JP2011502370A - サブスクリプション及び料金通知の制御 - Google Patents

Abstract

【課題】サブスクリプション及び料金通知制御を遂行する方法を提供する。
【解決手段】サービス許可を与える方法は、許可トークンを含むメッセージをリダイレクトサーバーからユーザターミナルへ送出することを含む。又、この方法は、メッセージをユーザターミナルへ転送する前にネットワークゲートウェイノードにより許可トークンを検出してメッセージから除去することを含む。更に、この方法は、許可トークンを含むサービス許可要求をネットワークゲートウェイノードによりオンライン課金システムに向けて開始することを含む。リダイレクトサーバーは、トップアップサーバーである。
【選択図】図１

Description

本発明は、サブスクリプション及び料金通知の制御に係る。より詳細には、本発明は、このようなサブスクリプション及び料金通知制御を遂行する方法と、このような方法に関与するようにネットワーク装置を構成する機能を実施するネットワーク装置とに係る。更に、本発明は、課金システム間に明確なインターフェイスを構築せずに、コンテンツプロバイダー及びポータルからそれら課金システムへ課金ポリシーを通過させるのにも適用できる。

近年、（移動）パケットデータネットワークにおけるサービス提供に関して、サブスクリプション及び料金通知制御を提供する努力が払われてきた。典型的な第３世代パケットデータネットワークのネットワークアーキテクチャー（即ち、第３世代パートナーシッププロジェクト−３ＧＰＰに基づく）は、次の通りである。

パケットデータサービスにアクセスするために（移動）加入者が使用する装置であるユーザ装置（ＵＥ）がある。ゲートウェイＧＰＲＳ（汎用パケット無線サービス）サポートノード（ＧＧＳＮ）は、ユーザプレーントラフィックのためのゲートウェイである。アクセスネットワークからの全てのユーザプレーントラフィックは、パケットデータネットワーク又は他のユーザ装置へ転送される前にＧＧＳＮを通過する。ＧＧＳＮは、他のパケットデータゲートウェイ要素に置き換えることができる。オンライン課金システム（ＯＣＳ）は、ＧＧＳＮにおいて管理されるユーザプレーントラフィックのためのリアルタイムクレジットコントロールを与える。ＯＣＳは、例えば、ダイアメータークレジットコントロールアプリケーション（ＤＣＣＡ）セッションにわたりＧＧＳＮを制御する。最終的に、サブスクリプションをアクチベートする必要があるか或いは料金通知を与える必要がある場合に加入者との対話を実施するトップアップサーバー（ＴＳ）が存在する。このトップアップサーバーは、他のリダイレクトサーバー要素に置き換えることができる。

問題は、コンテンツへのアクセスを与えることができる前に、料金通知が要求されるか、又は加入者がサブスクリプションをアクチベートする必要がある場合に、トップアップサーバーからエンドユーザダイアログを与えることである。又、トップアップサーバーは、付加的なサービス認証を与えるのにも使用できる。又、プリペイドのユーザがコンテンツへのアクセスを得るためにプリペイドアカウントに更に資金を入れる必要がある場合にも、トップアップサーバーが必要になる。

これらの用途における問題も基本的に同じである。即ち、オンライン課金システムは、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードからそれが受け取る事象に基づいてトップアップサーバーに向けたエンドユーザダイアログの必要性を検出する。このダイアログが必要である場合には、オンライン課金システムは、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードに通知しなければならない。ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードは、ＨＴＴＰ（ハイパーテキスト転送プロトコル）又はＷＡＰ（ワイヤレスアプリケーションプロトコル）トラフィックをトップアップサーバーへリダイレクトし、このサーバーがエンドユーザ対話を実施するようにしなければならない。オンライン課金システムは、サービス許可を定義し、従って、トップアップサーバーとのエンドユーザ対話の結果に関する情報を得る必要がある。加えて、オンライン課金システムは、リダイレクションも制御し、従って、リダイレクションをもはや必要としないときにゲートウェイＧＰＲＳサポートノードに通知する必要がある。

特に、サービス許可を与える既知の解決策は、例えば、リバティ・アライアンス・プロジェクトの標準化作業に基づくものである。

しかしながら、リバティの解決策は、シングルサインオン機能に対して設計されたもので、コンテンツリソースの使用に基づいてサービス再許可判断を行うのに使用することができない。又、リバティの解決策は、サービス許可のためにエンドユーザの認証が要求される場合しかサポートせず、料金通知及びサブスクリプション管理の場合には、サービスアクセスを許可できる前にエンドユーザから明確な同意を得ることも必要である。概して、リバティの解決策は、サービス許可がエンドユーザの途切れることのない不変の認証に基づく場合だけに集中したもので、サービス許可が、エンドユーザのポリシー、サービスコンテンツリソースの使用、又はカレンダー時間のような他のファクタに基づく場合には充分なものではない。

更に、オンライン課金システムは、クレジットコントロール機能及びサービス許可機能を与えることができるが、従来の解決策では、トップアップサーバー及びゲートウェイＧＰＲＳサポートノードとの対話を取り扱う適切な仕方がまだ定義されていない。

インターネットエンジニアリングタスクフォース（ＩＥＴＦ）のドキュメントＲＦＣ４００６には、最終ユニット指示ＡＶＰ（属性値対）を使用してリダイレクションを開始し、次いで、オンライン課金システムがリダイレクションの必要性を明確な再許可手順（ＲＡＲメッセージ−再許可要求メッセージ）に基づいて除去するか、又は最終ユニットアクションのための有効時間が経過すると再許可が行われるような優雅なサービス終了が定義されている。

しかしながら、この解決策は、次のような欠点がある。即ち、オンライン課金システムがトップアップサーバーへのインターフェイスを有することが要求される。このインターフェイスは、まだ標準化されていない。更に、ＲＡＲシグナリングは、付加的なメッセージングが必要となるためにシグナリングオーバーヘッドを発生する。有効時間が経過したときにクレジットコントロール要求（ＣＣＲ）を送出する別の仕方では、サービス許可状態がリアルタイムで変化しない。

それ故、本発明の目的は、従来技術の欠点を克服することである。

これは、独立請求項に記載された態様によって達成され、又、従属請求項は、その効果的な変形態様を定義する。

より詳細には、本発明の第１の態様によれば、サービス許可を与える方法において、許可トークンを含むメッセージをリダイレクトサーバーからユーザターミナルへ送出するステップと、メッセージをユーザターミナルへ転送する前にネットワークゲートウェイノードにより許可トークンを検出してメッセージから除去するステップと、を備えた方法が提供される。

本発明の第１の態様の変形態様は、次のものを含む。

前記方法は、更に、リダイレクトサーバーによりユーザターミナルとの許可ダイアログを遂行するステップを備え、リダイレクトサーバーからユーザターミナルへのメッセージの送出は、そのダイアログ内の応答メッセージである。

前記方法は、更に、メッセージを転送した後であって且つユーザターミナルがメッセージ受信後にトラフィックを要求する前にオンライン課金システムに向かってネットワークゲートウェイノードによりサービス許可要求を開始するステップを備えている。

ユーザターミナルによるトラフィックの送出は、リダイレクトサーバーにより遅延される。

サービス許可要求は、許可トークンを含むクレジットコントロール要求メッセージをオンライン課金システムへ送出しそして要求されたサービスの許可を求めることにより遂行される。

前記方法は、更に、ユーザターミナルによってトラフィックが送出される前にネットワークゲートウェイノードに前もって通知することによりユーザターミナルからリダイレクトサーバーへのトラフィックのリダイレクションを開始するステップを備えている。

前記開始するステップは、前記ユーザターミナルに対するパケットデータプロトコルコンテクストの生成に応答して遂行される。

ネットワークゲートウェイノードは、オンライン課金システムにより前もって通知される。

ネットワークゲートウェイノードは、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードである。

リダイレクトサーバーは、トップアップサーバーである。

本発明の第２の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な媒体上で実施されるコンピュータプログラム製品であって、本発明の第１の態様又はその変形態様に基づく方法を実施するためのインストラクションを与えるように構成されたコンピュータプログラム製品が提供される。

本発明の第３の態様によれば、リダイレクトサーバーからユーザターミナルへのメッセージから許可トークンを検出して除去し、その後、メッセージをユーザターミナルへ転送するように構成されたネットワークゲートウェイ装置が提供される。

本発明の第３の態様の変形態様は、次のものを含む。

ネットワークゲートウェイ装置は、更に、メッセージを転送した後であって且つユーザターミナルがメッセージ受信後にトラフィックを要求する前に、オンライン課金システムに向かってサービス許可要求を送出するように構成される。

ネットワークゲートウェイ装置は、更に、サービス許可要求を、許可トークンを含むクレジットコントロール要求メッセージと共にオンライン課金システムへ送出し、そして要求されたサービスの許可を求めるように構成される。

ネットワークゲートウェイ装置は、更に、ユーザターミナルによりトラフィックが要求される前に、リダイレクションを開始するために受け取られる情報に応答して、ユーザターミナルからリダイレクトサーバーへトラフィックをリダイレクトするよう構成される。

ネットワークゲートウェイ装置は、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードである。

本発明の第４の態様によれば、ユーザターミナルとの許可ダイアログを遂行し、そして許可トークンを含む応答メッセージをユーザターミナルへ送出するように構成されたリダイレクトサーバー装置が提供される。

本発明の第４の態様の変形態様は、次のものを含む。

リダイレクトサーバーは、更に、ユーザターミナルによるトラフィック要求の送出を、応答メッセージの送出の後に遅らせるように構成される。

リダイレクトサーバーは、トップアップサーバーであるように構成される。

本発明の第５の態様によれば、許可トークンを含むネットワークゲートウェイノードのサーバー許可要求メッセージを処理するように構成されたオンライン課金システムが提供される。

本発明の第５の態様の変形態様は、次のものを含む。

オンライン課金システムは、更に、要求されたサービスの許可を与えるように構成される。

オンライン課金システムは、リダイレクトサーバーから応答メッセージを受け取った後であって、サービス関連ユーザターミナルがトラフィック要求を送出する前に、サービス許可要求を処理するように構成される。

オンライン課金システムは、クレジットコントロール要求メッセージとして受け取ったサービス許可要求メッセージを処理し、そしてクレジットコントロール返答メッセージで許可を与えるように構成される。

オンライン課金システムは、更に、ユーザターミナルによりトラフィックが送出される前にネットワークゲートウェイノードに前もって通知することによりユーザターミナルからリダイレクトサーバーへのトラフィックのリダイレクションを開始するように構成される。

本発明の他の態様、特徴、及び効果は、添付図面を参照した好ましい実施形態の以下の詳細な説明から充分に明らかとなるであろう。

本発明の一実施形態によりサブスクリプション及び料金通知制御を行うためのパケットデータネットワークにおけるシグナリングトラフィックを示す。

以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかしながら、この説明は、例示に過ぎず、本発明は、図示して説明する実施形態に限定されないことを理解されたい。

より詳細には、図１は、本発明の好ましい実施形態を示すもので、エンドユーザＥＵ（例えば、ユーザ装置ＵＥを使用することにより参加できる）と、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮと、オンライン課金システムＯＣＳと、トップアップサーバーＴＳとの間のシグナリングを示している。これらの要素は、本発明の好ましい実施形態を例示するために選択されたもので、上述したように、本発明をこれら特定の要素に限定するものではない。例えば、トップアップサーバーは、リダイレクトサーバーの実施例として示され、ＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮは、パケットデータゲートウェイの実施例として示されている。

シグナリングの選択されたプロセスが、参照番号１から８で示されており、これらは、以下、ステップ１から８と称される。図示された要素ＥＵ、ＧＧＳＮ、ＯＣＳ及びＴＳに関して、図１は、これらの要素が、ここに例示するステップを遂行するように構成されると理解される装置を表していると解釈されたい。

幾つかのメッセージに関して、ＵＲＬ指示が一例として示されている。

より詳細には、パケットデータプロトコル（ＰＤＰ）コンテクスト（ベアラセッション）が生成されるときに、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードは、要求されたサービスユニット（ＲＳＵ）を指示する初期クレジットコントロール要求メッセージＣＣＲをオンライン課金システムＯＣＳへ予め送出する（ステップ１）。

それに応答して、オンライン課金システムＯＣＳは、初期クレジットコントロール返答メッセージＣＣＡをゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮへ返送し、これは、サービス許可がトップアップサーバーＴＳとの付加的なダイアログを要求する格付けグループに対してリダイレクションを開始できるようにするものである（ステップ２）。リダイレクションは、他のＣＣＡ更新メッセージでも開始することができる。

ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮは、リダイレクションがイネーブルされる格付けグループに関連したＨＴＴＰトラフィック要求を検出すると、そのトラフィック要求をトップアップサーバーＴＳへリダイレクトする（ステップ３）。

トップアップサーバーＴＳは、例えば、「受け容れメッセージ」等を受け取ることによりサービス許可ダイアログをエンドユーザＥＵへ与える（ステップ４）。

ダイアログの結果に基づき、トップアップサーバーＴＳは、エンドユーザＥＵへ応答する。応答メッセージ（例えば、通知）は、許可トークンを含む（ステップ５）。ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮは、信頼性あるトップアップサーバーＴＳから到来する応答メッセージにおいて許可トークンを検出すると、ＨＴＴＰ応答からトークンを除去し、その後に、応答を、例えば、エンドユーザＥＵのユーザ装置へ転送する（ステップ５）。更に、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮは、要求されたサービスユニット（ＲＳＵ）を指示するクレジットコントロール要求メッセージＣＣＲをオンライン課金システムＯＣＳへ送出することによってオンライン課金システムＯＣＳに向けてサービス許可を開始し、そして関連格付けグループに対する割り当てを求める。ＣＣＲメッセージにも許可トークンが含まれる（ステップ６）。

オンライン課金システムＯＣＳは、許可トークンを検証し確認する。その結果に基づいて、コンテンツサービスへのアクセスを許すか又は拒絶する。許可結果は、クレジットコントロール返答メッセージＣＣＡにおいてゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮへ返送され（ステップ７）、このメッセージは、許可されたサービスユニット（ＧＳＵ）を指示する。最終的に、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードＧＧＳＮは、クレジットコントロール返答メッセージＣＣＡが受け取られた後にトラフィックのリダイレクションを停止する（ステップ８）。

従って、上述したようにＵＥから許可トークンを送出する別の解決策に鑑み、次のような効果が達成される。

例えば、ユーザトラフィック要求をバッファする必要がない。リダイレクトする必要のあるトラフィックが生じる前にリダイレクションが開始される。あるユーザ装置がコンテンツサービスへのアクセスを試みる前にリダイレクションが除去された場合は、トラフィック要求がトップアップサーバーへリダイレクトされ、このサーバーは、サブスクリプションアクチベーションがまだ進行中であることをエンドユーザに通知することができる。

又、トップアップサーバーは、ステップ８を遅らせて、ステップ８の前にＣＣＲ−ＣＣＡの対話に充分な時間がとれるようにすることができ、従って、ユーザ装置がサービスへのアクセスを試みたときに、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードからリダイレクションが既に除去されているようにすることができる。この遅延は、既知のハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）又はワイヤレスマークアップ言語（ＷＭＬ）タグを使用して行うことができる。

手短に言うと、トップアップサーバーは、実際に、オリジナルサイトへのトラフィックのリダイレクションを遅延することができる。このようにすることで、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードとオンライン課金システムとの間のシグナリングを取り扱うためのある程度の時間が得られる。

更に、本発明の好ましい実施形態による解決策は、非ＨＴＴＰサービスにも機能する。ＨＴＴＰとのダイアログが常に設けられ、トップアップサーバーから許可トークンを送出できるが、サービスの実際の利用は、いかなるプロトコルに基づいて行うこともできる。

更に、本発明の好ましい実施形態による解決策は、安全である。許可トークンは、信頼性のあるサーバー（例えば、トップアップサーバーのような）からしか受け容れられず、即ちこのようなノードをゲートウェイＧＰＲＳサポートノードにおいて構成することができる。

例えば、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードは、許可トークンがユーザ装置から到来する場合にはそれを無視する。というのは、ユーザ装置は、許可トークンの信頼性あるソースとして構成されていないからである。

シングルサインオン機能に対して設計されたものであり、コンテンツリソースの使用に基づいてサービス再許可判断を行うのに使用できないという別の解決策の欠点に関して、本発明の好ましい実施形態による解決策は、使用に基づく判断を実質的に「自由」なものにする可能性を与える。詳細には、本発明の好ましい実施形態は、オンライン課金インターフェイスを使用してリダイレクション及び許可を制御することに基づく。換言すれば、使用の制御及び報告は、オンライン課金インターフェイスの固有の部分である。これに対して、リバティのインターフェイスは、認証及び許可信号を通過させるのに使用されるだけであり、使用の制御も報告も行われない。ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードとオンライン課金システムとの間で交換されるＣＣＲ及びＣＣＡメッセージは、サービス利用に対する使用データ及び許可割り当てを報告するのにも使用される。

ステップ５及び６で述べたトークンメカニズムは、料金通知やサブスクリプション以外の目標を実施するのにも使用できることに注意されたい。トップアップサーバーが実際にコンテンツを提供するサーバーである場合には、トークンを使用して、トップアップサーバーから課金可能な事象をトリガーすることができる。次いで、これらの課金可能な事象を使用して、例えば、コンテンツのダウンロード又はアップロード、収入分担、サービスへの一時的な無料アクセスを許すプロモーションチケットの取得、又はコンテンツプロバイダーから受け取る入力に基づく他の課金ポリシー判断に基づいて、オンライン課金システムにおける課金アクションを発生することができる。

最後に、上述した「トークン」に関して、次のことに注意されたい。三つ組ＯＣＳ／ＧＧＳＮ／ＴＳは、「いっぱい（トップアップ）に取り扱いそして課金可能なトラフィックを禁止する」及び「課金可能なトラフィックをパスする」状態にある。状態変化は、それがトップアップサーバーから到来しても、オンライン課金システムから到来しても、ＧＧＳＮに通信しなければならない。これが「トークン」となる。

更に、本発明の好ましい実施形態によれば、このトークンは、特定の仕方で使用される。本発明の好ましい実施形態は、オンライン課金システム及びゲートウェイＧＰＲＳサポートノードの両方について最も複雑でない仕方を提供する。

より詳細には、オンライン課金システムとトップアップサーバーとの間のインターフェイスは、次の理由で、より複雑になると考えられる。第１に、このようなインターフェイスは、現在、標準化されておらず、ベンダー専有のインターフェイスである。従って、本発明の好ましい実施形態による解決策は、この問題を回避する。第２に、上述したように、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードには、状態変化が通知されねばならない。トップアップサーバー又はオンライン課金システムがこれを行うことができる。

しかしながら、オンライン課金システムがこれを直接行うことを要求する全ての解決策は、「トライアングル」通信を生成するという欠点がある（即ち、ＧＧＳＮ→ＴＳ→ＯＣＳ→ＧＧＳＮ・・・対・ＧＧＳＮ→ＴＳ→ＯＣＳ→ＴＳ→ＧＧＳＮ→ＯＣＳ→ＧＧＳＮ）。この欠点は、甚だしいものである。その理由は、トライアングル解決策はよりコストがかかり（主に非常に複雑であるため）、時間切れの問題が三方通信に関与しており、且つ相関アイデンティティを搬送して３人のパートナーにより合意しなければならず、少し例を挙げれば、インターフェイスＴＳ←→ＯＣＳが標準化されていない、等のためである。

本発明の実施形態は、上述した実施形態によるインストラクションを記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体として実施されるコンピュータプログラム製品を提供することにより具現化されてもよい。

従って、前記説明は、サービス許可を与える方法を包含する。この方法は、許可トークンを含むメッセージをリダイレクトサーバーからユーザターミナルへ送信することを含む。更に、この方法は、メッセージをユーザターミナルへ転送する前にネットワークゲートウェイノードにより許可トークンを検出してメッセージから除去することも含む。

本発明の好ましい実施形態と現在考えられるものを上述した。しかしながら、当業者であれば、これは、例示に過ぎず、本発明を限定するものではないことが明らかであろう。むしろ、特許請求の範囲内で種々の変更や修正がなされ得ることが意図される。

ＥＵ：エンドユーザ
ＧＧＳＮ：ゲートウェイＧＰＲＳサポートノード
ＯＣＳ：オンライン課金システム
ＴＳ：トップアップサーバー

Claims (24)

1. サービス許可を与える方法において、
   許可トークンを含むメッセージをリダイレクトサーバーからユーザターミナルへと送出するステップと、
   前記メッセージをユーザターミナルへ転送する前にネットワークゲートウェイノードにより前記許可トークンを検出して前記メッセージから除去するステップと、
   を備えた方法。
2. 前記リダイレクトサーバーにより前記ユーザターミナルとの許可ダイアログを遂行するステップを更に備え、リダイレクトサーバーからユーザターミナルへのメッセージの前記送出は、そのダイアログ内の応答メッセージである、請求項１に記載の方法。
3. 前記メッセージを転送した後であって且つ前記ユーザターミナルがメッセージ受信後にトラフィックを要求する前にオンライン課金システムに向かって前記ネットワークゲートウェイノードによりサービス許可要求を開始するステップを更に備えた、請求項１又は２に記載の方法。
4. ユーザターミナルによるトラフィックの前記送出は、前記リダイレクトサーバーにより遅延される、請求項３に記載の方法。
5. 前記サービス許可要求は、許可トークンを含むクレジットコントロール要求メッセージをオンライン課金システムへ送出しそして要求されたサービスの許可を求めることにより遂行される、請求項３又は４に記載の方法。
6. ユーザターミナルによってトラフィックが送出される前にネットワークゲートウェイノードに前もって通知することによりユーザターミナルからリダイレクトサーバーへのトラフィックのリダイレクションを開始するステップを更に備えた、請求項１から５のいずれかに記載の方法。
7. 前記開始するステップは、前記ユーザターミナルに対するパケットデータプロトコルコンテクストの生成に応答して遂行される、請求項６に記載の方法。
8. 前記ネットワークゲートウェイノードは、オンライン課金システムにより前もって通知される、請求項６又は７に記載の方法。
9. 前記ネットワークゲートウェイノードは、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードである、請求項１から８のいずれかに記載の方法。
10. 前記リダイレクトサーバーは、トップアップサーバーである、請求項１から９のいずれかに記載の方法。
11. コンピュータ読み取り可能な媒体上で実施されるコンピュータプログラム製品であって、請求項１から１０のいずれかに記載の方法を実施するためのインストラクションを与えるように構成されたコンピュータプログラム製品。
12. リダイレクトサーバーからユーザターミナルへのメッセージから許可トークンを検出して除去し、
    その後、前記メッセージを前記ユーザターミナルへ転送する、
    ように構成されたネットワークゲートウェイ装置。
13. メッセージを転送した後であって且つ前記ユーザターミナルがメッセージ受信後にトラフィックを要求する前に、オンライン課金システムに向かってサービス許可要求を送出するように更に構成された、請求項１２に記載のネットワークゲートウェイ装置。
14. 前記サービス許可要求を、許可トークンを含むクレジットコントロール要求メッセージと共に前記オンライン課金システムへ送出し、そして
    要求されたサービスの許可を求める、
    ように構成された請求項１３に記載のネットワークゲートウェイ装置。
15. ユーザターミナルによりトラフィックが要求される前に、リダイレクションを開始するために受け取られる情報に応答して、ユーザターミナルからリダイレクトサーバーへトラフィックをリダイレクトするように更に構成された、請求項１２から１４のいずれかに記載のネットワークゲートウェイ装置。
16. 前記ネットワークゲートウェイ装置は、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノードである、請求項１２から１５のいずれかに記載のネットワークゲートウェイ装置。
17. ユーザターミナルとの許可ダイアログを遂行し、そして
    許可トークンを含む応答メッセージをユーザターミナルへ送出する、
    ように構成されたリダイレクトサーバー装置。
18. ユーザターミナルによるトラフィック要求の送出を、応答メッセージの送出後に遅らせるように更に構成された、請求項１７に記載のリダイレクトサーバー。
19. 前記リダイレクトサーバーは、トップアップサーバーであるように構成された、請求項１７又は１８に記載のリダイレクトサーバー。
20. 許可トークンを含むネットワークゲートウェイノードのサーバー許可要求メッセージを処理するように構成されたオンライン課金システム。
21. 要求されたサービスの許可を与えるように更に構成された、請求項２０に記載のオンライン課金システム。
22. リダイレクトサーバーから応答メッセージを受け取った後であって、サービス関連ユーザターミナルがトラフィック要求を送出する前に、サービス許可要求を処理するように構成された、請求項２１に記載のオンライン課金システム。
23. クレジットコントロール要求メッセージとして受け取ったサービス許可要求メッセージを処理し、そしてクレジットコントロール返答メッセージで許可を与えるように構成された、請求項２１に記載のオンライン課金システム。
24. ユーザターミナルによりトラフィックが送出される前にネットワークゲートウェイノードに前もって通知することによりユーザターミナルからリダイレクトサーバーへのトラフィックのリダイレクションを開始するように更に構成された、請求項２０から２３のいずれかに記載のオンライン課金システム。

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