JP2011503159A - 除草化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(I) {式中、R1、R2、R3、R4及びR5が、請求項1に定義される通りである} で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシドに関する。さらに、本発明は、式(I)の化合物の製造方法、式(I)の化合物の製造において使用される中間体、植物を防除する方法、並びに式(I)の化合物を含む組成物にも関する。

Description

本発明は、新規除草性の1H-2-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-2,2-ジオキシド類、その製造方法、かかる化合物の製造において使用される中間体、当該化合物を含む組成物、及び植物の防除、又は植物生育の抑制におけるその使用に関する。
特定の1H-2-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-2,2-ジオキシド類が、優れた除草及び生育抑制性質を示すということを驚くべきことに発見した。
本発明はその結果、以下の式(I):
Figure 2011503159
{式中、
1及びR2は、独立に水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4アルキルチオ、アリール若しくは1〜5のR6(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるアリールであり、ヘテロアリール若しくは1〜5のR6(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールであり;
3は、水素、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C4ハロアルケニル、C2-C10アルキニル、C2-C4ハロアルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、アリール-C1-C6アルキル-若しくはアリール-C1-C6アルキル-[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR7(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換される]、又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-若しくはヘテロシクリル-C1-C6アルキル-[ここで、当該ヘテロシクリル部分は、1〜3のR7(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換される]であり;
4は、アリール若しくは1〜5のR8(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるアリール、又はヘテロアリール若しくは1〜4のR8(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールであり;
5は、ヒドロキシ又はヒドロキシ基に代謝されうる基であり;
6、R7及びR8の各々は、独立にハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、ヒドロキシ、C1-C10アルコキシ、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルコキシ-C1-C4アルキル-、C3-C7シクロアルキル、C3-C7シクロアルコキシ、C3-C7シクロアルキル-C1-C4アルキル-、C3-C7シクロアルキル-C1-C4アルコキシ-、C1-C6アルキルカルボニル-、ホルミル、C1-C4アルコキシカルボニル-、C1-C4アルキルカルボニルオキシ-、C1-C10アルキルチオ-、C1-C4ハロアルキルチオ-、C1-C10アルキルスルフィニル-、C1-C4ハロアルキルスルフィニル-、C1-C10アルキルスルホニル-、C1-C4ハロアルキルスルホニル-、アミノ、C1-C10アルキルアミノ-、ジ-C1-C10アルキルアミノ-、C1-C10アルキルカルボニルアミノ-、アリール若しくは1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール若しくは1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリール、アリール-C1-C4アルキル-若しくはアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルキル-若しくはヘテロアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該ヘテロアリール部分は、1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシ-若しくは1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシ-、ヘテロアリールオキシ-若しくは1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシ-、アリールチオ-若しくは1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるアリールチオ-、又はヘテロアリールチオ-若しくは1〜3のR13(当該基は同一であるか又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオ-であり;そして
各R13は独立にハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル若しくはC1-C6アルコキシである}
で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシドを提供する。
式(I)で表される化合物は、幾何異性体若しくは光学異性体、又は互変異性体で存在してもよい。本発明は、そのような異性体及び互変異性体の全て、並びに全ての比率でそれらの混合物、そして同位体形態、例えば重水素化化合物をカバーする。さらに、R4基の回転が制限される場合、例えばR4基が少なくとも1のオルト置換基を有する場合にアトロプ異性体を得ることが可能である。
例えば、式(A)の化合物、つまり式(I)の化合物であって、R3が水素であり、かつR5がヒドロキシである化合物は、以下の2つの互変異性体で表示することができる:
Figure 2011503159
これらの化合物の幾つかは、良好な除草活性を示す。さらに、これらの化合物は、式(B)、(C)及び(D)で表される化合物を合成するための中間体として使用することができる。
例えば、式(B)で表される化合物、つまり式(I)の化合物であって、R3が水素であり、かつR5がヒドロキシ以外で式(I)で表される化合物について定義される通りである化合物は、ただ一つの互変異性形態で記載することができる:
Figure 2011503159
これらの化合物の幾つかは、良好な除草活性を示す。さらに、これらの化合物は、式(A)、(C)及び(D)の化合物の合成幼の中間体として使用することができる。
式(C)の化合物、つまり式(I)の化合物であって、R3が水素以外の式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR5がヒドロキシ以外で式(I)で表される化合物について定義される通りである化合物は、ただ一つの互変異性形態で記載することができる:
Figure 2011503159
これらの化合物のうちのほとんどは、優れた除草剤活性を示す。さらに、これらの化合物は、式(A)、(B)及び(D)の化合物の合成のための中間体として使用することができる。
式(D)で表される化合物、つまり式(I)で表される化合物であって、R3が水素以外の式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR5がヒドロキシである化合物は、2つの互変異性形態で記載することができる:
Figure 2011503159
これらの化合物のうちのほとんどは、良好な除草活性を示す。さらに、これらの化合物は、式(A)、(B)及び(C)で表される化合物の合成用の中間体として使用することができる。
各アルキル部分(単独であるか、又はより大きい基、例えばアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルの一部としての)は、直鎖又は分岐鎖であり、そして例えば、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、イソ-プロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソ-ブチル、tert-ブチル又はneo-ペンチルである。アルキル基は、好ましくはC1-C6アルキル基であり、より好ましくはC1-C4、そして最も好ましくはC1-C3アルキル基である。
アルケニル及びアルキニル部分(単独であるか、又はより大きな基、例えばアルケニルオキシ又はアルキニルオキシの一部として)は、直鎖若しくは分岐鎖の形態であり、そして当該アルケニル部分は適切な場合、(E)-又は(Z)-配置のいずれであってもよい。例として、ビニル、アリル、プロパ-2-エニル及びプロパルギルが挙げられる。アルケニル及びアルキニル基は、好ましくはC2-C6アルケニル又はアルキニル基、より好ましくはC2-C4、そして最も好ましくはC2-C3アルケニル又はアルキニル基である。
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。
ハロアルキル基(単独であるか、又はより大きな基、例えばハロアルコキシ又はハロアルキルチオの一部として)は、1又は複数の同一又は異なるハロゲン原子で置換されるアルキル基であり、そして例えば-CF3、-CF2Cl、-CHF2、-CH2CF3又は-CH2CHF2である。ハロアルケニル及びハロアルキニル基(単独であるか、又はより大きな基、例えばハロアルケニルオキシ又はハロアルキニルオキシ)は、それぞれアルケニル及びアルキニル基であり、これらは1又は複数の同一又は異なるハロゲン原子で置換され、そして例えば-CH=CF2、-CCl=CClF又は-C≡CClである。
シアノアルキル基は、1又は複数のシアノ基で置換されるアルキル基、例えばシアノメチル又は1,3-ジシアノプロピルである。
シクロアルキル基は、単環又は二環形態であり、そして場合により1又は複数のメチル基により置換されてもよい。シクロアルキル基は、好ましくは、3〜8の炭素原子、より好ましくは3〜6の炭素原子を含む。単環シクロアルキル基の例として、シクロプロピル、1-メチルシクロプロピル、2-メチルシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルが挙げられる。
本明細書の文脈では、「アリール」という語句は、単環、二環、又は三環である環系を指す。このような環の例として、フェニル、ナフタレニル、アントラセニル、インデニル又はフェナントレニルが挙げられる。好ましいアリール基はフェニルである。
語句「ヘテロアリール」は、少なくとも1のヘテロ原子を含み、かつ単環又は2以上の融合環からなる芳香環系を指す。好ましくは、単環は、最大3のヘテロ原子を含み、そして二環系は最大4のヘテロ原子を含み、ヘテロ原子は、好ましくは窒素、酸素及び硫黄から選ばれる。単環基の例として、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル及びテトラゾリルが挙げられる。好ましい単環複素環基は、ピリジル、例えば3-エトキシカルボニル-6-トリフルオロメチル-ピリダ-2-イルである。二環基の例は、ベンゾチオフェニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、シンノリニル、キノキサリニル及びピラゾロ[1,5-a]ピリミジニルである。好ましい二環ヘテロアリール基は、キノリニル、例えば2-クロロ-キノリン-2-イルである。
語句「ヘテロシクリル」は、ヘテロアリールを含むように定義され、そして不飽和又は部分的に不飽和アナログ、例えば4,5,6,7-テトラヒドロ-ベンゾチオフェニル、クロメン-4-オンイル、9H-フルオレニル、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ-1,4-ジオキセピニル、2,3-ジヒドロ-ベンゾフラニル、ピペリジニル、1,3-ジオキソラニル、1,3-ジオキサニル、4,5-ジヒドロ-イソオキサゾリル、テトラヒドロフラニル及びモルホリニルを含むように定義される。
本明細書に使用される「除草剤」という語句は、植物の生育を調節又は変更する化合物を意味する。「除草有効量」という語句は、植物の生育についての効果を調節又は変更する効果をもたらすことができる化合物の、又はそのような化合物の組合せの量を意味する。調節又は変更効果は、自然の発達からのすべての逸脱:枯殺、生育遅延、葉焼け、白化、矮化などを含む。「植物」という語句は、植物の物理的部分の全てを指し、例えば種子、苗木、若木、根、地下茎、茎、葉柄、葉、及び果実を指す。「場所」という語句は、土壌、種子及び苗木、並びに樹立された植生を含むことを意図する。本明細書において使用される「代謝」という語句は、生存している生物、特に植物による1の形態から別の形態への物質の変換又は分解を意味する。
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13及びR14の好ましい基は、任意の組合せで、以下に記載される通りである。
好ましくは、R1は、水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1-C4アルコキシ、であり、より好ましくは水素、C1-C4アルキル、ハロ、シアノ又はヒドロキシであり、さらにより好ましくは水素、メチル、クロロ又はブロモであり、さらにより好ましくは水素又はクロロ、最も好ましくは水素である。
好ましくは、R2は、水素、C1-C4アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1-C4アルコキシであり、より好ましくは水素、C1-C4アルキル、ハロ、シアノ又はヒドロキシであり、さらにより好ましくは水素、メチル、クロロ又はブロモであり、さらにより好ましくは水素又はクロロであり、最も好ましくは水素である。
好ましくは、R3は、水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C4アルケニル、C2-C4ハロアルケニル、C2-C4アルキニル又はC2-C4ハロアルキニルである。R3についての好ましい基の例は、水素、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、2-メチル-プロピル、2-フルオロ-エチル、2,2-ジフルオロ-エチル、2,2,2-トリフルオロ-エチル、アリル、ブタ-3-エン-1-イル及びプロパルギルである。
より好ましくはR3は、水素、C1-C2アルキル、C1-C2ハロアルキル、C2-C3アルケニル又はC2-C3アルキニルである。R3についてのこのようなより好ましい基の例は、水素、メチル、エチル、2,2-ジフルオロ-エチル、2,2,2-トリフルオロ-エチル、アリル及びプロパルギルである。
最も好ましいR3は、水素、C1-C2アルキル、C1-C2ハロアルキル又はC2-C3アルキニルである。R3について最も好ましい基の例は、水素、メチル、エチル、2,2-ジフルオロ-エチル及びプロパルギルである。
好ましくはR4は、アリール又は1〜5のR8(当該基は同一であっもよいし、又は異なってもよい)により置換されるアリールであり、より好ましくはR4は、1〜4のR8(当該基は同一であっもよいし、又は異なってもよい)により置換されるアリールであり、最も好ましくはR4は、2〜3のR8(当該基は同一であっもよいし、又は異なってもよい)により置換されるアリールである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2-クロロ-5-フルオロ-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、4-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2,6-ジクロロ-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメトキシ-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2-ヨード-フェニルである。
1の好ましい実施態様では、R4は、2,3,6-トリクロロ-フェニルである。
好ましくは、R5は、ヒドロキシ、R9-オキシ-、R10-カルボニルオキシ-、トリ-R11-シリルオキシ-又はR12-スルホニルオキシ-であり、ここで、
9は、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル又はアリール-C1-C4アルキル-又はアリール-C1-C4アルキル- [ここで当該アリール部分が、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜5の置換基により置換される] であり;
10は、C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C10アルキル-、C1-C10ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C1-C4アルコキシ-C1-C10アルキル-、C1-C4アルキルチオ-C1-C4アルキル-、C1-C10アルコキシ、C2-C10アルケニルオキシ、C2-C10アルキニルオキシ、C1-C10アルキルチオ-、N-C1-C4アルキル-アミノ-、N,N-ジ-(C1-C4アルキル)-アミノ-、アリール又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリール、アリール-C1-C4アルキル-又はアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該アリール部分が1から3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルキル-又はヘテロアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該ヘテロアリール部分が、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシ-、ヘテロアリールオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシ-、アリールチオ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールチオ-、又はヘテロアリールチオ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオ-であり;
各R11は、独立にC1-C10アルキル又はフェニル若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜5の置換基により置換されるフェニルであり;
12は、C1-C10アルキル、C1-C10ハロアルキル、又はフェニル若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜5の置換基により置換されるフェニルであり;そして
各R14は、独立にハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C10アルコキシ、C1-C4アルコキシカルボニル-、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルキルチオ-、C1-C4ハロアルキルチオ-、C1-C10アルキルスルフィニル-、C1-C4ハロアルキルスルフィニル、C1-C10アルキルスルホニル-、C1-C4ハロアルキルスルホニル-、又はアリール若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜5の置換基により置換されるアリール、或いはヘテロアリール若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜4の置換基により置換されるヘテロアリールである。
より好ましくは、R5は、ヒドロキシ、R9-オキシ-又はR10-カルボニルオキシ-である。
さらにより好ましくは、R5は、ヒドロキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4アルケニルオキシ、C1-C4アルキニルオキシ、アリール-C1-C4アルコキシ又はアリール-C1-C4アルコキシ[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルコキシ又はヘテロアリール-C1-C4アルコキシ[ここで、当該ヘテロアリール部分は、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、C1-C4アルキルカルボニルオキシ-、C3-C6シクロ-アルキルカルボニルオキシ-、C3-C10シクロアルキル-C1-C10アルキルカルボニルオキシ-、C1-C4ハロアルキルカルボニル-オキシ-、C2-C4アルケニルカルボニルオキシ-、C2-C4アルキニルカルボニルオキシ-、C1-C4アルコキシ-C1-C4アルキル-カルボニルオキシ-、C1-C4アルキルチオ-C1-C4アルキルカルボニルオキシ-、C1-C4アルコキシカルボニルオキシ-、C2-C4アルケニルオキシカルボニルオキシ-、C2-C4アルキニルオキシカルボニルオキシ-、C1-C4アルキルチオカルボニルオキシ-、N-C1-C4アルキル-アミノカルボニルオキシ-、N,N-ジ-(C1-C4アルキル)-アミノカルボニルオキシ-、アリール-カルボニルオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールカルボニルオキシ-、ヘテロアリールカルボニルオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールカルボニルオキシ-、アリール-C1-C4アルキルカルボニルオキシ-又はアリール-C1-C4アルキルカルボニルオキシ-[ここで、当該アリール部分が、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルキルカルボニルオキシ-又はヘテロアリール-C1-C4アルキルカルボニルオキシ-[ここで、当該ヘテロアリール部分が、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシカルボニルオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシカルボニルオキシ-、ヘテロアリールオキシ-カルボニルオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシカルボニルオキシ-、アリールチオカルボニルオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールチオカルボニルオキシ-、或いはヘテロアリールチオカルボニルオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオカルボニルオキシ-である。
さらにより好ましくは、R5は、ヒドロキシ、C1-C4アルキルカルボニルオキシ-、C3-C6シクロ-アルキルカルボニルオキシ-、C2-C4アルケニルカルボニルオキシ-、C2-C4アルキニルカルボニルオキシ-、C1-C4アルコキシカルボニルオキシ-、C2-C4アルケニルオキシカルボニルオキシ-、C2-C4アルキニルオキシカルボニルオキシ-又はC1-C4アルキルチオカルボニルオキシ-である。
最も好ましくは、R5は、ヒドロキシ、C1-C4アルキルカルボニルオキシ-、C1-C4アルコキシカルボニル-オキシ-又はC1-C4アルキルチオカルボニルオキシ-である。R5について最もこのましい基の例は、ヒドロキシ、メチルカルボニルオキシ-、エチルカルボニルオキシ-、イソ-プロピルカルボニルオキシ-、n-プロピル-カルボニルオキシ-、ブタ-2-イルカルボニルオキシ-、2-メチル-プロピルカルボニルオキシ-、tert-ブチルカルボニル-オキシ-、エトキシカルボニルオキシ-、及びエチルチオカルボニルオキシ-である。
1の好ましい実施態様では、R5はヒドロキシである。
1の好ましい実施態様では、R5は、R9-オキシ-であり、ここでR9は、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル又はアリール-C1-C4アルキル-又はアリール-C1-C4アルキル-[ここで当該アリール部分は、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜5の置換基により置換される]である。かかるR5基は、好ましくは植物内で代謝されて、R5がヒドロキシである対応の化合物を与える。
1の好ましい実施態様では、R5は、R10-カルボニルオキシ-であり、ここでR10は、C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C10アルキル-、C1-C10ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C1-C4アルコキシ-C1-C10アルキル-、C1-C4アルキルチオ-C1-C4アルキル-、C1-C10アルコキシ、C2-C10アルケニルオキシ、C2-C10アルキニルオキシ、C1-C10アルキルチオ-、N-C1-C4アルキル-アミノ-、N,N-ジ-(C1-C4アルキル)-アミノ-、アリール又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリール、アリール-C1-C4アルキル-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール-C1-C4アルキル-、ヘテロアリール-C1-C4アルキル-又はヘテロアリール-C1-C4アルキル-[ここで当該ヘテロアリール部分は、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシ-、ヘテロアリールオキシ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシ-、アリールチオ-又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールチオ-、或いはヘテロアリールチオ-又は1〜3のR14(当該基は同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオ-であり;そして各R14は、独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C10アルコキシ、C1-C4アルコキシカルボニル-、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルキルチオ-、C1-C4ハロアルキルチオ-、C1-C10アルキルスルフィニル-、C1-C4ハロアルキルスルフィニル-、C1-C10アルキルスルホニル-、C1-C4ハロアルキルスルホニル-、アリール若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜5の置換基により置換されるアリール、或いはヘテロアリール若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜4の置換基により置換されるヘテロアリールである。このようなR5基は、好ましくは植物内で代謝されて、R5が、ヒドロキシである対応の化合物を与えてもよい。
1の好ましい実施態様では、R5は、イソ-プロピルカルボニルオキシ-又はtert-ブチル-カルボニルオキシ-である。
好ましくは、各R6は、独立に、ハロ、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C4アルコキシ又はC1-C4ハロアルコキシである。R6についてのこのような好ましい基の例は、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はトリフルオロメトキシである。
好ましくは、各R7は、独立にハロ、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C4アルコキシ又はC1-C4ハロアルコキシである。R7についてこのような好ましい基の例は、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシである。
好ましくは、各R8は、独立にハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C10アルコキシ、C1-C4アルコキシカルボニル-、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルキルチオ-、C1-C4ハロアルキルチオ-、C1-C10アルキルスルフィニル-、C1-C4ハロアルキルスルフィニル-、C1-C10アルキルスルホニル-又はC1-C4ハロアルキルスルホニル-である。
より好ましくは、各R8は、独立にハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C10アルコキシ、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルキルチオ又はC1-C4ハロアルキルチオである。R8についてのより好ましい基の例は、ヨード、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ及びトリフルオロメチルチオである。
最も好ましくは各R8は、独立にハロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C10アルコキシ又はC1-C4ハロアルコキシである。R8についてこのような最も好ましい基の例は、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシである。
好ましくは、R9は、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、RO2C-C1-C4アルキル-若しくはRO2C-C1-C4アルキル-[ここで、RがC1-C4アルキルである]、又はアリール-C1-C4アルキル-若しくはアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]であり、より好ましくはR9は、C3-C4アルケニル、C3-C4アルキニル、RO2C-メチル-若しくはRO2C-メチル-[ここで、Rが、C1-C4アルキルである]、又はベンジル若しくはベンジル[ここで、当該フェニル部分が、1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]であり、さらにより好ましくはR9は、アリル、プロパルギル又はベンジルであり、もっとも好ましくはR9はアリルである。
好ましくは、R10は、C1-C4アルキル、C3-C6シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C4アルケニル、C2-C4アルキニル、C1-C4アルコキシ-C1-C4アルキル、C1-C4アルキルチオ-C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C2-C4アルケニルオキシ、C2-C4アルキニルオキシ、C1-C4アルキルチオ、N-C1-C4アルキル-アミノ、N,N-ジ-(C1-C4アルキル)-アミノ、アリール又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリール、アリール-C1-C4アルキル又はアリール-C1-C4アルキル[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルキル又はヘテロアリール-C1-C4アルキル[ここで、当該ヘテロアリール部分は、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシ又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシ、ヘテロアリールオキシ又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシ、アリールチオ又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールチオ、ヘテロアリールチオ又は1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオ、又はRO2C-カルボニル-又はRO2C-カルボニル-[ここで、RがC1-C4アルキルである]である。
より好ましくは、R10は、イソ-プロピル、tert-ブチル、シクロプロピル、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、又はフェニルチオである。
最も好ましくは、R10は、イソ-プロピル又はtert-ブチルである。
好ましくは、各R11は、独立にC1-C4アルキルである。
好ましくは、R12は、C1-C4アルキル又はC1-C4ハロアルキルであり、最も好ましくはメチル又はトリフルオロメチルである。
好ましくは、各R13は、独立にハロ、ニトロ、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル又はC1-C4アルコキシである。好ましい基の例は、クロロ、フルオロ、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及びメトキシである。
好ましくは各R14は、独立にハロ、ニトロ、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C4アルコキシ又はC1-C4ハロアルコキシである。このような好ましい基の例は、クロロ、フルオロ、ニトロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシである。
1の実施態様では、本発明は、以下の式(X):
Figure 2011503159
{式中、
1、R2、R4及びR5は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、そしてR3は、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、アリール-C1-C6アルキル-又はアリール-C1-C6アルキル-[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-[ここで、当該ヘテロシクリル部分は、1〜3のR7(当該基は同一であっても又は異なってもよい)により置換される]である}
で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシドを提供する。R1、R2、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13及びR14に対する選好性は、式(I)の化合物の対応する置換基について記載された選好性と同じである。R3についての選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載された選好性と、R3が水素ではないということを除き、同じである。
別の実施態様では、本発明は、以下の式(C):
Figure 2011503159
{式中、
1、R2及びR4が、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、そしてR3がC1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、アリール-C1-C6アルキル-若しくはアリール-C1-C6アルキル-[ここで、当該アリール部分が、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-若しくはヘテロシクリル-C1-C6アルキル-[ここで、当該ヘテロシクリル部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]であり;そしてR5が、R9-オキシ-、R10-カルボニルオキシ-、トリ-R11-シリルオキシ-又はR12-スルホニルオキシ-である}
で表される化合物;或いはその塩又はN-オキシドを提供する。R1、R2、R4、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13及びR14に対する選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と同一である。R3についての選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と、R3が水素ではないことを除いて同一である。R5についての選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と、R5がヒドロキシではないことを除いて同一である。
別の実施態様では、本発明は、以下の式(D):
Figure 2011503159
{式中、
1、R2及びR4は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、そしてR3は、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、アリール-C1-C6アルキル-若しくはアリール-C1-C6アルキル-[ここで、当該アリール部分が、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、或いはヘテロシクリル-C1-C6アルキル-若しくはヘテロシクリル-C1-C6アルキル[ここで、当該ヘテロシクリル部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]である}
で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシドを提供する。R1、R2、R4、R6、R7、R8、及びR13に対する選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と同一である。R3についての選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と、R3が水素ではないことを除いて同一である。
ある中間体は新規であり、そしてそのようなものとして本発明の一部を構成する。そのような群のうちの1つは、以下の式(J):
Figure 2011503159
{式中
1、R2、及びR4は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、そしてR16は、C1-C6アルキルである}
で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシドである。R1、R2、及びR4に対する選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と同一である。好ましくは、R16がメチル又はエチルであり、最も好ましくはメチルである。
別の群は、以下の式(K):
Figure 2011503159
{式中、
1、R2、及びR4は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり;R3は、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-Cδアルキル-、アリール-C1-C6アルキル-若しくはアリール-C1-C6アルキル-[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-若しくはヘテロシクリル-C1-C6アルキル-[ここで、当該ヘテロシクリル部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]であり;そしてR16は、C1-C6アルキルである}
で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシドである。R1、R2、及びR4に対する選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と同一である。R3についての選好性は、式(I)で表される化合物の対応する置換基について記載される選好性と、R3が水素ではないことを除いて同一である。好ましくは、R16は、メチル又はエチルであり、最も好ましくチル又はエチルであり、最も好ましくはメチルである。
以下の表1〜29の化合物は、本発明の化合物を説明する。
表1:
表1は、式(I)、{式中、R1及びR2は、ともに水素であり、R4が、2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルであり、そしてR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
Figure 2011503159
Figure 2011503159
表2:
表2は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表3:
表3は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表4:
表4は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表5:
表5は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-4-フルオロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表6:
表6は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-5-フルオロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表7:
表7は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表8:
表8は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表9:
表9は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表10:
表10は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表11:
表11は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、4-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表12:
表12は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表13:
表13は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表14:
表14は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表15:
表15は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、3,5-ジクロロ-2-メトキシ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表16:
表16は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,3-ジクロロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表17:
表17は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,4-ジクロロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表18:
表18は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,5-ジクロロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表19:
表19は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,6-ジクロロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表20:
表20は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメトキシ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表21:
表21は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表22:
表22は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,6-ジエチル-4-メチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表23:
表23は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,3-ジメトキシ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表24:
表24は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-ヨード-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表25:
表25は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-メトキシ-5-トリフルオロメトキシ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表26:
表26は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,3,6-トリクロロ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表27:
表27は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-トリフルオロメトキシ-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表28:
表28は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2-トリフルオロメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
表29:
表29は、式(I){式中、R1及びR2が、ともに水素であり、R4が、2,4,6-トリメチル-フェニルであり、かつR3及びR5が、表1に挙げられる基を有する}で表される70の化合物を提供する。
本発明の化合物は、様々な方法、例えば、スキーム1〜10に記載される方法により製造することができる。
スキーム1
Figure 2011503159
1)式(F) {式中、R4が、式(I)で表される化合物について定義される通りである}で表される化合物は、スキーム1に示されるように、式(E){式中、R4が、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつXがハロゲン、例えば臭素である}で表されるハロゲン化ベンジルを、亜硫酸ナトリウムなどの亜硫酸金属と反応させることにより製造することができる。例えば、(E)がベンジルブロミドである場合(すなわちXが臭素である場合)、反応は、適切な溶媒、例えば水中で、場合により適切な共溶媒、例えばアセトンの存在下で、場合により電磁波加熱を用いて都合良く実施することがきる。同様の方法は、例えば、Synthetic Communications 25(9), 1303, 1995において記載されている。式(E)で表される化合物は、市販されているか、又は当業者に知られている方法によって製造することができる。特定のベンジルハロゲン化物に到る経路は、例えば以下のスキーム6に記載される。
2) 式(G)で表される化合物{式中、R4が、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつXが、ハロゲン、例えば塩素である}は、1)において定義される式(F)で表される化合物を、適切な溶媒、例えばトルエン中で、場合により電磁波加熱を用いてハロゲン化剤、例えば五塩化リンで処理することにより製造することができる。
スキーム2
Figure 2011503159
3) 式(J) {式中、R1、R2及びR4は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR16が、C1-C6アルキルである}で表される化合物は、スキーム2に示される様に、式(H) {式中、R1及びR2が、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR16が、C1-C6アルキルである}で表されるアミノピラジンエステルを、2)に定義される式(G)で表される酸誘導体と反応させることにより、製造することができる。例えば、(G)が塩化スルホニルである場合(つまり、Xが塩素である場合)、反応は、場合により電磁波加熱を用いて、アセトニトリル又はジクロロメタンなどの適切な溶媒中で、トリエチルアミン又はピリジン中で都合良く行うことができる。式(H)で表される化合物は、市販されているか、又は当業者に知られている方法により製造することができる。
4) 式(K) {式中、R1、R2、R3及びR4は、式(I)であらwされる化合物について定義される通りであり、かつR16がC1-C6アルキルである}で表される化合物は、3)に定義される式(J)で表される化合物から、式R3LG{式中、R3は、式Iで表される化合物について定義される通り(水素以外)であり、かつLGはハロゲン化物、例えばブロミド又はヨージド、トシレート、メシレート、又はトリフレートなどの脱離基である}で表される化合物を、塩基、例えばN,N-ジイソプロピルエチルアミンと、適切な溶媒、例えばアセトニトリル中で、場合により電磁波加熱を用いて反応させることにより製造することができる。
5) 式(D)で表される化合物、つまり式(I) {式中、R3が、式(I)で表される化合物について定義される通り(水素以外)であり、かつR5がヒドロキシである}で表される化合物は、4)において定義される式(K)で表される化合物を、塩基、例えばヘキサメチルジシラジド・リチウム、ヘキサメチルジシラジドナトリウム、又は炭酸カリウムで処理することにより、適切な溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はN,N-ジメチルホルムアミド中で、場合により電磁波加熱を用いて製造することができる。
6) 式(L)で表される化合物、つまり式(I) {式中、R3が、式Iで表される化合物について定義される通り(水素以外)であり、かつR5が、-O-CO-R10である}で表される化合物は、5)に定義される式(D)で表される化合物を、式R10COClの酸塩化物又は式(R10CO)2O {式中R10が、式(I)で表される化合物について定義される通りである)で表される酸無水物と、塩基、例えばピリジン又は4-ジメチルアミノピリジンなどの存在下で、場合により適切な溶媒、例えばジクロロメタン又はアセトニトリル中で、場合により電磁波加熱を用いて、反応させることにより製造することができる。
スキーム3
Figure 2011503159
7) 式(A)で表される化合物、つまり式(I) {式中、R3は水素であり、かつR5はヒドロキシである}で表される化合物は、3)において定義される式(J)で表される化合物を、塩基、例えばリチウム ヘキサメチルジシラジド、ナトリウム ヘキサメチルジシラジド又は炭酸カリウムと、適切な溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はN,N-ジメチルホルムアミド中で、スキーム3に示される様に場合により電磁波加熱を用いて製造することができる。
8) 式(M)で表される化合物、つまり式(I) {式中、R3は水素であり、かつR5が-O-CO-R10である}で表される化合物は、7)において定義される式(A)で表される化合物を、式R10COClの酸クロリド又は式(R10CO)2Oの酸クロリド {ここで、R10は、式(I)で表される化合物について定義される通りである}と、場合により塩基、例えばピリジンの存在下で、場合により適切な溶媒、例えばジクロロメタン中で、場合により電磁波加熱を用いて反応させることにより製造することができる。
スキーム4
Figure 2011503159
9) 6)に定義される式(L)で表される化合物、及び式(N)で表される化合物 {式中、R1、R2、R4及びR10は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR3が、式(I)で表される化合物について定義される通りであるが、水素以外である)は、スキーム4に示される様に、8)に定義される式(M)で表される化合物から、4)に定義される式R3LGの化合物を、塩基、例えばN,N-ジイソプロピルエチルアミンの存在下で、適切な溶媒、例えばアセトニトリル又はN,N-ジメチルホルムアミド中で、場合により電磁波加熱を用いて製造することができる。
10) 5)において定義される式(D)で表される化合物は、6)において定義される式(L)で表される化合物を、塩基、例えば水酸化ナトリウム又はカリウム トリメチルシラノレートで、適切な溶媒、例えばテトラヒドロフラン又は水性メタノール中で処理することにより製造することができる。
11) 式(P)で表される化合物、つまり式(I) {式中、R3が、式(I)の化合物について定義される通りであるが、水素以外であり、かつR5が-OR9である}で表される化合物は、5)に定義される式(Da)で表される化合物から、式R9LG {式中R9は、式(I)で表される化合物に浮いて定義される通りであり、かつLGがハライド、例えばブロミド若しくはヨージド、又はトシレート、メシレート又はトリフレートなどの脱離基である}で表される化合物と、炭酸カリウムなどの塩基の存在下で、N,N-ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルなどの適切な溶媒中で、製造することができる。
スキーム5
Figure 2011503159
12) 式(R)で表されるスルホニル化合物、つまり式(I) {式中、R3は、式(I)で表される化合物について定義される通りであるが、水素以外であり、かつR5が-O-SO2-R12である}で表される化合物は、スキーム5において示される様に、5)において定義される式(D)で表される化合物を、式R12SO2Clで表されるスルホニルクロリド又は(R12SO2)2Oで表されるスルホニル無水物 {式中、R12は、式(I)で表される化合物について定義される通りである}と、塩基、例えばN,N-ジイソプロピルエチルアミンなどの存在下で、場合により適切な溶媒、例えばジクロロメタン中で、場合により電磁波加熱を用いて製造することができる。
スキーム6
Figure 2011503159
14) ベンジルハライドが市販されていない場合、それらを製造することが必要である。典型的な合成は、スキーム6に示される。式(T) {式中、R8は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつXがハロゲン、例えば臭素である}で表されるベンジルハライドは、式(S) {式中、R8が式(I)で表される化合物について定義される通りである}で表される置換トルエンから、光の下でハロゲン化試薬、例えば式X2のハロゲン {ここで、Xは塩素又は臭素である}を用いるか又は以下の式:
Figure 2011503159
{式中、Xは、塩素、臭素、又はヨウ素である}で表されるN-ハロスクシンイミドを用いて、過酸化ベンゾイルなどのラジカル開始剤の存在下で、四塩化炭素などの適切な溶媒中で、そして場合により500ワットのタングステンハロゲンランプなどの光源の存在下で、還流条件で製造することができる。
スキーム7
Figure 2011503159
15) 式(V) {式中、R1、R2、R5、及びR8は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、R3は式(I)で表される化合物について定義される通りであり、nは0〜4であり、かつR17がアリール若しくは1〜3のR13(当該基は同一であっても異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールである}で表される化合物は、式(U) {式中、R1、R2、R5及びR8は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、R3は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、nは0〜4であり、そしてHalが、塩素、臭素又はヨウ素である}で表される化合物から、式R17B(OH)2で表されるボロン酸と鈴木カップリングを用いて、又は式R17Sn(R18)3 {式中、R18は、C1-C6アルキルである}で表されるスズ化合物を用いたStilleカップリングを用いて製造することができる。鈴木カップリングは、典型的に、パラジウム触媒、例えば酢酸パラジウム(II)の存在下で、リガンド、例えば2'-ジシクロヘキシルホスフィノ-2,6-ジメトキシ-3-スルホナート-1,1'-ビフェニル ハイドレート ナトリウム塩(ナトリウムS-Phosスルホネート)の存在下で、リン酸カリウムなどの塩基の存在下で、適切な溶媒、例えばトルエン及び水の混合物など中で、50〜150℃の温度範囲、好ましくは100℃〜120℃で、電磁波加熱を場合により用いて行うことができる。Stilleカップリングは、典型的に、塩化パラジウム(II)などのパラジウム触媒の存在下で、トリ-tert-ブチルホスフィンの存在下で、N,N-ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルなどの適切な溶媒中で、20℃〜150℃、好ましくは75℃〜120℃の温度範囲で行うことができる。
スキーム8
Figure 2011503159
16) 式(2) {式中、R3及びR4は、式(I)で表される化合物について定義される通りである}で表される化合物は、スキーム8において示される様に、式(1) {式中、R3は式(I)で表される化合物について定義される通りである}で表されるアミンを、2)において定義される式(G)で表される酸誘導体と反応させることにより製造することができる。例えば、(G)がスルホニルクロリドである場合(つまり、Xが塩素である場合)、反応は、トリエチルアミン又はピリジンなどの塩基の存在下で、例えばアセトニトリル又はジクロロメタンなどの適切な溶媒中で、場合により電磁波加熱を用いて便宜に実施することができる。式(1)で表されるアミン類は、市販されているか、又は当業者に知られている方法により製造することができる。
17) 5)において定義される式(D)の化合物は、1)で定義される式(2)で表されるスルホンアミド誘導体を、式(3) {式中、R1及びR2は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR16が3)において定義される通りである}で表されるクロロピラジン・エステルと反応させることにより製造することができる。反応は、便宜に、炭酸カリウムなどの塩基の存在下において、適切な溶媒、例えばN,N-ジメチルホルムアミド中で、場合により電磁波加熱を用いて、行うことができる。式(3)で表される化合物は、当業者に知られている方法により、特にMolbank 2002,M287(http://www.mdpi.org/molbankを参照のこと)にしたがって製造することができる。
スキーム9
Figure 2011503159
18) 式(5) {式中、R1及びR2は、3)において定義される通りである}で表される化合物は、3)において定義される式(H)のアミノピラジン・エステルを、スキーム9において示される様にジクロロメタンなどの適切名溶媒中でピリジンなどの塩基の存在下で式(4) {式中、R16は、3)において定義される通りである}で表されるスルホ酢酸エステルと反応させることにより製造することができる。式(4)のスルホ酢酸エステルは、当業者に知られている方法により製造することができる。
19) 式(6) {式中、R1、R2及びR3は式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR16は3)において定義される通りである}で表される化合物は、場合により電磁波加熱を用いて、アセトニトリルなどの適切な溶媒中で、N,N-ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で4)に定義される式R3LGの化合物と反応させることにより、18)に定義される式(5)で表される化合物から製造することができる。
20) 式(7) {式中、R1、R2及びR3は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつR16は3)において定義される通りである}で表される化合物は、19)に定義される式(6)で表される化合物を、場合により電磁波加熱を用いてテトラヒドロフラン又はN,N-ジメチルホルムアミドなどの適切な溶媒中で、ヘキサメチルジシラジド・リチウム、ヘキサメチルジシラジド・ナトリウム、又は炭酸カリウムなどの塩基で処理することにより調製することができる。
21) 式(8) {式中、R1、R2及びR3は、式(I)で表される化合物について定義される通りである}で表される化合物は、20)において定義される式(7)で表される化合物を、場合により電磁波加熱を用いてエタノールなどの適切な溶媒中で、濃塩酸などの強酸水溶液で処理することにより、或いは塩酸水溶液などの希酸水溶液で処理することにより加水分解及び脱炭酸することにより製造することができる。
22)式(10) {式中、R1、R2、R3、R8及びR10は、式(I)で表される化合物について定義される通りである}で表される化合物は、21)において定義される式(8)で表される化合物を、4-ジメチルアミノピリジンなどの塩基の存在下で、かつクロロホルム又はトルエンなどの適切な溶媒中で、式(9) {式中、R8は、式(I)で表される化合物について定義される通りであり、かつnが0〜5である}で表されるリード化合物と反応させ、続いて式R10COCl又は式(R10CO)2O {式中、R10は、式(I)で表される化合物について定義される通りである}の酸クロリドを添加することにより、製造することができる。式(9)で表されるリード化合物は、文献から知られており、そして J. T. Pinhey, B. A. Rowe, Aust. J. Chem., 1979, 32, 1561-6; J. Morgan, J. T. Pinhey, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1; 1990, 3, 715-20の方法により製造することができる。
スキーム10
Figure 2011503159
23) 式(D')のN-オキシド類、つまり式(D) {式中、5-窒素が酸化されている}で表される化合物は、5)に定義される式(D)で表される化合物を、酸化剤、例えばトリフルオロ過酢酸などの過酸と反応させることにより製造することができる。過酸は、スキーム10に示されるように、例えばジクロロメタンなどの適切な溶媒中で、トリフルオロ酢酸無水物を尿水素過酸化物に加えることによりin situで生成する。
本発明に記載の式(I)で表される化合物は、合成において得られた未改変形態で除草剤として使用することができるが、これらの化合物は、一般的に担体、溶媒、及び界面活性剤などの製剤アジュバントを用いて様々な方法で除草組成物に剤形される。製剤は、様々な物理的形態をとることができ、例えば散布剤、ゲル、水和剤、水分散性顆粒、水分散性錠剤、発泡性ペレット、乳剤、マイクロ乳剤、水中油乳液、オイルフロアブル剤、懸濁水溶液、油懸濁液、サスポエマルジョン、カプセル懸濁剤、乳化顆粒、可溶性液体、水溶性濃縮物(担体として、水又は水不混和性有機溶媒を伴う)、浸透ポリマーフィルム又は例えば「the Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection products」第5版、1999に知られている他の形態をとることができる。かかる製剤は、直接的に使用することができるか、又はそれらは使用前に希釈することができる。希釈は、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油又は溶媒を用いて行うことができる。
製剤は、細かく分けられた固体、顆粒、溶液、懸濁液又は乳濁液の形態の組成物を得るために、活性成分と製剤アジュバントを混合することにより製造することができる。活性成分は、他のアジュバント、例えば細かく分けられた固体、ミネラルオイル、植物又は動物由来の油、有機溶媒、水、界面活性剤、又はこれらの組合せとともに剤形することができる。活性成分は、ポリマーからなるかなり細かいマイクロカプセル中に含めることができる。マイクロカプセルは、多孔性担体中に活性成分を含む。これは、制御された量を周囲に放出することを可能にする(例えば徐放性)。マイクロカプセルは、通常0.1〜500μm(micron)の直径を有する。マイクロカプセルは、カプセル重量に対して約25〜95重量%の量で活性成分を含む。活性成分は、モノリシック固体の形態、固体又は液体懸濁物中の微粒子の形態、又は適切な溶液の形態であってもよい。封入膜は、例えば、天然又は合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリウレア類、ポリウレタン又は化学的に改変されたポリマー類及びデンプンキサントゲン酸、又はこの関連で当業者に知られている他のポリマーを含む。或いは、かなり細かいマイクロカプセルが形成され、当該カプセル中で、活性成分は、ベース物質の固体マトリックス中に細かく分配された粒子の形態で含まれるが、マイクロカプセルはそれ自体封入されない。
本発明に記載の組成物の製造に適した製剤アジュバントがそれ自体知られている。液体担体として、水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、アビエチン酸ジエチレングリコール、ジエチレングリコール ブチル エーテル、ジエチレングリコール エチル エーテル、ジエチレングリコール メチル エーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチル スルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレン グリコール、ジプロピレン グリコール メチル エーテル、ジプロピレン グリコール ジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、α-ピネン、d-リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコール ブチル エーテル、エチレングリコール メチル エーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、酢酸グリセロール、ジアセタートセロール、グリセロール トリアセテート、ヘキサデカン、ヘキシレン グリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、メシチル オキシド、メトキシ-プロパノール、メチル イソアミル ケトン、メチル イソブチル ケトン、ラウリル酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、オクタデカン酸、酢酸オクチルアミン、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール(PEG400)、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレン グリコール、プロピレン グリコール メチル エーテル、p-キシレン、トルエン、トリエチル ホスフェート、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、ミネラルオイル、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレン グリコール メチル エーテル、ジエチレングリコール メチル エーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及び高分子量アルコール類、例えばアミルアルコール、テトラヒドロフルフリル アルコール、ヘキサアノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレン グリコール、グリセロール、N-メチル-2-ピロリドンなどが使用されてもよい。濃縮物を希釈するために水が一般的に選択される担体である。適切な固体担体は、例えばCFR180.1001.(c)&(D)に記載される、タルク、二酸化チタン、ピロフィライト クレイ(pyrophyllite clay)、シリカ、アタパルジャイト クレイ、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、モントモリロナイト カルシウム (calcium montmorillonite)、綿実外皮、小麦粉、ダイズ粉、軽石粉、木粉、くるみ殻粉、リグニン及び同様の物質である。
多数の界面活性物質が、固体及び液体製剤の両方において、特に使用前に担体に希釈することができる製剤において便宜に使用することができる。界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、又はポリマー性であってもよく、そして乳剤、水和剤、又は懸濁剤として、又は他の目的のために使用することができる。典型的な界面活性剤として、例えばアルキルサルフェートの塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム;アルキルラウリルスルホネートの塩、例えばカルシウム ドデシルベンゼンスルホナート;アルキルフェノール/アルキレン オキシド添加製品、例えばノニルフェノール エトキシレート;アルコール/アルキレン オキシド添加製品、例えばトリデシルアルコール・エトキシレート;石けん、例えばステアリン酸ナトリウム;アルキルナフタレンスルホナート類の塩、例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム;スルホスクシン酸塩のジアルキルエステル、例えばジ(2-エチルヘキシル)スルホスクシン酸ナトリウム;ソルビトール・エステル、例えばオレイン酸ソルビトール;4級アミン類、例えばラウリルトリメチル塩化アンモニウム、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばステアリン酸ポリエチレングリコール;エチレンオキシド及びプロぴれのキシドのブロックコポリマー;及びモノ-及びジ-アルキルリン酸エステルの塩;及びさらに例えば「McCutcheon's Detergents及びEmulsifiers Annual」 MC Publishing Corp., Ridgewood New Jersey, 1981」に記載されるさらなる物質が挙げられる。
殺虫製剤において通常使用することができるさらなるアジュバントとして、結晶化阻害剤、粘度調製剤、懸濁剤、色素、抗酸化剤、発泡剤、吸光剤、混合補助剤、消泡剤、作家剤、中和剤、又はpH調節物質及び緩衝剤、腐食阻害剤、芳香剤、水和剤、取込増加剤、微量栄養素、可塑剤、流動促進剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、凍結防止剤、消毒薬、及び液体及び固体肥料が挙げられる。
本発明に記載の組成物は、さらに植物又は動物由来の油、ミネラルオイル、そのような油のアルキルエステル、又はこのような油及び油誘導体の混合物を含むことができる。本発明に記載の組成物中に添加される油の量は、スプレー混合物に基づいて一般的に0.01〜10%である。例えば、油添加物は、スプレー混合物を調製した後に所望の濃度でスプレータンク中に添加することができる。好ましいオイル添加物は、ミネラルオイル又は植物由来の油、例えばナタネ油、オリーブ油又はひまわり油、乳化植物油、例えばAMIGO(商標)(Rhone-Poulenc Canada Inc.)、植物由来の油のアルキルエステル、例えばメチル誘導体、又は動物由来の油、例えば魚油又は牛脂油を含む。好ましい添加物は、例えば活性成分として基本的に80質量%の魚油のアルキルエステル、及び15質量%のメチル化ナタネ油、及び5質量%の通常の乳化剤、及びpH調製剤を含む。特に好ましい油添加物は、C8-C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12-C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステルが重要である。これらのエステルが、ラウリン酸メチル(CAS-111-82-0)、パルミチン酸メチル(CAS-112-39-0)及びオレイン酸メチル(CAS-112-62-9)が知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(商標)2230及び2231(Cognis GmbH)である。これらの油及び油誘導体は、the Compendium of Herbicide Adjuvants、第5版、Southern Illinois University、2000に知られている。
油添加物の適用及び作用は、さらに界面活性剤、例えば非イオン性、アニオン性、カチオン性界面活性剤と組み合わせることによりさらに改善することができる。適切なアニオン性、非イオン性、及びカチオン性界面活性剤の例は、WO 97/34485の第7及び8頁に列挙されている。好ましい界面活性剤は、ドデシルベンジルスルホン酸タイプのアニオン性界面活性剤、特にそのカルシウム塩、並びに脂肪アルコールエトキシレート型の非イオン性界面活性剤である。5〜40のエトキシル化程度を有するエトキシル化C12〜C22脂肪アルコールが特に好ましい。市販の界面活性剤の例は、Genapolタイプ(Clariang AG)である。シリコーン界面活性剤、特にポリアルキル-オキシド-修飾ヘプタメチルトリルオキサン、(例えばSilwet L-77(商標)として市販されている)、及び過フッ素化界面活性剤も好ましい。全添加物に対する界面活性剤の濃度は、一般に1〜30重量%である。油又はミネラルオイル、或いはそれらの誘導体と界面活性剤との混合物からなる油添加物の例は、Edenor ME SU(商標)、Turbocharge(商標)(Syngenta AG、CH)又はActipronC(BP Oil UK Limited、GB)である。
所望される場合、言及した界面活性剤を、それ自体、すなわち、油添加物を伴わずに、製剤に用いることができる。
有機溶媒の油添加物/界面活性混合物への添加は、作用をさらに高めることに寄与することがある。適切な溶媒は、例えば、Solvesso(商標)(ESSO)又はAromatic Solvent(商標)(Exxon Corporation)である。このような溶媒の濃度は、合計重量の10〜80質量%でああってもよい。溶媒との混合物中に存在する油添加物が、例えばUS-A- 4,834,908に記載されている。当該文献に開示されている市販の油添加物は、MERGE(商標)(BASF Corporation)により知られている。本発明に好ましいさらなる油添加物は、SCORE(商標)(Syngenta Crop Protection Canada)である。
上に列挙された油添加物に加えて、本発明に記載の組成物の作用を高めるために、アルキルピロリドン類(例えばAgrimax(商標))をスプレー混合物に添加することが可能である。合成格子製剤(Formulations of synthetic lattices)、例えばポリアクリルアミド、ポリビニル化合物、又はポリ-1-p-メンテン(例えば、Bond(商標)、Courier(商標)又はEmerald(商標))が使用されてもよい。プロピオン酸、例えばEurogkem Pen-e-trate(商標)を含む溶液を、作用向上剤としてスプレー混合物に加えることが可能である。
除草剤組成物は、一般的に、0.1〜99質量%、特に0.1〜95質量%の式(I)〜の化合物、そして1〜99.9質量%の製剤アジュバントであって、好ましくは0〜25質量%の界面活性剤を含む製剤アジュバントを含む。市販の製品が、好ましくは濃縮物として剤形される一方で、エンドユーザーは、通常希釈製剤を使用する。
式(I)の化合物の施用割合は、広い限界のうちで変化し、そして土壌の性質、施用方法(発芽前又は発芽後;種子粉衣;播種畝(seed furrow)への施用;非耕作地施用)、作物、防除する草又は雑草、現状の気候条件、及び施用方法により影響を受ける他の要因、施用時間及び標的作物に左右されることがある。本発明に記載の式(I)で表される化合物は、一般的に10〜2000g/ha、特に50〜1000g/haの率で施用される。
好ましい製剤は、特に以下の組成を有する(%=質量%):
Figure 2011503159
以下の例は、本発明をさらに例示するが、制限するものではない。
式(I)で表される除草剤の製剤例(%=質量%)
Figure 2011503159
任意の所望濃度の乳濁液が、このような濃縮物を水で希釈することにより得ることができる。
Figure 2011503159
当該溶液は、マイクロドロップの形態で用いるのに適している。
Figure 2011503159
活性成分は、アジュバントと完全に混合され、そして混合物は、適切なミル中で完全に挽かれ、水で希釈でき、任意の所望の濃度の懸濁液を与えることができる水和剤を与える。
Figure 2011503159
活性成分は、塩化メチレン中に溶解され、そしてスプレーにより単体に施用され、そして溶媒を次に吸引下で蒸散させる。
Figure 2011503159
細かく挽かれた活性成分を、ミキサー中で、ポリエチレングリコールで湿らせた担体に適用する。非粉塵被膜顆粒がこの様式で得られる。
Figure 2011503159
活性成分をアジュバントと混合し、そして挽き、そして混合物を水で湿らせる。混合物を押出し、そして空気流中で乾燥させる。
Figure 2011503159
すぐに使用できる粉末剤は、活性成分を担体と混合し、そして混合物を適切なミルで挽くことにより得られる。
Figure 2011503159
細かく挽かれた活性成分を、アジュバントとしっかり混合して、水で希釈することにより任意の所望の濃度の懸濁液が得られる懸濁濃縮物を与える。
本発明は、植物又はその生育領域に、除草有効量の式(I)の化合物を施用することを含む、植物の防除方法に関する。
本発明は、植物又はその生育領域に、除草有効量の式(I)の化合物を施用することを含む、植物生長の抑制方法に関する。
本発明は、有用植物又はその生育領域に、或いは耕作領域に、除草有効量の式(I)の化合物を施用することを含む、有用植物の作物において選択的に草及び雑草を防除する方法に関する。
本発明の組成物を使用することができる有用植物の作物としては、多年生作物、例えば柑橘類、ブドウの木、ナッツ、アブラヤシ、オリーブ、ナシ果実、核果及びゴム、並びに穀類、例えばオオムギ及びコムギ、綿、アブラナ、トウモロコシ、米、大豆、テンサイ、サトウキビ、ヒマワリ、観葉植物及び野菜、特に穀類、トウモロコシ及び大豆などの一年性作物が挙げられる。
防除される草及び雑草は、供に単子葉植物、例えばコヌカグサ属、スズメノテッポウ属、カラスムギ属、ブロムス属、シペルス属、メヒシバ属、ヒエ属、ドクムギ属、モノコリア属、ロッテベリア(Rottboellia)属、サジタリア(Sagittaria)属、スシルプス(Scirpus)属、セタリア(Setaria)属、シダ(Sida)属及びソルガム(Sorghum)属、並びに双子葉植物、例えばアブチロン(Abutilon)属、アマランサス属、アカザ属、クリサンテムム(Chyrysanthemum)属、ガリウム(Galium)属、イポメア属、ナスツルチウム(Nasturtium)属、シロガラシ属、ナス属、ステラリア(Stellaria)属、ベロニカ(Veronica)属、スミレ属及びオナモミ属の両方であってもよい。
作物は、慣用の育種方法により、又は遺伝子工学により除草剤又は除草剤のクラス(例えば、オーキシン又はALS-、GS-、EPSPS-、PRO-、及びHPPD-阻害剤)に対して抵抗性を有するようにされた作物を含むものと理解されたい。慣用の育種方法により、イミダゾリノン類、例えばイマザモクスに対して抵抗性を有するようにされた作物の例は、Clerfield(商標)夏ナタネ(キャノーラ)である。遺伝子工学方法により除草剤に対して抵抗性にされた作物の例として、商標名RoundupReady(商標)及びLibertyLink(商標)という商標名において市販される例えばグリホサート-及びグルホシネート抵抗性トウモロコシ変種が挙げられる。
作物は、遺伝子工学方法により害虫に対して抵抗性にされた作物、例えばBtトウモロコシ(セイヨウトウモロコシ害虫に対して抵抗性)、Bt綿花(綿花ゾウムシに対して抵抗し)及びBtジャガイモ(コロラドハムシに対して抵抗性)を含むことを理解されたい。Btトウモロコシの例は、NK(商標)のBt176トウモロコシハイブリッド(Syngenta Seeds)である。Bt毒素は、バチルス・チューリンゲンシス土壌細菌により元々生成されるタンパク質である。毒素、又はかかる毒素を合成できる遺伝子組換え植物の例は、EP-A-451 878、EP-A-374 753、WO 93/07278、WO 95/34656、WO 03/052073及びEP-A-427 529に記載されている。昆虫抵抗性をコードし、そして1以上の毒素を発現する1以上の遺伝子を含むトランスジェニック植物の例は、KnockOut(商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(商標)(綿)、Bollgard(綿)、NewLeaf(商標)(ジャガイモ)、NatureGard(商標)及びProtexcta(商標)である。植物作物又はその種子は、除草剤に対してともに抵抗性であり、同時に昆虫の摂食に対して抵抗性である(stacked transgenic events)。例えば、種子は、グリホサート耐性であると同時に、殺虫性Cry3タンパク質を発現する能力を有する。
作物は、育種又は遺伝子工学の慣用方法により得られ、そしていわゆる生産量形質(例えば改善された貯蔵安定性、高い栄養か、及び改善されたフレーバー)を含む作物であると理解されたい。
耕作領域は、作物が既に植わっている土地、及びこれらの作物を栽培しようとする土地を含む。本発明の化合物は、雑草発芽前に施用することができる(発芽前施用)か、又は発芽後に施用することができ(発芽後施用)、そして発芽後に施用する場合に特に有効である。
本発明の式(I)の化合物は、1以上のさらなる除草剤と組み合わせて使用することができる。特に、以下の式(I)の化合物の混合物が重要である:
式(I)の化合物と、合成オーキシンとの混合物(例えば、式(I)の化合物+クロピラリド(162)、式(I)の化合物+2,4-D(211)、式(I)の化合物+ジカンバ(228)、式(I)の化合物+ジフェンアミド(274)、式(I)の化合物+MCPA(499)、式(I)の化合物+キンクロラック(712)、又は式(I)の化合物+アミノピラリド(CAS RN 150114-71-9))。
式(I)の化合物と、ジフルフェンゾピル(252)の混合物。
式(I)の化合物と、アセトアニリドとの混合物(例えば、式(I)の化合物+アセトクロール(5)、式(I)の化合物+ジメテンアミド(260)、式(I)の化合物+メトラクロール(548)、式(I)の化合物と+S-メトラクロール(549)、又は式(I)の化合物+プレチラクロール(656))。
式(I)の化合物とフラムプロプ-M(flamprop-M)(355)との混合物。
式(I)の化合物とフルフェナセット(BAY FOE 5043)(369)との混合物。
式(I)の化合物とピロキサスルホン (CAS RN 447399-55-5)との混合物。
式(I)の化合物とHPPD阻害剤との混合物(例えば、式(I)の化合物+イソキサフルトール(479)、式(I)の化合物+メソトリオン(515)、式(I)の化合物+ピラスルホトール(CAS RN 365400-11-9)、式(I)の化合物+スルコトリオン(747)、式(I)の化合物+テンボトリオン(CAS RN 335104-84-2)、式(I)の化合物+トプラメゾン(CAS RN 210631-68-8)、式(I)の化合物+4-ヒドロキシ-3-[[2-[(2-メトキシエトキシ)メチル]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン(CAS RN 352010-68-5)、又は式(I)の化合物 + 4-ヒドロキシ-3-[[2-(3-メトキシプロピル)-6-(ジフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン(CAS RN 894355-80-7))。
式(I)の化合物とトリアジンとの混合物(例えば、式(I)の化合物 + アトラジン(37)、又は式(I)の化合物 + ターブチラジン(775))。
式(I)の化合物とトリアジン及びHPPD阻害剤の混合物(例えば、式(I)の化合物 + トリアジン + イソキサフルトール、式(I)の化合物 + トリアジン + メソトリオン、式(I)の化合物 + トリアジン + ピラスルホトール、式(I)の化合物 + トリアジン + スルコトリオン、式(I)の化合物+トリアジン+テンボトリオン、式(I)の化合物 + トリアジン+トプラメゾン、式(I)の化合物 + トリアジン + 4-ヒドロキシ-3-[[2-[(2-メトキシエトキシ)メチル]-6-(トリフルオロoメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン、又は式(I)の化合物 + トリアジン + 4-ヒドロキシ-3-[[2-(3-メトキシプロピル)-6-(ジフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン)。
式(I)の化合物とグリホサート(419)の混合物。
式(I)の化合物とグリホサート及びHPPD阻害剤との混合物(例えば、式(I)の化合物+グリホサート+イソキサフルトール、式(I)の化合物 + グリホサート+メソトリオン、式(I)の化合物 + グリホサート+ピラスルホトール、式(I)の化合物 + グリホサート+スルコトリオン、式(I)の化合物 + グリホサート+テンボトリオン、式(I)の化合物 + グリホサート+トプラメゾン、式(I)の化合物 + グリホサート+4-ヒドロキシ-3-[[2-[(2-メトキシエトキシ)メチル]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン、又は式(I)の化合物 + グリホサート+4-ヒドロキシ-3-[[2-(3-メトキシプロピル)-6-(ジフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン)。
式(I)の化合物とグルホシネート-アンモニウム(418)との混合物。
式(I)の化合物とグルホシネート-アンモニウム及びHPPD阻害剤(例えば、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + イソキサフルトール、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + メソトリオン、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + ピラスルホトール、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + スルコトリオン、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + テンボトリオン、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + トプラメゾン、式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + 4-ヒドロキシ-3-[[2-[(2-メトキシエトキシ)メチル]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン、又は式(I)の化合物 + グルホシネート-アンモニウム + 4-ヒドロキシ-3-[[2-(3-メトキシプロピル)-6-(ジフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクタ-3-エン-2-オン)。
式(I)の化合物とALS又はAHAS阻害剤との混合物(例えば、式(I)の化合物 + ベンスルフロン-メチル(64)、式(I)の化合物 + クロリムロン-エチル(135)、式(I)の化合物 + クロランスラム-メチル(164)、式(I)の化合物 + フロラスラムlam (359)、式(I)の化合物 + フルカルバゾン-ナトリウム(364)、式(I)の化合物 + イマザモックス(451)、式(I)の化合物 + イマザピル(453)、式(I)の化合物 + イマゼタピル(455)、式(I)の化合物 + ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム(466)、式(I)の化合物 + メソスルフロン-メチル(514)、式(I)の化合物 + ニコスルフロン(577)、式(I)の化合物 + ペノキススラム(622)、式(I)の化合物 + ピロキススラム(トリフロスラム)(CAS RN 422556-08-9)、式(I)の化合物 + チフェンスルフロン-メチル(チアメツロン-メチル)(795)、式(I)の化合物 + トリアスルフロン(817)、式(I)の化合物 + トリベヌロン-メチル(822)、式(I)の化合物 + トリフロキシスルフロン-ナトリウム(833)、式(I)の化合物 + チエンカルバゾン (4-[(4,5-ジヒドロ-3-メトキシ-4-メチル-5-オキソ-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)カルボニルスルファモイル]-5-メチルチオフェン-3-カルボン酸、BAY636))、又は式(I)の化合物 + チエンカルバゾン-メチル(メチル4-[(4,5-ジヒドロ-3-メトキシ-4-メチル-5-オキソ-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)カルボニルスルファモイル]-5-メチルチオフェン-3-カルボキシラート、CAS RN 317815-83-1、BAY636-メチル))。
式(I)の化合物と、PPO阻害剤(例えば、式(I)の化合物 + アシフルオルフェン-ナトリウム(7)、式(I)の化合物 + ブタフェナシル(101)、式(I)の化合物 + カルフェントラゾン-エチル(121)、式(I)の化合物 + シニドン-エチル(152)、式(I)の化合物 + フルミオキサジン(376)、式(I)の化合物 + フォメサフェン(401)、式(I)の化合物 + ラクトフェン(486)、又は式(I)の化合物 + [3-[2-クロロ-4-フルオロ-5-(1-メチル-6-トリフルオロメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-3-イル)フェノキシ]-2-ピリジルオキシ]酢酸エチル・エステル)(CAS RN 353292-31-6))。
式(I)のかあ号物と、ACCase阻害剤(例えば、式(I)の化合物 + ブトロキシジム(106)、式(I)の化合物 + クレトジム(155)、式(I)の化合物 + クロジナホップ-プロパルギル(156)、式(I)の化合物 + シクロキシジム(190)、式(I)の化合物 + シハロホップ-ブチル(195)、式(I)の化合物 + ジクロホップ-メチル(238)、式(I)の化合物 + フェノキサプロパ-P-エチル(339)、式(I)の化合物 + フルアジホップ-ブチル(361)、式(I)の化合物 + フルアジホップ-P-ブチル (362)、式(I)の化合物 + ハロキシホップ(427)、式(I)の化合物 + ハロキシホップ-P(428)、式(I)の化合物 + プロパキザホップ(670)、式(I)の化合物+キザロホップ(717)、式(I)の化合物 + キザロホップ-P(718)、式(I)の化合物 + セトキシジム(726)、式(I)の化合物 + テプラロキシジム(771)、式(I)の化合物 + トラルコキシジム(811))、又は式(I)の化合物 + ピノキサデン(CAS RN 243973-20-8)。
式(I)の化合物とプロスルホカルブ(683),又は式Iの化合物とトリ-アレート(816)の混合物。
式(I)の化合物と、ブロモキシニル(95)の混合物、式(I)の化合物とクロリダゾン(134)の混合物、式(I)の化合物とクロロトルロン(143)の混合物、式(I)の化合物とジウロン(281)の混合物、又は式(I)の化合物とメトリブジン(554)の混合物。
式(I)の化合物とクロマゾン(159)の混合物、式(I)の化合物とジフルフェニカン(251)との混合物、式(I)の化合物とフルロクロリドン(389)との混合物、又は式(I)の化合物とフルルタモン(392)との混合物。
式(I)の化合物とペンディメタリン(621)、又は式(I)の化合物とトリフルラリン(836)との混合物。
式(I)の化合物と、ジフェンゾクアット・メチルスルファート(248)との混合物。
式(I)の化合物と、ジクワット・ジブロミド(276)との混合物。
式(I)の化合物と、パラコート・ジクロリド(614)との混合物。
式(I)の化合物の混合パートナーが、The Pesticide Manual、第13版(BCPC), 2003において言及されるエステル又は塩の形態であってもよい。グルホシネート-アンモニウムについての言及は、グルホシネートについても適用され、クロランスラムメチルへの言及は、クロランスラムにも適用され、ジメテナミドへの言及は、ジメテナミド-Pについても適用され、フラムプロプ-Mについての言及は、フラムプロプに適用され、そしてピリチオバク-ナトリウムへの言及は、ピリチオバクに適用される。
式(I)の化合物の混合パートナーに対する混合比は、好ましくは1:100〜1000:1である。
混合物が、都合よく上記製剤において使用することができる(この場合、「活性成分」は、式(I)の化合物と混合パートナーのそれぞれの混合物を指す。)。
さらに、1以上の以下の除草剤又は植物生育調整剤が、本発明の式(I)の化合物と組み合わせて、又は上記混合物と組み粟得て使用することができる:アクロニフェン(8)、アクロレイン(10)、アラクロール(14)、アロキシジム(18)、アメトリン(20)、アミカルバゾン(21)、アミドスルフロン(22)、アミノシクロピラクロール(CAS RN 858956-08-8)、アミトロール(アミノトリアゾール)(25)、アンモニウム・スルファマート(26)、アニロホス(31)、アスラム(36)、アビグリシン(39)、アザフェニジン(CAS RN 68049- 83-2)、アジムスルフロン(43)、BAS 800H (CAS RN 372137-35-4)、ベフルブタミド(55)、ベナゾリン(57)、ベンカルバゾン(CAS RN 173980-17-1)、ベンフルラリン(59)、ベンフレセート(61)、ベンスリド(65)、ベンタゾン(67)、ベンズフェンジゾン(CAS RN 158755-95-4)、ベンゾビシクロン(69)、ベンゾフェナップ(70)、ビアラホス(ビアラホス)(77)、ビスピリバク-ナトリウム(82)、ボラックス(86)、ブロマシル(90)、ブロモブチド(93)、ブロモフェノキシム(CAS RN 13181-17-4)、ブタクロール(100)、ブタミホス(102)、ブトラリン(105)、ブチレート(108)、カフェンストロール(110)、カルベタミド(117)、クロロブロムロン(CAS RN 13360-45-7)、クロルフルレノール-メチル(133)、クロロ酢酸(138)、クロロプロファム(144)、クロルスルフロン(147)、クロルタールジメチル(148)、シンメチリン(153)、シノスルフロン(154)、クロメプロップ(160)、クミルロン(180)、シアナミド(182)、シアナジン(183)、シクラニリド(186)、シクロエート(187)、シクロスルファムロン(189)、ダイムロン(213)、ダラポン(214)、ダゾメット(216)、デスメディファム(225)、デスメトリン(CAS RN 1014-69- 3)、ジクロベニル(229)、ジクロルプロップ(234)、ジクロルプロップ-P(235)、ジクロスラム(241)、ジメフロン(256)、ジメピペレート(257)、ジメタクロール(258)、ジメタメトリン(259)、ジメチピン(261)、ジメチルアルシン酸(264)、ジニトラミン(268)、ジノテルブ(272)、ジプロペトリン(CAS RN 4147-51-7)、ジチオピル(280)、DNOC(282)、DSMA(CAS RN 144- 21-8)、エンドタール(295)、EPTC(299)、エスプロカルブ(303)、エタルフルラリン(305)、エタメトスルフロン-メチル(306)、エテホン(307)、エトフメセート(311)、エトキシフェン(CAS RN 188634-90-4)、エトキシフェン-エチル(CAS RN 131086-42-5)、エトキシスルフロン(314)、エトベンザニド(318)、フェントラザミド(348)、硫酸鉄(353)、フラザスルフロン(356)、フルアゾレート(イソプロパゾール)(CAS RN 174514-07-9)、フルセトスルフロン(CAS RN 412928-75-7)、フルクロラリン(365)、フルフェンピルエチル(371)、フルメタリン(373)、フルメツラム(374)、フルミクロラク-ペンチル(375)、フルミプロピン(フルミプロピン)(CAS RN 84478-52-4)、フルオメツロン(378)、フルオログリコフェン-エチル(380)、フルポキサム(CAS RN 119126-15-7)、フルプロパシル(CAS RN 120890-70-2)、テトラピオン(383)、フルピルスルフロン-メチル-ナトリウム(384)、フルレノール(387)、フルリドン(388)、フルロキシピル(390)、フルチアセットメチル(395)、ホラムスルフロン(402)、フォサミン(406)、ハロスルフロン-メチル(426)、HC-252(429)、ヘキサジノン(440)、イマザメタベンズ-メチル(450)、イマザピク(452)、イマザキン(454)、イマゾスルフロン(456)、インダノファン(462)、アイオキシニル(467)、イソプロツロン(475)、イソウロン(476)、イソキサベン(477)、イソキサクロルトール(CAS RN 141112-06-3)、イソキサピリホップ(CAS RN 87757-18-4)、カルブチレート(482)、レナシル(487)、リニュロン(489)、MCPA-thioethyl(500)、MCPB(501)、メコプロップ(503)、メコプロップ-P(504)、メフェナセット(505)、メフルイジド(507)、メタム(519)、メタミホップ(メフルオキサホップ)(520)、メタミトロン(521)、メタザクロル(524)、メタベンズチアズロン(526)、メタゾール(CAS RN 20354-26-1)、メチルアルソン酸(536)、1-メチルシクロプロッペン(538)、メチルダイムロン(539)、イソチオシアン酸メチル(543)、メトブンズロン(547)、メトブロムロン(CAS RN 3060- 89-7)、メトスラム(552)、メトクスロン(553)、メトスルフロンメチル(555)、MK-616(559)、モリネート(560)、monoリニュロン(562)、MSMA(CAS RN 2163-80-6)、ナプロアニリド(571)、ナプロパミド(572)、ナプタラム(573)、ネブロン(574)、ニピラクロフェン(CAS RN 99662-11-0)、n-メチル-グリホサート,ノナン酸(583)、ノルフルラゾン(584)、オレイン酸(脂肪酸)(593)、オルベンカーブ(595)、オルトスルファムロン(CAS RN 213464-77-8)、オリザリン(597)、オキサジアルギル(599)、オキサジアゾン(600)、オキサスルフロン(603)、オキサジクロメホン(604)、オキシフルオルフェン(610)、ペブレート(617)、ペンタクロロフェノール(623)、ペンタノクロール(624)、ペントキサゾン(625)、ペントキサミド(627)、石油(628)、フェンメディファム(629)、ピクロラム(645)、ピコリナフェン(646)、ピペロホス(650)、プリミスルフロンメチル(657)、プロジアミン(661)、プロフラゾール(CAS RN 190314-43-3)、プロホキシジム(663)、プロヘキサジオン・カルシウム(664)、プロメトン(665)、プロメトリン(666)、プロパクロール(667)、プロパニル(669)、プロパジン(672)、プロファム(674)、プロピソクロール(667)、プロポキシカルバゾンナトリウム塩(プロカルバゾンナトリウム)(679)、プロピザミド(681)、プロスルラロン(684)、ピラクロニル(ピラゾギル)(CAS RN 158353-15-2)、ピラフルフェンエチル(691)、ピラゾリネート(692)、ピラゾスルフロンエチル(694)、ピラゾキシフェン(695)、ピリベンゾキシム(697)、ピリブチカルブ(698)、ピリダホール(CAS RN 40020-01 -7)、ピリデート(702)、ピリフタリド(704)、ピリミノバックメチル(707)、ピリミスルファン(CAS RN 221205-90-9)、ピリチオバク-ナトリウム(709)、キンメラック(713)、キノクラミン(714)、リムスルフロン(721)、セクエストレン、シデュロン(727)、シマジン(730)、シメトリン(732)、塩素酸ナトリウム(734)、スルフェントラゾン(749)、スルホメツロン-メチル(751)、スルホサート(CAS RN 81591-81-3)、スルホスルフロン(752)、硫酸(755)、タール油(758)、TCA-ナトリウム(760)、テブタム(CAS RN 35256-85-0)、テブティウロン(765)、テフリルトリオン(CAS RN 473278-76-1)、ターバシル(772)、テルブメトン(774)、テルブトリン(776)、テニルクロール(789)、チアジアザミン(CAS RN 123249-43-4)、チアザフルロン(CAS RN 25366-23-8)、チアゾピル(793)、チオベンカルブ(797)、チオカルバジル(807)、トリアジフラム(819)、トリクロピル(827)、トリエタジン(831)、トリフルスルフロン・メチル(837)、トリヒドロキシトリアジン(CAS RN 108-80-5)、トリネキサパック-エチル(CAS RN 95266-40-3)、トリトスルフロン(843)、N-[(1R,2S)-2,6-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]-6-(1-フルオロエチル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン(CAS RN 950782-86-2)、1-(2-クロロ-6-プロピルイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イルスルホニル)-3-(4,6-ジメトキシピリミジン-2-イル)ウレア(CAS RN 570415-88-2)、及び5-(2,6-ジフルオロ-ベンジルオキシメチル)-5-メチル-3-(3-メチル-チオフェン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-イソオキサゾール(CAS RN 403640-27-7)。
例えば、The Pesticide Manual、13th Edition (BCPC)、2003に記載されるように、式(I)の化合物の混合パートナーは、エステル又は塩の形態であってもよい。アシフルオルフェン-ナトリウムについての言及は、アシフルオルフェンに適用され、そしてベンスルフロンメチルについての言及は、ベンスルフロンに適用される。
式(I)の化合物:混合パートナーの混合比は、好ましくは1:100〜1000:1である。
混合物は、上記製剤中で都合良く使用することができる(この場合、「活性成分」は、式(I)の化合物と混合パートナーのそれぞれの混合物に関する。)。
本発明の式(I)の化合物は、1以上のセーフナー(safener)と組み合わせて使用することができる。同様に、本発明の式(I)の化合物と、1以上のさらなる除草剤との混合物は、1以上のセーフナーと組み合わせて使用することができる。「セーフナー」という語句は、本明細書で使用される場合、除草剤と組み合わせて使用される場合に、非標的生物への除草剤の不所望な効果を低減する化合物を意味し、例えばセーフナーは除草剤による損傷から作物を保護するが、除草剤による雑草の故殺を妨げない。セーフナーは、AD-67(11)、ベノキサコール(63)、クロキントセタ-メキシル(163)、シメトリニル(CAS RN 78370-21-5)、シプロスルファミド(CAS RN 221667-31-8)、ジクロルミド(231)、ジシクロノン(CAS RN 79260-71-2)、フェンクロラゾール-エチル(331)、フェンクロリム(332)、フルラゾール(386)、フルキソフェニム(399)、フリルアゾール(413)及び対応するR異性体、イソキサジフェネチル(478)、メフェンピル-ジエチル(506)、2-メトキシ-N-[[4-[[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ]-フェニル]スルホニル]-ベンズアミド(CAS RN 129531-12-0)、無水ナフタル酸(CAS RN 81- 84-5),及びオキサベトリニル(598)。式(I)の化合物と、ベノキサコールとの混合物、及び式(I)の化合物とクロキントセタメキシルとの混合物が特に好ましい。
式(I)の化合物のセーフナーは、例えば、The Pesticide Manual、13th Edition (BCPC)、2003に記載される様にエステル又は塩の形態であってもよい。クロキントセタ-メキシルについての言及は、クロキントセタに適用され、そしてフェンクロラゾール-エチルについての言及は、フェンクロラゾールに適用される。
好ましくは、式(I)の化合物:セーフナーの混合比は、100:1〜1:10、特に20:1〜1:1である。
混合物は、上記製剤中で使用することができるのが好ましい(この場合、「活性成分」は、式(I)の化合物とセーフナーのそれぞれの混合物に関する)。セーフナーと式(I)の化合物、及びもしあれば1以上の追加の除草剤を同時に施用することが可能である。例えば、セーフナー、式(I)の化合物、及びもしあれば1以上の追加の除草剤は、発芽前の生育領域に施用されてもよいし、又は発芽後の作物に施用されてもよい。セーフナー及び式(I)の化合物、及びあれば1以上の追加の除草剤を連続して施用することができる。例えば、セーフナーは、種を蒔く前に、種子処理として施用されてもよく、式(I)の化合物、及びあれば1以上の追加除草剤は、発芽前の生育領域に施用されてもよいし、又は発芽後の作物に施用されてもよい。
式(I)の化合物と、さらなる除草剤とセーフナーの好ましい混合物は、以下のものを含む:
式(I)の化合物と、S-メトラクロール及びセーフナー、特にベノキサコールの混合物。
式(I)の化合物と、イソキサフルトール及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、メソトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、スルコトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、トリアジン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、トリアジン及びイソキサフルトール及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、トリアジン及びメソトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、トリアジン及びスルコトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グリホサート及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グリホサート及びイソキサフルトール及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グリホサート及びメソトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グリホサート及びスルコトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グルホシネート-アンモニウム及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グルホシネート-アンモニウム及びイソキサフルトール及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グルホシネート-アンモニウム及びメソトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、グルホシネート-アンモニウム及びスルコトリオン及びセーフナーの混合物。
式(I)の化合物と、フロスラム及びセーフナー、特にクロキントセタ-メキシルの混合物。
式(I)の化合物と、クロジナホップ-プロパルギル及びセーフナー、特にクロキントセタ-メキシルの混合物。
式(I)の化合物と、ピノキサデン及びセーフナー、特にクロキントセタ-メキシルの混合物。
式(I)の化合物と、ブロモキシニル及びセーフナー、特にクロキントセタ-メキシルの混合物。
以下の例は、本発明をさらに例示するが、限定するものではない。
製造例
1.スキーム1によりカバーされる反応
幾つかのメタンスルホニル・クロリド類が市販されており、例えば(2-ブロモ-フェニル)-メタンスルホニル・クロリド、(2-シアノ-フェニル)-メタンスルホニル・クロリド、(2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニル)-メタンスルホニル・クロリド、(3,4-ジクロロ-フェニル)-メタンスルホニル・クロリド、(2-ニトロ-フェニル)-メタンスルホニル クロリド、(2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニル クロリド及び(3-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニル クロリドである。他のメタンスルホニル クロリド類は、実施例1.1〜実施例1.4の方法を用いて製造した。
実施例1.1:ナトリウム(2-クロロ-S-トリフルオロメチル-フェニル)-メタン-スルホン酸
Figure 2011503159
2-クロロ-5-トリフルオロメチル-ベンジル・ブロミド(10g)を入れたアセトン(20ml)の溶液に、亜硫酸ナトリウム(4.9g)の水溶液を加えた。反応混合液を加熱して3時間還流した。反応混合液を濃縮した。残渣をアセトンから再結晶して、ナトリウム(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタン-スルホン酸を灰白色固体として得た(9.652 g)。1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.89(m,1H)、7.58-7.65(m,2H)、3.98(s、2H)ppm.
以下の化合物を同じ方法を用いて製造することができる:
ナトリウム(2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):8.15(d,1H)、7.73-7.98(m,2H)、3.93(s、2H)ppm.
ナトリウム(2,6-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.97(d,2H)、7.63-7.67(m,1H)、4.26(s,2H)ppm.
ナトリウム(3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.67-7.69(m,1H)、7.14-7.17(m,1H)、4.01(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-ブロモ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.84(d,1H)、7.73-7.75(m,1H)、7.42-7.45(dd,1H)、3.95(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2-クロロ-6-フルオロ-3-メトキシ-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2-クロロ-6-フルオロ-3-メチル-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2-クロロ-5-ヨード-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.87(d,1H)、7.54-7.57(dd,1H)、7.18(d,1H)、3.84(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-クロロ-キノリン-3-イル)-メタンスルホン酸.当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.83(d,1H)、7.72(d,1H)、7.47(t,1H)、4.01(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.65-7.67(d,1H)、7.57-7.59(d,1H)、7.35-7.39(t,1H)、4.15(s,2H)ppm.
ナトリウム(4-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.83-7.86(dd,1H)、7.43(d,1H)、7.32-7.34(d,1H)、4.05(s,2H)ppm
ナトリウム(2,6-ジブロモ-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.59(d,2H)、7.05(t,1H)、4.21(s,2H)ppm.
ナトリウム(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニル)-メタンスルホン酸.1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.73(d,1H)、7.55(d,1H)、3.88(s,2H)ppm.
ナトリウム(2,3-ジクロロ-フェニル)-メタンスルホン酸.1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.43-7.45(m,2H)、7.23(t,1H)、3.92(s,2H)ppm.
ナトリウム(2,6-ジクロロ-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.74(d,1H),7.67(d,1H)、4.29(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-フルオロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.39-7.44(m,3H)、3.94(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-ヨード-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.71-7.74(dd,1H)、7.48-7.51(dd,1H)、7.22-7.26(dt,1H)、6.86-6.90(dt,1H)、3.85(s,2H)ppm.
ナトリウム(2,3,6-トリクロロ-フェニル)-メタンスルホン酸
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):7.50(d,1H)、7.43(d,1H)、4.20(s,2H)ppm.
ナトリウム(2-トリフルオロメトキシ-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
ナトリウム(2-トリフルオロメチルチオ-フェニル)-メタンスルホン酸
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
実施例1.2:(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
Figure 2011503159
ナトリウム(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホン酸(実施例1.1)(9.4g)及び五塩化リン(13.5g)の混合物を80〜90℃に4時間加熱した。反応混合液を濃縮した。残渣を氷水に注ぎ入れ、そして混合液をジクロロメタンで2回抽出した。組み合わせた有機抽出物を水及び塩類溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮して(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニル・クロリドを灰白色固体として与えた(8.480g)。1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.87(m,1H)、7.68(m,2H)、5.15(s,2H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:
(2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニル)-メタンスルホニル・クロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.08(s,1H)、7.96(d,1H)、7.89(d,1H)、5.18(s,2H)ppm.
(2,6-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.05(d,2H)、7.78(d,1H)、5.63(s,2H)ppm.
(3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.75-7.78(m,1H)、7.06-7.09(m,1H)、5.25(s,2H)ppm
(2-ブロモ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.84-7.87(m,2H)、7.58-7.61(m,1H)、5.18(s,2H)ppm
(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.28-7.34(m,1H),7.12-7.18(m,1H)、5.19(s,2H)ppm.
(2-クロロ-6-フルオロ-3-メトキシ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):6.98-7.05(m,2H)、5.22(s,2H)、3.92(s,3H)ppm.
(2-クロロ-6-フルオロ-3-メチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.34-7.37(m,1H)、7.04-7.07(m,1H)、5.23(s,2H)、2.41(s,3H)ppm
(2-クロロ-5-ヨード-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.90(d,1H)、7.72-7.74(dd,1H)、7.25(d,1H)、5.03(s,2H)ppm.
(2-クロロ-キノリン-3-イル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.45(s,1H)、8.07(d,1H)、7.91(d,1H)、7.85(dt,1H)、7.66(dt,1H)、5.27(s,2H)ppm.
(2-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.76(d,1H)、7.66(d,1H)、7.41(t,1H)、4.87(s,2H)ppm.
(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.75-7.77(d,1H)、7.73-7.75(d,1H)、7.53-7.58(t,1H)、5.55(s,2H)ppm.
(4-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.76-7.78(d,1H)、7.74(s,1H)、7.63-7.65(d,1H)、5.10(s,2H)ppm.
(2,6-ジブロモ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.67(d,2H)、7.17(t,1H)、5.55(s,2H)ppm
(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.59-7.62(m,1H)、7.12-7.16(m,1H)、5.23(s,2H)ppm.
(2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz5CDCl3):7.43(d,1H)、7.60(d,1H)、5.04(s,2H)ppm.
(2,3-ジクロロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz5CDCl3):7.51-7.61(m52H)、7.32(t,1H)、5.16(s,2H)ppm.
(2,6-ジクロロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.44.7.46(m,1H)、7.33-7.38(m,1H)、7.19-7.23(m,1H)、5.43(s,2H)ppm.
(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz5CDCl3):7.67(d,1H)、7.56(d,1H)、5.54(s,2H)ppm.
(2-フルオロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.59-7.64(m,2H)、7.41-7.45(m,1H)、5.30(s,2H)ppm.
(2-ヨード-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.96-7.98(m,1H)、7.62-7.64(m,1H)、7.43-7.47(m,1H)、7.14-7.17(m,1H)、5.16(s,2H)ppm.
(2,3,6-トリクロロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz5CDCl3):7.54(d,1H)57.41(d,1H)55.47(s,2H)ppm.
(2-トリフルオロメトキシ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz5CDCl3):7.61-7.63(dd,1H)57.52-7.54(dd,1H)、7.38-7.40(d,2H)、4.99(s,2H)ppm.
(2-トリフルオロメチルチオ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.88-7.90(m,1H)、7.71-7.73(m,1H)、7.55-7.65(d,2H)、5.30(s,2H)ppm.
実施例1.3:チオ酢酸S-(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-ベンジル)エステルの製造
Figure 2011503159
4-ブロモ-2-トリフルオロメチルベンジル ブロミド(2.4g)を含むアセトン(20ml)の溶液に、チオ酢酸カリウム(1.04g)を加えた。反応混合液を加熱して4時間還流した。反応混合液を室温にまで冷却し、そしてシリカゲルプラグを通してろ過した。さらにアセトン(30ml)をシリカゲル(30ml)に通じた。併せたろ液を濃縮してチオ酢酸S-(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-ベンジル)エステルを暗色液体(2.275g)として与えた。1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.75(s,1H)、7.60(d,1H)、7.42(d,1H)、4.25(s,2H)、2.36(s,3H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:
チオ酢酸S-(2,4-ビス-(トリフルオロメチル)-ベンジル)エステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.88(s,1H)、7.69-7.76(m,2H)、4.34(s,2H)、2.38(s,3H)ppm.
チオ酢酸S-(2-クロロ-6-フルオロ-5-メトキシ-ベンジル)エステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.09-7.12(dd,1H)、6.83(t,1H)、4.32(d,2H)、3.87(s,3H)、2.35(s,3H)、ppm.
チオ酢酸S-(2-クロロ-4-ヨード-ベンジル)エステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.70(d,1H)、7.52(s,1H)、7.17(d,1H)、4.14(s,2H)、2.33(s,3H)ppm.
チオ酢酸S-(3-クロロ-5-トリフルオロメチル-ベンジル)エステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.48(m,2H)、7.43(s,1H)、4.11(s,2H)、2.38(s,3H)ppm.
チオ酢酸S-(5-クロロ-2-トリフルオロメチル-ベンジル)エステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.56(d,1H)、7.53(s,1H)、7.33(d,1H)、4.27(s,2H)、2.38(s,3H)ppm.
チオ酢酸S-(2,3-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-ベンジル)エステル.当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
チオ酢酸S-(3-エトキシカルボニル-6-トリフルオロメチル-ピリダ-2-イル)エステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.35(d,1H)、7.61(d,1H)、4.73(s,2H)、4.47(q,2H)、2.33(s,3H)、1.44(t,3H)ppm.
チオ酢酸S-(5-メチル-2-トリフルオロメチル-ベンジル)エステル.当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
実施例1.4:(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリドの製造
Figure 2011503159
塩酸水溶液(2M)(2ml)及びアセトニトリル(10ml)の混合物を、N-クロロスクシンイミド(“NCS”)(3.9g)に少しづつ加えた。この混合物に、20〜25℃でチオ酢酸S-(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-ベンジル)エステル(実施例1.3)(2.27g)を入れたアセトニトリル(3ml)の溶液を滴下して加えた。氷浴を用い、そしてチオ酢酸S-(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-ベンジル)エステルの点か割合を制御することにより、反応温度の制御が必須であった。添加を完了した際に、反応混合液を室温で30分間攪拌した。反応混合液をジエチルエーテル(50ml)と塩化ナトリウム水溶液(12%w/v)(20ml)との間で分画した。有機相をさらに塩化ナトリウム水溶液(12%w/v)で洗浄した(2x20ml)。有機相を濃縮し,残渣をシリカゲルに吸着させ、そしてシリカ上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して(溶出液:1:1ジクロロメタンジクロロ-メタン/イソ-ヘキサン)、(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリドを、黄色油として与えた(2.225g)。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.94(s,1H)、7.81(d,1H)、7.68(d,1H)、5.08(s,2H)ppm.
以下の化合物を同じ方法を用いて製造した:
(2,4-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.06(s,1H)、7.94-8.01(m,2H)、5.19(s,2H)ppm.
(2-クロロ-6-フルオロ-5-メトキシ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.25-7.28(dd,1H)、7.04(t,1H)、5.18(s,2H)、3.92(s,3H)ppm.
(2-クロロ-4-ヨード-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.89(d,1H)、7.72(d,1H)、7.30(d,1H)、5.04(s,2H)ppm.
(3-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.75(s,1H)、7.69(s,1H)、7.65(s,1H)、4.88(s,2H)ppm.
(5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.80(s,1H)、7.74(d,1H)、7.59(s,1H)、5.10(s,2H)ppm.
(2,3-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.74(s,1H)、7.67(d,1H)、5.59(s,2H)ppm.
(3-エトキシカルボニル-6-トリフルオロメチル-ピリダ-2-イル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.56(d,1H)、7.87(d,1H)55.83(s,2H)、4.48(q,2H)、1.44(t,3H)ppm.
(5-メチル-2-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.67(d,1H)、7.58(s,1H)、7.39(d,1H)、5.11(s,2H)、2.47(s,3H)ppm.
スキーム2によりカバーされる反応
実施例2.1:3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル-アミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステ
Figure 2011503159
3-アミノ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(市販品)(2.0g)及び(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-メタンスルホニルクロリド(実施例1.2)(4.2g)を入れたジクロロメタン(32ml)の溶液に、ピリジン(5.3ml)を5分間にわたり滴下して加えた。反応混合液を室温で23時間攪拌した。ジクロロメタン(50ml)を反応混合液に加え、そして混合液を硫酸(2M)(3×30ml)で洗浄した。相を分離し、そして有機相を濃縮した。残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製して(溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン 0:10〜1:9)、3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルを白色固体として与えた(4.728g)。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.30(s,1H)、8.59(s,1H)、8.47(s,1H)、7.77(bs,1H)、7.54-7.60(m,2H)、5.15(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
同じ方法を用いて以下の化合物を製造した:
3-(2,4-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.40(s,1H)、8.56(d,1H)、8.48(d,1H)、7.98-8.01(m,2H)、7.88(d,1H)、5.21(s,2H)、4.06(s,3H)ppm.
3-(2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.40(s,1H)、8.57(d,1H)、8.48(d,1H)、8.06(s,1H)、7.88(d,1H)、7.79(d,1H)、5.20(s,2H)、4.06(s,3H)ppm.
3-(2,6-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.36(s,1H)、8.58(d,1H)、8.47(d,1H)、8.00(d,2H)、7.69(t,1H)、5.45(s,2H)、4.06(s,3H)ppm.
3-(3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.33(bs,1H)、8.58(d,1H),8.45(d,1H)、7.65-7.67(m,1H)、6.95-6.98(m,1H)、5.23(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2-ブロモ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.23(bs,1H)、8.59(d,1H)、8.43(d,1H)、7.52-7.60(m,2H)、7.33-7.36(m,1H)、7.22-7.27(m,1H)、5.13(s,2H)、4.03(s,3H)ppm.
3-(2-ブロモ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.31(s,1H)、8.59(d,1H)、8.47(d,1H)、7.74-7.76(m,2H)、7.48-7.51(dd,1H)、5.17(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.34(s,1H)、8.55(d,1H),8.46(d,1H)、7.85(s,1H)、7.74(d,1H)、7.68(d,1H)、5.10(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.33(bs,1H)、8.60(d,1H)、8.46(d,1H)、7.17-7.23(m,1H)、7.00-7.06(m,1H)、5.18(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-6-フルオロ-3-メトキシ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.29(bs,1H)、8.60(d,1H)、8.44(d,1H)、6.92-7.03(m,2H)、5.19(s,2H)、4.03(s,3H)、3.88(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-6-フルオロ-5-メトキシ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.49(bs,1H)、8.56(d,1H)、8.48(d,1H)、7.34(d,1H)、7.19-7.22(m,1H)、7.03(t,1H)、4.08(s,3H)、3.91(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-6-フルオロ-3-メチル-フェニル)-メタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.28(s,1H)、8.59(d,1H)、7.24-7.27(m,1H)、6.93(t,1H)、5.20(s,2H)、4.04(s,3H)2.36(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-4-ヨード-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.23(s,1H)、8.57(d,1H)、8.45(d,1H)、7.76(s,1H)、7.63(d,1H)、7.24(d,1H)、5.03(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-5-ヨード-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.28(s,1H)、8.58(d,1H)、8.46(d,1H)、7.83(d,1H)、7.62-7.64(dd,1H)、7.13(d,1H)、5.03(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-キノリン-3-イル)-メタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.33(s,1H)、8.57(d,1H)、8.47(d,1H)、8.45(s,1H)、8.02(d,1H)、7.88(d,1H)、7.80(dt,1H)、7.62(dt,1H)、5.27(s,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.30(s,1H)、8.57(d,1H),8.46(d,1H)、7.76(t,2H)、7.44(t,1H)、5.19(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.38(bs,1H)、8.58(d,1H),8.46(d,1H)、7.68-7.70(d,2H)、7.46-7.49(m,1H)、5.40(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(3-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.24(s,1H)、8.61(d,1H)、8.50(d,1H)、7.64(s,1H)、7.60(s,1H)、7.50(s,1H)、4.92(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(4-クロロ-2トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.35(bs,1H)、8.56(d,1H)、8.46(d,1H)、7.71-7.77(m,2H)、7.57-7.60(m,1H)、5.12(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.38(s,1H)、8.57(d,1H)、8.47(d,1H)、7.81(s,1H)、7.66(d,1H)、7.49(d,1H)、5.12(s,2H)、4.06(s,3H)ppm.
3-(2-シアノ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.24(s,1H)、8.63(d,1H)、8.47(d,1H)、7.64-7.72(m,3H)、7.50-7.53(t,1H)、5.15(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(2,6-ジブロモ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz5CDCl3):10.39(s,1H)、8.57(d,1H)、8.43(d,1H)、7.60(d,2H)、7.07-7.11(m,1H)、5.42(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.33(bs,1H)、8.59(d,1H)、8.45(d,1H)、7.48-7.52(m,1H)、7.00-7.05(m,1H)、5.21(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.29(s,1H)、8.58(d,1H)、8.47(d,1H)、7.48(d,1H)、7.38(d,1H)、5.05(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2,3-ジクロロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz5CDCl3):10.26(s,1H)、8.58(d,1H)、8.46(d,1H)、7.44-7.51(m,2H)、7.25(t,1H)、5.15(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz5CDCl3):10.24(bs,1H)、8.58(d,1H)、8.46(d,1H)、7.46-7.48(d,1H)、7.42(d,1H)、7.28-7.31(dd,1H)、5.06(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(2,6-ジクロロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.36(bs,1H)、8.58(d,1H)、8.43(d,1H)、7.37-7.39(m,2H)、7.25-7.29(m、1H)、5.34(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(3,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.17(bs,1H)、8.60(d,1H)、8.49(d,1H)、7.43-7.46(m,2H)、7.20-7.23(m,1H)、4.84(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(2,3-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.41(s,1H)、8.58(d,1H)、8.47(d,1H)、7.61-7.66(m,2H)、5.44(s,2H)、4.06(s,3H)ppm.
3-(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.41(s,1H)、8.58(d,1H)、8.47(d,1H)、7.61-7.67(m,2H)、5.44(s,2H)、4.06(s,3H)ppm.
3-(3-エトキシカルボニル-6-トリフルオロメチル-ピリダ-2-イルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.09(s,1H)、8.58(d,1H)、8.49(d,1H)、8.45(d,1H)、7.71(d,1H)、5.73(s,2H)、4.49(q,2H)、3.99(s,3H)、1.46(t,3H)ppm.
3-(2-フルオロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.33(s,1H)、8.59(d,1H)、8.46(d,1H)、7.50-7.58(m,2H)、7.33(t,1H)、5.25(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2-ヨード-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.24(bs,1H)、8.59(d,1H)、8.44(d,1H)、7.88(d,1H)、7.53(dd,1H)、7.37(t,1H)、7.06(dt,1H)、5.13(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
3-(5-メチル-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.32(s,1H)、8.57(d,1H)、8.45(d,1H)、7.60(s,1H)、7.58(s,1H)、7.29(d,1H)、5.11(s,2H)、4.05(s,3H)、2.43(s,3H)ppm.
3-(2-ニトロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.15(s,1H)、8.58(d,1H)、8.47(d,1H)、7.97(d,1H)、7.55-7.66(m,3H)、5.44(s,2H)、4.03(s,3H)ppm.
3-(2,3,6-トリクロロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.40(bs,1H)、8.57(d,1H)、8.45(d,1H)、7.45(d,1H)、7.33(d,1H)、5.38(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(2-トリフルオロメトキシ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.15(bs,1H)、8.59(d,1H)、8.45(d,1H)、7.58-7.61(dd,1H)、7.41-7.46(m,1H)、7.32-7.36(m,1H)、7.23-7.25(m,1H)、5.00(s,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-(2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.31(s,1H)、8.57(d,1H)、8.45(d,1H)、7.80(d,1H)、7.72(d,1H)、7.61(t,1H)、7.51(t,1H)、5.16(s,2H)、4.05(s,3H)ppm.
3-(3-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.16(bs,1H)、8.61(d,1H)、8.48(d,1H)、7.49-7.66(m,4H)、4.95(s,2H)、4.03(s,3H)ppm.
3-(2-トリフルオロメチルチオ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.21(bs,1H)、8.62(d,1H)、8.48(d,1H)、7.81-7.83(dd,1H)、7.58-7.60(m,1H)、7.45-7.54(m,2H)、5.31(s,2H)、4.04(s,3H)ppm.
実施例2.2:3-[(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルメタンスルホニル)-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
Figure 2011503159
3-(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(420mg)を入れたアセトニトリル(4ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Huing塩基」)(0.39ml)及びメチル・ヨージド(0.28ml)を加えた。反応混合液を、電磁波で150℃30分間加熱した。反応混合液を室温に冷却し、そしてジエチルエーテル及び塩酸水溶液(2m)で分画した。相を分離した。水相をジエチルエーテルで抽出した。併せた有機抽出物を、塩類溶液で洗浄し、そして濃縮して3-[(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルメタン-スルホニル)-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルを橙色の油として与えた(0.307g)。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H)、8.56(d,1H)、7.13-7.19(m,1H)、7.00-7.06(m,1H)、4.82(s,2H)、4.02(s,3H)、3.51(s,3H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した。
3-[(2-クロロ-キノリン-3-イルメタンスルホニル)-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.54(d,1H)、8.53(d,1H)、8.45(s,1H)、8.10(d,1H)、7.92(d,1H)、7.84(dt,1H)、7.65(dt,1H)、4.88(s,2H)、4.02(s,3H)、3.53(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H)、8.53(d,1H)、7.83(bs,1H)、7.54-7.56(m,2H)、4.76(s,2H)、4.03(s,3H)、3.43(s,3H)ppm.
3-[(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.55(d,1H)、8.48(d,1H)、7.44-7.46(m,2H)、7.16-7.18(m,1H)、4.67(s,2H)、4.02(s,3H)、3.43(s,3H)ppm.
3-[(2,3,6-トリクロロ-フェニルメタンスルホニル)-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.61(d,1H)、8.59(d,1H)、7.41(d,1H)、7.31(d,1H)、5.03(s,2H)、4.02(s,3H)、3.54(s,3H)ppm.
実施例2.3:3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノi-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルの製造
Figure 2011503159
3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(1.5g)を入れたアセトニトリル(20ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig」塩基)(0.71ml)を室温で加えた。混合液を室温で5分間攪拌し、次にエチルトリフルオロメタンスルホナート(0.71ml)を入れたアセトニトリル(5ml)の溶液を室温で滴下して加えた。反応混合液を室温で4時間攪拌した。反応混合液を濃お祝詞、そして残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:ジクロロメタン)により精製して、3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル-メタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルをベージュ色の固体(0.968g)として与えた。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.57(d,1H)、8.52(d,1H)、7.77(m,1H)、7.50-7.56(m,2H)、4.64(m,2H)、4.01(q,2H)、4.00(s,3H)、1.23(t,3H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:
3-[(2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66(d,1H)、8.58(d,1H)、7.96(s,1H)、7.84(d,1H)、7.71(d,1H)、4.62(s,2H)、4.04(q,2H)、4.01(s,3H)、1.26(t,3H)ppm.
3-[(3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz、CDCl3):8.59-8.61(m,2H)、7.57-7.64(m,1H)、6.92-6.99(m,1H)、4.74(s,2H)、4.10-4.15(q,2H)、4.03(s,3H)、1.29(t,3H)ppm.
3-[(2-ブロモ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.59(d,1H)、8.54(d,1H)、7.73-7.77(m,2H)、7.42-7.44(dd,1H)、4.66(s,2H)、4.03(q,2H)、4.01(s,3H)、1.26(t,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-フルオロ-3-メトキシ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.57-8.59(m,2H)、6.96-7.01(m,1H)、6.86-6.89(m,1H)、4.70(s,2H)、4.11(q,2H)、3.99(s,3H)、3.86(s,3H)、1.27(t,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-フルオロ-3-メチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.28(bs,1H)、8.59(d,1H)、8.44(d,1H)、7.24-7.27(m,1H)、6.91-6.95(m,1H)、5.20(s,2H)、4.04(s,3H)、2.36(s,3H)ppm.
3-[(2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.41-8.44(m,2H)、7.30(d,1H)、7.15(d,1H)、4.26(q,2H)、3.85(q,2H)、3.79(s,3H)、1.23(t,3H)ppm.
3-[(3,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H)、8.55(d,1H)、7.52-7.53(m,1H)、7.39-7.41(m,1H)、7.24-7.26(m,1H)、4.27(s,2H)、4.01(s,3H)、3.86(q,2H)、1.15(t,3H)ppm.
3-[(2-フルオロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.65(d,1H)、8.63(d,1H)、7.43-7.50(m,2H)、7.27-7.31(m,1H)、4.70-4.71(m,2H)、4.46(q,2H)、3.99(s,3H)、1.28(t,3H)ppm.
3-[(2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.61(d,1H)、7.65-7.69(m,2H)、7.42-7.51(m,2H)、4.58(s,2H)、4.06(q,2H)、3.99(s,3H)、1.26(t,3H)ppm.
3-[(2-トリフルオロメチルチオ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.56(d,1H)、8.53(d,1H)、7.75-7.77(m,1H)、7.57-7.59(m,1H)、7.36-7.46(m,2H)、4.74(s,2H)、4.01(q,2H)、3.99(s,3H)、1.23(t,3H)ppm.
実施例2.4:3-[(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸エチルエステル
Figure 2011503159
3-(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(250mg)を入れたN,N-ジメチル-ホルムアミド(2ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig塩基」)(0.22ml)及びエチルヨージド(0.152ml)を加えた。反応混合液を電磁波で150℃30分間加熱した。反応混合液を室温に冷却し、そして濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン1:9)により精製して、3-[(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルメタン-スルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸エチルエステルをベージュ色の固体として与えた(0.206g)。1H-ΝMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.58(d,1H)、7.41-7.44(m,1H)、6.97-7.01(m,1H)、4.70(m,2H)、4.47(q,2H)、4.10(q、3H)、1.43(t,3H)、1.27(t,3H)ppm.
本実施例において、N-アルキル化に続きエステル交換を行った(つまり、開始物質はメチルエステルであり、そして単離された生成物は、エチルエステルとして同定された)。以下に記載される類似の反応において、エステル交換は、N-アルキル化がさらなる場合において観察される間に行われた。
同じ方法を用いて以下の化合物を製造した:
3-[(2,6-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-ΝMR(400MHz,CDCl3):8.66(m,2H)、7.88(d,2H),7.59(t,1H)、4.89(s,2H)、4.10(q,2H)、3.95(s,3H)、1.27(t,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
3-[(2-トリフルオロメトキシ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
当該粗製化合物を、次の合成に直接用いた。
3-[(2-クロロ-5-ヨード-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H)、8.55(d,1H)、7.77(d,1H)、7.54-7.57(dd,1H)、7.13(d,1H)、4.52(s,2H)、4.02(q,2H)、4.00(s,3H)、1.22-1.25(m,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.52(d,1H)、8.46(d,1H),7.66(d,2H)、7.26(t,1H)、4.69(s,2H)、4.08(q,2H)、3.99(s,3H)、1.26(t,3H)ppm.
3-[(4-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.56(d,1H)、7.67(d,1H)、7.59-7.61(d,1H)、7.42-7.44(dd,1H)、4.52(s,2H)、4.04(q,2H)、4.00(s,3H)、1.25(t,3H)ppm.
3-[(5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.63(d,1H)、8.59(d,1H),7.67(s,1H)、7.62(d,1H)、7.41(d,1H)、4.53(s,2H)、4.04(q,2H)、4.01(s,3H)、1.26(t,3H)ppm.
3-[(3-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸エチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.57(d,1H)、8.51(d,1H)、7.70(m,1H)、7.59-7.62(m,2H)、7.43-7.47(m,1H)、4.46(q,2H)、4.38(s,2H)、3.85(q,2H)、1.44(t,3H)、1.13(t,3H)ppm.
3-[(2,3-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.53(d,1H)、8.49(d,1H)、7.36-7.42(m,2H)、7.09(t,1H)、4.63(s,2H)、4.06(q,2H)、3.99(s,3H)、1.23(t,3H)ppm.
3-[(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.55(d,1H)、8.47(d,1H)、7.43(d,1H)、7.37-7.39(d,1H)、7.12-7.44(d,1H)、4.54(s,2H)、4.03-4.06(q,2H)、4.00(s,3H)、1.25(t,3H)ppm.
3-[(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66-8.67(m,2H)、7.53-7.59(m,2H)、4.91(s,2H)、4.14(q,2H)、3.99(s,3H)、1.29(t,3H)ppm.
3-[(2-ニトロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.60(d,1H)、8.58(d,1H)、8.05(d,1H)、7.49-7.58(m,3H)、4.96(s,2H)、3.98(s,3H)、3.94(q,2H)、1.18(t,3H)ppm.
3-[(2,3,6-トリクロロ-フェニルメタンスルホニル)-エチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.63-8.64(m,2H)、7.39(d,1H)、7.28(d,1H)、4.88(s,2H)、4.14(q,2H)、4.00(s,3H)、1.29(t,3H)ppm.
実施例2.5: 3-[(2-トリフルオロメチルチオ-フェニルメタンスルホニル)-メトキシ-メチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルの製造
Figure 2011503159
3-(2-トリフルオロメチルチオ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(250mg)を入れたアセトニトリル(5ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig塩基」)(0.12ml)を室温で加えた。混合液を室温で5分攪拌し、ヨードメチルメチルエーテル(0.105ml)を加えた。反応混合液を室温で18時間攪拌した。反応混合液を濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン5:95)により精製して、3-[(2-トリフルオロメチルチオ-フェニルメタンスルホニル)-メトキシメチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルを暗橙色ガムとして与えた(0.221g)。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66(d,1H)、8.64(d,1H)、7.78-7.80(m,1H)、7.63-7.66(m,1H)、7.41-7.51(m,2H)、5.18(s,2H)、4.98(s,2H)、4.01(s,3H)、3.51(s,3H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:
3-[(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-メトキシメチル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.60(d,1H)、7.78-7.80(m,1H)、7.45-7.47(m,2H)、7.19-7.22(dd,1H)、5.23(s,2H)、4.78(s,2H)、4.01(s,3H)、3.51(s,3H)ppm.
実施例2.6: 3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
Figure 2011503159
3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(1.5g)を入れたアセトニトリル(15ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig塩基」)(0.71ml)を室温で加えた。混合液を室温で5分間攪拌し、次に2,2-ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(1.2g)を入れたアセトニトリル(5ml)の溶液を室温で滴下して加えた。反応混合液を室温で44時間攪拌した。反応混合液を濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:ジクロロメタン)により精製して、3-[(2-クロロ-5-トリフルオロ-メチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルを、淡黄色固体として与えた(1.300g)。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.63(s,1H)、8.53(s,1H)、7.76(m,1H)、7.53-7.59(m,2H)、6.15(tt,1H)、4.69(s,2H)、4.23-4.31(m,2H)、4.02(s,3H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:
3-[(2,4-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66(d,1H)、8.52(d,1H)、7.95(s,1H)、7.80(d,1H)、7.72(d,1H)、6.01-6.31(tt,1H)、4.70(s,2H)、4.29-4.36(dt,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2,5-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.69(d,1H)、8.58(d,1H)、7.94(s,1H)、7.86(d,1H)、7.73(d,1H)、6.02-6.32(tt,1H)、4.71(s,2H)、4.27-4.34(dt,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-[(2,6-ビス-(トリフルオロメチル)-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.73(d,1H)、8.69(d,1H)、7.91(d,2H)、7.63(t,1H)、6.04-6.34(tt,1H)、5.00(s,2H)、4.36-4.43(dt,2H)、3.99(s,3H)ppm.
3-[(3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.64(d,1H)、8.57(d,1H)、7.59-7.63(m,1H)、6.92-6.97(m,1H)、6.05-6.33(tt,1H)、4.80(s,2H)、4.34-4.42(m,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2-ブロモ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.58(d,1H)、8.48(d,1H)、7.45-7.63(m,2H)、7.17-7.23(m,2H)、5.98-6.28(tt,1H)、4.65(s,2H)、4.26-4.34(m,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2-ブロモ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.64(d,1H)、8.55(d,1H)、7.75-7.77(m,2H)、7.45-7.47(m,1H)、6.00-6.30(tt,1H)、4.71(s,2H)、4.24-4.32(dt,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-[(4-ブロモ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66(d,1H)、8.53(d,1H)、7.83(d,1H)、7.57-7.60(dd,1H)、7.49(d,1H)、6.00-6.30(tt,1H)、4.57(s,2H)、4.26-4.34(dt,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-フルオロ-3-メトキシ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.63(d,1H)、8.57(d,1H)、6.98-7.03(m,1H)、6.88-6.91(m,1H)、6.03-6.33(tt,1H)、4.75(s,2H)、4.35-4.42(m,2H)、4.00(s,3H)、3.87(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-フルオロ-5-メトキシ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.55(d,1H)、7.13(d,1H)、6.90(t,1H)、6.03-6.32(m,1H)、4.71(s,2H)、4.35-4.42(dt,2H)、4.00(s,3H)、3.88(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-フルオロ-3-メチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.55(d,1H)、7.19-7.22(m,1H)、6.91-6.96(m,1H)、6.03-6.33(tt,1H)、4.75(s,2H)、4.35-4.42(m,2H)、4.00(s,3H)、2.34(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-4-ヨード-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.60(d,1H)、8.47(d,1H)、7.80(s,1H)、7.48(d,1H)、7.13(d,1H)、5.98-6.28(tt,1H)、4.57(s,2H)、4.25-4.32(dt,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-5-ヨード-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.64(d,1H)、8.55(d,1H)、7.77(d,1H)、7.58-7.60(dd,1H)、7.16(d,1H)、6.00-6.30(tt,1H)、4.56(s,2H)、4.24-4.32(m,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.56(d,1H)、8.42(d,1H)、7.62-7.68(m,2H)、7.26(t,1H)、6.00-6.30(tt,1H)、4.73(s,2H)、4.29-4.37(dt,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.71(d,1H)、8.66(d,1H)、7.62-7.64(m,2H)、7.41-7.44(m,1H)、6.07-6.31(tt,1H)、4.94(s,2H)、4.40-4.46(m,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(3-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.67(d,1H)、8.59(d,1H)、7.62(s,2H)、7.60(s,1H)、5.93-6.23(tt,1H)、4.41(s,2H)、4.09-4.17(dt,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-[(5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.68(d,1H)、8.58(d,1H)、7.64(s,1H)、7.63(d,1H)、7.43(d,1H)、6.02-6.31(tt,1H)、4.60(s,2H)、4.27-4.35(dt,2H)、4.02(s,3H)ppm.
3-[(2-シアノ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):8.72(d,1H)、8.70(d,1H)、7.80(d,1H)、7.62-7.66(m,1H)、7.55-7.57(m,1H)、7.49(t,1H)、6.05-6.35(tt,1H)、4.84(s,2H)、4.30-4.38(dt,2H)、3.78(s,3H)ppm.
3-[(2,6-ジブロモ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.64-8.68(m,2H)、7.54-7.56(m,2H)、7.02-7.06(m,1H)、6.06-6.34(m,1H)、4.96(s,2H)、4.42-4.48(m,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.65(d,1H)、8.57(d,1H)、7.43-7.47(m,1H)、6.99-7.03(m,1H)、6.04-6.33(tt,1H)34.78(s,2H)、4.35-4.42(m,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2,4-ジクロロ-5-フルオロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66(d,1H)、8.55(d,1H)、7.44(d,1H)、7.33(d,1H)、6.00-6.30(tt,1H)、4.58(s,2H)、4.25-4.33(dt,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2,3-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.57(d,1H)、8.48(d,1H)、7.44(d,1H)、7.36(d,1H)、7.10(t,1H)、5.99-6.29(tt,1H)、4.68(s,2H)、4.27-4.34(dt,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2,6-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.67(d,1H)、8.62(d,1H)、7.33-7.35(m,2H)、7.21-7.27(m,1H)、6.04-6.34(tt,1H)、4.90(s,2H)、4.38-4.46(m,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2,3-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.72(d,1H)、8.67(d,1H)、7.55-7.61(m,2H)、6.07-6.31(tt,1H)、4.99(s,2H)、4.39-4.45(dt,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.72(d,1H)、8.67(d,1H)、7.55-7.61(m,2H)、6.05-6.34(tt,1H)、4.99(s,2H)、4.38-4.46(dt,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(3-エトキシカルボニル-6-トリフルオロメチル-ピリダ-2-イルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.59(d,1H)、8.50(d,1H)、8.35(d,1H)、7.73(d,2H)、6.04-6.28(tt,1H)、5.33(s,2H)、4.36(q,2H)、4.28-4.34(dt,2H)、3.98(s,3H)、1.37(t,3H)ppm.
3-[(2-フルオロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.68(s,1H)、8.64(s,1H)、7.45-7.51(m,2H)、7.30-7.34(t,1H)、6.03-6.33(tt,1H)、4.79(s,2H)、4.36-4.44(dt,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2-ヨード-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.61(d,1H)、8.53(d,1H)、7.88(d,1H)、7.48(dd,1H)、7.27(t,1H)、7.01(dt,1H)、6.00-6.29(tt,1H)、4.63(s,2H)、4.32(dt,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(5-メチル-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.63(d,1H)、8.53(d,1H)、7.57(d,1H)、7.41(s,1H)、7.23(d,1H)、6.00-6.30(tt,1H)、4.57(s,2H)、4.27-4.35(dt,2H)、4.01(s,3H)、2.33(s,3H)ppm.
3-[(2-ニトロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.64(d,1H)、8.57(d,1H)、8.09(d,1H)、7.52-7.62(m,3H)、5.94-6.24(m,1H)、5.02(s,2H)、4.16-4.24(dt,2H)、3.98(s,3H)ppm.
3-[(2,3,6-トリクロロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.69(d,1H)、8.63(d,1H)、7.41(d,1H)、7.29(d,1H)、6.04-6.34(tt,1H)、4.95(s,2H)、4.38-4.45(m,2H)、4.01(s,3H)ppm.
3-[(2-トリフルオロメトキシ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.57(d,1H)、8.46(d,1H)、7.48-7.50(m,1H)、7.30-7.41(m,2H)、7.17-7.22(m,1H)、5.96-6.26(tt,1H)、4.51(s,2H)、4.17-4.25(m,2H)、4.00(s,3H)ppm.
3-[(2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.61(d,1H)、8.53(d,1H)、7.61-7.69(m,2H)、7.41-7.48(m,2H)、6.00-6.30(tt、1H)、4.63(s,2H)、4.27-4.35(dt,2H)、3.99(s,3H)ppm.
3-[(2-トリフルオロメチルチオ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.55(d,1H)、7.77-7.79(m,1H)、7.59-7.62(m,1H)、7.40-7.49(m,2H)、5.98-6.27(tt,1H)、4.78(s,2H)、4.19-4.27(m,2H)、4.00(s,3H)ppm.
実施例2.7:3-[(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-(2.2.2-トリフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル及び3-(2,4-ジクロロ-フェニル)-4-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)-1-(2,2,2-トリフルオロ-エチル)-1H-2-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン2,2-ジオキシド(表Cの化合物番号C106)の製造
Figure 2011503159
3-(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(0.1g)を入れたアセトニトリル(1ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Ηunig塩基」)(0.051ml)及び2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロ-メタンスルホナート(0.123g)を加えた。反応混合液を電磁波で120℃で25分間加熱した。反応混合液を室温に冷却し、そして濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:イソ-ヘキサン/酢酸エチル 4:1)により精製して、3-[(2,4-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-(2,2,2-トリフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(0.024g)を与えた。
1Η-NMR(400MHz,CDCl3):8.70(d,1H)、8.56(d,1H)、7.50(s,1H)、7.40-7.42(m,1H)、7.20-7.23(m,1H)、4.74(s,2H)、4.59-4.69(m,2H)、4.05(s,3H)ppm.
環化副産物、表Cの化合物番号C106を単離した(0.046g)。
実施例2.8:3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチルフェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジクロロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
Figure 2011503159
3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(0.5g)を入れたアセトニトリル(5ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig塩基」)(0.71ml)を室温で加えた。混合液を室温で5分間攪拌し、次に2,2-ジクロロエチルトリフルオロメタンスルホナート(0.603g)を室温で滴下して加えた。反応混合液を、室温で20時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、そして残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:イソ-ヘキサン/酢酸エチル4:1)により精製して、3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジクロロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチル エステルを白色固体として与えた(0.179)。1H-ΝMR(400MHz,CDCl3):8.61(d,1H)、8.51(d,1H)、7.73(s,1H)、7.53-7.59(m,2H)、5.99-6.02(m,1H)、4.71(s,2H)、4.58(d,2H)、4.02(s,3H)ppm.
実施例2.9:3-[(2-ニトロ-フェニルメタンスルホニル)-プロパ-2-イニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルの製造
Figure 2011503159
3-(2-ニトロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.1)(0.5g)を入れたテトラヒドロフラン(7ml)の溶液に、ポリマー結合トリフェニルホスフィン(0.388g)及びプロパ-2-イン-1-オール(0.066g)を室温で加えた。混合液を窒素雰囲気下で0〜5℃に冷却し、そしてジ-tert-ブチルアゾジカルボキシレート(DBAD)を滴下して加えた。反応混合液をゆっくり室温に暖め、そして20時間攪拌した。さらにポリマー結合トリフェニルホスフィン(0.9g)を加え、そして反応混合液を室温でさらに72時間攪拌した。反応液をろ過して、ポリマーを取り除き、そして濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:イソ-ヘキサン/酢酸エチル 3:1)により精製して、3-[(2-ニトロ-フェニルメタンスルホニル)-プロパ-2-イニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(0.131g)を与えた。1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.64(s,2H)、7.99(d,1H)、7.48-7.64(m,3H)、5.29(s,2H)、4.60(s,2H)、3.96(s,3H)、2.35(t,1H)ppm.
以下の化合物を同じ方法を用いて製造した。
3-[(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-プロパ-2-イニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.69(s,2H)、7.54-7.59(m,2H)、5.31(s,2H)、4.79(d,2H)、3.98(s,3H)、2.40(t,1H)ppm.
以下の化合物を、ブタ-2-イン-1-オールを試薬として用いて同じ方法を用いて製造した:
3-[(2,5-ジクロロ-6-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-ブタ-2-イニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.69-8.71(m,2H)、7.57-7.62(m,2H)、5.36(s,2H)、4.73-4.74(m,2H)、4.01(s,3H)、1.80(t,1H)ppm.
以下の化合物を、プロパ-2-エン-1-オールを試薬として用いた同じ方法を使用して製造した。
3-[(5-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-プロパ-2-エン-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.62(d,1H)、8.59(d,1H)、7.69(s,1H)、7.63(d,1H)、7.42(d,1H)、5.92-6.02(m,1H)、5.17-5.33(m,2H)、4.62(s,2H)、4.57-4.58(d,2H)、4.02(s,3H)ppm.
以下の化合物を、2-メチル-プロパ-2-エン-1-オールを試薬として用いた同じ方法を使用して製造した:
3-[(2,3-ジクロロ-フェニルメタンスルホニル)-(2-メチル-アリル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.50(d,1H),8.49(d,1H),7.41(d,1H),7.36(d,1H),7.11(t,1H),5.01(s,1H),4.85(s,1H),4.69(s,2H),4.60(s,2H),4.00(s,3H),1.87(s,3H)ppm.
実施例2.10:3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オール(表Dの化合物番号D16)の製造
Figure 2011503159
3-[(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニルメタンスルホニル)-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例2.6)(186mg)を入れたテトラヒドロフラン(7.1ml)の溶液に、窒素雰囲気下で、室温にてナトリウムヘキサメチルジシラジド(NaHMDS)(0.97ml)(TMF中に1M)の溶液を少しづつ加えた。反応混合液を3時間室温で攪拌した。反応混合液を、塩酸水溶液(1M)(5ml)を添加することにより酸性化した。相を分離し、そして水相を酢酸エチルで抽出した。あわせた有機抽出物を、脱イオン水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮して表Dの化合物番号D16(172mg)を、淡橙色油として与え、これを静置させて結晶化した。
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:表Dの化合物番号D1-D8, D10-D15、D17-D19、及びD21-D60。
ある場合、プロパルギル基の幾つかの変更を行い、これによりプロパ-1,2-ジエン-1-イル基が生じた。異性体は、カラムクロマトグラフィーにより分離することができ、そして1:1混合物として単離した。結果として、表Dの化合物番号D40は、3-(2-ニトロ-フェニル)-2,2-ジオキソ-1-プロパ-2-イニル-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オールと、3-(2-ニトロ-フェニル)-2,2-ジオキソ-1-プロパ-1,2-ジエニル-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オールの1:1混合物である。
ある場合、エチルエステル基の幾つかのエステル交換が生じ、これは単離される化合物の混合物を生じ、これはカラムクロマトグラフィーによって分離することはできなかった。結果として、表Dの化合物番号D58は、2-[1-(3,3-ジフルオロ-プロピル)-4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-イル]-6-トリフルオロメチル-ニコチン酸エチルエステルと、2-[1-(3,3-ジフルオロ-プロピル)-4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-イル]-6-トリフルオロメチル-ニコチン酸メチルエステルの3:1混合物である。
実施例2.11:2,2-ジメチル-プロピオン酸3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C34)
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D16(実施例2.10)(110mg)を入れたアセトニトリル(1.6ml)の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)(5mg)を加え、続いて2,2-ジメチルプロピオニル・クロリド(65μl)を加えた。反応混合液を電磁波中で、150℃で1500秒加熱した。反応混合液を濃縮し、そして残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン1:9)により精製して、表Cの化合物番号C34を与えた(71mg)。
実施例2.12:イソ酪酸1-エチル-2,2-ジオキソ-3-(2-トリフルオロメチル-スルファニル-フェニル)-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C19)の製造
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D7(実施例2.10)(110mg)を入れたジクロロメタン(5ml)の溶液に、ピリジン(33μl)を加え、続いてイソブチルクロリド(35μl)を加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌した。反応混合液を室温で3時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、そして残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン15:85)により精製して、表Cの化合物番号C19を与えた(91mg)。
実施例2.13: 炭酸1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-3-(5-メチル-2-トリフルオロメチル-フェニル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル エチルエステル(表Cの化合物番号C147)
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D41(実施例2.10)(190mg)を入れたジクロロメタン(5ml)の溶液に、トリエチルアミン(95μl)を加え、続いてエチルクロロホルマート(52μl)を加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、そして残渣を、シリカゲル上のクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン 15:85)により精製して、表Cの化合物番号C147を与えた(205mg)。
以下の化合物を、実施例2.11、実施例2.12、又は実施例2.13に記載される方法のうちの1つを使用して、イソブチリル クロリド、2,2-ジメチルプロピオニル クロリド、シクロプロパンカルボニル クロリド、エチル クロロホルメート、S-メチル クロロチオホルメート、S-エチル クロロチオホルメート又は5-フェニル クロロチオホルメートを試薬として用いて製造した:
表Cの化合物番号C1−C2、C4、C9、C14−C18、C20−C28、C30−C33、C35−C39、C41、C43−C47、C49−C55、C57、C59−C82、C84−C94、C96−C105、C107−C115、C117−C120、C124−C135、C139−C146、及びC148-C149。
ある場合、開始物質の不純物が、単離されるtert-ブチルカルボニルオキシ化合物及びメトキシ-化合物の混合物をもたらした。表Cの化合物番号C40とC41を、カラムクロマトグラフィーを用いて分離した。
ある場合、2,2-ジクロロ-エチル基からの除去が幾らか生じ、(E,Z)-2-クロロ-ビニル基の形成をもたらした。表Cの化合物番号C114及びC115を、カラムクロマトグラフィーを用いて分離した。
ある場合、エチルエステル基のエステル交換が幾らか生じ、単離される化合物の混合物をもたらした。当該混合物はカラムクロマトグラフィーにより分離することができなかった。結果として、表Cの化合物番号C139が、2-[1-(3,3-ジフルオロ-プロピル)-4-メチルスルファニルカルボニルオキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-イル]-6-トリフルオロメチル-ニコチン酸エチルエステルと、2-[1-(3,3-ジフルオロ-プロピル)-4-メチルスルファニルカルボニルオキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-イル]-6-トリフルオロメチル-ニコチン酸メチルエステルの2:1混合物である。
3.スキーム3によりカバーされる反応
実施例3.1:3-(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オール(表Aの化合物番号A2)の製造
Figure 2011503159
3-(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニルメタンスルホニルアミノ)-ピラジン-2-カルボン酸 メチルエステル(実施例2.1)(480mg)を、N,N-ジメチルホルムアミド(7.5ml)に溶解し、そして完全な溶液を得るために窒素雰囲気下で40℃に加熱した。ナトリウム・ヘキサメチルジシラジド(ΝaHMDS)(3.9ml)(TMF中に1M)を1回で加えた。反応混合液を40℃で5時間加熱し、そして室温で16時間貯蔵した。反応混合液を水とジクロロメタンとの間で分画した。相を分離した。水相をジクロロメタンで洗浄した。塩酸水溶液(2M)で水相を酸性にして、黄色固体を与えた。ろ過により固体を単離し、水で洗浄し、そして吸引下、50℃にて乾燥させて、表Aの化合物番号A2を黄色固体として与えた(375mg)。
以下の化合物を同じ方法を用いて製造した:表Aの化合物番号A1及びA3-A6。
実施例3.2:2,2-ジメチル-プロピオン酸-3-(2-クロロ-3,6-ジフルオロ-フェニル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Bの化合物番号B3)の製造
Figure 2011503159
化合物番号A2(実施例3.1)を入れたジクロロメタン(10ml)の溶液に、ピリジン(0.205ml)を加え、続いて2,2-ジメチルプロピオニル クロリド(0.15ml)を加えた。反応混合液を40℃に4時間加熱し、そして室温で16時間貯蔵した。反応混合液をジクロロメタン(30ml)と塩酸水溶液(2M)(30ml)との間で分画した。相を分離した。水相を酢酸エチルで抽出した。あわせた有機抽出物を濃縮し、残渣を、イソヘキサンで倍散し、そして吸引下で乾燥して、表Bの化合物番号B3(408mg)を黄色固体として与えた。
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:表Bの化合物番号B1-B2及びB4-B6。
4.スキーム4によりカバーされる反応
実施例4.1:2,2-ジメチル-プロピオン酸-3-(2,4-ジクロロ-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号12)及び2,2-ジメチルプロピオン酸-3-(2,4-ジクロロ-フェニル)-8-(2,2-ジフルオロエチル)-2,2-ジオキソ-2.8-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル
Figure 2011503159
表Bの化合物番号B1(実施例3.2)(250mg)を入れたアセトニトリル(4ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig塩基」)(0.2ml)及び1,1-ジフルオロ-2-ヨードエタン(224mg)を加えた。反応混合液を電磁波で130℃1500秒間加熱した。反応混合液を濃縮し、そして残渣を、シリカゲルに基づくカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン0:10〜1:9)により精製して、表Cの化合物番号C12を与えた(7mg)。
他の異性体、2,2-ジメチルプロピオン酸-3-(2,4-ジクロロ-フェニル)-8-(2,2-ジフルオロエチル)-2,2-ジオキソ-2,8-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステルを単離した(9mg)。1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.84(d,1H),7.52-7.54(m,2H)、7.41-7.42(m,1H),7.33-7.36(m,1H),6.24-6.53(tt,1H),4.56-4.65(m,2H),1.10(s,9H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:表Cの化合物番号C5-C8、C10-C11、C13、C116、及びC121-C123。
実施例4.2:3-(2,3-ジクロロ-6-フルオロ-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2.2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オール(表Dの化合物番号D9)の製造
Figure 2011503159
表Cの化合物番号C20(実施例2.8)(110mg)を入れたテトラヒドロフラン(5ml)の溶液に、カリウム・トリメチルシラノレート(40mg)を加えた。反応混合液を室温で16時間攪拌した。反応混合液を、氷酢酸を加えることにより酸性にした。混合液を濃縮し、そして残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン15:85〜100:0)により精製して、表Dの化合物D9を与えた((68mg)。
実施例4.3: 3-(2,4-ジクロロ-フェニル)-4-メトキシ-1-メチル-1H-2-チア-1,5,8-トリアザナフタレン-2,2-ジオキシド(表Cの化合物番号C3)
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D1(実施例2.7)(50.5mg)を入れたアセトニトリル(4ml)の溶液に、窒素雰囲気下で、炭酸カリウム(19.5mg)を加え、続いてヨウ化メチル(22mg)を加えた。反応混合液を電磁波で150℃にて1800秒間加熱した。反応混合液を、塩酸水溶液(2M)を添加することにより酸性にし、そして混合液を水とジクロロメタンとの間で分画した。相を分離し、そして水相をさらなるジクロロメタンで抽出した。組み合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮して茶色固体として表Cの化合物番号C3(38mg)を与えた。
5.スキーム5によりカバーされる反応
実施例5.1:トリフルオロメタンスルホン酸-3-(4-クロロ-2-トリフルオロメチル-フェニル)-1-エチル-2.2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C29)の製造
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D10(実施例2.7)(100mg)を入れたジクロロメタン(2ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunigの塩基」)(64μl)を加えた。反応混合液を-78℃に冷却し、そして無水トリフルオロメタンスルホン酸(64μl)を5分かけて分けて加えた。反応混合液を-78℃で1.5時間攪拌し、そして室温に暖め、そしてさらに2時間攪拌した。水を加えることにより反応混合液の反応を止めた。混合液をジクロロメタンで抽出した。あわせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮した。残渣を、シリカゲル上のクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン 1:4)により精製して、表C(15mg)の化合物番号C29を黄色固体として与えた。
実施例5.2:メタンスルホン酸3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-1.2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C83)
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D16(実施例2.7)(610mg)を入れたジクロロメタン(20ml)の溶液に、トリエチルアミン(390μl)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(160mg)を加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、そして残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィー(溶出液:ジクロロメタン)により精製して、表Cの化合物番号C83を与えた(595mg)。
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:表Cの化合物番号C95。
表6.スキーム6によりカバーされる反応
実施例6.1: 1-ブロモ-3-ブロモメチル-2-クロロ-4-フルオロ-ベンゼン
Figure 2011503159
3-ブロモ-2-クロロ-6-フルオロ-トルエン(市販品)(8.0g)、N-ブロモスクシンイミド(NBS)(6.42g)及びベンゾイルパーオキシド(触媒量)を入れた四塩化炭素(40ml)の混合物を加熱して還流した。反応を開始させるために、500ワットのタングステンハロゲンランプを用いた。反応混合液を加熱して還流し、そして30分間照射した。反応混合液を、室温にまで冷却し、そしてろ過した。ろ液を濃縮して、無色の油を与え、これは静置して固化させて、灰白色固体として、1-ブロモ-3-ブロモメチル-2-クロロ-4-フルオロ-ベンゼンを与えた(10.7g)。1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.58(dd,1H),6.94(t,1H),4.64(d,2H)ppm.
スキーム7によりカバーされる反応
実施例7.1: 2,2-ジメチルプロピオン酸-3-(2,3'-ジクロロ-4-フルオロ-ビフェニル-3-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C42)
Figure 2011503159
表Cの化合物番号C35(0.089g)に、連続して3-クロロ-フェニルホウ酸(0.038g)、酢酸パラジウム(II)(0.0072g),2'-ジシクロヘキシル-ホスフィノ-2,6-ジメトキシ-3-スルホナート-1,1'-ビフェニル水和物ナトリウム塩(「ナトリウムS-ホスホスルホナート」)(0.012g)及びトルエン(1ml)を加えた。この混合液に、リン酸カリウム(0.070g)を入れた脱気水(0.2ml)の溶液を加えた。混合液を室温で3分間予め攪拌し、そして電磁波で110℃で900秒間加熱した。反応混合液を、酢酸エチルで希釈し、そして塩酸水溶液(2M)で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して表Cの化合物番号C42を与えた(15mg)
以下の化合物を同じ方法を用いて製造した:表Cの化合物番号C56及びC142、及び表Dの化合物番号D20。
8.スキーム8によりカバーされる反応
実施例8.1:C-(2.4-ジクロロ-フェニル)-N-(2-フルオロ-エチル)-メタン-スルホンアミド:
Figure 2011503159
2-フルオロエチルアミンヒドロクロリド(0.287g)を入れたジクロロ-メタン(4ml)の懸濁液に、トリエチルアミン(0.4ml)を加え、続いて(2,4-ジクロロ-フェニル)-メタンスルホニルクロリド(実施例1.2)(0.25g)を加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌し、室温で16時間静置した。ジクロロメタン(20ml)を反応混合液に加え、そして混合液を水(20ml)で洗浄した。相を分離し、そして有機相を硫酸マグネシウムで洗浄し、そして濃縮してC-(2,4-ジクロロ-フェニル)-N-(2-フルオロ-エチル)-メタンスルホンアミド(15mg)(60%純度)を与えた。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):7.47-7.51(m,2H),7.29-7.32(dd,1H),4.77(bs,1H),4.49(s,2H),4.51-4.53(m,1H),4.39-4.42(m,1H),3.33-3.36(m,1H),3.27-3.29(m,1H)ppm.
実施例8.2:イソ酪酸3-(2,4-ジクロロ-フェニル)-1-(2-フルオロエチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C58)
Figure 2011503159
C-(2,4-ジクロロ-フェニル)-N-(2-フルオロ-エチル)-メタンスルホンアミド(実施例8.1)(0.231g)に、連続して3-クロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(0.151g)、炭酸カリウム(0.446g)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2ml)を加えた。反応混合液を電磁波で25分間120℃に加熱した。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、そして塩酸水溶液(2M))で洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣をアセトニトリル(1ml)に溶解し、そして4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)(1mg)及び2,2-ジメチルプロピオニル・クロリド(7μl)を加えた。反応混合液を電磁波で120℃に25分間加熱した。反応混合液を濃縮し、そして残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン 15:85)により精製して、表Cの化合物番号C58を与えた(21mg)。
9.スキーム9におよりカバーされる反応
実施例9.1:3-メトキシカルボニルメタンスルホニルアミノ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステルの製造
Figure 2011503159
クロロスルホニルアセチルクロリド(3.0g)を入れたジクロロメタン(18ml)の溶液を0〜5℃に冷却し、そしてメタノール(0.83ml)及びトリエチルアミン(2.87ml)を入れたジクロロメタンの混合液を滴下して加えた。反応混合液を0〜5℃で1時間攪拌し、次にさらに1時間室温で攪拌した。3-アミノ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(2.34g)を加え、続いてピリジン(6ml)を入れたジクロロメタン(10ml)の溶液を室温で5分間かけて滴下して加えた。反応混合液を室温で23時間攪拌した。ジクロロメタン(50ml)を反応混合液に加え、そして混合液を塩酸水溶液で洗浄した(2M)(4×30ml)。相を分離し、そして有機相を濃縮した。残渣を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ジクロロメタン、0:10〜1:9)により精製して、3-メトキシ-カルボニルメタンスルホニルアミノ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(1.212g)を与えた。1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.52(s,1H),8.53(d,1H),8.45(d,1H)、4.64(s,2H),4.07(s,3H),3.80(s,3H)ppm.
以下の化合物を同じ方法を用いて製造した:
3-tert-ブトキシカルボニルメタンスルホニルアミノ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
1H-NMR(400MHz,CDCl3):10.47(s,1H),8.53(s,1H),8.44(s,1H),4.52(s,2H),4.07(s,3H),1.45(s,9H)ppm.
実施例9.2:3-[(2,2-ジフルオロ-エチル}-メトキシカルボニルメタンスルホニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル
Figure 2011503159
3-メトキシカルボニルメタンスルホニルアミノ-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例9.1)(1.212g)を入れたアセトニトリル(12ml)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(「Hunig塩基」)(0.8ml)を室温で加えた。混合液を室温で5分間攪拌し、次に2,2-ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(0.978g)を入れたアセトニトリル(5ml)の溶液を室温で滴下して加えた。反応混合液を室温で20時間攪拌した。反応混合液を濃縮し、そして残渣を酢酸エチル(30ml)と硫酸水溶液(2M)(30ml)中で分画した。相を分離し、そして有機相を濃縮した。残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(硫黄出液:酢酸エチル/ヘキサン1:2)により精製して、3-[(2,2-ジフルオロ-エチル)-メトキシカルボニル-メタンスルホニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(0.819g)を与えた。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.70(d,1H)、8.65(d,1H),6.06-6.29(m,1H),4.32-4.38(m,2H),4.18(s,2H),4.02(s,3H),3.78(s,3H)ppm.
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:
3-[tert-ブトキシカルボニルメタンスルホニル-(2,2-ジフルオロ-エチル)-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.69(s,1H),8.65(s,1H),6.18(tt,1H),4.31-4.39(m,2H),4.04(s,2H),4.02(s,3H),1.48(s,9H)ppm.
実施例9.3:1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-カルボン酸メチルエステル
Figure 2011503159
3-[(2,2-ジフルオロ-エチル)-メトキシカルボニルメタンスルホニル-アミノ]-ピラジン-2-カルボン酸メチルエステル(実施例9.2)(0.819g)を入れたテトラヒドロフラン(40ml)の溶液に、窒素雰囲気下で少しづつ室温でナトリウム・ヘキサメチルジシラジド(NaHMDS)(5.8ml)(THF中に1M)を加えた。反応混合液を室温で3時間攪拌した。反応液を氷酢酸を添加することにより反応を止め、混合液を濃縮した。残渣を酢酸エチル(30ml)と塩酸水溶液(2M)(15ml)との間で分画した。相を分離し、そして有機相を濃縮して、1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-カルボン酸メチルエステル(0.520g)を与えた。1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.65(d,1H)、8.59(d,1H),6.02-6.32(m,1H),4.60-4.67(m,2H),4.13(s,3H)ppm.
同じ方法を用いて以下の化合物を製造した:
1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-カルボン酸tert-ブチルエステル.
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.61(m,1H),8.56(m,1H),6.04-6.35(tt,1H),4.59-4.66(dt,2H),1.67(s,9H)ppm.
4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-カルボン酸エチルエステル.
1H-NMR(400MHz,d6-DMSO):8.24(d,1H),8.14(d,1H),4.31(q,2H),1.28(t,3H)ppm.
実施例9.4:1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-2,3-ジヒドロ-1H-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オン
Figure 2011503159
1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-4-ヒドロキシ-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-3-カルボン酸メチルエステル(0.520g)(実施例9.3)を入れたエタノール(3ml)の溶液に、塩酸水溶液(2M)(1ml)を加えた。混合液を園児はで20分間150℃にて2回加熱した。反応混合液を濃縮して、1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-2,3-ジヒドロ-1H-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オン(0.203g)を与えた。
1H-NMR(400MHz,CDCl3):8.66(d,1H),8.61(d,1H),6.03-6.33(m,1H),4.61(s,2H),4.54-4.61(m,2H)ppm.
実施例9.5:イソ酪酸3-(2-クロロ-4-メチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-イルエステル(表Cの化合物番号C136)
Figure 2011503159
2-クロロ-4-メチル-フェニルリードトリアセテート(0.153g)、1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-2,3-ジヒドロ-1H-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オン(実施例9.4)(0.070g)及び4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.169g)を入れた無水クロロホルム(2ml)及びトルエン(1ml)の混合物を、窒素雰囲気下で加熱して4時間還流した。イソブチルクロリド(53μl)を加え、そして反応混合液を加熱してさらに2時間還流した。反応混合液をつぎに室温に冷却し、そしてジクロロメタンと塩酸水溶液(2M)で希釈した。固体をろ過により取り除き、そしてろ液を分離した。水相をジクロロメタンで抽出した。あわせた有機抽出液を濃縮した。残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン1:6)により精製して、表Cの化合物番号C136を与えた(0.019g)。
以下の化合物を、同じ方法を用いて製造した:表Cの化合物番号C48,C137及びC138。
10.スキーム10によりカバーされる反応
実施例10.1:3-(2-クロロ-5-トリフルオロメチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-5-オキシ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オール(表Eの化合物番号E1)
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D16(0.869g)及び新たに挽かれた過酸化尿素(1.430g)の混合物をジクロロメタン(50ml)中で攪拌し、そしてトリフルオロ酢酸無水物(TFAA)(0.868ml)を室温にて滴下して加えた。反応混合液を室温にて72時間攪拌した。反応混合液を、亜硫酸ナトリウム水溶液(1M)(50ml)を添加することにより反応を止めた。相を分離し、そして有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮して表Eの化合物E1を与えた(0.118g)。
11.アトロプ異性体の分離
実施例11.1:3-(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オールのアトロプ異性体の分離
3-(2-クロロ-6-トリフルオロメチル-フェニル)-1-(2,2-ジフルオロ-エチル)-2,2-ジオキソ-1,2-ジヒドロ-2-λ-6-チア-1,5,8-トリアザ-ナフタレン-4-オールのサンプルを、調製的クロマトグラフィーにかけた(100mg)。
Figure 2011503159
表Dの化合物番号D16(アトロプ異性体A、未知の立体化学)を、92%超の化学純度で、そして99%超のエナンチオマー過剰で得た(47mg)。この化合物は、8.16分の保持時間を有した。表Dの化合物番号D62(アトロプ異性体B、未知の立体化学)を97%の化学純度及び99%超のエナンチオマー過剰で得た(40mg)。この化合物は10.59分の保持時間を有した。
表A:
式(A')の化合物、つまり式(I)の化合物であって、式中R1、R2及びR3が水素であり、R5がヒドロキシであり、かつR4が以下の表に記載される基を有する化合物。
Figure 2011503159
記号:
bs=ブロードシングレット;d=ダブレット;t=トリプレット;m=マルチプレット
表B:
式(B')の化合物、つまり式(I)の化合物であって、式中R1、R2及びR3が水素であり、かつR4及びR5が以下の表に記載される基を有する化合物。
Figure 2011503159
記号:
s=シングレット;bs=ブロードシングレット;d=ダブレット;sept=セプテット;m=マルチプレット;Pr=プロピル;Bu=ブチル
表C:
式(C')の化合物、つまり式(I)の化合物であって、R1及びR2が水素であり、かつR3、R4及びR5が以下の表に記載される基を有する化合物。
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
記号:s=シングレット;bs=ブロードシングレット;d=ダブレット;t=トリプレット;q=カルテット;dd=ダブルダブレット;dt=ダブルトリプレット;tt=トリプルトリプレット;sept=セプテット;m=マルチプレット;Me=メチル;Et=エチル;Pr=プロピル;Bu=ブチル.
表D:
式(D')の化合物、つまり式(I)の化合物であって、式中R1及びR2が水素であり、R5がヒドロキシであり、かつR3及びR4が以下の表に記載される基を有する。
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
記号:s=シングレット;bs=ブロードシングレット;d=ダブレット;t=トリプレット;q=カルテット;dd=ダブルダブレット;dt=ダブルトリプレット;tt=トリプルトリプレット;m=マルチプレット;Me=メチル;Et=エチル.
表E:
式(E')の化合物、つまり式(I)の化合物であって、R1及びR2が水素であり、 R5がヒドロキシであり、かつR3、R4が以下の表に記載される基を有する化合物。
Figure 2011503159
記号:s=シングレット;d=ダブレット;m=マルチプレット.
生物学的実施例
表Aの化合物番号A5及びA6、表Bの化合物番号B5及びB6、及び表Dの化合物番号D46は試験されなかった。他のすべての化合物の試験結果を以下に報告する。
実施例B1:除草作用
様々な試験種の種を、各々96セルを有する種子トレー中の滅菌標準土壌に蒔いた。(発芽後)8〜9日間培養した後に、気候室中の制御条件下(23/17℃、昼/夜;13時間の明;50〜60%湿度で培養)で、溶媒として10%DMSO(ジメチルスルホキシド、CAS RN 67-68-5)中に溶解した1000mg/lの活性成分のスプレー水溶液(1000g/haに相当)で処理した。施用後に植物を気候室内(24/19℃、昼/夜;13時間の明;50〜60%の湿度)で成長させた、そして一日二回水を与えた。9日後、試験が評価されるまで配下の通りである(10=植物に対する合計全ダメージ、0=植物に対するダメージ無し)。
Figure 2011503159
表Aの化合物番号A1〜A4、表Bの化合物番号B2及びB4を、同じプロトコルを用いて試験し、そして試験条件下で試験植物へのダメージが少ないか、又はダメージを示さなかった。
実施例B2:除草作用
様々な試験種の種を、ポット内の標準土壌に蒔いた。温室内の制御条件下(24/16℃ 昼/夜;14時間の明;65%湿度)で8日の栽培後(発芽後)、0.5%Tween20(ポリオキシエテリエン・ソルビタンモノラウリン酸、CAS RN9005-64-5)を含むアセトン/水(50:50)に溶解した活性成分の製剤から製造したスプレー水溶液で植物をスプレーした。次に、試験植物を温室内の制御条件下(24/16℃、昼/夜;14時間明期;65%湿度)で生育させ、そして一日2回水を与えた。13日後、試験を評価した(10=植物に対する全ダメージ;0=植物に対するダメージ無し)。
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
Figure 2011503159
表Cの化合物番号C10、C14、及びC66、並びに表Dの化合物番号D40及びD58を、同じプロトコルを用いて試験し、そして試験条件下で試験植物へのダメージはほとんど無いか又は全く見られなかった。
実施例B3:除草作用
様々な試験種の種を、小さいポット内の滅菌コンポストに蒔いた。温室内の制御条件下(24/16℃ 昼/夜;14時間の明;65%湿度)で7日の栽培後(発芽後)、2.5mlのアセトン/水(50:50)溶液に剤形された1mgの活性成分(1000g/haに相当)をスプレーした。葉っぱが乾燥したら、ポットを温室内におき(24/16℃、昼/夜;14時間明期;65%湿度)、そして一日2回水を与えた。13日後、試験を評価した(10=植物に対する全ダメージ;0=植物に対するダメージ無し)。
Figure 2011503159

Claims (11)

  1. 以下の式(I):
    Figure 2011503159
    {式中、
    1及びR2は、独立に水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4アルキルチオ、アリール若しくは1〜5のR6(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、又はヘテロアリール若しくは1〜5のR6(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールであり;
    3は、水素、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C4ハロアルケニル、C2-C10アルキニル、C2-C4ハロアルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、アリール-C1-C6アルキル-若しくはアリール-C1-C6アルキル- [ここで当該アリール部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-若しくはヘテロシクリル-C1-C6アルキル- [ここで当該ヘテロシクリル部分は、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]であり:
    4は、アリール若しくは1〜5のR8(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、又はヘテロアリール若しくは1〜4のR8(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールであり;
    5は、ヒドロキシ又はヒドロキシ基に代謝されうる基であり;
    6、R7及びR8の各々は、独立にハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、ヒドロキシ、C1-C10アルコキシ、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルコキシ-C1-C4アルキル-、C3-C7シクロアルキル、C3-C7シクロアルコキシ、C3-C7シクロアルキル-C1-C4アルキル-、C3-C7シクロアルキル-C1-C4アルキルオキシ-、C1-C6アルキルカルボニル-、ホルミル、C1-C4アルコキシカルボニル-、C1-C4アルキルカルボニルオキシ-、C1-C10アルキルチオ-、C1-C4ハロアルキルチオ-、C1-C10アルキルスルフィニル-、C1-C4ハロアルキルスルフィニル-、C1-C10アルキルスルホニル-、C1-C4ハロアルキルスルホニル-、アミノ、C1-C10アルキルアミノ-、ジ-C1-C10アルキルアミノ-、C1-C10アルキルカルボニルアミノ-、アリール若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリール、アリール-C1-C4アルキル-若しくはアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該アリール部分は、1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルキル-若しくはヘテロアリール-C1-C4アルキル-[ここで、当該ヘテロアリール部分は、1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシ-若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシ-、ヘテロアリールオキシ-若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシ-、アリールチオ-若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールチオ-、又はヘテロアリールチオ-若しくは1〜3のR13(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオ-であり;そして
    各R13は、独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシである}
    により表される式(I)の化合物、又はその塩若しくはN-オキシド。
  2. 1が水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1-C4アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
  3. 2が水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ又はC1-C4アルコキシである、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 3が水素、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、C2-C4アルケニル、C2-C4ハロアルケニル、C2-C4アルキニル又はC2-C4ハロアルキニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. 4がアリール又は1〜5のR8(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 5がヒドロキシ、R9-オキシ-、R10-カルボニルオキシ-、トリ-R11-シリルオキシ-又はR12-スルホニルオキシ-であり、
    ここでR9が、C1-C10アルキル、C2-10アルケニル、C2-C10アルキニル又はアリール-C1-C4アルキル-又はアリール-C1-C4アルキル-(ここでアリール部分は、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立して選ばれる1〜5の置換基により置換される)であり;
    10は、C1-C10アルキル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C10アルキル-、C1-C10ハロアルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C1-C4アルコキシ-C1-C10アルキル-、C1-C4アルキルチオ-C1-C4アルキル-、C1-C10アルコキシ、C2-C10アルケニルオキシ、C2-C10アルキニルオキシ、C1-C10アルキルチオ-、N-C1-C4アルキル-アミノ-、N,N-ジ-(C1-C4アルキル)-アミノ-、アリール若しくは1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリール、ヘテロアリール若しくは1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリール、アリール-C1-C4アルキル-若しくはアリール-C1-C4アルキル-[ここで当該アリール部分が、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、ヘテロアリール-C1-C4アルキル-若しくはヘテロアリール-C1-C4アルキル-[ここで当該ヘテロアリール部分が、1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]、アリールオキシ-若しくは1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールオキシ-、ヘテロアリールオキシ-若しくは1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールオキシ-、アリールチオ-若しくは1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるアリールチオ-、又はヘテロアリールチオ-若しくは1〜3のR14(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換されるヘテロアリールチオ-であり;
    各R11が、独立に、C1-C10アルキル、又はフェニル若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル若しくはC1-C6アルコキシから独立して選ばれる1〜5の置換基により置換されるフェニルであり;
    12が、C1-C10アルキル、C1-C10ハロアルキル、又はフェニル若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル若しくはC1-C6アルコキシから独立して選ばれる1〜5の置換基により置換されるフェニルであり;そして
    各R14が、独立して、ハロ、シアノ、ニトロ、C1-C10アルキル、C1-C4ハロアルキル、C1-C10アルコキシ、C1-C4アルコキシカルボニル-、C1-C4ハロアルコキシ、C1-C10アルキルチオ-、C1-C4ハロアルキルチオ-、C1-C10アルキルスルフィニル-、C1-C4ハロアルキルスルフィニル-、C1-C10アルキルスルホニル-、C1-C4ハロアルキルスルホニル-、アリール若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選らばれる1〜5の置換基により置換されるアリール、又はヘテロアリール若しくはハロ、シアノ、ニトロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル又はC1-C6アルコキシから独立に選ばれる1〜4の置換基により置換されるヘテロアリールである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 以下の式(J):
    Figure 2011503159
    {式中、R1、R2、及びR4は、請求項1に定義される通りであり;かつR16は、C1-C6アルキルである}で表される化合物;又はその塩若しくはN-オキシド。
  8. 以下の式(K):
    Figure 2011503159
    {式中、R1、R2、及びR4が請求項1に定義される通りであり、R3が、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルキル-C1-C6アルキル-、C1-C10アルコキシ-C1-C6アルキル-、C1-C10シアノアルキル-、C1-C10アルコキシカルボニル-C1-C6アルキル-、N-C1-C3アルキル-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、N,N-ジ-(C1-C3アルキル)-アミノカルボニル-C1-C6アルキル-、アリール-C1-C6アルキル-若しくはアリール-C1-C6アルキル-[ここで、当該アリール部分が、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]か、又はヘテロシクリル-C1-C6アルキル-若しくはヘテロシクリル-C1-C6アルキル-[ここで、当該ヘテロシクリル部分が、1〜3のR7(当該基は、同一であっても又は異なってもよい)により置換される]であり;そして
    16が、C1-C6アルキルである}
    で表される化合物、又はその塩若しくはN-オキシド。
  9. 植物を管理する方法であって、当該植物に、又はその生育領域に、除草有効量の請求項1〜6のいずれか一項に定義される式(I)の化合物を施用することを含む、前記方法。
  10. 製剤アジュバントに加え、請求項1〜6のいずれか一項に定義される除草有効量の式(I)の化合物を含む、除草組成物。
  11. 請求項1〜6のいずれか一項に定義される除草有効量の式(I)の化合物、場合により1以上のさらなる除草剤、及び場合により1以上のセーフナーを含む、除草組成物。
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