JP2011508796A - マゼンタインクジェットインクおよびそれを含有するインクジェットインクセット - Google Patents
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Abstract
本発明は、マゼンタインクジェットインクに、およびこのマゼンタインクを含み、かつ、イエローインクジェットインクとシアンインクジェットインクとをさらに含むインクジェットインクセットに関する。インクセットにおけるマゼンタインクおよび他のインクは、特定の特有の着色剤の存在で特徴づけられる。マゼンタインクは、本明細書に定義される特定のマゼンタ染料と、アシッドレッド52およびアシッドレッド249のどちらか1つまたは両方とを含む。イエローインクは、アシッドイエロー79と、ダイレクトイエロー169、ダイレクトイエロー86およびアッシドオレンジ33の1つまたは任意の組み合わせとを含む。シアンインクはダイレクトブルー199を含む。マゼンタインクおよびインクセットは、普通紙および写真用光沢紙上に印刷するために特に有利である。
Description
関連出願の相互参照
本出願は、その開示の内容全体を記載したものとしてあらゆる目的のために本明細書に参照により援用される、米国仮特許出願第60/007471号明細書(2007年12月13日出願)の優先権を主張するものである。
本出願は、その開示の内容全体を記載したものとしてあらゆる目的のために本明細書に参照により援用される、米国仮特許出願第60/007471号明細書(2007年12月13日出願)の優先権を主張するものである。
本発明は、インクジェット印刷用のマゼンタインクにおよび、特に、マゼンタ着色剤の特定の組み合わせを含むマゼンタインクに関する。本発明はさらに、このマゼンタインクと特定のシアンおよびイエローインクとを含むインクセットに関する。このインクおよびインクセットは、有利な色および耐光堅牢度を提供する。
インクジェット印刷は、インクの小滴が紙などの基材上に沈着して所望の画像を形成する非衝撃印刷法である。小滴は、マイクロプロセッサーによって発生した電気信号に応答してプリントヘッドから噴出される。インクジェットプリンターは低コスト、高品質印刷を提供し、他のタイプのプリンターの代替品として普及してきた。
インクジェットプリンターは、フルカラー印刷のために、シアン、マゼンタおよびイエローインク(CMY)を典型的に含むインクセットを装備する。インクセットはまた普通、ブラックインク(CMYK)を含むであろう。インク用の着色剤は、インクビヒクルに可溶であるか(染料)または不溶である(顔料)。
インクセットは、色相が正しく彩度が高いなどの、良好な色特性を有する印刷画像を与えるべきである。好ましくは、インクセットは、透明フィルムおよびコート紙などの特殊媒体だけでなく普通紙をはじめとする様々な媒体上でこれらの好都合な特性を達成するであろう。また、好ましくは、ハードコピー出力は適度に耐光性である。
好適なインクは一般に、良好なクラスト形成抵抗、良好な安定性、適切な粘度、適切な表面張力、良好な色−色ブリード軽減、迅速な乾燥時間、消費者の安全、および低い浸み通りを示すべきである。
様々なマゼンタ、黄色およびシアン染料、ならびにCYM染料セットが、普通紙および写真用紙印刷のために開示されてきた。しかしながら、マゼンタ着色剤が光により色褪せしやすい着色剤である傾向があるので、注意のほとんどはマゼンタ着色剤の選択に向けられている。染料は可能な限り最良の耐光堅牢度を有することが望ましい。
リアクティブレッド(Reactive Red)180は恐らく、インクジェットインクに使用するための最も一般に言及されるマゼンタ染料である。それは、より紫の色合いを達成するために単独でまたはアシッドレッド(Acid Red)52と組み合わせて使用することができる。しかしながら、米国特許第6,641,257号明細書は、多数のマゼンタ染料の耐光堅牢度評価を提供しており、アシッドレッド37、アシッドレッド289、ダイレクトレッド(Direct Red)75、ダイレクトレッド212、リアクティブレッド141、リアクティブレッド23およびリアクティブレッド195は全て、リアクティブレッド180より耐光堅牢性である。
マゼンタ(Magenta)377とアシッド(Acid)52との混合物を含む優れた耐光堅牢度のマゼンタインクが米国特許第5,772,742号明細書に開示されている。加水分解されたリアクティブレッド23マゼンタ着色剤を含むインクが高い耐光堅牢度を有するとして米国特許第6,458,195号明細書に開示されている。特定の銅錯体アゾ染料を含むマゼンタインクが良好な色および耐光堅牢度を有するとして米国特許第6,521,032号明細書に開示されている。
他の公知のマゼンタインクジェットインクの染料には、CYMインクセットの一環として、例えば、米国特許第5,143,547号明細書に開示されているようなダイレクトレッド227が含まれる。マゼンタ・アントラピリドン染料とリアクティブレッド23、リアクティブレッド24、リアクティブレッド31、リアクティブレッド120、リアクティブレッド180、リアクティブレッド241、アシッドレッド35、アシッドレッド52、アシッドレッド249、アシッドレッド289、アシッドレッド388、ダイレクトレッド227またはCAS No.153204−88−7との混合物が米国特許第6,706,102号明細書に開示されている。アシッドレッド92とリアクティブレッド180、ダイレクトレッド75、またはリアクティブレッド159との混合物が米国特許第6,793,722号明細書に開示されている。
良好な耐光堅牢度の染料ベースのシアンインクが米国特許第6,379,441号明細書に開示されている。アシッドイエロー(Acid Yellow)79とダイレクトイエロー(Direct Yellow)169およびアッシドオレンジ(Acid Orange)33のどちらかまたは両方とを含む染料ベースのイエローインクジェットインクが、共同所有される同時係属米国仮特許出願第60/993,373号明細書(2007年9月12日出願)に開示されている。
良好な色および耐光堅牢度を有する染料ベースのインクジェットインクのセットは、米国特許第5,749,951号明細書、同第5,851,273号明細書、同第5,858,075号明細書、同第6,183,548号明細書、および同第6,712,462号明細書に開示されている。
依然として、特に写真用光沢紙などの特殊紙上で、鮮やかな色および退色抵抗性を提供する改善されたインクおよびインクセットが必要とされている。
本発明の目的に従って、第1染料、Irgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BLと、アシッドレッド52(AR52)、アシッドレッド249(AR249)およびそれらの混合物からなる群から選択される第2染料とを含むマゼンタインクジェットインクが提供される。
本発明の別の目的に従って、マゼンタ、イエローおよびシアンインクジェットインクを含むインクセットであって、上述のようなマゼンタインクと、アシッドイエロー79(AY79)染料とダイレクトイエロー169、ダイレクトイエロー86(DY86)、およびアッシドオレンジ33からなる群から選択される第2染料とを含むイエローインクと、ダイレクトブルー(Direct Blue)199を含むシアンインクとを含むインクセットが提供される。
着色剤は、特に明記しない限り、Society Dyers and Colourists,Bradford,Yorkshire,UKによって確立され、そしてThe Color Index、第3版、1971年に公表されているそれらの「C.I.」呼称によって言及される。
好ましくは、全てのインクは、水性ビヒクルを含む水性インクである。各インクの水性ビヒクルは独立して選択され、セット中の任意の他のインクの水性ビヒクルと同じものであってもまたはそれとは異なるものであってもよい。
さらに別の態様では、本発明は、
(a)デジタルデータ信号に応答するインクジェットプリンターを提供する工程と、
(b)印刷される基材をプリンターに装着する工程と、
(c)上述のようなおよび以下にさらに詳細に記載されるようなインクジェットインクセットをプリンターに装填する工程と、
(d)デジタルデータ信号に応答してインクジェットインクセットを使用して基材上へ印刷する工程と
を含む、基材上へのインクジェット印刷方法に関する。
(a)デジタルデータ信号に応答するインクジェットプリンターを提供する工程と、
(b)印刷される基材をプリンターに装着する工程と、
(c)上述のようなおよび以下にさらに詳細に記載されるようなインクジェットインクセットをプリンターに装填する工程と、
(d)デジタルデータ信号に応答してインクジェットインクセットを使用して基材上へ印刷する工程と
を含む、基材上へのインクジェット印刷方法に関する。
好ましい基材には、普通紙および写真用光沢紙が含まれる。
本発明のこれらのおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読むことにより、当業者によってより容易に理解されるであろう。明確にするために、別個の実施形態との関連で上述および後述される本発明の特定の特徴はまた、単一実施形態の組み合わせで提供されてもよいことが認められるべきである。逆に、簡潔にするために、単一実施形態との関連で記載される本発明の様々な特徴はまた、別々にまたは任意の副次的組み合わせで提供されてもよい。加えて、そうではないと具体的に述べない限り単数形での言及はまた複数形を包含する(例えば、「a」および「an」は、1つ、または1つ以上を意味してもよい)。さらに、範囲で述べられる数値についての言及は、それぞれの値および当該範囲内のあらゆる値を包含する。
着色剤
本発明のマゼンタインク中の着色剤は、第1マゼンタ染料と第2マゼンタ染料とを含む。第1マゼンタ染料は、Ciba Specialty Chemicals,Basel,CH製のIrgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BLである。この染料の構造は、製造業者によって開示されていないが、分析は、Irgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BL染料が、その酸形態を以下の式1
本発明のマゼンタインク中の着色剤は、第1マゼンタ染料と第2マゼンタ染料とを含む。第1マゼンタ染料は、Ciba Specialty Chemicals,Basel,CH製のIrgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BLである。この染料の構造は、製造業者によって開示されていないが、分析は、Irgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BL染料が、その酸形態を以下の式1
で表すことができる、銅−アゾ錯体であることを示す。
第2マゼンタ染料は、アシッドレッド52(AR52)およびアシッドレッド249(AR249)のどちらか1つまたは両方である。典型的なインクジェットインクpH、例えば6.0〜8.0で、式1の染料の酸基のいくつかまたは全てが、他の染料と同様に、塩形態にあるだろう。染料塩のための対イオンには、例えば、アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウムが含まれるが、それらに限定されない。
式1の染料対アシッドレッド52の好適な重量比は、典型的には約50:1〜約2:1の範囲に、好ましくは約9:1〜4:1の範囲にある。式1の染料対アシッドレッド249の好適な重量比は、典型的には約10:1〜約1:1の範囲に、好ましくは約5:1〜2:1の範囲にある。
式1に類似のマゼンタ銅錯体アゾ染料は、その開示の内容全体を記載したものとしてあらゆる目的のために本明細書に参照により援用される、米国特許第6,521,032号明細書に記載されている。
本発明のインクセットにおけるイエローインク用の着色剤は、アシッドイエロー79(AY79)染料と、ダイレクトイエロー169、ダイレクトイエロー86(DY86)、およびアッシドオレンジ33からなる群から選択される第2染料とからなる。本発明のインクセットにおけるシアンインク用の着色剤は、ダイレクトブルー199(DB199)を含む。着色剤の製造業者は当業者に一般によく知られている。
望ましいイエロー色相は、例えば、約9:1〜約1:9、より好ましくは約1:5〜5:1の範囲のAY79対DY86重量比によって達成することができる。AY79/AO33着色剤組み合わせの重量比は、典型的には約50:1〜約2:1、より好ましくは約30:1〜約5:1の範囲にある。AY79/DY169着色剤組み合わせの重量比は、典型的には約9:1〜約1:9、より好ましくは約1:5〜5:1の範囲にある。
フル強度インク中の染料含有率は典型的には、インクの総重量の約1重量%〜10重量%である。より典型的には、染料含有率はインクの総重量の約2重量%〜8重量%である。いわゆる「淡色」インクは、インクの総重量の一般に約0.1〜2重量%の範囲で、一般に染料の含有が幾分少ないであろう。
ビヒクル
インクビヒクルは、着色剤のためのキャリア(または媒体)である。「水性ビヒクル」は、水または水と少なくとも1つの水溶性有機溶剤(共溶剤)もしくは保湿剤との混合物からなるビヒクルを意味する。好適な混合物の選択は、所望の表面張力および粘度、選択される着色剤、ならびにインクが印刷される基材との相溶性などの、具体的な塗布の要件に依存する。
インクビヒクルは、着色剤のためのキャリア(または媒体)である。「水性ビヒクル」は、水または水と少なくとも1つの水溶性有機溶剤(共溶剤)もしくは保湿剤との混合物からなるビヒクルを意味する。好適な混合物の選択は、所望の表面張力および粘度、選択される着色剤、ならびにインクが印刷される基材との相溶性などの、具体的な塗布の要件に依存する。
水溶性有機溶剤および保湿剤の例には、アルコール、ケトン、ケトアルコール、エーテルならびに、チオジグリコール、スルホラン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ビス(2−ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒダントインおよびカプロラクタムなどの他のもの;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリコールおよびヘキシレングリコールなどのグリコール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのようなオキシエチレンまたはオキシプロピレンの付加ポリマー;グリセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオールなどのトリオール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエーテル、ジエチレングリコールジメチルまたはジエチルエーテルなどの多価アルコールの低級ジアルキルエーテル;尿素および置換尿素が挙げられる。
水性ビヒクルは、残り(すなわち、約70%〜約5%)が水溶性溶剤で、典型的には約30%〜約95%の水を含有するであろう。インク組成物は典型的には、水性ビヒクルの総重量を基準として、約60%〜約95%の水を含有する。
添加剤
他の原料(添加剤)は、型通りの実験によって容易に測定され得る完成インクの安定性およびジェット性をかかる他の原料が妨げない程度まで、インクジェットインク中へ調合されてもよい。かかる他の原料は、一般的な意味で当該技術分野においてよく知られている。
他の原料(添加剤)は、型通りの実験によって容易に測定され得る完成インクの安定性およびジェット性をかかる他の原料が妨げない程度まで、インクジェットインク中へ調合されてもよい。かかる他の原料は、一般的な意味で当該技術分野においてよく知られている。
一般に、界面活性剤が表面張力および湿潤特性を調節するためにインクに添加される。好適な界面活性剤には、エトキシル化アセチレンジオール(例えば、Air Products製のSurfynol(登録商標)シリーズ)、エトキシル化第一級アルコール(例えば、Tomah Products製のTomadol(登録商標)シリーズ)およびエトキシル化第二級アルコール(例えば、Union Carbide製のTergitol(登録商標)シリーズ)、スルホスクシネート(例えば、Cytec製のAerosol(登録商標)シリーズ)、オルガノシリコーン(例えば、GE Silicons製のSilwet(登録商標)シリーズ)およびフルオロ界面活性剤(例えば、DuPont製のZonyl(登録商標)シリーズ)が含まれる。
ポリマーが、耐久性を改善するためにインクに添加されてもよい。ポリマーは、ビヒクルに可溶であるかまたは分散されることができ(例えば、「エマルジョンポリマー」もしくは「ラテックス」)、イオン性または非イオン性であることができる。有用なクラスのポリマーには、アクリル、スチレン−アクリルおよびポリウレタンが含まれる。
殺生物剤を使用して微生物の増殖を抑制してもよい。緩衝剤を使用してpHを維持してもよい。緩衝剤には、例えば、トリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタン(「トリズマ(Trizma)」またはトリス(Tris))が含まれる。
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、イミノ二酢酸(IDA)、エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)(EDDHA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(CyDTA)、ジエチレントリアミン(dethylenetriamine)−N,N,N’,N”,N”−五酢酸(DTPA)、およびグリコールエーテルジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(GEDTA)、ならびにそれらの塩などの封鎖(キレート)剤の包含は、例えば、重金属不純物の有害な影響を排除するために有利であるかもしれない。
原料の割合
上記の成分は、上に一般的に記載されたような、そして当業者によって一般に認められるような、所望のインク特性を達成するために様々な割合および組み合わせでインクを製造するために組み合わせることができる。幾つかの実験が特定の最終用途向けにインクを最適化するために必要であるかもしれないが、かかる最適化は一般に当該技術分野の範囲内である。
上記の成分は、上に一般的に記載されたような、そして当業者によって一般に認められるような、所望のインク特性を達成するために様々な割合および組み合わせでインクを製造するために組み合わせることができる。幾つかの実験が特定の最終用途向けにインクを最適化するために必要であるかもしれないが、かかる最適化は一般に当該技術分野の範囲内である。
インク中のビヒクルの量は、典型的には約70%〜約99.8%、より典型的には約80%〜約99%の範囲にある。着色剤は一般に、約10%以下の量で存在する。百分率はインクの総重量の重量パーセントである。
添加剤は、存在する場合、一般にインクの総重量を基準として約15重量%未満を占める。界面活性剤は、添加される場合、一般にインクの総重量を基準として約0.1重量%〜約3重量%の範囲にある。ポリマーは必要に応じて添加することができるが、一般にインクの総重量を基準として約15重量%未満であろう。
インク特性
落下速度、小滴の分離長さ、滴径および流れ安定性は、インクの表面張力および粘度によって大きな影響を受ける。インクジェットインクは典型的には、25℃で約20mN・m-1〜約50mN・m-1の範囲の表面張力を有する。粘度は、25℃で30mPa・sほどに高いものでもよいが、典型的には25℃で約1mPa・s〜約20mPa・sの範囲にある。インク物理的特性は、吐出条件およびプリントヘッドデザインに合わせられる。インクは、インクジェット装置で有意の程度まで詰まらないように長期間優れた貯蔵安定性を有するべきである。さらに、インクは、それが接触するインクジェット印刷装置の部品を腐食させるべきではなく、かつ、それは本質的に無臭で、無毒性であるべきである。このインクにとっての好ましいpHは、約6.0〜約8の範囲にある。
落下速度、小滴の分離長さ、滴径および流れ安定性は、インクの表面張力および粘度によって大きな影響を受ける。インクジェットインクは典型的には、25℃で約20mN・m-1〜約50mN・m-1の範囲の表面張力を有する。粘度は、25℃で30mPa・sほどに高いものでもよいが、典型的には25℃で約1mPa・s〜約20mPa・sの範囲にある。インク物理的特性は、吐出条件およびプリントヘッドデザインに合わせられる。インクは、インクジェット装置で有意の程度まで詰まらないように長期間優れた貯蔵安定性を有するべきである。さらに、インクは、それが接触するインクジェット印刷装置の部品を腐食させるべきではなく、かつ、それは本質的に無臭で、無毒性であるべきである。このインクにとっての好ましいpHは、約6.0〜約8の範囲にある。
インクセット
用語「インクセット」は、インクジェットプリンターがジェットするために装備している、個々のインクまたは他の流体の全てを意味する。インクセットは典型的には、少なくとも3つの異なった色のインク、例えば、本発明のCMYインクセットのように、シアン、マゼンタおよびイエローインクを含む。より典型的には、インクセットは、少なくとも4つの異なった色のインク、例えばCMYKインクセットを含み、本発明のインクセットがブラックインクをさらに含むことは一般に有利である。ブラックインク用の有用な着色剤には、例えば、ダイレクトブラック(Direct Black)168、フードブラック(Food Black)2、リアクティブブラック(Reactive Black)31およびカーボンブラック顔料が含まれる。
用語「インクセット」は、インクジェットプリンターがジェットするために装備している、個々のインクまたは他の流体の全てを意味する。インクセットは典型的には、少なくとも3つの異なった色のインク、例えば、本発明のCMYインクセットのように、シアン、マゼンタおよびイエローインクを含む。より典型的には、インクセットは、少なくとも4つの異なった色のインク、例えばCMYKインクセットを含み、本発明のインクセットがブラックインクをさらに含むことは一般に有利である。ブラックインク用の有用な着色剤には、例えば、ダイレクトブラック(Direct Black)168、フードブラック(Food Black)2、リアクティブブラック(Reactive Black)31およびカーボンブラック顔料が含まれる。
典型的なCMYKインクに加えて、本発明に従ったインクセットは、橙インク、緑インク、赤インクおよび/または青インク、ならびにフル強度インクと淡シアンおよび淡マゼンタなどの淡強度インクとの組み合わせなどの異なる色のインクをはじめとする、1つまたは複数の「色域拡大」インクをさらに含んでもよい。かかる他のインクは、一般的な意味で、当業者に公知である。
印刷の方法
本明細書に規定される印刷の方法は、任意の好適なインクジェットプリンターで行うことができる。基材は任意の好適な基材でよいが、本発明は、紙、特に「普通」紙および写真用光沢紙などの特殊紙上に印刷するために特に有用である。
本明細書に規定される印刷の方法は、任意の好適なインクジェットプリンターで行うことができる。基材は任意の好適な基材でよいが、本発明は、紙、特に「普通」紙および写真用光沢紙などの特殊紙上に印刷するために特に有用である。
インクは、示された原料を一緒に混合し、生じた溶液を濾過することによって調製した。特に明記しない限り水は脱イオンした。使用される染料は、それらが比較的純粋であり、かつ、外来塩を含まないことを意味する「インクジェットグレード」であった。Aerosol(登録商標)OTは、Cytec Industries製の界面活性剤である。Byk 348は、Byk Chemie製の界面活性剤である。ProxelTM GXLは、Avecia(Wilmington,Del.,USA)製の殺生物剤である。
Irgasperse Jet Magenta 3BLは、20重量%水溶液としておよび固体の純染料としての両方で、Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)から入手した。それは、受け取ったままのどちらかの形態で使用した。
カラー測定は、商業的に入手可能な分光光度計、この場合Gretag−MacBeth製のSpectroeyeで行った。色相(hab)および彩度(C* ab)値は計器から直接読み取るが、次式:hab=tan-1(b*/a*)(ここで、角度は適切な象限に合わせて調節される)およびC* ab=(a*2+b*2)1/2に従ったCIELAB色空間L*、a*およびb*用語に基づいている。測定および定義は当該技術分野でよく知られており、例えばASTM Standard E308およびBillmeyer and Saltzman著、Principles of Color Technology、第3版、Roy Berns編、John Wiley & Sons,Inc.(2000年)を参照されたい。
耐光堅牢度試験
100%および60%被覆率のカラーパッチを、UVランプを切った状態でHP UV Light Exposure Test Instrument(Atlas Material Testing Solutions,Phoenix,AZ)で300時間までガラス下で蛍光灯に露光させた。読み取りは50、100、200および300時間で行った。
100%および60%被覆率のカラーパッチを、UVランプを切った状態でHP UV Light Exposure Test Instrument(Atlas Material Testing Solutions,Phoenix,AZ)で300時間までガラス下で蛍光灯に露光させた。読み取りは50、100、200および300時間で行った。
報告される耐光堅牢度データは、特に明記しない限り、2つの異なる基材Canon Photo Paper Pro(「Canon photo」)およびHP Premium Plus Photo Paper(「HP photo」)のそれぞれ上の100%および60%カラーパッチの、指定露光時間での、平均の光学密度低下である。Canon紙は、いわゆる「微孔性」紙であり、HPは、いわゆる「ポリマーコート」紙である。
実施例1−マゼンタインク
マゼンタインクM4、M5、M8およびM9および比較例M1〜M3、M6およびM7は、以下の表のレシピに従って調製した。特に明記しない限り、原料の量はインクの総重量の重量パーセントである。
マゼンタインクM4、M5、M8およびM9および比較例M1〜M3、M6およびM7は、以下の表のレシピに従って調製した。特に明記しない限り、原料の量はインクの総重量の重量パーセントである。
これらのインクのプリント特性および耐光堅牢度を以下の表にまとめる。市販のHewlett Packardカートリッジおよびインクを意味する「HP57」および「HP97」マゼンタもまた示す。HP57マゼンタは、米国特許第6,183,548号明細書に記載されているマゼンタインクに似てM337染料とAR52染料とからなると思われる。HPインクは、彩度、色相および耐光堅牢度の点で当該技術分野において開示されているマゼンタに引けを取らず、比較のための優れた良好な基準を提供する。
マゼンタインクの色相は好ましくは、例えば、約340〜350の範囲の色相角など、約350未満である。Irgasperse Jet Magenta 3BL(簡潔にするために「3BL」)単独(インクM2)は、好ましいものより赤い色相角を有する。
AR52と3BLとの組み合わせ(インクM4)は、望ましい色相および増加した彩度を提供する。アシッドレッド52単独(インクM6)の耐光堅牢度は不十分だが、意外にも、耐光堅牢度における犠牲はほとんどまたは全くなかった。
AR249と3BLとの組み合わせ(インクM5)はまた、AR249単独(インクM7)のより弱い耐光堅牢度とは対照的に、好都合な特性を提供する。3BLとAR52およびAR249の両方との好都合な組み合わせは、インクM8およびM9において実証される。
AR289と3BLとの組み合わせ(インクM3)は、色相角を好都合な色合いまで下げることができず、耐光堅牢度は対照インクM2および発明インクM4より幾分小さかった。
データから理解できるように、本発明のマゼンタインクの色相、彩度および耐光堅牢度は、市販の「HP57」および「HP97」マゼンタに引けを取らなかった。
実施例2−インクセット
イエローインクY8〜Y10、比較例インクY1〜Y7ならびにシアンインクC1およびC2を、以下の表のレシピに従って調製した。特に明記しない限り、原料の量はインクの総重量の重量パーセントである。
イエローインクY8〜Y10、比較例インクY1〜Y7ならびにシアンインクC1およびC2を、以下の表のレシピに従って調製した。特に明記しない限り、原料の量はインクの総重量の重量パーセントである。
これらのインクのプリント特性および耐光堅牢度を以下の表にまとめる。市販のHewlett Packardカートリッジおよびインクを意味する「HP97」イエローおよびシアンもまた示す。再び、市販のHewlett Packardインクは、比較のための優れた良好な基準を提供する。
以下の実施例インクセットA〜Fは本発明のインクセットを表す。それぞれの色相および耐光堅牢度をまとめ、市販のHP97インクセットを対照して示す。
インクセットを選択する際に、インクは良好な彩度および適切な色相を有するのみならず、好ましくは、プリントが最終的に色褪せてしまう場合にそれらが全体にわたって一様にそうなるように、好都合なおよび比較的同程度の耐光堅牢度を有するべきである。次の表にまとめられる結果から理解できるように、本発明インクセットは、市販のHP97インクセットなどの、当該技術分野で公知のインクセットに引けを取らない。
Claims (16)
- 第1マゼンタ染料と第2マゼンタ染料とを含むマゼンタインクジェットインクであって、前記第1マゼンタ染料がIrgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BLであり、前記第2マゼンタ染料がアシッドレッド52(AR52)、アシッドレッド249(AR249)およびそれらの混合物からなる群から選択されるマゼンタインクジェットインク。
- 前記第1マゼンタ染料対アシッドレッド52の重量比が9:1〜4:1の範囲にある、アシッドレッド52を含む、請求項1に記載のマゼンタインク。
- 前記第1マゼンタ染料対アシッドレッド249の重量比が5:1〜2:1の範囲にある、アシッドレッド249を含む、請求項1に記載のマゼンタインク。
- 水性ビヒクルをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマゼンタインク。
- 25℃で1〜20mPa・sの粘度を有する、請求項4に記載のマゼンタインク。
- (a)第1マゼンタ染料と第2マゼンタ染料とを含むマゼンタインクジェットインクであって、前記第1マゼンタ染料がIrgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BLであり、前記第2マゼンタ染料がアシッドレッド52(AR52)、アシッドレッド249(AR249)およびそれらの混合物からなる群から選択されるマゼンタインクジェットインクと、
(b)アシッドイエロー79(AY79)染料と、ダイレクトイエロー169(DY169)、アッシドオレンジ33(AO33)、ダイレクトイエロー86(DY86)およびそれらの混合物からなる群から選択される第2染料とを含むイエローインクジェットインクと、
(c)ダイレクトブルー199染料を含むシアンインクジェットインクと
を含む、インクジェットインクセット。 - 前記イエローインクがDY169を含み、前記マゼンタインクがAR249を含む、請求項7に記載のインクセット。
- 前記イエローインクがAO33を含み、前記マゼンタインクがAR249を含む、請求項7に記載のインクセット。
- 前記イエローインクがDY86を含み、前記マゼンタインクがAR52を含む、請求項7に記載のインクセット。
- AY79対DY169の重量比が5:1〜1:5の範囲にある、請求項8に記載のインク。
- AY79対AO33の重量比が50:1〜2:1の範囲にある、請求項9に記載のインク。
- AY79対DY86の重量比が9:1〜1:9の範囲にある、請求項10に記載のインク。
- 前記マゼンタ、イエローおよびシアンインクが、それぞれが独立して選択される水性ビヒクルを含む、水性インクジェットインクである、請求項7に記載のインクセット。
- (a)デジタルデータ信号に応答するインクジェットプリンターを提供する工程と、
(b)印刷される基材を前記プリンターに装着する工程と、
(c)インクジェットインクセットを前記プリンターに装填する工程と、
(d)前記デジタルデータ信号に応答してインクジェットインク・インクジェットインクセットを使用して前記基材上へ印刷する工程と
を含む、基材上へのインクジェット印刷方法であって、
前記インクセットが、第1マゼンタ染料と第2マゼンタ染料とを含むマゼンタインクジェットインクであって、前記第1マゼンタ染料がIrgasperse(登録商標)Jet Magenta 3BLであり、前記第2マゼンタ染料がアシッドレッド52(AR52)、アシッドレッド249(AR249)およびそれらの混合物からなる群から選択されるマゼンタインクジェットインクと;アシッドイエロー79(AY79)染料と、ダイレクトイエロー169(DY169)、アッシドオレンジ33(AO33)、ダイレクトイエロー86(DY86)およびそれらの混合物からなる群から選択される第2染料とを含むイエローインクジェットインクと;ダイレクトブルー199染料を含むシアンインクジェットインクと
を含む方法。 - 前記基材が普通紙または写真用光沢紙である、請求項15に記載の方法。
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