記検出保証しきい値よりも下の局所最大値である、第2相関ピークを検出することを含む、WLS。
  42. 請求項41記載のWLSにおいて、前記第2相関ピークは、最早最大相関ピークの相関エンベロープ内にレッジまたはランプとして隠された、WLS。
  43. 請求項42記載のWLSにおいて、前記前縁発見手順は、更に、早期前縁を発見し損ねたときに、前記タイムスライスをサンプリングし直し、複数の相関しきい値を設定することを含む、WLS。
  44. 請求項43記載のWLSにおいて、前記最早最大相関ピークを第1の値(B)に設定し、前記しきい値は、前記最早最大相関ピークの値、および以降の間隔におけるサンプルの値に基づく、WLS。
  45. 請求項44記載のWLSにおいて、前記しきい値は、以下の到達時間判定手順(Tau)にしたがって決定し、
    W>0.7×時点T=B+1における相関値、
    Y>0.2×時点T=Bにおける最早最大相関ピーク、および
    Z>検出保証しきい値または0.01
    最早最大相関ピークから開始して、前記到達時間判定手順のステップは、時間的に、早期のサンプルをしきい値(W,Y,Z)と比較し、一旦サンプルの相関値がこれらのしきい値のいずれかよりも下に低下したなら、前記手順は、最早最大相関ピークから前記最早サンプルまでの、全てのしきい値よりも上のサンプルを計数し、次いで、サンプル数「m」を用いて、以下の規則集合にしたがって最早到達時間を求め、
    m=0であれば、直前の最早最大相関ピークの時点が、局所的に受信した信号についての到達時間のままであり続け、
    0よりも大きなmの値全てについて、以下の規則を用いて、到達時間を確定し、
    Tau=1/4×(チップ・レート)-m/2×(チップ・レート)+(0.7-c)×w
    ここで、mは、最早有効ビンと最大相関ピークのビンとの間におけるビン数であり、チップ・レートは、異なるスペクトル拡散技術についてチップ・レートを定める表に基づいて決定され、cは、主要相関ピークの相関値の主要相関ピーク・ビンよりも1ビン後の相関値に対する比率であり、wは、経験的に決定したオフセットである、WLS。
  46. 請求項45記載のWLSにおいて、一旦到達時間(Tau)を計算したなら、Tauを、前記最大相関ピークに対応する時間から減算し、前記到達時間差の計算に用いられる、新たな到達時間を求める、WLS。
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